JP2004117153A - Instrument and method for measuring volume - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のトランスミッション、デファレンシャルのオイル用ケースの容積等の計測に用いられる容積計測装置及び容積計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の容積計測装置の一例として、図3に示すものがある。図3において、容積計測装置1は、圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置2と、圧縮空気供給装置2から吐出される圧縮空気を案内する圧縮空気供給通路3と、圧縮空気供給通路3から分岐される第1、第2通路4,5と、第1、第2通路4,5にそれぞれ接続されて圧縮空気が収納される同等容積の2つのゲージタンク(それぞれ第1、第2ゲージタンクという。)6,7と、第1、第2通路4,5の途中にそれぞれ設けられる2つの電磁三方弁(以下、それぞれ第1、第2電磁三方弁という。)8,9とを備えている。
【0003】
第1、第2通路4,5の第1、第2ゲージタンク6,7側部分に差圧センサ10が接続されている。なお、タンク6とバルブ8と差圧センサ10を結ぶ通路と、タンク7とバルブ9と差圧センサ10を結ぶ通路とは同等容積であり、バルブ9とマスタータンク20とを結ぶ通路容積は既知とされている。また、第2通路5の第2ゲージタンク7側部分に接続して圧力センサ(以下、第2通路側圧力センサという。)11が設けられている。第1電磁三方弁8の1つのポートには、後述する計測ノズル12と共に通路部材13を構成する主チューブ14の一端側が接続されている。主チューブ14の他端側には計測ノズル12が接続されている。計測ノズル12は、中空部15を有するワーク16(容器)の開口部17に装着されるようになっている。計測ノズル12には空気シール部材(図示省略)が取付けられており、気密化の向上を図るようにしている。ワーク16の中空部15には、オイル18(液体)が貯留されるようになっている。そして、中空部15における液体上の空間部(以下、適宜、空間部という。)19に連通するようにしてワーク16には前記開口部17が設けられている。
第2電磁三方弁9の1つのポートには、一定容積のマスタータンク20が接続され、第2電磁三方弁9の切換え作動により、第2ゲージタンク7と連通するようになっている。
【0004】
上記容積計測装置1では、まず、第1、第2電磁三方弁8,9を介してワーク16(主チューブ14)を第1通路4から遮断しかつマスタータンク20を第2通路5から遮断した状態で、圧縮空気供給装置2と第1、第2ゲージタンク6,7とを連通して第1、第2ゲージタンク6,7に圧縮空気を充填した(チャージ工程)後、第1、第2電磁三方弁8,9を作動して、圧縮空気供給装置2と第1、第2ゲージタンク6,7とを遮断し、差圧センサ10で第1、第2ゲージタンク6,7の差圧が「ゼロ」であることを確認する(差圧確認工程)。
次に、ワーク16の開口部17に計測ノズル12を装着した(計測ノズル12装着工程)後、第1、第2電磁三方弁8,9を作動して、第1ゲージタンク6とワーク16の中空部15とを連通させると共に、第2ゲージタンク7とマスタータンク20を連通させて、ワーク側回路(ワーク16及び第1ゲージタンク6を含む回路)とマスタータンク側回路(マスタータンク20び第2ゲージタンク7を含む回路)の差圧に基づいて容積を比較し、ワーク側回路ひいてはワーク16の空間部19の容積を計測する(計測工程)。計測を終えると計測ノズル12をワーク16から外して計測すべき次のワークの開口部に計測ノズル12を装着する。
計測工程では、計測毎に計測ノズル12をワーク16の開口部17に装着させる。計測ノズル12の装着に際しては、ワーク16の中空部15が気密化されるようにしている。
【0005】
上述したのと同様に差圧に基づいて容積を検出する従来例として、アテック株式会社の「ボルテック 容量自動測定」のカタログ、第2頁に示すものがある。
【0006】
【非特許文献1】
アテック株式会社( 愛知県知立市池端3−41、アテックビル tel:0566−84−4670 http://www.ateq.com)の「ボルテック 容量自動測定」のカタログ(発行日の記載なし)、第2頁
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、ワーク16の中空部15を計測ノズル12により気密化するが、その状態を目視することができず、不安感を招いている。
また、計測ノズル12に取付けられている空気シール部材が破損していたり、あるいは計測ノズル12がワーク16の開口部17に適正に装着されていない際などには、ワーク16の中空部15が気密化されないが、このような場合においても、計測工程が行なわれる。そして、このように気密化されない状態で計測が行なわれると、「気密不良」となり、再計測が必要となる。この場合、再計測に伴う時間(再計測時間)、すなわち、チャージ工程に要するチャージ時間(例えば15秒)及び計測工程に要する計測時間(例えば3秒)が生産工程においてロス時間となり、生産性の低下を招くことになる。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ワークの中空部の気密性の確認を適正に行えて生産性の向上を図ることができる容積計測装置及び容積計測方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、圧縮気体が封入される基準側容器部と、中空部に液体が貯留されるワークの空間部に接続される通路部材を含み圧縮気体が封入される計測側容器部と、前記基準側容器部及び計測側容器部の圧力差を検出する差圧検出手段とを有し、前記圧力差を利用して前記空間部の容積を計測する容積計測装置であって、前記通路部材及びワークの気密状態を確認する気密確認回路を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記通路部材は、主チューブ及び該主チューブに一端側が接続される計測ノズルからなり、該計測ノズルは前記ワークの開口部に装着され、前記計測側容器部は、圧縮気体を収納する所定容積の計測側タンクと、計測側主バルブと、前記通路部材とからなり、前記計測側主バルブは、圧縮気体を供給する圧縮気体供給源、前記計測側タンク及び前記主チューブに対し、相互の連通又は遮断を選択的に実施可能とされ、前記気密確認回路は、前記主チューブの内部圧力を検出するように設けられた圧力センサと、一端側が前記主チューブに分岐して接続され他端側が前記圧縮気体供給源に接続され圧縮気体を案内する気密確認側チューブと、該気密確認側チューブの途中に設けられて前記主チューブに供給される圧縮気体の圧力値を調整する気密確認側レギュレータと、前記主チューブ及び圧縮気体供給源に対する連通及び遮断並びに前記主チューブの大気への連通が可能な気密確認側バルブと、からなることを特徴とする。
請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、気密確認回路により通路部材及びワークの気密状態を確認するので、圧縮気体が漏れて計測条件が整っていない状態でのワークの空間部の容積計測を、当該計測に先だって把握できる。
【0010】
請求項3記載の発明は、圧縮気体が封入される基準側容器部と、中空部に液体が貯留されるワークの空間部に接続される通路部材を含み圧縮気体が封入される計測側容器部と、前記基準側容器部及び計測側容器部の圧力差を検出する差圧検出手段とを有し、前記圧力差を利用して前記空間部の容積を計測する容積計測方法であって、主チューブと計測ノズルから構成された前記通路部材の計測ノズルを前記ワークの開口部に装着する計測ノズル装着工程と、前記計測ノズルを前記ワークの開口部に装着した後に、前記主チューブに接続された圧力センサにより内部圧力を計測して前記通路部材及びワークの気密状態を検査する気密検査工程とを備え、該気密検査工程を前記空間部の容積を計測する計測工程に先だって実施することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の構成において、前記気密検査工程の検査結果に基づいて、気密不良を報知するか又は計測工程を開始するかを選択する選択工程を備えたことを特徴とする。
請求項3又は請求項4に記載の発明によれば、通路部材及びワークの気密状態を検査する気密検査工程を計測工程に先だって実施するので、計測条件が整っていない状態でのワークの空間部の容積の計測を回避できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る第1実施の形態の容積計測装置及び容積計測方法を図1に基づいて説明する。なお、図3に示す部材と同等の部材は同一の符号で示し、その説明は、適宜、省略する。図1に示す容積計測装置1Aは、図3の容積計測装置1に比して、気密確認回路21を設けたことが主に異なっている。
気密確認回路21は、図1に示すように、主チューブ14に分岐チューブ22を介して接続され主チューブ14の内部圧力を検出する圧力センサ(以下、主チューブ側圧力センサという。)23と、一端側が主チューブ14に分岐して接続され他端側が圧縮空気供給通路3の途中に接続され圧縮空気供給装置2(圧縮気体供給源)からの圧縮空気(圧縮気体)を案内する気密確認側チューブ24と、該気密確認側チューブ24の途中に設けられて前記主チューブ14に供給される圧縮空気の圧力値を調整する気密確認側レギュレータ25と、前記気密確認側チューブ24における主チューブ14と気密確認側レギュレータ25との間に設けられた電磁式の気密確認側バルブ26とから大略構成されている。気密確認側バルブ26は、主チューブ14及び圧縮空気供給装置2の連通及び遮断を行うと共に、主チューブ14を大気に連通可能とされている。なお、圧縮空気供給通路3における気密確認側チューブ24との接続部より上流側の圧縮空気供給装置2側部分には、レギュレータ(吐出側レギュレータという。)27が設けられている。
【0012】
この実施の形態では、吐出側レギュレータ27の空気圧は任意設定可能であり、気密確認側レギュレータ25で設定する気密検査圧は、後述するように第2電磁三方弁9を介して連通される第2ゲージタンク7とマスタータンク20を含む回路内の空気圧(テスト圧)と同等圧力に設定されている。気密側レギュレータ25で設定される気密検査圧力は空気もれを速やかに発見させるために前記空気圧(テスト圧)より高い値にしてもよい。なお、前記空気圧(テスト圧)は第2通路側圧力センサ11により検出される。また、この実施の形態では、マスタータンク20の容積はワーク16の中空部15の容積と、略同等に設定されている。また、後述するワーク側部分30(ワーク16にオイル18が貯留されていない状態とする。)及びマスタータンク側部分31(基準側容器部)は略同等容積とされている。
【0013】
第1、第2電磁三方弁8,9、差圧センサ10(差圧検出手段)、第2通路側圧力センサ11、主チューブ側圧力センサ23及び気密確認側バルブ26にはコントローラ32が接続されている。コントローラ32は、接続部材(差圧センサ10、第2通路側圧力センサ11、主チューブ側圧力センサ23)からの入力信号に対して予め定められたプラグラムに基づく演算を行なって、後述するように接続された弁(第1、第2電磁三方弁8,9、気密確認側バルブ26)の切換え制御を行ないワーク16の空間部19の容積の計測を行なう。
本実施の形態では、第1ゲージタンク6が計測側タンクを構成し、第1電磁三方弁8が計測側主バルブを構成し、第1ゲージタンク6(計測側タンク)、第1電磁三方弁8(計測側主バルブ)、通路部材13並びに第1ゲージタンク6及び第1電磁三方弁8を接続する通路部(符号省略)が計測側容器部40を構成している。
【0014】
次に、上記容積計測装置1Aの作用を説明する。
まず、中空部15にオイル18(液体)が貯留されたワーク16の開口部17に、シール部材(図示省略)を備えた計測ノズル12を装着し、ワーク16の中空部15を気密状態とする(計測ノズル装着工程)。そして、ワーク16(主チューブ14)の中空部15を第1通路4から遮断しかつマスタータンク20を第2通路5から遮断した状態で、圧縮空気供給装置2と第1、第2ゲージタンク6,7とを連通するように第1、第2電磁三方弁8,9を設定し、この設定状態で、図示しない起動釦を押して圧縮空気供給装置2を起動させ、第1、第2ゲージタンク6,7に圧縮空気を一定時間供給し、各タンク(第1、第2ゲージタンク6,7)に充填させる(チャージ工程)。このチャージ工程に必要とされる時間はチャージタイムと呼ばれる。
【0015】
チャージ工程の終了の後、第1、第2電磁三方弁8,9を作動して、圧縮空気供給装置2と第1、第2ゲージタンク6,7とを遮断し(前記チャージ工程で行なわれていた、ワーク16の中空部15が第1通路4から遮断されかつマスタータンク20が第2通路5から遮断された状態は継続されている。)、差圧センサ10で第1、第2ゲージタンク6,7の差圧を確認する(差圧確認工程)。この際、第1、第2ゲージタンク6,7には圧縮空気が一定時間供給され、かつ第1、第2ゲージタンク6,7は同等容積であることから、上述した第1、第2ゲージタンク6,7への圧縮空気の充填により、差圧センサ10は「ゼロ」を示すことになる。
【0016】
次に、コントローラ32は、差圧センサ10から「ゼロ」を示す信号を受けて、気密確認側バルブ26を切換え作動し、圧縮空気供給装置2と主チューブ14(ひいてはワーク16の中空部15)とを連通させ、気密検査を行なう(気密検査工程)。
この際、計測ノズル12又はワーク16の破損、計測ノズル12の取付け(取付け姿勢)不良などにより、計測ノズル12又はワーク16などに隙間があり、圧縮空気が漏れていると、主チューブ側圧力センサ23が検出する圧力値は、気密確認側レギュレータ25の設定圧力に達しない。コントローラ32は、一定時間が経過しても主チューブ側圧力センサ23の検出圧力値が設定圧力値に達しない場合には、このことを示す内容の異常アラーム(気密不良)を図示しないディスプレイに表示する(すなわち、報知する)。本実施の形態では、上述したように前記気密検査工程を実施することにより、ワーク16の中空部15の気密性を確実に確認することができる。
【0017】
従来技術においては、計測ノズル12などの破損や計測ノズル12の取付け(取付け姿勢)不良などにより圧縮空気が漏れていても、容積計測を行なう一方、計測条件が整っていない計測であることから、不良状態を改善した後に、再度、容積計測(再計測)を行なう必要があり、時間上のロスを生じ生産性を低下させることになる。これに対し、本実施の形態では、上述した計測ノズル12などの破損や計測ノズル12の取付け不良などに伴い空気が漏れている場合は、ディスプレイに異常アラームを表示するので、計測条件が整っていないことを作業者に知らせることができ、これに伴い、再計測を回避して生産性の向上を図ることができる。
【0018】
一方、気密検査工程において、計測ノズル12又はワーク16などから圧縮空気が漏れていない場合、主チューブ側圧力センサ23の検出圧力値が気密確認側レギュレータ25の設定圧力値に達する。すると、コントローラ32は、気密確認側レギュレータ25の設定圧力値に達した主チューブ側圧力センサ23の検出信号を入力して、気密確認側バルブ26を作動し、気密確認側チューブ24を大気に連通させ、ワーク16の中空部15内の圧縮空気を大気に開放する。
【0019】
続いて、図示しないタイマーにより計測された時間が所定時間になると、コントローラ32は、気密確認側バルブ26を切換え作動し、前記主チューブ14及び圧縮空気供給装置2を遮断させると共に、第1、第2電磁三方弁8,9を作動して、第1ゲージタンク6とワーク16の中空部15とを連通させ、第2ゲージタンク7とマスタータンク20とを連通させる(計測工程)。そして、差圧センサ10により、計測側容器部40にワーク16の中空部15を合わせた部分(前記ワーク側部分30に相当する。なお、厳密には、この段階では前記ワーク側部分30からオイル18を引いた部分であり、ワーク側部分30より容積が小さくなっているが、以下、便宜上、ワーク側部分30という。)と、第2ゲージタンク7、マスタータンク20及び両者をつなぐ通路部(第2通路5の一部)を合わせた部分(前記マスタータンク側部分31)との圧力差を検出させる(計測工程)。なお、計測側容器部40は、上述したように、第1ゲージタンク6、第1電磁三方弁8、通路部材13並びに第1ゲージタンク6及び第1電磁三方弁8を接続する通路部からなる。
本実施の形態では、気密検査工程の検査結果(圧縮空気の漏れの有無)に基づいて、異常アラームの表示又は計測工程の開始を選択的に行なう(選択工程を実施する)ようになっている。
【0020】
上述したように、ワーク16の中空部15にオイル18が貯留された状態では、ワーク側部分30(オイル18貯留状態)の容積とマスタータンク側部分31の容積に差が生じている。一方、オイル18を貯留しない状態のワーク側部分30とマスタータンク側部分31とが略同等容積であり、同等容積の第1、第2ゲージタンク6,7に同等圧で貯留されたそれぞれの圧縮空気が、ワーク側部分30(オイル18貯留状態)及びマスタータンク側部分31に封入されていることから、ワーク側部分30とマスタータンク側部分31との容積差が圧力差として発現され、また圧力差と容積差は比例関係を示す。
そして、上述したようにワーク側部分30(オイル18貯留状態)の容積とマスタータンク側部分31の容積に容積差が生じていることにより、差圧センサ10は容積差に応じた圧力差を検出し、この検出信号をコントローラ32に出力する。
コントローラ32は、差圧センサ10からの圧力差を示す信号からワーク側部分30とマスタータンク側部分31との容積差を求める。そして、コントローラ32が求めた容積差がオイル18の液面レベルとして図示しないディスプレイに表示される(計測工程)。なお、ワーク16の中空部15の容積から容積差(オイル18の貯留量)を減算することにより空間部19の容積が計測される。
【0021】
そして、ディスプレイに表示されるオイル18の液面レベルが許容範囲に入っていれば、計測ノズル12をワーク16の開口部17から外して、次に検査するワーク16の開口部17に装着し、当該ワーク16を対象にした検査を行なう。
また、オイル18の液面レベルが許容範囲から逸脱している、すなわち液面レベルに過不足がある場合、計測ノズル12をワーク16の開口部17から外してオイル18の抜取り又は補給を行ない、オイル18の液面レベルが許容範囲に入るようにする。
【0022】
この実施の形態では、マスタータンク20の容積とワーク16の中空部15の容積は、同等に設定されている場合を例にしたが、これに代えて異なる大きさとしてもよい。この場合、オイル18をワーク16の中空部15に貯留していない状態で、上記実施の形態と同様にして、差圧センサ10が検出する圧力差に基づいて、ワーク側部分30とマスタータンク側部分31との容積差からワーク16の中空部15の容積を計測することができる。
【0023】
上記第1実施の形態では、気密確認側バルブとして電磁式の気密確認側バルブ26を用いた場合を例にしたが、これに代えて、手動操作式の気密確認側バルブを用いるようにしてもよい。
上記第1実施の形態では、気密確認側チューブ24の他端側を圧縮空気供給通路3に接続した場合を例にしたが、これに代えて、図2に示すように、圧縮空気供給装置2と異なる圧縮空気供給装置2Aに接続するようにしてもよい(第2実施の形態)。また、第1実施の形態では、主チューブ側圧力センサ23を主チューブ14に接続した場合を例にしたが、これに代えて、図2に示す第2実施の形態の気密確認側チューブ24に接続するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】
請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、気密確認回路により通路部材及びワークの気密状態を確認するので、圧縮空気が漏れて計測条件が整っていない状態でのワークの空間部の容積計測を、当該計測に先だって把握できる。このため、再計測を行なうようなことを回避でき、ひいては生産性の向上を図ることができる。
請求項3又は請求項4に記載の発明によれば、通路部材及びワークの気密状態を検査する気密検査工程をワークの空間部の容積の計測工程に先だって実施するので、計測条件が整っていない状態での容積計測を回避でき、ひいては生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の容積計測装置を模式的に示す図である。
【図2】本発明の第2実施の形態の容積計測装置を模式的に示す図である。
【図3】従来の容積計測装置の一例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1A 容積計測装置
12 計測ノズル
13 通路部材
14 主チューブ
15 中空部
16 ワーク
17 開口部
19 空間部
21 気密確認回路
30 ワーク側部分
31 マスタータンク側部分(基準側容器部)
40 計測側容器部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a volume measuring device and a volume measuring method used for measuring the volume and the like of an automobile transmission and a differential oil case of a vehicle.
[0002]
[Prior art]
FIG. 3 shows an example of a conventional volume measuring device. In FIG. 3, a
[0003]
A
One port of the second electromagnetic three-
[0004]
In the
Next, after the
In the measurement process, the
[0005]
As a conventional example of detecting the volume based on the differential pressure in the same manner as described above, there is a catalog shown in the second page of the catalog of "Voltech automatic measurement" by ATEC Corporation.
[0006]
[Non-patent document 1]
ATEC Corporation (3-41 Ikehata, Chiryu-shi, Aichi Prefecture, Atec Building tel: 0566-84-4670 http://www.ateq.com) Catalog of “Voltech volume automatic measurement” (not published date), 2nd Page [0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-described conventional technology, the
Further, when the air seal member attached to the
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a volume measurement device and a volume measurement method capable of properly checking the airtightness of a hollow portion of a work and improving productivity. And
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
According to a second aspect of the present invention, in the configuration according to the first aspect, the passage member includes a main tube and a measurement nozzle having one end connected to the main tube, and the measurement nozzle is attached to an opening of the work. The measurement-side container section includes a measurement-side tank having a predetermined volume for storing a compressed gas, a measurement-side main valve, and the passage member. The measurement-side main valve is configured to supply a compressed gas that supplies a compressed gas. The source, the measurement side tank and the main tube can be selectively communicated or shut off with each other, and the airtightness check circuit includes a pressure sensor provided to detect an internal pressure of the main tube. An airtightness confirmation side tube, one end of which is branched and connected to the main tube, and the other end of which is connected to the compressed gas supply source and guides compressed gas; An airtightness check side regulator that adjusts the pressure value of the compressed gas supplied to the main tube, an airtightness check side valve capable of communicating with and shutting off the main tube and the compressed gas supply source and communicating with the atmosphere of the main tube, It is characterized by comprising.
According to the first or second aspect of the present invention, the airtight state of the passage member and the work is checked by the airtightness check circuit, so that the compressed gas leaks and the work space is not properly measured. Volume measurement can be grasped prior to the measurement.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a measurement-side container section which includes a reference-side container section in which a compressed gas is sealed and a passage member connected to a space of a work in which a liquid is stored in a hollow section and in which the compressed gas is sealed. And a pressure difference detecting means for detecting a pressure difference between the reference-side container portion and the measurement-side container portion, and a volume measurement method for measuring the volume of the space portion using the pressure difference, comprising: A measurement nozzle mounting step of mounting the measurement nozzle of the passage member composed of a tube and a measurement nozzle to the opening of the work, and after mounting the measurement nozzle to the opening of the work, the measurement nozzle was connected to the main tube. An airtightness inspection step of measuring the internal pressure by a pressure sensor to inspect the airtightness of the passage member and the work, wherein the airtightness inspection step is performed prior to the measurement step of measuring the volume of the space. You .
According to a fourth aspect of the present invention, in the configuration of the third aspect, there is provided a selecting step of selecting whether to notify a poor airtightness or start a measuring step based on an inspection result of the airtightness inspecting step. It is characterized by.
According to the third or fourth aspect of the present invention, the airtightness inspection step for inspecting the airtightness of the passage member and the work is performed prior to the measurement step, so that the space of the work in a state where the measurement conditions are not established. Measurement of the volume of the object can be avoided.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A volume measuring device and a volume measuring method according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Note that members equivalent to those shown in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted as appropriate. The volume measuring device 1A shown in FIG. 1 is mainly different from the
As shown in FIG. 1, the
[0012]
In this embodiment, the air pressure of the
[0013]
A
In the present embodiment, the
[0014]
Next, the operation of the volume measuring device 1A will be described.
First, a
[0015]
After the end of the charging step, the first and second electromagnetic three-
[0016]
Next, the
At this time, if there is a gap in the
[0017]
In the related art, even if compressed air leaks due to damage of the
[0018]
On the other hand, when no compressed air leaks from the
[0019]
Subsequently, when a time measured by a timer (not shown) reaches a predetermined time, the
In the present embodiment, the display of the abnormal alarm or the start of the measurement process is selectively performed (the selection process is performed) based on the inspection result of the airtightness inspection process (presence or absence of compressed air leakage). .
[0020]
As described above, in a state where the
Then, as described above, since a volume difference occurs between the volume of the work side portion 30 (the state where the
The
[0021]
If the liquid level of the
When the liquid level of the
[0022]
In this embodiment, the case where the volume of the
[0023]
In the first embodiment, an example in which the electromagnetic airtight
In the first embodiment, the case where the other end of the airtightness
[0024]
【The invention's effect】
According to the first or second aspect of the present invention, the airtightness of the passage member and the work is checked by the airtightness check circuit, so that the compressed air leaks and the work space is not properly measured. Volume measurement can be grasped prior to the measurement. Therefore, re-measurement can be avoided, and the productivity can be improved.
According to the third or fourth aspect of the present invention, the airtightness inspection step of inspecting the airtightness of the passage member and the work is performed prior to the measurement of the volume of the space of the work, so that the measurement conditions are not set. Volume measurement in the state can be avoided, and the productivity can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a volume measuring device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram schematically showing a volume measuring device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram schematically showing an example of a conventional volume measuring device.
[Explanation of symbols]
1A
40 Measurement side container
Claims (4)
前記通路部材及びワークの気密状態を確認する気密確認回路を設けたことを特徴とする容積計測装置。A reference-side container portion in which the compressed gas is sealed, a measurement-side container portion in which the compressed gas is sealed including a passage member connected to the space of the work in which the liquid is stored in the hollow portion, and the reference-side container portion and A volume measuring device that has a differential pressure detecting unit that detects a pressure difference of the measurement-side container unit, and that measures the volume of the space using the pressure difference,
An airtightness check circuit for checking the airtightness of the passage member and the work is provided.
前記計測側容器部は、圧縮気体を収納する所定容積の計測側タンクと、計測側主バルブと、前記通路部材とからなり、前記計測側主バルブは、圧縮気体を供給する圧縮気体供給源、前記計測側タンク及び前記主チューブに対し、相互の連通又は遮断を選択的に実施可能とされ、
前記気密確認回路は、前記主チューブの内部圧力を検出するように設けられた圧力センサと、一端側が前記主チューブに分岐して接続され他端側が前記圧縮気体供給源に接続され圧縮気体を案内する気密確認側チューブと、該気密確認側チューブの途中に設けられて前記主チューブに供給される圧縮気体の圧力値を調整する気密確認側レギュレータと、前記主チューブ及び圧縮気体供給源に対する連通及び遮断並びに前記主チューブの大気への連通が可能な気密確認側バルブと、からなることを特徴とする請求項1に記載の容積計測装置。The passage member includes a main tube and a measurement nozzle having one end connected to the main tube, and the measurement nozzle is attached to an opening of the work,
The measurement-side container section includes a measurement-side tank having a predetermined volume for storing a compressed gas, a measurement-side main valve, and the passage member, and the measurement-side main valve is a compressed gas supply source that supplies a compressed gas. For the measurement side tank and the main tube, it is possible to selectively perform mutual communication or blocking,
The airtightness check circuit includes a pressure sensor provided to detect an internal pressure of the main tube, and one end branched and connected to the main tube and the other end connected to the compressed gas supply source to guide the compressed gas. An airtightness confirmation side tube, an airtightness confirmation side regulator provided in the middle of the airtightness confirmation side tube to adjust the pressure value of the compressed gas supplied to the main tube, and a communication with the main tube and the compressed gas supply source; 2. The volume measurement device according to claim 1, further comprising an airtightness check valve capable of shutting off and communicating the main tube to the atmosphere.
主チューブと計測ノズルから構成された前記通路部材の計測ノズルを前記ワークの開口部に装着する計測ノズル装着工程と、
前記計測ノズルを前記ワークの開口部に装着した後に、前記主チューブに接続された圧力センサにより内部圧力を計測して前記通路部材及びワークの気密状態を検査する気密検査工程とを備え、該気密検査工程を前記空間部の容積を計測する計測工程に先だって実施することを特徴とする容積計測方法。A reference-side container portion in which the compressed gas is sealed, a measurement-side container portion in which the compressed gas is sealed including a passage member connected to the space of the work in which the liquid is stored in the hollow portion, and the reference-side container portion and And a pressure difference detecting means for detecting a pressure difference of the measurement-side container portion, a volume measurement method for measuring the volume of the space portion using the pressure difference,
A measurement nozzle mounting step of mounting the measurement nozzle of the passage member composed of the main tube and the measurement nozzle to the opening of the work,
An airtightness inspection step of measuring the internal pressure by a pressure sensor connected to the main tube and inspecting the airtightness of the passage member and the work after the measurement nozzle is attached to the opening of the work. A volume measurement method, wherein an inspection step is performed prior to a measurement step of measuring a volume of the space.
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