JP2004030837A - 記憶装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、回路部品の熱を効率良く拡散させることができ、この回路部品の放熱効果を高めることができる記憶装置を得ることにある。
【解決手段】記憶装置は、シャーシ15に支持されたプリント配線板17を有している。プリント配線板は、発熱するLSIパッケージ24を実装しているとともに、絶縁シート32によって覆われている。絶縁シートは、LSIパッケージと対向する位置に開口部34を有している。絶縁シートに熱伝導シート33が積層されている。熱伝導シートは、開口部をプリント配線板とは反対側から覆うとともに、開口部を通じてLSIパッケージに熱的に接続されている。
【選択図】 図8
【解決手段】記憶装置は、シャーシ15に支持されたプリント配線板17を有している。プリント配線板は、発熱するLSIパッケージ24を実装しているとともに、絶縁シート32によって覆われている。絶縁シートは、LSIパッケージと対向する位置に開口部34を有している。絶縁シートに熱伝導シート33が積層されている。熱伝導シートは、開口部をプリント配線板とは反対側から覆うとともに、開口部を通じてLSIパッケージに熱的に接続されている。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば金属製のシャーシにプリント配線板を固定したハードディスク駆動装置のような記憶装置および筐体の内部に発熱する回路部品を収容した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばポータブルコンピュータに用いられるハードディスク駆動装置は、金属製のシャーシ、プリント配線板および金属製のカバーとを備えている。
【0003】
シャーシは、磁気ディスク、磁気ヘッドを有するキャリッジ、磁気ディスクを回転させるスピンドルモータおよびキャリッジを駆動するボイスコイルモータのような主要な構成要素を支持している。プリント配線板は、シャーシに固定されており、このプリント配線板に上記磁気ヘッド、スピンドルモータおよびボイスコイルモータを制御する複数のLSIパッケージが実装されている。カバーは、シャーシに固定されてプリント配線板を覆っている。
【0004】
ところで、近年のハードディスク駆動装置は、信号処理速度の高速化や高機能化が進み、それに伴いプリント配線板に実装された制御用のLSIパッケージの発熱量が増大する傾向にある。そのため、LSIパッケージの安定した動作を保障するには、このLSIパッケージの放熱性を高める必要がある。
【0005】
「特開2001−229660号公報」は、LSIパッケージの熱を金属製のカバーを利用して外部に放出する構成を開示している。この先行技術では、プリント配線板とカバーとの間に、これら両者間を電気的に絶縁する絶縁フィルムが介在されている。絶縁フィルムは、LSIパッケージと向かい合う位置に開口を有している。この開口は、LSIパッケージの方向から放熱シートによって覆われている。放熱シートの大部分は、開口を介してカバーの内面に直接貼り付けられている。そのため、放熱シートは、プリント配線板をカバーで覆った時にLSIパッケージに弾性的に接触し、このLSIパッケージの熱をカバーに伝達するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術によると、LSIパッケージの熱を放熱シートを経由してカバーに伝え、このカバーをヒートシンクとして活用している。しかしながら、この構成によると、LSIパッケージとカバーとの間に放熱シートが介在されるために、これら放熱シートやカバーの熱伝導率を高めたとしても、放熱シートの介在による熱抵抗の増大や伝熱ロスを防ぐことができない。この結果、LSIパッケージからカバーへの熱伝達が妨げられてしまい、LSIパッケージの熱を効率良く放出することができなくなる。
【0007】
本発明の目的は、回路部品の熱を効率良く拡散させることができ、この回路部品の放熱効果を高めることができる記憶装置および電子機器を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る記憶装置は、
シャーシと、
上記シャーシに支持され、発熱する回路部品が実装されたプリント配線板と、
上記プリント配線板を覆うとともに、上記回路部品と対向する位置に開口部を有する絶縁シートと、
上記開口部を上記プリント配線板とは反対側から覆うとともに、上記開口部を通じて上記回路基板に熱的に接続される熱伝導シートと、を備えていることを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、回路部品と熱伝導シートとの間に熱伝導を妨げるような部品が介在されることはなく、回路部品から熱伝導シートに至る熱伝達経路の熱抵抗を小さく抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の第1の実施の形態をポータブルコンピュータに適用した図1ないし図8にもとづいて説明する。
【0011】
図1は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。このポータブルコンピュータ1は、コンピュータ本体2と、このコンピュータ本体2に支持されたディスプレイユニット3とで構成されている。
【0012】
コンピュータ本体2は、筐体4を備えている。筐体4は、下部筐体5と上部筐体6とを有し、この上部筐体6の上面にキーボード7が配置されている。ディスプレイユニット3は、ディスプレイハウジング8と、このディスプレイハウジング8に収容された液晶表示パネル9とを備えている。ディスプレイハウジング8は、筐体4の後端部に図示しないヒンジを介して回動可能に連結されている。液晶表示パネル9の表示画面9aは、ディスプレイハウジング8の前面に形成された開口部10を通じて外方に露出されている。
【0013】
図2に示すように、筐体4は、第1のプリント配線板12、第2のプリント配線板13および記憶装置としてのハードディスク駆動装置14を収容している。第1および第2のプリント配線板12,13は、筐体4の幅方向に互いに離間して配置されている。第1のプリント配線板12は、ポータブルコンピュータ1の動作を制御するシステム基板であり、下部筐体5の左半分を占有する大きさを有している。これら第1および第2のプリント配線板12,13は、夫々下部筐体5の底壁5aに水平に支持されている。
【0014】
ハードディスク駆動装置14は、第1のプリント配線板12と第2のプリント配線板13との間において、下部筐体5の底壁5aに水平に支持されている。このハードディスク駆動装置14は、例えば1.8インチサイズであり、図3および図4に示すような薄くコンパクトな外観形状を有している。
【0015】
図3ないし図7に示すように、ハードディスク駆動装置14は、シャーシ15、アッパカバー16、プリント配線板17およびロアカバー18とを備えている。シャーシ15は、金属材料にて構成され、導電性を有している。シャーシ15は、支持壁19を有し、この支持壁19に磁気ディスク、磁気ヘッドを有するキャリッジ、キャリッジを駆動するボイスコイルモータおよび磁気ディスクを回転させるスピンドルモータ20のような主要な構成要素が支持されている。スピンドルモータ20は、円筒状の外観を有し、上記支持壁19からシャーシ15の外方に突出している。
【0016】
アッパカバー16は、金属板にプレス加工を施したものであり、シャーシ15に固定されている。このアッパカバー16は、シャーシ15との間に気密室(図示せず)を構成しており、この気密室に上記磁気ディスクのような構成要素が収容されている。
【0017】
プリント配線板17は、シャーシ15の支持壁19の外面に図示しない複数のねじを介して固定されている。このプリント配線板17は、支持壁19に露出されたコネクタ22に電気的に接続されている。
【0018】
プリント配線板17は、シャーシ15の支持壁19と向かい合う実装面17aを有している。この実装面17aに回路部品としてのLSIパッケージ24、その他の複数のパッケージ25および中継コネクタ26が実装されている。LSIパッケージ24は、上記磁気ヘッド、スピンドルモータおよびボイスコイルモータを制御するためのものである。そのため、LSIパッケージ24は、動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために積極的な放熱を必要としている。中継コネクタ26は、プリント配線板17の一端に位置されてシャーシ15の外方に露出されている。この中継コネクタ26は、ハードディスク駆動装置14を下部筐体5の底壁5aに固定する際に、第2のプリント配線板13に実装されたコネクタリセプタクル27に電気的に接続される。
【0019】
さらに、プリント配線板17の実装面17aには、複数のランドや導体パターン(共に図示せず)が形成されている。これらランドや導体パターンは、LSIパッケージ24の周囲に位置されている。
【0020】
上記シャーシ15に支持されたスピンドルモータ20は、支持壁19からプリント配線板17の中央部に向けて突出している。このため、スピンドルモータ20は、シャーシ15から突出する凸部として機能しており、その先端がプリント配線板17の中央部に開けた貫通孔28に入り込んでいる。
【0021】
上記ロアカバー18は、上記アッパカバー16と同様に金属板にプレス加工を施すことにより構成され、上記シャーシ15に固定されている。このロアカバー18は、アッパカバー16に対しシャーシ15を間に挟んだ反対側に位置されており、上記プリント配線板17を覆っている。
【0022】
図6ないし図8に示すように、プリント配線板17の実装面17aとシャーシ15の支持壁19との間に柔軟な第1のインシュレータ31が介在されている。第1のインシュレータ31は、プリント配線板17とシャーシ15との間を電気的に絶縁するためのものであり、プリント配線板17の実装面17aに合致するような形状を有している。この第1のインシュレータ31は、絶縁層としての絶縁シート32と、熱伝導層としての熱伝導シート33とを互いに積層することにより構成されている。
【0023】
絶縁シート32は、電気絶縁性を有する合成樹脂製のフィルムにて構成され、プリント配線板17の実装面17aを覆っている。この絶縁シート32は、LSIパッケージ24に対応する位置に開口部34を有している。開口部34は、絶縁シート32を厚み方向に貫通しており、上記LSIパッケージ24がきっちりと入り込むような四角い開口形状を有している。
【0024】
熱伝導シート33は、例えば熱伝導性に優れた銅箔にて構成されている。熱伝導シート33は、絶縁シート32の一方の面に接着層としての熱伝導性を有する両面粘着テープ35を介して貼り付けられており、シャーシ15の支持壁19と絶縁シート32との間に介在されている。この熱伝導シート33は、絶縁シート32の一方の面の大部分を覆っており、上記LSIパッケージ24よりも大きな形状を有している。
【0025】
このため、熱伝導シート33は、絶縁シート32の開口部34をプリント配線板17の実装面17aとは反対側のシャーシ15の方向から覆っている。よって、図8の(B)に最も良く示されるように、絶縁シート32の開口部34に入り込んだLSIパッケージ24は、熱伝導シート33に熱的に接続されている。
【0026】
この際、熱伝導シート33を絶縁シート32に貼り付ける両面粘着テープ35は、開口部34に露出されている。このため、LSIパッケージ24は、両面粘着テープ35によって熱伝導シート33に貼り付けられており、これらLSIパッケージ24と熱伝導シート33との密着性が高められている。
【0027】
図6ないし図8に示すように、第1のインシュレータ31は、その中央部に円形の貫通孔37を有している。貫通孔37は、絶縁シート32を厚み方向に貫通する開口領域37aと、熱伝導シート33を厚み方向に貫通する開口領域37bとを有している。開口領域37a,37bは、同軸状に位置されており、これら開口領域37a,37bに上記凸部としてのスピンドルモータ20の先端が入り込んでいる。これにより、シャーシ15と第1のインシュレータ31との位置決めがなされ、上記絶縁シート32の開口部34がLSIパッケージ24と向かい合うようになっている。
【0028】
さらに、熱伝導シート33の開口領域37bは、その直径が絶縁シート32の開口領域37aの直径よりも大きく形成されている。このため、開口領域37bの開口縁は、スピンドルモータ20の外周面から離れており、この開口縁とスピンドルモータ20の外周面との間に電気絶縁用の隙間Sが形成されている。
【0029】
プリント配線板17とロアカバー18との間に柔軟な第2のインシュレータ38が介在されている。第2のインシュレータ38は、合成樹脂製のフィルムにて構成され、プリント配線板17とロアカバー18との間を電気的に絶縁している。第2のインシュレータ38は、その中央部に円形の貫通孔39を有している。貫通孔39は、第2のインシュレータ38を厚み方向に貫通しており、この貫通孔39に上記スピンドルモータ20の先端が入り込んでいる。これにより、プリント配線板17およびロアカバー18に対する第2のインシュレータ31との位置決めがなされている。
【0030】
このような構成によれば、プリント配線板17に実装されたLSIパッケージ24は、絶縁シート32の開口部34に入り込むとともに、この開口部34を覆うように絶縁シート32に積層された熱伝導シート33に熱的に接続されている。
【0031】
このため、LSIパッケージ24の熱は、絶縁シート32を経由することなく直接的に熱伝導シート33に伝達され、この熱伝導シート33の隅々にまで広く拡散される。したがって、LSIパッケージ24から熱伝導シート33に至る熱伝達経路の熱抵抗を小さく抑えることができ、LSIパッケージ24の熱を効率良く熱伝導シート33に伝えることができる。よって、LSIパッケージ24の放熱性能が向上し、このLSIパッケージ24の動作環境温度を適正に保つことができる。
【0032】
さらに、絶縁シート32の開口部34は、LSIパッケージ24がきっちりと入り込むような大きさを有するので、プリント配線板17の実装面17aは、LSIパッケージ24に対応する部分を除き絶縁シート32によって完全に覆われている。このため、熱伝導シート33とプリント配線板17の実装面17aとが接触することはなく、これら両者間の電気的な絶縁が確実となる。したがって、短絡事故を未然に防止できるのは勿論のこと、熱伝導シート33とプリント配線板17との間に電気絶縁用の広い空間を確保する必要はなく、その分、ハードディスク駆動装置14を薄くコンパクトに形成することができる。
【0033】
加えて、第1のインシュレータ31の貫通孔37にシャーシ15から突出するスピンドルモータ20を挿入することで、第1のインシュレータ31とシャーシ15との位置決めがなされる。このため、第1のインシュレータ31をシャーシ15の支持壁19に重ね合わせた時の第1のインシュレータ31の位置ずれを防止できる。
【0034】
それとともに、絶縁シート32と熱伝導シート33とは、両面粘着テープ35を介して互いに接着されているので、これら両シート32,33がずれることはないとともに、両シート32,33の位置合わせも不要となる。よって、ハードディスク駆動装置14の組立作業を容易に行うことができる。
【0035】
なお、本発明は上記第1の実施の形態に特定されるものではなく、図9に本発明の第2の実施の形態を示す。
【0036】
この第2の実施の形態は、第1のインシュレータ31の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外のハードディスク駆動装置14の基本的な構成は、上記第1の形態と同様である。
【0037】
図9に示すように、第1のインシュレータ31の両面接着テープ35は、上記開口部34を避けた領域において絶縁シート32と熱伝導シート33との間に介在されている。言い換えれば、両面接着テープ35は、開口部34に対応する位置で除去されており、これにより熱伝導シート33が開口部34に直接露出されている。この結果、開口部34の位置では、LSIパッケージ24が熱伝導シート33に直に接している。
【0038】
このような構成によれば、LSIパッケージ24の熱が熱伝導シート33に直に伝わるので、LSIパッケージ24から熱伝導シート33への熱伝達経路の熱抵抗を限りなく小さく抑えることができる。このため、LSIパッケージ24の熱をより効率良く熱伝導シート33に伝えることができ、LSIパッケージ24の放熱性能が向上する。
【0039】
図10は、本発明の第3の実施の形態を開示している。
【0040】
この第3の実施の形態では、第1のインシュレータ31の絶縁シート32と熱伝導シート33との間に接着層が存在せず、これら両シート32,33が直接重ね合わされている。このため、上記第2の実施の形態と同様に、熱伝導シート33が開口部34に直接露出されており、この熱伝導シート33にLSIパッケージ24が直に接している。
【0041】
さらに、熱伝導シート33とシャーシ15の支持壁19との間に弾性変形が可能な弾性部材41が介在されている。弾性部材41は、例えば熱伝導性を有するスポンジにて構成されている。弾性部材41は、熱伝導シート33と支持壁19との間で挟み込まれており、熱伝導シート33と支持壁19とを熱的に接続している。さらに、この弾性部材41は、丁度LSIパッケージ24の真下に位置されている。
【0042】
このため、弾性部材41は、熱伝導シート33をLSIパッケージ24に向けて押圧しており、この押圧により、熱伝導シート33がLSIパッケージ24に密着している。
【0043】
このような構成によれば、LSIパッケージ24の熱は、熱伝導シート33に直に伝えられた後、弾性部材41を介してシャーシ15に逃される。そのため、金属製のシャーシ15をLSIパッケージ24のヒートシンクとして活用することができ、LSIパッケージ24の放熱性が高まる。
【0044】
しかも、熱伝導シート33は、弾性部材41によってLSIパッケージ24に押し付けられているので、熱伝導シート33とLSIパッケージ24との密着性が良好となる。このため、LSIパッケージ24から熱伝導シート33への熱伝達経路の熱抵抗を限りなく小さく抑えることができ、LSIパッケージ24の熱をより効率良く熱伝導シート33に伝えることができる。
【0045】
なお、上記第2の実施の形態および第3の実施の形態のように、熱伝導シート33をLSIパッケージ24に直に接触させる場合には、これら熱伝導シート33とLSIパッケージ24との間に熱伝導性グリースを充填してもよい。この構成を採用することで、熱伝導シート33とLSIパッケージ24との熱接続部分に、熱伝導を妨げるような隙間が生じるのを防止でき、熱伝導シート33とLSIパッケージ24との熱接続をより確実とすることができる。
【0046】
図11は、本発明の第4の実施の形態を開示している。
【0047】
この第4の実施の形態は、上記第1の実施の形態を発展させたものであり、第1のインシュレータ31の熱伝導シート33がシャーシ15の支持壁19に重ね合わされている。このため、熱伝導シート33は、シャーシ15に熱的に接続されている。
【0048】
このような構成によると、LSIパッケージ24の熱は、熱伝導シート33に伝えられた後、ここからシャーシ15に逃される。そのため、金属製のシャーシ15をLSIパッケージ24のヒートシンクとして活用することができ、LSIパッケージ24の放熱性が高まる。
【0049】
図12は、本発明の第5の実施の形態を開示している。
【0050】
この第5の実施の形態は、プリント配線板17および第2のインシュレータ38の構成が上記第1の実施の形態と相違している。これ以外のハードディスク駆動装置14の基本的な構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0051】
図12に示すように、プリント配線板17は、シャーシ15とは反対側に位置された他の実装面17bを有している。この実装面17bに回路部品としてのLSIパッケージ51が実装されている。このLSIパッケージ51は、動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために積極的な放熱を必要としている。さらに、この実装面17bには、複数のランドや導体パターン(共に図示せず)が形成されている。これらランドや導体パターンは、LSIパッケージ51の周囲に位置されている。
【0052】
第2のインシュレータ38は、絶縁層としての絶縁シート52と、熱伝導層としての熱伝導シート53とを互いに積層することにより構成されている。絶縁シート52は、電気絶縁性を有する合成樹脂製のフィルムにて構成され、プリント配線板17の実装面17bを覆っている。この絶縁シート52は、LSIパッケージ51に対応する位置に開口部54を有している。開口部54は、絶縁シート52を厚み方向に貫通しており、上記LSIパッケージ51がきっちりと入り込むような開口形状を有している。
【0053】
熱伝導シート53は、例えば熱伝導性に優れた銅箔にて構成されている。熱伝導シート53は、絶縁シート52の一方の面に接着層としての熱伝導性を有する両面粘着テープ55を介して貼り付けられている。この熱伝導シート53は、ロアカバー18と絶縁シート52との間で挟み込まれており、上記ロアカバー18に熱的に接続されている。
【0054】
さらに、熱伝導シート53は、絶縁シート52の一方の面の大部分を覆っており、上記LSIパッケージ51よりも大きな形状を有している。このため、熱伝導シート53は、絶縁シート52の開口部54をロアカバー18の方向から覆っている。よって、図12の(B)に最も良く示されるように、絶縁シート52の開口部54に入り込んだLSIパッケージ51は、熱伝導シート53に熱的に接続されている。
【0055】
この際、熱伝導シート53を絶縁シート52に貼り付ける両面粘着テープ55は、開口部54に露出されている。このため、LSIパッケージ51は、両面粘着テープ55によって熱伝導シート53に貼り付けられており、これらLSIパッケージ51と熱伝導シート53との密着性が高められている。
【0056】
このような構成によれば、プリント配線板17の他の実装面17bに実装されたLSIパッケージ51は、絶縁シート52の開口部54に入り込むとともに、この開口部54を覆うように絶縁シート52に積層された熱伝導シート53に熱的に接続されている。
【0057】
このため、LSIパッケージ51の熱は、直接的に熱伝導シート53に伝達され、この熱伝導シート53の隅々にまで広く拡散される。したがって、LSIパッケージ51から熱伝導シート53に至る熱伝達経路の熱抵抗を小さく抑えることができ、LSIパッケージ51の熱を効率良く熱伝導シート53に伝えることができる。よって、プリント配線板17の二つの実装面17a,17b、言い換えれば、プリント配線板17の両面に実装されたLSIパッケージ24,51の熱を、第1および第2のインシュレータ31,38を利用して効率良く放出することができる。
【0058】
図13および図15は、本発明の第6の実施の形態を開示している。
【0059】
この第6の実施の形態は、第1のプリント配線板12に実装された回路部品の放熱を促進させる構成を開示しており、ポータブルコンピュータ1の基本的な構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0060】
第1のプリント配線板12を収容する下部筐体5は、例えばマグネシウム合金のような金属材料にて構成され、熱伝導性を有している。図13や図14の(A)に示すように、第1のプリント配線板12は、下部筐体5の底壁5aから突出する複数の凸部60の先端にねじ61を介して固定されている。第1のプリント配線板12は、下部筐体5の底壁5aの内面と向かい合う実装面12aを有し、この実装面12aに回路部品としてのチップセット62が実装されている。チップセット62は、動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を保障するために積極的な放熱を必要としている。
【0061】
図14の(B)に示すように、チップセット62は、複数のベアチップ63が実装された薄膜配線層64と、この薄膜配線層64を支持するベース65と、これらベアチップ63および薄膜配線層64を覆うモールド材66とを備えている。チップセット62のベース65は、第1のプリント配線板12の実装面12aに実装されている。チップセット62のモールド材66は、下部筐体5の底壁5aと向かい合っている。
【0062】
第1のプリント配線板12と底壁5aの内面との間に柔軟なインシュレータ68が介在されている。インシュレータ68は、第1のプリント配線板12の実装面12aと下部筐体5の底壁5aとの間を電気的に絶縁するためのものであり、チップセット62よりも一回り大きな形状を有している。このインシュレータ68は、絶縁層としての絶縁シート69と、熱伝導層としての熱伝導シート70とを互いに積層することにより構成されている。
【0063】
絶縁シート69は、電気絶縁性を有する合成樹脂製のフィルムにて構成され、第1のプリント配線板12の実装面12aを覆っている。この絶縁シート69は、チップセット62に対応する位置に開口部71を有している。開口部71は、絶縁シート69を厚み方向に貫通しており、上記チップセット62がきっちりと入り込むような大きさに形成されている。
【0064】
熱伝導シート70は、例えば熱伝導性に優れた銅箔にて構成されている。この熱伝導シート70は、絶縁シート69の一方の面に接着層としての熱伝導性を有する両面粘着テープ72を介して貼り付けられており、下部筐体5の底壁5aと絶縁シート69との間に介在されている。この熱伝導シート70は、絶縁シート69の一方の面の大部分を覆っており、上記チップセット62よりも大きな形状を有している。
【0065】
このため、熱伝導シート70は、絶縁シート69の開口部71を下部筐体5の底壁5aの方向から覆っている。よって、図14の(B)に最も良く示されるように、絶縁シート69の開口部71に入り込んだチップセット62は、熱伝導シート70に熱的に接続されている。
【0066】
この際、熱伝導シート70を絶縁シート69に貼り付ける両面粘着テープ72は、開口部71に露出されている。このため、チップセット62は、両面粘着テープ72によって熱伝導シート70に貼り付けられており、これらチップセット62と熱伝導シート70との密着性が高められている。
【0067】
図14に示すように、熱伝導シート70と下部筐体5の底壁5aとの間に弾性変形が可能な弾性部材73が介在されている。弾性部材73は、例えば熱伝導性を有するスポンジにて構成され、上記熱伝導シート70と底壁5aとの間で挟み込まれている。そのため、熱伝導シート70は、下部筐体5に熱的に接続されている。
【0068】
図14の(A)および図15に示すように、インシュレータ68は、円形の貫通孔75を有している。貫通孔75は、絶縁シート69を厚み方向に貫通する開口領域75aと、熱伝導シート70を厚み方向に貫通する開口領域75bとを有している。開口領域75a,75bは、同軸状に位置されており、これら開口領域75a,75bを一つの凸部60が貫通している。これにより、下部筐体5とインシュレータ68との位置決めがなされ、上記絶縁シート69の開口部71がチップセット62と合致するようになっている。
【0069】
このような構成によれば、第1のプリント配線板12に実装されたチップセット62は、絶縁シート69の開口部71に入り込むとともに、この開口部71を覆うように絶縁シート69に積層された熱伝導シート70に熱的に接続されている。
【0070】
このため、チップセット62の熱は、絶縁シート69を経由することなく直接的に熱伝導シート70に伝達され、この熱伝導シート70の隅々にまで広く拡散される。したがって、チップセット62から熱伝導シート70に至る熱伝達経路の熱抵抗を小さく抑えることができ、チップセット62の熱を効率良く熱伝導シート70に伝えることができる。よって、チップセット62の放熱性能が向上し、このチップセット62の動作環境温度を適正に保つことができる。
【0071】
さらに、絶縁シート70の開口部71は、チップセット62がきっちりと入り込むような大きさを有するので、第1のプリント配線板12の実装面12aのうちチップセット62の付近は、このチップセット62に対応する箇所を除き絶縁シート69によって覆われている。このため、熱伝導シート70と第1のプリント配線板12の実装面12aとが接触することはなく、これら両者間の電気的な絶縁が確実となる。
【0072】
したがって、短絡事故を未然に防止できるのは勿論のこと、熱伝導シート70と第1のプリント配線板12との間に電気絶縁用の広い空間を確保する必要はなく、その分、ポータブルコンピュータ1の筐体4を薄くコンパクトに形成することができる。
【0073】
しかも、インシュレータ68の貫通孔75に底壁5aから突出する凸部60を挿入することで、インシュレータ68と下部筐体5との位置決めがなされる。このため、インシュレータ68を下部筐体5の底壁5aに重ね合わせた時のインシュレータ68の位置ずれを防止できる。
【0074】
加えて、絶縁シート69と熱伝導シート70とは、両面粘着テープ72を介して互いに接着されているので、これら両シート69,70がずれることはないとともに、両シート69,70の位置合わせも不要となる。よって、ポータブルコンピュータ1の組立作業を容易に行うことができる。
【0075】
なお、上記第6の実施の形態では、下部筐体を金属製としたが、本発明はこれに限らず、下部筐体を合成樹脂製とするとともに、この下部筐体の内面を導電性のめっき層で覆うようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、回路部品の放熱性能が向上し、この回路部品の動作環境温度を適正に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。
【図2】下部筐体に第1のプリント配線板、第2のプリント配線板およびハードディスク駆動装置を組み込んだ状態を示す平面図。
【図3】アッパカバーの方向から見たハードディスク駆動装置の斜視図。
【図4】ロアカバーの方向から見たハードディスク駆動装置の斜視図。
【図5】シャーシに支持されたプリント配線板とロアカバーとの位置関係を分解して示すハードディスク駆動装置の斜視図。
【図6】シャーシ、プリント配線板、第1のインシュレータ、第2のインシュレータおよびロアカバーの位置関係を分解して示すハードディスク駆動装置の斜視図。
【図7】アッパカバー、シャーシ、プリント配線板、第1のインシュレータ、第2のインシュレータおよびロアカバーの位置関係を分解して示すハードディスク駆動装置の斜視図。
【図8】(A)は、ハードディスク駆動装置の断面図。
(B)は、LSIパッケージと第1のインシュレータとの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
(C)は、図8の(A)のA部を拡大した断面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態において、LSIパッケージと第1のインシュレータとの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
【図10】本発明の第3の実施の形態において、LSIパッケージと第1のインシュレータとの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
【図11】本発明の第4の実施の形態において、LSIパッケージと第1のインシュレータとの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
【図12】(A)は、本発明の第5の実施の形態に係るハードディスク駆動装置の断面図。(B)は、本発明の第5の実施の形態において、LSIパッケージ、第1のインシュレータおよび第2のインシュレータの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
【図13】本発明の第6の実施の形態において、下部筐体にチップセットが実装された第1のプリント配線板およびハードディスク駆動装置を組み込んだ状態を示す平面図。
【図14】(A)は、筐体内に収容された第1のプリント配線板とインシュレータとの位置関係を示すポータブルコンピュータの断面図。
(B)は、第1のプリント配線板に実装されたチップセット、インシュレータおよび下部筐体の底壁との位置関係を示すポータブルコンピュータの断面図。
【図15】図14の(A)のB部を拡大した断面図。
【符号の説明】
4…筐体
12,17…プリント配線板
15…シャーシ
24,62…回路部品(LSIパッケージ、チップセット)
31,68…インシュレータ
32,69…絶縁シート(絶縁層)
33,70…熱伝導シート(熱伝導層)
34,71…開口部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば金属製のシャーシにプリント配線板を固定したハードディスク駆動装置のような記憶装置および筐体の内部に発熱する回路部品を収容した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばポータブルコンピュータに用いられるハードディスク駆動装置は、金属製のシャーシ、プリント配線板および金属製のカバーとを備えている。
【0003】
シャーシは、磁気ディスク、磁気ヘッドを有するキャリッジ、磁気ディスクを回転させるスピンドルモータおよびキャリッジを駆動するボイスコイルモータのような主要な構成要素を支持している。プリント配線板は、シャーシに固定されており、このプリント配線板に上記磁気ヘッド、スピンドルモータおよびボイスコイルモータを制御する複数のLSIパッケージが実装されている。カバーは、シャーシに固定されてプリント配線板を覆っている。
【0004】
ところで、近年のハードディスク駆動装置は、信号処理速度の高速化や高機能化が進み、それに伴いプリント配線板に実装された制御用のLSIパッケージの発熱量が増大する傾向にある。そのため、LSIパッケージの安定した動作を保障するには、このLSIパッケージの放熱性を高める必要がある。
【0005】
「特開2001−229660号公報」は、LSIパッケージの熱を金属製のカバーを利用して外部に放出する構成を開示している。この先行技術では、プリント配線板とカバーとの間に、これら両者間を電気的に絶縁する絶縁フィルムが介在されている。絶縁フィルムは、LSIパッケージと向かい合う位置に開口を有している。この開口は、LSIパッケージの方向から放熱シートによって覆われている。放熱シートの大部分は、開口を介してカバーの内面に直接貼り付けられている。そのため、放熱シートは、プリント配線板をカバーで覆った時にLSIパッケージに弾性的に接触し、このLSIパッケージの熱をカバーに伝達するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術によると、LSIパッケージの熱を放熱シートを経由してカバーに伝え、このカバーをヒートシンクとして活用している。しかしながら、この構成によると、LSIパッケージとカバーとの間に放熱シートが介在されるために、これら放熱シートやカバーの熱伝導率を高めたとしても、放熱シートの介在による熱抵抗の増大や伝熱ロスを防ぐことができない。この結果、LSIパッケージからカバーへの熱伝達が妨げられてしまい、LSIパッケージの熱を効率良く放出することができなくなる。
【0007】
本発明の目的は、回路部品の熱を効率良く拡散させることができ、この回路部品の放熱効果を高めることができる記憶装置および電子機器を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る記憶装置は、
シャーシと、
上記シャーシに支持され、発熱する回路部品が実装されたプリント配線板と、
上記プリント配線板を覆うとともに、上記回路部品と対向する位置に開口部を有する絶縁シートと、
上記開口部を上記プリント配線板とは反対側から覆うとともに、上記開口部を通じて上記回路基板に熱的に接続される熱伝導シートと、を備えていることを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、回路部品と熱伝導シートとの間に熱伝導を妨げるような部品が介在されることはなく、回路部品から熱伝導シートに至る熱伝達経路の熱抵抗を小さく抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の第1の実施の形態をポータブルコンピュータに適用した図1ないし図8にもとづいて説明する。
【0011】
図1は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。このポータブルコンピュータ1は、コンピュータ本体2と、このコンピュータ本体2に支持されたディスプレイユニット3とで構成されている。
【0012】
コンピュータ本体2は、筐体4を備えている。筐体4は、下部筐体5と上部筐体6とを有し、この上部筐体6の上面にキーボード7が配置されている。ディスプレイユニット3は、ディスプレイハウジング8と、このディスプレイハウジング8に収容された液晶表示パネル9とを備えている。ディスプレイハウジング8は、筐体4の後端部に図示しないヒンジを介して回動可能に連結されている。液晶表示パネル9の表示画面9aは、ディスプレイハウジング8の前面に形成された開口部10を通じて外方に露出されている。
【0013】
図2に示すように、筐体4は、第1のプリント配線板12、第2のプリント配線板13および記憶装置としてのハードディスク駆動装置14を収容している。第1および第2のプリント配線板12,13は、筐体4の幅方向に互いに離間して配置されている。第1のプリント配線板12は、ポータブルコンピュータ1の動作を制御するシステム基板であり、下部筐体5の左半分を占有する大きさを有している。これら第1および第2のプリント配線板12,13は、夫々下部筐体5の底壁5aに水平に支持されている。
【0014】
ハードディスク駆動装置14は、第1のプリント配線板12と第2のプリント配線板13との間において、下部筐体5の底壁5aに水平に支持されている。このハードディスク駆動装置14は、例えば1.8インチサイズであり、図3および図4に示すような薄くコンパクトな外観形状を有している。
【0015】
図3ないし図7に示すように、ハードディスク駆動装置14は、シャーシ15、アッパカバー16、プリント配線板17およびロアカバー18とを備えている。シャーシ15は、金属材料にて構成され、導電性を有している。シャーシ15は、支持壁19を有し、この支持壁19に磁気ディスク、磁気ヘッドを有するキャリッジ、キャリッジを駆動するボイスコイルモータおよび磁気ディスクを回転させるスピンドルモータ20のような主要な構成要素が支持されている。スピンドルモータ20は、円筒状の外観を有し、上記支持壁19からシャーシ15の外方に突出している。
【0016】
アッパカバー16は、金属板にプレス加工を施したものであり、シャーシ15に固定されている。このアッパカバー16は、シャーシ15との間に気密室(図示せず)を構成しており、この気密室に上記磁気ディスクのような構成要素が収容されている。
【0017】
プリント配線板17は、シャーシ15の支持壁19の外面に図示しない複数のねじを介して固定されている。このプリント配線板17は、支持壁19に露出されたコネクタ22に電気的に接続されている。
【0018】
プリント配線板17は、シャーシ15の支持壁19と向かい合う実装面17aを有している。この実装面17aに回路部品としてのLSIパッケージ24、その他の複数のパッケージ25および中継コネクタ26が実装されている。LSIパッケージ24は、上記磁気ヘッド、スピンドルモータおよびボイスコイルモータを制御するためのものである。そのため、LSIパッケージ24は、動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために積極的な放熱を必要としている。中継コネクタ26は、プリント配線板17の一端に位置されてシャーシ15の外方に露出されている。この中継コネクタ26は、ハードディスク駆動装置14を下部筐体5の底壁5aに固定する際に、第2のプリント配線板13に実装されたコネクタリセプタクル27に電気的に接続される。
【0019】
さらに、プリント配線板17の実装面17aには、複数のランドや導体パターン(共に図示せず)が形成されている。これらランドや導体パターンは、LSIパッケージ24の周囲に位置されている。
【0020】
上記シャーシ15に支持されたスピンドルモータ20は、支持壁19からプリント配線板17の中央部に向けて突出している。このため、スピンドルモータ20は、シャーシ15から突出する凸部として機能しており、その先端がプリント配線板17の中央部に開けた貫通孔28に入り込んでいる。
【0021】
上記ロアカバー18は、上記アッパカバー16と同様に金属板にプレス加工を施すことにより構成され、上記シャーシ15に固定されている。このロアカバー18は、アッパカバー16に対しシャーシ15を間に挟んだ反対側に位置されており、上記プリント配線板17を覆っている。
【0022】
図6ないし図8に示すように、プリント配線板17の実装面17aとシャーシ15の支持壁19との間に柔軟な第1のインシュレータ31が介在されている。第1のインシュレータ31は、プリント配線板17とシャーシ15との間を電気的に絶縁するためのものであり、プリント配線板17の実装面17aに合致するような形状を有している。この第1のインシュレータ31は、絶縁層としての絶縁シート32と、熱伝導層としての熱伝導シート33とを互いに積層することにより構成されている。
【0023】
絶縁シート32は、電気絶縁性を有する合成樹脂製のフィルムにて構成され、プリント配線板17の実装面17aを覆っている。この絶縁シート32は、LSIパッケージ24に対応する位置に開口部34を有している。開口部34は、絶縁シート32を厚み方向に貫通しており、上記LSIパッケージ24がきっちりと入り込むような四角い開口形状を有している。
【0024】
熱伝導シート33は、例えば熱伝導性に優れた銅箔にて構成されている。熱伝導シート33は、絶縁シート32の一方の面に接着層としての熱伝導性を有する両面粘着テープ35を介して貼り付けられており、シャーシ15の支持壁19と絶縁シート32との間に介在されている。この熱伝導シート33は、絶縁シート32の一方の面の大部分を覆っており、上記LSIパッケージ24よりも大きな形状を有している。
【0025】
このため、熱伝導シート33は、絶縁シート32の開口部34をプリント配線板17の実装面17aとは反対側のシャーシ15の方向から覆っている。よって、図8の(B)に最も良く示されるように、絶縁シート32の開口部34に入り込んだLSIパッケージ24は、熱伝導シート33に熱的に接続されている。
【0026】
この際、熱伝導シート33を絶縁シート32に貼り付ける両面粘着テープ35は、開口部34に露出されている。このため、LSIパッケージ24は、両面粘着テープ35によって熱伝導シート33に貼り付けられており、これらLSIパッケージ24と熱伝導シート33との密着性が高められている。
【0027】
図6ないし図8に示すように、第1のインシュレータ31は、その中央部に円形の貫通孔37を有している。貫通孔37は、絶縁シート32を厚み方向に貫通する開口領域37aと、熱伝導シート33を厚み方向に貫通する開口領域37bとを有している。開口領域37a,37bは、同軸状に位置されており、これら開口領域37a,37bに上記凸部としてのスピンドルモータ20の先端が入り込んでいる。これにより、シャーシ15と第1のインシュレータ31との位置決めがなされ、上記絶縁シート32の開口部34がLSIパッケージ24と向かい合うようになっている。
【0028】
さらに、熱伝導シート33の開口領域37bは、その直径が絶縁シート32の開口領域37aの直径よりも大きく形成されている。このため、開口領域37bの開口縁は、スピンドルモータ20の外周面から離れており、この開口縁とスピンドルモータ20の外周面との間に電気絶縁用の隙間Sが形成されている。
【0029】
プリント配線板17とロアカバー18との間に柔軟な第2のインシュレータ38が介在されている。第2のインシュレータ38は、合成樹脂製のフィルムにて構成され、プリント配線板17とロアカバー18との間を電気的に絶縁している。第2のインシュレータ38は、その中央部に円形の貫通孔39を有している。貫通孔39は、第2のインシュレータ38を厚み方向に貫通しており、この貫通孔39に上記スピンドルモータ20の先端が入り込んでいる。これにより、プリント配線板17およびロアカバー18に対する第2のインシュレータ31との位置決めがなされている。
【0030】
このような構成によれば、プリント配線板17に実装されたLSIパッケージ24は、絶縁シート32の開口部34に入り込むとともに、この開口部34を覆うように絶縁シート32に積層された熱伝導シート33に熱的に接続されている。
【0031】
このため、LSIパッケージ24の熱は、絶縁シート32を経由することなく直接的に熱伝導シート33に伝達され、この熱伝導シート33の隅々にまで広く拡散される。したがって、LSIパッケージ24から熱伝導シート33に至る熱伝達経路の熱抵抗を小さく抑えることができ、LSIパッケージ24の熱を効率良く熱伝導シート33に伝えることができる。よって、LSIパッケージ24の放熱性能が向上し、このLSIパッケージ24の動作環境温度を適正に保つことができる。
【0032】
さらに、絶縁シート32の開口部34は、LSIパッケージ24がきっちりと入り込むような大きさを有するので、プリント配線板17の実装面17aは、LSIパッケージ24に対応する部分を除き絶縁シート32によって完全に覆われている。このため、熱伝導シート33とプリント配線板17の実装面17aとが接触することはなく、これら両者間の電気的な絶縁が確実となる。したがって、短絡事故を未然に防止できるのは勿論のこと、熱伝導シート33とプリント配線板17との間に電気絶縁用の広い空間を確保する必要はなく、その分、ハードディスク駆動装置14を薄くコンパクトに形成することができる。
【0033】
加えて、第1のインシュレータ31の貫通孔37にシャーシ15から突出するスピンドルモータ20を挿入することで、第1のインシュレータ31とシャーシ15との位置決めがなされる。このため、第1のインシュレータ31をシャーシ15の支持壁19に重ね合わせた時の第1のインシュレータ31の位置ずれを防止できる。
【0034】
それとともに、絶縁シート32と熱伝導シート33とは、両面粘着テープ35を介して互いに接着されているので、これら両シート32,33がずれることはないとともに、両シート32,33の位置合わせも不要となる。よって、ハードディスク駆動装置14の組立作業を容易に行うことができる。
【0035】
なお、本発明は上記第1の実施の形態に特定されるものではなく、図9に本発明の第2の実施の形態を示す。
【0036】
この第2の実施の形態は、第1のインシュレータ31の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外のハードディスク駆動装置14の基本的な構成は、上記第1の形態と同様である。
【0037】
図9に示すように、第1のインシュレータ31の両面接着テープ35は、上記開口部34を避けた領域において絶縁シート32と熱伝導シート33との間に介在されている。言い換えれば、両面接着テープ35は、開口部34に対応する位置で除去されており、これにより熱伝導シート33が開口部34に直接露出されている。この結果、開口部34の位置では、LSIパッケージ24が熱伝導シート33に直に接している。
【0038】
このような構成によれば、LSIパッケージ24の熱が熱伝導シート33に直に伝わるので、LSIパッケージ24から熱伝導シート33への熱伝達経路の熱抵抗を限りなく小さく抑えることができる。このため、LSIパッケージ24の熱をより効率良く熱伝導シート33に伝えることができ、LSIパッケージ24の放熱性能が向上する。
【0039】
図10は、本発明の第3の実施の形態を開示している。
【0040】
この第3の実施の形態では、第1のインシュレータ31の絶縁シート32と熱伝導シート33との間に接着層が存在せず、これら両シート32,33が直接重ね合わされている。このため、上記第2の実施の形態と同様に、熱伝導シート33が開口部34に直接露出されており、この熱伝導シート33にLSIパッケージ24が直に接している。
【0041】
さらに、熱伝導シート33とシャーシ15の支持壁19との間に弾性変形が可能な弾性部材41が介在されている。弾性部材41は、例えば熱伝導性を有するスポンジにて構成されている。弾性部材41は、熱伝導シート33と支持壁19との間で挟み込まれており、熱伝導シート33と支持壁19とを熱的に接続している。さらに、この弾性部材41は、丁度LSIパッケージ24の真下に位置されている。
【0042】
このため、弾性部材41は、熱伝導シート33をLSIパッケージ24に向けて押圧しており、この押圧により、熱伝導シート33がLSIパッケージ24に密着している。
【0043】
このような構成によれば、LSIパッケージ24の熱は、熱伝導シート33に直に伝えられた後、弾性部材41を介してシャーシ15に逃される。そのため、金属製のシャーシ15をLSIパッケージ24のヒートシンクとして活用することができ、LSIパッケージ24の放熱性が高まる。
【0044】
しかも、熱伝導シート33は、弾性部材41によってLSIパッケージ24に押し付けられているので、熱伝導シート33とLSIパッケージ24との密着性が良好となる。このため、LSIパッケージ24から熱伝導シート33への熱伝達経路の熱抵抗を限りなく小さく抑えることができ、LSIパッケージ24の熱をより効率良く熱伝導シート33に伝えることができる。
【0045】
なお、上記第2の実施の形態および第3の実施の形態のように、熱伝導シート33をLSIパッケージ24に直に接触させる場合には、これら熱伝導シート33とLSIパッケージ24との間に熱伝導性グリースを充填してもよい。この構成を採用することで、熱伝導シート33とLSIパッケージ24との熱接続部分に、熱伝導を妨げるような隙間が生じるのを防止でき、熱伝導シート33とLSIパッケージ24との熱接続をより確実とすることができる。
【0046】
図11は、本発明の第4の実施の形態を開示している。
【0047】
この第4の実施の形態は、上記第1の実施の形態を発展させたものであり、第1のインシュレータ31の熱伝導シート33がシャーシ15の支持壁19に重ね合わされている。このため、熱伝導シート33は、シャーシ15に熱的に接続されている。
【0048】
このような構成によると、LSIパッケージ24の熱は、熱伝導シート33に伝えられた後、ここからシャーシ15に逃される。そのため、金属製のシャーシ15をLSIパッケージ24のヒートシンクとして活用することができ、LSIパッケージ24の放熱性が高まる。
【0049】
図12は、本発明の第5の実施の形態を開示している。
【0050】
この第5の実施の形態は、プリント配線板17および第2のインシュレータ38の構成が上記第1の実施の形態と相違している。これ以外のハードディスク駆動装置14の基本的な構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0051】
図12に示すように、プリント配線板17は、シャーシ15とは反対側に位置された他の実装面17bを有している。この実装面17bに回路部品としてのLSIパッケージ51が実装されている。このLSIパッケージ51は、動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために積極的な放熱を必要としている。さらに、この実装面17bには、複数のランドや導体パターン(共に図示せず)が形成されている。これらランドや導体パターンは、LSIパッケージ51の周囲に位置されている。
【0052】
第2のインシュレータ38は、絶縁層としての絶縁シート52と、熱伝導層としての熱伝導シート53とを互いに積層することにより構成されている。絶縁シート52は、電気絶縁性を有する合成樹脂製のフィルムにて構成され、プリント配線板17の実装面17bを覆っている。この絶縁シート52は、LSIパッケージ51に対応する位置に開口部54を有している。開口部54は、絶縁シート52を厚み方向に貫通しており、上記LSIパッケージ51がきっちりと入り込むような開口形状を有している。
【0053】
熱伝導シート53は、例えば熱伝導性に優れた銅箔にて構成されている。熱伝導シート53は、絶縁シート52の一方の面に接着層としての熱伝導性を有する両面粘着テープ55を介して貼り付けられている。この熱伝導シート53は、ロアカバー18と絶縁シート52との間で挟み込まれており、上記ロアカバー18に熱的に接続されている。
【0054】
さらに、熱伝導シート53は、絶縁シート52の一方の面の大部分を覆っており、上記LSIパッケージ51よりも大きな形状を有している。このため、熱伝導シート53は、絶縁シート52の開口部54をロアカバー18の方向から覆っている。よって、図12の(B)に最も良く示されるように、絶縁シート52の開口部54に入り込んだLSIパッケージ51は、熱伝導シート53に熱的に接続されている。
【0055】
この際、熱伝導シート53を絶縁シート52に貼り付ける両面粘着テープ55は、開口部54に露出されている。このため、LSIパッケージ51は、両面粘着テープ55によって熱伝導シート53に貼り付けられており、これらLSIパッケージ51と熱伝導シート53との密着性が高められている。
【0056】
このような構成によれば、プリント配線板17の他の実装面17bに実装されたLSIパッケージ51は、絶縁シート52の開口部54に入り込むとともに、この開口部54を覆うように絶縁シート52に積層された熱伝導シート53に熱的に接続されている。
【0057】
このため、LSIパッケージ51の熱は、直接的に熱伝導シート53に伝達され、この熱伝導シート53の隅々にまで広く拡散される。したがって、LSIパッケージ51から熱伝導シート53に至る熱伝達経路の熱抵抗を小さく抑えることができ、LSIパッケージ51の熱を効率良く熱伝導シート53に伝えることができる。よって、プリント配線板17の二つの実装面17a,17b、言い換えれば、プリント配線板17の両面に実装されたLSIパッケージ24,51の熱を、第1および第2のインシュレータ31,38を利用して効率良く放出することができる。
【0058】
図13および図15は、本発明の第6の実施の形態を開示している。
【0059】
この第6の実施の形態は、第1のプリント配線板12に実装された回路部品の放熱を促進させる構成を開示しており、ポータブルコンピュータ1の基本的な構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0060】
第1のプリント配線板12を収容する下部筐体5は、例えばマグネシウム合金のような金属材料にて構成され、熱伝導性を有している。図13や図14の(A)に示すように、第1のプリント配線板12は、下部筐体5の底壁5aから突出する複数の凸部60の先端にねじ61を介して固定されている。第1のプリント配線板12は、下部筐体5の底壁5aの内面と向かい合う実装面12aを有し、この実装面12aに回路部品としてのチップセット62が実装されている。チップセット62は、動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を保障するために積極的な放熱を必要としている。
【0061】
図14の(B)に示すように、チップセット62は、複数のベアチップ63が実装された薄膜配線層64と、この薄膜配線層64を支持するベース65と、これらベアチップ63および薄膜配線層64を覆うモールド材66とを備えている。チップセット62のベース65は、第1のプリント配線板12の実装面12aに実装されている。チップセット62のモールド材66は、下部筐体5の底壁5aと向かい合っている。
【0062】
第1のプリント配線板12と底壁5aの内面との間に柔軟なインシュレータ68が介在されている。インシュレータ68は、第1のプリント配線板12の実装面12aと下部筐体5の底壁5aとの間を電気的に絶縁するためのものであり、チップセット62よりも一回り大きな形状を有している。このインシュレータ68は、絶縁層としての絶縁シート69と、熱伝導層としての熱伝導シート70とを互いに積層することにより構成されている。
【0063】
絶縁シート69は、電気絶縁性を有する合成樹脂製のフィルムにて構成され、第1のプリント配線板12の実装面12aを覆っている。この絶縁シート69は、チップセット62に対応する位置に開口部71を有している。開口部71は、絶縁シート69を厚み方向に貫通しており、上記チップセット62がきっちりと入り込むような大きさに形成されている。
【0064】
熱伝導シート70は、例えば熱伝導性に優れた銅箔にて構成されている。この熱伝導シート70は、絶縁シート69の一方の面に接着層としての熱伝導性を有する両面粘着テープ72を介して貼り付けられており、下部筐体5の底壁5aと絶縁シート69との間に介在されている。この熱伝導シート70は、絶縁シート69の一方の面の大部分を覆っており、上記チップセット62よりも大きな形状を有している。
【0065】
このため、熱伝導シート70は、絶縁シート69の開口部71を下部筐体5の底壁5aの方向から覆っている。よって、図14の(B)に最も良く示されるように、絶縁シート69の開口部71に入り込んだチップセット62は、熱伝導シート70に熱的に接続されている。
【0066】
この際、熱伝導シート70を絶縁シート69に貼り付ける両面粘着テープ72は、開口部71に露出されている。このため、チップセット62は、両面粘着テープ72によって熱伝導シート70に貼り付けられており、これらチップセット62と熱伝導シート70との密着性が高められている。
【0067】
図14に示すように、熱伝導シート70と下部筐体5の底壁5aとの間に弾性変形が可能な弾性部材73が介在されている。弾性部材73は、例えば熱伝導性を有するスポンジにて構成され、上記熱伝導シート70と底壁5aとの間で挟み込まれている。そのため、熱伝導シート70は、下部筐体5に熱的に接続されている。
【0068】
図14の(A)および図15に示すように、インシュレータ68は、円形の貫通孔75を有している。貫通孔75は、絶縁シート69を厚み方向に貫通する開口領域75aと、熱伝導シート70を厚み方向に貫通する開口領域75bとを有している。開口領域75a,75bは、同軸状に位置されており、これら開口領域75a,75bを一つの凸部60が貫通している。これにより、下部筐体5とインシュレータ68との位置決めがなされ、上記絶縁シート69の開口部71がチップセット62と合致するようになっている。
【0069】
このような構成によれば、第1のプリント配線板12に実装されたチップセット62は、絶縁シート69の開口部71に入り込むとともに、この開口部71を覆うように絶縁シート69に積層された熱伝導シート70に熱的に接続されている。
【0070】
このため、チップセット62の熱は、絶縁シート69を経由することなく直接的に熱伝導シート70に伝達され、この熱伝導シート70の隅々にまで広く拡散される。したがって、チップセット62から熱伝導シート70に至る熱伝達経路の熱抵抗を小さく抑えることができ、チップセット62の熱を効率良く熱伝導シート70に伝えることができる。よって、チップセット62の放熱性能が向上し、このチップセット62の動作環境温度を適正に保つことができる。
【0071】
さらに、絶縁シート70の開口部71は、チップセット62がきっちりと入り込むような大きさを有するので、第1のプリント配線板12の実装面12aのうちチップセット62の付近は、このチップセット62に対応する箇所を除き絶縁シート69によって覆われている。このため、熱伝導シート70と第1のプリント配線板12の実装面12aとが接触することはなく、これら両者間の電気的な絶縁が確実となる。
【0072】
したがって、短絡事故を未然に防止できるのは勿論のこと、熱伝導シート70と第1のプリント配線板12との間に電気絶縁用の広い空間を確保する必要はなく、その分、ポータブルコンピュータ1の筐体4を薄くコンパクトに形成することができる。
【0073】
しかも、インシュレータ68の貫通孔75に底壁5aから突出する凸部60を挿入することで、インシュレータ68と下部筐体5との位置決めがなされる。このため、インシュレータ68を下部筐体5の底壁5aに重ね合わせた時のインシュレータ68の位置ずれを防止できる。
【0074】
加えて、絶縁シート69と熱伝導シート70とは、両面粘着テープ72を介して互いに接着されているので、これら両シート69,70がずれることはないとともに、両シート69,70の位置合わせも不要となる。よって、ポータブルコンピュータ1の組立作業を容易に行うことができる。
【0075】
なお、上記第6の実施の形態では、下部筐体を金属製としたが、本発明はこれに限らず、下部筐体を合成樹脂製とするとともに、この下部筐体の内面を導電性のめっき層で覆うようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、回路部品の放熱性能が向上し、この回路部品の動作環境温度を適正に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。
【図2】下部筐体に第1のプリント配線板、第2のプリント配線板およびハードディスク駆動装置を組み込んだ状態を示す平面図。
【図3】アッパカバーの方向から見たハードディスク駆動装置の斜視図。
【図4】ロアカバーの方向から見たハードディスク駆動装置の斜視図。
【図5】シャーシに支持されたプリント配線板とロアカバーとの位置関係を分解して示すハードディスク駆動装置の斜視図。
【図6】シャーシ、プリント配線板、第1のインシュレータ、第2のインシュレータおよびロアカバーの位置関係を分解して示すハードディスク駆動装置の斜視図。
【図7】アッパカバー、シャーシ、プリント配線板、第1のインシュレータ、第2のインシュレータおよびロアカバーの位置関係を分解して示すハードディスク駆動装置の斜視図。
【図8】(A)は、ハードディスク駆動装置の断面図。
(B)は、LSIパッケージと第1のインシュレータとの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
(C)は、図8の(A)のA部を拡大した断面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態において、LSIパッケージと第1のインシュレータとの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
【図10】本発明の第3の実施の形態において、LSIパッケージと第1のインシュレータとの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
【図11】本発明の第4の実施の形態において、LSIパッケージと第1のインシュレータとの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
【図12】(A)は、本発明の第5の実施の形態に係るハードディスク駆動装置の断面図。(B)は、本発明の第5の実施の形態において、LSIパッケージ、第1のインシュレータおよび第2のインシュレータの位置関係を示すハードディスク駆動装置の断面図。
【図13】本発明の第6の実施の形態において、下部筐体にチップセットが実装された第1のプリント配線板およびハードディスク駆動装置を組み込んだ状態を示す平面図。
【図14】(A)は、筐体内に収容された第1のプリント配線板とインシュレータとの位置関係を示すポータブルコンピュータの断面図。
(B)は、第1のプリント配線板に実装されたチップセット、インシュレータおよび下部筐体の底壁との位置関係を示すポータブルコンピュータの断面図。
【図15】図14の(A)のB部を拡大した断面図。
【符号の説明】
4…筐体
12,17…プリント配線板
15…シャーシ
24,62…回路部品(LSIパッケージ、チップセット)
31,68…インシュレータ
32,69…絶縁シート(絶縁層)
33,70…熱伝導シート(熱伝導層)
34,71…開口部
Claims (20)
- シャーシと、
上記シャーシに支持され、発熱する回路部品が実装されたプリント配線板と、
上記プリント配線板を覆うとともに、上記回路部品と対向する位置に開口部を有する絶縁シートと、
上記開口部を上記プリント配線板とは反対側から覆うとともに、上記開口部を通じて上記回路部品に熱的に接続される熱伝導シートと、を具備したことを記憶装置。 - 請求項1の記載において、上記プリント配線板は、上記シャーシと向かい合う実装面を有し、この実装面に上記回路部品が実装されているとともに、上記絶縁シートは、上記プリント配線板の実装面と上記シャーシとの間に介在されていることを特徴とする記憶装置。
- 請求項2の記載において、上記熱伝導シートは、上記シャーシと上記絶縁シートとの間に介在されているとともに、上記シャーシに熱的に接続されていることを特徴とする記憶装置。
- 請求項2の記載において、上記熱伝導シートは、上記シャーシと上記絶縁シートとの間に介在され、上記熱伝導シートと上記シャーシとの間に、上記熱伝導シートを上記回路部品に向けて押圧する弾性部材を配置したことを特徴とする記憶装置。
- 請求項2の記載において、上記シャーシは、上記プリント配線板に向けて突出する凸部を有し、上記絶縁シートおよび上記熱伝導シートは、夫々上記凸部が貫通する貫通孔を有するとともに、上記熱伝導シートの貫通孔の開口縁は、上記凸部の外周面から離れていることを特徴とする記憶装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれかの記載において、上記絶縁シートおよび上記熱伝導シートは、上記回路部品よりも大きな形状を有することを特徴とする記憶装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかの記載において、上記絶縁シートと上記熱伝導シートとは、熱伝導性の接着層を介して互いに接着されていることを特徴とする記憶装置。
- 請求項7の記載において、上記接着層は、上記開口部を避けた領域にて上記絶縁シートと上記熱伝導シートとの間に介在され、上記開口部の位置では上記回路部品と上記熱伝導シートとが直に接していることを特徴とする記憶装置。
- 請求項1ないし請求項8のいずれかの記載において、上記熱伝導シートは、金属箔であることを特徴とする記憶装置。
- シャーシと、
上記シャーシに支持され、発熱する回路部品を有するプリント配線板と、
上記シャーシと上記プリント配線板との間に介在されたインシュレータと、を具備し、
上記インシュレータは、上記プリント配線板を覆うとともに、上記回路部品と対向する開口部を有する絶縁層と、上記開口部を上記プリント配線板とは反対側から覆うとともに、上記開口部を通じて上記回路部品に熱的に接続された熱伝導層とを含むことを特徴とする記憶装置。 - 請求項10の記載において、上記絶縁層と上記熱伝導層とは、熱伝導性の接着層を介して互いに接着されていることを特徴とする記憶装置。
- 筐体と、
上記筐体に収容され、発熱する回路部品を有するプリント配線板と、
上記プリント配線板を覆うとともに、上記回路部品と対向する位置に開口部を有する絶縁シートと、
上記開口部を上記プリント配線板とは反対側から覆うとともに、上記開口部を通じて上記回路部品に熱的に接続される熱伝導シートと、を具備したことを特徴とする電子機器。 - 請求項12の記載において、上記プリント配線板は、上記筐体の内面と向かい合う実装面を有し、この実装面に上記回路部品が位置するとともに、上記絶縁シートは、上記プリント配線板の実装面と上記筐体の内面との間に介在されていることを特徴とする電子機器。
- 請求項13の記載において、上記熱伝導シートは、上記筐体の内面と上記絶縁シートとの間に介在されているとともに、上記筐体に熱的に接続されていることを特徴とする電子機器。
- 請求項12ないし請求項14のいずれかの記載において、上記絶縁シートと上記熱伝導シートとは、熱伝導性の接着層を介して互いに接着されていることを特徴とする電子機器。
- 請求項12の記載において、上記筐体は、その内面から突出する凸部を有し、この突部の先端に上記プリント配線板が固定されているとともに、上記絶縁シートおよび上記熱伝導シートは、夫々上記凸部が貫通する貫通孔を有することを特徴とする電子機器。
- 請求項16の記載において、上記熱伝導シートの貫通孔の開口縁は、上記凸部の外周面から離れていることを特徴とする電子機器。
- 筐体と、
上記筐体に収容され、発熱する回路部品を有するプリント配線板と、
上記筐体の内面と上記プリント配線板との間に介在されたインシュレータと、を具備し、
上記インシュレータは、上記プリント配線板を覆うとともに、上記回路部品と対向する開口部を有する絶縁層と、上記開口部をプリント配線板とは反対側から覆うとともに、上記開口部を通じて上記回路部品に熱的に接続された熱伝導層とを含むことを特徴とする電子機器。 - 請求項18の記載において、上記絶縁層と上記熱伝導層とは、熱伝導性の接着層を介して互いに接着されていることを特徴とする電子機器。
- 請求項19の記載において、上記接着層は、上記開口部を避けた領域にて上記絶縁層と上記熱伝導層との間に介在され、上記開口部の位置では上記回路部品と上記熱伝導層とが直に接していることを特徴とする電子機器。
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