JP2004003884A - 位置検出システム - Google Patents
位置検出システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004003884A JP2004003884A JP2002160445A JP2002160445A JP2004003884A JP 2004003884 A JP2004003884 A JP 2004003884A JP 2002160445 A JP2002160445 A JP 2002160445A JP 2002160445 A JP2002160445 A JP 2002160445A JP 2004003884 A JP2004003884 A JP 2004003884A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- current position
- communication
- unit
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】地図を使用しなくても移動体の捜索を容易にする。
【解決手段】移動体に設けられる端末1は、移動体通信部11と、端末1の現在位置情報を得るための測位部12と、位置関係算出部10とを備える。移動体の捜索側に設けられる端末2は、移動体通信部21と、端末2の現在位置情報を得るための測位部22と、表示部23とを備える。位置関係算出部10は、移動体通信部11,21間の通信を通じて、端末2の現在位置情報を取得し、この情報と端末1の現在位置情報とから、端末1,2との位置関係を示す情報を算出する。表示部23は、その位置関係を示す情報により端末2の現在位置に対する端末1の現在位置を表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】移動体に設けられる端末1は、移動体通信部11と、端末1の現在位置情報を得るための測位部12と、位置関係算出部10とを備える。移動体の捜索側に設けられる端末2は、移動体通信部21と、端末2の現在位置情報を得るための測位部22と、表示部23とを備える。位置関係算出部10は、移動体通信部11,21間の通信を通じて、端末2の現在位置情報を取得し、この情報と端末1の現在位置情報とから、端末1,2との位置関係を示す情報を算出する。表示部23は、その位置関係を示す情報により端末2の現在位置に対する端末1の現在位置を表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体に設けられる第1の端末と、移動体の捜索側に設けられる第2の端末とにより構成される位置検出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、GPS受信機などの測位手段が内蔵された端末を人や物などの移動体に設け、その測位手段で得られた位置情報を必要に応じて移動体通信により遠隔地の管理センタなどに送信することにより、管理センタが移動体の位置を把握することができるようにしたシステムが存在している(特開平6−188819号公報等)。
【0003】
なお、特開平9−247730号公報には、GPSとPHSなどの無線で構成された携帯電話を接続してなる機器を被位置検出物へ付けておき、探索者が携帯電話を呼び出すことで被位置検出物の位置情報をGPSから検出し、この位置情報検出信号を携帯電話に伝達し、携帯電話は位置情報を探索者に送ることにより、探索者が被位置検出物の位置を検出する位置検出方法などが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のシステムでは、管理センタなどの捜索側からの要求に応じて行方不明の移動体に設けられた端末の位置を捜索し、捜索側のコンピュータの画面上に地図でその端末の位置を表示することにより、その端末の現在位置を捜索側に知らせるという形態をとっていたため、地図が不可欠となりシステムが勢い大規模となるという問題があった。あるいは、端末の位置が示された地図を移動体から捜索側に送る場合もある。また、捜索側が家族の捜索を行う一般的な利用者である場合、移動体の端末の位置を地図で表示してもその移動体の位置を特定することができない場合もあった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、地図を使用しなくても移動体の捜索が容易となる位置検出システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、移動体に設けられる第1の端末と、前記移動体の捜索側に設けられる第2の端末とを備えて構成される位置検出システムであって、前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の通信手段と、前記第1の端末の現在位置情報を得るための第1の現在位置情報獲得手段とを備える一方、前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の通信手段と、前記第2の端末の現在位置情報を得るための第2の現在位置情報獲得手段と、表示手段とを備え、この表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を通じて得られる情報であって、前記第1の端末の現在位置情報と前記第2の端末の現在位置情報とから算出され、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第1の現在位置情報獲得手段で得られた前記第1の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、前記表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、前記第2の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第2の現在位置情報獲得手段で得られた前記第2の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、前記表示手段は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示することを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、サーバを備え、このサーバは、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段と通信を行うためのサーバ側通信手段と、このサーバ側通信手段および前記第1の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得するとともに、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、これらの現在位置情報から前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段とを備え、前記表示手段は、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示することを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項2または3記載の位置検出システムにおいて、前記位置関係算出手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなることを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項2または3記載の位置検出システムにおいて、前記第2の端末は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を前記表示手段に表示するための表示制御手段を備え、この表示制御手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなることを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記表示手段は、前記第1の端末の現在位置を前記第2の端末に対する少なくとも方向および距離で表示することを特徴とする。
【0013】
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段または現在位置の緯度および経度の情報を入力するための位置情報入力手段により構成されることを特徴とする。
【0014】
請求項9記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段、または現在位置の住所を入力するための位置情報入力手段およびこの位置情報入力手段で入力された住所を緯度および経度の情報に変換する住所変換手段により構成されることを特徴とする。
【0015】
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、前記第2の端末に対する入出力インターフェースとして機能するWebサーバ機能を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末または前記第2の端末は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したとき、その旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項12記載の発明は、請求項1から11のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、異常検出用のセンサを備え、このセンサによって異常が検出されたとき、前記第1の通信手段を通じて異常発生を前記第2の端末に通知し、前記表示手段は、前記第1の端末から通知された前記異常発生の旨を表示することを特徴とする。
【0018】
請求項13記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の近距離無線通信手段を備え、前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の近距離無線通信手段を備え、前記第1の近距離無線通信手段および前記第2の近距離無線通信手段は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したときに、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段から切り換えられることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0020】
第1実施形態の位置検出システムは、図1に示すように、人や物体などの図略の移動体に設けられる端末1と、その移動体の捜索側に設けられる(例えば人に所持される)端末2とを備えて構成されている。
【0021】
端末1は、端末2と例えば公衆移動体通信回線を介して無線で通信を行うための移動体通信部11と、GPSなどを利用して端末1の現在位置情報を得るための第1の現在位置情報獲得手段としての測位部12と、後述する位置関係算出部10とにより構成されている。
【0022】
端末2は、端末1と例えば公衆移動体通信回線を介して無線で通信を行うための移動体通信部21と、GPSなどを利用して端末2の現在位置情報を得るための第2の現在位置情報獲得手段としての測位部22と、例えば液晶表示パネルなどによりなる表示部23とにより構成されている。この表示部23は、移動体通信部11および移動体通信部21間の通信を通じて、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により端末2の現在位置に対する端末1の現在位置を表示する。
【0023】
なお、端末2は、位置関係を示す情報の受信およびその情報の表示の機能を持つことになるので、移動体通信部21に既存の通信手段等を利用した場合、端末2自身は既存の(汎用的な)移動体通信機(インターネット対応携帯電話等)が使用可能である。
【0024】
ここで、上記位置関係算出部10は、例えば所定のプログラムを実行することで端末1全般の制御などの処理を行うコンピュータ(マイクロコンピュータ)により構成される一処理機能部であり、移動体通信部11および移動体通信部21間の通信を通じて、測位部22から端末2の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部12で得られた端末1の現在位置情報とから、端末1と端末2との位置関係を示す情報を算出する。
【0025】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。ここでは、端末1は人または物などの移動体に保持され、端末2はその移動体の捜索側の利用者(例えば所有者または関係者など)によって保持されているとする。
【0026】
移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2における例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2の移動体通信部21が端末1の移動体通信部11と通信を開始する。具体的には、移動体通信部21が予め記憶している移動体通信部11の番号で電話をかけるのである。なお、専用の通信プロトコルによる通信、電子メール等の既存の通信手段等を利用するようにしてもよい。
【0027】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、測位部12および測位部22が測位を開始し、この後、位置関係算出部10が、測位部22から端末2の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部12で得られた端末1の現在位置情報とから、端末1と端末2との位置関係を示す情報を算出する。
【0028】
この後、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報が位置関係算出部10から表示23に送信され、その情報により端末2の現在位置に対する端末1の現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0029】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2の現在位置に対する端末1の現在位置が端末2の表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0030】
なお、第1実施形態では、現在位置情報獲得手段として各端末に測位部が設けられる構成になっているが、位置情報入力部などにより構成してもよい。
【0031】
(第2実施形態)
図2は本発明に係る第2実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0032】
第2実施形態の位置検出システムは、図2に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Aと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Aとを備えて構成されている。
【0033】
端末1Aは、第1実施形態の端末1と同様に、移動体通信部11と、測位部12とを備えている。端末2Aは、移動体通信部21と、測位部22と、表示部23とを第1実施形態の端末2と同様に備えているほか、端末2との相違点として位置関係算出部20をさらに備えている。ただし、端末2Aの表示部23は、後述の位置関係算出部20によって算出された位置関係を示す情報により、端末2Aの現在位置に対する端末1Aの現在位置を表示する。
【0034】
位置関係算出部20は、例えば所定のプログラムを実行することで端末2A全般の制御などの処理を行うコンピュータ(マイクロコンピュータ)により構成される一処理機能部であり、移動体通信部11および移動体通信部21間の通信を通じて、測位部12から端末1Aの現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部22で得られた端末2Aの現在位置情報とから、端末1Aと端末2Aとの位置関係を示す情報を算出する。
【0035】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。ここでは、端末1Aは人または物などの移動体に保持され、端末2Aはその移動体の捜索側の利用者(例えば所有者または関係者など)によって保持されているとする。
【0036】
移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2Aにおける例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2Aの移動体通信部21が端末1Aの移動体通信部11と通信を開始する。
【0037】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、測位部12および測位部22が測位を開始し、この後、位置関係算出部20が、測位部12から端末1Aの現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部22で得られた端末2Aの現在位置情報とから、端末1Aと端末2Aとの位置関係を示す情報を算出する。
【0038】
この後、位置関係算出部20によって算出された位置関係を示す情報により、端末2Aの現在位置に対する端末1Aの現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0039】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2Aの現在位置に対する端末1Aの現在位置が端末2Aの表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0040】
(第3実施形態)
図3は本発明に係る第3実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0041】
第3実施形態の位置検出システムは、図3に示すように、第2実施形態と同様の端末1Aと、第1実施形態と同様の端末2とを備えているほか、第3実施形態の特徴としてサーバ3をさらに備えている。ただし、端末2の移動体通信部21は、サーバ3の番号を予め記憶しており、捜索時にはその番号でサーバ3にアクセスするようになっている。また、端末2の表示部23は、後述の通信部31および移動体通信部21間の通信を通じて、後述の位置関係算出部30によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により端末2の現在位置に対する端末1Aの現在位置を表示する。
【0042】
サーバ3は、端末1Aおよび端末2と通信(有線式通信または無線式通信)を行うための通信部31と、この通信部31および移動体通信部11間の通信を通じて、測位部12から端末1Aの現在位置情報を取得するとともに、通信部31および移動体通信部21間の通信を通じて、測位部22から端末2の現在位置情報を取得し、これらの現在位置情報から端末1Aと端末2との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出部30とを備えている。
【0043】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。ここでは、端末1Aは人または物などの移動体に保持され、端末2はその移動体の捜索側の利用者(例えば所有者または関係者など)によって保持されているとする。
【0044】
移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2における例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2の移動体通信部21がサーバ3の通信部31と通信を開始する。
【0045】
移動体通信部21および通信部31間で通信が確立すると、測位部22が測位を開始し、端末2の現在位置情報をサーバ3に送信する。この後、端末2およびサーバ3間の通信が終了するようにしてもよいが、マルチアクセスが可能である場合には端末2およびサーバ3間の通信を維持するようにしてもよい。
【0046】
端末2の現在位置情報がサーバ3に送信されると、通信部31が端末1Aの移動体通信部11と通信を開始する。具体的には、サーバ3が予め端末1Aの番号を保持するか、あるいは端末2との上記通信で端末1Aの番号を取得するかなどして、その番号で電話をかける。
【0047】
移動体通信部11および通信部31間で通信が確立すると、測位部12が測位を開始し、端末1Aの現在位置情報をサーバ3に送信する。この後、端末1Aおよびサーバ3間の通信が終了するようにしてもよいが、マルチアクセスが可能である場合には端末1Aおよびサーバ3間の通信を維持するようにしてもよい。
【0048】
端末1Aの現在位置情報がサーバ3に送信されると、位置関係算出部30が、端末1Aの現在位置情報および端末2の現在位置情報から、端末1Aと端末2との位置関係を示す情報を算出する。この後、端末2およびサーバ3間の通信が終了している場合は、通信部31が端末2の移動体通信部21と通信を開始する。なお、この場合、サーバ3は端末1の場合と同様にして端末2の番号を保持する必要がある。
【0049】
位置関係を示す情報が算出されると、この情報が端末2に送信され、その位置関係を示す情報により、端末2の現在位置に対する端末1Aの現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0050】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2の現在位置に対する端末1Aの現在位置が端末2の表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0051】
(第4実施形態)
図4は本発明に係る第4実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0052】
第4実施形態の位置検出システムは、図4に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Bと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Bとを備えて構成されている。
【0053】
端末1Bは、移動体通信部11と、測位部12とを第2実施形態の端末1Aと同様に備えているほか、端末1Aとの相違点として、第2実施形態の位置関係算出部20を構成するためのプログラムを記憶する不揮発性の位置関係算出プログラム記憶部13をさらに備えている。
【0054】
端末2Bは、移動体通信部21と、測位部22と、表示部23とを第2実施形態の端末2Aと同様に備えているほか、端末2Aとの相違点としてダウンロードプログラム実行部20aをさらに備えている。このダウンロードプログラム実行部20aは、例えば所定のプログラムを実行することで端末2B全般の制御などの処理を行うコンピュータ(マイクロコンピュータ)により構成される一処理機能部であって、移動体通信部11および移動体通信部21間の通信を通して位置関係算出プログラム記憶部13から得られるプログラムを実行することにより、第2実施形態の位置関係算出部20として機能するものである。
【0055】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2Bにおける例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2Bの移動体通信部21が端末1Bの移動体通信部11と通信を開始する。
【0056】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、位置関係算出プログラム記憶部13に記憶されているプログラムが端末2Bにダウンロードされ、それをダウンロードプログラム実行部20aが実行することにより第2実施形態の位置関係算出部20として機能するようになる。この後の動作については第2実施形態の動作と同様である。
【0057】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2Bの現在位置に対する端末1Bの現在位置が端末2Bの表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0058】
なお、プログラムをダウンロードする前に端末2Bが端末1Bの現在位置情報を取得するようにしてもよい。また、ダウンロード先は、端末1Bに限らず、別のサーバであってもよい。
【0059】
(第5実施形態)
図5は本発明に係る第5実施形態の位置検出システムの構成図、図6は図5中の表示部による表示例を示す図である。
【0060】
第5実施形態の位置検出システムは、図5に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Cと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Cとを備えて構成されている。
【0061】
端末1Cは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第1実施形態の端末1と同様に備えているほか、端末1との相違点として、表示制御手段を構成するためのプログラムを記憶する不揮発性の位置関係表示プログラム記憶部14をさらに備えている。
【0062】
端末2Cは、移動体通信部21と、測位部22と、表示部23とを第1実施形態の端末2と同様に備えているほか、端末2との相違点としてダウンロードプログラム実行部24をさらに備えている。このダウンロードプログラム実行部24は、例えば所定のプログラムを実行することで端末2C全般の制御などの処理を行うコンピュータ(マイクロコンピュータ)により構成される一処理機能部であって、表示制御手段として、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報により、図6の例に示すように、端末2Cの現在位置(図6では各円の中心点)に対する端末1Cの現在位置(図6では×印)を表示部23の画面に表示するための制御を行う。また、図6において、表示の上下が南北にそれぞれ対応し、端末1C,2C間の距離が離れるほど、×印の位置が各円の中心点から離れるようになっている。
【0063】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2Cにおける例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2Cの移動体通信部21が端末1Cの移動体通信部11と通信を開始する。
【0064】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、位置関係算出プログラム記憶部14に記憶されているプログラムが端末2Cにダウンロードされ、それをダウンロードプログラム実行部24が実行することにより上記表示制御手段として機能するようになる。
【0065】
この後の動作については第1実施形態の動作と同様であり、上記表示制御手段として機能するダウンロードプログラム実行部24によって、図6の例に示すように、端末2Cの現在位置に対する端末1Cの現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0066】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、図6の例に示すように、端末2Cの現在位置に対する端末1Cの現在位置が端末2Cの表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0067】
なお、プログラムをダウンロードする前に端末2Cが端末1Cの現在位置情報を取得するようにしてもよい。また、ダウンロード先は、端末1Cに限らず、別のサーバであってもよい。
【0068】
(第6実施形態)
図7は本発明に係る第6実施形態の位置検出システムにおける表示部の表示例を示す図である。
【0069】
第6実施形態の位置検出システムは、第1から第4実施形態の位置検出システムのいずれかと同様に構成され、図7に示すように、表示部23が、移動体側の端末の現在位置を捜索側の端末に対する方向および距離で表示することを特徴とする。なお、移動体側の端末の絶対高度、または移動体側の端末と捜索側の端末との高度差をさらに表示するようにしてもよい。
【0070】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、捜索側の端末の現在位置に対する移動体側の端末の現在位置が表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0071】
(第7実施形態)
図8は本発明に係る第7実施形態の位置検出システムの構成図、図9は図8中の住所変換部による変換前後のデータ例を示す図である。
【0072】
第7実施形態の位置検出システムは、図8に示すように、人や物体などの移動体に設けられる第1実施形態と同様の端末1と、その移動体の捜索側に設けられる端末2Dとを備えて構成されている。
【0073】
端末2Dは、移動体通信部21と、表示部23とを第1実施形態の端末2と同様に備えているほか、端末2との相違点として、現在位置の住所などを入力するためのものであって、例えばキーボードまたは手書き入力用ペンなどにより構成される情報入力部221と、この情報入力部221で入力された住所を緯度および経度の情報に変換する住所変換部222とを備えている。
【0074】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明すると、端末2Dにおいて端末2Dの現在位置を得るための動作が第1実施形態のそれとは異なる。すなわち、図9の例に示すように、端末2Dの現在位置の住所を情報入力部221で入力すると、この情報入力部221で入力された住所は、対応する緯度および経度の情報に変換される。そして、この緯度および経度の情報が端末2Dの現在位置情報として端末1に送信されることになる。このような位置検出システムでも、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0075】
なお、第7実施形態では、情報入力部221および住所変換部222の双方が設けられる構成になっているが、図9の変換後の情報、すなわち端末2Dの現在位置の緯度および経度の情報を情報入力部221で直接入力させる場合には、住所変換部222は当然に不要となり、省略可能となる。
【0076】
また、第7実施形態では、第1実施形態において、情報入力部221および住所変換部222を測位部22に代えて設ける構成になっているが、情報入力部221および住所変換部222を測位部12に代えて設ける構成でもよい。要するに、本発明の位置検出システムは、各実施形態の構成そのものに限定されるものではなく、少なくとも各実施形態を種々組み合わせて得られる構成であってもよい。
【0077】
(第8実施形態)
図10は本発明に係る第8実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0078】
第8実施形態の位置検出システムは、図10に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Dと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Eとを備えて構成されている。
【0079】
端末1Dは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第7実施形態の端末1と同様に備えているほか、端末1との相違点として、端末2Eに対する入出力インターフェースとして機能するWebサーバ15を備えている。端末2Eは、第7実施形態の端末2Dと同様に、移動体通信部21と、表示部23と、情報入力部221とを備えている。ただし、移動体通信部11,21はインターネット対応の移動体通信機である。
【0080】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。ここでは、端末1Dは人または物などの移動体に保持され、端末2Eはその移動体の捜索側の利用者(例えば所有者または関係者など)によって保持されているとする。
【0081】
移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2Eの情報入力部221で捜索を開始するための入力を行うと、端末2Eの移動体通信部21が端末1Dの移動体通信部11と通信を開始する。
【0082】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、Webサーバ15が端末2Eに対する入出力インターフェースとしての処理を開始し、端末2Eの現在位置の緯度および経度情報入力用のホームページを表示部23に表示する。なお、Webサーバ15に第7実施形態の住所変換部222と同様の処理機能を組み込み、端末2Eの現在位置の住所入力用のホームページを表示部23に表示するようにしてもよい。
【0083】
この後、情報入力部221で端末2Eの現在位置の緯度および経度情報が入力されると、その情報が位置関係算出部10に取り込まれ、測位部12で得られた端末1Dの現在位置情報とともに演算に使用されることによって、端末1Dと端末2Eとの位置関係を示す情報が算出される。
【0084】
この後、Webサーバ15は、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報により、端末2Eの現在位置に対する端末1Dの現在位置を表示部23の画面に表示する。
【0085】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2Eの現在位置に対する端末1Dの現在位置が端末2Eの表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0086】
(第9実施形態)
図11は本発明に係る第9実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0087】
第9実施形態の位置検出システムは、図11に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Eと、その移動体の捜索側に設けられる第1実施形態と同様の端末2とを備えて構成されている。
【0088】
端末1Eは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第1実施形態の端末1と同様に備えているほか、端末1との相違点として報知部16を備えている。この報知部16は、例えばブザーまたは点灯素子などにより構成され、位置関係算出部10による端末1Eと端末2との位置関係を示す情報から、端末1Eと端末2との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したとき、その旨を報知するものである。
【0089】
このような位置検出システムによれば、端末1Eと端末2との間の距離が所定距離内に接近したとき、報知部16がその旨を報知するので、捜索側の利用者は端末1Eが設けられた移動体に接近していることを認識することができる。
【0090】
(第10実施形態)
図12は本発明に係る第10実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0091】
第10実施形態の位置検出システムは、図12に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Fと、その移動体の捜索側に設けられる第1実施形態と同様の端末2とを備えて構成されている。
【0092】
端末1Fは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第1実施形態の端末1と同様に備えているほか、端末1との相違点として異常検知部17を備えている。この異常検知部17は、移動体の異常検出用のセンサにより構成され、このセンサによって異常が検出されたとき、移動体通信部11を通じて異常発生を端末2に通知するものである。例えば、上記センサに振動センサを使用したとき、端末1Fが静止しているにもかかわらず、振動センサで振動が検知されると、異常発生とされる。なお、端末2の表示部23は、端末1Fから通知された異常発生の旨を表示する。
【0093】
このように構成される位置検出システムでは、異常検知部17で異常が検出されたとき、端末1Fの移動体通信部11が端末2の移動体通信部21と通信を開始する。具体的には、移動体通信部11が予め記憶している移動体通信部21の番号で電話をかけるのである。
【0094】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、測位部12および測位部22が測位を開始し、この後、位置関係算出部10が、測位部22から端末2の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部12で得られた端末1Fの現在位置情報とから、端末1Fと端末2との位置関係を示す情報を算出する。
【0095】
この後、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報とともに異常発生を知らせる情報が端末2に送信され、その情報により、端末1Fで異常が発生したことを知らせる内容とともに、端末2の現在位置に対する端末1の現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0096】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、移動体の捜索が容易となるほか、移動体の異常有無の自動監視が可能になる。
【0097】
(第11実施形態)
図13は本発明に係る第11実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0098】
第11実施形態の位置検出システムは、図13に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Gと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Fとを備えて構成されている。
【0099】
端末1Gは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第1実施形態の端末1と同様に備えているほか、無線(例えば特定少電力無線等)で通信を行うための近距離無線通信部19を備えている。端末2Fは、移動体通信部21と、測位部22と、表示部23とを第1実施形態の端末2と同様に備えているほか、無線(例えば特定少電力無線等)で通信を行うための近距離無線通信部29を備えている。近距離無線通信部19および近距離無線通信部29は、端末1Gと端末2Fとの位置関係を示す情報から、端末1Gと端末2Fとの間の距離が所定距離内に接近したことが判明したときに、移動体通信部11および移動体通信部21から切り換えられる。この切換制御は、端末1G,2F全般の制御などの処理を実行する図示しないコンピュータによってその一処理として実行される。
【0100】
このように構成される位置検出システムでは、端末1Gと端末2Fとの間の距離が所定距離内に接近したとき、通信手段が移動体通信部11および移動体通信部21から近距離無線通信部19および近距離無線通信部29にそれぞれ切り換わる。そして、これ以降は、近距離無線通信部19および近距離無線通信部29間の電波強度を用いて、端末1Gと端末2Fとの間の距離が計測され、表示部23に表示される。
【0101】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、移動体の捜索が容易となるほか、移動体を見つけるまでに要する通信費を減らすことが可能になる。
【0102】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明は、移動体に設けられる第1の端末と、前記移動体の捜索側に設けられる第2の端末とを備えて構成される位置検出システムであって、前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の通信手段と、前記第1の端末の現在位置情報を得るための第1の現在位置情報獲得手段とを備える一方、前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の通信手段と、前記第2の端末の現在位置情報を得るための第2の現在位置情報獲得手段と、表示手段とを備え、この表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を通じて得られる情報であって、前記第1の端末の現在位置情報と前記第2の端末の現在位置情報とから算出され、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示するので、地図を使用しなくても移動体の捜索が容易となる。また、位置検出システム全体のコストを低く抑えることができ、例えば第1の端末および第2の端末間の通信で第1の端末の現在位置を知ることができるので、情報の取得にかかる時間を短縮することができる。
【0103】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第1の現在位置情報獲得手段で得られた前記第1の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、前記表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示するので、様々なシステム構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。
【0104】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、前記第2の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第2の現在位置情報獲得手段で得られた前記第2の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、前記表示手段は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示するので、様々なシステム構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。
【0105】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、サーバを備え、このサーバは、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段と通信を行うためのサーバ側通信手段と、このサーバ側通信手段および前記第1の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得するとともに、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、これらの現在位置情報から前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段とを備え、前記表示手段は、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示するので、サーバにより、情報を一元管理できるためグループ等での利用が便利になる。
【0106】
請求項5記載の発明は、請求項2または3記載の位置検出システムにおいて、前記位置関係算出手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなるので、様々な構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。
【0107】
請求項6記載の発明は、請求項2または3記載の位置検出システムにおいて、前記第2の端末は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を前記表示手段に表示するための表示制御手段を備え、この表示制御手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなるので、様々な構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。また、2台の端末の位置関係を容易に把握することができる。
【0108】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記表示手段は、前記第1の端末の現在位置を前記第2の端末に対する少なくとも方向および距離で表示するので、2台の端末の位置関係を知ることができる。
【0109】
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段または現在位置の緯度および経度の情報を入力するための位置情報入力手段により構成されるので、GPSなどの特別な手段を用いなくても測位可能となるのでシステムコストを低減することができる。
【0110】
請求項9記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段、または現在位置の住所を入力するための位置情報入力手段およびこの位置情報入力手段で入力された住所を緯度および経度の情報に変換する住所変換手段により構成されるので、位置情報として扱いやすい住所を用いるため、位置情報の入力が容易になる。
【0111】
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、前記第2の端末に対する入出力インターフェースとして機能するWebサーバ機能を備えるので、様々な構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。システムの扱いが容易になる。
【0112】
請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末または前記第2の端末は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したとき、その旨を報知する報知手段を備えるので、報知手段が第1の端末に設けられる場合には、近距離にいながら隠れていたり見落としなどで移動体を見つけることができないといった状況を改善することができ、捜索時間の短縮にもつながる一方、報知手段が第2の端末に設けられる場合には、移動体が近くにいることを認識することができる。
【0113】
請求項12記載の発明は、請求項1から11のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、異常検出用のセンサを備え、このセンサによって異常が検出されたとき、前記第1の通信手段を通じて異常発生を前記第2の端末に通知し、前記表示手段は、前記第1の端末から通知された前記異常発生の旨を表示するので、第1の端末から自発的に異常を知らせることができ、異常をいち早く知ることができる。
【0114】
請求項13記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の近距離無線通信手段を備え、前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の近距離無線通信手段を備え、前記第1の近距離無線通信手段および前記第2の近距離無線通信手段は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したときに、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段から切り換えられるので、例えば第1の端末と第2の端末との間の距離を別の方式で求めることも可能となる。また、位置関係を示す情報の精度を上げて捜索時間を短縮することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図2】本発明に係る第2実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図3】本発明に係る第3実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図4】本発明に係る第4実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図5】本発明に係る第5実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図6】図5中の表示部による表示例を示す図である。
【図7】本発明に係る第6実施形態の位置検出システムにおける表示部の表示例を示す図である。
【図8】本発明に係る第7実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図9】図8中の住所変換部による変換前後のデータ例を示す図である。
【図10】本発明に係る第8実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図11】本発明に係る第9実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図12】本発明に係る第10実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図13】本発明に係る第11実施形態の位置検出システムの構成図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 端末
10 位置関係算出部
11 移動体通信部
12 測位部
13 位置関係算出プログラム記憶部
14 位置関係表示プログラム記憶部
15 Webサーバ
16 報知部
17 異常検知部
19 近距離無線通信部
2,2A,2B,2C,2D,2E,2F 端末
20 位置関係算出部
20a ダウンロードプログラム実行部
21 移動体通信部
22 測位部
221 情報入力部
222 住所変換部
23 表示部
24 ダウンロードプログラム実行部
29 近距離無線通信部
3 サーバ
30 位置関係算出部
31 通信部
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体に設けられる第1の端末と、移動体の捜索側に設けられる第2の端末とにより構成される位置検出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、GPS受信機などの測位手段が内蔵された端末を人や物などの移動体に設け、その測位手段で得られた位置情報を必要に応じて移動体通信により遠隔地の管理センタなどに送信することにより、管理センタが移動体の位置を把握することができるようにしたシステムが存在している(特開平6−188819号公報等)。
【0003】
なお、特開平9−247730号公報には、GPSとPHSなどの無線で構成された携帯電話を接続してなる機器を被位置検出物へ付けておき、探索者が携帯電話を呼び出すことで被位置検出物の位置情報をGPSから検出し、この位置情報検出信号を携帯電話に伝達し、携帯電話は位置情報を探索者に送ることにより、探索者が被位置検出物の位置を検出する位置検出方法などが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のシステムでは、管理センタなどの捜索側からの要求に応じて行方不明の移動体に設けられた端末の位置を捜索し、捜索側のコンピュータの画面上に地図でその端末の位置を表示することにより、その端末の現在位置を捜索側に知らせるという形態をとっていたため、地図が不可欠となりシステムが勢い大規模となるという問題があった。あるいは、端末の位置が示された地図を移動体から捜索側に送る場合もある。また、捜索側が家族の捜索を行う一般的な利用者である場合、移動体の端末の位置を地図で表示してもその移動体の位置を特定することができない場合もあった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、地図を使用しなくても移動体の捜索が容易となる位置検出システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、移動体に設けられる第1の端末と、前記移動体の捜索側に設けられる第2の端末とを備えて構成される位置検出システムであって、前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の通信手段と、前記第1の端末の現在位置情報を得るための第1の現在位置情報獲得手段とを備える一方、前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の通信手段と、前記第2の端末の現在位置情報を得るための第2の現在位置情報獲得手段と、表示手段とを備え、この表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を通じて得られる情報であって、前記第1の端末の現在位置情報と前記第2の端末の現在位置情報とから算出され、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第1の現在位置情報獲得手段で得られた前記第1の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、前記表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、前記第2の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第2の現在位置情報獲得手段で得られた前記第2の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、前記表示手段は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示することを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、サーバを備え、このサーバは、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段と通信を行うためのサーバ側通信手段と、このサーバ側通信手段および前記第1の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得するとともに、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、これらの現在位置情報から前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段とを備え、前記表示手段は、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示することを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項2または3記載の位置検出システムにおいて、前記位置関係算出手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなることを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項2または3記載の位置検出システムにおいて、前記第2の端末は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を前記表示手段に表示するための表示制御手段を備え、この表示制御手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなることを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記表示手段は、前記第1の端末の現在位置を前記第2の端末に対する少なくとも方向および距離で表示することを特徴とする。
【0013】
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段または現在位置の緯度および経度の情報を入力するための位置情報入力手段により構成されることを特徴とする。
【0014】
請求項9記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段、または現在位置の住所を入力するための位置情報入力手段およびこの位置情報入力手段で入力された住所を緯度および経度の情報に変換する住所変換手段により構成されることを特徴とする。
【0015】
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、前記第2の端末に対する入出力インターフェースとして機能するWebサーバ機能を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末または前記第2の端末は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したとき、その旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項12記載の発明は、請求項1から11のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、異常検出用のセンサを備え、このセンサによって異常が検出されたとき、前記第1の通信手段を通じて異常発生を前記第2の端末に通知し、前記表示手段は、前記第1の端末から通知された前記異常発生の旨を表示することを特徴とする。
【0018】
請求項13記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の近距離無線通信手段を備え、前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の近距離無線通信手段を備え、前記第1の近距離無線通信手段および前記第2の近距離無線通信手段は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したときに、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段から切り換えられることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0020】
第1実施形態の位置検出システムは、図1に示すように、人や物体などの図略の移動体に設けられる端末1と、その移動体の捜索側に設けられる(例えば人に所持される)端末2とを備えて構成されている。
【0021】
端末1は、端末2と例えば公衆移動体通信回線を介して無線で通信を行うための移動体通信部11と、GPSなどを利用して端末1の現在位置情報を得るための第1の現在位置情報獲得手段としての測位部12と、後述する位置関係算出部10とにより構成されている。
【0022】
端末2は、端末1と例えば公衆移動体通信回線を介して無線で通信を行うための移動体通信部21と、GPSなどを利用して端末2の現在位置情報を得るための第2の現在位置情報獲得手段としての測位部22と、例えば液晶表示パネルなどによりなる表示部23とにより構成されている。この表示部23は、移動体通信部11および移動体通信部21間の通信を通じて、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により端末2の現在位置に対する端末1の現在位置を表示する。
【0023】
なお、端末2は、位置関係を示す情報の受信およびその情報の表示の機能を持つことになるので、移動体通信部21に既存の通信手段等を利用した場合、端末2自身は既存の(汎用的な)移動体通信機(インターネット対応携帯電話等)が使用可能である。
【0024】
ここで、上記位置関係算出部10は、例えば所定のプログラムを実行することで端末1全般の制御などの処理を行うコンピュータ(マイクロコンピュータ)により構成される一処理機能部であり、移動体通信部11および移動体通信部21間の通信を通じて、測位部22から端末2の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部12で得られた端末1の現在位置情報とから、端末1と端末2との位置関係を示す情報を算出する。
【0025】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。ここでは、端末1は人または物などの移動体に保持され、端末2はその移動体の捜索側の利用者(例えば所有者または関係者など)によって保持されているとする。
【0026】
移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2における例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2の移動体通信部21が端末1の移動体通信部11と通信を開始する。具体的には、移動体通信部21が予め記憶している移動体通信部11の番号で電話をかけるのである。なお、専用の通信プロトコルによる通信、電子メール等の既存の通信手段等を利用するようにしてもよい。
【0027】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、測位部12および測位部22が測位を開始し、この後、位置関係算出部10が、測位部22から端末2の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部12で得られた端末1の現在位置情報とから、端末1と端末2との位置関係を示す情報を算出する。
【0028】
この後、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報が位置関係算出部10から表示23に送信され、その情報により端末2の現在位置に対する端末1の現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0029】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2の現在位置に対する端末1の現在位置が端末2の表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0030】
なお、第1実施形態では、現在位置情報獲得手段として各端末に測位部が設けられる構成になっているが、位置情報入力部などにより構成してもよい。
【0031】
(第2実施形態)
図2は本発明に係る第2実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0032】
第2実施形態の位置検出システムは、図2に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Aと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Aとを備えて構成されている。
【0033】
端末1Aは、第1実施形態の端末1と同様に、移動体通信部11と、測位部12とを備えている。端末2Aは、移動体通信部21と、測位部22と、表示部23とを第1実施形態の端末2と同様に備えているほか、端末2との相違点として位置関係算出部20をさらに備えている。ただし、端末2Aの表示部23は、後述の位置関係算出部20によって算出された位置関係を示す情報により、端末2Aの現在位置に対する端末1Aの現在位置を表示する。
【0034】
位置関係算出部20は、例えば所定のプログラムを実行することで端末2A全般の制御などの処理を行うコンピュータ(マイクロコンピュータ)により構成される一処理機能部であり、移動体通信部11および移動体通信部21間の通信を通じて、測位部12から端末1Aの現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部22で得られた端末2Aの現在位置情報とから、端末1Aと端末2Aとの位置関係を示す情報を算出する。
【0035】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。ここでは、端末1Aは人または物などの移動体に保持され、端末2Aはその移動体の捜索側の利用者(例えば所有者または関係者など)によって保持されているとする。
【0036】
移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2Aにおける例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2Aの移動体通信部21が端末1Aの移動体通信部11と通信を開始する。
【0037】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、測位部12および測位部22が測位を開始し、この後、位置関係算出部20が、測位部12から端末1Aの現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部22で得られた端末2Aの現在位置情報とから、端末1Aと端末2Aとの位置関係を示す情報を算出する。
【0038】
この後、位置関係算出部20によって算出された位置関係を示す情報により、端末2Aの現在位置に対する端末1Aの現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0039】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2Aの現在位置に対する端末1Aの現在位置が端末2Aの表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0040】
(第3実施形態)
図3は本発明に係る第3実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0041】
第3実施形態の位置検出システムは、図3に示すように、第2実施形態と同様の端末1Aと、第1実施形態と同様の端末2とを備えているほか、第3実施形態の特徴としてサーバ3をさらに備えている。ただし、端末2の移動体通信部21は、サーバ3の番号を予め記憶しており、捜索時にはその番号でサーバ3にアクセスするようになっている。また、端末2の表示部23は、後述の通信部31および移動体通信部21間の通信を通じて、後述の位置関係算出部30によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により端末2の現在位置に対する端末1Aの現在位置を表示する。
【0042】
サーバ3は、端末1Aおよび端末2と通信(有線式通信または無線式通信)を行うための通信部31と、この通信部31および移動体通信部11間の通信を通じて、測位部12から端末1Aの現在位置情報を取得するとともに、通信部31および移動体通信部21間の通信を通じて、測位部22から端末2の現在位置情報を取得し、これらの現在位置情報から端末1Aと端末2との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出部30とを備えている。
【0043】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。ここでは、端末1Aは人または物などの移動体に保持され、端末2はその移動体の捜索側の利用者(例えば所有者または関係者など)によって保持されているとする。
【0044】
移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2における例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2の移動体通信部21がサーバ3の通信部31と通信を開始する。
【0045】
移動体通信部21および通信部31間で通信が確立すると、測位部22が測位を開始し、端末2の現在位置情報をサーバ3に送信する。この後、端末2およびサーバ3間の通信が終了するようにしてもよいが、マルチアクセスが可能である場合には端末2およびサーバ3間の通信を維持するようにしてもよい。
【0046】
端末2の現在位置情報がサーバ3に送信されると、通信部31が端末1Aの移動体通信部11と通信を開始する。具体的には、サーバ3が予め端末1Aの番号を保持するか、あるいは端末2との上記通信で端末1Aの番号を取得するかなどして、その番号で電話をかける。
【0047】
移動体通信部11および通信部31間で通信が確立すると、測位部12が測位を開始し、端末1Aの現在位置情報をサーバ3に送信する。この後、端末1Aおよびサーバ3間の通信が終了するようにしてもよいが、マルチアクセスが可能である場合には端末1Aおよびサーバ3間の通信を維持するようにしてもよい。
【0048】
端末1Aの現在位置情報がサーバ3に送信されると、位置関係算出部30が、端末1Aの現在位置情報および端末2の現在位置情報から、端末1Aと端末2との位置関係を示す情報を算出する。この後、端末2およびサーバ3間の通信が終了している場合は、通信部31が端末2の移動体通信部21と通信を開始する。なお、この場合、サーバ3は端末1の場合と同様にして端末2の番号を保持する必要がある。
【0049】
位置関係を示す情報が算出されると、この情報が端末2に送信され、その位置関係を示す情報により、端末2の現在位置に対する端末1Aの現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0050】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2の現在位置に対する端末1Aの現在位置が端末2の表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0051】
(第4実施形態)
図4は本発明に係る第4実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0052】
第4実施形態の位置検出システムは、図4に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Bと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Bとを備えて構成されている。
【0053】
端末1Bは、移動体通信部11と、測位部12とを第2実施形態の端末1Aと同様に備えているほか、端末1Aとの相違点として、第2実施形態の位置関係算出部20を構成するためのプログラムを記憶する不揮発性の位置関係算出プログラム記憶部13をさらに備えている。
【0054】
端末2Bは、移動体通信部21と、測位部22と、表示部23とを第2実施形態の端末2Aと同様に備えているほか、端末2Aとの相違点としてダウンロードプログラム実行部20aをさらに備えている。このダウンロードプログラム実行部20aは、例えば所定のプログラムを実行することで端末2B全般の制御などの処理を行うコンピュータ(マイクロコンピュータ)により構成される一処理機能部であって、移動体通信部11および移動体通信部21間の通信を通して位置関係算出プログラム記憶部13から得られるプログラムを実行することにより、第2実施形態の位置関係算出部20として機能するものである。
【0055】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2Bにおける例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2Bの移動体通信部21が端末1Bの移動体通信部11と通信を開始する。
【0056】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、位置関係算出プログラム記憶部13に記憶されているプログラムが端末2Bにダウンロードされ、それをダウンロードプログラム実行部20aが実行することにより第2実施形態の位置関係算出部20として機能するようになる。この後の動作については第2実施形態の動作と同様である。
【0057】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2Bの現在位置に対する端末1Bの現在位置が端末2Bの表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0058】
なお、プログラムをダウンロードする前に端末2Bが端末1Bの現在位置情報を取得するようにしてもよい。また、ダウンロード先は、端末1Bに限らず、別のサーバであってもよい。
【0059】
(第5実施形態)
図5は本発明に係る第5実施形態の位置検出システムの構成図、図6は図5中の表示部による表示例を示す図である。
【0060】
第5実施形態の位置検出システムは、図5に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Cと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Cとを備えて構成されている。
【0061】
端末1Cは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第1実施形態の端末1と同様に備えているほか、端末1との相違点として、表示制御手段を構成するためのプログラムを記憶する不揮発性の位置関係表示プログラム記憶部14をさらに備えている。
【0062】
端末2Cは、移動体通信部21と、測位部22と、表示部23とを第1実施形態の端末2と同様に備えているほか、端末2との相違点としてダウンロードプログラム実行部24をさらに備えている。このダウンロードプログラム実行部24は、例えば所定のプログラムを実行することで端末2C全般の制御などの処理を行うコンピュータ(マイクロコンピュータ)により構成される一処理機能部であって、表示制御手段として、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報により、図6の例に示すように、端末2Cの現在位置(図6では各円の中心点)に対する端末1Cの現在位置(図6では×印)を表示部23の画面に表示するための制御を行う。また、図6において、表示の上下が南北にそれぞれ対応し、端末1C,2C間の距離が離れるほど、×印の位置が各円の中心点から離れるようになっている。
【0063】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2Cにおける例えば図示しない捜索釦などを押すと、端末2Cの移動体通信部21が端末1Cの移動体通信部11と通信を開始する。
【0064】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、位置関係算出プログラム記憶部14に記憶されているプログラムが端末2Cにダウンロードされ、それをダウンロードプログラム実行部24が実行することにより上記表示制御手段として機能するようになる。
【0065】
この後の動作については第1実施形態の動作と同様であり、上記表示制御手段として機能するダウンロードプログラム実行部24によって、図6の例に示すように、端末2Cの現在位置に対する端末1Cの現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0066】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、図6の例に示すように、端末2Cの現在位置に対する端末1Cの現在位置が端末2Cの表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0067】
なお、プログラムをダウンロードする前に端末2Cが端末1Cの現在位置情報を取得するようにしてもよい。また、ダウンロード先は、端末1Cに限らず、別のサーバであってもよい。
【0068】
(第6実施形態)
図7は本発明に係る第6実施形態の位置検出システムにおける表示部の表示例を示す図である。
【0069】
第6実施形態の位置検出システムは、第1から第4実施形態の位置検出システムのいずれかと同様に構成され、図7に示すように、表示部23が、移動体側の端末の現在位置を捜索側の端末に対する方向および距離で表示することを特徴とする。なお、移動体側の端末の絶対高度、または移動体側の端末と捜索側の端末との高度差をさらに表示するようにしてもよい。
【0070】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、捜索側の端末の現在位置に対する移動体側の端末の現在位置が表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0071】
(第7実施形態)
図8は本発明に係る第7実施形態の位置検出システムの構成図、図9は図8中の住所変換部による変換前後のデータ例を示す図である。
【0072】
第7実施形態の位置検出システムは、図8に示すように、人や物体などの移動体に設けられる第1実施形態と同様の端末1と、その移動体の捜索側に設けられる端末2Dとを備えて構成されている。
【0073】
端末2Dは、移動体通信部21と、表示部23とを第1実施形態の端末2と同様に備えているほか、端末2との相違点として、現在位置の住所などを入力するためのものであって、例えばキーボードまたは手書き入力用ペンなどにより構成される情報入力部221と、この情報入力部221で入力された住所を緯度および経度の情報に変換する住所変換部222とを備えている。
【0074】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明すると、端末2Dにおいて端末2Dの現在位置を得るための動作が第1実施形態のそれとは異なる。すなわち、図9の例に示すように、端末2Dの現在位置の住所を情報入力部221で入力すると、この情報入力部221で入力された住所は、対応する緯度および経度の情報に変換される。そして、この緯度および経度の情報が端末2Dの現在位置情報として端末1に送信されることになる。このような位置検出システムでも、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0075】
なお、第7実施形態では、情報入力部221および住所変換部222の双方が設けられる構成になっているが、図9の変換後の情報、すなわち端末2Dの現在位置の緯度および経度の情報を情報入力部221で直接入力させる場合には、住所変換部222は当然に不要となり、省略可能となる。
【0076】
また、第7実施形態では、第1実施形態において、情報入力部221および住所変換部222を測位部22に代えて設ける構成になっているが、情報入力部221および住所変換部222を測位部12に代えて設ける構成でもよい。要するに、本発明の位置検出システムは、各実施形態の構成そのものに限定されるものではなく、少なくとも各実施形態を種々組み合わせて得られる構成であってもよい。
【0077】
(第8実施形態)
図10は本発明に係る第8実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0078】
第8実施形態の位置検出システムは、図10に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Dと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Eとを備えて構成されている。
【0079】
端末1Dは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第7実施形態の端末1と同様に備えているほか、端末1との相違点として、端末2Eに対する入出力インターフェースとして機能するWebサーバ15を備えている。端末2Eは、第7実施形態の端末2Dと同様に、移動体通信部21と、表示部23と、情報入力部221とを備えている。ただし、移動体通信部11,21はインターネット対応の移動体通信機である。
【0080】
次に上記構成の位置検出システムの動作例について説明する。ここでは、端末1Dは人または物などの移動体に保持され、端末2Eはその移動体の捜索側の利用者(例えば所有者または関係者など)によって保持されているとする。
【0081】
移動体を捜索する場合、捜索側の利用者が端末2Eの情報入力部221で捜索を開始するための入力を行うと、端末2Eの移動体通信部21が端末1Dの移動体通信部11と通信を開始する。
【0082】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、Webサーバ15が端末2Eに対する入出力インターフェースとしての処理を開始し、端末2Eの現在位置の緯度および経度情報入力用のホームページを表示部23に表示する。なお、Webサーバ15に第7実施形態の住所変換部222と同様の処理機能を組み込み、端末2Eの現在位置の住所入力用のホームページを表示部23に表示するようにしてもよい。
【0083】
この後、情報入力部221で端末2Eの現在位置の緯度および経度情報が入力されると、その情報が位置関係算出部10に取り込まれ、測位部12で得られた端末1Dの現在位置情報とともに演算に使用されることによって、端末1Dと端末2Eとの位置関係を示す情報が算出される。
【0084】
この後、Webサーバ15は、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報により、端末2Eの現在位置に対する端末1Dの現在位置を表示部23の画面に表示する。
【0085】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、端末2Eの現在位置に対する端末1Dの現在位置が端末2Eの表示部23に表示されるから移動体の捜索が容易となる。
【0086】
(第9実施形態)
図11は本発明に係る第9実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0087】
第9実施形態の位置検出システムは、図11に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Eと、その移動体の捜索側に設けられる第1実施形態と同様の端末2とを備えて構成されている。
【0088】
端末1Eは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第1実施形態の端末1と同様に備えているほか、端末1との相違点として報知部16を備えている。この報知部16は、例えばブザーまたは点灯素子などにより構成され、位置関係算出部10による端末1Eと端末2との位置関係を示す情報から、端末1Eと端末2との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したとき、その旨を報知するものである。
【0089】
このような位置検出システムによれば、端末1Eと端末2との間の距離が所定距離内に接近したとき、報知部16がその旨を報知するので、捜索側の利用者は端末1Eが設けられた移動体に接近していることを認識することができる。
【0090】
(第10実施形態)
図12は本発明に係る第10実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0091】
第10実施形態の位置検出システムは、図12に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Fと、その移動体の捜索側に設けられる第1実施形態と同様の端末2とを備えて構成されている。
【0092】
端末1Fは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第1実施形態の端末1と同様に備えているほか、端末1との相違点として異常検知部17を備えている。この異常検知部17は、移動体の異常検出用のセンサにより構成され、このセンサによって異常が検出されたとき、移動体通信部11を通じて異常発生を端末2に通知するものである。例えば、上記センサに振動センサを使用したとき、端末1Fが静止しているにもかかわらず、振動センサで振動が検知されると、異常発生とされる。なお、端末2の表示部23は、端末1Fから通知された異常発生の旨を表示する。
【0093】
このように構成される位置検出システムでは、異常検知部17で異常が検出されたとき、端末1Fの移動体通信部11が端末2の移動体通信部21と通信を開始する。具体的には、移動体通信部11が予め記憶している移動体通信部21の番号で電話をかけるのである。
【0094】
移動体通信部11および移動体通信部21間で通信が確立すると、測位部12および測位部22が測位を開始し、この後、位置関係算出部10が、測位部22から端末2の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と測位部12で得られた端末1Fの現在位置情報とから、端末1Fと端末2との位置関係を示す情報を算出する。
【0095】
この後、位置関係算出部10によって算出された位置関係を示す情報とともに異常発生を知らせる情報が端末2に送信され、その情報により、端末1Fで異常が発生したことを知らせる内容とともに、端末2の現在位置に対する端末1の現在位置が表示部23の画面に表示される。
【0096】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、移動体の捜索が容易となるほか、移動体の異常有無の自動監視が可能になる。
【0097】
(第11実施形態)
図13は本発明に係る第11実施形態の位置検出システムの構成図である。
【0098】
第11実施形態の位置検出システムは、図13に示すように、人や物体などの移動体に設けられる端末1Gと、その移動体の捜索側に設けられる端末2Fとを備えて構成されている。
【0099】
端末1Gは、位置関係算出部10と、移動体通信部11と、測位部12とを第1実施形態の端末1と同様に備えているほか、無線(例えば特定少電力無線等)で通信を行うための近距離無線通信部19を備えている。端末2Fは、移動体通信部21と、測位部22と、表示部23とを第1実施形態の端末2と同様に備えているほか、無線(例えば特定少電力無線等)で通信を行うための近距離無線通信部29を備えている。近距離無線通信部19および近距離無線通信部29は、端末1Gと端末2Fとの位置関係を示す情報から、端末1Gと端末2Fとの間の距離が所定距離内に接近したことが判明したときに、移動体通信部11および移動体通信部21から切り換えられる。この切換制御は、端末1G,2F全般の制御などの処理を実行する図示しないコンピュータによってその一処理として実行される。
【0100】
このように構成される位置検出システムでは、端末1Gと端末2Fとの間の距離が所定距離内に接近したとき、通信手段が移動体通信部11および移動体通信部21から近距離無線通信部19および近距離無線通信部29にそれぞれ切り換わる。そして、これ以降は、近距離無線通信部19および近距離無線通信部29間の電波強度を用いて、端末1Gと端末2Fとの間の距離が計測され、表示部23に表示される。
【0101】
このような位置検出システムによれば、地図を使用しなくても、移動体の捜索が容易となるほか、移動体を見つけるまでに要する通信費を減らすことが可能になる。
【0102】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明は、移動体に設けられる第1の端末と、前記移動体の捜索側に設けられる第2の端末とを備えて構成される位置検出システムであって、前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の通信手段と、前記第1の端末の現在位置情報を得るための第1の現在位置情報獲得手段とを備える一方、前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の通信手段と、前記第2の端末の現在位置情報を得るための第2の現在位置情報獲得手段と、表示手段とを備え、この表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を通じて得られる情報であって、前記第1の端末の現在位置情報と前記第2の端末の現在位置情報とから算出され、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示するので、地図を使用しなくても移動体の捜索が容易となる。また、位置検出システム全体のコストを低く抑えることができ、例えば第1の端末および第2の端末間の通信で第1の端末の現在位置を知ることができるので、情報の取得にかかる時間を短縮することができる。
【0103】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第1の現在位置情報獲得手段で得られた前記第1の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、前記表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示するので、様々なシステム構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。
【0104】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、前記第2の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第2の現在位置情報獲得手段で得られた前記第2の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、前記表示手段は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示するので、様々なシステム構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。
【0105】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の位置検出システムにおいて、サーバを備え、このサーバは、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段と通信を行うためのサーバ側通信手段と、このサーバ側通信手段および前記第1の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得するとともに、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、これらの現在位置情報から前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段とを備え、前記表示手段は、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示するので、サーバにより、情報を一元管理できるためグループ等での利用が便利になる。
【0106】
請求項5記載の発明は、請求項2または3記載の位置検出システムにおいて、前記位置関係算出手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなるので、様々な構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。
【0107】
請求項6記載の発明は、請求項2または3記載の位置検出システムにおいて、前記第2の端末は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を前記表示手段に表示するための表示制御手段を備え、この表示制御手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなるので、様々な構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。また、2台の端末の位置関係を容易に把握することができる。
【0108】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記表示手段は、前記第1の端末の現在位置を前記第2の端末に対する少なくとも方向および距離で表示するので、2台の端末の位置関係を知ることができる。
【0109】
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段または現在位置の緯度および経度の情報を入力するための位置情報入力手段により構成されるので、GPSなどの特別な手段を用いなくても測位可能となるのでシステムコストを低減することができる。
【0110】
請求項9記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段、または現在位置の住所を入力するための位置情報入力手段およびこの位置情報入力手段で入力された住所を緯度および経度の情報に変換する住所変換手段により構成されるので、位置情報として扱いやすい住所を用いるため、位置情報の入力が容易になる。
【0111】
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、前記第2の端末に対する入出力インターフェースとして機能するWebサーバ機能を備えるので、様々な構成に柔軟に対応でき、端末への既存の移動通信機の利用が可能となり、システムコストを低減することができる。システムの扱いが容易になる。
【0112】
請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末または前記第2の端末は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したとき、その旨を報知する報知手段を備えるので、報知手段が第1の端末に設けられる場合には、近距離にいながら隠れていたり見落としなどで移動体を見つけることができないといった状況を改善することができ、捜索時間の短縮にもつながる一方、報知手段が第2の端末に設けられる場合には、移動体が近くにいることを認識することができる。
【0113】
請求項12記載の発明は、請求項1から11のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、異常検出用のセンサを備え、このセンサによって異常が検出されたとき、前記第1の通信手段を通じて異常発生を前記第2の端末に通知し、前記表示手段は、前記第1の端末から通知された前記異常発生の旨を表示するので、第1の端末から自発的に異常を知らせることができ、異常をいち早く知ることができる。
【0114】
請求項13記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システムにおいて、前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の近距離無線通信手段を備え、前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の近距離無線通信手段を備え、前記第1の近距離無線通信手段および前記第2の近距離無線通信手段は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したときに、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段から切り換えられるので、例えば第1の端末と第2の端末との間の距離を別の方式で求めることも可能となる。また、位置関係を示す情報の精度を上げて捜索時間を短縮することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図2】本発明に係る第2実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図3】本発明に係る第3実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図4】本発明に係る第4実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図5】本発明に係る第5実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図6】図5中の表示部による表示例を示す図である。
【図7】本発明に係る第6実施形態の位置検出システムにおける表示部の表示例を示す図である。
【図8】本発明に係る第7実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図9】図8中の住所変換部による変換前後のデータ例を示す図である。
【図10】本発明に係る第8実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図11】本発明に係る第9実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図12】本発明に係る第10実施形態の位置検出システムの構成図である。
【図13】本発明に係る第11実施形態の位置検出システムの構成図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 端末
10 位置関係算出部
11 移動体通信部
12 測位部
13 位置関係算出プログラム記憶部
14 位置関係表示プログラム記憶部
15 Webサーバ
16 報知部
17 異常検知部
19 近距離無線通信部
2,2A,2B,2C,2D,2E,2F 端末
20 位置関係算出部
20a ダウンロードプログラム実行部
21 移動体通信部
22 測位部
221 情報入力部
222 住所変換部
23 表示部
24 ダウンロードプログラム実行部
29 近距離無線通信部
3 サーバ
30 位置関係算出部
31 通信部
Claims (13)
- 移動体に設けられる第1の端末と、前記移動体の捜索側に設けられる第2の端末とを備えて構成される位置検出システムであって、
前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の通信手段と、前記第1の端末の現在位置情報を得るための第1の現在位置情報獲得手段とを備える一方、
前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の通信手段と、前記第2の端末の現在位置情報を得るための第2の現在位置情報獲得手段と、表示手段とを備え、この表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を通じて得られる情報であって、前記第1の端末の現在位置情報と前記第2の端末の現在位置情報とから算出され、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示する
ことを特徴とする位置検出システム。 - 前記第1の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第1の現在位置情報獲得手段で得られた前記第1の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、
前記表示手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示する
ことを特徴とする請求項1記載の位置検出システム。 - 前記第2の端末は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得し、この現在位置情報と前記第2の現在位置情報獲得手段で得られた前記第2の端末の現在位置情報とから、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段を備え、
前記表示手段は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示する
ことを特徴とする請求項1記載の位置検出システム。 - サーバを備え、このサーバは、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段と通信を行うためのサーバ側通信手段と、このサーバ側通信手段および前記第1の通信手段間の通信を通じて、前記第1の現在位置情報獲得手段から前記第1の端末の現在位置情報を取得するとともに、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記第2の現在位置情報獲得手段から前記第2の端末の現在位置情報を取得し、これらの現在位置情報から前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報を算出する位置関係算出手段とを備え、
前記表示手段は、前記サーバ側通信手段および前記第2の通信手段間の通信を通じて、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報を取得し、この情報により前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を表示する
ことを特徴とする請求項1記載の位置検出システム。 - 前記位置関係算出手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなることを特徴とする請求項2または3記載の位置検出システム。
- 前記第2の端末は、前記位置関係算出手段によって算出された位置関係を示す情報により、前記第2の端末の現在位置に対する前記第1の端末の現在位置を前記表示手段に表示するための表示制御手段を備え、この表示制御手段は、前記第2の通信手段の通信により外部から取得したプログラムを実行するコンピュータの処理機能によりなることを特徴とする請求項2または3記載の位置検出システム。
- 前記表示手段は、前記第1の端末の現在位置を前記第2の端末に対する少なくとも方向および距離で表示することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の位置検出システム。
- 前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段または現在位置の緯度および経度の情報を入力するための位置情報入力手段により構成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システム。
- 前記第1の現在位置情報獲得手段または前記第2の現在位置情報獲得手段は、現在位置を検出する測位手段、または現在位置の住所を入力するための位置情報入力手段およびこの位置情報入力手段で入力された住所を緯度および経度の情報に変換する住所変換手段により構成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の位置検出システム。
- 前記第1の端末は、前記第2の端末に対する入出力インターフェースとして機能するWebサーバ機能を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の位置検出システム。
- 前記第1の端末または前記第2の端末は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したとき、その旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システム。
- 前記第1の端末は、異常検出用のセンサを備え、このセンサによって異常が検出されたとき、前記第1の通信手段を通じて異常発生を前記第2の端末に通知し、前記表示手段は、前記第1の端末から通知された前記異常発生の旨を表示することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の位置検出システム。
- 前記第1の端末は、無線で通信を行うための第1の近距離無線通信手段を備え、前記第2の端末は、無線で通信を行うための第2の近距離無線通信手段を備え、前記第1の近距離無線通信手段および前記第2の近距離無線通信手段は、前記第1の端末と前記第2の端末との位置関係を示す情報から、前記第1の端末と前記第2の端末との間の距離が所定距離内に接近したことが判明したときに、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段から切り換えられることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の位置検出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160445A JP2004003884A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 位置検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160445A JP2004003884A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 位置検出システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004003884A true JP2004003884A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30429854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002160445A Withdrawn JP2004003884A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 位置検出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004003884A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006226962A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Saxa Inc | 車両の行き先指示システム及びそのセンタ装置 |
JP2008242810A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Fujitsu Component Ltd | 情報提供システム、及び、情報提供方法 |
WO2014157295A1 (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-02 | 株式会社メガチップス | 迷子捜索システム、記録媒体および迷子捜索方法 |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002160445A patent/JP2004003884A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006226962A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Saxa Inc | 車両の行き先指示システム及びそのセンタ装置 |
JP2008242810A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Fujitsu Component Ltd | 情報提供システム、及び、情報提供方法 |
US8666371B2 (en) | 2007-03-27 | 2014-03-04 | Fujitsu Component Limited | Information providing system and information providing method |
WO2014157295A1 (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-02 | 株式会社メガチップス | 迷子捜索システム、記録媒体および迷子捜索方法 |
US9691251B2 (en) | 2013-03-27 | 2017-06-27 | Megachips Corporation | Lost child search system, recording medium, and lost child search method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3624890B2 (ja) | データ転送システム | |
JP4880782B2 (ja) | 加速度データに応じて無線通信端末間の相対的な方向と距離を表示する無線通信端末及び方法 | |
US20070288157A1 (en) | Method and apparatus for providing an alert utilizing geographic locations | |
JP6238542B2 (ja) | 迷子捜索システム、プログラムおよび迷子捜索方法 | |
JP4830891B2 (ja) | 駐車位置探索支援装置 | |
US9335176B2 (en) | Information processing device, processing method, and medium | |
US20100203837A1 (en) | Communication system | |
US11134450B2 (en) | Mobile terminal, position confirmation device, position confirmation system, position specification program, position confirmation program, position specification method and position confirmation method | |
JP2011117775A (ja) | 経路案内システム、経路案内方法、経路案内装置、および、プログラム | |
CN110097487A (zh) | 车辆的事故管理系统及方法 | |
CN107218943B (zh) | 室内导航方法及装置 | |
JP2000241193A (ja) | 歩行計 | |
WO2019061276A1 (zh) | 一种信号质量的提醒方法、终端以及服务器 | |
JP2015059769A (ja) | 端末及び制御プログラム | |
JP5157795B2 (ja) | 端末測位方法、端末測位システム及び基地局 | |
JP2004003884A (ja) | 位置検出システム | |
JP2010193318A (ja) | 車載システム、車載装置および携帯端末装置 | |
JP2005202397A (ja) | 端末装置 | |
JP2009229417A (ja) | ナビゲーションシステム、グループ管理方法及びグループ管理プログラム | |
JP6154841B2 (ja) | 携帯端末、情報通知方法及びプログラム | |
JP3674604B2 (ja) | ナビゲーションシステムおよび移動通信端末 | |
JP2014194342A (ja) | 車載ナビゲーション装置、携帯端末装置およびナビゲーションシステム | |
JP2003035551A5 (ja) | ||
JP2004112050A (ja) | 通信端末装置、その接続制御方法、そのプログラム | |
JP5903975B2 (ja) | ナビゲーションアプリがインストールされた電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |