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JP2004166606A - Tencha (sweet tea) drink - Google Patents

Tencha (sweet tea) drink Download PDF

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JP2004166606A
JP2004166606A JP2002336618A JP2002336618A JP2004166606A JP 2004166606 A JP2004166606 A JP 2004166606A JP 2002336618 A JP2002336618 A JP 2002336618A JP 2002336618 A JP2002336618 A JP 2002336618A JP 2004166606 A JP2004166606 A JP 2004166606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tea
juice
flavor
weight
bean
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002336618A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Takeshi Ueno
健史 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP2002336618A priority Critical patent/JP2004166606A/en
Publication of JP2004166606A publication Critical patent/JP2004166606A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a Tencha drink having improved sugar-left feeling, astringent taste, bitter taste, peculiarity and aftertaste which are peculiar to the Tencha without damaging the flavor originally possessed by the Tencha, and sufficiently satisfying the palatability. <P>SOLUTION: The Tencha drink contains an extract of the Tencha and at least one of a juice and juice flavor so as to be described in claim 1. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペットボトル等の容器に入れて販売される甜茶飲料であって、果汁やフレーバを添加することにより甜茶特有のくせ等を抑制し、風味が改善された甜茶飲料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
甜茶は中国南部の広西、広東地方に野生するバラ科キイチゴ属の潅木である甘葉懸鈎子(Rubus suavissimus S. Lee)らの葉、茎または根またはそれらの混合物を乾燥させそれを煎じた飲料であり、中国南部にある広西壮族自治区を中心に愛飲されている。甜茶はルブソシドというステビアに似た高甘味度甘味料として注目されている。
【0003】
また、甜茶は「開胃茶」と称する健康茶としても親しまれており、食欲増進、去痰、咳止め、解熱などに効果があるとされている。さらに甜茶には「抗う蝕効果」(特許文献1)、「抗炎症・抗アレルギー効果」(特許文献2)、「微生物の付着阻害効果」(特許文献3)、「消臭効果」(特許文献4)及び「骨疾患の予防治療効果」(特許文献5)等の多彩な効果も報告されているので、甜茶は保健用飲料として極めて有用である。
【0004】
しかしながら、このように優れた効果を持つ甜茶には特有の「残糖感」、「渋味」、「苦味」、「くせ」、「後味」等があり、これが、緑茶、紅茶、ウーロン茶等の嗜好飲料に比べて甜茶が普及しにくい原因となっているのが現状である。
【0005】
特許文献6において、甜茶と紅茶とを混合してなる紅茶配合甜茶飲料、およびその紅茶配合甜茶飲料に果汁を配合することが提案されているが、これらは紅茶の風味が付加されたもので、甜茶本来の風味を有するものではない。
【0006】
また、特許文献7および特許文献8は、水と極性溶媒との混合溶媒により抽出された甜茶抽出物を含有する飲料を提案しているが、これは甜茶抽出物を有効成分とする抗炎症剤またはヒアルロン酸分解防止剤としての機能を謳ったもので、甜茶の本来の風味改善を目的としたものではない。
【0007】
さらに、特許文献9ではエタノールを含有する甜茶飲料および果汁フレーバを添加したエタノールを含有する甜茶飲料が提案されているが、該特許は甜茶抽出物を含有するアルコール飲料の風味改善を目的として果汁フレーバを添加するもので、甜茶本来のコクや風味を損なわずに嗜好性を満足させる甜茶飲料を提案する本発明とは程遠い。
【0008】
【特許文献1】
特開平4−99712号公報
【特許文献2】
特開平6−192114号公報
【特許文献3】
特開平5―255101号公報
【特許文献4】
特開平5−269187号公報
【特許文献5】
特開平6−183985号公報
【特許文献6】
特開平8−317781号
【特許文献7】
特許第3241609号
【特許文献8】
特許第3241610号
【特許文献9】
特許第2973912号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、甜茶本来の風味を損なうことなく、甜茶特有の「残糖感」、「渋味」、「苦味」、「くせ」、「後味」を改善した嗜好性を十分満足させる甜茶飲料を提供することを主目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、請求項1に記載するように、甜茶抽出物と果汁とを含有することを特徴とする甜茶飲料を提供する。本発明によれば、果汁を加えることにより、甜茶の有する特有の「残糖感」、「渋味」、「苦味」、「くせ」、「後味」を改善することが可能となり、嗜好性を十分満足させることができる甜茶飲料とすることができる。
【0011】
上記請求項1に記載された発明においては、請求項2に記載するように、さらに果汁フレーバを含有することが好ましい。果汁に加えて果汁フレーバを添加することにより、さらに上述した改善効果を向上させることができるからである。
【0012】
本発明は、請求項3に記載するように、甜茶抽出物と果汁フレーバとを有することを特徴とする甜茶飲料をも提供する。本発明によれば、果汁フレーバが添加されているので、甜茶特有の上述したような問題を解決し、多くの人の嗜好性に合致した飲料とすることができる。
【0013】
上記請求項1または請求項2に記載された発明においては、請求項4に記載するように、上記果汁が、シトラス系果汁およびリンゴ系果汁の少なくとも一方であることが好ましい。これらの果汁が、上述した改善効果が著しいからである。
【0014】
また、上記請求項1、請求項2または請求項4に記載の発明においては、請求項5に記載するように、上記果汁の含有量が、0.1〜10重量%の範囲内であることが好ましい。果汁の含有量を上記範囲内とすることにより、甜茶特有の風味を損なうことなく、上述した改善効果が得られるからである。
【0015】
上記請求項2または請求項3に記載の発明においては、請求項6に記載するように、上記果汁フレーバが、シトラス系フレーバおよびリンゴ系フレーバの少なくとも一方であることが好ましい。これらの果汁フレーバは上述した改善効果が高いからである。
【0016】
また、上記請求項2、請求項3または請求項6に記載の発明においては、請求項6に記載するように、上記果汁フレーバの含有量が、0.01〜0.5重量%の範囲内であることが好ましい。果汁フレーバの含有量を上記範囲内とすることにより、果汁の場合と同様に甜茶特有の風味を損なうことなく、上述した改善効果が得られるからである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の甜茶飲料は、甜茶抽出物に、果汁および果汁フレーバの少なくとも一方を添加したところに特徴を有するものである。以下、このような甜茶飲料について、各構成毎に詳細に説明する。
【0018】
A.甜茶抽出物
まず、本発明に用いられる甜茶抽出物について説明する。本発明に用いられる甜茶抽出物は、例えば甜茶葉を所定の温度の水で抽出することにより得られるものである。
【0019】
1.甜茶葉
本発明の甜茶抽出物の製造方法において使用する甜茶葉の木はバラ科植物であり、甘葉懸鈎子(Rubus suavissimus S. Lee)、シマバライチゴ(Rubus lambertianus SERINGE)、ワレモコウ(Sanguisorba officinalis L.)、ゴショイチゴ(Rubus chingii)、ルブス コレアヌス(Rubus coreanus)、ローザ ヘンリュイ ボウル(Rosa henryi BOUL. )、ルブス クラタエギフォリウス ブンゲ(Rubus crataegifolius BUNGE)、ルブスパルヴィフォリウス エル(Rubus parvifoliusL.)、ルブス パルマトウススンブ(Rubus palmatus THUNB. )、ホウロクイチゴ(Rubus sieboldii BLUME)、ビロードイチゴ(Rubus corchorifolius L. )、ルブス パルマトウススンブ ヴァル コプトフィルス クンゼ(Rubus palmatusTHUNB. var coptophyllus KUNZE)、ルブス イダエウス エル(Rubus idaeus L. )、ルブス メソゲアヌス フォッケ(Rubus mesogeanus FOCKE)、ルブス フォエニコラシウスマキシム(Rubus phoenicolasius MAXIM. )、ルブス カリシノイデス ハヤト(Rubus calycinoides HAYATO )、サングイソルバ テヌイフォリア ヴァルパルヴィフロラ マキシム(Sanguisorba tenuifolia var parviflora MAXIM.)、ルブス ババエ ナルハシ(Rubus babae Naruhashi )、ルブス フルチコスス エル(Rubus fruticosus L. )、ルブス ヒラセアヌス マキノ(Rubushiraseanus Makino )、ルブス ヒルストウス スンブ(Rubus hirsutus Thunb. )、ルブス マサキイ ナルハシ(Rubus masakii Naruhashi )、ルブスメデイウス オウ クッツェ(Rubus medius O.Ktze.)、ルブス ニガクマ オカエト ナルハシ(Rubus nigakuma Oka et Naruhashi )、ルブス ニカイイオオウィ(Rubus nikaii Ohwi )、ルブス オオミネアヌス コイヅ(Rubus ohmineanus Koidz.)、ルブス ペダトウス スミス(Rubus pedatus Smith )、ルブス シュウドチンギイ ナルハシ(Rubus pseudochingii Naruhashi )、ルブス タワダヌス コイヅ(Rubus tawadanus Koidz.)、ルブス トヨレンシスコイヅ(Rubus toyorensis Koidz. )、ルブス トリフィドウス スンブ エックス マレイ(Rubus trifidus Thunb.ex Murrey)、ルブス ウッチネンシスコイヅ(Rubus utchinensis Koidz.)、ルブス イエノシマヌス コイヅ(Rubus yenoshimanus Koidz. )、サングイソルバ テヌイフォリア フィスチ ヴァル アルバ トラウトヴ エト メイヤー(Sanguisorba tenuifolia Fisch var.alba Trautv. et Meyer. )、ルブス ミクロフィルス(Rubus microphyllus)、ルブス コエネアヌス(Rubus koehneanus)、 ルブス トリフィドウス(Rubus trifidus )、ルブス メデイウス(Rubus medius)、ルブス アクミナトウス(Rubus acuminatus)、ルブス エリプティクス(Rubus ellipticus)、ルブス マルチブリートウス(Rubus multibureatus)、ルブス フォリオスス(Rubus foliosus)またはルブスパルヴィフォリウス(Rubus parvifolius)の植物の中から任意選択して使用することができる。
【0020】
本発明においては、特に限定されるものではないが中でも甘葉懸鈎子(Rubus suavissimus S. Lee)を用いることができる。
【0021】
このような甜茶葉は、通常乾燥されて用いられる。
【0022】
2.抽出
本発明に用いられる甜茶抽出物は、一般的には上述した甜茶葉を従来より用いられている抽出法である20℃〜95℃の低温抽出または熱水抽出が行なわれるが、通常は熱水による抽出により甜茶抽出液として得ることができる。なお、本発明においては抽出対象物は、甜茶葉に限定されるものではなく、場合によっては、甜茶葉を産出する木の茎や根を用いて抽出してもよい。
【0023】
上記甜茶抽出物を得るために用いられる水は、特に限定されるものではないが、脱イオン水または蒸留水を用いることが好ましい。このように脱イオン水または蒸留水が好適であるのは、水中にカルシウムイオンおよび鉄イオン等が溶解している場合、茶葉抽出液中のタンニンと結合を生じ、不溶解物を生じたり、色の変化が生じたりすることを防止するためである。
【0024】
3.甜茶抽出液
本発明に用いられる甜茶抽出物は、通常は、上述したような甜茶葉等の抽出処理により得られた抽出液として得られる。この場合の、一般的な抽出液の固形分濃度としては0.3重量%〜3.0重量%、特に1.0重量%〜2.0重量%の範囲内の甜茶抽出液が用いられる。
【0025】
なお、本発明の甜茶飲料に用いられる甜茶抽出物は、特に抽出液の状態で用いられるものに限定されるものではなく、例えば甜茶抽出物が乾燥された粉末状のものとして添加されたものであってもよい。
【0026】
B.果汁
次に、本発明に用いられる果汁について説明する。本発明においては、甜茶飲料に果汁を加えることにより、甜茶が本来有する風味等を損なうことなく、甜茶特有の「残糖感」、「渋味」、「苦味」、「くせ」、「後味」(以下、まとめて「甜茶特有のくせ」と称する場合がある。)といった多くの人にとって好ましく無いと思われる点を緩和することが可能となり、これにより、多くの人の嗜好性に合致した甜茶飲料とすることができるのである。
【0027】
本発明に用いられる果汁としては、通常果汁として用いられる100%果汁あるいは濃縮果汁を適宜希釈した果汁であれば特に限定されるものではない。しかしながら、本発明においては、中でも酸味を有する果汁であることが好ましい。特に酸味を有する果汁を用いることにより、上述した多くの人にとって好ましく無いと思われる甜茶特有のくせを改善する効果が高いからである。
【0028】
このような酸味を有する果汁としては、具体的には、オレンジ、グレープフルーツ、レモン等の果汁であるシトラス系の果汁、赤リンゴ、青リンゴ等の果汁であるリンゴ系の果汁、梅等の果汁であるプラム系の果汁、コンコルド、マスカット等の果汁であるグレ−プ系の果汁、クランベリ−、ラズベリ−等の果汁であるベリ−系の果汁等の酸味のある果汁を用いることができる。
【0029】
本発明においては、中でも上記シトラス系の果汁もしくはリンゴ系の果汁を用いることが好ましい。上述したような甜茶特有のくせを改善する効果が高いからである。
【0030】
本発明においては、上記酸味を有する果汁は、1種類のみを用いてもよいが、これに限定されるものではなく、2種類以上を混合して用いてもよい。また、他の酸味を有さない果汁と共に用いるようにしてもよい。
【0031】
このような果汁の甜茶飲料中における含有量は、0.1〜10重量%の範囲内、
特に0.5〜5.0重量%、中でも1.0〜3.0重量%の範囲内とすることが好ましい。上述した範囲内とすることにより、甜茶特有の風味を損なうことなく、上述した甜茶特有のくせを低減することが可能となり、甜茶の風味を有する嗜好性の高い甜茶飲料とすることができるからである。
【0032】
また、この場合の甜茶飲料中の甜茶抽出物、すなわち甜茶飲料中の甜茶由来の固形分と、果汁の固形分との比率であるが、上述したような効果を得るためには、甜茶由来の固形分1に対して果汁の固形分が0.07〜6.86の範囲内、特に0.35〜3.43の範囲内、中でも0.69〜2.06の範囲内とすることが好ましい。本発明においては、果汁の固形分が甜茶抽出物に対して上述した範囲内で含有されていることにより、甜茶の風味と果汁の味とが好ましいバランスとなり、果汁の味が表面にでることなく、上述した甜茶特有のくせを緩和することができるのである。
【0033】
C.果汁フレーバ
次いで、本発明に用いられる果汁フレーバについて説明する。本発明においては、果汁フレーバを甜茶飲料に添加することにより、果汁と同様に甜茶特有のくせを低減させることができる。具体的には、果汁は味の面で甜茶飲料中で甜茶抽出物とバランスをとり、甜茶特有の風味を活かしつつ甜茶特有のくせを低減するものであるが、果汁フレーバは、香りの面で、甜茶飲料中の甜茶抽出物とのバランスをとり、甜茶特有の風味を活かしつつ、甜茶特有のくせを緩和し、多くの人の嗜好性に合致した甜茶飲料とするものである。
【0034】
なお、本発明に用いられる果汁フレーバとしては、水抽出品、アルコール抽出品、油脂抽出品および合成品等のいずれをも用いることができる。
【0035】
本発明に用いられる果汁フレーバとしては、一般的に果汁フレーバとして用いられているものであれば、特に限定されるものではない。しかしながら、本発明においては、果汁と同様に酸味を有する果実の果汁フレーバであることが好ましい。特に酸味を有する果実の果汁フレーバを用いることにより、上述した多くの人にとって好ましく無いと思われる甜茶特有のくせを改善する効果が高いからである。
【0036】
このような酸味を有する果実の果汁フレーバとしては、具体的には、オレンジ、グレープフルーツ、レモン等の果汁であるシトラス系の果汁フレーバ、赤リンゴ、青リンゴ等の果汁であるリンゴ系の果汁フレーバ、梅等の果汁であるプラム系の果汁フレーバ、コンコルド、マスカット等の果汁であるグレ−プ系の果汁フレーバ、梅等の果汁であるプラム系の果汁フレーバ、コンコルド、マスカット等の果汁であるグレ−プ系の果汁フレーバ、クランベリ−、ラズベリ−等の果汁であるベリ−系の果汁フレーバ等の酸味のある果実の果汁フレーバを用いることができる。
【0037】
本発明においては、中でも上記シトラス系の果実の果汁フレーバもしくはリンゴ系の果実の果汁フレーバを用いることが好ましい。上述したような甜茶特有のくせを改善する効果が高いからである。
【0038】
本発明においては、上記酸味を有する果実の果汁フレーバは、1種類のみを用いてもよいが、これに限定されるものではなく、2種類以上を混合して用いてもよい。また、他の酸味を有さない果実の果汁フレーバ、もしくは他のフレーバと共に用いるようにしてもよい。
【0039】
このような果汁フレーバの甜茶飲料中における含有量は、0.01〜0.5重量%の範囲内、特に0.02〜0.30重量%、中でも0.03〜0.20重量%
の範囲内とすることが好ましい。上述した範囲内とすることにより、甜茶特有の風味を損なうことなく、上述した甜茶特有のくせを低減することが可能となり、甜茶の風味を有する嗜好性の高い甜茶飲料とすることができるからである。
【0040】
また、この場合の甜茶飲料中の甜茶抽出物、すなわち甜茶飲料中の甜茶由来の固形分と、果汁フレーバとの比率であるが、上述したような効果を得るためには、甜茶由来の固形分1に対して果汁フレーバが0.11〜5.58の範囲内、特に0.22〜3.34の範囲内、中でも0.33〜2.23の範囲内とすることが好ましい。本発明においては、果汁フレーバが甜茶抽出物に対して上述した範囲内で含有されていることにより、甜茶の風味と果汁フレーバのフレーバとが好ましいバランスとなり、果汁フレーバの香りが表面にでることなく、上述した甜茶のくせを緩和することができるのである。
【0041】
D.果汁および果汁フレーバ
本発明においては、上記果汁と上記果汁フレーバとを併用することが特に好ましい。上述したように、果汁は甜茶飲料中において甜茶抽出物と味の面でバランスをとり、果汁フレーバは甜茶飲料中で甜茶抽出物と香りの面でバランスをとる。したがって、甜茶飲料中に果汁および果汁フレーバを共に含有されることにより、甜茶特有のくせの改善効果が相乗的に高まるからである。
【0042】
果汁と果汁フレーバとが甜茶飲料中に含有される場合は、果汁の種類と果汁フレーバの種類とは、特に一致させる必要はなく。種々の組み合わせにより用いることができる。しかしながら、通常は同じ系統、すなわちシトラス系の果汁であれば、シトラス系の果実の果汁フレーバを用いることが好ましく、中でも、同じ果実の果汁と果汁フレーバを用いることが好ましい。
【0043】
E.甜茶飲料
本発明の甜茶飲料は、一般的には甜茶抽出液として用いられる甜茶抽出物と、果汁および果汁フレーバの少なくとも一方とを混合して水で希釈したものであるが、必要に応じて他の添加剤を加えることができる。
【0044】
具体的には、果糖ブドウ糖液、高果糖液糖、砂糖、ショ糖型液糖、果糖等の甘味料、アスパルテ−ム、アセスルフアムK、サツカリン、スクラロ−ス、ステビア、ステピア抽出物、ソ−マチン、グリチルリチン等の高甘味度甘味料、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等の有機酸またはそのアルカリ塩等の酸味料、アスコルビン酸またはそのアルカリ塩等を挙げることができる。
【0045】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0046】
【実施例】
以下に実施例を示し、本発明をさらに説明する。なお、下記に示す果汁については、100%果汁を用いた。
【0047】
[実施例1]
甜茶葉(甜葉懸鈎子、中国広西壮族自治区産)100gに熱水(92℃)2.5リットルを注ぎ、30秒攪拌を90秒間隔で6分間抽出を行なった。これを濾過し、抽出液を得た。この甜茶抽出液の固形分濃度は1.6重量%であった。
【0048】
上記方法によって得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖8.1重量%、レモン果汁1%、クエン酸0.17重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%、レモン香料0.035重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0049】
なお、レモン果汁の固形分濃度は0.06重量%であった。
【0050】
[実施例2]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖8.3重量%、グレープフルーツ果汁1%、クエン酸0.22重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%、グレープフルーツ香料0.06重量%および残量として水を添加を混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0051】
なお、グレープフルーツ果汁の固形分濃度は0.09重量%であった。
【0052】
[実施例3]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖10.4重量%、リンゴ果汁1%、クエン酸0.043重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%、リンゴ香料0.15重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0053】
なお、リンゴ果汁の固形分濃度は0.10重量%であった。
【0054】
[実施例4]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖10.0重量%、オレンジ果汁1%、クエン酸0.078重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%、オレンジ香料0.1重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0055】
なお、オレンジ果汁の固形分濃度は0.11重量%であった。
【0056】
[実施例5]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖8.1重量%、レモン果汁1%、クエン酸0.17重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0057】
[実施例6]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖8.1重量%、クエン酸0.17重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%、レモン香料0.035重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0058】
[実施例7]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖8.1重量%、レモン果汁0.01%、クエン酸0.22重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%、レモン香料0.035重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0059】
[実施例8]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖34.0重量%、レモン果汁20%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%、レモン香料0.035重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0060】
[実施例9]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖8.1重量%、レモン果汁0.01%、クエン酸0.22重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0061】
[実施例10]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖34.0重量%、レモン果汁20%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0062】
[実施例11]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖8.1重量%、クエン酸0.17重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%、レモン香料0.001重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0063】
[実施例12]
実施例1で得た抽出液5.6重量%、果糖ぶどう糖液糖8.1重量%、クエン酸0.17重量%、クエン酸三ナトリウム0.005重量%、レモン香料0.6重量%および残量として水を添加混合して100%重量の甜茶飲料を得た。
【0064】
[比較例1]
レモン果汁およびレモン果汁フレーバを加えなかった以外は、実施例1と同様にして甜茶飲料を調製した。
【0065】
(評価)
甜茶飲料の官能評価18名のパネラー(男女各9名、18〜40歳)により、実施例1、5、6、9〜12、比較例1の甜茶飲料をそれぞれ試飲してもらい、コク、風味等含む「香味」について1点:改善なし〜5点:顕著な改善の5点評価を用いて、ブラインドで官能評価を実施した。この結果を〔表1〕に示す。
【0066】
【表1】

Figure 2004166606
【0067】
この評価結果より甜茶抽出物に果汁およびまたは果汁フレーバを適量添加混合することにより、コク、風味等含む「香味」が改善された甜茶飲料が得られることが分かった。
【0068】
したがって本発明の甜茶飲料は、甜茶本来の風味を損なうことなく、甜茶特有の「残糖感」、「渋味」、「苦味」、「くせ」、「後味」を改善した嗜好性を十分満足させる甜茶飲料を提供することは明らかである。
【0069】
【発明の効果】
本発明は古来より飲用されている甜茶飲料について、果汁やフレーバを添加するといった簡便な方法により、甜茶特有の「残糖感」、「渋味」、「苦味」、「くせ」、「後味」等の風味を改善し、甜茶本来のコクや風味を損なわずに嗜好性を満足させる甜茶飲料を提供することができるという効果を奏するものである。これは、今後の甜茶の普及に大いに寄与するものである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a bean tea beverage sold in a container such as a PET bottle and the like, in which the addition of fruit juice and flavor suppresses the peculiarity of the bean tea and the like, and has an improved flavor.
[0002]
[Prior art]
Tiancha is a beverage obtained by drying leaves, stems or roots or a mixture thereof, such as Rubus suavissimus S. Lee, which is a shrub of the genus Rosaceae, wild in Guangxi and Guangdong regions in southern China. It is loved mainly in Guangxi in southern China. Tengcha is attracting attention as a high-sweetness sweetener similar to stevia called rubusoside.
[0003]
In addition, bean tea is also popular as a healthy tea called "Kai-Gan tea", and is said to be effective in increasing appetite, expectorant, coughing, and fever relief. In addition, sweet tea has "anti-cariogenic effect" (Patent Document 1), "anti-inflammatory and anti-allergic effect" (Patent Document 2), "adhesion inhibition effect of microorganisms" (Patent Document 3), and "deodorizing effect" (Patent Document 1). Various effects such as 4) and “Effects of preventing and treating bone diseases” (Patent Document 5) have also been reported, so that tea is extremely useful as a health drink.
[0004]
However, bean tea having such excellent effects has unique "residual sugar feeling", "astringency", "bitterness", "habitat", "aftertaste" and the like, which are green tea, black tea, oolong tea and the like. At present, it is a cause that tea is less likely to spread than the favorite beverage.
[0005]
Patent Literature 6 proposes blending a tea with a tea blended tea beverage obtained by mixing tea and black tea, and blending fruit juice into the black tea blended tea beverage, but these tea flavors are added with flavor. It does not have the original flavor of tea.
[0006]
Patent Literature 7 and Patent Literature 8 propose a beverage containing a tea tea extract extracted with a mixed solvent of water and a polar solvent, which is an anti-inflammatory agent containing a tea tea extract as an active ingredient. Or, it claims to function as a hyaluronic acid decomposition inhibitor and is not intended to improve the original flavor of bean tea.
[0007]
Further, Patent Document 9 proposes a bean tea beverage containing ethanol and a bean tea beverage containing ethanol to which a juice flavor is added. However, the patent discloses a juice flavor for the purpose of improving the flavor of an alcoholic beverage containing a bean extract. Which is far from the present invention which proposes a tea beverage that satisfies the taste without sacrificing the original richness and flavor of the tea.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-4-99712 [Patent Document 2]
JP-A-6-192114 [Patent Document 3]
JP-A-5-255101 [Patent Document 4]
JP-A-5-269187 [Patent Document 5]
JP-A-6-183985 [Patent Document 6]
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Patent No. 3241609 [Patent Document 8]
Patent No. 3241610 [Patent Document 9]
Patent No. 29739312 [0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems, and without impairing the original flavor of bean tea, the characteristic `` residual sugar '', `` astringency '', `` bitterness '', `` habitat '', `` aftertaste '' It is a main object of the present invention to provide a tea beverage that sufficiently satisfies improved palatability.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a bean tea beverage comprising a bean extract and fruit juice, as described in claim 1. According to the present invention, by adding fruit juice, it is possible to improve the characteristic “residual sugar”, “astringency”, “bitterness”, “habitual taste”, and “aftertaste” of bean tea, and to improve palatability. It can be a tea beverage that can be sufficiently satisfied.
[0011]
In the invention described in the first aspect, as described in the second aspect, it is preferable to further contain a fruit juice flavor. This is because the above-mentioned improvement effect can be further improved by adding a juice flavor in addition to the juice.
[0012]
The present invention also provides, as described in claim 3, a bean tea beverage comprising a bean extract and a fruit juice flavor. According to the present invention, since the fruit juice flavor is added, the above-mentioned problem peculiar to bean tea can be solved, and a beverage meeting the taste of many people can be obtained.
[0013]
In the invention described in claim 1 or claim 2, as described in claim 4, the juice is preferably at least one of a citrus juice and an apple juice. This is because these fruit juices have a remarkable improvement effect as described above.
[0014]
Further, in the invention described in claim 1, claim 2, or claim 4, as described in claim 5, the content of the juice is in the range of 0.1 to 10% by weight. Is preferred. By setting the content of the fruit juice within the above range, the above-mentioned improvement effect can be obtained without impairing the flavor characteristic of the tea.
[0015]
In the invention described in claim 2 or claim 3, as described in claim 6, the fruit juice flavor is preferably at least one of a citrus flavor and an apple flavor. This is because these fruit flavors have a high improvement effect as described above.
[0016]
In the invention described in claim 2, claim 3, or claim 6, as described in claim 6, the content of the fruit juice flavor is in the range of 0.01 to 0.5% by weight. It is preferable that When the content of the fruit juice flavor is within the above range, the above-mentioned improvement effect can be obtained without impairing the flavor characteristic of bean tea as in the case of fruit juice.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The bean tea beverage of the present invention is characterized in that at least one of fruit juice and fruit juice flavor is added to a bean tea extract. Hereinafter, such a bean tea beverage will be described in detail for each configuration.
[0018]
A. First, the bean tea extract used in the present invention will be described. The bean tea extract used in the present invention is obtained, for example, by extracting bean tea leaves with water at a predetermined temperature.
[0019]
1. The tea leaves used in the method for producing a tea extract of the present invention are roseaceous plants, and are composed of sweet-leafed hooks (Rubus suavissimus S. Lee), Rubus lambertianus SERINGE, and swordfish swordfish (Sanguifosiba). .), Goshoichigo (rubus chingii), rubus Koreanusu (rubus coreanus), Rosa Henryui bowl (Rosa henryi BOUL.), rubus Kurata Egi Folie mouse Bunge (rubus crataegifolius BUNGE), lube spa Ruvi Folie mouse El (rubus parvifoliusL.), Rubus palmathsumb (Thumb.), Holoc Strawberry (Rubus sieboldii BLUME), velvet strawberry (Rubus corchorifolius L.), Rubus Parma Tous Sun Breakfast Val Koputofirusu Kunze (Rubus palmatusTHUNB. Var coptophyllus KUNZE), Rubus Idaeusu El (Rubus idaeus L.), Rubus Mesogeanusu Focke (Rubus mesogeanus FOCKE), rubus Foe Nicolas Dionisios Maxim (rubus phoenicolasius MAXIM.), rubus Karishinoidesu Hayato (rubus calycinoides HAYATO), Sanguisoruba Tenuiforia Val Pal Vie Flora Maxim (Sanguisorba tenuifolia var parviflora MAXIM.), Rubus Babae Naruhashi (Rubus babae Naruhashi), Rubus Furuchikosusu El (Rubus fruticosus L.), Rubus Hiraseanusu Makino (Rubushiraseanus Makino), Rubus Hirusutousu Sunbu (Rubus hirsutus Thunb.), Rubus Masakii Naruhashi (Rubus masakii Naruhashi) , Rubus medius O. Ktze., Rubus nigakuma okaet naruhashi, Rubus nami sui rubui konui suzumi eanus Koidz. ), Rubus Pedatousu Smith (Rubus pedatus Smith), Rubus Shuudochingii Naruhashi (Rubus pseudochingii Naruhashi), Rubus Tawadanusu Koidzu (Rubus tawadanus Koidz.), Rubus Toyoren Cisco Idzu (Rubus toyorensis Koidz.), Rubus Torifidousu Sunbu X-Murray (Rubus trifidus Ex Murrey), Rubus uchichinensis Koidz., Rubus Yenoshimanus Koidz. (Rubus yenoshimanus Koidz.), Sanguisorva Tenifolia sv. ba tenuifolia Fisch var.alba Trautv. et Meyer.), Rubus micro Filth (Rubus microphyllus), Rubus Koeneanusu (Rubus koehneanus), Rubus Torifidousu (Rubus trifidus), Rubus Medeiusu (Rubus medius), Rubus Akuminatousu (Rubus acuminatus), Rubus ellipticus, Rubus multibureatus, Rubus foliosus or Rubus parvifolios, which can be optionally selected from plants that can be used.
[0020]
In the present invention, it is not particularly limited, but among them, the sweet-leaved hook (Rubus suavissimus S. Lee) can be used.
[0021]
Such tea leaves are usually dried and used.
[0022]
2. Extraction The bean tea extract used in the present invention is generally subjected to low-temperature extraction at 20 ° C. to 95 ° C. or hot water extraction, which is an extraction method conventionally used for the above-mentioned bean tea leaves, but it is usually hot. It can be obtained as a tea extract by extraction with water. In the present invention, the object to be extracted is not limited to bean tea leaves, and may be extracted using a stem or root of a tree that produces bean tea leaves in some cases.
[0023]
The water used to obtain the above tea tea extract is not particularly limited, but it is preferable to use deionized water or distilled water. As described above, deionized water or distilled water is preferable because, when calcium ions and iron ions are dissolved in water, the deionized water or distilled water forms bonds with tannin in the tea leaf extract, resulting in insoluble matter or color. This is to prevent the occurrence of a change.
[0024]
3. Teng tea extract The bean tea extract used in the present invention is usually obtained as an extract obtained by the above-described extraction treatment of bean tea leaves and the like. In this case, a common bean extract having a solid content of 0.3% by weight to 3.0% by weight, particularly 1.0% by weight to 2.0% by weight is used.
[0025]
In addition, the bean tea extract used in the bean tea beverage of the present invention is not particularly limited to those used in the state of the extract, for example, the bean tea extract is added as a dried powdery one. There may be.
[0026]
B. Juice Next, the juice used in the present invention will be described. In the present invention, by adding fruit juice to the bean tea beverage, without impairing the flavor and the like originally possessed by the bean tea, the "residual sugar feeling", "astringency", "bitterness", "kuse", "aftertaste" unique to bean tea (Hereinafter, these may be collectively referred to as “tense peculiar to tea”.) This makes it possible to alleviate the points that are considered unfavorable to many people, thereby making the tea suitable for the taste of many people. It can be a beverage.
[0027]
The fruit juice used in the present invention is not particularly limited as long as it is a juice obtained by appropriately diluting 100% fruit juice or concentrated fruit juice which is usually used as fruit juice. However, in the present invention, it is particularly preferable that the juice is sour. In particular, the use of fruit juice having a sour taste is highly effective in improving the above-mentioned habit of peculiar tea, which is considered unfavorable to many people.
[0028]
Juices having such a sour taste include, specifically, orange juice, grapefruit, lemon juice, etc., citrus juice, red apple, green apple, etc. apple juice, plum juice, etc. Acidic juices such as certain plum juices, grape juices such as Concorde and Muscat, and cranberry and raspberry juices can be used.
[0029]
In the present invention, it is particularly preferable to use the above-mentioned citrus juice or apple juice. This is because the effect of improving the habit peculiar to the tea as described above is high.
[0030]
In the present invention, only one kind of fruit juice having the above-mentioned sourness may be used, but the present invention is not limited to this, and two or more kinds may be used in combination. Further, it may be used together with another fruit juice having no sourness.
[0031]
The content of such juice in a tea beverage is in the range of 0.1 to 10% by weight,
In particular, it is preferable to be within the range of 0.5 to 5.0% by weight, especially 1.0 to 3.0% by weight. By being within the above-mentioned range, it is possible to reduce the above-mentioned habit of peculiar tea without deteriorating the flavor of peculiar tea, and it is possible to obtain a highly palatable tencha beverage having the flavor of tea. is there.
[0032]
Further, in this case, the tea tea extract in the tea drink, that is, the ratio of the solid content derived from the tea in the tea drink, and the solid content of the fruit juice, in order to obtain the above-described effect, to obtain the effect as described above, The solid content of the juice is preferably in the range of 0.07 to 6.86, particularly in the range of 0.35 to 3.43, and particularly preferably in the range of 0.69 to 2.06 with respect to the solid content of 1. . In the present invention, since the solid content of the juice is contained in the above-described range with respect to the tea extract, the flavor of the tea and the taste of the juice are in a preferable balance, and the taste of the juice does not appear on the surface. In addition, the above-mentioned habit peculiar to bean tea can be reduced.
[0033]
C. Juice flavor Next, the juice flavor used in the present invention will be described. In the present invention, by adding a fruit juice flavor to a tea beverage, it is possible to reduce the habit peculiar to the tea as in the case of the juice. Specifically, fruit juice balances the bean tea extract in the bean tea beverage in terms of taste, and reduces the peculiarity of bean tea while taking advantage of the bean flavor unique to bean tea. The present invention is intended to balance a sugar beet extract with a sugar beet extract and to make use of the unique flavor of sugar bean tea while relaxing the unique belief of sugar bean tea, thereby providing a sweet bean drink that matches the taste of many people.
[0034]
In addition, as the fruit juice flavor used in the present invention, any of a water-extracted product, an alcohol-extracted product, an oil-and-fat-extracted product, a synthetic product, and the like can be used.
[0035]
The fruit juice flavor used in the present invention is not particularly limited as long as it is generally used as a fruit juice flavor. However, in the present invention, it is preferable that the fruit juice flavor has a sour taste similar to the fruit juice. In particular, by using a fruit juice flavor having a sour taste, it is highly effective to improve the above-mentioned habit peculiar to bean tea, which is considered unfavorable to many people.
[0036]
As the fruit juice flavor of fruits having such a sour taste, specifically, orange, grapefruit, citrus-based juice flavor which is juice such as lemon, red apple, apple-based juice flavor which is juice such as green apple, Plum juice flavor such as plum juice, grape juice flavor such as concorde, muscat, etc. Plum juice flavor such as plum juice, concord, muscat etc. Juice flavors such as fruit juice flavors, cranberry, raspberry, etc., and sour fruit juice flavors such as bery fruit juice flavors can be used.
[0037]
In the present invention, it is particularly preferable to use the above-mentioned citrus fruit juice flavor or apple fruit juice flavor. This is because the effect of improving the habit peculiar to the tea as described above is high.
[0038]
In the present invention, only one kind of fruit juice flavor of the above-mentioned sour fruit may be used, but the present invention is not limited to this, and two or more kinds may be used in combination. Also, it may be used together with other fruit juice flavors having no acidity or other flavors.
[0039]
The content of such fruit juice flavor in the tea beverage is in the range of 0.01 to 0.5% by weight, particularly 0.02 to 0.30% by weight, and especially 0.03 to 0.20% by weight.
Is preferably within the range. By being within the above-mentioned range, it is possible to reduce the above-mentioned habit of peculiar tea without deteriorating the flavor of peculiar tea, and it is possible to obtain a highly palatable tencha beverage having the flavor of tea. is there.
[0040]
In addition, in this case, the bean extract in the bean drink, that is, the solid content derived from bean in the bean drink, and the ratio of the juice flavor, in order to obtain the above-described effects, the solid content derived from bean tea It is preferable that the fruit flavor per 1 is in the range of 0.11 to 5.58, particularly in the range of 0.22 to 3.34, especially in the range of 0.33 to 2.23. In the present invention, the fruit flavor is contained in the above-mentioned range with respect to the tea extract, so that the flavor of the tea and the flavor of the fruit flavor are in a preferable balance, and the flavor of the fruit flavor does not appear on the surface. In addition, the habit of the above-mentioned tea can be reduced.
[0041]
D. Juice and Juice Flavor In the present invention, it is particularly preferable to use the above juice and the above juice flavor in combination. As mentioned above, the juice balances the bean extract and taste in the bean drink, and the juice flavor balances the bean extract and the aroma in the bean drink. Therefore, if both the fruit juice and the fruit juice flavor are contained in the tea beverage, the effect of improving the habit peculiar to the tea is synergistically enhanced.
[0042]
When the juice and the juice flavor are contained in the tea beverage, the type of the juice and the type of the juice flavor do not need to be particularly matched. It can be used in various combinations. However, it is usually preferable to use the juice flavor of the citrus fruit if it is the same strain, that is, citrus juice, and it is particularly preferable to use the juice and the fruit flavor of the same fruit.
[0043]
E. FIG. The bean tea beverage of the present invention is generally a bean tea extract used as a bean tea extract, mixed with at least one of fruit juice and a juice flavor and diluted with water. Additives can be added.
[0044]
Specifically, sweeteners such as fructose dextrose, high fructose liquid sugar, sugar, sucrose-type liquid sugar, fructose, aspartame, acesulfame K, saccharin, sucralose, stevia, stepia extract, somatin And sweeteners such as glycyrrhizin, etc., organic acids such as citric acid, malic acid and tartaric acid or acidulants such as alkali salts thereof, and ascorbic acid or alkali salts thereof.
[0045]
Note that the present invention is not limited to the above embodiment. The above embodiment is an exemplification, and the present invention has substantially the same configuration as the technical idea described in the claims of the present invention, and has the same effect. Within the technical scope of
[0046]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be further described with reference to Examples. In addition, about the juice shown below, 100% juice was used.
[0047]
[Example 1]
2.5 liters of hot water (92 ° C.) was poured into 100 g of sweet tea leaves (sweet bean hook, from Guangxi, China), and the mixture was stirred for 30 seconds and extracted at 90-second intervals for 6 minutes. This was filtered to obtain an extract. The solid content of this tea extract was 1.6% by weight.
[0048]
The extract obtained by the above method 5.6% by weight, fructose-glucose liquid sugar 8.1% by weight, lemon juice 1%, citric acid 0.17% by weight, trisodium citrate 0.005% by weight, lemon flavor 0.1%. 035% by weight and water as a residual amount were added and mixed to obtain a 100% by weight bean tea beverage.
[0049]
The solid content of the lemon juice was 0.06% by weight.
[0050]
[Example 2]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, fructose-glucose liquid sugar 8.3% by weight, grapefruit juice 1%, citric acid 0.22% by weight, trisodium citrate 0.005% by weight, grapefruit flavor 0 0.06% by weight and water as the remaining amount were mixed to obtain a 100% by weight bean tea beverage.
[0051]
The solid content of grapefruit juice was 0.09% by weight.
[0052]
[Example 3]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, fructose glucose liquid sugar 10.4% by weight, apple juice 1%, citric acid 0.043% by weight, trisodium citrate 0.005% by weight, apple flavoring 0 .15% by weight and water as the remaining amount were added and mixed to obtain a 100% by weight bean tea beverage.
[0053]
The solid content of the apple juice was 0.10% by weight.
[0054]
[Example 4]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, 10.0% by weight of fructose-glucose liquid sugar, 1% of orange juice, 0.078% by weight of citric acid, 0.005% by weight of trisodium citrate, 0% of orange flavor 0.1% by weight and water as the remaining amount were added and mixed to obtain a 100% by weight tea beverage.
[0055]
The solid content of the orange juice was 0.11% by weight.
[0056]
[Example 5]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, fructose-glucose liquid sugar 8.1% by weight, lemon juice 1%, citric acid 0.17% by weight, trisodium citrate 0.005% by weight and the remaining amount Water was added and mixed to obtain a 100% by weight tea beverage.
[0057]
[Example 6]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, 8.1% by weight of fructose-glucose liquid sugar, 0.17% by weight of citric acid, 0.005% by weight of trisodium citrate, 0.035% by weight of lemon flavor and Water was added and mixed as the remaining amount to obtain a 100% by weight tea beverage.
[0058]
[Example 7]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, fructose-glucose liquid sugar 8.1% by weight, lemon juice 0.01%, citric acid 0.22% by weight, trisodium citrate 0.005% by weight, lemon 0.035% by weight of a fragrance and water as a residual amount were added and mixed to obtain a 100% by weight bean tea beverage.
[0059]
Example 8
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, 34.0% by weight of fructose-glucose liquid sugar, 20% of lemon juice, 0.005% by weight of trisodium citrate, 0.035% by weight of lemon flavor and the remaining amount Water was added and mixed to obtain a 100% by weight tea beverage.
[0060]
[Example 9]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, fructose-glucose liquid sugar 8.1% by weight, lemon juice 0.01%, citric acid 0.22% by weight, trisodium citrate 0.005% by weight and the residue Water was added and mixed as an amount to obtain a 100% by weight bean tea beverage.
[0061]
[Example 10]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, 34.0% by weight of fructose-glucose liquid sugar, 20% of lemon juice, 0.005% by weight of trisodium citrate and 100% by adding and mixing water as the remaining amount. A weight of tea drink was obtained.
[0062]
[Example 11]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, 8.1% by weight of fructose-glucose liquid sugar, 0.17% by weight of citric acid, 0.005% by weight of trisodium citrate, 0.001% by weight of lemon flavor and Water was added and mixed as the remaining amount to obtain a 100% by weight tea beverage.
[0063]
[Example 12]
5.6% by weight of the extract obtained in Example 1, 8.1% by weight of fructose-glucose liquid sugar, 0.17% by weight of citric acid, 0.005% by weight of trisodium citrate, 0.6% by weight of lemon flavor and Water was added and mixed as the remaining amount to obtain a 100% by weight tea beverage.
[0064]
[Comparative Example 1]
A tea beverage was prepared in the same manner as in Example 1 except that lemon juice and lemon juice flavor were not added.
[0065]
(Evaluation)
Sensory evaluation of bean tea beverages: 18 panelists (9 men and women, 18 to 40 years old) tasted the bean tea beverages of Examples 1, 5, 6, 9 to 12 and Comparative Example 1, respectively, and had richness and flavor. 1 point: no improvement to 5 points: sensory evaluation was performed blindly using a 5-point evaluation of marked improvement. The results are shown in [Table 1].
[0066]
[Table 1]
Figure 2004166606
[0067]
From this evaluation result, it was found that by adding an appropriate amount of fruit juice and / or fruit juice flavor to the bean tea extract and mixing, a bean tea beverage having an improved “flavor” including richness and flavor can be obtained.
[0068]
Therefore, the bean tea beverage of the present invention sufficiently satisfies the taste with improved "residual sugar", "astringency", "bitterness", "habitat", and "aftertaste" unique to bean tea without impairing the original flavor of bean tea. It is clear to provide a bean tea beverage.
[0069]
【The invention's effect】
The present invention relates to bean tea drinks that have been drunk since ancient times, by a simple method such as adding fruit juice or flavor, the bean tea unique "residual sugar", "astringency", "bitterness", "kusse", "aftertaste" It is possible to provide a tea beverage that satisfies the taste without sacrificing the flavor and flavor of the original tea. This will greatly contribute to the spread of tea in the future.

Claims (7)

甜茶抽出物と果汁とを含有することを特徴とする甜茶飲料。A tea beverage comprising a tea extract and fruit juice. さらに果汁フレーバを含有することを特徴とする請求項1に記載の甜茶飲料。The tea beverage according to claim 1, further comprising a fruit juice flavor. 甜茶抽出物と果汁フレーバとを有することを特徴とする甜茶飲料。A bean tea beverage comprising a bean extract and a fruit juice flavor. 前記果汁が、シトラス系果汁およびリンゴ系果汁の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の甜茶飲料。The bean tea beverage according to claim 1 or 2, wherein the juice is at least one of citrus juice and apple juice. 前記果汁の含有量が、0.1〜10重量%の範囲内であることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項4に記載の甜茶飲料。The content of the fruit juice is in the range of 0.1 to 10% by weight, the tea beverage according to claim 1, 2 or 4. 前記果汁フレーバが、シトラス系フレーバおよびリンゴ系フレーバの少なくとも一方であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の甜茶飲料。The tea juice beverage according to claim 2 or 3, wherein the fruit juice flavor is at least one of a citrus-based flavor and an apple-based flavor. 前記果汁フレーバの含有量が、0.01〜0.5重量%の範囲内であることを特徴とする請求項2、請求項3または請求項6に記載の甜茶飲料。The content of the fruit juice flavor is in the range of 0.01 to 0.5% by weight, the bean tea beverage according to claim 2, 3 or 6 characterized by the above-mentioned.
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