JP2004182279A - 包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ストッパ13の設けられたフラップ12A,12Bを備えるシート状のベース部材11からフラップ12A,12Bをフラップ折曲線で曲げ起こす。さらに、ストッパ13をストッパ折曲線で折り曲げてフラップ12A,12Bの外向きに切り起こす。そして、箱状のカバー部材15を上から被せて、フラップ12A,12Bとカバー部材15とを連結して包装する。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ベース部材と、そのベース部材からフラップ折曲線にて曲げ起こされるフラップとを備え、カバー部材を上から被せてそのカバー部材とフラップとを連結してなる、製品などを梱包する例えばダンボール製の梱包体などの包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10に示すように、従来の包装体の一例としての梱包体は、例えば、不図示の複写機などの製品を発泡スチロールなどの緩衝材を取り付けて、パレット1上に広げられたベース部材2の上に載置し、フラップ折曲線2Aでフラップ3を手などで矢印のように曲げ起こして起立させた状態を保持したまま、上からカバー部材4を被せて、カバー部材4に設けられた連結穴4aとフラップ3に設けられた連結穴3aを重ね合せ、そこにジョイントを嵌め込んで連結してなる。
【0003】
そして、フォークリフトでパレット1ごと梱包体を搬送して、倉庫に保管したり、トラックなどに積み込んでいた。
【0004】
しかし、このような従来の梱包体では、複写機などの製品をベース部材2上に載置して、上からカバー部材4を被せる際に、フラップ3を手などで曲げ起こして起立させた状態を保持しなければならず、人手がかかり、梱包作業が煩雑であるという問題があった。
【0005】
そこで、この発明は、容易に包装できる包装体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明によれば、フラップを備えるシート状のベース部材に箱状のカバー部材を上から被せ、フラップ折曲線で折り曲げて前記ベース部材から曲げ起こした前記フラップに連結して包装する包装体において、前記フラップに、ストッパ折曲線で折り曲げて外向きに切り起こすストッパを設けることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の包装体において、前記ストッパに、前記フラップ折曲線に対して直角に設けられた前記ストッパ折曲線を挟んで2つの直線辺を設け、その一方の直線辺を前記フラップ折曲線上に設けることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の包装体において、前記2つの直線辺のうち、他方の直線辺を、自由端に向かうに連れて前記一方の直線辺に近付くように設けることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の包装体において、前記フラップに、複数の前記ストッパを設けることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の包装体において、前記ベース部材がパレット上に固定されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。図1には、この発明の包装体の一例として、ダンボールによる梱包体のベース部材をパレット上に展開した図を示す。
【0012】
パレット10上に接着剤などで固定して展開されたシート状のベース部材11は、ダンボールで矩形状に形成されており、その四方にフラップ折曲線12a,12bを介してフラップ12A,12Bを延出して備える。そのフラップ12A,12Bの両側には、フラップ折曲線12a,12bに対して直角に設けられたストッパ折曲線13aにて切り起されるストッパ13を設ける。
【0013】
そのストッパ13の自由端にある側辺13bの長さは、ストッパ折曲線13aの長さより短く形成される。また、ストッパ折曲線13aを挟んで2つの直線辺、上辺(他方の直線辺)13cと下辺(一方の直線辺)13dを設ける。下辺13dは、フラップ折曲線12a上に設け、さらに、上辺13cを、自由端に向かうに連れて下辺13dに近づくように設ける。
【0014】
さらに、フラップ12Aには、後述するカバー部材とベース部材11とを連結するための連結穴14を2つ設ける。
【0015】
このように構成されたベース部材11に箱状のカバー部材を上から被せて、梱包体とするには、まず、図2に示すように、パレット上に接着剤などで固定されたベース部材11のフラップ12Aをフラップ折曲線12aで矢印のように折り曲げて、ベース部材11から曲げ起こして、ほぼ鉛直に起立させる。
【0016】
次に、図3のように、フラップ12Aにあるストッパ13をストッパ折曲線13aにて矢印のように、側辺13bをフラップ12Aから離すようにして適当な角度で曲げ起すと、図4のように、ストッパ13の下辺13dがパレット10の上面10aに接触してフラップ12Aの起立を保持する。
【0017】
同様にして、フラップ12Bをフラップ折曲線12bにて曲げ起して起立させ、フラップ12Bにあるストッパ13をストッパ折曲線13aで折り曲げて外向きに曲げ起して、ストッパ13の下辺13dをパレット10の上面10aに接触させることにより、フラップ12Bの起立を保持すると、図5に示すようにフラップ12A,12Bが自立して起立したベース部材11となる。
【0018】
そのベース部材11に、例えば、不図示の複写機などの製品を発泡スチロールなどの緩衝材を取り付けて載置し、矢印のように上からダンボールで形成された箱状のカバー部材15をフラップ12A,12Bの外側から被せる。そして、フラップ12Aに設けられた連結穴14に、カバー部材15に設けられた連結穴16を合わせて、ジョイント17を嵌め込んでカバー部材15をベース部材11に連結して包装すると、箱状の梱包体となる。
【0019】
なお、カバー部材15を被せる際に、ストッパ13は、詳しくは、図6〜9に示すように動作する。すなわち、図6において、カバー部材15を矢印pのように下げるとカバー部材15の下端部15aがストッパ13の上辺13cに当接し、ストッパ13がストッパ折曲線13aを中心に矢印qのようにフラップ12Aに近づく方向に閉じる。すなわち、図7に示すように、下端部15aの内側角部が、上辺13cの外側角部に当接した状態で、側辺13bに向かって上辺13cを下降する。
【0020】
すると、図8に示すように、パレット10上をフラップ12A,12Bから外側に向かってそれぞれ開いていたストッパ13には、カバー部材15の下端部15aから矢印qのようにストッパ折曲線13aを中心として、フラップ12A,12Bに近づく方向に内向きの力が作用して、遂には、図9に示すように、下端部15aが、ストッパ13の上辺13c上を側辺13b側にまで達して離れ、カバー部材15の下端部15aがパレット10の上面10aに到達して、ベース部材11上に載置された製品をカバー部材15で完全に被う。
【0021】
また、この例では、フラップ12A,12Bにそれぞれストッパ13を2つずつ設けたが、この発明はこれに限定されるものではなく、フラップ12A,12Bにそれぞれストッパ13をいくつ設けてもよい。
【0022】
さらに、この例では、ベース部材11をパレット10上に接着剤などで固定したが、この発明はこれに限定されるものではなく、ベース部材11をパレット10上に接着剤などで固定せず、床面に直置きして、その上に製品などを載置してもよい。
【0023】
また、この例では、ベース部材11とカバー部材15をダンボールで構成したが、この発明はこれに限定されるものではなく、あらゆる素材で構成し得る。
【0024】
【発明の効果】
以上、詳述したように、この発明によれば、フラップに、ストッパ折曲線で折り曲げて外向きに切り起こすストッパを設けるので、フラップがストッパにより自立して起立し、カバー部材を被せる際にフラップを手などで起立させて保持する手間が省け、容易に包装できる包装体を提供することができる。
【0025】
請求項2に記載の発明によれば、ストッパに、フラップ折曲線に対して直角に設けられたストッパ折曲線を挟んで2つの直線辺を設け、その一方の直線辺をフラップ折曲線上に設けるので、ストッパをフラップから曲げ起したとき、ベース部材を載置した面に一方の直線辺が全体に渡って当接し、フラップを確実に起立させることができる。
【0026】
請求項3に記載の発明によれば、2つの直線辺のうち、他方の直線辺を、自由端に向かうに連れて一方の直線辺に近付くように設けるので、カバー部材を被せたとき、他方の直線辺に当接して、その直線辺上を自由端に向かって移動することによりストッパを内向きに閉じる作用が生じ、別途作業を必要とせずに、容易にストッパを閉じてカバー部材を被せることができる。
【0027】
請求項4に記載の発明によれば、フラップに、複数のストッパを設けるので、より確実にフラップを起立させることができる。
【0028】
請求項5に記載の発明によれば、ベース部材がパレット上に固定されているので、フォークリフトなどで包装体を容易に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包装体一例としての梱包体のベース部材をパレット上に展開した図である。
【図2】そのベース部材のフラップを曲げ起こす状態を示す図である。
【図3】そのフラップのストッパを起こす状態を示す図である。
【図4】ストッパを起こした状態を示す図である。
【図5】その状態のベース部材にカバー部材を被せる様子を示す図である。
【図6】カバー部材がストッパに当接している状態を説明するための図である。
【図7】同じくカバー部材がストッパに当接している状態を説明するための図である。
【図8】カバー部材がストッパを内側に押している状態を説明するための図である。
【図9】ベース部材をカバー部材で被った状態を示す図である。
【図10】従来の梱包体を示す図である。
【符号の説明】
10 パレット
11 ベース部材
12A,12B フラップ
12a,12b フラップ折曲線
13 ストッパ
13a ストッパ折曲線
13b 側辺
13c 上辺(他方の直線辺)
13d 下辺(一方の直線辺)
15 カバー部材
15a 下端部
Claims (5)
- フラップを備えるシート状のベース部材に箱状のカバー部材を上から被せ、フラップ折曲線で折り曲げて前記ベース部材から曲げ起こした前記フラップに連結して包装する包装体において、
前記フラップに、ストッパ折曲線で折り曲げて外向きに切り起こすストッパを設けることを特徴とする、包装体。 - 前記ストッパに、前記フラップ折曲線に対して直角に設けられた前記ストッパ折曲線を挟んで2つの直線辺を設け、その一方の直線辺を前記フラップ折曲線上に設けることを特徴とする、請求項1に記載の包装体。
- 前記2つの直線辺のうち、他方の直線辺を、自由端に向かうに連れて前記一方の直線辺に近付くように設けることを特徴とする、請求項2に記載の包装体。
- 前記フラップに、複数の前記ストッパを設けることを特徴とする、請求項1に記載の包装体。
- 前記ベース部材がパレット上に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の包装体。
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CN102001479A (zh) * | 2009-08-28 | 2011-04-06 | 株式会社理光 | 捆包装置 |
JP2018203347A (ja) * | 2017-06-07 | 2018-12-27 | 住友電気工業株式会社 | 梱包箱、および電源装置の製造方法 |
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- 2002-12-03 JP JP2002350852A patent/JP2004182279A/ja active Pending
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JP2011068409A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-04-07 | Ricoh Co Ltd | 梱包装置 |
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