JP2004009549A - Method for driving ink jet head and ink jet printer - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録濃度を高める等の目的で1画素分の印字を複数回のインク液滴の吐出により形成するインクジェットヘッドの駆動方法および当該駆動方法を用いて印字を行うインクジェットプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタにおいては、記録濃度を高める等の目的で1画素の印字領域にインク液滴の吐出を複数回行う印字モードにより印字を行うものが知られている。例えば、特公平4−48626号公報、特許第3219514号公報等には、1画素の領域に複数回のインク液滴を吐出させ、複数のインク液滴を互いに位置を所定量ずらして重ね打ちして記録濃度を高めるインクジェット記録装置が提案されている。
【0003】
かかる印字モードは、各種の形態のインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタに適用可能であり、例えば、静電気力を利用してインクを貯留したインク室の容積を変化させてインク液滴の吐出を行う静電駆動式のインクジェットヘッドを備えたプリンタに適用できる。静電駆動式のインクジェットヘッドとしては、例えば、特開平6−71882号、同6−55732号、同5−50601号の各公報に記載されたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、インクジェットヘッドを駆動して、記録解像度(密度)を一定に保持しながら1画素を複数回のインク液滴の吐出により形成する場合、1画素を印字するためのインク液滴の吐出回数を増加すればする程、印字速度が低下する。印字速度を高めるためには、インクジェットヘッドの吐出周期を規定している駆動周波数を上げて対応する必要がある。
【0005】
しかしながら、駆動周波数にはおのずと上限があるので、1画素を複数回のインク液滴の吐出により形成する印字モードを採用する場合には、記録密度を高めるようとすると印字速度が犠牲となり、印字速度を高めようとすれば記録密度を犠牲にせざるを得ない。このように、従来のインクジェットプリンタおいては、1画素を複数回のインク液滴の吐出により形成する印字モードを採用すると、記録密度および印字速度の双方を向上させることが困難であった。
【0006】
本発明の課題は、この点に鑑みて、1画素を複数回のインク液滴の吐出により形成する印字モードによる印字速度の向上を駆動周波数を上げることなく実現可能なインクジェットヘッドの駆動方法を提案することにある。
【0007】
また、本発明の課題は、かかるインクジェットヘッドの駆動方法により印字を行うインクジェットプリンタを提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、1画素分の印字を複数回のインク液滴の吐出によって行うインクジェットヘッドの駆動方法において、
インクジェットヘッドのノズル面に、少なくとも第1および第2のインクノズルを形成し、
このインクジェットヘッドを記録媒体に対して前記第1および第2のインクノズルの配列方向とは異なる方向に相対移動させながら、これら第1および第2のインクノズルから予め定められている駆動周期でインク液滴を吐出して、1画素分の印字を行うことを特徴としている。
【0009】
本発明では、所定の駆動周期でインク液滴を吐出する少なくとも第1および第2のインクノズルを用いて、1画素を印字するために必要な複数のインク液滴の吐出を行わせるようにしている。従って、単一のインクノズルを用いて複数回のインク液滴を吐出して1画素を印字する場合に比べて、1画素印字の所要時間を、基本的に使用するインクノズルの個数分の1に短縮できる。よって、インクジェットヘッドの駆動周波数を上げることなく、1画素を複数回のインク液滴の吐出により形成する印字モードによる印字速度を向上できる。
【0010】
ここで、1画素の印字に使用されるインクノズルの個数よりも多いインク液滴の吐出により1画素を形成する場合には、各インクノズルからからそれぞれ複数回のインク液滴の吐出を行わせて、1画素分の印字を行うようにすればよい。
【0011】
また、1画素の印字に使用されるインクノズルは、インクジェットヘッドの相対移動方向に所定の間隔で配列されているので、各インクノズルのインク液滴の吐出時点に所定の時間差を付けることにより、各インクノズルからのインク液滴の着弾位置を一致させることができる。すなわち、1画素の印字領域に重ね打ちを行うことができる。例えば、第1および第2のインクノズルを備えている場合には、前記第1のインクノズルからのインク液滴の着弾位置に、前記第2のインクノズルからのインク液滴の着弾位置が一致するように、前記第1および第2のインクノズルのインク液滴の吐出時点に所定の時間差をつければよい。
【0012】
インクジェットヘッドの相対移動方向に沿って、第1および第2のインクノズルを基本解像度の整数倍の間隔となるように配列されている場合には、時間差を、第1および第2のインクノズルの間隔をインクジェットヘッドの相対速度で割った値とすればよい。
【0013】
次に、重ね打ちを行う場合、多数のインク液滴が同一位置に重ね打ちされると記録媒体表面に着弾したインクが記録媒体の裏面側に滲み出る、所謂裏抜けが発生する惧れがある。裏抜けを確実に防止するためには、第1のインクノズルからのインク液滴の着弾位置に対して第2のインクノズルからのインク液滴の着弾位置がインクジェットヘッドの相対移動方向に僅かにずれるように、第1および第2のインクノズルのインク液滴の吐出時点に所定の時間差をつければよい。
【0014】
インクジェットヘッドの相対移動方向に沿って、第1および第2のインクノズルを基本解像度の整数倍の間隔となるように配列した場合には、時間差を、第1および第2のインクノズルの相対移動方向の間隔を相対速度で割った値よりも所定量大きな値あるいは所定量小さな値とすれば、双方のインクノズルからのインク液滴の着弾位置をインクジェットヘッドの相対移動方向の前後に僅かにずらして重ね打ちすることができる。
【0015】
この代わりに、インクジェットヘッドの相対移動方向における第1および第2のインクノズルの間隔を、基本解像度の整数倍の値よりも所定量大きな間隔あるいは所定量小さな間隔となるようにしておき、時間差を、第1および第2のインクノズルの間隔を相対速度で割った値としておいても、双方のインクノズルからのインク液滴の着弾位置をインクジェットヘッドの相対移動方向の前後に僅かにずらして重ね打ちすることができる。
【0016】
次に、本発明のインクジェットヘッドの駆動方法において、第1および第2のインクノズルを、インクジェットヘッドの相対移動方向に所定量ずらして配置すると共に、その相対移動方向に直交する方向にも所定量ずらして配置することも可能である。
【0017】
このようにすれば、双方のインクノズルから吐出されるインク液滴の着弾位置は、インクジェットヘッドの相対移動方向およびこれに直交する方向に僅かにずれた状態で重ね打ちされる。よって、1画素を形成するための複数回のインク液滴の着弾位置が纏まるので、1画素分のインク液滴の纏まりを改善でき、印字品位を高めることができる。
【0018】
例えば、第1および第2のインクノズルを、インクジェットヘッドの相対移動方向に直交する方向に、基本解像度の半分の値だけずれた位置に配置すればよい。
【0019】
次に、一般的には、インクジェットのノズル面に、複数の第1のインクノズルが一定間隔で配列されている第1のノズル列と、複数の第2のインクノズルが一定間隔で配列されている第2のノズル列が形成される。勿論、3列以上のノズル列を形成することも可能である。
【0020】
この場合、各ノズル列の間隔を精度良く規定するためには、各ノズル列を同一部材に作り込むこむことが望ましい。
【0021】
また、各インクノズルを精度良く形成するためには、各インクノズルをICPによるドライエッチングプロセスにより形成することが望ましい。
【0022】
次に、本発明のインクジェトヘッドの駆動方法は、静電気力により各インクノズルからインク液滴を吐出させる静電駆動式のインクジェットヘッドに適用することができる。
【0023】
一方、本発明はインクジェットプリンタに関するものであり、上記の本発明によるインクジェットヘッドの駆動方法により、1画素分の印字を行うことを特徴としている。本発明のインクジェットプリンタによれば、インクジェットヘッドの駆動周波数を上げることなく、また、記録密度を下げることなく、1画素を複数回のインク液滴の吐出により形成する印字モードによる印字速度を上げることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用したインクジェットプリンタの実施の形態を説明する。
【0025】
(インクジェットプリンタの全体構成)
図1は本例のインクジェットプリンタの主要部分を示す概略構成図であるる。本例のインクジェットプリンタは、シリアル型のものであり、ガイド軸2に沿って矢印Xで示す副走査方向に往復移動可能なキャリッジ3にヘッドユニット4が搭載されている。このヘッドユニット4に対しては、定位置に配置されたインクタンク5から可撓性のインクチューブ6(6(1)、6(2))を介してインクが供給される。ガイド軸2に平行にプラテンローラ7が配置されており、このプラテンローラ7によって主走査方向Yに搬送される記録媒体8の表面に、副走査方向Xに移動するヘッドユニット4により印字が行われる。
【0026】
(ヘッドチップの構成)
図2はヘッドユニット4を示す断面図である。本例のヘッドユニット4は、後面側が開口している直方体形状のユニットカバー11を備え、このユニットカバー11の中にヘッドユニット構成部品が収納されている。ユニットカバー11の中には、その前面側から、ヘッドチップ12、ユニット基板13、ダンバゴム膜14、ダンバ押さえ15および中継基板16がこの順序で積層されている。ユニット基板13とダンバゴム膜14によって2つのダンバ室21(1)、21(2)が形成されている。各ダンバ室21(1)、21(2)には、インク供給管22(1)、22(2)の前端が連通しており、インク供給管22(1)、22(2)の後端は各インクチューブ6(1)、6(2)に連通している。各ダンバ室21(1)、21(2)はインク供給口23(1)、23(2)(図においてはインク供給口23(1)のみを示す。)を介して、ヘッドチップ12に形成されている2個のインク取り込み口24(1)、24(2)(図においてインク取り込み口24(1)のみを示す。)に連通している。
【0027】
ヘッドチップ12は扁平な直方体形状をしており、その前面12aがインクノズル面であり、このインクノズル面12aがユニットカバー11の前面開口部11aから露出している。また、ヘッドチップ12の各側面からは給電用のフレキシブル配線基板25(1)、25(2)が引き出されて、ユニットカバー11の各側面の内側に沿って後ろ側に引き出されて、中継基板16の後面に接続されている。各フレキシブル配線基板25(1)、25(2)におけるユニットカバー11の各側面に対峙している部分にはヘッドドライバIC26(1)、26(2)が取り付けられている。
【0028】
図3(a)は本例のヘッドチップ12の一部分を示す斜視図であり、図3(b)はその分解斜視図である。本例のヘッドチップ12は静電駆動式のインクジェットヘッドであり、左右対称な状態で同一構造の2組のインクジェットヘッド12A、12Bが作り込まれている。
【0029】
一方のインクジェットヘッド12Aは、シリコンなどの半導体からなる流路基板31を挟み、その上側に配置された同じくシリコンなどの半導体からなるノズル基板32と、その下側に配置されたガラス製の電極ガラス基板33とが積層接合された構成となっている。ノズル基板32には一定のピッチで複数個のインクノズル34Aが一列に配列されたノズル列35Aが形成されている。ノズル列35Aの方向は、キャリッジ3の移動方向、すなわちインクジェットヘッドの移動方向である副走査方向Xに直交する主走査方向Yである。
【0030】
流路基板31とノズル基板32の間には、各インクノズル34Aに対応した複数のインク圧力室36Aと、1つの共通インク室37Aと、各インク圧力室36Aを共通インク室37Aに連通させている複数のインクオリフィス38Aが形成されている。各インク圧力室36Aの底面部分は面外方向に振動可能な振動板39Aとされている。電極ガラス基板33の表面には各振動板39Aが面外方向に振動するために必要な凹部40Aが形成されており、各凹部40Aの底面部分にはITOなどからなる個別電極41Aが形成されており、各振動板39Aと対応する各個別電極41Aは所定の間隔で対峙している。
【0031】
各個別電極41Aは側方に引き出されている個別電極用リード端子42Aに接続されており、前述のフレキシブル配線基板を介してヘッドドライバ用IC26(1)に電気的に接続されている。また、流路基板31にも共通電極端子43Aが取り付けられており、この共通電極端子43Aもフレキスブル配線基板を介してヘッドドライバ用IC26に接続されている。
【0032】
個別電極41Aと共通電極43Aとして機能する各振動板39Aの間に電圧が印加されると、これらの間に発生する静電気力によって振動板39Aが振動する。この振動に応じて各インク圧力室36Aの容積が変動してインク吐出圧力が発生し、各インクノズル34Aからインク液滴が吐出される。かかる静電駆動式のインク液滴の吐出機構は公知であるので、その詳細な説明は省略する。
【0033】
なお、共通インク室37Aの底面および電極ガラス基板33には共通インク室37Aにインクを供給するためのインク取り込み口24(1)が形成されており、インクチューブ6(1)を介してインクタンク5からインクが供給される。
【0034】
他方のインクジェットヘッド12Bもインクジェットヘッド12Aと同一構造であるので、対応する部位には、同一数字にBを付して示してあり、それらの説明は省略するものとする。
【0035】
(ノズル配列)
図4は、ヘッドチップ12のノズル面12aに形成されているインクノズル配列を、記録媒体の側から見た状態で示す説明図である。この図に示すように、本例のヘッドチップ12では、インクジェットヘッド移動方向(副走査方向)Xに直交する紙送り方向(主走査方向)Yに沿って、2列のノズル列35A、35Bが形成されている。ノズル列35Aは主走査方向Yに沿って配列された複数個、例えば64個の第1のインクノズル34A(1)〜34A(64)を備えたノズル列である。他方のノズル列35Bも主走査方向Yに沿って配列された64個の第2のインクノズル34B(1)〜34B(64)を備えたノズル列である。
【0036】
さらに詳しく説明すると、第1のノズル列35Aを構成している第1のインクノズル34A(1)〜34A(64)は、一定のピッチP、例えば180dpi(=0.141μm)相当の間隔で直線上に配列されており、第2のノズル列35Bを構成している第2のインクノズル34B(1)〜34B(64)も同一のピッチPで配列されている。しかるに、第2のノズル列35Bを構成している第2のインクノズル34B(1)〜34B(64)は、全体として半ピッチP/2、例えば360dpi(=70μm)相当だけ、インクノズル列の方向に相対的にずれた位置に配置されている。よって、第1のインクノズル34A(1)〜34A(64)と、第2のインクノズル34B(1)〜34B(64)は、相互にP/2のずれて千鳥配置された状態となっている。
【0037】
また、本例では、第1および第2のノズル列35A、35Bの間隔、すなわち、副走査方向のノズル列間隔dは、基本解像度(ピッチP)の整数倍の値に設定されている。例えば、基本解像度の4倍の値である0.56mm(=141μm×4)に設定されている。
【0038】
なお、本例のヘッドチップ12は、ノズル基板の上面に設けたインクノズルからインク液滴を吐出させるフェイスイジェクトタイプであるが、本発明の制御対象となるインクジェットヘッドは、インク液滴を基板の端部に設けたインクノズルから吐出させるエッジイジェクトタイプでもよい。
【0039】
また、ノズル基板32には上記のように2列のノズル列34A、34Bが形成されいる。これらノズル列の間隔および各インクノズルピッチを精度良く形成するためには、本例のように、ノズル基板32は各インクジェットヘッド12A、12Bに共通に使用する1枚の共通ノズル基板とし、同一のエッチングプロセスにより同時に双方のインクノズルを作り込むことが望ましい。
【0040】
また、半導体基板であるノズル基板に目標とする断面形状のインクノズルを形成するためには、ICPによるドライエッチングによりインクノズルを形成することが望ましい。
【0041】
(駆動制御装置)
次に、図5は本例のインクジェットプリンタ1の駆動制御装置の例を示す概略ブロック図である。本例の駆動制御装置51は、CPUを中心に構成されたインクジェットヘッド制御部52を有している。CPUには外部装置53からバスを介して印刷情報が供給され、また、内部バスを介してROM、RAMおよびキャラクタジェネレータ54が接続されている。
【0042】
インクジェットヘッド制御部52では、RAM内の記憶領域を作業領域として用いて、ROM内に格納されている制御プログラムを実行し、キャラクタージェネレータ54から発生するキャラクター情報に基づき、インクジェットヘッド駆動用の制御信号を生成する。制御信号は論理ゲートアレイ55および駆動パルス発生回路56を介して、印刷情報に対応した駆動制御信号となって、コネクタ57を経由して、ヘッド基板58に形成されたヘッドドライバIC26(26(1)、26(2))に供給される。また、ヘッドドライバIC26には、駆動電圧パルス信号V3、制御信号LP、極性反転制御信号REVも供給される。
【0043】
ヘッドドライバIC26では、供給された上記の各信号および電源回路60から供給される駆動電圧Vpに基づき、ヘッドチップ12(12A、12B)の各振動板、すなわち共通電極に印加すべき駆動電圧パルスをその共通出力端子COMから出力し、各インクノズル34A、34Bに対応する各対向電極(個別電極)に印加すべき駆動電圧パルスを、各個別電極に対応した個数の個別出力端子SEGから出力する。共通出力端子COMの出力と個別出力端子SEGの出力との電位差が各インクノズル34A、34Bに対応した各振動板39A、39Bと、それぞれに対峙している個別電極の間に印加される。駆動時(インク液滴の吐出時)には指定された向きの駆動電位差波形を与え、非駆動時には駆動電位差を与えないようになっている。
【0044】
駆動パルス発生回路56では、所定のパルス幅を有する駆動電圧パルスおよび決定された吐出回数で印字1画素を形成するような制御信号LPを生成してヘッドドライバIC26に出力する。
【0045】
(印字動作)
本例のインクジェットヘッド駆動制御装置1では、複数の印字モードによる印字制御を行なうことが可能となっている。例えば、印字1画素を、連続した最大2回のインク液滴を吐出することにより形成する2shot(ショット)/dot(ドット)駆動、連続した最大3回のインク液滴吐出により形成する3shot/dot駆動、連続した最大4回のインク液滴吐出により形成する4shot/dot駆動、および連続した最大6回のインク液滴吐出により形成する6shot/dot駆動により、それぞれ印字を行なうことが可能となっている。
【0046】
また、各駆動状態において、1画素印字期間におけるインク液滴の吐出回数を変更することにより、各画素の階調制御を行うことも可能となっている。
【0047】
上記の各駆動形態による印字モードは、外部装置3の側からの入力により選択的に切換え可能となっている。
【0048】
図6には、6shot/dot駆動による印字モードにおける各部の信号波形を示してある。各図においては、インクジェットヘッド制御部52からヘッドドライバIC26に供給される駆動電圧パルス信号V3、制御信号(ラッチパルス)LP、極性反転制御信号REV、共通端子COMの出力であるCOM出力、個別端子SEGの出力であるSEG出力、並びに、共通電極(振動板)と個別電極の間に発生する電位差(ノズル駆動電圧波形)であるCOM−SEG電位差を示してある。
【0049】
この6shot/dot駆動による印字モードは、連続した最大6回のインク液滴の吐出によって印字1画素分を形成するものである。この印字モードにおいては、7階調のショット変調を行うことにより7階調印字を行うことができる。すなわち、最も濃度の高い第1階調は、1画素印字期間Tにおいて連続して6回のショットを行うことにより得られ、第2階調は5回のショットを行うことにより得られ、第3階調は4回のショットを行うことにより得られ、第4階調は3回のショットを行うことにより得られ、第5階調は2回のショットを行うことにより得られ、第6階調は1回のショットを行うことにより得られ、第7階調は非駆動状態にすることにより得られる。
【0050】
ここで、本例のヘッドチップ12は主走査方向に延びる2列のノズル列35A、35Bを備えており、多ショット印字モードにおいては、双方のノズル列35A、35Bに含まれている第1のインクノズル34A(1)〜34A(64)および第2のインクノズル34B(1)〜34B(64)の双方を用いてインク液滴を吐出させるようにしている。
【0051】
一例として、第1のインクノズル34A(1)と、これに対応する第2のインクノズル34B(1)を用いて、6ショット/ドットの印字動作を説明する。
【0052】
この場合、図7(a)に示すように、1画素の印字領域に6ショット分のインク液滴が吐出される。すなわち、第1のインクノズル34A(1)からは、図6に示すタイミングで第1、第3および第5のショット61、63、65が吐出され、各ショットの着弾位置は、駆動電圧パルスV3の駆動周期をTd、キャリッジの走査速度をv(CR)とすると、α=Td×v(CR)の間隔で副走査方向にずれる。
【0053】
これに対して、第2のインクノズル34B(1)も、図6に示すタイミングで駆動されるが、駆動のタイミングには、所定の時間差をつけてある。本例では、時間差tとして、d/v(CR)+Δtを採用している。dは前述のように副走査方向Xにおけるノズル列間隔であり、v(CR)はキャリッジ走査速度である。Δtは、第2のインクノズル34B(1)の着弾位置を第1のインクノズル34A(1)の着弾位置に対してキャリッジ走査方向Xに僅かの距離βだけずらすためのものである。
【0054】
この結果、第2のインクノズル34Bから連続して吐出される第2、第4および第6のショット62、64、66は、第1、3、5のショット61、63、65に対して、主走査方向YにP/2だけずれた位置においてキャリッジ走査方向に向けて距離αずつずれた位置に着弾する。また、第1、3、5のショット61、63、65に対して、キャリッジ走査方向に向けて距離βだけずれた位置に着弾する。
【0055】
このように第1および第2のインクノズル34A(1)および34B(1)から連続して吐出されるそれぞれ3ショット分のインク液滴によって、1画素の印字が行われる。この結果、1画素印字に要する時間は、各インクノズルから6ショット分のインク液滴を吐出する時間幅2Tの略半分である、(T+Δt)になる。よって、従来のように単一のインクノズルを用いて1画素を複数回のインク液滴を吐出して印刷していた場合に比べて、駆動周波数を上げることなく、また、記録密度を下げることなく、印字速度を約2倍に上げることができる。
【0056】
また、本例では、6ショット分のインク液滴の着弾位置を副走査方向および主走査方向に僅かにずらした状態にしてあるので、同一位置に複数のインク液滴を着弾させた場合における裏抜けの惧れもない。
【0057】
さらには、第1のノズル列35Aと第2のノズル列35Bの各インクノズルを千鳥配置してあるので、第1のインクノズルによる着弾位置と第2のインクノズルによる着弾位置とが主走査方向Yにずれた状態になる。よって、複数のインク液滴を副走査方向Xにのみずらしながら重ね打ちする場合に比べて、1画素を構成している複数のドットの纏まりが良いという利点も得られる。
【0058】
なお、本例では、2列のノズル列35A、35Bを配置しているが、3列以上のノズル列を副走査方向に所定間隔で配列した構成のインクジェットヘッドを備えている場合にも適用できる。この場合には、ノズル列の数をNとすると、1画素印字に要する時間を実質的に1/Nに短縮できる。換言すると、印字速度をN倍に上げることができる。
【0059】
また、本例では、第1のインクノズル34A(1)のインク液滴の着弾位置に対して、第2のインクノズル34B81)のインク液滴の着弾位置を、副走査方向Xに向けてβだけずらすために、駆動タイミングの時間差tをt=d/v(CR)+Δtとしている。このΔtを省略した時間差t’=d/v(CR)でインクノズルからインク液滴を吐出することも可能である。この場合には、図7(b)に示すように、第1のインクノズルからのインク液滴の着弾位置と第2のインクノズルからのインク液滴の着弾位置は、副走査方向Xでは同一位置になる。このようにして1画素印字を行うこともできる。
【0060】
ここで、Δtを省略した時間差t’により双方のインクノズルからインク液滴の吐出を行わせて、図7(a)に示すように、副走査方向Xにも着弾位置がずれた状態を形成するためには、第1のノズル列35Aと第2のノズル列35Bのノズル列間隔d(副走査方向Xの方向の間隔)を、次のように設定すればよい。
d=N×P±Δd
ここで、ΔdはピッチP(基本解像度)に比べて小さな値であり、Nは正の整数である。
【0061】
(ノズル配列の別の例)
図8(a)には、本発明を適用可能なノズル配列の一例を示す説明図であり、上記の例における図4に対応するものである。図8(a)に示すノズル配列は、第1および第2のノズル列35A、35Bのノズル列間隔d、各インクノズルの間隔Pは上記の例と同一である。しかるに、ノズル列35Aに含まれている第1のインクノズル34Aとノズル列35Bに含まれている対応する第2のインクノズル34Bとは主走査方向Yにおける同一位置に形成されている。
【0062】
この構成のノズル配列を採用して、第1のインクノズル35Aと第2のインクノズル35Bを時間差t(=d/v(CR)+Δt)で駆動すると、図8(b)に示すように、副走査方向Xにα/2ずつずれた状態6ショット分のインク液滴が着弾して、1画素印字が形成される。第1、3、5のショット61、63、65は第1のインクノズル34A(1)から吐出されたものであり、第2、4、6のショット62、64、66は第2のインクノズル34B(1)から吐出されたものである。
【0063】
この場合においても、1画素印字に要する時間は、各インクノズルから6ショット分のインク液滴を吐出する時間幅Tの略半分にすることができる。よって、従来のように単一のインクノズルを用いて1画素を複数回のインク液滴を吐出して印刷していた場合に比べて、駆動周波数を上げることなく、また、記録密度を下げることなく、印字速度を約2倍に上げることができる。
【0064】
また、本例では、6ショット分のインク液滴の着弾位置を副走査方向Xに僅かにずらした状態にしてあるので、同一位置に複数のインク液滴を着弾させた場合における裏抜けの惧れもない。
【0065】
なお、この場合においても、3列以上のノズル列を副走査方向に所定間隔で配列した構成のインクジェットヘッドを備えている場合にも適用できる。この場合には、ノズル列の数をNとすると、1画素印字に要する時間を実質的に1/Nに短縮できる。換言すると、印字速度をN倍に上げることができる。
【0066】
また、第1のインクノズル34A(1)のインク液滴の着弾位置に対して、第2のインクノズル34B(1)のインク液滴の着弾位置を、副走査方向Xに向けてβだけずらすために、駆動タイミングの時間差tをt=d/v(CR)+Δtとしている。このΔtを省略した時間差t’=d/v(CR)でインクノズルからインク液滴を吐出することも可能である。この場合には、前述の図7(b)に示すように、第1のインクノズルからの各インク液滴61、63、65の着弾位置と第2のインクノズルからの各インク液滴62、64、66の着弾位置がそれぞれ同一位置になる。このようにして1画素印字を行うこともできる。
【0067】
さらに、この場合に、Δtを省略した時間差t’により双方のインクノズルからインク液滴の吐出を行わせて、図8(b)に示すように、6ショットがそれぞれずれた状態を形成するためには、第1のノズル列35Aと第2のノズル列35Bのノズル列間隔d(副走査方向Xの方向の間隔)を、次のように設定すればよい。
d=N×P±Δd
ここで、ΔdはピッチP(基本解像度)に比べて小さな値であり、Nは正の整数である。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のインクジェットヘッドの駆動方法では、所定間隔で配列した複数のインクノズルを、これらの配列方向とは異なる方向に向けて、記録媒体に対して相対移動させながら、これら複数のインクノズルからインク液滴を吐出させて、1画素の印字を複数回のインク液滴の吐出により形成している。
【0069】
従って、単一のインクノズルを所定の駆動周波数で駆動して複数回のインク液滴を吐出して1画素印字を行う場合に比べて、印字速度を、実質的に、使用するインクノズルの個数倍に上げることができる。また、複数のインクノズルで1画素を印字しているので、駆動周波数を低下させずに、最大濃度(最大インク打ち込み量)を高めて階調の表現もより多段階にすることが可能である。さらには、1画素を複数回のインク液滴の吐出により印字する場合におけるインク液滴の吐出を複数のインクノズルによって分担させているので、インクジェットヘッドの耐久性にとっても有利である。
【0070】
次に、本発明によるインクジェットの駆動方法を採用することにより、駆動周波数を上げることなく、また記録密度を下げることなく、印字速度を上げることができるので、印刷に要する時間が短く、しかも印刷結果が綺麗なインクジェットプリンタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットプリンタの全体構成図である。
【図2】図1のインクジェットプリンタにけるヘッドユニットを示す断面図である。
【図3】図2のヘッドユニットに搭載されているヘッドチップを示す図であり、(a)はその一部を断面で示す斜視図であり、(b)その分解斜視図である。
【図4】図3のヘッドチップのノズル面に形成されているインクノズルの配列状態を示す説明図である。
【図5】図1のインクジェットプリンタにおけるインクジェットヘッド駆動制御装置を示す概略ブロック図である。
【図6】図5のインクジェットヘッド駆動制御装置の各部分の動作を示す信号波形図であり、6ショット/ドットモードにより1画素を形成する場合の例である。
【図7】(a)および(b)は、6ショット/ドットモードにより1画素を印字する場合における各インク液滴の着弾位置の二例を示す説明図である。
【図8】(a)はノズル配列の別の例を示す説明図であり、(b)は当該ノズル配列の場合における6ショット/ドットモードにおける各インク液滴の着弾位置の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ
3 キャリッジ
4 ヘッドユニット
5 インクタンク
8 記録媒体
12 ヘッドチップ
12A、12B インクジェットヘッド
26 ヘッドドライバIC
31 流路基板
32 ノズル基板
33 電極ガラス基板
34A(1)〜34A(64)、34B(1)〜34B(64) インクノズル35A、35B ノズル列
36A インク圧力室
37A 共通インク室
39A 振動板
41A 個別電極
51 インクジェットヘッド駆動制御装置
52 インクジェットヘッド制御部
56 駆動パルス発生回路
LP 制御信号
V3 駆動電圧パルス信号
REV 極性反転制御信号
61、63、65 インクノズル34Aから吐出されたインク液滴
62、64、66 インクノズル34Bから吐出されたインク液滴
X 副走査方向
Y 主走査方向[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for driving an ink-jet head that forms printing for one pixel by discharging ink droplets a plurality of times for the purpose of increasing recording density and the like, and to an ink-jet printer that performs printing using the driving method. .
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art There is known an inkjet printer that performs printing in a print mode in which ink droplets are ejected a plurality of times to a print area of one pixel for the purpose of increasing a recording density. For example, Japanese Patent Publication No. 4-48626, Japanese Patent No. 3219514, and the like disclose a method of ejecting a plurality of ink droplets to one pixel region, and overprinting a plurality of ink droplets with their positions shifted from each other by a predetermined amount. There has been proposed an ink jet recording apparatus for increasing the recording density.
[0003]
Such a print mode is applicable to an ink jet printer having various types of ink jet heads. For example, a static ink for discharging ink droplets by changing the volume of an ink chamber storing ink using electrostatic force. The present invention can be applied to a printer having an electrically driven ink jet head. As the electrostatic drive type ink jet head, for example, those described in JP-A-6-71882, JP-A-6-55732, and JP-A-5-50601 are known.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Here, in the case where one pixel is formed by discharging ink droplets a plurality of times while maintaining a constant recording resolution (density) by driving the inkjet head, the number of ink droplet discharges for printing one pixel The printing speed decreases as the value increases. In order to increase the printing speed, it is necessary to increase the driving frequency that defines the ejection cycle of the inkjet head.
[0005]
However, since the driving frequency naturally has an upper limit, when adopting a printing mode in which one pixel is formed by discharging ink droplets a plurality of times, if the recording density is increased, the printing speed is sacrificed. If one attempts to increase the recording density, one must sacrifice the recording density. As described above, in the conventional inkjet printer, it is difficult to improve both the recording density and the printing speed by adopting the print mode in which one pixel is formed by discharging the ink droplets a plurality of times.
[0006]
In view of the above, an object of the present invention is to propose a method of driving an inkjet head which can realize an improvement in printing speed in a printing mode in which one pixel is formed by discharging ink droplets a plurality of times without increasing the driving frequency. Is to do.
[0007]
Another object of the present invention is to propose an ink jet printer that performs printing by such a method of driving an ink jet head.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention relates to a method of driving an inkjet head that performs printing of one pixel by discharging ink droplets a plurality of times.
Forming at least first and second ink nozzles on a nozzle surface of an inkjet head,
While moving the ink jet head relative to the recording medium in a direction different from the direction in which the first and second ink nozzles are arranged, the ink is ejected from the first and second ink nozzles at a predetermined drive cycle. It is characterized by performing printing for one pixel by discharging droplets.
[0009]
In the present invention, at least the first and second ink nozzles that discharge ink droplets at a predetermined driving cycle are used to discharge a plurality of ink droplets necessary for printing one pixel. I have. Therefore, compared with the case where one pixel is printed by ejecting ink droplets a plurality of times using a single ink nozzle, the time required for printing one pixel is basically reduced to 1 / the number of ink nozzles used. Can be shortened to Therefore, the printing speed in the printing mode in which one pixel is formed by discharging ink droplets a plurality of times can be improved without increasing the driving frequency of the inkjet head.
[0010]
Here, in the case where one pixel is formed by discharging ink droplets larger than the number of ink nozzles used for printing one pixel, the ink droplets must be discharged from each ink nozzle a plurality of times. Thus, printing for one pixel may be performed.
[0011]
In addition, since the ink nozzles used for printing one pixel are arranged at predetermined intervals in the relative movement direction of the inkjet head, by giving a predetermined time difference to the ejection time of the ink droplets of each ink nozzle, The landing positions of the ink droplets from the respective ink nozzles can be matched. That is, overprinting can be performed on the print area of one pixel. For example, in the case where the first and second ink nozzles are provided, the landing position of the ink droplet from the second ink nozzle coincides with the landing position of the ink droplet from the first ink nozzle. In such a manner, a predetermined time difference may be provided between the ejection time points of the ink droplets of the first and second ink nozzles.
[0012]
When the first and second ink nozzles are arranged along the relative movement direction of the inkjet head so as to have an interval of an integral multiple of the basic resolution, the time difference between the first and second ink nozzles The interval may be a value obtained by dividing the interval by the relative speed of the inkjet head.
[0013]
Next, in the case of performing overstrike, there is a fear that so-called strike-through may occur when a large number of ink droplets are overstruck at the same position, and the ink that has landed on the surface of the recording medium oozes out to the back side of the recording medium. . In order to reliably prevent strikethrough, the landing position of the ink droplet from the second ink nozzle is slightly different from the landing position of the ink droplet from the first ink nozzle in the relative movement direction of the inkjet head. The predetermined time difference may be provided between the ejection points of the ink droplets of the first and second ink nozzles so that the ink droplets are shifted.
[0014]
When the first and second ink nozzles are arranged along the direction of relative movement of the inkjet head so as to have an interval of an integral multiple of the basic resolution, the time difference is determined by the relative movement of the first and second ink nozzles. If the interval in the direction is set to a value larger or smaller by a predetermined amount than a value obtained by dividing the interval in the direction by the relative speed, the landing positions of the ink droplets from both ink nozzles are slightly shifted before and after in the relative movement direction of the inkjet head. Can be repeatedly struck.
[0015]
Instead, the interval between the first and second ink nozzles in the direction of relative movement of the inkjet head is set to an interval larger or smaller by a predetermined amount than an integer multiple of the basic resolution, and the time difference is set. Even when the distance between the first and second ink nozzles is divided by the relative velocity, the landing positions of the ink droplets from both ink nozzles are slightly shifted in the front and rear directions of the relative movement of the ink jet head. You can beat.
[0016]
Next, in the method for driving an ink jet head of the present invention, the first and second ink nozzles are arranged so as to be shifted by a predetermined amount in the relative movement direction of the ink jet head, and are also shifted by a predetermined amount in a direction orthogonal to the relative movement direction. It is also possible to displace them.
[0017]
With this configuration, the impact positions of the ink droplets ejected from both ink nozzles are overprinted with a slight shift in the direction of the relative movement of the ink jet head and the direction orthogonal thereto. Therefore, since the landing positions of the ink droplets for forming one pixel are integrated a plurality of times, the aggregation of the ink droplets for one pixel can be improved, and the print quality can be improved.
[0018]
For example, the first and second ink nozzles may be arranged at positions shifted by half the basic resolution in a direction orthogonal to the direction of relative movement of the inkjet head.
[0019]
Next, in general, a first nozzle row in which a plurality of first ink nozzles are arranged at regular intervals, and a plurality of second ink nozzles are arranged in regular intervals on an inkjet nozzle surface. A second nozzle row is formed. Of course, three or more nozzle rows can be formed.
[0020]
In this case, in order to accurately define the interval between the nozzle rows, it is desirable to form the nozzle rows in the same member.
[0021]
In order to form each ink nozzle with high accuracy, it is desirable to form each ink nozzle by a dry etching process using ICP.
[0022]
Next, the method for driving an ink jet head of the present invention can be applied to an electrostatically driven ink jet head that ejects ink droplets from each ink nozzle by electrostatic force.
[0023]
On the other hand, the present invention relates to an ink jet printer, and is characterized in that printing for one pixel is performed by the above-described method of driving an ink jet head according to the present invention. According to the inkjet printer of the present invention, it is possible to increase the printing speed in a printing mode in which one pixel is formed by discharging ink droplets a plurality of times without increasing the driving frequency of the inkjet head and without lowering the recording density. Can be.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an inkjet printer to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings.
[0025]
(Overall configuration of inkjet printer)
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a main part of the ink jet printer of the present embodiment. The ink jet printer of this example is of a serial type, and a head unit 4 is mounted on a
[0026]
(Structure of head chip)
FIG. 2 is a sectional view showing the head unit 4. The head unit 4 of the present example includes a rectangular parallelepiped unit cover 11 having an opening on the rear surface side, and head unit components are stored in the
[0027]
The
[0028]
FIG. 3A is a perspective view showing a part of the
[0029]
One
[0030]
A plurality of
[0031]
Each
[0032]
When a voltage is applied between the
[0033]
Note that an ink intake port 24 (1) for supplying ink to the
[0034]
Since the other
[0035]
(Nozzle arrangement)
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an ink nozzle array formed on the
[0036]
More specifically, the
[0037]
In this example, the interval between the first and
[0038]
The
[0039]
Further, two
[0040]
Further, in order to form an ink nozzle having a target cross-sectional shape on a nozzle substrate which is a semiconductor substrate, it is desirable to form the ink nozzle by dry etching using ICP.
[0041]
(Drive control device)
Next, FIG. 5 is a schematic block diagram illustrating an example of a drive control device of the
[0042]
The inkjet
[0043]
In the
[0044]
The drive
[0045]
(Printing operation)
In the inkjet head
[0046]
Further, in each driving state, it is possible to control the gradation of each pixel by changing the number of ejections of ink droplets in one pixel printing period.
[0047]
The print mode in each of the above-described drive modes can be selectively switched by an input from the
[0048]
FIG. 6 shows a signal waveform of each part in the print mode by 6 shot / dot drive. In each figure, a drive voltage pulse signal V3, a control signal (latch pulse) LP, a polarity inversion control signal REV, a COM output which is an output of the common terminal COM, and an individual terminal are supplied from the inkjet
[0049]
In the print mode by the 6 shot / dot drive, one pixel of print is formed by continuously discharging ink droplets up to six times. In this print mode, seven gradation printing can be performed by performing shot modulation of seven gradations. In other words, the first grayscale having the highest density is obtained by performing six consecutive shots in the one-pixel printing period T, the second grayscale is obtained by performing five shots, and the third grayscale is obtained. The gray scale is obtained by performing four shots, the fourth gray scale is obtained by performing three shots, the fifth gray scale is obtained by performing two shots, and the sixth gray scale is obtained. Can be obtained by performing one shot, and the seventh gradation can be obtained by setting the non-drive state.
[0050]
Here, the
[0051]
As an example, a printing operation of 6 shots / dot using the
[0052]
In this case, as shown in FIG. 7A, ink droplets for six shots are ejected to a print area of one pixel. That is, the first, third, and
[0053]
On the other hand, the
[0054]
As a result, the second, fourth, and
[0055]
As described above, printing of one pixel is performed by ink droplets of three shots continuously discharged from the first and
[0056]
In this example, the landing positions of the ink droplets for six shots are slightly shifted in the sub-scanning direction and the main scanning direction. There is no fear of omission.
[0057]
Furthermore, since the ink nozzles of the
[0058]
In this example, two
[0059]
Further, in this example, the landing position of the ink droplet of the second ink nozzle 34B81) is set to β in the sub-scanning direction X with respect to the landing position of the ink droplet of the
[0060]
Here, the ink droplets are ejected from both the ink nozzles by the time difference t ′ in which Δt is omitted to form a state in which the landing position is shifted in the sub-scanning direction X as shown in FIG. To do so, the nozzle row interval d (interval in the sub-scanning direction X) between the
d = N × P ± Δd
Here, Δd is a value smaller than the pitch P (basic resolution), and N is a positive integer.
[0061]
(Another example of nozzle arrangement)
FIG. 8A is an explanatory diagram showing an example of a nozzle array to which the present invention can be applied, and corresponds to FIG. 4 in the above example. In the nozzle arrangement shown in FIG. 8A, the nozzle row interval d between the first and
[0062]
When the
[0063]
Also in this case, the time required for one-pixel printing can be made approximately half the time width T for ejecting ink droplets for six shots from each ink nozzle. Therefore, it is possible to reduce the recording density without increasing the driving frequency as compared with the conventional case where a single ink nozzle is used to discharge one pixel by discharging ink droplets a plurality of times. And the printing speed can be approximately doubled.
[0064]
Further, in this example, the landing positions of the ink droplets for six shots are slightly shifted in the sub-scanning direction X, so that there is a possibility of strikethrough when a plurality of ink droplets land at the same position. Not even.
[0065]
In this case, the present invention is also applicable to a case where an inkjet head having a configuration in which three or more nozzle rows are arranged at predetermined intervals in the sub-scanning direction is provided. In this case, if the number of nozzle rows is N, the time required for printing one pixel can be substantially reduced to 1 / N. In other words, the printing speed can be increased N times.
[0066]
Further, the landing position of the ink droplet of the
[0067]
Further, in this case, the ink droplets are ejected from both the ink nozzles by the time difference t ′ in which Δt is omitted to form a state in which each of the six shots is shifted as shown in FIG. 8B. In this case, the nozzle interval d (interval in the sub-scanning direction X) between the
d = N × P ± Δd
Here, Δd is a value smaller than the pitch P (basic resolution), and N is a positive integer.
[0068]
【The invention's effect】
As described above, in the ink jet head driving method of the present invention, a plurality of ink nozzles arranged at a predetermined interval are moved relative to the recording medium in a direction different from the arrangement direction, and By discharging ink droplets from a plurality of ink nozzles, printing of one pixel is formed by discharging ink droplets a plurality of times.
[0069]
Therefore, compared with the case where a single ink nozzle is driven at a predetermined driving frequency to discharge ink droplets a plurality of times to perform one-pixel printing, the printing speed is substantially reduced by the number of used ink nozzles. Can be doubled. Also, since one pixel is printed by a plurality of ink nozzles, it is possible to increase the maximum density (maximum ink ejection amount) and reduce the number of levels of gradation expression without lowering the driving frequency. . Furthermore, since the ejection of the ink droplets is shared by the plurality of ink nozzles when printing one pixel by ejecting the ink droplets a plurality of times, it is advantageous for the durability of the ink jet head.
[0070]
Next, by employing the inkjet driving method according to the present invention, the printing speed can be increased without increasing the driving frequency and without decreasing the recording density, so that the time required for printing is reduced, and the printing result is reduced. Can realize a beautiful inkjet printer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of an ink jet printer to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a sectional view showing a head unit in the ink jet printer of FIG.
3A and 3B are views showing a head chip mounted on the head unit of FIG. 2, wherein FIG. 3A is a perspective view showing a part of the head chip in cross section, and FIG. 3B is an exploded perspective view thereof.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an arrangement state of ink nozzles formed on a nozzle surface of the head chip of FIG. 3;
FIG. 5 is a schematic block diagram illustrating an inkjet head drive control device in the inkjet printer of FIG. 1;
6 is a signal waveform diagram showing an operation of each part of the inkjet head drive control device of FIG. 5, which is an example in which one pixel is formed in a 6 shot / dot mode.
FIGS. 7A and 7B are explanatory diagrams showing two examples of landing positions of ink droplets when printing one pixel in a 6 shot / dot mode.
FIG. 8A is an explanatory view showing another example of the nozzle arrangement, and FIG. 8B is an explanatory view showing an example of the landing position of each ink droplet in the 6 shot / dot mode in the case of the nozzle arrangement. It is.
[Explanation of symbols]
1 Inkjet printer
3 carriage
4 Head unit
5 Ink tank
8 Recording media
12 Head chip
12A, 12B inkjet head
26 Head Driver IC
31 Flow path substrate
32 nozzle substrate
33 electrode glass substrate
34A (1) to 34A (64), 34B (1) to 34B (64)
36A ink pressure chamber
37A Common ink chamber
39A diaphragm
41A individual electrode
51 Inkjet head drive control device
52 Inkjet head controller
56 Drive pulse generation circuit
LP control signal
V3 drive voltage pulse signal
REV polarity inversion control signal
61, 63, 65 Ink droplets ejected from
62, 64, 66 Ink droplets ejected from
X Sub-scanning direction
Y main scanning direction
Claims (14)
インクジェットヘッドのノズル面に、少なくとも第1および第2のインクノズルを形成し、
このインクジェットヘッドを記録媒体に対して前記第1および第2のインクノズルの配列方向とは異なる方向に相対移動させながら、これら第1および第2のインクノズルから予め定められている駆動周期でインク液滴を吐出して、1画素分の印字を行うことを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In a method of driving an ink jet head for performing printing of one pixel by discharging ink droplets a plurality of times,
Forming at least first and second ink nozzles on a nozzle surface of an inkjet head,
While moving the ink jet head relative to the recording medium in a direction different from the direction in which the first and second ink nozzles are arranged, the ink is ejected from the first and second ink nozzles at a predetermined drive cycle. A method for driving an ink-jet head, characterized by performing printing for one pixel by discharging droplets.
前記第1および第2のインクノズルからそれぞれ複数回のインク液滴の吐出を行わせて、前記1画素分の印字を行うことを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In claim 1,
A method for driving an ink-jet head, characterized in that a plurality of ink droplets are respectively ejected from the first and second ink nozzles to perform printing for one pixel.
前記第1のインクノズルからのインク液滴の着弾位置に、前記第2のインクノズルからのインク液滴の着弾位置が一致するように、前記第1および第2のインクノズルのインク液滴の吐出時点に所定の時間差をつけたことを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In claim 1 or 2,
The positions of the ink droplets of the first and second ink nozzles are adjusted such that the positions of the ink droplets from the first ink nozzle match the positions of the ink droplets from the second ink nozzle. A method for driving an ink jet head, characterized in that a predetermined time difference is provided between ejection times.
前記インクジェットヘッドの相対移動方向に沿って、前記第1および第2のインクノズルを基本解像度の整数倍の間隔となるように配列し、
前記時間差を、前記第1および第2のインクノズルの前記間隔を前記相対速度で割った値にしたことを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In claim 3,
Along the relative movement direction of the inkjet head, the first and second ink nozzles are arranged so as to have an interval of an integral multiple of a basic resolution,
The method according to claim 1, wherein the time difference is a value obtained by dividing the interval between the first and second ink nozzles by the relative speed.
前記第1のインクノズルからのインク液滴の着弾位置に対して前記第2のインクノズルからのインク液滴の着弾位置が前記インクジェットヘッドの相対移動方向に所定量ずれるように、前記第1および第2のインクノズルのインク液滴の吐出時点に所定の時間差をつけたことを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In claim 1 or 2,
The first and the second ink nozzles are arranged such that the landing positions of the ink droplets from the second ink nozzles are shifted by a predetermined amount in the direction of relative movement of the inkjet head with respect to the landing positions of the ink droplets from the first ink nozzles. A method for driving an ink-jet head, characterized in that a predetermined time difference is provided between the ejection points of ink droplets from a second ink nozzle.
前記インクジェットヘッドの相対移動方向に沿って、前記第1および第2のインクノズルを基本解像度の整数倍の間隔となるように配列し、
前記時間差を、前記第1および第2のインクノズルの前記間隔を前記相対速度で割った値よりも所定量大きな値あるいは所定量小さな値としたことを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In claim 5,
Along the relative movement direction of the inkjet head, the first and second ink nozzles are arranged so as to have an interval of an integral multiple of a basic resolution,
A method of driving an ink jet head, wherein the time difference is set to a value larger by a predetermined amount or smaller than a value obtained by dividing the interval between the first and second ink nozzles by the relative speed.
前記インクジェットヘッドの相対移動方向に沿って、前記第1および第2のインクノズルを、基本解像度の整数倍の値よりも所定量大きな間隔あるいは所定量小さな間隔となるように配列し、
前記時間差を、前記第1および第2のインクノズルの前記間隔を前記相対速度で割った値としたことを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In claim 5,
Along the relative movement direction of the inkjet head, the first and second ink nozzles are arranged so as to have a predetermined amount larger interval or a predetermined amount smaller interval than an integer multiple of the basic resolution,
The method according to claim 1, wherein the time difference is a value obtained by dividing the interval between the first and second ink nozzles by the relative speed.
前記第1および第2のインクノズルを、前記インクジェットヘッドの相対移動方向に直交する方向に所定量ずれた位置に配置することを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In any one of claims 1 to 7,
A method for driving an ink-jet head, wherein the first and second ink nozzles are arranged at positions shifted by a predetermined amount in a direction orthogonal to the direction of relative movement of the ink-jet head.
前記第1および第2のインクノズルを、前記インクジェットヘッドの相対移動方向に直交する方向に、基本解像度の半分の値だけずれた位置に配置することを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In claim 8,
A method of driving an ink-jet head, wherein the first and second ink nozzles are arranged at positions shifted by a half of a basic resolution in a direction orthogonal to a relative movement direction of the ink-jet head.
前記インクジェットの前記ノズル面に、複数の前記第1のインクノズルが一定間隔で配列されている第1のノズル列と、複数の前記第2のインクノズルが一定間隔で配列されている第2のノズル列を形成することを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In any one of claims 1 to 9,
A first nozzle row in which a plurality of the first ink nozzles are arranged at regular intervals, and a second nozzle row in which a plurality of the second ink nozzles are arranged at regular intervals on the nozzle surface of the ink jet. A method for driving an ink jet head, comprising forming a nozzle row.
前記第1および第2のノズル列を同一部材に作りこむことを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In claim 10,
A method for driving an ink-jet head, wherein the first and second nozzle rows are formed in the same member.
前記第1および第2のノズル列を構成している各インクノズルを、ICPによるドライエッチングプロセスにより形成することを特徴とするインクジェトヘッドの駆動方法。In claim 10 or 11,
A method of driving an ink jet head, wherein each ink nozzle constituting the first and second nozzle rows is formed by a dry etching process using ICP.
前記インクジェットヘッドは、静電気力により各インクノズルからインク液滴を吐出させる静電駆動式のインクジェットヘッドであることを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。In any one of claims 1 to 12,
The method of driving an inkjet head, wherein the inkjet head is an electrostatically driven inkjet head that ejects ink droplets from each ink nozzle by electrostatic force.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002166247A JP2004009549A (en) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | Method for driving ink jet head and ink jet printer |
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