JP2004193024A - Glass panel - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラスパネルに関し、特に、蛍光体が形成された板ガラスを備えるガラスパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラスパネルは、中空部を介して対向する前面板ガラス及び背面板ガラスと、前面板ガラス及び背面板ガラスの周縁部において中空部を気密に密閉する外周密閉部とから成り、プラズマディスプレイパネル(PDP)等に使用されている。
【0003】
このPDPに使用されるガラスパネルは、前面板ガラス及び背面板ガラスにおける中空部への対向面において電極膜や誘電体膜が形成され、さらに背面板ガラスの対向面において隔壁(リブ)膜や蛍光体膜が形成される。詳しくは、蛍光体膜が、リブの表面に形成されて前面板ガラスの電極膜と対向する。
【0004】
そして、このガラスパネルは、中空部内の希ガスの電離により発生した紫外線が照射された蛍光体の発光を利用することによって任意に画像を表示する(例えば、非特許文献1参照)。
【0005】
このようなガラスパネルの前面板ガラスや背面板ガラスに形成される各膜は、スクリーン印刷による原料の印刷、該印刷された原料の乾燥、及び該乾燥された原料の焼成を通じて形成されるが(例えば、非特許文献2参照)、一般に、複数の膜が積層される場合、後から積層される膜ほど焼成温度を下げる必要があり、従って、積層される膜の数が多いほど、当初に形成される膜の焼成温度を上げる必要があるため、背面板ガラスの膜の最高焼成温度は、前面板ガラスの膜の最高焼成温度より高い。
【0006】
また、ガラスパネルでは、画像表示の際、背面板ガラスの外側面に配設された駆動回路(ドライブ)が発熱すると共に、蛍光体も発熱するので、背面板ガラスの温度は前面板ガラスの温度より高い。
【0007】
【非特許文献1】
“松下電器産業PDPまかせなサイト”、[online]、松下電器産業株式会社、[平成14年12月6日検索]、インターネット<http://www.panasonic.co.jp/pdp/plasma/index.html>
【非特許文献2】
“PPDの厚膜プロセス”、[online]、株式会社ノリタケカンパニーリミテッド、[平成14年12月6日検索]、インターネット<http://www.noritake.co.jp/denshi/japanese/fpd/pdp_process01.htm>
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のガラスパネルでは、前面板ガラス及び背面板ガラスとして同じ組成から成る板ガラスを使用しているため、前面板ガラスと背面板ガラスとの熱膨張係数に差が無い。
【0009】
このとき、背面板ガラスの膜の最高焼成温度は前面板ガラスの膜の最高焼成温度より高くなるため、焼成後冷却された場合の熱収縮量に差が生じ、例えば、前面板ガラスの電極膜から構成された表示電極と背面板ガラスの蛍光体との相対位置がずれて画像を鮮明に表示できないという問題がある。
【0010】
また、画像表示の際、背面板ガラスの温度は前面板ガラスの温度より高くなるため、背面板ガラスの熱膨張量が、前面板ガラスの熱膨張量より大きくなり、その結果、前面板ガラスが表示面から見て凹むように湾曲し、画像を鮮明に表示できない、特に、斜視方向に関し、殆ど表示できないという問題がある。
【0011】
そこで、本発明の目的は、画像を鮮明に表示できるガラスパネルを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のガラスパネルは、前面板ガラスと、該前面板ガラスとの間に中空部を形成すべく前記前面板ガラスと所定の間隔を隔てて配設された背面板ガラスと、前記前面板ガラス及び前記背面板ガラスの周縁部において前記中空部を気密に密閉する外周密閉部と、前記背面板ガラスの前記中空部に対向する面に塗布された発光体とを備えるガラスパネルにおいて、前記背面板ガラスの熱膨張率が、前記前面板ガラスの熱膨張率より小さいことを特徴とする。
【0013】
請求項1記載のガラスパネルによれば、背面板ガラスの熱膨張率が前面板ガラスの熱膨張率より小さいので、各膜の冷却時における熱収縮量に差が生じず、表示電極と蛍光体との相対位置のずれの発生を防止することができると共に、画像表示の際、背面板ガラスの熱膨張量を前面板ガラスの熱膨張量とほぼ同じにして前面板ガラスが表示面から見て湾曲するのを防止することができ、もって画像を鮮明に表示することができる。
【0014】
請求項2記載のガラスパネルは、請求項1記載のガラスパネルにおいて、前記外周密閉部は低融点材料から成り、前記前面板ガラス、前記背面板ガラス及び前記低融点材料のうちから選択された2つにおける熱膨張率の差の絶対値は、20×10-7/K以下であることを特徴とする。
【0015】
請求項2記載のガラスパネルによれば、外周密閉部は低融点材料から成り、前面板ガラス、背面板ガラス及び低融点材料のうちから選択された2つにおける熱膨張率の差の絶対値は、20×10-7/Kと小さいので、前面板ガラス及び低融点材料の熱膨張量の差、並びに背面板ガラス及び低融点材料の熱膨張量の差に起因する前面板ガラス及び低融点材料の剥離、並びに背面板ガラス及び低融点材料の剥離を防止することができる。
【0016】
請求項3記載のガラスパネルは、請求項2記載のガラスパネルにおいて、前記背面板ガラスの熱膨張率をα1(10-7/K)、前記前面板ガラスの熱膨張率をα2(10-7/K)、及び前記低融点材料の熱膨張率をαf(10-7/K)としたとき、α2−20≦αf≦α1+20の関係式を満たすことを特徴とする。
【0017】
請求項3記載のガラスパネルによれば、背面板ガラスの熱膨張率、前面板ガラスの熱膨張率、及び低融点材料の熱膨張率は上記関係式を満たすので、熱膨張量の差に起因する前面板ガラス及び低融点材料の剥離、並びに背面板ガラス及び低融点材料の剥離を確実に防止することができる。
【0018】
請求項4記載のガラスパネルは、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガラスパネルにおいて、前記前面板ガラスは、前記発光体が発熱していないときに、前記中空部から外部へ向かう方向に関して凸形状を呈することを特徴とする。
【0019】
請求項4記載のガラスパネルによれば、前面板ガラスは、発光体が発熱していないときに、中空部から外部へ向かう方向に関して凸形状を呈するので、発光体が発熱したとき、前面板ガラスの熱膨張量と背面板ガラスの熱膨張量をほぼ同じにでき、画像表示の際、前面板ガラスが表示面から見て湾曲するのを確実に防止することができ、もって画像をより鮮明に表示することができる。
【0020】
請求項5記載のガラスパネルは、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガラスパネルにおいて、前記発光体が発熱したとき、前記前面板ガラスの熱膨張量と前記背面板ガラスの熱膨張量がほぼ同じであることを特徴とする。
【0021】
請求項5記載のガラスパネルによれば、発光体が発熱したとき、前面板ガラスの熱膨張量と背面板ガラスの熱膨張量がほぼ同じであるので、画像表示の際、背面板ガラスの熱膨張量を前面板ガラスの熱膨張量とほぼ同じにして前面板ガラスが表示面から見て湾曲するのをより確実に防止することができ、もって画像をさらに鮮明に表示することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るガラスパネルについて図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は、本第1の実施の形態に係るガラスパネルから成るPDPの概略構成を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は部分断面図である。
【0024】
図1において、PDP100は、本第1の実施の形態に係るガラスパネル101を備える。ガラスパネル101は、厚さが、例えば2.8mmの前面板ガラス102と、前面板ガラス102との間に中空部103を形成すべく前面板ガラス102から、例えば0.1mmの間隔を隔てて配設され、厚さが、例えば2.8mmの背面板ガラス104とから成り、前面板ガラス102及び背面板ガラス104は、中空部103を減圧したまま希ガスを封止すべく、その外周縁において低融点ガラスペースト剤からなる封着部105(外周密閉部)により封着されている。また、ガラスパネル101における背面板ガラス104の熱膨張率が、前面板ガラス102の熱膨張率より小さい。
【0025】
前面板ガラス102の内面上には、透明電極106a及び金属電極106bとから成る表示電極106がパターン形成され、該表示電極106を覆うように誘電体ガラス層107が積層され、誘電体ガラス層107上には、酸化マグネシウム(MgO)製誘電体保護層108が積層されている。
【0026】
また、背面板ガラス104の内面上には、後述する蛍光体113〜115の発光を制御するアドレス電極109が所定のピッチでパターン形成され、該アドレス電極109を覆うように誘電体ガラス層110が積層され、該誘電体ガラス層110上には、複数のチャンネル状放電空間111を画成する複数のガラス製リブ112がサンドブラスト法やブレード成型法によってパターン成形され、各放電空間111におけるリブ112の表面には、カラー表示をすべく赤色(R)の蛍光体113、緑色(G)の蛍光体114、及び青色(B)の蛍光体115が順に連続して塗布されている。
【0027】
リブ112は、その高さが、例えば0.1mmであり、前面板ガラス102と背面板ガラス104との間隔を約0.1mmに保持する。また、放電空間111には、希ガスが封入されている。希ガスは、例えばネオン(Ne)とキセノン(Xe)を組成とする混合ガス系が用いられており、その封入圧力は約40〜70kPaの範囲に設定され、放電空間111の真空度は、例えば1.33Pa(10-2Torr)程度である。
【0028】
そして、蛍光体113〜115は、放電空間111への放電によって発生する波長の短い紫外線により励起発光する。
【0029】
以下、図1のPDP100の製造方法について説明する。
【0030】
図2は、図1のPDP100の製造処理を説明するフローチャートである。
【0031】
図2において、まず、背面板ガラス104に貫通孔(不図示)を形成し(ステップS201)、背面板ガラス104の内面上にアドレス電極109、誘電体ガラス層110、リブ111、及び蛍光体113〜115の各種膜を順に形成する一方、前面板ガラス102の内面上に表示電極106、誘電体ガラス層107、及び誘電体保護層108を順に形成する(ステップS202)。
【0032】
そして、PDP100において背面板ガラス104が前面板ガラス102と重なる範囲の周縁部に、前面板ガラス102との封着用シール材として低融点ガラスペーストを塗布して350℃程度で仮焼し、低融点ガラスペースト内の樹脂成分等を除去する(ステップS203)。
【0033】
次いで、背面板ガラス104の内面側に表示電極106とアドレス電極109とが直交するように前面板ガラス102を対向配置し(ステップS204)、仮焼された低融点ガラスペーストを450℃程度で焼成することにより封着部103を形成して、前面板ガラス102と背面板ガラス104とを封着する(ステップS205)。このとき、封着時の加熱により発生する水蒸気により、蛍光体113〜115は劣化するため、前面板ガラス102と背面板ガラス104との封着時には、排気孔を介して中空部103へ乾燥空気を導入する。
【0034】
次いで、ガラスパネル101を約350℃に加熱し、中空部103の乾燥空気を、排気孔を介して排気した後、ガラスパネル101内が所定の真空度、例えば1.33Paになるまで希ガスを導入し(ステップS206)、排気孔を封止して(ステップS207)、本処理を終了する。
【0035】
次に、図2の処理におけるステップS202の各種膜形成について説明する。
【0036】
図3は、図1における前面板ガラス102の内面上に積層される各種膜の形成工程を説明する工程図であり、図4は、図1における背面板ガラス104の内面上に積層される各種膜の形成工程を説明する工程図である。
【0037】
図3において、まず、前面板ガラス102の内面上に所定のピッチで電極膜がスクリーン印刷によって印刷され、印刷された電極膜は所定時間の乾燥、焼成を経て表示電極106を形成する(図3(a))。
【0038】
その後、表示電極106を覆うように、前面板ガラス102の内面上の全面にガラス製の誘電体膜が塗布され、塗布された誘電体膜は所定時間の乾燥、焼成を経て誘電体ガラス層107を形成し(図3(b))、次いで、該形成された誘電体ガラス層107上に、誘電体保護層108を積層する(図3(c))。
【0039】
図3の工程では、塗布された上述した各種膜の焼成が約550℃〜450℃の間で行われるが、後に形成される膜の焼成の際、既に形成された膜が再溶融しないように、後に形成される膜ほどその焼成温度は低下する。
【0040】
また、図4において、まず、背面板ガラス104の内面上に所定のピッチで電極膜がスクリーン印刷によって印刷され、印刷された電極膜は所定時間の乾燥、焼成を経てアドレス電極109を形成する(図4(a))。
【0041】
その後、アドレス電極109を覆うように、背面板ガラス104の内面上の全面にガラス製の誘電体膜が塗布され、塗布された誘電体膜は所定時間の乾燥、焼成を経て誘電体ガラス層110を形成し(図4(b))、該形成された誘電体ガラス層110の上に全面に亘ってガラスペーストが塗布され、塗布されたガラスペーストは、マスキング法やブレード成型法によって等間隔に複数のチャンネル状放電空間111を画成するように、隔壁状に成形される。その後、隔壁状に成形されたガラスペーストは所定時間の乾燥、焼成を経てリブ112を形成する(図4(c))。
【0042】
そして、リブ112の表面上に蛍光体113〜115の夫々に対応する蛍光体ペーストがスクリーン印刷され、所定時間の乾燥の後、約500℃の焼成によって樹脂成分等を除去することにより、蛍光体113〜115を形成する(図4(d))。
【0043】
図4の工程では、塗布された上述した各種膜の焼成が約600℃〜500℃の間で行われるが、図3の工程と同様に、後に形成される膜ほどその焼成温度は低下する。
【0044】
従って、前面板ガラス102の内面上に形成される膜の最高焼成温度より、背面板ガラス104の内面上に形成される膜の最高焼成温度の方が高くなるが、上述したように、ガラスパネル101では、背面板ガラス104の熱膨張率が、前面板ガラス102の熱膨張率より小さいため、前面板ガラス102の膜の熱膨張量と背面板ガラス104の膜の熱膨張量とは、ほぼ同じとなる。
【0045】
本第1の実施の形態に係るガラスパネルによれば、背面板ガラス104の熱膨張率が前面板ガラス102の熱膨張率より小さいので、各膜の冷却時における熱収縮量に差が生じず、表示電極106と蛍光体113〜115との相対位置のずれの発生を防止することができると共に、画像表示の際、背面板ガラス104の熱膨張量を前面板ガラス102の熱膨張量とほぼ同じにして前面板ガラス102が表示面から見て湾曲するのを防止することができ、もって画像を鮮明に表示することができる。
【0046】
このガラスパネル101において、前面板ガラス102、背面板ガラス104及び封着部105のうちから選択された2つにおける熱膨張率の差の絶対値は、20×10-7/K以下であることが好ましく、特に、背面板ガラス104の熱膨張率をα1(10-7/K)、前面板ガラス102の熱膨張率をα2(10-7/K)、及び封着部105の熱膨張率をαf(10-7/K)としたとき、α2−20≦αf≦ α1+20の関係式を満たすことが好ましい。これにより、前面板ガラス102及び封着部105の熱膨張量の差、並びに背面板ガラス104及び封着部105の熱膨張量の差に起因する前面板ガラス102及び封着部105の剥離、並びに背面板ガラス104及び封着部105の剥離を確実に防止することができる。
【0047】
尚、前面板ガラス102、背面板ガラス104及び封着部105の熱膨張率の調整は、ガラス組成に於けるアルカリ土類の金属の添加量を調整する等、公知の方法を用いてもよい。
【0048】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るガラスパネルを図面に基づいて説明する。
【0049】
本第2の実施の形態に係るガラスパネルは、後述する前面板ガラス501及び背面板ガラス502以外の構成が本第1の実施の形態に係るガラスパネルと同じであるため、異なる部分についてのみ説明する。
【0050】
図5は、本第2の実施の形態に係るガラスパネルから成るPDPの概略構成を示す図であり、(a)は部分断面図であり、(b)は断面図である。
【0051】
図5において、PDP500は、本第2の実施の形態に係るガラスパネル501を備える。ガラスパネル501において、前面板ガラス502は蛍光体113〜115が発熱していないときに、中空部103から外部へ向かう方向に関して凸形状を呈する(図5(b))。このような凸形状は前面板ガラス502に使用される板ガラスをフロート法によって生成する際に、当該板ガラスのフロート面が晒されるフロートバスの湯温と、当該板ガラスのトップ面が晒される炉内雰囲気温度を調整する方法によって形成される。
【0052】
また、蛍光体113〜115は発光の際に発熱するが、ガラスパネル501では、上述したように、蛍光体113〜115は、背面板ガラス503の内面上に形成されたリブ112の表面に塗布されており、且つ当該リブ112は、その先端部においてのみ前面板ガラス502と接触するので、発光による熱は自然と背面板ガラス503に伝熱され易い。さらに、背面板ガラス503の外側面にはドライブ(不図示)が配設され、当該ドライブの熱も背面板ガラス503に伝熱されやすい。従って、蛍光体113〜115の発光の際、背面板ガラス503の温度上昇ΔT1(K)は、前面板ガラス502の温度上昇ΔT2(K)より大きい。
【0053】
従って、背面板ガラス503の熱膨張量が多くなるが、このとき、前面板ガラス502と背面板ガラス503とは周縁部において封着部105によって互いの動きが拘束されているため、前面板ガラス502を表示面から見て凹ますような曲げ力が前面板ガラス502に負荷される。しかしながら、前面板ガラス502は、中空部103から外部へ向かう方向に関して凸形状を呈するので、当該曲げ力の負荷により、ほぼ平面形状を呈することになる。
【0054】
尚、PDP500の製造方法は、上述したPDP100の製造方法と同じであるため説明を省略する。
【0055】
本第2の実施の形態に係るガラスパネルによれば、前面板ガラス502は中空部103から外部へ向かう方向に関して凸形状を呈するので、背面板ガラス503の温度上昇ΔT1(K)と、前面板ガラス502の温度上昇ΔT2(K)との差に起因する曲げ力が前面板ガラス502に負荷されても、ほぼ平面形状を呈することになり、画像表示の際、前面板ガラス502が表示面から見て湾曲するのを確実に防止することができ、もって画像を鮮明に表示することができる。
【0056】
また、上述したガラスパネル501において、前面板ガラス502は中空部103から外部へ向かう方向に関して凸形状を呈することがない代わりに、背面板ガラス503の熱膨張率をα3(10-7/K)、及び前面板ガラス502の熱膨張率をα4(10-7/K)としたとき、α3及びα4が、α3×ΔT1=α4×ΔT2を満たすように設定されていることが好ましい。これにより、蛍光体113〜115が発熱したとき、前面板ガラス502の熱膨張量と背面板ガラス503の熱膨張量がほぼ同じであるので、画像表示の際、背面板ガラス503の熱膨張量を前面板ガラス502の熱膨張量とほぼ同じにして前面板ガラス502が表示面から見て湾曲するのを確実に防止することができ、もって画像をより確実に鮮明に表示することができる。
【0057】
上述した本発明の第1及び2の実施の形態に係る構成は、プラズマディスプレイパネルに限らず、発熱を伴う発光体を備えるディスプレイパネルの全てに適用できる。
【0058】
また、上述したガラスパネル101及び501では、前面板ガラス102又は502と、背面板ガラス104又は503との封着を低融点ガラスペーストの焼成で行ったが、これに代えて、金属製の溶融ハンダの流入によって行ってもよい。
【0059】
前面板ガラス102又は502及び背面板ガラス104又は503の各々の組成は、ソーダ珪酸ガラス、ソーダ石灰ガラス、ほう珪酸ガラス、アルミノ珪酸ガラス、各種結晶化ガラス等を使用することができるが、特に、ソーダライムガラスとほぼ同程度の熱膨張率とそれより高い歪点を有する耐熱性を得るために、重量%で表示して、SiO2:56〜68%,Al2O3:0.2〜5%,ZrO2:0〜6.4%,Li2O:0〜0.5%,Na2O:0.2〜8%,K2O:2.5〜14%,MgO:1〜7%,CaO:2〜12%,SrO:0〜12%,BaO:0〜13%,ZnO:0〜2%,SO3+Sb2O3:0〜1%,TiO2:0〜3%,ただし、Na2O+K2O:7〜17%,MgO+CaO:7〜15%,SrO+BaO:4〜18%,MgO+CaO+SrO+BaO:15〜27%であって、SiO2、Al2O3及びZrO2の合計が58重量%以上であることが好ましく、この背面板ガラス104は、50〜350℃の平均熱膨張率が75〜100×10-7/K、歪点が530℃以上であることが好ましい。
【0060】
【発明の効果】
以上詳細に説明した通り、請求項1記載のガラスパネルによれば、背面板ガラスの熱膨張率が前面板ガラスの熱膨張率より小さいので、各膜の冷却時における熱収縮量に差が生じず、表示電極と蛍光体との相対位置のずれの発生を防止することができると共に、画像表示の際、背面板ガラスの熱膨張量を前面板ガラスの熱膨張量とほぼ同じにして前面板ガラスが表示面から見て湾曲するのを防止することができ、もって画像を鮮明に表示することができる。
【0061】
請求項2記載のガラスパネルによれば、外周密閉部は低融点材料から成り、前面板ガラス、背面板ガラス及び低融点材料のうちから選択された2つにおける熱膨張率の差の絶対値は、20×10-7/K以下と小さいので、前面板ガラス及び低融点材料の熱膨張量の差、並びに背面板ガラス及び低融点材料の熱膨張量の差に起因する前面板ガラス及び低融点材料の剥離、並びに背面板ガラス及び低融点材料の剥離を防止することができる。
【0062】
請求項3記載のガラスパネルによれば、背面板ガラスの熱膨張率、前面板ガラスの熱膨張率、及び低融点材料の熱膨張率は上記関係式を満たすので、熱膨張量の差に起因する前面板ガラス及び低融点材料の剥離、並びに背面板ガラス及び低融点材料の剥離を確実に防止することができる。
【0063】
請求項4記載のガラスパネルによれば、前面板ガラスは、発光体が発熱していないときに、中空部から外部へ向かう方向に関して凸形状を呈するので、発光体が発熱したとき、前面板ガラスの熱膨張量と背面板ガラスの熱膨張量をほぼ同じにでき、画像表示の際、前面板ガラスが表示面から見て湾曲するのを確実に防止することができ、もって画像をより鮮明に表示することができる。
【0064】
請求項5記載のガラスパネルによれば、発光体が発熱したとき、前面板ガラスの熱膨張量と背面板ガラスの熱膨張量がほぼ同じであるので、画像表示の際、背面板ガラスの熱膨張量を前面板ガラスの熱膨張量とほぼ同じにして前面板ガラスが表示面から見て湾曲するのをより確実に防止することができ、もって画像をさらに鮮明に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るガラスパネルから成るPDPの概略構成を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は部分断面図である。
【図2】図1のPDP100の製造処理を説明するフローチャートである。
【図3】図1における前面板ガラス102の内面上に積層される各種膜の形成工程を説明する工程図である。
【図4】図1における背面板ガラス104の内面上に積層される各種膜の形成工程を説明する工程図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るガラスパネルから成るPDPの概略構成を示す図であり、(a)は部分断面図であり、(b)は断面図である。
【符号の説明】
100,500 PDP
101,501 ガラスパネル
102,502 前面板ガラス
103 中空部
104,503 背面板ガラス
105 封着部
112 リブ
113,114,115 蛍光体[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a glass panel, and more particularly, to a glass panel including a plate glass on which a phosphor is formed.
[0002]
[Prior art]
The glass panel is composed of a front glass plate and a rear glass plate that face each other through a hollow portion, and an outer peripheral sealing portion that hermetically seals the hollow portion at the periphery of the front glass plate and the rear glass plate, and is used for a plasma display panel (PDP) and the like. Have been.
[0003]
In the glass panel used in this PDP, an electrode film and a dielectric film are formed on a surface facing the hollow portion of the front glass plate and the back glass plate, and a partition wall (rib) film and a phosphor film are formed on the facing surface of the rear glass plate. It is formed. Specifically, a phosphor film is formed on the surface of the rib and faces the electrode film of the front glass.
[0004]
The glass panel arbitrarily displays an image by utilizing light emission of a phosphor irradiated with ultraviolet light generated by ionization of a rare gas in the hollow portion (for example, see Non-Patent Document 1).
[0005]
Each film formed on the front glass plate and the rear glass plate of such a glass panel is formed through printing of raw materials by screen printing, drying of the printed raw materials, and baking of the dried raw materials (for example, Non-Patent Document 2) In general, when a plurality of films are stacked, it is necessary to lower the sintering temperature as a film is stacked later. Therefore, as the number of stacked films increases, the film is formed first. Since it is necessary to raise the firing temperature of the film, the maximum firing temperature of the film of the rear glass sheet is higher than the maximum firing temperature of the film of the front glass sheet.
[0006]
In the glass panel, when an image is displayed, the driving circuit (drive) disposed on the outer surface of the rear plate glass generates heat and the phosphor also generates heat. Therefore, the temperature of the rear plate glass is higher than the temperature of the front plate glass.
[0007]
[Non-patent document 1]
“Matsushita Electric Industrial PDP Reliable Site”, [online], Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., [Searched on December 6, 2002], Internet <http://www.panasonic.co.jp/pdp/plasma/index .html>
[Non-patent document 2]
“Thick film process of PPD”, [online], Noritake Company Limited, [searched on December 6, 2002], Internet <http://www.noritake.co.jp/denshi/japanese/fpd/pdp_process01 .htm>
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional glass panel, since the glass sheets having the same composition are used as the front glass sheet and the rear glass sheet, there is no difference in the thermal expansion coefficient between the front glass sheet and the rear glass sheet.
[0009]
At this time, since the maximum firing temperature of the film of the rear glass sheet is higher than the maximum firing temperature of the film of the front glass sheet, a difference occurs in the amount of heat shrinkage when cooled after firing. The relative position between the display electrode and the phosphor of the back plate glass is displaced, and the image cannot be displayed clearly.
[0010]
Also, during image display, the temperature of the rear glass is higher than the temperature of the front glass, so the thermal expansion of the rear glass is larger than the thermal expansion of the front glass, and as a result, the front glass is viewed from the display surface. There is a problem in that the image is curved so as to be concave, and an image cannot be clearly displayed, and particularly, almost no image can be displayed in a perspective direction.
[0011]
Therefore, an object of the present invention is to provide a glass panel that can clearly display an image.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the glass panel according to claim 1, wherein the rear glass sheet is disposed at a predetermined distance from the front glass sheet so as to form a hollow portion between the front glass sheet and the front glass sheet. A glass panel comprising: an outer peripheral sealing portion that hermetically seals the hollow portion at a peripheral portion of the front glass plate and the rear glass plate; and a luminous body applied to a surface of the rear glass plate that faces the hollow portion. The coefficient of thermal expansion of the rear glass sheet is smaller than the coefficient of thermal expansion of the front glass sheet.
[0013]
According to the glass panel of the present invention, since the coefficient of thermal expansion of the rear glass sheet is smaller than the coefficient of thermal expansion of the front glass sheet, there is no difference in the amount of thermal contraction when each film is cooled. In addition to preventing the relative position from being shifted, the amount of thermal expansion of the back glass is almost the same as the amount of thermal expansion of the front glass when displaying images, thereby preventing the front glass from bending as viewed from the display surface. Therefore, images can be clearly displayed.
[0014]
The glass panel according to claim 2 is the glass panel according to claim 1, wherein the outer peripheral sealing portion is made of a low-melting-point material, and is selected from the front glass plate, the back-plate glass, and the low-melting-point material. The absolute value of the difference between the coefficients of thermal expansion is not more than 20 × 10 −7 / K.
[0015]
According to the glass panel of the second aspect, the outer peripheral sealing portion is made of a low melting point material, and the absolute value of the difference in thermal expansion coefficient between two selected from the front glass sheet, the rear glass sheet, and the low melting point material is 20. Since it is as small as × 10 -7 / K, the front plate glass and the low melting point material are separated from the front plate glass and the low melting point material, and the front plate glass and the low melting point material are separated from the rear plate glass and the low melting point material due to the difference in thermal expansion amount. Separation of the sheet glass and the low melting point material can be prevented.
[0016]
The glass panel according to claim 3 is the glass panel according to claim 2, wherein the coefficient of thermal expansion of the rear glass sheet is α 1 (10 −7 / K), and the coefficient of thermal expansion of the front glass sheet is α 2 (10 −7). / K) and the coefficient of thermal expansion of the low-melting-point material is α f (10 −7 / K), and the relational expression α 2 −20 ≦ α f ≦ α 1 +20 is satisfied.
[0017]
According to the glass panel of the third aspect, the thermal expansion coefficient of the rear glass sheet, the thermal expansion coefficient of the front glass sheet, and the thermal expansion coefficient of the low melting point material satisfy the above relational expression. Peeling of the plate glass and the low melting point material and peeling of the back plate glass and the low melting point material can be reliably prevented.
[0018]
The glass panel according to claim 4 is the glass panel according to any one of claims 1 to 3, wherein the front glass plate is directed from the hollow portion to the outside when the illuminant does not generate heat. Is characterized by having a convex shape.
[0019]
According to the glass panel of the fourth aspect, the front glass has a convex shape in the direction from the hollow portion to the outside when the luminous body is not generating heat. The amount of expansion and the amount of thermal expansion of the rear glass plate can be made almost the same, and when displaying images, the front glass plate can be reliably prevented from bending when viewed from the display surface, so that images can be displayed more clearly. it can.
[0020]
The glass panel according to claim 5, wherein in the glass panel according to any one of claims 1 to 3, when the luminous body generates heat, the thermal expansion amount of the front glass plate and the thermal expansion amount of the rear glass plate are different. It is characterized by being substantially the same.
[0021]
According to the glass panel of the fifth aspect, when the luminous body generates heat, the thermal expansion of the front glass and the thermal expansion of the rear glass are substantially the same. It is possible to more reliably prevent the front glass from being curved as viewed from the display surface by setting the thermal expansion of the front glass almost the same as that of the front glass, so that an image can be displayed more clearly.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a glass panel according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0023]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a PDP made of a glass panel according to the first embodiment, in which (a) is a perspective view and (b) is a partial cross-sectional view.
[0024]
In FIG. 1, a
[0025]
On the inner surface of the
[0026]
Further, on the inner surface of the
[0027]
The
[0028]
Then, the
[0029]
Hereinafter, a method of manufacturing the
[0030]
FIG. 2 is a flowchart illustrating a manufacturing process of the
[0031]
In FIG. 2, first, a through hole (not shown) is formed in the rear glass plate 104 (step S201), and an
[0032]
Then, a low-melting glass paste is applied as a sealing material for sealing the
[0033]
Next, the
[0034]
Next, the
[0035]
Next, the formation of various films in step S202 in the process of FIG. 2 will be described.
[0036]
FIG. 3 is a process diagram illustrating a process of forming various films laminated on the inner surface of the
[0037]
In FIG. 3, first, an electrode film is printed on the inner surface of the
[0038]
Thereafter, a dielectric film made of glass is applied to the entire surface on the inner surface of the
[0039]
In the step of FIG. 3, the above-described applied films are fired at a temperature of about 550 ° C. to 450 ° C. When firing a film to be formed later, the already formed film is not melted again. The sintering temperature decreases as the film is formed later.
[0040]
In FIG. 4, first, an electrode film is printed at a predetermined pitch on the inner surface of the
[0041]
After that, a dielectric film made of glass is applied to the entire surface of the inner surface of the
[0042]
Then, the phosphor paste corresponding to each of the
[0043]
In the step of FIG. 4, the applied various films are fired at a temperature of about 600 ° C. to 500 ° C. As in the step of FIG.
[0044]
Therefore, the maximum baking temperature of the film formed on the inner surface of the
[0045]
According to the glass panel according to the first embodiment, since the coefficient of thermal expansion of the
[0046]
In the
[0047]
The thermal expansion coefficients of the
[0048]
Next, a glass panel according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0049]
The configuration of the glass panel according to the second embodiment is the same as that of the glass panel according to the first embodiment except for the
[0050]
5A and 5B are diagrams showing a schematic configuration of a PDP made of a glass panel according to the second embodiment, wherein FIG. 5A is a partial cross-sectional view, and FIG. 5B is a cross-sectional view.
[0051]
In FIG. 5, a
[0052]
The
[0053]
Accordingly, the amount of thermal expansion of the
[0054]
The method of manufacturing
[0055]
According to the glass panel of the second embodiment, the
[0056]
In the above-described
[0057]
The configurations according to the first and second embodiments of the present invention described above can be applied not only to the plasma display panel, but also to all display panels including a luminous body that generates heat.
[0058]
In the above-described
[0059]
As the composition of each of the
[0060]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the glass panel of claim 1, since the coefficient of thermal expansion of the rear glass sheet is smaller than the coefficient of thermal expansion of the front glass sheet, there is no difference in the amount of thermal contraction when cooling each film. It is possible to prevent the relative position between the display electrode and the phosphor from being displaced, and at the time of displaying an image, the amount of thermal expansion of the back glass is almost the same as the amount of thermal expansion of the front glass so that the front glass is moved from the display surface. It can be prevented from being curved when viewed, so that the image can be displayed clearly.
[0061]
According to the glass panel of the second aspect, the outer peripheral sealing portion is made of a low melting point material, and the absolute value of the difference in thermal expansion coefficient between two selected from the front glass sheet, the rear glass sheet, and the low melting point material is 20. Since it is as small as × 10 −7 / K or less, the front plate glass and the low melting point material are separated from the front plate glass and the low melting point material, and the front plate glass and the low melting point material are separated due to the difference in the thermal expansion amount between the rear plate glass and the low melting point material. Separation of the back plate glass and the low melting point material can be prevented.
[0062]
According to the glass panel of the third aspect, the thermal expansion coefficient of the rear glass sheet, the thermal expansion coefficient of the front glass sheet, and the thermal expansion coefficient of the low melting point material satisfy the above relational expression. Peeling of the plate glass and the low melting point material and peeling of the back plate glass and the low melting point material can be reliably prevented.
[0063]
According to the glass panel of the fourth aspect, the front glass has a convex shape in the direction from the hollow portion to the outside when the luminous body is not generating heat. The amount of expansion and the amount of thermal expansion of the rear glass plate can be made almost the same, and when displaying images, the front glass plate can be reliably prevented from bending when viewed from the display surface, so that images can be displayed more clearly. it can.
[0064]
According to the glass panel of the fifth aspect, when the luminous body generates heat, the thermal expansion of the front glass and the thermal expansion of the rear glass are substantially the same. It is possible to more reliably prevent the front glass from being curved as viewed from the display surface by setting the thermal expansion of the front glass almost the same as that of the front glass, so that an image can be displayed more clearly.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B are diagrams showing a schematic configuration of a PDP made of a glass panel according to a first embodiment of the present invention, wherein FIG. 1A is a perspective view and FIG. 1B is a partial sectional view.
FIG. 2 is a flowchart illustrating a manufacturing process of the
FIG. 3 is a process diagram illustrating a process of forming various films laminated on the inner surface of the
FIG. 4 is a process chart for explaining a process of forming various films laminated on the inner surface of the
5A and 5B are diagrams showing a schematic configuration of a PDP made of a glass panel according to a second embodiment of the present invention, wherein FIG. 5A is a partial cross-sectional view, and FIG. 5B is a cross-sectional view.
[Explanation of symbols]
100,500 PDP
101,501 Glass panel 102,502
Claims (5)
前記背面板ガラスの熱膨張率が、前記前面板ガラスの熱膨張率より小さいことを特徴とするガラスパネル。A front glass sheet, a rear glass sheet disposed at a predetermined distance from the front glass sheet so as to form a hollow section between the front glass sheet, and the hollow section at a peripheral edge of the front glass sheet and the rear glass sheet. In a glass panel comprising an outer peripheral sealing portion that hermetically seals, and a luminous body applied to a surface of the back plate glass facing the hollow portion,
A glass panel, wherein a coefficient of thermal expansion of the rear glass sheet is smaller than a coefficient of thermal expansion of the front glass sheet.
α2−20≦αf≦α1+20
を満たすことを特徴とする請求項2記載のガラスパネル。The coefficient of thermal expansion of the rear glass sheet is α 1 (10 −7 / K), the coefficient of thermal expansion of the front glass sheet is α 2 (10 −7 / K), and the coefficient of thermal expansion of the low melting point material is α f (10 −7 / K), the following relational expression α 2 −20 ≦ α f ≦ α 1 +20
3. The glass panel according to claim 2, wherein:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002361427A JP2004193024A (en) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | Glass panel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002361427A JP2004193024A (en) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | Glass panel |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004193024A true JP2004193024A (en) | 2004-07-08 |
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ID=32760198
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002361427A Withdrawn JP2004193024A (en) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | Glass panel |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007193021A (en) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Toyota Motor Corp | Fluid prism |
CN101807672A (en) * | 2010-04-12 | 2010-08-18 | 友达光电股份有限公司 | Glass sealing structure and manufacturing method thereof |
-
2002
- 2002-12-12 JP JP2002361427A patent/JP2004193024A/en not_active Withdrawn
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