JP2004093623A - 照明装置及びそれを用いた表示装置 - Google Patents
照明装置及びそれを用いた表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004093623A JP2004093623A JP2002250828A JP2002250828A JP2004093623A JP 2004093623 A JP2004093623 A JP 2004093623A JP 2002250828 A JP2002250828 A JP 2002250828A JP 2002250828 A JP2002250828 A JP 2002250828A JP 2004093623 A JP2004093623 A JP 2004093623A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light guide
- holding
- incident
- lighting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/52—Details
- G03B27/54—Lamp housings; Illuminating means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21V—FUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F21V29/00—Protecting lighting devices from thermal damage; Cooling or heating arrangements specially adapted for lighting devices or systems
- F21V29/50—Cooling arrangements
- F21V29/70—Cooling arrangements characterised by passive heat-dissipating elements, e.g. heat-sinks
- F21V29/74—Cooling arrangements characterised by passive heat-dissipating elements, e.g. heat-sinks with fins or blades
- F21V29/76—Cooling arrangements characterised by passive heat-dissipating elements, e.g. heat-sinks with fins or blades with essentially identical parallel planar fins or blades, e.g. with comb-like cross-section
- F21V29/763—Cooling arrangements characterised by passive heat-dissipating elements, e.g. heat-sinks with fins or blades with essentially identical parallel planar fins or blades, e.g. with comb-like cross-section the planes containing the fins or blades having the direction of the light emitting axis
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B21/00—Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
- G03B21/14—Details
- G03B21/20—Lamp housings
- G03B21/208—Homogenising, shaping of the illumination light
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21V—FUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F21V7/00—Reflectors for light sources
- F21V7/0091—Reflectors for light sources using total internal reflection
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
- F21Y2115/00—Light-generating elements of semiconductor light sources
- F21Y2115/10—Light-emitting diodes [LED]
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
【課題】光効率が高く且つ光量変動の少ない照明を得ること。
【解決手段】LEDチップ20と保持ガラス11とを上記LEDチップ20の出射面と平行に且つ所定の間隔を保つようにホルダ10で保持し、上記保持ガラス11の上記LEDチップ20に対向する面と同じ側に、中密のテーパロッド30を、上記LEDチップ20からの拡散光が出射するその出射端30Bで、光透過性の接着剤により接着固定することで、LEDチップ20とテーパロッド30との間の位置変化を抑制する。
【選択図】 図1
【解決手段】LEDチップ20と保持ガラス11とを上記LEDチップ20の出射面と平行に且つ所定の間隔を保つようにホルダ10で保持し、上記保持ガラス11の上記LEDチップ20に対向する面と同じ側に、中密のテーパロッド30を、上記LEDチップ20からの拡散光が出射するその出射端30Bで、光透過性の接着剤により接着固定することで、LEDチップ20とテーパロッド30との間の位置変化を抑制する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光利用効率が高く光量変動の少ない照明装置、及び、それを用いて画像を投影表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、投影表示装置などに使用される指向性の高い照明装置として、特許第3159968号公報や特許第3048353号公報に、拡散光を出射するLEDとテーパロッドとを備えた例が開示されている。
【0003】
これは、図9の(A)に示すように、テーパロッド1の小径開口にLED光源2が近接して配置され、テーパロッド1の小径開口から該テーパロッド1に入射した光は、該テーパロッド1の内表面を全反射するように伝達される際に小角度に変換されて該テーパロッド1の大径開口から投影レンズ3に向けて出射するので、入射光線の許容される角度の狭いライトバルブを使用した投影表示装置に利用可能な照明装置が得られるというものである。
【0004】
ところで、ロッド形状をした光学部品の保持方法に関しては、特開平8−227034号公報や特開平10−253923号公報に開示されている。特開平8−227034号公報では、長期間に亘る位置決め精度の確保と熱応力を逃がすという課題に対して、図9の(B)に示すように、マスク機能を兼ねた支持部材4とバネ5でロッドインテグレータ6側面を付勢する構造が開示されている。また、特開平10−253923号公報では、高温となるロッドインテグレータの支持部材の耐熱性確保と構造上の保持精度確保という課題に対して、側面からバネ部材を用いて金属板からなる支持部材にロッドインテグレータを付勢すると同時に、入射端面の一部にバネ部材を引っ掛けて光軸方向にロッドインテグレータを付勢する構造が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
テーパロッドは、特許第3159968号公報や特許第3048353号公報に記載されているように、該テーパロッドに入射する光線の角度を小角度に変換する機能を有する。ところで、この角度変換の特性はテーパロッドの形状に依存する。即ち、角度変換の基本変換比は入射端の光軸に垂直な寸法に対する出射端の光軸に垂直な寸法の比で決まり、この比が大きいほど角度変換の基本変換比が大きくなり、より小角度に変換することができる。また、この角度変換の基本変換比に対するばらつきは、入射端の光軸に垂直な方向の寸法に対するテーパロッドの長さの比で決まり、この比が大きいほどばらつきの少ない均質な角度変換が行える。従って、入射端が小さいほど、同じ角度変換の機能を保ったままテーパロッド全体を小さくすることができる。
【0006】
一方、LEDは拡散光を放射する面光源であるので、LEDからの拡散光をできるだけ多くテーパロッドに取り込むには、LEDの出射面の各点からテーパロッドの入射端を見込む角度を十分大きくすれば良い。従って、テーパロッドの入射端の寸法をLEDの出射面の寸法に対して十分大きくすれば良いが、前述のように所望の角度変換の機能を得るにはテーパロッドが非常に大きくなってしまうという問題がある。従って、取り込む光量を多くし、テーパロッド全体の寸法を小さくするためには、入射端の寸法をLEDの出射面の寸法に近づけると同時に、入射端をLEDの出射面に近接して配置する必要があり、この場合、LEDの出射面とテーパロッドの入射端の僅かな位置の変化が、取り込み光量の大きな変化となってしまうという課題がある。
【0007】
さらに、テーパロッドを使用した場合、従来の平行なロッドインテグレータのように側面からの付勢により保持しようとすると、テーパ形状をしているために大径開口側に抜け易いという課題があり、特に長期間の使用に対して振動や繰り返される熱応力などにより位置ずれが発生し、取り込み光量の変化が発生してしまう。また、抜けを防ぐために入射端や出射端で光軸方向にも付勢しようとした場合、付勢部材により光が遮られて効率が低下するといった課題がある。
【0008】
しかし、特許3159968号公報や特許第3048353号公報には、商品化する際の様々な課題に対する記載が無く、特に、LEDとテーパロッドを近接して配置するにあたっての具体的な保持方法に関する記載が無いだけではなく、テーパロッドの保持の難しさを解決する開示も無い。さらに、特開平8−227034号公報や特開平10−253923号公報においても、上述した課題に対する解決法は何ら示されていない。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、光効率が高く、且つ、光量変動の少ない、照明装置及びそれを用いた表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明による照明装置は、
拡散光を出射面から放射する発光体と、
上記発光体の出射面に近接し上記拡散光が入射する入射端、
この入射端に入射した入射光が出射する、上記入射端よりも広い面積を有する出射端、及び
上記入射端と上記出射端との間に位置し、上記入射光を反射させながら上記出射端まで伝達するテーパ状反射面を有するテーパ部、
からなる導光手段と、
上記発光体と上記導光手段とを一体的に保持する保持手段と、
を具備することを特徴とする。
【0011】
即ち、請求項1に記載の発明の照明装置によれば、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明による照明装置は、請求項1に記載の照明装置において、上記保持手段は、上記導光手段の上記入射端または上記出射端に接する透光性保持部材で、上記導光手段を保持することを特徴とする。
【0013】
即ち、請求項2に記載の発明の照明装置によれば、透光性保持部材で導光手段の入射端または出射端を保持するので、入射端または出射端の保持による光量損失を防ぐことができる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明による照明装置は、請求項2に記載の照明装置において、上記透光性保持部材は、少なくとも一つの上記導光手段と接着固定されていることを特徴とする。
【0015】
即ち、請求項3に記載の発明の照明装置によれば、透光性保持部材を光路以外で固定できるので、光の損失なく簡単な構造で導光手段を保持することができる。また、一つの透光性保持部材で複数の導光手段を保持できるので、複数の導光手段を正確に位置決めできると同時に位置の変化を抑制できる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明による照明装置は、請求項2に記載の照明装置において、上記保持手段は、
上記導光手段の上記テーパ部の側面を接触保持するとともに、
少なくとも一つの上記導光手段を上記出射端側から上記透光性保持部材によって上記入射端の方向に押圧する、
ことを特徴とする。
【0017】
即ち、請求項4に記載の発明の照明装置によれば、導光手段のテーパ部側面と出射端の透光性保持部材で該導光手段を保持するので、導光手段の入射端を保持することなく簡単な構造で安定した保持ができる。また、導光手段が複数の場合でも一つの透光性保持部材で複数の導光手段を保持できるので、保持機構の部品数を少なく構成することができる。
【0018】
また、請求項5に記載の発明による照明装置は、請求項4に記載の照明装置において、上記保持手段は、上記導光手段の上記テーパ部の側面を点接触により保持することを特徴とする。
【0019】
即ち、請求項5に記載の発明の照明装置によれば、導光手段と保持手段との接触面積を小さくできるので、接触部分から漏れて散乱する光を少なくすることができ、導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0020】
また、請求項6に記載の発明による照明装置は、請求項1に記載の照明装置において、上記保持手段は、上記導光手段の上記テーパ部と一体的に形成された支持部により上記導光手段を保持することを特徴とする。
【0021】
即ち、請求項6に記載の発明の照明装置によれば、導光手段と支持部が一体的に構成されているので、テーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0022】
また、請求項7に記載の発明による照明装置は、請求項6に記載の照明装置において、上記支持部は、上記導光手段の上記入射端または上記テーパ部からの光を反射させながら伝達する機能を有することを特徴とする。
【0023】
即ち、請求項7に記載の発明の照明装置によれば、導光手段の支持部が光を伝達するので、支持部による光路の延長や折り曲げができ、導光手段を所望の形状に変形することができる。
【0024】
また、請求項8に記載の発明による照明装置は、請求項1に記載の照明装置において、上記導光手段は、上記入射端から入射した光を全反射により上記出射端に伝達することを特徴とする。
【0025】
即ち、請求項8に記載の発明の照明装置によれば、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0026】
また、請求項9に記載の発明による照明装置は、請求項8に記載の照明装置において、上記導光手段の側面と上記保持手段との間に、上記導光手段よりも屈折率の低い低屈折率物質を介在させることを特徴とする。
【0027】
即ち、請求項9に記載の発明の照明装置によれば、導光手段と低屈折率物質との界面で全反射するので、保持手段との接触部分から漏れて散乱する光を防ぐことができ、導光手段の保持による光量損失をなくすことができる。
【0028】
また、請求項10に記載の発明による照明装置は、請求項9に記載の照明装置において、上記低屈折率物質は、上記導光手段と上記保持手段とを接着固定することを特徴とする。
【0029】
即ち、請求項10に記載の発明の照明装置によれば、低屈折率物質によって導光手段と保持手段とを接着固定するので、導光手段の光量損失を防ぐと同時に導光手段の位置ずれ防止を簡単な構成で実現できる。
【0030】
また、請求項11に記載の発明による照明装置は、請求項8に記載の照明装置において、上記保持手段と接触する上記導光手段の側面に金属膜を設けたことを特徴とする。
【0031】
即ち、請求項11に記載の発明の照明装置によれば、金属膜により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができ、入射角の大きな部分において導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0032】
また、請求項12に記載の発明による照明装置は、請求項8に記載の照明装置において、上記保持手段と接触する上記導光手段の側面に、上記導光手段よりも屈折率の低い低屈折率膜と金属膜とを順に設けたことを特徴とする。
【0033】
即ち、請求項12に記載の発明の照明装置によれば、導光手段側面に内部から入射する光の入射角が小さい場合は低屈折率膜と導光手段の界面で全反射し、また、上記入射角が大きい場合は金属膜により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができると同時に、入射角の小さい光に対して光量損失を無くすことができるので、導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0034】
また、請求項13に記載の発明による照明装置は、請求項1に記載の照明装置において、上記導光手段は、
側面が反射ミラーからなる中空構造であり、
上記入射端から入射した光を反射により上記出射端に伝達する、
ことを特徴とする。
【0035】
即ち、請求項13に記載の発明の照明装置によれば、導光手段の側面が反射ミラーであるので、導光手段の側面を保持手段で接着保持しても反射特性に対する影響が無く、保持構造が簡単に構成できる。
【0036】
また、請求項14に記載の発明による表示装置は、
請求項1乃至13の何れかに記載の照明装置の上記導光手段の上記出射端からの光を集光する照明レンズと、
この照明レンズの後側焦点位置近傍に配置した画像表示手段と、
を具備することを特徴とする。
【0037】
即ち、請求項14に記載の発明の表示装置によれば、導光手段の出射端から放射された光は、該出射端からの放射位置に関わらず照明レンズの後側焦点位置で一定の範囲に集光することができるので、画像表示手段を効率良く照明することができ明るい表示画像が得られる。
【0038】
また、請求項15に記載の発明による表示装置は、請求項14に記載の表示装置において、上記照明レンズは、更に、上記導光手段の上記出射端が前側焦点位置となるように配置したことを特徴とする。
【0039】
即ち、請求項15に記載の発明の表示装置によれば、導光手段の出射端から放射された光を放射位置に関わらず照明レンズの後側焦点位置で一定の範囲に集光することができると同時に、集光した照明範囲内での光の入射角度分布を小さくできるので、特に入射角依存性の大きい画像表示手段を効率良く照明することができ、ムラの無い明るい表示画像が得られる。
【0040】
また、請求項16に記載の発明による表示装置は、請求項14又は15に記載の表示装置において、
上記画像表示手段の対角寸法を2W、上記照明レンズの焦点距離をLとしたとき、
上記導光手段の上記出射端から放射する光線の最大角度をtan−1(W/L)以上とした、
ことを特徴とする。
【0041】
即ち、請求項16に記載の発明の照明装置によれば、導光手段の出射端から放射される光を、画像表示手段の大きさに対して有効に照射することができる。
【0042】
そして、請求項17に記載の発明による表示装置は、
請求項1乃至13の何れかに記載の照明装置の上記導光手段の上記出射端の近傍に配置した画像表示手段と、
上記画像表示手段の画像を投影面に結像させる投影光学手段と、
を具備することを特徴とする。
【0043】
即ち、請求項17に記載の発明の表示装置によれば、簡単な構成で画像を投影する光効率の高い表示装置が実現できる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0045】
[第1の実施の形態]
図1の(A)は、本発明の照明装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0046】
即ち、本実施の形態においては、保持手段としてのホルダ10には、発光体としてのLEDチップ20と透光性保持部材としての保持ガラス11とがLEDチップ20の出射面と平行に且つ所定の間隔を保つように保持されている。上記保持ガラス11の上記LEDチップ20に対向する面には、導光手段としての中密のテーパロッド30が、上記LEDチップ20からの拡散光が出射するその出射端30Bで、光透過性の接着剤により接着固定されている。この場合、該テーパロッド30は、その入射端30Aの中央が上記LEDチップ20の出射面の中央に対応するように、その出射端30B全面が上記保持ガラス11と接着されている。
【0047】
即ち、上記テーパロッド30は、上記LEDチップ20からの拡散光が入射する入射端30Aと、該入射端30Aと平行で且つ該入射端30Aよりも広い面積を有し、上記入射端30Aから入射した上記LEDチップ20からの光を出射する出射端30Bと、上記入射端30Aと上記出射端30Bとをつなぐテーパ部30Cとからなるものである。上記入射端30Aから入射した拡散光のうち小さい角度のものは、上記テーパ部30Cで全反射することなく上記出射端30Bから出射する。また、大きい角度のものは、上記テーパ部30Cで全反射して小さい角度に変換されて上記出射端30Bより出射する。
【0048】
なお、本実施の形態及び以下の各実施の形態において、上記テーパロッド30の断面形状は特に限定するものではなく、円形であっても良いし、矩形、その他多角形であっても良い(断面形状が特定される場合には、その都度、その旨を記載する)。
【0049】
而して、このような構成の照明装置によれば、保持手段としてのホルダ10により、発光体としてのLEDチップ20と導光手段としてのテーパロッド30とを一体的に保持することで、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0050】
また、透光性保持部材としての保持ガラス11で導光手段としてのテーパロッド30の出射端30Bを保持するので、該出射端30Bの保持による光量損失を防ぐことができる。
【0051】
さらに、透光性保持部材としての保持ガラス11を光路以外で固定できるので、光の損失無く簡単な構造で導光手段としてのテーパロッド30を保持することができる。
【0052】
また、全反射により光を反射するので、導光手段としてのテーパロッド30内部での光量損失を低減することができる。
【0053】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0054】
図1の(B)は、本発明の照明装置の第2の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0055】
上記第1の実施の形態と異なる所は、発光体としてのLEDチップ20と導光手段としてのテーパロッド30とが各々2つであること、及び、上記2つのテーパロッド30は透光性保持部材としての保持ガラス11の上記2つのLEDチップ20に対向する面とは反対側の面に、それらテーパロッド30の入射端30Aで接着固定されていることである。
【0056】
而して、本第2の実施の形態の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、保持手段により発光体と導光手段とを一体的に保持することで、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0057】
また、透光性部材で導光手段の入射端を保持するので、入射端の保持による光量損失を防ぐことができる。
【0058】
更に、上記第1の実施の形態と同様に、透光性保持部材を光路以外で固定できるので、光の損失無く簡単な構造で導光手段を保持することができる。また、特に、本第2の実施の形態では、一つの透光性保持部材(保持ガラス11)で複数の導光手段(テーパロッド30)を保持できるので、複数の導光手段を正確に位置決めできると同時に位置の変化を抑制できる。
【0059】
また、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0060】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0061】
図1の(C)は、本発明の照明装置の第3の実施の形態の構成を示す斜視図である。
【0062】
即ち、本実施の形態においては、導光手段であるテーパロッドを、その断面形状が円形の円形テーパロッド31としたものである。この場合、保持手段としてのホルダ10の底面に、上向きに、発光体としてのLEDチップ20を保持するようにし、該ホルダ10には、異なる高さに、導光手段としての円形テーパロッド31を保持するための保持部12を設けている。各保持部12には、上記円形テーパロッド31を取り巻くように、角度で概ね3等分した位置に、突起部12Aが設けられ、各突起部12Aの先端で上記円形テーパロッド31のテーパ部に点接触している。この状態で、上記円形テーパロッド31の入射端は、上記LEDチップ20の出射面に所定の間隔を持って対向している。
【0063】
上記円形テーパロッド31の出射端には、透光性保持部材としての円形の押圧ガラス13が接触している。この押圧ガラス13は、その直径方向の2点で、ホルダ10上部に設けられた2つの弾性部材(バネ14)により上記円形テーパロッド31の方向に付勢されている。これにより、上記円形テーパロッド31は、その出射端を上記押圧ガラス13によってその入射端側に押圧されることになる。よって、円形テーパロッド31とLEDチップ20は、ホルダ10に一体的に保持される。
【0064】
このような第3の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、保持手段により発光体と導光手段としての円形テーパロッド31とを一体的に保持することで、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0065】
また、上記第1の実施の形態と同様に、透光性部材で導光手段の出射端を保持するので、出射端保持による光量損失を防ぐことができる。
【0066】
更に、本第3の実施の形態では、導光手段(円形テーパロッド31)のテーパ部側面と、該導光手段の出射端の透光性保持部材(押圧ガラス13)とで、該導光手段を保持するので、導光手段の入射端を保持することなく簡単な構造で安定した保持ができる。
【0067】
また、本第3の実施の形態では、導光手段と保持手段(ホルダ10)との接触面積を小さくできるので、接触部分(保持部12の突起部12A)から漏れて散乱する光を少なくすることができ、導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0068】
更に、接触部分を接着すると接着剤のはみ出しなどが生じて接触面積が大きくなり、漏れる光が増加することもあるが、本第3の実施の形態では接着させないので漏れる光も少なく、安定して保持することができる。
【0069】
また、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0070】
図2の(A)は、本第3の実施の形態の変形例を示す斜視図であり、図2の(B)は、保持部とテーパロッドとの関係を説明するための図である。
【0071】
このように、導光手段としてのテーパロッドを断面形状が矩形の矩形テーパロッド32で構成しても良い。この場合、ホルダ10の2つの保持部12にはそれぞれ大きさの異なる円形の穴が開けられており、この保持部12の円形の穴には上記矩形テーパロッド32の断面矩形が内接し、該矩形テーパロッド32と保持部12とが4×2=8箇所で点接触している。
【0072】
このような変形例の構成としても、上記のような第3の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0073】
図2の(C)は、本第3の実施の形態の別の変形例を示す断面図である。
この変形例においては、導光手段としての複数のテーパロッド30を、透光性保持部材としての一つの押圧ガラス13で、テーパロッド30の入射端の方向に押圧しているものである。
【0074】
このような構成とした場合には、上記したような第3の実施の形態の効果に加えて、導光手段が複数の場合でも、一つの透光性保持部材で複数の導光手段を保持できるので、保持機構の部品数を少なく構成することができるという格別の効果を奏する。
【0075】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
【0076】
図2の(D)は、本発明の照明装置の第4の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0077】
即ち、本第4の実施の形態においては、導光手段としてのテーパロッド30の出射端側に、該出射端面と平行な方向に上記テーパ部30Cよりも大きな径で支持部33が延設されている。保持手段としてのホルダ10には、発光体としてのLEDチップ20と上記テーパロッド30の支持部33とが一体的に支持されている。この状態で、上記テーパロッド30の入射端は、上記LEDチップ20の出射面に所定の間隔を持って対向するようになっている。
【0078】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0079】
また、本第4の実施の形態では、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、導光手段のテーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0080】
更に、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0081】
なお、支持部33は、上記テーパ部30Cよりも大きな径とし、延設する部分が円板状である例を示したが、それに限定するものではなく、ホルダ10に支持されない円板の部分が欠けているような形状でも良い。
【0082】
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
【0083】
図3の(A)は、本発明の照明装置の第5の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0084】
本実施の形態においては、導光手段として、中空ロッド40を使用するものであり、該中空ロッド40は、テーパ形状になっている。そして、その内面は、光を反射する金属反射膜41となっており、また、その入射端40A側には、該入射端40A面と平行な方向で且つテーパ部40Cよりも外側に延設された支持部40Dが形成されている。
【0085】
このような中空ロッド40は、上記支持部40Dにより、保持手段としてのホルダ10に固定されている。このホルダ10の、上記中空ロッド40の入射端40Aに近接した位置には、該中空ロッド40の入射端40Aと所定の間隔を持って、発光体としてのLEDチップ20が保持されている。
【0086】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、保持手段により発光体と導光手段とを一体的に保持することで、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0087】
また、上記第4の実施の形態と同様に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、導光手段のテーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0088】
更に、本第5の実施の形態によれば、導光手段の側面が反射ミラー(金属反射膜41)であるので、導光手段の側面を保持手段で接着保持しても反射特性に対する影響が無く、保持構造が簡単に構成できる。
【0089】
図3の(B)は、本第5の実施の形態の変形例を示す断面図である。
このように、支持部40Dは、導光手段としての中空ロッド40の出射端40B側に設けても良い。この場合、発光体としてのLEDチップ20は、上記中空ロッド40のテーパ部40C内部に位置することになる。従って、上記LEDチップ20の出射面と平行に出射した光も、上記中空ロッド40のテーパ部40C内面の反射膜41により、該中空ロッド40の出射端40B側に導かれるようになる。
【0090】
よって、上記したような本第5の実施の形態の効果に加えて、このように発光体を中空ロッド40の内側に配置することで、発光体の出射面に平行な方向に出射した光も中空ロッド40の出射端40B側に導くことができ、発光体の出射光を高い効率で中空ロッド40の出射端40Bに導光することができるという格別の効果を奏する。
【0091】
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。
【0092】
図3の(C)は、本発明の照明装置の第6の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0093】
本実施の形態における導光手段としての中空ロッド40は、断面の面積が変化しない支持部40Eと、断面の面積が開口部(出射端)に向かって増加するテーパ部40Cとが一体に形成されているものである。そして、このような中空ロッド40の内面には金属反射膜41が設けられ、光を反射するようになっている。
【0094】
発光体としてのLEDチップ20は、保持手段としてのホルダ10の一端に保持される。
【0095】
そして、上記構成の中空ロッド40が、上記支持部40E側の開口部(入射端)が上記LEDチップ20の出射面に対向し、上記LEDチップ20と所定の距離を持った状態で、上記ホルダ10に接着保持される。
【0096】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0097】
また、上記第4の実施の形態と同様に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、導光手段のテーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0098】
更に、本第6の実施の形態では、導光手段の支持部が光を伝達するので、支持部による光路の延長や折り曲げができ、導光手段を所望の形状に変形することができる。
【0099】
また、上記第5の実施の形態と同様に、導光手段の側面が反射ミラーであるので、導光手段の側面を保持手段で接着保持しても反射特性に対する影響がなく、保持構造が簡単に構成できる。
【0100】
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態を説明する。
【0101】
図3の(D)は、本発明の照明装置の第7の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0102】
即ち、本第8の実施の形態においては、導光手段として、断面積が変化するテーパ部50Aとプリズム状の支持部50Bとからなるガラスロッド50を用いている。ここで、テーパ部50Aの屈折率をn1、支持部50Bの屈折率をn2とすると、n1<n2となっている。また、上記支持部50Bの1面には、金属反射膜51が設けられている。
【0103】
このようなガラスロッド50は、上記金属反射膜51の設けられた面で、保持手段としてのホルダ10に接着保持される。このホルダ10の他端には、発光体としてのLEDチップ20が、その出射面を上記ガラスロッド50の小径開口である入射端に対向し、所定の距離を持つように保持されている。
【0104】
このような構成において、上記ガラスロッド50の入射端から入射した光は、上記テーパ部50Aで角度を小さく変換されながら上記支持部50Bに導光される。そして、該支持部50Bでは、上記金属反射膜51により、光の主光軸が90度上方に曲がるように反射される。このとき、該支持部50Bの屈折率が上記テーパ部50Aのそれよりも高いため、上記金属反射膜51により上記テーパ部50Aに戻るように反射した光も、上記支持部50Bとテーパ部50Aとの界面で全反射して、上記支持部50Bの出射端から出射することになる。
【0105】
而して、このような構成によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0106】
また、上記第4の実施の形態と同様に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、テーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0107】
更に、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0108】
また特に、本第7の実施の形態では、金属反射膜51により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができ、入射角の大きな部分において導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0109】
更に、導光手段の支持部が光を伝達するので支持部による光路の延長や折り曲げができ、導光手段を所望の形状に変形することができる。
【0110】
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態を説明する。
【0111】
図4の(A)は、本発明の照明装置の第8の実施の形態の構成を示す断面図であり、図4の(B)は、同図の(A)において円で囲って示す部部の拡大図である。
【0112】
これらの図に示すように、本実施の形態においては、導光手段としてのテーパロッド30は、その側面に、テーパより突出する形で支持部としての平行部分34が一体的に構成されている。そして、このテーパロッド30の支持部(平行部分34)とテーパ部の段差の部分で、保持手段としてのホルダ10のロッド支持用突起15に接触し、平行部分34の光線の陰になる領域で、接着剤16により上記ホルダ10に接着固定されている。
【0113】
上記ホルダ10には、このようなテーパロッド30の入射端に対向し該入射端と所定の距離を持った位置に発光体としてのLEDチップ20が保持されている。
【0114】
このような構成において、テーパロッド30の入射端から入射した光のうち、テーパ面で全反射した光は角度を小さく変換されて出射端に向かい、上記平行部分34で全反射した光は角度を変換されないで出射端に向かうことになる。なお、接着剤16の付着した面領域は、テーパ部との境目の陰になり、この領域に入射する光が無いため、接着により全反射できなくても導光する光の損失にならない。
【0115】
上記平行部分34は、テーパロッド30の断面の対向面において平行となる例で説明したが、このような平行に限定するものではなく、有効な光が全反射する条件を満たすように対向する平行部分34が相互の角度を有するものであれば良い。
【0116】
而して、このような第8の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0117】
また、上記第4の実施の形態と同様に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、テーパ部の角度によらず安定した保持ができる。
【0118】
更に、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0119】
[第9の実施の形態]
次に、本発明の第9の実施の形態を説明する。
【0120】
図4の(C)は、本発明の照明装置の第9の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0121】
本実施の形態では、導光手段としてのテーパロッド30は、その側面に、テーパに食い込む形で支持部としての傾斜のゆるい部分35が一体的に構成されている。この傾斜のゆるい部分35は、他のテーパ部に比べ傾斜がゆるく、且つ、平行よりもきつい傾斜になっている。そして、このようなテーパロッド30の支持部(傾斜のゆるい部分35)とテーパ部の段差部分36とで、保持手段としてのホルダ10のロッド支持用突起15に接触している。
【0122】
また、上記ホルダ10の大径開口部には、透光性保持部材としての押圧ガラス13が接触し、上記ホルダ10に設けられたバネ14により該押圧ガラス13を介して上記テーパロッド30をその入射端側に押圧固定している。上記ホルダ10にはさらに、テーパロッド30の入射端に対向し該入射端と所定の距離を持った位置に発光体としてのLEDチップ20が保持されている。
【0123】
上記テーパロッド30の入射端から入射した光のうち、テーパ面で全反射した光は、角度を小さく変換されて出射端に向かい、また、上記傾斜のゆるい部分35で全反射した光は、角度変換が他のテーパ部よりも小さい割合で変換されて出射端に向かう。なお、上記テーパロッド30とホルダ10とが接触する段差部分36の面は、テーパロッド30の出射端に平行であり、上記羽4による押圧により安定して保持することができ、更に、入射端から入った光が到達しないので、ホルダ10との接触により全反射できなくても光量損失にならない。
【0124】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0125】
また、透光性部材で導光手段の入射端または出射端を保持するので、入射端または出射端の保持による光量損失を防ぐことができる。
【0126】
更に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、テーパ部の角度によらず安定した保持ができる。
【0127】
また、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0128】
[第10の実施の形態]
次に、本発明の第10の実施の形態を説明する。
【0129】
図5の(A)は、本発明の照明装置の第10の実施の形態の構成を示す断面図であり、図5の(B)は、テーパロッドの保持部分の拡大図である。
【0130】
本第10の実施の形態では、発光体としてのLEDチップ20は、LEDベース21及びLED基板22を介して、保持手段の一つとしてのLEDホルダ10Aに保持されている。
【0131】
このLEDホルダ10Aは、上記LEDチップ20の保持される面とは反対側に、上記LEDチップ20の発する熱を放散するための放熱フィン10A1を備えている。LEDホルダ10Aは、上記LEDチップ20からの熱を効率良くこの放熱フィン10A1に伝達するため、熱伝導率の高い材質、例えばアルミなどの金属でできている。
【0132】
このようなLEDホルダ10Aは、熱伝導率の低い材質、例えばセラミックやプラスチックからなるカラー10C及びスペーサ10Dを介して、ビス10Eによって、もう一つの保持手段としてのロッドホルダ10Bと結合されている。このため、上記LEDチップ20が発する熱が、上記LEDホルダ10Aから上記ロッドホルダ10Bに伝達するのを減少させることができる。
【0133】
上記ロッドホルダ10Bは、導光手段としてのテーパロッド30の側面部を、該導光手段よりも屈折率の低い低屈折率物質としての低屈折率接着剤17によって保持している。このとき、上記テーパロッド30と上記ロッドホルダ10Bとの間には、上記低屈折率接着剤17の薄い膜が存在していることになる。このため、上記テーパロッド30内を伝わる光のうち、接着部分に達した光は、上記テーパロッド30と上記低屈折率接着剤17の屈折率の違いにより、上記テーパロッド30の内面で全反射して、上記テーパロッド30の出射端に向かう。
【0134】
このようにして、複数の部材によって上記テーパロッド30と上記LEDチップ20とが一体的に保持される。
【0135】
なお、上記ロッドホルダ10Bには、上記LEDホルダ10Aと該ロッドホルダ10Bとに囲まれた上記LEDチップ20の保持される空間と、外部とを連通する通気口10B1が設けられ、上記LEDチップ20の周囲の熱せられた空気を外部に排出するようになっている。
【0136】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0137】
また、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0138】
更に、本第10の実施の形態では、導光手段と低屈折率物質(低屈折率接着剤17)との界面で全反射するので、保持手段との接触部分から漏れて散乱する光を防ぐことができ、導光手段の保持による光量損失を無くすことができる。
【0139】
図6の(A)は、このような第10の実施の形態の変形例を説明するためのもので、図5の(B)同様のテーパロッドの保持部分の拡大図である。
【0140】
即ち、導光手段としてのテーパロッド30の、保持手段としてのロッドホルダ10Bが接触する部分に、金属膜18を形成している。そして、この金属膜18を介して、上記テーパロッド30が接着剤16により上記ロッドホルダ10Bと接着固定されている。
【0141】
このような構成とすれば、上記のような本第10の実施の形態の効果に加えて、更に、金属膜18により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができ、入射角の大きな部分において導光手段の保持による光量損失を低減することができるという優れた効果を奏する。
【0142】
図6の(B)は、本第10の実施の形態の別の変形例を説明するためのもので、図5の(B)同様のテーパロッドの保持部分の拡大図である。
【0143】
この場合は、導光手段としてのテーパロッド30の、保持手段としてのロッドホルダ10Bが接触する部分に、その導光手段よりも屈折率の低い低屈折率膜としての低屈折率誘電体膜19を形成し、さらにその外側に、金属膜18を形成し、これら低屈折率誘電体膜19及び金属膜18を介して、上記テーパロッド30が接着剤16により上記ロッドホルダ10Bと接着固定している。
【0144】
このような構成によれば、導光手段側面に内部から入射する光の入射角が大きい場合には、上記低屈折率誘電体膜19と導光手段の界面で全反射する。また、導光手段側面に内部から入射する光の入射角が小さい場合は、上記界面で反射されずに、上記低屈折率誘電体膜19内に漏れてしまうが、上記金属膜18により反射する。
【0145】
従って、このような構成とすれば、上記のような本第10の実施の形態の効果に加えて、導光手段側面に内部から入射する光の入射角が大きい場合は低屈折率誘電体膜19と導光手段の界面で全反射し、入射角が小さい場合は金属膜18により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができると同時に、入射角の小さい光に対して光量損失を無くすことができるので、導光手段の保持による光量損失を低減することができるという極めて優れた効果を奏する。
【0146】
[第11の実施の形態]
次に、本発明の第11の実施の形態を説明する。
【0147】
図7の(A)は、本発明の第11の実施の形態として、上記第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。
【0148】
即ち、例えば図5の(A)に示したような本発明の第10の実施の形態に係る照明装置60の出射端側に、上記出射端からの光を集光する照明レンズ70を備え、該照明レンズ70の後側焦点位置近傍に、画像表示手段としてのスライドフィルム71を配置している。
【0149】
このとき、上記照明レンズ70の焦点距離をL、上記スライドフィルム71の対角寸法を2W、上記照明装置60の出射端から放射する光線の最大角度をθmaxとすると、
tan−1(W/L)≦θmax
であるように構成されている。
【0150】
さらに、上記スライドフィルム71の後側には、2つのレンズからなる投影レンズ72が配置され、画像投影面73に上記スライドフィルム71の画像を結像投影する。
【0151】
このような構成の表示装置とすることで、導光手段の出射端から放射された光は、出射端からの放射位置に関わらず照明レンズ70の後側焦点位置で一定の範囲に集光することができるので、画像表示手段としてのスライドフィルム71を効率良く照明することができ、明るい表示画像が得られる。
【0152】
また一般に、焦点距離Lのレンズに入射する光線の画角θに対する焦点位置での像高Yは、Y=L×tanθで表わされるので、画像表示手段の対角寸法を2Wとしたとき、照明装置60の出射端から放射する光線の最大角度θmaxとすると、tan−1(W/L)≦θmaxの関係を満たすようにすることで、導光手段の出射端から放射される光を、画像表示手段の大きさに対して有効に照射することができる。なお、光の利用効率という観点からは、なるべくθmaxが関係式を満たす範囲で小さくするほうが良い。
【0153】
なお、本実施の形態では、画像表示手段としてスライドフィルム71を用いているが、LCDパネルやディジタルマイクロミラーデバイス(DMD(商標)、以下DMDと記す)などの表示デバイスであっても良いことは勿論である。また、照明レンズ70として透過型のレンズを用いているが、同じ効果を有する反射ミラーや、レンズとミラーの組み合わせで構成しても良い。さらに、投影レンズ72を使用せずに画像表示手段を直視する構成にしても良いし、投影レンズ72の代わりに網膜上に画像を結像するための接眼レンズを使用しても良い。
【0154】
[第12の実施の形態]
次に、本発明の第12の実施の形態を説明する。
【0155】
図7の(B)は、本発明の第12の実施の形態として、上記第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第2の実施の形態の構成を示す図である。
【0156】
即ち、本実施の形態においては、例えば図5の(A)に示したような本発明の第10の実施の形態に係る照明装置60の出射端側に、該出射端からの光を集光する照明レンズ70を、上記照明装置60の出射端がこの照明レンズ70の前側焦点位置になるように配置する。そしてさらに、上記照明レンズ70の後側焦点位置近傍に、画像表示手段としてのLCD74を配置する。このとき、上記照明レンズ70の焦点距離をL、上記LCD74の対角寸法を2W、上記照明装置60の出射端から放射する光線の最大角度をθmaxとすると、
tan−1(W/L)≦θmax
であるように構成されている。
【0157】
さらに、上記LCD74の後側には、2つのレンズからなる投影レンズ72が配置され、画像投影面73に上記LCD74の画像を結像投影する。
【0158】
このような構成とすることにより、上記第11の実施の形態と同様に、導光手段の出射端から放射された光は、出射端からの放射位置に関わらず照明レンズ70の後側焦点位置で一定の範囲に集光することができるので、画像表示手段としてのLCD74を効率良く照明することができ、明るい表示画像が得られる。
【0159】
また、特に本実施の形態では、導光手段の出射端から放射された光を放射位置に関わらず照明レンズの後側焦点位置で一定の範囲に集光することができると同時に、集光した照明範囲内での光の入射角度分布を小さくできるので、特に入射角依存性の大きい画像表示手段であるLCD74を効率良く照明することができ、ムラの無い明るい表示画像が得られる。
【0160】
また一般に、焦点距離Lのレンズに入射する光線の画角θに対する焦点位置での像高Yは、Y=L×tanθで表わされるので、画像表示手段の対角寸法を2Wとしたとき、照明装置60の出射端から放射する光線の最大角度θmaxとすると、tan−1(W/L)≦θmaxの関係を満たすようにすることで、導光手段の出射端から放射される光を、画像表示手段の大きさに対して有効に照射することができる。なお、光の利用効率という観点からは、なるべくθmaxが関係式を満たす範囲で小さくするほうが良い。
【0161】
なお、本実施の形態では、画像表示手段としてLCD74を用いているが、スライドフィルムやDMDなどであっても良い。また、照明レンズ70として透過型のレンズを用いているが、同じ効果を有する反射ミラーや、レンズとミラーの組み合わせで構成しても良い。さらに、投影レンズ72を使用せずに画像表示手段を直視する構成にしても良いし、投影レンズ72の代わりに網膜上に画像を結像するための接眼レンズを使用しても良い。
【0162】
[第13の実施の形態]
次に、本発明の第13の実施の形態を説明する。
【0163】
図8は、本発明の第13の実施の形態として、上記第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第3の実施の形態の構成を示す図である。
【0164】
即ち、本実施の形態においては、例えば図5の(A)に示したような本発明の第10の実施の形態に係る照明装置60の出射端近傍に、画像表示手段としてのLCD74を配置し、該LCD74の後側には投影光学手段としての2枚のレンズからなる投影レンズ72を配置している。このとき、上記投影レンズ72によって画像投影面73に上記LCD74の画像が結像投影される。
【0165】
このような本実施の形態によれば、簡単な構成で画像を投影する光効率の高い表示装置が実現できる。
【0166】
なお、上記画像表示手段としてLCD74を用いているが、スライドフィルムやDMDなどの表示デバイスであっても良い。また、照明レンズ70として透過型のレンズを用いているが、同じ効果を有する反射ミラーや、レンズとミラーの組み合わせで構成しても良い。さらに、投影レンズ72についても、透過型のレンズを用いているが、同じ効果を有する反射ミラーや、レンズとミラーの組み合わせで構成しても良い。
【0167】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0168】
例えば、テーパロッド30、中空ロッド40、ガラスロッド50のテーパ部50Aの断面形状は、矩形であっても良いし、円形または楕円形であっても良い。また、テーパロッド30の材質は、ガラスであっても良いし、透明な樹脂であっても良い。
【0169】
また、テーパロッド30の入射端30Aと出射端30Bとは平行に限られるものではない。また、入射端30Aと出射端30Bの各々は、テーパロッド30の中心軸に対して直角の面に限定するものではなく、一定の角度を有した形状であっても良い。
【0170】
さらに、表示装置においては、上記押圧ガラス13等の代わりに上記照明レンズ70や上記LCD74等を用いて、照明装置60の導光手段の出射端側を押圧するよう構成しても良い。
【0171】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、光効率が高く、且つ、光量変動の少ない、照明装置及び表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の照明装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図、(B)は本発明の照明装置の第2の実施の形態の構成を示す断面図であり、(C)は本発明の照明装置の第3の実施の形態の構成を示す斜視図である。
【図2】(A)は第3の実施の形態の変形例を示す斜視図、(B)は(A)の変形例における保持部とテーパロッドとの関係を説明するための図、(C)は第3の実施の形態の別の変形例を示す断面図であり、(D)は本発明の照明装置の第4の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図3】(A)は本発明の照明装置の第5の実施の形態の構成を示す断面図、(B)は第5の実施の形態の変形例を示す断面図、(C)は本発明の照明装置の第6の実施の形態の構成を示す断面図であり、(D)は本発明の照明装置の第7の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図4】(A)は本発明の照明装置の第8の実施の形態の構成を示す断面図、(B)は(A)中に円で囲って示す部部の拡大図であり、(C)は本発明の照明装置の第9の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図5】(A)は本発明の照明装置の第10の実施の形態の構成を示す断面図であり、(B)はそのテーパロッドの保持部分の拡大図である。
【図6】(A)は第10の実施の形態の変形例を説明するためのテーパロッドの保持部分の拡大図であり、(B)は、本第10の実施の形態の別の変形例を説明するためのテーパロッドの保持部分の拡大図である。
【図7】(A)は本発明の第11の実施の形態として第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第1の実施の形態の構成を示す図であり、(B)は本発明の第12の実施の形態として第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図8】本発明の第13の実施の形態として第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第3の実施の形態の構成を示す図である。
【図9】(A)は拡散光を出射するLEDとテーパロッドとを備えた従来の照明装置の構成を示す図であり、(B)はロッド形状をした光学部品の従来の保持方法を示す図である。
【符号の説明】
10 ホルダ
10A LEDホルダ
10A1 放熱フィン
10B ロッドホルダ
10B1 通気口
10C カラー
10D スペーサ
10E ビス
11 保持ガラス
12 保持部
12A 突起部
13 押圧ガラス
14 バネ
15 ロッド支持用突起
16 接着剤
17 低屈折率接着剤
18 金属膜
19 低屈折率誘電体膜
20 LEDチップ
30 テーパロッド
30A,40A 入射端
30B,40B 出射端
30C,40C,50A テーパ部
31 円形テーパロッド
32 矩形テーパロッド
33,40D,40E,50B 支持部
34 平行部分
35 傾斜のゆるい部分
36 段差部分
40 中空ロッド
41,51 金属反射膜
50 ガラスロッド
60 照明装置
70 照明レンズ
71 スライドフィルム
72 投影レンズ
73 画像投影面
74 LCD
【発明の属する技術分野】
本発明は、光利用効率が高く光量変動の少ない照明装置、及び、それを用いて画像を投影表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、投影表示装置などに使用される指向性の高い照明装置として、特許第3159968号公報や特許第3048353号公報に、拡散光を出射するLEDとテーパロッドとを備えた例が開示されている。
【0003】
これは、図9の(A)に示すように、テーパロッド1の小径開口にLED光源2が近接して配置され、テーパロッド1の小径開口から該テーパロッド1に入射した光は、該テーパロッド1の内表面を全反射するように伝達される際に小角度に変換されて該テーパロッド1の大径開口から投影レンズ3に向けて出射するので、入射光線の許容される角度の狭いライトバルブを使用した投影表示装置に利用可能な照明装置が得られるというものである。
【0004】
ところで、ロッド形状をした光学部品の保持方法に関しては、特開平8−227034号公報や特開平10−253923号公報に開示されている。特開平8−227034号公報では、長期間に亘る位置決め精度の確保と熱応力を逃がすという課題に対して、図9の(B)に示すように、マスク機能を兼ねた支持部材4とバネ5でロッドインテグレータ6側面を付勢する構造が開示されている。また、特開平10−253923号公報では、高温となるロッドインテグレータの支持部材の耐熱性確保と構造上の保持精度確保という課題に対して、側面からバネ部材を用いて金属板からなる支持部材にロッドインテグレータを付勢すると同時に、入射端面の一部にバネ部材を引っ掛けて光軸方向にロッドインテグレータを付勢する構造が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
テーパロッドは、特許第3159968号公報や特許第3048353号公報に記載されているように、該テーパロッドに入射する光線の角度を小角度に変換する機能を有する。ところで、この角度変換の特性はテーパロッドの形状に依存する。即ち、角度変換の基本変換比は入射端の光軸に垂直な寸法に対する出射端の光軸に垂直な寸法の比で決まり、この比が大きいほど角度変換の基本変換比が大きくなり、より小角度に変換することができる。また、この角度変換の基本変換比に対するばらつきは、入射端の光軸に垂直な方向の寸法に対するテーパロッドの長さの比で決まり、この比が大きいほどばらつきの少ない均質な角度変換が行える。従って、入射端が小さいほど、同じ角度変換の機能を保ったままテーパロッド全体を小さくすることができる。
【0006】
一方、LEDは拡散光を放射する面光源であるので、LEDからの拡散光をできるだけ多くテーパロッドに取り込むには、LEDの出射面の各点からテーパロッドの入射端を見込む角度を十分大きくすれば良い。従って、テーパロッドの入射端の寸法をLEDの出射面の寸法に対して十分大きくすれば良いが、前述のように所望の角度変換の機能を得るにはテーパロッドが非常に大きくなってしまうという問題がある。従って、取り込む光量を多くし、テーパロッド全体の寸法を小さくするためには、入射端の寸法をLEDの出射面の寸法に近づけると同時に、入射端をLEDの出射面に近接して配置する必要があり、この場合、LEDの出射面とテーパロッドの入射端の僅かな位置の変化が、取り込み光量の大きな変化となってしまうという課題がある。
【0007】
さらに、テーパロッドを使用した場合、従来の平行なロッドインテグレータのように側面からの付勢により保持しようとすると、テーパ形状をしているために大径開口側に抜け易いという課題があり、特に長期間の使用に対して振動や繰り返される熱応力などにより位置ずれが発生し、取り込み光量の変化が発生してしまう。また、抜けを防ぐために入射端や出射端で光軸方向にも付勢しようとした場合、付勢部材により光が遮られて効率が低下するといった課題がある。
【0008】
しかし、特許3159968号公報や特許第3048353号公報には、商品化する際の様々な課題に対する記載が無く、特に、LEDとテーパロッドを近接して配置するにあたっての具体的な保持方法に関する記載が無いだけではなく、テーパロッドの保持の難しさを解決する開示も無い。さらに、特開平8−227034号公報や特開平10−253923号公報においても、上述した課題に対する解決法は何ら示されていない。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、光効率が高く、且つ、光量変動の少ない、照明装置及びそれを用いた表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明による照明装置は、
拡散光を出射面から放射する発光体と、
上記発光体の出射面に近接し上記拡散光が入射する入射端、
この入射端に入射した入射光が出射する、上記入射端よりも広い面積を有する出射端、及び
上記入射端と上記出射端との間に位置し、上記入射光を反射させながら上記出射端まで伝達するテーパ状反射面を有するテーパ部、
からなる導光手段と、
上記発光体と上記導光手段とを一体的に保持する保持手段と、
を具備することを特徴とする。
【0011】
即ち、請求項1に記載の発明の照明装置によれば、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明による照明装置は、請求項1に記載の照明装置において、上記保持手段は、上記導光手段の上記入射端または上記出射端に接する透光性保持部材で、上記導光手段を保持することを特徴とする。
【0013】
即ち、請求項2に記載の発明の照明装置によれば、透光性保持部材で導光手段の入射端または出射端を保持するので、入射端または出射端の保持による光量損失を防ぐことができる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明による照明装置は、請求項2に記載の照明装置において、上記透光性保持部材は、少なくとも一つの上記導光手段と接着固定されていることを特徴とする。
【0015】
即ち、請求項3に記載の発明の照明装置によれば、透光性保持部材を光路以外で固定できるので、光の損失なく簡単な構造で導光手段を保持することができる。また、一つの透光性保持部材で複数の導光手段を保持できるので、複数の導光手段を正確に位置決めできると同時に位置の変化を抑制できる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明による照明装置は、請求項2に記載の照明装置において、上記保持手段は、
上記導光手段の上記テーパ部の側面を接触保持するとともに、
少なくとも一つの上記導光手段を上記出射端側から上記透光性保持部材によって上記入射端の方向に押圧する、
ことを特徴とする。
【0017】
即ち、請求項4に記載の発明の照明装置によれば、導光手段のテーパ部側面と出射端の透光性保持部材で該導光手段を保持するので、導光手段の入射端を保持することなく簡単な構造で安定した保持ができる。また、導光手段が複数の場合でも一つの透光性保持部材で複数の導光手段を保持できるので、保持機構の部品数を少なく構成することができる。
【0018】
また、請求項5に記載の発明による照明装置は、請求項4に記載の照明装置において、上記保持手段は、上記導光手段の上記テーパ部の側面を点接触により保持することを特徴とする。
【0019】
即ち、請求項5に記載の発明の照明装置によれば、導光手段と保持手段との接触面積を小さくできるので、接触部分から漏れて散乱する光を少なくすることができ、導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0020】
また、請求項6に記載の発明による照明装置は、請求項1に記載の照明装置において、上記保持手段は、上記導光手段の上記テーパ部と一体的に形成された支持部により上記導光手段を保持することを特徴とする。
【0021】
即ち、請求項6に記載の発明の照明装置によれば、導光手段と支持部が一体的に構成されているので、テーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0022】
また、請求項7に記載の発明による照明装置は、請求項6に記載の照明装置において、上記支持部は、上記導光手段の上記入射端または上記テーパ部からの光を反射させながら伝達する機能を有することを特徴とする。
【0023】
即ち、請求項7に記載の発明の照明装置によれば、導光手段の支持部が光を伝達するので、支持部による光路の延長や折り曲げができ、導光手段を所望の形状に変形することができる。
【0024】
また、請求項8に記載の発明による照明装置は、請求項1に記載の照明装置において、上記導光手段は、上記入射端から入射した光を全反射により上記出射端に伝達することを特徴とする。
【0025】
即ち、請求項8に記載の発明の照明装置によれば、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0026】
また、請求項9に記載の発明による照明装置は、請求項8に記載の照明装置において、上記導光手段の側面と上記保持手段との間に、上記導光手段よりも屈折率の低い低屈折率物質を介在させることを特徴とする。
【0027】
即ち、請求項9に記載の発明の照明装置によれば、導光手段と低屈折率物質との界面で全反射するので、保持手段との接触部分から漏れて散乱する光を防ぐことができ、導光手段の保持による光量損失をなくすことができる。
【0028】
また、請求項10に記載の発明による照明装置は、請求項9に記載の照明装置において、上記低屈折率物質は、上記導光手段と上記保持手段とを接着固定することを特徴とする。
【0029】
即ち、請求項10に記載の発明の照明装置によれば、低屈折率物質によって導光手段と保持手段とを接着固定するので、導光手段の光量損失を防ぐと同時に導光手段の位置ずれ防止を簡単な構成で実現できる。
【0030】
また、請求項11に記載の発明による照明装置は、請求項8に記載の照明装置において、上記保持手段と接触する上記導光手段の側面に金属膜を設けたことを特徴とする。
【0031】
即ち、請求項11に記載の発明の照明装置によれば、金属膜により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができ、入射角の大きな部分において導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0032】
また、請求項12に記載の発明による照明装置は、請求項8に記載の照明装置において、上記保持手段と接触する上記導光手段の側面に、上記導光手段よりも屈折率の低い低屈折率膜と金属膜とを順に設けたことを特徴とする。
【0033】
即ち、請求項12に記載の発明の照明装置によれば、導光手段側面に内部から入射する光の入射角が小さい場合は低屈折率膜と導光手段の界面で全反射し、また、上記入射角が大きい場合は金属膜により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができると同時に、入射角の小さい光に対して光量損失を無くすことができるので、導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0034】
また、請求項13に記載の発明による照明装置は、請求項1に記載の照明装置において、上記導光手段は、
側面が反射ミラーからなる中空構造であり、
上記入射端から入射した光を反射により上記出射端に伝達する、
ことを特徴とする。
【0035】
即ち、請求項13に記載の発明の照明装置によれば、導光手段の側面が反射ミラーであるので、導光手段の側面を保持手段で接着保持しても反射特性に対する影響が無く、保持構造が簡単に構成できる。
【0036】
また、請求項14に記載の発明による表示装置は、
請求項1乃至13の何れかに記載の照明装置の上記導光手段の上記出射端からの光を集光する照明レンズと、
この照明レンズの後側焦点位置近傍に配置した画像表示手段と、
を具備することを特徴とする。
【0037】
即ち、請求項14に記載の発明の表示装置によれば、導光手段の出射端から放射された光は、該出射端からの放射位置に関わらず照明レンズの後側焦点位置で一定の範囲に集光することができるので、画像表示手段を効率良く照明することができ明るい表示画像が得られる。
【0038】
また、請求項15に記載の発明による表示装置は、請求項14に記載の表示装置において、上記照明レンズは、更に、上記導光手段の上記出射端が前側焦点位置となるように配置したことを特徴とする。
【0039】
即ち、請求項15に記載の発明の表示装置によれば、導光手段の出射端から放射された光を放射位置に関わらず照明レンズの後側焦点位置で一定の範囲に集光することができると同時に、集光した照明範囲内での光の入射角度分布を小さくできるので、特に入射角依存性の大きい画像表示手段を効率良く照明することができ、ムラの無い明るい表示画像が得られる。
【0040】
また、請求項16に記載の発明による表示装置は、請求項14又は15に記載の表示装置において、
上記画像表示手段の対角寸法を2W、上記照明レンズの焦点距離をLとしたとき、
上記導光手段の上記出射端から放射する光線の最大角度をtan−1(W/L)以上とした、
ことを特徴とする。
【0041】
即ち、請求項16に記載の発明の照明装置によれば、導光手段の出射端から放射される光を、画像表示手段の大きさに対して有効に照射することができる。
【0042】
そして、請求項17に記載の発明による表示装置は、
請求項1乃至13の何れかに記載の照明装置の上記導光手段の上記出射端の近傍に配置した画像表示手段と、
上記画像表示手段の画像を投影面に結像させる投影光学手段と、
を具備することを特徴とする。
【0043】
即ち、請求項17に記載の発明の表示装置によれば、簡単な構成で画像を投影する光効率の高い表示装置が実現できる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0045】
[第1の実施の形態]
図1の(A)は、本発明の照明装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0046】
即ち、本実施の形態においては、保持手段としてのホルダ10には、発光体としてのLEDチップ20と透光性保持部材としての保持ガラス11とがLEDチップ20の出射面と平行に且つ所定の間隔を保つように保持されている。上記保持ガラス11の上記LEDチップ20に対向する面には、導光手段としての中密のテーパロッド30が、上記LEDチップ20からの拡散光が出射するその出射端30Bで、光透過性の接着剤により接着固定されている。この場合、該テーパロッド30は、その入射端30Aの中央が上記LEDチップ20の出射面の中央に対応するように、その出射端30B全面が上記保持ガラス11と接着されている。
【0047】
即ち、上記テーパロッド30は、上記LEDチップ20からの拡散光が入射する入射端30Aと、該入射端30Aと平行で且つ該入射端30Aよりも広い面積を有し、上記入射端30Aから入射した上記LEDチップ20からの光を出射する出射端30Bと、上記入射端30Aと上記出射端30Bとをつなぐテーパ部30Cとからなるものである。上記入射端30Aから入射した拡散光のうち小さい角度のものは、上記テーパ部30Cで全反射することなく上記出射端30Bから出射する。また、大きい角度のものは、上記テーパ部30Cで全反射して小さい角度に変換されて上記出射端30Bより出射する。
【0048】
なお、本実施の形態及び以下の各実施の形態において、上記テーパロッド30の断面形状は特に限定するものではなく、円形であっても良いし、矩形、その他多角形であっても良い(断面形状が特定される場合には、その都度、その旨を記載する)。
【0049】
而して、このような構成の照明装置によれば、保持手段としてのホルダ10により、発光体としてのLEDチップ20と導光手段としてのテーパロッド30とを一体的に保持することで、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0050】
また、透光性保持部材としての保持ガラス11で導光手段としてのテーパロッド30の出射端30Bを保持するので、該出射端30Bの保持による光量損失を防ぐことができる。
【0051】
さらに、透光性保持部材としての保持ガラス11を光路以外で固定できるので、光の損失無く簡単な構造で導光手段としてのテーパロッド30を保持することができる。
【0052】
また、全反射により光を反射するので、導光手段としてのテーパロッド30内部での光量損失を低減することができる。
【0053】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0054】
図1の(B)は、本発明の照明装置の第2の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0055】
上記第1の実施の形態と異なる所は、発光体としてのLEDチップ20と導光手段としてのテーパロッド30とが各々2つであること、及び、上記2つのテーパロッド30は透光性保持部材としての保持ガラス11の上記2つのLEDチップ20に対向する面とは反対側の面に、それらテーパロッド30の入射端30Aで接着固定されていることである。
【0056】
而して、本第2の実施の形態の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、保持手段により発光体と導光手段とを一体的に保持することで、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0057】
また、透光性部材で導光手段の入射端を保持するので、入射端の保持による光量損失を防ぐことができる。
【0058】
更に、上記第1の実施の形態と同様に、透光性保持部材を光路以外で固定できるので、光の損失無く簡単な構造で導光手段を保持することができる。また、特に、本第2の実施の形態では、一つの透光性保持部材(保持ガラス11)で複数の導光手段(テーパロッド30)を保持できるので、複数の導光手段を正確に位置決めできると同時に位置の変化を抑制できる。
【0059】
また、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0060】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0061】
図1の(C)は、本発明の照明装置の第3の実施の形態の構成を示す斜視図である。
【0062】
即ち、本実施の形態においては、導光手段であるテーパロッドを、その断面形状が円形の円形テーパロッド31としたものである。この場合、保持手段としてのホルダ10の底面に、上向きに、発光体としてのLEDチップ20を保持するようにし、該ホルダ10には、異なる高さに、導光手段としての円形テーパロッド31を保持するための保持部12を設けている。各保持部12には、上記円形テーパロッド31を取り巻くように、角度で概ね3等分した位置に、突起部12Aが設けられ、各突起部12Aの先端で上記円形テーパロッド31のテーパ部に点接触している。この状態で、上記円形テーパロッド31の入射端は、上記LEDチップ20の出射面に所定の間隔を持って対向している。
【0063】
上記円形テーパロッド31の出射端には、透光性保持部材としての円形の押圧ガラス13が接触している。この押圧ガラス13は、その直径方向の2点で、ホルダ10上部に設けられた2つの弾性部材(バネ14)により上記円形テーパロッド31の方向に付勢されている。これにより、上記円形テーパロッド31は、その出射端を上記押圧ガラス13によってその入射端側に押圧されることになる。よって、円形テーパロッド31とLEDチップ20は、ホルダ10に一体的に保持される。
【0064】
このような第3の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、保持手段により発光体と導光手段としての円形テーパロッド31とを一体的に保持することで、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0065】
また、上記第1の実施の形態と同様に、透光性部材で導光手段の出射端を保持するので、出射端保持による光量損失を防ぐことができる。
【0066】
更に、本第3の実施の形態では、導光手段(円形テーパロッド31)のテーパ部側面と、該導光手段の出射端の透光性保持部材(押圧ガラス13)とで、該導光手段を保持するので、導光手段の入射端を保持することなく簡単な構造で安定した保持ができる。
【0067】
また、本第3の実施の形態では、導光手段と保持手段(ホルダ10)との接触面積を小さくできるので、接触部分(保持部12の突起部12A)から漏れて散乱する光を少なくすることができ、導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0068】
更に、接触部分を接着すると接着剤のはみ出しなどが生じて接触面積が大きくなり、漏れる光が増加することもあるが、本第3の実施の形態では接着させないので漏れる光も少なく、安定して保持することができる。
【0069】
また、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0070】
図2の(A)は、本第3の実施の形態の変形例を示す斜視図であり、図2の(B)は、保持部とテーパロッドとの関係を説明するための図である。
【0071】
このように、導光手段としてのテーパロッドを断面形状が矩形の矩形テーパロッド32で構成しても良い。この場合、ホルダ10の2つの保持部12にはそれぞれ大きさの異なる円形の穴が開けられており、この保持部12の円形の穴には上記矩形テーパロッド32の断面矩形が内接し、該矩形テーパロッド32と保持部12とが4×2=8箇所で点接触している。
【0072】
このような変形例の構成としても、上記のような第3の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0073】
図2の(C)は、本第3の実施の形態の別の変形例を示す断面図である。
この変形例においては、導光手段としての複数のテーパロッド30を、透光性保持部材としての一つの押圧ガラス13で、テーパロッド30の入射端の方向に押圧しているものである。
【0074】
このような構成とした場合には、上記したような第3の実施の形態の効果に加えて、導光手段が複数の場合でも、一つの透光性保持部材で複数の導光手段を保持できるので、保持機構の部品数を少なく構成することができるという格別の効果を奏する。
【0075】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
【0076】
図2の(D)は、本発明の照明装置の第4の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0077】
即ち、本第4の実施の形態においては、導光手段としてのテーパロッド30の出射端側に、該出射端面と平行な方向に上記テーパ部30Cよりも大きな径で支持部33が延設されている。保持手段としてのホルダ10には、発光体としてのLEDチップ20と上記テーパロッド30の支持部33とが一体的に支持されている。この状態で、上記テーパロッド30の入射端は、上記LEDチップ20の出射面に所定の間隔を持って対向するようになっている。
【0078】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0079】
また、本第4の実施の形態では、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、導光手段のテーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0080】
更に、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0081】
なお、支持部33は、上記テーパ部30Cよりも大きな径とし、延設する部分が円板状である例を示したが、それに限定するものではなく、ホルダ10に支持されない円板の部分が欠けているような形状でも良い。
【0082】
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
【0083】
図3の(A)は、本発明の照明装置の第5の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0084】
本実施の形態においては、導光手段として、中空ロッド40を使用するものであり、該中空ロッド40は、テーパ形状になっている。そして、その内面は、光を反射する金属反射膜41となっており、また、その入射端40A側には、該入射端40A面と平行な方向で且つテーパ部40Cよりも外側に延設された支持部40Dが形成されている。
【0085】
このような中空ロッド40は、上記支持部40Dにより、保持手段としてのホルダ10に固定されている。このホルダ10の、上記中空ロッド40の入射端40Aに近接した位置には、該中空ロッド40の入射端40Aと所定の間隔を持って、発光体としてのLEDチップ20が保持されている。
【0086】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、保持手段により発光体と導光手段とを一体的に保持することで、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0087】
また、上記第4の実施の形態と同様に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、導光手段のテーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0088】
更に、本第5の実施の形態によれば、導光手段の側面が反射ミラー(金属反射膜41)であるので、導光手段の側面を保持手段で接着保持しても反射特性に対する影響が無く、保持構造が簡単に構成できる。
【0089】
図3の(B)は、本第5の実施の形態の変形例を示す断面図である。
このように、支持部40Dは、導光手段としての中空ロッド40の出射端40B側に設けても良い。この場合、発光体としてのLEDチップ20は、上記中空ロッド40のテーパ部40C内部に位置することになる。従って、上記LEDチップ20の出射面と平行に出射した光も、上記中空ロッド40のテーパ部40C内面の反射膜41により、該中空ロッド40の出射端40B側に導かれるようになる。
【0090】
よって、上記したような本第5の実施の形態の効果に加えて、このように発光体を中空ロッド40の内側に配置することで、発光体の出射面に平行な方向に出射した光も中空ロッド40の出射端40B側に導くことができ、発光体の出射光を高い効率で中空ロッド40の出射端40Bに導光することができるという格別の効果を奏する。
【0091】
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。
【0092】
図3の(C)は、本発明の照明装置の第6の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0093】
本実施の形態における導光手段としての中空ロッド40は、断面の面積が変化しない支持部40Eと、断面の面積が開口部(出射端)に向かって増加するテーパ部40Cとが一体に形成されているものである。そして、このような中空ロッド40の内面には金属反射膜41が設けられ、光を反射するようになっている。
【0094】
発光体としてのLEDチップ20は、保持手段としてのホルダ10の一端に保持される。
【0095】
そして、上記構成の中空ロッド40が、上記支持部40E側の開口部(入射端)が上記LEDチップ20の出射面に対向し、上記LEDチップ20と所定の距離を持った状態で、上記ホルダ10に接着保持される。
【0096】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0097】
また、上記第4の実施の形態と同様に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、導光手段のテーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0098】
更に、本第6の実施の形態では、導光手段の支持部が光を伝達するので、支持部による光路の延長や折り曲げができ、導光手段を所望の形状に変形することができる。
【0099】
また、上記第5の実施の形態と同様に、導光手段の側面が反射ミラーであるので、導光手段の側面を保持手段で接着保持しても反射特性に対する影響がなく、保持構造が簡単に構成できる。
【0100】
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態を説明する。
【0101】
図3の(D)は、本発明の照明装置の第7の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0102】
即ち、本第8の実施の形態においては、導光手段として、断面積が変化するテーパ部50Aとプリズム状の支持部50Bとからなるガラスロッド50を用いている。ここで、テーパ部50Aの屈折率をn1、支持部50Bの屈折率をn2とすると、n1<n2となっている。また、上記支持部50Bの1面には、金属反射膜51が設けられている。
【0103】
このようなガラスロッド50は、上記金属反射膜51の設けられた面で、保持手段としてのホルダ10に接着保持される。このホルダ10の他端には、発光体としてのLEDチップ20が、その出射面を上記ガラスロッド50の小径開口である入射端に対向し、所定の距離を持つように保持されている。
【0104】
このような構成において、上記ガラスロッド50の入射端から入射した光は、上記テーパ部50Aで角度を小さく変換されながら上記支持部50Bに導光される。そして、該支持部50Bでは、上記金属反射膜51により、光の主光軸が90度上方に曲がるように反射される。このとき、該支持部50Bの屈折率が上記テーパ部50Aのそれよりも高いため、上記金属反射膜51により上記テーパ部50Aに戻るように反射した光も、上記支持部50Bとテーパ部50Aとの界面で全反射して、上記支持部50Bの出射端から出射することになる。
【0105】
而して、このような構成によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0106】
また、上記第4の実施の形態と同様に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、テーパ部の形状に関わり無く安定した保持ができる。
【0107】
更に、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0108】
また特に、本第7の実施の形態では、金属反射膜51により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができ、入射角の大きな部分において導光手段の保持による光量損失を低減することができる。
【0109】
更に、導光手段の支持部が光を伝達するので支持部による光路の延長や折り曲げができ、導光手段を所望の形状に変形することができる。
【0110】
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態を説明する。
【0111】
図4の(A)は、本発明の照明装置の第8の実施の形態の構成を示す断面図であり、図4の(B)は、同図の(A)において円で囲って示す部部の拡大図である。
【0112】
これらの図に示すように、本実施の形態においては、導光手段としてのテーパロッド30は、その側面に、テーパより突出する形で支持部としての平行部分34が一体的に構成されている。そして、このテーパロッド30の支持部(平行部分34)とテーパ部の段差の部分で、保持手段としてのホルダ10のロッド支持用突起15に接触し、平行部分34の光線の陰になる領域で、接着剤16により上記ホルダ10に接着固定されている。
【0113】
上記ホルダ10には、このようなテーパロッド30の入射端に対向し該入射端と所定の距離を持った位置に発光体としてのLEDチップ20が保持されている。
【0114】
このような構成において、テーパロッド30の入射端から入射した光のうち、テーパ面で全反射した光は角度を小さく変換されて出射端に向かい、上記平行部分34で全反射した光は角度を変換されないで出射端に向かうことになる。なお、接着剤16の付着した面領域は、テーパ部との境目の陰になり、この領域に入射する光が無いため、接着により全反射できなくても導光する光の損失にならない。
【0115】
上記平行部分34は、テーパロッド30の断面の対向面において平行となる例で説明したが、このような平行に限定するものではなく、有効な光が全反射する条件を満たすように対向する平行部分34が相互の角度を有するものであれば良い。
【0116】
而して、このような第8の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0117】
また、上記第4の実施の形態と同様に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、テーパ部の角度によらず安定した保持ができる。
【0118】
更に、上記第1の実施の形態と同様に、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0119】
[第9の実施の形態]
次に、本発明の第9の実施の形態を説明する。
【0120】
図4の(C)は、本発明の照明装置の第9の実施の形態の構成を示す断面図である。
【0121】
本実施の形態では、導光手段としてのテーパロッド30は、その側面に、テーパに食い込む形で支持部としての傾斜のゆるい部分35が一体的に構成されている。この傾斜のゆるい部分35は、他のテーパ部に比べ傾斜がゆるく、且つ、平行よりもきつい傾斜になっている。そして、このようなテーパロッド30の支持部(傾斜のゆるい部分35)とテーパ部の段差部分36とで、保持手段としてのホルダ10のロッド支持用突起15に接触している。
【0122】
また、上記ホルダ10の大径開口部には、透光性保持部材としての押圧ガラス13が接触し、上記ホルダ10に設けられたバネ14により該押圧ガラス13を介して上記テーパロッド30をその入射端側に押圧固定している。上記ホルダ10にはさらに、テーパロッド30の入射端に対向し該入射端と所定の距離を持った位置に発光体としてのLEDチップ20が保持されている。
【0123】
上記テーパロッド30の入射端から入射した光のうち、テーパ面で全反射した光は、角度を小さく変換されて出射端に向かい、また、上記傾斜のゆるい部分35で全反射した光は、角度変換が他のテーパ部よりも小さい割合で変換されて出射端に向かう。なお、上記テーパロッド30とホルダ10とが接触する段差部分36の面は、テーパロッド30の出射端に平行であり、上記羽4による押圧により安定して保持することができ、更に、入射端から入った光が到達しないので、ホルダ10との接触により全反射できなくても光量損失にならない。
【0124】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0125】
また、透光性部材で導光手段の入射端または出射端を保持するので、入射端または出射端の保持による光量損失を防ぐことができる。
【0126】
更に、導光手段と支持部とが一体的に構成されているので、テーパ部の角度によらず安定した保持ができる。
【0127】
また、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0128】
[第10の実施の形態]
次に、本発明の第10の実施の形態を説明する。
【0129】
図5の(A)は、本発明の照明装置の第10の実施の形態の構成を示す断面図であり、図5の(B)は、テーパロッドの保持部分の拡大図である。
【0130】
本第10の実施の形態では、発光体としてのLEDチップ20は、LEDベース21及びLED基板22を介して、保持手段の一つとしてのLEDホルダ10Aに保持されている。
【0131】
このLEDホルダ10Aは、上記LEDチップ20の保持される面とは反対側に、上記LEDチップ20の発する熱を放散するための放熱フィン10A1を備えている。LEDホルダ10Aは、上記LEDチップ20からの熱を効率良くこの放熱フィン10A1に伝達するため、熱伝導率の高い材質、例えばアルミなどの金属でできている。
【0132】
このようなLEDホルダ10Aは、熱伝導率の低い材質、例えばセラミックやプラスチックからなるカラー10C及びスペーサ10Dを介して、ビス10Eによって、もう一つの保持手段としてのロッドホルダ10Bと結合されている。このため、上記LEDチップ20が発する熱が、上記LEDホルダ10Aから上記ロッドホルダ10Bに伝達するのを減少させることができる。
【0133】
上記ロッドホルダ10Bは、導光手段としてのテーパロッド30の側面部を、該導光手段よりも屈折率の低い低屈折率物質としての低屈折率接着剤17によって保持している。このとき、上記テーパロッド30と上記ロッドホルダ10Bとの間には、上記低屈折率接着剤17の薄い膜が存在していることになる。このため、上記テーパロッド30内を伝わる光のうち、接着部分に達した光は、上記テーパロッド30と上記低屈折率接着剤17の屈折率の違いにより、上記テーパロッド30の内面で全反射して、上記テーパロッド30の出射端に向かう。
【0134】
このようにして、複数の部材によって上記テーパロッド30と上記LEDチップ20とが一体的に保持される。
【0135】
なお、上記ロッドホルダ10Bには、上記LEDホルダ10Aと該ロッドホルダ10Bとに囲まれた上記LEDチップ20の保持される空間と、外部とを連通する通気口10B1が設けられ、上記LEDチップ20の周囲の熱せられた空気を外部に排出するようになっている。
【0136】
而して、このような構成の照明装置によれば、上記第1の実施の形態と同様に、拡散光を放射する発光体と導光手段とを一体的に保持する保持手段により、発光体と導光手段との間の位置変化を抑制することができるので、照明光量や照明ムラの変化の少ない安定した照明装置が実現できる。
【0137】
また、全反射により光を反射するので、導光手段内部での光量損失を低減することができる。
【0138】
更に、本第10の実施の形態では、導光手段と低屈折率物質(低屈折率接着剤17)との界面で全反射するので、保持手段との接触部分から漏れて散乱する光を防ぐことができ、導光手段の保持による光量損失を無くすことができる。
【0139】
図6の(A)は、このような第10の実施の形態の変形例を説明するためのもので、図5の(B)同様のテーパロッドの保持部分の拡大図である。
【0140】
即ち、導光手段としてのテーパロッド30の、保持手段としてのロッドホルダ10Bが接触する部分に、金属膜18を形成している。そして、この金属膜18を介して、上記テーパロッド30が接着剤16により上記ロッドホルダ10Bと接着固定されている。
【0141】
このような構成とすれば、上記のような本第10の実施の形態の効果に加えて、更に、金属膜18により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができ、入射角の大きな部分において導光手段の保持による光量損失を低減することができるという優れた効果を奏する。
【0142】
図6の(B)は、本第10の実施の形態の別の変形例を説明するためのもので、図5の(B)同様のテーパロッドの保持部分の拡大図である。
【0143】
この場合は、導光手段としてのテーパロッド30の、保持手段としてのロッドホルダ10Bが接触する部分に、その導光手段よりも屈折率の低い低屈折率膜としての低屈折率誘電体膜19を形成し、さらにその外側に、金属膜18を形成し、これら低屈折率誘電体膜19及び金属膜18を介して、上記テーパロッド30が接着剤16により上記ロッドホルダ10Bと接着固定している。
【0144】
このような構成によれば、導光手段側面に内部から入射する光の入射角が大きい場合には、上記低屈折率誘電体膜19と導光手段の界面で全反射する。また、導光手段側面に内部から入射する光の入射角が小さい場合は、上記界面で反射されずに、上記低屈折率誘電体膜19内に漏れてしまうが、上記金属膜18により反射する。
【0145】
従って、このような構成とすれば、上記のような本第10の実施の形態の効果に加えて、導光手段側面に内部から入射する光の入射角が大きい場合は低屈折率誘電体膜19と導光手段の界面で全反射し、入射角が小さい場合は金属膜18により反射するので、保持手段と接触する部分に入射する光の入射角によらず保持手段との接触部分からの光の漏れを防ぐことができると同時に、入射角の小さい光に対して光量損失を無くすことができるので、導光手段の保持による光量損失を低減することができるという極めて優れた効果を奏する。
【0146】
[第11の実施の形態]
次に、本発明の第11の実施の形態を説明する。
【0147】
図7の(A)は、本発明の第11の実施の形態として、上記第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。
【0148】
即ち、例えば図5の(A)に示したような本発明の第10の実施の形態に係る照明装置60の出射端側に、上記出射端からの光を集光する照明レンズ70を備え、該照明レンズ70の後側焦点位置近傍に、画像表示手段としてのスライドフィルム71を配置している。
【0149】
このとき、上記照明レンズ70の焦点距離をL、上記スライドフィルム71の対角寸法を2W、上記照明装置60の出射端から放射する光線の最大角度をθmaxとすると、
tan−1(W/L)≦θmax
であるように構成されている。
【0150】
さらに、上記スライドフィルム71の後側には、2つのレンズからなる投影レンズ72が配置され、画像投影面73に上記スライドフィルム71の画像を結像投影する。
【0151】
このような構成の表示装置とすることで、導光手段の出射端から放射された光は、出射端からの放射位置に関わらず照明レンズ70の後側焦点位置で一定の範囲に集光することができるので、画像表示手段としてのスライドフィルム71を効率良く照明することができ、明るい表示画像が得られる。
【0152】
また一般に、焦点距離Lのレンズに入射する光線の画角θに対する焦点位置での像高Yは、Y=L×tanθで表わされるので、画像表示手段の対角寸法を2Wとしたとき、照明装置60の出射端から放射する光線の最大角度θmaxとすると、tan−1(W/L)≦θmaxの関係を満たすようにすることで、導光手段の出射端から放射される光を、画像表示手段の大きさに対して有効に照射することができる。なお、光の利用効率という観点からは、なるべくθmaxが関係式を満たす範囲で小さくするほうが良い。
【0153】
なお、本実施の形態では、画像表示手段としてスライドフィルム71を用いているが、LCDパネルやディジタルマイクロミラーデバイス(DMD(商標)、以下DMDと記す)などの表示デバイスであっても良いことは勿論である。また、照明レンズ70として透過型のレンズを用いているが、同じ効果を有する反射ミラーや、レンズとミラーの組み合わせで構成しても良い。さらに、投影レンズ72を使用せずに画像表示手段を直視する構成にしても良いし、投影レンズ72の代わりに網膜上に画像を結像するための接眼レンズを使用しても良い。
【0154】
[第12の実施の形態]
次に、本発明の第12の実施の形態を説明する。
【0155】
図7の(B)は、本発明の第12の実施の形態として、上記第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第2の実施の形態の構成を示す図である。
【0156】
即ち、本実施の形態においては、例えば図5の(A)に示したような本発明の第10の実施の形態に係る照明装置60の出射端側に、該出射端からの光を集光する照明レンズ70を、上記照明装置60の出射端がこの照明レンズ70の前側焦点位置になるように配置する。そしてさらに、上記照明レンズ70の後側焦点位置近傍に、画像表示手段としてのLCD74を配置する。このとき、上記照明レンズ70の焦点距離をL、上記LCD74の対角寸法を2W、上記照明装置60の出射端から放射する光線の最大角度をθmaxとすると、
tan−1(W/L)≦θmax
であるように構成されている。
【0157】
さらに、上記LCD74の後側には、2つのレンズからなる投影レンズ72が配置され、画像投影面73に上記LCD74の画像を結像投影する。
【0158】
このような構成とすることにより、上記第11の実施の形態と同様に、導光手段の出射端から放射された光は、出射端からの放射位置に関わらず照明レンズ70の後側焦点位置で一定の範囲に集光することができるので、画像表示手段としてのLCD74を効率良く照明することができ、明るい表示画像が得られる。
【0159】
また、特に本実施の形態では、導光手段の出射端から放射された光を放射位置に関わらず照明レンズの後側焦点位置で一定の範囲に集光することができると同時に、集光した照明範囲内での光の入射角度分布を小さくできるので、特に入射角依存性の大きい画像表示手段であるLCD74を効率良く照明することができ、ムラの無い明るい表示画像が得られる。
【0160】
また一般に、焦点距離Lのレンズに入射する光線の画角θに対する焦点位置での像高Yは、Y=L×tanθで表わされるので、画像表示手段の対角寸法を2Wとしたとき、照明装置60の出射端から放射する光線の最大角度θmaxとすると、tan−1(W/L)≦θmaxの関係を満たすようにすることで、導光手段の出射端から放射される光を、画像表示手段の大きさに対して有効に照射することができる。なお、光の利用効率という観点からは、なるべくθmaxが関係式を満たす範囲で小さくするほうが良い。
【0161】
なお、本実施の形態では、画像表示手段としてLCD74を用いているが、スライドフィルムやDMDなどであっても良い。また、照明レンズ70として透過型のレンズを用いているが、同じ効果を有する反射ミラーや、レンズとミラーの組み合わせで構成しても良い。さらに、投影レンズ72を使用せずに画像表示手段を直視する構成にしても良いし、投影レンズ72の代わりに網膜上に画像を結像するための接眼レンズを使用しても良い。
【0162】
[第13の実施の形態]
次に、本発明の第13の実施の形態を説明する。
【0163】
図8は、本発明の第13の実施の形態として、上記第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第3の実施の形態の構成を示す図である。
【0164】
即ち、本実施の形態においては、例えば図5の(A)に示したような本発明の第10の実施の形態に係る照明装置60の出射端近傍に、画像表示手段としてのLCD74を配置し、該LCD74の後側には投影光学手段としての2枚のレンズからなる投影レンズ72を配置している。このとき、上記投影レンズ72によって画像投影面73に上記LCD74の画像が結像投影される。
【0165】
このような本実施の形態によれば、簡単な構成で画像を投影する光効率の高い表示装置が実現できる。
【0166】
なお、上記画像表示手段としてLCD74を用いているが、スライドフィルムやDMDなどの表示デバイスであっても良い。また、照明レンズ70として透過型のレンズを用いているが、同じ効果を有する反射ミラーや、レンズとミラーの組み合わせで構成しても良い。さらに、投影レンズ72についても、透過型のレンズを用いているが、同じ効果を有する反射ミラーや、レンズとミラーの組み合わせで構成しても良い。
【0167】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0168】
例えば、テーパロッド30、中空ロッド40、ガラスロッド50のテーパ部50Aの断面形状は、矩形であっても良いし、円形または楕円形であっても良い。また、テーパロッド30の材質は、ガラスであっても良いし、透明な樹脂であっても良い。
【0169】
また、テーパロッド30の入射端30Aと出射端30Bとは平行に限られるものではない。また、入射端30Aと出射端30Bの各々は、テーパロッド30の中心軸に対して直角の面に限定するものではなく、一定の角度を有した形状であっても良い。
【0170】
さらに、表示装置においては、上記押圧ガラス13等の代わりに上記照明レンズ70や上記LCD74等を用いて、照明装置60の導光手段の出射端側を押圧するよう構成しても良い。
【0171】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、光効率が高く、且つ、光量変動の少ない、照明装置及び表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の照明装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図、(B)は本発明の照明装置の第2の実施の形態の構成を示す断面図であり、(C)は本発明の照明装置の第3の実施の形態の構成を示す斜視図である。
【図2】(A)は第3の実施の形態の変形例を示す斜視図、(B)は(A)の変形例における保持部とテーパロッドとの関係を説明するための図、(C)は第3の実施の形態の別の変形例を示す断面図であり、(D)は本発明の照明装置の第4の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図3】(A)は本発明の照明装置の第5の実施の形態の構成を示す断面図、(B)は第5の実施の形態の変形例を示す断面図、(C)は本発明の照明装置の第6の実施の形態の構成を示す断面図であり、(D)は本発明の照明装置の第7の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図4】(A)は本発明の照明装置の第8の実施の形態の構成を示す断面図、(B)は(A)中に円で囲って示す部部の拡大図であり、(C)は本発明の照明装置の第9の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図5】(A)は本発明の照明装置の第10の実施の形態の構成を示す断面図であり、(B)はそのテーパロッドの保持部分の拡大図である。
【図6】(A)は第10の実施の形態の変形例を説明するためのテーパロッドの保持部分の拡大図であり、(B)は、本第10の実施の形態の別の変形例を説明するためのテーパロッドの保持部分の拡大図である。
【図7】(A)は本発明の第11の実施の形態として第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第1の実施の形態の構成を示す図であり、(B)は本発明の第12の実施の形態として第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図8】本発明の第13の実施の形態として第1乃至第10の実施の形態に係る照明装置を用いた表示装置の第3の実施の形態の構成を示す図である。
【図9】(A)は拡散光を出射するLEDとテーパロッドとを備えた従来の照明装置の構成を示す図であり、(B)はロッド形状をした光学部品の従来の保持方法を示す図である。
【符号の説明】
10 ホルダ
10A LEDホルダ
10A1 放熱フィン
10B ロッドホルダ
10B1 通気口
10C カラー
10D スペーサ
10E ビス
11 保持ガラス
12 保持部
12A 突起部
13 押圧ガラス
14 バネ
15 ロッド支持用突起
16 接着剤
17 低屈折率接着剤
18 金属膜
19 低屈折率誘電体膜
20 LEDチップ
30 テーパロッド
30A,40A 入射端
30B,40B 出射端
30C,40C,50A テーパ部
31 円形テーパロッド
32 矩形テーパロッド
33,40D,40E,50B 支持部
34 平行部分
35 傾斜のゆるい部分
36 段差部分
40 中空ロッド
41,51 金属反射膜
50 ガラスロッド
60 照明装置
70 照明レンズ
71 スライドフィルム
72 投影レンズ
73 画像投影面
74 LCD
Claims (17)
- 拡散光を出射面から放射する発光体と、
前記発光体の出射面に近接し前記拡散光が入射する入射端、
この入射端に入射した入射光が出射する、前記入射端よりも広い面積を有する出射端、及び
前記入射端と前記出射端との間に位置し、前記入射光を反射させながら前記出射端まで伝達するテーパ状反射面を有するテーパ部、
からなる導光手段と、
前記発光体と前記導光手段とを一体的に保持する保持手段と、
を具備することを特徴とする照明装置。 - 前記保持手段は、前記導光手段の前記入射端または前記出射端に接する透光性保持部材で、前記導光手段を保持することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記透光性保持部材は、少なくとも一つの前記導光手段と接着固定されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
- 前記保持手段は、
前記導光手段の前記テーパ部の側面を接触保持するとともに、
少なくとも一つの前記導光手段を前記出射端側から前記透光性保持部材によって前記入射端の方向に押圧する、
ことを特徴とする請求項2に記載の照明装置。 - 前記保持手段は、前記導光手段の前記テーパ部の側面を点接触により保持することを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
- 前記保持手段は、前記導光手段の前記テーパ部と一体的に形成された支持部により前記導光手段を保持することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記支持部は、前記導光手段の前記入射端または前記テーパ部からの光を反射させながら伝達する機能を有することを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
- 前記導光手段は、前記入射端から入射した光を全反射により前記出射端に伝達することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記導光手段の側面と前記保持手段との間に、前記導光手段よりも屈折率の低い低屈折率物質を介在させることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
- 前記低屈折率物質は、前記導光手段と前記保持手段とを接着固定することを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
- 前記保持手段と接触する前記導光手段の側面に金属膜を設けたことを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
- 前記保持手段と接触する前記導光手段の側面に、前記導光手段よりも屈折率の低い低屈折率膜と金属膜とを順に設けたことを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
- 前記導光手段は、
側面が反射ミラーからなる中空構造であり、
前記入射端から入射した光を反射により前記出射端に伝達する、
ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 請求項1乃至13の何れかに記載の照明装置の前記導光手段の前記出射端からの光を集光する照明レンズと、
この照明レンズの後側焦点位置近傍に配置した画像表示手段と、
を具備することを特徴とする表示装置。 - 前記照明レンズは、更に、前記導光手段の前記出射端が前側焦点位置となるように配置したことを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
- 前記画像表示手段の対角寸法を2W、前記照明レンズの焦点距離をLとしたとき、
前記導光手段の前記出射端から放射する光線の最大角度をtan−1(W/L)以上とした、
ことを特徴とする請求項14又は15に記載の表示装置。 - 請求項1乃至13の何れかに記載の照明装置の前記導光手段の前記出射端の近傍に配置した画像表示手段と、
前記画像表示手段の画像を投影面に結像させる投影光学手段と、
を具備することを特徴とする表示装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002250828A JP2004093623A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 照明装置及びそれを用いた表示装置 |
EP03018744A EP1396753A1 (en) | 2002-08-29 | 2003-08-26 | Illumination apparatus and display apparatus using the illumination apparatus |
US10/653,004 US20040041984A1 (en) | 2002-08-29 | 2003-08-29 | Illumination apparatus and display apparatus using the illumination apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002250828A JP2004093623A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 照明装置及びそれを用いた表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004093623A true JP2004093623A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=31712256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002250828A Pending JP2004093623A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 照明装置及びそれを用いた表示装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040041984A1 (ja) |
EP (1) | EP1396753A1 (ja) |
JP (1) | JP2004093623A (ja) |
Cited By (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292283A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Seiko Epson Corp | 光源装置及びプロジェクタ |
WO2005122291A1 (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Olympus Corporation | 発光デバイス、発光デバイスの製造方法、発光デバイスを用いた照明装置、及び、プロジェクタ |
JP2006106682A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Premier Image Technology Corp | 発光ダイオードを光源として使用するイメージプロジェクタ |
JP2006156738A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Shimatec:Kk | 発光ダイオード照明装置 |
JP2006195382A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Sony Corp | 導光部材保持装置及び投射装置 |
JP2006235338A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Hitachi Ltd | 投射型映像表示装置 |
JP2006276325A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Casio Comput Co Ltd | 光源ユニット及び光源装置並びにプロジェクタ |
JP2006294526A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Enegate:Kk | Led素子を使用したスポットライト |
JP2006319111A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Matsushita Electric Works Ltd | 発光装置及びこの発光装置を備えた照明器具 |
US7182471B2 (en) | 2003-05-30 | 2007-02-27 | Funai Electric Co., Ltd. | Projection type display apparatus |
JP2007187932A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Sanyo Electric Co Ltd | ロッド固定構造及び投写型映像表示装置 |
JP2007213037A (ja) * | 2006-01-11 | 2007-08-23 | Sanyo Electric Co Ltd | ロッドホルダ及び投写型映像表示装置 |
JP2007304577A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-11-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 光学素子、及び投写型映像表示装置 |
WO2008047645A1 (fr) | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Olympus Corporation | Dispositif de source lumineuse |
JP2008145838A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Casio Comput Co Ltd | 導光ユニット及びプロジェクタ |
US7470051B2 (en) | 2004-12-02 | 2008-12-30 | Olympus Corporation | Optical device and illumination device |
JP2009506559A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 発光モジュールたとえば光学式投影装置において使用するための発光モジュールおよび光学式投影装置 |
JP2009176809A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Nec Lighting Ltd | 発光モジュール |
JP2013004183A (ja) * | 2011-06-13 | 2013-01-07 | Sharp Corp | 集光ユニットおよび発光装置 |
JP2013531362A (ja) * | 2010-04-26 | 2013-08-01 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 光を発するセグメントと位置合わせされたコリメータを有する照明システム |
US8511831B2 (en) | 2006-04-11 | 2013-08-20 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Optical device and projection-type image display apparatus |
JP2013206885A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Auer Lighting Gmbh | 照明、照明のためのリフレクタおよび該リフレクタを製造するための方法 |
WO2013150586A1 (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-10 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 導光素子保持体、該導光素子保持体を備えた投写型表示装置、および導光素子の保持方法 |
JP2014130260A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Canon Inc | プロジェクター |
JP2014235787A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-15 | 東芝ライテック株式会社 | 照明装置および車両用照明装置 |
JP2015132699A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | パナソニック デバイスSunx株式会社 | 投光ヘッド、光学センサ |
US9228710B2 (en) | 2011-06-13 | 2016-01-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Light projection apparatus, light condensing unit, and light emitting apparatus |
WO2018025927A1 (ja) * | 2016-08-03 | 2018-02-08 | 古河電気工業株式会社 | 照明装置、照明装置の取り付け構造、照明装置からの光取り出し方法及び照明装置の光接続方法 |
WO2020103785A1 (zh) * | 2018-11-19 | 2020-05-28 | 深圳光峰科技股份有限公司 | 匀光棒、光学组件及投影装置 |
US11402568B2 (en) | 2020-12-15 | 2022-08-02 | Nichia Corporation | Light emitting device |
Families Citing this family (54)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3931127B2 (ja) * | 2002-09-03 | 2007-06-13 | オリンパス株式会社 | 照明装置及びそれを用いた表示装置 |
DE202004011015U1 (de) * | 2004-07-14 | 2004-11-11 | Tridonic Optoelectronics Gmbh | LED-Strahler mit trichterförmiger Linse |
US7546031B2 (en) * | 2004-09-09 | 2009-06-09 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Lamp bracket to illumination optics assembly interface |
GB0421236D0 (en) * | 2004-09-23 | 2004-10-27 | Innovium Res Ltd | Device and method for the homogenisation of optical communications signals |
EP1734388A1 (en) * | 2005-06-14 | 2006-12-20 | Ricoh Company, Ltd. | Optical irradiation apparatus, image reading apparatus using the same, and image forming apparatus using the same |
JP2007029726A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Carl Zeiss Meditec Ag | リング・ライト眼底カメラ |
KR100812207B1 (ko) * | 2005-12-05 | 2008-03-13 | 삼성전자주식회사 | 광학 디바이스 및 이를 포함하는 프로젝션 시스템 |
US20070165186A1 (en) * | 2006-01-13 | 2007-07-19 | Copner Nigel J | Light source system and an image projection system |
US20080025040A1 (en) * | 2006-07-25 | 2008-01-31 | Swantner Michael J | LED light engine |
EP2395738B1 (en) * | 2007-07-31 | 2016-03-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Multi-functional device having scanner module and image scanning apparatus employing the scanner module |
US8358447B2 (en) | 2007-07-31 | 2013-01-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Scanner module and image scanning apparatus employing the same |
US8379275B2 (en) | 2007-07-31 | 2013-02-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Scanner module and image scanning apparatus employing the same |
CN101413639B (zh) * | 2007-10-16 | 2011-02-16 | 富士迈半导体精密工业(上海)有限公司 | 发光二极管照明装置 |
US7874690B2 (en) * | 2008-06-24 | 2011-01-25 | Tyco Electronics Corporation | LED lighting fixture for illuminating a cavity |
CN101619809B (zh) * | 2008-06-30 | 2010-12-29 | 致伸科技股份有限公司 | 具有多阶段灯号显示的输入装置 |
US8275266B2 (en) * | 2008-08-01 | 2012-09-25 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Free-space optical interconnect with asymmetric light pipes |
JP5701768B2 (ja) * | 2008-11-18 | 2015-04-15 | リングデール インコーポレーテッド | ヒートシンクと熱伝導性ガラス製カバーを備えたled光源アセンブリ |
TWI391021B (zh) * | 2008-12-22 | 2013-03-21 | Young Optics Inc | 發光二極體封裝體及投影裝置 |
TW201040447A (en) * | 2009-03-13 | 2010-11-16 | Koninkl Philips Electronics Nv | Pattern-projecting light-output system |
CN103155093B (zh) * | 2010-10-04 | 2015-09-30 | 浜松光子学株式会社 | 光源 |
JP5695935B2 (ja) * | 2011-02-24 | 2015-04-08 | 横河電機株式会社 | 赤外線分析装置 |
CN102200257B (zh) * | 2011-05-26 | 2012-08-22 | 吴光 | 一种反射器和led照明装置 |
US8469571B2 (en) * | 2011-09-06 | 2013-06-25 | Asia Optical International Ltd. | Light guide and housing assembly |
US8567997B2 (en) * | 2011-09-06 | 2013-10-29 | Asia Optical International Ltd. | Single piece light guide having light rod and lens |
US9442356B2 (en) * | 2011-09-06 | 2016-09-13 | Asia Optical Co., Inc. | Light guide with region between light rod and lens |
TWI550310B (zh) * | 2011-09-06 | 2016-09-21 | 亞洲光學股份有限公司 | 導光件及包含該導光件之物與其製造及裝配方法 |
CN104246358B (zh) * | 2012-03-12 | 2018-04-06 | 飞利浦照明控股有限公司 | 远程光束整形 |
AT512865B1 (de) * | 2012-05-09 | 2014-12-15 | Zizala Lichtsysteme Gmbh | Beleuchtungseinrichtung für einen Kraftfahrzeugscheinwerfer sowie Lichtmodul und Kraftfahrzeugscheinwerfer mit Beleuchtungseinrichtung |
ITTO20120586A1 (it) * | 2012-07-02 | 2014-01-03 | Illinois Tool Works | Dispositivo di illuminazione a led per illuminare la cavita' di un forno |
AT513206B1 (de) * | 2012-07-18 | 2015-04-15 | Zizala Lichtsysteme Gmbh | Leuchteinheit für einen Scheinwerfer |
DE102012213843B3 (de) * | 2012-08-03 | 2013-09-19 | Automotive Lighting Reutlingen Gmbh | Primäroptikeinheit für ein Lichtmodul |
TW201408923A (zh) * | 2012-08-30 | 2014-03-01 | Walsin Lihwa Corp | 雷射發光裝置 |
DE102012223860B4 (de) * | 2012-12-19 | 2023-05-11 | Ledvance Gmbh | Leuchtvorrichtung |
WO2015021581A1 (zh) * | 2013-08-12 | 2015-02-19 | 广东恒润光电有限公司 | 射灯 |
AT514705B1 (de) | 2013-10-28 | 2015-03-15 | Zizala Lichtsysteme Gmbh | Halterungsvorrichtung für einen Optikkörper für einen Kraftfahrzeugscheinwerfer |
DK178386B1 (en) * | 2013-11-21 | 2016-01-25 | Martin Professional Aps | Illumination system comprising an optical light mixing rod |
KR101592649B1 (ko) * | 2013-12-24 | 2016-02-12 | 현대자동차주식회사 | 헤드램프용 레이저 광학계 |
WO2015156986A1 (en) * | 2014-04-07 | 2015-10-15 | 3M Innovative Properties Company | Light horn arrays for ducted lighting systems |
US11243294B2 (en) | 2014-05-19 | 2022-02-08 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | Waveform reconstruction in a time-of-flight sensor |
US9696424B2 (en) | 2014-05-19 | 2017-07-04 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | Optical area monitoring with spot matrix illumination |
US9256944B2 (en) | 2014-05-19 | 2016-02-09 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | Integration of optical area monitoring with industrial machine control |
US9921300B2 (en) | 2014-05-19 | 2018-03-20 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | Waveform reconstruction in a time-of-flight sensor |
CN104154495B (zh) * | 2014-05-20 | 2017-12-15 | 广州市浩洋电子股份有限公司 | 混合型光学积分器组件及其光学系统 |
US9625108B2 (en) * | 2014-10-08 | 2017-04-18 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | Auxiliary light source associated with an industrial application |
FR3042845B1 (fr) | 2015-10-23 | 2019-11-29 | Valeo Vision | Dispositif lumineux a guides optiques |
US10082263B2 (en) * | 2016-09-29 | 2018-09-25 | Valeo North America, Inc. | Lighting assembly for use on a vehicle |
JP7028155B2 (ja) * | 2018-12-25 | 2022-03-02 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置およびプロジェクター |
WO2020193117A1 (en) | 2019-03-26 | 2020-10-01 | Lumileds Holding B.V. | Lighting device with transparent stabilizer element |
EP3959468B1 (en) | 2019-04-25 | 2023-12-27 | Lumileds LLC | Holding collimator elements in a lighting arrangement |
EP3744428B1 (de) * | 2019-05-31 | 2024-11-06 | Weiss Technik GmbH | Prüfkammer |
EP3748225A1 (en) * | 2019-06-04 | 2020-12-09 | ZKW Group GmbH | Lighting device for vehicle headlamps |
JP7539017B2 (ja) * | 2019-11-14 | 2024-08-23 | 日亜化学工業株式会社 | 光源ユニット、光源モジュール、及び照明装置 |
CN113074328A (zh) * | 2019-12-18 | 2021-07-06 | 深圳市中光工业技术研究院 | 光束灯光源系统 |
DE102020101601A1 (de) | 2020-01-23 | 2021-07-29 | Marelli Automotive Lighting Reutlingen (Germany) GmbH | Kraftfahrzeugkomfort-Projektionsvorrichtung |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3656845A (en) * | 1969-11-13 | 1972-04-18 | Koch Bossard Ernst | Light-point-projector |
JP3122466B2 (ja) * | 1991-03-20 | 2001-01-09 | 三菱電機株式会社 | 投射型表示装置 |
US5764845A (en) * | 1993-08-03 | 1998-06-09 | Fujitsu Limited | Light guide device, light source device, and liquid crystal display device |
US5680257A (en) * | 1995-07-31 | 1997-10-21 | Texas Instruments Incorporated | Light collection optics for spatial light modulator |
TW391139B (en) * | 1996-12-26 | 2000-05-21 | Plus Kk | Image display device |
US5967653A (en) * | 1997-08-06 | 1999-10-19 | Miller; Jack V. | Light projector with parabolic transition format coupler |
JPH11142780A (ja) * | 1997-11-12 | 1999-05-28 | Mitsubishi Electric Corp | 光源装置及び投写型表示装置 |
US6227669B1 (en) * | 1998-05-26 | 2001-05-08 | Industrial Technology Research Institute | Illumination device and image projection apparatus comprising the device |
TW380213B (en) * | 1999-01-21 | 2000-01-21 | Ind Tech Res Inst | Illumination apparatus and image projection apparatus includes the same |
JP2001312213A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-11-09 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | バックライトユニット、液晶表示装置、ならびに導光板の製造方法 |
JP4950376B2 (ja) * | 2000-11-07 | 2012-06-13 | ガリストロフ ソフトウェア エルエルシー | マルチディスプレイ装置 |
US6746124B2 (en) * | 2001-02-06 | 2004-06-08 | Robert E. Fischer | Flashlight producing uniform high brightness |
US6826336B2 (en) * | 2002-05-22 | 2004-11-30 | The Boeing Company | Fiber optic LED illuminator |
US6850095B2 (en) * | 2003-04-25 | 2005-02-01 | Visteon Global Technologies, Inc. | Projector optic assembly |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002250828A patent/JP2004093623A/ja active Pending
-
2003
- 2003-08-26 EP EP03018744A patent/EP1396753A1/en not_active Withdrawn
- 2003-08-29 US US10/653,004 patent/US20040041984A1/en not_active Abandoned
Cited By (40)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7182471B2 (en) | 2003-05-30 | 2007-02-27 | Funai Electric Co., Ltd. | Projection type display apparatus |
JP4617695B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2011-01-26 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置及びプロジェクタ |
JP2005292283A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Seiko Epson Corp | 光源装置及びプロジェクタ |
WO2005122291A1 (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Olympus Corporation | 発光デバイス、発光デバイスの製造方法、発光デバイスを用いた照明装置、及び、プロジェクタ |
US7918567B2 (en) | 2004-06-10 | 2011-04-05 | Olympus Corporation | Light emitting device, manufacturing method for light emitting device, illumination device using light emitting device, and projector |
JP2005353816A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Olympus Corp | 発光デバイス、発光デバイスの製造方法、発光デバイスを用いた照明装置、及び、プロジェクタ |
JP2006106682A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Premier Image Technology Corp | 発光ダイオードを光源として使用するイメージプロジェクタ |
JP2006156738A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Shimatec:Kk | 発光ダイオード照明装置 |
US7470051B2 (en) | 2004-12-02 | 2008-12-30 | Olympus Corporation | Optical device and illumination device |
US7695177B2 (en) | 2004-12-02 | 2010-04-13 | Olympus Corporation | Optical device and illumination device |
JP2006195382A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Sony Corp | 導光部材保持装置及び投射装置 |
JP4670358B2 (ja) * | 2005-01-17 | 2011-04-13 | ソニー株式会社 | 導光部材保持装置及び投射装置 |
JP2006235338A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Hitachi Ltd | 投射型映像表示装置 |
JP2006276325A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Casio Comput Co Ltd | 光源ユニット及び光源装置並びにプロジェクタ |
JP2006294526A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Enegate:Kk | Led素子を使用したスポットライト |
JP2006319111A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Matsushita Electric Works Ltd | 発光装置及びこの発光装置を備えた照明器具 |
JP2009506559A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 発光モジュールたとえば光学式投影装置において使用するための発光モジュールおよび光学式投影装置 |
JP2007213037A (ja) * | 2006-01-11 | 2007-08-23 | Sanyo Electric Co Ltd | ロッドホルダ及び投写型映像表示装置 |
JP4675339B2 (ja) * | 2006-01-11 | 2011-04-20 | 三洋電機株式会社 | ロッドホルダ及び投写型映像表示装置 |
JP2007187932A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Sanyo Electric Co Ltd | ロッド固定構造及び投写型映像表示装置 |
US8511831B2 (en) | 2006-04-11 | 2013-08-20 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Optical device and projection-type image display apparatus |
JP2007304577A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-11-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 光学素子、及び投写型映像表示装置 |
WO2008047645A1 (fr) | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Olympus Corporation | Dispositif de source lumineuse |
JP2008145838A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Casio Comput Co Ltd | 導光ユニット及びプロジェクタ |
JP2009176809A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Nec Lighting Ltd | 発光モジュール |
JP2016195255A (ja) * | 2010-04-26 | 2016-11-17 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 光を発するセグメントと位置合わせしてコリメータを設ける構造体及び方法 |
JP2013531362A (ja) * | 2010-04-26 | 2013-08-01 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 光を発するセグメントと位置合わせされたコリメータを有する照明システム |
US9228710B2 (en) | 2011-06-13 | 2016-01-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Light projection apparatus, light condensing unit, and light emitting apparatus |
JP2013004183A (ja) * | 2011-06-13 | 2013-01-07 | Sharp Corp | 集光ユニットおよび発光装置 |
US9494725B2 (en) | 2011-06-13 | 2016-11-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Light projection apparatus, light condensing unit, and light emitting apparatus |
JP2013206885A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Auer Lighting Gmbh | 照明、照明のためのリフレクタおよび該リフレクタを製造するための方法 |
WO2013150586A1 (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-10 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 導光素子保持体、該導光素子保持体を備えた投写型表示装置、および導光素子の保持方法 |
JP2014130260A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Canon Inc | プロジェクター |
US9703178B2 (en) | 2012-12-28 | 2017-07-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Projector having a rod integrator with an entrance plane smaller than an area light source |
JP2014235787A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-15 | 東芝ライテック株式会社 | 照明装置および車両用照明装置 |
JP2015132699A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | パナソニック デバイスSunx株式会社 | 投光ヘッド、光学センサ |
WO2018025927A1 (ja) * | 2016-08-03 | 2018-02-08 | 古河電気工業株式会社 | 照明装置、照明装置の取り付け構造、照明装置からの光取り出し方法及び照明装置の光接続方法 |
WO2020103785A1 (zh) * | 2018-11-19 | 2020-05-28 | 深圳光峰科技股份有限公司 | 匀光棒、光学组件及投影装置 |
US11402568B2 (en) | 2020-12-15 | 2022-08-02 | Nichia Corporation | Light emitting device |
JP7553803B2 (ja) | 2020-12-15 | 2024-09-19 | 日亜化学工業株式会社 | 発光装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040041984A1 (en) | 2004-03-04 |
EP1396753A1 (en) | 2004-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004093623A (ja) | 照明装置及びそれを用いた表示装置 | |
JP3931127B2 (ja) | 照明装置及びそれを用いた表示装置 | |
KR101293043B1 (ko) | 얇고 효율적인 광 콜리메이션 장치, 발광 장치 및디스플레이 장치 | |
KR101236401B1 (ko) | 조명 장치 | |
JP5097548B2 (ja) | 照明システム | |
TWI249257B (en) | Illumination apparatus | |
US5967653A (en) | Light projector with parabolic transition format coupler | |
US7431480B2 (en) | Optical element, compound optical element, and illuminating apparatus | |
JP2005070443A (ja) | 光学装置、照明装置及びプロジェクタ | |
EP1739946B1 (en) | Light transmissive element | |
KR20120049889A (ko) | 조명 광학 기구용 광 컬렉터 | |
JP2007522674A (ja) | 整形光源モジュールおよびそれを用いた照明システム | |
TW200402899A (en) | Side emitting led and lens | |
JP6410964B2 (ja) | 光源装置、照明装置及び車両用灯具 | |
US8075167B2 (en) | Optical film and illuminating device having the same | |
KR20180097131A (ko) | 발광 다이오드 램프 | |
JP2006085150A (ja) | 発光装置のための光学システム | |
JP5307717B2 (ja) | 自発光型の発光装置 | |
US7746520B2 (en) | Document illuminator | |
TWI391021B (zh) | 發光二極體封裝體及投影裝置 | |
JP6659240B2 (ja) | Led照明装置 | |
TW589467B (en) | Light collimating system | |
JP2014203604A (ja) | 照明装置 | |
JP2004004401A (ja) | 光源装置、照明装置及び投写型表示装置 | |
JP6659918B2 (ja) | 固体光エミッタ照明アセンブリ及び照明器具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061128 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070410 |