JP2004121616A - Automatic diagnostic apparatus - Google Patents
Automatic diagnostic apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004121616A JP2004121616A JP2002291747A JP2002291747A JP2004121616A JP 2004121616 A JP2004121616 A JP 2004121616A JP 2002291747 A JP2002291747 A JP 2002291747A JP 2002291747 A JP2002291747 A JP 2002291747A JP 2004121616 A JP2004121616 A JP 2004121616A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse wave
- information
- determined
- blood pressure
- ankle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、循環器の状態に関連する循環器関連情報に基づいて自動的に患者を診断をする自動診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
患者の診断においては、複数の生体情報を総合的に判断して診断を行うことがよくあるので、複数の生体情報を測定することができる装置も種々開発されている。たとえば、特許文献1に記載された装置では、動脈の狭窄を診断するために、足首血圧値と上腕血圧値との比である足首上腕血圧指数ABI、脈波の立ち上がり点から頂点までの時間であるU−time、および一拍分の脈波面積を脈拍周期とピーク高さで正規化した正規化脈波面積すなわち%MAPという3種類の循環器関連情報を決定できるようになっている。そして、特許文献1では、これら3つの循環器関連情報の測定値が表示されるとともに、直観的に動脈の狭窄を評価することができるようにするため、血管内壁断面に似せたグラフに上記3つの循環器関連情報がグラフ表示されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−340305号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、特許文献1に記載の装置のように、複数種類の循環器関連情報は単に数値が表示されるだけか、または、グラフ表示されるだけであり、疾患の有無の判断は医師に委ねられていた。しかし、表示された複数の循環器関連情報を総合的に判断して疾患の有無を判断するには、高度な専門的知識と経験を有するので、その分野の研究に携わっているような専門医であれば適切な診断を行うことが可能であるが、開業医など、それほど専門的知識を持たない医師にとっては、全ての循環器関連情報を有効に活用して診断を行うことが困難であった。そのため、いくつかの循環器関連情報が利用されず、代表的な1種あるいは2,3種類の循環器関連情報のみに基づいて診断が行われ、結果として診断が不正確となっていることもあった。
【0005】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、複数種類の循環器関連情報に基づいて自動的に診断を行うことができる自動診断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明は、(a)生体の複数種類の循環器関連情報を決定する循環器関連情報決定手段と、(b)その複数種類の循環器関連情報に基づいて診断結果を決定する予め定められた関係を用いて、前記循環器関連情報決定手段により実際に決定された循環器関連情報に基づいて診断結果を決定する診断結果決定手段と、(c)その診断結果決定手段により決定された診断結果を出力する出力装置とを含むことを特徴とする自動診断装置である。
【0007】
【発明の効果】
この発明によれば、診断結果決定手段により自動的に複数の循環器関連情報に基づいて診断結果が決定され、その診断結果が出力装置に出力されるので、専門的知識を有しない医師でも複数の循環器関連情報に基づく正しい診断結果を得ることができる。
【0008】
【発明の他の態様】
ここで、好ましくは、前記自動診断装置は、前記複数の循環器関連情報を決定するために前記生体から検出される複数種類の生体信号の測定異常を、予め定められた測定異常判定条件に基づいて判定する測定異常判定手段をさらに含み、前記診断結果決定手段では、その測定異常判定手段により測定異常と判定された生体信号から決定される循環器関連情報に基づいた診断結果は決定しないように構成される。このようにすれば、異常な測定値となっている生体信号から決定される誤った循環器関連情報に基づいて、誤った診断結果が決定されることが防止される。
【0009】
さらに、好ましくは、前記生体信号の測定異常に対処するために、前記測定異常判定条件別に予め記憶された複数の測定異常対処情報から、前記測定異常判定手段により測定異常と判定される根拠となった測定異常判定条件に対応する測定異常対処情報を選択して前記出力装置から出力させる測定異常対処情報出力手段をさらに備えている。また、好ましくは、上記複数の測定異常対処情報には、前記生体信号の測定異常に対処するための情報に加えて、再測定を求めるメッセージがそれぞれ含まれる。このようにすれば、出力装置に出力される測定異常対処情報に従って再測定することにより、容易に正確な生体信号を検出することができる。
【0010】
また、好ましくは、前記自動診断装置は、前記複数の循環器関連情報の測定精度を、それら複数の循環器関連情報を決定するために前記生体から検出される生体信号およびその生体信号について予め定められた測定精度判定条件に基づいて判定する測定精度判定手段をさらに含み、前記診断結果決定手段において用いられる関係は、該測定精度判定手段において判定された測定精度が低いほど、同一の診断結果と判定するための前記循環器関連情報の条件が厳しく設定される。このようにすれば、測定精度の低い循環器関連情報であっても、その循環器関連情報を有効に活用して信頼性のある診断結果が決定される。
【0011】
また、好ましくは、前記自動診断装置は、前記診断結果決定手段により決定された診断結果の根拠を示すための複数の根拠情報から、前記複数種類の循環器関連情報に基づいて一つの根拠情報を決定する予め定められた関係を用いて、前記循環器関連情報により実際に決定された循環器関連情報に基づいて根拠情報を決定し、その決定した根拠情報を前記出力装置から出力させる根拠情報出力手段をさらに備える。このように根拠情報出力手段により診断結果の根拠を示す根拠情報が決定されて、その根拠情報が出力装置に出力されると、出力された根拠情報から、医師が診断結果決定手段により自動的に決定された診断結果の信頼性を容易に評価することができる。
【0012】
【発明の好適な実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明が適用された自動診断装置10の構成を説明するブロック図である。この自動診断装置10は、動脈硬化や動脈狭窄を自動的に診断する装置である。
【0013】
図1の自動診断装置10は、患者16の左足首12Lおよび右足首12Rに左足首用カフ18L、右足首用カフ18Rがそれぞれ巻回され、患者16の左上腕14Lおよび右上腕14Rに左腕用カフ20L、右腕用カフ20Rがそれぞれ巻回されている。これらのカフ18,20は、巻回している部位を圧迫する圧迫帯であり、布或いはポリエステル等の伸展性のない素材から成る帯状外袋内にゴム製袋を有している。
【0014】
左右の上腕用カフ20L,20Rは配管22b,22aを介して血圧測定装置本体24b,aにそれぞれ接続され、左右の足首用カフ18L,18Rは配管22d,cを介して血圧測定装置本体24d,cにそれぞれ接続されている。
【0015】
それら4つの血圧測定装置本体24a,b,c,dは同一の構成を有するので、左上腕用カフ20Lと接続されている血圧測定装置本体24bを例として血圧測定装置本体24の構成を説明する。血圧測定装置本体24bは、調圧弁26b,圧力センサ28b、静圧弁別回路30b、脈波弁別回路32b、配管34b、空気ポンプ36bを備えており、前記配管22bは圧力センサ28bおよび調圧弁26bに接続されている。また、調圧弁26bは、配管34bを介して空気ポンプ36bに接続されている。
【0016】
調圧弁26bは、空気ポンプ36bにより発生させられた圧力の高い空気を、その圧力を調圧して左上腕用カフ20L内へ供給し、或いは、左上腕用カフ20L内の空気を排気することにより左上腕用カフ20L内の圧力を調圧する。
【0017】
圧力センサ28bは、左上腕用カフ20L内の圧力を検出してその圧力を表す圧力信号SPbを静圧弁別回路30bおよび脈波弁別回路32bにそれぞれ供給する。静圧弁別回路30bはローパスフィルタを備え、圧力信号SPbに含まれる定常的な圧力すなわち左上腕用カフ20の圧迫圧力(以下、この圧力を左上腕カフ圧PCbという)を表す左上腕カフ圧信号SCbを弁別して、その左上腕カフ圧信号SCbを図示しないA/D変換器を介して電子制御装置38へ供給する。
【0018】
脈波弁別回路32bはバンドパスフィルタを備え、圧力信号SPbの振動成分である左上腕脈波信号SMbを周波数的に弁別してその左上腕脈波信号SMbを図示しないA/D変換器を介して電子制御装置38へ供給する。この左上腕脈波信号SMbは、上腕用カフ20Lにより圧迫される左上腕14Lの動脈からの左上腕脈波WBLを表す。
【0019】
また、右上腕14Rの血圧値すなわち右上腕血圧値BBP(R)を測定するための血圧測定装置本体24aの脈波弁別回路32aにより弁別される右上腕脈波信号SMaは右上腕脈波WBRを表し、左足首12Lの血圧値すなわち左足首血圧値ABP(L)を測定するための血圧測定装置本体24dの脈波弁別回路32dにより弁別される左足首脈波信号SMdは左足首脈波WALを表し、右足首12Rの血圧値すなわち右足首血圧値ABP(R)を測定するための血圧測定装置本体24cの脈波弁別回路32cにより弁別される右足首脈波信号SMcは右足首脈波WARを表す。
【0020】
入力装置40は、患者の身長Tおよび年齢Aが入力されるための図示しない複数の数字入力キーを備えており、入力された患者の身長T、年齢A、性別Sを表す信号をそれぞれ電子制御装置38へ供給する。
【0021】
1組の電極42は、心筋の活動電位を示す心電信号SEを導出してI誘導による心電図を測定するために患者16に装着されるものである。この電極42はクリップ型であり、患者16の右手首または左手首を挟持するようにして装着される。心電信号増幅器44は、電極42を介して検出された心電信号SEを増幅して出力するものであり、心電信号増幅器44から出力された心電信号SEは図示しないA/D変換器を介し電子制御装置38へ供給される。
【0022】
心音マイク46は、患者16の胸部上に図示しない粘着テープ等により固着される。心音マイク46は図示しない内部に圧電素子を備え、その圧電素子により患者16の心臓から発生する心音等を電気信号すなわち心音信号SHに変換する。心音信号増幅器48は、心音の高音成分をよく記録するためにエネルギーの大きい低音成分を弱める図示しない4種類のフィルタを備えており、心音マイク46から供給される心音信号SHを増幅し且つろ波した後に、図示しないA/D変換器を介して電子制御装置38へ出力する。
【0023】
電子制御装置38は、CPU50,ROM52,RAM54,および図示しないI/Oポート等を備えた所謂マイクロコンピュータにて構成されており、CPU50は、ROM52に予め記憶されたプログラムに従ってRAM54の記憶機能を利用しつつ信号処理を実行することにより、I/Oポートから駆動信号を出力して各血圧測定装置本体24に含まれる空気ポンプ36および調圧弁26を制御する。CPU50は、その空気ポンプ36および調圧弁26を制御することにより、カフ18,20内の圧力を制御する。また、CPU50は、電子制御装置38に供給される信号に基づいて演算処理を実行することにより血圧値BP、足首上腕血圧指数ABI、脈波伝播速度PWV、%MAP、立ち上がり−頂点時間UTなどの循環器関連情報を決定して、その決定した循環器関連情報を出力装置として機能するディスプレイ56に表示させ、さらに、それら複数の循環器関連情報に基づいて患者16の動脈硬化や動脈狭窄を自動的に診断して、その診断結果もディスプレイ56に表示する。
【0024】
図2は、図1の生体情報測定装置10におけるCPU50の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。なお、図2では、カフ18(20)、調圧弁26、圧力センサ28および空気ポンプ36を1組しか示していないが、これらに対するCPU50の制御機能は以下に特に示さない限り4組とも同一であるので、他の3組は省略してある。
【0025】
カフ圧制御手段60は、調圧弁26および空気ポンプ36を制御することにより、以下に述べる血圧測定制御および脈波検出圧制御を実行する。血圧測定制御は、カフ圧PCを、最高血圧値BPSYSよりも高い値に予め設定された昇圧目標圧力値PM1(たとえば上腕14では180mmHg、足首12では240mmHg)まで急速に昇圧し、続いて、後述する血圧値決定手段62による血圧値BPの決定が終了するまで、カフ圧PCをたとえば2〜3mmHg/secに設定された徐速降圧速度で徐速降圧させる。そして、血圧値の決定が終了した後にカフ圧PCを大気圧まで排圧する。
【0026】
また、脈波検出圧制御は、予め設定された所定拍数分の脈波が採取されるまでの間、右上腕カフ圧PCaおよび左右の足首カフ圧PCc,PCdを予め設定された脈波検出圧PM2に制御するものである。上記脈波検出圧PM2は、平均血圧値BPMEANよりも低く、好ましくは最低血圧値BPDIAよりも低い圧力であって、上腕脈波信号SMaまたは足首脈波信号SMc,SMdの大きさが十分な大きさとなる程度に高い圧力、たとえば上腕14、足首12ともに50mmHg乃至60mmHgに設定される。
【0027】
血圧値決定手段62は、カフ圧制御手段60によりカフ圧PCが徐速降圧させられる過程において、順次採取される上腕脈波信号SMa,SMbまたは足首脈波信号SMc,SMdがそれぞれ表す脈波振幅の変化および順次採取されるカフ圧信号SCa,SCb,SCc,SCdに基づき、良く知られたオシロメトリック法を用いて、右上腕14R、左上腕14L、右足首12R、左足首12Lにおける最高血圧値BPSYS、平均血圧値BPMEAN、最低血圧値BPDIAをそれぞれ決定し、決定した値をディスプレイ56に表示する。
【0028】
波形解析用脈波検出手段64は、カフ圧制御手段60により右上腕カフ圧PCaおよび左右の足首カフ圧PCc,PCdが脈波検出圧PM2に制御されている状態で、脈波弁別回路32からそれぞれ供給される脈波信号SMa,SMc,SMdすなわち右上腕脈波WBR、左右の足首脈波WBL,WBRを、予め設定された所定の拍数分(ここでは10拍分とする)、波形解析用の脈波として採取する。
【0029】
循環器関連情報決定手段として機能する足首上腕血圧指数算出手段66は、血圧値決定手段62により決定された右足首最高血圧値ABP(R)SYS、左足首最高血圧値ABP(L)SYSおよび上腕最高血圧値BBPSYSに基づいて、上腕最高血圧値BBPSYSに対する足首最高血圧値ABPSYSの比である足首上腕血圧指数ABIを左右の下肢についてそれぞれ算出し、算出した足首上腕血圧指数ABIをディスプレイ56に表示する。ここで、上腕最高血圧値BBPSYSには、右上腕最高血圧値BBP(R)SYSまたは左上腕最高血圧値BBP(L)SYSのどちらを用いてもよいが、本実施形態では、右上腕最高血圧値BBP(R)SYSを用いることにする。
【0030】
測定異常判定手段68は、血圧値BPを決定するためにカフ圧PCの徐速降圧中に脈波弁別回路32により検出された脈波の測定異常を予め定められた血圧測定異常判定条件に基づいて判定し、また、カフ圧PCが脈波検出圧力PM2に制御されている状態で波形解析用脈波検出手段64により検出された波形解析用脈波の測定異常を予め定められた解析脈波異常判定条件に基づいて判定する。さらに、測定異常判定手段68は、測定精度判定手段としても機能して、血圧値決定手段62により決定された血圧値の精度を、カフ圧PCの徐速降圧中に脈波弁別回路32により検出された脈波およびその脈波について予め定められた血圧測定精度判定条件に基づいて判定する。
【0031】
以下、測定異常判定手段68についてさらに詳しく説明する。まず、血圧値BPを決定するための脈波の測定異常の判定について説明すると、血圧値決定手段62では四肢の血圧値BPを決定することから、四肢の血圧値BPを決定するための4つの脈波すなわち左右の上腕脈波WBL,WBRおよび左右の足首脈波WBL,WBRの測定異常について判定してもよいが、本実施形態では、左右の足首脈波WBL,WBRの測定異常を判定している。その足首脈波WBL,WBRの測定異常を判定するための血圧測定異常判定条件は、実験に基づいて決定されているものであり、たとえば、足首脈波信号SMc,SMdの信号強度が予め設定された閾値よりも低いこと、逐次得られる足首脈波WBL,WBRの振幅に基づいて作成される包絡線に2つ以上のピークが検出されること、逐次得られる足首脈波WBL,WBRの振幅を正規化して作成される2つの包絡線の面積差が所定値(たとえば15%)以上であること、などの条件が定められる。そして、右足首脈波WBRまたは左足首脈波WBLの測定が異常であると判定した場合には、測定異常であると判定した側の足首血圧値ABPの測定が正しく行われなかったことを示す予め記憶された血圧測定異常情報をディスプレイ56に表示する。
【0032】
次に、波形解析用脈波の異常判定について説明する。解析脈波異常判定条件も血圧測定異常判定条件と同様に実験に基づいて決定されるものであり、たとえば、波形解析用脈波を採取しているときに心電信号増幅器44から供給される心電信号SEのR波−R波間隔に基づいて算出される心拍数HRが、所定の心拍数(たとえば100拍/分)よりも多いこと、すなわち頻脈であること、そのR波−R波間隔の変動量が所定の基準値よりも大きいこと、脈波信号SMa,SMc,SMdの信号強度が予め設定された閾値よりも低いこと、脈波信号SMa,SMc,SMdのノイズレベルが予め設定された閾値よりも高いこと、左右の上腕脈波WBL,WBRの脈振幅レベルの差が所定値(たとえば0.3)以上であること、正規化後の左右の上腕脈波WBL,WBRの面積差が所定値(たとえば15%)以上であること、などの条件が定められる。なお、脈振幅レベルとは、足首脈波信号SMc,SMdが図示しないA/D変換器によりユニット数(デジタル信号)に変換された後、足首脈波WBL,WBRの振幅を表すユニット数の、A/D変換器の最大出力ユニット数に対する大きさである。
【0033】
そして、波形解析用脈波の測定が異常であると判定した場合には、判定条件に対応して予め記憶された脈波測定異常情報をディスプレイ56に表示する。上記脈波測定異常情報は、たとえば、頻脈のために波形評価が正しくできないことを示すもの、信号強度が小さすぎることを示すものなどが記憶されている。
【0034】
次に、血圧値の測定精度の判定について、すなわち、測定異常判定手段68が測定精度判定手段として機能する場合について説明する。この血圧値の測定精度の判定は、四肢の血圧値BPについてそれぞれ行ってもよいが、血圧値を決定するための脈波の測定異常の判定と同様に、本実施形態では、左足首血圧値ABP(L)および右足首血圧値ABP(R)について判定する。その足首血圧値ABP(L),ABP(R)を判定するための血圧測定精度判定条件は、予め実験に基づいて決定されるものであり、たとえば、図3に示すように設定される。
【0035】
図3に例示する血圧測定精度判定条件では、血圧測定精度の信頼性が4つのレベルに分けられており、それぞれの測定レベル毎に判定条件が定められている。測定精度レベルL3は、測定が正しく行われず足首血圧値ABPの信憑性がないレベルを意味しており、その判定条件は、前述の血圧測定異常判定条件である。測定精度レベルL2は、足首血圧値ABPの信憑性がないとまではいえないが、信憑性が低いレベルであり、その判定条件は、足首脈波WAL,WARの振幅強度の変化量が予め設定された基準値以下であることである。測定精度レベルL1は、足首血圧値ABPの信憑性がやや低いレベルであり、その判定条件は、昇圧不足であったか、不整脈があったことである。ここで、昇圧不足であることは、たとえば、カフ圧PCの徐速降圧開始当初に採取される脈波振幅の大きさが所定の基準値以上であることにより判定する。また、不整脈があることについては、たとえば、カフ圧PCの徐速降圧中に検出される心電図のR波−R波間隔の変動幅から判定する。測定精度レベルL0は、足首血圧値ABPの信憑性が十分にあるレベルであり、その判定条件は、上記測定精度レベルL3〜L1の判定条件に該当しないことである。
【0036】
測定異常対処情報出力手段70は、測定異常判定手段68により測定異常と判定された場合に、血圧測定異常判定判定条件および解析脈波異常判定条件別に予め記憶された複数の測定異常対処情報から、測定異常と判定される根拠となった判定条件に対応する測定異常対処情報を選択し、その選択した測定異常対処情報をディスプレイ56に表示する。上記複数の測定異常対処情報としては、たとえば、血圧測定異常判定条件に対応して、異常と判定された側のカフを巻き直して再測定することを求めるメッセージが記憶され、解析脈波異常判定条件の心拍数HRが所定の心拍数よりも多いという条件(すなわち頻脈であるという条件)に対応して、安静後に再測定することを求めるメッセージが記憶され、解析脈波異常判定条件の脈波信号の信号強度が予め設定された閾値よりも低いという条件、および脈波信号のノイズレベルが予め設定された閾値よりも高いという条件に対応して、その条件を満たす部位のカフの装着状態を確認することを求めるメッセージが記憶されている。
【0037】
循環器関連情報決定手段として機能する正規化脈波面積算出手段72は、波形解析用脈波検出手段64により検出された右上腕脈波WBRを波形解析して、それぞれの脈波の面積S、脈拍周期W、脈波の振幅Lを決定し、{S/(W×L)}×100(%)なる演算を行うことにより、正規化脈波面積を算出する。この正規化脈波面積は振幅Lの大きさに対する脈波の面積重心の高さ割合を表すことから、%MAPとも呼ばれる。なお、%MAPの算出は、波形解析用脈波検出手段64により検出された10拍分の右上腕脈波WBRについてそれぞれ行い、その平均値をディスプレイ56に表示する。
また、正規化脈波面積算出手段72は、波形解析用脈波検出手段64により検出された10拍分の左足首脈波WALおよび10拍分の右足首脈波WARについても同様にして%MAPをそれぞれ算出し、さらに左右それぞれについて算出した%MAPを平均して、その平均した値をディスプレイ56に表示する。
【0038】
循環器情報決定手段として機能する脈波伝播速度算出手段74は、波形解析用脈波検出手段64により検出された右上腕脈波WBR、右足首脈波WAR、左足首脈波WALを用いて、右上腕14Rと右足首12Rとの間の脈波伝播速度である右脈波伝播速度PWVRおよび右上腕14Rと左足首12Lとの間の脈波伝播速度である左脈波伝播速度PWVLをそれぞれ算出する。右脈波伝播速度PWVRの算出方法と左脈波伝播速度PWVLの算出方法は同じであるので、右脈波伝播速度PWVRを例にして説明すると、右脈波伝播速度PWVRは、まず、右上腕脈波WBRの所定部位(たとえば立ち上がり点またはピーク)が検出された時点と、右足首脈波WARにおいて上記右上腕脈波WBRの所定部位に対応する部位が検出された時点との時間差すなわち右脈波伝播時間DTRを算出する。そして、入力装置40から供給される患者16の身長Tを、身長Tと伝播距離Lとの間の予め記憶された関係である式1に代入することにより伝播距離Lを求める。この伝播距離Lは、心臓から右足首12Rまでの脈波の伝播距離と、心臓から右上腕14Rまでの伝播距離を引いた値を意味する。
(式1) L=aT+b
(a,bは、実験に基づいて決定された定数)
そして、そのようにして算出した右脈波伝播時間DTRと伝播距離Lとを、式2に代入することにより右脈波伝播速度PWVR(cm/sec)を算出する。
(式2) PWVR=L/DTR
この脈波伝播速度PWVR,PWVLも、%MAPと同様に、波形解析用脈波検出手段64により検出された10拍分の脈波についてそれぞれ算出し、算出した脈波伝播速度PWVR,PWVLをそれぞれ平均して、平均した値をディスプレイ56に表示する。
【0039】
循環器情報決定手段として機能する補正立ち上がり−頂点時間算出手段76は、波形解析用脈波検出手段64により検出された右上腕脈波WBR、右足首脈波WAR、左足首脈波WALについて、それぞれ立ち上がり−頂点時間(msec)を算出する。この立ち上がり−頂点時間は、心拍数HRによって影響を受けるので、さらに、式3に基づいて、その立ち上がり−頂点時間を、所定の基準心拍数(たとえば70拍/分)における値に補正した補正立ち上がり−頂点時間(msec)を算出する。前記立ち上がり−頂点時間は、脈波の立ち上がり点から頂点(ピーク)までの時間でありアップストロークタイム(upstroke time)とも呼ばれるので、以下、立ち上がり−頂点時間をUTといい、補正立ち上がり−頂点時間を補正UT(=UT’)という。なお、心拍数HRは、心電信号増幅器44から供給される心電信号SEのR波−R波間隔に基づいて算出する。
(式3) UT’=UT+(HR−70)×0.8
補正立ち上がり−頂点時間算出手段76は、補正UTを、脈波伝播速度PWVR,PWVL、%MAPと同様に、波形解析用脈波検出手段64により検出された10拍分の右上腕脈波WBR、右足首脈波WAR、左足首脈波WALについてそれぞれ算出し、算出した補正UTを脈波毎にそれぞれ平均して、平均した値をディスプレイ56に表示する。
【0040】
診断結果決定手段78は、たとえば、図4、図5に示す第1診断結果決定関係および図6に示す第2診断結果決定関係を用いて、足首血圧指数算出手段66により実際に算出された足首上腕血圧指数ABI、脈波伝播速度算出手段74により実際に算出された脈波伝播速度PWVR,PWVL、補正立ち上がり−頂点時間算出手段76により実際に算出された補正UT、正規化脈波面積算出手段72により実際に算出された%MAP、入力装置40から供給された患者16の年齢、波形解析用脈波検出手段64により検出された左右の足首脈波WBL,WBRの脈振幅レベル、波形解析用脈波検出手段80により測定異常判定手段(測定精度判定手段)68により判定された足首血圧の測定精度レベルに基づいて、患者16の右足、左足、および上肢における動脈疾患を自動的に診断し、図7に示す診断結果の内容を表す所見情報をディスプレイ56に表示する。なお、図7において注意情報は、所見情報とともに表示されるようになっている予め記憶された情報であり、閉塞または狭窄が存在する場合には、その閉塞または狭窄によって、閉塞または狭窄のある側の足の脈波伝播速度PWVは低下するので、脈波伝播速度PWVの評価に際して注意を促すための情報である。また、診断結果対処情報は、さらに信頼性のある診断をするための対処方法を示すために、所見情報とともに表示されるようになっている予め記憶された情報であり、運動負荷検査とは、所定の運動負荷を患者16に与え、その途中、またはその運動負荷の後に足首上腕血圧指数ABIを測定する検査である。ただし、この対処情報は、他方の足の診断結果がASOである場合には表示されないようになっている。
【0041】
図4および図5に示す第1診断結果決定関係は、下肢すなわち右足および左足の動脈疾患を自動的に診断するための関係であり、判定条件の行方向は加重条件である。たとえば、図4に示すように、足首上腕血圧指数ABIが0.5以下であって、その足首上腕血圧指数ABIの算出に用いた側の足首血圧値ABPの測定精度レベルがL0である場合には、重度の閉塞製性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans=ASO)であると診断されるようになっている。また、足首血圧測定精度レベルがL2である場合には、足首血圧値ABPの信憑性が足首血圧測定精度レベルがL0である場合よりも低いので、足首上腕血圧指数ABIが0.5以下であることに加え、さらに、その足首上腕血圧指数ABIの算出に用いた足首血圧値ABPと同じ足首カフ18Rまたは18Lから採取される足首脈波WAを用いて算出した補正UTが180msec以上である場合、またはその足首脈波WAを用いて算出した%MAPが45%以上である場合に重度ASOであると診断されるようになっている。なお、図4において、上肢に狭窄があると判定された場合には、動脈硬化および初期動脈硬化は判定されないようになっている。図5は、図4とともに第1診断結果決定関係を構成しており、図5では、たとえば、足首上腕血圧指数ABIが0.9以下であり、且つ、脈波伝播速度PWVの左右差が200cm/s以上である場合に、ASOと診断されるようになっている。
【0042】
図6に示す第2診断結果決定関係は、上肢の動脈疾患を自動的に診断するための関係であり、図4と同様に判定条件の行方向は加重条件である。たとえば、高安病(大動脈縁が炎症のため狭窄や閉塞を生ずる疾患群)は、女性であって、左右の足首上腕血圧指数ABIがともに1.6以上であることが条件であり、上肢狭窄と診断される一つの条件は、たとえば、上腕最高血圧値BBPSYSの左右差が20mmHgであり、且つ、左右の上腕脈波WBL,WBRの脈振幅レベルの大小関係が、左右の上腕最高血圧値BBPSYSの大小関係と相反しないことである。
【0043】
診断結果決定手段78は、このようにして右足、左足、および上肢における動脈疾患に関する診断結果を自動的に決定するが、前述の測定異常判定手段68により測定異常と判定されている生体信号から決定されている循環器関連情報に基づく診断結果は決定しないようになっている。たとえば、測定異常判定手段68により、波形解析用脈波として検出した右足首脈波WARが測定異常であると判定されている場合には、その右足首脈波WARから算出する循環器関連情報である右脈波伝播速度PWVR、右足首脈波WARの補正UTおよび%MAPを判定条件として含む診断結果は決定せず、左足首血圧値ABP(L)を決定するために左足首カフ圧PCdの徐速降圧過程で検出した左足首WALが測定異常であると判定されている場合には、左足首血圧値ABP(L)を用いて算出する循環器関連情報である左足首上腕血圧指数ABILを判定条件として含む診断結果は決定しないようになっている。
【0044】
根拠情報出力手段80は、診断結果決定手段78により決定される診断結果に対応して根拠情報が定められている予め記憶された図8に示す関係を用いて、実際に診断結果決定手段78により決定される診断結果に基づいて根拠情報を決定して、決定した根拠情報をディスプレイ56に表示する。なお、図8において、△印は該当する場合にのみ表示する項目である。
【0045】
図9および図10は、図2の機能ブロック図に示したCPU50の制御作動の要部を示すフローチャートである。なお、このフローチャートは、入力装置40から予め身長T、年齢A、性別Sを表す信号が供給されていることを条件として、図示しないスタートボタンにより開始するようになっている。
【0046】
図示しないスタートボタンが操作されるとCPU50はまず図9に示すフローチャートを実行する。図9において、まず、ステップSA1(以下、ステップを省略する。)では、空気ポンプ36a、36c、36dを起動させ、且つ、調圧弁26a、26c、26dを制御することにより、右上腕カフ圧PCa、右足首カフ圧PCc、左足首カフ圧PCdを、それぞれ50mmHg乃至60mmHg程度に設定された脈波検出圧PM2に制御する。
【0047】
そして、続く波形解析用脈波検出手段64に相当するSA2では、波形解析用の脈波を検出するために、カフ圧PCa、PCc、PCdが脈波検出圧PM2に制御されている状態で、脈波弁別回路32a、32c、32dから供給されるカフ脈波信号SMa、SMc、SMdをそれぞれ10拍分読み込み、そのカフ脈波信号SMa、SMc、SMdの読み込みと同時に、その間に心電信号増幅器44から供給される心電信号SEを読み込む。
【0048】
続くSA3以降は、左右の上腕血圧値BBP(L)、BBP(R)および左右の足首血圧値ABP(L)、ABP(R)を決定する制御であり、それら4つの血圧値BPを決定するために、SA3以降の制御を、各カフ18(20)、および各血圧測定装置本体24に対してそれぞれ実行する。以下では、代表して右上腕血圧値BBP(R)を決定するための制御を説明する。
【0049】
SA3では、空気ポンプ36aおよび調圧弁26aを制御することにより、カフ圧PCaの急速昇圧を開始する。続くSA4では、右上腕カフ圧PCaが予め設定された昇圧目標圧力値PM1(たとえば180mmHg)を超えたか否かを判断する。この判断が否定された場合にはこのSA4の判断を繰り返し実行することにより急速昇圧を継続し、この判断が肯定された場合には、続くSA5において、空気ポンプ36aを停止させ、調圧弁26aを制御することにより、右上腕カフ圧PCaを2〜3mmHg/secに予め設定された速度で徐速降圧させる。
【0050】
続くSA6乃至SA9は血圧値決定手段62に相当する。まずSA6では、右上腕カフ圧PCaの徐速降圧過程において、逐次採取される右上腕カフ脈波信号SMaを一拍分読み込むと同時に、心電信号SEを一拍分読み込む。そして、続くSA7では、右上腕カフ圧PCaの徐速降圧過程で上記SA6において逐次得られる脈波の振幅の変化に基づいて、良く知られたオシロメトリック方式の血圧測定アルゴリズムに従って右上腕最高血圧値BBP(R)SYS、右上腕平均血圧値BBP(R)MEAN、右上腕最低血圧値BBP(R)DIAを決定し、続くSA8では、上記SA7において右上腕血圧値BBP(R)の決定が完了したか否かを判断する。
【0051】
上記SA8の判断が否定されるうちは、前記S6以下を繰り返し実行することにより、右上腕カフ脈波信号SMaの読み込み、および血圧測定アルゴリズムの実行を継続する。一方、SA8の判断が肯定された場合には、SA9において、SA7で決定した右上腕最高血圧値BBP(R)SYS等をディスプレイ56に表示する。そして、続くSA10では、調圧弁26aを制御することにより、右上腕カフ圧PCaを大気圧まで排圧する。なお、本フローチャートでは、SA1、SA3乃至SA5およびSA10がカフ圧制御手段60に相当する。
【0052】
図9が終了すると、次に図10に示すフローチャートを実行する。まず、SB1では、信号強度が予め設定された閾値よりも低いこと、および、逐次得られる足首脈波WAL、WARの振幅に基づいて作成される包絡線に2つ以上のピークが検出されることなどの条件が定められている予め設定された血圧測定異常判定条件に基づいて、左足首血圧値ABP(L)および右足首血圧値ABP(R)を決定するためにSA6乃至SA8の繰り返しにおいて読み込んだ脈波信号SMc,SMdの測定異常を判定する。
【0053】
続くSB2では、図9のSA2で波形解析用脈波として読み込んだ右上腕脈波WBR、右足首脈波WAR、左足首脈波WALの測定異常を、前述の予め設定された解析脈波異常判定条件に基づいてそれぞれ判定する。
【0054】
続くSB3では、SB1乃至SB2で判定された測定異常に対応する測定異常情報をディスプレイ56に表示する。そして、測定異常対処情報出力手段70に相当する続くSB4では、血圧測定異常判定判定条件および解析脈波異常判定条件別に予め記憶された複数の測定異常対処情報から、SB1およびSB2で測定異常と判定される根拠となった判定条件に対応する測定異常対処情報を選択して、選択した測定異常対処情報をディスプレイ56に表示する。
【0055】
続くSB5では、図9のSA7で決定した足首血圧値ABPを、SA6乃至SA8の繰り返しにおいて読み込んだカフ脈波信号SMc,SMd、心電信号SE、および図3に示す血圧測定精度判定条件に基づいて決定する。図10では、SB1乃至SB3およびSB5が測定異常判定手段(測定精度判定手段)68に相当する。
【0056】
続くSB6は、足首上腕血圧指数算出手段66に相当し、図9のSA7で決定した右上腕最高血圧値BBP(R)SYS、右足首最高血圧値ABP(R)SYS、左足首最高血圧値ABP(L)SYSを用いて左右の下肢の足首上腕血圧指数ABIを算出する。すなわち、右足首最高血圧値ABP(R)SYSを右上腕最高血圧値BBP(R)SYSで割ることにより右足首上腕血圧指数ABIRを算出し、左足首最高血圧値ABP(L)SYSを右上腕最高血圧値BBP(R)SYSで割ることにより左足首上腕血圧指数ABILを算出する。そして、算出した足首上腕血圧指数ABIR、ABILをディスプレイ56に表示する。
【0057】
続くSB7乃至SB9は脈波伝播速度算出手段74に相当する。まずSB7では、予め入力されている患者の身長Tを、前記式1に代入することにより伝播距離Lを算出する。そして、SB8では、図9のSA2で読み込んだ右上腕脈波WBR、右足首脈波WAR、左足首脈波WALを用い、右上腕脈波WBRの所定部位(ここでは立ち上がり点とする)と右足首脈波WARの立ち上がり点との検出時間差を右脈波伝播時間DTRとして算出し、右上腕脈波WBRの立ち上がり点と左足首脈波WALの立ち上がり点との検出時間差を左脈波伝播時間DTLとして算出する。なお、SA8では、右上腕脈波WBR、右足首脈波WAR、左足首脈波WALを10拍分読み込んでいることから、SB7では、10拍分の右脈波伝播時間DTRおよび左脈波伝播時間DTLを算出する。
【0058】
続くSB9では、前記SB7で算出した伝播距離Lおよび上記SB8で算出した各右脈波伝播時間DTRを、それぞれ前記式2に代入することにより右脈波伝播速度PWVRを10拍分算出し、その算出した10拍分の右脈波伝播速度PWVRの平均値をディスプレイ56に表示する。また、左脈波伝播速度PWVLについても同様に、前記SB7で算出した伝播距離Lおよび上記SB8で算出した各左脈波伝播時間DTLを、それぞれ前記式2に代入することにより10拍分の左脈波伝播速度PWVLを算出し、その算出した10拍分の左脈波伝播速度PWVLの平均値をディスプレイ56に表示する。
【0059】
続くSB10は、正規化脈波面積算出手段72に相当し、図9のSA2で読み込んだ10拍分の右上腕脈波WBRについて面積S、脈拍周期W、振幅Lを決定し、{S/(W×L)}×100(%)なる演算を行うことにより%MAPをそれぞれ算出し、その平均値をディスプレイ56に表示する。また、図9のSA2で読み込んだ10拍分の右足首脈波WARおよび左足首脈波WALについても同様の処理を実行することにより、%MAPの平均値を算出して、その平均値をディスプレイ56に表示する。
【0060】
続くSB11は、補正立ち上がり−頂点時間算出手段76に相当し、図9のSA2で読み込んだ10拍分の右上腕脈波WBRおよび心電信号SEに基づいて、その10拍分の右上腕脈波WBRについて補正UTをそれぞれ算出し、その平均値をディスプレイ56に表示する。また、図9のSA2で読み込んだ10拍分の右足首脈波WARおよび左足首脈波WALについても同様の処理を実行することにより、補正UTの平均値を算出して、その平均値をディスプレイ56に表示する。
【0061】
続くSB12は診断結果決定手段78に相当し、SB6で算出した左足首上腕血圧指数ABIL、SB7で算出した左脈波伝播速度PWVL(平均値)、SB8で算出した左足首12Lの%MAP(平均値)、SB9で算出した左足首12Lの補正UT(平均値)のうち、前記SB1およびSB2で測定異常と判定されなかった脈波から得られるものと、図4に示す第1診断結果決定関係とを用いて、左足の動脈疾患の診断結果を決定し、図7から、その診断結果に対応する所見情報、注意情報、診断結果対処情報を決定して、決定した所見情報、注意情報、診断結果対処情報をディスプレイ56に表示する。
【0062】
また、SB12では、SB6で算出した右足首上腕血圧指数ABI(R)、SB7で算出した右脈波伝播速度PWVR(平均値)、SB8で算出した右足首12Rの%MAP(平均値)、SB9で算出した右足首12Rの補正UT(平均値)のうち、前記SB1およびSB2で測定異常と判定されなかった脈波から得られるものと、図4に示す第1診断結果決定関係とを用いて、右足の動脈疾患の診断結果を決定し、図7から、その診断結果に対応する所見情報、注意情報、診断結果対処情報を決定して、決定した所見情報、注意情報、診断結果対処情報をディスプレイ56に表示する。
【0063】
さらに、SB12では、SB6で算出した左右の足首上腕血圧指数ABI(L)、ABI(R)、図9のSA7で決定した右上腕最高血圧値BBP(R)SYS、右上腕最低血圧値BBP(R)DIA、左上腕最高血圧値BBP(L)SYS、左上腕最低血圧値BBP(L)DIAのうち、前記SB1で測定異常と判定されなかった脈波から得られるものと、図6に示す第2診断結果決定関係とを用いて、上肢の動脈疾患の診断結果を決定し、図7から、その診断結果に対応する所見情報、注意情報、診断結果対処情報を決定して、決定した所見情報、注意情報、診断結果対処情報をディスプレイ56に表示する。
【0064】
続くSB13は根拠情報出力手段80に相当し、上記SB12で決定した診断結果に基づいて図8から根拠情報を選択して、その選択した根拠情報をディスプレイ56に表示する。
【0065】
図11は、図10のフローチャートが実行されることによりディスプレイ56に表示される表示例の一部を示す図であり、右足、左足、上肢について、所見情報および根拠情報がそれぞれ表示されている。なお、[対処]の欄には、測定異常対処情報や診断結果対処情報が表示される。
【0066】
上述の実施形態によれば、診断結果決定手段78(SB12)により自動的に複数の循環器関連情報(足首上腕血圧指数ABI、脈波伝播速度PWV、補正UT、%MAP)に基づいて診断結果が決定され、その診断結果がディスプレイ56に表示されるので、専門的知識を有しない医師でも複数の循環器関連情報に基づく正しい診断結果を得ることができる。
【0067】
また、上述の実施形態によれば、診断結果決定手段78(SB12)では、測定異常判定手段68(SB1乃至SB3)により測定異常と判定された脈波から決定される循環器関連情報に基づいた診断結果は決定しないようになっていることから、異常な測定値となっている脈波から決定される誤った循環器関連情報に基づいて、誤った診断結果が決定されることが防止される。
【0068】
また、上述の実施形態によれば、測定異常判定手段68(SB1乃至SB3)により脈波の測定異常が判定された場合には、測定異常対処情報出力手段70(SB4)により、脈波の測定異常に対処するために測定異常判定条件別に予め記憶された複数の測定異常対処情報から、測定異常と判定される根拠となった測定異常判定条件に対応する測定異常対処情報が選択されて、その選択された測定異常対処情報がディスプレイ56に表示されることから、ディスプレイ56に表示される測定異常対処情報に従って再測定することにより、容易に正確な脈波を検出することができる。
【0069】
また、上述の実施形態によれば、測定異常判定手段(測定精度判定手段)68(SB5)により、足首血圧値ABP(L),ABP(R)の測定精度が、その足首血圧値ABP(L),ABP(R)を決定するためにカフ圧PCc,PCdの徐速降圧過程で検出される足首脈波WAL,WARおよび図3に示す血圧測定精度判定条件に基づいて判定され、診断結果決定手段78(SB12)では、足首血圧値ABPの測定精度が低いほど、同一の診断結果と判定するための循環器関連情報の条件が厳しく設定されている図4に示す第1診断結果決定関係に基づいて診断結果が決定されるので、測定精度の低い足首血圧値ABPであっても、その足首血圧値ABPを有効に活用して信頼性のある診断結果が決定される。
【0070】
また、上述の実施形態によれば、根拠情報出力手段80(SB13)により診断結果の根拠を示す根拠情報が決定されて、その根拠情報がディスプレイ56に表示されるので、表示された根拠情報から、医師が診断結果決定手段78(SB12)により自動的に決定された診断結果の信頼性を容易に評価することができる。
【0071】
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
【0072】
たとえば、前述の自動診断装置10では、脈波伝播速度PWV、%MAP、補正UTは、波形解析用脈波検出手段64により検出された複数の波形解析用の脈波についてそれぞれ算出されていたが、検出された複数の波形解析用の脈波から予め設定された条件に基づいて正常に測定されなかった脈波を除外して、正常に検出された脈波のみを用いて脈波伝播速度PWV、%MAP、補正UTを算出してもよい。
【0073】
また、前述の自動診断装置10では、ディスプレイ56が出力装置として用いられていたが、出力装置はプリンタであってもよい。
【0074】
また、前述の自動診断装置10では、波形解析用の脈波を検出するためのカフ圧PCである脈波検出圧PM2は予め設定されていたが、血圧値決定手段62により決定された血圧値BPに基づいて脈波検出圧PM2を決定してもよい。
【0075】
また、前述の測定異常対処情報出力手段70は、測定異常判定手段68により測定異常と判定された場合には、再測定を求めるメッセージを含む測定異常対処情報を出力していたが、再測定を求めるメッセージは、測定異常判定手段68により測定異常と判定され、さらに、診断結果決定手段78により診断結果が出なかった場合(すなわち、病変がないと診断された場合)にのみ出力されるようになっていてもよい。
【0076】
また、前述の自動診断装置10において、大腿部に装着される脈波センサをさらに備え、その脈波センサから検出される大腿脈波に基づいて循環器関連情報を決定して、その循環器関連情報も用いて診断結果を決定してもよい。
【0077】
なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲においてその他種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動診断装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】図1の生体情報測定装置におけるCPUの制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図3】図2の測定異常判定手段(測定精度判定手段)において足首血圧値の測定精度を判定するために用いる血圧測定精度判定条件を示す図である。
【図4】図2の診断結果決定手段において右足および左足の診断結果を決定するために用いる第1診断結果決定関係を示す図である。
【図5】図2の診断結果決定手段において右足および左足の診断結果を決定するために用いる第1診断結果決定関係を示す図である。
【図6】図2の診断結果決定手段において上肢の診断結果を決定するために用いる第2診断結果決定関係を示す図である。
【図7】図2の診断結果決定手段により決定された診断結果に基づいて表示される所見情報、注意情報、診断結果対処情報を示す図である。
【図8】図2の根拠情報出力手段により、診断結果の根拠を示すためにディスプレイに表示される根拠情報を示す図である。
【図9】図2の機能ブロック図に示したCPUの制御作動の要部を示すフローチャートである。
【図10】図2の機能ブロック図に示したCPUの制御作動の要部を示すフローチャートである。
【図11】図10のフローチャートが実行されることによりディスプレイに表示される表示例の一部を示す図である。
【符号の説明】
10:自動診断装置
56:ディスプレイ(出力装置)
66:足首上腕血圧指数算出手段(循環器関連情報決定手段)
68:測定異常判定手段(測定精度判定手段)
70:対処情報出力手段
72:正規化脈波面積算出手段(循環器関連情報決定手段)
74:脈波伝播速度算出手段(循環器関連情報決定手段)
76:立ち上がり−頂点時間算出手段(循環器関連情報決定手段)
78:診断結果決定手段
80:根拠情報出力手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic diagnosis apparatus that automatically diagnoses a patient based on cardiovascular-related information related to the state of the cardiovascular system.
[0002]
[Prior art]
In diagnosis of a patient, diagnosis is often performed by comprehensively judging a plurality of pieces of biological information, and various apparatuses capable of measuring a plurality of pieces of biological information have been developed. For example, in the apparatus described in Patent Document 1, in order to diagnose arterial stenosis, an ankle upper arm blood pressure index ABI, which is a ratio of an ankle blood pressure value to an upper arm blood pressure value, is a time from the rising point of the pulse wave to the apex. It is possible to determine three types of cardiovascular related information: a certain U-time, and a normalized pulse wave area obtained by normalizing a pulse wave area for one beat with a pulse period and a peak height, that is,% MAP. And in patent document 1, in order to be able to evaluate the stenosis of an artery intuitively while displaying the measured value of these three circulatory organ related information, in order to be able to evaluate arterial stenosis, the above 3 One cardiovascular related information is displayed in a graph.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-340305
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, as in the device described in Patent Document 1, multiple types of circulatory organ related information are simply displayed as numerical values or displayed in a graph, and it is left to the doctor to determine the presence or absence of a disease. It was done. However, in order to judge the presence or absence of disease by comprehensively judging the displayed multiple cardiovascular-related information, it is a specialist who is engaged in research in that field because it has advanced specialized knowledge and experience. However, it is difficult for doctors such as practitioners who do not have much specialized knowledge to effectively make use of all cardiovascular information. Therefore, some cardiovascular information is not used, and diagnosis is performed based on only one or two or three types of typical cardiovascular information, resulting in inaccurate diagnosis. there were.
[0005]
The present invention has been made in the background of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide an automatic diagnostic apparatus capable of automatically performing diagnosis based on a plurality of types of cardiovascular related information. .
[0006]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the present invention provides: (a) cardiovascular-related information determining means for determining a plurality of types of cardiovascular-related information in a living body; and (b) a diagnostic result based on the plurality of types of cardiovascular-related information. A diagnosis result determining means for determining a diagnosis result based on the cardiovascular related information actually determined by the cardiovascular related information determining means using a predetermined relationship for determining And an output device that outputs a diagnosis result determined by the means.
[0007]
【The invention's effect】
According to this invention, the diagnosis result is automatically determined by the diagnosis result determination means based on the plurality of cardiovascular related information, and the diagnosis result is output to the output device. It is possible to obtain a correct diagnosis result based on the circulatory organ related information.
[0008]
Other aspects of the invention
Here, it is preferable that the automatic diagnosis apparatus determines a measurement abnormality of a plurality of types of biological signals detected from the living body to determine the plurality of cardiovascular related information based on a predetermined measurement abnormality determination condition. A measurement abnormality determining means for determining the diagnosis result based on the circulatory organ related information determined from the biological signal determined to be a measurement abnormality by the measurement abnormality determining means. Composed. In this way, it is possible to prevent an erroneous diagnosis result from being determined based on incorrect circulatory organ related information determined from a biological signal having an abnormal measurement value.
[0009]
Further, preferably, in order to deal with the measurement abnormality of the biological signal, it becomes a basis for determining the measurement abnormality by the measurement abnormality judgment unit from a plurality of measurement abnormality handling information stored in advance for each measurement abnormality judgment condition. The apparatus further comprises measurement abnormality handling information output means for selecting measurement abnormality handling information corresponding to the measured abnormality determination condition and outputting the selected information from the output device. Preferably, the plurality of measurement abnormality handling information includes a message for requesting remeasurement in addition to information for dealing with the measurement abnormality of the biological signal. In this way, an accurate biological signal can be easily detected by performing remeasurement according to the measurement abnormality handling information output to the output device.
[0010]
Preferably, the automatic diagnostic apparatus determines the measurement accuracy of the plurality of circulatory organ related information in advance for the biological signal detected from the living body and the biological signal to determine the plurality of circulatory organ related information. A measurement accuracy determination means for determining based on the determined measurement accuracy determination condition, and the relationship used in the diagnosis result determination means is the same diagnosis result as the measurement accuracy determined by the measurement accuracy determination means is lower. Conditions for the cardiovascular related information for determination are set strictly. In this way, even with circulatory related information with low measurement accuracy, a reliable diagnosis result is determined by effectively using the circulatory related information.
[0011]
Preferably, the automatic diagnosis apparatus obtains one basis information based on the plurality of types of cardiovascular related information from a plurality of basis information for indicating a basis of the diagnosis result determined by the diagnosis result determining means. Using the predetermined relationship to be determined, the basis information is determined based on the circulatory organ related information actually determined by the circulatory organ related information, and the determined basis information is output from the output device. Means are further provided. In this way, when the basis information indicating the basis of the diagnosis result is determined by the basis information output means, and the basis information is output to the output device, the doctor automatically uses the diagnosis result determination means from the output basis information. The reliability of the determined diagnosis result can be easily evaluated.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of an
[0013]
1, a
[0014]
The left and right
[0015]
Since these four blood pressure measuring device
[0016]
The pressure regulating valve 26b adjusts the pressure of the high pressure air generated by the
[0017]
The pressure sensor 28b, and supplies a pressure signal SP b representing the pressure by detecting pressure in the cuff 20L for the left upper arm to the static-pressure filter circuit 30b and the pulse-
[0018]
The pulse
[0019]
The right upper arm right brachial pulse wave signal SM a to be discriminated by the pulse-wave filter circuit 32a of the blood pressure measuring device
[0020]
The
[0021]
The pair of
[0022]
The heart
[0023]
The
[0024]
FIG. 2 is a functional block diagram illustrating a main part of the control function of the
[0025]
The cuff pressure control means 60 controls blood pressure measurement control and pulse wave detection pressure control described below by controlling the
[0026]
In the pulse wave detection pressure control, the upper right arm cuff pressure PC a and the left and right ankle cuff pressures PC c and PC d are set in advance until a pulse wave for a predetermined number of beats is collected. The pulse wave detection pressure PM2 is controlled. The pulse wave detection pressure PM2 is lower than the average blood pressure value BP MEAN , preferably lower than the minimum blood pressure value BP DIA , and is a magnitude of the brachial pulse wave signal SM a or the ankle pulse wave signals SM c and SM d . Is set to a pressure high enough for the
[0027]
The blood pressure
[0028]
Waveform Analysis pulse
[0029]
The ankle upper arm blood pressure index calculating means 66 functioning as the circulatory organ related information determining means includes the right ankle systolic blood pressure value ABP (R) SYS , the left ankle systolic blood pressure value ABP (L) SYS and the upper arm determined by the blood pressure
[0030]
The measurement abnormality determination means 68 determines the pulse wave measurement abnormality detected by the pulse
[0031]
Hereinafter, the measurement
[0032]
Next, the abnormality determination of the waveform analysis pulse wave will be described. The analysis pulse wave abnormality determination condition is also determined based on experiments in the same way as the blood pressure measurement abnormality determination condition. For example, the heart supplied from the
[0033]
When it is determined that the waveform analysis pulse wave measurement is abnormal, the pulse wave measurement abnormality information stored in advance corresponding to the determination condition is displayed on the
[0034]
Next, determination of the measurement accuracy of the blood pressure value, that is, the case where the measurement
[0035]
In the blood pressure measurement accuracy determination condition illustrated in FIG. 3, the reliability of blood pressure measurement accuracy is divided into four levels, and the determination condition is determined for each measurement level. The measurement accuracy level L3 means a level at which the measurement is not performed correctly and the ankle blood pressure value ABP is not credible, and the determination condition is the aforementioned blood pressure measurement abnormality determination condition. The measurement accuracy level L2 cannot be said to have no credibility of the ankle blood pressure value ABP, but is a level with low credibility. The determination condition is that the amount of change in the amplitude intensity of the ankle pulse waves WA L and WA R is That is, it is below a preset reference value. The measurement accuracy level L1 is a level in which the credibility of the ankle blood pressure value ABP is slightly low, and the determination condition is that the pressurization is insufficient or there is an arrhythmia. Here, it is determined that the pressure increase is insufficient, for example, when the magnitude of the pulse wave amplitude collected at the beginning of the slow pressure decrease of the cuff pressure PC is greater than or equal to a predetermined reference value. The presence of arrhythmia is determined, for example, from the fluctuation range of the R wave-R wave interval of the electrocardiogram detected during the slow depressurization of the cuff pressure PC. The measurement accuracy level L0 is a level at which the credibility of the ankle blood pressure value ABP is sufficiently high, and the determination condition thereof does not correspond to the determination conditions of the measurement accuracy levels L3 to L1.
[0036]
When the measurement abnormality determination means 68 determines that the measurement abnormality countermeasure information output means 70 is a measurement abnormality, the measurement abnormality countermeasure information output means 70, from a plurality of measurement abnormality countermeasure information stored in advance for each blood pressure measurement abnormality determination determination condition and analysis pulse wave abnormality determination condition, The measurement abnormality countermeasure information corresponding to the determination condition that is the basis for determining the measurement abnormality is selected, and the selected measurement abnormality countermeasure information is displayed on the
[0037]
Normalized pulse-wave area calculating means functions as cardiovascular-related
Further, the normalized pulse-wave area calculating means 72, in the same manner for the right ankle pulse wave WA R of the left ankle pulse wave WA L and 10 beats of 10 beats detected by the waveform analysis for pulse
[0038]
The pulse wave velocity calculation means 74 functioning as the circulatory organ information determination means outputs the upper right arm pulse wave WB R , right ankle pulse wave WA R , and left ankle pulse wave WA L detected by the waveform analysis pulse wave detection means 64. using, Hidarimyakuha propagation speed is a pulse wave propagation velocity between the Migimyakuha propagation velocity PWV R and
(Formula 1) L = aT + b
(A and b are constants determined based on experiments)
Then, the way the Migimyakuha propagation time DT R calculated by the propagation distance L, and calculates the Migimyakuha propagation velocity PWV R (cm / sec) by substituting in Equation 2.
(Formula 2) PWV R = L / DT R
The pulse wave propagation velocities PWV R and PWV L are also calculated for the pulse waves for 10 beats detected by the pulse wave detecting means 64 for waveform analysis, similarly to% MAP, and the calculated pulse wave propagation velocities PWV R , Each PWV L is averaged and the averaged value is displayed on the
[0039]
The corrected rising edge-vertex
(Formula 3) UT ′ = UT + (HR−70) × 0.8
The corrected rise-vertex time calculation means 76 sets the correction UT to the upper right arm pulse wave for 10 beats detected by the waveform analysis pulse wave detection means 64 in the same manner as the pulse wave propagation speeds PWV R , PWV L , and% MAP. WB R , right ankle pulse wave WA R , and left ankle pulse wave WA L are calculated, the calculated correction UTs are averaged for each pulse wave, and the average value is displayed on
[0040]
The diagnosis result determination means 78 uses, for example, the first diagnosis result determination relationship shown in FIGS. 4 and 5 and the second diagnosis result determination relationship shown in FIG. Upper arm blood pressure index ABI, pulse wave propagation speeds PWV R , PWV L actually calculated by pulse wave propagation speed calculation means 74, correction UT actually calculated by corrected rise-vertex time calculation means 76, normalized pulse wave area actually calculated% MAP by calculating
[0041]
The first diagnosis result determination relationship shown in FIGS. 4 and 5 is a relationship for automatically diagnosing arterial disease of the lower limb, that is, the right foot and the left foot, and the row direction of the determination condition is a weighted condition. For example, as shown in FIG. 4, when the ankle upper arm blood pressure index ABI is 0.5 or less and the measurement accuracy level of the ankle blood pressure value ABP on the side used for calculating the ankle upper arm blood pressure index ABI is L0. Has been diagnosed as severe arteriosclerosis obliterans (ASO). Also, when the ankle blood pressure measurement accuracy level is L2, the ankle blood pressure index ABI is 0.5 or less because the credibility of the ankle blood pressure value ABP is lower than when the ankle blood pressure measurement accuracy level is L0. In addition, when the correction UT calculated using the ankle pulse wave WA collected from the
[0042]
The second diagnosis result determination relationship shown in FIG. 6 is a relationship for automatically diagnosing arterial disease of the upper limb, and the row direction of the determination condition is a weighting condition as in FIG. For example, Takayasu's disease (a disease group that causes stenosis or occlusion due to inflammation of the aortic margin) is a woman, and the condition is that the left and right ankle brachial blood pressure index ABI is 1.6 or more. one of the conditions to be diagnosed, for example, a left-right difference of the upper-arm systolic blood pressure BBP SYS is 20 mmHg, and left and right upper-arm pulse wave WB L, the magnitude relation between the pulse amplitude level of WB R, left and right upper-arm systolic blood pressure This is not in conflict with the magnitude relationship of the value BBP SYS .
[0043]
The diagnosis result determination means 78 automatically determines the diagnosis result regarding the arterial disease in the right foot, the left foot, and the upper limb in this manner, and is determined from the biological signal determined as the measurement abnormality by the measurement abnormality determination means 68 described above. The diagnosis result based on the circulatory organ related information is not determined. For example, by measuring the abnormality judging means 68, when the detected right ankle pulse wave WA R is determined to be abnormal measurement as Waveform analysis pulse wave, cardiovascular related calculated from the right ankle pulse wave WA R is information Migimyakuha propagation velocity PWV R, diagnostic results, including correction UT and% MAP of right ankle pulse wave WA R as determination condition without determination, the left ankle to determine the left ankle blood pressure value ABP (L) If the cuff pressure PC d ankle WA L detected during the slow decreasing of is determined to be abnormal measurement is a cardiovascular-related information is calculated using the left ankle blood pressure value ABP (L) the left foot A diagnosis result including the cervical arm blood pressure index ABI L as a determination condition is not determined.
[0044]
The basis
[0045]
9 and 10 are flowcharts showing the main part of the control operation of the
[0046]
When a start button (not shown) is operated, the
[0047]
In SA2 corresponding to the subsequent waveform analysis pulse wave detection means 64, the cuff pressures PC a , PC c , and PC d are controlled to the pulse wave detection pressure PM2 in order to detect a pulse wave for waveform analysis. In the state, the cuff pulse wave signals SM a , SM c , SM d supplied from the pulse wave discrimination circuits 32a, 32c, 32d are read for 10 beats, respectively, and the cuff pulse wave signals SM a , SM c , SM d are read. At the same time, the electrocardiogram signal SE supplied from the
[0048]
After SA3, the left and right upper arm blood pressure values BBP (L) and BBP (R) and the left and right ankle blood pressure values ABP (L) and ABP (R) are determined. These four blood pressure values BP are determined. Therefore, the control after SA3 is executed for each cuff 18 (20) and each blood pressure measurement device main body 24, respectively. Hereinafter, representatively, control for determining the right upper arm blood pressure value BBP (R) will be described.
[0049]
In SA3, by controlling the air pump 36a and the pressure regulating valve 26a, to start quickly increasing the cuff pressure PC a. In subsequent SA4, it is determined whether more than a right upper arm cuff pressure PC a is preset target pressure PM1 (e.g. 180 mmHg). If this determination is denied, the rapid pressure increase is continued by repeatedly executing the determination of SA4. If this determination is affirmed, the air pump 36a is stopped and the pressure regulating valve 26a is turned on in the subsequent SA5. by controlling, the slow stepping down the right brachial cuff pressure PC a at a preset rate from 2 to 3 mmHg / sec.
[0050]
The subsequent SA6 to SA9 correspond to the blood pressure
[0051]
While the determination in SA8 is negative, by repeatedly executing the S6 following the loading of the right upper-arm cuff-pulse-wave signal SM a, and continue execution of the blood pressure measurement algorithm. On the other hand, if the determination in SA8 is affirmed, in SA9, the upper right arm systolic blood pressure value BBP (R) SYS determined in SA7 is displayed on the
[0052]
When FIG. 9 ends, the flowchart shown in FIG. 10 is executed next. First, in SB1, two or more peaks are detected in an envelope created based on the signal intensity being lower than a preset threshold and the amplitudes of the ankle pulse waves WA L and WA R obtained sequentially. In order to determine the left ankle blood pressure value ABP (L) and the right ankle blood pressure value ABP (R) based on a preset blood pressure measurement abnormality determination condition in which conditions such as The measurement abnormality of the pulse wave signals SM c and SM d read in is determined.
[0053]
In the subsequent SB2, measurement abnormality of the right upper arm pulse wave WB R , right ankle pulse wave WA R , and left ankle pulse wave WA L read as the waveform analysis pulse wave in SA2 of FIG. Each determination is made based on the wave abnormality determination condition.
[0054]
In subsequent SB3, measurement abnormality information corresponding to the measurement abnormality determined in SB1 or SB2 is displayed on the
[0055]
In subsequent SB5, the ankle blood pressure value ABP determined in SA7 in FIG. 9 is read in the repetition of SA6 to SA8, the cuff pulse wave signals SM c and SM d , the electrocardiogram signal SE, and the blood pressure measurement accuracy determination condition shown in FIG. Determine based on. In FIG. 10, SB 1 to SB 3 and SB 5 correspond to the measurement abnormality determining means (measurement accuracy determining means) 68.
[0056]
The subsequent SB6 corresponds to the ankle upper arm blood pressure index calculating means 66, and the upper right arm highest blood pressure value BBP (R) SYS , the right ankle highest blood pressure value ABP (R) SYS , the left ankle highest blood pressure value ABP determined in SA7 of FIG. (L) The ankle upper arm blood pressure index ABI of the left and right lower limbs is calculated using SYS . In other words, it calculates a right ankle-brachial index ABI R by dividing the right ankle systolic blood pressure ABP (R) SYS right upper-arm systolic blood pressure BBP (R) SYS, right upper left ankle systolic blood pressure ABP (L) SYS The left ankle upper arm blood pressure index ABI L is calculated by dividing by the arm maximum blood pressure value BBP (R) SYS . Then, the calculated ankle upper arm blood pressure indexes ABI R and ABI L are displayed on the
[0057]
Subsequent SB 7 to SB 9 correspond to the pulse wave velocity calculation means 74. First, in SB7, the propagation distance L is calculated by substituting the height T of the patient inputted in advance into the equation 1. Then, in SB8, right brachial pulse wave WB R read in SA2 in FIG. 9, right ankle pulse wave WA R, using the ankle pulse wave WA L, and the rising point a predetermined portion (here the right upper arm pulse wave WB R to) a right ankle detection time difference between the rising point of the pulse wave WA R is calculated as Migimyakuha propagation time DT R, the detection of the rising point of the right upper arm pulse wave WB rising point and the left ankle pulse wave WA L of R calculating a time difference as Hidarimyakuha propagation time DT L. In SA8, the upper right arm pulse wave WB R , the right ankle pulse wave WA R , and the left ankle pulse wave WA L are read for 10 beats. In SB7, the right pulse wave
[0058]
Continued In SB9, each right pulse wave propagation time DT R calculated at propagation distance L and the SB8 calculated at SB7, the Migimyakuha propagation velocity PWV R by respectively substituting the equation 2 is calculated 10 beat , displays the average value of the right pulse wave
[0059]
Continued SB10 corresponds to the normalized pulse-wave area calculating means 72 determines right brachial pulse wave WB R for the area S of the read 10 beats in SA2 in FIG. 9, the pulse period is W, the amplitude L, {S / By calculating (W × L)} × 100 (%),% MAP is calculated, and the average value is displayed on the
[0060]
Continued SB11, the correction rising - vertex corresponds to a
[0061]
The subsequent SB12 corresponds to the diagnostic
[0062]
Further, in SB12, ankle-brachial index ABI calculated in SB6 (R), Migimyakuha propagation velocity PWV R (average value) calculated at SB7,% MAP (mean value) of the
[0063]
Further, in SB12, the left and right ankle upper arm blood pressure indexes ABI (L) and ABI (R) calculated in SB6, the upper right arm systolic blood pressure value BBP (R) SYS determined in SA7 in FIG. 9, the upper right arm diastolic blood pressure value BBP ( R) DIA , left upper arm systolic blood pressure value BBP (L) SYS , left upper arm diastolic blood pressure value BBP (L) DIA , which is obtained from a pulse wave that has not been determined to be abnormal in SB1, is shown in FIG. The diagnosis result of the arterial disease of the upper limb is determined using the second diagnosis result determination relationship, and the finding information, the attention information, and the diagnosis result handling information corresponding to the diagnosis result are determined from FIG. Information, attention information, and diagnosis result handling information are displayed on the
[0064]
The
[0065]
FIG. 11 is a diagram showing a part of a display example displayed on the
[0066]
According to the above-described embodiment, the diagnosis result determination unit 78 (SB12) automatically performs diagnosis results based on a plurality of circulatory organ related information (ankle upper arm blood pressure index ABI, pulse wave velocity PWV, correction UT,% MAP). Since the diagnosis result is displayed on the
[0067]
Further, according to the above-described embodiment, the diagnosis result determination unit 78 (SB12) is based on the circulatory organ related information determined from the pulse wave determined as the measurement abnormality by the measurement abnormality determination unit 68 (SB1 to SB3). Since the diagnosis result is not determined, it is possible to prevent an erroneous diagnosis result from being determined based on erroneous cardiovascular-related information determined from an abnormal measured pulse wave. .
[0068]
Further, according to the above-described embodiment, when a measurement abnormality of the pulse wave is determined by the measurement abnormality determining unit 68 (SB1 to SB3), the measurement of the pulse wave is performed by the measurement abnormality coping information output unit 70 (SB4). In order to deal with the abnormality, measurement abnormality handling information corresponding to the measurement abnormality judgment condition that is the basis for determining the measurement abnormality is selected from a plurality of measurement abnormality handling information stored in advance for each measurement abnormality judgment condition. Since the selected measurement abnormality handling information is displayed on the
[0069]
Further, according to the above-described embodiment, the measurement abnormality determination unit (measurement accuracy determination unit) 68 (SB5) determines the measurement accuracy of the ankle blood pressure values ABP (L) and ABP (R) so that the ankle blood pressure value ABP (L ), ABP (R) is determined on the basis of the ankle pulse waves WA L and WA R detected in the process of gradually decreasing the cuff pressures PC c and PC d and the blood pressure measurement accuracy determination condition shown in FIG. In the diagnosis result determining means 78 (SB12), the lower the measurement accuracy of the ankle blood pressure value ABP, the more severely the cardiovascular related information conditions for determining the same diagnosis result are set. The first diagnosis shown in FIG. Since the diagnosis result is determined based on the result determination relationship, even if the ankle blood pressure value ABP has a low measurement accuracy, a reliable diagnosis result is determined by effectively utilizing the ankle blood pressure value ABP.
[0070]
Further, according to the above-described embodiment, the basis information indicating the basis of the diagnosis result is determined by the basis information output means 80 (SB13), and the basis information is displayed on the
[0071]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described in detail based on drawing, this invention is applied also in another aspect.
[0072]
For example, in the above-described
[0073]
In the automatic
[0074]
In the above-described
[0075]
Further, the measurement abnormality handling information output means 70 described above outputs measurement abnormality handling information including a message for requesting remeasurement when the measurement abnormality judgment means 68 determines that the measurement abnormality is present. The message to be sought is output only when it is determined that the measurement abnormality is determined to be abnormal by the measurement abnormality determination means 68, and further, when the diagnosis result determination means 78 does not output a diagnosis result (that is, when there is no lesion). It may be.
[0076]
The
[0077]
The present invention can be modified in various other ways without departing from the spirit of the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of an automatic diagnosis apparatus to which the present invention is applied.
2 is a functional block diagram for explaining a main part of a control function of a CPU in the biological information measuring apparatus of FIG.
3 is a diagram showing blood pressure measurement accuracy determination conditions used for determining the measurement accuracy of an ankle blood pressure value in the measurement abnormality determination unit (measurement accuracy determination unit) of FIG. 2;
4 is a diagram illustrating a first diagnosis result determination relationship used for determining a diagnosis result of a right foot and a left foot in the diagnosis result determination unit of FIG. 2; FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a first diagnosis result determination relationship used for determining the diagnosis result of the right foot and the left foot in the diagnosis result determination means of FIG. 2;
6 is a diagram showing a second diagnosis result determination relationship used for determining a diagnosis result of the upper limb in the diagnosis result determination means of FIG. 2. FIG.
7 is a diagram showing finding information, attention information, and diagnosis result coping information displayed based on the diagnosis result determined by the diagnosis result determining means in FIG. 2. FIG.
FIG. 8 is a diagram showing the basis information displayed on the display to show the basis of the diagnosis result by the basis information output means of FIG. 2;
9 is a flowchart showing a main part of the control operation of the CPU shown in the functional block diagram of FIG. 2;
FIG. 10 is a flowchart showing a main part of the control operation of the CPU shown in the functional block diagram of FIG. 2;
FIG. 11 is a diagram showing a part of a display example displayed on the display by executing the flowchart of FIG. 10;
[Explanation of symbols]
10: Automatic diagnosis device 56: Display (output device)
66: Ankle brachial blood pressure index calculation means (cardiovascular related information determination means)
68: Measurement abnormality determination means (measurement accuracy determination means)
70: Countermeasure information output means 72: Normalized pulse wave area calculation means (cardiology related information determination means)
74: Pulse wave propagation velocity calculation means (cardiology related information determination means)
76: Rise-vertex time calculation means (cardiology related information determination means)
78: Diagnosis result determination means 80: Basis information output means
Claims (6)
該複数種類の循環器関連情報に基づいて診断結果を決定する予め定められた関係を用いて、前記循環器関連情報決定手段により実際に決定された循環器関連情報に基づいて診断結果を決定する診断結果決定手段と、
該診断結果決定手段により決定された診断結果を出力する出力装置と
を含むことを特徴とする自動診断装置。Circulatory organ related information determining means for determining a plurality of types of cardiovascular related information of a living body,
The diagnosis result is determined based on the circulatory-related information actually determined by the circulatory-related information determining means using a predetermined relationship for determining the diagnostic result based on the plurality of types of circulatory-related information. Diagnostic result determination means;
And an output device for outputting the diagnosis result determined by the diagnosis result determination means.
前記診断結果決定手段では、該測定異常判定手段により測定異常と判定された生体信号から決定される循環器関連情報に基づいた診断結果は決定しないことを特徴とする請求項1に記載の自動診断装置。A measurement abnormality determining means for determining a measurement abnormality of a plurality of types of biological signals detected from the living body to determine the plurality of cardiovascular related information based on a predetermined measurement abnormality determination condition;
2. The automatic diagnosis according to claim 1, wherein the diagnosis result determination unit does not determine a diagnosis result based on circulatory organ related information determined from a biological signal determined to be a measurement abnormality by the measurement abnormality determination unit. apparatus.
前記診断結果決定手段において用いられる関係は、該測定精度判定手段において判定された測定精度が低いほど、同一の診断結果と判定するための前記循環器関連情報の条件が厳しく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の自動診断装置。The measurement accuracy of the plurality of cardiovascular related information is determined based on a biological signal detected from the living body to determine the plurality of cardiovascular related information and a measurement accuracy determination condition predetermined for the biological signal. Further includes a measurement accuracy determination means,
The relationship used in the diagnosis result determination means is that the condition of the cardiovascular related information for determining the same diagnosis result is set more severely as the measurement accuracy determined in the measurement accuracy determination means is lower. The automatic diagnosis apparatus according to claim 1, wherein
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002291747A JP3632021B2 (en) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | Automatic diagnostic equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002291747A JP3632021B2 (en) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | Automatic diagnostic equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004121616A true JP2004121616A (en) | 2004-04-22 |
JP3632021B2 JP3632021B2 (en) | 2005-03-23 |
Family
ID=32283219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002291747A Expired - Lifetime JP3632021B2 (en) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | Automatic diagnostic equipment |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3632021B2 (en) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006061494A (en) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Omron Healthcare Co Ltd | Portable type electrocardiograph |
JP2008168073A (en) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Fukuda Denshi Co Ltd | Apparatus and method for processing biological information |
JP2012061105A (en) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Terumo Corp | Sphygmomanometer |
WO2013061766A1 (en) * | 2011-10-28 | 2013-05-02 | オムロンヘルスケア株式会社 | Measuring device, index calculation method, and index calculation program |
WO2013061765A1 (en) * | 2011-10-28 | 2013-05-02 | オムロンヘルスケア株式会社 | Measuring device, evaluation method, and evaluation program |
KR101288391B1 (en) | 2012-03-08 | 2013-07-22 | 주식회사 유메딕스 | Method for measuring blood pressure and apparatus thereof |
JP2014000458A (en) * | 2005-04-22 | 2014-01-09 | Fukuda Denshi Co Ltd | Biological information output device and method as well as biological information report |
JP2014239979A (en) * | 2014-08-29 | 2014-12-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Circulatory function determination device |
CN105813550A (en) * | 2013-12-11 | 2016-07-27 | 皇家飞利浦有限公司 | System and method for measuring a pulse wave of a subject |
JP2016158943A (en) * | 2015-03-03 | 2016-09-05 | フクダ電子株式会社 | Pulse wave signal measurement device and control method therefor |
JP6155374B1 (en) * | 2016-08-26 | 2017-06-28 | 有限会社アイデーエム | Blood information display device |
JP2018029944A (en) * | 2017-06-05 | 2018-03-01 | 有限会社アイデーエム | Blood information display apparatus |
JP2018510683A (en) * | 2015-02-24 | 2018-04-19 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | Apparatus and method for providing control signals for a blood pressure measuring device |
JP2018094156A (en) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 日本電信電話株式会社 | Instantaneous heart rate reliability evaluation device, method and program |
JP2018094174A (en) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 日本電信電話株式会社 | Instantaneous heart rate evaluation device, method and program |
CN111904404A (en) * | 2020-08-06 | 2020-11-10 | 苏州国科医工科技发展(集团)有限公司 | Blood pressure regulation and control equipment containing closed-loop monitoring and based on ear vagus nerve stimulation |
JP2021097861A (en) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | カシオ計算機株式会社 | Body information deriving device |
WO2022206631A1 (en) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 华为技术有限公司 | Blood pressure measurement method and apparatus |
-
2002
- 2002-10-04 JP JP2002291747A patent/JP3632021B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006061494A (en) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Omron Healthcare Co Ltd | Portable type electrocardiograph |
JP2014000458A (en) * | 2005-04-22 | 2014-01-09 | Fukuda Denshi Co Ltd | Biological information output device and method as well as biological information report |
JP2008168073A (en) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Fukuda Denshi Co Ltd | Apparatus and method for processing biological information |
JP2012061105A (en) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Terumo Corp | Sphygmomanometer |
WO2013061766A1 (en) * | 2011-10-28 | 2013-05-02 | オムロンヘルスケア株式会社 | Measuring device, index calculation method, and index calculation program |
WO2013061765A1 (en) * | 2011-10-28 | 2013-05-02 | オムロンヘルスケア株式会社 | Measuring device, evaluation method, and evaluation program |
JP2013094261A (en) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Omron Healthcare Co Ltd | Measuring device, evaluation method, and evaluation program |
JP2013094262A (en) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Omron Healthcare Co Ltd | Measuring device, index calculation method, and index calculation program |
CN103889319A (en) * | 2011-10-28 | 2014-06-25 | 欧姆龙健康医疗事业株式会社 | Measuring device, evaluation method, and evaluation program |
US9974447B2 (en) | 2012-03-08 | 2018-05-22 | Umedix Corporation Limited | Method for measuring blood pressure, and apparatus for measuring blood pressure based on said method |
US10292603B2 (en) | 2012-03-08 | 2019-05-21 | Umedix Corporation Limited | Method for measuring blood pressure, and apparatus for measuring blood pressure based on said method |
WO2013133503A1 (en) * | 2012-03-08 | 2013-09-12 | 주식회사 유메딕스 | Method for measuring blood pressure, and apparatus for measuring blood pressure based on said method |
KR101288391B1 (en) | 2012-03-08 | 2013-07-22 | 주식회사 유메딕스 | Method for measuring blood pressure and apparatus thereof |
CN105813550B (en) * | 2013-12-11 | 2019-03-29 | 皇家飞利浦有限公司 | The system and method for pulse wave for measurement object |
CN105813550A (en) * | 2013-12-11 | 2016-07-27 | 皇家飞利浦有限公司 | System and method for measuring a pulse wave of a subject |
JP2014239979A (en) * | 2014-08-29 | 2014-12-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Circulatory function determination device |
JP2018510683A (en) * | 2015-02-24 | 2018-04-19 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | Apparatus and method for providing control signals for a blood pressure measuring device |
JP2016158943A (en) * | 2015-03-03 | 2016-09-05 | フクダ電子株式会社 | Pulse wave signal measurement device and control method therefor |
JP6155374B1 (en) * | 2016-08-26 | 2017-06-28 | 有限会社アイデーエム | Blood information display device |
JP2018029866A (en) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 有限会社アイデーエム | Blood information display apparatus |
JP2018094156A (en) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 日本電信電話株式会社 | Instantaneous heart rate reliability evaluation device, method and program |
JP2018094174A (en) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 日本電信電話株式会社 | Instantaneous heart rate evaluation device, method and program |
JP2018029944A (en) * | 2017-06-05 | 2018-03-01 | 有限会社アイデーエム | Blood information display apparatus |
JP2021097861A (en) * | 2019-12-23 | 2021-07-01 | カシオ計算機株式会社 | Body information deriving device |
JP7363461B2 (en) | 2019-12-23 | 2023-10-18 | カシオ計算機株式会社 | Physical information derivation device |
CN111904404A (en) * | 2020-08-06 | 2020-11-10 | 苏州国科医工科技发展(集团)有限公司 | Blood pressure regulation and control equipment containing closed-loop monitoring and based on ear vagus nerve stimulation |
WO2022206631A1 (en) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 华为技术有限公司 | Blood pressure measurement method and apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3632021B2 (en) | 2005-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3208066B2 (en) | Blood pressure monitoring device | |
US6036651A (en) | Blood pressure estimating apparatus and method | |
JP3632021B2 (en) | Automatic diagnostic equipment | |
US6027455A (en) | Blood pressure estimating apparatus and method | |
US6027453A (en) | Blood pressure monitoring apparatus and method | |
US6843772B2 (en) | Inferior-and-superior-limb blood-pressure-index measuring apparatus | |
EP1161920A2 (en) | Blood circulation-condition monitoring apparatus | |
US6796946B2 (en) | Arteriostenosis inspecting apparatus and ankle-blood-pressure measuring apparatus | |
JP2000107144A (en) | Blood pressure monitoring device | |
JP3631979B2 (en) | Blood pressure measurement device with cardiac function evaluation function | |
US6969355B2 (en) | Arteriostenosis diagnosing apparatus | |
US6036652A (en) | Blood pressure estimating apparatus and method | |
US6440079B1 (en) | Superior-and-inferior-limb blood-pressure index measuring apparatus | |
JP2003144400A (en) | Automatic oscillometric device and method for measuring blood pressure | |
WO2013061765A9 (en) | Measuring device, evaluation method, and evaluation program | |
JP3496820B2 (en) | Blood pressure monitoring device | |
JP5887836B2 (en) | Measuring device, index calculation method, and index calculation program | |
JP2007185320A (en) | Constriction estimating apparatus | |
JP2004236730A (en) | Arteriosclerosis evaluation apparatus | |
JP2000166885A (en) | Blood pressure monitoring apparatus | |
JP3643561B2 (en) | Lower limb upper limb blood pressure index measuring device | |
JP5236881B2 (en) | Blood pressure pulse wave inspection device and blood pressure pulse wave inspection method | |
JP3738296B2 (en) | Automatic blood pressure measuring device with provisional blood pressure value display function | |
JP3649464B2 (en) | Cardiac function evaluation device | |
JPH1071129A (en) | Blood presser monitor apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040914 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3632021 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |