JP2004179834A - マンションhaシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】各部屋のインターホンがロビーインターホンからの呼出を受けた際、応答して通話状態とせずとも来客を確認できるマンションHAシステムを提供する。
【解決手段】ロビーインターホン2は、呼出処理をしている住宅情報盤3に対して音声を送出するために操作する操作手段と、この操作手段の操作を受けて、警報監視盤1に通話路を形成させ、マイクを通じて入力された音声を、その通話路を通じて住宅情報盤3に送出する制御手段とを備え、警報監視盤1は、ロビーインターホン2の操作手段の操作を受けて、呼出処理をしている住宅情報盤3との通話路を形成する制御手段を備え、住宅情報盤3は、ロビーインターホン2からの呼出処理をしてから、応答するまでの間に、ロビーインターホン2に入力された音声を受けると、これをスピーカより出力させる制御手段を備える。
【選択図】図1
【解決手段】ロビーインターホン2は、呼出処理をしている住宅情報盤3に対して音声を送出するために操作する操作手段と、この操作手段の操作を受けて、警報監視盤1に通話路を形成させ、マイクを通じて入力された音声を、その通話路を通じて住宅情報盤3に送出する制御手段とを備え、警報監視盤1は、ロビーインターホン2の操作手段の操作を受けて、呼出処理をしている住宅情報盤3との通話路を形成する制御手段を備え、住宅情報盤3は、ロビーインターホン2からの呼出処理をしてから、応答するまでの間に、ロビーインターホン2に入力された音声を受けると、これをスピーカより出力させる制御手段を備える。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロビーインターホンと、警報監視盤と、住宅情報盤とで構成されるマンションHAシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、集合住宅などにおいては、電気錠システムが広く使用されており、共同玄関のロビーインターホンを操作して、各部屋のインターホンを指定して呼び出せば、そのインターホンからは呼出処理がなされ、住居人が応答すれば、ロビーインターホンとインターホン間での通話路が形成されて通話状態となる。
【0003】
このとき、呼び出されて応答したインターホンにおいて、電気錠の解錠操作をすれば、共同玄関の電気錠が解錠され、来客等が共同玄関から内部に入ることができる。この種の電気錠システムは、下記特許文献1に記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−146046号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した電気錠システムでは、呼び出された各住戸のインターホンでは、ロビーインターホンを操作した来客の映像が表示されないため、応答して、ロビーインターホン側と通話するまでは、来客が誰であるかを確認することができなかった。
【0005】
そのため、しつこいセールスマンなどに捕まってしまうことや、ストーカーなど、通話自体をしたくない者との通話を強いられることも考えられ、特に、住居人が手を離せない場合、不都合が生じていた。
【0006】
また、呼び出されたインターホンで応答し、通話状態としてからしか、共同玄関の電気錠を解錠することができないようになっている。
【0007】
これは、セキュリティ面を確保するためであり、来客と通話をして相手が誰かを確認してから、電気錠の解錠操作を有効とするものであるが、このものでは、呼出を受けて電気錠の解錠操作をしたいときに、応答して通話するという手間が生じるため、使い勝手が悪かった。
【0008】
そのため、本発明は、上記2つの問題を解決すべく提案されるものであり、第1には、各部屋のインターホンがロビーインターホンからの呼出を受けた際、応答して通話状態とせずとも来客を確認できること、第2には、呼出を受けて共同玄関の解錠をする場合、応答して通話状態とせずとも解錠できることができるマンションHAシステムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1では、第1の本発明を提案しており、ロビーインターホンは、呼出処理をしている住宅情報盤に対して音声を送出するために操作する操作手段と、この操作手段の操作を受けて、警報監視盤に通話路を形成させ、マイクを通じて入力された音声を、その通話路を通じて住宅情報盤に送出する制御手段とを備え、警報監視盤は、ロビーインターホンの操作手段の操作を受けて、呼出処理をしている住宅情報盤との通話路を形成する制御手段を備え、住宅情報盤は、ロビーインターホンからの呼出処理をしてから、応答するまでの間に、ロビーインターホンに入力された音声を受けると、これをスピーカより出力させる制御手段を備えることを特徴とした。
【0010】
請求項2では、第2の本発明を提案しており、住宅情報盤の制御手段は、ロビーインターホンにおいて操作手段が操作され、ロビーインターホンに入力された音声を受け、この音声をスピーカより出力させたときには、電気錠の解錠操作を受け付け、解錠指令信号を警報監視盤に送出して、電気錠制御盤を解錠制御させる構成とした。
【0011】
請求項3では、第1,2の本発明で使用される住宅情報盤を提案しており、ハンズフリー型であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図1は、第1の本発明のシステム構成の一例を示す図である。
【0013】
このものでは、管理人室などに設置した警報監視盤1には、多重伝送線L1、通話線L2を通じて、共同玄関などに設置したロビーインターホン2が接続され、更に、多重伝送線L1、通話線L2を通じて、各住戸に設置した住宅情報盤3を接続している。
【0014】
また、警報監視盤1には、電気錠制御盤4を多重伝送線L1を通じて接続しており、電気錠制御盤4には、共同玄関などの電気錠5が接続されている。
【0015】
図2は、警報監視盤1、ロビーインターホン2、住宅情報盤3の内部構成の一例を示すブロック図である。警報監視盤1は、制御手段を構成し、以下の各部を制御する制御回路10と、液晶画面などで構成される表示部11と、各種操作キーなどで構成される操作部12と、この警報監視盤1が動作するのに必要な各種プログラムなどを記憶するメモリ13と、ハンドセット14を有する通話回路15と、ロビーインターホン2や住宅情報盤3との信号送受をする伝送回路16と、この警報監視盤1の動作電源を供給する電源部17と、スピーカ18とを備える。
【0016】
ロビーインターホン2は、制御手段を構成し、以下の各部を制御する制御回路20と、液晶画面などで構成される表示部21と、各種操作キーなどで構成される操作部22と、このロビーインターホン2が動作するのに必要な各種プログラムなどを記憶するメモリ23と、スピーカ28とマイク29を有する通話回路25と、警報監視盤1や住宅情報盤3との信号送受をする伝送回路26と、このロビーインターホン2の動作電源を供給する電源部27とを備える。
【0017】
操作部22は、呼出ボタン22Aと、呼出中送話ボタン22Bと、テンキー22Cとを備える。呼出ボタン22Aは、テンキー22Cとともに、住宅情報盤3の呼出に用いられ、テンキー22Cでその住宅情報盤3の設置された住戸番号を入力し、呼出ボタン22Aを操作することによって、住宅情報盤3を指定した呼出ができる。
【0018】
また、呼出中操作ボタン22Bは、操作手段を構成しており、先述したような呼出操作をして住宅情報盤3を呼び出した後、応答があるまでの間にこのボタン22Bを操作すれば、マイク29によって集音した音声が当該住宅情報盤3に送出される。
【0019】
住宅情報盤3は、制御手段を構成し、以下の各部を制御する制御回路30と、液晶画面などで構成される表示部31と、解錠ボタン32Aを有し、各種操作キーなどで構成される操作部32と、この住宅情報盤3が動作するのに必要な各種プログラムなどを記憶するメモリ33と、ハンドセット34を有する通話回路35と、警報監視盤1やロビーインターホン2との信号送受をする伝送回路36と、この住宅情報盤3の動作電源を供給する電源部37とを備える。
【0020】
このような構成によれば、以下に示すような処理が可能となる。これについて、図3,4のフローチャートとともに説明する。
【0021】
図3のフローチャートは、第1の本発明の処理を示しており、ロビーインターホン2にて、先述した住宅情報盤3の呼び出し操作がなされれば(100)、警報監視盤2は、住戸番号を含む呼出信号が入力され、その住戸番号より住宅情報盤3の識別情報(アドレス情報など)を認識し、識別情報を含む呼出信号を多重伝送線L1に送出する。
【0022】
住宅情報盤3側では、多重伝送線L1を流れる呼出信号に含まれる識別情報が自己のものと一致するか判断し、一致すれば呼出状態に入り、呼出音の出力などをする。
【0023】
それから、呼び出された住宅情報盤3側で応答操作がされるまでの間に、ロビーインターホン2の呼出中送話ボタン22Bが操作されると(101)、ロビーインターホン2は、警報監視盤1に通話路形成指令を送り、呼び出した住宅情報盤3との通話路を形成させるとともに、通話回路25を作動させて、マイク29への音声入力を受け付ける。
【0024】
このときに来客がマイク29に話し掛けると、この音声が、通話線L2を通じて、呼び出された住宅情報盤3の通話回路35に入力されるので、住宅情報盤3では、入力された音声をスピーカ38より出力させる(102)。
【0025】
住宅情報盤3は、ロビーインターホン2からの呼び出しを受けて呼出状態にあるときに、ハンドセット34を取り外して応答操作をすれば(103)、ロビーインターホン2との通話状態となり、通話回路35によって、ハンドセット34に入力した音声を通話線L2に出力してロビーインターホン2から出力させ、ロビーインターホン2に入力され、通話線L2を通じて入力した音声をハンドセット34から出力させる(104)。
【0026】
なお、住宅情報盤3において、呼出状態に入ってから所定時間が経過しても応答操作がされなければ、つまり、呼び出されてから所定時間が経過すれば、通常の待機状態となる(105)。
【0027】
図4のフローチャートは、第2の本発明の処理を示しており、なお、ステップ200は図3のステップ100、ステップ201は図3のステップ101、ステップ202は図3のステップ102、ステップ205は図3のステップ203、ステップ206は図3のステップ104、ステップ208は図3のステップ105にそれぞれ相当する。
【0028】
ここでは、ステップ200〜202の処理を経た後、応答操作(205)があるまでの間に、住宅情報盤3において、解錠ボタン32Aの操作による解錠操作があれば(203)、制御回路30によって解錠指令信号を、多重伝送線L1を通じて警報監視盤2に送出し、これを受けた警報監視盤2によって電気錠制御盤4の解錠制御をさせ、電気錠5の解錠をさせる(204)。
【0029】
また、呼出を受けてから所定時間が経過するまでに、先述した応答操作がされれば(205)、ステップ206の処理をし、このとき、解錠操作がされれば先述の解錠指令信号による電気錠5の解錠をさせる(207)。
【0030】
一方、呼び出されてから所定時間が経過しても、解錠操作(203)や応答操作(205)がなければ、通常と待機状態とする(208)。
【0031】
なお、この実施の形態では、住宅情報盤3をハンドセット34を備えたタイプとしているが、この例に限られず、ハンドセット34のないハンズフリータイプとして備えていてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1では、ロビーインターホンより住宅情報盤を指定して呼出を行い、呼出状態とさせているときに、住宅情報盤に対して、ロビーインターホン側の音声を出力させることができるので、住宅情報盤では、呼出を受けたら、応答して通話状態とせずとも、出力される音声を聞いて来客が誰であるかを確認できるので、すこぶる利便である。
【0033】
請求項2では、住宅情報盤が呼出状態であり、ロビーインターホン側の音声が出力されているときには、電気錠の解錠操作を受け付けるので、応答操作をして通話状態とせずとも、ロビーインターホン側の音声を聞いて来客が誰かを確認し、電気錠の解錠操作ができ、セキュリティー面と、住居人の利便の双方が確保できる。
【0034】
請求項3では、ハンズフリー型であるので、応答して通話をする際に、ハンドセットをもつ必要がなく、利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示す図。
【図2】本発明の内部構成の一例を示すブロック図
【図3】第1の本発明の処理について説明するためのフローチャート
【図4】第2の本発明の処理について説明するためのフローチャート
【符号の説明】
1・・・警報監視盤
2・・・ロビーインターホン
3・・・住宅情報盤
4・・・電気錠制御盤
10・・・警報監視盤の制御回路
20・・・ロビーインターホンの制御回路
22B・・・呼出中操作ボタン
30・・・住宅情報盤の制御回路
32A・・・解錠ボタン
38・・・住宅情報盤のスピーカ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロビーインターホンと、警報監視盤と、住宅情報盤とで構成されるマンションHAシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、集合住宅などにおいては、電気錠システムが広く使用されており、共同玄関のロビーインターホンを操作して、各部屋のインターホンを指定して呼び出せば、そのインターホンからは呼出処理がなされ、住居人が応答すれば、ロビーインターホンとインターホン間での通話路が形成されて通話状態となる。
【0003】
このとき、呼び出されて応答したインターホンにおいて、電気錠の解錠操作をすれば、共同玄関の電気錠が解錠され、来客等が共同玄関から内部に入ることができる。この種の電気錠システムは、下記特許文献1に記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−146046号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した電気錠システムでは、呼び出された各住戸のインターホンでは、ロビーインターホンを操作した来客の映像が表示されないため、応答して、ロビーインターホン側と通話するまでは、来客が誰であるかを確認することができなかった。
【0005】
そのため、しつこいセールスマンなどに捕まってしまうことや、ストーカーなど、通話自体をしたくない者との通話を強いられることも考えられ、特に、住居人が手を離せない場合、不都合が生じていた。
【0006】
また、呼び出されたインターホンで応答し、通話状態としてからしか、共同玄関の電気錠を解錠することができないようになっている。
【0007】
これは、セキュリティ面を確保するためであり、来客と通話をして相手が誰かを確認してから、電気錠の解錠操作を有効とするものであるが、このものでは、呼出を受けて電気錠の解錠操作をしたいときに、応答して通話するという手間が生じるため、使い勝手が悪かった。
【0008】
そのため、本発明は、上記2つの問題を解決すべく提案されるものであり、第1には、各部屋のインターホンがロビーインターホンからの呼出を受けた際、応答して通話状態とせずとも来客を確認できること、第2には、呼出を受けて共同玄関の解錠をする場合、応答して通話状態とせずとも解錠できることができるマンションHAシステムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1では、第1の本発明を提案しており、ロビーインターホンは、呼出処理をしている住宅情報盤に対して音声を送出するために操作する操作手段と、この操作手段の操作を受けて、警報監視盤に通話路を形成させ、マイクを通じて入力された音声を、その通話路を通じて住宅情報盤に送出する制御手段とを備え、警報監視盤は、ロビーインターホンの操作手段の操作を受けて、呼出処理をしている住宅情報盤との通話路を形成する制御手段を備え、住宅情報盤は、ロビーインターホンからの呼出処理をしてから、応答するまでの間に、ロビーインターホンに入力された音声を受けると、これをスピーカより出力させる制御手段を備えることを特徴とした。
【0010】
請求項2では、第2の本発明を提案しており、住宅情報盤の制御手段は、ロビーインターホンにおいて操作手段が操作され、ロビーインターホンに入力された音声を受け、この音声をスピーカより出力させたときには、電気錠の解錠操作を受け付け、解錠指令信号を警報監視盤に送出して、電気錠制御盤を解錠制御させる構成とした。
【0011】
請求項3では、第1,2の本発明で使用される住宅情報盤を提案しており、ハンズフリー型であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図1は、第1の本発明のシステム構成の一例を示す図である。
【0013】
このものでは、管理人室などに設置した警報監視盤1には、多重伝送線L1、通話線L2を通じて、共同玄関などに設置したロビーインターホン2が接続され、更に、多重伝送線L1、通話線L2を通じて、各住戸に設置した住宅情報盤3を接続している。
【0014】
また、警報監視盤1には、電気錠制御盤4を多重伝送線L1を通じて接続しており、電気錠制御盤4には、共同玄関などの電気錠5が接続されている。
【0015】
図2は、警報監視盤1、ロビーインターホン2、住宅情報盤3の内部構成の一例を示すブロック図である。警報監視盤1は、制御手段を構成し、以下の各部を制御する制御回路10と、液晶画面などで構成される表示部11と、各種操作キーなどで構成される操作部12と、この警報監視盤1が動作するのに必要な各種プログラムなどを記憶するメモリ13と、ハンドセット14を有する通話回路15と、ロビーインターホン2や住宅情報盤3との信号送受をする伝送回路16と、この警報監視盤1の動作電源を供給する電源部17と、スピーカ18とを備える。
【0016】
ロビーインターホン2は、制御手段を構成し、以下の各部を制御する制御回路20と、液晶画面などで構成される表示部21と、各種操作キーなどで構成される操作部22と、このロビーインターホン2が動作するのに必要な各種プログラムなどを記憶するメモリ23と、スピーカ28とマイク29を有する通話回路25と、警報監視盤1や住宅情報盤3との信号送受をする伝送回路26と、このロビーインターホン2の動作電源を供給する電源部27とを備える。
【0017】
操作部22は、呼出ボタン22Aと、呼出中送話ボタン22Bと、テンキー22Cとを備える。呼出ボタン22Aは、テンキー22Cとともに、住宅情報盤3の呼出に用いられ、テンキー22Cでその住宅情報盤3の設置された住戸番号を入力し、呼出ボタン22Aを操作することによって、住宅情報盤3を指定した呼出ができる。
【0018】
また、呼出中操作ボタン22Bは、操作手段を構成しており、先述したような呼出操作をして住宅情報盤3を呼び出した後、応答があるまでの間にこのボタン22Bを操作すれば、マイク29によって集音した音声が当該住宅情報盤3に送出される。
【0019】
住宅情報盤3は、制御手段を構成し、以下の各部を制御する制御回路30と、液晶画面などで構成される表示部31と、解錠ボタン32Aを有し、各種操作キーなどで構成される操作部32と、この住宅情報盤3が動作するのに必要な各種プログラムなどを記憶するメモリ33と、ハンドセット34を有する通話回路35と、警報監視盤1やロビーインターホン2との信号送受をする伝送回路36と、この住宅情報盤3の動作電源を供給する電源部37とを備える。
【0020】
このような構成によれば、以下に示すような処理が可能となる。これについて、図3,4のフローチャートとともに説明する。
【0021】
図3のフローチャートは、第1の本発明の処理を示しており、ロビーインターホン2にて、先述した住宅情報盤3の呼び出し操作がなされれば(100)、警報監視盤2は、住戸番号を含む呼出信号が入力され、その住戸番号より住宅情報盤3の識別情報(アドレス情報など)を認識し、識別情報を含む呼出信号を多重伝送線L1に送出する。
【0022】
住宅情報盤3側では、多重伝送線L1を流れる呼出信号に含まれる識別情報が自己のものと一致するか判断し、一致すれば呼出状態に入り、呼出音の出力などをする。
【0023】
それから、呼び出された住宅情報盤3側で応答操作がされるまでの間に、ロビーインターホン2の呼出中送話ボタン22Bが操作されると(101)、ロビーインターホン2は、警報監視盤1に通話路形成指令を送り、呼び出した住宅情報盤3との通話路を形成させるとともに、通話回路25を作動させて、マイク29への音声入力を受け付ける。
【0024】
このときに来客がマイク29に話し掛けると、この音声が、通話線L2を通じて、呼び出された住宅情報盤3の通話回路35に入力されるので、住宅情報盤3では、入力された音声をスピーカ38より出力させる(102)。
【0025】
住宅情報盤3は、ロビーインターホン2からの呼び出しを受けて呼出状態にあるときに、ハンドセット34を取り外して応答操作をすれば(103)、ロビーインターホン2との通話状態となり、通話回路35によって、ハンドセット34に入力した音声を通話線L2に出力してロビーインターホン2から出力させ、ロビーインターホン2に入力され、通話線L2を通じて入力した音声をハンドセット34から出力させる(104)。
【0026】
なお、住宅情報盤3において、呼出状態に入ってから所定時間が経過しても応答操作がされなければ、つまり、呼び出されてから所定時間が経過すれば、通常の待機状態となる(105)。
【0027】
図4のフローチャートは、第2の本発明の処理を示しており、なお、ステップ200は図3のステップ100、ステップ201は図3のステップ101、ステップ202は図3のステップ102、ステップ205は図3のステップ203、ステップ206は図3のステップ104、ステップ208は図3のステップ105にそれぞれ相当する。
【0028】
ここでは、ステップ200〜202の処理を経た後、応答操作(205)があるまでの間に、住宅情報盤3において、解錠ボタン32Aの操作による解錠操作があれば(203)、制御回路30によって解錠指令信号を、多重伝送線L1を通じて警報監視盤2に送出し、これを受けた警報監視盤2によって電気錠制御盤4の解錠制御をさせ、電気錠5の解錠をさせる(204)。
【0029】
また、呼出を受けてから所定時間が経過するまでに、先述した応答操作がされれば(205)、ステップ206の処理をし、このとき、解錠操作がされれば先述の解錠指令信号による電気錠5の解錠をさせる(207)。
【0030】
一方、呼び出されてから所定時間が経過しても、解錠操作(203)や応答操作(205)がなければ、通常と待機状態とする(208)。
【0031】
なお、この実施の形態では、住宅情報盤3をハンドセット34を備えたタイプとしているが、この例に限られず、ハンドセット34のないハンズフリータイプとして備えていてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1では、ロビーインターホンより住宅情報盤を指定して呼出を行い、呼出状態とさせているときに、住宅情報盤に対して、ロビーインターホン側の音声を出力させることができるので、住宅情報盤では、呼出を受けたら、応答して通話状態とせずとも、出力される音声を聞いて来客が誰であるかを確認できるので、すこぶる利便である。
【0033】
請求項2では、住宅情報盤が呼出状態であり、ロビーインターホン側の音声が出力されているときには、電気錠の解錠操作を受け付けるので、応答操作をして通話状態とせずとも、ロビーインターホン側の音声を聞いて来客が誰かを確認し、電気錠の解錠操作ができ、セキュリティー面と、住居人の利便の双方が確保できる。
【0034】
請求項3では、ハンズフリー型であるので、応答して通話をする際に、ハンドセットをもつ必要がなく、利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示す図。
【図2】本発明の内部構成の一例を示すブロック図
【図3】第1の本発明の処理について説明するためのフローチャート
【図4】第2の本発明の処理について説明するためのフローチャート
【符号の説明】
1・・・警報監視盤
2・・・ロビーインターホン
3・・・住宅情報盤
4・・・電気錠制御盤
10・・・警報監視盤の制御回路
20・・・ロビーインターホンの制御回路
22B・・・呼出中操作ボタン
30・・・住宅情報盤の制御回路
32A・・・解錠ボタン
38・・・住宅情報盤のスピーカ
Claims (3)
- ロビーインターホンと、警報監視盤と、住宅情報盤と、上記警報監視盤に接続した電気錠制御盤とで構成され、上記警報監視盤は、上記ロビーインターホンと上記住宅情報盤間の呼出、通話の制御をするとともに、上記住宅情報盤での解錠操作をうけて、上記電気錠制御盤を解錠制御する構成としたマンションHAシステムにおいて、
上記ロビーインターホンは、呼出処理をしている住宅情報盤に対して音声を送出するために操作する操作手段と、この操作手段の操作を受けて、上記警報監視盤に通話路を形成させ、マイクを通じて入力された音声を、その通話路を通じて上記住宅情報盤に送出する制御手段とを備え、
上記警報監視盤は、上記ロビーインターホンの操作手段の操作を受けて、呼出処理をしている住宅情報盤との通話路を形成する制御手段を備え、
上記住宅情報盤は、上記ロビーインターホンからの呼出処理をしてから、応答するまでの間に、上記ロビーインターホンに入力された音声を受けると、これをスピーカより出力させる制御手段を備えることを特徴としたマンションHAシステム。 - 請求項1において、
上記住宅情報盤の制御手段は、上記ロビーインターホンにおいて上記操作手段が操作され、上記ロビーインターホンに入力された音声を受け、この音声を上記スピーカより出力させたときには、電気錠の解錠操作を受け付け、解錠指令信号を上記警報監視盤に送出して、上記電気錠制御盤を解錠制御させる構成としたマンションHAシステム。 - 請求項1または2において、
上記住宅情報盤は、ハンズフリー型であることを特徴とするマンションHAシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002341956A JP2004179834A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | マンションhaシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002341956A JP2004179834A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | マンションhaシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004179834A true JP2004179834A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32704148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002341956A Withdrawn JP2004179834A (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | マンションhaシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004179834A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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