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JP2004091976A - Heat-insulation paper - Google Patents

Heat-insulation paper Download PDF

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Publication number
JP2004091976A
JP2004091976A JP2002255389A JP2002255389A JP2004091976A JP 2004091976 A JP2004091976 A JP 2004091976A JP 2002255389 A JP2002255389 A JP 2002255389A JP 2002255389 A JP2002255389 A JP 2002255389A JP 2004091976 A JP2004091976 A JP 2004091976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
paper
moisture
expandable microcapsules
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002255389A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Fumihiro Iwama
岩間 文裕
Hiroshi Mizobuchi
溝渕 博士
Satoru Kurokawa
黒川 覚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2002255389A priority Critical patent/JP2004091976A/en
Publication of JP2004091976A publication Critical patent/JP2004091976A/en
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a heat-insulation paper having excellent heat-insulating properties while enabling recycling. <P>SOLUTION: The heat-insulation paper has a moisture-proofing agent layer formed at least on one surface of both surfaces of a base paper containing heat-expandable microcapsules. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、断熱紙に関する。より詳しくは、基紙が熱膨張性マイクロカプセル(発泡剤)を含む断熱紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
環境への負荷低減という観点から、従来より、発泡スチロールや、プラスチックの代替えとして、セラミック等の塗工紙や、アルミ蒸着紙、ラミサンド紙などの断熱紙が開発されている。
【0003】
しかしながら、セラミック等の塗工紙は、高価であるという問題点を、アルミ蒸着紙やラミサンド紙などはリサイクルに適さないという問題点を、それぞれ有している。
【0004】
そこで、近年では、熱膨張性マイクロカプセルを含む断熱紙が注目されている(例えば、発泡体粒子を含有する紙の製造方法に関する特許文献1、低密度紙に関する特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−339898号公報
【特許文献2】
特開平7−243196号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる熱膨張性マイクロカプセルを含む断熱紙は、経済性、リサイクル性などの点においては優れたものとなっているものの、断熱性という点においては、さらなる改善が望まれている。
【0007】
そこで、本発明の主たる課題は、リサイクルが可能でありながら、断熱性に優れた断熱紙を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
熱膨張性マイクロカプセルを含む基紙の、両表面の少なくとも一方の面に、防湿剤層が形成されていることを特徴とする断熱紙。
【0009】
(作用効果)
基紙が熱膨張性マイクロカプセルを含むので、優れた断熱性を有する断熱紙となる。また、基紙の両表面の少なくとも一方の面に防湿剤層が形成されているので、透湿度が低下し、基紙内における水蒸気の移動が抑えられる。この水蒸気の移動抑制により、熱膨張性マイクロカプセルを含むことによる断熱性は、確実なものとなる。さらに、アルミなどを使用しないので、リサイクル可能な断熱紙となる。
【0010】
<請求項2記載の発明>
真珠顔料とバインダーとを含む液の塗工又は印刷により防湿剤層が形成されている請求項1記載の断熱紙。
【0011】
(作用効果)
真珠顔料とバインダーとを含む液の塗工又は印刷により防湿剤層が形成されているので、優れた断熱性を有し、美粧性に優れ、しかもリサイクル可能な断熱紙となる。
【0012】
<請求項3記載の発明>
透湿度が700g/m・24h以下となるように、防湿剤層が形成されている請求項1又は請求項2記載の断熱紙。
【0013】
(作用効果)
透湿度が700g/m・24h以下となるように防湿剤層が形成されているので、優れた断熱性を有する断熱紙となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係る断熱紙は、図1に示すように、熱膨張性マイクロカプセルを含む基紙1の、両表面の少なくとも一方の面に、防湿剤層2が形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
防湿剤層2は、図1の(1)に示すように、基紙1の一方の表面に形成することも、図1の(2)に示すように、基紙1の両方の表面に形成することも、できる。また、基紙1は、図1の(1)及び(2)のように、単層であっても、図1の(3)のように、2層(1A,1A)であっても、さらには、それ以上であってもよい。さらに、多層紙においては、基紙1の全ての層が熱膨張性マイクロカプセルを含むのではなく、少なくとも1以上の層が熱膨張性マイクロカプセルを含むのであってもよい。この形態の基紙1としては、例えば、図1の(4)に示すように、防湿剤層2の形成される面が、熱膨張性マイクロカプセルを含まない層1Bで形成され、この層1Bに面して熱膨張性マイクロカプセルを含む層1Aが形成され、この層1Aを挟むように熱膨張性マイクロカプセルを含まない層1Bが2層形成されたものを挙げることができる。もちろん、この最後の層1Bに面して防湿剤層2を形成することもできる。
【0016】
(基紙)
基紙の原料となるパルプは、その種類が何ら限定されるものではない。通常の紙の場合と同様のパルプを使用することができる。例えば、ダグラスファー、ラジアータパイン、杉等の針葉樹、ユーカリ、オーク等の広葉樹を主原料としたクラフトパルプ(KP)、セミケミカルパルプ(SCP)、砕木パルプ(GP)、ケミグランドパルプ(CGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)等から一種あるいは数種を適宜選択して使用することができる。また、基紙として再生紙を使用することもでき、古紙パルプとしては、ディインクドパルプ(DIP)、ウェイストパルプ(WP)の何れをも使用することができる。さらに、レーヨン繊維、アクリル繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維等の有機繊維や、ガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、シリカ・アルノシリケート繊維、ロックウール繊維等の無機繊維を原料とする合成パルプをも使用することができる。
【0017】
また、これらの原料パルプには、基紙の不透明度を向上させるため、通常の紙の場合と同様、填料を添加することができる。填料としては、例えば、クレー、タルク、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化アルミニウム等から一種あるいは数種を適宜選択して使用することができる。
【0018】
さらに、基紙の色合いをコントロールする必要がある場合や着色紙とする場合は、原料パルプに、通常の紙の場合と同様、染料を添加することができる。染料としては、例えば、直接染料、カチオン性染料、塩基性染料等、市販している染料から一種あるいは数種を適宜選択して使用することができる。
【0019】
パルプの抄紙は、例えば、円網抄紙機、Kフォーマー抄紙機、ウルトラフォーマー抄紙機、ベルボンドフォーマー抄紙機などを使用することができる。また、抄紙して得た湿紙の乾燥は、ヤンキードライヤー、多筒ドライヤー、熱風ドライヤー、赤外線ドライヤーなどを使用して行うことができる。
【0020】
本発明の断熱紙の坪量は、特に限定されるものではない。例えば、ダンボール原紙とする場合であれば、100g/m〜350g/mとすることができる。ただし、実用上,生産性の観点からは、150g/m〜250g/mとするのが好ましい。
【0021】
(熱膨張性マイクロカプセル)
本発明において使用することのできる熱膨張性マイクロカプセルは、熱可塑性合成樹脂の微細粒子外殻内に低沸点溶剤を封入したものである。平均粒径は、5〜30μmで、80〜200℃での加熱により直径が4〜5倍、体積が50〜130倍に膨張する。
【0022】
外殻を構成する熱可塑性合成樹脂としては、例えば、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の共重合体を挙げることができる。また、かかる外殻内に封入される低沸点溶剤としては、例えば、イソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘキサン、低沸点ハロゲン化炭化水素、メチルシラン等を挙げることができる。
【0023】
熱膨張性マイクロカプセルは、外殻を構成する熱可塑性合成樹脂の軟化点以上に加熱され、同時に封入されている低沸点溶剤が気化し蒸気圧が上昇し、外殻が膨張して独立気泡を形成する。この熱膨張性マイクロカプセルを膨張させるための加熱は、湿紙を乾燥させる前記ドライヤー処理に伴って行うこともできるが、その後にあらためて行うこともできる。
【0024】
熱膨張性マイクロカプセルは、基紙の絶乾坪量換算質量に対し、1〜30質量%の割合で含有させるのが望ましい。1質量%未満であると、十分な断熱性を得ることができない。30質量%超であると、断熱性に大きな変化はみられないのに対し、経済性に劣り、紙力が低下することになる。
【0025】
また、ダンボール原紙等の板紙においては、経済性や、加工容易性の観点から、熱膨張性マイクロカプセルを、多層抄きした中層の一層あるいは複数層に使用することもできる。
【0026】
熱膨張性マイクロカプセルとしては、例えば、松本油脂製薬株式会社のマツモトクロスフェアーF−30、同F−46、F−20D、F−50D、F−80Dや、日本フィライト株式会社のエクスパンセルWU、同DU等を使用することができる。ただし、これに限られるものではない。
【0027】
熱膨張性マイクロカプセルを基紙に含ませる方法は、特に限定されず、内添、外添をとわない。例えば、特開平5−339898号公報(発泡体粒子を含有する紙の製造方法)に開示されるような、パルプと熱膨張性マイクロカプセルとを混抄する方法や、特開平7−243196号公報(低密度紙)に開示されるような、抄紙して得た湿紙に熱膨張性マイクロカプセルを含浸させる方法によることができる。また、特開2001−98494号公報(発泡紙の製造方法および発泡紙用の原紙の製造方法)に開示されるような、抄紙して得た湿紙に熱膨張性マイクロカプセルをスプレーする方法によることもできる。
【0028】
(防湿剤)
防湿剤としては、種々のものを使用することができ、例えば、塩化ビニリデン、スチレンブタジエンラテックス(SBR)と雲母との混合物、アクリル樹脂と填料との混合物、アクリル樹脂とワックスとの混合物などから一種又は数種を適宜選択して使用することができる。
【0029】
ただし、防湿剤としては、真珠顔料とバインダーとを含む液を使用するのが好ましい。真珠顔料によって、基紙に優れた美粧性及び断熱性が付与される。なお、この断熱性は、真珠顔料自体が有するものであって、透湿度が低下し、基紙内における水蒸気の移動が抑えられることによる断熱性向上効果とは別の効果である。
【0030】
また、バインダーによって、真珠顔料が基紙の表面に好適に層を形成するようになるとともに、バインダーの乾燥により防水性が付与されるようになる。
【0031】
さらに、本発明の断熱紙に耐熱性を付与する場合は、硝化綿を前記真珠顔料とバインダーとを含む液に含有させるとよい。断熱紙を使用する場所や用途に応じて、かかる液(防湿剤)には、防滑剤、耐水化剤、着色剤、粘度調整剤などを含有させることができる。
【0032】
前記真珠顔料は、液中に10〜50質量%含有させるのが好ましく、20〜40重量%含有させるのが特に好ましい。
【0033】
防湿剤層は、前記液をロールコーター、グラビアコーター、スクリーンコーター、エアーナイフコーター、バーコーターなどの既知の塗工機を用いて、基紙の両表面の少なくとも一方の面に、好ましくは両方の面に塗工して形成することができる。また、防湿剤層は、グラビア印刷機、フレキソ印刷機などの既知の印刷機を用いて、印刷によって基紙の両表面の少なくとも一方の面に、好ましくは両方の面に形成することができる。
【0034】
防湿剤層を形成するための液の量は、乾燥後の固形換算で1.0〜10.0g/mとするのが好ましく、2.0〜5.0g/mとするのがより好ましい。
【0035】
真珠顔料としては、魚の鱗や貝殻などを原料とする天然真珠顔料、塩基性炭酸鉛、雲母粉末、酸化チタンや酸化鉄等の金属酸化物で被覆した雲母粉末などを挙げることができる。特に、酸化チタンで被覆した雲母粉末を使用すると、優れた美粧性を付与することができる。
【0036】
これらの真珠顔料の粒径は、コールターカウンター法による粒径が5〜150μmであるのが好ましく、10〜100μmであるのが特に好ましい。粒径が5μmより小さいと真珠光沢感が不足して、断熱性及び美粧性が低くなる。150μmを超えると、防湿剤層から真珠顔料が脱落しやすくなる。
【0037】
バインダーとしては、アクリル酸及びそのエステル、メタクリル酸及びそのエステル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン等の乳化重合体及び乳化共重合体、並びにそれらにカルボキシル基や水酸基などの官能基を導入した水分散性樹脂、カゼイン、澱粉、酸化澱粉、ジアルデヒド澱粉、カチオン化澱粉、アセチル化澱粉、リン酸エステル化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉等の澱粉誘導体、ポリビニルアルコール等の天然あるいは合成の水溶性樹脂、などを使用することができる。これらのバインダーを、前記液中に1種あるいは2種以上含有させる。
【0038】
【実施例】
以下、防湿剤層を設けることによる効果を、実施例を基に明らかにする。
各種紙で作成した5cm角の箱の中に、蒸留水を凍らせて得た(冷蔵庫内に24時間放置)27gの氷を入れて密封し、90分後における氷の質量を計量し、氷の残存量を質量パーセントであらわすことにより、評価した(保温効果は氷残存率が高いほど高い。)。
【0039】
各種シートは、以下の条件で作成した。
試験例1:表側から1層目及び2層目に上白古紙を使用し、3層目、4層目及び5層目にダンボール古紙を使用した5層からなるシートを作成した。熱膨張性マイクロカプセルは使用せず、また、防湿剤層も形成しなかった。坪量は、220g/mであった。
試験例2:試験例1と同様のシートを作成した。ただし、表側から2層目の上白古紙は、熱膨張性マイクロカプセル(松本油脂製薬株式会社のマツモトクロスフェアーF−46)が混抄されているものとした。熱膨張性マイクロカプセルの含有割合は、表側から2層目の上白古紙の絶乾坪量換算質量に対し、6.0質量%の割合で含有させた。防湿剤層は、形成しなかった。作成された断熱シートの坪量は、220g/mであった。
試験例3:試験例2について、熱膨張性マイクロカプセルの含有割合を、6.0質量%から10.0質量%に変えた。
試験例4:試験例2のシートの表面に、塩化ビニリデンからなる防湿剤層を形成した。形成量(ウェット)は、10g/mとした。
試験例5:試験例4について、防湿剤(塩化ビニリデン)の形成量を、10g/mから30g/mに変えた。
試験例6:試験例2について、熱膨張性マイクロカプセルの含有割合を、6.0質量%から8.0質量%に変えたシートの表面に、填料(真珠顔料)とアクリル樹脂とからなる防湿剤層を形成した。形成量は、23g/mとした。
試験例7:試験例6について、填料をワックスに変え、防湿剤の形成量を23g/mから25g/mに変えた。
試験例8:試験例2のシートの表面に、スチレンブタジエンラテックス及び雲母からなる防湿剤層を形成した。形成量は、20g/mとした。
【0040】
結果を表1に示した。また、表2に、防湿剤層の形成方法及びその際の透湿度を示した。
【0041】
【0042】
【表1】

Figure 2004091976
【0043】
【表2】
Figure 2004091976
【0044】
表1から、基紙の表面に防湿剤層を形成すると、優れた断熱効果が得られることがわかる。また、表1及び表2から、断熱紙の透湿度が700g/m・24h以下となるように防湿剤層が形成されていると、優れた断熱効果が得られることがわかる。
【0045】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明による断熱シートによれば、リサイクルが可能でありながら、断熱性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断熱紙の断面模式図である。
【符号の説明】
1…基紙、2…防湿剤層。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to insulating paper. More specifically, the present invention relates to an insulating paper in which the base paper contains heat-expandable microcapsules (foaming agent).
[0002]
[Prior art]
From the viewpoint of reducing the burden on the environment, coated papers such as ceramics, and heat-insulated papers such as aluminum-evaporated papers and lami-sand papers have been developed as substitutes for styrofoam and plastics.
[0003]
However, coated papers such as ceramics have a problem that they are expensive, and aluminum-deposited papers and lami-sand papers have a problem that they are not suitable for recycling.
[0004]
Therefore, in recent years, heat-insulating papers containing heat-expandable microcapsules have attracted attention (see, for example, Patent Document 1 relating to a method for producing paper containing foam particles, and Patent Document 2 relating to low-density paper).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-5-339898 [Patent Document 2]
JP-A-7-243196
[Problems to be solved by the invention]
However, although the heat insulating paper containing such heat-expandable microcapsules is excellent in terms of economy, recyclability, and the like, further improvement in heat insulating properties is desired.
[0007]
Therefore, a main object of the present invention is to provide a heat insulating paper which is recyclable and has excellent heat insulating properties.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention which has solved the above-mentioned problems is as follows.
<Invention according to claim 1>
A heat insulating paper, characterized in that a moisture-proofing agent layer is formed on at least one of both surfaces of a base paper containing heat-expandable microcapsules.
[0009]
(Effect)
Since the base paper contains the heat-expandable microcapsules, the heat insulating paper has excellent heat insulating properties. In addition, since the desiccant layer is formed on at least one of both surfaces of the base paper, the moisture permeability is reduced, and the movement of water vapor in the base paper is suppressed. By suppressing the movement of the water vapor, the heat insulating property by including the heat-expandable microcapsules is assured. Furthermore, since aluminum and the like are not used, the heat insulating paper can be recycled.
[0010]
<Invention according to claim 2>
The heat insulating paper according to claim 1, wherein the moisture-proofing layer is formed by coating or printing a liquid containing a pearl pigment and a binder.
[0011]
(Effect)
Since the moisture barrier layer is formed by coating or printing a liquid containing a pearl pigment and a binder, the heat insulating paper has excellent heat insulating properties, is excellent in cosmetics, and is recyclable.
[0012]
<Invention of Claim 3>
As moisture permeability is less than 700g / m 2 · 24h, insulation paper according to claim 1 or claim 2 wherein a desiccant layer is formed.
[0013]
(Effect)
Since moisture permeability desiccant layer to be equal to or less than 700g / m 2 · 24h are formed, a heat insulating sheet having excellent thermal insulation properties.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
As shown in FIG. 1, the heat-insulating paper according to the present invention is characterized in that a moisture-proofing agent layer 2 is formed on at least one of both surfaces of a base paper 1 containing heat-expandable microcapsules. Things.
[0015]
The moisture barrier layer 2 may be formed on one surface of the base paper 1 as shown in FIG. 1A, or may be formed on both surfaces of the base paper 1 as shown in FIG. You can do it. The base paper 1 may be a single layer as shown in (1) and (2) of FIG. 1 or a two layer (1A, 1A) as shown in (3) of FIG. Furthermore, it may be more than that. Further, in the multilayer paper, not all the layers of the base paper 1 may include the heat-expandable microcapsules, but at least one or more layers may include the heat-expandable microcapsules. As the base paper 1 of this embodiment, for example, as shown in FIG. 1 (4), the surface on which the moisture-proofing agent layer 2 is formed is formed of a layer 1B that does not contain the heat-expandable microcapsules. , A layer 1A containing heat-expandable microcapsules is formed, and two layers 1B without heat-expandable microcapsules are formed so as to sandwich this layer 1A. Of course, the desiccant layer 2 can be formed facing the last layer 1B.
[0016]
(Base paper)
The type of pulp used as a raw material of the base paper is not limited at all. Pulp similar to the case of ordinary paper can be used. For example, kraft pulp (KP), semi-chemical pulp (SCP), groundwood pulp (GP), groundwood pulp (CGP), which is mainly made of softwood such as Douglas fir, radiata pine, cedar, hardwood such as eucalyptus and oak, One or several kinds of refiner ground pulp (RGP) can be appropriately selected and used. Recycled paper can also be used as the base paper, and any of deinked pulp (DIP) and waste pulp (WP) can be used as waste paper pulp. In addition, synthetic pulp made from organic fibers such as rayon fiber, acrylic fiber, polyamide fiber and polyester fiber, and inorganic fibers such as glass fiber, carbon fiber, alumina fiber, silica / arnosilicate fiber and rock wool fiber is also used. can do.
[0017]
In addition, fillers can be added to these raw pulp as in the case of ordinary paper in order to improve the opacity of the base paper. As the filler, for example, one or several kinds can be appropriately selected and used from clay, talc, calcium carbonate, titanium dioxide, aluminum oxide, and the like.
[0018]
Further, when it is necessary to control the color of the base paper or when using colored paper, a dye can be added to the raw pulp as in the case of ordinary paper. As the dye, for example, one or a plurality of commercially available dyes such as a direct dye, a cationic dye, and a basic dye can be appropriately selected and used.
[0019]
For papermaking of pulp, for example, a round paper machine, a K-former machine, an ultra-former machine, a bell bond former machine, or the like can be used. The wet paper obtained by papermaking can be dried using a Yankee dryer, a multi-cylinder dryer, a hot air dryer, an infrared dryer, or the like.
[0020]
The basis weight of the heat insulating paper of the present invention is not particularly limited. For example, in the case of a cardboard base paper, it is possible to 100g / m 2 ~350g / m 2 . However, in practice, from the viewpoint of productivity, preferably a 150g / m 2 ~250g / m 2 .
[0021]
(Thermally expandable microcapsule)
The heat-expandable microcapsules that can be used in the present invention are obtained by encapsulating a low-boiling solvent in the outer shell of fine particles of a thermoplastic synthetic resin. The average particle size is 5 to 30 μm, and the diameter expands 4 to 5 times and the volume expands 50 to 130 times by heating at 80 to 200 ° C.
[0022]
Examples of the thermoplastic synthetic resin constituting the outer shell include copolymers such as vinylidene chloride, acrylonitrile, acrylates, and methacrylates. Examples of the low-boiling solvent enclosed in the outer shell include isobutane, pentane, petroleum ether, hexane, low-boiling halogenated hydrocarbons, and methylsilane.
[0023]
The heat-expandable microcapsules are heated above the softening point of the thermoplastic synthetic resin that forms the outer shell, and at the same time, the enclosed low-boiling solvent evaporates and the vapor pressure rises, and the outer shell expands to form closed cells. Form. The heating for expanding the heat-expandable microcapsules can be performed in association with the above-mentioned drying treatment for drying the wet paper web, but can be performed again afterwards.
[0024]
The thermally expandable microcapsules are desirably contained at a ratio of 1 to 30% by mass based on the absolute dry basis weight of the base paper. If it is less than 1% by mass, sufficient heat insulating properties cannot be obtained. If it exceeds 30% by mass, there is no significant change in the heat insulating property, but the economy is poor and the paper strength is reduced.
[0025]
In the case of cardboard, such as cardboard, heat-expandable microcapsules can be used for one or more of the multi-layered middle layers from the viewpoint of economy and processability.
[0026]
Examples of the heat-expandable microcapsules include, for example, Matsumoto Cross Spheres F-30, F-46, F-20D, F-50D, F-80D of Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd., and Expancel WU of Nippon Philite Co., Ltd. , DU, etc. can be used. However, it is not limited to this.
[0027]
The method for including the heat-expandable microcapsules in the base paper is not particularly limited, and does not include internal addition or external addition. For example, a method of mixing pulp and heat-expandable microcapsules as disclosed in JP-A-5-339898 (a method for producing paper containing foam particles) or JP-A-7-243196 ( Low-density paper), and a method of impregnating heat-expandable microcapsules into wet paper obtained by papermaking. Also, a method of spraying thermally expandable microcapsules on wet paper obtained by papermaking as disclosed in JP-A-2001-98494 (a method for producing foamed paper and a method for producing base paper for foamed paper). You can also.
[0028]
(Humidifier)
Various kinds of moisture proofing agents can be used. For example, vinylidene chloride, a mixture of styrene butadiene latex (SBR) and mica, a mixture of an acrylic resin and a filler, a mixture of an acrylic resin and a wax, etc. Alternatively, several types can be appropriately selected and used.
[0029]
However, it is preferable to use a liquid containing a pearl pigment and a binder as the desiccant. The pearl pigment provides the base paper with excellent cosmetic and heat insulating properties. This heat insulating property is possessed by the pearl pigment itself, and is another effect different from the heat insulating property improving effect due to the reduced moisture permeability and the suppression of the movement of water vapor in the base paper.
[0030]
The binder allows the pearl pigment to suitably form a layer on the surface of the base paper, and provides the waterproofness by drying the binder.
[0031]
Furthermore, when heat resistance is imparted to the heat insulating paper of the present invention, nitrified cotton is preferably contained in a liquid containing the pearl pigment and a binder. Such a liquid (moisture proofing agent) may contain an anti-slip agent, a water-proofing agent, a coloring agent, a viscosity modifier and the like, depending on the place and use of the insulating paper.
[0032]
The pearl pigment is preferably contained in the liquid in an amount of 10 to 50% by mass, particularly preferably 20 to 40% by weight.
[0033]
The moisture-proofing agent layer is obtained by applying the liquid to a roll coater, a gravure coater, a screen coater, an air knife coater, a known coating machine such as a bar coater, on at least one of both surfaces of the base paper, preferably both. It can be formed by coating on the surface. In addition, the moisture-proofing agent layer can be formed on at least one surface of both surfaces of the base paper, preferably on both surfaces by printing using a known printing machine such as a gravure printing machine or a flexographic printing machine.
[0034]
The amount of the liquid for forming the desiccant layer is preferably set to 1.0 to 10.0 g / m 2 in solid terms after drying, more that a 2.0~5.0g / m 2 preferable.
[0035]
Examples of pearl pigments include natural pearl pigments using fish scales and shells as raw materials, basic lead carbonate, mica powder, and mica powder coated with metal oxides such as titanium oxide and iron oxide. In particular, when mica powder coated with titanium oxide is used, excellent cosmetic properties can be imparted.
[0036]
The particle diameter of these pearl pigments is preferably from 5 to 150 μm, more preferably from 10 to 100 μm, as measured by the Coulter counter method. If the particle size is smaller than 5 μm, the pearly luster is insufficient, and the heat insulating property and the beauty are reduced. If it exceeds 150 μm, the pearl pigment tends to fall off the moisture barrier layer.
[0037]
As the binder, acrylic acid and its esters, methacrylic acid and its esters, vinyl chloride, vinylidene chloride, vinyl acetate, acrylonitrile, butadiene, emulsion polymers and emulsion copolymers such as styrene, and those such as carboxyl groups and hydroxyl groups Water-dispersible resins having introduced functional groups, casein, starch, oxidized starch, dialdehyde starch, cationized starch, acetylated starch, phosphate derivatives, starch derivatives such as hydroxyethylated starch, natural or polyvinyl alcohol, etc. Synthetic water-soluble resins can be used. One or two or more of these binders are contained in the liquid.
[0038]
【Example】
Hereinafter, the effect of providing the moisture-proofing agent layer will be clarified based on examples.
In a 5 cm square box made of various papers, 27 g of ice obtained by freezing distilled water (leaving in a refrigerator for 24 hours) was put and sealed, and after 90 minutes, the mass of the ice was weighed, and the ice was weighed. Was evaluated by expressing the remaining amount in terms of percent by mass (the warming effect was higher as the ice remaining ratio was higher).
[0039]
Various sheets were prepared under the following conditions.
Test Example 1: A sheet composed of five layers using upper white used paper for the first and second layers from the front side and used corrugated cardboard paper for the third, fourth, and fifth layers. No heat-expandable microcapsules were used, and no moisture barrier layer was formed. The basis weight was 220g / m 2.
Test Example 2: A sheet similar to Test Example 1 was prepared. However, the upper white used paper of the second layer from the front side was mixed with heat-expandable microcapsules (Matsumoto Cross Sphere F-46 manufactured by Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd.). The content ratio of the heat-expandable microcapsules was 6.0% by mass based on the absolute dry basis weight of the second uppermost white paper from the front side. No moisture barrier layer was formed. The basis weight of the created heat insulating sheet was 220 g / m 2 .
Test Example 3: In Test Example 2, the content ratio of the heat-expandable microcapsules was changed from 6.0% by mass to 10.0% by mass.
Test Example 4: A moisture-proof layer made of vinylidene chloride was formed on the surface of the sheet of Test Example 2. The formation amount (wet) was 10 g / m 2 .
Test Example 5: For Test Example 4, the amount of the formed moisture-proofing agent (vinylidene chloride) was changed from 10 g / m 2 to 30 g / m 2 .
Test Example 6: Moisture proof comprising a filler (pearl pigment) and an acrylic resin on the surface of a sheet obtained by changing the content of the heat-expandable microcapsules from 6.0% by mass to 8.0% by mass in Test Example 2. An agent layer was formed. The amount formed was 23 g / m 2 .
Test Example 7: Regarding Test Example 6, the filler was changed to wax, and the formation amount of the desiccant was changed from 23 g / m 2 to 25 g / m 2 .
Test Example 8: A desiccant layer composed of styrene butadiene latex and mica was formed on the surface of the sheet of Test Example 2. The amount formed was 20 g / m 2 .
[0040]
The results are shown in Table 1. Table 2 shows the method of forming the moisture-proof agent layer and the moisture permeability at that time.
[0041]
[0042]
[Table 1]
Figure 2004091976
[0043]
[Table 2]
Figure 2004091976
[0044]
From Table 1, it can be seen that when a moisture barrier layer is formed on the surface of the base paper, an excellent heat insulating effect can be obtained. Further, from Tables 1 and 2, it can be seen that when the moisture-proofing agent layer is formed so that the moisture permeability of the heat-insulating paper is 700 g / m 2 · 24 h or less, an excellent heat-insulating effect can be obtained.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, the heat insulating sheet according to the present invention has excellent heat insulating properties while being recyclable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view of a heat insulating paper.
[Explanation of symbols]
1. Base paper 2. Moisture barrier layer

Claims (3)

熱膨張性マイクロカプセルを含む基紙の、両表面の少なくとも一方の面に、防湿剤層が形成されていることを特徴とする断熱紙。A heat insulating paper, characterized in that a moisture-proofing agent layer is formed on at least one of both surfaces of a base paper containing heat-expandable microcapsules. 真珠顔料とバインダーとを含む液の塗工又は印刷により防湿剤層が形成されている請求項1記載の断熱紙。The heat insulating paper according to claim 1, wherein the moisture-proofing layer is formed by coating or printing a liquid containing a pearl pigment and a binder. 透湿度が700g/m・24h以下となるように、防湿剤層が形成されている請求項1又は請求項2記載の断熱紙。As moisture permeability is less than 700g / m 2 · 24h, insulation paper according to claim 1 or claim 2 wherein a desiccant layer is formed.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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