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JP2004007696A - インターレース−プログレッシブ変換用のエッジ適応補間のための方法及びシステム - Google Patents

インターレース−プログレッシブ変換用のエッジ適応補間のための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】現在の画像処理法及びシステムを使った際に生じる、エイリアシング及びその他の画像アーチファクトに関する問題を解決する。
【解決手段】開示されているエッジ適応補間のための方法は、エッジがピクセルを通って伸張しているか否か判定する段階を含んでいる。もし通っていれば、エッジに対応する、方向のグループそして次に特定の方向を判定することができる。本方法は、更に、そのピクセルに関するパラメータ(例えば、輝度)の値を求める段階を含んでいる。一般的に、これらの動作は画像内にギザギザを生じ難くする。随意的に、後処理を行って、画像内にドット欠陥が生じ難いようにすることもできる。開示されているシステムは、本方法を実行するための命令を含むコードを備えたコンピュータ読み取り可能媒体を含んでいる。
【選択図】     図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概括的には画像処理の分野に、より厳密には、ピクセル化された画像の解像度を改良するのに使用される方法及びコンピュータ読み取り可能媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来型のディスプレイモニターは、通常は、運動の幻影を作り出すために、高い周波数で変化する、ビデオフィールドの高速シーケンスの形態をしたビデオ画像を表示する。テレビカメラ及びその他のビデオのソースは、一般的には、フルフレームの画像を作るわけではなく、この種のビデオソースは、通常、各フルフレーム画像の約半分のラインから成るフィールドを、例えば、毎秒その様なフィールドを60個の割合(インターレース方式システムの場合)で作る。一つ置きのフィールドが、ビデオデータの一つ置きのラインを含んでいる。言い換えると、或るフィールドは奇数番号のラインを含んでおり、その次のフィールドは偶数番号のラインを含んでいる。従って、ビデオの各フィールドは、「奇数」フィールド又は「偶数」フィールドとして識別することができる。
【0003】
代表的なインターレース方式システムでは、ビデオフィールドのシーケンスは、この様に奇数フィールドと偶数フィールドが交互に入れ替わる形態をしている。一連のフィールドを受信する従来型のディスプレイモニターは、各ビデオフィールドをこの順で再生する。各フィールドは、テレビスクリーンのようなディスプレイスクリーン上に、走査ラインの半分だけ表示される。例えば、最初に奇数番号の走査ラインを使って奇数フィールドが表示され、次に偶数番号の走査ラインを使って偶数フィールドが表示され、それが繰り返される。ディスプレイは、スクリーンを左上から右上に横切ってラスターを走査して第1走査ラインを形成し、次にラスターをスクリーン左端の最初の位置の僅か下の位置に戻す。しかしながら、ラスターの戻る位置は、第1走査ラインの直下ではなく、交互するフィールド上の走査ラインが間に入れるだけの空間が設けられている。ラスターは、次に、スクリーンを横切って右端まで走査して第2走査ラインを形成し、これをスクリーンの下端まで繰り返す。
【0004】
走査ラインの間隔はモニターのサイズの関数であるが、一般的には、間に入る走査ライン(他方のフィールドの第1走査ライン)を、最初のフィールドの完了後に、引けるようになっている。ラスターが、各走査ラインを走査した後スクリーンの左端に視認できない状態で戻るのは、フライバック即ち水平リフレッシュステージであり、視認できる左から右へのラインよりも遙かに高速で行われる。この様なやり方で、約485本の有効走査ラインが作り出され(例えば、優勢な米国ビデオフォーマットにおいて)1つのビデオフレームが完成するが、ビデオフレームの半分が各フィールドに表示される。
【0005】
ラスターは、スクリーンの下端に達すると、「垂直帰線間隔」ステージの間に左上角の最初の位置に、視認できない状態で戻る。水平及び垂直帰線間隔ステージは、高速で視認できない。従来型のテレビでは、このインターレース・ビデオ走査の方式が、垂直リフレッシュ速度と、垂直解像度と、制限された帯域幅との間の適切な妥協策となっている。
【0006】
しかしながら、従来型のテレビシステムで使用されている、奇数フレームと偶数フレームを交互するインターレース方式には、ラインフリッカ、ラインクロール、ドットクロール、限定された水平解像度、閃光偽色、広領域フリッカのような各種の欠点のあることがよく知られている。更に、大スクリーンディスプレイに対する要求が増えるにつれて、これらの問題はもっと明白なものとなり、克服すべき重大な問題と化している。3D組合せフィルタリングやインターレース−プログレッシブ変換のような様々な技法が、これら従来型テレビ信号の欠点を克服すべく開発されてきた。
【0007】
インターレース−プログレッシブ変換(インターレース−ノンインターレース変換とも呼ばれる)は、インターレース信号における隣接する2本のラインの間の欠落ラインを生成することに関わっている。運動適応インターレース−プログレッシブ変換は、現在利用できるインターレース−プログレッシブ変換(IPC)において広範囲に使用されている。その様なIPCでは、各ピクセルは、運動ピクセルか静止ピクセルに分類される。各静止ピクセルに対して、連続するフィールドの間には運動がないので、対応する欠落ピクセルを生成するためにフィールド挿入が行われる。映像の静止部分に関して、同一の垂直解像度が維持されることになる。各運動ピクセルに対して、対応する欠落ピクセルを生成するためフィールド間補間が行われる。
【0008】
殆どのIPCは、通常、フィールド間補間に垂直補間のみを使っている。従って、映像フレームの運動部分に対して運動効果(モーション・エフェクト)はないことになる。しかし、ギザギザ(ジャギー)のあるエッジは、画像オブジェクトが斜めエッジを有する結果となる。補間の結果生じるギザギザのエッジは、視覚的には目障りな表示欠陥となり、場合によってはインターレースの表示よりも程度の劣ったものになりかねない。エッジ適応補間を使ってディスプレイ信号を処理すれば、先行技術のシステムによる運動適応インターレース−プログレッシブ変換の結果生じかねないギザギザエッジ効果を、取り除くか軽減することができる。しかしながら、既存のエッジ適応補間法は、不正確な画像エッジ検出のために画像欠陥も起こしやすい。
【0009】
エイリアシング(ギザギザエッジ)及び垂直解像度の低下は、インターレース−プログレッシブ変換が補正しようとしている飛び越し走査の欠点である。画像は人間の視覚システム(HVS)内に非常に高速に連続して記録される(例えば、毎秒(半解像度の画像)50又は60フィールド)にもかかわらず、飛び越し走査の特性そのもののため、脳には、一時に半分の画像走査ラインしか提示されない。しかしながら、この画像速度は、全ての場合に、2つのフィールドを全解像度のフレームに統合することを保証するものではない。飛び越し走査の1つの影響は、各フィールドの低解像度の構造が、或る状態の下で明白になると言うことである。この状態は、画像の内容、画像の運動のタイプと大きさ、視認距離、視認角度、画像の明るさ、環境の光のレベル、サイズやキャリブレーションのようなディスプレイの特性によって決まる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
観察者の画像の見方も、各フレームの2つのフィールドの統合に影響する。ある程度、HVSの画像統合は、観察者が相当な程度一定の視野を維持していることに依存している。従って、観察者が瞬きし、自分の目を動かして画像のいろいろな部分をピックアップするほど、各対のフィールドの統合は悪化し、全体的な垂直解像度の認識も低下し、他の画像のアーチファクトも明らかになる。
【0011】
更に、運動が生じると、特に、最初に飛び越し走査されたビデオシーケンスの2つのフィールドの間で生じると、フレーム当たり2つのフィールドの統合は、画像間の相関関係が少なくなるほど減少する。その結果、走査に似た構造、運動中のオブジェクトのエッジに沿った鋸歯状のアーチファクト、運動中の画像の領域で認識される垂直解像度の相当な低下が、よく見えるようになりかねない。現存するエッジ適応補間及びインターレース−プログレッシブの方法並びにシステムは、これら画像問題を部分的に解決しているに過ぎない。
【0012】
図1Aは、半解像度のインターレース走査ビデオフィールドの矢印部分がエイリアシング(ギザギザ)を呈している様子を示している。図1Bは、全解像度プログレッシブ走査ビデオフレームでの、同じ画像フィールドを示している。解像度は大幅に上がっているが、先行技術による画像処理法及びシステムを使うと、エイリアシング及びその他の画像アーチファクトがなお生じ得ることを示している。
【0013】
【課題を解決するための手段】
エッジ適応補間のための方法を使えば、ピクセルを通してエッジの方向をより正確に判定することができる。本方法は、エッジの方向を判定した後、ピクセルに関するパラメータの第1値(例えば、輝度)を判定する段階を含んでいてもよい。通常、これらの動作は、画像内のギザギザラインを起こりにくくする。随意的に、後処理を実行して、画像内のドット欠陥を起こり難くしてもよい。システムは、本方法を実行するための命令を含むコードを備えたコンピュータ読み取り可能媒体を含んでいる。
【0014】
或るセットの実施形態において、ピクセル化された画像の解像度を改良する方法は、第1グループのピクセル及び第2グループのピクセルに関するデータを受け取る段階を含んでいる。本方法は、また、画像内のエッジが第1及び第2グループのピクセルの間に位置する第1ピクセルを通過しているか否かを判定する段階も含んでいる。本方法は、更に、エッジが第1セットの方向に伸張しているか第2セットの方向に伸張しているかを判定して選択されたセットの方向を識別する段階を含んでいる。本方法は、また更に、選択されたセットの方向の中の特定の方向が実際の方向に近いことを判定する段階を含んでいる。本方法は、更にまた、特定の方向の判定に応じて第1ピクセルに関するパラメータの第1値を求める段階を含んでいる。
【0015】
別のセットの実施形態では、コンピュータ読み取り可能媒体は、本方法を実行するための命令を含むコードを含んでいる。コンピュータ読み取り可能媒体は、ハードディスク、フロッピーディスク、RAM、ROMなどの形態をしていてもよい。
【0016】
以上の概略的な記述及び以下の詳細な記述は、例示して説明することを目的としており、本発明に制限を加えるものではなく、本発明は特許請求の範囲に述べることによってのみ定義されるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明及びその利点は、図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば、より完全に理解頂けるであろう。図中、同様の構成要素には同様の参照番号を付している。なお、当業者には、図中の構成要素は単純化と明確化を期して描かれており、必ずしも縮尺が合っているわけではないことを理解頂けよう。例えば、本発明の実施形態を理解し易くするため、図中幾つかの構成要素の寸法は他の構成要素に比べ誇張されたものとなっている。
【0018】
本発明の好適な実施形態を添付図に示すが、各図で、同様の又は対応する部分を示すのに、同様の参照番号を用いている。
【0019】
エッジ適応補間のための方法は、エッジがピクセルを貫いて伸張しているか否かを判定する段階を含んでいる。そうであれば、方向のグループ、次いでエッジに対応する特定の方向が決定される。本方法は、更に、当該ピクセルに関するパラメータの第1値(例えば、輝度)を決定する段階を含んでいる。通常、これらの動作は、画像内にギザギザのラインが起こり難いようにする。随意的に、後処理を行って画像内にドット欠陥が起こり難いようにすることもできる。当該ピクセルに関するパラメータの第2値を求めることもできる。後処理を行う場合、当該ピクセルにはパラメータの第2値を割り当てることができる。そうでない場合は、第1値を用いてもよい。システムは、本方法を実行するための命令を含むコードを備えたコンピュータ読み取り可能媒体を含んでいる。
【0020】
以下に説明する実施形態の詳細に入る前に、幾つかの用語を定義又は明確化する。ここでは、「より近い」という用語及び他の比較する用語は、3つ以上のものを比較する場合は「最も近い」という意味に解するものとする。
【0021】
「実際の画像」、「実際のエッジ」、「実際の方向」という用語は、ピクセル化された画像が対応する物理的なオブジェクト又は異なる画像に対応する。実際の画像、実際のエッジ、実際の方向は、ピクセル化された画像として出力されることになる入力の一部である。理想的には、ピクセル化された画像は、実際の画像と実質的に同じである。
【0022】
ここでは、「備える」、「備えている」、「含む」、「含んでいる」、「有する」、「有している」及びその派生形の用語は、全て非排他的包含を意味するものとする。例えば、構成要素のリストを備えているプロセス、物品又は装置は、必ずしもそれらの構成要素のみに限定されるわけではなく、明確にリストに挙げられていない、或いはその様なプロセス、物品又は装置に本来備わっているその他の構成要素を含んでいてもよい。更に、そうでないと明確に述べられていない限り、「又は」は、包含的又はであり、排他的又はではない。例えば、条件A又はBは、Aが真(又は存在する)且つBが偽(又は存在しない)、Aが偽(又は存在しない)且つBが真(又は存在する)、AとB両方が真(又は存在する)、の何れでも満足される。
【0023】
画像のオブジェクトのエッジに沿ってエッジ適応補間を行うため、欠落ピクセルを通り過ぎるエッジの方向を正しく判定する(変換されている飛び越し走査信号内の、既存の隣接するラインの間に補間されるラインを形成するために生成されるピクセル)。考えられるエッジの方向を検出するために各種のウィンドウサイズを使用することができる。例えば、図2は、補間されるピクセル12を生成するためにエッジの方向を検出するのに使用することのできる7x2ピクセル(補間されるラインの各側にある2本の飛び越し走査信号ラインからの7対のピクセルで、各ピクセル対内の1つのピクセルは各飛び越し走査ラインに属している)ウィンドウ10を示している。7x2ピクセルウィンドウ10の場合、エッジ方向ライン14で示されるように、7つの可能なエッジ方向がある。それぞれ7つのピクセルを有する2つの行は、本方法の残りを続ける前に、プロセッサ又はシステムが受信するデータとなる。
【0024】
図2に示すように、7x2ピクセルウィンドウ10の上側の飛び越し走査ラインはピクセルY00からY06を、下側のラインはピクセルY10からY16を備えている。これに比べ、3x2ピクセルウィンドウは、エッジを設定することのできる可能な方向は3つのみである。従って、7x2ピクセルウィンドウ10を使用してエッジ方向を検出するのに必要な計算リソースが、3x2ピクセルウィンドウの場合よりも大きいことは容易に理解できる。ウィンドウサイズが大きいほど、必要な計算リソースは大きくなる。更に、ウィンドウが大きいほど、誤ったエッジ方向検出が生じ易い。
【0025】
誤ったエッジ方向が生じると、補間された画像上にドット欠陥が生じる結果となりかねない。先行技術によるエッジ適応補間法及びシステムの中には、必要な計算リソースと更には誤ったエッジ方向検出の可能性を最小化するために、3x2ピクセルウィンドウを採用しているものもある。しかしながら、3x2ピクセルウィンドウでは、補間は、45°、90°、135°の方向に沿ってしか行えない。その結果、大部分の画像オブジェクトに沿うエッジ上には、エイリアシング(ギザギザ)が生じることになる。
【0026】
多くの実施形態は、ウィンドウ内のピクセルの行(グループ)に少なくとも5個のピクセルを使用している(例えば、5x2ピクセルウィンドウ)。1行内のピクセルの数に関して理論的に最大数があるわけではないが、ピクセル数が多すぎると、計算時間が許容不可能なレベルにまで増してしまう。7x2ピクセルウィンドウ10を使うと、エッジ方向を検出でき、更に後処理を採用して、例えば誤った方向検出により生じたアーチファクトを全て除去することもできる。行は実質的に互いに平行な方向に伸張する。
【0027】
本実施形態は、階層方式を使って、ビデオ信号を処理するのに必要な計算リソースを低減することができる。本実施形態は、先ず、関心対象のピクセルに沿ってエッジが存在するか否かを検出する。エッジが検出されなければ、或いは検出されたエッジが垂直方向に沿っていれば、エッジ方向検出の出力は90°となる(補間は垂直方向に沿って行われる)。エッジが有れば、次の動作は、エッジの方向が0°から90°の範囲に沿っているのか、90°から180°の範囲に沿っているのかを検出することになる。エッジ方向の範囲が判定されると、各範囲(即ち、0°から90°の範囲と、90°から180°の範囲)内の3つの可能な方向の中から、エッジ方向が、より正確に検出される。誤ったエッジ方向を検出し、検出されたエッジ方向に従った補間に沿って欠陥を生じる可能性もある。実施形態は、更に、後処理ブロックを備えてこれらの欠陥を除去し、より信頼性の高い無欠陥の画像を作り出すことができる。
【0028】
図2に戻るが、図2は、補間されるピクセル12に沿ったエッジ方向を検出するのに使用できる7x2ピクセルウィンドウ10を示している。ピクセルY00からY06は、補間されるラインのすぐ上の飛び越し走査ライン内のピクセルであり、ピクセルY10からY16は、補間されるラインのすぐ下の飛び越し走査ライン内のピクセルである。図2に示すように、このエッジ適応補間法の実施形態は、以下のことを備えている。即ち、検出されたエッジがピクセルY00とY16に交差するエッジ方向ライン14(161.5°のエッジ方向に対応)に沿っている場合は、補間されるピクセル12の輝度値は(Y00+Y16)/2に等しく設定される。検出されたエッジがピクセルY01とY15を結ぶエッジ方向ライン14(153.5°のエッジ方向に対応)に沿っている場合は、補間されるピクセル12の輝度値は(Y01+Y15)/2に等しく設定される。検出されたエッジがピクセルY02とY14を結ぶエッジ方向ライン14(135°のエッジ方向に対応)に沿っている場合は、補間されるピクセル12の輝度値は(Y02+Y14)/2に等しく設定される。検出されたエッジがピクセルY04とY12を結ぶエッジ方向ライン14(45°のエッジ方向に対応)に沿っている場合は、補間されるピクセル12の輝度値は(Y04+Y12)/2に等しく設定される。検出されたエッジがピクセルY05とY11を結ぶエッジ方向ライン14(26.5°のエッジ方向に対応)に沿っている場合は、補間されるピクセル12の輝度値は(Y05+Y11)/2に等しく設定される。検出されたエッジがピクセルY06とY10を結ぶエッジ方向ライン14(18.5°のエッジ方向に対応)に沿っている場合は、補間されるピクセル12の輝度値は(Y06+Y10)/2に等しく設定される。そうでなければ、補間されるピクセル12の輝度値は(Y03+Y13)/2に等しく設定され、これは、検出されたエッジ方向が90°のライン14に沿っているか、エッジが無いかの何れかに対応している。ここの説明では、ピクセル(例えば、Y00−Y16)という表現は、ピクセルを特定しその輝度値を指すものとする。
【0029】
上記議論は、エッジ方向ライン14の内の1つに沿ってエッジが検出されることを前提条件としている。しかし、エッジ適応補間における難しい動作は、エッジ方向を検出することである。エッジ方向を検出するための方法は、以下に詳細に述べるエッジ方向検出アルゴリズムを備えている。更に、多くの実施形態は、エッジ適応IPCの中で、及び、本出願の譲受人に譲渡されている2001年10月20日出願の「3D Y/C組合せフィルターとインターレース−プログレッシブ変換器の単一チップ統合のための方法及びシステム」と題する関連米国特許出願に開示されているような、運動及びエッジ適応IPCの中でも実施することができる。ここに述べる多くの実施形態は、HDTV(高定義テレビ)ディスプレイモニター、HDTV対応ディスプレイモニター、順次走査ディスプレイモニターで実施することができる。
【0030】
上に述べたように、多くの実施形態は、エッジ方向検出に必要な計算を単純化するために、階層方式を使用することができる。最も単純な形態では、補間されるピクセル12を通るエッジの方向を識別するのに3つの動作がある。第1は、補間されるピクセル12を通るエッジが存在するか否かを判定することである。第2は、補間されるピクセル12を通るエッジが存在する場合には、7x2ピクセルウィンドウ内の7つの可能性のあるエッジ方向を3つのグループに区分けして、検出されたエッジをそのグループの1つに割り当てることである。第1のグループは、18.5°、26.5°、45°(0°から90°の範囲)を含んでいる。第2のグループは、90°の方向を含んでおり、これは、エッジが存在しないか、エッジが90°の方向に沿って存在しているかの何れかであることを意味している。第3の最後のグループは、135°、153.5°、161.5°(90°から180°の範囲)を含んでいる。90°方向を除いて、各方向のグループの中の方向の数は、
(Npr―1)/2
に等しいかこれに近い整数であり、Nprは各ウィンドウの行の中のピクセルの数である。
【0031】
第2の動作は、検出されたエッジが所属するグループを識別することから成っている。第3に、そのエッジ方向が方向のグループに割り当てられたら、そのエッジ方向が第1又は第3のグループ内にある場合は、本実施形態を使って、第1及び第3の各グループ内の3つの可能性のある方向の中からエッジ方向を判定することである。
【0032】
図2には7x2ピクセルウィンドウ10のみを示しているが、当該技術分野では周知のように、ピクセルウィンドウ10を含む画像は、複数のピクセルと複数のラインを含んでいてもよい。エッジ検出及びエッジ適応補間法は補間ラインの各ピクセル毎に実行することができる。従って、14個のピクセルを使って補間ライン内の新しいピクセルそれぞれを補間することができる(尤も、各ピクセルを使って2つ以上のピクセルを補間することもできる)。これが、補間されるピクセルを1つ生成するのにピクセルを2個(例えば、補間されるピクセル12の真上のピクセルと真下のピクセルだけ)しか使わない先行技術によるシステム及び方法と対照的なところで、この先行技術によるシステム及び方法では表示画像にギザきざエッジ欠陥が生じやすい。この他のピクセルウィンドウサイズ(例えば、5x2や9x2ウィンドウ)を使ってもよいが、それは計算の複雑さと性能の妥協の結果である。7x2ピクセルウィンドウ10は、計算の複雑さと性能の良好な妥協策である。
【0033】
図3は、エッジ適応補間法全体の実施形態の論理ブロック線図である。図4−7は、以下詳細に論議するが、エッジ方向検出アルゴリズムの実施形態を示している。図3に示すように、エッジ検出ブロック14は、図2のピクセルY00からY06及びピクセルY10からY16に関する輝度値を入力として受け取る。図2を参照して論議したように、これらのピクセルは、補間するラインの直ぐ上及び直ぐ下のライン内に位置するピクセルである。エッジ検出ブロック14は、補間するピクセル(例えば、補間ピクセル12)を通過するエッジがあるか否かを判定する。エッジ検出ブロック14の論理出力は、範囲検出ブロック16とエンコーダ16に入力として供給される。
【0034】
この実施形態では、範囲検出ブロック16で、検出されたエッジ方向が0°から90°の範囲のグループ内にあるか90°から180°の範囲のグループ内にあるかを判定する。範囲検出ブロック16からの論理出力は、2ビット信号EG_DIR信号28であるが、図4を参照しながらより詳細に論議する。EG_DIR信号28は、方向検出ブロック18及び20に入力として供給される。方向検出ブロック18は、検出されたエッジ方向を0°から90°の範囲で判定し、方向検出ブロック20は、検出されたエッジ方向を90°から180°の範囲で判定する。エッジ検出ブロック14は、エッジを検出しなかったか又はエッジ方向が90°であった場合、エンコーダ22に直接入力を供給する。方向検出ブロック18及び20からの出力は、エッジ検出ブロック14からの出力と共に、エンコーダ22に入力として供給される。
【0035】
エンコーダ22は、エッジ検出ブロック14からの1ビット出力信号と、方向検出ブロック18及び20からの2ビット出力信号を入力として受け取る。エンコーダ22は、3ビット選択器信号EG23を出力として供給するが、これは、補間ブロック24への選択器入力として使用される。図9を参照しながら後に詳しく説明するが、補間ブロック24は、ピクセルY00からY06の中の1つのピクセルとピクセルY10からY16の中の1つのピクセルの対である、整合ピクセル対の平均輝度値を入力として受け取るマルチプレクサ94を備えている。エンコーダ22は、補間されるピクセル12を通過するエッジの検出されたエッジ方向(又はエッジが無いこと)に対応する信号を出力する。
【0036】
補間ブロック24は、選択器EG信号23を入力として受け取り、図9に示すような7つの他の入力の中から1つの出力を選択する。この補間ブロック24への7つの他の入力は、それぞれ、1つのピクセル対に関する輝度値の平均を含んでおり、この各ピクセル対は、図2に示す方向ライン14のどれか1本が交差する2つのピクセルで構成されている。更に、各ピクセル対の2つのピクセルは、補間されるピクセル12を含むラインの直ぐ上の飛び越し走査線内の1つのピクセルと、直ぐ下の飛び越し走査線内の1つのピクセルとで構成されている。補間ブロック24からの出力は、表示画像内に生成されることになる、補間されるピクセル12に関する輝度値である。補間ブロック24の出力は、後処理ブロック26に送られるが、後処理ブロック26は、補間されるピクセル12の直ぐ上と直ぐ下のピクセル(Y03とY13)に関する輝度値も、入力として受け取る。後処理ブロック26は、補間プロセスの一部として生成されたかもしれない欠陥を除去し、無欠陥の輝度値を備えた清浄な出力信号28を、表示される画像内の補間されるピクセル12を生成するために供給する。
【0037】
図4から7は、図3に関して上に説明したプロセスをより詳細に示している。図4から7は、更に、エッジ検出アルゴリズムの実施形態も示している。図4であるが、右相関、中央相関及び左相関信号が、図2及び3に関して論議した7つのピクセル対の輝度値から生成される。各ピクセル対内の2つのピクセルの輝度値の差異を、各ピクセル対毎に、差異ブロック36で受け取る。グループ3(Y00−Y16、Y01−Y15、Y02−Y14)のピクセル対に関するピクセル対輝度値差異を加算ブロック32で合計して、和信号を絶対値ブロック34に送り、絶対値ブロック34は、和の絶対値を受け取って、それを相関信号38として出力する。左相関信号38は、従って、{(Y00−Y16)+(Y01−Y15)+(Y02−Y14)}の絶対値に等しい。
【0038】
同様に、グループ1(Y04−Y12、Y05−Y11、Y06−Y10)のピクセル対に関する輝度値を使って、右相関信号40を生成する。右相関信号40の値は、従って、{(Y06−Y10)+(Y05−Y11)+(Y04−Y12)}の絶対値に等しい。中央相関信号39は、ピクセルY03とY13(補間されるピクセル12の直ぐ上と直ぐ下のピクセル)から成るピクセル対内のピクセルの輝度値の間の差異の絶対値を(絶対値ブロック34で)受け取って、同様に生成される。中央相関信号39は、従って、(Y03−Y13)の絶対値に等しくなる。これら各相関値において、Y00からY06及びY10からY16は、図2に示す対応するピクセルの輝度値を表す。
【0039】
なお、人間の目は輝度の差異には非常に敏感なので、本実施形態では、画像ピクセルの輝度値を使用している。人間の目は輝度の差異に比較して色の差異には相対的に鈍感なので、ピクセルの彩度値(色)は、エッジに沿う補間には使用していない。しかし、色彩値又は他のパラメータを、ここの述べる方法と共に、エッジ検出の代わりに、又はエッジ検出と組み合わせて使用してもよい。更に、図2に示すように、エッジ方向は、補間されるピクセル12、及び補間されるピクセル12の直ぐ上のラインと直ぐ下のライン上にあるピクセルで構成される一対のピクセルと交差する、エッジ方向ライン14の内の1つに沿って引く方法で最終的に決められる。多くの実施形態では、検出されたエッジ方向ライン14が交差するピクセル対の両ピクセルの輝度値を平均して、補間されるピクセル12の輝度を生成する。
【0040】
補間されるピクセル12を通るエッジの存在は、エッジ検出ブロック14で判定される。図4のエッジ検出ブロック14は、図3のエッジ検出ブロック14と同一である。更に、図5は、図3及び4のエッジ検出ブロック14を詳細に表したものである。図5は、エッジ検出ブロック14の論理を示している。エッジ検出ブロック14は、左相関信号38、中央相関信号39、右相関信号40、閾値信号62を、入力として受け取る。左相関信号38、中央相関信号39、右相関信号40は、3点中央フィルター50への入力として供給され、3点中央フィルター50は、3つの入力信号の中間値を出力として供給する。例えば3点中央フィルター50への3つの入力信号が1、7、10の値を有している場合、出力は値7を有する入力信号となる。3点中央フィルター50からの出力は、比較器52への「A」入力として供給される。比較器52は、中央相関信号39も(入力「B」で)入力として受け取り、これを3点中央フィルター50からの出力と比較する。2つの信号が等しければ、比較器52は論理1を出力として供給する。比較器52への2つの入力信号が等しくなければ、比較器52は論理0を出力として供給する。比較器52からの出力はANDゲート58の入力として供給される。
【0041】
左相関信号38及び右相関信号40は、差異ブロック53への入力としても供給され、差異ブロック53は、2つの信号の差異を取り、それを絶対値ブロック54へ入力として供給する。絶対値ブロック54は、入力信号値の絶対値を生成する。絶対値ブロック54からの出力は、比較器ブロック56へ入力Aとして供給される。比較器ブロック56は、入力Bで閾値62も受け取る。比較器ブロック56は、入力AとBを互いに比較し、入力Aへの信号が入力Bへの信号と等しいかそれより大きければ、比較器ブロック56からの出力は論理1となる。入力Aが閾値62(入力B)より小さければ、比較器ブロック56からの出力は論理0となる。比較器ブロック56からの出力は、ANDゲート58に第2入力として供給される。
【0042】
ANDゲート58は、従って、比較器52からの出力と比較器56からの出力を入力として受け取り、エッジ存在信号60を出力として供給する。エッジ存在信号60は、ANDゲート58への入力が共に1であれば、論理1となる。これは、(i)中央相関信号39が、左相関信号38、中央相関信号39及び右相関信号40の中央値であり、(ii)左相関信号38と右相関信号40の差異の絶対値が、閾値信号62に等しいかそれより大きいという条件に対応している。閾値信号62は、任意に設定された値を取ることができ、代表的値は約32である。閾値信号62の値は、所与の用途に対して設定することができるが、通常は用途毎に変更させることはない。
【0043】
図4に戻るが、図5からのエッジ存在信号60は、マルチプレクサ30へ入力として供給される。エッジ存在信号60は、マルチプレクサ30が選択器信号として使用し、マルチプレクサ30への他の2つの入力(垂直方向信号31、又はEG_DIR信号41)のどちらがマルチプレクサ30の出力となるかを選択する。
【0044】
エッジ検出アルゴリズムの実施形態の第1の動作は、従って、補間されるピクセル12にエッジが存在するか否かを、中央相関信号39が、左相関信号38、中央相関信号39及び右相関信号40の中央値であるか否かを判定し、更に、左相関信号38と右相関信号40の差異の絶対値が、閾値信号62に等しいかそれより大きいか否かを判定することによって判定する段階から成っている。これらの条件が共に真である場合は、エッジが存在すると判定され、そうでない場合には、エッジは存在しないか、又はエッジが90°方向に沿って存在している(この状態は、エッジが存在していないかのように処理される)。
【0045】
図4に戻るが、次の動作は、検出されたエッジがどちらの方向グループに属しているかを判定することである。これは、範囲検出ブロック16で行われるが、範囲検出ブロック16は、左相関信号38と右相関信号40を入力として受け取る。範囲検出ブロック16は、左相関信号38を右相関信号40と比較する。左相関信号38の値が右相関信号40の値よりも小さい場合は、エッジ方向は、90°から180°の方向範囲に対応するグループ3に属する。そうでなければ、エッジ方向は、0°から90°の方向範囲に対応するグループ1に属する。範囲検出ブロック16からのEG_DIR1出力信号41は、エッジ方向がグループ1内にあれば論理0、エッジ方向がグループ3内にあれば論理1である。
【0046】
EG_DIR1信号41は、二方向マルチプレクサ30に入力「1」として供給される。垂直方向入力信号31は、第2の入力(入力0)としてマルチプレクサ30に供給される。垂直方向入力信号31は、垂直方向(90°)に沿って検出されたエッジを表している。従って、本方法が、エッジが存在している、又は存在していないと判定すると、エッジが存在し、エッジが属する方向グループが存在している場合は、マルチプレクサ30は、エッジ存在信号60、EG_DIR1信号41、垂直方向信号31を入力として受け取り、EG_DIR信号28を出力として供給する。EG_DIR信号28は、補間されるピクセル12を通過する検出されたエッジが属するグループを示す2ビットの信号である。EG_DIR信号28が論理00を含んでいれば、検出されたエッジの方向は90°である。EG_DIR信号28が論理10を含んでいれば、検出されたエッジの方向は0°から90°のグループにある。最後に、EG_DIR信号28が論理11を含んでいれば、検出されたエッジの方向は90°から180°の方向グループにある。EG_DIR信号28は、図3の方向検出ブロック18及び20への入力として供給され、その論理を、それぞれ、図7及び6に詳細に示す。
【0047】
エッジが存在すると判定され、検出されたエッジの方向が方向グループに割り当てられると、本方法の次の動作は、7x2ピクセルウィンドウ10の7本の可能性のある方向ライン14の内のどのラインに沿ってエッジが存在しているかを判定することである。図6及び7は、検出されたエッジの方向が90°から180°の範囲にあるのか0°から90°の範囲にあるのか既に判定されているときに、検出されたエッジの方向を判定するための実施形態を示す論理ブロック線図である。この論議は図6に焦点を当てるが、図7に関する論議も実質的に同じである。
【0048】
図6は、本方法が、エッジの方向が90°から180°の範囲にあると分かっている場合に、エッジ方向のグループからどの様にしてエッジの方向を検出するかを示している。図6は、図3のエッジ方向検出ブロック20の詳細な論理ブロック線図である。同様に、図7は、図3のエッジ方向検出ブロック18の詳細な論理ブロック線図である。図4に示す方向グループ3に属する3つのピクセル対(即ち、Y00−Y16、Y01−Y15、Y02−Y14)それぞれにおける各ピクセルの輝度値の差異は、図6に示すように、個々の差異ブロック66で判定され、各差異信号は、個々の絶対値ブロック70に出力される。各絶対値ブロック70は、各入力信号の絶対値を出力信号として最小値プロセッサ72に供給する。
【0049】
最小値プロセッサ72は、この様に、対応するピクセル対の輝度値の差異の絶対値にそれぞれ対応する3つの入力を(入力点A、B、Cで)受け取る。最小値プロセッサ72は、3つの入力信号を比較して、どれが最小の輝度値であるかを判定する。入力Aは、ピクセルY00とY16の輝度値の差異の絶対値に対応する信号を受け取る。入力Bは、ピクセルY01とY15の輝度値の差異の絶対値に対応する信号を受け取る。入力Cは、ピクセルY02とY14の輝度値の差異の絶対値に対応する信号を受け取る。而して、信号Cの値が、信号Bの値に等しいかそれより小さく、且つ信号Aの値に等しいかそれより小さければ、エッジの方向は135°である(検出されたエッジの方向は、ピクセルY02−Y14を通る)。そうではなく、信号Bの値が、信号Aの値に等しいかそれより小さく、且つ信号Cの値に等しいかそれより小さければ、エッジの方向は153.5°である(検出されたエッジの方向は、ピクセルY01−Y15を通る)。どちらでもなければ、エッジの方向は161.5°である(検出されたエッジの方向は、ピクセルY00−Y16を通る)。
【0050】
信号Aが最小値であれば、最小値プロセッサ72からの出力は、3ビットの論理信号100であり、論理1は最小値に割り当てられ、論理0は非最小値に割り当てられる。同様に、信号Bが最小であれば、最小値プロセッサ72からの出力は、論理信号010となる。同じく、点Cへの信号入力が最小であれば、最小値プロセッサ72からの出力は、論理信号001となる。但し、信号A、B、Cの内の2つ以上が最小値となる場合もあり、例えば3つ全てが等しければ、3つとも最小であり、最小値プロセッサ72からの出力は、論理信号111となる。最小値プロセッサ72からの3つの1ビット出力信号は、エンコーダ80に入力され、エンコーダ80は、更に、図4の2ビットのEG_DIR信号28を入力として受け取る。
【0051】
エンコーダ80は、この様に5ビットを入力信号として受け取り、2ビットのright_edge信号82を出力として供給する。right_edge信号82と、0°から90°の方向の範囲に関する図7に示す論理からの対応するleft_edge信号83とは、先にも論議したように、図3のエンコーダ22に、入力として供給される。right_edge信号82は、エッジが存在しないことを示す論理値00、検出されたエッジの方向が135°であることを示す論理値01、検出されたエッジの方向が153.5°であることに対応する論理値10、検出されたエッジの方向が161.5°であることに対応する論理値11を備えている。最小値が2つ以上ある場合は、90°に近い方向が選ばれる。right_edge信号82に対する値は、エンコーダ80への各種可能な入力に対応するため、エンコーダ80の論理値にエンコードされる。
【0052】
同様に、図7は、エッジが0°から90°の方向の範囲を通過すると判定された場合の、対応する論理を示している。図7の論理は、図6の論理と実質的に同じで、違うのは、異なるピクセル対を使用することだけである。図7の同様な番号を付した構成要素は、図6の同様な番号を付した構成要素に対応し、グループ1のピクセル対のピクセルの輝度値に対応する異なる入力に関する同じ機能を提供する。
【0053】
図3に戻るが、検出されたエッジの方向が判定されると、right_edge信号82とleft_edge信号83はエンコーダ22に渡される。エッジ検出ブロック14からの1ビット出力信号も、エッジが存在するか否かを示すためにエンコーダ22に入力される。エンコーダ22は、この様に、入力として5ビットを受け取り、3ビットの出力EG信号を補間ブロック24に供給する。エンコーダ22の論理を図8に示す。図8及び9に示すように、EG信号23の値は、図3のエッジ適応補間ブロック24への15の入力の1つであり、図9のマルチプレクサ94への7つの入力信号の1つを選択するのに使用され、それが図3の後処理ブロック26への、補間されるピクセル12に関する輝度値としての出力となる。
【0054】
図9は、図3の補間ブロック24内の論理を示す単純化された論理ブロック線図である。図9を見れば分かるように、補間ブロック24は、図2のピクセルY00からY06及びピクセルY10からY16に関する輝度値を入力として受け取る。7つのピクセル対はそれぞれ、(先に述べたように)個々の加算ブロック90で合計された輝度値を有している。各ピクセル対輝度値の和は、個々の除算回路ブロック92に送られ、和は2で除される。結果は、各ピクセル対の輝度値を平均したものとなり、各平均輝度値信号がマルチプレクサ94に入力として供給される。7つの平均輝度値信号に加えて、マルチプレクサ94は、EG信号23を入力として受け取る。EG信号23は、7つの平均輝度値信号のどれをマルチプレクサ94からの出力信号96として供給するかを判定する選択器信号として動作する。マルチプレクサ94からの出力信号96、即ち補間ブロック24からの出力信号96は、補間されるピクセル12に関する輝度値に相当する。言い換えると、出力信号96は、表示画像上に、補間されるピクセル12を生成するのに使用することができる。
【0055】
図9に示すように、補間されるピクセル12を生成する段階は、補間されるピクセル12を通過するエッジの、検出されたエッジの方向に沿って位置するピクセル対内のピクセルの平均輝度値を計算する段階を含んでいる。補間されるピクセル12の輝度値は、補間されるピクセル12を含む補間されるラインの直ぐ上のラインと直ぐ下のライン内にあり、ここに記載する教示に従って判定した、検出されたエッジの方向に沿って位置する2つのピクセルの平均輝度に等しい値を有することになる。従って、検出されたエッジの方向が18.5°の方向ライン14に沿っていれば、補間されるピクセル12の輝度値は、ピクセルY06の輝度値とピクセルY10の輝度値を加えて2で除したものとなる。この様に、各エッジ検出ライン14に沿う検出されたエッジの方向に対し、補間されるピクセル12の対応する輝度値は、以下のように求められる。
【0056】
If(検出されたエッジの方向=18.5°)  then X=(Y06+Y10)/2
Else(検出されたエッジの方向=26.5°)  then X=(Y05+Y11)/2
Else(検出されたエッジの方向=45°)  then X=(Y04+Y12)/2
Else(検出されたエッジの方向=135°)  then X=(Y02+Y14)/2
Else(検出されたエッジの方向=153.5°) then X=(Y01+Y15)/2
Else(検出されたエッジの方向=161.5°) then X=(Y00+Y16)/2
Else                     X=(Y03+Y13)/2
但し、Xは補間されるピクセル12の輝度値である。
【0057】
なお、ディスプレイシステムに入力として供給されるビデオ信号は、複合ビデオ信号の形態でもよい。複合ビデオ信号は、NTSC信号、PAL信号、或いは当業者に既知の何れの信号でもよい。NTSCは、全米テレビジョン規格委員会の略で、毎秒約60ハーフフレーム(飛び越し走査)のリフレッシュ速度を有する複合ビデオ信号を規定している。各フレームは525のラインを含み、1600万の異なるカラーを含有することができる。入力として供給される複合ビデオ信号は、NTSC規格に基づく現在のテレビ規格よりも遙かに解像度の優れた、高定義対応テレビ用の信号でもよい。位相入れ替えラインの略であるPAL規格は、欧州で支配的なテレビ規格である。NTSCが毎秒60ハーフフレームで525ラインの解像度であるのに対して、PALは毎秒50ハーフフレームで620ラインである。PAL仕様とNTSC仕様は業界人には周知である。
【0058】
ある例では、エッジの方向を検出しエッジ対応補間を実行するための方法は、エッジ方向検出エラーがあると、歪んだ出力を生成する結果となる。この様に歪んだ出力がディスプレイに直接送られると、ドットノイズのような画像欠陥が生じかねない。エッジ方向検出エラーは、どの様なアルゴリズムでも、特に非常に詳細な画像では起こり得ることである。従って、この様なエッジ方向検出エラーに伴うアーチファクトを補正するために、多くの実施形態では、エッジ適応補間の後に後処理を設けてノイズを取り除くようにしている。
【0059】
図3に戻るが、後処理は後処理ブロック26で行われるが、後処理ブロック26は、補間されるピクセル12の直ぐ上のピクセルと直ぐ下のピクセルに関する輝度値と、補間されるピクセル12の直ぐ左と直ぐ右の先に補間されたピクセルに関する輝度値と、新しく補間されたピクセル12自身に関する輝度値(図3の補間ブロック24からの出力)も入力として受け取る。このプロセスは、図10及び11を参照しながら詳しく説明する。
【0060】
図10は、ここに記載する教示に従って後処理に使用されるピクセルの図である。図10は、新しく補間されるピクセル12と、ピクセルY03及びピクセルY13(補間されるピクセル12の直ぐ上と直ぐ下のピクセル)を含んでいる。図10は、更に、補間されるピクセル12のそれぞれ直ぐ左と直ぐ右に先に補間されたピクセルである、補間されたピクセルXl及び補間されたピクセルXrを含んでいる。補間ピクセル12、Xl、Xrは、エッジ対応補間の後に、但し後処理アルゴリズムがそれらに適用される前に示される。図10は、従って、後処理ブロック24への入力、並びにそれら相互の関係を示している。
【0061】
図11は、図3の後処理ブロック26の論理を示す、詳細なブロック線図である。後処理ブロック26は、5点中央値フィルター100を備えており、5点中央値フィルター100は、ピクセルY03及びY13に関する輝度値、並びに補間ピクセル12、Xl、Xrに関する輝度値を入力として受け取る。補間されるピクセル12(X)は、補間されるラインの直ぐ上のラインと直ぐ下のライン内のピクセルを使用して補間されるので、補間されるピクセル12の直ぐ上と直ぐ下のピクセルに沿って(即ち、Y03、X、Y13に沿って、但し、Xは、ピクセル12にエッジ適応補間を施した結果)垂直方向の高周波成分は無いはずである。このため、補間されるピクセル12の輝度値がY03及びY13両ピクセルの輝度値よりも高い場合、又は補間されるピクセル12の輝度値がY03及びY13両ピクセルの輝度値よりも低い場合、補間されるピクセル12に関して計算された輝度値は正しくない、又は正しくないエッジ方向検出によって生じたドットノイズを含んでいると見なされる。中央値フィルターが衝撃ノイズを取り除く能力を有していることは、当技術分野では既知である。本方法は、5点中央値フィルター100を使ってドットノイズを取り除く。
【0062】
図10及び11に示すように、後処理ブロック26では、2つの動作が行われる。各ピクセル輝度値が5点中央値フィルター100に入力され、フィルター100は、X_after_median信号124を出力として供給する。X_after_median信号124は、5点中央値フィルター100への5つの入力信号からの中央信号値である。従って、X_after_median信号124は、ピクセルY03、Y13、補間ピクセル12、Xl、Xrの中の中央輝度値に対応する信号に等しい。Y03は、補間されるピクセル12の直ぐ上のピクセルの輝度値であり、Y13は、補間されるピクセル12の直ぐ下のピクセルに関する輝度値であり、Xlは、補間されるピクセル12の直ぐ左にエッジ適応補間によって生成されたピクセルに関する輝度値であり、Xrは、補間されるピクセル12の直ぐ右にエッジ適応補間によって生成されたピクセルに関する輝度値である。この様に、後処理法の実施形態は、エッジ検出及びエッジ適応補間法の実施形態によって補間されるラインに関して先に生成された3つのピクセルの輝度値を入力として受け取る段階と、後処理クリーンアップ基準に3つの輝度値を使用する段階を含んでいる。画像の境界にピクセルがある場合、後処理は行われず、画像の境界にあるピクセルは、補間ブロック24から来たままの形態でディスプレイに送られる。
【0063】
後処理での第2の動作として、X_after_median信号124をピクセルY03及びY13の輝度値の平均と比較して、X_after_median信号124とこの平均の間の差異が事前設定値より大きいか否かを判定する。差異が事前設定値より大きい場合、補間結果は信頼性がないと見なされ、補間されるピクセル12に関する出力値は、補間されるピクセル12の直ぐ上と直ぐ下のピクセルの平均の出力値に置き換えられる。
【0064】
この様に、図11を見れば分かるように、ピクセルY03及びY13に関する輝度値は加算ブロック110で加算され、その和は除算ブロック120に供給され、2で除される。除算ブロック120からの出力は、vertical_int信号122で、この信号122は、X_after_median信号124と共に差異ブロック130に供給され、差異ブロック130は2つの信号の差異を作る。この差異は、絶対値ブロック140に入力として供給され、絶対値ブロック140は、差異の絶対値を取り、それを比較器160に入力(入力A)として供給する。vert_int信号122は、積算ブロック150へも入力として供給され、積算ブロック150はvert_int信号122に係数170を掛ける。vert_int信号122と係数170の積で構成される積信号151は、比較器160に第2の入力(入力B)として供給される。係数170は、1より小さな任意の所定の値で、通常は約0.75に設定されるが、他の値でもよい。
【0065】
比較器160では、X_after_median信号124とvert_int信号122の間の差異がvert_int信号122と係数170の積よりも大きい場合(即ち、比較器160のA入力がB入力より大きい場合)、マルチプレクサ180からの出力(出力信号28)は、ピクセルY03及びY13の平均輝度値に対応するvert_int信号122と選択される。そうでない場合、マルチプレクサ180から出力信号28(即ち、後処理ブロック26からの出力信号)はX_after_median信号124となる。比較器160は、A入力の信号とB入力の信号とを比較し、信号Aが信号Bよりも大きい場合は論理1を、信号Aが信号Bと等しいかそれより小さい場合には論理0を出力する。
【0066】
従って、論理1は、X_after_median信号124とvert_int信号122の間の差異の絶対値が大きすぎる場合(即ち、vert_int信号122と係数170の積よりも大きい場合)のマルチプレクサ180への出力であり、これは補間結果が信頼できない場合に相当する。マルチプレクサ180へ論理1が入力されると、出力信号28としてvert_int信号122が選択される。X_after_median信号124とvert_int信号122の間の差異の絶対値がvert_int信号122と係数170の積よりも大きくない場合、補間は信頼できると見なされる。次に、マルチプレクサ180は、比較器160から論理0入力を受け取り、出力信号28として、5点中央値フィルター100からの出力信号(X_after_median信号124)を選択する。出力信号28は、後処理ブロック26から画像表示装置に供給され、補間される画像の一部として表示される。
【0067】
図12Aは、垂直補間だけを使用した場合のインターレース−プログレッシブ変換の結果を示す、画像の部分的スクリーンショットである。図12Aでは、ギザギザエッジ200がはっきりと見える。図12Bは、エッジ適応補間及びエッジ検出アルゴリズムの実施形態を使用した、後処理無しの、インターレース−プログレッシブ変換後の、同じ画像の部分的スクリーンショットである。画像の解像度が著しく改良されているのが分かる。しかしながら、矢印150で示すように、ドットノイズが出来ているのが見える。最後に、図12Cは、ここに述べた後処理を含めた教示の方法の実施形態を使用したインターレース−プログレッシブ変換後の、同じ画像の部分的スクリーンショットを示す。見て取れるように、図12Bのドットノイズは、図12Bと同じ領域を指している図12Cの矢印150で示すように、取り除かれている。
【0068】
後処理の感度と信頼性は、vert_int信号122と係数170の積を変える(即ち、係数170の値を変える)ことによって制御することができる。後処理ブロック26は、従って、補間されるピクセル12に関するエッジ適応補間値か、補間されるピクセル12の直ぐ上と直ぐ下のピクセルの平均である垂直補間値の何れかを出力として供給することができる。係数170は、2つの値のうち信頼性のある方が後処理ブロック26から出力されるように、エッジ補間の感度を調整する働きをする。
【0069】
以上の実施形態は、コンピュータ又はテレビ装置のようなシステムの一部としてのコンピュータ読み取り可能媒体に実装することができる。代わりに、本システムは、集積回路のような遙かに小さいものとすることもできる。システム内のプロセッサは、コンピュータ読み取り可能媒体にアクセスして、システムに関する命令のセットとして中にあるコードを実行することができる。コンピュータ読み取り可能媒体には、ハードドライブ、CD ROM、集積回路RAM又はROMなどが含まれる。この様に、各実施形態は、MIPプロセッサ内のCPU、又は論理がエッチングで組み込まれたカスタムメイドのチップに実装することができる。典型的には、各実施形態は、補間を実行するのに必要な計算リソースを低減するためハード結線してもよい。各実施形態は、シングルチップ集積アプリケーションに開示してあるようなインターレース−プログレッシブ変換チップに実装することもできる。各実施形態は、この様に、ディスプレイへの画像信号の中の欠陥を低減するという利点を提供する。先行技術とは違って、画像のエッジ適応補間で通常生じ易いアーチファクトを、後処理で取り除くことができる。エッジ適応補間プロセス及びインターレース−プログレッシブ変換を良好に実行できる結果となる。
【0070】
上記明細書では、特定の実施形態に言及しながら本発明を説明してきた。しかしながら、当業者には理解頂けるように、特許請求の範囲に述べる本発明の範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更を行うことができる。即ち、明細書並びに図面は、制限を加えるものではなく説明のためのものと解されるべきであり、その様な修正は全て本発明の範囲に含まれるものとする。
【0071】
以上、恩典、各種利点、問題に対する解を特定の実施形態について説明してきた。しかしながら、恩典、利点、問題に対する解、及び何らかの恩典、利点、解を生ぜしめ或いは明白にするあらゆる要素は、請求項の一部又は全部の重要な、必要な、又は基本的な特徴又は要素であると解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1A】半解像度の飛び越し走査ビデオフィールドであり、エイリアシングを呈している様子を示している。
【図1B】図1Aと同じ画像フィールドで、全解像度順次走査ビデオフレームの場合を示している。
【図2】エッジ方向を検出して補間ピクセル12を生成する実施形態の使用することのできる、7x2ピクセルウィンドウ10を示している。
【図3】エッジ適応補間法及びシステム全体の実施形態の論理ブロック線図を示す。
【図4】エッジ検出アルゴリズムの実施形態のより詳細な論理ブロック線図を示す。
【図5】図3及び4のエッジ検出ブロック14をより詳細に示したものである。
【図6】図3の方向検出ブロック20のより詳細な論理ブロック線図を示す。
【図7】図3の方向検出ブロック18のより詳細な論理ブロック線図を示す。
【図8】図3のエンコーダ22の論理を示す。
【図9】図3の補間ブロック24内の論理を示す単純化した論理ブロック線図である。
【図10】後処理法の実施形態に用いられるピクセルを示す図である。
【図11】図3の後処理ブロック26の論理を示す、より詳細なブロック線図である。
【図12A】垂直補間のみを使用するインターレース−プログレッシブ変換の結果を示す画像の部分的スクリーンショットである。
【図12B】図12Aと同じ画像の部分的スクリーンショットであり、エッジ適応補間及びエッジ検出アルゴリズムの実施形態を用いたインターレース−プログレッシブ変換後のものであり、後処理は行っていないものである。
【図12C】図12A及び図12Bと同じ画像の部分的スクリーンショットを示しており、後処理を含む、教示している方法及びシステムの実施形態を用いたインターレース−プログレッシブ変換後のものである。
【符号の説明】
10  7x2ピクセルウィンドウ
12  補間されるピクセル
Y00−Y16  ピクセル
14  エッジ検出ブロック
16  範囲検出ブロック
18、20  方向検出ブロック
22、80  エンコーダ
24  補間ブロック
26  後処理ブロック
30、94、180  マルチプレクサ
32、90、110  加算ブロック
34、54、70、140  絶対値ブロック
36、53、66、130  差異ブロック
38、39、40  相関信号
50、100  中央値フィルター
52、56、160、180  比較器
58  ANDゲート
60  エッジ存在信号
62  閾値信号
72  最小値プロセッサ
92、120  除算ブロック
150  積算ブロック

Claims (29)

  1. ピクセル化された画像の解像度を改良する方法において、
    第1グループのピクセル及び第2グループのピクセルに関するデータを受け取る段階と、
    前記画像内のエッジが、前記第1及び第2グループのピクセルの間に位置する第1ピクセルを通過しているか否か判定する段階と、
    前記エッジが、第1セットの方向に伸張しているか、第2セットの方向に伸張しているかを判定して、選択されるセットの方向を識別する段階と、
    前記選択されたセットの方向の中の特定の方向が実際の方向に近いと判定する段階と、
    前記特定の方向の判定に応じて、前記第1ピクセルに関するパラメータの第1値を求める段階と、から成ることを特徴とする方法。
  2. 前記第1及び第2グループのピクセルは、それぞれ、少なくとも5個のピクセルを含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1及び第2グループのピクセルは、それぞれ、7個のピクセルを含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1グループのピクセルは第1の方向に伸張し、
    前記第2グループのピクセルは、前記第1の方向と実質的に平行な第2の方向に伸張していることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1及び第2グループのピクセルは、それぞれ、同数のピクセルを含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1及び第2セットの方向それぞれに含まれる方向の数は、Np1を前記第1グループのピクセルの中のピクセルの数として、
    (Np1−1)/2
    に等しいか、それに近い整数であることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1セットの方向は0度から90度の範囲にあり、
    前記第2セットの方向は90度から180度の範囲にあることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 前記エッジが、第1セットの方向に伸張しているか又は第2セットの方向に伸張しているかを判定する前記段階は、前記エッジが、第1セットの方向に伸張しているか、第2セットの方向に伸張しているか又は約90度である第3方向に伸張しているかを判定する段階を含んでいることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記画像内のエッジが、前記第1及び第2グループのピクセルの間に位置する第1ピクセルを通過しているか否か判定する前記段階と、
    前記エッジが、第1セットの方向に伸張しているか、第2セットの方向に伸張しているかを判定して、選択されるセットの方向を識別する前記段階の動作は、
    前記第1及び第2グループのピクセル内の、方向に対応する各ピクセル対に関して、前記ピクセル対の間の前記パラメータの値の差異を求める段階と、
    前記第1及び第2セットの方向それぞれに関する前記差異を合計して、第1合計差異と第2合計差異を形成する段階と、
    前記第3方向に対応する前記ピクセル対の間の前記パラメータの値の差異を求めて第3方向差異を形成する段階と、
    前記第1合計差異、第2合計差異及び第3方向差異に関する絶対値を求める段階と、
    前記第1合計差異、第2合計差異及び第3方向差異に関する中央値を求めて、中央値を識別する段階と、
    前記第1合計差異と第2合計差異の間の差異の絶対値を求めて、差分合計差異を形成する段階と、
    前記第3方向差異が前記中央値ではなく、且つ前記第1合計差異が前記第2合計差異よりも小さい場合は、前記第1セットの方向を前記選択されるセットの方向と識別する段階と、
    前記第3方向差異が前記中央値ではなく、且つ前記第2合計差異が前記第1合計差異よりも小さい場合は、前記第2セットの方向を前記選択されるセットの方向と識別する段階と、から成ることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記選択されたセットの方向の中の特定の方向が前記実際の方向に近いと判定する前記段階は、
    前記選択されたセットの方向の中の或る方向に対応するピクセル対それぞれに関し、前記ピクセル対の間の前記パラメータの値の差異を求める段階と、
    前記値の差異に関する絶対値を求める段階と、
    前記絶対値の内どれが低い値を有しているかを判定する段階と、
    前記低い値に対応する前記方向を前記特定の方向と識別する段階と、から成ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. 前記パラメータは輝度であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1ピクセルに関する前記パラメータの前記第1値を求める前記段階は、
    前記第1及び第2グループのピクセルからどの特定のピクセルが前記特定の方向に対応するか識別する段階と、
    前記特定のピクセルに関する前記パラメータの値の平均を求める段階と、
    前記平均に等しい前記第1値を設定する段階と、から成ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  13. 前記第1値を求めた後で、前記第1ピクセルに関する前記パラメータの第2値を求める段階を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  14. 前記第2値を求める段階は、
    以下のピクセル、即ち、
    前記第1グループのピクセルの中で前記第1ピクセルに最も近い第2ピクセルと、
    前記第2グループのピクセルの中で前記第1ピクセルに最も近い第3ピクセルと、
    前記第1及び第2グループのピクセルの間に在り、前記第1ピクセルに直ぐに隣接している第4ピクセルと、
    前記第1及び第2グループのピクセルの間に在り、前記第1ピクセルに直ぐに隣接して前記第4ピクセルの反対側に在る第5ピクセルとに関する前記パラメータの値を求める段階と、
    前記第1、第2、第3、第4、第5ピクセルに関する前記パラメータの中央値を求める段階と、
    前記第2及び第3ピクセルに関する前記パラメータの平均値を求める段階と、
    前記中央値と前記平均値のどちらを前記第2値に使用するか判定する段階と、から成ることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 内部に包含されたコードを有しているコンピュータ読み取り可能媒体において、前記コードが、
    第1グループのピクセル及び第2グループのピクセルに関するデータを受け取るための命令と、
    画像内のエッジが、前記第1及び第2グループのピクセルの間に位置する第1ピクセルを通過しているか否かを判定するための命令と、
    前記エッジが、第1セットの方向に伸張しているか、第2セットの方向に伸張しているかを判定して選択されるセットの方向を識別するための命令と、
    前記選択されたセットの方向の中の特定の方向が実際の方向に近いことを判定するための命令と、
    前記特定の方向の判定に応じて、前記第1ピクセルに関するパラメータの第1値を求めるための命令と、を含んでいることを特徴とするコンピュータ読み取り可能媒体。
  16. 前記第1及び第2グループのピクセルは、それぞれ、少なくとも5個のピクセルを含んでいることを特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  17. 前記第1及び第2グループのピクセルは、それぞれ、7個のピクセルを含んでいることを特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  18. 前記第1グループのピクセルは第1の方向に伸張し、
    前記第2グループのピクセルは、前記第1の方向と実質的に平行な第2の方向に伸張していることを特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  19. 前記第1及び第2グループのピクセルは、それぞれ、同数のピクセルを含んでいることを特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  20. 前記第1及び第2セットの方向それぞれに含まれる方向の数は、Np1を前記第1グループのピクセルの中のピクセルの数として、
    (Np1−1)/2
    に等しいか、それに近い整数であることを特徴とする、請求項19に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  21. 前記第1セットの方向は0度から90度の範囲にあり、
    前記第2セットの方向は90度から180度の範囲にあることを特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  22. 前記エッジが、第1セットの方向に伸張しているか、第2セットの方向に伸張しているかを判定するかめの前記命令は、前記エッジが、第1セットの方向に伸張しているか、第2セットの方向に伸張しているか又は約90度である第3方向に伸張しているかを判定するための命令を含んでいることを特徴とする、請求項21に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  23. 前記画像内のエッジが、前記第1及び第2グループのピクセルの間に位置する第1ピクセルを通過しているか否かを判定するための前記命令と、
    前記エッジが、第1セットの方向に伸張しているか、第2セットの方向に伸張しているかを判定して選択されるセットの方向を識別するための前記命令の動作は、
    前記第1及び第2グループのピクセル内の、方向に対応する各ピクセル対に関して、前記ピクセル対の間の前記パラメータの値の差異を求めるための命令と、
    前記第1及び第2セットの方向それぞれに関する前記差異を合計して、第1合計差異と第2合計差異を形成するための命令と、
    前記第3方向に対応する前記ピクセル対の間の前記パラメータの値の差異を求めて第3方向差異を形成するための命令と、
    前記第1合計差異、第2合計差異及び第3方向差異に関する絶対値を求めるための命令と、
    前記第1合計差異、第2合計差異及び第3方向差異に関する中央値を求めて、中央値を識別するための命令と、
    前記第1合計差異と第2合計差異の間の差異の絶対値を求めて、差分合計差異を形成するための命令と、
    前記第3方向差異が前記中央値ではなく、且つ前記第1合計差異が前記第2合計差異よりも小さい場合は、前記第1セットの方向を前記選択されるセットの方向と識別するための命令と、
    前記第3方向差異が前記中央値ではなく、且つ前記第2合計差異が前記第1合計差異よりも小さい場合は、前記第2セットの方向を前記選択されるセットの方向と識別するための命令と、から成ることを特徴とする、請求項22に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  24. 前記選択されたセットの方向の中の特定の方向が実際の方向に近いことを判定するための前記命令は、
    前記選択されたセットの方向の中の或る方向に対応するピクセル対それぞれに関し、前記ピクセル対の間の前記パラメータの値の差異を求めるための命令と、
    前記値の差異に関する絶対値を求めるための命令と、
    前記絶対値の内どれが低い値を有しているかを判定するための命令と、
    前記低い値に対応する前記方向を前記特定の方向と識別するための命令と、から成ることを特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  25. 前記パラメータは輝度であることを特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  26. 前記第1ピクセルに関する前記パラメータの前記第1値を求めるための前記命令は、
    前記第1及び第2グループのピクセルからどの特定のピクセルが前記特定の方向に対応するか識別するための命令と、
    前記特定のピクセルに関する前記パラメータ値の平均を求めるための命令と、
    前記平均に等しい前記第1値を設定するための命令と、から成ることを特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  27. 前記第1値を求めた後で、前記第1ピクセルに関する前記パラメータの第2値を求めるための命令を更に含むことを特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  28. 前記第2値を求めるための命令は、
    以下のピクセル、即ち、
    前記第1グループのピクセルの中で前記第1ピクセルに最も近い第2ピクセルと、
    前記第2グループのピクセルの中で前記第1ピクセルに最も近い第3ピクセルと、
    前記第1及び第2グループのピクセルの間に在り、前記第1ピクセルに直ぐに隣接している第4ピクセルと、
    前記第1及び第2グループのピクセルの間に在り、前記第1ピクセルに直ぐに隣接して前記第4ピクセルの反対側に在る第5ピクセルとに関する前記パラメータの値を求めるための命令と、
    前記第1、第2、第3、第4、第5ピクセルに関する前記パラメータの中央値を求めるための命令と、
    前記第2及び第3ピクセルに関する前記パラメータの平均値を求めるための命令と、
    前記中央値と前記平均値のどちらを前記第2値に使用するか判定するための命令と、から成ることを特徴とする、請求項27に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  29. 請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能媒体を備えていることを特徴とする、ピクセル化された画像を表示するためのシステム。
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