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JP2004019717A - バンジョウ型アクスルハウジング及びその製造方法 - Google Patents

バンジョウ型アクスルハウジング及びその製造方法 Download PDF

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JP2004019717A
JP2004019717A JP2002172819A JP2002172819A JP2004019717A JP 2004019717 A JP2004019717 A JP 2004019717A JP 2002172819 A JP2002172819 A JP 2002172819A JP 2002172819 A JP2002172819 A JP 2002172819A JP 2004019717 A JP2004019717 A JP 2004019717A
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JP
Japan
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wall
axle housing
oil deflector
differential case
housing
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Application number
JP2002172819A
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English (en)
Inventor
Shinji Koyama
小山 伸二
Haruo Okada
岡田 晴雄
Katsuaki Osawa
大澤 克明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI WORLD KK
Toyota Motor Corp
Taiho Seiki Co Ltd
Original Assignee
FUJI WORLD KK
Toyota Motor Corp
Taiho Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】内壁を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部が形成されるアクスルハウジングにおける製品及びアクスルハウジングの製造方法における製造工程の信頼性を向上させる。
【解決手段】アクスルハウジング1の成形と同時に内壁19に一側を隆起させた隆起部22を形成し、刃具24を隆起部22の隆起させた側から内壁19に沿って送ることで隆起部22を切起こしてオイルディフレクタ係合部20を形成する。従って、内壁19を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部20を形成する従来のアクスルハウジングの製造工程から、内壁19に刃具を食い込ませて隆起部22を形成する工程を廃止することができ、刃具の耐久性の問題が回避され、製品及び製造工程の信頼性を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バンジョウ型アクスルハウジング及びバンジョウ型アクスルハウジングの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車両のディファレンシャル装置として、車軸管(プロペラシャフト)にディファレンシャルキャリヤをフランジで結合するバンジョウ型のものが知られている。このバンジョウ型ディファレンシャル装置は、上記車軸管との連結及び離脱が容易なことから、乗用車からトラック等まで一般に広く用いられている。このようなバンジョウ型ディファレンシャル装置は、ディファレンシャルケースを収容するディファレンシャルケース収容部と、該ディファレンシャルケース収容部に連通しアクスルシャフトを収容するアクスルシャフト収容部と、を具備したバンジョウ型アクスルハウジング(以下、アクスルハウジングと称す)を備えている。そして、このアクスルハウジングのディファレンシャルケース収容部の内部空間底部には、所要部品(歯車、軸受等)を潤滑するためのオイルが貯留されている。
【0003】
上記バンジョウ型ディファレンシャル装置では、車両の高速旋回時に生じる横加速度により、上記ディファレンシャルケース収容部の内部空間底部に貯留されたオイルが一方のアクスルシャフト収容部側に片寄る。これにより、オイルがディファレンシャルケース収容部からアクスルシャフト収容部へ流出してディファレンシャルギヤが潤滑不足となり、ディファレンシャルギヤの歯面が焼き付く虞がある。そこで、従来から、アクスルハウジングの内部空間には、ディファレンシャルケース収容部とアクスルシャフト収容部とを仕切るオイルディフレクタが設けられており、該オイルディフレクタによりディファレンシャルケース収容部からアクスルシャフト収容部へのオイルの流出を防いでいる。図9に従来のアクスルハウジング31の一例を示す。このアクスルハウジング31では、ディファレンシャルケース収容部14の内壁19に上下一対の係合片25を配設し、オイルディフレクタ18の上下の端縁を各係合片25に係合させることでオイルディフレクタ18が取付けられており、各係合片25はスポット溶接により当該アクスルハウジング31の内壁19に接合されている。
【0004】
上記従来のアクスルハウジング31では、スポット溶接される部品は上記係合片25のみであるので、係合片25を接合するためだけにスポット溶接工程を設けるのは極めて効率が悪く、また、周知のように、スポット溶接は電極及びナゲット(接合強度)の管理が煩雑であり、生産性を著しく低下させることとなる。さらに、係合片25は極めて小さな部品であるため扱いづらく、溶接位置への位置決め及び当該溶接位置への位置決め確認が困難であった。また、消耗品である溶接電極の構造が複雑となり、このため製造コストが増大すると共に溶接電極の交換に時間と手間とを要していた。
【0005】
そこで、図10及び図11に示すように、本出願人により、内壁19を塑性加工することでオイルディフレクタ係合部20を形成し、スポット溶接の工程を廃止することで生産性を向上させたアクスルハウジング(図示せず)が提案されている。このアクスルハウジングでは、以下のようにして内壁19にオイルディフレクタ係合部20が形成される。まず、図10に示すように、先端部がθ1の角度を有し、幅がW1の楔状の第1の刃具26を、内壁19の所定位置に当該内壁19に対してθ2の進入角度で食込ませる。これにより、内壁19に、一側が開口し高さがHで幅がW2(W2>W1)の隆起部27を形成する。次に、図11に示すように、先端部がθ3(θ3≧θ1+θ2)の角度を有した楔状の第2の刃具24を上記隆起部27の開口した側から内壁19に沿って所定量送ることにより、隆起部27の幅方向両側を切り裂く。そして、第2の刃具24を保持して切起こされた部分を形状凍結させることにより、内壁19を塑性変形させることでオイルディフレクタ係合部20が形成される。
【0006】
上記の手順でアクスルハウジングの内壁19にオイルディフレクタ係合部20を形成することで、スポット溶接工程を廃止して生産性を向上させることができるが、第1の刃具26を内壁19に突入させる際に過大な力が作用し、当該刃具26の先端が内壁19に食い込む前に挫屈し破損する虞がある。また、第1の刃具26を内壁19に食い込ませて内壁19に一側が開口した隆起部27を形成する場合、当該刃具26には切削時に作用する力よりも過大な力が作用するので刃具26が折れ易い。このように、上記したアクスルハウジングの製造方法では、内壁19を隆起させる工程での第1の刃具26の耐久性に問題があり、この問題を解決して製品及び製造工程の信頼性を向上させることが課題であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、内壁を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部が形成されるアクスルハウジングにおける製品の信頼性を向上させることにある。また、第2の目的は、内壁を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部を形成するアクスルハウジングの製造方法における製造工程の信頼性を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ディファレンシャルケースを収容するディファレンシャルケース収容部と、該ディファレンシャルケース収容部に連通しアクスルシャフトを収容するアクスルシャフト収容部と、がオイルディフレクタにより仕切られるバンジョウ型アクスルハウジングであって、アクスルハウジングの成形と同時に内壁に形成された隆起部が切起されて形成され、オイルディフレクタの端縁を係合させるオイルディフレクタ係合部を備えることを特徴とする。
【0009】
また、上記第2の目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、ディファレンシャルケースを収容するディファレンシャルケース収容部と、該ディファレンシャルケース収容部に連通しアクスルシャフトを収容するアクスルシャフト収容部と、がオイルディフレクタで仕切られ、内壁にオイルディフレクタの端縁を係合させるオイルディフレクタ係合部を備えるバンジョウ型アクスルハウジングの製造方法であって、バンジョウ型アクスルハウジングの成形と同時に内壁の所定位置に隆起部を形成し、該隆起部に隆起部の一側から刃具を食い込ませて隆起部の一側を切起こすことでオイルディフレクタ係合部を形成することを特徴とする。
【0010】
従って、請求項1に記載の発明では、アクスルハウジングの成形と同時に内壁に形成された隆起部が切起こされてオイルディフレクタ係合部が形成されるので、従来のアクスルハウジングのように刃具を突入させて内壁に隆起部を形成させることがない。
【0011】
また、請求項2に記載の発明では、アクスルハウジングの成形と同時に内壁に隆起部を形成し、該隆起部の一側から刃具を食い込ませることで隆起部を切起こしてオイルディフレクタ係合部を形成するので、従来のアクスルハウジングの製造工程から、刃具を突入させて内壁に隆起部を形成する工程を廃止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1乃至図8に基づいて説明する。まず、本バンジョウ型アクスルハウジング1(以下、アクスルハウジング1と称す)を備えたバンジョウ型ディファレンシャル装置2を説明する。図2に示すディファレンシャル装置2は、図示しない変速機、プロペラシャフトを介して入力されたエンジンの駆動力を、左右の駆動輪に伝達すると共に車両の走行条件(例えば旋回時)により生じた左右の駆動輪の回転差動を吸収する構造になっている。上記ディファレンシャル装置2は、一端がフランジ3を介してプロペラシャフトに連結され、他端にドライブピニオンギヤ4が固定されたドライブピニオンシャフト5が、ベアリング6を介してディファレンシャルキャリヤ7により回転可能に支持されている。また、図2に示すように、上記ディファレンシャルキャリヤ7は一対のベアリング8を介してディファレンシャルケース9を回転可能に支持している。さらに、ディファレンシャルケース9には当該ディファレンシャルケース9と同軸上に配されたリングギヤ10が固定されており、該リングギヤ10は上記ドライブピニオンギヤ4に噛合されている。
【0013】
また、図2に示すように、ディファレンシャルケース9には、当該ディファレンシャルケース9と同軸上に配されたアクスルシャフト11が左右方向から挿入されている。そして、各アクスルシャフト11の端部には、軸がディファレンシャルケース9の回転軸と直交し、ディファレンシャルケース9の内部に配設された2個若しくは4個のディファレンシャルピニオンギヤ12と噛合するサイドギヤ13が固着されている。これにより、プロペラシャフト(図示せず)の回転、即ちエンジンの駆動力は、ドライブピニオンシャフト5、ディファレンシャルケース9、アクスルシャフト11を介して左右の駆動輪に伝達される構造になっている。また、左右の駆動輪に回転差動が生じた場合には、ディファレンシャルケース9に収容したディファレンシャルピニオンギヤ12を当該ディファレンシャルピニオンギヤ12の回転軸の回りに回転させることにより吸収することが可能である。
【0014】
次に、本アクスルハウジング1の詳細を説明する。図1乃至図4に示すように、本アクスルハウジング1は、上記ディファレンシャルケース9を収容するディファレンシャルケース収容部14と、該ディファレンシャルケース収容部14に連通し、各アクスルシャフト11を収容するアクスルシャフト収容部15とが一体で形成されている。上記ディファレンシャルケース収容部14は、当該アクスルハウジング1の左右方向(図1における紙面視左右方向)略中央部を膨出させて形成されており、前面(図3における下側の面)に設けられた取付座17にはディファレンシャルキャリヤ7のフランジが締結されている。また、本アクスルハウジング1の内部空間底部には所要量のオイル16が貯留され、該オイル16により、各歯車の歯面、ベアリング等が潤滑される構造になっている。
【0015】
また、本アクスルハウジング1は、その内部空間が、左右に一対で配設されたオイルディフレクタ18によりディファレンシャルケース収容部14とアクスルシャフト収容部15とに仕切られている。また、図3及び図4に示すように、上記オイルディフレクタ18は板金加工して形成され、各アクスルシャフト11を挿通させる円筒部18aと該円筒部18aの一側の周縁に設けられ、車両上下方向に延出した仕切板18bとを具備している。そして、オイルディフレクタ18は、上下の仕切板18bの端縁を、上記ディファレンシャルケース収容部14の内壁19(以下、単に内壁19と称す)の上下に一対で配したオイルディフレクタ係合部20に係合させることにより、アクスルハウジング1に取付けられる。
【0016】
また、本アクスルハウジング1は、図1における上下方向に分割して形成されたプレス成形部品を接合することで、ディファレンシャルケース収容部14とアクスルシャフト収容部15とが一体で形成される構造になっている。また、上記ディファレンシャルケース収容部14は、前面が上記ディファレンシャルケース9を挿通させるために開口し、該開口の周縁には上記ディファレンシャルキャリヤ7を締結させる環状の取付座17が接合されている。さらに、上記ディファレンシャルケース収容部14は、後面(図3における上側の面)が上記前面と同様に開口し、当該後面には略ドーム状に形成されたカバー21が取付けられている。そして、上記内壁19の左右両側には、当該内壁19を切起こして形成した上記オイルディフレクタ係合部20が上下一対で配設されている。なお、図1及び図4に示す符号23は、後述するように、アクスルハウジング1の上下方向に分割されたプレス成形部品の成形と同時に成形される隆起部22(図5参照)を内壁19に形成したことで外壁(図示せず)に形成された凹部である。
【0017】
次に、本アクスルハウジング1の製造方法を説明する。まず、接合前のアクスルハウジング1、即ち図1における上下方向に分割される各部品を、鋼鈑をプレス成形加工して形成する。この時、図5に示すように、上記ディファレンシャルケース収容部14の内壁19の図1における左右の所定位置にアクスルシャフト収容部15側を隆起させた一対の隆起部22を同時に成形する。なお、隆起部22を形成することで、ディファレンシャルケース収容部14の外壁には凹部23が形成される。次に、図7及び図8に示すように、先端部がθ4の角度を有した楔状の刃具24を隆起部22の隆起させた側から内壁19に沿って所定量送り、該隆起部22の幅方向(図7における上下方向)両側を切り裂いて隆起部22(内壁19)を切起こす。
【0018】
そして、刃具24を定寸位置まで送った状態を所定時間保持するか、又はこの状態で刃具24に当該刃具24の送り方向(図7及び図8における左方向)の力を付与することにより、図6に示すように、オイルディフレクタ係合部20の形状を凍結させる。同様に、アクスルハウジング1の上下方向に分割された各プレス成形部品の各隆起部22を切起こしてオイルディフレクタ係合部20を形成する。そして、上記各プレス成形部品を溶接等で接合して一体化させて所要の機械加工(取付座17のフライス加工、ねじ孔加工等)を施すことにより、オイルディフレクタ係合部20を内壁19の上下に一対で配したアクスルハウジング1が形成される。
【0019】
この実施の形態では以下の効果を奏する。
内壁19を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部20を形成したので、図9に示す従来のアクスルハウジング31のように、オイルディフレクタ18を保持するために内壁19に配設されていた係合片25が不要となる。これにより、部品点数が減少し、製造コストを低減させることができる。
また、上記係合片25が不要となることで、図9に示す従来のアクスルハウジング31の製造工程において、内壁19に係合片25を接合するための唯一のスポット溶接の工程を廃止することができる。従って、スポット溶接のための段取りや電極の管理等の時間を要する煩雑な作業を無くして、アクスルハウジング1の生産性を大幅に向上させることができる。
また、アクスルハウジング1の成形と同時に内壁19に一側を隆起させた隆起部22を形成し、刃具24を隆起部22の隆起させた側から内壁19に沿って送ることで隆起部22を切起こしてオイルディフレクタ係合部20を形成するので、図10及び図11に示す、内壁19を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部27を形成する従来のアクスルハウジングの製造工程から、内壁19に第1の刃具26を食い込ませて隆起部27を形成する工程を廃止することができる。これにより、刃具26の耐久性の問題が回避され、製品及び製造工程の信頼性を向上させることができる。また、アクスルハウジング1の生産性が向上し、製造コストを削減することができる。
【0020】
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
上記実施の形態では、オイルディフレクタ18が、仕切板18bの端縁を内壁19に上下一対で配したオイルディフレクタ係合部20に係合させることでアクスルハウジング1に保持されるが、上下の各オイルディフレクタ係合部20を、図7に示す上下方向の幅の範囲内で幅が小さい複数のオイルディフレクタ係合部20を一列に並設するようにしてもよい。
また、本アクスルハウジング1は、図1における上下方向に分割されたプレス成形部品を接合して一体に形成されるが、素材管を液圧成形してディファレンシャルケース収容部14とアクスルシャフト収容部15とを一体で形成してもよいし、また、上下方向に分割された鋳造部品を接合して一体化させてもよい。この場合、液圧成形、又は鋳造成形と同時に、内壁19に隆起部22を形成する。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、内壁を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部が形成されるアクスルハウジングにおける製品の信頼性を向上させることができる。また、内壁を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部を形成するアクスルハウジングの製造方法における製造工程の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のアクスルハウジングの説明図で、特に、本アクスルハウジングを含むディファレンシャル装置のアクスルハウジングの一部を断面で示した正面図である。
【図2】ディファレンシャル装置の一部を断面で示した平面図である。
【図3】本実施の形態のアクスルハウジングの一部を断面で示した平面図である。
【図4】本実施の形態のアクスルハウジングの正面図である。
【図5】本実施の形態のアクスルハウジングの内壁に形成された隆起部の断面を示す図である。
【図6】本実施の形態のアクスルハウジングのオイルディフレクタ係合部の断面を示す図である。
【図7】本実施の形態のアクスルハウジングの製造方法の説明図で、特に、隆起部が刃具で切起こされる状態を示す平面図である。
【図8】図7におけるA−A断面を示す図である。
【図9】従来のアクスルハウジングの説明図で、特に、係合片がスポット溶接により内壁に接合されたアクスルハウジングの一部を断面で示した正面図である。
【図10】従来の他のアクスルハウジングの製造方法の説明図で、特に、内壁を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部を形成する従来のアクスルハウジングの製造工程において、第1の刃具を食込ませて内壁に隆起部を形成する工程を説明するための平面図及び、一部を断面で示した正面図である。
【図11】従来の他のアクスルハウジングの製造方法の説明図で、特に、内壁を塑性変形させてオイルディフレクタ係合部を形成する従来のアクスルハウジングの製造工程において、第2の刃具を内壁に沿って送ることで隆起部を切起こす工程を説明するための平面図及び、一部を断面で示した正面図である。
【符号の説明】
1     アクスルハウジング
11    アクスルシャフト
14    ディファレンシャルケース収容部
15    アクスルシャフト収容部
18    オイルディフレクタ
19    内壁
20    オイルディフレクタ係合部
22    隆起部
24    刃具

Claims (2)

  1. ディファレンシャルケースを収容するディファレンシャルケース収容部と、該ディファレンシャルケース収容部に連通しアクスルシャフトを収容するアクスルシャフト収容部と、がオイルディフレクタにより仕切られるバンジョウ型アクスルハウジングであって、前記アクスルハウジングの成形と同時に内壁に形成された隆起部が切起されて形成され、前記オイルディフレクタの端縁を係合させるオイルディフレクタ係合部を備えることを特徴とするバンジョウ型アクスルハウジング。
  2. ディファレンシャルケースを収容するディファレンシャルケース収容部と、該ディファレンシャルケース収容部に連通しアクスルシャフトを収容するアクスルシャフト収容部と、がオイルディフレクタで仕切られ、内壁に前記オイルディフレクタの端縁を係合させるオイルディフレクタ係合部を備えるバンジョウ型アクスルハウジングの製造方法であって、前記バンジョウ型アクスルハウジングの成形と同時に前記内壁の所定位置に隆起部を形成し、該隆起部に前記隆起部の一側から刃具を食い込ませて前記隆起部の一側を切起こすことで前記オイルディフレクタ係合部を形成することを特徴とするバンジョウ型アクスルハウジングの製造方法。
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