JP2004025882A - Inkjet recording element - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、安定化剤を含むインクジェット記録要素及びその要素を使用する印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的なインクジェット記録または印刷システムでは、媒体上に画像を生成させるため、インク滴が、記録要素又は媒体に向けてノズルから高速で射出される。インク滴又は記録液は、一般的に、染料又は顔料等の記録剤と大量の溶媒を含む。溶媒又はキャリヤー流体は、典型的には、水と、一価アルコール、多価アルコール又はそれらの混合物等の有機物質から構成される。
【0003】
インクジェット記録要素は、典型的には、少なくともその一面にインク受容層又は画像受容層を有する支持体を含む。インクジェット記録要素としては、不透明支持体を有する反射観察を意図したもの、および透明支持体を有する透過光による観察を意図したものが挙げられる。
【0004】
インクジェット記録要素の重要な特性は、印刷後にそれらが直ちに乾く必要があることである。そのため、液体インクを有効に収容するのに十分な厚さ及び細孔容積を有する限り、ほぼ瞬間的に乾く多孔質記録要素がこれまで開発されている。例えば、粒子含有コーティングを支持体に適用し乾燥させるコーティングにより多孔質記録要素を製造することができる。
【0005】
多孔質記録要素が染料系インクで印刷される場合、染料分子はコーティング層中に浸透する。しかしながら、そのような多孔質記録要素には、その上に印刷された画像の光学濃度が望ましいとされるものよりも低いという点で問題がある。低い光学濃度は、染料分子が多孔質層中に深く浸透する場合に起こる光学散乱に起因すると考えられている。多孔質記録要素に付随する他の問題は、大気ガス又は他の汚染性ガスが要素に容易に浸透して印刷画像の光学濃度を低下させ、印刷画像の退色をもたらすことである。さらに別の問題が、コートされた層の表面の微小亀裂から生じ、インク受容層におけるインクの不均一な被覆をもたらす。そのような被覆された要素が高い光沢、耐水堅牢性及び高いインク収容能力を有することが望ましいであろう。
【0006】
欧州特許出願公開第1016543号明細書は、ベーマイトの形態の水酸化アルミニウムを含むインクジェット記録要素に関する。しかしながら、この要素には、光及び大気ガスへの曝露に対して安定でないという問題がある。
欧州特許出願公開題0965460A2号明細書には、ベーマイト構造を有するアルミナ水和物と非カップリング性のジルコニウム化合物を含むインクジェット記録要素に関する。しかしながら、本明細書で述べるような金属オキシ(水酸化物)錯体についての具体的な教示はない。
米国特許第5,372,884号明細書は、含水酸化ジルコニウムを含むインクジェット記録要素に関する。しかしながら、そのような要素には、大気ガスにさらされた場合に、後述するように退色する傾向があるという問題がある。
【0007】
【特許文献1】
米国特許第5,372,884号明細書
【特許文献2】
欧州特許出願公開第1016543A1号明細書
【特許文献3】
欧州特許出願公開第0965460A2号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の1つの目的は、染料系インクで印刷された場合に、優れた光学濃度、良好な品質を提供するとともに、良好な乾燥時間を有するインクジェット記録要素を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、上記要素を使用する印刷方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
これら及び他の目的は、画像受容層を上に有する支持体を含んで成るインクジェット記録要素であって、前記インクジェット記録要素が、微細粒状材料と金属(オキシ)水酸化物錯体:
Mn+(O)a(OH)b(Ap−)c・xH2O
(式中、Mは少なくとも1種の金属イオンであり、nは3又は4であり、Aは有機又は無機イオンであり、pは1、2又は3であり、xは0以上の数であるが、nが3である場合には、a、b及びcはそれぞれ、M3+金属イオンの電荷との釣り合いがとれるように次の関係式:0≦a<1.5、0<b<3及び0≦pc<3を満たす有理数であること、並びにnが4である場合には、a、b及びcはそれぞれ、M4+金属イオンの電荷との釣り合いがとれるように次の関係式:0≦a<2、0<b<4及び0≦pc<4を満たす有理数であることを条件とする)
とを含むインクジェット記録要素を含む本発明によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を使用することによって、染料系インクで印刷された場合に、優れた光学濃度、良好な品質を提供するとともに、良好な乾燥時間及び画像安定性を提供するインクジェット記録要素が得られる。
【0011】
本発明の別の態様は、
A)デジタルデータ信号に応答するインクジェットプリンターを用意すること;
B)前記プリンターに、前記インクジェット記録要素を装填すること;
C)前記プリンターに、インクジェットインク組成物を装填すること;及び
D)前記デジタルデータ信号に応答して、前記インクジェットインク組成物を使用して前記インクジェット記録要素上に印刷すること;
を含んで成るインクジェット印刷方法に関する。
【0012】
本発明の好ましい態様において、上記安定化剤錯体は、画像受容層中に配置される。別の好ましい態様において、上記式中のMは、周期表の第IIIA、IIIB、IVA、IVB族金属又はランタノイド族金属、例えば、スズ、チタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素、イットリウム、セリウム若しくはランタン又はこれらの混合物である。別の好ましい態様において、上記安定化剤は、粒子状であるか、又はアモルファスの形態にある。別の好ましい態様において、nは4であり、a,b及びcはそれぞれ、M4+金属イオンの電荷との釣り合いがとれるように次の関係式:0≦a<1、1<b<4及び1≦pc<4を満たす有理数である。さらに別の好ましい態様において、aは0であり、nは4であり、b+pcは4である。さらに別の好ましい態様において、aは0であり、nは3であり、b+pcは3である。
【0013】
本発明のさらに別の好ましい態様において、Ap−は、R−COO−、R−O−、R−SO3 −、R−OSO3 −又はR−O−PO3 −、(式中、Rはアルキル又はアリール基である)等の有機アニオンである。別の好ましい態様において、Ap−は、I−、Cl−、Br−、F−、ClO4 −、NO3 −、CO3 2−又はSO4 2−等の無機アニオンである。上記錯体の粒度は1μm未満、好ましくは0.1μm未満である。
【0014】
本発明において使用される金属(オキシ)水酸化物錯体は、金属塩を水に溶解させ、濃度、pH、時間及び温度を調節して、金属(オキシ)水酸化物の四量体、ポリマー又は粒子を生成させることにより調製できる。析出条件は、存在する対イオンの性質及び濃度に応じて変わり、そのような条件は当業者であれば決定できる。例えば、ジルコニウム(オキシ)水酸化物粒子の調製に好適な可溶性錯体としては、限定するわけではないが、ZrOCl2・8H2O、そのハロゲン化物塩、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、炭酸塩、プロピオン酸酸、アセチルアセトン酸塩、クエン酸塩及び安息香酸塩、並びに前記アニオンのいずれかを含むヒドロキシ塩が挙げられる。本発明に使用される錯体を有機可溶性のジルコニウム錯体、例えばジルコニウムアルコキシド(例えばジルコニウムプロポキシド、ジルコニウムイソプロポキシド、ジルコニウムエトキシド)及び類似の有機金属ジルコニウム化合物の加水分解により調製することもできる。
【0015】
加水分解されたオキシ水酸化ジルコニウムZr(O)a(OH)b(Ap−)c・xH2Oは、四量体ジルコニア単位として、又はジルコニウムカチオンがヒドロキシ及び/又はオキソ基により橋かけされている四量体ジルコニアのポリマー錯体として存在することができる。一般的に、加水分解されたジルコニア塩は、アモルファスであり、主にα型で存在する。しかしながら、実験条件(溶剤、pH、添加剤、エージング及び加熱条件)によっては、加水分解生成物はかなりの数の「オキソ」ブリッジを含むことがある。
【0016】
加水分解された金属塩中の「オキソ」及び「ヒドロキシ」基の正確な組成を確定することは往々にして困難である。従って、金属(オキシ)水酸化物の組成物中のこれらの官能基について限定的な数を使用することは避けた。加水分解反応によって金属錯体の任意の数のオリゴマー又はポリマー単位を縮合させて、3nm〜500nmの粒度のより大きな粒子を形成することができる。
【0017】
さらに、錯体の懸濁液をエージング又は加熱処理して粒度0.500μm〜5.0μmの粒子を得ることもできる。好ましい粒度は5nm〜1000nmの範囲内にある。アモルファス金属(オキシ)水酸化物の焼成によって、金属酸化物の結晶性多形物の形成が起こる。
【0018】
本発明の好ましい態様において、微細粒状材料は水不溶性無機固形物又はポリマー材料、例えば金属酸化物又は無機鉱物である。水不溶性無機固形物の例としては、無機酸化物、例えばシリカ、コロイドシリカ、ヒュームドシリカ、アルミナ、水和アルミナ、コロイドアルミナ、ヒュームドアルミナ、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、天然若しくは合成クレー、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、又はこれらの混合物が挙げられる。
【0019】
本発明において粒状材料として使用できるポリマー材料の例としては、ラテックス粒子及びコア−シェルラテックス粒子、例えばポリオレフィン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ(スチレン−co−ブタジエン)、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、n−ブチルアクリレートとエチルアクリレートのコポリマー、ビニルアセテートとn−ブチルアクリレートのコポリマー、メチルメタクリレートとナトリウム2−スルホ−1,1−ジメチルエチルアクリルアミドのコポリマー、エチルアクリレートと塩化ビニリデンとナトリウム2−スルホ−1,1−ジメチルエチルアクリルアミドのコポリマー、又はこれらの混合物が挙げられる。これらのポリマーは、内部架橋させたものであっても、未架橋のものであってもよい。未架橋ラテックス粒子が25℃を超える被膜形成温度を有することが好ましい。
【0020】
本発明において有用なポリマー粒子及び無機粒子はいかなる大きさのものであってもよい。好ましい態様において、平均粒径は1μm未満である。有機粒子と無機粒子の混合物も使用できる。
【0021】
本発明の好ましい態様において、画像受容層は多孔質であり、多孔質受容層の多孔度を変えるには不十分な量でポリマーバインダーを含んでもよい。別の好ましい態様において、ポリマーバインダーは、親水性ポリマー、例えばポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピロリドン)、ゼラチン、セルロースエーテル、ポリ(オキサゾリン)、ポリ(ビニルアセトアミド)、部分的に加水分解されたポリ(酢酸ビニル/ビニルアルコール)、ポリ(アクリル酸)、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(アルキレンオキシド)、スルホン化又はリン酸化ポリエステル及びポリスチレン、カゼイン、ゼイン、アルブミン、キチン、キトサン、デキストラン、ペクチン、コラーゲン誘導体、コロジオン、寒天、アロールート、グアー、カラギーナン、トラガカン、キサンタン、ラムサン(rhamsan)等であることができる。本発明のさらに別の好ましい態様において、親水性ポリマーは、ポリ(ビニルアルコール)、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース又はポリ(アルキレンオキシド)である。さらに別の好ましい態様において、親水性バインダーはポリ(ビニルアルコール)である。
【0022】
画像受容層に加えて、記録要素は、支持体の隣に、インクからの溶剤を吸収する機能を有するベース層を含んでもよい。この層に有用な材料としては、粒子、ポリマーバインダー及び/又は架橋剤が挙げられる。
【0023】
本発明に使用されるインクジェット記録要素用の支持体は、樹脂加工紙、紙、ポリエステル、又はマイクロポーラス材料、例えば、Teslin(商標)の商標でPPG Industries, Inc.[ペンシルバニア州ピッツバーグ(Pittsburgh)所在]により販売されているポリエチレンポリマー含有材料、Tyvek(商標)合成紙(DuPont Corp.)、およびOPPalyte(商標)フィルム(Mobil Chemical Co.)、並びに米国特許第5,244,861号明細書に列挙されている他の複合材料フィルム等の、インクジェット受容体として通常使用されているもののいずれであってもよい。不透明支持体としては、普通紙、加工紙、合成紙、印画紙支持体、溶融押出加工紙、および貼り合わせ紙、例えば二軸延伸支持体積層物が挙げられる。二軸延伸支持体積層物は、米国特許第5,853,965号、第5,866,282号、第5,874,205号、第5,888,643号、第5,888,681号、第5,888,683号および第5,888,714号に記載されている。これらの二軸延伸支持体は、紙ベースと、その紙ベースの片面または両面に貼り合わされた二軸延伸ポリオレフィンシート、典型的にはポリプロピレンとを含む。透明支持体としては、ガラス、セルロース誘導体、例えばセルロースエステル、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート;ポリエステル、例えばポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリ(1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、およびそれらのコポリマー;ポリイミド類;ポリアミド類;ポリカーボネート類;ポリスチレン類;ポリオレフィン類、例えばポリエチレンまたはポリプロピレン;ポリスルホン類;ポリアクリレート類;ポリエーテルイミド類;およびそれらの混合物が挙げられる。上掲の紙には、印画紙等の高級紙(high end paper)から、新聞紙等の低級紙(low end paper)におよぶ様々な種類の紙が包含される。好ましい態様において、ポリエチレン加工紙が使用される。
【0024】
本発明において使用される支持体は、50〜500μm、好ましくは75〜300μmの厚さをとることができる。必要に応じて、酸化防止剤、帯電防止剤、可塑剤および他の周知の添加剤を支持体に組み込んでもよい。
【0025】
支持体へのインク受容層の接着性を向上させるために、画像受容層の適用に先立って、支持体の表面をコロナ放電処理にかけてもよい。
【0026】
本発明において使用されるコーティング組成物は、ディップコーティング、巻線ロッドコーティング、ドクターブレードコーティング、グラビア及びリバースロールコーティング、スライドコーティング、ビードコーティング、押出コーティング、カーテンコーティング等を含む多くの周知の技術によって適用できる。周知のコーティング及び乾燥法は、リサーチ・ディスクロージャー(Research Disclosure)No. 308119(1989年12月発行)、第1007〜1008頁にさらに詳しく記載されている。ベース層とオーバーコートを同時に適用できるスライドコーティングが好ましい。コーティング後、一般的に、層を単純な蒸発によって乾燥させる。この蒸発は、対流加熱等の周知の方法によって促進できる。
【0027】
インクジェット記録要素に機械的耐久性を付与するために、上記バインダーに作用する架橋剤を少量添加してもよい。そのような添加剤は、層の凝集強さを高める。カルボジイミド類、多官能性アジリジン類、アルデヒド類、イソシアネート類、エポキシド類、多価金属カチオン等の架橋剤は、全て使用できる。
【0028】
色料の退色を改善するために、当該技術分野で知られているように紫外線吸収剤、ラジカル失活剤(radical quencher)又は酸化防止剤を画像受容層に添加してもよい。他の添加剤としては、無機又は有機粒子、pH調節剤、接着促進剤、レオロジー調整剤、界面活性剤、殺生物剤、滑剤、染料、蛍光増白剤、艶消剤、帯電防止剤等が挙げられる。適切な塗布性が得られるように、界面活性剤、消泡剤、アルコール等の、当業者に知られている添加剤を使用してもよい。コーティング助剤の一般的なレベルは、全容液質量を基準として活性コーティング助剤が0.01〜0.30質量%となるものである。これらのコーティング助剤は、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性又は両性であることができる。具体的な要素は、MCCUTCHEONのVolume 1: Emulsifiers and Detergents, 1995, North American Editionに記載されている。
【0029】
本発明において使用されるインク受容層は、1種以上の媒染作用のある化学種又はポリマーを含むことができる。媒染剤ポリマーは、可溶性ポリマー、電荷を帯びた分子、又は架橋された分散ミクロ粒子であることができる。媒染剤は非イオン性、陽イオン性又は陰イオン性であることができる。
【0030】
コーティング組成物は、水又は有機溶剤からコーティングできるが、水が好ましい。最も経済的な方式で有用なコーティング厚が得られるように、全固形分が選ばれるべきであり、粒子コーティング配合物の場合に、10〜40%の固形分が典型的である。
【0031】
本発明の記録要素に画像形成するのに使用されるインクジェットインクは当該技術分野において周知である。インクジェット印刷において使用されるインク組成物は、典型的には、溶媒又はキャリア液体、染料又は顔料、保湿剤、有機溶剤、洗浄剤、増粘剤、防腐剤などを含んでなる液体組成物である。溶媒又はキャリア液体は、単なる水であっても、多価アルコール等の他の水混和性溶剤と水を混合したものであってもよい。また、多価アルコール等の有機材料が主たるキャリア又は溶媒液体であるインクを使用してもよい。特に有用なものは、水と多価アルコールとの混合溶媒である。このような組成物において使用される染料は、典型的には、水溶性の直接染料又は酸性染料である。このような液体組成物は、例えば、米国特許第4,381,946号、第4,239,543号及び第4,781,758号の各明細書を含む従来技術文献に詳しく記載されている。
以下の例により本発明を例示する。
【0032】
【実施例】
例1
染料安定性評価試験
試験に用いた染料は、以下に示す構造を有するマゼンタ色のインクジェット染料であった。所定の支持体上での染料の安定性を評価するために、染料の濃度が約10−5Mとなるように既知の量の水に一定量のインクジェット染料と固形粒子又は固形粒子の水性コロイド分散体(典型的には、固形分が約10〜20.0質量%)とを加えた。染料を含む固形物分散体を慎重に攪拌し、次に、ガラス支持体上に1000〜2000回転/分でスピン塗布した。得られたスピンコーティングを周囲大気中で放置し、測定の間の全時間で蛍光灯室内照明(約0.5klux)をつけておいた。肉眼で観察した場合のマゼンタ色の完全な消失に必要とした時間を記録することにより、又は光学吸収率がもとの値の0.03未満に減少するのの必要とした時間を記録することにより退色時間を推定した。
【0033】
【化1】
【0034】
比較用コーティングC−1〜C−13(金属(オキシ)水酸化物塩でない例)
Al2O3、SiO2、TiO2、ZnO、MgO、ZrO2、Y2O3、CeO2、CaCO3、BaSO4、Zn(OH)2、ラポナイト及びモンモリロナイトの無機粒子を微粒子又はコロイド粒子分散体として商業的供給元から購入し、本発明において使用される材料との比較してインクジェット染料の安定性を評価するために使用した。試料の組成及び化学的同一性を、粉末X線回折法を用いて確認した。次に、粒子をコートし、試験した。その結果を表1に示す。
【0035】
比較用コーティングC−14〜C−16(追加の粒子を含まない)
C−14.Zr1:Zr(OH)b(CH3COO)c・xH2O:
ジルコニウム(iv)アセテート水酸化物の10%コロイド分散体を、室温で9mlの蒸留水に1.0gのその塩を添加することにより調製した。得られたコロイドを以下「Zr1」と呼ぶ。約4.1のpHを有する得られた分散体を、次に上記のようにコートし、試験した。その結果を下記表1に示す。
C−15.Zr2:Zr(O)a(OH)b(CH3COO)0.83(Cl)1.17・xH2O:
1MのZrOCl2・8H2Oの溶液10.0mlに、8.3mlの1M酢酸ナトリウムを徐々に加え、室温で激しく攪拌した。得られたコロイドを以下「Zr2」と呼ぶ。約3.0のpHを有する最終的なコロイド分散体(固形分約14%)を、次に上記のようにコートし、試験した。その結果を下記表1に示す。
C−16.Zr3:Zr(O)a(OH)b(Cl)1.83・xH2O:
室温で激しく攪拌しながら0.5MのZrOCl2・8H2Oの溶液10.0mlに1.7mlの0.5M水酸化ナトリウムを徐々に加えた。得られたコロイドを以下「Zr3」と呼ぶ。3.6のpHを有する得られたコロイド分散体(固形分約19%)を、次に上記のようにコートし、試験した。その結果を下記表1に示す。
【0036】
本発明のコーティングI−1〜I−34
以下の分散体を、上記のようにコートし、試験した。結果を下記表1に示す。
I−1.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.04gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの40%シリカ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。5.1のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−2.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.08gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの40%シリカ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.8のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−3.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.160gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの40%シリカ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.7のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0037】
I−4.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.240gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの40%コロイドシリカ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.5のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−5.
1.0gの14%Zr2分散体を、2.0gの40%コロイドシリカ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.7のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−6.
0.16gのZr3分散体を、2.0gの40%コロイドシリカ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.0のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0038】
I−7.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.04gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの40%ヒュームドアルミナ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.7のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−8.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.08gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの40%ヒュームドアルミナ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.2のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−9.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.16gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの40%ヒュームドアルミナ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.2のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0039】
I−10.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.240gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの40%ヒュームドアルミナ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.2のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−11.
1.0gの14%Zr2分散体を、2.0gの40%ヒュームドアルミナ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.3のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−12.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.16gのZr3錯体を、2.0gのヒュームドアルミナ分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。5.0のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0040】
I−13.
2.0mlの蒸留水に溶解させた0.10gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、0.4gの二酸化チタンナノ粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.4のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−14.
0.8gの14%Zr2分散体を、0.4gの二酸化チタンナノ粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.4のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−15.
0.10gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、0.4gの酸化亜鉛ナノ粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。6.6のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0041】
I−16.
0.8gの14%Zr2分散体を、0.4gの二酸化亜鉛ナノ粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。6.8のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−17.
0.10gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、0.4gの酸化マグネシウム微粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。9.9のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−18.
0.8gの14%Zr2分散体を、0.4gの酸化マグネシウム微粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。9.9のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0042】
I−19.
0.10gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、0.4gの炭酸カルシウム微粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。7.0のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−20.
0.8gの14%Zr2分散体を、0.4gの炭酸カルシウム微粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。6.7のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−21.
0.10gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの36%硫酸バリウム分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。5.4のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0043】
I−22.
0.8gの14%Zr2分散体を、2.0gの36%硫酸バリウム分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.8のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−23.
0.05gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、2.0gの30%結晶性ジルコニア分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。5.0のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−24.
0.45gの14%Zr2分散体を、2.0gの30%ジルコニア分散体に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。5.0のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0044】
I−25.
0.1gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、0.4gのイットリア微粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。9.2のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−26.
0.8gの14%Zr2分散体を、0.4gのイットリア微粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。9.5のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−27.
0.10gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、0.6gの酸化セリウム微粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.8のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0045】
I−28.
0.8gの14%Zr2分散体を、0.6gの酸化セリウム微粒子に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.5のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−29.
0.10gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、0.4gのラポナイトクレーに、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。7.6のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−30.
0.8gの14%Zr2分散体を、0.4gのラポナイトクレーに、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。7.7のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0046】
I−31.
0.10gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、0.4gのモンモリロナイトクレーに、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.5のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−32.
0.8gの14%Zr2分散体を、0.4gのモンモリロナイトクレーに、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。4.2のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−33.
0.10gのZr(OH)b(CH3COO)c・xH2O錯体を、0.4gの水酸化亜鉛に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。6.0のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
I−34.
0.8gの14%Zr2分散体を、0.4gの水酸化亜鉛に、固体分散体を激しく攪拌しながら加えた。5.7のpHを有する最終的なコロイド分散体を、インクジェット染料の安定性を評価するために使用した。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
上記の結果から、本発明に使用される粒子と錯体の混合物が、特に対照材料C−1〜C13と比較した場合に、優れた画像安定性をもたらし、退色及び色相変化に対してインクジェット染料を安定化することが分かる。
【0050】
例2
要素1
ジルコニウム(オキシ)ヒドロキシアセテートの20.9質量%水性分散体(Alfa Aesar製の20質量%水性分散体、ロット番号D03K29;0.005〜0.01μmの粒子)、41.8質量%のヒュームドアルミナ溶液(40質量%アルミナ水溶液、Cabot Corporation製のCab−O−Sperse(商標)PG003)、3.1質量%のポリビニルアルコール(PVA)(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び34.2質量%の水からコーティング組成物を調製した[アルミナに対するジルコニアの相対的割合は20/80であり、PVAの量は全固形分の13.0質量%であった]。この溶液をスロットダイコーティング装置に計量供給し、ポリエチレン樹脂被覆印画紙ストックからなり、予めコロナ放電処理にかけられたベース支持体の固定したものの上にコートし、乾燥させて実質的に全ての溶剤成分を除去してインク受容層を形成した。
【0051】
要素2
この要素は、コーティング組成物が、13.1質量%のZr100/20(硝酸ジルコニアの20質量%水性コロイド懸濁液、Nyacol(商標)Nano Technologies, Inc.製)、26.1質量%のヒュームドアルミナ溶液(40質量%アルミナ水溶液、Cabot Corporation製のCab−O−Sperse(商標)PG003)、1.9質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び58.9質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[アルミナに対するジルコニアの相対的割合は20/80であり、PVAの量は全固形分の13.0質量%であった]。
【0052】
要素3
この要素は、コーティング組成物が、61.2質量%のジルコニウム(オキシ)ヒドロキシアセテートの水性分散体、3.3質量%のシリカ(Nalco ChemicalCo.製のNalco2329(商標)(75nm二酸化ケイ素粒子)の40質量%水性コロイド懸濁液)、2.4質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び33.1質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[シリカに対するジルコニアの相対的割合は90/10であり、PVAの量は全固形分の15.0質量%であった]。
【0053】
要素4
この要素は、コーティング組成物が、54.3質量%のジルコニウム(オキシ)ヒドロキシアセテートの水性分散体、6.8質量%のシリカ(Nalco ChemicalCo.製のNalco2329(商標)(75nm二酸化ケイ素粒子)の40質量%水性コロイド懸濁液)、2.4質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び36.5質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[シリカに対するジルコニアの相対的割合は80/20であり、PVAの量は全固形分の15.0質量%であった]。
【0054】
要素5
この要素は、コーティング組成物が、6.8質量%のジルコニウム(オキシ)ヒドロキシアセテートの水性分散体、30.7質量%のヒュームドアルミナ溶液(40質量%アルミナ水溶液、Cabot Corporation製のCab−O−Sperse(商標)PG003)、2.4質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び60.1質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[アルミナに対するジルコニアの相対的割合は10/90であり、PVAの量は全固形分の15.0質量%であった]。
【0055】
要素6
この要素は、コーティング組成物が、13.7質量%のジルコニウム(オキシ)ヒドロキシアセテートの水性分散体、27.2質量%のヒュームドアルミナ溶液(40質量%アルミナ水溶液、Cabot Corporation製のCab−O−Sperse(商標)PG003)、2.4質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び56.7質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[アルミナに対するジルコニアの相対的割合は20/80であり、PVAの量は全固形分の15.0質量%であった]。
【0056】
比較用要素C−1
この要素は、コーティング組成物が、15.7質量%のヒュームドジルコニア(Degussa製の30質量%水性懸濁液、ロット番号007−80, ID番号1TM106)、47.0質量%のヒュームドアルミナ溶液(40質量%アルミナ水溶液、Cabot Corporation製のCab−O−Sperse(商標)PG003)、3.5質量%のPVA(NipponGohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び33.8質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[アルミナに対するジルコニアの相対的割合は20/80であり、PVAの量は全固形分の13.0質量%であった]。
【0057】
比較用要素C−2
この要素は、コーティング組成物が、63.1質量%のヒュームドアルミナ溶液(40質量%アルミナ水溶液、Cabot Corporation製のCab−O−Sperse(商標)PG003)、3.8質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び33.1質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[PVAに対するアルミナの相対的割合は87/13であった]。
【0058】
比較用要素C−3
この要素は、コーティング組成物が、74.0質量%のジルコニウム(オキシ)ヒドロキシアセテートの水性分散体、2.2質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−17)、及び23.8質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[従って、PVAに対するジルコニアの相対的割合は87/13であった]。
【0059】
比較用要素C−4
この要素は、コーティング組成物が、34.0質量%のシリカ(Nalco Chemical Co.製のNalco2329(商標)(75nm二酸化ケイ素粒子)の40質量%水性コロイド懸濁液)、2.4質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び63.6質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[PVAに対するシリカの相対的割合は85/15であった]。
【0060】
比較用要素C−5
この要素は、コーティング組成物が、68.0質量%のジルコニウム(オキシ)ヒドロキシアセテートの水性分散体、2.4質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び29.6質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[PVAに対するジルコニアの相対的割合は85/15であった]。
【0061】
比較用要素C−6
この要素は、コーティング組成物が、34.0質量%のヒュームドアルミナ溶液(40質量%アルミナ水溶液、Cabot Corporation製のCab−O−Sperse(商標)PG003)、2.4質量%のPVA(Nippon Gohsei Co.製のGohsenol(商標)GH−23)、及び63.6質量%の水であったことを除き、要素1と同様に作製した[PVAに対するアルミナの相対的割合は85/15であった]。
【0062】
印刷及び染料の安定性試験
Lexmark Z51(商標)インクジェットプリンター及びシアンインクジェットインク[銅フタロシアニン染料(Clariant Direct Turquoise Blue FRL−SF)及びマゼンタインク(米国特許第6,001,161号明細書に記載されている標準的な処方を使用して調製、この染料は、この例の最初に構造式で示した染料と同じである)を含む標準的な処方を用いて調製]を使用して例1の上記要素及び対照要素を印刷した。Dmax(最高濃度設定)で赤チャネル濃度(シアン)パッチ及び緑チャネル濃度(マゼンタ)パッチを、X−Rite(商標)820濃度計を用いて読み取った。印刷された要素を次に、5ppmのオゾンを含む窒素気流に4日間曝露した。曝露試験後、X−Rite(商標)820濃度計を用いて各パッチの濃度を読み取った.曝露試験前の濃度に対する曝露試験後の濃度の比として染料残留率(%)を計算した。シアン及びマゼンタDmaxについての結果を表2に報告する。
【0063】
【表3】
【0064】
上記結果から、激しい亀裂又は不十分な染料残留性を示した対照要素と比べて、本発明の要素が、許容可能な物理的特性と優れた染料残留性を示したことが判る。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an inkjet recording element containing a stabilizer and a printing method using the element.
[0002]
[Prior art]
In a typical ink jet recording or printing system, ink droplets are ejected from nozzles at high speed toward a recording element or medium to generate an image on the medium. An ink droplet or recording liquid generally contains a recording agent such as a dye or a pigment and a large amount of a solvent. The solvent or carrier fluid is typically composed of water and an organic material such as a monohydric alcohol, a polyhydric alcohol or a mixture thereof.
[0003]
Ink jet recording elements typically include a support having an ink-receiving or image-receiving layer on at least one side thereof. Ink jet recording elements include those intended for reflection observation with an opaque support and those intended for observation with transmitted light having a transparent support.
[0004]
An important property of ink jet recording elements is that they need to dry immediately after printing. Therefore, porous recording elements have been developed that dry almost instantaneously, as long as they have sufficient thickness and pore volume to effectively contain the liquid ink. For example, a porous recording element can be produced by a coating in which a particle-containing coating is applied to a support and dried.
[0005]
When the porous recording element is printed with a dye-based ink, the dye molecules penetrate into the coating layer. However, there is a problem with such porous recording elements in that the optical density of the image printed thereon is lower than desired. The low optical density is believed to be due to optical scattering that occurs when the dye molecules penetrate deep into the porous layer. Another problem associated with porous recording elements is that atmospheric or other contaminant gases readily penetrate the element and reduce the optical density of the printed image, resulting in fading of the printed image. Yet another problem results from microcracks on the surface of the coated layer, resulting in uneven coverage of the ink in the ink receiving layer. It would be desirable for such coated elements to have high gloss, waterfastness and high ink capacity.
[0006]
EP-A-1016543 relates to an ink jet recording element comprising aluminum hydroxide in the form of boehmite. However, this element has the problem that it is not stable to exposure to light and atmospheric gases.
EP-A-0 965 460 A2 relates to an ink jet recording element comprising an alumina hydrate having a boehmite structure and a non-coupling zirconium compound. However, there is no specific teaching about metal oxy (hydroxide) complexes as described herein.
U.S. Pat. No. 5,372,884 relates to an ink jet recording element containing hydrous zirconium hydroxide. However, such elements have the problem that they tend to fade when exposed to atmospheric gases, as described below.
[0007]
[Patent Document 1]
U.S. Pat. No. 5,372,884
[Patent Document 2]
EP-A-1016543A1
[Patent Document 3]
EP-A-0 965 460 A2
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
It is an object of the present invention to provide an ink jet recording element that provides excellent optical density, good quality when printed with a dye-based ink, and has a good drying time.
Yet another object of the present invention is to provide a printing method using the above elements.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
These and other objects are ink jet recording elements comprising a support having thereon an image receiving layer, wherein the ink jet recording element comprises a fine particulate material and a metal (oxy) hydroxide complex:
Mn +(O)a(OH)b(Ap-)c・ XH2O
Wherein M is at least one metal ion, n is 3 or 4, A is an organic or inorganic ion, p is 1, 2 or 3, and x is 0 or more , When n is 3, a, b and c are each M3+A rational number satisfying the following relational expressions: 0 ≦ a <1.5, 0 <b <3 and 0 ≦ pc <3 so as to be balanced with the charge of the metal ion, and when n is 4. Is a, b and c are each M4+(The condition is that the rational number satisfies the following relational expressions so as to balance with the charge of the metal ion: 0 ≦ a <2, 0 <b <4, and 0 ≦ pc <4.)
This is achieved by the present invention comprising an inkjet recording element comprising:
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The use of the present invention provides an inkjet recording element that provides excellent optical density, good quality, as well as good drying time and image stability when printed with dye-based inks.
[0011]
Another aspect of the invention is
A) providing an inkjet printer that responds to digital data signals;
B) loading the printer with the inkjet recording element;
C) loading the printer with an inkjet ink composition; and
D) printing on the inkjet recording element using the inkjet ink composition in response to the digital data signal;
And an inkjet printing method comprising:
[0012]
In a preferred embodiment of the present invention, the stabilizer complex is disposed in an image receiving layer. In another preferred embodiment, M in the above formula is a group IIIA, IIIB, IVA, IVB or lanthanoid metal of the periodic table, such as tin, titanium, zirconium, aluminum, silicon, yttrium, cerium or lanthanum or Is a mixture of In another preferred embodiment, the stabilizer is in particulate or amorphous form. In another preferred embodiment, n is 4 and a, b and c are each M4+A rational number that satisfies the following relational expressions: 0 ≦ a <1, 1 <b <4, and 1 ≦ pc <4 so as to balance with the charge of the metal ion. In yet another preferred embodiment, a is 0, n is 4, and b + pc is 4. In yet another preferred embodiment, a is 0, n is 3, and b + pc is 3.
[0013]
In yet another preferred embodiment of the present invention,p-Is R-COO−, RO−, R-SO3 −, R-OSO3 −Or RO-PO3 −, (Wherein R is an alkyl or aryl group). In another preferred embodiment, Ap-Is I−, Cl−, Br−, F−, ClO4 −, NO3 −, CO3 2-Or SO4 2-And the like. The particle size of the complex is less than 1 μm, preferably less than 0.1 μm.
[0014]
The metal (oxy) hydroxide complex used in the present invention is prepared by dissolving a metal salt in water and adjusting the concentration, pH, time and temperature to obtain a metal (oxy) hydroxide tetramer, polymer or It can be prepared by forming particles. Precipitation conditions will vary depending on the nature and concentration of the counterion present, and such conditions can be determined by one skilled in the art. For example, a soluble complex suitable for preparing zirconium (oxy) hydroxide particles includes, but is not limited to, ZrOCl2・ 8H2O, its halides, nitrates, acetates, sulfates, carbonates, propionic acid, acetylacetonate, citrate and benzoate, and hydroxy salts containing any of the aforementioned anions. The complexes used in the present invention can also be prepared by hydrolysis of organic soluble zirconium complexes, such as zirconium alkoxides (eg, zirconium propoxide, zirconium isopropoxide, zirconium ethoxide) and similar organometallic zirconium compounds.
[0015]
Hydrolyzed zirconium oxyhydroxide Zr (O)a(OH)b(Ap-)c・ XH2O can be present as tetrameric zirconia units or as a polymer complex of tetrameric zirconia where the zirconium cation is bridged by hydroxy and / or oxo groups. Generally, hydrolyzed zirconia salts are amorphous and exist mainly in the α-form. However, depending on the experimental conditions (solvent, pH, additives, aging and heating conditions), the hydrolysis product may contain a significant number of "oxo" bridges.
[0016]
It is often difficult to determine the exact composition of the "oxo" and "hydroxy" groups in the hydrolyzed metal salt. Therefore, the use of a limited number of these functional groups in the composition of the metal (oxy) hydroxide was avoided. Any number of oligomer or polymer units of the metal complex can be condensed by a hydrolysis reaction to form larger particles with a size between 3 nm and 500 nm.
[0017]
Further, the suspension of the complex may be subjected to aging or heat treatment to obtain particles having a particle size of 0.500 μm to 5.0 μm. Preferred particle sizes are in the range from 5 nm to 1000 nm. Calcination of the amorphous metal (oxy) hydroxide results in the formation of crystalline polymorphs of the metal oxide.
[0018]
In a preferred embodiment of the invention, the finely divided material is a water-insoluble inorganic solid or polymeric material, such as a metal oxide or an inorganic mineral. Examples of water-insoluble inorganic solids include inorganic oxides such as silica, colloidal silica, fumed silica, alumina, hydrated alumina, colloidal alumina, fumed alumina, calcium carbonate, kaolin, talc, calcium sulfate, natural or synthetic Clay, barium sulfate, titanium dioxide, zinc oxide, or mixtures thereof.
[0019]
Examples of polymer materials that can be used as particulate materials in the present invention include latex particles and core-shell latex particles such as polyolefins, polyethylene, polypropylene, polystyrene, poly (styrene-co-butadiene), polyurethane, polyester, polyacrylate, polyacrylate. Methacrylate, copolymer of n-butyl acrylate and ethyl acrylate, copolymer of vinyl acetate and n-butyl acrylate, copolymer of methyl methacrylate and sodium 2-sulfo-1,1-dimethylethyl acrylamide, ethyl acrylate, vinylidene chloride and sodium 2-sulfo A copolymer of -1,1-dimethylethylacrylamide, or a mixture thereof. These polymers may be internally crosslinked or uncrosslinked. It is preferred that the uncrosslinked latex particles have a film formation temperature above 25 ° C.
[0020]
Polymer particles and inorganic particles useful in the present invention can be of any size. In a preferred embodiment, the average particle size is less than 1 μm. Mixtures of organic and inorganic particles can also be used.
[0021]
In a preferred embodiment of the present invention, the image receiving layer is porous and may contain a polymer binder in an amount insufficient to alter the porosity of the porous receiving layer. In another preferred embodiment, the polymeric binder is a hydrophilic polymer such as poly (vinyl alcohol), poly (vinyl pyrrolidone), gelatin, cellulose ether, poly (oxazoline), poly (vinyl acetamide), partially hydrolyzed Poly (vinyl acetate / vinyl alcohol), poly (acrylic acid), poly (acrylamide), poly (alkylene oxide), sulfonated or phosphorylated polyester and polystyrene, casein, zein, albumin, chitin, chitosan, dextran, pectin, collagen It can be a derivative, collodion, agar, arrow root, guar, carrageenan, tragacan, xanthan, rhamsan and the like. In yet another preferred embodiment of the present invention, the hydrophilic polymer is poly (vinyl alcohol), hydroxypropylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose or poly (alkylene oxide). In yet another preferred embodiment, the hydrophilic binder is poly (vinyl alcohol).
[0022]
In addition to the image receiving layer, the recording element may include, next to the support, a base layer that has the function of absorbing solvents from the ink. Useful materials for this layer include particles, polymer binders and / or crosslinkers.
[0023]
The support for the ink jet recording element used in the present invention may be a resin-coated paper, paper, polyester, or microporous material, such as PPG Industries, Inc. under the trademark Teslin ™. Polyethylene polymer-containing material, Tyvek ™ synthetic paper (DuPont @ Corp.), And OPAlyte ™ film (Mobil @ Chemical @ Co.) Sold by [Pittsburgh, Pa.], And US Pat. Any of those commonly used as inkjet receivers, such as the other composite films listed in US Pat. No. 244,861 may be used. Opaque supports include plain paper, processed paper, synthetic paper, photographic paper support, melt extruded paper, and laminated paper, such as biaxially stretched support laminates. Biaxially stretched support laminates are disclosed in U.S. Patent Nos. 5,853,965, 5,866,282, 5,874,205, 5,888,643, 5,888,681. No. 5,888,683 and 5,888,714. These biaxially oriented supports include a paper base and a biaxially oriented polyolefin sheet, typically polypropylene, bonded to one or both sides of the paper base. Examples of the transparent support include glass, cellulose derivatives such as cellulose ester, cellulose triacetate, cellulose diacetate, cellulose acetate propionate, cellulose acetate butyrate; polyesters such as poly (ethylene terephthalate), poly (ethylene naphthalate), and poly (1,4-cyclohexane dimethylene terephthalate), poly (butylene terephthalate), and copolymers thereof; polyimides; polyamides; polycarbonates; polystyrenes; polyolefins, such as polyethylene or polypropylene; polysulfones; Ether imides; and mixtures thereof. The above-mentioned paper includes various types of paper ranging from high-grade paper (high-end paper) such as photographic paper to low-grade paper (low-end paper) such as newsprint. In a preferred embodiment, polyethylene-coated paper is used.
[0024]
The support used in the present invention can have a thickness of 50 to 500 μm, preferably 75 to 300 μm. If desired, antioxidants, antistatic agents, plasticizers and other known additives may be incorporated into the support.
[0025]
Prior to application of the image receiving layer, the surface of the support may be subjected to a corona discharge treatment to improve the adhesion of the ink receiving layer to the support.
[0026]
The coating composition used in the present invention can be applied by a number of well-known techniques, including dip coating, wound rod coating, doctor blade coating, gravure and reverse roll coating, slide coating, bead coating, extrusion coating, curtain coating, etc. it can. Known coating and drying methods are described in Research Disclosure No. No. 308119 (issued in December 1989), pp. 1007-1008. Slide coating, which allows simultaneous application of the base layer and the overcoat, is preferred. After coating, the layers are generally dried by simple evaporation. This evaporation can be promoted by well-known methods such as convection heating.
[0027]
In order to impart mechanical durability to the ink jet recording element, a small amount of a crosslinking agent acting on the binder may be added. Such additives increase the cohesive strength of the layer. Crosslinking agents such as carbodiimides, polyfunctional aziridines, aldehydes, isocyanates, epoxides, and polyvalent metal cations can all be used.
[0028]
In order to improve the color fade of the colorant, a UV absorber, a radical quencher or an antioxidant may be added to the image receiving layer as known in the art. Other additives include inorganic or organic particles, pH adjusters, adhesion promoters, rheology adjusters, surfactants, biocides, lubricants, dyes, optical brighteners, matting agents, antistatic agents, etc. No. Additives known to those skilled in the art, such as surfactants, defoamers, alcohols, etc., may be used to provide the appropriate coatability. Typical levels of coating aids are 0.01 to 0.30% by weight of active coating aid based on the total solution weight. These coating aids can be non-ionic, anionic, cationic or amphoteric. Specific elements are described in Volume # 1: MCLSCHEON and US Detergents, 1995, North American Edition of MCCUTCHEON.
[0029]
The ink receiving layer used in the present invention can include one or more mordant chemical species or polymers. The mordant polymer can be a soluble polymer, a charged molecule, or a crosslinked dispersed microparticle. The mordant can be non-ionic, cationic or anionic.
[0030]
The coating composition can be coated from water or an organic solvent, with water being preferred. The total solids should be chosen so as to obtain a useful coating thickness in the most economical manner, with 10-40% solids being typical for particle coating formulations.
[0031]
Ink jet inks used to image the recording elements of the present invention are well-known in the art. The ink composition used in inkjet printing is typically a liquid composition comprising a solvent or carrier liquid, a dye or pigment, a humectant, an organic solvent, a detergent, a thickener, a preservative, and the like. . The solvent or carrier liquid may be simple water or a mixture of water with another water-miscible solvent such as a polyhydric alcohol. Further, an ink in which an organic material such as a polyhydric alcohol is a main carrier or a solvent liquid may be used. Particularly useful is a mixed solvent of water and a polyhydric alcohol. The dyes used in such compositions are typically water-soluble direct dyes or acid dyes. Such liquid compositions are described in detail in the prior art, including, for example, U.S. Patent Nos. 4,381,946; 4,239,543 and 4,781,758. .
The following examples illustrate the invention.
[0032]
【Example】
Example 1
Dye stability evaluation test
The dye used in the test was a magenta inkjet dye having the following structure. To assess the stability of the dye on a given support, a dye concentration of about 10-5To a known amount of water was added a certain amount of inkjet dye and solid particles or an aqueous colloidal dispersion of solid particles (typically about 10-20.0% by weight solids) to give a M. The solid dispersion containing the dye was carefully stirred and then spin-coated at 1000-2000 revolutions / minute on a glass support. The resulting spin coating was allowed to stand in the ambient atmosphere and the fluorescent room light (about 0.5 klux) was turned on for the entire time between measurements. By recording the time required for complete disappearance of the magenta color when observed by the naked eye, or to record the time required for the optical absorption to decrease to less than 0.03 of the original value To estimate the fade time.
[0033]
Embedded image
[0034]
Comparative coatings C-1 to C-13 (examples that are not metal (oxy) hydroxide salts)
Al2O3, SiO2, TiO2, ZnO, MgO, ZrO2, Y2O3, CeO2, CaCO3, BaSO4, Zn (OH)2, Laponite and montmorillonite inorganic particles were purchased from commercial sources as fine or colloidal particle dispersions and used to evaluate the stability of the inkjet dyes relative to the materials used in the present invention. The composition and chemical identity of the samples were confirmed using powder X-ray diffraction. Next, the particles were coated and tested. Table 1 shows the results.
[0035]
Comparative coating C-14 to C-16 (without additional particles)
C-14.Zr1: Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2O:
A 10% colloidal dispersion of zirconium (iv) acetate hydroxide was prepared by adding 1.0 g of its salt to 9 ml of distilled water at room temperature. The obtained colloid is hereinafter referred to as "Zr1". The resulting dispersion having a pH of about 4.1 was then coated and tested as described above. The results are shown in Table 1 below.
C-15.Zr2: Zr (O)a(OH)b(CH3COO)0.83(Cl)1.17・ XH2O:
1M ZrOCl2・ 8H2To 10.0 ml of the O solution, 8.3 ml of 1 M sodium acetate was gradually added, followed by vigorous stirring at room temperature. The obtained colloid is hereinafter referred to as "Zr2". The final colloidal dispersion having a pH of about 3.0 (about 14% solids) was then coated and tested as described above. The results are shown in Table 1 below.
C-16.Zr3: Zr (O)a(OH)b(Cl)1.83・ XH2O:
0.5M ZrOCl with vigorous stirring at room temperature2・ 8H21.7 ml of 0.5 M sodium hydroxide was gradually added to 10.0 ml of the O solution. The obtained colloid is hereinafter referred to as "Zr3". The resulting colloidal dispersion having a pH of 3.6 (about 19% solids) was then coated and tested as described above. The results are shown in Table 1 below.
[0036]
Coatings I-1 to I-34 of the present invention
The following dispersions were coated and tested as described above. The results are shown in Table 1 below.
I-1.
0.04 g of Zr (OH) dissolved in 2.0 ml of distilled waterb(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 40% silica dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 5.1 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-2.
0.08 g of Zr (OH) dissolved in 2.0 ml of distilled waterb(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 40% silica dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.8 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-3.
0.160 g of Zr (OH) dissolved in 2.0 ml of distilled waterb(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 40% silica dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.7 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0037]
I-4.
0.240 g of Zr (OH) dissolved in 2.0 ml of distilled waterb(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 40% colloidal silica dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.5 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-5.
1.0 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 2.0 g of the 40% colloidal silica dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.7 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-6.
0.16 g of the Zr3 dispersion was added to 2.0 g of the 40% colloidal silica dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.0 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0038]
I-7.
0.04 g of Zr (OH) dissolved in 2.0 ml of distilled waterb(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 40% fumed alumina dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.7 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-8.
0.08 g of Zr (OH) dissolved in 2.0 ml of distilled waterb(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 40% fumed alumina dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.2 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-9.
0.16 g of Zr (OH) dissolved in 2.0 ml of distilled waterb(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 40% fumed alumina dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.2 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0039]
I-10.
0.240 g of Zr (OH) dissolved in 2.0 ml of distilled waterb(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 40% fumed alumina dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.2 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-11.
1.0 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 2.0 g of the 40% fumed alumina dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.3 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-12.
0.16 g of the Zr3 complex dissolved in 2.0 ml of distilled water was added to 2.0 g of the fumed alumina dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 5.0 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0040]
I-13.
0.10 g of Zr (OH) dissolved in 2.0 ml of distilled waterb(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 0.4 g of titanium dioxide nanoparticles with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.4 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-14.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 0.4 g of titanium dioxide nanoparticles with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.4 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-15.
0.10 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 0.4 g of the zinc oxide nanoparticles while the solid dispersion was vigorously stirred. The final colloidal dispersion having a pH of 6.6 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0041]
I-16.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 0.4 g of zinc dioxide nanoparticles with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 6.8 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-17.
0.10 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 0.4 g of the magnesium oxide fine particles while the solid dispersion was vigorously stirred. The final colloidal dispersion having a pH of 9.9 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-18.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 0.4 g of magnesium oxide microparticles with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 9.9 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0042]
I-19.
0.10 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 0.4 g of calcium carbonate fine particles while the solid dispersion was vigorously stirred. The final colloidal dispersion having a pH of 7.0 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-20.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 0.4 g of calcium carbonate microparticles with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 6.7 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-21.
0.10 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 36% barium sulfate dispersion while the solid dispersion was vigorously stirred. The final colloidal dispersion having a pH of 5.4 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0043]
I-22.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 2.0 g of the 36% barium sulfate dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.8 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-23.
0.05 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 2.0 g of the 30% crystalline zirconia dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 5.0 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-24.
0.45 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 2.0 g of the 30% zirconia dispersion with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 5.0 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0044]
I-25.
0.1 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 0.4 g of the yttria microparticles while vigorously stirring the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 9.2 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-26.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 0.4 g of the yttria microparticles with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 9.5 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-27.
0.10 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 0.6 g of the cerium oxide fine particles while the solid dispersion was vigorously stirred. The final colloidal dispersion having a pH of 4.8 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0045]
I-28.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 0.6 g of the cerium oxide microparticles with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.5 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-29.
0.10 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O-complex was added to 0.4 g of Laponite clay while the solid dispersion was vigorously stirred. The final colloidal dispersion having a pH of 7.6 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-30.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 0.4 g of laponite clay with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 7.7 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0046]
I-31.
0.10 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 0.4 g of the montmorillonite clay with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.5 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-32.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 0.4 g of the montmorillonite clay with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 4.2 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-33.
0.10 g of Zr (OH)b(CH3COO)c・ XH2The O complex was added to 0.4 g of zinc hydroxide with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 6.0 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
I-34.
0.8 g of the 14% Zr2 dispersion was added to 0.4 g of zinc hydroxide with vigorous stirring of the solid dispersion. The final colloidal dispersion having a pH of 5.7 was used to evaluate the stability of the inkjet dye.
[0047]
[Table 1]
[0048]
[Table 2]
[0049]
From the above results, it can be seen that the mixture of particles and complex used in the present invention provides excellent image stability, especially when compared to the control materials C-1 to C13, and the use of the inkjet dye against fading and hue change. It can be seen that it stabilizes.
[0050]
Example 2
Element 1
20.9% by weight aqueous dispersion of zirconium (oxy) hydroxyacetate (20% by weight aqueous dispersion from Alfa @ Aesar, lot number D03K29; particles of 0.005 to 0.01 μm), 41.8% by weight of fumed Alumina solution (40 mass% alumina aqueous solution, Cab-O-Sperse (trademark) PG003 manufactured by Cabot Corporation), 3.1 mass% polyvinyl alcohol (PVA) (Gohsenol (trademark) GH-23 manufactured by Nippon Gohsei Co.) , And 34.2% by weight of water [the relative ratio of zirconia to alumina was 20/80 and the amount of PVA was 13.0% by weight of total solids]. This solution was metered into a slot die coating machine and coated on a fixed base support consisting of polyethylene resin coated photographic paper stock, which had been previously subjected to corona discharge treatment, dried and substantially all solvent components Was removed to form an ink receiving layer.
[0051]
Element 2
This element comprises a coating composition of 13.1% by weight of Zr100 / 20 (20% by weight aqueous colloidal suspension of zirconia nitrate, Nyacol ™ Nano @ Technologies, Inc.), 26.1% by weight of fume. Dealumina solution (40% by mass alumina aqueous solution, Cab-O-Sperse (trademark) PG003 manufactured by Cabot Corporation), 1.9% by mass of PVA (Gohsenol (trademark) GH-23 manufactured by Nippon Gohsei Co.), and 58 Made in the same manner as in Element 1 except that the water was 0.9% by weight [the relative ratio of zirconia to alumina was 20/80 and the amount of PVA was 13.0% by weight of the total solids. Was].
[0052]
Element 3
This element comprises a coating composition comprising 61.2% by weight of an aqueous dispersion of zirconium (oxy) hydroxyacetate, 3.3% by weight of silica (Nalco 2329 ™ (75 nm silicon dioxide particles from Nalco @ Chemical Co.)). Element 1 except that it was 40% by weight aqueous colloidal suspension), 2.4% by weight PVA (Gohsenol ™ GH-23 from Nippon Gohsei Co.), and 33.1% by weight water. [The relative ratio of zirconia to silica was 90/10 and the amount of PVA was 15.0% by mass of the total solids.]
[0053]
Element 4
This element comprises a coating composition comprising 54.3% by weight of an aqueous dispersion of zirconium (oxy) hydroxyacetate, 6.8% by weight of silica (Nalco 2329 ™ (75 nm silicon dioxide particles from Nalco @ Chemical Co.)). Element 1 except that it was 40% by weight aqueous colloidal suspension), 2.4% by weight of PVA (Gohsenol ™ GH-23 from Nippon Gohsei Co.), and 36.5% by weight of water. [The relative ratio of zirconia to silica was 80/20 and the amount of PVA was 15.0% by weight of total solids.]
[0054]
Element 5
This element comprises a coating composition comprising an aqueous dispersion of 6.8% by weight of zirconium (oxy) hydroxyacetate, a 30.7% by weight fumed alumina solution (40% by weight aqueous alumina, Cab-O from Cabot Corporation). -Sperse (TM) PG003), 2.4% by weight of PVA (Gohsenol (TM) GH-23 from Nippon Gohsei Co.) and 60.1% by weight of water, except that it was water [The relative ratio of zirconia to alumina was 10/90 and the amount of PVA was 15.0% by mass of the total solids.]
[0055]
Element 6
This element comprises a coating composition comprising a 13.7% by weight aqueous dispersion of zirconium (oxy) hydroxyacetate, a 27.2% by weight fumed alumina solution (40% by weight aqueous alumina, Cab-O manufactured by Cabot Corporation). -Sperse (TM) PG003), 2.4 wt% PVA (Gohsenol (TM) GH-23 from Nippon Gohsei Co.), and 56.7 wt% water, except that it was 56.7 wt% water [The relative ratio of zirconia to alumina was 20/80 and the amount of PVA was 15.0% by mass of the total solids.]
[0056]
Comparison element C-1
This element comprises a coating composition comprising 15.7% by weight of fumed zirconia (30% by weight aqueous suspension from Degussa, lot # 007-80, #ID 1TM106), 47.0% by weight of fumed alumina. Solution (40% by mass alumina aqueous solution, Cab-O-Sperse (trademark) PG003 manufactured by Cabot Corporation), 3.5% by mass of PVA (Gohsenol (trademark) GH-23 manufactured by Nippon Gohsei Co.), and 33.8% by mass % Of water, except that it was 20% water [the relative ratio of zirconia to alumina was 20/80 and the amount of PVA was 13.0% by weight of total solids].
[0057]
Comparison element C-2
This element comprises a coating composition comprising 63.1% by weight of a fumed alumina solution (40% by weight aqueous alumina, Cab-O-Sperse ™ PG003 from Cabot Corporation), 3.8% by weight of PVA (Nippon (Gohsenol ™ GH-23 from Gohsei @ Co.) And 33.1% by weight of water except that it was 33.1% by weight [relative ratio of alumina to PVA was 87/13. Was].
[0058]
Comparative element C-3
The element comprises a coating composition comprising 74.0% by weight of an aqueous dispersion of zirconium (oxy) hydroxyacetate, 2.2% by weight of PVA (Gohsenol ™ GH-17 from Nippon Gohsei Co.), and Made similarly to Element 1 except that it was 23.8% water by weight [therefore the relative ratio of zirconia to PVA was 87/13].
[0059]
Comparison element C-4
This element comprises a coating composition comprising 34.0% by weight of silica (40% by weight aqueous colloidal suspension of Nalco 2329 ™ (75 nm silicon dioxide particles) from Nalco Chemical Co.), 2.4% by weight. Prepared similarly to Element 1 except that PVA (Gohsenol ™ GH-23 from Nippon Gohsei Co.) and 63.6 wt% water [relative ratio of silica to PVA is 85 / 15].
[0060]
Comparison element C-5
The element comprises a coating composition comprising 68.0% by weight of an aqueous dispersion of zirconium (oxy) hydroxyacetate, 2.4% by weight of PVA (Gohsenol ™ GH-23 from Nippon @ Gohsei @ Co.), And Prepared similarly to Element 1 except that it was 29.6% by weight water [relative ratio of zirconia to PVA was 85/15].
[0061]
Comparison element C-6
This element comprises a coating composition having a 34.0% by weight fumed alumina solution (40% by weight aqueous alumina, Cab-O-Sperse ™ PG003 manufactured by Cabot Corporation) and a 2.4% by weight PVA (Nippon). (Gohsenol ™ GH-23 from Gohsei @ Co.) And 63.6% by weight of water, except that the relative proportion of alumina to PVA was 85/15. Was].
[0062]
Printing and dye stability test
Lexmark Z51 ™ inkjet printer and cyan inkjet ink [using copper phthalocyanine dye (Clariant Direct Turquoise Blue FRL-SF) and magenta ink (using standard formulations described in US Pat. No. 6,001,161). Prepared using a standard formulation containing the same dye shown in the structural formula at the beginning of this example) and printed the above element of Example 1 and a control element. . Red channel density (cyan) patches and green channel density (magenta) patches at Dmax (highest density setting) were read using an X-Rite ™ 820 densitometer. The printed element was then exposed to a nitrogen stream containing 5 ppm ozone for 4 days. After the exposure test, the density of each patch was read using an X-Rite ™ 820 densitometer. Dye retention (%) was calculated as the ratio of the concentration after the exposure test to the concentration before the exposure test. The results for cyan and magenta Dmax are reported in Table 2.
[0063]
[Table 3]
[0064]
The above results show that the elements of the present invention exhibited acceptable physical properties and excellent dye retention as compared to control elements which exhibited severe cracking or poor dye retention.
Claims (1)
Mn+(O)a(OH)b(Ap−)c・xH2O
(式中、Mは少なくとも1種の金属イオンであり、nは3又は4であり、Aは有機又は無機イオンであり、pは1、2又は3であり、xは0以上の数であるが、nが3である場合には、a、b及びcはそれぞれ、M3+金属イオンの電荷との釣り合いがとれるように次の関係式:0≦a<1.5、0<b<3及び0≦pc<3を満たす有理数であること、並びにnが4である場合には、a、b及びcはそれぞれ、M4+金属イオンの電荷との釣り合いがとれるように次の関係式:0≦a<2、0<b<4及び0≦pc<4を満たす有理数であることを条件とする)
とを含むインクジェット記録要素。An inkjet recording element comprising a support having an image receiving layer thereon, wherein said inkjet recording element comprises a fine particulate material and a metal (oxy) hydroxide complex:
M n + (O) a ( OH) b (A p-) c · xH 2 O
Wherein M is at least one metal ion, n is 3 or 4, A is an organic or inorganic ion, p is 1, 2 or 3, and x is 0 or more. However, when n is 3, a, b, and c are respectively the following relational expressions so as to be balanced with the charge of M 3+ metal ion: 0 ≦ a <1.5, 0 <b <3 And when n is 4, a, b, and c each represent the following relational expression 0 so as to be balanced with the charge of M 4+ metal ion: ≦ a <2, 0 <b <4, and 0 ≦ pc <4.
And an inkjet recording element comprising:
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