JP2004088506A - リーダライタ - Google Patents
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Abstract
【課題】本体装置仕様の供給電力のままで、従来のリーダライタより有効通信距離を伸ばすことができるリーダライタを提供する。
【解決手段】入力された振幅偏移変調信号を増幅して出力端子から出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力端子から出力された振幅偏移変調信号を無線送信するアンテナ部とを備え、トランスポンダとの距離に応じて前記アンテナ部の等価インピーダンスが増加すると、前記増幅回路の出力端子から出力された振幅偏移変調信号の電圧の振幅が増大するように当該アンテナ部と当該増幅回路とが接続されており、前記増幅回路は、前記アンテナ部の等価インピーダンスが所定値より大きい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度より小さい変調度で増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】入力された振幅偏移変調信号を増幅して出力端子から出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力端子から出力された振幅偏移変調信号を無線送信するアンテナ部とを備え、トランスポンダとの距離に応じて前記アンテナ部の等価インピーダンスが増加すると、前記増幅回路の出力端子から出力された振幅偏移変調信号の電圧の振幅が増大するように当該アンテナ部と当該増幅回路とが接続されており、前記増幅回路は、前記アンテナ部の等価インピーダンスが所定値より大きい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度より小さい変調度で増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁誘導結合を通じて誘起された電力により駆動されるトランスポンダに、振幅偏移変調信号を無線送信するリーダライタに関し、特にリーダライタとトランスポンダとの有効通信距離を延長する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、メモリや制御回路等が集積された無線通信ICチップとコイル等のアンテナ部とにより構成されたトランスポンダ(transponder)と、所定周波数のASK(Amplitude Shift Keying:振幅偏移)変調信号のデータを電磁誘導結合により無線送信するリーダライタとから成るRFID(Radio Frequency−IDentification)システムの開発が盛んに行われている。
【0003】
ここで言うリーダライタとは、トランスポンダにデータを電磁誘導結合により無線送信し、トランスポンダ内蔵のメモリにデータの書き込みを行う機能と、トランスポンダからの応答である所定周波数の副搬送波を無線受信してデータの読み取りを行う機能とを備えた装置のことをいう。
トランスポンダは、リーダライタのアンテナ部から発生するASK変調信号の磁界をトランスポンダのアンテナ部で受けて、電磁誘導結合により誘起された電力で無線通信ICチップが駆動してリーダライタとデータの送受信を行う。
【0004】
トランスポンダとリーダライタから成るRFIDシステムの一例としては、非接触方式自動改札システムが挙げられる。従来の自動改札装置は、磁気カードである定期券カードを装置内に取り込んで磁気情報を読み書きし、送り出すといった一連の処理を行う為の機構部を有しており、当該機構部のメンテナンスに多くの費用がかかっていた。しかし、非接触方式自動改札システムの自動改札装置においては当該機構部が無くなるため、メンテナンスコストの削減が期待できる。
【0005】
ここで非接触方式自動改札システムを簡単に説明すると、電車の定期券カードに定期券所有者の氏名、定期券ID、有効区間、有効期間等の情報をメモリに記憶したトランスポンダを付加しており、トランスポンダとデータを送受信するリーダライタが自動改札装置に組み込まれている。
トランスポンダが付加された定期券カードを所有するユーザは、自動改札装置を通る際に、自動改札装置に組み込まれたリーダライタのアンテナ部に定期券カードを近付ける。図4は、その時の概要を表す図である。リーダライタ1のアンテナ部からは、所定周波数のASK変調信号の磁界が発生している。そして、定期券カード20のトランスポンダとリーダライタ1がデータの送受信を行うことが実質的に可能な距離が、有効通信距離rとして示されている。
【0006】
定期券カード20がリーダライタ1に接近して有効通信距離r内に入ると、定期券カード20のトランスポンダは電磁誘導結合により電力が誘起されて駆動し、リーダライタと通信を行う。リーダライタが組み込まれた自動改札装置は、トランスポンダから受信したデータに基づいてユーザの改札通行の許可不許可を判定する。
【0007】
ここで有効通信距離とは、トランスポンダを構成する無線通信ICチップが駆動するために必要な最低電圧(リセット電圧)以上の電圧を、トランスポンダのアンテナ部において誘起するのに十分な磁界強度を受けることができる、リーダライタのアンテナ部からの最長距離をいう。有効通信距離を伸ばすには、リーダライタのアンテナ部から発せられる磁界強度を上げればよく、アンテナ部を構成するコイルに流れる電流を増大させれば磁界強度は上がる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、リーダライタが組み込まれる本体装置の設計仕様により、リーダライタに供給できる電力は限られている場合が多い。これは、非接触方式自動改札システムに限らずRFIDシステム全般において言えることである。
そこで本発明は、本体装置の設計仕様の供給電力で、従来のリーダライタより有効通信距離を伸ばすことができるリーダライタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るリーダライタは、電磁誘導結合を通じて誘起された電力により駆動されるトランスポンダに、振幅偏移変調信号を増幅して無線送信するリーダライタであって、入力された振幅偏移変調信号を増幅して出力端子から出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力端子から出力された振幅偏移変調信号を無線送信するアンテナ部とを備え、トランスポンダとの距離に応じて前記アンテナ部の等価インピーダンスが増加すると、前記増幅回路の出力端子から出力される振幅偏移変調信号の電圧の振幅が増大するように当該アンテナ部と当該増幅回路とが接続されており、前記増幅回路は、前記アンテナ部の等価インピーダンスが所定値より大きい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度より小さい変調度で増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力して、前記アンテナ部の等価インピーダンスが前記所定値より小さい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度を保ったまま、増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るリーダライタの実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、実施の形態で説明するリーダライタは、ISO14443のTypeBに準拠しているものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係るリーダライタの回路図である。リーダライタは、変調回路2、出力トランジスタ3、電源部4、アンテナ部5、カップリングコンデンサ6、負荷コイル7、抵抗8、抵抗9、抵抗10から成る。
【0011】
変調回路2は、搬送波の電圧の振幅を図外の制御部から入力された2値情報に応じて偏移させて、ASK変調信号を生成する。ASK変調の変調度は、
変調度={(x−y)/(x+y)}×100(%)
という式で表すことができる。なお、xは2値情報の値が「1」であるときの、ASK変調信号の電圧の振幅を示し、yは前記2値情報の値が「0」であるときの、ASK変調信号の電圧の振幅を示す。
【0012】
例えば10%の変調度のASK変調信号とは、振幅xと振幅yとの比率を、上式に基づいて、x:y≒100:81.8とした場合のASK変調信号である。
本実施の形態に係るリーダライタは、ISO14443のTypeBに準拠しており、変調度は10±2%と規定されている。
カップリングコンデンサ6は、変調回路2から出力トランジスタ3に信号成分を伝送するために用いられている。
【0013】
抵抗8及び抵抗10は、出力トランジスタ3のバイアス電圧の設定に用いられ、抵抗9は出力トランジスタ3のエミッタ端子と接続され、出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力される電圧の増幅率設定に用いられる。
出力トランジスタ3は、npn形トランジスタであり、アンテナ部5のインピーダンスに応じて、変調回路2において生成されたASK変調信号の電圧の振幅を増減して、コレクタ端子から出力する。
【0014】
アンテナ部5は、アンテナコイルと共振コンデンサとを並列接続したLC並列共振回路を構成しており、出力トランジスタ3のコレクタ端子と接続されている。アンテナ部5のインピーダンスZは、共振周波数のASK変調信号に対して最大となり、出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力されたASK変調信号の電圧をQ(Q:共振の尖鋭度)倍にする。本実施の形態に係るリーダライタは、ISO14443のTypeBに準拠していることから、13.56MHzが共振周波数に設定されている。よって、アンテナ部5は、コレクタ端子から出力された13.56MHzのASK変調信号に対して共振して、大きな磁界を発生する。
【0015】
アンテナ部5の共振時のインピーダンスZは、アンテナコイルの自己インダクタンスL1と比例関係にあり、自己インダクタンスL1は電磁誘導結合するトランスポンダのアンテナ部との距離xに相関して増減する。トランスポンダのアンテナ部の自己インダクタンスをL2、相互インダクタンスをMとすると、L1は、
L1=M2/(k2・L2)
と表される。kは結合係数であり、リーダライタ及びトランスポンダそれぞれのアンテナコイル間の距離xに応じて0≦k≦1の間で変化する。k=0は、アンテナコイル間の距離xが非常に離れている場合か、磁気シールドがなされている場合であり、k=1は、アンテナコイル間の距離xが限りなく0で、完全な電磁誘導結合がなされている場合である。
【0016】
上式から、k=1の時、即ち距離xが0の時にL1は最小値となり、kの値が0に近づくに連れて、即ち、距離xが伸びるに連れて、L1は増大することがわかる。
電源部4は、負荷コイル7を介して出力トランジスタ3のコレクタ端子と接続されており、最大供給電圧はVoutである。
【0017】
続いて出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力されるASK変調信号について説明する。
図2(a)は、トランスポンダが、リーダライタのアンテナ部5からの有効通信距離内にある場合に、当該リーダライタの出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力されるASK変調信号の波形を示す概略図である。トランスポンダが限りなくリーダライタのアンテナ部5と接近した位置、すなわち、トランスポンダのアンテナ部とリーダライタのアンテナ部5が接触するような位置関係になると、結合係数kが限りなく1の値に近づき、トランスポンダのアンテナ部及びリーダライタのアンテナ部5において、効率の良い電磁誘導結合が行われる。
【0018】
このときのASK変調信号の変調度は、ASK変調信号の2値情報の値が「1」の電圧の振幅をA1、2値情報の値が「0」の電圧の振幅をB1とすると、
である。
【0019】
一方、図2(b)は、トランスポンダが、リーダライタのアンテナ部5からの従来の有効通信距離より少し遠い位置にある場合に、出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力されるASK変調信号の波形を示す概略図である。トランスポンダがアンテナ部5から見て従来の有効通信距離より少し遠い位置にあると、アンテナ部5とトランスポンダのアンテナ部との電磁誘導結合の効率は悪くなり、トランスポンダのアンテナ部において誘起される電力は小さくなる。また、結合係数kの値が0に近づくため、アンテナ部5のインピーダンスZが大きくなり、その分、コレクタ端子から出力されるASK変調信号の電圧の振幅が大きくなる。
【0020】
図2(b)では、ASK変調信号の電圧の振幅が大きくなったことにより、ASK変調信号の2値情報の値が「1」であることを示す電圧の振幅A2が、供給電圧のダイナミックレンジにより飽和している。これに対してASK変調信号の2値情報の値が「0」であることを示す電圧の振幅B2は、ASK変調信号の電圧の増加をそのまま反映している。その結果、変調回路2において生成されたASK変調信号の変調度は当初の10%より小さくなる。
【0021】
トランスポンダとリーダライタとの距離が有効通信距離より更に離れていくと、リーダライタのアンテナ部5のインピーダンスZは更に大きくなり、これに応じてASK変調信号の電圧の振幅も更に大きくなって、やがて、振幅B2もダイナミックレンジに到達する大きさの振幅になる。このようになると、ASK変調信号の変調度は0%であり、トランスポンダは、受信したASK変調信号をデータとして読み取れなくなる。トランスポンダがASK変調信号から2値情報を読み取ることが可能な変調度の下限値としては、ISO14443のTypeBの規定では8%であるが、トランスポンダによっては変調度が6%でも2値情報を読み取ることが可能なものもある。
【0022】
続いて、リーダライタのアンテナ部5から発生している磁界を受けて、トランスポンダのアンテナ部において誘起する電力について説明する。
図3(a)は、トランスポンダがリーダライタのアンテナ部5からの有効通信距離内にある場合に、トランスポンダのアンテナ部において誘起された電圧を、トランスポンダに内蔵されている整流器により整流した結果の電圧波形を示す概略図である。有効通信距離内にあるトランスポンダのアンテナ部では、効率的に電磁誘導結合がなされ、リセット電圧以上の電圧が誘起されている。
【0023】
一方、図3(b)は、トランスポンダが、リーダライタのアンテナ部5からの従来の有効通信距離より少し遠い位置にある場合に、トランスポンダのアンテナ部において誘起された電圧を、トランスポンダに内蔵されている整流器により整流した結果の電圧波形を示す概略図である。有効通信距離外にあるトランスポンダのアンテナ部では、効率的な電磁誘導結合が行われないため、誘起された電圧の電圧波形は図3(a)に示した電圧波形より全体的に低い値で形成されるが、リーダライタから送信されたASK変調信号の変調度が小さくなっているため、リセット電圧を上回る電圧が誘起されている。
【0024】
以上、本発明に係るリーダライタについて実施の形態を示して説明したが、本発明はこの実施の形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施の形態では、出力トランジスタをエミッタ接地し、コレクタ端子から出力される増幅されたASK変調信号をアンテナ部において共振していたが、出力トランジスタをベース接地し、エミッタ端子とアンテナ部を接続し、エミッタ端子から出力される増幅されたASK変調信号をアンテナ部において共振するようにしてもよい。
(2)実施の形態では、出力トランジスタは1つだけであったが、複数のトランジスタを組み合わせた増幅回路であってもよく、リーダライタのアンテナ部のインピーダンスが増加に応じて出力を増加させるような構成の増幅回路であればよい。
(3)リーダライタのアンテナ部はLC並列共振回路としていたが、これに限られず、コイルのみで構成していてもよいし、LC直列共振回路であってもよい。
【0025】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように本発明に係るリーダライタは、電磁誘導結合を通じて誘起された電力により駆動されるトランスポンダに、振幅偏移変調信号を増幅して無線送信するリーダライタであって、入力された振幅偏移変調信号を増幅して出力端子から出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力端子から出力された振幅偏移変調信号を無線送信するアンテナ部とを備え、トランスポンダとの距離に応じて前記アンテナ部の等価インピーダンスが増加すると、前記増幅回路の出力端子から出力される振幅偏移変調信号の電圧の振幅が増大するように当該アンテナ部と当該増幅回路とが接続されており、前記増幅回路は、前記アンテナ部の等価インピーダンスが所定値より大きい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度より小さい変調度で増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力して、前記アンテナ部の等価インピーダンスが前記所定値より小さい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度を保ったまま、増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力することを特徴とする。
【0026】
これにより、トランスポンダとリーダライタとの距離が有効通信距離より遠くなるとリーダライタから送信されるASK変調信号は変調度が小さくなるので、当該ASK変調信号の電磁波を受信したトランスポンダにおいて、電磁誘導結合により誘起された電圧はトランスポンダの制御回路のリセット電圧を下回りにくくなる。すなわち、有効通信距離を伸ばすことができる。
【0027】
また、前記増幅回路は1つのトランジスタを含み、前記アンテナ部は、コイルとコンデンサを並列接続したLC並列共振回路であることとしてもよい。
これにより、最も簡単に本発明に係るリーダライタの送信機能を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリーダライタの送信回路の一例を示す図である。
【図2】本発明に係るリーダライタの出力トランジスタから出力されるASK変調信号の波形図の一例である。
【図3】本発明に係るリーダライタから送信された電磁波を受信したトランスポンダにおいて生成される電圧波形図の一例である。
【図4】トランスポンダが付加された定期券カードと、リーダライタとを示す概略図である。
【符号の説明】
1 リーダライタ
2 変調回路
3 出力トランジスタ
4 電源部
5 アンテナ部
6 カップリングコンデンサ
7 負荷コイル
8、9、10 抵抗
20 定期券カード
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁誘導結合を通じて誘起された電力により駆動されるトランスポンダに、振幅偏移変調信号を無線送信するリーダライタに関し、特にリーダライタとトランスポンダとの有効通信距離を延長する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、メモリや制御回路等が集積された無線通信ICチップとコイル等のアンテナ部とにより構成されたトランスポンダ(transponder)と、所定周波数のASK(Amplitude Shift Keying:振幅偏移)変調信号のデータを電磁誘導結合により無線送信するリーダライタとから成るRFID(Radio Frequency−IDentification)システムの開発が盛んに行われている。
【0003】
ここで言うリーダライタとは、トランスポンダにデータを電磁誘導結合により無線送信し、トランスポンダ内蔵のメモリにデータの書き込みを行う機能と、トランスポンダからの応答である所定周波数の副搬送波を無線受信してデータの読み取りを行う機能とを備えた装置のことをいう。
トランスポンダは、リーダライタのアンテナ部から発生するASK変調信号の磁界をトランスポンダのアンテナ部で受けて、電磁誘導結合により誘起された電力で無線通信ICチップが駆動してリーダライタとデータの送受信を行う。
【0004】
トランスポンダとリーダライタから成るRFIDシステムの一例としては、非接触方式自動改札システムが挙げられる。従来の自動改札装置は、磁気カードである定期券カードを装置内に取り込んで磁気情報を読み書きし、送り出すといった一連の処理を行う為の機構部を有しており、当該機構部のメンテナンスに多くの費用がかかっていた。しかし、非接触方式自動改札システムの自動改札装置においては当該機構部が無くなるため、メンテナンスコストの削減が期待できる。
【0005】
ここで非接触方式自動改札システムを簡単に説明すると、電車の定期券カードに定期券所有者の氏名、定期券ID、有効区間、有効期間等の情報をメモリに記憶したトランスポンダを付加しており、トランスポンダとデータを送受信するリーダライタが自動改札装置に組み込まれている。
トランスポンダが付加された定期券カードを所有するユーザは、自動改札装置を通る際に、自動改札装置に組み込まれたリーダライタのアンテナ部に定期券カードを近付ける。図4は、その時の概要を表す図である。リーダライタ1のアンテナ部からは、所定周波数のASK変調信号の磁界が発生している。そして、定期券カード20のトランスポンダとリーダライタ1がデータの送受信を行うことが実質的に可能な距離が、有効通信距離rとして示されている。
【0006】
定期券カード20がリーダライタ1に接近して有効通信距離r内に入ると、定期券カード20のトランスポンダは電磁誘導結合により電力が誘起されて駆動し、リーダライタと通信を行う。リーダライタが組み込まれた自動改札装置は、トランスポンダから受信したデータに基づいてユーザの改札通行の許可不許可を判定する。
【0007】
ここで有効通信距離とは、トランスポンダを構成する無線通信ICチップが駆動するために必要な最低電圧(リセット電圧)以上の電圧を、トランスポンダのアンテナ部において誘起するのに十分な磁界強度を受けることができる、リーダライタのアンテナ部からの最長距離をいう。有効通信距離を伸ばすには、リーダライタのアンテナ部から発せられる磁界強度を上げればよく、アンテナ部を構成するコイルに流れる電流を増大させれば磁界強度は上がる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、リーダライタが組み込まれる本体装置の設計仕様により、リーダライタに供給できる電力は限られている場合が多い。これは、非接触方式自動改札システムに限らずRFIDシステム全般において言えることである。
そこで本発明は、本体装置の設計仕様の供給電力で、従来のリーダライタより有効通信距離を伸ばすことができるリーダライタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るリーダライタは、電磁誘導結合を通じて誘起された電力により駆動されるトランスポンダに、振幅偏移変調信号を増幅して無線送信するリーダライタであって、入力された振幅偏移変調信号を増幅して出力端子から出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力端子から出力された振幅偏移変調信号を無線送信するアンテナ部とを備え、トランスポンダとの距離に応じて前記アンテナ部の等価インピーダンスが増加すると、前記増幅回路の出力端子から出力される振幅偏移変調信号の電圧の振幅が増大するように当該アンテナ部と当該増幅回路とが接続されており、前記増幅回路は、前記アンテナ部の等価インピーダンスが所定値より大きい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度より小さい変調度で増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力して、前記アンテナ部の等価インピーダンスが前記所定値より小さい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度を保ったまま、増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るリーダライタの実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、実施の形態で説明するリーダライタは、ISO14443のTypeBに準拠しているものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係るリーダライタの回路図である。リーダライタは、変調回路2、出力トランジスタ3、電源部4、アンテナ部5、カップリングコンデンサ6、負荷コイル7、抵抗8、抵抗9、抵抗10から成る。
【0011】
変調回路2は、搬送波の電圧の振幅を図外の制御部から入力された2値情報に応じて偏移させて、ASK変調信号を生成する。ASK変調の変調度は、
変調度={(x−y)/(x+y)}×100(%)
という式で表すことができる。なお、xは2値情報の値が「1」であるときの、ASK変調信号の電圧の振幅を示し、yは前記2値情報の値が「0」であるときの、ASK変調信号の電圧の振幅を示す。
【0012】
例えば10%の変調度のASK変調信号とは、振幅xと振幅yとの比率を、上式に基づいて、x:y≒100:81.8とした場合のASK変調信号である。
本実施の形態に係るリーダライタは、ISO14443のTypeBに準拠しており、変調度は10±2%と規定されている。
カップリングコンデンサ6は、変調回路2から出力トランジスタ3に信号成分を伝送するために用いられている。
【0013】
抵抗8及び抵抗10は、出力トランジスタ3のバイアス電圧の設定に用いられ、抵抗9は出力トランジスタ3のエミッタ端子と接続され、出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力される電圧の増幅率設定に用いられる。
出力トランジスタ3は、npn形トランジスタであり、アンテナ部5のインピーダンスに応じて、変調回路2において生成されたASK変調信号の電圧の振幅を増減して、コレクタ端子から出力する。
【0014】
アンテナ部5は、アンテナコイルと共振コンデンサとを並列接続したLC並列共振回路を構成しており、出力トランジスタ3のコレクタ端子と接続されている。アンテナ部5のインピーダンスZは、共振周波数のASK変調信号に対して最大となり、出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力されたASK変調信号の電圧をQ(Q:共振の尖鋭度)倍にする。本実施の形態に係るリーダライタは、ISO14443のTypeBに準拠していることから、13.56MHzが共振周波数に設定されている。よって、アンテナ部5は、コレクタ端子から出力された13.56MHzのASK変調信号に対して共振して、大きな磁界を発生する。
【0015】
アンテナ部5の共振時のインピーダンスZは、アンテナコイルの自己インダクタンスL1と比例関係にあり、自己インダクタンスL1は電磁誘導結合するトランスポンダのアンテナ部との距離xに相関して増減する。トランスポンダのアンテナ部の自己インダクタンスをL2、相互インダクタンスをMとすると、L1は、
L1=M2/(k2・L2)
と表される。kは結合係数であり、リーダライタ及びトランスポンダそれぞれのアンテナコイル間の距離xに応じて0≦k≦1の間で変化する。k=0は、アンテナコイル間の距離xが非常に離れている場合か、磁気シールドがなされている場合であり、k=1は、アンテナコイル間の距離xが限りなく0で、完全な電磁誘導結合がなされている場合である。
【0016】
上式から、k=1の時、即ち距離xが0の時にL1は最小値となり、kの値が0に近づくに連れて、即ち、距離xが伸びるに連れて、L1は増大することがわかる。
電源部4は、負荷コイル7を介して出力トランジスタ3のコレクタ端子と接続されており、最大供給電圧はVoutである。
【0017】
続いて出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力されるASK変調信号について説明する。
図2(a)は、トランスポンダが、リーダライタのアンテナ部5からの有効通信距離内にある場合に、当該リーダライタの出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力されるASK変調信号の波形を示す概略図である。トランスポンダが限りなくリーダライタのアンテナ部5と接近した位置、すなわち、トランスポンダのアンテナ部とリーダライタのアンテナ部5が接触するような位置関係になると、結合係数kが限りなく1の値に近づき、トランスポンダのアンテナ部及びリーダライタのアンテナ部5において、効率の良い電磁誘導結合が行われる。
【0018】
このときのASK変調信号の変調度は、ASK変調信号の2値情報の値が「1」の電圧の振幅をA1、2値情報の値が「0」の電圧の振幅をB1とすると、
である。
【0019】
一方、図2(b)は、トランスポンダが、リーダライタのアンテナ部5からの従来の有効通信距離より少し遠い位置にある場合に、出力トランジスタ3のコレクタ端子から出力されるASK変調信号の波形を示す概略図である。トランスポンダがアンテナ部5から見て従来の有効通信距離より少し遠い位置にあると、アンテナ部5とトランスポンダのアンテナ部との電磁誘導結合の効率は悪くなり、トランスポンダのアンテナ部において誘起される電力は小さくなる。また、結合係数kの値が0に近づくため、アンテナ部5のインピーダンスZが大きくなり、その分、コレクタ端子から出力されるASK変調信号の電圧の振幅が大きくなる。
【0020】
図2(b)では、ASK変調信号の電圧の振幅が大きくなったことにより、ASK変調信号の2値情報の値が「1」であることを示す電圧の振幅A2が、供給電圧のダイナミックレンジにより飽和している。これに対してASK変調信号の2値情報の値が「0」であることを示す電圧の振幅B2は、ASK変調信号の電圧の増加をそのまま反映している。その結果、変調回路2において生成されたASK変調信号の変調度は当初の10%より小さくなる。
【0021】
トランスポンダとリーダライタとの距離が有効通信距離より更に離れていくと、リーダライタのアンテナ部5のインピーダンスZは更に大きくなり、これに応じてASK変調信号の電圧の振幅も更に大きくなって、やがて、振幅B2もダイナミックレンジに到達する大きさの振幅になる。このようになると、ASK変調信号の変調度は0%であり、トランスポンダは、受信したASK変調信号をデータとして読み取れなくなる。トランスポンダがASK変調信号から2値情報を読み取ることが可能な変調度の下限値としては、ISO14443のTypeBの規定では8%であるが、トランスポンダによっては変調度が6%でも2値情報を読み取ることが可能なものもある。
【0022】
続いて、リーダライタのアンテナ部5から発生している磁界を受けて、トランスポンダのアンテナ部において誘起する電力について説明する。
図3(a)は、トランスポンダがリーダライタのアンテナ部5からの有効通信距離内にある場合に、トランスポンダのアンテナ部において誘起された電圧を、トランスポンダに内蔵されている整流器により整流した結果の電圧波形を示す概略図である。有効通信距離内にあるトランスポンダのアンテナ部では、効率的に電磁誘導結合がなされ、リセット電圧以上の電圧が誘起されている。
【0023】
一方、図3(b)は、トランスポンダが、リーダライタのアンテナ部5からの従来の有効通信距離より少し遠い位置にある場合に、トランスポンダのアンテナ部において誘起された電圧を、トランスポンダに内蔵されている整流器により整流した結果の電圧波形を示す概略図である。有効通信距離外にあるトランスポンダのアンテナ部では、効率的な電磁誘導結合が行われないため、誘起された電圧の電圧波形は図3(a)に示した電圧波形より全体的に低い値で形成されるが、リーダライタから送信されたASK変調信号の変調度が小さくなっているため、リセット電圧を上回る電圧が誘起されている。
【0024】
以上、本発明に係るリーダライタについて実施の形態を示して説明したが、本発明はこの実施の形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施の形態では、出力トランジスタをエミッタ接地し、コレクタ端子から出力される増幅されたASK変調信号をアンテナ部において共振していたが、出力トランジスタをベース接地し、エミッタ端子とアンテナ部を接続し、エミッタ端子から出力される増幅されたASK変調信号をアンテナ部において共振するようにしてもよい。
(2)実施の形態では、出力トランジスタは1つだけであったが、複数のトランジスタを組み合わせた増幅回路であってもよく、リーダライタのアンテナ部のインピーダンスが増加に応じて出力を増加させるような構成の増幅回路であればよい。
(3)リーダライタのアンテナ部はLC並列共振回路としていたが、これに限られず、コイルのみで構成していてもよいし、LC直列共振回路であってもよい。
【0025】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように本発明に係るリーダライタは、電磁誘導結合を通じて誘起された電力により駆動されるトランスポンダに、振幅偏移変調信号を増幅して無線送信するリーダライタであって、入力された振幅偏移変調信号を増幅して出力端子から出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力端子から出力された振幅偏移変調信号を無線送信するアンテナ部とを備え、トランスポンダとの距離に応じて前記アンテナ部の等価インピーダンスが増加すると、前記増幅回路の出力端子から出力される振幅偏移変調信号の電圧の振幅が増大するように当該アンテナ部と当該増幅回路とが接続されており、前記増幅回路は、前記アンテナ部の等価インピーダンスが所定値より大きい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度より小さい変調度で増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力して、前記アンテナ部の等価インピーダンスが前記所定値より小さい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度を保ったまま、増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力することを特徴とする。
【0026】
これにより、トランスポンダとリーダライタとの距離が有効通信距離より遠くなるとリーダライタから送信されるASK変調信号は変調度が小さくなるので、当該ASK変調信号の電磁波を受信したトランスポンダにおいて、電磁誘導結合により誘起された電圧はトランスポンダの制御回路のリセット電圧を下回りにくくなる。すなわち、有効通信距離を伸ばすことができる。
【0027】
また、前記増幅回路は1つのトランジスタを含み、前記アンテナ部は、コイルとコンデンサを並列接続したLC並列共振回路であることとしてもよい。
これにより、最も簡単に本発明に係るリーダライタの送信機能を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリーダライタの送信回路の一例を示す図である。
【図2】本発明に係るリーダライタの出力トランジスタから出力されるASK変調信号の波形図の一例である。
【図3】本発明に係るリーダライタから送信された電磁波を受信したトランスポンダにおいて生成される電圧波形図の一例である。
【図4】トランスポンダが付加された定期券カードと、リーダライタとを示す概略図である。
【符号の説明】
1 リーダライタ
2 変調回路
3 出力トランジスタ
4 電源部
5 アンテナ部
6 カップリングコンデンサ
7 負荷コイル
8、9、10 抵抗
20 定期券カード
Claims (2)
- 電磁誘導結合を通じて誘起された電力により駆動されるトランスポンダに、振幅偏移変調信号を増幅して無線送信するリーダライタであって、
入力された振幅偏移変調信号を増幅して出力端子から出力する増幅回路と、
前記増幅回路の出力端子から出力された振幅偏移変調信号を無線送信するアンテナ部とを備え、
トランスポンダとの距離に応じて前記アンテナ部の等価インピーダンスが増加すると、前記増幅回路の出力端子から出力される振幅偏移変調信号の電圧の振幅が増大するように当該アンテナ部と当該増幅回路とが接続されており、
前記増幅回路は、前記アンテナ部の等価インピーダンスが所定値より大きい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度より小さい変調度で増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力して、前記アンテナ部の等価インピーダンスが前記所定値より小さい場合に、入力された振幅偏移変調信号の変調度を保ったまま、増幅した振幅偏移変調信号を出力端子から出力する
ことを特徴とするリーダライタ。 - 前記増幅回路は1つのトランジスタを含み、前記アンテナ部は、コイルとコンデンサを並列接続したLC並列共振回路であることを特徴とする請求項1に記載のリーダライタ。
Priority Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010044513A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Nidec Sankyo Corp | 非接触icカードリーダ及びデータ読取方法 |
JP2018148617A (ja) * | 2017-03-01 | 2018-09-20 | キヤノン株式会社 | 給電装置、その制御方法及びプログラム |
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- 2002-08-27 JP JP2002247694A patent/JP2004088506A/ja active Pending
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JP2010044513A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Nidec Sankyo Corp | 非接触icカードリーダ及びデータ読取方法 |
JP2018148617A (ja) * | 2017-03-01 | 2018-09-20 | キヤノン株式会社 | 給電装置、その制御方法及びプログラム |
JP7005151B2 (ja) | 2017-03-01 | 2022-01-21 | キヤノン株式会社 | 給電装置、その制御方法及びプログラム |
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