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JP2004162044A5 - - Google Patents

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本発明は、
化学式(1)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルケン酸のモノマーユニットを少なくとも分子中に含み、かつ、化学式(2)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルカン酸のモノマーユニットもしくは化学式(3)に示す3-ヒドロキシ-ω-シクロヘキシルアルカン酸のモノマーユニットを少なくとも分子中に同時に含むことを特徴とするポリヒドロキシアルカノエート共重合体である。
(式中、R1はシクロヘキシル基への置換基を示し、R1はH原子、CN基、NO2基、ハロゲン原子、CH3基、C25基、C37基、CF3基、C25基またはC37基である;kは、化学式中に示した範囲から選ばれた整数である;複数のユニットが存在する場合、R1およびkは、ユニット毎に異なっていてもよい。)
ただし、上記本発明のポリヒドロキシアルカノエート共重合体における前記化学式(2)におけるRであるフェニル構造或いはチエニル構造を有する残基が、後述する化学式(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、及び(18)からなる残基群より選ばれる少なくとも1種である。
また、本発明は、
化学式(19)に示す3-ヒドロキシ-ω-カルボキシアルカン酸のモノマーユニットを少なくとも分子中に含み、かつ、化学式(2)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルカン酸のモノマーユニットもしくは化学式(3)に示す3-ヒドロキシ-ω-シクロヘキシルアルカン酸のモノマーユニットを少なくとも分子中に同時に含むことを特徴とするポリヒドロキシアルカノエート共重合体である。
(式中、R1はシクロヘキシル基への置換基を示し、R1はH原子、CN基、NO2基、ハロゲン原子、CH3基、C25基、C37基、CF3基、C25基またはC37基である;kは、化学式中に示した範囲から選ばれた整数である;複数のユニットが存在する場合、R1及びkは、ユニット毎に異なっていてもよい。)
ただし、上記本発明のポリヒドロキシアルカノエート共重合体における前記化学式(2)におけるRであるフェニル構造或いはチエニル構造を有する残基が、後述する化学式(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、及び(18)からなる残基群より選ばれる少なくとも1種である。
本明細書では、上記の本発明に加えて、以下の発明をも開示している。
発明は、
化学式(24)で示すω-アルケン酸の少なくとも1種、及び、化学式(25)で示す化合物の少なくとも1種もしくは化学式(26)で示すω-シクロヘキシルアルカン酸の少なくとも1種、を原料として、
化学式(1)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルケン酸ユニットを少なくとも分子中に含み、かつ、化学式(27)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルカン酸ユニットもしくは化学式(3)に示す3-ヒドロキシ-ω-シクロヘキシルアルカン酸ユニットを少なくとも分子中に同時に含むポリヒドロキシアルカノエート共重合体を生産する能力を有する微生物により生合成せしめることを特徴とする、化学式(1)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルケン酸ユニットを少なくとも分子中に含み、かつ、化学式(27)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルカン酸ユニットもしくは化学式(3)に示す3-ヒドロキシ-ω-シクロヘキシルアルカン酸ユニットを少なくとも分子中に同時に含むポリヒドロキシアルカノエート共重合体の製造方法である。

Claims (3)

  1. 化学式(1)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルケン酸のモノマーユニットを少なくとも分子中に含み、かつ、化学式(2)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルカン酸のモノマーユニットもしくは化学式(3)に示す3-ヒドロキシ-ω-シクロヘキシルアルカン酸のモノマーユニットを少なくとも分子中に同時に含むことを特徴とするポリヒドロキシアルカノエート共重合体であって、
    Figure 2004162044
    (nは、化学式中に示した範囲内から選ばれた整数であり、複数のユニットが存在する場合、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    Figure 2004162044
    (mは化学式中に示した範囲内から選ばれた整数である;Rはフェニル構造或いはチエニル構造のいずれかの構造を有する残基を含んでいる;複数のユニットが存在する場合、mおよびRは、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    Figure 2004162044
    (式中、R1はシクロヘキシル基への置換基を示し、R1はH原子、CN基、NO2基、ハロゲン原子、CH3基、C25基、C37基、CF3基、C25基またはC37基である;kは、化学式中に示した範囲から選ばれた整数である;複数のユニットが存在する場合、R1およびkは、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    前記化学式(2)におけるRであるフェニル構造或いはチエニル構造のいずれかの構造を有する残基が、化学式(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、及び(18)からなる残基群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とするポリヒドロキシアルカノエート共重合体。
    ここで、化学式(8)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 2 は芳香環への置換基を示し、R 2 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、CH=CH 2 基、COOR 3 (R 3 :H原子、Na原子、K原子のいずれかを表す)、CF 3 基、C 2 5 基またはC 3 7 基であり、複数のユニットが存在する場合、R 2 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェニル基の群であり、
    化学式(9)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 4 は芳香環への置換基を示し、R 4 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、SCH 3 基、CF 3 基、C 2 5 基またはC 3 7 基であり、複数のユニットが存在する場合、R 4 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェノキシ基の群であり、
    化学式(10)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 5 は芳香環への置換基を示し、R 5 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、CF 3 基、C 2 5 基またはC 3 7 基であり、複数のユニットが存在する場合、R 5 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換ベンゾイル基の群であり、
    化学式(11)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 6 は芳香環への置換基を示し、R 6 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、COOR 7 、SO 2 8 (R 7 :H、Na、K、CH 3 、C 2 5 のいずれかを表し、R 8 :OH、ONa、OK、ハロゲン原子、OCH 3 、OC 2 5 のいずれかを表す)、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、(CH 3 ) 2 -CH基または(CH 3 ) 3 -C基であり、複数のユニットが存在する場合、R 6 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェニルスルファニル基の群であり、
    化学式(12)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 9 は芳香環への置換基を示し、R 9 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、COOR 10 、SO 2 11 (R 10 :H、Na、K、CH 3 、C 2 5 のいずれかを表し、R 11 :OH、ONa、OK、ハロゲン原子、OCH 3 、OC 2 5 のいずれかを表す)、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、(CH 3 ) 2 -CH基または(CH 3 ) 3 -C基であり、複数のユニットが存在する場合、R 9 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換(フェニルメチル)スルファニル基の群であり、
    化学式(13)は、
    Figure 2004162044
    で示される2-チエニル基であり、
    化学式(14)は、
    Figure 2004162044
    で示される2-チエニルスルファニル基であり、
    化学式(15)は、
    Figure 2004162044
    で示される2-チエニルカルボニル基であり、
    化学式(16)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 12 は芳香環への置換基を示し、R 12 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、COOR 13 、SO 2 14 (R 13 :H、Na、K、CH 3 、C 2 5 のいずれかを表し、R 14 :OH、ONa、OK、ハロゲン原子、OCH 3 、OC 2 5 のいずれかを表す)、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、(CH 3 ) 2 -CH基または(CH 3 ) 3 -C基であり、複数のユニットが存在する場合、R 12 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェニルスルフィニル基の群であり、
    化学式(17)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 15 は芳香環への置換基を示し、R 15 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、COOR 16 、SO 2 17 (R 16 :H、Na、K、CH 3 、C 2 5 のいずれかを表し、R 17 :OH、ONa、OK、ハロゲン原子、OCH 3 、OC 2 5 のいずれかを表す)、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、(CH 3 ) 2 -CH基または(CH 3 ) 3 -C基であり、複数のユニットが存在する場合、R 15 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェニルスルフォニル基の群であり、
    化学式(18)は、
    Figure 2004162044
    で示される(フェニルメチル)オキシ基である。
  2. 化学式(19)に示す3-ヒドロキシ-ω-カルボキシアルカン酸のモノマーユニットを少なくとも分子中に含み、かつ、化学式(2)に示す3-ヒドロキシ-ω-アルカン酸のモノマーユニットもしくは化学式(3)に示す3-ヒドロキシ-ω-シクロヘキシルアルカン酸のモノマーユニットを少なくとも分子中に同時に含むことを特徴とするポリヒドロキシアルカノエート共重合体であって、
    Figure 2004162044
    (nは化学式中に示した範囲内から選ばれた整数である;R18は、H原子、Na原子またはK原子である;複数のユニットが存在する場合、nおよびR18は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    Figure 2004162044
    (mは化学式中に示した範囲内から選ばれた整数である;Rはフェニル構造或いはチエニル構造のいずれかの構造を有する残基を含んでいる;複数のユニットが存在する場合、mおよびRは、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    Figure 2004162044
    (式中、R1はシクロヘキシル基への置換基を示し、R1はH原子、CN基、NO2基、ハロゲン原子、CH3基、C25基、C37基、CF3基、C25基またはC37基である;kは、化学式中に示した範囲から選ばれた整数である;複数のユニットが存在する場合、R1及びkは、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    前記化学式(2)におけるRであるフェニル構造或いはチエニル構造を有する残基が、化学式(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、及び(18)からなる残基群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とするポリヒドロキシアルカノエート共重合体。
    ここで、化学式(8)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 2 は芳香環への置換基を示し、R 2 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、CH=CH 2 基、COOR 3 (R 3 :H原子、Na原子、K原子のいずれかを表す)、CF 3 基、C 2 5 基またはC 3 7 基であり、複数のユニットが存在する場合、R 2 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェニル基の群であり、
    化学式(9)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 4 は芳香環への置換基を示し、R 4 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、SCH 3 基、CF 3 基、C 2 5 基またはC 3 7 基であり、複数のユニットが存在する場合、R 4 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェノキシ基の群であり、
    化学式(10)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 5 は芳香環への置換基を示し、R 5 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、CF 3 基、C 2 5 基またはC 3 7 基であり、複数のユニットが存在する場合、R 5 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換ベンゾイル基の群であり、
    化学式(11)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 6 は芳香環への置換基を示し、R 6 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、COOR 7 、SO 2 8 (R 7 :H、Na、K、CH 3 、C 2 5 のいずれかを表し、R 8 :OH、ONa、OK、ハロゲン原子、OCH 3 、OC 2 5 のいずれかを表す)、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、(CH 3 ) 2 -CH基または(CH 3 ) 3 -C基であり、複数のユニットが存在する場合、R 6 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェニルスルファニル基の群であり、
    化学式(12)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 9 は芳香環への置換基を示し、R 9 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、COOR 10 、SO 2 11 (R 10 :H、Na、K、CH 3 、C 2 5 のいずれかを表し、R 11 :OH、ONa、OK、ハロゲン原子、OCH 3 、OC 2 5 のいずれかを表す)、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、(CH 3 ) 2 -CH基または(CH 3 ) 3 -C基であり、複数のユニットが存在する場合、R 9 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換(フェニルメチル)スルファニル基の群であり、
    化学式(13)は、
    Figure 2004162044
    で示される2-チエニル基であり、
    化学式(14)は、
    Figure 2004162044
    で示される2-チエニルスルファニル基であり、
    化学式(15)は、
    Figure 2004162044
    で示される2-チエニルカルボニル基であり、
    化学式(16)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 12 は芳香環への置換基を示し、R 12 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、COOR 13 、SO 2 14 (R 13 :H、Na、K、CH 3 、C 2 5 のいずれかを表し、R 14 :OH、ONa、OK、ハロゲン原子、OCH 3 、OC 2 5 のいずれかを表す)、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、(CH 3 ) 2 -CH基または(CH 3 ) 3 -C基であり、複数のユニットが存在する場合、R 12 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェニルスルフィニル基の群であり、
    化学式(17)は、
    Figure 2004162044
    (式中、R 15 は芳香環への置換基を示し、R 15 はH原子、ハロゲン原子、CN基、NO 2 基、COOR 16 、SO 2 17 (R 16 :H、Na、K、CH 3 、C 2 5 のいずれかを表し、R 17 :OH、ONa、OK、ハロゲン原子、OCH 3 、OC 2 5 のいずれかを表す)、CH 3 基、C 2 5 基、C 3 7 基、(CH 3 ) 2 -CH基または(CH 3 ) 3 -C基であり、複数のユニットが存在する場合、R 15 は、ユニット毎に異なっていてもよい。)
    で示される無置換または置換フェニルスルフォニル基の群であり、
    化学式(18)は、
    Figure 2004162044
    で示される(フェニルメチル)オキシ基である。
  3. 数平均分子量が1000から1000000の範囲である請求項1または2に記載のポリヒドロキシアルカノエート共重合体。
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