JP2004187418A - カメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラから付属装置に電磁誘導による電力供給を行うカメラシステムを提供する。
【解決手段】カメラHと、カメラに対して着脱可能に装着される付属装置Lとを有するカメラシステムにおいて、カメラに設けられた給電手段105fと付属装置に設けられた受電手段105eとの間での電磁誘導により受電手段に電力を発生させ、該電力の一部を付属装置の駆動系102に供給し、他を付属装置の制御系101に供給する
【選択図】 図1
【解決手段】カメラHと、カメラに対して着脱可能に装着される付属装置Lとを有するカメラシステムにおいて、カメラに設けられた給電手段105fと付属装置に設けられた受電手段105eとの間での電磁誘導により受電手段に電力を発生させ、該電力の一部を付属装置の駆動系102に供給し、他を付属装置の制御系101に供給する
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラとこのカメラに対して着脱可能な交換レンズやストロボ等の付属装置からなるカメラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、レンズ交換可能なカメラの電源システムは、カメラ本体に電源となる電池を搭載し、カメラ本体から交換レンズ(すなわち、カメラ付属装置)に所望の電力を供給する構成となっている。このときの電力供給はカメラ本体と交換レンズを結合するマウント部に設けられたそれぞれの接続端子を介して行うタイプのものがある。
【0003】
しかしながら、このような接点式の電力供給を行うタイプの場合、レンズ交換を繰り返すことで接続端子の表面が磨耗して接触抵抗が増大してゆき、電力伝達の効率が悪くなり所望の電力供給がしにくくなる場合がある。また、屋外での撮影時等においては、結露や雨などにより接点部が短絡しカメラ本体や交換レンズの回路に過電流が流れ、機器の故障を招く場合もある。
【0004】
上述の接触端子を介した電力伝達における問題を解決する手法として、例えば電磁誘導の原理を用いた無接点式の電力供給方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。具体的には、カメラ本体側に設けられた一次側コイルへの通電により交換レンズ側に設けられた二次側コイルに電磁誘導による起電力を発生させ、この起電力を交換レンズの電源として利用するものである。
【0005】
ところで、交換レンズ側で必要とする電源は、アクチュエータの駆動等に利用する駆動系電源と、マイコン等に利用する制御系電源の2つの系統があり、これら2つの系統の電源の特性は異っている。具体的に、駆動系電源では負荷の消費電力が比較的高く、電圧変動も激しい。一方、制御系電源では消費電力が少なく、誤動作を防止するために電圧値が常に略一定であることが望まれる。
【0006】
無接点電力供給装置の電源電圧の制御については、例えば1次側に商用電源、2次側に蓄電装置を持つ無接点電力供給装置を対象としており、蓄電装置への供給電圧のみを制御する構成が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−90462号公報 (第2頁、第4図)
【特許文献2】
特開平7−39077号公報 (第3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、レンズ交換可能なカメラの電源システムでは、一般的には、カメラ本体側に配置される無接点電力供給装置の1次側が電池電源であり、交換レンズ側に配置される2次側は二系統電源となっている。
【0009】
この他にも、複数個の無接点電力供給装置を用いて交換レンズ側に電力供給を行う方法も考えられるが、配置スペースやコストの面から好ましくない。
【0010】
本発明は、電磁誘導を利用して付属装置の駆動系および制御系にカメラ側から適切な電力を供給できるようにしたカメラシステムを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、カメラと、カメラに対して着脱可能に装着される付属装置とを有するカメラシステムにおいて、カメラに設けられた給電手段と付属装置に設けられた受電手段との間での電磁誘導により受電手段に電力を発生させ、該電力の一部を付属装置の駆動系に供給し、他を付属装置の制御系に供給するようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態であるカメラおよび付属装置からなるカメラシステムの構成を示している。本実施形態では、通信手段として発光ダイオードとフォトダイオードによる光通信を用いた場合を示している。
【0013】
図1において、101はレンズマイコン(制御系)であり、カメラH側の発光ダイオード105cから発信される信号を交換レンズ(付属装置)L側のフォトダイオード105a(カメラから交換レンズへの信号伝達用)によりインターフェイス116を介して通信を受け、その指令値によって、フォーカスや絞りといった駆動系102を動作させる。交換レンズ内における制御動作を行っている。駆動系102のフォーカス駆動系では、レンズマイコン101からの指令値によって、焦点調節用のレンズを駆動してフォーカシングを行う。絞り駆動系では、レンズマイコン101からの指令値によって、絞りを設定された位置まで絞る動作または開放状態に復帰させる動作を行う。
【0014】
また、上述のレンズマイコン101は、交換レンズL内の状態(フォーカス位置,絞り値の状態など)や、交換レンズLに関する情報(開放絞り値,焦点距離,測距演算に必要なデータなど)をインターフェイス116を介して通信用の発光ダイオード105b(交換レンズからカメラへの信号伝達用)からカメラ側のフォトダイオード105dに伝達することも行う。フォトダイオード105dにより受信されたレンズマイコン101からの信号は、カメラマイコン106に伝達される。なお、本実施形態の通信手段は、発光ダイオード105bおよびフォトダイオード105dを有して構成されている。
【0015】
レンズ電気系104に対しては、カメラH側に設けられた給電コイル105fから交換レンズL側に設けられた受電コイル105eを介して電気的に非接触な状態で電磁誘導により電力供給が行われる。すなわち、これらコイル105fおよびコイル105eが電力供給手段としての役割を有している。
【0016】
このレンズ電気系104では、交換レンズL内における駆動系102(アクチュエータ等)の駆動に必要な電圧値と、レンズマイコン101により構成される制御系で必要な電圧値とが異なるため、受電コイル105eに引き出し線を設けてこの受電コイル105eに2つの受電コイル部分を形成するとともに、引き出し線を設ける位置によって上記2つの受電コイル部分の巻き線比を調節し、駆動系102および制御系にそれぞれ適切な電圧を供給できるように構成している。このようにして、カメラH側から交換レンズL側に供給される電力の一部(一方の受電コイル部分にて発生した電力)を駆動系102に供給し、他(他方の受電コイル部分にて発生した電力)をレンズマイコン101に供給している。
【0017】
駆動系102に供給される駆動系電源(電力)の電圧値は電圧検出部103により検出され、この検出値はレンズマイコン101から上記通信手段を介してカメラマイコン106に伝達される。交換レンズ104において、制御系であるレンズマイコン101に供給される電源(電力)の電圧値は、上記引き出し線と他方の受電コイル部分につながる制御系電源ライン中に設けられた電圧制御部114により制御され、常に略一定の電圧に保たれる。
【0018】
カメラHには、カメラ電気系108として、測距部109,測光部110,シャッタ部111,表示部112,その他の制御部113、およびこれらの動作開始,停止などの管理,露出演算,測距演算などを行うカメラマイコン106が内蔵されている。これらカメラ電気系108に対しての電力は、カメラH内に配置された電源電池115から供給される。コイル105fにより電磁誘導現象を利用して電気的に非接触な状態で行われるレンズ電気系104の受電コイル105eへの電力供給の制御は、電池115から給電コイル105fに印加する電圧を電圧調整部107によって調整することで行う。
【0019】
具体的には、レンズマイコン101が検知した電圧検出値をカメラH側に送信させ、カメラマイコン106はこの送信された電圧値に基づいて電圧調整部107を制御する。これにより、給電コイル105fに印加する電圧が調整され、その結果、受電コイル105eに発生する電圧が調整される。
【0020】
図2は、レンズ電気系104における電力受電の流れを説明するためのフローチャートである。
【0021】
[ステップS201]
カメラ本体電気系108側に配置された電池115から供給され、コイル105fとコイル105eとの間での電磁誘導によりレンズ電気系104側に供給された電力は、電圧制御部114により電圧制御される。このようにして電圧制御を行うことにより、レンズ電気系104内で安定した制御系電源電圧が得られると、レンズマイコン101はRAMのリセット動作や駆動系処理の初期設定等の各種初期動作を行う。
【0022】
[ステップS202]
次に、レンズマイコン101は、駆動系電源ラインに接続された電圧検出部103を通じて駆動系電源電圧の検出を行う。
【0023】
[ステップS203]
そして、レンズマイコン101は、ステップS202において検出された駆動系電源電圧値を示す信号を、発光ダイオード105bおよびフォトダイオード105dを通じてカメラマイコン106に送信する。
【0024】
カメラマイコン106は、レンズ電気系104から送信されてきた電源電圧値に基づいて、レンズ電気系104へ供給すべき電力の調節を行う。この電力調節等の詳細については図3のフローチャートを用いて後に説明する。
【0025】
[ステップS204]
レンズマイコン101は、カメラ電気系108からの指令等により、レンズ電気系104への電力供給が停止する場合にはステップS205に進む。一方、引き続きレンズ電気系104への電力供給を行う場合には、ステップS202からステップS204の動作を繰り返し、駆動系電源電圧値を示す信号を発光ダイオード105bおよびフォトダイオード105dを通じてカメラマイコン106に送信する。
【0026】
[ステップS205]
電力供給が停止する前に、駆動系102の停止処理やレンズマイコン101のリセットなどの動作停止処理を行う。
【0027】
図3はカメラHにおける交換レンズLへの電力供給動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【0028】
[ステップS301]
カメラマイコン106は、レンズ電気系104への電力供給開始後、発光ダイオード105bを通じてレンズ電気系104から送信されてくるレンズ電気系104の駆動系電源電圧を示す信号を、カメラ電気系108におけるフォトダイオード105dを通じて受信する。
【0029】
[ステップS302]
カメラマイコン106は、交換レンズL側から受信した実際のレンズ駆動系の電源電圧と、本来必要としているレンズ駆動系電源電圧の目標値とを比較し、比較結果に差がある場合(NG)にはステップS303に移る。比較結果に差がない場合(OK)にはステップS304に進む。
【0030】
[ステップS303]
カメラマイコン106は、交換レンズL側から受信した実際のレンズ駆動系電源電圧が、目標とするレンズ駆動系電源電圧値となるように、給電コイル105fに印加する電圧の調整を行う。
【0031】
ここで、電圧調整部107は、スイッチングレギュレータの一部であり、トランジスタやMOSFET等のスイッチング素子のON、OFFの時間比率(デューティ比)をカメラマイコン106又は専用のコントローラで制御することで、給電コイル105fに印加する電圧を調整する。
【0032】
[ステップS304]
カメラマイコン106は、引き続き、レンズ電気系104への電力供給を行うか否かを判断する。例えば、交換レンズLをカメラHに装着後、所定時間が経過した時点で使用者から撮影に関する操作がない場合には、節電のためにレンズ電気系104への電力供給を停止する。引き続き、レンズ電気系104への電力供給が必要であるならば、ステップS301からステップS304の処理を繰り返し行う。
【0033】
図2および図3のフローチャートに示すように、本実施形態では、レンズ電気系104側で必要とする駆動系電源の電圧が目標電圧となるように給電コイル105fへの印加電圧が制御される。しかし、フォーカス駆動用アクチュエータや絞り駆動用アクチュエータの負荷状態によっては駆動系電源電圧の変動が大きくなる場合がある。このような場合、制御系の電源電圧も同一コアに巻かれている巻き線から引き出しているため、その電圧値が変動する。
【0034】
そこで、図示のように制御系電源ラインに電圧制御部114を接続する。実際には、駆動系電源の電圧変動幅を加味し、必要とする制御系電源電圧よりも高い電圧を取り出せるように受電コイル105eに引き出し線を設け、シリーズレギュレータで降圧して所望の制御系電源電圧を取り出す。なお、図4に具体的な回路図の一例を示す。
【0035】
図4中に示す403,404,および405は、それぞれ図1の電圧検出部103,電圧制御部114,および電圧調整部107に相当する。電池408からの入力電圧は、回路中のコンデンサC1、トランジスタTr1、トランスに相当する送電コイル105fおよび受電コイル105e、ダイオードD1、コンデンサC3を経て昇圧され、駆動系406に供給される。駆動系電源電圧はR1とR2の分圧によりレンズマイコン401が検出し、この検出した電圧値をカメラマイコン402に伝達する。カメラマイコン402では、この検出した電圧値に基づきTr1のデューティを制御する。また、404はシリーズレギュレータを構成しているが、他のレギュレータでも構成可能であり、例えば昇降圧型スイッチングレギュレータを用いた場合、さらに電圧変動の影響を受けにくく、安定した電力を制御系に供給することが可能である。
【0036】
(第2実施形態)
図5には、本発明の第2実施形態であるカメラおよび付属装置からなるカメラシステムについて説明する。本実施形態でも、第1実施形態と同様に、通信手段として発光ダイオードとフォトダイオードによる光通信を用いている。
【0037】
本実施形態におけるカメラシステムは、第1実施形態の変形例であり、第1実施形態と共通する構成要素には、第1実施形態で用いた100番台の符号を、下2桁が同じである500番台の符号を用いて示している。る。
【0038】
本実施形態は、交換レンズL’の制御系電源電圧(すなわち、レンズマイコン501に供給されている電力の電圧)を電圧検出部514を用いて検出し、この検出した電圧値を通信手段を介してカメラH’に伝達する点で第1実施形態と異なる。動作の詳細については図6および図7に示すフローチャートを用いて後述する。制御系電源は電圧制御部503により略一定の電圧値となるよう制御され、制御系であるレンズマイコン501に供給される。
【0039】
図6は、レンズ電気系504における電力供給を受ける動作を説明するためのフローチャートである。
【0040】
[ステップS601]
レンズマイコン501は、カメラ電気系508からの電力供給が開始され、電圧制御部503により安定した制御系電源電圧が得られるとすぐに、RAMのリセット動作や駆動系処理の初期設定等の各種初期化動作を行う。
【0041】
[ステップS602]
レンズマイコン501は、制御系電源ラインに接続された電圧検出部514により制御系電源電圧を検出する。
【0042】
[ステップS603]
レンズマイコン501は、ステップS602で検出した制御系電源の電圧値を示す信号を、発光ダイオード505aおよびフォトダイオード505cを通じてカメラH’に送信する。カメラマイコン506は交換レンズL’側から送信された電源電圧値に基づいて、供給すべき電力の調節を行う。これについては図7を用いて後に説明する。
【0043】
[ステップS604]
レンズマイコン501は、カメラ電気系508からの指示等によりレンズ電気系504への電力供給が停止する場合には、ステップS605に進む。引き続き電力供給がある場合には、ステップS602からステップS604の動作を繰り返し、制御系電源電圧値を含む情報をカメラH’に送信する。
【0044】
[ステップS605]
電力供給が停止する前に、駆動系502の停止処理やレンズマイコン501のリセットなどの動作停止処理を行う。
【0045】
図7は、カメラ電気系508におけるレンズ電気系504への電力供給を説明するためのフローチャートである。
【0046】
[ステップS701]
カメラマイコン506は、レンズ電気系504への電力供給開始後、フォトダイオード505cを通じてレンズ電気系504から送信されてくるレンズ電気系504における制御系電源の電圧値を示す信号を受信する。
【0047】
[ステップS702]
カメラ電気系508では、レンズ電気系504の駆動系電源の電圧値を制御する必要がある。したがって、カメラマイコン506は、受信した制御系電源の電圧値をレンズ電気系504の駆動系電源の電圧値に変換する。レンズ電気系504の二系統の電源は、コイルの巻き線比により電圧が決定されるため、この巻き数比を用いることで容易に制御系電源電圧から駆動系電源電圧への変換が可能である。
【0048】
また、ステップS702に示す変換処理は、制御系電源の電圧値をレンズ電気系504にて検出した後に、レンズ電気系504内で駆動系電源の電圧値に変換するといった方法も可能である。
【0049】
[ステップS703]
カメラマイコン506は、上述のようにして変換して得られた駆動系電源の電圧値と、レンズ駆動系が本来必要としている電圧値の目標値とを比較し、比較結果に差がある場合(NG)にはステップS704に移る。比較結果に差がない場合(OK)、すなわち目標値通りの値が得られている場合にはステップS705に進む。
【0050】
[ステップS704]
カメラマイコン506は、変換して得られた駆動系電源の電圧値が目標とする駆動系電源の電圧値となるように、給電コイル505fに印加する電圧の調整を行う。
【0051】
ここで、電圧調整部507は、スイッチングレギュレータの一部であり、トランジスタやMOSFET等のスイッチング素子のON、OFFの時間比率(デューティ比)をカメラマイコン506又は専用のコントローラで制御することで、給電コイル505fに印加する電圧を調整する。
【0052】
[ステップS705]
次に、カメラマイコン506は、引き続きレンズ電気系504への電力供給を行うか否かを判断する。例えば、交換レンズL’をカメラH’に装着した後、所定時間後に使用者から撮影に関
する操作がない場合には、節電のためにレンズ電気系504への電力供給を停止する。引き続き交換レンズL’への電力供給が必要であるならば、ステップS701からステップS705まで
の処理を繰り返し行う。
【0053】
駆動系電源の電圧値を検出する場合、検出する電圧値が高くなるため、電力容量を考慮すると電圧検出部が大きくなる。しかし、本実施形態では、制御系電源の電圧値を検出するため、検出する電圧値は比較的小さく、電圧検出部も小型化できるというメリットがある。
【0054】
図6および図7のフローチャートに示すように、本実施形態では、レンズ電気系504側で必要とする駆動系電源の電圧が目標電圧となるように給電コイル505fへの印加電圧が制御される。しかし、フォーカス駆動や絞り駆動用アクチュエータの負荷状態によっては電圧変動が大きくなる場合がある。このような場合、制御系の電源電圧も同一コアに巻かれている巻き線から引き出しているため電圧値が変動する。
【0055】
そこで、本実施形態では、図5に示すように、制御系電源ラインに電圧制御部514を接続する。実際には、駆動系電源の電圧変動幅を加味し、必要とする制御系電源電圧よりも高い電圧を取り出せるように受電コイル105eに引き出し線を設け、シリーズレギュレータで降圧して所望の制御系電源電圧を取り出す。なお、図8に具体的な回路図の一例を示す。
【0056】
図8中に示す803,804,および805は、それぞれ図5の電圧検出部514,電圧制御部503,および電圧調整部507に相当する。電池808からの入力電圧は、回路中のコンデンサC1、トランジスタTr1、トランスに相当する送電コイル505fおよび受電コイル505e、ダイオードD1、コンデンサC3を経て昇圧され、駆動系806に供給される。駆動系電源電圧はR1とR2の分圧によりレンズマイコン801が検出し、この検出した電圧値をカメラマイコン802に伝達する。カメラマイコン802では、この検出した電圧値に基づきTr1のデューティを制御する。また、804はシリーズレギュレータを構成しているが、他のレギュレータでも構成可能であり、例えば昇降圧型スイッチングレギュレータを用いた場合、さらに電圧変動の影響を受けにくく、安定した電力を制御系に供給することが可能である。
【0057】
なお、上述した各実施形態では、カメラ本体電気系とレンズ電気系との間での通信手段が光通信による電気的に非接触な無接点通信である例を挙げているが、本発明はこれに限られるものではなく、電波や電磁誘導を利用した通信手段であってもよいし、電気的接点を介した通信手段であってもよい。
【0058】
また、上記各実施形態では、付属装置として交換レンズを例に挙げて説明したが、本発明にいう付属装置は、交換レンズ以外にも、ストロボ装置等、様々な付属装置を含む。
【0059】
さらに、以上説明した各実施形態は、以下に示す各発明を実施した場合の一例に過ぎず、下記の各発明は上記各実施形態に様々な変更や改良が加えられて実施されるものである。
【0060】
〔発明1〕
カメラと、前記カメラに対して着脱可能に装着される付属装置とを有するカメラシステムであって、
前記カメラに設けられた給電手段と前記付属装置に設けられた受電手段との間での電磁誘導により前記給電手段に電力を発生させ、該電力の一部を前記付属装置の駆動系に供給し、他を前記付属装置の制御系に供給し、
前記付属装置に、前記制御系に供給される電圧を略一定に保つ電圧制御手段が設けられていることを特徴とするカメラシステム。
【0061】
これによれば、付属装置における駆動系の動作による電気的な負荷の変動が生じても、制御系に供給される電圧値が略一定に保たれるため、制御系の誤動作を抑制することができる。
【0062】
〔発明2〕
前記給電手段および前記受電手段がコイルにより構成されており、前記受電手段としてのコイルに引き出し線を設け、該引き出し線によって分割された2つのコイル部分の一方に生じた電力を前記駆動系に、他方に生じた電力を前記制御系に供給することを特徴とする発明1に記載のカメラシステム。
【0063】
〔発明3〕
前記カメラと前記付属装置との間で通信を行うための通信手段を設けるとともに、前記付属装置に前記駆動系に供給されている電圧を検知する電圧検知手段を設け、
前記カメラに、前記付属装置側から前記通信手段によって送信された、前記電圧検出手段による検出結果に応じて前記給電手段に印加する電圧を調整する電圧調整手段が設けられていることを特徴とする発明1又は2に記載のカメラシステム。
【0064】
〔発明4〕
前記カメラと前記付属装置との間で通信を行うための通信手段を設けるとともに、前記付属装置に前記制御系に供給されている電圧を検知する電圧検知手段を設け、
前記カメラに、前記付属装置側から前記通信手段によって送信された、前記電圧検出手段による検出結果に応じて前記給電手段に印加する電圧を調整する電圧調整手段が設けられていることを特徴とする発明1又は2に記載のカメラシステム。
【0065】
これら発明3,4により、付属装置の駆動系への供給電圧の検知結果又は制御系への供給電圧の検知結果(駆動系への供給電圧の換算値)に基づいて給電手段への印加電圧を調整し、受電手段にて発生する電圧を制御することにより、駆動系への供給電圧のフィードバック制御を行うことができる。
【0066】
〔発明5〕
カメラに対して着脱が可能に装着されるカメラの付属装置であって、
前記カメラに設けられた給電手段との間での電磁誘導により電力を発生する受電手段を有し、該受電手段に発生した電力の一部を前記付属装置の駆動系に供給し、他を前記付属装置の制御系に供給し、
前記制御系に供給される電圧を略一定に保つ電圧制御手段が設けられていることを特徴とするカメラの付属装置。
【0067】
〔発明6〕
前記受電手段がコイルにより構成されており、該コイルに引き出し線を設け、該引き出し線によって分割された2つのコイル部分の一方に生じた電力を前記駆動系に、他方に生じた電力を前記制御系に供給することを特徴とする発明5に記載のカメラの付属装置。
【0068】
〔発明7〕
前記カメラとの間で通信を行うための通信手段と、前記駆動系に供給されている電圧を検知する電圧検知手段とを有し、
前記電圧検知手段による検知結果を示す信号を前記通信手段を介して前記カメラに送信することを特徴とする発明5又は6に記載のカメラの付属装置。
【0069】
〔発明8〕
前記カメラとの間で通信を行うための通信手段と、前記制御系に供給されている電圧を検知する電圧検知手段とを有し、
前記電圧検知手段による検知結果を示す信号を前記通信手段を介して前記カメラに送信することを特徴とする発明5又は6に記載のカメラの付属装置。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カメラから付属装置に電磁誘導により電力を供給する場合に、1つの受電手段により付属装置の駆動系および制御系の双方に電力を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラシステムの構成を示すブロック図。
【図2】上記カメラシステムにおけるレンズ電気系での受電動作を説明するためのフローチャート。
【図3】上記カメラシステムにおけるカメラ電気系での電力調節動作を説明するためのフローチャート。
【図4】上記第1実施形態における電源系回路図。
【図5】本発明の第2実施形態であるカメラシステムの構成を示すブロック図。
【図6】上記第2実施形態のカメラシステムにおけるレンズ電気系での受電動作を説明するためのフローチャート。
【図7】上記第2実施形態のカメラシステムにおけるカメラ電気系での電力調節動作を説明するためのフローチャート。
【図8】上記第2実施形態における電源系回路図。
【符号の説明】
101,401,501,801 レンズマイコン
102,406,502,806 駆動系
103,403,514,803 電圧検出部
104,504 レンズ電気系
105a,105d,505a,505d フォトダイオード
105b,105c,505b,505c 発光ダイオード
106,402,506,802 カメラマイコン
107,405,507,805 電圧調整部
108,508 カメラ電気系
109,509 測距部
110,510 測光部
111,511 シャッタ部
112,512 表示部
113,513 その他の制御部
114,404,503,804 電圧制御部
115,408,515,808 電池
116,117,516,517 インターフェイス
105e,505e 受電コイル
105f,505f 送電コイル
L,L’ 交換レンズ
H,H’ カメラ
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラとこのカメラに対して着脱可能な交換レンズやストロボ等の付属装置からなるカメラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、レンズ交換可能なカメラの電源システムは、カメラ本体に電源となる電池を搭載し、カメラ本体から交換レンズ(すなわち、カメラ付属装置)に所望の電力を供給する構成となっている。このときの電力供給はカメラ本体と交換レンズを結合するマウント部に設けられたそれぞれの接続端子を介して行うタイプのものがある。
【0003】
しかしながら、このような接点式の電力供給を行うタイプの場合、レンズ交換を繰り返すことで接続端子の表面が磨耗して接触抵抗が増大してゆき、電力伝達の効率が悪くなり所望の電力供給がしにくくなる場合がある。また、屋外での撮影時等においては、結露や雨などにより接点部が短絡しカメラ本体や交換レンズの回路に過電流が流れ、機器の故障を招く場合もある。
【0004】
上述の接触端子を介した電力伝達における問題を解決する手法として、例えば電磁誘導の原理を用いた無接点式の電力供給方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。具体的には、カメラ本体側に設けられた一次側コイルへの通電により交換レンズ側に設けられた二次側コイルに電磁誘導による起電力を発生させ、この起電力を交換レンズの電源として利用するものである。
【0005】
ところで、交換レンズ側で必要とする電源は、アクチュエータの駆動等に利用する駆動系電源と、マイコン等に利用する制御系電源の2つの系統があり、これら2つの系統の電源の特性は異っている。具体的に、駆動系電源では負荷の消費電力が比較的高く、電圧変動も激しい。一方、制御系電源では消費電力が少なく、誤動作を防止するために電圧値が常に略一定であることが望まれる。
【0006】
無接点電力供給装置の電源電圧の制御については、例えば1次側に商用電源、2次側に蓄電装置を持つ無接点電力供給装置を対象としており、蓄電装置への供給電圧のみを制御する構成が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−90462号公報 (第2頁、第4図)
【特許文献2】
特開平7−39077号公報 (第3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、レンズ交換可能なカメラの電源システムでは、一般的には、カメラ本体側に配置される無接点電力供給装置の1次側が電池電源であり、交換レンズ側に配置される2次側は二系統電源となっている。
【0009】
この他にも、複数個の無接点電力供給装置を用いて交換レンズ側に電力供給を行う方法も考えられるが、配置スペースやコストの面から好ましくない。
【0010】
本発明は、電磁誘導を利用して付属装置の駆動系および制御系にカメラ側から適切な電力を供給できるようにしたカメラシステムを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、カメラと、カメラに対して着脱可能に装着される付属装置とを有するカメラシステムにおいて、カメラに設けられた給電手段と付属装置に設けられた受電手段との間での電磁誘導により受電手段に電力を発生させ、該電力の一部を付属装置の駆動系に供給し、他を付属装置の制御系に供給するようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態であるカメラおよび付属装置からなるカメラシステムの構成を示している。本実施形態では、通信手段として発光ダイオードとフォトダイオードによる光通信を用いた場合を示している。
【0013】
図1において、101はレンズマイコン(制御系)であり、カメラH側の発光ダイオード105cから発信される信号を交換レンズ(付属装置)L側のフォトダイオード105a(カメラから交換レンズへの信号伝達用)によりインターフェイス116を介して通信を受け、その指令値によって、フォーカスや絞りといった駆動系102を動作させる。交換レンズ内における制御動作を行っている。駆動系102のフォーカス駆動系では、レンズマイコン101からの指令値によって、焦点調節用のレンズを駆動してフォーカシングを行う。絞り駆動系では、レンズマイコン101からの指令値によって、絞りを設定された位置まで絞る動作または開放状態に復帰させる動作を行う。
【0014】
また、上述のレンズマイコン101は、交換レンズL内の状態(フォーカス位置,絞り値の状態など)や、交換レンズLに関する情報(開放絞り値,焦点距離,測距演算に必要なデータなど)をインターフェイス116を介して通信用の発光ダイオード105b(交換レンズからカメラへの信号伝達用)からカメラ側のフォトダイオード105dに伝達することも行う。フォトダイオード105dにより受信されたレンズマイコン101からの信号は、カメラマイコン106に伝達される。なお、本実施形態の通信手段は、発光ダイオード105bおよびフォトダイオード105dを有して構成されている。
【0015】
レンズ電気系104に対しては、カメラH側に設けられた給電コイル105fから交換レンズL側に設けられた受電コイル105eを介して電気的に非接触な状態で電磁誘導により電力供給が行われる。すなわち、これらコイル105fおよびコイル105eが電力供給手段としての役割を有している。
【0016】
このレンズ電気系104では、交換レンズL内における駆動系102(アクチュエータ等)の駆動に必要な電圧値と、レンズマイコン101により構成される制御系で必要な電圧値とが異なるため、受電コイル105eに引き出し線を設けてこの受電コイル105eに2つの受電コイル部分を形成するとともに、引き出し線を設ける位置によって上記2つの受電コイル部分の巻き線比を調節し、駆動系102および制御系にそれぞれ適切な電圧を供給できるように構成している。このようにして、カメラH側から交換レンズL側に供給される電力の一部(一方の受電コイル部分にて発生した電力)を駆動系102に供給し、他(他方の受電コイル部分にて発生した電力)をレンズマイコン101に供給している。
【0017】
駆動系102に供給される駆動系電源(電力)の電圧値は電圧検出部103により検出され、この検出値はレンズマイコン101から上記通信手段を介してカメラマイコン106に伝達される。交換レンズ104において、制御系であるレンズマイコン101に供給される電源(電力)の電圧値は、上記引き出し線と他方の受電コイル部分につながる制御系電源ライン中に設けられた電圧制御部114により制御され、常に略一定の電圧に保たれる。
【0018】
カメラHには、カメラ電気系108として、測距部109,測光部110,シャッタ部111,表示部112,その他の制御部113、およびこれらの動作開始,停止などの管理,露出演算,測距演算などを行うカメラマイコン106が内蔵されている。これらカメラ電気系108に対しての電力は、カメラH内に配置された電源電池115から供給される。コイル105fにより電磁誘導現象を利用して電気的に非接触な状態で行われるレンズ電気系104の受電コイル105eへの電力供給の制御は、電池115から給電コイル105fに印加する電圧を電圧調整部107によって調整することで行う。
【0019】
具体的には、レンズマイコン101が検知した電圧検出値をカメラH側に送信させ、カメラマイコン106はこの送信された電圧値に基づいて電圧調整部107を制御する。これにより、給電コイル105fに印加する電圧が調整され、その結果、受電コイル105eに発生する電圧が調整される。
【0020】
図2は、レンズ電気系104における電力受電の流れを説明するためのフローチャートである。
【0021】
[ステップS201]
カメラ本体電気系108側に配置された電池115から供給され、コイル105fとコイル105eとの間での電磁誘導によりレンズ電気系104側に供給された電力は、電圧制御部114により電圧制御される。このようにして電圧制御を行うことにより、レンズ電気系104内で安定した制御系電源電圧が得られると、レンズマイコン101はRAMのリセット動作や駆動系処理の初期設定等の各種初期動作を行う。
【0022】
[ステップS202]
次に、レンズマイコン101は、駆動系電源ラインに接続された電圧検出部103を通じて駆動系電源電圧の検出を行う。
【0023】
[ステップS203]
そして、レンズマイコン101は、ステップS202において検出された駆動系電源電圧値を示す信号を、発光ダイオード105bおよびフォトダイオード105dを通じてカメラマイコン106に送信する。
【0024】
カメラマイコン106は、レンズ電気系104から送信されてきた電源電圧値に基づいて、レンズ電気系104へ供給すべき電力の調節を行う。この電力調節等の詳細については図3のフローチャートを用いて後に説明する。
【0025】
[ステップS204]
レンズマイコン101は、カメラ電気系108からの指令等により、レンズ電気系104への電力供給が停止する場合にはステップS205に進む。一方、引き続きレンズ電気系104への電力供給を行う場合には、ステップS202からステップS204の動作を繰り返し、駆動系電源電圧値を示す信号を発光ダイオード105bおよびフォトダイオード105dを通じてカメラマイコン106に送信する。
【0026】
[ステップS205]
電力供給が停止する前に、駆動系102の停止処理やレンズマイコン101のリセットなどの動作停止処理を行う。
【0027】
図3はカメラHにおける交換レンズLへの電力供給動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【0028】
[ステップS301]
カメラマイコン106は、レンズ電気系104への電力供給開始後、発光ダイオード105bを通じてレンズ電気系104から送信されてくるレンズ電気系104の駆動系電源電圧を示す信号を、カメラ電気系108におけるフォトダイオード105dを通じて受信する。
【0029】
[ステップS302]
カメラマイコン106は、交換レンズL側から受信した実際のレンズ駆動系の電源電圧と、本来必要としているレンズ駆動系電源電圧の目標値とを比較し、比較結果に差がある場合(NG)にはステップS303に移る。比較結果に差がない場合(OK)にはステップS304に進む。
【0030】
[ステップS303]
カメラマイコン106は、交換レンズL側から受信した実際のレンズ駆動系電源電圧が、目標とするレンズ駆動系電源電圧値となるように、給電コイル105fに印加する電圧の調整を行う。
【0031】
ここで、電圧調整部107は、スイッチングレギュレータの一部であり、トランジスタやMOSFET等のスイッチング素子のON、OFFの時間比率(デューティ比)をカメラマイコン106又は専用のコントローラで制御することで、給電コイル105fに印加する電圧を調整する。
【0032】
[ステップS304]
カメラマイコン106は、引き続き、レンズ電気系104への電力供給を行うか否かを判断する。例えば、交換レンズLをカメラHに装着後、所定時間が経過した時点で使用者から撮影に関する操作がない場合には、節電のためにレンズ電気系104への電力供給を停止する。引き続き、レンズ電気系104への電力供給が必要であるならば、ステップS301からステップS304の処理を繰り返し行う。
【0033】
図2および図3のフローチャートに示すように、本実施形態では、レンズ電気系104側で必要とする駆動系電源の電圧が目標電圧となるように給電コイル105fへの印加電圧が制御される。しかし、フォーカス駆動用アクチュエータや絞り駆動用アクチュエータの負荷状態によっては駆動系電源電圧の変動が大きくなる場合がある。このような場合、制御系の電源電圧も同一コアに巻かれている巻き線から引き出しているため、その電圧値が変動する。
【0034】
そこで、図示のように制御系電源ラインに電圧制御部114を接続する。実際には、駆動系電源の電圧変動幅を加味し、必要とする制御系電源電圧よりも高い電圧を取り出せるように受電コイル105eに引き出し線を設け、シリーズレギュレータで降圧して所望の制御系電源電圧を取り出す。なお、図4に具体的な回路図の一例を示す。
【0035】
図4中に示す403,404,および405は、それぞれ図1の電圧検出部103,電圧制御部114,および電圧調整部107に相当する。電池408からの入力電圧は、回路中のコンデンサC1、トランジスタTr1、トランスに相当する送電コイル105fおよび受電コイル105e、ダイオードD1、コンデンサC3を経て昇圧され、駆動系406に供給される。駆動系電源電圧はR1とR2の分圧によりレンズマイコン401が検出し、この検出した電圧値をカメラマイコン402に伝達する。カメラマイコン402では、この検出した電圧値に基づきTr1のデューティを制御する。また、404はシリーズレギュレータを構成しているが、他のレギュレータでも構成可能であり、例えば昇降圧型スイッチングレギュレータを用いた場合、さらに電圧変動の影響を受けにくく、安定した電力を制御系に供給することが可能である。
【0036】
(第2実施形態)
図5には、本発明の第2実施形態であるカメラおよび付属装置からなるカメラシステムについて説明する。本実施形態でも、第1実施形態と同様に、通信手段として発光ダイオードとフォトダイオードによる光通信を用いている。
【0037】
本実施形態におけるカメラシステムは、第1実施形態の変形例であり、第1実施形態と共通する構成要素には、第1実施形態で用いた100番台の符号を、下2桁が同じである500番台の符号を用いて示している。る。
【0038】
本実施形態は、交換レンズL’の制御系電源電圧(すなわち、レンズマイコン501に供給されている電力の電圧)を電圧検出部514を用いて検出し、この検出した電圧値を通信手段を介してカメラH’に伝達する点で第1実施形態と異なる。動作の詳細については図6および図7に示すフローチャートを用いて後述する。制御系電源は電圧制御部503により略一定の電圧値となるよう制御され、制御系であるレンズマイコン501に供給される。
【0039】
図6は、レンズ電気系504における電力供給を受ける動作を説明するためのフローチャートである。
【0040】
[ステップS601]
レンズマイコン501は、カメラ電気系508からの電力供給が開始され、電圧制御部503により安定した制御系電源電圧が得られるとすぐに、RAMのリセット動作や駆動系処理の初期設定等の各種初期化動作を行う。
【0041】
[ステップS602]
レンズマイコン501は、制御系電源ラインに接続された電圧検出部514により制御系電源電圧を検出する。
【0042】
[ステップS603]
レンズマイコン501は、ステップS602で検出した制御系電源の電圧値を示す信号を、発光ダイオード505aおよびフォトダイオード505cを通じてカメラH’に送信する。カメラマイコン506は交換レンズL’側から送信された電源電圧値に基づいて、供給すべき電力の調節を行う。これについては図7を用いて後に説明する。
【0043】
[ステップS604]
レンズマイコン501は、カメラ電気系508からの指示等によりレンズ電気系504への電力供給が停止する場合には、ステップS605に進む。引き続き電力供給がある場合には、ステップS602からステップS604の動作を繰り返し、制御系電源電圧値を含む情報をカメラH’に送信する。
【0044】
[ステップS605]
電力供給が停止する前に、駆動系502の停止処理やレンズマイコン501のリセットなどの動作停止処理を行う。
【0045】
図7は、カメラ電気系508におけるレンズ電気系504への電力供給を説明するためのフローチャートである。
【0046】
[ステップS701]
カメラマイコン506は、レンズ電気系504への電力供給開始後、フォトダイオード505cを通じてレンズ電気系504から送信されてくるレンズ電気系504における制御系電源の電圧値を示す信号を受信する。
【0047】
[ステップS702]
カメラ電気系508では、レンズ電気系504の駆動系電源の電圧値を制御する必要がある。したがって、カメラマイコン506は、受信した制御系電源の電圧値をレンズ電気系504の駆動系電源の電圧値に変換する。レンズ電気系504の二系統の電源は、コイルの巻き線比により電圧が決定されるため、この巻き数比を用いることで容易に制御系電源電圧から駆動系電源電圧への変換が可能である。
【0048】
また、ステップS702に示す変換処理は、制御系電源の電圧値をレンズ電気系504にて検出した後に、レンズ電気系504内で駆動系電源の電圧値に変換するといった方法も可能である。
【0049】
[ステップS703]
カメラマイコン506は、上述のようにして変換して得られた駆動系電源の電圧値と、レンズ駆動系が本来必要としている電圧値の目標値とを比較し、比較結果に差がある場合(NG)にはステップS704に移る。比較結果に差がない場合(OK)、すなわち目標値通りの値が得られている場合にはステップS705に進む。
【0050】
[ステップS704]
カメラマイコン506は、変換して得られた駆動系電源の電圧値が目標とする駆動系電源の電圧値となるように、給電コイル505fに印加する電圧の調整を行う。
【0051】
ここで、電圧調整部507は、スイッチングレギュレータの一部であり、トランジスタやMOSFET等のスイッチング素子のON、OFFの時間比率(デューティ比)をカメラマイコン506又は専用のコントローラで制御することで、給電コイル505fに印加する電圧を調整する。
【0052】
[ステップS705]
次に、カメラマイコン506は、引き続きレンズ電気系504への電力供給を行うか否かを判断する。例えば、交換レンズL’をカメラH’に装着した後、所定時間後に使用者から撮影に関
する操作がない場合には、節電のためにレンズ電気系504への電力供給を停止する。引き続き交換レンズL’への電力供給が必要であるならば、ステップS701からステップS705まで
の処理を繰り返し行う。
【0053】
駆動系電源の電圧値を検出する場合、検出する電圧値が高くなるため、電力容量を考慮すると電圧検出部が大きくなる。しかし、本実施形態では、制御系電源の電圧値を検出するため、検出する電圧値は比較的小さく、電圧検出部も小型化できるというメリットがある。
【0054】
図6および図7のフローチャートに示すように、本実施形態では、レンズ電気系504側で必要とする駆動系電源の電圧が目標電圧となるように給電コイル505fへの印加電圧が制御される。しかし、フォーカス駆動や絞り駆動用アクチュエータの負荷状態によっては電圧変動が大きくなる場合がある。このような場合、制御系の電源電圧も同一コアに巻かれている巻き線から引き出しているため電圧値が変動する。
【0055】
そこで、本実施形態では、図5に示すように、制御系電源ラインに電圧制御部514を接続する。実際には、駆動系電源の電圧変動幅を加味し、必要とする制御系電源電圧よりも高い電圧を取り出せるように受電コイル105eに引き出し線を設け、シリーズレギュレータで降圧して所望の制御系電源電圧を取り出す。なお、図8に具体的な回路図の一例を示す。
【0056】
図8中に示す803,804,および805は、それぞれ図5の電圧検出部514,電圧制御部503,および電圧調整部507に相当する。電池808からの入力電圧は、回路中のコンデンサC1、トランジスタTr1、トランスに相当する送電コイル505fおよび受電コイル505e、ダイオードD1、コンデンサC3を経て昇圧され、駆動系806に供給される。駆動系電源電圧はR1とR2の分圧によりレンズマイコン801が検出し、この検出した電圧値をカメラマイコン802に伝達する。カメラマイコン802では、この検出した電圧値に基づきTr1のデューティを制御する。また、804はシリーズレギュレータを構成しているが、他のレギュレータでも構成可能であり、例えば昇降圧型スイッチングレギュレータを用いた場合、さらに電圧変動の影響を受けにくく、安定した電力を制御系に供給することが可能である。
【0057】
なお、上述した各実施形態では、カメラ本体電気系とレンズ電気系との間での通信手段が光通信による電気的に非接触な無接点通信である例を挙げているが、本発明はこれに限られるものではなく、電波や電磁誘導を利用した通信手段であってもよいし、電気的接点を介した通信手段であってもよい。
【0058】
また、上記各実施形態では、付属装置として交換レンズを例に挙げて説明したが、本発明にいう付属装置は、交換レンズ以外にも、ストロボ装置等、様々な付属装置を含む。
【0059】
さらに、以上説明した各実施形態は、以下に示す各発明を実施した場合の一例に過ぎず、下記の各発明は上記各実施形態に様々な変更や改良が加えられて実施されるものである。
【0060】
〔発明1〕
カメラと、前記カメラに対して着脱可能に装着される付属装置とを有するカメラシステムであって、
前記カメラに設けられた給電手段と前記付属装置に設けられた受電手段との間での電磁誘導により前記給電手段に電力を発生させ、該電力の一部を前記付属装置の駆動系に供給し、他を前記付属装置の制御系に供給し、
前記付属装置に、前記制御系に供給される電圧を略一定に保つ電圧制御手段が設けられていることを特徴とするカメラシステム。
【0061】
これによれば、付属装置における駆動系の動作による電気的な負荷の変動が生じても、制御系に供給される電圧値が略一定に保たれるため、制御系の誤動作を抑制することができる。
【0062】
〔発明2〕
前記給電手段および前記受電手段がコイルにより構成されており、前記受電手段としてのコイルに引き出し線を設け、該引き出し線によって分割された2つのコイル部分の一方に生じた電力を前記駆動系に、他方に生じた電力を前記制御系に供給することを特徴とする発明1に記載のカメラシステム。
【0063】
〔発明3〕
前記カメラと前記付属装置との間で通信を行うための通信手段を設けるとともに、前記付属装置に前記駆動系に供給されている電圧を検知する電圧検知手段を設け、
前記カメラに、前記付属装置側から前記通信手段によって送信された、前記電圧検出手段による検出結果に応じて前記給電手段に印加する電圧を調整する電圧調整手段が設けられていることを特徴とする発明1又は2に記載のカメラシステム。
【0064】
〔発明4〕
前記カメラと前記付属装置との間で通信を行うための通信手段を設けるとともに、前記付属装置に前記制御系に供給されている電圧を検知する電圧検知手段を設け、
前記カメラに、前記付属装置側から前記通信手段によって送信された、前記電圧検出手段による検出結果に応じて前記給電手段に印加する電圧を調整する電圧調整手段が設けられていることを特徴とする発明1又は2に記載のカメラシステム。
【0065】
これら発明3,4により、付属装置の駆動系への供給電圧の検知結果又は制御系への供給電圧の検知結果(駆動系への供給電圧の換算値)に基づいて給電手段への印加電圧を調整し、受電手段にて発生する電圧を制御することにより、駆動系への供給電圧のフィードバック制御を行うことができる。
【0066】
〔発明5〕
カメラに対して着脱が可能に装着されるカメラの付属装置であって、
前記カメラに設けられた給電手段との間での電磁誘導により電力を発生する受電手段を有し、該受電手段に発生した電力の一部を前記付属装置の駆動系に供給し、他を前記付属装置の制御系に供給し、
前記制御系に供給される電圧を略一定に保つ電圧制御手段が設けられていることを特徴とするカメラの付属装置。
【0067】
〔発明6〕
前記受電手段がコイルにより構成されており、該コイルに引き出し線を設け、該引き出し線によって分割された2つのコイル部分の一方に生じた電力を前記駆動系に、他方に生じた電力を前記制御系に供給することを特徴とする発明5に記載のカメラの付属装置。
【0068】
〔発明7〕
前記カメラとの間で通信を行うための通信手段と、前記駆動系に供給されている電圧を検知する電圧検知手段とを有し、
前記電圧検知手段による検知結果を示す信号を前記通信手段を介して前記カメラに送信することを特徴とする発明5又は6に記載のカメラの付属装置。
【0069】
〔発明8〕
前記カメラとの間で通信を行うための通信手段と、前記制御系に供給されている電圧を検知する電圧検知手段とを有し、
前記電圧検知手段による検知結果を示す信号を前記通信手段を介して前記カメラに送信することを特徴とする発明5又は6に記載のカメラの付属装置。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カメラから付属装置に電磁誘導により電力を供給する場合に、1つの受電手段により付属装置の駆動系および制御系の双方に電力を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラシステムの構成を示すブロック図。
【図2】上記カメラシステムにおけるレンズ電気系での受電動作を説明するためのフローチャート。
【図3】上記カメラシステムにおけるカメラ電気系での電力調節動作を説明するためのフローチャート。
【図4】上記第1実施形態における電源系回路図。
【図5】本発明の第2実施形態であるカメラシステムの構成を示すブロック図。
【図6】上記第2実施形態のカメラシステムにおけるレンズ電気系での受電動作を説明するためのフローチャート。
【図7】上記第2実施形態のカメラシステムにおけるカメラ電気系での電力調節動作を説明するためのフローチャート。
【図8】上記第2実施形態における電源系回路図。
【符号の説明】
101,401,501,801 レンズマイコン
102,406,502,806 駆動系
103,403,514,803 電圧検出部
104,504 レンズ電気系
105a,105d,505a,505d フォトダイオード
105b,105c,505b,505c 発光ダイオード
106,402,506,802 カメラマイコン
107,405,507,805 電圧調整部
108,508 カメラ電気系
109,509 測距部
110,510 測光部
111,511 シャッタ部
112,512 表示部
113,513 その他の制御部
114,404,503,804 電圧制御部
115,408,515,808 電池
116,117,516,517 インターフェイス
105e,505e 受電コイル
105f,505f 送電コイル
L,L’ 交換レンズ
H,H’ カメラ
Claims (1)
- カメラと、前記カメラに対して着脱可能に装着される付属装置とを有するカメラシステムであって、
前記カメラに設けられた給電手段と前記付属装置に設けられた受電手段との間での電磁誘導により前記受電手段に電力を発生させ、該電力の一部を前記付属装置の駆動系に供給し、他を前記付属装置の制御系に供給することを特徴とするカメラシステム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2002
- 2002-12-04 JP JP2002352135A patent/JP2004187418A/ja active Pending
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