JP2004096844A - ブラシレス直流モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】モータの防塵効果と冷却効果を両立して得られるブラシレス直流モータを提供する。
【解決手段】ハウジング31の内側に固定子10が取り付けられ、前記固定子10の内周に回転子20が配され、前記回転子20が回転軸21とヨーク23と磁性体22とからなり、前記ハウジング31の中心に設けられた軸受部34により前記回転軸21が回転自在に支持され、前記ヨーク23が逆コップ状であり、その内側に前記軸受部34が配されている。
【選択図】 図1
【解決手段】ハウジング31の内側に固定子10が取り付けられ、前記固定子10の内周に回転子20が配され、前記回転子20が回転軸21とヨーク23と磁性体22とからなり、前記ハウジング31の中心に設けられた軸受部34により前記回転軸21が回転自在に支持され、前記ヨーク23が逆コップ状であり、その内側に前記軸受部34が配されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載エアコンの駆動用等に好適に用いられるブラシレス直流モータに関し、モータ内の防塵効果を向上するとともに、モータ冷却効果を向上することのできるブラシレス直流モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ブラシレス直流モータ(以下、BLDCモータという)は、図3のモータ100の外観図に示すように、円筒状のハウジング111内部に不図示の固定子と回転子からなるモータ部101を納め、また、回転子や駆動回路基板などのモータ部材を支持するブラケット113を設けてカバー114で覆われている。
【0003】
モータ部101は、ハウジング111の内側にリング状に固定子が取り付けられ、その固定子の内周に回転子が配されている。回転子はブラケット113の中央部に設けられたメタルベアリングなどのベアリングを備えた軸受部に回転軸102が回転自在に支持されている。
【0004】
従来より、BLDCモータ100では、固定子や回転子、軸受部などのモータ部101での発熱を冷却して過熱を防ぎモータ特性を維持するために、外気をモータ部101に導入し又内部の熱を放散する冷却用通気孔120がハウジング111に設けられ、例えば、図4のモーターフレーム110の平面図に示すように、ハウジング111の天井部112の回転軸用貫通孔121の周囲に冷却用通気孔120が等間隔で設けられているものがある。
【0005】
ところが、モータ部101の冷却効果を十分に得ることができるだけの大きな通気孔120を設けると、この通気孔120から外気と共に砂や粉塵などの異物がモータ部101に侵入し、回転軸102やメタルベアリングなどの回転部を傷付けたり、或いは回転駆動部への異物の噛み込みによってBLDCモータ100の回転不良や回転軸の異常摩耗、発熱などの不具合を生じるという問題がある。
【0006】
また逆に、上記異物のモータ部101への侵入を防止するため、ハウジング111の天井部112に設ける冷却用通気孔120を小さくしたり、或いは開設数を減らすと、外気の導入や熱の放出が不足しモータ部101の冷却効果が十分得られなくなり、モータが過熱しモータ特性を低下させてしまう問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、モータの防塵効果と冷却効果を両立して得られるブラシレス直流モータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ハウジングの内側に固定子が取り付けられ、前記固定子の内周に回転子が配され、前記回転子が、回転軸とヨークと磁性体とからなり、前記ハウジングの中心に設けられた軸受部により前記回転軸が回転自在に支持され、前記ヨークが逆コップ状であり、その内側に前記軸受部が配されていることを特徴とするブラシレス直流モータである。
【0009】
請求項2の発明は、前記軸受部が、ブラケットに立設された筒体と、前記筒体の内側に配したベアリングを有し、前記ベアリングの内周に前記回転軸が支持されたことを特徴とする請求項1に記載のブラシレス直流モータである。
【0010】
本発明のブラシレス直流モータによれば、逆コップ状ヨークが回転軸やベアリングを含む軸受部を覆うように設けられているので、外気と共にモータ内部に侵入する砂や粉塵等の異物が軸受部にまで入り込むのを防ぎ、軸受部に含まれる回転軸やベアリングなどの回転部分の傷付き、異物の回転駆動部への噛み込みによる回転不良などの不具合を防止することができる。
【0011】
また、上記軸受部の防塵効果により異物侵入の許容限度が緩められ、ブラケットの冷却用通気孔を大きくして冷却効率を向上することができ、高温雰囲気中の使用でも高い冷却効果により過熱を防ぎ、モータ特性を正常に保つことができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、実施形態のBLDCモータ1の縦断面図である。図において、BLDCモータ1は、固定子10と回転子20からなるモータ部2をモータフレーム30の円筒状ハウジング31内に設け、フランジ部32には回転子20をハウジング32内に支持するブラケット33が設けられている。
【0014】
モータ部2では、固定子10がハウジング31の内側に取り付けられた鉄心11とそれに巻回された巻線12とからリング状に形成され、固定子10の内周に磁性体22を有する回転子20が配されている。
【0015】
回転子20は、回転軸21と、回転軸21の圧入部24に圧入し取り付けられたコップ状のヨーク23と、ヨーク23の外周に固定された磁性体22とからなり、ハウジング31の中心に設けられた軸受部34により回転軸21が回転自在に支持されている。
【0016】
前記軸受部34は、ブラケット33の中央部に立設しその基部をリブ38で支持されたブラケット33に一体に形成された円筒体37と、円筒体37の内側に配されたメタルベアリング35からなり、回転軸21がベアリングの内環部35a、35bに支持されている。
【0017】
すなわち、回転子20は、ブラケット33に設けられた軸受部34に回転軸21が支持されることにより、ハウジング31の中心に固定子10の内周に磁性体22が対向するように配されている。
【0018】
ヨーク23は、図に示すようにコップ状の開口部23aを下向きにした逆コップ状に回転軸21中間の圧入部24に取り付けられ、メタルベアリング35をその内側に納めている軸受部34と回転軸21のモータ部21aとをコップ状の内側に覆うように配されている。
【0019】
さらに、ヨーク23外周の磁性体22が、固定子10の内周に対向して配されているので、回転中の回転子20が固定子10と回転子20の間の僅かの隙間39を残して軸受部34を密閉するようになっている。
【0020】
また、ハウジング31は、その天井部36の中央部に回転軸21を通す貫通孔41と、貫通孔41の周囲に従来よりも径の大きい冷却用通気孔42が等間隔に開設されている(図2のモータフレーム30の平面図参照)。
【0021】
上記構造のBLDCモータ1は、通電により回転子20が回転し、その回転作用によりモータ部2内の空気が撹拌されることにより、貫通孔41及び冷却用通気孔42から外気がモータ部2内に導入され、またモータ部2の熱がそれらの孔から外部に放出されてBLDCモータ1を冷却するようになっている。
【0022】
本発明のBLDCモータ1では、回転子20のヨーク23及び磁性体22が軸受部34を覆い密閉するので、空気は固定子10と回転子20との隙間39を通過しハウジング31内を流動してモータ部2内を冷却することができる。しかし、外気と共に貫通孔41や冷却用通気孔42を通りモータ部2に侵入してくる砂や粉塵等の異物は、粒子が大きく又流動性が空気より小さいため、その僅かの隙間39を通過することができずモータ部2奥部への侵入が阻止される。
【0023】
これにより、異物が軸受部34に入り込むのを防ぐことができ、回転軸21やメタルベアリング35の回転部の傷付き、回転駆動部内への異物の噛み込みを防ぎ、回転不良や回転軸の異常摩耗、発熱などによる故障を防止することができる。
【0024】
上記軸受部への防塵効果の向上により、モータ部2への異物侵入の許容限度を緩和することができ、ハウジング31に設ける貫通孔41や冷却用通気孔42の孔を従来より大きく明ける、或いは開設数を増すことが可能となり、モータ部2への外気の導入或いは内部の熱の放散がより効果的に行われるようになり、モータ部2内の固定子10や回転子20またブラケット33の発熱や蓄熱を効率よく冷却しBLDCモータ1の冷却効果を一層向上することができる。
【0025】
上記の冷却効果の向上により、BLDCモータ1は常温ではもちろんのこと、高温雰囲気中で使用される場合でも、モータの過熱をより防ぎモータ特性を正常に保つことができる。
【0026】
従って、本発明のBLDCモータは、高温、かつ砂や粉塵等の多い過酷な使用条件下においても、例えば自動車のエアコン用送風機の駆動に使用される場合、その優れた防塵効果と冷却効果により、モータの回転部分の傷付き、回転駆動部内への異物の噛み込み等による故障発生を防ぎ、かつモータの過熱を防いでモータ特性を維持し、長時間の連続運転にも対応することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のブラシレス直流モータでは、回転子を支持する軸受部がコップ状ヨーク及び磁性体に覆われているので、モータ内に侵入する砂、粉塵等の異物が軸受部に入り込むことを防ぎ、回転軸やベアリングの損傷や回転不良を防止することができる。また、その防塵効果により、冷却用通気孔を大きく設けられるので、モータ部の通気性がよくなりモータの冷却効率が向上し、高温雰囲気中での使用においても優れた冷却効果を有し、異物による故障発生を防ぐとともにモータ特性を維持することができる。
【0028】
従って、本発明のブラシレス直流モータでは、高温中や粉塵の多い過酷な条件下で用いられるのに適した、信頼性の高いブラシレス直流モータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のブラシレス直流モータの縦断面図である。
【図2】実施形態のブラシレス直流モータのモータフレームの平面図である。
【図3】従来例のブラシレス直流モータの外観図である。
【図4】従来例のブラシレス直流モータのモータフレームの平面図である。
【符号の説明】
1……ブラシレス直流モータ
2……モータ部
10……固定子
20……回転子
21……回転軸
22……磁性体
23……コップ状ヨーク
31……ハウジング
33…ブラケット
34……軸受部
35……メタルベアリング
36……ハウジング天井
37……筒体
41……回転軸用貫通孔
42……冷却用通気孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載エアコンの駆動用等に好適に用いられるブラシレス直流モータに関し、モータ内の防塵効果を向上するとともに、モータ冷却効果を向上することのできるブラシレス直流モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ブラシレス直流モータ(以下、BLDCモータという)は、図3のモータ100の外観図に示すように、円筒状のハウジング111内部に不図示の固定子と回転子からなるモータ部101を納め、また、回転子や駆動回路基板などのモータ部材を支持するブラケット113を設けてカバー114で覆われている。
【0003】
モータ部101は、ハウジング111の内側にリング状に固定子が取り付けられ、その固定子の内周に回転子が配されている。回転子はブラケット113の中央部に設けられたメタルベアリングなどのベアリングを備えた軸受部に回転軸102が回転自在に支持されている。
【0004】
従来より、BLDCモータ100では、固定子や回転子、軸受部などのモータ部101での発熱を冷却して過熱を防ぎモータ特性を維持するために、外気をモータ部101に導入し又内部の熱を放散する冷却用通気孔120がハウジング111に設けられ、例えば、図4のモーターフレーム110の平面図に示すように、ハウジング111の天井部112の回転軸用貫通孔121の周囲に冷却用通気孔120が等間隔で設けられているものがある。
【0005】
ところが、モータ部101の冷却効果を十分に得ることができるだけの大きな通気孔120を設けると、この通気孔120から外気と共に砂や粉塵などの異物がモータ部101に侵入し、回転軸102やメタルベアリングなどの回転部を傷付けたり、或いは回転駆動部への異物の噛み込みによってBLDCモータ100の回転不良や回転軸の異常摩耗、発熱などの不具合を生じるという問題がある。
【0006】
また逆に、上記異物のモータ部101への侵入を防止するため、ハウジング111の天井部112に設ける冷却用通気孔120を小さくしたり、或いは開設数を減らすと、外気の導入や熱の放出が不足しモータ部101の冷却効果が十分得られなくなり、モータが過熱しモータ特性を低下させてしまう問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、モータの防塵効果と冷却効果を両立して得られるブラシレス直流モータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ハウジングの内側に固定子が取り付けられ、前記固定子の内周に回転子が配され、前記回転子が、回転軸とヨークと磁性体とからなり、前記ハウジングの中心に設けられた軸受部により前記回転軸が回転自在に支持され、前記ヨークが逆コップ状であり、その内側に前記軸受部が配されていることを特徴とするブラシレス直流モータである。
【0009】
請求項2の発明は、前記軸受部が、ブラケットに立設された筒体と、前記筒体の内側に配したベアリングを有し、前記ベアリングの内周に前記回転軸が支持されたことを特徴とする請求項1に記載のブラシレス直流モータである。
【0010】
本発明のブラシレス直流モータによれば、逆コップ状ヨークが回転軸やベアリングを含む軸受部を覆うように設けられているので、外気と共にモータ内部に侵入する砂や粉塵等の異物が軸受部にまで入り込むのを防ぎ、軸受部に含まれる回転軸やベアリングなどの回転部分の傷付き、異物の回転駆動部への噛み込みによる回転不良などの不具合を防止することができる。
【0011】
また、上記軸受部の防塵効果により異物侵入の許容限度が緩められ、ブラケットの冷却用通気孔を大きくして冷却効率を向上することができ、高温雰囲気中の使用でも高い冷却効果により過熱を防ぎ、モータ特性を正常に保つことができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、実施形態のBLDCモータ1の縦断面図である。図において、BLDCモータ1は、固定子10と回転子20からなるモータ部2をモータフレーム30の円筒状ハウジング31内に設け、フランジ部32には回転子20をハウジング32内に支持するブラケット33が設けられている。
【0014】
モータ部2では、固定子10がハウジング31の内側に取り付けられた鉄心11とそれに巻回された巻線12とからリング状に形成され、固定子10の内周に磁性体22を有する回転子20が配されている。
【0015】
回転子20は、回転軸21と、回転軸21の圧入部24に圧入し取り付けられたコップ状のヨーク23と、ヨーク23の外周に固定された磁性体22とからなり、ハウジング31の中心に設けられた軸受部34により回転軸21が回転自在に支持されている。
【0016】
前記軸受部34は、ブラケット33の中央部に立設しその基部をリブ38で支持されたブラケット33に一体に形成された円筒体37と、円筒体37の内側に配されたメタルベアリング35からなり、回転軸21がベアリングの内環部35a、35bに支持されている。
【0017】
すなわち、回転子20は、ブラケット33に設けられた軸受部34に回転軸21が支持されることにより、ハウジング31の中心に固定子10の内周に磁性体22が対向するように配されている。
【0018】
ヨーク23は、図に示すようにコップ状の開口部23aを下向きにした逆コップ状に回転軸21中間の圧入部24に取り付けられ、メタルベアリング35をその内側に納めている軸受部34と回転軸21のモータ部21aとをコップ状の内側に覆うように配されている。
【0019】
さらに、ヨーク23外周の磁性体22が、固定子10の内周に対向して配されているので、回転中の回転子20が固定子10と回転子20の間の僅かの隙間39を残して軸受部34を密閉するようになっている。
【0020】
また、ハウジング31は、その天井部36の中央部に回転軸21を通す貫通孔41と、貫通孔41の周囲に従来よりも径の大きい冷却用通気孔42が等間隔に開設されている(図2のモータフレーム30の平面図参照)。
【0021】
上記構造のBLDCモータ1は、通電により回転子20が回転し、その回転作用によりモータ部2内の空気が撹拌されることにより、貫通孔41及び冷却用通気孔42から外気がモータ部2内に導入され、またモータ部2の熱がそれらの孔から外部に放出されてBLDCモータ1を冷却するようになっている。
【0022】
本発明のBLDCモータ1では、回転子20のヨーク23及び磁性体22が軸受部34を覆い密閉するので、空気は固定子10と回転子20との隙間39を通過しハウジング31内を流動してモータ部2内を冷却することができる。しかし、外気と共に貫通孔41や冷却用通気孔42を通りモータ部2に侵入してくる砂や粉塵等の異物は、粒子が大きく又流動性が空気より小さいため、その僅かの隙間39を通過することができずモータ部2奥部への侵入が阻止される。
【0023】
これにより、異物が軸受部34に入り込むのを防ぐことができ、回転軸21やメタルベアリング35の回転部の傷付き、回転駆動部内への異物の噛み込みを防ぎ、回転不良や回転軸の異常摩耗、発熱などによる故障を防止することができる。
【0024】
上記軸受部への防塵効果の向上により、モータ部2への異物侵入の許容限度を緩和することができ、ハウジング31に設ける貫通孔41や冷却用通気孔42の孔を従来より大きく明ける、或いは開設数を増すことが可能となり、モータ部2への外気の導入或いは内部の熱の放散がより効果的に行われるようになり、モータ部2内の固定子10や回転子20またブラケット33の発熱や蓄熱を効率よく冷却しBLDCモータ1の冷却効果を一層向上することができる。
【0025】
上記の冷却効果の向上により、BLDCモータ1は常温ではもちろんのこと、高温雰囲気中で使用される場合でも、モータの過熱をより防ぎモータ特性を正常に保つことができる。
【0026】
従って、本発明のBLDCモータは、高温、かつ砂や粉塵等の多い過酷な使用条件下においても、例えば自動車のエアコン用送風機の駆動に使用される場合、その優れた防塵効果と冷却効果により、モータの回転部分の傷付き、回転駆動部内への異物の噛み込み等による故障発生を防ぎ、かつモータの過熱を防いでモータ特性を維持し、長時間の連続運転にも対応することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のブラシレス直流モータでは、回転子を支持する軸受部がコップ状ヨーク及び磁性体に覆われているので、モータ内に侵入する砂、粉塵等の異物が軸受部に入り込むことを防ぎ、回転軸やベアリングの損傷や回転不良を防止することができる。また、その防塵効果により、冷却用通気孔を大きく設けられるので、モータ部の通気性がよくなりモータの冷却効率が向上し、高温雰囲気中での使用においても優れた冷却効果を有し、異物による故障発生を防ぐとともにモータ特性を維持することができる。
【0028】
従って、本発明のブラシレス直流モータでは、高温中や粉塵の多い過酷な条件下で用いられるのに適した、信頼性の高いブラシレス直流モータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のブラシレス直流モータの縦断面図である。
【図2】実施形態のブラシレス直流モータのモータフレームの平面図である。
【図3】従来例のブラシレス直流モータの外観図である。
【図4】従来例のブラシレス直流モータのモータフレームの平面図である。
【符号の説明】
1……ブラシレス直流モータ
2……モータ部
10……固定子
20……回転子
21……回転軸
22……磁性体
23……コップ状ヨーク
31……ハウジング
33…ブラケット
34……軸受部
35……メタルベアリング
36……ハウジング天井
37……筒体
41……回転軸用貫通孔
42……冷却用通気孔
Claims (2)
- ハウジングの内側に固定子が取り付けられ、前記固定子の内周に回転子が配され、
前記回転子が、回転軸とヨークと磁性体とからなり、前記ハウジングの中心に設けられた軸受部により前記回転軸が回転自在に支持され、
前記ヨークが逆コップ状であり、その内側に前記軸受部が配されている
ことを特徴とするブラシレス直流モータ。 - 前記軸受部が、ブラケットに立設された筒体と、前記筒体の内側に配したベアリングを有し、
前記ベアリングの内周に前記回転軸が支持された
ことを特徴とする請求項1に記載のブラシレス直流モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002252160A JP2004096844A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | ブラシレス直流モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002252160A JP2004096844A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | ブラシレス直流モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004096844A true JP2004096844A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=32058508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002252160A Pending JP2004096844A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | ブラシレス直流モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004096844A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005295612A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Nippon Steel Corp | 二重回転子電動機 |
KR100841323B1 (ko) * | 2006-10-12 | 2008-06-25 | 엘지전자 주식회사 | 비엘디씨 모터 |
KR101779607B1 (ko) * | 2010-08-23 | 2017-09-18 | 엘지이노텍 주식회사 | Mdps 모터 |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002252160A patent/JP2004096844A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005295612A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Nippon Steel Corp | 二重回転子電動機 |
JP4532964B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-08-25 | 新日本製鐵株式会社 | 二重回転子電動機 |
KR100841323B1 (ko) * | 2006-10-12 | 2008-06-25 | 엘지전자 주식회사 | 비엘디씨 모터 |
KR101779607B1 (ko) * | 2010-08-23 | 2017-09-18 | 엘지이노텍 주식회사 | Mdps 모터 |
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