JP2004001011A - Method for executing butt welding - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外ボイラーチューブ等の金属配管材、金属板材等の突き合わせ溶接に係り、特に寒冷地等の低温環境下における溶接不良を回避するための突き合わせ溶接施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、ボイラーチューブ等に使用される引張り強さ400N/mm2クラスの炭素鋼材料は、少なくとも5℃以上の温度環境下で溶接することが望ましいとされている。これは、5℃以下の低温環境下で溶接すると溶接部の急加熱と急冷却とにより溶接部の割れ等の溶接不良が発生しやすいためである。このため、5℃以下の寒冷期における屋外でのボイラーチューブ等の溶接作業は殆ど実施されていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように低温環境下(特に−20℃〜5℃)でボイラーチューブ等の溶接を行った際に溶接部に割れ等の溶接不良が生じることの主な原因は、溶接母材金属の急激な熱膨張および熱収縮のためであるが、さらに溶接時の溶融部に水素が入り込んだ場合、溶融部が急冷却されると同時に水素が溶接部に溜まり、これが時間の経過とともに拡散性水素となって水素脆性と呼ばれる溶接割れが生じる。
【0004】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、低温環境下における溶接割れ等の溶接不良の発生を回避し、しかも溶接作業効率と経済的を向上させることのできる突き合わせ溶接施工方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、請求項1に記載したように、溶接母材の溶接部同士を突き合わせ位置に位置決めする位置決めステップと、上記溶接部を所定の温度に予熱する一次予熱ステップと、溶接部を仮溶接する仮溶接ステップと、溶接部を所定の温度に再度予熱する二次予熱ステップと、溶接部を本溶接する本溶接ステップと、溶接後の溶接部を徐冷する徐冷ステップとを有することを特徴とする。
【0006】
このように、仮溶接と本溶接の前に溶接部を予熱する一次予熱ステップおよび二次予熱ステップを設けるとともに、本溶接後の溶接部を徐冷する徐冷ステップを設けたことにより、低温環境下での溶接時において溶接部が急加熱、急冷却されなくなるため、溶接割れ等の溶接不良の発生が回避される。
【0007】
また、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、請求項2に記載したように、前記一次予熱ステップおよび二次予熱ステップにおける予熱温度を20℃〜100℃の範囲に設定することを特徴とする。このように予熱温度を20℃〜100℃の範囲に設定すれば、予熱によるエネルギー消費を必要最低限にして経済性を高めることができる。
【0008】
さらに、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、請求項3に記載したように、前記溶接母材が管状材である場合に、前記仮溶接ステップにおける仮溶接長を20mm以上に設定し、かつ仮溶接箇所を2箇所として対向位置に配置することを特徴とする。このように仮溶接長を20mm以上と長く設定することにより、仮溶接部一ヶ所当たりの溶接入熱量を増加させ、仮溶接後の急冷却を防止して溶接割れ等の溶接不良を回避することができる。
【0009】
そして、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、請求項4に記載したように、前記徐冷ステップにおいて溶接後の溶接部の温度を100℃以上に保ち、この状態を10分間以上保持することを特徴とする。これにより、溶接部の急冷却による割れを防ぐとともに、溶接時に混入する水素の離脱を促して水素脆性を有効に回避することができる。
【0010】
また、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、請求項5に記載したように、前記一次予熱ステップおよび二次予熱ステップにおける溶接部の予熱を、電熱ヒーター付の予熱ジャケットで溶接部を覆うことにより行うことを特徴とする。こうすれば、簡素な構成により経済的に低温環境下における溶接割れ等の溶接不良の発生を防止することができる。
【0011】
さらに、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、請求項6に記載したように、前記予熱ジャケットで予熱する部分を溶接部から50mm程離間させることを特徴とする。これにより、予熱と溶接を同時に進行することができ、溶接作業効率が向上する。
【0012】
そして、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、請求項7に記載したように、前記位置決めステップにおける溶接部の位置決めを、対向する溶接母材の溶接部同士を仮固定するクランプ状の位置決め治具により行い、前記一次予熱ステップにおける溶接部の予熱を、電熱ヒーター付の予熱ジャケットで溶接部を覆うことにより行い、上記位置決め治具の前記溶接母材軸方向に沿う長さを上記予熱ジャケットの設置位置内寸と同寸法に設定する。これにより、位置決め治具が予熱ジャケットの位置決め治具としても機能し、予熱ジャケットの位置決めを容易に行うことができて溶接作業効率が向上する。
【0013】
また、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、請求項8に記載したように、前記徐冷ステップにおける溶接部の徐冷を、溶接部を覆う保温ジャケットにより行うことを特徴とする。この場合も、簡素な構成により経済的に低温環境下における溶接割れ等の溶接不良の発生を防止することができる。
【0014】
さらに、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、請求項9に記載したように、前記一次予熱ステップおよび二次予熱ステップにおける溶接部の予熱を、溶接部を覆う電熱ヒーター付の予熱ジャケットにより行い、前記徐冷ステップにおける溶接部の徐冷を、上記予熱ジャケットで溶接部を覆うことにより行うことを特徴とする。これにより、予熱ジャケットを保温ジャケットとして兼用できるので、設備面での経済性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法の一実施形態をフローチャートで示した図である。ここに示すように、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法は、位置決めステップAと、一次予熱ステップBと、仮溶接ステップCと、二次予熱ステップDと、本溶接ステップEと、徐冷ステップFとを有することを特徴とする。
【0017】
図2は、突き合わせ溶接の一例としてボイラーチューブ(金属配管材)同士の突き合わせ作業状況を示した側面図である。ここに示すように、上下のボイラー壁1,1から延びる複数のボイラーチューブ2,2が突き合わされて溶接される。まず、位置決めステップAにおいて、溶接母材であるボイラーチューブ2,2の溶接部3(端部)同士を位置決め治具4を用いて突き合わせ位置に位置決めする。
【0018】
ボイラーチューブ2,2の溶接部3は予め面取り(開先面)5が加工されて開先形状をなし、この溶接部3同士を所定の開先ギャップ(4.0mm〜4.5mm)を有して対向し、かつ互いの芯が一致するように、位置決め治具4により固定する。位置決め治具4は、例えば図3に横断面を示すような2つ割りのクランプ6,6を備え、4本のボルト7を締め込むことにより対向するボイラーチューブ2,2の端部同士を同軸的に固定する。
【0019】
この位置決めステップAの次に、溶接部3を所定の温度に予熱する一次予熱ステップBを実行する。この一次予熱ステップBでは、まず溶接部3の水分等を除去するためにガスバーナー等で熱した後、その余熱が残っているうちに電熱ヒーター付の予熱ジャケット10,10で溶接部3の上下を覆うことにより溶接部3を予熱する。
【0020】
図4に示すように、予熱ジャケットは10、例えば切口11のある柔軟な管状の保温パッド12の内周に電熱ヒーター13が設けられ、保温パッド12の外周には面ファスナー14付の締付バンド15が巻装された簡素な構成である。この予熱ジャケット10の内径は、電熱ヒーター13がボイラーチューブ2,2の外径に密着する径に設定される。そして、電熱ヒーター13から延びるリード線16が電源に接続される。
【0021】
予熱ジャケット10で予熱する部分は、溶接部3から50mm程離間した位置とされる。ここで、位置決め治具4のボイラーチューブ2,2軸方向に沿う長さH(図2参照)は、予熱ジャケット10の設置位置内寸と同寸法に設定されている。つまり、Hは溶接部3から50mmずつ離れて固定される上下の予熱ジャケット10,10の内側面の間隔である100mmに設定されている。
【0022】
このため、上下の予熱ジャケット10,10を位置決め治具4に当接させるだけで予熱ジャケット10,10を溶接部3から50mm離れた正確に位置決めすることができ、これにより予熱ジャケット10,10の位置決めを容易にして溶接作業効率を向上させることができる。
【0023】
このように、電熱ヒーター13付きの予熱ジャケット10で溶接部3を覆うことにより予熱を行えば、簡素な構成により経済的に低温環境下における予熱作業を行うことができる。
【0024】
また、予熱ジャケット10による予熱温度は20℃〜100℃の範囲に設定する。これにより、予熱によるエネルギー消費を必要最低限にするとともに、予熱ジャケット10の構成を簡素化してより一層経済性を高めることができる。
【0025】
一次予熱ステップBの次には、ボイラーチューブ2,2の溶接部3を仮溶接する仮溶接ステップCを実行する。その際、予熱ジャケット10,10はボイラーチューブ2,2に巻装したままでよい。予熱ジャケット10,10は溶接部3より50mm程離間しているため、予熱ジャケット10,10による予熱を行いながら仮溶接を同時に進行することができ、溶接作業効率が良い。
【0026】
この実施形態のように溶接母材(ボイラーチューブ2,2)が管状材である場合には、図5(a),(b)に示すように、仮溶接部20の溶接長Wを20mm以上に設定し、かつ仮溶接部20の箇所を2箇所として対向位置に配置して仮溶接する。
【0027】
こうした場合、図6(a),(b)に示す従来例のように5mm程度の仮溶接長を持つ仮溶接部21を4箇所程設けた場合に比べて仮溶接長が長くなるため、仮溶接部一ヶ所当たりの溶接入熱量が増加し、仮溶接後の急冷却を防止して溶接割れ等の溶接不良を回避することができる。
【0028】
仮溶接が完了したら、位置決め治具4を取り外し、再び溶接部3を所定の温度に再度予熱する二次予熱ステップDを実行する。ここでは、図7に示すように、一次予熱ステップBで使用した予熱ジャケット10,10を溶接部3の位置までずらして溶接部3を予熱する。この時の予熱温度も一次予熱ステップBと同様に20℃〜100℃の範囲に設定する。
【0029】
二次予熱ステップDでの予熱が完了したら、本溶接ステップEに移る。図8に示すように、本溶接ステップEでは、二次予熱ステップDで溶接部3を覆った予熱ジャケット10,10を上下にずらして溶接部3を露呈させ、TIG溶接、MIG溶接等により溶接部3を全周溶接する。このとき、予熱ジャケット10,10による加熱は続行したままでよい。
【0030】
本溶接ステップEが完了したら、直ちに溶接部3を徐冷する徐冷ステップFに移る。この徐冷ステップFでは、図9に示すように、保温ジャケット24によって溶接直後の溶接部3を覆う。保温ジャケット24は、図10に示すように、切口25のある柔軟な管状の保温パッド26の外周に面ファスナー27付の締付バンド28が巻装された構成である。保温ジャケット24の保温性能は、溶接部3の温度を100℃以上に保ち、この状態を10分間以上保持できるものとする。
【0031】
この突き合わせ溶接施工方法では、仮溶接ステップCと本溶接ステップEの前に、それぞれ溶接部3を予熱する一次予熱ステップBと二次予熱ステップDが設けられ、さらに本溶接ステップEの後に徐冷ステップFが設けられているため、低温環境下での溶接時においても溶接部3が急加熱および急冷却されることがなく、これにより溶接割れ等の溶接不良の発生を効果的に回避することができる。
【0032】
徐冷ステップFにおいては、溶接後の溶接部3が100℃以上の温度で10分間以上保持されるため、溶接部3の急冷却による割れを確実に防止するとともに、溶接時に混入する水素の離脱を促して溶接部3の水素脆性を有効に回避することができる。
【0033】
また、一次予熱ステップBおよび二次予熱ステップDにおける溶接部3の予熱を予熱ジャケット10で行い、徐冷ステップFにおける溶接部3の徐冷を保温ジャケット24により行うため、簡素な構成により経済的に予熱および徐冷作業を行い、低温環境下における溶接割れ等の溶接不良の発生を防止することができる。
【0034】
ところで、保温ジャケット24の代わりに予熱ジャケット10を電源を切った状態、あるいは通電状態のままで流用してもよい。こうすれば、予熱ジャケット10を保温ジャケット24として兼用できるので、設備面での経済性を向上させることができる。
【0035】
また、本実施形態では予熱ジャケット10が電気式のものとされているが、電気式に限らず、燃焼や化学反応、温水等によって発熱するように予熱ジャケット10を構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る突き合わせ溶接施工方法によれば、低温環境下での溶接時において溶接部が急加熱、急冷却されることを防止し、溶接部における溶接割れ等の溶接不良の発生を効果的に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る突き合わせ溶接施工方法の一実施形態をフローチャートで示した図。
【図2】突き合わせ溶接の一例としてボイラーチューブ同士の突き合わせ作業状況を示した側面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う横断面図。
【図4】予熱ジャケットの斜視図。
【図5】(a)は本願発明の仮溶接部を示す側面図、(b)は(a)のVb−Vb線に沿う横断面図。
【図6】(a)は従来技術の仮溶接部を示す側面図、(b)は(a)のVIb−VIb線に沿う横断面図。
【図7】二次予熱ステップの模様を示す側面図。
【図8】本溶接ステップの模様を示す側面図。
【図9】徐冷ステップの模様を示す側面図。
【図10】保温ジャケットの斜視図。
【符号の説明】
2 溶接母材となるボイラーチューブ
3 溶接部
4 位置決め治具
6 クランプ
10 予熱ジャケット
13 電熱ヒーター
20 仮溶接部
24 保温ジャケット
A 位置決めステップ
B 一次予熱ステップ
C 仮溶接ステップ
D 二次予熱ステップ
E 本溶接ステップ
F 徐冷ステップ
H 位置決め治具の溶接母材軸方向に沿う長さ
W 仮溶接部の溶接長[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to butt welding of metal piping materials such as outdoor boiler tubes, metal plate materials, and the like, and particularly to a butt welding method for avoiding poor welding in a low-temperature environment such as a cold region.
[0002]
[Prior art]
Usually, it is considered that it is desirable to weld a carbon steel material having a tensile strength of 400 N / mm2 class used for a boiler tube or the like under a temperature environment of at least 5 ° C. This is because when welding is performed in a low temperature environment of 5 ° C. or less, rapid heating and rapid cooling of the welded portion easily cause welding defects such as cracks in the welded portion. For this reason, at present, almost no welding work for boiler tubes and the like outdoors in the cold season of 5 ° C. or less is performed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, when welding a boiler tube or the like in a low-temperature environment (particularly -20 ° C to 5 ° C), the main cause of poor welding such as cracks in the welded portion is the rapid occurrence of the welding base metal. However, if hydrogen enters the molten zone during welding, the molten zone is rapidly cooled and hydrogen accumulates in the weld zone. As a result, a weld crack called hydrogen embrittlement occurs.
[0004]
The present invention has been made in view of the above problems, and a butt welding construction method capable of avoiding the occurrence of welding defects such as welding cracks in a low-temperature environment and improving the welding operation efficiency and economy. The purpose is to provide.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a butt welding method according to the present invention includes, as described in
[0006]
As described above, the primary preheating step and the secondary preheating step of preheating the welded portion before the temporary welding and the main welding are provided, and the slow cooling step of gradually cooling the welded portion after the main welding is provided. Since the welded portion is not rapidly heated and cooled during the welding below, the occurrence of welding defects such as welding cracks is avoided.
[0007]
In the butt welding method according to the present invention, as set forth in
[0008]
Furthermore, in the butt welding method according to the present invention, as described in
[0009]
The butt welding method according to the present invention, as described in claim 4, maintains the temperature of the welded portion after welding at 100 ° C. or more in the slow cooling step, and maintains this state for 10 minutes or more. Features. Thus, cracks due to rapid cooling of the welded portion can be prevented, and the separation of hydrogen mixed during welding can be promoted to effectively avoid hydrogen embrittlement.
[0010]
In the butt welding method according to the present invention, the preheating of the welded portion in the primary preheating step and the secondary preheating step is performed by covering the welded portion with a preheating jacket with an electric heater, as described in claim 5. It is characterized by performing. This makes it possible to economically prevent the occurrence of welding defects such as welding cracks in a low-temperature environment with a simple configuration.
[0011]
Further, the butt welding method according to the present invention is characterized in that, as described in
[0012]
In the butt welding method according to the present invention, as described in
[0013]
Further, the butt welding method according to the present invention is characterized in that the gradual cooling of the welded portion in the gradual cooling step is performed by a heat retaining jacket covering the welded portion. Also in this case, it is possible to economically prevent the occurrence of welding defects such as welding cracks in a low-temperature environment with a simple configuration.
[0014]
Further, the butt welding method according to the present invention, as described in claim 9, the preheating of the weld in the primary preheating step and the secondary preheating step is performed by a preheating jacket with an electric heater covering the weld, The gradual cooling of the welded portion in the gradual cooling step is performed by covering the welded portion with the preheating jacket. As a result, the preheating jacket can be used also as a heat retaining jacket, so that the economical efficiency in equipment can be improved.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a butt welding method according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0016]
FIG. 1 is a flowchart showing an embodiment of a butt welding method according to the present invention. As shown here, the butt welding method according to the present invention includes a positioning step A, a primary preheating step B, a temporary welding step C, a secondary preheating step D, a main welding step E, and a slow cooling step F. And characterized in that:
[0017]
FIG. 2 is a side view showing a butt welding situation between boiler tubes (metal piping materials) as an example of butt welding. As shown here, a plurality of
[0018]
The
[0019]
Subsequent to the positioning step A, a primary preheating step B for preheating the welded
[0020]
As shown in FIG. 4, the preheating
[0021]
The portion to be preheated by the preheating
[0022]
For this reason, it is possible to accurately position the preheating
[0023]
As described above, if the preheating is performed by covering the welded
[0024]
The preheating temperature by the preheating
[0025]
Subsequent to the primary preheating step B, a temporary welding step C for temporarily welding the welded
[0026]
When the welding base material (
[0027]
In such a case, the temporary welding length is longer than when the
[0028]
When the temporary welding is completed, the positioning jig 4 is removed, and a secondary preheating step D for preheating the welded
[0029]
When the preheating in the secondary preheating step D is completed, the process proceeds to the main welding step E. As shown in FIG. 8, in the main welding step E, the preheating
[0030]
When the main welding step E is completed, the process immediately proceeds to the slow cooling step F for gradually cooling the welded
[0031]
In this butt welding method, a primary preheating step B and a secondary preheating step D for preheating the welded
[0032]
In the slow cooling step F, since the welded
[0033]
In addition, since the preheating of the welded
[0034]
By the way, the preheating
[0035]
Further, in this embodiment, the preheating
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the butt welding method according to the present invention, during welding in a low-temperature environment, the welding portion is prevented from being rapidly heated and cooled, and welding defects such as welding cracks in the welding portion are prevented. Can be effectively avoided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing an embodiment of a butt welding method according to the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a butt welding situation between boiler tubes as an example of butt welding.
FIG. 3 is a transverse sectional view taken along the line III-III of FIG. 2;
FIG. 4 is a perspective view of a preheating jacket.
5A is a side view showing a temporary welded portion of the present invention, and FIG. 5B is a cross-sectional view taken along line Vb-Vb in FIG.
FIG. 6A is a side view showing a temporary welding portion according to the related art, and FIG. 6B is a cross-sectional view taken along a line VIb-VIb in FIG.
FIG. 7 is a side view showing a pattern of a secondary preheating step.
FIG. 8 is a side view showing the pattern of the main welding step.
FIG. 9 is a side view showing a pattern of a slow cooling step.
FIG. 10 is a perspective view of a thermal insulation jacket.
[Explanation of symbols]
2
Claims (9)
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