JP2004125103A - Belt-type continuously variable transmission system for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の発動機の回転を駆動輪に伝達する動力伝達システムに好適に使用される車両用ベルト式無段変速システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等に搭載する変速システムとしては、従来より、例えば車両用ベルト式無段変速システムといわれるものが知られている。この車両用ベルト式無段変速システムは、エンジンの回転を入力するプライマリプーリと、駆動輪に回転を出力するセカンダリプーリと、プライマリプーリ及びセカンダリプーリに挟持され、プライマリプーリの回転をセカンダリプーリに伝達するVベルトとを備え、プライマリプーリ及びセカンダリプーリがVベルトを挟持する接触半径(有効半径)の比率(プーリ比)を変化させて、入力と出力との回転数の比率(変速比)を調整するものである。
【0003】
このように、車両用ベルト式無段変速システムでは、Vベルトをプライマリプーリ及びセカンダリプーリで挟持しているが、このVベルトに滑りが生じるとVベルトの寿命低下のおそれがあるので、Vベルトの滑りを防止するための種々の提案がなされている。例えば、DレンジからLレンジにセレクトされた場合や、LレンジからDレンジにセレクトされた場合に、ライン圧を一時的に上昇させることで、プライマリプーリ及びセカンダリプーリがVベルトを挟持する力を高めてVベルトの滑りを防止しようとしている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭63−31833号公報(第3頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、エンジンとプライマリプーリとの間には、エンジンの回転を断続するためのクラッチ部が設けられている。このクラッチ部には、ライン圧調整装置を通過し、さらにクラッチ圧調整装置で減圧調整された油圧が供給され、この油圧を利用してクラッチ板の断続を行っている。
【0006】
しかし、このクラッチ圧調整装置が、万一、故障すると、ライン圧調整装置から出た油圧が減圧されることなく、クラッチ部に供給されてしまう可能性がある。すると、クラッチ締結時にクラッチ板が極めて短時間で当接することとなり、プライマリプーリが一気に回転させられることとなる。すると、そのときの力によって、Vベルトが滑るおそれがある。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、万一、クラッチ圧調整装置が故障した場合であっても、Vベルトのベルト滑りを生じさせるおそれのない車両用ベルト式無段変速システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
【0009】
第1の発明は、油圧に応じて溝幅が変化する入力側のプライマリプーリ(21)と、油圧に応じて溝幅が変化する出力側のセカンダリプーリ(22)と、前記プライマリプーリ(21)と前記セカンダリプーリ(22)とに巻き掛けられ、前記溝幅に応じてプーリ接触半径が変化するベルト(23)とを備えたベルト式無段変速手段を有する車両用ベルト式無段変速システムであって、エンジンからの回転を断続して前記プライマリプーリ(21)に入力するクラッチ手段(20)と、前記クラッチ手段(20)に油圧を供給し、その供給油圧を調整することで前記クラッチ手段(20)の断続をコントロールするクラッチ圧調整手段(35)と、前記クラッチ圧調整手段(35)から前記クラッチ手段(20)に供給される油圧が急激に上昇することを防止する油圧急上昇防止手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
第2の発明は、前記第1の発明において、前記油圧急上昇防止手段は、前記クラッチ圧調整手段(35)から前記クラッチ手段(20)に供給される油圧の流路の断面面積を狭める絞り(37)を有することを特徴とする。
【0011】
第3の発明は、前記第1又は第2の発明において、前記油圧急上昇防止手段は、前記クラッチ圧調整手段(35)から前記クラッチ手段(20)に供給される油圧を一時的に貯えるアキュムレータ(38)を有することを特徴とする。
【0012】
第4の発明は、前記第1から第3までのいずれかの発明において、エンジン回転数に応じて油圧を前記プライマリプーリ(21)及び前記セカンダリプーリ(22)に供給してベルトトルク容量を変化させる制御手段(40)を備えることを特徴とする。
【0013】
【作用・効果】
第1の発明によれば、エンジンからの回転を断続して前記プライマリプーリに入力するクラッチ手段に供給する油圧が急激に上昇することを防止する油圧急上昇防止手段を設けたので、万一、クラッチ圧調整装置が故障しても、クラッチトルクをベルトトルク容量よりも低く抑えることができ、ベルト滑りを防止することができる。
【0014】
第2の発明によれば、油圧急上昇防止手段は絞りを有するので、クラッチ手段への供給油量が急激に増加しても、クラッチ圧の上昇量を低く抑えることができる。
【0015】
第3の発明によれば、油圧急上昇防止手段はアキュムレータを有するので、クラッチ圧を時間の経過とともに上昇させることができる。
【0016】
第4の発明によれば、エンジン回転数に応じて油圧をプライマリプーリ及びセカンダリプーリに供給するので、ベルトトルク容量を変化させることで、ベルト滑りをさらに確実に防止することができる。また、エンジンが低回転時に必要以上にプーリ圧を上げないため、燃費改善の効果と、クラッチへの供給油量不足を引き起こさない効果も期待できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明による車両用ベルト式無段変速システムを示す概略構成図である。
【0018】
車両用ベルト式無段変速システム1は、クラッチ部10と、ベルト式無段変速部20と、油圧調整部30と、コントロールユニット40と、トルクコンバータ(以下、適宜「トルコン」と略す)50とを備え、エンジン60の回転を減速して駆動輪70に伝達する。
【0019】
クラッチ部10は、エンジン60側とプライマリプーリ21側との動力伝達経路を切り換える遊星歯車11と、前進クラッチ12と、後退ブレーキ13とを有し、クラッチ圧調整装置35から供給される油圧によって、車両の前進時には前進クラッチ12を締結し、車両の後退時には後退ブレーキ13を締結し、中立位置(ニュートラルやパーキング)では前進クラッチ12及び後退ブレーキ13を共に解放する。クラッチ圧調整装置35は、コントロールユニット40からの指令に応じて前進クラッチ12及び後退ブレーキ13に供給する油圧(前進クラッチ圧、後退ブレーキ圧)を調整して締結状態を制御する。
【0020】
前進クラッチ12及び後退ブレーキ13の締結は排他的に行われ、前進時(レンジ信号=Dレンジ)は、前進クラッチ圧を供給して前進クラッチ12を締結するとともに、後退ブレーキ圧をドレンに接続して後退ブレーキ13を解放する。一方、後退時(レンジ信号=Rレンジ)は、前進クラッチ圧をドレンに接続するとともに、前進クラッチ12を解放し、後退ブレーキ圧を供給して後退ブレーキ13を締結する。また、中立位置(レンジ信号=Nレンジ)では、前進クラッチ圧及び後退ブレーキ圧をドレンに接続し、前進クラッチ12及び後退ブレーキ13を共に解放する。
【0021】
ベルト式無段変速部20は、プライマリプーリ21と、セカンダリプーリ22と、Vベルト23とを備える。
【0022】
プライマリプーリ21は、エンジン60の回転を入力する入力軸側のプーリである。プライマリプーリ21は、入力軸21cと一体となって回転する固定円錐板21aと、この固定円錐板21aに対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、プライマリプーリに作用する油圧(以下「プライマリ圧」という)によって軸方向へ変位可能な可動円錐板21bとを備える。プライマリプーリ21の回転速度は、プライマリプーリ回転速度センサ41によって検出される。
【0023】
セカンダリプーリ22は、Vベルト23によって伝達された回転をアイドラギアやディファレンシャルギアを介して駆動輪70に伝達する。セカンダリプーリ22は、出力軸22cと一体となって回転する固定円錐板22aと、この固定円錐板22aに対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、セカンダリプーリに作用する油圧(以下「セカンダリ圧」という)に応じて軸方向へ変位可能な可動円錐板22bとを備える。なお、セカンダリプーリの受圧面積とプライマリプーリの受圧面積とは、同等又はほぼ同等である。セカンダリプーリ22の回転速度は、セカンダリプーリ回転速度センサ42によって検出される。なお、このセカンダリプーリ22の回転速度から車速が算出される。
【0024】
Vベルト23は、プライマリプーリ21及びセカンダリプーリ22に巻き掛けられ、プライマリプーリ21の回転をセカンダリプーリ22に伝達する。
【0025】
油圧調整部30は、油圧ポンプ31と、ライン圧調整装置32と、プライマリ圧調整装置33と、セカンダリ圧調整装置34と、クラッチ圧調整装置35とを備える。
【0026】
油圧ポンプ31は、エンジン60で駆動されて、オイルを圧送する。
【0027】
ライン圧調整装置32は、油圧ポンプ31から圧送されたオイルの圧力を、コントロールユニット40からの指令(例えば、デューティ信号など)によって運転状態に応じた所定のライン圧に調圧する。
【0028】
プライマリ圧調整装置33は、プライマリ圧を制御する装置であり、例えば、ソレノイドや、メカニカルフィードバック機構を構成するサーボリンク及びステップモータなどによって構成されている。
【0029】
セカンダリ圧調整装置34は、コントロールユニット40からの指令によって制御され、ライン圧調整装置32で調圧されたライン圧をさらに減圧して運転状態に応じた所定のセカンダリ圧に調圧する。
【0030】
クラッチ圧調整装置35は、ライン圧調整装置32からの油圧を元圧として、コントロールユニット40の油圧指令値に基づいて調整し、その調整した油圧をクラッチ部10に供給して、皿バネ38aを備えた前進クラッチ12及び後退ブレーキ13を締結又は解放する。なお、皿バネ38aは、前進クラッチ12及び後退ブレーキ13において急激な締結を緩和する役割を果たす。
【0031】
クラッチ圧調整装置35の油圧は、クラッチ圧供給配管36を通ってクラッチ部10に供給される。クラッチ供給配管36の経路途中には、絞り37及びアキュムレータ38が設けられている。絞り37はクラッチ供給配管36の管路の断面面積を狭めてクラッチ圧の伝達を制限する。アキュムレータ38はクラッチ供給配管36の内部の高圧流体を一時的に貯えておき、必要に応じてこの高圧流体を活動部分へ伝達し仕事を行わせる。
【0032】
コントロールユニット40は、セカンダリプーリ回転速度センサ42の車速信号、シフトレバーに応動するインヒビタスイッチ43のレンジ信号、アクセルペダル44のアクセル踏み込み量信号、エンジン60(またはエンジン制御装置)のエンジン回転速度信号等の運転状態及び運転操作に基づいて、油圧指令値を決定してクラッチ圧調整装置35へ指令する。なお、インヒビタスイッチ43は、前進(Dレンジ)、中立位置=ニュートラル(Nレンジ)、後退(Rレンジ)のいずれか一つを選択する例を示す。
【0033】
また、コントロールユニット40は、クラッチ圧調整装置35をコントロールして、前進クラッチ12及び後退ブレーキ13に供給する油圧を調整して前進クラッチ圧及び後退ブレーキ圧を制御してクラッチの締結状態をコントロールする。
【0034】
さらに、コントロールユニット40は、入力トルク情報、プライマリプーリの回転速度とセカンダリプーリの回転速度との比(変速比)、インヒビタスイッチ43からのセレクト位置や、車速(セカンダリプーリ回転速度)、アクセル踏み込み量、油温、油圧等の信号を読み込んで目標変速比を決定し、その目標変速比を実現するためのプライマリ圧及びセカンダリ圧の目標圧を算出し、必要に応じて目標圧の補正を行って、その目標圧通りになるように、ライン圧調整装置32、プライマリ圧調整装置33、セカンダリ圧調整装置34を制御して、プライマリプーリ21及びセカンダリプーリ22に供給する油圧を調整して可動円錐板21b及び可動円錐板22bを回転軸方向に往復移動させてプライマリプーリ21及びセカンダリプーリ22のプーリ溝幅を変化させる。すると、Vベルト23がプライマリプーリ21及びセカンダリプーリ22上で移動して、Vベルト23のプライマリプーリ21及びセカンダリプーリ22に対する接触半径が変わり、変速比がコントロールされる。
【0035】
エンジン60の回転が、トルクコンバータ50、クラッチ部10を介してベルト式無段変速部20へ入力され、プライマリプーリ21からVベルト23、セカンダリプーリ22を介して駆動輪70へ伝達される。
【0036】
コントロールユニット40は、アクセルペダルが踏み込まれたり、マニュアルモードでシフトチェンジされると、プライマリプーリ21の可動円錐板21b及びセカンダリプーリ22の可動円錐板22bを軸方向へ変位させて、Vベルト23との接触半径を変更することにより、変速比を連続的に変化させる。
【0037】
さらに、コントロールユニット40は、エンジン60の燃料噴射量、スロットル開度を制御してエンジントルク、回転数を制御する。
【0038】
トルクコンバータ50は、エンジン60とクラッチ部10との間に設けられ、内部に有するオイルの流れによってエンジン60の回転トルクを伝達する装置である。
【0039】
エンジン回転数Ne、トルコン容量係数τ、トルコントルク比tとすると、トルクコンバータ50への入力トルクTin、トルクコンバータ50からの出力トルクTout は、それぞれ、
Tin = τ×Ne2
Tout = τ×Ne2 ×t
で、表される。このように、トルクコンバータ50の伝達トルクは、エンジン回転数によって決定される。
【0040】
図2は、ライン圧調整装置からの油圧が直接クラッチ部に供給される場合のシフトチェンジ(N→D)前後のクラッチ部の状態変化を示す線図である。横軸に時刻をとり、縦軸に回転数(図2(A))、トルク(図2(B))、クラッチ圧(図2(C))をとる。また、図中、実線は本実施形態(クラッチ供給配管の経路途中に絞り及びアキュムレータを設け、さらに前進クラッチ及び後退ブレーキに皿バネを設けた場合)を示し、破線は従来品(クラッチ供給配管の経路途中に絞り及びアキュムレータを設けない場合)を示す。
【0041】
この図2に基づいて本実施形態の効果を説明する。
【0042】
従来品では、NレンジからDレンジに変更すると、クラッチ圧が急上昇し(図2(C))、クラッチトルクが急激に立ち上がってそのピークトルクはベルトトルク容量(ベルトが滑ることなく動力を伝達できる最大トルク)を超えてしまっていることがわかる(図2(B))。また、タービン回転とプライマリプーリ回転との差の回転数は、実線に比べて短時間で落ち込んむことがわかる(図2(A))。
【0043】
一方、本実施形態では、NレンジからDレンジに変更したときに、まず、クラッチ圧の上昇量が低く抑えられる(図2(C))。これは、クラッチ供給配管36の経路途中に設けられた絞り37の作用によるものである。また、その後もクラッチ圧は、時間の経過とともに徐々に上昇することとなる(図2(C))。これは、クラッチ供給配管36の経路途中に設けられたアキュムレータ38及び前進クラッチ12及び後退ブレーキ13に設けられた皿バネ38aの作用によるものである。クラッチ圧がこのように変化するので、クラッチトルクの立ち上がりも緩やかになり、また、ピークトルクもベルトトルク容量よりも低く抑えられ(図2(B))、タービン回転とプライマリプーリ回転との差の回転数は、破線に比べて時間をかけて落ち込んむことがわかる(図2(A))。
【0044】
このように、本実施形態によれば、クラッチ供給配管36の経路途中に絞り37及びアキュムレータ38を設けたので、万一、クラッチ圧調整装置が故障してライン圧調整装置32からの油圧が直接クラッチ部10に供給されることとなっても、クラッチトルクをベルトトルク容量よりも低く抑えられる。このように、クラッチトルクが、常にベルトトルク容量よりも低いので、ベルト滑りを防止することができる。
【0045】
(第2実施形態)
本実施形態では、ニュートラルレンジから前進レンジ又は後進レンジにセレクトされたら、ライン圧を、そのときのエンジン回転数に応じて変化させ、また、プライマリプーリ圧及びセカンダリプーリ圧も、そのときのエンジン回転数に応じた油圧としてベルトトルク容量を高めることで、ベルト滑りをさらに確実に防止しようとするものである。以下に、本実施形態で特にポイントとなるコントローラの制御方法の概要を説明する。
【0046】
図3は第2実施形態の制御方法を説明するフローチャートである。
【0047】
ステップS1では、ニュートラルレンジから前進レンジ又は後進レンジにセレクトされたら処理を開始する。
【0048】
ステップS2では、エンジン回転数及び油温を測定する。
【0049】
ステップS3では、そのエンジン回転数及び油温の基づいてライン圧、プライマリプーリ圧、セカンダリプーリ圧を算出する。具体的には、図4のような線図を、温度ごとに用意しておき、その線図に基づき、決定する。そして、そのライン圧、プライマリプーリ圧、セカンダリプーリ圧になるように、ライン圧調整装置32、プライマリ圧調整装置33、セカンダリ圧調整装置34を調整する。
【0050】
ステップS4では、一定時間が経過し、ベルト滑りを生じ得ないと判断できる状態になったら、処理を終了する。
【0051】
図4は、ある一定油温におけるエンジン回転数に対する油圧及びトルク容量の関係を示す線図であり、横軸にエンジン回転数、縦軸にトルク容量(図4(A))、油圧(図4(B))をとる。
【0052】
本実施形態では、図4(B)に示したように、エンジン回転数が上がるほど、クラッチ締結に必要なエネルギーが大となり、その結果、クラッチ圧及びクラッチ締結時のピークトルク、すなわちライン圧等が高くなる。これは、エンジン回転の高いときほどクラッチ締結時のショックが大きくなるからであり、そのため、あらかじめライン圧等を高くしておこうとしているのである。なお、図4(B)では、エンジン回転数及び油温から求まる発生可能なライン圧限界が示されており、ライン圧は当然にそれ以下である。また、ライン圧等を決定すると、そのライン圧等からベルトトルク容量が求まる。そのベルトトルク容量は、エンジン回転数変化に対して図4(A)のように変化する。また、そのベルトトルク容量に基づいて、クラッチ締結ピークトルクを、ベルトトルク容量よりも小さくなるように決める(図4(A))。そして、そのクラッチ締結ピークトルクを実現できるようなクラッチ圧を決定する。そのクラッチ圧を図4(B)に示した。
【0053】
本実施形態によれば、ニュートラルレンジから前進レンジ又は後進レンジにセレクトされたら、ライン圧、プライマリプーリ圧、セカンダリプーリ圧を、そのときのエンジン回転数に応じた油圧としてベルトトルク容量を高めるので、第1実施形態の効果に加えて、ベルト滑りをさらに確実に防止することができる。
【0054】
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明と均等であることは明白である。
【0055】
例えば、上記第2実施形態では、ステップS4の終了判断を、一定時間経過したか否かで行ったが、例えば、クラッチタービンの回転数を測定し、その回転数が、プライマリプーリの回転数と一致した状態になったら処理を終了させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用ベルト式無段変速システムを示す概略構成図である。
【図2】ライン圧調整装置からの油圧が直接クラッチ部に供給される場合のシフトチェンジ(N→D)前後のクラッチ部の状態変化を示す線図である。
【図3】図3は第2実施形態の制御方法を説明するフローチャートである。
【図4】ある一定油温におけるエンジン回転数に対する油圧及びトルク容量の関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 車両用ベルト式無段変速システム
10 クラッチ部
20 ベルト式無段変速部
21 プライマリプーリ
22 セカンダリプーリ
23 Vベルト
30 油圧調整部
31 油圧ポンプ
32 ライン圧調整装置
33 プライマリ圧調整装置
34 セカンダリ圧調整装置
35 クラッチ圧調整装置
40 コントロールユニット
50 トルクコンバータ
60 エンジン
70 駆動輪[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art As a transmission system mounted on an automobile or the like, a so-called belt-type continuously variable transmission system for a vehicle has been conventionally known. This belt-type continuously variable transmission system for a vehicle includes a primary pulley that inputs the rotation of the engine, a secondary pulley that outputs the rotation to the drive wheels, and is sandwiched between the primary pulley and the secondary pulley, and transmits the rotation of the primary pulley to the secondary pulley. The ratio of the contact radius (effective radius) (pulley ratio) of the primary pulley and the secondary pulley sandwiching the V belt (pulley ratio) is adjusted to adjust the ratio of the input and output rotation speeds (speed ratio). Is what you do.
[0003]
As described above, in the vehicle belt-type continuously variable transmission system, the V-belt is held between the primary pulley and the secondary pulley. However, if the V-belt slips, the life of the V-belt may be shortened. Various proposals have been made for preventing slippage. For example, when the range is selected from the D range to the L range, or when the range is selected from the L range to the D range, by temporarily increasing the line pressure, the force of the primary pulley and the secondary pulley to clamp the V belt is reduced. An attempt is made to prevent the V-belt from slipping by increasing the height (for example, see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-63-31833 (page 3)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, a clutch unit for interrupting the rotation of the engine is provided between the engine and the primary pulley. The clutch unit is supplied with a hydraulic pressure that has passed through the line pressure adjusting device and has been reduced in pressure by the clutch pressure adjusting device. The hydraulic pressure is used to connect and disconnect the clutch plate.
[0006]
However, if the clutch pressure adjusting device fails, the hydraulic pressure output from the line pressure adjusting device may be supplied to the clutch unit without being reduced. Then, when the clutch is engaged, the clutch plate comes into contact in a very short time, and the primary pulley is rotated at a stroke. Then, the V-belt may slip due to the force at that time.
[0007]
The present invention has been made in view of such a conventional problem, and is intended for a vehicle that does not cause the V-belt to slip even if the clutch pressure adjusting device breaks down. It is an object of the present invention to provide a belt-type continuously variable transmission system.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention solves the above problem by the following means. Note that, for easy understanding, reference numerals corresponding to the embodiments of the present invention are given, but the present invention is not limited thereto.
[0009]
A first invention provides an input-side primary pulley (21) whose groove width changes according to oil pressure, an output-side secondary pulley (22) whose groove width changes according to oil pressure, and the primary pulley (21). And a belt (23) wound around the secondary pulley (22) and having a pulley contact radius that varies according to the groove width. A clutch means (20) for intermittently inputting rotation from the engine and inputting to the primary pulley (21); and supplying a hydraulic pressure to the clutch means (20), and adjusting the supplied hydraulic pressure to thereby provide the clutch means. (20) clutch pressure adjusting means (35) for controlling the on / off state, and the hydraulic pressure supplied from the clutch pressure adjusting means (35) to the clutch means (20) rises rapidly. Characterized in that it comprises a hydraulic jump prevention means for preventing the.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the hydraulic pressure sudden rise prevention means includes a throttle () for reducing a cross-sectional area of a flow path of a hydraulic pressure supplied from the clutch pressure adjustment means (35) to the clutch means (20). 37).
[0011]
In a third aspect based on the first or second aspect, the hydraulic pressure abrupt rise prevention means includes an accumulator (temporarily storing hydraulic pressure supplied from the clutch pressure adjusting means (35) to the clutch means (20)). 38).
[0012]
In a fourth aspect based on any one of the first to third aspects, a hydraulic pressure is supplied to the primary pulley (21) and the secondary pulley (22) in accordance with an engine speed to change a belt torque capacity. And a control unit (40) for causing the control unit to perform the control.
[0013]
[Action / Effect]
According to the first aspect of the present invention, the sudden increase in the hydraulic pressure supplied to the clutch means input to the primary pulley while the rotation from the engine is intermittently provided is provided. Even if the pressure adjusting device fails, the clutch torque can be suppressed lower than the belt torque capacity, and belt slippage can be prevented.
[0014]
According to the second aspect, since the sudden increase in hydraulic pressure has the throttle, even if the amount of oil supplied to the clutch increases rapidly, the amount of increase in clutch pressure can be kept low.
[0015]
According to the third aspect of the present invention, since the sudden increase in hydraulic pressure has the accumulator, the clutch pressure can be increased with time.
[0016]
According to the fourth aspect, since the hydraulic pressure is supplied to the primary pulley and the secondary pulley in accordance with the engine speed, the belt slip can be more reliably prevented by changing the belt torque capacity. In addition, since the pulley pressure is not increased more than necessary when the engine is running at a low speed, the effect of improving fuel efficiency and the effect of not causing an insufficient oil supply to the clutch can be expected.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in more detail with reference to the drawings and the like.
(1st Embodiment)
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a belt type continuously variable transmission system for a vehicle according to the present invention.
[0018]
The belt-type continuously
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The belt-type continuously
[0022]
The
[0023]
Secondary pulley 22 transmits the rotation transmitted by V-belt 23 to drive
[0024]
V-belt 23 is wound around
[0025]
The hydraulic pressure adjusting unit 30 includes a hydraulic pump 31, a line
[0026]
The hydraulic pump 31 is driven by the engine 60 to pump oil.
[0027]
The line
[0028]
The primary
[0029]
The secondary
[0030]
The clutch
[0031]
The hydraulic pressure of the clutch
[0032]
The control unit 40 includes a vehicle speed signal of a secondary pulley rotation speed sensor 42, a range signal of an inhibitor switch 43 responsive to a shift lever, an accelerator pedal depression amount signal of an accelerator pedal 44, an engine rotation speed signal of an engine 60 (or an engine control device), and the like. The hydraulic pressure command value is determined based on the operating state and the driving operation of and the clutch
[0033]
Further, the control unit 40 controls the clutch
[0034]
The control unit 40 further includes input torque information, a ratio between the rotation speed of the primary pulley and the rotation speed of the secondary pulley (gear ratio), a position selected by the inhibitor switch 43, a vehicle speed (secondary pulley rotation speed), and an accelerator pedal depression amount. , Read signals of oil temperature, oil pressure, etc., determine a target gear ratio, calculate primary pressure and secondary pressure target pressures for realizing the target gear ratio, and correct the target pressure as necessary. By controlling the line
[0035]
The rotation of the engine 60 is input to the belt-type continuously
[0036]
When the accelerator pedal is depressed or the shift is changed in the manual mode, the control unit 40 displaces the movable conical plate 21b of the
[0037]
Further, the control unit 40 controls the fuel injection amount and the throttle opening of the engine 60 to control the engine torque and the rotation speed.
[0038]
The
[0039]
Assuming the engine speed Ne, the torque converter capacity coefficient τ, and the torque converter torque ratio t, the input torque T in to the
T in = τ × Ne 2
T out = τ × Ne 2 × t
Is represented by Thus, the transmission torque of the
[0040]
FIG. 2 is a diagram showing a state change of the clutch unit before and after a shift change (N → D) when the hydraulic pressure from the line pressure adjusting device is directly supplied to the clutch unit. The horizontal axis represents time, and the vertical axis represents rotation speed (FIG. 2A), torque (FIG. 2B), and clutch pressure (FIG. 2C). Also, in the drawing, the solid line indicates the present embodiment (a case where a throttle and an accumulator are provided in the middle of the path of the clutch supply pipe, and further a disc spring is provided for the forward clutch and the reverse brake), and a broken line indicates a conventional product (the clutch supply pipe (A case where a stop and an accumulator are not provided in the middle of the route).
[0041]
The effect of the present embodiment will be described based on FIG.
[0042]
In the conventional product, when the range is changed from the N range to the D range, the clutch pressure sharply rises (FIG. 2C), the clutch torque rises sharply, and the peak torque is the belt torque capacity (the power can be transmitted without the belt slipping). It can be seen that the maximum torque has been exceeded (FIG. 2 (B)). In addition, it can be seen that the rotation speed of the difference between the turbine rotation and the primary pulley rotation falls in a shorter time than the solid line (FIG. 2A).
[0043]
On the other hand, in the present embodiment, when the range is changed from the N range to the D range, first, the amount of increase in the clutch pressure is suppressed to a low level (FIG. 2C). This is due to the action of the throttle 37 provided on the way of the
[0044]
As described above, according to the present embodiment, since the throttle 37 and the accumulator 38 are provided in the middle of the path of the
[0045]
(2nd Embodiment)
In the present embodiment, if the forward range or the reverse range is selected from the neutral range, the line pressure is changed according to the engine speed at that time, and the primary pulley pressure and the secondary pulley pressure are also changed at the engine speed at that time. By increasing the belt torque capacity as the hydraulic pressure according to the number, it is intended to more reliably prevent belt slippage. Hereinafter, an outline of a controller control method which is particularly important in the present embodiment will be described.
[0046]
FIG. 3 is a flowchart illustrating a control method according to the second embodiment.
[0047]
In step S1, the process is started when the forward range or the reverse range is selected from the neutral range.
[0048]
In step S2, the engine speed and the oil temperature are measured.
[0049]
In step S3, a line pressure, a primary pulley pressure, and a secondary pulley pressure are calculated based on the engine speed and the oil temperature. Specifically, a diagram as shown in FIG. 4 is prepared for each temperature, and the determination is made based on the diagram. Then, the line
[0050]
In step S4, when the predetermined time has elapsed and it is determined that belt slippage cannot occur, the process ends.
[0051]
FIG. 4 is a graph showing the relationship between the oil pressure and the torque capacity with respect to the engine speed at a certain oil temperature. The horizontal axis represents the engine speed, the vertical axis represents the torque capacity (FIG. 4A), and the hydraulic pressure (FIG. 4A). (B)).
[0052]
In the present embodiment, as shown in FIG. 4B, as the engine speed increases, the energy required for clutch engagement increases, and as a result, the clutch pressure and the peak torque at the time of clutch engagement, that is, the line pressure, etc. Will be higher. This is because the higher the engine speed, the greater the shock at the time of clutch engagement. Therefore, the line pressure and the like are to be increased in advance. Note that FIG. 4B shows a line pressure limit that can be generated, which is determined from the engine speed and the oil temperature, and the line pressure is naturally lower than that. When the line pressure and the like are determined, the belt torque capacity is obtained from the line pressure and the like. The belt torque capacity changes as shown in FIG. Further, based on the belt torque capacity, the clutch engagement peak torque is determined to be smaller than the belt torque capacity (FIG. 4A). Then, a clutch pressure that can realize the clutch engagement peak torque is determined. The clutch pressure is shown in FIG.
[0053]
According to the present embodiment, when the neutral range is selected from the forward range or the reverse range, the line pressure, the primary pulley pressure, and the secondary pulley pressure are increased as the hydraulic pressure according to the engine speed at that time, so that the belt torque capacity is increased. In addition to the effects of the first embodiment, belt slippage can be more reliably prevented.
[0054]
Without being limited to the embodiments described above, various modifications and changes can be made within the scope of the technical idea, and it is apparent that they are equivalent to the present invention.
[0055]
For example, in the second embodiment, the end of step S4 is determined based on whether a predetermined time has elapsed. For example, the rotation speed of the clutch turbine is measured, and the rotation speed is determined as the rotation speed of the primary pulley. The processing may be terminated when the state matches.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a belt type continuously variable transmission system for a vehicle according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a state change of a clutch unit before and after a shift change (N → D) when hydraulic pressure from a line pressure adjusting device is directly supplied to a clutch unit.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a control method according to a second embodiment.
FIG. 4 is a diagram showing a relationship between an oil pressure and a torque capacity with respect to an engine speed at a certain oil temperature.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
油圧に応じて溝幅が変化する出力側のセカンダリプーリと、
前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとに巻き掛けられ、前記溝幅に応じてプーリ接触半径が変化するベルトとを備えたベルト式無段変速手段を有する車両用ベルト式無段変速システムであって、
前記プライマリプーリに対して、エンジンからの回転を断続して入力するクラッチ手段と、
前記クラッチ手段に油圧を供給し、その供給油圧を調整することで前記クラッチ手段の断続をコントロールするクラッチ圧調整手段と、
前記クラッチ圧調整手段から前記クラッチ手段に供給される油圧が急激に上昇することを防止する油圧急上昇防止手段と
を備える車両用ベルト式無段変速システム。An input-side primary pulley whose groove width changes according to the oil pressure,
An output-side secondary pulley whose groove width changes according to the oil pressure,
A belt-type continuously variable transmission system for a vehicle, comprising: a belt-type continuously variable transmission unit including a belt wound around the primary pulley and the secondary pulley, and having a pulley contact radius that varies according to the groove width,
Clutch means for intermittently inputting rotation from the engine to the primary pulley;
Supplying a hydraulic pressure to the clutch means, a clutch pressure adjusting means for controlling the on / off of the clutch means by adjusting the supplied hydraulic pressure,
A belt-type continuously variable transmission system for a vehicle, comprising: a sudden increase in hydraulic pressure that prevents a sudden increase in hydraulic pressure supplied from the clutch pressure adjusting means to the clutch means.
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ベルト式無段変速システム。2. The belt-type continuously variable transmission for a vehicle according to claim 1, wherein the sudden increase in hydraulic pressure has a throttle that reduces a cross-sectional area of a flow path of hydraulic pressure supplied from the clutch pressure adjusting means to the clutch means. system.
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ベルト式無段変速システム。The belt type continuously variable vehicle according to claim 1 or 2, wherein the hydraulic pressure sudden rise preventing means has an accumulator for temporarily storing hydraulic pressure supplied from the clutch pressure adjusting means to the clutch means. Transmission system.
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用ベルト式無段変速システム。4. The control device according to claim 1, further comprising a control unit configured to supply a hydraulic pressure to the primary pulley and the secondary pulley according to an engine speed to change a belt torque capacity. 5. Belt-type continuously variable transmission system for vehicles.
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