JP2004036754A - Actuator drive control method for active vibro-isolating support device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動体の荷重を受ける弾性体と、弾性体が少なくとも壁面の一部を構成する液室と、周期的に往復動して液室の容積を変化させる可動部材と、電流の供給を受けて可動部材を往動させる電磁力を発生するアクチュエータとを備えた能動型防振支持装置のアクチュエータ駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の能動型防振支持装置の可動部材をエンジンの振動周波数に合わせて往復動させるべく、そのアクチュエータには周期的に電圧が印加される。図6に示すように、可動部材が往復動する一周期の前半部分でアクチュエータに矩形波状の電圧を印加することでコイルが発生する電磁力により可動部材が往動し、また一周期の後半部分でアクチュエータへの電圧を印加を停止することで戻しばねの弾発力で可動部材が復動するため、アクチュエータに印加する電圧を交互にオン・オフすることで可動部材を往復動させてエンジンの振動を低減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図6に示すように、能動型防振支持装置のアクチュエータに矩形波状の電圧を周期的に印加しても、アクチュエータに流れる電流は時間遅れをもって鋸波状に変化するため、アクチュエータに印加する電圧をオフした期間にも電流は0にならない事態が発生する。そのため、アクチュエータのコイルが発熱して温度が上昇し、コイルの電気抵抗が増加して必用な電流値が得られなくなったり、コイルの周囲の機器に熱害が及んだりする可能性がある。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、能動型防振支持装置のアクチュエータの発熱を最小限に抑えることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、振動体の荷重を受ける弾性体と、弾性体が少なくとも壁面の一部を構成する液室と、周期的に往復動して液室の容積を変化させる可動部材と、電流の供給を受けて可動部材を往動させる電磁力を発生するアクチュエータとを備えた能動型防振支持装置のアクチュエータ駆動制御方法において、少なくとも可動部材が復動したときにアクチュエータを流れる電流が0になるように該アクチュエータに供給する電流を制御することを特徴とする、能動型防振支持装置のアクチュエータ駆動制御方法が提案される。
【0006】
上記構成によれば、往復動可能な可動部材をアクチュエータに電流を供給して発生した電磁力で往動させた後、その可動部材が元位置に復動したときにアクチュエータを流れる電流が0になるように制御するので、アクチュエータが休止して可動部材が復動する際に流れる電流を最小限に抑えてアクチュエータの無駄な発熱を抑制することができる。
【0007】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記周期内に連続した多数の微小時間領域を設定し、各々の微小時間領域においてアクチュエータに印加する電圧をデューティ制御することを特徴とする、能動型防振支持装置のアクチュエータ駆動制御方法が提案される。
【0008】
上記構成によれば、可動部材が往復動する周期内に設定した連続した多数の微小時間領域の各々において、アクチュエータに印加する電圧をデューティ制御することにより、可動部材が復動したときにアクチュエータを流れる電流を確実に0にすることができる。
【0009】
尚、実施例のエンジンEは本発明の振動体に対応し、実施例の第1弾性体14は本発明の弾性体に対応し、実施例の第1液室24は本発明の液室に対応する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図5は本発明の一実施例を示すもので、図1は能動型防振支持装置の縦断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図、図4は図1の要部拡大図、図5はアクチュエータの制御手法を示す図である。
【0012】
図1〜図4に示す能動型防振支持装置Mは、自動車のエンジンEを車体フレームFに弾性的に支持するためのもので、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサSaと、該能動型防振支持装置Mに入力される荷重を検出する荷重センサSbと、エンジンEに作用する加速度を検出する加速度センサScと、後述するアクチュエータ29の可動部材20のリフト量を検出するリフト量センサSdとが接続された電子制御ユニットUによって制御される。
【0013】
能動型防振支持装置Mは軸線Lに関して実質的に軸対称な構造を有するもので、エンジンEに結合される板状の取付ブラケット11に溶接した内筒12と、この内筒12の外周に同軸に配置された外筒13とを備えており、内筒12および外筒13には厚肉のゴムで形成した第1弾性体14の上端および下端がそれぞれが加硫接着により接合される。中央に開口15bを有する円板状の第1オリフィス形成部材15と、上面が開放した樋状の断面を有して環状に形成された第2オリフィス形成部材16と、同じく上面が開放した樋状の断面を有して環状に形成された第3オリフィス形成部材17とが溶接により一体化されており、第1オリフィス形成部材15および第2オリフィス形成部材16の外周部が重ね合わされて前記外筒13の下部に設けたカシメ固定部13aに固定される。
【0014】
膜状のゴムで形成された第2弾性体18の外周が第3オリフィス形成部材17の内周に加硫接着により固定されており、この第2弾性体18の内周に加硫接着により固定されたキャップ部材19が、軸線L上に上下動可能に配置された可動部材20に圧入により固定される。外筒13のカシメ固定部13aに固定されたリング部材21にダイヤフラム22の外周が加硫接着により固定されており、このダイヤフラム22の内周に加硫接着により固定されたキャップ部材23が前記可動部材20に圧入により固定される。
【0015】
しかして、第1弾性体14および第2弾性体18間に液体が封入された第1液室24が区画され、第2弾性体18およびダイヤフラム22間に液体が封入された第2液室25が区画される。そして第1液室24および第2液室25は、第1〜第3オリフィス形成部材15,16,17により形成された上部オリフィス26および下部オリフィス27によって相互に連通する。
【0016】
上部オリフィス26は第1オリフィス形成部材15および第2オリフィス形成部材16間に形成される環状の通路であって、その一部に設けられた隔壁26aの一側において第1オリフィス形成部材15に連通孔15aが形成され、前記隔壁26aの他側において第2オリフィス形成部材16に連通孔16aが形成される。従って、上部オリフィス26は、第1オリフィス形成部材15の連通孔15aから第2オリフィス形成部材16の連通孔16aまでの略1周の範囲に亘って形成される(図2参照)。
【0017】
下部オリフィス27は第2オリフィス形成部材16および第3オリフィス形成部材17間に形成される環状の通路であって、その一部に設けられた隔壁27aの一側において第2オリフィス形成部材16に前記連通孔16aが形成され、前記隔壁27aの他側において第3オリフィス形成部材17に連通孔17aが形成される。従って、下部オリフィス27は、第2オリフィス形成部材16の連通孔16aから第3オリフィス形成部材17の連通孔17aまでの略1周の範囲に亘って形成される(図3参照)。
【0018】
以上のことから、第1液室24および第2液室25は、直列に接続された上部オリフィス26および下部オリフィス27によって相互に連通する。
【0019】
外筒13のカシメ固定部13aには、能動型防振支持装置Mを車体フレームFに固定するための環状の取付ブラケット28が固定されており、この取付ブラケット28の下面に前記可動部材20を駆動するためのアクチュエータ29の外郭を構成するアクチュエータハウジング30が溶接される。
【0020】
アクチュエータハウジング30にはヨーク32が固定されており、ボビン33に巻き付けられたコイル34がアクチュエータハウジング30およびヨーク32に囲まれた空間に収納される。環状のコイル34の内周に嵌合するヨーク32の筒状部32aに有底円筒状のベアリング36が下方から挿入され、その下端の係止部36aがヨーク32の下端に係合して位置決めされる。コイル34の上面に対向する円板状のアーマチュア38がアクチュエータハウジング30の内周面に摺動自在に支持されており、このアーマチュア38の内周に形成した段部38aがベアリング36の上端に係合する。アーマチュア38はコイル34の上面との間に配置した皿ばね42で上方に付勢され、アクチュエータハウジング30に設けた係止部30aに係合して位置決めされる。
【0021】
ベアリング36の内周に円筒状のスライダ43が摺動自在に嵌合しており、可動部材20から下方に延びる軸部20aが、ベアリング36の上底部を緩く貫通してスライダ43の内部に固定したボス44に接続される。ベアリング36の上底部とスライダ43との間にコイルばね41が配置されており、このコイルばね41でベアリング36は上向きに付勢され、スライダ43は下向きに付勢される。
【0022】
アクチュエータ29の下方に設けられたリフト量センサSdは、アクチュエータハウジング30の下端に固定されたセンサハウジング45を備える。センサハウジング45の内部に固定したガイド部材46にセンサロッド47が摺動自在に支持されており、このセンサロッド47はセンサハウジング45の底部との間に設けたコイルばね48で上方に付勢されて前記スライダ43のボス44に当接する。センサハウジング45の内部に固定した抵抗体49に、センサロッド47に固定した接点50が接触する。抵抗体49の下端と接点50との間の電気抵抗値がコネクタ51を介して電子制御ユニットUに入力される。可動部材20のリフト量は接点50の移動量に等しいため、前記電気抵抗値に基づいて可動部材20のリフト量を検出することができる。
【0023】
アクチュエータ29のコイル34が消磁状態にあるとき、ベアリング36に摺動自在に支持されたスライダ43にはコイルばね41の弾発力が下向きに作用するとともに、コイルばね48の弾発力がセンサロッド47およびボス44を介して上向きに作用しており、スライダ43は両コイルばね41,48の弾発力が釣り合う位置に停止する。この状態からコイル34を励磁してアーマチュア38を下方に吸引すると、段部38aに押されてベアリング36が下方に摺動することによりコイルばね41が圧縮される。その結果、コイルばね41の弾発力が増加してスライダ43が下降するため、スライダ43にボス44および軸部20aを介して接続された可動部材20が下降し、可動部材20に接続された第2弾性体18が下方に変形して第1液室24の容積が増加する。逆にコイル34を消磁すると、可動部材20が上昇して第2弾性体18が上方に変形し、第1液室24の容積が減少する。
【0024】
しかして、自動車の走行中に低周波数のエンジンシェイク振動が発生したとき、エンジンEから入力される荷重で第1弾性体14が変形して第1液室24の容積が変化すると、上部オリフィス26および下部オリフィス27を介して接続された第1液室24および第2液室25間で液体が行き来する。第1液室24の容積が拡大・縮小すると、それに応じて第2液室25の容積が縮小・拡大するが、この第2液室25の容積変化はダイヤフラム22の弾性変形により吸収される。このとき、上部オリフィス26および下部オリフィス27の形状および寸法、並びに第1弾性体14のばね定数は前記エンジンシェイク振動の周波数領域で高ばね定数および高減衰力を示すように設定されているため、エンジンEから車体フレームFに伝達される振動を効果的に低減することができる。
【0025】
尚、上記エンジンシェイク振動の周波数領域では、アクチュエータ29は非作動状態に保たれる。
【0026】
前記エンジンシェイク振動よりも周波数の高い振動、即ちエンジンEのクランクシャフトの回転に起因するアイドル振動やこもり音振動が発生した場合、第1液室24および第2液室25を接続する上部オリフィス26および下部オリフィス27内の液体はスティック状態になって防振機能を発揮できなくなるため、アクチュエータ29を駆動して防振機能を発揮させる。
【0027】
電子制御ユニットUはエンジン回転数センサSa、荷重センサSb、加速度センサScおよびリフト量センサSdからの信号に基づいてアクチュエータ29のコイル34に対する通電を制御する。具体的には、振動によってエンジンEが下方に偏倚して第1液室24の容積が減少して液圧が増加するときには、コイル34を励磁してアーマチュア38を吸引する。その結果、アーマチュア38はコイルばね41を圧縮しながら可動部材20と共に下方に移動し、可動部材20に内周を接続された第2弾性体18を下方に変形させる。これにより、第1液室24の容積が増加して液圧の増加を抑制するため、能動型防振支持装置MはエンジンEから車体フレームFへの下向きの荷重伝達を防止する能動的な支持力を発生する。
【0028】
逆に振動によってエンジンEが上方に偏倚して第1液室24の容積が増加して液圧が減少するときには、コイル34を消磁してアーマチュア38を吸引を解除する。その結果、アーマチュア38はコイルばね41の弾発力で可動部材20と共に上方に移動し、可動部材20に内周を接続された第2弾性体18を上方に変形させる。これにより、第1液室24の容積が減少して液圧の減少を抑制するため、能動型防振支持装置MはエンジンEから車体フレームFへの上向きの荷重伝達を防止する能動的な支持力を発生する。
【0029】
しかして、電子制御ユニットUがエンジン回転数センサSa、荷重センサSbおよび加速度センサScの出力に基づいて算出した可動部材20の目標リフト量は、リフト量センサSdで検出した実リフト量と比較され、その偏差が0に収束するようにアクチュエータ29の作動がフィードバック制御される。
【0030】
図5に示すように、アクチュエータ29の目標リフト量が所定周期の正弦波状であるとき、その1周期を連続した多数の微小時間領域を設定し、各々の微小時間領域においてアクチュエータ29に印加する電圧をデューティ制御する。本実施例では12個の微小時間領域が纏まってアクチュエータ29のリフト量の1周期を構成し、その12個の微小時間領域においてアクチュエータ29に印加される電圧が各々デューティ制御される。
【0031】
即ち、12個の微小時間領域のデューティ比を100%から次第に減少させ、最後の2個の微小時間領域のデューティ比を0%に設定する。その結果、アクチュエータ29のリフト量を、12個の微小時間領域を1周期とする正弦波状に制御することができる。またデューティ比の変化が一定のパターンを構成する連続した微小時間領域の数を12個から減少させれば、リフト量の周期を短くすることができ、逆に前記微小時間領域の数を12個から増加させれば、リフト量の周期を長くすることができる。また1周期を構成する複数の微小時間領域のデューティ比を種々のパターンで変化させることにより、アクチュエータ29のリフト量の波形も任意に制御することができる。
【0032】
図6で説明した従来例と異なり、本実施例によればアクチュエータ29のリフト量の1周期(つまり、可動部材20の往復動の1周期)の最後において電流が0になっており、これによりアクチュエータ29のコイル34の発熱を最小限に抑え、コイル34の電気抵抗が増加して必用な電流値が得られなくなったり、コイル34の周囲の機器に熱害が及んだりするのを防止することができる。
【0033】
アクチュエータ29により往復動する可動部材20が復動する最終段階での電流を0にするには、微小時間領域のデューティ比を0%に設定しても電流は即座に0にならないことから、それ以前の複数の微小時間領域のデューティ比を0%に向けて漸減させる必要がある。つまり可動部材20が復動する最終段階での電流を0にするには、複数の微小時間領域のデューティ比を相互に連携させて全体的に制御することが必用である。
【0034】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0035】
例えば、実施例では自動車のエンジンEを支持する能動型防振支持装置Mを例示したが、本発明の能動型防振支持装置は工作機械等の他の振動体の支持に適用することができる。
【0036】
また実施例ではアクチュエータ29のリフト量の変化を正弦波状としているが、他の形状であっても良い。
【0037】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、往復動可能な可動部材をアクチュエータに電流を供給して発生した電磁力で往動させた後、その可動部材が元位置に復動したときにアクチュエータを流れる電流が0になるように制御するので、アクチュエータが休止して可動部材が復動する際に流れる電流を最小限に抑えてアクチュエータの無駄な発熱を抑制することができる。
【0038】
また請求項2に記載された発明によれば、可動部材が往復動する周期内に設定した連続した多数の微小時間領域の各々において、アクチュエータに印加する電圧をデューティ制御することにより、可動部材が復動したときにアクチュエータを流れる電流を確実に0にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】能動型防振支持装置の縦断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図1の要部拡大図
【図5】アクチュエータの制御手法を示す図
【図6】従来のアクチュエータの制御手法を示す図
【符号の説明】
E エンジン(振動体)
14 第1弾性体(弾性体)
20 可動部材
24 第1液室(液室)
29 アクチュエータ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides an elastic body that receives a load of a vibrating body, a liquid chamber in which the elastic body forms at least a part of a wall surface, a movable member that periodically reciprocates to change the volume of the liquid chamber, And an actuator that generates an electromagnetic force that moves the movable member in response to the electromagnetic force.
[0002]
[Prior art]
In order to reciprocate the movable member of this type of active vibration isolation support device in accordance with the vibration frequency of the engine, a voltage is periodically applied to the actuator. As shown in FIG. 6, by applying a rectangular wave voltage to the actuator in the first half of one cycle in which the movable member reciprocates, the movable member moves forward by the electromagnetic force generated by the coil, and the second half of one cycle. By stopping the application of the voltage to the actuator, the movable member moves back by the elastic force of the return spring, so that the movable member is reciprocated by alternately turning on and off the voltage applied to the actuator. Vibration can be reduced.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as shown in FIG. 6, even if a rectangular wave voltage is periodically applied to the actuator of the active vibration isolation support device, the current flowing through the actuator changes in a sawtooth waveform with a time delay. A situation occurs in which the current does not become 0 even while the voltage is turned off. As a result, the coil of the actuator generates heat, the temperature increases, and the electric resistance of the coil increases, so that a necessary current value cannot be obtained, or there is a possibility that heat damage occurs to devices around the coil.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to minimize heat generation of an actuator of an active vibration isolation support device.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, the elastic body receiving the load of the vibrating body and the liquid chamber in which the elastic body forms at least a part of the wall face are periodically reciprocated. A movable member for changing the volume of the liquid chamber, and an actuator for receiving an electric current and generating an electromagnetic force for moving the movable member forward. An actuator drive control method for an active vibration isolating support device, characterized in that a current supplied to the actuator is controlled so that a current flowing through the actuator becomes zero when the member returns.
[0006]
According to the above configuration, after the reciprocating movable member is moved forward by the electromagnetic force generated by supplying current to the actuator, the current flowing through the actuator when the movable member returns to the original position becomes zero. As a result, the current flowing when the actuator is stopped and the movable member moves backward can be minimized, and unnecessary heat generation of the actuator can be suppressed.
[0007]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect, a large number of continuous minute time regions are set within the cycle, and the voltage applied to the actuator in each minute time region is duty-cycled. An actuator drive control method for an active vibration isolating support device, characterized in that it is controlled, is proposed.
[0008]
According to the above configuration, in each of a large number of continuous minute time regions set within a cycle in which the movable member reciprocates, by performing duty control on the voltage applied to the actuator, the actuator is activated when the movable member returns. The flowing current can be reliably reduced to zero.
[0009]
The engine E of the embodiment corresponds to the vibrating body of the present invention, the first
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0011]
1 to 5 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an active vibration isolating support device, FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2 of FIG. 1, and FIG. 3 is a sectional view taken along line 3-3, FIG. 4 is an enlarged view of a main part in FIG. 1, and FIG. 5 is a view showing a control method of the actuator.
[0012]
An active vibration isolation support device M shown in FIGS. 1 to 4 is for elastically supporting an engine E of an automobile on a body frame F, and includes an engine speed sensor Sa for detecting an engine speed, A load sensor Sb for detecting a load input to the mold anti-vibration support device M, an acceleration sensor Sc for detecting an acceleration acting on the engine E, and a lift amount sensor for detecting a lift amount of a
[0013]
The active vibration isolation support device M has a structure substantially symmetrical with respect to the axis L, and has an
[0014]
The outer periphery of the second
[0015]
Thus, a first
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
As described above, the first
[0019]
An annular mounting
[0020]
A
[0021]
A
[0022]
The lift amount sensor Sd provided below the
[0023]
When the
[0024]
When low-frequency engine shake vibration occurs while the automobile is running, when the first
[0025]
In the frequency range of the engine shake vibration, the
[0026]
When vibration having a frequency higher than the engine shake vibration, i.e., idle vibration or muffled sound vibration caused by rotation of the crankshaft of the engine E, an
[0027]
The electronic control unit U controls energization of the
[0028]
Conversely, when the engine E is deflected upward due to vibration and the volume of the first
[0029]
Thus, the target lift amount of the
[0030]
As shown in FIG. 5, when the target lift amount of the
[0031]
That is, the duty ratio of the twelve minute time regions is gradually reduced from 100%, and the duty ratio of the last two minute time regions is set to 0%. As a result, the lift amount of the
[0032]
Unlike the conventional example described with reference to FIG. 6, according to this embodiment, the current is 0 at the end of one cycle of the lift amount of the actuator 29 (that is, one cycle of the reciprocating motion of the movable member 20). The heat generation of the
[0033]
In order to reduce the current at the final stage of the reciprocating movement of the
[0034]
Although the embodiments of the present invention have been described in detail, various design changes can be made in the present invention without departing from the gist thereof.
[0035]
For example, in the embodiment, the active vibration isolating support device M that supports the engine E of the automobile is illustrated, but the active vibration isolating supporting device of the present invention can be applied to support other vibrating bodies such as machine tools. .
[0036]
In the embodiment, the change in the lift amount of the
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, after the movable member capable of reciprocating is moved forward by the electromagnetic force generated by supplying current to the actuator, the movable member returns to the original position. Since the current flowing through the actuator at this time is controlled to be 0, the current flowing when the movable member returns after the actuator is stopped can be minimized, and unnecessary heat generation of the actuator can be suppressed.
[0038]
According to the second aspect of the present invention, the duty ratio of the voltage applied to the actuator is controlled in each of a large number of continuous minute time regions set within the cycle in which the movable member reciprocates, so that the movable member The current flowing through the actuator when returning can be reliably reduced to zero.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an active vibration isolation support device. FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2 in FIG. 1. FIG. 3 is a sectional view taken along line 3-3 in FIG. 1. FIG. FIG. 5 is a diagram illustrating a control method of an actuator. FIG. 6 is a diagram illustrating a control method of a conventional actuator.
E engine (vibrator)
14 1st elastic body (elastic body)
20
29 Actuator
Claims (2)
弾性体(14)が少なくとも壁面の一部を構成する液室(24)と、
周期的に往復動して液室(24)の容積を変化させる可動部材(20)と、
電流の供給を受けて可動部材(20)を往動させる電磁力を発生するアクチュエータ(29)と、
を備えた能動型防振支持装置のアクチュエータ駆動制御方法において、
少なくとも可動部材(20)が復動したときにアクチュエータ(29)を流れる電流が0になるように該アクチュエータ(29)に供給する電流を制御することを特徴とする、能動型防振支持装置のアクチュエータ駆動制御方法。An elastic body (14) that receives a load of the vibrating body (E);
A liquid chamber (24) in which the elastic body (14) forms at least a part of a wall surface;
A movable member (20) that reciprocates periodically to change the volume of the liquid chamber (24);
An actuator (29) that receives an electric current and generates an electromagnetic force for moving the movable member (20) forward;
An actuator drive control method for an active vibration isolation support device having
An active vibration isolation support device, characterized in that the current supplied to the actuator (29) is controlled so that the current flowing through the actuator (29) becomes at least zero when the movable member (20) moves backward. Actuator drive control method.
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