JP2004146994A - ネット家電簡単接続方法、システムおよびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネット家電設置時におけるインターネット接続設定の自動化、及びネット家電に自動設定された情報の確認ができるシステムを提供する。
【解決手段】簡単接続サーバには、予め、ネット家電設置対象家庭の識別番号（端末機器特定）またはネット家電のシリアルＩＤ（端末ＩＤ）などの利用者認識情報と、それに対応するインターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）接続情報、設置対象家庭の代表者氏名、住所等、及び設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスが格納されており、ネット家電には簡単接続サーバに接続するためのアクセスポイントなどの通信設定情報が格納されている。ネット家電は簡単接続サーバに接続後、ＩＳＰ接続情報を受信し、インターネットへの接続が自動的になされるとともに、ネット家電への設定情報の表示、または設置作業者への設定内容を含むメールの配信が行われる。
【選択図】 図１１
【解決手段】簡単接続サーバには、予め、ネット家電設置対象家庭の識別番号（端末機器特定）またはネット家電のシリアルＩＤ（端末ＩＤ）などの利用者認識情報と、それに対応するインターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）接続情報、設置対象家庭の代表者氏名、住所等、及び設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスが格納されており、ネット家電には簡単接続サーバに接続するためのアクセスポイントなどの通信設定情報が格納されている。ネット家電は簡単接続サーバに接続後、ＩＳＰ接続情報を受信し、インターネットへの接続が自動的になされるとともに、ネット家電への設定情報の表示、または設置作業者への設定内容を含むメールの配信が行われる。
【選択図】 図１１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット接続を行うときの接続設定自動化システムに係り、特にネット家電に適した簡単設置の自動化システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ネット家電からインターネットにアクセスするための方法としては以下のような方法がある。ネット家電を家庭に設置後、認証番号（アカウント、ＩＤ）、暗証番号（パスワード）、及び接続先のアクセスポイント番号等のＩＳＰ接続情報を画面を見ながらキーボードやボタン等で入力した後に、ＩＳＰに接続を行う方法がある。
【０００３】
また、設置家庭に対応するＩＳＰ接続情報を予めネット家電に格納した状態で家庭に設置し、ＩＳＰに常時を行う方法等がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように設置作業者がＩＳＰへの接続情報を設定を行う従来の方法では、設定作業者に負担がかかり、不慣れなものに者にとっては煩わしく、困難な作業である。また、設置後サービスを開通するまでに時間がかかるという問題があった。
【０００５】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置作業者がＩＳＰ接続情報の入力を行わずに、容易にインターネット接続設定することを可能にするネット家電簡単設置システムを提供することにある。
【０００６】
本発明は、また、ネット家電に自動設定されたＩＳＰ接続情報が設置家庭宅のものかをネット家電の画面、または、メール配信にて確認できるインターネット接続設定自動化システムを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の簡単接続サーバには、予め、ネット家電設置対象家庭の識別番号（端末機器特定）またはネット家電のシリアルＩＤ（端末ＩＤ）などの利用者認識情報と、それに対応するインターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）接続情報、設置対象家庭の代表者氏名、住所等、及び設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスが格納されており、ネット家電には簡単接続サーバに接続するためのアクセスポイントなどの通信設定情報が格納されている。ネット家電は簡単接続サーバに接続後、ＩＳＰ接続情報を受信し、インターネットへの接続が自動的になされるとともに、ネット家電への設定情報の表示、または設置作業者への設定内容を含むメールの配信が行われる。
【０００８】
【本発明の実施の形態】
本発明の請求項におけるシステムは、簡単接続サーバと各ネット家電間は情報通信回線を介して、各ネット家電からの常時接続により通信可能な状態にあり、簡単接続サーバでは各ネット家電がインターネット接続に必要な接続情報（以下、ＩＳＰ接続情報）を蓄積するネット家電設定情報蓄積手段と、ネット家電からの常時接続確立時に端末機器特定（ネット家電が設置された家庭宅の識別番号）による認証を行う端末機器特定認証手段、ネット家電からのＩＳＰ接続情報要求に応じて、ネット家電設定情報蓄積手段に蓄積されたＩＳＰ接続情報を検索する検索処理手段、端末機器特定に対応するＩＳＰ接続情報をネット家電に送信するＩＳＰ接続情報送信手段を含み、各ネット家電は、簡単接続サーバへの常時接続を行うための接続手段とＩＳＰ接続情報を受信するＩＳＰ接続情報受信手段を含む。
【０００９】
本発明の請求項１における原理を図１に示す。設置者がネット家電の電源をＯＮすると（ステップ１）、ネット家電は簡単接続サーバに常時接続のための手続を行い（スッテプ２）、その際、端末機器特定の通知を行う（スッテプ３）。簡単接続サーバはネット家電からの接続を受け、端末機器特定による認証とそれに対応するＩＳＰ接続情報の取得を行い（ステップ４）、ネット家電に対してＩＳＰ接続情報を送信する（ステップ５）。ネット家電は簡単接続サーバから受信したＩＳＰ接続情報を設定し、ＩＳＰに常時接続を行い（スッテプ６）、その後、ＩＳＰとの間で認証番号、暗証番号をもとに接続が確立される（ステップ７）。
【００１０】
本発明の請求項２におけるシステムは、簡単接続サーバでは各ネット家電がインターネット接続に必要な接続情報（以下、ＩＳＰ接続情報）を蓄積するネット家電設定情報蓄積手段と、ネット家電からの接続確立時に端末ＩＤによる認証を行う端末ＩＤ認証手段、ネット家電からのＩＳＰ接続情報要求に応じて、ネット家電設定情報蓄積手段に蓄積されたＩＳＰ接続情報を検索する検索処理手段、端末ＩＤに対応するＩＳＰ接続情報をネット家電に送信するＩＳＰ接続情報送信手段を含み、各ネット家電は、端末ＩＤ、及び簡単接続サーバのアクセス先を蓄積する手段、簡単接続サーバへの接続を行う手段、及びＩＳＰ接続情報を受信するＩＳＰ接続情報受信手段を含む。
【００１１】
本発明の請求項２における原理を図２に示す。設置者がネット家電の電源をＯＮすると（ステップ１）、ネット家電は簡単接続サーバに接続を行い（ステップ２）、その際、端末ＩＤの通知を行う（スッテプ３）。簡単接続サーバはネット家電からの接続を受け、端末ＩＤによるＨＴＴＰダイジェスト認証とそれに対応するＩＳＰ接続情報の取得を行い（ステップ４）、ネット家電に対してＩＳＰ接続情報を送信する（ステップ５）。ネット家電は簡単接続サーバから受信したＩＳＰ接続情報を設定し、ＩＳＰに接続を行い（スッテプ６）、その後、ＩＳＰとの間で認証番号、暗証番号をもとに接続が確立される（ステップ７）。
【００１２】
本発明の請求項３におけるネット家電設定情報蓄積手段は、少なくとも、各ネット家電に対応する端末機器特定と端末機器特定対応するＩＳＰ接続情報を蓄積する。
【００１３】
本発明の請求項４におけるネット家電設定情報蓄積手段は、少なくとも、各ネット家電に対応する端末ＩＤと端末ＩＤに対応するＩＳＰ接続情報を蓄積する。
【００１４】
本発明の請求項５におけるネット家電設定情報蓄積手段は、端末機器特定または端末ＩＤに対応するネット家電設置対象家庭の代表者の氏名、住所等を含む。
【００１５】
本発明の請求項６におけるネット家電設定情報蓄積手段は、端末機器特定または端末ＩＤに対応するネット家電の設置作業者（またはネット家電の設置事業者）のメールアドレスを格納する。
【００１６】
本発明の請求項におけるシステムは、ＩＳＰ接続情報を受信したネット家電に画面がある場合には、ネット家電にネット家電設置対象家庭の代表者の氏名、住所、端末機器特定等を表示することで、ネット家電に家庭宅に対応するＩＳＰ接続情報の設定が完了したことを確認できる。
【００１７】
本発明の請求項７における原理を図３に示す。図３は図１、図２を詳細化したものである。設置者がネット家電の電源をＯＮすると（ステップ１０１）、ネット家電は簡単接続サーバに接続を行い（ステップ１０２）、その際に端末機器特定または端末ＩＤの通知を行う（スッテプ１０３）。簡単接続サーバはネット家電からの接続を受け、端末機器特定または端末ＩＤによる認証とそれに対応するＩＳＰ接続情報の取得を行い（ステップ１０４）、簡単接続サーバはＩＳＰ接続情報、及びネット家電設置対象家庭宅の代表者氏名、住所等をネット家電に送信する（ステップ１０５）。ネット家電は簡単接続サーバから受信したＩＳＰ接続情報を設定し（ステップ１０６）、ネット家電の画面に氏名、住所等を表示（ステップ１０７）、設置者は表示された内容が該家庭宅のものか確認を行う（ステップ１０８）。ネット家電はＩＳＰ接続情報が正常に設定されたことを簡単接続サーバに送信した後（ステップ１０９）、ＩＳＰに接続を行い、ＩＳＰとの間で認証番号、暗証番号をもとに接続が確立される（ステップ１１０）。
【００１８】
本発明の請求項８におけるシステムは、ＩＳＰ接続情報を受信したネット家電に画面がない場合には、ネット家電設置作業者（またはネット家電設置事業者）に接続設定が完了したことをネット家電設置対象家庭の代表者氏名、及び住所等の内容を含むメールを配信する。
【００１９】
本発明の請求項８における原理を図４に示す。図４は図１、図２を詳細化したものである。設置者がネット家電の電源をＯＮすると（ステップ２０１）、ネット家電は簡単接続サーバに接続を行い（ステップ２０２）、その際に端末機器特定または端末ＩＤの通知を行う（スッテプ２０３）。簡単接続サーバはネット家電からの接続を受け、端末機器特定または端末ＩＤによる認証とそれに対応するＩＳＰ接続情報の取得を行い（ステップ２０４）、簡単接続サーバはＩＳＰ接続情報をネット家電に送信する（ステップ２０５）。ネット家電は簡単接続サーバから受信したＩＳＰ接続情報を設定した後（ステップ２０６）、ＩＳＰ接続情報が正常に設定されたことを簡単接続サーバに送信する（ステップ２０７）。簡単接続サーバはネット家電からの通知を受け、ステップ２０４で認証した端末機器特定または端末ＩＤに対応する設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスに対して、ステップ２０５でネット家電に送信した内容を含むメールを送信する（ステップ２０８）。メールを受信した設置作業者はその内容を確認し（ステップ２０９）、ネット家電はＩＳＰに接続を行い、ＩＳＰとの間で認証番号、暗証番号をもとに接続が確立される（ステップ２１０）。
【００２０】
【発明実施の形態】
図５に本発明のシステム構成を示す。本発明におけるシステムは、ネット家電１００、ネット家電に付随する画面１１０、及び簡単接続サーバ２００から構成される。
【００２１】
図６には本発明の他のシステム構成を示す。同図に示すシステムは、ネット家電１００、簡単接続サーバ２００、及びメール受信可能な端末３００により構成される。
【００２２】
本発明における簡単接続サーバのサーバ構成図を図７に示す。簡単接続サーバは、ネット家電からの端末機器特定通知を受信する受信部２１０、受信した端末機器特定をネット家電設定情報蓄積部２３０に照らし合わせ認証を行う端末機器特定認証部２２０、ＩＳＰ接続情報、代表者氏名・住所等の情報をネット家電に送信する送信部２４０、及びネット家電設定情報蓄積部２３０に格納されている設置者メールアドレス宛にＩＳＰ接続情報、代表者氏名・住所等をメールで送信するメール送信部２５０から構成される。図８はネット家電設定情報蓄積部２３０を示す図である。前記ネット家電蓄積部には、前記端末機器特定とＩＳＰ接続情報、ネット家電設置対象家庭情報、及び設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスが一対一に対応づけされ格納される。
【００２３】
本発明のたの簡単接続サーバのサーバ構成図を図９に示す。簡単接続サーバは、ネット家電からの端末ＩＤ通知を受信する受信部２１０、受信した端末ＩＤをＩＳＰ情報蓄積部２３１に照らし合わせ認証を行う端末ＩＤ認証部２２１、ＩＳＰ接続情報、代表者氏名・住所等の情報をネット家電に送信する送信部２４０、及びＩＳＰ情報蓄積部２３１に格納されている設置者メールアドレス宛にＩＳＰ接続情報、代表者氏名・住所等をメールで送信するメール送信部２５０から構成される。図１０はネット家電設定情報蓄積部２３１を示す図である。前記ネット家電蓄積部には、前記端末ＩＤとＩＳＰ接続情報、ネット家電設置対象家庭情報、及び設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスが一対一に対応づけされ格納される。
【００２４】
以下本発明（請求項１及び８）の実施例について述べる。図１１はネット家電を家庭に設置後、ＩＳＰに接続するまでの実施例を示した図である。
【００２５】
ネット家電設置事業者５００は、ネット家電１００が家庭に設置される以前に、予め、設置対象家庭の識別番号（端末機器特定）、前記識別番号に対応するＩＳＰへの接続情報、及び設定完了時（ステップ４）におけるメール配信先のメールアドレスを簡単接続サーバ２００に入力する（ステップ１）。例えば、Ｗｅｂサーバの機能を有する簡単接続サーバ２００に対して、インターネット７００を介して、ネット家電設置事業者はＷｅｂブラウザを有する管理端末の画面より入力を行う。
【００２６】
ネット家電１００には、予め、簡単接続サーバ２００の接続先のアクセスポイント、常時接続時の認証番号（アカウント、ＩＤ）、暗証番号（パスワード）等が格納されているか、もしくは専用のＩＣメモリカードにその情報や接続手順が格納されていてもよい。ネット家電１００は家庭に設置後、電源をＯＮすると、メモリカードに記憶された手順に従い、端末機器の特定を通知して、簡単接続サーバ２００に情報通信回線６００を介して、常時接続を行う（ステップ２）。簡単接続サーバ２００はネット家電１００からの接続を受信し、ステップ１にて入力されている情報（図７におけるＩＳＰ情報蓄積部２３０）をもとに端末機器特定に対応するＩＳＰ接続情報等をネット家電１００に通知する（ステップ３）。例えば、ステップ２及びステップ３は簡単接続サーバ２００にＷｅｂサーバ機能、ネット家電にＷｅｂクライアント機能を有し、ＨＴＴＰプロトコルによって通信を行う。ネット家電は予め、前記の情報（識別番号、認証番号、暗証番号）に加え、簡単接続サーバ２００のＵＲＬを格納し、ネット家電１００からのＧＥＴリクエスト送信（ステップ２）後、簡単接続サーバ２００はＨＴＴＰ応答を用いてＩＳＰ接続情報を送信ずる（ステップ３）。
【００２７】
次に、簡単接続サーバ２００は、ステップ１にて入力されたメールアドレス（設置作業者が携帯するメール受信可能携帯３００、及びネット家電設置事業者５００のメール受信可能な端末）に対して、ステップ３にて送信したＩＳＰ接続情報、及びネット家電設置対象家庭の代表者氏名・住所等の内容を含むメールを配信する（ステップ４）。
【００２８】
ネット家電１００は簡単接続サーバ２００からのＩＳＰ接続情報の通知（ステップ３）を受け、その情報をもとにＩＳＰ４００に情報通信回線６００を介して、常時接続を行い（ステップ５）、インターネットへの接続が可能となる。
【００２９】
前記実施例では、ネット家電１００と簡単接続サーバ２００間の通信（ステップ２及びステップ３）にＨＴＴＰプロトコルを用いているが、前記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種種応用が可能である。
【００３０】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、ネット家電１００が家庭に設置された後に、電源をＯＮするだけで、ＩＳＰに接続する情報が簡単接続サーバ２００を介して設定される手順を自動的に行なうので、ネット家電設置者は煩わしい設定作業を行うことがなくなり、かつ、ネット家電に設定された情報をネット家電の画面、もしくはメールにて確認することが可能となる。
【００３１】
また、本発明のシステムによれば、設置以前にネット家電１００に個体固有の情報（シリアルＩＤ等）を埋め込む必要がなくなり、どのネット家電１００が家庭に設置されてもよいという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の原理説明図
【図２】本発明のたの原理説明図
【図３】本発明の別の原理説明図
【図４】本発明のほかの原理説明図
【図５】本発明の別のシステム構成図
【図６】本発明のほかのシステム構成図
【図７】本発明の簡単接続サーバ構成図
【図８】ネット家電設定情報蓄積部２３０を示す図
【図９】本発明のたの簡単接続サーバ構成図
【図１０】ネット家電設定情報蓄積部２３１を示す図
【図１１】本発明の実施例を説明するための図
【符号の説明】
１００ ネット家電
１１０ ネット家電に付随する画面
２００ 簡単接続サーバ
２１０ 受信部
２２０ 端末機器特定認証部
２２１ 端末ＩＤ認証部
２３０ ネット家電設定情報蓄積部
２３１ ネット家電設定情報蓄積部
２４０ 送信部
２５０ メール送信部
３００ メール受信可能携帯
４００ ＩＳＰ
５００ ネット家電設置事業者
６００ 情報通信回線網
７００ インターネット
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット接続を行うときの接続設定自動化システムに係り、特にネット家電に適した簡単設置の自動化システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ネット家電からインターネットにアクセスするための方法としては以下のような方法がある。ネット家電を家庭に設置後、認証番号（アカウント、ＩＤ）、暗証番号（パスワード）、及び接続先のアクセスポイント番号等のＩＳＰ接続情報を画面を見ながらキーボードやボタン等で入力した後に、ＩＳＰに接続を行う方法がある。
【０００３】
また、設置家庭に対応するＩＳＰ接続情報を予めネット家電に格納した状態で家庭に設置し、ＩＳＰに常時を行う方法等がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように設置作業者がＩＳＰへの接続情報を設定を行う従来の方法では、設定作業者に負担がかかり、不慣れなものに者にとっては煩わしく、困難な作業である。また、設置後サービスを開通するまでに時間がかかるという問題があった。
【０００５】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置作業者がＩＳＰ接続情報の入力を行わずに、容易にインターネット接続設定することを可能にするネット家電簡単設置システムを提供することにある。
【０００６】
本発明は、また、ネット家電に自動設定されたＩＳＰ接続情報が設置家庭宅のものかをネット家電の画面、または、メール配信にて確認できるインターネット接続設定自動化システムを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の簡単接続サーバには、予め、ネット家電設置対象家庭の識別番号（端末機器特定）またはネット家電のシリアルＩＤ（端末ＩＤ）などの利用者認識情報と、それに対応するインターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）接続情報、設置対象家庭の代表者氏名、住所等、及び設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスが格納されており、ネット家電には簡単接続サーバに接続するためのアクセスポイントなどの通信設定情報が格納されている。ネット家電は簡単接続サーバに接続後、ＩＳＰ接続情報を受信し、インターネットへの接続が自動的になされるとともに、ネット家電への設定情報の表示、または設置作業者への設定内容を含むメールの配信が行われる。
【０００８】
【本発明の実施の形態】
本発明の請求項におけるシステムは、簡単接続サーバと各ネット家電間は情報通信回線を介して、各ネット家電からの常時接続により通信可能な状態にあり、簡単接続サーバでは各ネット家電がインターネット接続に必要な接続情報（以下、ＩＳＰ接続情報）を蓄積するネット家電設定情報蓄積手段と、ネット家電からの常時接続確立時に端末機器特定（ネット家電が設置された家庭宅の識別番号）による認証を行う端末機器特定認証手段、ネット家電からのＩＳＰ接続情報要求に応じて、ネット家電設定情報蓄積手段に蓄積されたＩＳＰ接続情報を検索する検索処理手段、端末機器特定に対応するＩＳＰ接続情報をネット家電に送信するＩＳＰ接続情報送信手段を含み、各ネット家電は、簡単接続サーバへの常時接続を行うための接続手段とＩＳＰ接続情報を受信するＩＳＰ接続情報受信手段を含む。
【０００９】
本発明の請求項１における原理を図１に示す。設置者がネット家電の電源をＯＮすると（ステップ１）、ネット家電は簡単接続サーバに常時接続のための手続を行い（スッテプ２）、その際、端末機器特定の通知を行う（スッテプ３）。簡単接続サーバはネット家電からの接続を受け、端末機器特定による認証とそれに対応するＩＳＰ接続情報の取得を行い（ステップ４）、ネット家電に対してＩＳＰ接続情報を送信する（ステップ５）。ネット家電は簡単接続サーバから受信したＩＳＰ接続情報を設定し、ＩＳＰに常時接続を行い（スッテプ６）、その後、ＩＳＰとの間で認証番号、暗証番号をもとに接続が確立される（ステップ７）。
【００１０】
本発明の請求項２におけるシステムは、簡単接続サーバでは各ネット家電がインターネット接続に必要な接続情報（以下、ＩＳＰ接続情報）を蓄積するネット家電設定情報蓄積手段と、ネット家電からの接続確立時に端末ＩＤによる認証を行う端末ＩＤ認証手段、ネット家電からのＩＳＰ接続情報要求に応じて、ネット家電設定情報蓄積手段に蓄積されたＩＳＰ接続情報を検索する検索処理手段、端末ＩＤに対応するＩＳＰ接続情報をネット家電に送信するＩＳＰ接続情報送信手段を含み、各ネット家電は、端末ＩＤ、及び簡単接続サーバのアクセス先を蓄積する手段、簡単接続サーバへの接続を行う手段、及びＩＳＰ接続情報を受信するＩＳＰ接続情報受信手段を含む。
【００１１】
本発明の請求項２における原理を図２に示す。設置者がネット家電の電源をＯＮすると（ステップ１）、ネット家電は簡単接続サーバに接続を行い（ステップ２）、その際、端末ＩＤの通知を行う（スッテプ３）。簡単接続サーバはネット家電からの接続を受け、端末ＩＤによるＨＴＴＰダイジェスト認証とそれに対応するＩＳＰ接続情報の取得を行い（ステップ４）、ネット家電に対してＩＳＰ接続情報を送信する（ステップ５）。ネット家電は簡単接続サーバから受信したＩＳＰ接続情報を設定し、ＩＳＰに接続を行い（スッテプ６）、その後、ＩＳＰとの間で認証番号、暗証番号をもとに接続が確立される（ステップ７）。
【００１２】
本発明の請求項３におけるネット家電設定情報蓄積手段は、少なくとも、各ネット家電に対応する端末機器特定と端末機器特定対応するＩＳＰ接続情報を蓄積する。
【００１３】
本発明の請求項４におけるネット家電設定情報蓄積手段は、少なくとも、各ネット家電に対応する端末ＩＤと端末ＩＤに対応するＩＳＰ接続情報を蓄積する。
【００１４】
本発明の請求項５におけるネット家電設定情報蓄積手段は、端末機器特定または端末ＩＤに対応するネット家電設置対象家庭の代表者の氏名、住所等を含む。
【００１５】
本発明の請求項６におけるネット家電設定情報蓄積手段は、端末機器特定または端末ＩＤに対応するネット家電の設置作業者（またはネット家電の設置事業者）のメールアドレスを格納する。
【００１６】
本発明の請求項におけるシステムは、ＩＳＰ接続情報を受信したネット家電に画面がある場合には、ネット家電にネット家電設置対象家庭の代表者の氏名、住所、端末機器特定等を表示することで、ネット家電に家庭宅に対応するＩＳＰ接続情報の設定が完了したことを確認できる。
【００１７】
本発明の請求項７における原理を図３に示す。図３は図１、図２を詳細化したものである。設置者がネット家電の電源をＯＮすると（ステップ１０１）、ネット家電は簡単接続サーバに接続を行い（ステップ１０２）、その際に端末機器特定または端末ＩＤの通知を行う（スッテプ１０３）。簡単接続サーバはネット家電からの接続を受け、端末機器特定または端末ＩＤによる認証とそれに対応するＩＳＰ接続情報の取得を行い（ステップ１０４）、簡単接続サーバはＩＳＰ接続情報、及びネット家電設置対象家庭宅の代表者氏名、住所等をネット家電に送信する（ステップ１０５）。ネット家電は簡単接続サーバから受信したＩＳＰ接続情報を設定し（ステップ１０６）、ネット家電の画面に氏名、住所等を表示（ステップ１０７）、設置者は表示された内容が該家庭宅のものか確認を行う（ステップ１０８）。ネット家電はＩＳＰ接続情報が正常に設定されたことを簡単接続サーバに送信した後（ステップ１０９）、ＩＳＰに接続を行い、ＩＳＰとの間で認証番号、暗証番号をもとに接続が確立される（ステップ１１０）。
【００１８】
本発明の請求項８におけるシステムは、ＩＳＰ接続情報を受信したネット家電に画面がない場合には、ネット家電設置作業者（またはネット家電設置事業者）に接続設定が完了したことをネット家電設置対象家庭の代表者氏名、及び住所等の内容を含むメールを配信する。
【００１９】
本発明の請求項８における原理を図４に示す。図４は図１、図２を詳細化したものである。設置者がネット家電の電源をＯＮすると（ステップ２０１）、ネット家電は簡単接続サーバに接続を行い（ステップ２０２）、その際に端末機器特定または端末ＩＤの通知を行う（スッテプ２０３）。簡単接続サーバはネット家電からの接続を受け、端末機器特定または端末ＩＤによる認証とそれに対応するＩＳＰ接続情報の取得を行い（ステップ２０４）、簡単接続サーバはＩＳＰ接続情報をネット家電に送信する（ステップ２０５）。ネット家電は簡単接続サーバから受信したＩＳＰ接続情報を設定した後（ステップ２０６）、ＩＳＰ接続情報が正常に設定されたことを簡単接続サーバに送信する（ステップ２０７）。簡単接続サーバはネット家電からの通知を受け、ステップ２０４で認証した端末機器特定または端末ＩＤに対応する設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスに対して、ステップ２０５でネット家電に送信した内容を含むメールを送信する（ステップ２０８）。メールを受信した設置作業者はその内容を確認し（ステップ２０９）、ネット家電はＩＳＰに接続を行い、ＩＳＰとの間で認証番号、暗証番号をもとに接続が確立される（ステップ２１０）。
【００２０】
【発明実施の形態】
図５に本発明のシステム構成を示す。本発明におけるシステムは、ネット家電１００、ネット家電に付随する画面１１０、及び簡単接続サーバ２００から構成される。
【００２１】
図６には本発明の他のシステム構成を示す。同図に示すシステムは、ネット家電１００、簡単接続サーバ２００、及びメール受信可能な端末３００により構成される。
【００２２】
本発明における簡単接続サーバのサーバ構成図を図７に示す。簡単接続サーバは、ネット家電からの端末機器特定通知を受信する受信部２１０、受信した端末機器特定をネット家電設定情報蓄積部２３０に照らし合わせ認証を行う端末機器特定認証部２２０、ＩＳＰ接続情報、代表者氏名・住所等の情報をネット家電に送信する送信部２４０、及びネット家電設定情報蓄積部２３０に格納されている設置者メールアドレス宛にＩＳＰ接続情報、代表者氏名・住所等をメールで送信するメール送信部２５０から構成される。図８はネット家電設定情報蓄積部２３０を示す図である。前記ネット家電蓄積部には、前記端末機器特定とＩＳＰ接続情報、ネット家電設置対象家庭情報、及び設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスが一対一に対応づけされ格納される。
【００２３】
本発明のたの簡単接続サーバのサーバ構成図を図９に示す。簡単接続サーバは、ネット家電からの端末ＩＤ通知を受信する受信部２１０、受信した端末ＩＤをＩＳＰ情報蓄積部２３１に照らし合わせ認証を行う端末ＩＤ認証部２２１、ＩＳＰ接続情報、代表者氏名・住所等の情報をネット家電に送信する送信部２４０、及びＩＳＰ情報蓄積部２３１に格納されている設置者メールアドレス宛にＩＳＰ接続情報、代表者氏名・住所等をメールで送信するメール送信部２５０から構成される。図１０はネット家電設定情報蓄積部２３１を示す図である。前記ネット家電蓄積部には、前記端末ＩＤとＩＳＰ接続情報、ネット家電設置対象家庭情報、及び設置作業者（またはネット家電設置事業者）のメールアドレスが一対一に対応づけされ格納される。
【００２４】
以下本発明（請求項１及び８）の実施例について述べる。図１１はネット家電を家庭に設置後、ＩＳＰに接続するまでの実施例を示した図である。
【００２５】
ネット家電設置事業者５００は、ネット家電１００が家庭に設置される以前に、予め、設置対象家庭の識別番号（端末機器特定）、前記識別番号に対応するＩＳＰへの接続情報、及び設定完了時（ステップ４）におけるメール配信先のメールアドレスを簡単接続サーバ２００に入力する（ステップ１）。例えば、Ｗｅｂサーバの機能を有する簡単接続サーバ２００に対して、インターネット７００を介して、ネット家電設置事業者はＷｅｂブラウザを有する管理端末の画面より入力を行う。
【００２６】
ネット家電１００には、予め、簡単接続サーバ２００の接続先のアクセスポイント、常時接続時の認証番号（アカウント、ＩＤ）、暗証番号（パスワード）等が格納されているか、もしくは専用のＩＣメモリカードにその情報や接続手順が格納されていてもよい。ネット家電１００は家庭に設置後、電源をＯＮすると、メモリカードに記憶された手順に従い、端末機器の特定を通知して、簡単接続サーバ２００に情報通信回線６００を介して、常時接続を行う（ステップ２）。簡単接続サーバ２００はネット家電１００からの接続を受信し、ステップ１にて入力されている情報（図７におけるＩＳＰ情報蓄積部２３０）をもとに端末機器特定に対応するＩＳＰ接続情報等をネット家電１００に通知する（ステップ３）。例えば、ステップ２及びステップ３は簡単接続サーバ２００にＷｅｂサーバ機能、ネット家電にＷｅｂクライアント機能を有し、ＨＴＴＰプロトコルによって通信を行う。ネット家電は予め、前記の情報（識別番号、認証番号、暗証番号）に加え、簡単接続サーバ２００のＵＲＬを格納し、ネット家電１００からのＧＥＴリクエスト送信（ステップ２）後、簡単接続サーバ２００はＨＴＴＰ応答を用いてＩＳＰ接続情報を送信ずる（ステップ３）。
【００２７】
次に、簡単接続サーバ２００は、ステップ１にて入力されたメールアドレス（設置作業者が携帯するメール受信可能携帯３００、及びネット家電設置事業者５００のメール受信可能な端末）に対して、ステップ３にて送信したＩＳＰ接続情報、及びネット家電設置対象家庭の代表者氏名・住所等の内容を含むメールを配信する（ステップ４）。
【００２８】
ネット家電１００は簡単接続サーバ２００からのＩＳＰ接続情報の通知（ステップ３）を受け、その情報をもとにＩＳＰ４００に情報通信回線６００を介して、常時接続を行い（ステップ５）、インターネットへの接続が可能となる。
【００２９】
前記実施例では、ネット家電１００と簡単接続サーバ２００間の通信（ステップ２及びステップ３）にＨＴＴＰプロトコルを用いているが、前記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種種応用が可能である。
【００３０】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、ネット家電１００が家庭に設置された後に、電源をＯＮするだけで、ＩＳＰに接続する情報が簡単接続サーバ２００を介して設定される手順を自動的に行なうので、ネット家電設置者は煩わしい設定作業を行うことがなくなり、かつ、ネット家電に設定された情報をネット家電の画面、もしくはメールにて確認することが可能となる。
【００３１】
また、本発明のシステムによれば、設置以前にネット家電１００に個体固有の情報（シリアルＩＤ等）を埋め込む必要がなくなり、どのネット家電１００が家庭に設置されてもよいという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の原理説明図
【図２】本発明のたの原理説明図
【図３】本発明の別の原理説明図
【図４】本発明のほかの原理説明図
【図５】本発明の別のシステム構成図
【図６】本発明のほかのシステム構成図
【図７】本発明の簡単接続サーバ構成図
【図８】ネット家電設定情報蓄積部２３０を示す図
【図９】本発明のたの簡単接続サーバ構成図
【図１０】ネット家電設定情報蓄積部２３１を示す図
【図１１】本発明の実施例を説明するための図
【符号の説明】
１００ ネット家電
１１０ ネット家電に付随する画面
２００ 簡単接続サーバ
２１０ 受信部
２２０ 端末機器特定認証部
２２１ 端末ＩＤ認証部
２３０ ネット家電設定情報蓄積部
２３１ ネット家電設定情報蓄積部
２４０ 送信部
２５０ メール送信部
３００ メール受信可能携帯
４００ ＩＳＰ
５００ ネット家電設置事業者
６００ 情報通信回線網
７００ インターネット
Claims (8)
- 利用者がネットワークを介してサービスを受けるためにサービス業者へのサーバコンピュータ（以下簡単接続サーバ）と前記利用者が所有するネット家電間は情報通信回線を介して、前記ネット家電からの常時接続により通信可能な状態にあり、前記簡単接続サーバでは前記各ネット家電がインターネット接続に必要な接続情報（以下、ＩＳＰ接続情報）を蓄積するネット家電設定情報蓄積手段と、前記ネット家電からの常時接続確立時に端末機器特定番号（前記ネット家電が設置された家庭宅の識別番号）による認証を行う端末機器特定認証手段、前記ネット家電からのＩＳＰ接続情報要求に応じて、前記ネット家電設定情報蓄積手段に蓄積された前記ＩＳＰ接続情報を検索する検索処理手段、前記端末機器特定に対応する前記ＩＳＰ接続情報を前記ネット家電に送信するＩＳＰ接続情報送信手段を含み、各前記ネット家電は、前記簡単接続サーバに接続を行うための接続手段と前記ＩＳＰ接続情報を受信するＩＳＰ接続情報受信手段を含むことを特徴とするネット家電簡単接続方法。
- 簡単接続サーバでは各ネット家電がインターネット接続に必要な接続情報（以下、ＩＳＰ接続情報）を蓄積するネット家電設定情報蓄積手段と、前記ネット家電からの接続確立時に端末ＩＤによる認証を行う端末ＩＤ認証手段、前記ネット家電からのＩＳＰ接続情報要求に応じて、前記ネット家電設定情報蓄積手段に蓄積された前記ＩＳＰ接続情報を検索する検索処理手段、前記端末ＩＤに対応する前記ＩＳＰ接続情報を前記ネット家電に送信するＩＳＰ接続情報送信手段を含み、各前記ネット家電は、前記端末ＩＤ、及び前記簡単接続サーバのアクセス先を蓄積する手段、前記簡単接続サーバへの接続を行う手段、及び前記ＩＳＰ接続情報を受信するＩＳＰ接続情報受信手段を含むことを特徴とするネット家電簡単接続システム。
- 前記ネット家電設定情報蓄積手段は、少なくとも、各前記ネット家電に対応する前記端末機器特定と前記端末機器特定に対応する前記ＩＳＰ接続情報を蓄積することを特徴とする請求項１記載のシステム。
- 前記ネット家電設定情報蓄積手段は、少なくとも、各前記ネット家電に対応する前記端末ＩＤと前記端末ＩＤに対応する前記ＩＳＰ接続情報を蓄積することを特徴とする請求項２記載のシステム。
- 前記ネット家電設定情報蓄積手段は、前記端末機器特定または前記端末ＩＤに対応する前記ネット家電設置対象家庭の代表者の氏名、住所等を含むことができる請求項１または２記載のシステム。
- 前記ネット家電設定情報蓄積手段は、前記端末機器特定または前記端末ＩＤに対応する前記ネット家電の設置作業者（または前記ネット家電の設置事業者）のメールアドレスを格納することができる請求項１または２に記載のシステム。
- 前記ＩＳＰ接続情報を受信した前記ネット家電に画面がある場合には、前記ネット家電に前記ネット家電設置対象家庭の氏名、住所、端末機器特定等を表示することで、前記ネット家電に前記家庭宅に対応する前記ＩＳＰ接続情報の設定が完了したことを確認できる請求項５記載のシステム。
- 前記ネット家電設置作業者（または前記ネット家電設置事業者）に接続設定が完了したことを前記家庭ネット家電設置対象家庭の代表者氏名、及び住所等の内容を含むメールを配信する請求項６記載のシステム。
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011172029A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Pc Depot Corp | 無線ｌａｎ設定装置、プログラム、及び無線ｌａｎ設定システム |
| JP2015036862A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
| JP2015103125A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | シャープ株式会社 | ネットワークシステム、常時接続方法、電子機器、常時接続サーバ、アプリケーションサーバ、プログラム |
-
2002
- 2002-10-23 JP JP2002308241A patent/JP2004146994A/ja active Pending
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