JP2004150477A - 転がり軸受 - Google Patents
転がり軸受 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004150477A JP2004150477A JP2002313997A JP2002313997A JP2004150477A JP 2004150477 A JP2004150477 A JP 2004150477A JP 2002313997 A JP2002313997 A JP 2002313997A JP 2002313997 A JP2002313997 A JP 2002313997A JP 2004150477 A JP2004150477 A JP 2004150477A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease
- tetrafluoroethylene
- oil
- molded body
- vulcanizable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7816—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6633—Grease properties or compositions, e.g. rheological properties
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2208/00—Plastics; Synthetic resins, e.g. rubbers
- F16C2208/10—Elastomers; Rubbers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7853—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with one or more sealing lips to contact the inner race
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
【解決手段】転動体の周囲に潤滑グリースを封止するためのシール部材を内輪および外輪の軸方向両端開口部に設けてなり、潤滑グリースが合成油を基油としてウレア化合物を増ちょう剤とするグリースと、パーフルオロポリエーテル油を基油としてフッ素樹脂粒子を増ちょう剤とするグリースまたはパーフルオロポリエーテル油とを混合したグリースであり、シール部材が、テトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体およびテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体から選ばれた少なくとも一つのフッ素ゴム成形体である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は転がり軸受に関し、特に高温で使用される自動車などの電装補機および複写機の定着ローラに使用される高温耐久性に優れた潤滑グリースが封入された転がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
電装補機である電磁クラッチ、オルタネータ、フライホィールダンパは高温になるため、その電装補機に用いる転がり軸受の封入グリースにはウレア系グリースが使用されている。また、200℃付近の高温になるファンクラッチに用いる転がり軸受の封入グリースにはフッ素系グリースが使用されている。
一方、複写機のヒートローラは熱可塑性樹脂と着色剤からなるトナーを加熱溶融して、圧力により紙面に定着させるため、ローラ軸心にヒータが挿入されており、このヒートローラを支持する転がり軸受は200℃付近の高温になる。そのため、ヒートローラを支持する転がり軸受にはフッ素系グリースが封入されている。
これらの転がり軸受に封入されているグリースを保持するために、転がり軸受の内輪および外輪の軸方向両端開口部にシール部材が設けられている。このシール部材を構成するゴム材料は、使用温度が高温になるため、フッ素系材料の中で、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン2元共重合体またはフッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン3元共重合体のフッ素ゴムが用いられている。
【0003】
従来、グリースを封入した密封板付転がり軸受において、グリースがウレア系グリースであり、密封板の弾性材が、少なくともフッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含み、加硫可能なフッ素ゴム組成物、あるいは、少なくともテトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含み、加硫可能なフッ素ゴム組成物である転がり軸受が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−65578号公報(段落0015および0017)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電装補機は近年、自動車の小型化、軽量化および静粛性向上の要求に伴い、より小型化、軽量化およびエンジンルーム内の密閉化が図られている。その一方、装置の性能自体にも高出力、高効率化の要求が増大している。
このため、電装補機に用いる転がり軸受に封入される潤滑グリースもウレア系グリース以上の高温に耐えるものでなければならないという問題がある。
また、200℃付近の超高温になるファンクラッチや複写機のヒートローラを支持する転がり軸受の封入グリースには上記フッ素系グリースを用いているが、フッ素系グリースは高価であり、転がり軸受のコストダウンの妨げになるという問題がある。
さらにフッ素系グリースは防錆性が劣り、炭化水素系溶剤に分散しない、基油に鉱油を用いたさび止め油で処理した軸受に封入すると、回転させた初期にグリースが多量に漏れるという問題がある。
このため、ウレア系グリース以上の高温に耐え、フッ素系グリースの油漏れ現象を抑制でき、200℃付近の超高温で使用可能な安価で高温寿命の長い潤滑グリース封入転がり軸受を得ることが困難である。
【0006】
本発明は、このような問題に対処するためになされたもので、高温耐久性に優れ、かつフッ素系グリースの油漏れ現象を抑制でき、従来のフッ素系グリースよりも安価な潤滑グリースが封入された転がり軸受の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る転がり軸受は、内輪および外輪と、この内輪および外輪間に介在する複数の転動体と、この転動体の周囲に潤滑グリースを封止するシール部材を上記内輪および外輪の軸方向両端開口部に設けてなる転がり軸受であって、封入される潤滑グリースが合成油を基油としてウレア化合物を増ちょう剤とするグリース(以下、グリースAと略称する)と、パーフルオロポリエーテル油を基油としてフッ素樹脂粒子を増ちょう剤とするグリース(以下、グリースBと略称する)またはパーフルオロポリエーテル油とを混合したグリースであり、上記シール部材はゴム成形体を含み、該ゴム成形体が、テトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体およびテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体から選ばれた少なくとも一つのフッ素ゴム成形体であることを特徴とする。
【0008】
潤滑グリースを封止するゴム成形体は、テトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体であることを特徴とする。
また、上記ゴム成形体は、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体であることを特徴とする。
また上記ゴム成形体は、さらにテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体であることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る他の転がり軸受は、内輪および外輪と、この内輪および外輪間に介在する複数の転動体と、この転動体の周囲に潤滑グリースを封止するシール部材を上記内輪および外輪の軸方向両端開口部に設けてなる転がり軸受であって、封入される潤滑グリースがグリースAと、グリースBまたはパーフルオロポリエーテル油とを混合したグリースであり、上記シール部材はゴム成形体を含み、該ゴム成形体の潤滑グリースと接触する面がテトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体およびテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム層から選ばれた少なくとも一つのフッ素ゴム層を有することを特徴とする。
【0010】
高温耐久性に優れ、かつフッ素系グリースの油漏れ現象を抑制でき、従来のフッ素系グリースよりも安価な潤滑グリースについて研究した。その結果、グリースAに、グリースBまたはパーフルオロポリエーテル油を混合することにより、耐熱性を向上させながら、潤滑グリースのコストダウンが図れる。また、上記混合グリースとすることにより、従来のフッ素系グリースでは使用できなかった炭化水素系溶剤で撥油することなく分散するので、洗浄が容易にできる。また、基油に鉱油を用いたさび止め油で処理した軸受にフッ素系グリースを封入し回転させると、従来のフッ素系グリースは鉱油系さび止め油と撥油して回転開始初期にグリースが多量に漏れる場合があるが、本発明に係る転がり軸受に用いられる上記混合グリースは撥油しないため、回転初期のグリース漏れはほとんどなくなる。
しかし、この混合グリースを封入し、従来のフッ素ゴムシールで密封した転がり軸受は高温時にフッ素ゴムの弾性が低下し、シール性が低下するという問題が発生した。
【0011】
そのため、上記混合グリースの高温時におけるシール性を低下させないシール部材について研究した。その結果、テトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体およびテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体から選ばれた少なくとも一つのフッ素ゴム成形体を用いることにより、200℃付近の高温下において上記混合グリースと接触してもフッ素系ゴムの弾性が低下しないので、シール性を維持できる。また、耐熱性のあるグリースAに、グリースAよりもより耐熱性のあるグリースBまたはパーフルオロポリエーテル油を混合したグリースを用いているため転がり軸受の高温耐久性も確保できることが分かった。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係る転がり軸受の一例を図1に示す。図1はグリースが封入された深溝玉軸受の断面図である。
深溝玉軸受1は、外周面に内輪転走面2aを有する内輪2と内周面に外輪転走面3aを有する外輪3とが同心に配置され、内輪転走面2aと外輪転走面3aとの間に複数個の転動体4が配置される。この複数個の転動体4を保持する保持器5および外輪3等に固定されるシール部材6が内輪2および外輪3の軸方向両端開口部8a、8bにそれぞれ設けられている。少なくとも転動体4の周囲にグリース7が封入される。
【0013】
シール部材6はゴム成形体単独でもよく、あるいはゴム成形体と金属板、プラスチック板、セラミック板等との複合体であってもよい。耐久性、固着の容易さからゴム成形体と金属板との複合体が好ましい。
ゴム成形体と金属板との複合体からなるシール部材6の一例を図2に示す。シール部材6は鋼板などの金属板6aにフッ素ゴム成形体6bを固着して得られる。固着方法としては、機械的固着、化学的固着のいずれの方法であってもよい。好ましい固着方法としては、フッ素ゴム成形体を加硫時に、加硫型内に金属板を配置し、成形および加硫を同時に行ない固着する方法が挙げられる。
【0014】
シール部材6の装着方法としては、(1)シール部材6の一端6cを外輪3に固定し、他端6dは内輪2のシール面のV溝に沿ってラビリンス隙間を形成する、(2)シール部材6の一端6cを外輪3に固定し、他端6dは内輪2のシール面のV溝側面に接触させる、(3)シール部材6の一端6cを外輪3に固定し、他端6dは内輪2のシール面のV溝側面に接触させるが、接触するリップ部に吸着防止のスリットなどを設けて低トルク構造とするなどがある。
上記いずれの装着方法においても、封入グリース7がシール部材6を構成するゴム成形体6bと接触する。ゴム成形体6bは少なくとも封入グリース7と接触する面が以下説明するフッ素ゴム成形体であればよい。例えばゴム成形体6bを単体のフッ素ゴム成形体としてもよく、グリース7と接触する面にフッ素ゴム成形体を背面に従来のゴム成形体を積層した積層体としてもよい。
【0015】
本発明に使用できる封入グリースについて説明する。
(1)グリースA
合成油は、ポリオールエステル油、アルキルジフェニルエーテル油またはポリオレフィン油をそれぞれ単独で、あるいは相互に混合して使用できる。
【0016】
ポリオールエステル油は、炭素数7〜炭素数22のアルコール類と芳香族トリまたはテトラカルボン酸との芳香族エステル、炭素数7〜炭素数22の脂肪族カルボン酸類とトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールまたはポリマーエステルとのエステル等が挙げられる。
【0017】
アルキルジフェニルエーテル油は、以下の化1で示されるモノアルキルジフェニルエーテル油、および/または化2で示されるジアルキルジフェニルエーテル油が使用できる。
【化1】
【化2】
ここで、R1、R2、R3は、それぞれ炭素数8〜炭素数20のアルキル側鎖であり、一つのフェニル環に結合しているか、あるいは二つのフェニル環にそれぞれ結合している。
これらの中で、耐熱性、蒸発特性を考慮するとアルキル側鎖R2およびR3を有するジアルキルジフェニルエーテル油が好ましい。
【0018】
ポリオレフィン油は、以下の化3、化4で示される液状のポリオレフィンが使用できる。
【化3】
ここで、nは 4〜16 の整数、mは 1〜6 の整数である。
【化4】
ここで、nは 1〜8 の整数、mは 1〜3 の整数、qは 1〜3 の整数、pはポリオレフィン油の粘度により異なる整数である。
【0019】
ポリオレフィン油は、室温で液状を示し、動粘度が100mm2/s (40℃)以上のものが好ましい。100mm2/s 未満の動粘度であると潤滑グリースとした場合に蒸発損失が大きく長時間での潤滑性が期待できない。
【0020】
増ちょう剤として配合されるウレア化合物は分子中にウレア結合(−NHCONH−)を含むものであり、ウレア結合を分子内に 2 個有するジウレアが好ましく、以下の化5で示される。また、ポリウレアも好ましい。
【化5】
ここで、R4、R5およびR6は、脂肪族基、脂環族基または芳香族基をそれぞれ表す。R4およびR5が脂環族基および/または芳香族基である脂環族ウレア、芳香族ウレアが優れた高温性を有するため好ましい。なお、ウレア化合物の製造方法の一例としては、ジイソシアナート化合物にイソシアナート基当量のアミン化合物を反応させて得られる。
【0021】
グリースAは、該グリースA全体量に対して、合成油を 95〜70 重量%、ウレア化合物を 5〜30 重量%配合することが好ましい。この範囲の配合とすることにより、軸受封入グリースとしてグリース漏れが少なく、長時間潤滑性の良好なちょう度に調整できる。
【0022】
グリースAは、 200℃で 250 時間放置したときの蒸発量が 25 重量%以下であることが好ましい。 25 重量%をこえると高温耐久性が低下する。
蒸発量は日本工業規格(JIS)R3503に準拠した 50ml ガラス製ビーカにグリースを約 5g 採取して、 200℃に設定された熱風循環式の恒温槽(内容積:90 リットル、風量:5.1m3/分、風速:0.42m/秒)内に 250 時間放置して、グリースの初期重量と放置後の重量を測定して次式で求める。
蒸発量(%)=[(初期重量−放置後の重量)/初期重量]×100
【0023】
(2)グリースB
パーフルオロポリエーテル油は、脂肪族炭化水素ポリエーテルの水素原子をフッ素原子で置換した化合物であれば使用できる。そのようなパーフルオロポリエーテル油を例示すれば、以下の化6および化7で示される側鎖を有するパーフルオロポリエーテルと、化8から化10で示される直鎖状のパーフルオロポリエーテルとがある。これらは単独でもまた混合しても使用できる。n、mは整数である。
【0024】
化6の市販品としてはフォンブリンY(モンテジソン社商品名)を、化7の市販品としてはクライトックス(デュポン社商品名)やバリエルタJオイル(クリーバー社商品名)を、化8の市販品としてはフォンブリンZ(モンテジソン社商品名)を、化9の市販品としてはフォンブリンM(モンテジソン社商品名)を、化10の市販品としてはデムナム(ダイキン社商品名)等をそれぞれ例示できる。
【0025】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0026】
増ちょう剤であるフッ素樹脂粒子は上記パーフルオロポリエーテル油と親和性が高く、高温安定性、耐薬品性を有する粉末が使用できる。
フッ素樹脂を例示すれば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)などのパーフルオロ系フッ素樹脂が好ましく、特にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が高温安定性、耐薬品性が優れているため好ましい。
【0027】
グリースBは、該グリースB全体量に対して、パーフルオロポリエーテル油を50〜90 重量%、フッ素樹脂粒子を 50〜10 重量%配合することが好ましい。この範囲の配合とすることにより、軸受封入グリースとして洩れが少なく、長時間トルクを下げられる好ましいちょう度に調整できる。
【0028】
本発明に使用できる封入グリースは、グリースAと、グリースBまたはパーフルオロポリエーテル油とを混合したグリースである。すなわち、グリースAとグリースBとの混合グリース、グリースAとパーフルオロポリエーテル油との混合グリースである。なお、グリースAと混合されるパーフルオロポリエーテル油は、グリースBに用いたパーフルオロポリエーテル油を使用できる。
【0029】
グリースAとグリースBとの混合グリースの場合は、グリースAが混合グリース全体に対して 30〜75 重量%混合される。グリースAが 30 重量%未満ではコストダウンが十分でなく、75 重量%をこえると耐熱性の低下が大きくなる。
また、グリースAとパーフルオロポリエーテル油との混合グリースの場合は、パーフルオロポリエーテル油が混合グリース全体に対して 5〜50 重量%混合される。パーフルオロポリエーテル油が 5 重量%未満では耐熱性の低下が大きく、50 重量%をこえるとちょう度、油分離が大きくなる。
【0030】
上記混合グリースは、必要に応じて公知の添加剤を配合できる。この添加剤としては、例えば、アミン系、フェノール系、イオウ系、ジチオりん酸亜鉛などの酸化防止剤、塩素系、イオウ系、りん系、ジチオりん酸亜鉛、有機モリブデンなどの極圧剤、ベンゾトリアゾール、亜硝酸ソーダなどの金属不活性剤、ポリメタクリレート、ポリイソブチレン、ポリスチレンなどの粘度指数向上剤、摩耗抑制剤、清浄分散剤などが挙げられ、特にフッ素系グリースでは使用できなかった防錆性の優れた炭化水素(鉱油)系防錆添加剤石油スルホネート、ジノニルナフタレンスルホネート、アミン、ソルビタンエステルなどを用いることができ、これらを単独または2種類以上組み合わせて添加できる。
グリースA、Bは公知の方法で作製できる。例えば、上記基油に上記増ちょう剤を加えて撹拌した後、ロールミル等を通して半固形状のグリースが得られる。混合グリース約 5g を日本工業規格(JIS)R3503に準拠した 50ml ガラス製ビーカに採取して、 200℃×250 時間放置して測定した蒸発量は 15 重量%以下であることが好ましい。
【0031】
シール部材を構成するゴム成形体に用いるテトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体は、化11に示される、繰り返し単位(11−1)と繰り返し単位(11−2)とを分子内に含む高分子を加硫して得られる成形体である。
【化11】
繰り返し単位(11−1)はテトラフルオロエチレンモノマーから形成される繰り返し単位であり、繰り返し単位(11−2)はプロピレンモノマーから形成される繰り返し単位である。好適な高分子としてはテトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体である。2元共重合体全体に対して、繰り返し単位(11−1)は、20〜80モル%、好ましくは40〜60モル%、繰り返し単位(11−2)は、20〜80モル%、好ましくは40〜60モル%である。本発明に使用できるテトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体の市販品としては、旭硝子社製商品名のアフラス150シリーズ、アフラス100シリーズ等が挙げられる。
【0032】
本発明に使用できるフッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体は、化12に示される、繰り返し単位(12−1)と繰り返し単位(12−2)と繰り返し単位(12−3)とを分子内に含む高分子を加硫して得られる成形体である。
【化12】
繰り返し単位(12−1)はフッ化ビニリデンモノマーから形成される繰り返し単位であり、繰り返し単位(12−2)はテトラフルオロエチレンモノマーから形成される繰り返し単位であり、繰り返し単位(12−3)はプロピレンモノマーから形成される繰り返し単位である。好適な高分子としてはフッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体である。3元共重合体全体に対して、繰り返し単位(12−1)は、1〜70モル%、好ましくは2〜65モル%、繰り返し単位(12−2)は、1〜70モル%、好ましくは20〜60モル%、繰り返し単位(12−3)は、1〜70モル%、好ましくは10〜45モル%である。本発明に使用できるフッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体の市販品としては、住友スリーエム社製商品名のBRE LJ−298005、旭硝子社製商品名のアフラスSP、アフラスMZ201等が挙げられる。
【0033】
本発明に使用できるテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体は、化13に示される、繰り返し単位(13−1)と繰り返し単位(13−2)と繰り返し単位(13−3)とを分子内に含む高分子を加硫して得られる成形体である。
【化13】
繰り返し単位(13−1)はテトラフルオロエチレンモノマーから形成される繰り返し単位であり、繰り返し単位(13−2)はパーフルオロアルキルビニルエーテルモノマーから形成される繰り返し単位であり、繰り返し単位(13−3)は架橋単位を形成するモノマーから形成される繰り返し単位である。繰り返し単位(13−2)におけるパーフルオロアルキルとしてはトリフルオロメチル基が好ましい。また、繰り返し単位(13−3)におけるXとしてはブロムジフルオロメチル基、シアノジフルオロメチル基などの臭素原子あるいはシアノ基を含む架橋点であり、RfはパーフルオロオレフィンおよびXと連結する基、例えばパーフルオロ基である。本発明に使用できるテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重体としてはデュポン社製商品名のカルレッツが挙げられる。
【0034】
上記フッ素系重合体はトリアリルイソシアヌレイト、トリアリルシアヌレイトなどの加硫助剤とともに、α、α−ビス−t−ブチルパーオキシ−ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサンなどの有機過酸化物を用いて加硫され、ゴム弾性を示す。
また、上記フッ素系重合体にカーボンブラック、シリカ、けい酸、珪藻土などの無機充填剤、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの金属酸化物、オクチル化ジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミンなどの老化防止剤などの添加剤を必要に応じて配合して加硫できる。
【0035】
本発明に使用できるゴム成形体は、上記フッ素系重合体を単独であるいは混合して使用できる。加硫条件を考慮するとそれぞれ単独で用いることが好ましく、材料価格などの工業的利用性を考慮すると、テトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体またはフッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体であることが好ましい。
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を用いる場合は上記フッ素ゴム成形体にブレンドして用いることが好ましい。
【0036】
本発明に使用できるゴム成形体は、封入グリースと接触する面に化11、化12または化13からなるフッ素ゴム成形体を、背面にこれらフッ素ゴム以外の従来のゴム成形体を積層した積層体からなるゴム成形体とすることができる。
【0037】
【実施例】
参考例1:グリース1の作製
グリース全体に対して、芳香族エステル油(旭電化工業社製商品名、プルーバーT90) 88 重量%の半量に 1 モルのジイソシアネートを溶かし、残りの半量に 2 モルのモノアミンを溶かして上記半量の基油に攪拌しながら加えた後、100〜120℃で 30 分間攪拌を続けて反応させ、ウレア化合物 12 重量%を基油に折出した。その後、ロールミルに通しグリースA( 40 ℃基油粘度 91 mm2/s)を得た。
次に、グリース全体に対して、パーフルオロポリエーテル油(デュポン社製商品名、クライトックス240AC) 67 重量%に、フッ素樹脂粉(デュポン社製商品名、バイダックス) 33 重量%を加え撹拌した後、ロールミルに通しグリースB( 40 ℃基油粘度 270 mm2/s)を得た。
グリースA 60 重量%とグリースB 40 重量%とを混合してグリース1を作製した。
【0038】
参考例2:グリース2の作製
参考例1で得られたグリースA 90 重量%に、パーフルオロポリエーテル油(デュポン社製商品名、クライトックス240AC)10 重量%を加えて均一に混合してグリース2を作製した。
【0039】
実施例1〜実施例4、比較例1
表1に示すフッ素ゴム材料を用いて配合し、オープンロールで混練した。加硫条件として 180 ℃、10 分間のプレス加硫および 230 ℃、2 時間のオーブン加硫(二次加硫)を行なって加硫フッ素ゴム試験片を得た。この試験片について、JIS−K−6301に準拠してゴム硬さ、引張強さ、伸びの測定を行ない、結果を表1に示した。
また、グリース1およびグリース2に加硫フッ素ゴム試験片を浸漬し、200 ℃の恒温槽に 72 時間放置し、硬さ変化、引張強さ変化率、伸び変化率、体積変化率を測定し、耐グリース性を調べ、結果を表1に示した。
【0040】
次に、各実施例の配合割合のフッ素ゴムを用いて図2に示すシール部材を作製した。金属板としては鋼板を用い、金型内に配置し、未加硫フッ素ゴムを金型内で 180 ℃、10 分間、鋼板とともに加硫した。次いで 230 ℃、2 時間のオーブン加硫(二次加硫)を行なってシール部材を得た。
石油べンジンでよく洗浄した軸受6204に全空間容積の 38 %のグリース1またはグリース2を封入し、内輪および外輪の軸方向両端開口部に上記シール部材を装着してグリース封入転がり軸受を得た。
得られた転がり軸受を高温耐久試験にて評価した。高温耐久試験は、ラジアル荷重 67 N、スラスト荷重 67 N、回転数 10000 rpm 、軸受外輪端面温度 200 ℃にて軸受を回転させ、シール部材が欠損するまでの時間を測定し、結果を表1に示した。
【0041】
【表1】
表1に示すように、各実施例に示すグリースとシール部材との組み合わせにおいて、優れた高温耐久性を示した。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係る転がり軸受は、封入される潤滑グリースがグリースAと、グリースBまたはパーフルオロポリエーテル油とを混合したグリースであり、シール部材を構成するゴム成形体が、テトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体およびテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体から選ばれた少なくとも一つのフッ素ゴム成形体であるので、高温、高速回転に耐える高温耐久性に優れる。その結果、高温で使用する自動車などの電装補機および複写機のヒートローラに好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小径転がり軸受の断面図である。
【図2】発塵量測定試験装置を示す図である。
【符号の説明】
1 深溝玉軸受
2 内輪
3 外輪
4 転動体
5 保持器
6 シール部材
7 グリース
Claims (5)
- 内輪および外輪と、この内輪および外輪間に介在する複数の転動体と、この転動体の周囲に潤滑グリースを封止するためのシール部材を前記内輪および外輪の軸方向両端開口部に設けてなる転がり軸受であって、
前記潤滑グリースは、合成油を基油としてウレア化合物を増ちょう剤とするグリースと、パーフルオロポリエーテル油を基油としてフッ素樹脂粒子を増ちょう剤とするグリースまたはパーフルオロポリエーテル油とを混合したグリースであり、
前記シール部材はゴム成形体を含み、該ゴム成形体がテトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体およびテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体から選ばれた少なくとも一つのフッ素ゴム成形体であることを特徴とする転がり軸受。 - 前記ゴム成形体は、テトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体であることを特徴とする請求項1記載の転がり軸受。
- 前記ゴム成形体は、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体であることを特徴とする請求項1記載の転がり軸受。
- 前記ゴム成形体は、さらにテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体であることを特徴とする請求項2または請求項3記載の転がり軸受。
- 同心に配置される内輪および外輪と、この内輪および外輪間に介在する複数の転動体と、この転動体の周囲に潤滑グリースを封止するシール部材を前記内輪および外輪の軸方向両端開口部に設けてなる転がり軸受であって、
前記潤滑グリースは、合成油を基油としてウレア化合物を増ちょう剤とするグリースと、パーフルオロポリエーテル油を基油としてフッ素樹脂粒子を増ちょう剤とするグリースまたはパーフルオロポリエーテル油とを混合したグリースであり、
前記シール部材はゴム成形体を含み、該ゴム成形体が前記潤滑グリースと接触する面はテトラフルオロエチレン−プロピレン2元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−プロピレン3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム成形体およびテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル3元共重合体を含む加硫可能なフッ素ゴム層から選ばれた少なくとも一つのフッ素ゴム層を有することを特徴とする転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002313997A JP4378078B2 (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002313997A JP4378078B2 (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 転がり軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004150477A true JP2004150477A (ja) | 2004-05-27 |
JP4378078B2 JP4378078B2 (ja) | 2009-12-02 |
Family
ID=32458437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002313997A Expired - Fee Related JP4378078B2 (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4378078B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7938583B2 (en) | 2006-04-13 | 2011-05-10 | Ntn Corporation | Rolling bearing |
DE102013226557A1 (de) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | Aktiebolaget Skf | Wälzlager und Dichtungseinheit für Wälzlager |
-
2002
- 2002-10-29 JP JP2002313997A patent/JP4378078B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7938583B2 (en) | 2006-04-13 | 2011-05-10 | Ntn Corporation | Rolling bearing |
DE102013226557A1 (de) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | Aktiebolaget Skf | Wälzlager und Dichtungseinheit für Wälzlager |
EP2886896A3 (de) * | 2013-12-19 | 2015-07-08 | Aktiebolaget SKF | Wälzlager mit Dichtungseinheit für Wälzlager |
CN104791386A (zh) * | 2013-12-19 | 2015-07-22 | Skf公司 | 具有用于滚动轴承的密封单元的滚动轴承 |
US9546684B2 (en) | 2013-12-19 | 2017-01-17 | Aktiebolaget Skf | Seal unit for rolling-element bearing and rolling-element bearing including the seal unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4378078B2 (ja) | 2009-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8470748B2 (en) | Electroconductive grease | |
WO2007026868A1 (ja) | 潤滑グリースおよび潤滑グリース封入転がり軸受 | |
WO2017094602A1 (ja) | 潤滑剤組成物 | |
JP2007285346A (ja) | 転がり軸受 | |
JP4515775B2 (ja) | 低高温用潤滑グリースおよび転がり軸受 | |
JP4262448B2 (ja) | 潤滑グリースおよび転がり軸受 | |
US20070253655A1 (en) | Rolling bearing | |
US20090190873A1 (en) | Sealing member for use in rolling bearing and rolling bearing | |
JP2012236935A (ja) | 転がり軸受 | |
JP4832724B2 (ja) | グリース組成物およびグリース封入軸受 | |
JP4386632B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP4732992B2 (ja) | 転がり軸受 | |
US20050152628A1 (en) | Rolling bearing for use in vehicle | |
JP4378078B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP2002327759A (ja) | ころがり軸受および潤滑グリース | |
WO2007088750A1 (ja) | テンタークリップ用転がり軸受 | |
JP2007092012A (ja) | 潤滑グリースおよび潤滑グリース封入転がり軸受 | |
JP2012041988A (ja) | 高温用転動装置 | |
CN114585714A (zh) | 低发尘高速旋转用润滑脂组合物及封入有该润滑脂组合物的轴承 | |
JP2006029347A (ja) | 自動車電装補機用転がり軸受 | |
EP1555448A2 (en) | Rolling bearing for use in vehicle | |
JP2007092013A (ja) | 潤滑グリースおよび潤滑グリース封入転がり軸受 | |
JP7472176B2 (ja) | グリース組成物及び転がり軸受 | |
JP7580385B2 (ja) | 低発塵高速回転用グリース組成物及びそれを封入した軸受 | |
JP2007203506A (ja) | テンタークリップ用転がり軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050927 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080617 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090327 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090825 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |