JP2004166143A - Apiおよびそれを用いた通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】SIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系に変換し、アドレス体系が異なる第1および第2のネットワークに属する通信端末の間で、SIP通信を実現することが可能な通信装置を提供する。
【解決手段】第1のネットワークと、第1のネットワークとはアドレス体系の異なる第2のネットワークとを介して、第1のネットワークに属する第1の通信端末と、第2のネットワークに属する第2の通信端末とに接続される通信装置であって、通信アプリケーションプログラムと、通信アプリケーションプラットフォームと、通信アプリケーションプログラムと通信アプリケーションプラットフォームとの間に配置されるAPIとを有し、APIは、通信アプリケーションプラットフォームが受信したSIPメッセージの全てと、SIPメッセージの送信先IPアドレス情報および送信元IPアドレス情報とを引数とする。
【選択図】 図2
【解決手段】第1のネットワークと、第1のネットワークとはアドレス体系の異なる第2のネットワークとを介して、第1のネットワークに属する第1の通信端末と、第2のネットワークに属する第2の通信端末とに接続される通信装置であって、通信アプリケーションプログラムと、通信アプリケーションプラットフォームと、通信アプリケーションプログラムと通信アプリケーションプラットフォームとの間に配置されるAPIとを有し、APIは、通信アプリケーションプラットフォームが受信したSIPメッセージの全てと、SIPメッセージの送信先IPアドレス情報および送信元IPアドレス情報とを引数とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、APIおよびそれを用いた通信装置に係わり、特に、アドレス体系が異なる2つのネットワークに属する通信端末の間で、SIP(Session Initiation Protocol)を用いて電話サービスやテレビ会議サービスを実現する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでSIPを使って通信サービスを実現するアプリケーションプログラムのために、SIP−CGIやSIP−Servletといったアプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Program Interface;以下、APIという。)が知られている。
【0003】
なお、本願発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【非特許文献】
IETF(Internet Engineering Task Force)
RFC 3050 “Common Gateway Interface for SIP”
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したSIP−CGIやSIP−ServletといったAPIを使用する場合には、以下のような問題点があった。
SIP−CGIやSIP−ServletといったAPIを用いた場合、アプリケーションプログラムは、SIPの限られたヘッダやパラメータしか操作することができない。
また、SIP−CGIやSIP−Servletは、SIPメッセージの送信元および送信先の情報をアプリケーションプログラムに渡す能力を持っておらず、そのため、アプリケーションプログラムで実現できる通信サービスの内容が限定されてしまう。
例えば、第1のネットワークに属する通信端末と、第1のネットワークとはアドレス体系が異なる第2のネットワークに属する通信端末との間で、SIP通信を行う場合に、SIPメッセージ内のIPアドレス(例えば、第1のネットワークのアドレス体系のIPアドレス)を、他方のアドレス体系のIPアドレス(例えば、第2のネットワークのアドレス体系のIPアドレス)に変換する必要がある。
【0005】
しかしながら、SIP−CGIやSIP−Servletでは、SIPメッセージの送信元と送信先の情報をアプリケーションプログラムに渡すことができない。
そのため、アプリケーションプログラムは、変換すべきアドレス体系を判断することができず、アプリケーションプログラムが、SIPメッセージ内のIPアドレスを操作することができない。
したがって、アプリケーションプログラムが、SIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系に変換することができず、前述したような、第1のネットワークに属する通信端末と、第1のネットワークとはアドレス体系が異なる第2のネットワークに属する通信端末との間で、SIP通信を実現することができない。
【0006】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、通信アプリケーションプログラムがSIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系に変換することが可能なAPIを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、SIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系に変換し、第1のネットワークに属する通信端末と、第1のネットワークとはアドレス体系が異なる第2のネットワークに属する通信端末との間で、SIP通信を実現することが可能な通信装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、通信アプリケーションプログラムと通信アプリケーションプラットフォームとの間に配置されるAPIであって、前記通信アプリケーションプラットフォームが受信したSIPメッセージの全てと、前記SIPメッセージの送信先IPアドレス情報および送信元IPアドレス情報とを引数とすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、第1のネットワークと、前記第1のネットワークとはアドレス体系の異なる第2のネットワークとを介して、前記第1のネットワークに属する第1の通信端末と、前記第2のネットワークに属する第2の通信端末とに接続される通信装置であって、通信アプリケーションプログラムと、通信アプリケーションプラットフォームと、前記通信アプリケーションプログラムと前記通信アプリケーションプラットフォームとの間に配置されるAPIとを有し、前記APIは、前記通信アプリケーションプラットフォームが受信したSIPメッセージの全てと、前記SIPメッセージの送信先IPアドレス情報および送信元IPアドレス情報とを引数とすることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態の通信装置が適用されるシステム構成を示すブロック図である。
同図において、10はSIP通信を実現するための通信装置、20はIPv6ネットワーク、30はIPv6ネットワーク20に属する通信端末、40はIPv4ネットワーク、50はIPv4ネットワーク40に属する通信端末である。本実施の形態では、第1のネットワーク、および、第1のネットワークとはアドレス体系の異なる第2のネットワークが、IPv6ネットワーク20およびIPv4ネットワーク4の場合について説明する。
通信装置10は、IPv6ネットワーク20とIPv4ネットワーク40とを介して、通信端末30と通信端末50とに接続される。
【0010】
通信端末30が、通信端末50とSIPを用いてインターネット電話サービスを実現しようとする場合、通信端末30は、通信端末50に向けて、SIPメッセージをIPv6ネットワーク20を通じて送信する。このSIPメッセージは、通信装置10に転送される。
図2は、本実施の形態の通信装置10の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態の通信装置10は、通信アプリケーションプログラム11と、通信アプリケーションプラットフォーム12と、通信アプリケーションプログラム11と、通信アプリケーションプラットフォーム12との間に配置されるアプリケーション・プログラミング・インターフェース(以下、APIという。)13とから構成される。
本実施の形態の通信装置において、通信アプリケーションプラットフォーム12は、通信端末30から受信したSIPメッセージと、送信先IPアドレスおよび送信元IPアドレスとを、API(13)を利用して、通信アプリケーションプログラム11に渡す。
【0011】
本実施の形態の通信装置10において、API(13)を通じて、通信アプリケーションプログラム11に渡されるデータのフォーマットの一例を図3に示す。
本実施の形態においては、SIPメッセージに、付加情報として、送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとが付加される。
図3に示す例では、送信先IPアドレス2と、送信元IPアドレス3とが、SIPメッセージ1の先頭部分に付加された場合を図示している。
通信アプリケーションプログラム11は、API(13)を通じて渡される送信先IPアドレス2と送信元IPアドレス3とにより、変換すべきアドレス体系を知ることができる。
したがって、通信アプリケーションプログラム11は、API(13)を通じて渡される送信先IPアドレス2と送信元IPアドレス3とにより、SIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系のIPアドレスに書き換えることが可能となる。
【0012】
例えば、前述したように、通信端末30が、通信端末50とSIPを用いてインターネット電話サービスを実現しようとする場合には、通信アプリケーションプログラム11は、SIPメッセージ内のIPv6体系のIPアドレスを、IPv4体系のIPアドレスに書き換えることになる。
通信アプリケーションプログラム11は、SIPメッセージ内のIPアドレスを書き換えた後、API(13)を通じてSIPメッセージと送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとを通信アプリケーションプラットフォーム12に渡す。
通信アプリケーションプラットフォーム12は、IPv4ネットワーク40を介して、SIPメッセージを通信端末50に転送する。
通信アプリケーションプラットフォーム12から通信端末50に送信されたSIPメッセージは、通信端末50において解読が可能となり、通信端末30と通信端末50とのSIP通信が実現される。
【0013】
図4は、図1に示すシステム構成において、通信端末30から通信端末50にSIPメッセージを送信する場合における、本実施の形態の通信装置の各部の処理手順を示すフローチャートである。
通信端末30が、通信端末50に向けてSIPメッセージ送信する(ステップ101)。
このSIPメッセージを受信した通信アプリケーションプラットフォーム12は、送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとSIPメッセージとを、API(13)を使用して通信アプリケーションプログラム11へ送信する(ステップ111)。
通信アプリケーションプログラム11は、通信アプリケーションプラットフォーム12から受信した送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとから変換すべきアドレス体系を判別する(ステップ121)。
【0014】
次に、通信アプリケーションプログラム11は、判別したアドレス体系に基づき、SIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系のIPアドレスに変換し(ステップ122)、API(13)を使用して、SIPメッセージと送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとを通信アプリケーションプラットフォーム12に送信する(ステップ123)。
通信アプリケーションプラットフォーム12が、通信アプリケーションプログラム11から送信されたSIPメッセージを、送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとを用いて、通信端末50に向けて送信する(ステップ112)。
通信端末50は、通信アプリケーションプラットフォーム12から送信されたSIPメッセージを解読する(ステップ131)。
【0015】
なお、前述の説明では、第1のネットワーク、および、第1のネットワークとはアドレス体系の異なる第2のネットワークとして、IPv6ネットワーク20と、IPv4ネットワーク40とを取り上げ、IPv6ネットワーク20に属する通信端末30が、IPv4ネットワーク40に属する通信端末50と、SIPを用いてインターネット電話サービスを実現する場合について説明したが、本発明の通信装置10はこれに限定されるものではなく、本発明の通信装置10は、IPv4プライベートネットワーク間でのSIP通信やIPv4プライベートネットワークとIPv4グローバルネットワーク間でのSIP通信にも適用が可能である。
さらに、インターネット電話サービスに限らず、テレビ会議サービスなどにも適用可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明の通信装置によれば、第1のネットワークに属する通信端末と、第1のネットワークとはアドレス体系が異なる第2のネットワークに属する通信端末との間で、SIPを用いて電話サービスやテレビ会議サービスを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の通信装置が適用されるシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の通信装置において、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を通じて、通信アプリケーションプログラムに渡されるデータのフォーマットの一例を示す図である。
【図4】図1に示すシステム構成において、IPv6ネットワークに属する通信端末から、IPv4ネットワークに属する通信端末に、SIPメッセージを送信する場合における、本発明の実施の形態の通信装置の各部の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…SIPメッセージ、2…送信先アドレス、3…送信元アドレス、10…通信装置、11…通信アプリケーションプログラム、12…通信アプリケーションプラットフォーム、13…アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)、20…IPv6ネットワーク、30…IPv6ネットワーク20に属する通信端末、40…IPv4ネットワーク、50…IPv4ネットワーク40に属する通信端末。
【発明の属する技術分野】
本発明は、APIおよびそれを用いた通信装置に係わり、特に、アドレス体系が異なる2つのネットワークに属する通信端末の間で、SIP(Session Initiation Protocol)を用いて電話サービスやテレビ会議サービスを実現する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでSIPを使って通信サービスを実現するアプリケーションプログラムのために、SIP−CGIやSIP−Servletといったアプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Program Interface;以下、APIという。)が知られている。
【0003】
なお、本願発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【非特許文献】
IETF(Internet Engineering Task Force)
RFC 3050 “Common Gateway Interface for SIP”
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したSIP−CGIやSIP−ServletといったAPIを使用する場合には、以下のような問題点があった。
SIP−CGIやSIP−ServletといったAPIを用いた場合、アプリケーションプログラムは、SIPの限られたヘッダやパラメータしか操作することができない。
また、SIP−CGIやSIP−Servletは、SIPメッセージの送信元および送信先の情報をアプリケーションプログラムに渡す能力を持っておらず、そのため、アプリケーションプログラムで実現できる通信サービスの内容が限定されてしまう。
例えば、第1のネットワークに属する通信端末と、第1のネットワークとはアドレス体系が異なる第2のネットワークに属する通信端末との間で、SIP通信を行う場合に、SIPメッセージ内のIPアドレス(例えば、第1のネットワークのアドレス体系のIPアドレス)を、他方のアドレス体系のIPアドレス(例えば、第2のネットワークのアドレス体系のIPアドレス)に変換する必要がある。
【0005】
しかしながら、SIP−CGIやSIP−Servletでは、SIPメッセージの送信元と送信先の情報をアプリケーションプログラムに渡すことができない。
そのため、アプリケーションプログラムは、変換すべきアドレス体系を判断することができず、アプリケーションプログラムが、SIPメッセージ内のIPアドレスを操作することができない。
したがって、アプリケーションプログラムが、SIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系に変換することができず、前述したような、第1のネットワークに属する通信端末と、第1のネットワークとはアドレス体系が異なる第2のネットワークに属する通信端末との間で、SIP通信を実現することができない。
【0006】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、通信アプリケーションプログラムがSIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系に変換することが可能なAPIを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、SIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系に変換し、第1のネットワークに属する通信端末と、第1のネットワークとはアドレス体系が異なる第2のネットワークに属する通信端末との間で、SIP通信を実現することが可能な通信装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、通信アプリケーションプログラムと通信アプリケーションプラットフォームとの間に配置されるAPIであって、前記通信アプリケーションプラットフォームが受信したSIPメッセージの全てと、前記SIPメッセージの送信先IPアドレス情報および送信元IPアドレス情報とを引数とすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、第1のネットワークと、前記第1のネットワークとはアドレス体系の異なる第2のネットワークとを介して、前記第1のネットワークに属する第1の通信端末と、前記第2のネットワークに属する第2の通信端末とに接続される通信装置であって、通信アプリケーションプログラムと、通信アプリケーションプラットフォームと、前記通信アプリケーションプログラムと前記通信アプリケーションプラットフォームとの間に配置されるAPIとを有し、前記APIは、前記通信アプリケーションプラットフォームが受信したSIPメッセージの全てと、前記SIPメッセージの送信先IPアドレス情報および送信元IPアドレス情報とを引数とすることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態の通信装置が適用されるシステム構成を示すブロック図である。
同図において、10はSIP通信を実現するための通信装置、20はIPv6ネットワーク、30はIPv6ネットワーク20に属する通信端末、40はIPv4ネットワーク、50はIPv4ネットワーク40に属する通信端末である。本実施の形態では、第1のネットワーク、および、第1のネットワークとはアドレス体系の異なる第2のネットワークが、IPv6ネットワーク20およびIPv4ネットワーク4の場合について説明する。
通信装置10は、IPv6ネットワーク20とIPv4ネットワーク40とを介して、通信端末30と通信端末50とに接続される。
【0010】
通信端末30が、通信端末50とSIPを用いてインターネット電話サービスを実現しようとする場合、通信端末30は、通信端末50に向けて、SIPメッセージをIPv6ネットワーク20を通じて送信する。このSIPメッセージは、通信装置10に転送される。
図2は、本実施の形態の通信装置10の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態の通信装置10は、通信アプリケーションプログラム11と、通信アプリケーションプラットフォーム12と、通信アプリケーションプログラム11と、通信アプリケーションプラットフォーム12との間に配置されるアプリケーション・プログラミング・インターフェース(以下、APIという。)13とから構成される。
本実施の形態の通信装置において、通信アプリケーションプラットフォーム12は、通信端末30から受信したSIPメッセージと、送信先IPアドレスおよび送信元IPアドレスとを、API(13)を利用して、通信アプリケーションプログラム11に渡す。
【0011】
本実施の形態の通信装置10において、API(13)を通じて、通信アプリケーションプログラム11に渡されるデータのフォーマットの一例を図3に示す。
本実施の形態においては、SIPメッセージに、付加情報として、送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとが付加される。
図3に示す例では、送信先IPアドレス2と、送信元IPアドレス3とが、SIPメッセージ1の先頭部分に付加された場合を図示している。
通信アプリケーションプログラム11は、API(13)を通じて渡される送信先IPアドレス2と送信元IPアドレス3とにより、変換すべきアドレス体系を知ることができる。
したがって、通信アプリケーションプログラム11は、API(13)を通じて渡される送信先IPアドレス2と送信元IPアドレス3とにより、SIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系のIPアドレスに書き換えることが可能となる。
【0012】
例えば、前述したように、通信端末30が、通信端末50とSIPを用いてインターネット電話サービスを実現しようとする場合には、通信アプリケーションプログラム11は、SIPメッセージ内のIPv6体系のIPアドレスを、IPv4体系のIPアドレスに書き換えることになる。
通信アプリケーションプログラム11は、SIPメッセージ内のIPアドレスを書き換えた後、API(13)を通じてSIPメッセージと送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとを通信アプリケーションプラットフォーム12に渡す。
通信アプリケーションプラットフォーム12は、IPv4ネットワーク40を介して、SIPメッセージを通信端末50に転送する。
通信アプリケーションプラットフォーム12から通信端末50に送信されたSIPメッセージは、通信端末50において解読が可能となり、通信端末30と通信端末50とのSIP通信が実現される。
【0013】
図4は、図1に示すシステム構成において、通信端末30から通信端末50にSIPメッセージを送信する場合における、本実施の形態の通信装置の各部の処理手順を示すフローチャートである。
通信端末30が、通信端末50に向けてSIPメッセージ送信する(ステップ101)。
このSIPメッセージを受信した通信アプリケーションプラットフォーム12は、送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとSIPメッセージとを、API(13)を使用して通信アプリケーションプログラム11へ送信する(ステップ111)。
通信アプリケーションプログラム11は、通信アプリケーションプラットフォーム12から受信した送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとから変換すべきアドレス体系を判別する(ステップ121)。
【0014】
次に、通信アプリケーションプログラム11は、判別したアドレス体系に基づき、SIPメッセージ内のIPアドレスを適切なアドレス体系のIPアドレスに変換し(ステップ122)、API(13)を使用して、SIPメッセージと送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとを通信アプリケーションプラットフォーム12に送信する(ステップ123)。
通信アプリケーションプラットフォーム12が、通信アプリケーションプログラム11から送信されたSIPメッセージを、送信先IPアドレスと送信元IPアドレスとを用いて、通信端末50に向けて送信する(ステップ112)。
通信端末50は、通信アプリケーションプラットフォーム12から送信されたSIPメッセージを解読する(ステップ131)。
【0015】
なお、前述の説明では、第1のネットワーク、および、第1のネットワークとはアドレス体系の異なる第2のネットワークとして、IPv6ネットワーク20と、IPv4ネットワーク40とを取り上げ、IPv6ネットワーク20に属する通信端末30が、IPv4ネットワーク40に属する通信端末50と、SIPを用いてインターネット電話サービスを実現する場合について説明したが、本発明の通信装置10はこれに限定されるものではなく、本発明の通信装置10は、IPv4プライベートネットワーク間でのSIP通信やIPv4プライベートネットワークとIPv4グローバルネットワーク間でのSIP通信にも適用が可能である。
さらに、インターネット電話サービスに限らず、テレビ会議サービスなどにも適用可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明の通信装置によれば、第1のネットワークに属する通信端末と、第1のネットワークとはアドレス体系が異なる第2のネットワークに属する通信端末との間で、SIPを用いて電話サービスやテレビ会議サービスを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の通信装置が適用されるシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の通信装置において、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を通じて、通信アプリケーションプログラムに渡されるデータのフォーマットの一例を示す図である。
【図4】図1に示すシステム構成において、IPv6ネットワークに属する通信端末から、IPv4ネットワークに属する通信端末に、SIPメッセージを送信する場合における、本発明の実施の形態の通信装置の各部の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…SIPメッセージ、2…送信先アドレス、3…送信元アドレス、10…通信装置、11…通信アプリケーションプログラム、12…通信アプリケーションプラットフォーム、13…アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)、20…IPv6ネットワーク、30…IPv6ネットワーク20に属する通信端末、40…IPv4ネットワーク、50…IPv4ネットワーク40に属する通信端末。
Claims (2)
- 通信アプリケーションプログラムと通信アプリケーションプラットフォームとの間に配置されるAPIであって、
前記通信アプリケーションプラットフォームが受信したSIPメッセージの全てと、前記SIPメッセージの送信先IPアドレス情報および送信元IPアドレス情報とを引数とすることを特徴とするAPI。 - 第1のネットワークと、前記第1のネットワークとはアドレス体系の異なる第2のネットワークとを介して、前記第1のネットワークに属する第1の通信端末と、前記第2のネットワークに属する第2の通信端末とに接続される通信装置であって、
通信アプリケーションプログラムと、
通信アプリケーションプラットフォームと、
前記通信アプリケーションプログラムと前記通信アプリケーションプラットフォームとの間に配置されるAPIとを有し、
前記APIは、前記通信アプリケーションプラットフォームが受信したSIPメッセージの全てと、前記SIPメッセージの送信先IPアドレス情報および送信元IPアドレス情報とを引数とすることを特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002332300A JP2004166143A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | Apiおよびそれを用いた通信装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002332300A JP2004166143A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | Apiおよびそれを用いた通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004166143A true JP2004166143A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=32809414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002332300A Pending JP2004166143A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | Apiおよびそれを用いた通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004166143A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007300523A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Ntt Resonant Inc | 通信制御装置及び通信制御方法 |
JP2008512906A (ja) * | 2005-04-29 | 2008-04-24 | フアウェイジシュヨウシアンゴンシ | Ipドメイン間の相互接続を構成する方法、システムおよび装置 |
-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002332300A patent/JP2004166143A/ja active Pending
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JP2008512906A (ja) * | 2005-04-29 | 2008-04-24 | フアウェイジシュヨウシアンゴンシ | Ipドメイン間の相互接続を構成する方法、システムおよび装置 |
JP4937913B2 (ja) * | 2005-04-29 | 2012-05-23 | ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド | Ipドメイン間の相互接続を構成する方法、システムおよび装置 |
US9525583B2 (en) | 2005-04-29 | 2016-12-20 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Method, system and device for implementing interconnection between IP domains |
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JP2007300523A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Ntt Resonant Inc | 通信制御装置及び通信制御方法 |
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