JP2004145727A - 自動車エネルギ消費予測システム、自動車エネルギ消費予測サーバ、自動車エネルギ消費予測方法及び自動車エネルギ消費予測プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車のエネルギ消費に関する量(燃費等)をユーザに提供する場合に、そのユーザが普段使用している道路を走行したときにいくらになるかを把握できるようにして、特にエネルギ消費に関心を持つユーザの利便性を出来る限り向上させる。
【解決手段】ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を記憶しておき、そのユーザが自動車の車種を指定してユーザ端末1により要求操作を行ったときに、自動車エネルギ消費予測サーバ7において、上記記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算し、この予測演算の結果を上記ユーザ端末1に提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を記憶しておき、そのユーザが自動車の車種を指定してユーザ端末1により要求操作を行ったときに、自動車エネルギ消費予測サーバ7において、上記記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算し、この予測演算の結果を上記ユーザ端末1に提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測システム、自動車エネルギ消費予測サーバ、自動車エネルギ消費予測方法及び自動車エネルギ消費予測プログラムに関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、移動体に設置されたナビゲーション装置と、移動体外部に設けられた旅行データ編集装置と、情報記憶手段を有し、これら両装置と通信網を介して通信を行う旅行支援サーバ(情報センター)とを備え、この旅行支援サーバの情報記憶手段に情報を記憶することにより、上記両装置間で情報の共有を行うようにすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−143358号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年では、環境問題に関心を持つ人が増加する傾向にあり、自動車の所有者の中には、自動車のエネルギ消費に非常に関心を持っている人が多数存在する。このような人達が次に購入する車種を検討する場合、各車種の燃費等のエネルギ消費に関する量を比較して、エネルギ消費が少ない車種を購入しようとする。
【0005】
そこで、上記従来例のように情報センター(サーバ)を設置して、この情報センターに各車種の燃費等の情報を記憶しておき、ユーザが、情報センターとネットワークを介して接続された家庭用パーソナルコンピュータやナビゲーション装置等のようなユーザ端末により車種を指定して要求操作を行ったときに、そのユーザが指定した指定車種の燃費等の情報をそのユーザ端末に提供するようにすれば、ユーザはいつでも情報センターにアクセスすることで、指定車種の燃費等の情報を得ることができて、自動車のエネルギ消費に関心を持つユーザの利便性が向上する。
【0006】
しかしながら、上記各車種の燃費等の情報は、通常、カタログデータと同様のものに止まり、実際の使用状態とはかなり異なるものとなる。また、たとえ実際の使用状態に合わせようとしても、走行する走行経路によって燃費等の値が大幅に変わるため、一般的な値しかユーザに提供することができず、特定の人に対応することは困難である。
【0007】
一方、自動車のエネルギ消費に関心を持っているユーザにとって本当に知りたいのは、そのような一般的な値ではなくて、自分が普段使用している道路を走行したときの値であり、この値が分かれば、現在使用している自動車の実際の燃費と比較することができて、購入決定のための有効な情報となる。したがって、このようなユーザを満足させるためには、各ユーザに対応した値を提供する必要がある。
【0008】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自動車の燃費等のようなエネルギ消費に関する量をユーザに提供する場合に、そのユーザが普段使用している道路を走行したときにいくらになるかを把握できるようにして、特にエネルギ消費に関心を持つユーザの利便性を出来る限り向上させようとすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算して、その予測演算の結果を上記ユーザに提供するようにした。
【0010】
具体的には、請求項1の発明では、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測システムを対象とする。
【0011】
そして、上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を記憶する記憶手段と、上記ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記記憶手段よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算手段と、上記予測演算手段による予測演算の結果を上記ユーザに提供する提供手段とを備えているものとする。
【0012】
上記の構成により、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種のエネルギ消費に関する量が予測演算されて、その予測演算の結果がユーザに提供されるので、ユーザが次に購入しようとする車種を指定すれば、普段使用している道路を走行したときにその車種の燃費等がいくらになるかを把握することができる。この結果、特にエネルギ消費に関心を持つユーザは、次に購入しようとする車種の燃費等を、現在使用している自動車の実際の燃費等と比較することができ、購入決定のための有効な情報を得ることができる。
【0013】
ここで、エネルギ消費に関する量は、ガソリンエンジン等のエンジンを備えた自動車では、燃料消費に関する量、つまり燃費、所定距離走行したときの燃料消費量、燃料満タン状態で走行可能な距離等であり、電気自動車では、電力消費に関する量、つまり単位電力消費量当たりに走行可能な距離、所定距離走行したときの電力消費量、フル充電状態で走行可能な距離等である。
【0014】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、記憶手段は、走行履歴として走行経路と該走行経路上における走行速度とを記憶するように構成されており、予測演算手段は、上記記憶手段により記憶された走行履歴の走行速度を考慮して、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成されているものとする。
【0015】
このことにより、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算を高精度に行うことができる。
【0016】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、ユーザが、自動車の車種を指定する際に、同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方を入力可能に構成されており、予測演算手段は、上記ユーザが同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方を入力したときには、該入力された情報を考慮して、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成されているものとする。
【0017】
こうすることで、当該ユーザの自動車の使用環境を考慮することができ、その使用環境に合った予測演算を行うことができる。
【0018】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、予測演算手段は、ユーザが現在使用している自動車の車種と、記憶手段により記憶された走行履歴に対応する該自動車の実際のエネルギ消費に関する量とを入手したときには、該入手した車種と実際のエネルギ消費に関する量とを考慮して、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成されているものとする。
【0019】
このことで、当該ユーザの自動車の実際の運転状況に合った予測演算を行うことができ、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算を高精度に行うことができる。すなわち、指定車種を、ユーザが現在使用している自動車の車種に置き換えて、その置き換えた車種のエネルギ消費に関する量を予測演算し、この予測演算結果と、入手した実際のエネルギ消費に関する量とを比較することで、当該ユーザの自動車の実際の運転状況(予測よりもエネルギ消費が多くなる運転をしているのか、小さくなる運転をしているか)が分かる。そして、その比較結果を、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算結果に反映させれば、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算をユーザの運転状況に合わせて高精度に行うことができる。
【0020】
請求項5の発明では、請求項1の発明において、予測演算手段は、ユーザが現在使用している自動車の車種を入手したときには、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するとともに、該指定車種を上記入手した車種に置き換えて、該入手した車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成され、提供手段は、上記両方の車種の予測演算の結果を上記ユーザに提供するように構成されているものとする。
【0021】
このことにより、ユーザは、該ユーザが現在使用している自動車の車種におけるエネルギ消費に関する量の予測演算結果と、実際のエネルギ消費に関する量とを比較することで、予測演算結果と実際との相違量を把握することができる。そして、提供された、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算結果に対して上記相違量を考慮すれば、指定車種では実際にどの程度になるかを推測することができる。
【0022】
請求項6の発明は、ユーザが操作するユーザ端末が通信回線を介して接続されていて、該ユーザに該ユーザ端末の操作により自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を上記通信回線を介してユーザ端末に提供する自動車エネルギ消費予測サーバの発明である。
【0023】
そして、この発明では、上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を入手する入手手段と、上記ユーザが上記ユーザ端末の操作により自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記入手手段により入手した走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算手段と、上記予測演算手段による予測演算の結果を上記ユーザ端末に提供する提供手段とを備えているものとする。
【0024】
請求項7の発明は、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測方法の発明である。
【0025】
そして、この発明では、予め、上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を記憶する記憶手段を設けておき、上記ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行う要求ステップと、上記要求ステップの要求操作に応じて、上記記憶手段よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算ステップと、上記予測演算ステップにおける予測演算の結果を上記ユーザに提供する提供ステップとを含むものとする。
【0026】
請求項8の発明は、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測装置を制御するための自動車エネルギ消費予測プログラムの発明である。
【0027】
そして、この発明の自動車エネルギ消費予測プログラムは、上記自動車エネルギ消費予測装置に対して、上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を入手する入手処理と、上記ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記入手処理で入手した走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算処理と、上記予測演算処理における予測演算の結果を上記ユーザに提供する提供処理とを実行させるものであるとする。
【0028】
これら請求項6〜8の発明により、請求項1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る自動車エネルギ消費予測システムの概略構成を示し、この自動車整備支援システムは、ユーザが操作するユーザ端末1と、このユーザが現在使用している自動車2(この実施形態では、ガソリンエンジン又はディーゼルエンジンを備えたものとする)に搭載された車載機3と、これらユーザ端末1と車載機3とが、インターネット(ネットワーク)等の通信回線を介してそれぞれ接続された自動車エネルギ消費予測サーバ7とを備えている。尚、上記車載機3は、上記通信回線に接続されたアンテナ4と無線通信により信号の授受を行うようになっている。
【0030】
上記ユーザ端末1は、この実施形態では、ユーザの自宅等に設置されたパーソナルコンピュータとしているが、ユーザが携帯する携帯電話や携帯情報端末(PDA)等であってもよく、上記車載機3と兼用のものであってもよい。
【0031】
上記自動車エネルギ消費予測サーバ7は、情報センターに設置されたサーバコンピュータであって、図2に示すように、各種信号の制御処理を行うCPU21を備えており、このCPU21には、上記ユーザ端末1及び車載機3と通信を行うための通信インターフェース22と、この自動車エネルギ消費予測サーバ7を制御するための自動車エネルギ消費予測プログラム等を記録したROM23(記録媒体)と、各種情報を一時記憶するRAM24と、高低データを有する3次元地図データを記憶した地図データベース25と、各車種の燃費を予測演算するために必要な車種データ(エンジンに関する各種情報、燃費のカタログデータ、自動車の重量、加減速時や坂道での実際の燃費データ(予め走行テストしたもの)等)を記憶した車種データベース26と、これら地図データ及び車種データを用いて任意の道路を走行したときの各車種の燃費を予測演算するための演算プログラムを記憶した記憶装置27とが信号の授受可能に接続されている。
【0032】
一方、上記ユーザ端末1は、図3に示すように、各種信号の制御処理を行うCPU31を備えており、このCPU31には、各種情報を表示するディスプレイ32と、ユーザが操作する操作スイッチ33と、上記自動車エネルギ消費予測サーバ7の通信インターフェース22との間で信号の送受信を行う通信装置34と、このユーザ端末1を制御するためのプログラム等を記録したROM35と、各種情報等を一時的に記憶するRAM36とが信号の授受可能に接続されている。
【0033】
また、上記車載機3は、図4に示すように、各種信号の制御処理を行うCPU41を備えており、このCPU41には、上記ユーザが現在使用している自動車2の走行履歴(走行経路及び該走行経路上における走行速度)が記憶されるメモリ42と、GPS人工衛星から送信されるGPS信号を受信して、当該自動車2の現在位置を検出する現在地測位センサ43と、この車載機3を制御するためのプログラムや道路地図情報等を記録したROM44と、当該自動車の車速を検出する車速センサ45と、各種情報等を一時的に記憶するRAM46と、上記自動車エネルギ消費予測サーバ7の通信インターフェース22との間で信号の送受信を行う通信装置47とが信号の授受可能に接続されている。
【0034】
上記自動車エネルギ消費予測サーバ7のCPU21は、上記自動車エネルギ消費予測プログラムによって、ユーザがユーザ端末1により指定した指定車種の燃費(車載機3のメモリ42に記憶された走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種の燃費)を上記演算プログラムを用いて予測演算して、その予測演算の結果をそのユーザ端末1に提供するように構成されている。
【0035】
上記CPU21の具体的な処理動作を、図5のフローチャートに基づいて説明すると、最初のステップSA1では、ユーザ端末1よりアクセスがあると、各種情報の入力欄を有するメニュー画面をユーザ端末1に送信する。
【0036】
上記メニュー画面は、例えば図9に示すように、ユーザが自動車の車種(燃費予測対象車種)を指定するとともに、走行履歴入手先(ユーザが現在使用している自動車2の車載機3)のID番号を入力するためのものである。また、図9の例では、上記車種指定の際に、ユーザが現在使用している自動車2の車種、該自動車2の燃費(該自動車2の車載機3のメモリ42に記憶された走行履歴に対応する実際の燃費であって、ユーザが測定したもの)、走行履歴情報の種類(走行経路と該走行経路上における走行速度との両方か、又は走行経路のみかを選択できる(何れも選択しない場合には、走行経路のみとなる))、走行履歴の範囲(現在から過去所定距離分、又は現在から過去所定期間分を選択できる)、同乗者の人数及び荷物重量を入力できるようになっているが、これらは必須入力項目ではない。
【0037】
上記メニュー画面のユーザ端末1への送信により、該ユーザ端末1のディスプレイ32には、そのメニュー画面が表示され(図7のステップSB1参照)、ユーザは、このメニュー画面の各入力欄に情報を入力(自動車の車種の指定等)して要求操作を行う(メニュー画面の「OK」ボタンを操作する)。
【0038】
次のステップSA2では、ユーザが上記メニュー画面の各入力欄に入力した入力情報を受信し、次のステップSA3で、メニュー画面における走行履歴入手先の入力欄に入力されたID番号に対応する車載機3を選定する。
【0039】
次のステップSA4では、上記ステップSA3で選定した車載機3に指示して、そのメモリ42に記憶している走行履歴の情報を送信させて、その情報を受信する(入手する)。
【0040】
そして、次のステップSA5で、燃費の予測演算処理を実行し、次のステップSA6で、その予測演算の結果を、上記要求操作を行ったユーザのユーザ端末1に送信提供し、しかる後にリターンする。
【0041】
上記予測演算結果のユーザ端末1への送信により、該ユーザ端末1のディスプレイ32には、予測演算結果表示画面(図10参照)が表示される(図7のステップSB3参照)。
【0042】
上記ステップSA5における燃費の予測演算処理の詳細処理動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0043】
すなわち、ステップSA11では、上記ステップSA4で入手した走行履歴の情報に基づいて、その走行履歴の走行経路(メニュー画面において走行履歴の範囲が入力された場合には、その範囲内のもの)の道路情報を地図データベース25から読み出し、次のステップSA12で、上記走行経路上における走行速度を決定する。この走行速度は、メニュー画面における走行履歴情報の種類として、走行経路と走行速度との両方を選択した場合には、入手した走行履歴の走行速度とし、それ以外の場合には、上記道路情報に対応した所定速度(一時停止箇所では一時停止し、交差点を通過する際には所定確立で信号停止し、交差点での右左折時には減速し、渋滞多発区間では極低速とする)とする。
【0044】
次のステップSA13では、指定車種(燃費予測対象車種)の車種データを車種データベース26から読み出し、次のステップSA14で、同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方が入力された場合には、その車種データ中の自動車の重量を、該入力された情報を用いて補正する。
【0045】
次のステップSA15では、記憶装置27に記憶された演算プログラムと上記車種データとを用いて、上記走行履歴と同じ走行経路を、上記SA12で決定した走行速度で走行したときにおける上記指定車種の燃費(f1)を予測演算する。
【0046】
次のステップSA16では、メニュー画面において現在使用している自動車2の車種が入力されたか否か(ユーザが現在使用している自動車2の車種を入手したか否か)を判定し、このステップSA16の判定がNOであるときには、この処理を終了する一方、判定がYESであるときには、ステップSA17に進む。
【0047】
上記ステップSA17では、ユーザが現在使用している自動車2の車種の車種データを読み出し、次のステップSA18では、指定車種をユーザが現在使用している自動車2の車種に置き換えて(上記指定車種の燃費演算と同じ演算プログラムを用いて、車種データを現在使用している自動車2の車種の車種データに変更する)、ユーザが現在使用している自動車2の車種の燃費(f2)を予測演算する。
【0048】
次のステップSA19では、ユーザが現在使用している自動車2の車種の実際の燃費(f3)が入力されたか否かを判定し、このステップSA19の判定がNOであるときには、この処理を終了する一方、判定がYESであるときには、ステップSA20に進む。
【0049】
上記ステップSA20では、上記実際の燃費f3と、予測演算された燃費f2とから補正係数k(=f3/f2)を演算し、次のステップSA21で、その補正係数kに応じて上記指定車種の燃費f1を補正する。つまり、補正燃費f4を、f4=k×f1より求め、しかる後にこの処理を終了する。
【0050】
ここで、上記ユーザ端末1のCPU31の処理動作を、図7のフローチャートに基づいて説明すると、最初のステップSB1では、自動車エネルギ消費予測サーバ7より送信されたメニュー画面を受信してディスプレイ32に表示し、次のステップSB2で、そのメニュー画面の「OK」ボタンが操作されたときに、メニュー画面の各入力欄に入力された各種情報を自動車エネルギ消費予測サーバ7に送信し、次のステップSB3で、自動車エネルギ消費予測サーバ7より送信された予測演算結果を受信して、その結果を、図10に示すような予測演算結果表示画面を用いてディスプレイ32に表示し、しかる後にリターンする。
【0051】
上記予測演算結果表示画面の左側には、メニュー画面において現在使用している自動車2の車種が入力されなかった場合には、指定車種の燃費f1が表示され、メニュー画面において現在使用している自動車2の車種が入力された場合には、指定車種の燃費f1に加えて、ユーザが現在使用している自動車2の車種の燃費f2も表示される。また、メニュー画面において現在使用している自動車2の車種と実際の燃費とが入力された場合には、指定車種の燃費f1の代わりに、補正燃費f2が指定車種の燃費として表示される。一方、予測演算結果表示画面の右側には、燃費予測演算の対象とした走行経路を示す地図が表示される。
【0052】
上記車載機3のCPU41の処理動作を、図8のフローチャートに基づいて説明すると、最初のステップSC1では、当該自動車の走行経路を、現在地測位センサ43とROM44に記憶した道路地図情報とにより検出するとともに、該走行経路上における走行速度を車速センサ45により検出して、その走行経路と走行速度とを走行履歴としてメモリ42に記憶し、次のステップSC2で、自動車エネルギ消費予測サーバ7の指示に応じて、上記メモリ42に記憶した走行履歴を読み出して、自動車エネルギ消費予測サーバ7に送信し、しかる後にリターンする。
【0053】
次に、上記自動車エネルギ消費予測サーバ7、ユーザ端末1及び車載機3の各CPU21,31,41の処理動作による作用を説明する。
【0054】
すなわち、ユーザが、現在使用している自動車2を走行させると、その走行経路と該走行経路上における走行速度とが走行履歴として車載機3のメモリ42に記憶される。
【0055】
そして、ユーザが、次に購入しようとする車種の燃費について、普段使用している道路を走行したときにどの程度になるかを知りたいと考えたときには、ユーザ端末1の操作により自動車エネルギ消費予測サーバ7にアクセスする。このアクセスにより、自動車エネルギ消費予測サーバ7からユーザ端末1にメニュー画面が送信され、そのメニュー画面がユーザ端末1のディスプレイ32に表示される。
【0056】
続いて、ユーザが燃費を知りたい車種を燃費予測対象車種として上記メニュー画面に入力指定する等して、要求操作を行う(「OK」ボタンを操作する)と、メニュー画面に入力された指定車種等を含む情報がユーザ端末1から自動車エネルギ消費予測サーバ7に送信され、自動車エネルギ消費予測サーバ7は、その要求操作に応じて、ユーザが現在使用している自動車2における車載機3のメモリ42よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種の燃費f1を予測演算する。
【0057】
このとき、メニュー画面にユーザが現在使用している自動車2の車種が入力された場合には、その車種の燃費f2をも予測演算する。そして、実際の燃費f3も入力された場合には、補正係数kを演算し、この補正係数kに応じて上記指定車種の燃費f1を補正して補正燃費f4を求め、この補正燃費f4を指定車種の燃費とする。つまり、ユーザが現在使用している自動車の車種と、走行履歴に対応する該自動車の実際の燃費とを入手したときには、該入手した車種と実際の燃費とを考慮して、指定車種の燃費を予測演算することになる。
【0058】
また、ユーザがメニュー画面において走行履歴情報の種類として走行経路と走行速度との両方を選択した場合には、車載機3のメモリ42に記憶された走行履歴の走行速度を考慮して、指定車種の燃費を予測演算することになる。
【0059】
さらに、ユーザが、メニュー画面において、自動車の車種を指定する際に、同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方を入力した場合には、その入力された情報を考慮して、指定車種の燃費を予測演算することになる。
【0060】
次いで、上記予測演算結果が自動車エネルギ消費予測サーバ7からユーザ端末1に送信提供されて、ユーザ端末1のディスプレイ32には、予測演算結果表示画面が表示される。
【0061】
この実施形態では、自動車2の車載機3のメモリ42が、ユーザが現在使用している自動車2の走行経路を含む走行履歴を記憶する記憶手段を構成し、自動車エネルギ消費予測サーバ7のCPU21が、ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記記憶手段よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種のエネルギ消費に関する量(燃費)を予測演算する予測演算手段を構成し、CPU21及び通信インターフェース22が、上記予測演算手段による予測演算の結果をユーザに提供する提供手段を構成する。また、自動車エネルギ消費予測サーバ7が、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測装置を構成する。さらに、CPU21及び通信インターフェース22が、自動車エネルギ消費予測サーバ7において、ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を入手する入手手段を構成する。
【0062】
したがって、上記実施形態では、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴を車載機3のメモリ42に記憶しておき、ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記メモリ42よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種の燃費を予測演算して、その予測演算結果を上記ユーザに提供するようにしたので、ユーザが次に購入しようとする車種を指定すれば、普段使用している道路を走行したときにその車種の燃費がいくらになるかを把握することができる。この結果、特に燃費等のエネルギ消費に関心を持つユーザは、次に購入しようとする車種の燃費を、現在使用している自動車の実際の燃費と比較することができ、購入決定のための有効な情報を得ることができる。よって、エネルギ消費に関心を持つユーザの利便性を向上させることができる。
【0063】
また、ユーザが現在使用している自動車2の車種及び該自動車2の実際の燃費をユーザが入力することでそれらの情報を入手したときに、該入手した車種と実際の燃費とを考慮して、指定車種の燃費を予測演算する(補正係数kによる補正を行う)ようにしたので、指定車種の燃費の予測演算をユーザの運転状況に合わせて高精度に行うことができる。
【0064】
尚、上記実施形態では、ユーザが指定した指定車種の燃費を予測してその結果を該ユーザに提供するようにしたが、予測してユーザに提供するものは、燃費に限らず、所定距離走行したときの燃料消費量や、燃料満タン状態で走行可能な距離等のように、燃料消費に関する量であればよく、またユーザが提供を希望するものをメニュー画面で選択できるようにしてもよい。さらに、自動車2は電気自動車であってもよく、この場合には、単位電力消費量当たりに走行可能な距離、所定距離走行したときの電力消費量、フル充電状態で走行可能な距離等のように、電力消費に関する量を予測してユーザに提供すればよい。つまり、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供すればよい。
【0065】
また、上記実施形態では、ユーザが現在使用している自動車2の車種及び該自動車2の実際の燃費をユーザが入力するようにしたが、該自動車2の車種情報を予め車載機3のメモリ42やROM45等に記憶しておくようにしてもよく、実際の燃費を車載機3が自動的に検出してメモリ42等に記憶しておき、それらの情報をユーザの入力がなくても自動的に入手するようにしてもよい。
【0066】
さらに、上記実施形態では、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴を車載機3のメモリ42に記憶するようにしたが、この走行履歴を該自動車が走行中に車載機3から自動車エネルギ消費予測サーバ7に送信して、自動車エネルギ消費予測サーバ7の記憶装置27等に記憶するようにしてもよい。また、記憶する走行履歴としては、走行経路と走行速度との両方である必要はなく、走行経路のみを記憶するだけであってもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算して、その予測演算の結果を上記ユーザに提供するようにしたことにより、各ユーザに対応した情報を提供することができ、エネルギ消費に関心を持つユーザの利便性の向上化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動車エネルギ消費予測システムの構成を示す概略図である。
【図2】自動車エネルギ消費予測サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【図4】車載機の構成を示すブロック図である。
【図5】自動車エネルギ消費予測サーバのCPUで行われる処理動作を示すフローチャートである。
【図6】燃費の予測演算処理の詳細処理動作を示すフローチャートである。
【図7】ユーザ端末のCPUで行われる処理動作を示すフローチャートである。
【図8】車載機のCPUで行われる処理動作を示すフローチャートである。
【図9】メニュー画面の一例を示す図である。
【図10】予測演算結果表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ユーザ端末
2 自動車
3 車載機
7 自動車エネルギ消費予測サーバ(自動車エネルギ消費予測装置)
21 CPU(予測演算手段)(提供手段)(入手手段)
22 通信インターフェース(提供手段)(入手手段)
42 メモリ(記憶手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測システム、自動車エネルギ消費予測サーバ、自動車エネルギ消費予測方法及び自動車エネルギ消費予測プログラムに関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、移動体に設置されたナビゲーション装置と、移動体外部に設けられた旅行データ編集装置と、情報記憶手段を有し、これら両装置と通信網を介して通信を行う旅行支援サーバ(情報センター)とを備え、この旅行支援サーバの情報記憶手段に情報を記憶することにより、上記両装置間で情報の共有を行うようにすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−143358号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年では、環境問題に関心を持つ人が増加する傾向にあり、自動車の所有者の中には、自動車のエネルギ消費に非常に関心を持っている人が多数存在する。このような人達が次に購入する車種を検討する場合、各車種の燃費等のエネルギ消費に関する量を比較して、エネルギ消費が少ない車種を購入しようとする。
【0005】
そこで、上記従来例のように情報センター(サーバ)を設置して、この情報センターに各車種の燃費等の情報を記憶しておき、ユーザが、情報センターとネットワークを介して接続された家庭用パーソナルコンピュータやナビゲーション装置等のようなユーザ端末により車種を指定して要求操作を行ったときに、そのユーザが指定した指定車種の燃費等の情報をそのユーザ端末に提供するようにすれば、ユーザはいつでも情報センターにアクセスすることで、指定車種の燃費等の情報を得ることができて、自動車のエネルギ消費に関心を持つユーザの利便性が向上する。
【0006】
しかしながら、上記各車種の燃費等の情報は、通常、カタログデータと同様のものに止まり、実際の使用状態とはかなり異なるものとなる。また、たとえ実際の使用状態に合わせようとしても、走行する走行経路によって燃費等の値が大幅に変わるため、一般的な値しかユーザに提供することができず、特定の人に対応することは困難である。
【0007】
一方、自動車のエネルギ消費に関心を持っているユーザにとって本当に知りたいのは、そのような一般的な値ではなくて、自分が普段使用している道路を走行したときの値であり、この値が分かれば、現在使用している自動車の実際の燃費と比較することができて、購入決定のための有効な情報となる。したがって、このようなユーザを満足させるためには、各ユーザに対応した値を提供する必要がある。
【0008】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自動車の燃費等のようなエネルギ消費に関する量をユーザに提供する場合に、そのユーザが普段使用している道路を走行したときにいくらになるかを把握できるようにして、特にエネルギ消費に関心を持つユーザの利便性を出来る限り向上させようとすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算して、その予測演算の結果を上記ユーザに提供するようにした。
【0010】
具体的には、請求項1の発明では、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測システムを対象とする。
【0011】
そして、上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を記憶する記憶手段と、上記ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記記憶手段よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算手段と、上記予測演算手段による予測演算の結果を上記ユーザに提供する提供手段とを備えているものとする。
【0012】
上記の構成により、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種のエネルギ消費に関する量が予測演算されて、その予測演算の結果がユーザに提供されるので、ユーザが次に購入しようとする車種を指定すれば、普段使用している道路を走行したときにその車種の燃費等がいくらになるかを把握することができる。この結果、特にエネルギ消費に関心を持つユーザは、次に購入しようとする車種の燃費等を、現在使用している自動車の実際の燃費等と比較することができ、購入決定のための有効な情報を得ることができる。
【0013】
ここで、エネルギ消費に関する量は、ガソリンエンジン等のエンジンを備えた自動車では、燃料消費に関する量、つまり燃費、所定距離走行したときの燃料消費量、燃料満タン状態で走行可能な距離等であり、電気自動車では、電力消費に関する量、つまり単位電力消費量当たりに走行可能な距離、所定距離走行したときの電力消費量、フル充電状態で走行可能な距離等である。
【0014】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、記憶手段は、走行履歴として走行経路と該走行経路上における走行速度とを記憶するように構成されており、予測演算手段は、上記記憶手段により記憶された走行履歴の走行速度を考慮して、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成されているものとする。
【0015】
このことにより、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算を高精度に行うことができる。
【0016】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、ユーザが、自動車の車種を指定する際に、同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方を入力可能に構成されており、予測演算手段は、上記ユーザが同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方を入力したときには、該入力された情報を考慮して、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成されているものとする。
【0017】
こうすることで、当該ユーザの自動車の使用環境を考慮することができ、その使用環境に合った予測演算を行うことができる。
【0018】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、予測演算手段は、ユーザが現在使用している自動車の車種と、記憶手段により記憶された走行履歴に対応する該自動車の実際のエネルギ消費に関する量とを入手したときには、該入手した車種と実際のエネルギ消費に関する量とを考慮して、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成されているものとする。
【0019】
このことで、当該ユーザの自動車の実際の運転状況に合った予測演算を行うことができ、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算を高精度に行うことができる。すなわち、指定車種を、ユーザが現在使用している自動車の車種に置き換えて、その置き換えた車種のエネルギ消費に関する量を予測演算し、この予測演算結果と、入手した実際のエネルギ消費に関する量とを比較することで、当該ユーザの自動車の実際の運転状況(予測よりもエネルギ消費が多くなる運転をしているのか、小さくなる運転をしているか)が分かる。そして、その比較結果を、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算結果に反映させれば、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算をユーザの運転状況に合わせて高精度に行うことができる。
【0020】
請求項5の発明では、請求項1の発明において、予測演算手段は、ユーザが現在使用している自動車の車種を入手したときには、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するとともに、該指定車種を上記入手した車種に置き換えて、該入手した車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成され、提供手段は、上記両方の車種の予測演算の結果を上記ユーザに提供するように構成されているものとする。
【0021】
このことにより、ユーザは、該ユーザが現在使用している自動車の車種におけるエネルギ消費に関する量の予測演算結果と、実際のエネルギ消費に関する量とを比較することで、予測演算結果と実際との相違量を把握することができる。そして、提供された、指定車種のエネルギ消費に関する量の予測演算結果に対して上記相違量を考慮すれば、指定車種では実際にどの程度になるかを推測することができる。
【0022】
請求項6の発明は、ユーザが操作するユーザ端末が通信回線を介して接続されていて、該ユーザに該ユーザ端末の操作により自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を上記通信回線を介してユーザ端末に提供する自動車エネルギ消費予測サーバの発明である。
【0023】
そして、この発明では、上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を入手する入手手段と、上記ユーザが上記ユーザ端末の操作により自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記入手手段により入手した走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算手段と、上記予測演算手段による予測演算の結果を上記ユーザ端末に提供する提供手段とを備えているものとする。
【0024】
請求項7の発明は、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測方法の発明である。
【0025】
そして、この発明では、予め、上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を記憶する記憶手段を設けておき、上記ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行う要求ステップと、上記要求ステップの要求操作に応じて、上記記憶手段よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算ステップと、上記予測演算ステップにおける予測演算の結果を上記ユーザに提供する提供ステップとを含むものとする。
【0026】
請求項8の発明は、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測装置を制御するための自動車エネルギ消費予測プログラムの発明である。
【0027】
そして、この発明の自動車エネルギ消費予測プログラムは、上記自動車エネルギ消費予測装置に対して、上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を入手する入手処理と、上記ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記入手処理で入手した走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算処理と、上記予測演算処理における予測演算の結果を上記ユーザに提供する提供処理とを実行させるものであるとする。
【0028】
これら請求項6〜8の発明により、請求項1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る自動車エネルギ消費予測システムの概略構成を示し、この自動車整備支援システムは、ユーザが操作するユーザ端末1と、このユーザが現在使用している自動車2(この実施形態では、ガソリンエンジン又はディーゼルエンジンを備えたものとする)に搭載された車載機3と、これらユーザ端末1と車載機3とが、インターネット(ネットワーク)等の通信回線を介してそれぞれ接続された自動車エネルギ消費予測サーバ7とを備えている。尚、上記車載機3は、上記通信回線に接続されたアンテナ4と無線通信により信号の授受を行うようになっている。
【0030】
上記ユーザ端末1は、この実施形態では、ユーザの自宅等に設置されたパーソナルコンピュータとしているが、ユーザが携帯する携帯電話や携帯情報端末(PDA)等であってもよく、上記車載機3と兼用のものであってもよい。
【0031】
上記自動車エネルギ消費予測サーバ7は、情報センターに設置されたサーバコンピュータであって、図2に示すように、各種信号の制御処理を行うCPU21を備えており、このCPU21には、上記ユーザ端末1及び車載機3と通信を行うための通信インターフェース22と、この自動車エネルギ消費予測サーバ7を制御するための自動車エネルギ消費予測プログラム等を記録したROM23(記録媒体)と、各種情報を一時記憶するRAM24と、高低データを有する3次元地図データを記憶した地図データベース25と、各車種の燃費を予測演算するために必要な車種データ(エンジンに関する各種情報、燃費のカタログデータ、自動車の重量、加減速時や坂道での実際の燃費データ(予め走行テストしたもの)等)を記憶した車種データベース26と、これら地図データ及び車種データを用いて任意の道路を走行したときの各車種の燃費を予測演算するための演算プログラムを記憶した記憶装置27とが信号の授受可能に接続されている。
【0032】
一方、上記ユーザ端末1は、図3に示すように、各種信号の制御処理を行うCPU31を備えており、このCPU31には、各種情報を表示するディスプレイ32と、ユーザが操作する操作スイッチ33と、上記自動車エネルギ消費予測サーバ7の通信インターフェース22との間で信号の送受信を行う通信装置34と、このユーザ端末1を制御するためのプログラム等を記録したROM35と、各種情報等を一時的に記憶するRAM36とが信号の授受可能に接続されている。
【0033】
また、上記車載機3は、図4に示すように、各種信号の制御処理を行うCPU41を備えており、このCPU41には、上記ユーザが現在使用している自動車2の走行履歴(走行経路及び該走行経路上における走行速度)が記憶されるメモリ42と、GPS人工衛星から送信されるGPS信号を受信して、当該自動車2の現在位置を検出する現在地測位センサ43と、この車載機3を制御するためのプログラムや道路地図情報等を記録したROM44と、当該自動車の車速を検出する車速センサ45と、各種情報等を一時的に記憶するRAM46と、上記自動車エネルギ消費予測サーバ7の通信インターフェース22との間で信号の送受信を行う通信装置47とが信号の授受可能に接続されている。
【0034】
上記自動車エネルギ消費予測サーバ7のCPU21は、上記自動車エネルギ消費予測プログラムによって、ユーザがユーザ端末1により指定した指定車種の燃費(車載機3のメモリ42に記憶された走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種の燃費)を上記演算プログラムを用いて予測演算して、その予測演算の結果をそのユーザ端末1に提供するように構成されている。
【0035】
上記CPU21の具体的な処理動作を、図5のフローチャートに基づいて説明すると、最初のステップSA1では、ユーザ端末1よりアクセスがあると、各種情報の入力欄を有するメニュー画面をユーザ端末1に送信する。
【0036】
上記メニュー画面は、例えば図9に示すように、ユーザが自動車の車種(燃費予測対象車種)を指定するとともに、走行履歴入手先(ユーザが現在使用している自動車2の車載機3)のID番号を入力するためのものである。また、図9の例では、上記車種指定の際に、ユーザが現在使用している自動車2の車種、該自動車2の燃費(該自動車2の車載機3のメモリ42に記憶された走行履歴に対応する実際の燃費であって、ユーザが測定したもの)、走行履歴情報の種類(走行経路と該走行経路上における走行速度との両方か、又は走行経路のみかを選択できる(何れも選択しない場合には、走行経路のみとなる))、走行履歴の範囲(現在から過去所定距離分、又は現在から過去所定期間分を選択できる)、同乗者の人数及び荷物重量を入力できるようになっているが、これらは必須入力項目ではない。
【0037】
上記メニュー画面のユーザ端末1への送信により、該ユーザ端末1のディスプレイ32には、そのメニュー画面が表示され(図7のステップSB1参照)、ユーザは、このメニュー画面の各入力欄に情報を入力(自動車の車種の指定等)して要求操作を行う(メニュー画面の「OK」ボタンを操作する)。
【0038】
次のステップSA2では、ユーザが上記メニュー画面の各入力欄に入力した入力情報を受信し、次のステップSA3で、メニュー画面における走行履歴入手先の入力欄に入力されたID番号に対応する車載機3を選定する。
【0039】
次のステップSA4では、上記ステップSA3で選定した車載機3に指示して、そのメモリ42に記憶している走行履歴の情報を送信させて、その情報を受信する(入手する)。
【0040】
そして、次のステップSA5で、燃費の予測演算処理を実行し、次のステップSA6で、その予測演算の結果を、上記要求操作を行ったユーザのユーザ端末1に送信提供し、しかる後にリターンする。
【0041】
上記予測演算結果のユーザ端末1への送信により、該ユーザ端末1のディスプレイ32には、予測演算結果表示画面(図10参照)が表示される(図7のステップSB3参照)。
【0042】
上記ステップSA5における燃費の予測演算処理の詳細処理動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0043】
すなわち、ステップSA11では、上記ステップSA4で入手した走行履歴の情報に基づいて、その走行履歴の走行経路(メニュー画面において走行履歴の範囲が入力された場合には、その範囲内のもの)の道路情報を地図データベース25から読み出し、次のステップSA12で、上記走行経路上における走行速度を決定する。この走行速度は、メニュー画面における走行履歴情報の種類として、走行経路と走行速度との両方を選択した場合には、入手した走行履歴の走行速度とし、それ以外の場合には、上記道路情報に対応した所定速度(一時停止箇所では一時停止し、交差点を通過する際には所定確立で信号停止し、交差点での右左折時には減速し、渋滞多発区間では極低速とする)とする。
【0044】
次のステップSA13では、指定車種(燃費予測対象車種)の車種データを車種データベース26から読み出し、次のステップSA14で、同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方が入力された場合には、その車種データ中の自動車の重量を、該入力された情報を用いて補正する。
【0045】
次のステップSA15では、記憶装置27に記憶された演算プログラムと上記車種データとを用いて、上記走行履歴と同じ走行経路を、上記SA12で決定した走行速度で走行したときにおける上記指定車種の燃費(f1)を予測演算する。
【0046】
次のステップSA16では、メニュー画面において現在使用している自動車2の車種が入力されたか否か(ユーザが現在使用している自動車2の車種を入手したか否か)を判定し、このステップSA16の判定がNOであるときには、この処理を終了する一方、判定がYESであるときには、ステップSA17に進む。
【0047】
上記ステップSA17では、ユーザが現在使用している自動車2の車種の車種データを読み出し、次のステップSA18では、指定車種をユーザが現在使用している自動車2の車種に置き換えて(上記指定車種の燃費演算と同じ演算プログラムを用いて、車種データを現在使用している自動車2の車種の車種データに変更する)、ユーザが現在使用している自動車2の車種の燃費(f2)を予測演算する。
【0048】
次のステップSA19では、ユーザが現在使用している自動車2の車種の実際の燃費(f3)が入力されたか否かを判定し、このステップSA19の判定がNOであるときには、この処理を終了する一方、判定がYESであるときには、ステップSA20に進む。
【0049】
上記ステップSA20では、上記実際の燃費f3と、予測演算された燃費f2とから補正係数k(=f3/f2)を演算し、次のステップSA21で、その補正係数kに応じて上記指定車種の燃費f1を補正する。つまり、補正燃費f4を、f4=k×f1より求め、しかる後にこの処理を終了する。
【0050】
ここで、上記ユーザ端末1のCPU31の処理動作を、図7のフローチャートに基づいて説明すると、最初のステップSB1では、自動車エネルギ消費予測サーバ7より送信されたメニュー画面を受信してディスプレイ32に表示し、次のステップSB2で、そのメニュー画面の「OK」ボタンが操作されたときに、メニュー画面の各入力欄に入力された各種情報を自動車エネルギ消費予測サーバ7に送信し、次のステップSB3で、自動車エネルギ消費予測サーバ7より送信された予測演算結果を受信して、その結果を、図10に示すような予測演算結果表示画面を用いてディスプレイ32に表示し、しかる後にリターンする。
【0051】
上記予測演算結果表示画面の左側には、メニュー画面において現在使用している自動車2の車種が入力されなかった場合には、指定車種の燃費f1が表示され、メニュー画面において現在使用している自動車2の車種が入力された場合には、指定車種の燃費f1に加えて、ユーザが現在使用している自動車2の車種の燃費f2も表示される。また、メニュー画面において現在使用している自動車2の車種と実際の燃費とが入力された場合には、指定車種の燃費f1の代わりに、補正燃費f2が指定車種の燃費として表示される。一方、予測演算結果表示画面の右側には、燃費予測演算の対象とした走行経路を示す地図が表示される。
【0052】
上記車載機3のCPU41の処理動作を、図8のフローチャートに基づいて説明すると、最初のステップSC1では、当該自動車の走行経路を、現在地測位センサ43とROM44に記憶した道路地図情報とにより検出するとともに、該走行経路上における走行速度を車速センサ45により検出して、その走行経路と走行速度とを走行履歴としてメモリ42に記憶し、次のステップSC2で、自動車エネルギ消費予測サーバ7の指示に応じて、上記メモリ42に記憶した走行履歴を読み出して、自動車エネルギ消費予測サーバ7に送信し、しかる後にリターンする。
【0053】
次に、上記自動車エネルギ消費予測サーバ7、ユーザ端末1及び車載機3の各CPU21,31,41の処理動作による作用を説明する。
【0054】
すなわち、ユーザが、現在使用している自動車2を走行させると、その走行経路と該走行経路上における走行速度とが走行履歴として車載機3のメモリ42に記憶される。
【0055】
そして、ユーザが、次に購入しようとする車種の燃費について、普段使用している道路を走行したときにどの程度になるかを知りたいと考えたときには、ユーザ端末1の操作により自動車エネルギ消費予測サーバ7にアクセスする。このアクセスにより、自動車エネルギ消費予測サーバ7からユーザ端末1にメニュー画面が送信され、そのメニュー画面がユーザ端末1のディスプレイ32に表示される。
【0056】
続いて、ユーザが燃費を知りたい車種を燃費予測対象車種として上記メニュー画面に入力指定する等して、要求操作を行う(「OK」ボタンを操作する)と、メニュー画面に入力された指定車種等を含む情報がユーザ端末1から自動車エネルギ消費予測サーバ7に送信され、自動車エネルギ消費予測サーバ7は、その要求操作に応じて、ユーザが現在使用している自動車2における車載機3のメモリ42よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種の燃費f1を予測演算する。
【0057】
このとき、メニュー画面にユーザが現在使用している自動車2の車種が入力された場合には、その車種の燃費f2をも予測演算する。そして、実際の燃費f3も入力された場合には、補正係数kを演算し、この補正係数kに応じて上記指定車種の燃費f1を補正して補正燃費f4を求め、この補正燃費f4を指定車種の燃費とする。つまり、ユーザが現在使用している自動車の車種と、走行履歴に対応する該自動車の実際の燃費とを入手したときには、該入手した車種と実際の燃費とを考慮して、指定車種の燃費を予測演算することになる。
【0058】
また、ユーザがメニュー画面において走行履歴情報の種類として走行経路と走行速度との両方を選択した場合には、車載機3のメモリ42に記憶された走行履歴の走行速度を考慮して、指定車種の燃費を予測演算することになる。
【0059】
さらに、ユーザが、メニュー画面において、自動車の車種を指定する際に、同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方を入力した場合には、その入力された情報を考慮して、指定車種の燃費を予測演算することになる。
【0060】
次いで、上記予測演算結果が自動車エネルギ消費予測サーバ7からユーザ端末1に送信提供されて、ユーザ端末1のディスプレイ32には、予測演算結果表示画面が表示される。
【0061】
この実施形態では、自動車2の車載機3のメモリ42が、ユーザが現在使用している自動車2の走行経路を含む走行履歴を記憶する記憶手段を構成し、自動車エネルギ消費予測サーバ7のCPU21が、ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記記憶手段よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種のエネルギ消費に関する量(燃費)を予測演算する予測演算手段を構成し、CPU21及び通信インターフェース22が、上記予測演算手段による予測演算の結果をユーザに提供する提供手段を構成する。また、自動車エネルギ消費予測サーバ7が、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測装置を構成する。さらに、CPU21及び通信インターフェース22が、自動車エネルギ消費予測サーバ7において、ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を入手する入手手段を構成する。
【0062】
したがって、上記実施形態では、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴を車載機3のメモリ42に記憶しておき、ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記メモリ42よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種の燃費を予測演算して、その予測演算結果を上記ユーザに提供するようにしたので、ユーザが次に購入しようとする車種を指定すれば、普段使用している道路を走行したときにその車種の燃費がいくらになるかを把握することができる。この結果、特に燃費等のエネルギ消費に関心を持つユーザは、次に購入しようとする車種の燃費を、現在使用している自動車の実際の燃費と比較することができ、購入決定のための有効な情報を得ることができる。よって、エネルギ消費に関心を持つユーザの利便性を向上させることができる。
【0063】
また、ユーザが現在使用している自動車2の車種及び該自動車2の実際の燃費をユーザが入力することでそれらの情報を入手したときに、該入手した車種と実際の燃費とを考慮して、指定車種の燃費を予測演算する(補正係数kによる補正を行う)ようにしたので、指定車種の燃費の予測演算をユーザの運転状況に合わせて高精度に行うことができる。
【0064】
尚、上記実施形態では、ユーザが指定した指定車種の燃費を予測してその結果を該ユーザに提供するようにしたが、予測してユーザに提供するものは、燃費に限らず、所定距離走行したときの燃料消費量や、燃料満タン状態で走行可能な距離等のように、燃料消費に関する量であればよく、またユーザが提供を希望するものをメニュー画面で選択できるようにしてもよい。さらに、自動車2は電気自動車であってもよく、この場合には、単位電力消費量当たりに走行可能な距離、所定距離走行したときの電力消費量、フル充電状態で走行可能な距離等のように、電力消費に関する量を予測してユーザに提供すればよい。つまり、ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供すればよい。
【0065】
また、上記実施形態では、ユーザが現在使用している自動車2の車種及び該自動車2の実際の燃費をユーザが入力するようにしたが、該自動車2の車種情報を予め車載機3のメモリ42やROM45等に記憶しておくようにしてもよく、実際の燃費を車載機3が自動的に検出してメモリ42等に記憶しておき、それらの情報をユーザの入力がなくても自動的に入手するようにしてもよい。
【0066】
さらに、上記実施形態では、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴を車載機3のメモリ42に記憶するようにしたが、この走行履歴を該自動車が走行中に車載機3から自動車エネルギ消費予測サーバ7に送信して、自動車エネルギ消費予測サーバ7の記憶装置27等に記憶するようにしてもよい。また、記憶する走行履歴としては、走行経路と走行速度との両方である必要はなく、走行経路のみを記憶するだけであってもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、ユーザが現在使用している自動車の走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算して、その予測演算の結果を上記ユーザに提供するようにしたことにより、各ユーザに対応した情報を提供することができ、エネルギ消費に関心を持つユーザの利便性の向上化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動車エネルギ消費予測システムの構成を示す概略図である。
【図2】自動車エネルギ消費予測サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【図4】車載機の構成を示すブロック図である。
【図5】自動車エネルギ消費予測サーバのCPUで行われる処理動作を示すフローチャートである。
【図6】燃費の予測演算処理の詳細処理動作を示すフローチャートである。
【図7】ユーザ端末のCPUで行われる処理動作を示すフローチャートである。
【図8】車載機のCPUで行われる処理動作を示すフローチャートである。
【図9】メニュー画面の一例を示す図である。
【図10】予測演算結果表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ユーザ端末
2 自動車
3 車載機
7 自動車エネルギ消費予測サーバ(自動車エネルギ消費予測装置)
21 CPU(予測演算手段)(提供手段)(入手手段)
22 通信インターフェース(提供手段)(入手手段)
42 メモリ(記憶手段)
Claims (8)
- ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測システムであって、
上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を記憶する記憶手段と、
上記ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記記憶手段よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算手段と、
上記予測演算手段による予測演算の結果を上記ユーザに提供する提供手段とを備えていることを特徴とする自動車エネルギ消費予測システム。 - 請求項1記載の自動車エネルギ消費予測システムにおいて、
記憶手段は、走行履歴として走行経路と該走行経路上における走行速度とを記憶するように構成されており、
予測演算手段は、上記記憶手段により記憶された走行履歴の走行速度を考慮して、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成されていることを特徴とする自動車エネルギ消費予測システム。 - 請求項1記載の自動車エネルギ消費予測システムにおいて、
ユーザが、自動車の車種を指定する際に、同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方を入力可能に構成されており、
予測演算手段は、上記ユーザが同乗者の人数及び荷物重量の少なくとも一方を入力したときには、該入力された情報を考慮して、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成されていることを特徴とする自動車エネルギ消費予測システム。 - 請求項1記載の自動車エネルギ消費予測システムにおいて、
予測演算手段は、ユーザが現在使用している自動車の車種と、記憶手段により記憶された走行履歴に対応する該自動車の実際のエネルギ消費に関する量とを入手したときには、該入手した車種と実際のエネルギ消費に関する量とを考慮して、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成されていることを特徴とする自動車エネルギ消費予測システム。 - 請求項1記載の自動車エネルギ消費予測システムにおいて、
予測演算手段は、ユーザが現在使用している自動車の車種を入手したときには、指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するとともに、該指定車種を上記入手した車種に置き換えて、該入手した車種のエネルギ消費に関する量を予測演算するように構成され、
提供手段は、上記両方の車種の予測演算の結果を上記ユーザに提供するように構成されていることを特徴とする自動車エネルギ消費予測システム。 - ユーザが操作するユーザ端末が通信回線を介して接続されていて、該ユーザに該ユーザ端末の操作により自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を上記通信回線を介してユーザ端末に提供する自動車エネルギ消費予測サーバであって、
上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を入手する入手手段と、
上記ユーザが上記ユーザ端末の操作により自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記入手手段により入手した走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算手段と、
上記予測演算手段による予測演算の結果を上記ユーザ端末に提供する提供手段とを備えていることを特徴とする自動車エネルギ消費予測サーバ。 - ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測方法であって、
予め、上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を記憶する記憶手段を設けておき、
上記ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行う要求ステップと、
上記要求ステップの要求操作に応じて、上記記憶手段よりその記憶された走行履歴を入手して、該走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算ステップと、
上記予測演算ステップにおける予測演算の結果を上記ユーザに提供する提供ステップとを含むことを特徴とする自動車エネルギ消費予測方法。 - ユーザに自動車の車種を指定させるとともに、該ユーザが指定した指定車種のエネルギ消費に関する量を予測してその結果を該ユーザに提供する自動車エネルギ消費予測装置を制御するための自動車エネルギ消費予測プログラムであって、
上記自動車エネルギ消費予測装置に対して、
上記ユーザが現在使用している自動車の走行経路を含む走行履歴を入手する入手処理と、
上記ユーザが自動車の車種を指定して要求操作を行ったときに、上記入手処理で入手した走行履歴と同じ走行経路を走行したときにおける上記指定車種のエネルギ消費に関する量を予測演算する予測演算処理と、
上記予測演算処理における予測演算の結果を上記ユーザに提供する提供処理とを実行させることを特徴とする自動車エネルギ消費予測プログラム。
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