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JP2004126185A - Optical diffusion plate for vertical back light made of polycarbonate resin for large-sized liquid crystal display device - Google Patents

Optical diffusion plate for vertical back light made of polycarbonate resin for large-sized liquid crystal display device Download PDF

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Publication number
JP2004126185A
JP2004126185A JP2002289605A JP2002289605A JP2004126185A JP 2004126185 A JP2004126185 A JP 2004126185A JP 2002289605 A JP2002289605 A JP 2002289605A JP 2002289605 A JP2002289605 A JP 2002289605A JP 2004126185 A JP2004126185 A JP 2004126185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polycarbonate resin
diffusion plate
liquid crystal
crystal display
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002289605A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Isao Sogo
十河 功
Junichi Inoue
井上 純一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Chemicals Ltd filed Critical Teijin Chemicals Ltd
Priority to JP2002289605A priority Critical patent/JP2004126185A/en
Publication of JP2004126185A publication Critical patent/JP2004126185A/en
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an optical diffusion plate for vertical back light made of a polycarbonate resin for a surface light emitting large-sized liquid crystal display device which warps less, and has superior surface light emitting properties, small luminance inhomogeneity on a light emission surface, and a superior color tone. <P>SOLUTION: The optical diffusion plate for vertical back light made of polycarbonate resin for a surface light emitting large-sized liquid crystal display device has ≥81% relative transmissivity at a 30° photodetection angle when the thickness is ≥2 mm, ≥10 Kj/m<SP>2</SP>Charpy impact strength with a notch, ≥110°C loaded deflection temperature under 1.80 MPa, and a ≤0.1% size variation rate during 100-hour storage in a 60°C and 95% RH atmosphere, and is formed of a polycarbonate resin composition containing a ≥75 wt.% polycarbonate resin, and being 1.3 to 3.0 mm thick. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はポリカーボネート樹脂製光拡散板に関する。更に詳しくは、反りが少なく、優れた面発光性を有し発光面の輝度ムラが少なく色調の優れた面発光性大型液晶表示装置用ポリカーボネート樹脂製直下型バックライト用光拡散板に関する。
【0002】
【従来の技術】
芳香族ポリカーボネート樹脂は、機械的特性、耐熱性、耐候性に優れている上、高い光線透過率を備えた樹脂として幅広い用途に使用されている。例えばスカイドーム、トップライト、アーケード、マンションの腰板、道路側壁板等の建築分野にも多量使用されている。これらの用途の多くは白色光拡散板として用いられており、従来ポリカーボネート樹脂製の白色光拡散板(以下乳白色板という)は、ポリカーボネート樹脂に炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化ケイ素、酸化チタン等の光拡散剤を添加混合する方法(特許文献1参照)、また部分的に架橋したポリマー微粒子をポリカーボネート樹脂に添加混合する方法(特許文献2参照)、更には不融性アクリル系重合微粒子に酸化チタン及び珪素化合物を混合添加させる方法(特許文献3参照)が提案されている。
【0003】
その他の用途として、小型液晶ディスプレイ及び小型液晶テレビのエッジライド方式もしくは直下型バックライト方式の面光源体やスキャナーの面光源体等に用いられている。
【0004】
先に述べた特許文献1〜3記載の乳白色板は光線透過率が低くいため十分な面発光性が得られないといった問題が生ずる。また透過光がやや黄味を帯びているため、カラー液晶表示における色合いに悪影響を及ぼす問題がある。
【0005】
液晶ディスプレイのエッジライド方式の面光源体としてのポリカーボネート樹脂組成物としてはポリカーボネート樹脂にビーズ状架橋アクリル樹脂と蛍光増白剤を混合添加させる方法が提案されている(特許文献4参照)。しかしながらこの方法で得られるポリカーボネート樹脂組成物は、光拡散効果が不十分であるため液晶ディスプレイの直下型バックライトやスキャナーに使用すると光源が透けて見えるといった問題が生じる。
【0006】
更に、炭酸カルシウムと酸化チタンを含有したポリカーボネート樹脂組成物から形成された、全光線透過率および相対拡散透過光量が良好な厚さ0.5〜1.2mmのポリカーボネート製液晶ディスプレイ・バックライト用光拡散シートが開示されている(特許文献5参照)。しかし、かかる光拡散シートは、比較的厚さの薄いシートには好適であるが、1.3mm以上の厚さになると全光線透過率が低下し、大型液晶表示装置の輝度不足が発生する。
【0007】
また、エッジライド方式もしくは直下型バックライト方式の小型液晶ディスプレイ及び小型液晶テレビ用光拡散板用途では、ポリカーボネート製とアクリル樹脂製の光拡散板が競合している。このポリカーボネート製光拡散板は品質面(耐衝撃性等)では優れている点が多いが、コスト競争力でアクリル樹脂製光拡散板に市場を凌駕されている。ところが近年15〜39インチと大型化してきている液晶ディスプレイや液晶テレビでは面積の増大により直下型バックライト方式が主流になりつつある。この用途では、アクリル樹脂製光拡散板ではその吸湿性等の特性のため大型化による影響を受けやすく、使用環境条件の変化により、光拡散板の反りが大きくなる。そのため、光拡散板が液晶板にあたる重大な欠陥が発生することがしばしばであった。その結果、液晶板の輝度ムラが大きくなる問題が残った。
【0008】
ポリカーボネート樹脂シート又はフィルムの製造方法としては、最終の冷却ロールと最初の移送ロールの区間でシートにたるみを持たせる方法(特許文献6)、Tダイリップの両端部に堰板を設ける方法(特許文献7)、第2ロールに対する第3ロールの回転速度の1.001〜1.015倍にする方法及び、3本の冷却ロールの温度は第1ロールが130〜145℃、第2ロールが135〜150℃、第3ロールが145〜155℃にする方法(特許文献8)があったが、かかる方法単独では本発明の光拡散板の特性が未達であった。
【0009】
【特許文献1】
特公昭57−24186号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平3−143950号公報
【0011】
【特許文献3】
特開平10−017761号公報
【0012】
【特許文献4】
特開平9−20860号公報
【0013】
【特許文献5】
特開平3−78701号公報
【0014】
【特許文献6】
特開平7−276471号公報
【0015】
【特許文献7】
特開平10−151658号公報
【0016】
【特許文献8】
特開2001−139705号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、芳香族ポリカーボネート樹脂組成物からなる優れた面発光性を有し、且つ輝度ムラや反りが少なく、その上色調の優れた大型液晶表示装置の直下型バックライト方式に適した光拡散板を提供することである。
【0018】
本発明者は上記課題を達成せんとして鋭意検討を重ねた結果、ポリカーボネート樹脂を75重量%以上含有を含有した樹脂を溶融押出して得られた光拡散板は特定の厚さ、相対透過率、衝撃強度、荷重たわみ温度および、寸法変化率にすることで、大型液晶表示装置の直下型バックライト用光拡散板として好適であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、厚さ2mmの時に受光角30°の相対透過率が81%以上、ノッチ付シャルピー衝撃強度が10KJ/m以上、1.80MPaの荷重たわみ温度が110℃以上、60℃×95%RH雰囲気下で100時間保持した時の寸法変化率が0.1%以下であり、且つポリカーボネート樹脂を75重量%以上含有するポリカーボネート樹脂組成物より形成された厚み1.3〜3.0mmの大型液晶表示装置用ポリカーボネート樹脂製直下型バックライト用光拡散板に係わるものである。
【0020】
本発明の光拡散板の特性を得るためには、光拡散板のポリカーボネート樹脂組成物の改良や光拡散板の製造方法の工夫、改善することを組合せる必要があり、単にポリカーボネート樹脂組成物の改良や光拡散板の製造方法の工夫、改善のみによって達成することはできない。かかる特性を達成するためには、ポリカーボネート樹脂組成物としては、最低でポリカーボネート樹脂を75重量%以上含有するポリカーボネート樹脂組成物であることが必要である。更に透明微粒子、蛍光増白剤や紫外線吸収剤等を含有させることが好ましい。具体的には、ポリカーボネート樹脂99.7〜80重量%および平均粒径1〜30μの透明微粒子0.3〜20重量%のポリカーボネート樹脂組成物が好ましく、更にはポリカーボネート樹脂99.7〜80重量%および平均粒径1〜30μの透明微粒子0.3〜20重量%の合計100重量部と蛍光増白剤0.0005〜0.1重量部からなるポリカーボネート樹脂組成物が、好ましい。詳細は後述する。
【0021】
光拡散板の製造方法の工夫、改善としては、従来公知の方法、例えば、最終の冷却ロールと最初の移送ロールの区間でシートにたるみを持たせる方法、Tダイリップの両端部に堰板を設ける方法、第2ロールに対する第3ロールの回転速度の1.001〜1.015倍にする方法、3本の冷却ロールの温度は第1ロールが130〜145℃、第2ロールが135〜150℃、第3ロールが145〜155℃にする方法等を適宜選んで組合せる方法、その上、更に、新規な方法として、例えば押出機の溶融ゾーンを減圧して押出す方法、シート製造する際に、特定条件下で除冷する方法を組合せるとよい。
【0022】
押出機の溶融ゾーンを減圧して押出す方法としては、溶融押出する際に、押出機の溶融ゾーンを1.33〜66.5kPaに減圧して押出すのが好ましい。押出機の溶融ゾーンを減圧にしないと、配合した不融性アクリル系重合体微粒子等が酸素の影響を受けて、粒子の表面が部分的に崩れてしまい光拡散性能が低下することがある。
【0023】
シート製造する際に、特定条件下で除冷する方法としては、溶融したポリカーボネート樹脂組成物を押出機のTダイスからシート状に押出し複数個の冷却ロールで冷却した後、複数個の移送ロールにより移送してポリカーボネート樹脂組成物シートを製造するに当たり、最終冷却ロールのシート剥離点から押出し方向への距離x(cm)が下記式[1]
0≦x≦100cm……[1]
の範囲で、該ポリカーボネート樹脂組成物の1.80MPaの荷重たわみ温度+10をTg、その位置での該シート表面温度をy(℃)とした時、下記式[2]
−0.000004x3+0.0028x2−0.6978x+Tg−15≦y≦−0.000004x3+0.0027x2−0.6974x+Tg+10  ……[2]
を満足するように徐冷する方法が好ましい。
【0024】
かかる方法を詳細に説明すると、押出機のTダイスから溶融したポリカーボネート樹脂組成物をシート状に押出し、複数個の冷却ロールで押出した後、複数個の移送ロールにより移送して引取る溶融押出法であり、冷却ロールは通常2〜4個使用し、移送ロールは通常5〜20個使用する。図1は本発明を実施するに適したシート成形方法の一例を示す概略図であり、図中▲1▼はTダイ、▲2▼は第1冷却ロール、▲3▼は第2冷却ロール、▲4▼は第3冷却ロール(最終冷却ロール)、▲5▼は第1移送ロール、▲6▼は引取ロールである。以下、図1により説明する。
【0025】
本発明において、最終冷却ロールからポリカーボネート樹脂組成物シートが剥離して以降引取られる際、シートの表面温度はy(℃)は、該ポリカーボネート樹脂組成物の1.80MPaの荷重たわみ温度+10をTgとしたとき、最終冷却ロールのシート剥離点からの距離x(cm)が下記式[1]
0≦x≦100cm……[1]
の範囲で、下記式[2]を満足するように徐冷される。
−0.000004x+0.0028x−0.6978x+Tg−15≦y≦−0.000004x+0.0027x−0.6974x+Tg+10  ……[2]
【0026】
シートの表面温度y(℃)が上記範囲を満足することは、最終冷却ロールから剥離以降引取られる際シートがゆっくりと冷却されるために、加熱収縮の応力がほぼバランス状態に保たれ、引取で発生する収縮応力による歪みが小さく反りが良好となる。一方、シート表面の温度が上記範囲を逸脱すると、冷却ロールから剥離した後、押出し方向でのシート表面の温度差が急激に生じることにより引取時の応力がシートに加わったままの状態で残留し熱収縮の応力による歪みが発生し、得られたシートの反りが高くなる。上記最終冷却ロールからの距離xは少なくとも0〜100cmの範囲が好ましく、0〜200cmの範囲がより好ましく、0〜300cmの範囲が更に好ましい。
【0027】
本発明の光拡散板特性は、各々厚さ2mmの時に受光角30°の相対透過率は81%以上である。好ましくは、83%以上、より好ましくは、85%以上である。上限としては100%である。また、厚さ2mmの時にノッチ付シャルピー衝撃強度は10KJ/m以上である。好ましくは、15KJ/m以上、より好ましくは、20KJ/m以上である。上限としては100KJ/m以下である。厚さ2mmの時に1.80MPaの荷重たわみ温度は110℃以上である。好ましくは、120℃以上、より好ましくは、130℃以上である。上限としては150℃である。厚さ2mmの時に60℃×95%RH雰囲気下で100時間保持した時の寸法変化率は0.1%以下である。好ましくは0.07%以下、より好ましくは、0.05%以下である。下限としては0%である。この寸法変化率の縦/横(MD/TD)の比率は0.66〜1.5が好ましく、より好ましくは0.76〜1.3、更に好ましくは0.83〜1.2である。光拡散板の厚さは1.3〜3.0mmであり、好ましくは1.3〜2.5mm、より好ましくは1.5〜2.5mmである。1.3mmより薄いと剛性が不足するので適当ではなく、3.0mmより厚くなると重量的に実用的でない。
【0028】
本発明の光拡散板は、更に厚さ2mmの時に60℃×95%RH雰囲気下で250時間保持した時の光拡散板の反りは、1.0mm以下であることが好ましい。より好ましくは0.8mm以下であり、下限は0.0mmである。この反りの縦/横(MD/TD)の比率は0.66〜1.5、より好ましくは0.76〜1.3、更に好ましくは0.83〜1.2である。
【0029】
本発明にポリカーボネート樹脂組成物を詳細に説明する。ポリカーボネート樹脂組成物中のポリカーボネート樹脂の割合は、ポリカーボネート樹脂組成物100重量%とした時に、75重量%以上がポリカーボネート樹脂であり、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重量%以上、最も好ましくは96重量%以上である。
【0030】
本発明で使用されるポリカーボネート樹脂は、二価フェノールとカーボネート前駆体とを界面重縮合法または溶融法で反応させて得られるものである。二価フェノールの代表的な例としては2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[通称ビスフェノールA]、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)サルファイド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン等が挙げられ、なかでもビスフェノールAが好ましい。これらの二価フェノールは単独または2種以上を混合して使用できる。
【0031】
カーボネート前駆体としてはカルボニルハライド、カーボネートエステルまたはハロホルメート等が使用され、具体的にはホスゲン、ジフェニルカーボネートまたは二価フェノールのジハロホルメート等が挙げられる。
【0032】
上記二価フェノールとカーボネート前駆体を界面重縮合法または溶融法によって反応させてポリカーボネート樹脂を製造するに当っては、必要に応じて触媒、末端停止剤、二価フェノールの酸化防止剤等を使用してもよい。またポリカーボネート樹脂は三官能以上の多官能性芳香族化合物を共重合した分岐ポリカーボネート樹脂であっても、芳香族または脂肪族の二官能性カルボン酸を共重合したポリエステルカーボネート樹脂であってもよく、また、得られたポリカーボネート樹脂の2種以上を混合した混合物であってもよい。
【0033】
ポリカーボネート樹脂の分子量は粘度平均分子量で表して通常15,000〜40,000、好ましくは18,000〜35,000である。本発明でいう粘度平均分子量は塩化メチレン100mlにポリカーボネート樹脂0.7gを20℃で溶解した溶液から求めた比粘度(ηsp)を次式に挿入して求めたものである。
ηsp/c=[η]+0.45×[η]
[η]=1.23×10−40.83
(但しc=0.7、[η]は極限粘度)
【0034】
本発明で使用する透明微粒子としたは、ガラス微粒子に代表される無機微粒子、ポリスチレン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、シリコーン樹脂等からの有機微粒子があげられ、特に有機微粒子が好ましい。かかる有機微粒子としては、架橋した有機微粒子が好ましく、その製造過程において少なくとも部分的に架橋されており、ポリカーボネート樹脂の加工過程において実用的に変形せず、微粒子状態を維持しているものである。即ち、ポリカーボネート樹脂の成形温度(350℃)まで加熱してもポリカーボネート樹脂中に溶融しない微粒子がより好ましくあげられ、更に好ましくは架橋した(メタ)アクリル樹脂、シリコーン樹脂の有機微粒子である。その特に好適な具体例として、例えば部分架橋したメタクリル酸メチルをベースとしたポリマー微粒子ポリ(ブチルアクリレート)のコア/ポリ(メチルメタクリレート)のシェルを有するポリマー、ゴム状ビニルポリマーのコアとシェルを含んだコア/シェルモノホルジーを有するポリマー〔ローム・アンド・ハーズ・カンパニー製商品名パラロイドEXL−5136〕、架橋シロキサン結合を有するシリコーン樹脂〔東芝シリコーン(株)製トスパール120〕が挙げられる。
【0035】
不融性アクリル系重合体微粒子の粒径は1〜30μmが好ましく、3〜20μmのものがより好ましい。かかる透明微粒子の粒径は、コールカウンター法で測定した重量平均粒径であり、その測定器は株式会社日科機の粒子数・粒度分布アナライザーMODEL Zm である。重量平均粒子径が1μm未満であると十分な光拡散性が得られず面発光性が劣たり、30μmを越えると十分な光拡散性が得られず面発光性が劣たり、30μmを越えると十分な光拡散効果を得るためには配合量が多くなり、光透過性が損なわれたり、また輝度ムラが大きくなる等欠点が発生することがある。
【0036】
透明微粒子の配合量は、芳香族ポリカーボネート樹脂と透明微粒子の合計100重量%に対して0.3〜20重量%が好ましく、0.5〜5重量%が特に好ましい。配合量が0.3重量%より少ないと光拡散性が不足したり、光源が透けて見えるという問題が生じる場合がある。一方、配合量が20重量%を越えると光線透過率が低下し、必要な輝度が得られなくなる場合がある。
【0037】
本発明において使用される蛍光増白剤は、合成樹脂等の色調を白色あるいは青白色に改善するために用いられるものであれば特に制限は無く、例えばスチルベンゼン系、ベンズイミダゾール系、ベンズオキサゾール系、ナフタルイミド系、ローダミン系、クマリン系、オキサジン系化合物等が挙げられる。ここで蛍光増白剤は、光線の紫外部のエネルギーを吸収し、このエネルギーを可視部に放射する作用を有するものである。蛍光増白剤の配合量は芳香族ポリカーボネート樹脂と透明微粒子の合計100重量部に対して0.0005〜0.1重量部が好ましく、より好ましく0.001〜0.1重量部、更に好ましく0.001〜0.05重量部、最も好ましく0.005〜0.02重量部である。配合量が0.0005重量部より少ないと十分な面発光性や発光面の色調の改良効果が得られない場合があり、一方、0.1重量部を越えると発光面の色調の改良効果は小さく、返って色調(色相)のムラが生じて場合がある。更に高価な蛍光増白剤の配合量が多くなりコスト高となる。
【0038】
本発明のポリカーボネート樹脂光拡散板には、上記成分以外に目的及び効果を損なわない範囲で他の成分、例えば、亜リン酸、リン酸、亜リン酸エステル、リン酸エステル、ホスホン酸エステル等の熱安定剤、トリアゾール系、アセトフェノン系、サリチル酸エステル系等の紫外線吸収剤、ブルーイング剤、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールAの低分子量ポリカーボネート、デカブロモジフェニレンエーテル等の難燃剤、三酸化アンチモン等の難燃助剤等の添加剤を必要に応じてその発現量配合してもよい。
【0039】
本発明のポリカーボネート樹脂には、成形時における分子量の低下や色相の悪化を防止するために、さらにリン含有熱安定剤を使用することができる。かかる熱安定剤としては、亜リン酸、リン酸、亜ホスホン酸、ホスホン酸およびこれらのエステル等が挙げられる。
【0040】
具体的には、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリオクダデシルホスファイト、ジデシルモノフェニルホスファイト、ジオクチルモノフェニルホスファイト、ジイソプロピルモノフェニルホスファイト、モノブチルジフェニルホスファイト、モノデシルジフェニルホスファイト、モノオクチルジフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、トリブチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリメチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、ジフェニルモノオキソキセニルホスフェート、ジブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート、ジイソプロピルホスフェート、
テトラキス(2,4−ジ−iso−プロピルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,4−ジ−n−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,3’−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−3,3’−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,6−ジ−iso−プロピルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,6−ジ−n−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,3’−ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)−3,3’−ビフェニレンジホスホナイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−ビフェニルホスホナイト、ベンゼンホスホン酸ジメチル、ベンゼンホスホン酸ジエチル、ベンゼンホスホン酸ジプロピル等が挙げられ、なかでもトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイトおよびビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−ビフェニルホスホナイトが好ましい。
【0041】
これらの熱安定剤は、1種もしくは2種以上を混合して用いてもよい。かかる熱安定剤の使用量は、該共重合ポリカーボネート樹脂またはポリカーボネート樹脂ブレンド物100重量部に対して0.001〜0.15重量部が好ましい。
【0042】
さらに本発明のポリカーボネート樹脂には、成形時の金型からの離型性を改良する目的等で脂肪酸エステル化合物を使用することができる。
【0043】
かかる脂肪酸エステルとしては、炭素数1〜20の一価または多価アルコールと炭素数10〜30の飽和脂肪酸との部分エステルまたは全エステルであるのが好ましい。かかる一価または多価アルコールと飽和脂肪酸との部分エステルまたは全エステルとしては、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸ジグリセリド、ステアリン酸トリグリセリド、ステアリン酸モノソルビテート、ベヘニン酸モノグリセリド、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ペンタエリスリトールテトラペラルゴネート、プロピレングリコールモノステアレート、ステアリルステアレート、パルミチルパルミテート、ブチルステアレート、メチルラウレート、イソプロピルパルミテート、ビフェニルビフェネート、ソルビタンモノステアレート、2−エチルヘキシルステアレート等が挙げられ、なかでも、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸トリグリセリド、ペンタエリスリトールテトラステアレートが好ましく用いられる。かかる脂肪酸エステルの使用量は、該共重合ポリカーボネート樹脂またはポリカーボネート樹脂ブレンド物100重量部に対して0.001〜0.5重量部が好ましい。
【0044】
耐候性の向上および有害な紫外線をカットする目的で、本発明のポリカーボネート樹脂にはさらに紫外線吸収剤を配合することができる。かかる紫外線吸収剤としては、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンに代表されるベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−ヘキシルオキシフェノールに代表されるトリアジン系紫外線吸収剤、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−tert−オクチルフェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ジ−tert−ペンチルフェノール、2−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチル−6−tert−ブチルフェノール、2−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−2,4−tert−ブチルフェノールおよび2,2’−メチレンビス[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール]等に代表されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が例示され、これらは単独で用いても、2種以上併用してもよい。これら紫外線吸収剤は、ポリカーボネート樹脂100重量部当り通常0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.8重量部配合される。
【0045】
好ましくは、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジクミルフェニル)フェニルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、2−[2−ヒドロキシ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5−メチルフェニル]ベンゾトリアゾ−ルであり、さらにより好ましくは、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]が選択される。
【0046】
かかる紫外線吸収剤は単独もしくは2種以上を併用してもよく、ポリカーボネート樹脂100重量部に対して好ましくは0.1〜100重量部、より好ましくは0.1〜50重量部用いられる。
【0047】
本発明のポリカーボネート樹脂には、光拡散板に成形した場合、ポリカーボネート樹脂や紫外線吸収剤に基づく光拡散板の黄色味を打ち消すためにブルーイング剤を配合することができる。ブルーイング剤としてはポリカーボネート樹脂に使用されるものであれば、特に支障なく使用することができる。一般的にはアンスラキノン系染料が入手容易であり好ましい。
【0048】
具体的なブルーイング剤としては、例えば一般名Solvent Violet13[CA.No(カラーインデックスNo)60725;商標名 バイエル社製「マクロレックスバイオレットB」、三菱化学(株)製「ダイアレジンブルーG」、住友化学工業(株)製「スミプラストバイオレットB」]、一般名Solvent Violet31[CA.No 68210;商標名 三菱化学(株)製「ダイアレジンバイオレットD」]、一般名Solvent Violet33[CA.No 60725;商標名 三菱化学(株)製「ダイアレジンブルーJ」]、一般名Solvent Blue94[CA.No 61500;商標名 三菱化学(株)製「ダイアレジンブルーN」]、一般名SolventViolet36[CA.No 68210;商標名 バイエル社製「マクロレックスバイオレット3R」]、一般名Solvent Blue97[商標名バイエル社製「マクロレックスバイオレットRR」]および一般名Solvent Blue45[CA.No 61110;商標名 サンド社製「テトラゾールブルーRLS」]が代表例として挙げられる。これらブルーイング剤は通常ポリカーボネート樹脂100重量部当り0.3×10−4〜2×10−4重量部の割合で配合される。
【0049】
上記必要成分を所定量配合して得られるポリカーボネート樹脂組成物は、任意の方法や装置が使用でき、例えば溶融押出法により所定の厚さの板状に成形することが好ましい。またこれ以外に従来公知の方法、例えば射出成形、射出圧縮成形、ブロー成形、圧縮成形、粉末成形等で成形することも可能である。
【0050】
【実施例】
以下に実施例をあげて本発明を更に説明する。なお、評価項目及び方法は以下の通りである。
(1)相対透過率
図4に示す様に試験片を挟んで光源と受光部を設け、試験片を透過した光量を受光部で測定した。受光角30°の透過光量(I30)、受光角0°の透過光量(I)とした時、受光角30°の相対透過率(%)は(I30/I)×100になる。
(2)ノッチ付シャルピー衝撃強度
ISO 179準じてノッチ付シャルピー衝撃強度(KJ/m)を測定した。
(3)1.80MPaの荷重たわみ温度
ISO 75−1準じて1.80MPaの荷重たわみ温度(℃)を測定した。
(4)寸法変化率及び寸法変化率の縦/横(MD/TD)の比率
縦(MD)280mm×横(TD)280mm×厚さ(t)2mmの試験片を保持前のMD(LMD0)(mm)とTD(LTD0)(mm)寸法を測定した後、60℃×95%RH雰囲気下で100時間保持し、保持後のMD(LMD100)(mm)及びTD(LTD100)(mm)寸法を測定した。寸法変化率は、100×((LMD100+LTD100)/(LMD0+LTD0)−1)の絶対値で表し、寸法変化率の縦/横(MD/TD)の比率は、MD/TDの比率(LMD100−LMD0)/(LTD100−LTD0)の絶対値で表す。
(5)反り及び反りの縦/横(MD/TD)の比率
縦(MD)280mm×横(TD)280mm×厚さ(t)2mmの試験片を60℃×95%RH雰囲気下で250時間保持した時のMD及びTDの反りをそれぞれSMD(mm)及びSTD(mm)とする。反りは(SMD+STD)/2、反りの縦/横(MD/TD)の比率はSMD/STDの絶対値で表す。
(6)全光線透過率:JIS K−7361に従い、日本電色工業(株)製のヘーズメーターNDH 2000により測定した。
(7)平均輝度:15型直下型バックライトユニットに縦231mm、横321mm、厚さ2mmの試験片を組み込み、ポリエステル製拡散フィルムをのせ、その上から試験片の9点の輝度(cd/m)をトプコン(株)製の輝度計BM−7で測定し、その平均値を平均輝度とした。評価装置を図5及び図6に示す。
(8)輝度ムラ:上記測定結果の最大輝度及び最小輝度から下記式を用いて輝度ムラを評価した。
輝度ムラ(%)=(最小輝度/最大輝度)×100
すなわち、輝度ムラが100%とは輝度のムラがなく最も良好であることを示すものである。
(9)光拡散性:15型直下型バックライトユニットに縦231mm、横321mm、厚さ2mmの試験片を組み込んだ時に、光源である冷陰極管(光源と冷陰極管の距離を10mm、5〜12mmの範囲が通常)が透けていないものを○、透けて見えるものを×で示した。
(10)色相:カラーマシン〔日本電色工業(株)製Z−1001DP〕によりC光源反射法にて測定したb値で示した。
【0051】
[実施例1]
ビスフェノールAとホスゲンから得た粘度平均分子量24,300のポリカーボネート樹脂961.8kgに、不融性アクリル系重合体微粒子〔ローム・アンド・ハーズ・カンパニー製パラロイドEXL−5136、重量分布平均粒径7μm〕(透明微粒子)35kgと蛍光増白剤〔日本化薬工業(株)製カヤライトOS〕0.2kg、紫外線吸収剤3.0kgとを予め混合したものを添加混合し(ポリカーボネート樹脂組成物1)、ベント付きTダイ押出機により、押出機温度250〜300℃、ダイス温度260〜300℃、ベント部の真空度を26.6kPaに保持して図1で示す装置を設けた押出機によりシートを製造した。厚み2.5mmのアルミニウム板の堰板をTダイリップの両端部に埋め込み、10mmの長さを突出させ、Tダイは幅1020mm、第1、第2及び第3冷却ロールはいずれも直径300mmの鏡面ロールを使用し、第3冷却ロールのシート剥離点から第1移送ロールのシートの接点までの直線距離Lを50cmにした。第1、第2及び第3冷却ロール及び移送ロールを経て幅1000mmで厚さ2.0mmのシートを得た。第1及び第2冷却ロールの温度を夫々140℃、152℃に、第3冷却ロールの温度を145℃に設定し、第3冷却ロール以降図1記載の位置にセラミックヒーターを配置し、引取りロールの速度を調整して第3冷却ロールと第1移送ロール間のシートのたるみ量(h)を15cmに保持した。第3冷却ロールから剥離する際のシートの表面温度、第3冷却ロールから剥離後、50、100、200、300cm引取られた位置でのシートの表面温度を115℃、90℃、77℃、67℃にした。得られたシートの特性値を表1に示した。このシート以外にも上記のポリカーボネート樹脂組成物1を射出成型機でノッチ付シャルピー衝撃強度及び1.80MPaの荷重たわみ温度用資料を作成した。また、紫外線照射による経時劣化を検討した結果、この実施例1の光拡散板は比較例1よりも輝度劣化(4000時間で平均輝度が24%減少)が少なく、黄変度(4000時間で△YIが−0.4から+9に変化)の変化も少なかった。更に、この実施例1の光拡散板を用いて15型液晶テレビジョンを作成したところ、高輝度で輝度ムラのない、更に色ずれのない画面が得られた。
【0052】
[比較例1]
市販の厚さ2mmのPMMA製光拡散板(日東樹脂工業製クラレックス)を実施例1と同様な評価をし、結果を表1に示した。この比較例1の光拡散板を用いて15型液晶テレビジョンを作成したところ、輝度は高いが輝度ムラがあり、色ずれのある画面が得られた。
【0053】
【表1】

Figure 2004126185
【0054】
【発明の効果】
本発明のポリカーボネート樹脂板は、反りが少なく光透過性が高く優れた光拡散性を有しており、優れた面発光性と均一な明るさを得ることができ、その上色調が良好であるため、輝度ムラや反りが少なく、色調の優れた液晶ディスプレイ又は液晶テレビの直下型バックライト方式の光拡散板又はスキャナーに用いられている拡散板に好適であり、特に大型液晶ディスプレイ又は15〜39インチの大型液晶テレビの直下型バックライト方式の光拡散板に好適であり、本発明がもたらす工業的効果は格別のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するのに適したシートの成形方法の一例を示す概略図である。
【図2】本発明を実施するのに適したシートの成形装置を上側から見た概略図である。
【図3】シートのたるみの状態を示す概略図である。
【図4】図4は、本発明の受光角30°の相対透過率評価装置の簡略図である。
【図5】図5は、本発明の平均輝度及び輝度ムラ評価装置の断面簡略図である。
【図6】図6は、本発明の平均輝度及び輝度ムラ評価装置の平面簡略図である。
【符号の説明】
▲1▼ Tダイ
▲2▼ 第1冷却ロール
▲3▼ 第2冷却ロール
▲4▼ 第3冷却ロール
▲5▼ 第1移送ロール
▲6▼ 引取ロール
▲7▼ セラミックヒーター
▲8▼ ポリカーボネート樹脂シート
▲9▼ 非接触放射温度計
A 光源
B 試料
C 受光部
1 試験片
2 白色反射樹脂板
3〜10 光源(冷陰極管)
11〜19 測定点[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a light diffusion plate made of a polycarbonate resin. More specifically, the present invention relates to a light-diffusing plate for a direct-type backlight made of a polycarbonate resin for a large surface-emitting large-sized liquid crystal display device, which has less warpage, has excellent surface light emission, has less luminance unevenness on a light-emitting surface, and has excellent color tone.
[0002]
[Prior art]
Aromatic polycarbonate resins have excellent mechanical properties, heat resistance, and weather resistance, and are used in a wide range of applications as resins having high light transmittance. For example, it is widely used in construction fields such as sky domes, top lights, arcades, apartment lumbar boards, and road side wall boards. Many of these uses are used as white light diffusing plates. Conventionally, a white light diffusing plate made of polycarbonate resin (hereinafter referred to as a milky white plate) is formed by coating a polycarbonate resin with light such as calcium carbonate, barium sulfate, silicon oxide, and titanium oxide. A method in which a diffusing agent is added and mixed (see Patent Document 1), a method in which partially crosslinked polymer fine particles are added and mixed in a polycarbonate resin (see Patent Document 2), and a method in which titanium oxide and titanium oxide are added to infusible acrylic polymer fine particles. A method of mixing and adding a silicon compound (see Patent Document 3) has been proposed.
[0003]
As other uses, it is used as an edge light type or direct backlight type surface light source for small liquid crystal displays and small liquid crystal televisions, and a surface light source for scanners.
[0004]
The milky white plates described in Patent Literatures 1 to 3 described above have a problem that sufficient surface light emission cannot be obtained because the light transmittance is low. In addition, since the transmitted light is slightly yellowish, there is a problem that the color tone of the color liquid crystal display is adversely affected.
[0005]
As a polycarbonate resin composition as an edge light type surface light source of a liquid crystal display, a method of mixing and adding a bead-like crosslinked acrylic resin and a fluorescent whitening agent to a polycarbonate resin has been proposed (see Patent Document 4). However, since the polycarbonate resin composition obtained by this method has an insufficient light diffusion effect, there arises a problem that a light source can be seen through when used in a direct backlight or a scanner of a liquid crystal display.
[0006]
Furthermore, a light for a polycarbonate liquid crystal display / backlight having a thickness of 0.5 to 1.2 mm, which is formed from a polycarbonate resin composition containing calcium carbonate and titanium oxide and has a good total light transmittance and a relative diffuse transmission light amount. A diffusion sheet is disclosed (see Patent Document 5). However, such a light diffusion sheet is suitable for a sheet having a relatively small thickness. However, when the thickness is 1.3 mm or more, the total light transmittance is reduced, and the luminance of a large liquid crystal display device is insufficient.
[0007]
Further, in the application of the light-diffusing plate for an edge-ride type or a direct backlight type liquid crystal display and a small-sized liquid crystal television, a light diffusing plate made of polycarbonate and an acrylic resin compete with each other. Although this polycarbonate light diffusion plate is excellent in quality (impact resistance, etc.) in many cases, it is superior to the acrylic resin light diffusion plate in the market due to cost competitiveness. However, in the case of liquid crystal displays and liquid crystal televisions, which have recently increased in size to 15 to 39 inches, the direct backlight system is becoming mainstream due to an increase in area. In this application, the light diffusion plate made of an acrylic resin is easily affected by an increase in size due to its hygroscopic property and the like, and the warp of the light diffusion plate increases due to a change in the use environment conditions. For this reason, a serious defect that the light diffusion plate corresponds to the liquid crystal plate often occurs. As a result, the problem that the luminance unevenness of the liquid crystal plate becomes large remains.
[0008]
As a method for producing a polycarbonate resin sheet or film, there is a method in which the sheet has slack in a section between a final cooling roll and a first transfer roll (Patent Document 6), and a method in which weir plates are provided at both ends of a T-die lip (Patent Document 6). 7), a method of setting the rotation speed of the third roll to 1.001 to 1.015 times the rotation speed of the second roll, and the temperatures of the three cooling rolls are 130 to 145 ° C. for the first roll and 135 to 135 ° C. There was a method of setting the temperature of the light diffusion plate at 150 ° C. and the temperature of the third roll at 145 to 155 ° C. (Patent Document 8).
[0009]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 57-24186
[Patent Document 2]
JP-A-3-143950
[Patent Document 3]
JP-A-10-017761
[Patent Document 4]
JP-A-9-20860
[Patent Document 5]
JP-A-3-78701
[Patent Document 6]
JP-A-7-276471
[Patent Document 7]
JP-A-10-151658
[Patent Document 8]
JP 2001-139705 A
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has an excellent surface light-emitting property made of an aromatic polycarbonate resin composition, has little unevenness in brightness and warpage, and has excellent upper color tone. Light diffusion suitable for a direct type backlight system of a large liquid crystal display device. Is to provide a board.
[0018]
The present inventors have conducted intensive studies to achieve the above object, and as a result, a light diffusion plate obtained by melt-extruding a resin containing 75% by weight or more of a polycarbonate resin has a specific thickness, relative transmittance, and impact strength. The inventors have found that by setting the strength, the deflection temperature under load, and the dimensional change rate, it is suitable as a light diffusion plate for a direct type backlight of a large liquid crystal display device, and completed the present invention.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, when the thickness is 2 mm, the relative transmittance at a light receiving angle of 30 ° is 81% or more, the notched Charpy impact strength is 10 KJ / m 2 or more, the deflection temperature under load of 1.80 MPa is 110 ° C. or more, and 60 ° C. × 95. A dimensional change rate of 0.1% or less when maintained in a 100% RH atmosphere for 100 hours and a thickness of 1.3 to 3.0 mm formed from a polycarbonate resin composition containing 75% by weight or more of a polycarbonate resin. The present invention relates to a direct-type backlight light diffusion plate made of polycarbonate resin for a large liquid crystal display device.
[0020]
In order to obtain the properties of the light diffusing plate of the present invention, it is necessary to improve the polycarbonate resin composition of the light diffusing plate or to devise a method of manufacturing the light diffusing plate, and to combine the improvements. It cannot be achieved only by improvement or devising and improving the manufacturing method of the light diffusion plate. In order to achieve such properties, it is necessary that the polycarbonate resin composition be a polycarbonate resin composition containing at least 75% by weight or more of the polycarbonate resin. Further, it is preferable to include transparent fine particles, a fluorescent whitening agent, an ultraviolet absorber and the like. Specifically, a polycarbonate resin composition of 99.7 to 80% by weight of a polycarbonate resin and 0.3 to 20% by weight of transparent fine particles having an average particle diameter of 1 to 30 μm is preferable, and 99.7 to 80% by weight of a polycarbonate resin. A polycarbonate resin composition comprising a total of 100 parts by weight of 0.3 to 20% by weight of transparent fine particles having an average particle size of 1 to 30 µm and 0.0005 to 0.1 part by weight of a fluorescent whitening agent is preferred. Details will be described later.
[0021]
As a method of improving and manufacturing the light diffusing plate, a conventionally known method, for example, a method in which a sheet is slackened in a section between a final cooling roll and a first transfer roll, and weir plates are provided at both ends of a T-die lip. A method in which the rotation speed of the third roll with respect to the second roll is 1.001 to 1.015 times, and the temperatures of the three cooling rolls are 130 to 145 ° C for the first roll and 135 to 150 ° C for the second roll. A method of appropriately selecting and combining a method of setting the third roll to 145 to 155 ° C., and further, as a novel method, for example, a method of extruding the melt zone of the extruder under reduced pressure, It is good to combine the method of cooling under specific conditions.
[0022]
As a method of extruding the melt zone of the extruder under reduced pressure, it is preferable to extrude the melt zone of the extruder at a reduced pressure of 1.33 to 66.5 kPa during melt extrusion. If the melting zone of the extruder is not reduced in pressure, the mixed infusible acrylic polymer fine particles and the like may be affected by oxygen, and the surface of the particles may be partially collapsed and the light diffusion performance may be reduced.
[0023]
When manufacturing a sheet, as a method of cooling under specific conditions, the molten polycarbonate resin composition is extruded into a sheet from a T-die of an extruder, cooled by a plurality of cooling rolls, and then transferred by a plurality of transfer rolls. In transferring and manufacturing the polycarbonate resin composition sheet, the distance x (cm) from the sheet peeling point of the final cooling roll in the extrusion direction is represented by the following formula [1].
0 ≦ x ≦ 100 cm ... [1]
When the deflection temperature under load of 1.80 MPa of the polycarbonate resin composition +10 is Tg and the sheet surface temperature at that position is y (° C.), the following formula [2]
-0.000004x3 + 0.0028x2-0.697x + Tg-15≤y≤-0.000004x3 + 0.0027x2-0.6974x + Tg + 10 [2]
The method of slow cooling so as to satisfy is preferred.
[0024]
This method will be described in detail. A melt extrusion method in which a molten polycarbonate resin composition is extruded from a T-die of an extruder into a sheet, extruded by a plurality of cooling rolls, and then transported and pulled by a plurality of transport rolls. Usually, 2 to 4 cooling rolls are used, and 5 to 20 transfer rolls are usually used. FIG. 1 is a schematic view showing an example of a sheet forming method suitable for carrying out the present invention, in which (1) is a T die, (2) is a first cooling roll, (3) is a second cooling roll, (4) is a third cooling roll (final cooling roll), (5) is a first transfer roll, and (6) is a take-up roll. Hereinafter, description will be made with reference to FIG.
[0025]
In the present invention, when the polycarbonate resin composition sheet is peeled off from the final cooling roll and subsequently taken off, the surface temperature of the sheet is y (° C.), and the deflection temperature under load of 1.80 MPa of the polycarbonate resin composition +10 is defined as Tg. Then, the distance x (cm) from the sheet peeling point of the final cooling roll is expressed by the following formula [1].
0 ≦ x ≦ 100 cm ... [1]
Is gradually cooled so as to satisfy the following formula [2].
−0.000004x 3 + 0.0028x 2 −0.6978x + Tg−15 ≦ y ≦ −0.000004x 3 + 0.0027x 2 −0.6974x + Tg + 10 [2]
[0026]
When the sheet surface temperature y (° C.) satisfies the above range, the sheet is slowly cooled when the sheet is taken off after the peeling from the final cooling roll. The distortion due to the generated shrinkage stress is small and the warpage is good. On the other hand, if the temperature of the sheet surface deviates from the above range, after the sheet is separated from the cooling roll, the temperature at the sheet surface in the extrusion direction suddenly occurs, and the stress at the time of taking over remains in a state where the sheet is applied. Distortion occurs due to heat shrinkage stress, and the obtained sheet has a high warpage. The distance x from the final cooling roll is preferably at least in the range of 0 to 100 cm, more preferably in the range of 0 to 200 cm, and still more preferably in the range of 0 to 300 cm.
[0027]
According to the light diffusion plate characteristics of the present invention, the relative transmittance at a light receiving angle of 30 ° is 81% or more when the thickness is 2 mm. It is preferably at least 83%, more preferably at least 85%. The upper limit is 100%. When the thickness is 2 mm, the notched Charpy impact strength is 10 KJ / m 2 or more. Preferably, 15 kJ / m 2 or more, more preferably 20 kJ / m 2 or more. The upper limit is 100 KJ / m 2 or less. The deflection temperature under load of 1.80 MPa when the thickness is 2 mm is 110 ° C. or more. Preferably, it is 120 ° C. or higher, more preferably 130 ° C. or higher. The upper limit is 150 ° C. When the thickness is 2 mm, the dimensional change rate is 0.1% or less when held for 100 hours in a 60 ° C. × 95% RH atmosphere. Preferably it is 0.07% or less, more preferably 0.05% or less. The lower limit is 0%. The ratio of length / width (MD / TD) of the dimensional change is preferably from 0.66 to 1.5, more preferably from 0.76 to 1.3, and even more preferably from 0.83 to 1.2. The thickness of the light diffusing plate is 1.3 to 3.0 mm, preferably 1.3 to 2.5 mm, more preferably 1.5 to 2.5 mm. When the thickness is less than 1.3 mm, the rigidity is insufficient, so that it is not appropriate. When the thickness is more than 3.0 mm, the weight is not practical.
[0028]
When the light diffusing plate of the present invention is further kept at 60 ° C. × 95% RH atmosphere for 250 hours at a thickness of 2 mm, the light diffusing plate preferably has a warp of 1.0 mm or less. It is more preferably 0.8 mm or less, and the lower limit is 0.0 mm. The ratio of the warp length / width (MD / TD) is 0.66 to 1.5, preferably 0.76 to 1.3, and more preferably 0.83 to 1.2.
[0029]
The polycarbonate resin composition of the present invention will be described in detail. When the proportion of the polycarbonate resin in the polycarbonate resin composition is 100% by weight of the polycarbonate resin composition, 75% by weight or more is the polycarbonate resin, preferably 80% by weight or more, more preferably 90% by weight or more, and most preferably. Is 96% by weight or more.
[0030]
The polycarbonate resin used in the present invention is obtained by reacting a dihydric phenol with a carbonate precursor by an interfacial polycondensation method or a melting method. Representative examples of dihydric phenols include 2,2-bis (4-hydroxyphenyl) propane [commonly known as bisphenol A], 1,1-bis (4-hydroxyphenyl) ethane, and 1,1-bis (4-hydroxy Phenyl) cyclohexane, 2,2-bis (3-methyl-4-hydroxyphenyl) propane, 2,2-bis (3,5-dimethyl-4-hydroxyphenyl) propane, bis (4-hydroxyphenyl) sulfide, bis (4-Hydroxyphenyl) sulfone and the like, and bisphenol A is preferable. These dihydric phenols can be used alone or in combination of two or more.
[0031]
As the carbonate precursor, carbonyl halide, carbonate ester or haloformate is used, and specific examples include phosgene, diphenyl carbonate or dihaloformate of dihydric phenol.
[0032]
In producing the polycarbonate resin by reacting the dihydric phenol and the carbonate precursor by an interfacial polycondensation method or a melting method, a catalyst, a terminal stopper, an antioxidant for the dihydric phenol, and the like are used as necessary. May be. Further, the polycarbonate resin may be a branched polycarbonate resin obtained by copolymerizing a trifunctional or higher polyfunctional aromatic compound, or a polyester carbonate resin obtained by copolymerizing an aromatic or aliphatic bifunctional carboxylic acid, Further, a mixture of two or more of the obtained polycarbonate resins may be used.
[0033]
The molecular weight of the polycarbonate resin is usually from 15,000 to 40,000, preferably from 18,000 to 35,000, expressed as a viscosity average molecular weight. The viscosity average molecular weight referred to in the present invention is obtained by inserting the specific viscosity (ηsp) obtained from a solution obtained by dissolving 0.7 g of a polycarbonate resin in 100 ml of methylene chloride at 20 ° C. into the following equation.
ηsp / c = [η] + 0.45 × [η] 2 c
[Η] = 1.23 × 10 −4 M 0.83
(However, c = 0.7, [η] is the limiting viscosity)
[0034]
Examples of the transparent fine particles used in the present invention include inorganic fine particles typified by glass fine particles, and organic fine particles from polystyrene resin, (meth) acrylic resin, silicone resin and the like, and organic fine particles are particularly preferable. As such organic fine particles, cross-linked organic fine particles are preferable, which are at least partially cross-linked during the production process, do not practically deform in the process of processing the polycarbonate resin, and maintain the fine particle state. That is, fine particles that do not melt in the polycarbonate resin even when heated to the molding temperature (350 ° C.) of the polycarbonate resin are more preferable, and organic fine particles of a crosslinked (meth) acrylic resin or silicone resin are more preferable. Particularly preferred embodiments thereof include, for example, a polymer having a core of poly (butyl acrylate) / a shell of poly (methyl methacrylate) based on partially crosslinked methyl methacrylate, and a core and a shell of a rubbery vinyl polymer. Examples of the polymer include a polymer having a core / shell monomorphy (trade name: Paraloid EXL-5136, manufactured by Rohm and Hards Company) and a silicone resin having a cross-linked siloxane bond (Tospearl 120, manufactured by Toshiba Silicone Co., Ltd.).
[0035]
The particle size of the infusible acrylic polymer fine particles is preferably from 1 to 30 μm, more preferably from 3 to 20 μm. The particle size of the transparent fine particles is a weight average particle size measured by a coal counter method, and the measuring device is a particle number / particle size distribution analyzer MODEL Zm manufactured by Nikkaki Co., Ltd. If the weight average particle size is less than 1 μm, sufficient light diffusibility cannot be obtained and surface luminosity is poor. If it exceeds 30 μm, sufficient light diffusion cannot be obtained and surface luminosity is inferior or if it exceeds 30 μm. In order to obtain a sufficient light diffusion effect, the compounding amount is increased, and light transmittance may be impaired, and defects such as increased luminance unevenness may occur.
[0036]
The compounding amount of the transparent fine particles is preferably 0.3 to 20% by weight, particularly preferably 0.5 to 5% by weight, based on 100% by weight of the total of the aromatic polycarbonate resin and the transparent fine particles. If the amount is less than 0.3% by weight, there may be a problem that the light diffusing property is insufficient or the light source is seen through. On the other hand, if the compounding amount exceeds 20% by weight, the light transmittance decreases, and the required luminance may not be obtained in some cases.
[0037]
The fluorescent whitening agent used in the present invention is not particularly limited as long as it is used to improve the color tone of a synthetic resin or the like to white or bluish white. For example, stilbene based, benzimidazole based, benzoxazole based And naphthalimide-based, rhodamine-based, coumarin-based and oxazine-based compounds. Here, the fluorescent whitening agent has a function of absorbing ultraviolet energy of light rays and radiating this energy to a visible part. The compounding amount of the fluorescent whitening agent is preferably 0.0005 to 0.1 part by weight, more preferably 0.001 to 0.1 part by weight, and still more preferably 0 to 100 parts by weight of the total of the aromatic polycarbonate resin and the transparent fine particles. 0.001 to 0.05 parts by weight, most preferably 0.005 to 0.02 parts by weight. If the amount is less than 0.0005 parts by weight, sufficient surface luminous properties and the effect of improving the color tone of the light emitting surface may not be obtained. On the other hand, if the amount exceeds 0.1 part by weight, the effect of improving the color tone of the light emitting surface may not be obtained. There is a case where the color tone is small and the color tone (hue) is uneven. Furthermore, the compounding amount of the expensive fluorescent whitening agent increases and the cost increases.
[0038]
The polycarbonate resin light diffusion plate of the present invention, other than the above components, other components within a range that does not impair the purpose and effect, for example, phosphorous acid, phosphoric acid, phosphite ester, phosphate ester, phosphonate ester and the like Heat stabilizers, UV absorbers such as triazole, acetophenone, and salicylate esters, bluing agents, flame retardants such as tetrabromobisphenol A, low molecular weight polycarbonate of tetrabromobisphenol A, decabromodiphenylene ether, and antimony trioxide An additive such as a flame-retardant aid may be added as needed in an expression amount thereof.
[0039]
In the polycarbonate resin of the present invention, a phosphorus-containing heat stabilizer can be further used in order to prevent a decrease in molecular weight and deterioration of hue during molding. Examples of such a heat stabilizer include phosphorous acid, phosphoric acid, phosphonous acid, phosphonic acid and esters thereof.
[0040]
Specifically, triphenyl phosphite, tris (nonylphenyl) phosphite, tridecyl phosphite, trioctyl phosphite, trioctadecyl phosphite, didecyl monophenyl phosphite, dioctyl monophenyl phosphite, diisopropyl monophenyl Phosphite, monobutyldiphenylphosphite, monodecyldiphenylphosphite, monooctyldiphenylphosphite, tris (2,4-di-tert-butylphenyl) phosphite, bis (2,6-di-tert-butyl-4) -Methylphenyl) pentaerythritol diphosphite, 2,2-methylenebis (4,6-di-tert-butylphenyl) octyl phosphite, bis (nonylphenyl) pentaerythritol diphosphite, bis 2,4-di-tert-butylphenyl) pentaerythritol diphosphite, distearylpentaerythritol diphosphite, tributyl phosphate, triethyl phosphate, trimethyl phosphate, triphenyl phosphate, diphenyl monooxoxenyl phosphate, dibutyl phosphate, dioctyl phosphate , Diisopropyl phosphate,
Tetrakis (2,4-di-iso-propylphenyl) -4,4′-biphenylenediphosphonite, tetrakis (2,4-di-n-butylphenyl) -4,4′-biphenylenediphosphonite, tetrakis ( 2,4-di-tert-butylphenyl) -4,4′-biphenylenediphosphonite, tetrakis (2,4-di-tert-butylphenyl) -4,3′-biphenylenediphosphonite, tetrakis (2 4-di-tert-butylphenyl) -3,3'-biphenylenediphosphonite, tetrakis (2,6-di-iso-propylphenyl) -4,4'-biphenylenediphosphonite, tetrakis (2,6- Di-n-butylphenyl) -4,4'-biphenylenediphosphonite, tetrakis (2,6-di-tert-butylphenyl) -4,4 '-Biphenylenediphosphonite, tetrakis (2,6-di-tert-butylphenyl) -4,3'-biphenylenediphosphonite, tetrakis (2,6-di-tert-butylphenyl) -3,3'- Biphenylenediphosphonite, bis (2,4-di-tert-butylphenyl) -biphenylphosphonite, dimethyl benzenephosphonate, diethyl benzenephosphonate, dipropyl benzenephosphonate, and the like, among which tris (2,4- Di-tert-butylphenyl) phosphite, tetrakis (2,4-di-tert-butylphenyl) -4,4′-biphenylenediphosphonite and bis (2,4-di-tert-butylphenyl) -biphenylphospho Knight is preferred.
[0041]
These heat stabilizers may be used alone or in combination of two or more. The use amount of the heat stabilizer is preferably 0.001 to 0.15 parts by weight based on 100 parts by weight of the copolymerized polycarbonate resin or the polycarbonate resin blend.
[0042]
Further, a fatty acid ester compound can be used in the polycarbonate resin of the present invention for the purpose of improving the releasability from a mold at the time of molding.
[0043]
Such a fatty acid ester is preferably a partial ester or a whole ester of a monohydric or polyhydric alcohol having 1 to 20 carbon atoms and a saturated fatty acid having 10 to 30 carbon atoms. Examples of such partial or total esters of monohydric or polyhydric alcohols and saturated fatty acids include monoglyceride stearate, diglyceride stearate, triglyceride stearate, monosorbate stearate, monoglyceride behenate, pentaerythritol monostearate, and pentaerythritol Tetrastearate, pentaerythritol tetraperargonate, propylene glycol monostearate, stearyl stearate, palmityl palmitate, butyl stearate, methyl laurate, isopropyl palmitate, biphenyl biphenate, sorbitan monostearate, 2-ethylhexyl stearate Rates, among which stearic acid monoglyceride, stearic acid triglyceride, pentaerythr Tall tetrastearate are preferably used. The amount of the fatty acid ester to be used is preferably 0.001 to 0.5 parts by weight based on 100 parts by weight of the copolymerized polycarbonate resin or the polycarbonate resin blend.
[0044]
For the purpose of improving weather resistance and cutting harmful ultraviolet rays, the polycarbonate resin of the present invention may further contain an ultraviolet absorber. Examples of the ultraviolet absorber include a benzophenone-based ultraviolet absorber represented by 2,2′-dihydroxy-4-methoxybenzophenone, and 2- (4,6-diphenyl-1,3,5-triazin-2-yl)-. Triazine-based ultraviolet absorber represented by 5-hexyloxyphenol, 2- (2H-benzotriazol-2-yl) -4-methylphenol, 2- (2H-benzotriazol-2-yl) -4-tert- Octylphenol, 2- (2H-benzotriazol-2-yl) -4,6-bis (1-methyl-1-phenylethyl) phenol, 2- (2H-benzotriazol-2-yl) -4,6-di -Tert-pentylphenol, 2- (5-chloro-2H-benzotriazol-2-yl) -4-methyl-6-tert-butyl Phenol, 2- (5-chloro-2H-benzotriazol-2-yl) -2,4-tert-butylphenol and 2,2′-methylenebis [6- (2H-benzotriazol-2-yl) -4- ( [1,1,3,3-tetramethylbutyl) phenol] and the like, and these may be used alone or in combination of two or more. These ultraviolet absorbers are generally used in an amount of 0.01 to 1 part by weight, preferably 0.05 to 0.8 part by weight, per 100 parts by weight of the polycarbonate resin.
[0045]
Preferably, 2- (2-hydroxy-5-methylphenyl) benzotriazole, 2- (2-hydroxy-5-tert-octylphenyl) benzotriazole, 2- (2-hydroxy-3,5-dicumyl) Phenyl) phenylbenzotriazole, 2- (2-hydroxy-3-tert-butyl-5-methylphenyl) -5-chlorobenzotriazole, 2,2′-methylenebis [4- (1,1,3,3-tetra Methylbutyl) -6- (2H-benzotriazol-2-yl) phenol], 2- [2-hydroxy-3- (3,4,5,6-tetrahydrophthalimidomethyl) -5-methylphenyl] benzotriazole And even more preferably, 2- (2-hydroxy-5-tert-octylphenyl) benzotriazole, 2, 2'-methylenebis [4- (1,1,3,3-tetramethylbutyl) -6- (2H-benzotriazol-2-yl) phenol] is selected.
[0046]
Such UV absorbers may be used alone or in combination of two or more, and are preferably used in an amount of 0.1 to 100 parts by weight, more preferably 0.1 to 50 parts by weight, based on 100 parts by weight of the polycarbonate resin.
[0047]
When molded into a light diffusing plate, a bluing agent can be added to the polycarbonate resin of the present invention in order to cancel the yellow tint of the light diffusing plate based on the polycarbonate resin or the ultraviolet absorber. As the bluing agent, any one can be used without any particular difficulty as long as it is used for a polycarbonate resin. Generally, anthraquinone dyes are easily available and preferred.
[0048]
Specific blueing agents include, for example, Solvent Violet 13 [CA. No. (color index No.) 60725; Trade name “Macrolex Violet B” manufactured by Bayer, “Diaresin Blue G” manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation, “Sumiplast Violet B” manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd.], general name Solvent Violet 31 [CA. No. 68210; brand name “Diaresin Violet D” manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation], generic name Solvent Violet 33 [CA. No. 60725; Trade name “Diaresin Blue J” manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation], generic name Solvent Blue 94 [CA. No. 61500; brand name "Diaresin Blue N" manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation], generic name SolventViolet 36 [CA. No. 68210; brand name “Macrolex Violet 3R” manufactured by Bayer Corporation], generic name Solvent Blue 97 [brand name “Macrolex Violet RR” manufactured by Bayer Corporation] and generic name Solvent Blue 45 [CA. No. 61110; trade name “Tetrazole Blue RLS” manufactured by Sando Co., Ltd.] is a representative example. These bluing agents are usually blended in a ratio of 0.3 × 10 −4 to 2 × 10 −4 parts by weight per 100 parts by weight of the polycarbonate resin.
[0049]
The polycarbonate resin composition obtained by blending the above-mentioned necessary components in a predetermined amount can use any method and apparatus, and is preferably formed into a plate having a predetermined thickness by, for example, a melt extrusion method. In addition, molding by a conventionally known method such as injection molding, injection compression molding, blow molding, compression molding, powder molding and the like is also possible.
[0050]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be further described with reference to examples. The evaluation items and methods are as follows.
(1) Relative transmittance As shown in FIG. 4, a light source and a light receiving section were provided with a test piece interposed therebetween, and the amount of light transmitted through the test piece was measured by the light receiving section. Assuming that the amount of transmitted light at a light receiving angle of 30 ° (I 30 ) and the amount of light transmitted at a light receiving angle of 0 ° (I 0 ), the relative transmittance (%) at a light receiving angle of 30 ° is (I 30 / I 0 ) × 100. .
(2) Notched Charpy Impact Strength Notched Charpy impact strength (KJ / m 2 ) was measured according to ISO 179.
(3) Deflection temperature under load of 1.80 MPa Deflection temperature under load of 1.80 MPa (° C.) was measured according to ISO 75-1.
(4) before holding the ratio longitudinal (MD) 280 mm × lateral (TD) 280 mm × thickness (t) 2 mm of the test piece in the vertical / lateral dimensional change and dimensional change rate (MD / TD) MD (L MD 0) (mm) and TD (L TD 0) (mm) dimensions were measured and then maintained in an atmosphere of 60 ° C. × 95% RH for 100 hours, and MD ( LMD 100) (mm) and TD ( LT 100) (mm) dimensions were measured. The dimensional change rate is represented by an absolute value of 100 × ((L MD 100 + L TD 100) / (L MD 0 + L TD 0) −1), and the ratio of the dimensional change rate to the length / width (MD / TD) is MD / It is represented by the absolute value of the ratio of TD (L MD100 −L MD 0) / (L TD 100−L TD 0).
(5) Ratio of warp and warp length / width (MD / TD) A test piece having a length (MD) of 280 mm × width (TD) 280 mm × thickness (t) of 2 mm was subjected to an atmosphere of 60 ° C. × 95% RH for 250 hours. The MD and TD warpage when held are SMD (mm) and STD (mm), respectively. The warpage is represented by ( SMD + STD ) / 2, and the ratio of the warp length / width (MD / TD) is represented by the absolute value of SMD / STD .
(6) Total light transmittance: Measured with a haze meter NDH 2000 manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd. in accordance with JIS K-7361.
(7) Average luminance: A test piece having a length of 231 mm, a width of 321 mm, and a thickness of 2 mm was incorporated in a 15-inch direct-type backlight unit, a polyester diffusion film was placed thereon, and nine points of luminance (cd / m) of the test piece were placed thereon. 2 ) was measured with a luminance meter BM-7 manufactured by Topcon Corporation, and the average value was defined as the average luminance. The evaluation device is shown in FIGS.
(8) Brightness unevenness: The brightness unevenness was evaluated from the maximum brightness and the minimum brightness of the above measurement results using the following equation.
Luminance unevenness (%) = (minimum luminance / maximum luminance) × 100
In other words, 100% luminance unevenness indicates that there is no unevenness in luminance, which is the best.
(9) Light diffusing property: When a test piece having a length of 231 mm, a width of 321 mm, and a thickness of 2 mm is incorporated in a 15-inch direct type backlight unit, a cold cathode tube as a light source (a distance between the light source and the cold cathode tube is 10 mm, 5 ○ indicates a case in which is not transparent (normally in the range of 1212 mm), and × indicates a case in which it can be seen through.
(10) Hue: The hue was represented by a b value measured by a C light source reflection method using a color machine [Z-1001DP manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd.].
[0051]
[Example 1]
To 961.8 kg of a polycarbonate resin having a viscosity average molecular weight of 24,300 obtained from bisphenol A and phosgene, infusible acrylic polymer fine particles [Pallaloid EXL-5136 manufactured by Rohm and Hards Company, weight distribution average particle diameter 7 μm] (Transparent fine particles) 35 kg, a fluorescent whitening agent (Kayalite OS manufactured by Nippon Kayaku Co., Ltd.) 0.2 kg, and an ultraviolet absorber 3.0 kg were previously mixed and mixed (polycarbonate resin composition 1). The sheet is manufactured by the extruder equipped with the apparatus shown in FIG. 1 while maintaining the extruder temperature at 250 to 300 ° C., the die temperature at 260 to 300 ° C., and the degree of vacuum at the vent section at 26.6 kPa by using a vented T-die extruder. did. Embedding a 2.5 mm thick aluminum plate at both ends of the T-die lip and projecting a length of 10 mm, the T-die has a width of 1020 mm, and the first, second and third cooling rolls each have a mirror surface having a diameter of 300 mm. Using a roll, the linear distance L from the sheet separation point of the third cooling roll to the contact point of the sheet of the first transfer roll was set to 50 cm. A sheet having a width of 1000 mm and a thickness of 2.0 mm was obtained through the first, second and third cooling rolls and the transfer roll. The temperatures of the first and second cooling rolls were set to 140 ° C. and 152 ° C., respectively, and the temperature of the third cooling roll was set to 145 ° C. A ceramic heater was arranged at the position shown in FIG. By adjusting the speed of the roll, the amount of slack (h) of the sheet between the third cooling roll and the first transfer roll was maintained at 15 cm. The surface temperature of the sheet at the time of peeling from the third cooling roll and the surface temperature of the sheet at the position where the sheet was taken out by 50, 100, 200, and 300 cm after peeling from the third cooling roll were 115 ° C, 90 ° C, 77 ° C, and 67 ° C. ° C. Table 1 shows the characteristic values of the obtained sheet. In addition to this sheet, the above polycarbonate resin composition 1 was subjected to a notch Charpy impact strength and 1.80 MPa load deflection temperature reference material using an injection molding machine. Further, as a result of examining the deterioration over time due to the irradiation of ultraviolet light, the light diffusion plate of Example 1 exhibited less luminance deterioration (average luminance decreased by 24% in 4000 hours) and a yellowing degree ((in 4000 hours) than Comparative Example 1. YI changed from -0.4 to +9). Further, when a 15-inch liquid crystal television was produced using the light diffusing plate of Example 1, a screen having high luminance, no luminance unevenness, and no color shift was obtained.
[0052]
[Comparative Example 1]
A commercially available light diffusion plate made of PMMA having a thickness of 2 mm (Kuralex manufactured by Nitto Jushi Kogyo Co., Ltd.) was evaluated in the same manner as in Example 1, and the results are shown in Table 1. When a 15-inch liquid crystal television was produced using the light diffusing plate of Comparative Example 1, a screen having high luminance but having luminance unevenness and having a color shift was obtained.
[0053]
[Table 1]
Figure 2004126185
[0054]
【The invention's effect】
The polycarbonate resin plate of the present invention has excellent light diffusing properties with low warpage and high light transmittance, excellent surface light emission and uniform brightness, and good color tone. Therefore, it is suitable for a liquid crystal display or a light diffusion plate of a direct backlight type of a liquid crystal television or a diffusion plate used for a scanner, which has less luminance unevenness and warpage, and is particularly suitable for a large liquid crystal display or 15 to 39. It is suitable for a light-diffusing plate of a direct backlight type of a large inch liquid crystal television, and the industrial effect brought about by the present invention is outstanding.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an example of a sheet forming method suitable for carrying out the present invention.
FIG. 2 is a schematic view of a sheet forming apparatus suitable for carrying out the present invention as viewed from above.
FIG. 3 is a schematic view showing a state in which a sheet is slackened.
FIG. 4 is a simplified diagram of a relative transmittance evaluation device of the present invention having a light receiving angle of 30 °.
FIG. 5 is a simplified cross-sectional view of the average luminance and luminance unevenness evaluation apparatus of the present invention.
FIG. 6 is a simplified plan view of the average luminance and luminance unevenness evaluation device of the present invention.
[Explanation of symbols]
(1) T die (2) First cooling roll (3) Second cooling roll (4) Third cooling roll (5) First transfer roll (6) Take-up roll (7) Ceramic heater (8) Polycarbonate resin sheet (1) 9 ▼ Non-contact radiation thermometer A Light source B Sample C Light receiving unit 1 Test piece 2 White reflective resin plate 3-10 Light source (cold cathode tube)
11 to 19 measurement points

Claims (5)

厚さ2mmの時に受光角30°の相対透過率が81%以上、ノッチ付シャルピー衝撃強度が10KJ/m以上、1.80MPaの荷重たわみ温度が110℃以上、60℃×95%RH雰囲気下で100時間保持した時の寸法変化率が0.1%以下であり、且つポリカーボネート樹脂を75重量%以上含有するポリカーボネート樹脂組成物より形成された厚み1.3〜3.0mmの大型液晶表示装置用ポリカーボネート樹脂製直下型バックライト用光拡散板。When the thickness is 2 mm, the relative transmittance at a light receiving angle of 30 ° is 81% or more, the notched Charpy impact strength is 10 KJ / m 2 or more, the deflection temperature under load of 1.80 MPa is 110 ° C. or more, and 60 ° C. × 95% RH atmosphere. A large liquid crystal display device having a thickness of 1.3 to 3.0 mm formed from a polycarbonate resin composition having a dimensional change rate of 0.1% or less when held for 100 hours and a polycarbonate resin content of 75% by weight or more. Light diffusion plate for direct backlight made of polycarbonate resin. 光拡散板の寸法変化率の縦/横(MD/TD)の比率が0.66〜1.5である請求項1に記載の大型液晶表示装置用ポリカーボネート樹脂製直下型バックライト用光拡散板。2. The light diffusion plate for a direct type backlight made of polycarbonate resin for a large-sized liquid crystal display device according to claim 1, wherein the ratio of length / width (MD / TD) of the dimensional change rate of the light diffusion plate is 0.66 to 1.5. . 厚さ2mmの時に60℃×95%RH雰囲気下で250時間保持した時の光拡散板の反りが1.0mm以下である請求項1または2のいずれか1項に記載の大型液晶表示装置用ポリカーボネート樹脂製直下型バックライト用光拡散板。3. The large liquid crystal display device according to claim 1, wherein the light diffusion plate has a warp of 1.0 mm or less when held in a 60 ° C. × 95% RH atmosphere for 250 hours at a thickness of 2 mm. Light diffusion plate for direct backlight made of polycarbonate resin. 光拡散板の反りの縦/横(MD/TD)の比率が0.66〜1.5である請求項1〜3のいずれか1項に記載の大型液晶表示装置用ポリカーボネート樹脂製直下型バックライト用光拡散板。4. The direct type back made of polycarbonate resin for a large liquid crystal display device according to claim 1, wherein the ratio of the warp length / width (MD / TD) of the light diffusion plate is 0.66 to 1.5. Light diffusion plate for lights. ポリカーボネート樹脂組成物が、ポリカーボネート樹脂99.7〜80重量%および平均粒径1〜30μの透明微粒子0.3〜20重量%である請求項1または2記載の大型液晶表示装置用ポリカーボネート樹脂製直下型バックライト用光拡散板。3. The polycarbonate resin composition according to claim 1, wherein the polycarbonate resin composition is 99.7 to 80% by weight of the polycarbonate resin and 0.3 to 20% by weight of transparent fine particles having an average particle size of 1 to 30 [mu] m. Light diffuser for mold backlight.
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