JP2004169332A - Outer wall structure - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1次断熱材を充填した壁本体の外側を2次断熱材で被覆することで2重に断熱を施し、この2次断熱材の外側に通気用隙間を介して外壁材を立設してなる外壁構造に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図5に示すように、建物外壁の主体を構成せる壁本体1内に1次断熱材2を充填して内側断熱層を形成すると共に、この壁本体1の外側に2次断熱材3を被覆して外側断熱層を形成することで断熱層を2重に配置し、この外側断熱層の外側に、通気用隙間4を介して、建物外壁の外表面となる外壁材5を立設してなる外壁構造にあって、この通気用隙間4は、外側断熱層に対して所定の間隔を隔てて重ねて外壁材5を配置し、この外側断熱層と外壁材5との間の隙間にて構成されている。そして、外側断熱層に対して所定の間隔を隔てて重ねて外壁材5を配置するには、外側断熱層の外側に所定厚みを備えたスペーサ部材を幅方向に所定間隔を隔てて配置し、これら各スペーサ部材の外側にそれぞれ外壁材5を固定させることで行われている。
【0003】
ところで、この通気用隙間4は、建物の上下方向で生じ得る温度差を解消するために上下に連通する空間状に形成される必要があり、そのため、上記スペーサ部材には縦胴縁7が用いられることが多い。つまり、並べて立設した縦胴縁7の間には縦長空間が形成されるのであり、この縦長空間で通気用隙間4を構成するのである。そして、上記スペーサ部材に縦胴縁7が用いられた場合、この縦胴縁7を壁本体1側に固定するには、幅方向に長く形成された横桟材40を外側断熱層の縦方向に所定間隔を隔てて配設し、この横桟材40に縦胴縁7を固定させることで行われる。つまり、外側断熱層に横桟材40を配置しておけば、縦胴縁7を配設する際に横桟材40と縦胴縁7とは確実に交差して重ね代が得られ、この重ね代にて横桟材40と縦胴縁7とを確実に固定させることができるのである。なお、この場合の外側断熱層は、隣接する横桟材40の間に生じる横長空間内に、2次断熱材3が充填配置されている(たとえば、非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
次世代省エネルギー基準解説書編集委員会 編集、「住宅の次世代省エネルギー基準と指針」、財団法人 住宅・建築 省エネルギー機構 発行、第1版、平成11年11月1日、P248
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、外側断熱層に横桟材40を配設することは、縦胴縁7を固定させる重ね代を確保できる点で有効ではあるが、2次断熱材3を横桟間に充填配置させる点にあっては、下記の理由で、その施工性に問題がある。
【0006】
つまり、この2次断熱材3は壁本体1の外側に偏りなく均一に配設されねばならないのであるが、この2次断熱材3には、軟質なロックウールやグラスウールなどをビニル袋に詰めて構成される包袋などが用いられることが多いのであり、この包袋は形状維持が困難なほど軟質のものであるから、隣接する横桟材40間に形成される横長空間に2次断熱材3を充填配置するには、自重によって下方に撓むように形状変化をする2次断熱材3を幅方向に伸ばした状態に保持しつつ充填配置作業を行わねばならないのである。
【0007】
このように、施工者には、下方への撓みを抑えながらの横桟間への2次断熱材3の充填配置作業が課されるのであるが、この作業は一人の施工者で行うにはあまりに煩雑な作業であることから、実際のところ、この2次断熱材3の配設施工には二人以上の施工者を必要としてしまうのである。つまり、この2次断熱材3の配置施工は随時行える施工作業ではなく、施工者数が揃わないといった理由でこの施工作業が滞り、施工納期の遅延の原因となることもしばしばであった。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、構造上、2次断熱材の配設施工を一人の施工者でも施工できるようにする外壁構造を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る外壁構造は、建物外壁の主体を構成せる壁本体1内に1次断熱材2を充填して内側断熱層を形成すると共に、この壁本体1の外側に2次断熱材3を被覆して外側断熱層を形成することで断熱層を2重に配置し、この外側断熱層の外側に、通気用隙間4を介して、建物外壁の外表面となる外壁材5を立設してなる外壁構造において、縦方向に長い縦桟材6を複数本、壁本体1の幅方向に所定間隔を隔て、壁本体1の外側に沿わせるようにそれぞれ略垂直に立設し、隣接する縦桟材6の間に形成される縦長空間に2次断熱材3を充填配置して外側断熱層を形成し、内外方向に所定厚みを有し且つ縦方向に長く形成された縦胴縁7を複数本、縦桟材6の外側に重ねるように幅方向に所定間隔を隔てて配置すると共に、各縦胴縁7をそれぞれ重なり合う縦桟材6に沿わせて固定し、各縦胴縁7の外側に壁本体1と略平行に外壁材5を固定し、外壁材5、外側断熱層及び隣接する縦胴縁7で囲まれる上下に連通する空所を通気用隙間4としてなることを特徴とする。
【0010】
これによると、縦方向に長い縦桟材6を複数本、壁本体1の幅方向に所定間隔を隔て、壁本体1の外側に沿わせるようにそれぞれ略垂直に立設し、隣接する縦桟材6の間に形成される縦長空間に2次断熱材3を充填配置して外側断熱層を形成させているので、たとえ2次断熱材3が形状維持の困難な軟質のロックウールで構成されても、上記縦長空間の上部位置でこの2次断熱材3を固定しさえすれば、2次断熱材3は自重で垂れ下がって自然に伸張状態となり、上記縦長空間に2次断熱材3を容易且つ仕上状態良く充填配置でき、つまり、壁本体1の外側に偏りなく均一に外側断熱層を形成させることができるのである。また、この2次断熱材3の配設施工作業にあっても、軟質の2次断熱材3の形状を維持させるのに要していた施工者を省くことができ、つまり、一人の施工者によっても上記施工作業が行い得るようにされ、したがって、2次断熱材3の配設施工作業は、施工者数に関わらず随意行い得る施工作業となるのであって、この施工作業で滞りが発生することはなく、施工納期の遅延を生じないようできるのである。
【0011】
また、縦胴縁7の幅寸法を広く形成したことも好ましい。これによると、幅広の縦胴縁7によっては、縦桟材6と2次断熱材3との境界部分を外側から被覆でき、縦桟材6と2次断熱材3との境界で起こり得る断熱効果の低下を防止でき、また、幅広の縦胴縁7によって、は2次断熱材3への接触面を広く採ることができ、たとえ2次断熱材3が形状変形のし易い軟質のもので構成されていても、2次断熱材3の形状維持に資することができ、これによっても外壁の断熱効果の低下を防止することができるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、叙述したように、1次断熱材2を充填した壁本体1の外側を2次断熱材3で被覆することで2重に断熱を施し、この2次断熱材3の外側に通気用隙間4を介して外壁材5を立設してなる外壁構造であって、従来二人以上の施工者を必要とした2次断熱材3の配設施工を、一人の施工者でも施工可能として施工性の大幅な向上を図り得るようにしたものである。以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0013】
図1には、建物外壁の一部を切取った斜視図を示している。このように建物外壁は、建物外壁の主体を構成せる壁本体1を有し、この壁本体1の外側に2次断熱材3から成る外側断熱層を被覆し、この外側断熱層の外側に、通気用隙間4を介して、建物外壁の外表面となる外壁材5を配置して構成されている。ここで、壁本体1には1次断熱材2が充填されて内側断熱層が形成されており、上記外側断熱層と併せて、建物外壁に2重の断熱層を形成させている。また、通気用隙間4は上下方向に連通する空間である。この通気用隙間4は、外側断熱層の外側に幅方向に所定間隔を隔てて立設した縦胴縁7の外面に外壁材5を固定することで、外側断熱層、外壁材5及び隣接する縦胴縁7との間にできる縦長空間が構成しているものである。なお、図中8は外側断熱層の外面に貼着された透湿防水シートである。
【0014】
図2には、図1のA−A線で縦方向に切断した縦断面図を示す。この図から分かるように、基礎9の上にL型金具で構成された土台10が配設され、この土台10の上に1階部分の壁パネル11が立設されている。また、基礎9上の土台10の外側部分には、横桟12が配置され、この横桟12の外側下端部分には外壁材5から滴り落ちる雨水をスムーズに流下させる水切り片13が取付けられている。また、上記壁パネル11の下端と基礎9との間には、土台10の内外を覆うように現場施工にて発泡ウレタン14の充填やグラスウールの断熱材15の配設が行われ、断熱処理が施されている。なお、壁パネル11は、矩形状に枠組みされた枠框16の外面にシージングボードから成る表面板17が貼着されると共に、該枠框16の内面に石膏ボードから成る内装板18が貼着され、枠框16、表面板17及び内装板18で囲まれた壁パネル11の内部空間にロックウール等からなる1次断熱材2が充填されて構成されている。
【0015】
また、建物の1階と2階の間には、建物躯体を構成するI鋼材の梁19が架設されている。1階の壁パネル11の上端はこの梁19に取付け金具(図示せず)を介して取付けられており、また、2階の壁パネル11がこの梁19の上面に取り付けた土台10上に立設されている。また、1階の壁パネル11と2階の壁パネル11との間には、I鋼材の梁19を覆うように、隙間なく、現場施工にて発泡ウレタン14の充填やグラスウールの断熱材15の配設が行われ、断熱処理が施されている。なお、1階の壁パネル11の表面板17と2階の壁パネル11の表面板17との間には、これら表面板17に連続する幕板20が配設されている。
【0016】
また、2階の壁パネル11の上端は、I鋼材の屋根梁21に取り付けられている。本例では、建物として2階建ての建物を例に挙げているので、2階の壁パネル11の上端は屋根梁21に取り付けてあるが、更に上階のある建物の場合は、先の梁19同様、階間に架設された梁に固定される。また、2階の壁パネル11と屋根の間にも、隙間なく、現場施工にて発泡ウレタン14の充填や、グラスウールの断熱材15、ロックウールの天井断熱材22の配設が行われ、断熱処理が施されている。なお、図中23は、屋根梁21の外側で2階の壁パネル11の表面板17に連続するように配設された屋根幕板である。
【0017】
本例では、上述したように壁パネル11を用いた工法で建物外壁が建築されたものであり、階間の梁19や屋根梁21の部位も含めて壁パネル11が、建物外壁の主体を構成せる壁本体1を構成している。無論、木造住宅など従来工法で建築した場合には、壁本体1は、上記壁パネル11と同機能の1次断熱材2が埋設された壁材が構成するところとなる。
【0018】
また、図3には建物の出隅部分における建物外壁の水平断面図を示し、図4には建物の入隅部分における建物外壁の水平断面図を示している。これらの図からわかるように、壁本体1の外側における幅方向に所定間隔を隔てた位置には、それぞれ縦桟材6が、壁本体1の外面に沿わせて略垂直に立設され、釘やビス等の固定具24にて壁本体1に固定されている。なお、本例の縦桟材6は、壁パネル11の枠框16の外側部分に位置されて該枠框16に強固に固定されている。そして、この隣接する縦桟材6の間には外側断熱層を形成する2次断熱材3が充填配置されている。なお、この2次断熱材3は、軟質なロックウールやグラスウールなどをビニル袋に詰めて構成される包袋であって、形状維持が困難なほど軟質のものを想定している。また、縦桟材6及び2次断熱材3の外側には、縦桟材6及び2次断熱材3を被覆する透湿防水シート8が貼着されている。なお、幅方向に並設された壁パネル11間の接続は、壁パネル11の枠框16の側端に形成された相じゃくり部16a同士を嵌め合わせて行われている。また、これら複数枚の壁パネル11は建物躯体の縦柱25間に配置されているが、この縦柱25の外面には、壁パネル11の表面板17と連続するように断熱材26を介してカバー体27が被着されている。
【0019】
上記縦桟材6の外側には、少なくとも縦桟材6の幅寸法よりも広い幅寸法を有し、且つ上下方向に長く形成された縦板状の縦胴縁7が配置され、縦桟材6に釘やビス等の固定具28を介して固定されている。この縦胴縁7も、縦桟材6同様、壁本体1の幅方向に所定間隔を隔てて配設されている。なお、本例の縦胴縁7には、幅寸法を違えた2種の縦胴縁7が用いられている。便宜上、この2種の縦胴縁7のうち、幅広の縦胴縁7を幅広縦胴縁7aと称し、幅狭の縦胴縁7を幅狭縦胴縁7bと称する。幅狭縦胴縁7bは、壁パネル11同士が直接接続される部位や、入隅部位において用いられている。幅広縦胴縁7aは、壁パネル11同士が間に縦柱25を介して接続される部位や、出隅部分において用いられている。
【0020】
いずれの縦胴縁7にあっても、縦桟材6よりも幅寸法を広く形成されると共に、縦桟材6と2次断熱材3との境界部分を外側から被覆するように配置され、縦桟材6と2次断熱材3との境界で起こり得る断熱効果の低下を防止できるようにされている。なお、縦桟材6よりも幅寸法を広く形成された縦胴縁7は、縦胴縁7の縦桟材6への重ね代を容易に採ることもでき、縦桟材6の配置パターンにとらわれない縦胴縁7の配置パターンを採用でき、したがって、外壁材5の配設パターンの自由度を向上させることもできる。
【0021】
そして、この縦胴縁7の外側には、建物外壁の外表面を構成せる外壁材5が固定金具29を介して固定されている。本例の外壁材5には、縦胴縁7と任意位置で交差して重ね代を確保でき、縦胴縁7に容易に固定できる横長の外壁材5が採用されている。上述したように、外側断熱層、外壁材5及び隣接する縦胴縁7との間には縦長空間が形成されるのであり、この縦長空間が、建物の上下方向で生じ得る温度差を解消するための通気用隙間4を構成している。
【0022】
上記構成を有する本例の外壁構造にあっては、上述したように、従来二人以上の施工者を必要とした2次断熱材3の配設施工を、一人の施工者でも施工可能として施工性の大幅な向上が図り得られるようされたことに特徴を有している。
【0023】
つまり、本例では、壁本体1の幅方向に所定間隔を隔てて縦桟材6を配設し、隣接する縦桟材6の間に上下に連通する縦長空間を形成し、この縦長空間に2次断熱材3を充填配置させるようにしているので、たとえ2次断熱材3が形状維持の困難な軟質のロックウールで構成されても、上記縦長空間の上部位置でこの2次断熱材3を固定しさえすれば、2次断熱材3は自重で垂れ下がって自然に伸張状態となり、上記縦長空間に2次断熱材3を容易且つ仕上状態良く充填配置できるようになっているのである。
【0024】
このように、上下に連通する縦長空間を2次断熱材3の充填配置箇所としたことで、2次断熱材3が自己保形性の無いものであっても、2次断熱材3の形状保持作業と2次断熱材3の壁本体1等への固定作業とを同時に行わなくて済むようになり、つまり、2次断熱材3の形状保持作業に要していた作業者を必要とせず、2次断熱材3の固定を行わせる作業者を確保さえすれば、2次断熱材3の充填配置は随意行えるようになっている。したがって、2次断熱材3の配設施工作業が、施工者数の関係で滞ってしまうことは無くなり、施工納期の遵守を図ることができるようにされているのである。
【0025】
なお、本例では、2次断熱材3が自己保形性のないロックウールで構成されたものについて述べたが、自己保形性を有した発泡スチロールなどの材料で構成された2次断熱材3を用いたとしても、構造的には何ら問題はなく、上記効果を奏し得るのは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、叙述したように、縦方向に長い縦桟材を複数本、壁本体の幅方向に所定間隔を隔て、壁本体の外側に沿わせるようにそれぞれ略垂直に立設し、隣接する縦桟材の間に形成される縦長空間に2次断熱材を充填配置して外側断熱層を形成したので、たとえ2次断熱材が形状維持の困難な軟質のロックウールで構成されても、上記縦長空間の上部位置でこの2次断熱材を固定しさえすれば、2次断熱材は自重で垂れ下がって自然に伸張状態となり、上記縦長空間に2次断熱材を容易且つ仕上状態良く充填配置でき、つまり、2次断熱材の配設施工作業にあっては、軟質の2次断熱材の形状を維持させるのに要していた施工者を省いて一人の施工者だけで行い得るようにされ、したがって、2次断熱材の配設施工作業は、施工者数に関わらず随意行い得る施工作業となり、この施工作業で滞りが発生することを無くし、施工納期の遵守を図り得るようにできるのである。
【0027】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1の効果に加えて、縦胴縁の幅寸法を広く形成したので、幅広の縦胴縁によっては2次断熱材への接触面を広く採ることができ、たとえ2次断熱材が形状変形のし易い軟質のもので構成されていても、外側断熱層を構成する2次断熱材の形状維持に資することができ、また、縦胴縁によって縦桟材と2次断熱材との境界部分を外側から覆うこともできることから、外壁の断熱性能の低下を防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示す建物外壁の一部を切取った斜視図である。
【図2】図1のA−A線縦断面図である。
【図3】同上の建物の出隅部分における建物外壁の水平断面図である。
【図4】同上の建物の入隅部分における建物外壁の水平断面図である。
【図5】従来技術の例を示す断面斜視図である。
【符号の説明】
1 壁本体
2 1次断熱材
3 2次断熱材
4 通気用隙間
5 外壁材
6 縦桟材
7 縦胴縁[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides double insulation by covering the outside of the wall main body filled with the primary heat insulating material with the secondary heat insulating material, and standing the outer wall material outside the secondary heat insulating material via the ventilation gap. It is an invention relating to an outer wall structure provided.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 5, a primary
[0003]
By the way, the
[0004]
[Non-patent document 1]
Editing Committee for Next-Generation Energy Conservation Standards Editing Committee, "Next-Generation Energy Conservation Standards and Guidelines for Housing," Published by The Energy Conservation Agency, Japan, 1st Edition, November 1, 1999, P248
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, disposing the
[0006]
In other words, the secondary
[0007]
As described above, the work of filling and arranging the secondary
[0008]
The present invention has been made in view of the above points, and it is an object of the present invention to provide an outer wall structure that allows a single installer to construct and install a secondary heat insulating material. .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, an outer wall structure according to
[0010]
According to this, a plurality of
[0011]
Further, it is also preferable that the width dimension of the
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
As described above, the present invention provides double insulation by covering the outside of the wall
[0013]
FIG. 1 shows a perspective view in which a part of a building outer wall is cut away. As described above, the building outer wall has the wall
[0014]
FIG. 2 is a longitudinal sectional view cut in the longitudinal direction along the line AA in FIG. As can be seen from this figure, a base 10 composed of an L-shaped fitting is disposed on a
[0015]
Further, between the first and second floors of the building, a
[0016]
The upper end of the second-
[0017]
In this example, the outer wall of the building is constructed by the construction method using the
[0018]
FIG. 3 shows a horizontal cross-sectional view of the building outer wall at the outside corner of the building, and FIG. 4 shows a horizontal cross-sectional view of the building outer wall at the inside corner of the building. As can be seen from these figures,
[0019]
A vertical plate-like
[0020]
In any of the
[0021]
An
[0022]
In the outer wall structure of the present example having the above-described configuration, as described above, the installation work of the secondary
[0023]
That is, in this example, the
[0024]
As described above, the vertically long space communicating with the upper and lower portions is set as the filling position of the secondary
[0025]
In this example, the secondary
[0026]
【The invention's effect】
As described above, in the invention according to
[0027]
According to the second aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect, since the width of the vertical waist is formed to be wide, the contact surface to the secondary heat insulating material may be formed depending on the wide vertical waist. It can be widely used, and even if the secondary heat insulating material is made of a soft material that is easily deformed, it can contribute to maintaining the shape of the secondary heat insulating material constituting the outer heat insulating layer. Since the border can also cover the boundary between the vertical crosspiece and the secondary heat insulating material from the outside, it is possible to prevent the heat insulating performance of the outer wall from deteriorating.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view in which a part of a building outer wall is cut away, showing an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a vertical sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 3 is a horizontal cross-sectional view of a building outer wall at a protruding corner of the building.
FIG. 4 is a horizontal cross-sectional view of a building outer wall at a corner portion of the building.
FIG. 5 is a cross-sectional perspective view showing an example of the prior art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002334142A JP2004169332A (en) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | Outer wall structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002334142A JP2004169332A (en) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | Outer wall structure |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169332A true JP2004169332A (en) | 2004-06-17 |
Family
ID=32698675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002334142A Pending JP2004169332A (en) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | Outer wall structure |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004169332A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008029462A1 (en) * | 2006-09-06 | 2008-03-13 | Daiwa House Industry Co., Ltd. | Exterior wall body |
JP2008144351A (en) * | 2006-12-05 | 2008-06-26 | Daiwa House Ind Co Ltd | Inter-story structure of exterior wall, and its construction method |
JP2015517039A (en) * | 2012-04-04 | 2015-06-18 | テクニウッド アンテルナシオナルTechniwood International | Improved multi-ply panel |
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2002
- 2002-11-18 JP JP2002334142A patent/JP2004169332A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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