JP2004152155A - 情報閲覧表示方法、プログラムおよび装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この方法は、モニタ上に表示されたウェブページのURLが履歴情報内のURL(Uniform Resource Locator)と一致するかを調べるステップSTEP2−4と、解析ステップSTEP2−4により得られた履歴情報内のURLに対して記録されている戻り先のURLと、表示されたウェブページからの戻り先のURLとを組み合わせて、表示されたウェブページの戻り先として履歴情報に記録するステップSTEP5−6とを含む。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末や携帯型電話などの小型端末装置において閲覧のために情報表示するための方法、プログラムおよび装置に関し、特に、過去の履歴を利用して、情報の閲覧を容易にすることができる情報表示方法、プログラムおよび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報処理装置およびデータ通信ネットワークの発展により、コンピュータを用いて何らかの情報を閲覧する機会が非常に多くなっている。たとえば、いわゆるインターネットにおけるウェブブラウザを用いたウェブページの検索、GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を用いたコンピュータ内のファイルの検索、コンピュータ読取可能な形式で何らかの情報記録媒体に記録された辞書または地図の閲覧などがその典型的なものである。
【0003】
従来のウェブブラウザなどでは、情報、ページ、文書など、一度表示した情報の順番を履歴として記録し、その記録した履歴情報を逆に辿る機能がある。また、その履歴を一覧として表示し、ユーザが直接選択する機能を備えたものも存在している。しかしそうした機能は、いずれも履歴情報を比較的単純な形式で利用したものであり、便利ではあるがそれほど使い勝手が良いわけではない。
【0004】
たとえば、従来のウェブブラウザに備えられている履歴機能は直線的である。この機能は通常「戻る」ボタンとして実装されているが、このボタンの押下だけでは、直前のページに戻ることができるだけである。ユーザは履歴中の所望のページに選択的に戻ることはできない。
【0005】
そうした欠点を克服するために、「戻る」機能に代えて(または「戻る」機能に加えて)、「履歴」を一覧形式で表示してその中から選択的にあるページに戻ることができるようにしたブラウザも存在する。典型的な例は、表示したページのURL(Uniform Resource Locator)またはページ見出しを日付別に整理して一覧表示し、その中から所望のページを選択できるようにする機能である。この機能によれば、日付が分かれば所望のページを容易に見つけることができる。
【0006】
また、このように履歴情報を比較的単純な形式で用いるものと別に、特許文献1において提案されているように、URLの構造を解析しツリー構造で表示するものも存在する。ユーザにとって一度に多くのURL情報をみることができるので、所望のページを比較的探しやすいという利点がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−331356号公報(図7、段落0018−0019)
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来技術では、次のような問題点がある。例えば図15に示すようなページ遷移((1)→(2)→(3)→(4)→(5))をした場合のように一度訪れた場所(URLやディレクトリなど)(図15ではページ1)を再び訪れた場合、以前訪れた時と今回の時とで、戻る場所が2個所となる。つまり、図15に示す例では、AとBという二つの戻り先があることになる。場合によっては,Bの方向ではなく、Aの方向(ページ0)に戻りたい場合も存在するはずである。
【0008】
それにもかかわらず、「戻る」ボタンではあくまで直前の場所つまりBの方向へしか戻れない。したがって「戻る」ボタンを利用するのであれば、Aの方向へ戻るには「戻る」ボタンを5回押して一つ一つ戻る必要がある。
【0009】
履歴の一覧を表示させてその中から戻りたい情報ページ(ページ0)を探し出して選択することもできる。この場合、ユーザは、表示される多数の履歴の中から所望のページ(ページ0)を探し出して選択する必要がある。
【0010】
もちろん、ページ0のURLを直接入力すればページ0に移動することはできるが、それでは「戻る」機能や履歴の一覧表示には意味がない。
【0011】
また情報を閲覧している際、順に階層的に深い情報ページへ移動した後、その階層構造内で、その情報ページの上位のページに戻りたい時がある。通常、情報ページ内に上位情報ページへのリンクが存在する場合が多いが、リンクが存在しない場合も多い。そういった場合に階層の上位へ戻るにはその情報ページのURLを直接入力するか、または何度も戻る機能を使い必要な場所まで戻るか、履歴の一覧を表示させ、その中から目的のページを探して戻る必要がある。
【0012】
一方、特許文献1において開示された方法では、どのようにユーザがURLを移動したかという履歴を順番に追い掛けることは難しい。また、情報が多くなった場合、表示されるツリーが大きくなり、希望のURLを選択することが難しくなる。また、URLのツリー構造を表示するために、表示装置の比較的大きな領域が必要となる。そのため、本来の情報を表示する領域が限られてしまうという問題がある。
【0013】
したがって、本発明の目的は、履歴情報を有効に利用して、現在のページと関連のあるページに容易に移動することができる情報閲覧表示方法およびそのためのプログラムを提供することである。
【0014】
この発明の他の目的は、履歴情報を有効に利用して、現在のページからの戻り先として可能性のある複数ページのうちの一つに容易に移動することができる情報閲覧表示方法およびそのためのプログラムを提供することである。
【0015】
この発明の他の目的は、本来の情報表示の機能を損なわずに、履歴情報を有効に利用して、現在のページからの戻り先として可能性のある複数ページのうちの一つに容易に移動することができる情報閲覧表示方法およびそのためのプログラムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる情報閲覧表示方法は、表示装置上に表示された情報ページのロケーション情報が履歴情報内のロケーション情報と一致するかを調べるようにコンピュータを動作させる解析ステップと、解析ステップによって、情報ページのロケーション情報が履歴情報内のロケーション情報と一致すると判定されたことに応答して、解析ステップにより得られた履歴情報内のロケーション情報に対して記録されている戻り先のロケーション情報と、表示された情報ページからの戻り先のロケーション情報とを組み合わせて、表示された情報ページの戻り先として履歴情報に記録するようにコンピュータを動作させる記録ステップとを含む。
【0017】
履歴情報に記録されているロケーション情報に、表示装置上に表示された情報ページのロケーション情報が存在している場合、履歴情報に記録されている戻り先のロケーション情報と、現在表示されているページの戻り先のロケーション情報とが組み合わされて履歴情報に記録される。そのため、この情報ページを表示した際には、この情報ページからの戻り先を選択することが可能になる。
【0018】
履歴情報に記録された複数の戻り先の一つをユーザに選択させ、選択された戻り先に対応するロケーション情報により特定される情報ページを表示するようにしてもよい。こうすることにより、表示されている情報ページからの複数の戻り先の一つをユーザが選択できる。
【0019】
履歴情報に記録された複数の戻り先を一覧にして表示装置上に表示し、表示された複数の戻り先の中から1つをユーザに選択させるようにしてもよい。このようにすれば、戻り先の一つを選択する作業が非常に容易になる。
【0020】
記録ステップは、表示された情報ページが、履歴情報にロケーション情報が記録されている情報ページのいずれかに対して階層的に上位かどうかを分析し、表示された情報ページが履歴情報にロケーション情報が記録されている情報ページのいずれかに対して階層的に上位であれば、表示された情報ページが階層的に上位の情報ページであることを示す情報とともにそのロケーション情報を履歴情報に記録する。このように上位の情報ページか否かを識別するための情報を履歴情報中に記録することにより、履歴情報中において、あるページの上位ページが存在するか否かを容易に判定することが可能になる。
【0021】
ユーザの操作に応答して、表示されている情報ページの上位の情報ページの表示を要求する信号を発生するようにし、この信号に応答して、履歴情報により、現在表示されている情報ページの上位の情報ページである情報ページのロケーション情報を検索し、当該ロケーション情報で示される情報ページに選択的に移動して表示するようにしてもよい。このようにすると、表示されているページからその上位ページに移動する際のユーザの操作がより容易になる。
【0022】
この発明の他の局面にかかる情報閲覧表示装置は、表示装置上に表示された情報ページのロケーション情報が記録されている履歴情報内のロケーション情報と一致するかを調べるための解析手段と、この解析手段によって、情報ページのロケーション情報が履歴情報内のロケーション情報と一致すると判定されたことに応答して、解析手段により得られた履歴情報内のロケーション情報に対して記録されている戻り先のロケーション情報と、表示された情報ページからの戻り先のロケーション情報とを組み合わせて、情報ページの戻り先として履歴情報に記録するための記録手段とを含む。
【0023】
履歴情報に記録されているロケーション情報に、表示装置上に表示された情報ページのロケーション情報が存在している場合、履歴情報に記録されている戻り先のロケーション情報と、現在表示されているページの戻り先のロケーション情報とが組み合わされて履歴情報に記録される。そのため、この情報ページを表示した際には、この情報ページからの戻り先を選択することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態である情報閲覧表示装置を組み込んだ情報処理装置のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。図1を参照して、情報処理装置1は、CRT(Cathode Ray Tube)または液晶表示装置などからなる表示装置106と、情報処理装置1の全体を制御するための中央演算装置(CPU)100と、読出専用メモリ(ROM)102およびランダムアクセスメモリ(RAM)101から構成されるメモリと、いわゆるインターネット等の通信ネットワーク111に情報処理装置1を接続するための通信装置103と、ハードディスク(HD)駆動装置107と、フレキシブルディスク(FD)112を自由に着脱可能なFD駆動装置108と、マウス104と、キーボード105とを含む。情報処理装置1の各構成部材は、バス110を介して互いに接続されている。
【0025】
ROM102は、主として情報処理装置1全体を制御するためのCPU100で実行されるオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを記憶する。RAM101は、CPU100でアプリケーションプログラムを実行する際に必要なワークエリアや、データ保存エリアとして用いられる。
【0026】
なお、表示装置106とキーボード105とを一体的に構成して、ディスプレイ型タッチパネルとしてもよい。
【0027】
HD駆動装置107は、データやアプリケーションプログラムを記憶するための、不揮発性の記憶装置である。大量のデータを読出したり書込んだりすることが可能である。また、HD駆動装置107には、CPU100が実行可能な複数のアプリケーションソフトウェアが記録される。
【0028】
通信ネットワーク111は本実施の形態ではインターネットを含む。インターネットへの接続のためには、電話回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)、ADSL(Asynchronous Digital Subscriber LineまたはLoop)、LAN(Local Area Network)等の種々の通信回線を適用することができる。
【0029】
FD駆動装置108は、FDに記録されたプログラムやデータを読込み、CPU100に送信する。また、CPU100からの指示により、フレキシブルディスク(FD)に必要なデータを書込む。
【0030】
ここでプログラムとは、CPU100により直接実行可能な目的プログラムだけでなく、ソースプログラム形式でインタープリタ方式で実行されるプログラム、圧縮処理され、実行時には伸張処理を受けるプログラム、暗号化され、実行時には復号されるプログラム、CPU100により提供される仮想マシン環境により実行可能なプログラム、スクリプト形式のプログラム等を含む概念である。
【0031】
なお、本実施の形態ではプログラムを記録した記録媒体としてFDを用いているが、FDに限らず、一般的にコンピュータ読取可能な記録媒体であればどのようなものも用いることができる。コンピュータ読取可能な記録媒体としては、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、磁気ディスク(ハードディスク等)や光ディスク(CD−ROM/MO(Magneto−Optical)/MD(Mini Disk)/DVD(Digital Versatile Disc)等)などのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)や光カードなどのカード系、およびマスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ系等、固定的にプログラムを担持する媒体を用いることができる。また、ネットワークからプログラムがダウンロードされる場合のように、一時的にプログラムを担持するのみであり、かつ一時にはプログラムの一部しか担持しない記録媒体もここでいう記録媒体に含まれる。
【0032】
図2には、本実施の形態の装置の機能的な構成を示す。図2を参照して、この情報処理装置1の主たる機能は、マウス104、キーボード105、表示装置106、および記憶装置115と協働する、プログラムおよびCPU100により実現される情報閲覧表示部130により提供される。ここで記憶装置116は情報処理装置1におけるRAM101やHD駆動装置107、FD駆動装置108などの外部記憶装置を指している。
【0033】
情報閲覧表示部130は、ユーザが新しく表示させた情報ページが既に履歴として記録されている履歴情報と一致するかを調べる解析部146と、解析部146の結果、表示された情報ページが履歴情報の中に存在する場合、解析部146で得られた履歴情報の戻り先と情報ページの戻り先とを組み合わせて複数の戻り先とし、これを情報ページの戻り先として、記憶装置116に格納された履歴情報に新しく記録するための記憶部142とを含む。情報閲覧表示部130はさらに、記録部142により記録された履歴情報の中で、ある情報ページに対して記録された複数の戻り先の一覧表示を表示装置106上に表示するための表示部144と、表示部144によって表示された複数の戻り先の中から1つを、マウス104またはキーボード105を用いてユーザに選択させるための選択部146と、選択部146によって選択された戻り先に移動して戻り先の情報ページを表示装置106上に表示するための移動表示部とをさらに含む。
【0034】
ユーザによってマウス104やキーボード105により新たに入力された情報ページのロケーション情報は、最初に解析部146により処理される。その結果を記憶部142が記憶装置116に記憶する。
【0035】
記憶装置116に記憶されている情報に基づいて表示部144が、表示装置106上に履歴情報を表示する。その表示に基づいてユーザはマウス104またはキーボード105を使って指示を情報処理装置1に与える。与えられた指示を選択部146が識別し、移動表示部148により目的の情報ページを表示装置106に表示する。
【0036】
履歴情報を記録して、その記録された履歴情報中のロケーション情報を参照するためのプログラム上の手順を以下に述べる。説明のため、次のような状況を想定する。なお、以下に述べる移動の履歴は、ちょうど図15に示したものと同じである。
【0037】
ユーザが欲しい電化製品の情報を検索するためにある家電メーカーのwebページを閲覧していたとする。ユーザがその中でテレビの情報を得ようとして、総合製品カタログのページ(ページ0)からテレビのカタログページ(ページ1)へ移動したものとする。以後テレビに関して様々なページを移動したものとする((1)→(2)→(3)→(4))。その後、テレビに関する検索を終了し、テレビのカタログページ(ページ1)に戻ったものとする(5)。
【0038】
この時の履歴情報は図3に示すテーブル10に記録される。図3を参照して、このテーブル10は、複数の行を含む。各行は、行を識別するための情報であるIDと、情報ページのURLと、URLに記録された情報ページからの戻り先とを含む。
【0039】
実際に履歴情報がテーブル10に記録された例を図4(a)のテーブル12に示す。戻り先として「NULL」が設定されている場合、その情報ページからの戻り先がないこと、つまりその情報ページが一連の情報ページの最初に閲覧されていたことを示す。戻り先には、戻り先のURLを格納した行のIDが格納されている。
【0040】
テーブル10およびテーブル12はいずれもRAM101上に維持されるが、HD駆動装置107に適宜書き込まれる。
【0041】
ここでは、履歴情報をテーブルに記録する方法を図5のフローチャートに沿って説明する。なお、この説明では、記録する履歴情報をURLとしているが、ディレクトリ名やファイル名など他の情報でも良く、URLに限定はされない。URL,ディレクトリ名、ファイル名、パス名+ファイル名などのように、表示装置で表示される情報ページの位置を特定する情報であって、その情報が判明すればもとの情報ページを表示することが可能になるようなものを、本明細書では概括的に「情報ページのロケーション情報」または単に「ロケーション情報」と呼ぶ。
【0042】
図5を参照して、最初に履歴情報を解析するために、直前まで表示していた情報ページが履歴情報の中でどの「ID」の行に記録されているかを求めて、その「ID」の値を変数nに代入する(STEP1)。基本的にテーブル12にはユーザが操作して表示させた情報ページのロケーション情報が履歴情報として記録されている。従ってユーザにより新しい情報ページに移動したときの前の情報ページは履歴情報として必ずテーブル12に記録されている。
【0043】
なお、現在表示している情報がテーブル12の中でどの行かを表す指標を予め設けておいて、この指標の値をnに代入しても良い。この指標は常に現在表示している情報に対するテーブル12における位置を示す。
【0044】
次にnで示される「ID」の行が履歴の先頭かどうか判定する(STEP2)。nが‘0’の場合はこれ以上戻る履歴がないことを示している。従ってこのときには制御はSTEP7へ進む。nが‘0’でない場合はまだ解析すべき履歴があることを示す。従って制御はSTEP3へ進む。
【0045】
STEP3では、新しく記録する新URLがテーブル12において「ID」がnである行に記録されている「URL」の内容と等しいかどうかを比較する。等しい場合には制御はSTEP5へ進む。等しくない場合には制御はSTEP4へ進む。
【0046】
STEP3で新規URLが「ID」=nの行のURLと等しくないと判定されたときは、STEP4で、次の「ID」に対して解析するために、nの値から1を引く。制御はSTEP2に戻る。
【0047】
STEP3で新規URLが「ID」=nの行のURLと等しいと判定されたときは、STEP5で、その行(「ID」=n)に記録されている「戻り先」の値を求める。
【0048】
続いてSTEP6で、STEP5で求めた値に新URLに対する戻り先を結合してテーブル12に登録する。記録する「ID」の値として、STEP1で求めた値に1を加算した値とする。必要であれば、前述した指標の値を更新して処理を終了する。
【0049】
STEP2で履歴の先頭である(n==0)と判定されたときは、制御はSTEP7に進む。STEP7では履歴情報の中に一致するURLが無かったとして直前まで表示されていた情報ページのURLを「戻り先」としてテーブルに記録し処理を終了する。
【0050】
ここでは、図15に示す例でページ4からページ1に移動する場合を想定し、ページ1のURLである“URL1”を新しい履歴情報としてテーブルに記録する方法を図5のフローチャートに沿ってより具体的に説明する。
【0051】
図5を参照して、STEP1では、現在、ページ4を表示しているので図4のテーブル12において‘5’が変数nに代入される。
【0052】
次にSTEP2の判定では、n=5であり‘0’でないのでSTEP3へ進む。STEP3では、新URLは“URL1”で、「ID」=‘5’の行に記録されている“URL4”とは一致しないと判定される。従って、制御はSTEP4に進む。STEP4では、n=5から1を引いてnは‘4’となる。
【0053】
同様にSTEP2でnが‘0’かどうか判定する。ここではn=4なのでSTEP3へ進む。「ID」=‘4’の行に記録されているURLは“URL3”なので一致しない。従ってSTEP3の判定結果は「NO」となり、制御はSTEP4に進む。STEP4ではn=4から1を引いてnは‘3’となる。制御はSTEP2に戻る。
【0054】
STEP2でnが‘0’かどうか判定する。n=3なので制御はSTEP3へ進む。STEP3では、「ID」=‘3’の行に記録されているURLは“URL2”なので一致しない。従って制御はSTEP4に進む。STEP4ではn=3から1を引いてnは‘2’となる。制御はSTEP2に戻る。
【0055】
STEP2でnが‘0’か判定する。n=2なので制御はSTEP3へ進む。「ID」=‘2’の行に記録されているURLは“URL1”で、記録しようとしているURLと一致する。従ってSTEP3での判定の結果、制御はSTEP5に進む。
【0056】
STEP5では、「ID」=‘2’の行の「戻り先」を求める。その値は図4(a)から分かるように“{1}”である。続いてSTEP6で、STEP5で求めた値に新URLに対する戻り先を結合してテーブル12に登録する。この場合の新URLに対する「戻り先」は“{5}”で、上記STEP5で求めた「戻り先」は“{1}”である。これらを結合した“{1,5}”をテーブル12に記録する。記録する「ID」の値として、STEP1で求めた値に1足した値とする。ここでは、STEP1で求めた値が‘5’なので‘6’に新しく記録する。このようにして更新されたテーブル12の内容を図4(b)に示す。図4(b)の行30が、上記手順で新しく記録された履歴情報である。
【0057】
次に履歴を選択する場合の手順を以下に詳細に説明する。
【0058】
一般に、現在表示している情報ページの前の情報ページに戻る場合、ブラウザに表示される、図6に示すような「戻る」ボタン20を使用する。もしくは表示しているページ内にある「戻る」ためのリンクを使う場合もある。前述した状況において、ユーザがビデオの情報を得ようとして現在のテレビカタログのページから新しくビデオのページへ移動しようとする。この場合ユーザは総合製品カタログのページを一度閲覧したことを覚えていて、「戻る」ボタン20を使って戻ろうとする。この時、図4(b)のテーブル12の行30を参照することにより、戻り先が複数({1}と{5})あることが分かる。そこで、テーブル12の「ID」=‘1’の行および「ID」=‘5’の行から戻り先のURL(またはページタイトル)を取り出し、図6にあるような表21を生成して「戻る」ボタン20の近傍に表示する。ユーザがこの表21の中の“URL0”を選択することで簡単にユーザが望む総合製品カタログのページへ移動することができる。
【0059】
このように、ユーザがマウス104やキーボード105などの入力装置を用いて「戻る」ボタン20を押す(選択する)と、表示部144は、図4に示されるテーブル12に記録された内容を基に、必要ならば履歴情報を表示する。
【0060】
図7に履歴を表示するための表示部144および選択されたURLに移動して情報ページを表示するための移動表示部148を実現するプログラムについてのフローチャートを示す。そのフローチャートに沿って上記したプログラムの構造を詳しく説明する。ここでも、最初にフローチャートの概略を説明し、その後に具体的な動きを説明する。
【0061】
図7を参照して、最初に現在表示している情報ページが履歴情報の中でどの「ID」の行に記録されているかを求めて、その「ID」の値を変数rに代入する(STEP11)。前述の指標nの値を変数rに代入しても良い。
【0062】
次にユーザに選択させるための表示が必要かどうか調べるために、変数rで示される「ID」の行の「戻り先」の内容が複数か単数かを調べる(STEP12)。複数であれば、STEP13に進む。単数であれば、STEP15に進む。ここで複数とは「戻り先」に記録されているIDが二つ以上存在することを意味する。つまり、ユーザへの表示が必要であることを示す。従って、この場合には制御はSTEP13へ進む。それ以外の場合には制御はSTEP15に進む。
【0063】
STEP13では、ユーザが複数の戻り先を選択できるように表示を行なう。例えば、複数の戻り先を図6にあるように「戻る」ボタン20のそばにポップアップウインドウ(表21)として、「戻り先」から分かる複数の行の「URL」を、ユーザが選択できるように一覧表示する。もちろん他の方法で表示するようにしても良い。例えば、それぞれのページの名前が表示されるようにする。そうすれば、ユーザにとってもページを選択しやすくなる。
【0064】
次にSTEP14で、ユーザの選択した戻り先へ移動し、履歴の現在位置をユーザに選択された戻り先の行に更新する。ここで必要であれば、指標の値を更新する。
【0065】
STEP12で、表示中のページの戻り先が複数でないと判定された場合、STEP15で、単に「ID」=rの行の「戻り先」に記録されている「ID」の行にある「URL」の情報ページへ移動する。これは戻り先が単数のため、ユーザに選択させる必要がないためである。
【0066】
上で説明したプログラムの動きを、具体例を用いて説明する。ここでは、最初に現在表示している情報ページが履歴情報の中でどの「ID」の行に記録されているかを求めて、その「ID」の値を変数rに代入する(STEP11)。ここでは、図15に示す例で、ページ4からページ1に移動し、ページ1を表示している場合を想定する。ページ4から移動してページ1が表示されているので、図4(b)に示す「ID」=‘6’の行に対応し、変数rには‘6’が代入される。前述の指標nの値を変数rに代入しても良い。
【0067】
次にSTEP12において、変数r=6で示される「ID」の行の「戻り先」の内容が複数か単数かを調べる。「ID」=‘6’の行の内容は“{1,5}”であり、これは戻り先が複数であることを示している。つまり、ユーザへの表示が必要であることを示す。従って、制御はSTEP13へ進む。
【0068】
次にSTEP13では、ユーザが複数の戻り先を選択できるように表示を行なう。ここでは、図6にあるように「戻る」ボタン20のそばにポップアップウインドウ(表21)を表示する。表21は、「ID」=‘6’の行の「戻り先」として記録されている二つのID(1および5)に基づき、「ID」=‘1’の行の“URL0”と「ID」=‘5’の行の“URL4”とを、ポップアップウィンドウでユーザが選択できるように表示する。
【0069】
次に、STEP14でユーザの選択した戻り先へ移動し、履歴の現在位置をユーザに選択された戻り先の行に更新する。例えば、ユーザが表示された戻り先のうち、“URL0”を選択したとする。そこで、選択された“URL0”のページへ移動し表示する。履歴の現在位置を‘6’から‘1’へ更新する。
【0070】
以上の手順により記録された履歴情報の中で、複数の戻り先がある場合にそのうちの一つを選択できる。戻り先の一覧を表示してその中からユーザが選択できるようにすることで、ユーザは簡便に戻り先を選択可能となり履歴を有効に利用することができる。戻り先を一覧表示する際に、一覧表示をポップアップメニューとすることで、表示領域を犠牲にすることなく戻り先を選択することが可能になる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態にかかる情報閲覧表示装置は、ユーザが新しく表示させた情報ページが、既に履歴情報として記録されている情報ページに対して階層的に上位かどうかを判定する分析部を備える。この分析部により、実施の形態1の装置と比較して異なった効果を奏する履歴機能を提供する。
【0071】
そのために本実施の形態の装置では、図8に示すテーブル11のような構造を有する履歴テーブルを用いる。このテーブル11は、基本的に図3に示すテーブル10と同様の構造を持つが、各行が「TOP(トップ)」と呼ばれる情報を持つ点で異なっている。この「TOP」は、この行の「URL」で示されるロケーション情報に対応する情報ページが、階層構造をなす一群のURLのうちのトップページであり、これより上位の情報ページが存在しないことを示す。
【0072】
以下の説明は、次のような状況を想定するものとする。例えば、A社のwebページ(“http://www.aaa.co.jp/”)を閲覧していてA社のある製品についての情報を詳しく得ようとしたとする。そのページから製品カタログのページ(“http://www.aaa.co.jp/bbb/”)へ移動し、さらに特定の製品のページ(“http://www.aaa.co.jp/bbb/ccc/”)へ移動したとする。この時の履歴情報は図8に示すテーブル11に記録する。この場合テーブル11において、「URL」の内容が“http://www.aaa.co.jp/”である行の「TOP」欄には‘1’が、他の行の「TOP」欄には‘0’が記録される。つまり「TOP」欄の‘1’は同じサイト名のページの中でこれ以上戻る先の情報ページがないことを示し、‘0’は戻り先があることを示す。
【0073】
この第2の実施の形態では、現在表示中の情報ページからA社のwebページに戻りたい場合、図13に示すような「TOP」ボタン22を使うことで、簡単に戻ることができるような構成とする。もちろん、ここでは「TOP」ボタンとしているが、これに限定するものではなく呼び名はもちろん、その実現方法もブラウザ上の専用のボタン、情報ページ上のリンク、機械的ボタンなど種々の実現化方法が考えられる。ここでは一般的に、ユーザが操作することにより、ある特定の信号を生成することができるようなものであれば、ハードウェアでソフトウェアでも、どのようなものを用いたものでもよい。この信号に応答して、履歴情報の中から、現在表示されている情報ページの上位の情報ページ(トップページ)に対応するロケーション情報を検索し、そのトップページを表示するように情報装置を構成する。
【0074】
以下、ある情報ページを表示中、ユーザの操作によってその情報ページとは異なるサイトのトップページに移動したとき、その新たなサイトのトップページを新しい履歴としてテーブル14に記録する手順を図10のフローチャートに基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態のハードウェア構成は第1の実施の形態で用いられたものと同様なものでよい。したがってここではそれらについての詳細は繰り返さない。
【0075】
図10を参照して、最初に履歴情報を分析するために、現在表示している情報が履歴情報の中でどの「ID」の行に記録されているかを求めて、その「ID」の値を変数nに代入する(STEP21)。もしくは、前述のように指標の値を設けて、常に現在表示中の「ID」の値を保持するようにしておき、その値を変数nに代入しても良い。
【0076】
次にSTEP22で、nで示される「ID」の行が履歴の先頭かどうか判定する。nが‘0’であれば、これ以上戻る履歴がないことを示している。従って制御はSTEP28へ進む。nが‘0’でなければ制御はSTEP23へ進む。
【0077】
STEP22で、履歴の先頭ではないと判定された場合、次にSTEP23において「ID」=nの行に記録されている「TOP」の内容が‘1’かどうかを判定する。この値が‘1’であれば制御はSTEP25へ進む。この値が‘0’であれば制御はSTEP24へ進む。
【0078】
STEP24では、次の行に対して処理を行なうためにnから‘1’を引く。そして制御はSTEP22へ戻る。
【0079】
一方、STEP25では次に新しく記録する情報ページのURLと、テーブル14中の「ID」=nの行における「URL」の内容とを比較して、新しく記録する情報ページのURLが、テーブル14中の履歴情報のURLに対して階層的に上位かどうかを判定する。上位であれば、制御はSTEP27へ進む。上位でなければ、制御はSTEP26へ進む。
【0080】
ここで階層的に上位とは、サイト部分が等しく、それに続くパスの区切りが少ないURLのことを意味する。サイト部分とは、URLのうちのある規則にしたがった文字列を指す。例えば、“http://www.bbb.co.jp/bbb/a/b/”というURLにおけるサイト部分とは“www.bbb.co.jp”のことを指す。パスとはそのサイト部分に続く特定の文字列を指す。上記例でパスとは“/bbb/a/b/”の部分を指す。また、パスの区切りとは、文字列をある単位で区切る文字を指す。ここでは、“/”がパスの区切りとなっている。
【0081】
新しく記録する情報ページのURLが、テーブル14中の履歴情報のURLに対して階層的に上位であると判定されると、STEP27において、nの行の「TOP」欄を‘1’から‘0’へ変更する。そしてその後STEP28においてSTEP21で求めた「ID」の値に‘1’を足した値を「ID」の値とした行をテーブル14に記録する。この新しい行の「TOP」欄は‘1’とする。STEP28の後この処理は終了する。
【0082】
一方、STEP25で新しく記録する情報ページのURLが、テーブル14中の履歴情報のURLに対して階層的に上位ではないと判定された場合、STEP26において、新しく記録する情報ページのURLのサイト部分が、履歴情報中のURLのサイト部分と等しいかどうか調べる。両者のサイト部分が等しいということは、新しく記録しようとするURLに対して上位の情報ページの履歴が存在することを示す。したがって、残りの履歴に対して分析する必要はない。制御はSTEP29へ進む。両者のサイト部分が等しくなければ、次の履歴を分析する必要があるので制御はSTEP24に進む。
【0083】
STEP29では、STEP21で求めた「ID」の値に‘1’を足した「ID」の値に対応した行に新しいURLを記録する。この行の「TOP」欄は‘0’に設定される。
【0084】
上記手順に従って処理を行なうことにより図11に示すテーブル14の行31のような行が新しい履歴として記録される。
【0085】
履歴情報が図9にあるテーブル14の様な状態で、「ID」=‘5’の「URL」の内容を表示中、ユーザの操作によって“http://www.bbb.co.jp/”へ移動したものとする。その時、“http://www.bbb.co.jp/”を新しい履歴としてテーブル14に記録するか否かの判定手順、およびその記録手順を上述の図10のフローチャートに基づいて詳しく説明する。
【0086】
STEP21で、現在表示している情報が履歴情報の中でどの「ID」の行に記録されているかを求めて、その「ID」の値を変数nに代入する。現在表示中の“http://www.bbb.co.jp/ddd/”は図9に示すテーブル14において「ID」=‘5’の行に記録されている。従ってnには‘5’が代入される。
【0087】
次にSTEP22で、nが‘1’か否かが判定される。ここではnが‘5’なので制御はSTEP23へ進む。
【0088】
STEP23では、「ID」=‘5’の行に記録されている「TOP」の内容が‘1’かどうかを判定する。この値は‘1’なので制御はSTEP25に進む。
【0089】
STEP25ではn=5の行に記録されている「URL」=“http://www.bbb.co.jp/ddd/”と新しいURLである“http://www.bbb.co.jp/”を比較する。後者が前者と同じサイトでかつよりパスの区切りが少なく上位URLとなる。つまり“http://www.bbb.co.jp/”は、「ID」=‘5’の行の「URL」に対して上位なので制御はSTEP27へ進む。
【0090】
STEP27では、nの行の「TOP」欄を‘1’から‘0’へ変更する。続いてSTEP28では、STEP21で求めた「ID」=‘5’の値に‘1’を足した値(=6)を「ID」の値とし、テーブル15に記録する。このとき、「TOP」欄は‘1’とする。これで新たなURLがテーブル14に記録され、かつn=5の行の「TOP」欄の値が‘1’から‘0’に更新された。
【0091】
上記手順に従って処理を行なうことにより、図11に示すテーブル15のように行31が履歴として記録されて、新たな履歴情報となる。
【0092】
この第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に特定のボタンを押下するだけで履歴情報から簡単に上記した手順によって記録された履歴情報を参照できる。
【0093】
例えば、ユーザが履歴を遡るために図13に示すような「トップ」ボタン22をマウス104やキーボード105などの入力装置で選択したとする。ここでは便宜上「トップ」ボタン22としているが他の名称でも良い。すると現在表示している情報より階層的に上位の情報ページに移動する。
【0094】
図14に示したフローチャートに基づいて、そのようなボタンを実現するためのプログラム上の手順を詳しく説明する。
【0095】
図14を参照して、最初にSTEP31で現在表示している情報が履歴情報の中でどの「ID」の行に記録されているかを求めて、その「ID」の値から1引いた値を変数nに代入する。
【0096】
次にSTEP32で、nで示される「ID」の行が履歴の先頭かどうかを判定する。これはn=‘0’か否かを調べることで判定できる。n=‘0’でなければ制御はSTEP33へ進む。n=‘0’であれば、これ以上戻る履歴がないことを示すので処理を終了する。
【0097】
STEP33では、「ID」=nの行の「URL」が現在表示中のURLの上位URLであるかどうか調べる。これは「TOP」の値と「URL」の値両方を調べることで判定できる。「ID」=nの行の「TOP」が‘1’でかつそのサイト名が現在表示中のURLのサイト名と同じであれば、戻るべき上位URLであることを示す。この場合、制御はSTEP35へ進む。「ID」=nの行の「TOP」が‘0’であるか、またはその行のURLのサイト名が現在表示中のURLのサイト名と異なっていればその行のURLが現在表示中のURLの上位URLではないことを示す。この場合、制御はSTEP34へ進む。
【0098】
STEP34では、次の履歴情報が上位URLかどうか調べるために変数nの値から1を引く。そしてSTEP32へ進む。
【0099】
一方、STEP35では、nの行の「URL」に記録されているURLへ移動する。そして履歴の中で現在表示している情報ページに対応する行の「ID」を示す指標をnに更新する。
【0100】
上記手順により、ユーザが図13に示す「TOP」ボタン22を押すことにより、現在表示中のページからその上位URLへ移動することができ、かつそのためのテーブル14の更新を行なうことができる。以上の手順により、階層的に上位の情報ページへの移動が簡単な操作により可能となる。
【0101】
以下、例えば、図12に示すテーブル16のような履歴情報が履歴として記録されており、現在表示中の情報は「ID」=‘6’の行に記録されている情報だとする。ここでユーザが履歴を遡るために図13に示すような「TOP」ボタン22をマウス104やキーボード105などの入力装置で選択したとする。すると現在表示している情報より階層的に上位の情報のページである「ID」が‘4’の行に記録されている「URL」の情報ページに移動する。このときの情報表示装置の動作を、図14を参照して具体的に説明する。現在、図12に示すテーブル16で「ID」=‘6’の行に対応する“http://www.bbb.co.jp/ddd/ccc/”が表示されているものとする。
【0102】
図14を参照して、STEP31で現在表示している“http://www.bbb.co.jp/ddd/ccc/”に関する情報が記録されている「ID」の値である‘6’から‘1’を引いた値である‘5’がnに代入される。
【0103】
次にSTEP32で、nで示される「ID」の行が履歴の先頭かどうか判定する。n=‘0’でないので制御はSTEP33へ進む。
【0104】
STEP33では、「ID」がn=5の行の「URL」が現在表示中のURLの上位URLであるかどうか調べる。図12を参照して、「ID」=‘5’の行の「URL」は“http://www.bbb.co.jp/ddd/”である。一方、現在表示されている情報ページの「URL」は“http://www.bbb.co.jp/ddd/ccc/”である。両者のサイト名は等しいが、「ID」=‘5’の行の「TOP」の値は‘0’である。したがってこの行は現在表示中の情報ページの上位URLではないことがわかる。従って制御はSTEP34へ進む。
【0105】
STEP34では、変数nの値(5)から1引く。そしてSTEP32へ進む。nの値は‘4’となる。
【0106】
STEP32では、nは‘4’なので履歴の先頭ではないと判定され、制御はSTEP33へ進む。「ID」=‘4’の行の「TOP」は‘1’であり、かつその「URL」=“http://www.bbb.co.jp/”のサイト名は現在表示中の情報ページのサイト名と等しいので、STEP33での判定の結果、制御はSTEP35に進む。
【0107】
STEP35では、n=4の行の「URL」=“http://www.bbb.co.jp/”に記録されているURLへ移動する。そして履歴の中で現在表示している「ID」を示す指標をn=4に更新する。
【0108】
上記手順により、現在表示中のページが“http://www.bbb.co.jp/ddd/ccc/”であれば、“http://www.bbb.co.jp/”に移動することができる。しかもこの処理は、ユーザが「TOP」ボタン22を押すだけという簡単な操作により行なえる。
【0109】
このように、情報ページの上位ページか否かを履歴情報中に記録しておくことで、表示された情報ページから上位ページに移動できるか否かを簡単に判定でき、処理が容易になる。また、上位ページに移動するための要求をボタンなどによりユーザが容易に発行できるようにすることで、履歴を活用しながら所望の情報ページの表示をより容易に行なえるようになる。
【0110】
【発明の効果】
本発明にかかる情報閲覧表示方法によって、履歴情報を有効に利用して、現在表示されている情報ページと関連あるページに容易に移動し表示させることが可能になる。たとえば、履歴情報を参照した場合に複数個の戻り先が記録されている情報ページでは、その複数個の戻り先を選択することが可能となり、情報閲覧表示装置の操作性が高まる。また、階層的に上位の情報ページを履歴情報に記録するようにすれば、表示されている情報ページから一つ一つ履歴を遡ることなくその情報ページの上位ページに戻ることが容易にできるようになり、情報閲覧表示装置の操作性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における情報処理装置のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における情報処理装置の機能の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態で履歴情報が記録されるテーブルを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態で履歴情報が記録されるテーブルを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態で履歴情報が表示されている例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態で履歴情報が記録されるテーブルを示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態で履歴情報が記録されるテーブルを示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態で履歴情報が記録されるテーブルを示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態で履歴情報が記録されるテーブルを示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態におけるトップボタンの表示例を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の処理を示すフローチャートである。
【図15】情報閲覧装置でのページの遷移を示す図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置、10,11,12,14 テーブル,20 「戻る」ボタン、21 ウインドウ、22 「TOP」ボタン、30、31 行、112 フレキシブルディスク、140 解析部、142 記録部、144 表示部、146 選択部、148 移動表示部
Claims (8)
- 表示装置を備えたコンピュータにおいて、情報を検索して前記表示装置上に表示してユーザに閲覧させるようにコンピュータを動作させるための情報閲覧表示方法であって、
表示装置上に表示された情報ページのロケーション情報が履歴情報内のロケーション情報と一致するかを調べるように前記コンピュータを動作させる解析ステップと、
前記解析ステップによって、前記情報ページのロケーション情報が前記履歴情報内のロケーション情報と一致すると判定されたことに応答して、前記解析ステップにより得られた前記履歴情報内のロケーション情報に対して記録されている戻り先のロケーション情報と、前記表示された情報ページからの戻り先のロケーション情報とを組み合わせて、前記表示された情報ページの戻り先として前記履歴情報に記録するように前記コンピュータを動作させる記録ステップとを含む、情報閲覧表示方法。 - 前記履歴情報に記録された複数の戻り先の一つをユーザに選択させるように前記コンピュータを動作させる選択ステップと、
前記選択ステップによりユーザにより選択された戻り先に対応するロケーション情報により特定される情報ページを表示するように前記コンピュータを動作させるステップとをさらに含む、請求項1に記載の情報閲覧表示方法。 - 前記選択ステップは、
前記履歴情報に記録された複数の戻り先の一覧を表示装置上に表示するように前記コンピュータを動作させるステップと、
前記表示装置上に表示された前記複数の戻り先の一覧の中から1つをユーザに選択させるように前記コンピュータを動作させるステップとを含む、請求項2に記載の情報閲覧表示方法。 - 前記記録ステップは、
表示された情報ページが、前記履歴情報にロケーション情報が記録されている情報ページのいずれかに対して階層的に上位かどうかを分析するように前記コンピュータを動作させる分析ステップと、
前記分析ステップにより、前記表示された情報ページが前記履歴情報にロケーション情報が記録されている情報ページのいずれかに対して階層的に上位であると判定されたことに応答して、前記表示された情報ページが階層的に上位の情報ページであることを示す情報とともに前記表示された情報ページのロケーション情報を前記履歴情報に記録するように前記コンピュータを動作させるステップとを含む、請求項1に記載の情報閲覧表示方法。 - ユーザの操作に応答して、表示されている情報ページの上位の情報ページの表示を要求する信号を発生するように前記コンピュータを動作させる要求信号発生ステップと、
前記信号に応答して、前記記録ステップによって記録された履歴情報により、現在表示されている情報ページの上位の情報ページである情報ページのロケーション情報を検索し、当該ロケーション情報で示される情報ページを表示するように前記コンピュータを動作させるステップとをさらに含む、請求項4に記載の情報閲覧表示方法。 - コンピュータにより実行されると、請求項1から請求項5のいずれかに記載の情報閲覧表示方法を実現する、コンピュータ実行可能なプログラム。
- コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された、請求項6に記載のコンピュータ実行可能なプログラム。
- 表示装置上に表示された情報ページのロケーション情報が履歴情報内のロケーション情報と一致するかを調べるための解析手段と、
前記解析手段によって、前記情報ページのロケーション情報が前記履歴情報内のロケーション情報と一致すると判定されたことに応答して、前記解析手段により得られた履歴情報内のロケーション情報に対して記録されている戻り先のロケーション情報と、前記表示された情報ページからの戻り先のロケーション情報とを組み合わせて、前記表示された情報ページの戻り先として前記履歴情報に記録するための記録手段とを含む、情報閲覧表示装置。
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