JP2004110549A - ネットワークシステム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク上で共有化されているデータに対するアクセス権の有無をユーザが容易に把握できるようにする。
【解決手段】ファイルの共有サービスを提供するサーバ装置に、「フォルダA」フォルダ及び「フォルダB」フォルダのうち、「フォルダA」フォルダにのみアクセス権が有る一般ユーザU1がログインした場合は、当該一般ユーザのクライアント装置に、「フォルダA」フォルダ212を示すアイコン30Aのみ表示する(図6(A))。「フォルダB」フォルダにのみアクセス権が有る一般ユーザU5がログインした場合は、「フォルダB」フォルダを示すアイコン30Bのみを表示する(図6(B))。「フォルダA」フォルダ及び「フォルダB」フォルダの両方にアクセス権が有る一般ユーザU3がログインした場合は、「フォルダA」フォルダを示すアイコン30A及び「フォルダB」フォルダを示すアイコン30Bの両者を表示する(図6(C))。
【選択図】 図6
【解決手段】ファイルの共有サービスを提供するサーバ装置に、「フォルダA」フォルダ及び「フォルダB」フォルダのうち、「フォルダA」フォルダにのみアクセス権が有る一般ユーザU1がログインした場合は、当該一般ユーザのクライアント装置に、「フォルダA」フォルダ212を示すアイコン30Aのみ表示する(図6(A))。「フォルダB」フォルダにのみアクセス権が有る一般ユーザU5がログインした場合は、「フォルダB」フォルダを示すアイコン30Bのみを表示する(図6(B))。「フォルダA」フォルダ及び「フォルダB」フォルダの両方にアクセス権が有る一般ユーザU3がログインした場合は、「フォルダA」フォルダを示すアイコン30A及び「フォルダB」フォルダを示すアイコン30Bの両者を表示する(図6(C))。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークシステム及びプログラムに係わり、特に、情報を表示するための表示手段を備えた複数の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステム、及び情報を表示するための表示手段を備えた端末装置とネットワークを介して接続され、且つ前記端末装置の使用者に対してアクセス権を設定してデータを格納するための記憶手段を前記端末装置で使用可能に管理するサーバ装置で実行されるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ネットワーク上で複数のユーザからアクセス可能な所謂共有ファイルシステムを備えたネットワークシステムがある。例えば、クライアント/サーバ型のネットワークシステムでは、サーバ装置が備えているドライブ、すなわちHDD、FD、CD−ROM、MOといった記憶装置をネットワーク上のクライアント装置(端末装置)で共有し、ネットワークに接続している各クライアント装置のユーザにより、該記憶装置に格納されているデータを共通で利用可能となっている。また、通常時はクライアント装置として用いられるパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)においても、当該パソコンが管理しているファイルシステムのフォルダを所謂共有フォルダに設定し、ネットワークを介して他のユーザから参照可能にすることができるものもあり、クライアント装置がサーバ装置の機能を担うこともある。
【0003】
このようなネットワークシステムでは、ユーザがクライアント装置を操作して共有ファイルシステムにアクセスした場合、ユーザが操作しているクライアント装置には、共有ファイルシステムのデータ構造(階層化構造)が表示され、ネットワーク上で共有化されているデータをユーザが確認することができるようになっている。例えば、クライアント装置がGUI(graphical user interface)環境下で動作するものであれば、所定のフォルダ内に、当該フォルダより下層のフォルダやファイルが収容されているかのように、アイコンが表示される(例えば、特許文献1参照)。ユーザは、共有ファイルシステムからデータを閲覧したり、共有ファイルシステムへ自分のデータを保存する際には、この表示から閲覧対象のデータを指定したり、自分のデータの保存先を指定することができるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
ところで、ユーザには、自分以外或いは自分が属するグループ以外のユーザには閲覧されたくないデータもあり、一般に、共有ファイルシステムに保存するデータにはアクセス権を設定することができるようになっている(例えば、文献3参照)。このアクセス権は、各ファイルに対して個別に設定するのは勿論のこと、ドライブやフォルダに対して設定することで、当該ドライブ内や当該フォルダより下層のフォルダやファイルに対してまとめてアクセス権を設定することもできる。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−202841号公報
【特許文献2】
特開2001−195290号公報
【特許文献3】
特開平11−212849号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、共有ファイルシステムのデータ構造の表示は、アクセス権に係わらずに一律に行われていたため、ユーザがアクセスしたいデータ(ドライブ、フォルダ、ファイル)へのアクセス権の有無は、当該データへアクセスしてみなければ分からなかった。すなわち、ユーザがアクセスしたいデータへのアクセスを試みた結果、正常にアクセスできたらアクセス権が有った、エラーとなったらアクセス権が無かったと、アクセスの試行後にしか、当該ユーザ自身にアクセス権が有るのか否かを確認することができないという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、ネットワーク上で共有化されているデータに対するアクセス権の有無をユーザが容易に把握することができるネットワークシステム及びプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、情報を表示するための表示手段を備えた複数の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムであって、複数の前記端末装置で共有され、且つ前記端末装置の使用者に対してアクセス権を設定してデータを記憶するための記憶手段と、前記記憶手段が前記端末装置からアクセスされた場合に、当該端末装置の前記表示手段に、前記記憶手段の少なくともアクセス位置におけるデータ構造を、当該端末装置の使用者にアクセス権の有るデータを示す情報とアクセス権の無いデータを示す情報とで状態が異なるように表示させる制御手段と、を有することを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、記憶手段は、ネットワークに接続された複数の端末端末で共有され、各端末装置からアクセスすることができる。すなわち、記憶手段は、ネットワーク上の共有ファイルシステムとして利用可能となっている。この記憶手段には、ドライブ、フォルダ、或いはファイルに対して、端末装置の使用者のアクセス権を設定してデータを記憶することができ、端末装置が記憶手段にアクセスすると、当該端末装置の表示手段には、制御手段により、記憶手段の少なくともアクセス位置におけるデータ構造が、当該端末装置の使用者のアクセス権の有無に応じて、データを示す情報、例えばドライブやフォルダやファイルのアイコンの状態を異ならせて表示される。使用者は、このデータ構造の表示を確認するだけで、自分にアクセスの有るデータを把握可能であり、従来のように、自分にアクセス権が有るのかが分からないまま所望のデータへのアクセスを試行してみる必要がない。
【0010】
なお、上記のネットワークシステムは、ネットワーク上のサーバ装置に以下のプログラムを実行させることで容易に実現可能である。すなわち、請求項2に記載されているように、情報を表示するための表示手段を備えた端末装置とネットワークを介して接続され、且つ前記端末装置の使用者に対してアクセス権を設定してデータを格納するための記憶手段を前記端末装置で使用可能に管理するサーバ装置で実行されるプログラムであって、前記記憶手段が前記端末装置からアクセスされた場合に、当該端末装置の前記表示手段に、前記記憶手段の少なくともアクセス位置におけるデータ構造を、当該端末装置の使用者に前記アクセス権の有るデータを示す情報と前記アクセス権の無いデータを示す情報とで状態が異なるように表示させる、ことを特徴とする。
【0011】
なお、このプログラムにおいては、請求項3に記載されているように、前記アクセス権の無いデータを示す情報を非表示とし、前記アクセス権の有るデータを示す情報のみを表示させるようにしてもよいし、請求項4に記載されているように、前記アクセス権の有無に応じて、前記データを示す情報の形態を異ならせるようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。図1に本発明が適用されたネットワークシステムを示す。
【0013】
図1に示すネットワークシステム10は、ファイルの共有サービスを提供するサーバ装置12と、ユーザにより操作され、サーバ装置12からファイルの共有サービスの提供を受けるクライアント装置14とが、それぞれモデム、ルータ、TA(Terminal Adapter)等の接続手段(図示省略)を介してインターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワーク16に接続されて構成されている。サーバ装置12及びクライアント装置14は、ネットワーク16を介して、相互に通信可能となっている。
【0014】
サーバ装置12には、一般的なコンピュータを用いることができるため、以下では、本発明に係わる部分のみ詳細に説明する。サーバ装置12は、本発明の記憶手段として、各種データを格納・管理する大容量のデータベース(DB)20を備えている。また、サーバ装置12には、DB20の管理・運用を行う管理プログラム22がCD−ROMなどの記録メディア24から読み出されて予めインストールされており、サーバ装置12の起動中は、この管理プログラム22がメモリに常駐されるようになっている。なお、管理プログラム22は、通信(有線でも無線でも可)により他の装置からダウンロードしてインストールしてもよい。
【0015】
サーバ装置12は、この管理プログラム22を実行することで、本発明の制御手段として機能する。詳しくは、サーバ装置12は、管理プログラム22により、DB20をネットワーク16上で共有して、複数のクライアント装置14のユーザが使用できるように管理する、すなわち、DB20を共有ファイルシステムとして扱うようになっている。また、DB20の管理下のデータに対してアクセス権を設定することができ、管理プログラム22により、DB20を利用するユーザの管理も行っている。すなわち、各データへはアクセス権を有するユーザによるアクセスのみを許可するようになっている。このため、サーバ装置12には、図示は省略するが、当該ネットワークシステム10を利用する各ユーザを識別するためのユーザ情報、例えばユーザ名及びパスワードを示す情報が予め登録されており、ユーザのログイン時に、ユーザ名及びパスワードの入力を求め、入力情報と登録されているユーザ情報とを照合して当該ユーザの認証を行うようになっている。
【0016】
クライアント装置14は、操作されることにより各種の情報や要求を入力するためのキーボードやマウスなどの入力手段14A、ディスプレイなどの表示手段14B、ネットワーク16を介して情報通信を行う通信手段(図示省略)を備えている。また、クライアント装置14は、GUI機能を備えており、サーバ装置12にログインして共有ファイルシステムにアクセス可能となったら、当該共有ファイルシステムのデータ構造、すなわちDB20の管理下のフォルダやファイルをアイコン30(図6参照)で表現して、表示手段14Bに表示することができるようになっている。ユーザは、入力手段14Aの操作により、所望のフォルダやファイルに対応するアイコン30を選択して、データの閲覧(フォルダやファイルを「開く」とも称される)、保存、アクセス先フォルダの変更(「フォルダの移動」とも称される)などの各種コマンドをサーバ装置12へ送信することができる。なお、このようなクライアント装置14には、従来公知のパソコン、携帯電話、PDA(Personal DATA Assistants)などを利用することができるため、詳細な説明は省略する。以下では、GUI機能を備えたパソコンを用いた場合を例に説明する。
【0017】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0018】
なお、以下では、具体的に、図2に示すように、本ネットワークシステム10のユーザとして、一般ユーザU1〜U5、ネットワークシステム10全体を管理するシステム管理者SS、一般ユーザU1〜3が属するユーザグループ▲1▼を管理するグループ管理者GS1、及び一般ユーザU3〜5が属するユーザグループ▲2▼を管理するグループ管理者GS2が利用可能な場合を例に説明する。すなわち、サーバ装置12には、これら管理者及び一般ユーザ各々を識別するためのユーザ情報が予め登録されており、このユーザ情報には、ユーザグループ▲1▼、▲2▼の各々について当該グループに属するユーザを示す情報も含まれている。ネットワークシステム10では、上記ユーザのうち、システム管理者SS及びグループ管理者GS1、GS2が、サーバ装置12により提供される共有ファイルシステム、すなわちDB20の管理下のデータに対して、フォルダ単位で各ユーザグループのアクセス権を設定することができるようになっている。
【0019】
ユーザは、サーバ装置12のDB20が管理しているデータを利用したい場合、或いはDB20へ自分のデータを格納したい場合は、クライアント装置14の入力手段14Aを操作して、当該クライアント装置14からサーバ装置12へログイン要求を送信する。
【0020】
サーバ装置12は、管理プログラム22の常駐により、クライアント装置14からの接続を要求する所謂ログイン要求を常時監視しており、クライアント装置14から送信されてきたログイン要求を受信すると、管理プログラム22が起動されて図3に示す制御処理が開始される。
【0021】
すなわち、サーバ装置12では、図3に示すように、クライアント装置14からログイン要求を受信すると、まず、ステップ100において、例えば、図4に示すようなログイン画面200をログイン要求の送信元のクライアント装置14の表示手段14Bに表示させるなどして、当該ユーザを識別するための情報、すなわちログイン名及びパスワードを受け付ける。
【0022】
図4のログイン画面200には、ログイン名を入力するための入力欄202と、パスワードを入力するための入力欄204とが設けられており、ユーザが入力手段14Aを操作して、予め自分に割当てられているログイン名及びパスワードを入力欄202及び入力欄204に入力すると、入力されたログイン名及びパスワードを示す情報が、ネットワーク16を介して、クライアント装置14からサーバ装置12へと送信される。
【0023】
サーバ装置12は、ログイン名及びパスワードを示す情報を受信するまでは、次のステップ102からステップ100に戻り、クライアント装置14からログイン名及びパスワードを示す情報が送信されてくるのを待機しており、クライアント装置14から送信されたログイン名及びパスワードを示す情報を受信すると、ステップ102からステップ104に進む。ステップ104では、送信されてきたログイン名及びパスワードを示す情報(すなわちユーザによる入力情報)を予め当該サーバ装置12に登録されているユーザ情報と照合してユーザ認証を行い、入力情報が登録されているユーザ情報と一致して正規のユーザと認証されたら、当該ユーザのログインが許可されたとして、次のステップ106に進む。なお、図3では省略しているが、サーバ装置12では、入力情報が登録されているユーザ情報と不一致の場合には、当該ユーザのログインを拒否する。
【0024】
ステップ106では、DB20の管理下の所定のフォルダ、すなわちサーバ装置により提供される共有化ファイルシステムにおいて、ユーザのログイン時に最初にアクセスされるように予め設定されている所定のフォルダがアクセス位置とされ、当該所定のフォルダ内のデータに対する当該ユーザのアクセス権の有無を確認する。なお、本実施の形態では、前述したようにフォルダに対してアクセス権を設定するようになっているため、所定フォルダ内に有るフォルダについてアクセス権の有無を確認する。
【0025】
そして、次のステップ108では、DB20のデータ構造として、アクセス権の有ったデータを示す情報のみをクライアント装置14の表示手段14Bに表示し、次のステップ110でコマンドを受付ける。
【0026】
ここで、具体的に、図5に示すように、「Home」フォルダ210が、一般ユーザU1〜U5のログイン時に最初にアクセスされるフォルダに設定されており、「Home」フォルダ210の下層に有る「フォルダA」のフォルダ212に対して、ユーザグループ▲1▼に属するユーザにアクセスを許可するようにアクセス権が設定され、「フォルダB」フォルダ214に対して、ユーザグループ▲2▼に属するユーザにアクセスを許可するようにアクセス権が設定されている場合を例に説明する(鍵括弧内の文字列はフォルダ名を示す)。すなわち、フォルダ212下のファイル216は、ユーザグループ▲1▼に属するユーザにしか閲覧できず、フォルダ214下のファイル216は、ユーザグループ▲2▼に属するユーザにしか閲覧できないようになっている。
【0027】
この場合、一般ユーザU1がログインした場合には、一般ユーザU1はユーザグループ▲1▼に属しており、「フォルダA」フォルダ212及び「フォルダB」フォルダ214のうち、「フォルダA」フォルダ212にのみアクセス権が有る。したがって、クライアント装置14の表示手段14Bには、例えば、図6(A)に示すように、「フォルダA」フォルダ212を示すアイコン30Aのみが表示される。
【0028】
また、一般ユーザU5がログインした場合には、一般ユーザU5はユーザグループ▲2▼に属しており、「フォルダA」フォルダ212及び「フォルダB」フォルダ214のうち、「フォルダB」フォルダ214にのみアクセス権が有るので、図6(B)に示すように、「フォルダB」フォルダ214を示すアイコン30Bのみが表示される。
【0029】
また、一般ユーザU3がログインした場合には、一般ユーザU3はユーザグループ▲1▼、▲2▼の両方に属しているため、「フォルダA」フォルダ212及び「フォルダB」フォルダ214の両方にアクセス権が有るので、図6(C)に示すように、「フォルダA」フォルダ212を示すアイコン30A及び「フォルダB」フォルダ214を示すアイコン30Bの両者が表示される。
【0030】
このように、ユーザがログインした場合には、当該ユーザにアクセス権が有るフォルダを示すアイコン30のみが表示されるので、アクセス可能なフォルダのみをユーザにより選択可能とすることができる。言いかえると、ユーザは、従来のように、自分にアクセス権が有るのかが分からないままアクセスを試行してみる必要がなく、アイコン30が表示されたフォルダであれば確実にアクセス可能である。
【0031】
ユーザは、クライアント装置14の表示手段14Bの表示を確認し、入力手段14Aを操作して、表示されたアイコン30の中から所望のフォルダのアイコン30を選択してコマンドを入力する。入力されたコマンドは、クライアント装置14からサーバ装置12へと送信される。
【0032】
サーバ装置12では、アクセスするフォルダの移動を要求するコマンドをクライアント装置14から受信した場合には、図5のステップ112からステップ114を介してステップ116に進み、要求されたフォルダへアクセス位置を移動して、該フォルダ内に有る各データに対する当該ユーザのアクセス権の有無を確認してステップ108に戻る。これにより、アクセスするフォルダを移動した後も、移動後のフォルダ内にあるデータのうち、ユーザにアクセス権が有るアクセス可能なフォルダのみが選択可能となるように、クライアント装置14の表示手段14Bの表示、すなわちDB20のアクセス位置におけるデータ構造の表示が更新される。
【0033】
また、クライアント装置からフォルダの移動以外のコマンド、例えばデータの閲覧、データの保存などを要求するコマンドを受信した場合には、ステップ112からステップ114を介してステップ118に進み、当該受信したコマンドに応じた処理を行う。その後、当該ユーザがログオフするまでは、次のステップ120からステップ110に戻り、同様の処理が繰返し行われ、ユーザがクライアント装置14の入力手段14Aを操作して当該クライアント装置14のサーバ装置12との接続を自ら遮断したり、所定時間以上何らコマンド入力が行われず自動的に接続が遮断される(タイムオーバー)などして、サーバ装置12からユーザがログオフすると、ステップ120で肯定判定されて、図3の処理は終了する。
【0034】
なお、上記では、説明の簡便化のために、フォルダに対してのみアクセス権が設定される場合を例に説明したが、当然ながら、ファイルについてもアクセス権を設定可能としてもよく、この場合、フォルダに格納されているファイルのうち、ログインユーザにアクセス権が有るファイルを示すアイコンのみを表示するなどして、アクセス権が有るファイルのみを選択可能として表示手段14Bに表示すればよいことは言うまでもない。また、ドライブ(DB20に使用されているHDD、FD、CD−ROM、MOなどの各種記憶手段)についてもアクセス権を設定可能としてもよく、この場合も同様にログインユーザにアクセス権が有るドライブを示すアイコンのみを表示するなどして、アクセス権が有るドライブのみを選択可能として表示手段14Bに表示すればよい。
【0035】
このように、ユーザがクライアント装置14からサーバ装置12にログインし、サーバ装置12のDB20で管理しているデータを示すアイコン30をクライアント装置14の表示手段14Bに表示するときに、サーバ装置12において、ログインしたユーザにアクセス権が有るデータ(上記例ではフォルダ)を示すアイコンのみを表示するように制御するようになっている。これにより、ユーザは、アイコン30の表示の有無を確認するだけで、自分にアクセス権が有るデータを容易に把握することができる。すなわち、アイコン30が表示されたデータであれば、ユーザはアクセス可能であるので、従来のように、自分にアクセス権が有るのかが分からないままアクセスを試行してみる必要がない。
【0036】
なお、上記では、ログインしたユーザがアクセス権を有するデータのアイコン30を表示し、アクセス権の無いデータのアイコン30を非表示とした場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、ユーザがアクセス権の有無を目視で区別可能なように、アクセス権の有るデータのアイコン30と、アクセス権の無いデータのアイコン30の状態が異なればよく、アクセス権の有無に応じてアイコン30の形態を異ならせてもよい。これは、アクセス権の有無に応じて形態が異なる複数のアイコン30のデータを予め用意してサーバ装置に記憶しておき、図3のステップ108の処理を、アクセス権の有無に応じて各データのアイコン30を選択して表示させる処理に変更することで実現可能である。
【0037】
具体的には、例えば、アイコン30の形態をログインしたユーザが、図5に示した「フォルダA」フォルダ212にアクセス権が有り、「フォルダB」フォルダ214にはアクセス権が無い場合は、すなわち、図7(A)に示すように、アクセス権の有る「フォルダA」フォルダ212のアイコン30Aの表示を濃くし、アクセス権の無い「フォルダB」フォルダ214のアイコン30Bの表示を薄くしてもよい。また、図7(B)に示すように、「フォルダB」フォルダ214のアイコン30にアクセス権が無いことを示すマーク32を付加して表示するなどして、アクセス権の有無に応じて表示されるアイコン30の状態が異なるようにしてもよい。また、図示は省略するが、アクセス権の有る「フォルダA」フォルダ212のアイコン30Aとアクセス権の無い「フォルダB」フォルダ214のアイコン30Bの色を変えてもよい。
【0038】
このように、アクセス権の有無に応じてアイコン30の形態を異ならせて表示することにより、ユーザは該表示を確認するだけで、何れのデータに対して自分にアクセス権が有るのかを容易に確認することができる。
【0039】
なお、上記では、本発明の「データを示す情報」として、アイコン30を表示する場合を例に説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、GUIではなく、アイコン表示が不能なCUI(character based user interface)環境下で動作するクライアント装置では、アイコン30の代わりに、一般にフォルダ名やファイル名のリストがテキストで表示される。この場合、アクセス権の無いデータのファイル名を削除してリストを表示したり、アクセス権の有無を区別するための所定のキャラクタ文字を付加して表示するなどすればよい。
【0040】
また、上記では、アクセスフォルダ下のフォルダやファイルのアイコン30を表示する、すなわちDB20のアクセス位置におけるデータ構造を表示する場合に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、DB20の全体のデータ構造や、所定フォルダ以下の全てのデータ構造を表示する場合に、本発明を適用することもできる。
【0041】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、ネットワーク上で共有化されているデータに対するアクセス権の有無をユーザが容易に把握することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係わるネットワークシステムの構成を示す図である。
【図2】ネットワークシステムを使用するユーザの関係の一例を説明するための概念図である。
【図3】管理プログラムの実行によりサーバ装置で行われる制御処理を示すフローチャートである。
【図4】ログイン画面の一例である。
【図5】データベースにおけるデータ構造の一例を示す図である。
【図6】(A)〜(C)は、各ユーザがクライアント装置からサーバ装置にログインした場合に、クライアント装置に表示されるアイコンの一例を示す図である。
【図7】(A)、(B)は、アイコンの別の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 ネットワークシステム
12 サーバ装置
14 クライアント装置
14A 入力手段
14B 表示手段
16 ネットワーク
22 管理プログラム
30 アイコン
32 マーク
200 ログイン画面
210 フォルダ
212 フォルダ
214 フォルダ
216 ファイル
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークシステム及びプログラムに係わり、特に、情報を表示するための表示手段を備えた複数の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステム、及び情報を表示するための表示手段を備えた端末装置とネットワークを介して接続され、且つ前記端末装置の使用者に対してアクセス権を設定してデータを格納するための記憶手段を前記端末装置で使用可能に管理するサーバ装置で実行されるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ネットワーク上で複数のユーザからアクセス可能な所謂共有ファイルシステムを備えたネットワークシステムがある。例えば、クライアント/サーバ型のネットワークシステムでは、サーバ装置が備えているドライブ、すなわちHDD、FD、CD−ROM、MOといった記憶装置をネットワーク上のクライアント装置(端末装置)で共有し、ネットワークに接続している各クライアント装置のユーザにより、該記憶装置に格納されているデータを共通で利用可能となっている。また、通常時はクライアント装置として用いられるパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)においても、当該パソコンが管理しているファイルシステムのフォルダを所謂共有フォルダに設定し、ネットワークを介して他のユーザから参照可能にすることができるものもあり、クライアント装置がサーバ装置の機能を担うこともある。
【0003】
このようなネットワークシステムでは、ユーザがクライアント装置を操作して共有ファイルシステムにアクセスした場合、ユーザが操作しているクライアント装置には、共有ファイルシステムのデータ構造(階層化構造)が表示され、ネットワーク上で共有化されているデータをユーザが確認することができるようになっている。例えば、クライアント装置がGUI(graphical user interface)環境下で動作するものであれば、所定のフォルダ内に、当該フォルダより下層のフォルダやファイルが収容されているかのように、アイコンが表示される(例えば、特許文献1参照)。ユーザは、共有ファイルシステムからデータを閲覧したり、共有ファイルシステムへ自分のデータを保存する際には、この表示から閲覧対象のデータを指定したり、自分のデータの保存先を指定することができるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
ところで、ユーザには、自分以外或いは自分が属するグループ以外のユーザには閲覧されたくないデータもあり、一般に、共有ファイルシステムに保存するデータにはアクセス権を設定することができるようになっている(例えば、文献3参照)。このアクセス権は、各ファイルに対して個別に設定するのは勿論のこと、ドライブやフォルダに対して設定することで、当該ドライブ内や当該フォルダより下層のフォルダやファイルに対してまとめてアクセス権を設定することもできる。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−202841号公報
【特許文献2】
特開2001−195290号公報
【特許文献3】
特開平11−212849号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、共有ファイルシステムのデータ構造の表示は、アクセス権に係わらずに一律に行われていたため、ユーザがアクセスしたいデータ(ドライブ、フォルダ、ファイル)へのアクセス権の有無は、当該データへアクセスしてみなければ分からなかった。すなわち、ユーザがアクセスしたいデータへのアクセスを試みた結果、正常にアクセスできたらアクセス権が有った、エラーとなったらアクセス権が無かったと、アクセスの試行後にしか、当該ユーザ自身にアクセス権が有るのか否かを確認することができないという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、ネットワーク上で共有化されているデータに対するアクセス権の有無をユーザが容易に把握することができるネットワークシステム及びプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、情報を表示するための表示手段を備えた複数の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムであって、複数の前記端末装置で共有され、且つ前記端末装置の使用者に対してアクセス権を設定してデータを記憶するための記憶手段と、前記記憶手段が前記端末装置からアクセスされた場合に、当該端末装置の前記表示手段に、前記記憶手段の少なくともアクセス位置におけるデータ構造を、当該端末装置の使用者にアクセス権の有るデータを示す情報とアクセス権の無いデータを示す情報とで状態が異なるように表示させる制御手段と、を有することを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、記憶手段は、ネットワークに接続された複数の端末端末で共有され、各端末装置からアクセスすることができる。すなわち、記憶手段は、ネットワーク上の共有ファイルシステムとして利用可能となっている。この記憶手段には、ドライブ、フォルダ、或いはファイルに対して、端末装置の使用者のアクセス権を設定してデータを記憶することができ、端末装置が記憶手段にアクセスすると、当該端末装置の表示手段には、制御手段により、記憶手段の少なくともアクセス位置におけるデータ構造が、当該端末装置の使用者のアクセス権の有無に応じて、データを示す情報、例えばドライブやフォルダやファイルのアイコンの状態を異ならせて表示される。使用者は、このデータ構造の表示を確認するだけで、自分にアクセスの有るデータを把握可能であり、従来のように、自分にアクセス権が有るのかが分からないまま所望のデータへのアクセスを試行してみる必要がない。
【0010】
なお、上記のネットワークシステムは、ネットワーク上のサーバ装置に以下のプログラムを実行させることで容易に実現可能である。すなわち、請求項2に記載されているように、情報を表示するための表示手段を備えた端末装置とネットワークを介して接続され、且つ前記端末装置の使用者に対してアクセス権を設定してデータを格納するための記憶手段を前記端末装置で使用可能に管理するサーバ装置で実行されるプログラムであって、前記記憶手段が前記端末装置からアクセスされた場合に、当該端末装置の前記表示手段に、前記記憶手段の少なくともアクセス位置におけるデータ構造を、当該端末装置の使用者に前記アクセス権の有るデータを示す情報と前記アクセス権の無いデータを示す情報とで状態が異なるように表示させる、ことを特徴とする。
【0011】
なお、このプログラムにおいては、請求項3に記載されているように、前記アクセス権の無いデータを示す情報を非表示とし、前記アクセス権の有るデータを示す情報のみを表示させるようにしてもよいし、請求項4に記載されているように、前記アクセス権の有無に応じて、前記データを示す情報の形態を異ならせるようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。図1に本発明が適用されたネットワークシステムを示す。
【0013】
図1に示すネットワークシステム10は、ファイルの共有サービスを提供するサーバ装置12と、ユーザにより操作され、サーバ装置12からファイルの共有サービスの提供を受けるクライアント装置14とが、それぞれモデム、ルータ、TA(Terminal Adapter)等の接続手段(図示省略)を介してインターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワーク16に接続されて構成されている。サーバ装置12及びクライアント装置14は、ネットワーク16を介して、相互に通信可能となっている。
【0014】
サーバ装置12には、一般的なコンピュータを用いることができるため、以下では、本発明に係わる部分のみ詳細に説明する。サーバ装置12は、本発明の記憶手段として、各種データを格納・管理する大容量のデータベース(DB)20を備えている。また、サーバ装置12には、DB20の管理・運用を行う管理プログラム22がCD−ROMなどの記録メディア24から読み出されて予めインストールされており、サーバ装置12の起動中は、この管理プログラム22がメモリに常駐されるようになっている。なお、管理プログラム22は、通信(有線でも無線でも可)により他の装置からダウンロードしてインストールしてもよい。
【0015】
サーバ装置12は、この管理プログラム22を実行することで、本発明の制御手段として機能する。詳しくは、サーバ装置12は、管理プログラム22により、DB20をネットワーク16上で共有して、複数のクライアント装置14のユーザが使用できるように管理する、すなわち、DB20を共有ファイルシステムとして扱うようになっている。また、DB20の管理下のデータに対してアクセス権を設定することができ、管理プログラム22により、DB20を利用するユーザの管理も行っている。すなわち、各データへはアクセス権を有するユーザによるアクセスのみを許可するようになっている。このため、サーバ装置12には、図示は省略するが、当該ネットワークシステム10を利用する各ユーザを識別するためのユーザ情報、例えばユーザ名及びパスワードを示す情報が予め登録されており、ユーザのログイン時に、ユーザ名及びパスワードの入力を求め、入力情報と登録されているユーザ情報とを照合して当該ユーザの認証を行うようになっている。
【0016】
クライアント装置14は、操作されることにより各種の情報や要求を入力するためのキーボードやマウスなどの入力手段14A、ディスプレイなどの表示手段14B、ネットワーク16を介して情報通信を行う通信手段(図示省略)を備えている。また、クライアント装置14は、GUI機能を備えており、サーバ装置12にログインして共有ファイルシステムにアクセス可能となったら、当該共有ファイルシステムのデータ構造、すなわちDB20の管理下のフォルダやファイルをアイコン30(図6参照)で表現して、表示手段14Bに表示することができるようになっている。ユーザは、入力手段14Aの操作により、所望のフォルダやファイルに対応するアイコン30を選択して、データの閲覧(フォルダやファイルを「開く」とも称される)、保存、アクセス先フォルダの変更(「フォルダの移動」とも称される)などの各種コマンドをサーバ装置12へ送信することができる。なお、このようなクライアント装置14には、従来公知のパソコン、携帯電話、PDA(Personal DATA Assistants)などを利用することができるため、詳細な説明は省略する。以下では、GUI機能を備えたパソコンを用いた場合を例に説明する。
【0017】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0018】
なお、以下では、具体的に、図2に示すように、本ネットワークシステム10のユーザとして、一般ユーザU1〜U5、ネットワークシステム10全体を管理するシステム管理者SS、一般ユーザU1〜3が属するユーザグループ▲1▼を管理するグループ管理者GS1、及び一般ユーザU3〜5が属するユーザグループ▲2▼を管理するグループ管理者GS2が利用可能な場合を例に説明する。すなわち、サーバ装置12には、これら管理者及び一般ユーザ各々を識別するためのユーザ情報が予め登録されており、このユーザ情報には、ユーザグループ▲1▼、▲2▼の各々について当該グループに属するユーザを示す情報も含まれている。ネットワークシステム10では、上記ユーザのうち、システム管理者SS及びグループ管理者GS1、GS2が、サーバ装置12により提供される共有ファイルシステム、すなわちDB20の管理下のデータに対して、フォルダ単位で各ユーザグループのアクセス権を設定することができるようになっている。
【0019】
ユーザは、サーバ装置12のDB20が管理しているデータを利用したい場合、或いはDB20へ自分のデータを格納したい場合は、クライアント装置14の入力手段14Aを操作して、当該クライアント装置14からサーバ装置12へログイン要求を送信する。
【0020】
サーバ装置12は、管理プログラム22の常駐により、クライアント装置14からの接続を要求する所謂ログイン要求を常時監視しており、クライアント装置14から送信されてきたログイン要求を受信すると、管理プログラム22が起動されて図3に示す制御処理が開始される。
【0021】
すなわち、サーバ装置12では、図3に示すように、クライアント装置14からログイン要求を受信すると、まず、ステップ100において、例えば、図4に示すようなログイン画面200をログイン要求の送信元のクライアント装置14の表示手段14Bに表示させるなどして、当該ユーザを識別するための情報、すなわちログイン名及びパスワードを受け付ける。
【0022】
図4のログイン画面200には、ログイン名を入力するための入力欄202と、パスワードを入力するための入力欄204とが設けられており、ユーザが入力手段14Aを操作して、予め自分に割当てられているログイン名及びパスワードを入力欄202及び入力欄204に入力すると、入力されたログイン名及びパスワードを示す情報が、ネットワーク16を介して、クライアント装置14からサーバ装置12へと送信される。
【0023】
サーバ装置12は、ログイン名及びパスワードを示す情報を受信するまでは、次のステップ102からステップ100に戻り、クライアント装置14からログイン名及びパスワードを示す情報が送信されてくるのを待機しており、クライアント装置14から送信されたログイン名及びパスワードを示す情報を受信すると、ステップ102からステップ104に進む。ステップ104では、送信されてきたログイン名及びパスワードを示す情報(すなわちユーザによる入力情報)を予め当該サーバ装置12に登録されているユーザ情報と照合してユーザ認証を行い、入力情報が登録されているユーザ情報と一致して正規のユーザと認証されたら、当該ユーザのログインが許可されたとして、次のステップ106に進む。なお、図3では省略しているが、サーバ装置12では、入力情報が登録されているユーザ情報と不一致の場合には、当該ユーザのログインを拒否する。
【0024】
ステップ106では、DB20の管理下の所定のフォルダ、すなわちサーバ装置により提供される共有化ファイルシステムにおいて、ユーザのログイン時に最初にアクセスされるように予め設定されている所定のフォルダがアクセス位置とされ、当該所定のフォルダ内のデータに対する当該ユーザのアクセス権の有無を確認する。なお、本実施の形態では、前述したようにフォルダに対してアクセス権を設定するようになっているため、所定フォルダ内に有るフォルダについてアクセス権の有無を確認する。
【0025】
そして、次のステップ108では、DB20のデータ構造として、アクセス権の有ったデータを示す情報のみをクライアント装置14の表示手段14Bに表示し、次のステップ110でコマンドを受付ける。
【0026】
ここで、具体的に、図5に示すように、「Home」フォルダ210が、一般ユーザU1〜U5のログイン時に最初にアクセスされるフォルダに設定されており、「Home」フォルダ210の下層に有る「フォルダA」のフォルダ212に対して、ユーザグループ▲1▼に属するユーザにアクセスを許可するようにアクセス権が設定され、「フォルダB」フォルダ214に対して、ユーザグループ▲2▼に属するユーザにアクセスを許可するようにアクセス権が設定されている場合を例に説明する(鍵括弧内の文字列はフォルダ名を示す)。すなわち、フォルダ212下のファイル216は、ユーザグループ▲1▼に属するユーザにしか閲覧できず、フォルダ214下のファイル216は、ユーザグループ▲2▼に属するユーザにしか閲覧できないようになっている。
【0027】
この場合、一般ユーザU1がログインした場合には、一般ユーザU1はユーザグループ▲1▼に属しており、「フォルダA」フォルダ212及び「フォルダB」フォルダ214のうち、「フォルダA」フォルダ212にのみアクセス権が有る。したがって、クライアント装置14の表示手段14Bには、例えば、図6(A)に示すように、「フォルダA」フォルダ212を示すアイコン30Aのみが表示される。
【0028】
また、一般ユーザU5がログインした場合には、一般ユーザU5はユーザグループ▲2▼に属しており、「フォルダA」フォルダ212及び「フォルダB」フォルダ214のうち、「フォルダB」フォルダ214にのみアクセス権が有るので、図6(B)に示すように、「フォルダB」フォルダ214を示すアイコン30Bのみが表示される。
【0029】
また、一般ユーザU3がログインした場合には、一般ユーザU3はユーザグループ▲1▼、▲2▼の両方に属しているため、「フォルダA」フォルダ212及び「フォルダB」フォルダ214の両方にアクセス権が有るので、図6(C)に示すように、「フォルダA」フォルダ212を示すアイコン30A及び「フォルダB」フォルダ214を示すアイコン30Bの両者が表示される。
【0030】
このように、ユーザがログインした場合には、当該ユーザにアクセス権が有るフォルダを示すアイコン30のみが表示されるので、アクセス可能なフォルダのみをユーザにより選択可能とすることができる。言いかえると、ユーザは、従来のように、自分にアクセス権が有るのかが分からないままアクセスを試行してみる必要がなく、アイコン30が表示されたフォルダであれば確実にアクセス可能である。
【0031】
ユーザは、クライアント装置14の表示手段14Bの表示を確認し、入力手段14Aを操作して、表示されたアイコン30の中から所望のフォルダのアイコン30を選択してコマンドを入力する。入力されたコマンドは、クライアント装置14からサーバ装置12へと送信される。
【0032】
サーバ装置12では、アクセスするフォルダの移動を要求するコマンドをクライアント装置14から受信した場合には、図5のステップ112からステップ114を介してステップ116に進み、要求されたフォルダへアクセス位置を移動して、該フォルダ内に有る各データに対する当該ユーザのアクセス権の有無を確認してステップ108に戻る。これにより、アクセスするフォルダを移動した後も、移動後のフォルダ内にあるデータのうち、ユーザにアクセス権が有るアクセス可能なフォルダのみが選択可能となるように、クライアント装置14の表示手段14Bの表示、すなわちDB20のアクセス位置におけるデータ構造の表示が更新される。
【0033】
また、クライアント装置からフォルダの移動以外のコマンド、例えばデータの閲覧、データの保存などを要求するコマンドを受信した場合には、ステップ112からステップ114を介してステップ118に進み、当該受信したコマンドに応じた処理を行う。その後、当該ユーザがログオフするまでは、次のステップ120からステップ110に戻り、同様の処理が繰返し行われ、ユーザがクライアント装置14の入力手段14Aを操作して当該クライアント装置14のサーバ装置12との接続を自ら遮断したり、所定時間以上何らコマンド入力が行われず自動的に接続が遮断される(タイムオーバー)などして、サーバ装置12からユーザがログオフすると、ステップ120で肯定判定されて、図3の処理は終了する。
【0034】
なお、上記では、説明の簡便化のために、フォルダに対してのみアクセス権が設定される場合を例に説明したが、当然ながら、ファイルについてもアクセス権を設定可能としてもよく、この場合、フォルダに格納されているファイルのうち、ログインユーザにアクセス権が有るファイルを示すアイコンのみを表示するなどして、アクセス権が有るファイルのみを選択可能として表示手段14Bに表示すればよいことは言うまでもない。また、ドライブ(DB20に使用されているHDD、FD、CD−ROM、MOなどの各種記憶手段)についてもアクセス権を設定可能としてもよく、この場合も同様にログインユーザにアクセス権が有るドライブを示すアイコンのみを表示するなどして、アクセス権が有るドライブのみを選択可能として表示手段14Bに表示すればよい。
【0035】
このように、ユーザがクライアント装置14からサーバ装置12にログインし、サーバ装置12のDB20で管理しているデータを示すアイコン30をクライアント装置14の表示手段14Bに表示するときに、サーバ装置12において、ログインしたユーザにアクセス権が有るデータ(上記例ではフォルダ)を示すアイコンのみを表示するように制御するようになっている。これにより、ユーザは、アイコン30の表示の有無を確認するだけで、自分にアクセス権が有るデータを容易に把握することができる。すなわち、アイコン30が表示されたデータであれば、ユーザはアクセス可能であるので、従来のように、自分にアクセス権が有るのかが分からないままアクセスを試行してみる必要がない。
【0036】
なお、上記では、ログインしたユーザがアクセス権を有するデータのアイコン30を表示し、アクセス権の無いデータのアイコン30を非表示とした場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、ユーザがアクセス権の有無を目視で区別可能なように、アクセス権の有るデータのアイコン30と、アクセス権の無いデータのアイコン30の状態が異なればよく、アクセス権の有無に応じてアイコン30の形態を異ならせてもよい。これは、アクセス権の有無に応じて形態が異なる複数のアイコン30のデータを予め用意してサーバ装置に記憶しておき、図3のステップ108の処理を、アクセス権の有無に応じて各データのアイコン30を選択して表示させる処理に変更することで実現可能である。
【0037】
具体的には、例えば、アイコン30の形態をログインしたユーザが、図5に示した「フォルダA」フォルダ212にアクセス権が有り、「フォルダB」フォルダ214にはアクセス権が無い場合は、すなわち、図7(A)に示すように、アクセス権の有る「フォルダA」フォルダ212のアイコン30Aの表示を濃くし、アクセス権の無い「フォルダB」フォルダ214のアイコン30Bの表示を薄くしてもよい。また、図7(B)に示すように、「フォルダB」フォルダ214のアイコン30にアクセス権が無いことを示すマーク32を付加して表示するなどして、アクセス権の有無に応じて表示されるアイコン30の状態が異なるようにしてもよい。また、図示は省略するが、アクセス権の有る「フォルダA」フォルダ212のアイコン30Aとアクセス権の無い「フォルダB」フォルダ214のアイコン30Bの色を変えてもよい。
【0038】
このように、アクセス権の有無に応じてアイコン30の形態を異ならせて表示することにより、ユーザは該表示を確認するだけで、何れのデータに対して自分にアクセス権が有るのかを容易に確認することができる。
【0039】
なお、上記では、本発明の「データを示す情報」として、アイコン30を表示する場合を例に説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、GUIではなく、アイコン表示が不能なCUI(character based user interface)環境下で動作するクライアント装置では、アイコン30の代わりに、一般にフォルダ名やファイル名のリストがテキストで表示される。この場合、アクセス権の無いデータのファイル名を削除してリストを表示したり、アクセス権の有無を区別するための所定のキャラクタ文字を付加して表示するなどすればよい。
【0040】
また、上記では、アクセスフォルダ下のフォルダやファイルのアイコン30を表示する、すなわちDB20のアクセス位置におけるデータ構造を表示する場合に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、DB20の全体のデータ構造や、所定フォルダ以下の全てのデータ構造を表示する場合に、本発明を適用することもできる。
【0041】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、ネットワーク上で共有化されているデータに対するアクセス権の有無をユーザが容易に把握することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係わるネットワークシステムの構成を示す図である。
【図2】ネットワークシステムを使用するユーザの関係の一例を説明するための概念図である。
【図3】管理プログラムの実行によりサーバ装置で行われる制御処理を示すフローチャートである。
【図4】ログイン画面の一例である。
【図5】データベースにおけるデータ構造の一例を示す図である。
【図6】(A)〜(C)は、各ユーザがクライアント装置からサーバ装置にログインした場合に、クライアント装置に表示されるアイコンの一例を示す図である。
【図7】(A)、(B)は、アイコンの別の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 ネットワークシステム
12 サーバ装置
14 クライアント装置
14A 入力手段
14B 表示手段
16 ネットワーク
22 管理プログラム
30 アイコン
32 マーク
200 ログイン画面
210 フォルダ
212 フォルダ
214 フォルダ
216 ファイル
Claims (4)
- 情報を表示するための表示手段を備えた複数の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムであって、
複数の前記端末装置で共有され、且つ前記端末装置の使用者に対してアクセス権を設定してデータを記憶するための記憶手段と、
前記記憶手段が前記端末装置からアクセスされた場合に、当該端末装置の前記表示手段に、前記記憶手段の少なくともアクセス位置におけるデータ構造を、当該端末装置の使用者にアクセス権の有るデータを示す情報とアクセス権の無いデータを示す情報とで状態が異なるように表示させる制御手段と、
を有することを特徴とするネットワークシステム。 - 情報を表示するための表示手段を備えた端末装置とネットワークを介して接続され、且つ前記端末装置の使用者に対してアクセス権を設定してデータを格納するための記憶手段を前記端末装置で使用可能に管理するサーバ装置で実行されるプログラムであって、
前記記憶手段が前記端末装置からアクセスされた場合に、当該端末装置の前記表示手段に、前記記憶手段の少なくともアクセス位置におけるデータ構造を、当該端末装置の使用者に前記アクセス権の有るデータを示す情報と前記アクセス権の無いデータを示す情報とで状態が異なるように表示させる、ことを特徴とするプログラム。 - 前記アクセス権の無いデータを示す情報を非表示とし、前記アクセス権の有るデータを示す情報のみを表示させる、ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
- 前記アクセス権の有無に応じて、前記データを示す情報の形態を異ならせる、ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
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