JP2004024992A - Microreacter and chemical reaction method using the same - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数種の微量の流体を混合して反応させるマイクロリアクター及びそれを用いた化学反応方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、微量の試料で化学反応を行うための微小反応容器であるマイクロリアクターが提供されている。このマイクロリアクターは、反応容量が通常μLオーダであるため、微量の原料で高速に反応させ得る、小型にて軽量な実験システムが実現できる、集積化及び並列化が容易である、不純物の混入が抑えられる、温度制御など反応条件を一定に保つことが容易である、安全性に優れている等の種々の利点がある。このため、化学合成反応、生化学反応等の化学反応や生体試料検出等に用いられている。
【0003】
前記マイクロリアクターは、例えば図10に示すように、第1のチップ101に第2のチップ102を積層して基板100を形成するとともに、前記チップ101,102の何れか一方又は双方に予め形成しておいた細長い凹溝によって、両者間に反応流路103を構成し、前記第1のチップ102に、前記反応流路103に連通する二つの流体供給ポート104及び一つの流体排出ポート105を形成している(例えば特開平10−337173号公報参照)。
このマイクロリアクターにおいては、前記二つの流体供給ポート104からそれぞれ注入された2種類の流体が、前記反応流路103で混合されて流体排出ポート105から排出される。ところが、前記反応流路103における流体の混合は、2種類の流体の衝突や流動時の相互拡散によって行われるために、両者が十分に混合されない。このため、2種類の流体の混合が速やかに行われず、反応収率に劣る、副反応が発生する等の問題があった。
【0004】
そこで、図11に示すように、前記反応流路103を蛇行させて流体の滞留時間を長くしたものが提案されている(特開平2002−27984号公報参照)。しかし、このマイクロリアクターについても、反応流路103の全長を単に長くしたに過ぎず、2種類の流体の混合が衝突や流動時の相互拡散によって行われるために、両者の混合効率がなお不十分である。
また、何れのマイクロリアクターについても、反応流路103が微小であり、この微小流路内では流体の流れが通常層流となるので、レイノルズ数が非常に小さく、乱流の発生が抑えられる。このため、反応流路103の幅方向や深さ方向での流体どうしの混合はほとんど行われず、拡散による混合しか期待できない。しかし、流体どうしを拡散のみによって効果的に混合するにはきわめて長時間が必要である。したがって、前記従来のマイクロリアクターにおいては、化学反応の基本である流体どうしの分散混合がきわめて困難である。
この発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、流体どうしの分散混合を効果的に行うことができるマイクロリアクターを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するためのこの発明のマイクロリアクターは、複数の流体供給ポートを有する流体供給エレメントと、この流体供給エレメントに隣設され、中心部に各流体供給ポートから供給された複数種の流体を一側面から他側面に導く流体導入口を有し、前記他側面の流体導入口の周囲に微細な凹凸面を有する第1の反応エレメントと、この第1の反応エレメントに隣設され、一側面の中心部に前記流体導入口を通過した複数種の流体を受け止める流体受け部を有し、他側面の前記流体受け部の周囲に微細な凹凸面を有する第2の反応エレメントと、前記第1及び第2の反応エレメントの相互間に設けられ、前記流体受け部によって受け止めた複数種の流体を、前記第1及び第2の反応エレメントの微細な凹凸面に沿って蛇行させながら放射状に流動させて分散混合させる反応流路と、この反応流路を通過した流体を集める集合路と、この集合路に連通する流体排出ポートを有する流体排出エレメントとを備えている(請求項1)。
【0006】
このような構成のマイクロリアクターによれば、流体供給エレメントの各流体供給ポートから供給された複数種の流体を、流体導入口を通して第2の反応エレメントの流体受け部に導いて反応流路に供給し、この反応流路内に形成した微細な凹凸面によって蛇行させながら放射状に流動させながら分散混合させることができる。このため、流体どうしの混合を短時間で効果的に行うことができる。
【0007】
前記マイクロリアクターは、前記第1の反応エレメントの凹凸面が、第2の反応エレメント側が開口された多数の小室を有するハニカム状の第1の混合小室群からなり、第2の反応エレメントの凹凸面が、第1の反応エレメント側が開口された多数の小室を有するハニカム状の第2の混合小室群とからなり、互いに対向する各混合小室群の小室どうしが、位置をずらして配置されているのが好ましい(請求項2)。この場合には、複数種の流体を第1の混合小室群の各小室と第2の混合小室群の各小室とに交互に導入してより効率よく分散混合させることができる。
【0008】
前記マイクロリアクターにおいて、前記集合路は反応流路を通過した流体を第2の反応エレメントの他側面側に導く第1の流路と、この第1の流路を通過した流体を第2の反応エレメントの中心部に向かって流動させる第2の流路とを備え、この第2の流路に、第1の流路を通過した流体を第2の反応エレメントの中心部に向かって直線的に流動させる整流部を放射状に設けているとともに、前記流体排出ポートを第2の反応エレメントの中心部に対応させて設けているのが好ましい(請求項3)。
この場合には、反応流路を通過した流体を第1の流路を通して第2の反応エレメントの他側面側に導き、この他側面側に導いた流体を第2の流路において整流部により第2の反応エレメントの中心部に向かって直線的に流動させることができる。これにより、流体を第2の反応エレメントの中心部にスムースに集めて流体排出ポートから効率よく排出することができる。このため、背圧によって反応流路で流体の流れが阻害されるのを防止することができる。また、この場合において、前記整流部の中心側の端部を結ぶ仮想円の直径は、前記流体排出ポートの内径よりも小さいのが好ましい(請求項4)これにより、第2の流路において中心部に向かって流動する流体どうしを、当該中心部で効果的に合流させて、その分散混合をさらに促進させることができる。
【0009】
またこの発明の化学反応方法は、請求項1〜4の何れかに記載のマイクロリアクターの流体供給ポートから複数種の流体を注入し、その反応流路内において当該複数種の流体を混合させて分散反応させることを特徴としている(請求項6)。
この化学反応方法によれば、前記マイクロリアクターの反応流路内に形成した微細な凹凸面によって、複数種の流体を蛇行させながら流動させて効果的に分散混合させることができるので、流体どうしの反応を短時間で効果的に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のマイクロリアクターの実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明のマイクロリアクターMの一実施形態を示す断面図であり、図2はその一部欠截平面図である。このマイクロリアクターMは、複数の流体供給ポートP1を有する流体供給エレメント1と、この流体供給エレメント1に隣設された第1の反応エレメント2と、この第1の反応エレメント2に隣設された第2の反応エレメント3と、中心部に流体排出ポートP2を有する流体排出エレメント4とによって構成されている。
【0011】
前記マイクロリアクターMは、各エレメント1〜4を積層して円板状にしたものであり、その直径は例えば10〜50mm、厚みは例えば5〜15mm程度に設定されている。また、各エレメントの素材としては、金属、ガラス、セラミックス、プラスチック等が用いられ、適用される流体の性質、光反応や光遮断下での反応等の反応条件に応じて前記素材の中から適宜選択される。
【0012】
前記流体供給エレメント1に形成された各流体供給ポートP1は、一側面(上面)に開口しており、当該流体供給エレメント1の他側面(下面)側に形成された円形断面の凹部11によって相互に連通されている。各流体供給ポートP1には、ディフューザ式やダイヤフラム式等のマイクロポンプ、マイクロバルブ、マイクロシリンジ等によって、種類の異なる流体が個別に供給される。この流体としては、液体、気体、粉体等が挙げられる。
【0013】
第1の反応エレメント2は、その一側面が流体供給エレメント1に接合されており、その中心部に各流体供給ポートP1から供給された複数種の流体を当該一側面から他側面に導く流体導入口21が貫通形成されている。
前記他側面の外周側には、環状にて平坦な座部23が形成されており、この座部23と前記流体導入口21との間には、複数の小室22aからなるハニカム状の第1の混合小室群22が形成されている(図3参照)。前記小室22aは第2の反応エレメント3側が開口しており、その断面形状は図の場合六角形を呈している。また、隣設する小室22aどうしは、その周壁の一部を共有している。
【0014】
第2の反応エレメント3は、その一側面の外周側が第1の反応エレメント2の座部23に接合されており、その他側面の外周側には、環状にて平坦な座部33が形成されているとともに、この座部33の内側に凹部30が形成されている。この第2の反応エレメント3の前記一側面の中心部には、第1の反応エレメント2の流体導入口21を通過した複数種の流体を受け止める流体受け部31が形成されている。この流体受け部31は前記流体導入口21の軸線に対して直交する平坦面からなり、当該流体導入口21から導入された流体を偏りなく放射状に拡散させる。なお、この流体受け部31は、前記平坦面の他、第1の反応エレメント2方向に突出する円錐面や球面であってもよい。
【0015】
前記流体受け部31の周囲には、複数の小室32aからなる第2の混合小室群32が形成されている(図5参照)。この第2の混合小室群32は、前記第1の混合小室群22と同様なハニカム状のものであり、その小室32aは第1の反応エレメント2側が開口している。
また、前記第2の反応エレメント3には、後述する反応流路5を通過した流体を、第2の反応エレメント3の他側面側に導く第1の流路61が、前記凹部30の外周縁に沿って所定ピッチ毎に複数個貫通形成されている(図5及び図6参照)。
【0016】
前記第1の混合小室群22の小室22aと、第2の混合小室群32の小室32aとは、互いに対向する一方の小室が他方の小室と正対しないように、図3及び図5において上下方向及び左右方向に所定ピッチずつ互いに位置をずらした状態で配置されている。また、前記第1の混合小室群22の下面と第2の混合小室群32の上面とは、ほぼ同一平面に配置されている。これにより、各混合小室群22,32の相互間には、前記流体受け部31によって受け止めた複数種の流体を放射状に流動させつつ蛇行させる反応流路5(図1参照)が構成されている。
【0017】
各小室22a,32aの周壁の外接円の直径は例えば0.1〜1mmの範囲に設定され、深さは例えば0.01〜0.5mmの範囲に設定される。したがって、前記反応流路5には、各混合小室群22,32によって微細な凹凸面が構成されている。なお、前記各小室22a,32aは、例えばリソグラフィ法や光造形法等によって形成される。
【0018】
第1の反応エレメント2の凹部30によって流体排出エレメント4との間に構成される隙間は、前記第1の流路61を通過した流体を中心部に導く第2の流路62として構成されており、これら各流路61,62によって、反応流路5を通過した流体を中心部に集合させる集合路6が構成されている。
前記第2の流路62には、複数枚の整流部7が放射状に配置されている(図1及び図6参照)。各整流部7は第2の反応エレメント3の他側面から突出したリブ状のものであり、第2の流路62を周方向において等間隔に区画している。この整流部7により、第2の流路62に導いた流体を、第2の反応エレメント3の中心部に向かって直線的に流動させることができる。
【0019】
前記整流部7の中心側の端部71は、当該端部71に臨ませた前記流体排出ポートP2の内周よりも中心側に位置している。つまり、各整流部7の中心側の端部71どうしを結ぶ仮想内接円の直径Dは、前記流体排出ポートP2内径dよりも小さくなっている(図1参照)。これにより、第2の流路62において中心部に向かって流動する流体どうしを、当該中心部で効果的に合流させて、強い乱流を生じさせることができる。
前記流体排出ポートP2を形成した流体排出エレメント4は、その一側面の外周側が第2の反応エレメント3の前記座部33に接合されている。
【0020】
以上の構成であれば、各流体供給ポートP1から供給された種類の異なる流体は、第1の反応エレメント2の流体導入口21を通過した後、第2の反応エレメント3の流体受け部31で受け止められて反応流路5に供給され、この反応流路5において放射状に流動しながら、縦断面内では図1の矢印で示すように、第1の混合小室群22の各小室22a内と、第2の混合小室群32の各小室32a内とに交互に導入されて蛇行しながら流動し、横断面内では図7の矢印で示すように、分割及び合流しながら流動することができる。このため、種類の異なる流体どうしを拡散混合だけでなく分散混合させることができ、当該流体どうしをきわめて短時間で効率よく混合させて反応させることができる。しかも、各小室22a,32aがハニカム状にて高密度に配置されているので、流体どうしをより一層効率的に分散混合させることができる。
【0021】
そして、反応流路5を通過した流体は、第1の流路61を通して第2の流路62に導かれ、中心部に集められて流体排出ポートP2を通して排出される。この際、第2の流路62に導いた流体を、前記整流部7によって中心部に向かって直線的に流動させることができるので、当該流体を第2の反応エレメント3の中心部にスムースに集合させて流体排出ポートP2から効率よく排出することができる。このため、背圧によって反応流路5の流体の流れが阻害されるのを防止することができる。また、各整流部7の中心側の端部71どうしを結ぶ仮想内接円の直径Dが、前記流体排出ポートP2の内径dよりも小さくなっており、第2の流路62において中心部に向かって流動する流体どうしを、当該中心部で効果的に合流させて、強い乱流を生じさせることができるので、当該流体どうしをより一層効果的に混合させることができる。
【0022】
前記小室22a,32aの断面形状としては、前記六角形の他、三角形、五角形、八角形等の種々の多角形や円形等であってもよく、これら何れについても外接円の直径は0.1〜1mmの範囲に、深さは0.01〜0.5mmの範囲にそれぞれ設定するのが好ましい。前記外接円の直径が前記範囲を超えると、反応に必要な流体の容量が増大するとともに、流体の混合効果が低下する。また、外接円の直径が小さすぎると小室22a,32aの製造が困難となる。
なお、前記各小室22a,32aの底面に、微細な凹凸を設けて実施してもよい。また、前記各小室22a,32aの開口縁に曲面からなる面取りを形成してもよく、この場合には、第1の混合小室群22の小室22aと第2の混合小室群32の小室32aとが交差する部分において流体が滞留するのを、前記面取りによって抑制することができる。
【0023】
前記小室22a,32aの個数については、流体の種類の応じて適宜選択される。また、流体供給ポートP1の個数については、反応させる流体の種類に応じて選択される。さらに、互いに対をなす第1の反応エレメント2及び第2の反応エレメント3については、反応時間を長く要する場合等には複数対設けてもよい(図8参照)。また、前記整流部7は流体排出エレメント4に突設してもよい。前記マイクロリアクターMは、基台8上に複数個形成してもよく(図9参照)、この場合には、多数の化学反応を同時に実施することができるので、効率よく化学反応を行うことができる。
【0024】
この発明のマイクロリアクターMは原料流体どうしの分散混合を高度に達成することができるので、従来、フラスコスケールでは実施が困難であった各種の化学反応も実施できる。この発明の化学反応は液体−液体、液体−気体、液体−固体、液体−固体−気体など様々な系で実施することができる。
また、この発明のマイクロリアクターMは、生化学反応その他の化学反応に用いられ、コンビナトリアル・ケミストリー、創薬分野等にも応用できる。この他、ハイブリダイゼーションの原理を利用したDNAの検出、抗体―抗原反応、各種酵素反応当にも用いられる。
【0025】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、原料流体どうしの分散混合を効果的に行うことができ、ひいては流体どうしの反応を良好に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のマイクロリアクターの一実施の形態を示す断面図である。
【図2】同じく一部欠截平面図である。
【図3】第1の反応エレメントを示す底面図である。
【図4】第1の反応エレメントを示す平面図である。
【図5】第2の反応エレメントを示す平面図である。
【図6】第2の反応エレメントを示す底面図である。
【図7】反応流路での流体の流れを示す概略図である。
【図8】他の実施の形態を示す断面図である。
【図9】さらに他の実施の形態を示す平面図である。
【図10】従来例を示す一部欠截平面図である。
【図11】他の従来例を示す一部欠截平面図である。
【符号の説明】
1 流体供給エレメント
2 第1の反応エレメント
21 流体導入口
22 第1の混合小室群
22a 小室
3 第2の反応エレメント
31 流体受け部
32 第2の混合小室群
32a 小室
5 反応流路
6 集合路
61 第1の流路
62 第2の流路
7 整流部
P1 流体供給ポート
P2 流体排出ポート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a microreactor for mixing and reacting a plurality of kinds of trace fluids and a chemical reaction method using the same.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
BACKGROUND ART Conventionally, a microreactor, which is a microreaction vessel for performing a chemical reaction with a small amount of sample, has been provided. Since the reaction volume of this microreactor is usually on the order of μL, a small and lightweight experimental system that can react at high speed with a small amount of raw materials can be realized, integration and parallelization are easy, and impurities are not mixed. There are various advantages such as being suppressed, easy to keep the reaction conditions such as temperature control constant, and excellent in safety. For this reason, it is used for chemical reactions such as chemical synthesis reactions and biochemical reactions, detection of biological samples, and the like.
[0003]
For example, as shown in FIG. 10, the microreactor is formed by laminating a
In this microreactor, two kinds of fluids respectively injected from the two
[0004]
Therefore, as shown in FIG. 11, there has been proposed an apparatus in which the
Further, in any of the microreactors, the
The present invention has been made in view of the above problems, and has as its object to provide a microreactor capable of effectively performing dispersion and mixing of fluids.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a microreactor according to the present invention includes a fluid supply element having a plurality of fluid supply ports, and a plurality of types of fluids provided adjacent to the fluid supply element and supplied from the respective fluid supply ports at a central portion. A first reaction element having a fluid introduction port for guiding the fluid from one side to the other side, and having a fine uneven surface around the fluid introduction port on the other side, and a first reaction element provided adjacent to the first reaction element. A second reaction element having a fluid receiving portion that receives a plurality of types of fluids that have passed through the fluid introduction port at a central portion of the side surface, and a second reaction element having a fine uneven surface around the fluid receiving portion on the other side surface; A plurality of fluids provided between the first and second reaction elements and received by the fluid receiving portion meandering along the fine uneven surface of the first and second reaction elements. A reaction channel for causing the fluid to flow in a dispersive manner to be dispersed and mixed; a collecting path for collecting fluid passing through the reaction channel; and a fluid discharge element having a fluid discharge port communicating with the collecting path. 1).
[0006]
According to the microreactor having such a configuration, a plurality of types of fluids supplied from the respective fluid supply ports of the fluid supply element are guided to the fluid receiving portion of the second reaction element through the fluid introduction port and supplied to the reaction channel. However, it is possible to disperse and mix while radially flowing while meandering by the fine uneven surface formed in the reaction channel. For this reason, mixing of fluids can be performed effectively in a short time.
[0007]
In the microreactor, the uneven surface of the first reaction element includes a honeycomb-shaped first mixed chamber group having a number of small chambers opened on the second reaction element side, and the uneven surface of the second reaction element. Consists of a honeycomb-shaped second mixing chamber group having a number of small chambers with the first reaction element side opened, and the small chambers of each of the mixing chamber groups opposing each other are arranged at different positions. Is preferable (claim 2). In this case, a plurality of types of fluids can be alternately introduced into each of the small chambers of the first mixed small chamber group and each of the small chambers of the second mixed small chamber group, and can be more efficiently dispersed and mixed.
[0008]
In the microreactor, the collecting path includes a first flow path that guides the fluid that has passed through the reaction flow path to the other side surface of the second reaction element, and a fluid that has passed through the first flow path in the second reaction element. A second flow path for flowing toward the center of the element, wherein the fluid passing through the first flow path is linearly moved toward the center of the second reaction element. It is preferable that the flow straightening portion is radially provided and the fluid discharge port is provided so as to correspond to the center of the second reaction element.
In this case, the fluid that has passed through the reaction channel is guided to the other side of the second reaction element through the first channel, and the fluid that has been guided to the other side is subjected to rectification in the second channel by the rectification unit. It can flow linearly towards the center of the two reaction elements. Thus, the fluid can be smoothly collected at the center of the second reaction element and efficiently discharged from the fluid discharge port. For this reason, it is possible to prevent the back flow from obstructing the flow of the fluid in the reaction channel. In this case, it is preferable that the diameter of the virtual circle connecting the ends on the center side of the rectifying portion is smaller than the inner diameter of the fluid discharge port (claim 4). Fluids flowing toward the parts can be effectively merged at the central portion to further promote the dispersive mixing.
[0009]
Further, the chemical reaction method of the present invention is characterized in that a plurality of types of fluids are injected from the fluid supply port of the microreactor according to any one of claims 1 to 4, and the plurality of types of fluids are mixed in the reaction channel. It is characterized by performing a dispersion reaction (claim 6).
According to this chemical reaction method, a plurality of types of fluids can be caused to flow while meandering, and can be effectively dispersed and mixed by the fine uneven surface formed in the reaction channel of the microreactor. The reaction can be performed effectively in a short time.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the microreactor of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing one embodiment of the microreactor M of the present invention, and FIG. 2 is a partially cutaway plan view thereof. The microreactor M is provided with a fluid supply element 1 having a plurality of fluid supply ports P1, a
[0011]
The microreactor M is formed by laminating the respective elements 1 to 4 into a disk shape, and has a diameter of, for example, 10 to 50 mm and a thickness of, for example, about 5 to 15 mm. In addition, as a material of each element, metal, glass, ceramics, plastic, or the like is used, and the material is appropriately selected from the above materials according to the properties of the applied fluid, reaction conditions such as photoreaction and reaction under light blocking. Selected.
[0012]
Each fluid supply port P1 formed in the fluid supply element 1 is open on one side (upper surface), and is mutually connected by a
[0013]
The
An annular
[0014]
The
[0015]
A second mixed
The
[0016]
The
[0017]
The diameter of the circumscribed circle of the peripheral wall of each of the
[0018]
The gap formed between the
A plurality of rectifying
[0019]
The
The fluid discharge element 4 in which the fluid discharge port P2 is formed has one outer peripheral surface joined to the
[0020]
With the above configuration, different types of fluids supplied from the respective fluid supply ports P1 pass through the
[0021]
Then, the fluid that has passed through the
[0022]
The sectional shape of the
In addition, you may implement by providing fine unevenness | corrugation in the bottom face of each said
[0023]
The number of the
[0024]
Since the microreactor M of the present invention can achieve a high degree of dispersion and mixing of the raw material fluids, it can also carry out various chemical reactions which were conventionally difficult to carry out on a flask scale. The chemical reaction of the present invention can be carried out in various systems such as liquid-liquid, liquid-gas, liquid-solid, and liquid-solid-gas.
Further, the microreactor M of the present invention is used for biochemical reactions and other chemical reactions, and can be applied to combinatorial chemistry, drug discovery and the like. In addition, it is used for detection of DNA using the principle of hybridization, antibody-antigen reaction, and various enzyme reactions.
[0025]
As described above, according to the present invention, the dispersion and mixing of the raw material fluids can be performed effectively, and the reaction between the fluids can be favorably performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing an embodiment of a microreactor of the present invention.
FIG. 2 is a plan view partially cut away.
FIG. 3 is a bottom view showing a first reaction element.
FIG. 4 is a plan view showing a first reaction element.
FIG. 5 is a plan view showing a second reaction element.
FIG. 6 is a bottom view showing a second reaction element.
FIG. 7 is a schematic diagram showing a flow of a fluid in a reaction channel.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing another embodiment.
FIG. 9 is a plan view showing still another embodiment.
FIG. 10 is a partially cutaway plan view showing a conventional example.
FIG. 11 is a partially cutaway plan view showing another conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (5)
この流体供給エレメントに隣設され、中心部に各流体供給ポートから供給された複数種の流体を一側面から他側面に導く流体導入口を有し、前記他側面の流体導入口の周囲に微細な凹凸面を有する第1の反応エレメントと、
この第1の反応エレメントに隣設され、一側面の中心部に前記流体導入口を通過した複数種の流体を受け止める流体受け部を有し、他側面の前記流体受け部の周囲に微細な凹凸面を有する第2の反応エレメントと、
前記第1及び第2の反応エレメントの相互間に設けられ、前記流体受け部によって受け止めた複数種の流体を、前記第1及び第2の反応エレメントの微細な凹凸面に沿って蛇行させながら放射状に流動させて分散混合させる反応流路と、
この反応流路を通過した流体を集める集合路と、
この集合路に連通する流体排出ポートを有する流体排出エレメントと
を備えることを特徴とするマイクロリアクター。A fluid supply element having a plurality of fluid supply ports;
A fluid introduction port is provided adjacent to the fluid supply element and guides a plurality of types of fluids supplied from the respective fluid supply ports from one side to the other side at a central portion, and a fine portion is provided around the fluid introduction port on the other side. A first reaction element having a rough surface,
A fluid receiving portion that is provided adjacent to the first reaction element and that receives a plurality of types of fluids that have passed through the fluid introduction port at a central portion on one side surface; and fine irregularities around the fluid receiving portion on the other side surface. A second reaction element having a surface;
A plurality of types of fluids provided between the first and second reaction elements and received by the fluid receiving portion are radially formed while meandering along fine uneven surfaces of the first and second reaction elements. A reaction channel for flowing and dispersing and mixing
A collecting path for collecting the fluid that has passed through the reaction channel,
A fluid discharge element having a fluid discharge port communicating with the collecting passage.
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