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JP2004079225A - ランプユニット - Google Patents

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JP2004079225A JP2002234504A JP2002234504A JP2004079225A JP 2004079225 A JP2004079225 A JP 2004079225A JP 2002234504 A JP2002234504 A JP 2002234504A JP 2002234504 A JP2002234504 A JP 2002234504A JP 2004079225 A JP2004079225 A JP 2004079225A
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lamp
explosion
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discharge lamp
proof glass
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JP2002234504A
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Ayumi Umemoto
梅本 歩
Shintaro Harite
播手 伸太郎
Hajime Kagata
加賀田 元
Shinji Matsubara
松原 信次
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

【課題】防爆機能に影響を与えることなく冷却効果を高めたランプユニットを提供する。
【解決手段】ランプ20を点灯するとランプ自体高温になるが、封止端部24はセラミックス系などの接着部29aを介して、ランプ及びリフレクタからなるランプユニットの密閉系構造を維持した形で、防爆ガラス30に接続されているので、ここに伝熱ルートが形成され、封止端部24の熱は当該伝熱ルートを介して速やかに放熱され、封止端部24及びランプ全体が冷却される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電ランプと反射鏡が固着して用いられる反射鏡付き放電ランプに関するものであり、特にショートアーク型の超高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどの高輝度放電ランプとリフレクタを構成要素としたランプユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
各種プロジェクタ装置に組み込まれるランプユニットとして、高輝度放電ランプとリフレクタからなるランプユニットが知られている。このランプユニットは図3に示すように、パラボラ・楕円形状のリフレクタ10の後端中心部に放電ランプ20の一端封止部を支持し、またリフレクタ10の前端開口部に防爆ガラス30を固着し、リフレクタ10と防爆ガラス30で囲まれる空間内に放電ランプ20を収めた構造になっている。
【0003】
このように防爆ガラスが一般化された背景には、近年のランプの高輝度化や小型化がある。プロジェクタ等の光学装置に組み込まれるランプユニットを防爆ガラスにて密閉構造化することにより、万一ランプが点灯中に破損するような事態になっても、高温の破片が周囲に飛散することが防止でき、さらには点灯中の発光物質を良好に蒸発させ、発光管の不意な温度低下によるアークの不安定化を防止するという観点からも有効なランプユニットの構造となっている。このような技術を開示したものには、例えば特開平5−251054号、特開平6−203806号がある。
【0004】
一方で、防爆ガラスにて密閉構造化されたランプユニットでは、リフレクタ10と防爆ガラス30で囲まれる空間に存在する放電ランプ20が点灯中高温になる傾向がある。そのため、特に封止部21aに設けられるモリブデン箔21などが高温環境で酸化を起こし、箔ぎれ等の問題を生じてしまう。このような課題に対し、特開平10−294013号公報には、防爆ガラス30の中央部に開口を形成し、この開口から放電ランプ20の他端封止部21aの先端を突出せしめるとともに開口部と放電ランプ20の間に隙間22を設けて放電ランプ20の封止部21aを外気に接触させ、冷却効果を付与する技術を提案し、モリブデン箔21による封止部21aの長期的信頼性を得る方法として効果的な手段となっている。(参考図:図4)
【0005】
しかしながら、図4に示すように防爆ガラス30の中央部に開口を形成し、この開口から放電ランプ20の他端封止部21aの先端を突出せしめて、突出部23と隙間22を用いて外気接触をはかり、冷却効果を付与する方法では、破裂時の金属蒸気の飛散範囲がどうしてもランプユニット外にまで及ぶ上、ランプ破裂時の爆裂音は密閉構成の場合よりどうしても大きくなってしまう。また、冷却のための防爆ガラス30からの突出部23は、光学装置レイアウト上、小型化を制約する事項となってしまう他、搬送・組立上、ガラス製品の突出部は損傷しやすいという課題が生じてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
プロジェクタなど光学装置の小型化を達成するにためには、リフレクタ10に高輝度放電ランプを組み付けたランプユニットの小型化が必須課題である。ランプユニットの小型化を達成していくためには、前述の課題、すなわち突出部を廃し、なおかつランプ封止部21aの長期信頼性を得ることが必要条件であって、その上で万一のランプ破裂に備えた密閉構造を堅持できることが十分条件である。
【0007】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、防爆ガラス30を有する反射鏡に放電ランプ20を固定したランプユニットであって、前面の防爆ガラスからの突出部がなく、封止部21aの高熱による長期信頼性を有することのできる小型で密閉構造化を図ったランプユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく第1発明に係るランプユニットは、リフレクタ10の後端中央部に高輝度放電ランプの一端封止管部が支持され、リフレクタの前端開口部に防爆ガラス30が取付けられたランプユニットにおいて、前記防爆ガラス内面と前記高輝度放電ランプの他端封止管部の先端部が直接熱的に連接されたことを特徴とする。これにより、防爆ガラス30側の放電ランプ封止端部24には、発光管から発生した高温の熱エネルギーを伝達するルートを確保できることとなり、防爆ガラス側の放電ランプ封止端部24を確実に降温せしめ、高温環境でのモリブデン箔21の酸化を効果的に抑制し、封止部21aの長期的信頼性を得ることができる。
【0009】
また、当該する防爆ガラス30と前記高輝度放電ランプの他端封止管部24の先端部との隙間Lが7mm以下で連接されたことにより、降温による箔酸化の端緒となる封止部21aのモリブデン箔21端面から効果的に熱を防爆ガラスへ伝達せしめることができ、モリブデン箔酸化を効果的に抑制し、封止部21aの長期的信頼性を得ることができる。
【0010】
さらに、本発明に関わるランプユニットでは、当該する高輝度放電ランプの他端封止管部の先端部におけるシール部に連接したモリブデン線とリード線の接続部は、連接部内に包埋した。これにより、酸化反応の進みやすい金属モリブデン導通部を接着部内に埋設し、高温環境での酸素との接触機会を最小限に留め、効果的に金属モリブデンの酸化を抑制することができる。
【0011】
また、第2発明に係るランプユニットは、リフレクタ10の後端中央部に高輝度放電ランプの一端封止管部が支持され、リフレクタの前端開口部に防爆ガラスが取付けられたランプユニットにおいて、前記防爆ガラスには貫通穴25が形成され、この貫通穴25に前記高輝度放電ランプの他端封止管部の先端部が防爆ガラス30の厚み方向の中間位置まで挿入され、この挿入された封止管部の先端部と防爆ガラス30とを直接熱的に連接・密閉化したことを特徴とする。前面に配設される防爆ガラス30は、防爆性の観点から通常、2〜4mmの厚みを有するものである。第2発明に関わるランプユニットの構造を採用することにより、突出部なしの条件を維持したまま、防爆ガラス30の厚みと放電ランプの封止端部24を寸法的に重ね合わせることが可能となり、さらにいっそうのランプユニットの小型化を実現できる上、連接部の接触面積も広く取ることができ、効果的な封止部降温効果を享受できる。
【0012】
また、第2発明に係るランプユニットにおける貫通穴25の内径は、高輝度放電ランプの発光管部の外径以下とした。これにより、特にパラボラ型反射鏡の平行光が開口部貫通穴部にかかって光散乱が起こることを防ぐことができ、光の利用効率を落とすことなく、封止部降温効果を享受することができる。
【0013】
また、請求項6に記載のランプユニットにおいては、当該する放電ランプとして、放電空間に臨む側が放電ランプの放電容器と同等の非電導性材料からなり、他方が、タングステンやモリブデンなどの導電性材料からなり、非導電性部と導電性部の間が熱応力的に徐変された傾斜機能材料を用いたことを特徴とする。これにより、発光部26の封止構造がモリブデン箔から傾斜機能材料を用いた閉塞体60になり、発光部26からの熱輸送力が格段に改善される。この放電ランプ20の発光管端部を、防爆ガラス30と接着部29aを介して熱的に連接することにより、発光部26を望む冷却状態に維持調整することが可能となり、放電ランプ結晶化・黒化の要因物質である水・金属Si・Si系酸化物・タングステン酸化物を効果的に傾斜機能材料を用いた閉塞体60部へ捕獲・貯留して、いっそう長寿命化されたランプユニットを提供することができる。
【0014】
本発明における防爆ガラス30と高輝度放電ランプの封止管部との熱的連接部は、セラミックス系接着剤によって構成した。このセラミックス系接着剤は、例えばSi−Al系接着剤などの伝熱性に優れた接着剤にて構成したので、防爆ガラスが伝熱ルートとしての機能を発揮し、高輝度放電ランプから発した熱がリフレクタ内にこもることを抑制できる。
【0015】
また、防爆ガラス30に貫通穴25を形成した場合でも、当該開口を前記接着剤でシールしたため、ランプが破損した場合でも、放電ランプ内の水銀蒸気などが外部に漏れることがなくなる。
【0016】
本発明に関わるランプユニットの構造を取った場合、放電ランプの封止部21aにおけるモリブデンの酸化を、ランプユニットとして密閉系を維持した形で実現できることとなる。このため、自然冷却、または強制冷却のいかんに関わらず1000℃近い高温となっている発光部を直接冷却することがないため、不意な冷却による発光部アークが不安定化することもない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は 第1発明に係るランプユニットの断面図、図2は第2発明に係るランプユニットの断面図、図3は第3発明に係るランプユニットの断面図、図4は従来のランプユニットの説明図1、図5は従来のランプユニットの説明図2であり、ランプユニットはリフレクタ10と、放電ランプ20と防爆ガラス30から構成される。
【0018】
図1は、第1発明に係るランプユニットの断面図である。放電ランプ20は、リフレクタ10に取り付けられ、リフレクタ10の前面開口部には防爆ガラス30が取り付けられる。放電ランプ20の一方の封止部21aは、リフレクタ10の頂点開口部40にて固定され、さらに放電ランプの反対側の封止部21aは、本発明の請求項1に記載するように防爆ガラス30の内面と伝熱性に優れた接着剤で接着され、熱的な連接部を形成することとなる。
【0019】
前記リフレクタ10は金属またはガラスからなる二次曲面の回転体形状をしており、内面に多層膜反射面11が形成されたものである。この二次曲面形状には、通常パラボラもしくは楕円形状がとられることが一般化しており、それぞれ回転軸上に理論焦点12を有している。このリフレクタ10の理論焦点12上に、ショートギャップの放電ランプのアークが正確に位置したとき、リフレクタからは平行もしくは第二焦点への集光された光が得られることとなる。
【0020】
放電ランプ20は、ショートアーク型のメタルハライドランプもしくは水銀ランプであって、石英ガラスからなる発光管の両端に封止部21aが形成され、封止部21aには金属モリブデンを約30μm程度まで箔化したモリブデン箔21が埋設される。このモリブデン箔21には、発光部26に望む側にはアークを維持するためのW電極27が、外に望む側には外部リード線28が事前に溶接された形で埋設されており、放電ランプ20の電気的導通部を形成することとなる。
【0021】
放電ランプ20の発光部26内には、水銀とともに発光物質として金属ハロゲン化物が封入され、また始動用の希ガスとしてアルゴンやキセノンなどの不活性ガスが所定量封入される。ランプ構成の具体的例としては、発光物質として沃化スカンシウムと沃化ナトリウムの混合物が封入されている。発光する空間容積は30〜100mm3、ギャップ長は0.7mm〜2.7mm、定格動作電力は20〜300Wである。
【0022】
リフレクタ10の前面に配設する防爆ガラス30は、例えば無反射コーティングなどが施された直線透過率の高いガラスなどであり、通常リフレクタと接着剤を通じて固着されている。密閉構造化を図っているランプユニットの場合、この防爆ガラスは、万一のランプの破裂に際して、高温のガラス片が周囲に飛散しないよう機能するとともに、点灯中の発光部26が常に一定温度に保たれるように作用することとなる。
【0023】
防爆ガラス30と放電ランプ20とが接着されずにランプが点灯状態にいたると、リフレクタ10の開口側に位置する放電ランプ封止端部24は、発光部26の1000℃以上の熱を空間に輻射放熱するだけに留まって、密閉構造の場合は特に450℃以上の高温となる。放電ランプ封止端部には埋設されたモリブデン箔21があり、ここが300℃以上の環境では経時的に酸化が進み、箔切れなどのランプ損傷の温床となる。
【0024】
防爆ガラス30と放電ランプ20とが伝熱性のよい、例えばシリカ−アルミナ系接着材等で熱的連接部を形成している場合、リフレクタ10の開口側に位置する封止端部24は、接着剤の伝熱性を通じて、前面の防爆ガラスに効果的に熱伝導させることができる。防爆ガラスは通常、冷却用ファンなどを通じて外気と接触しているため、結果的に封止端部の温度は場合によっては200℃近傍まで降温することができ、有効な冷却効果を呈する。
【0025】
リフレクタ10の開口側に位置する放電ランプ20の封止端部24に埋設されたモリブデン箔21は、前述したようにその前後にW電極27とリード線28を事前に溶接したものである。本発明ではW電極27の直径が0.5mm、リード線28の直径は0.4mmのモリブデン線を用いている。リフレクタ10の開口側に位置する放電ランプ20の封止端部24からのびるリード線28は、通常リフレクタ10に配設された端子部50に固定するため、その長さは70mm近くなり、放電ランプ20の製造工程内では、通常後から溶接延長されるケースが多い。溶接される線材としては熱的酸化に耐性のあるNi系の線材を用いることが多く、モリブデン箔21と連接されたモリブデン線はできる限り短くなるようカットされる。本発明に関わる防爆ガラス30との接着部内部には、このモリブデン線部が完全に埋没するよう構成しており、モリブデンの酸素との接触機会を最小限にとどめている。
【0026】
また、防爆ガラス30との接着隙間(L)を7mm以内にすることで、放電ランプ封止端部24を効果的に降温せしめるとともに、ランプ組立時の作業性に支障をきたすことなく安定した密閉型の冷却作用をランプユニットに対して付与することができる。
【0027】
図2は第2発明に係るランプユニットの断面図である。防爆ガラス30には貫通穴25が形成され、この貫通穴25に前記高輝度放電ランプの他端封止管部24の先端部が防爆ガラス30の厚み方向の中間位置まで挿入され、この挿入された封止管部24の先端部と防爆ガラス30とを伝熱性に優れた接着剤にて直接熱的に連接・密閉化した構成となっている。
【0028】
防爆ガラス30は、機能上その厚みが2〜4mmで構成されるのが一般的であるが、ランプユニットの小型化を考えていく上で、放電ランプ封止端部24を防爆ガラス30の開口部でオーバーラップさせることは非常に有効である。本実施例においては、防爆ガラスの厚みtは3.8mm、開口部直径Dは8mm、放電ランプ封止端部の外径は6mmであり、防爆ガラスの厚み方向のほぼ中心位置にて約2.0mmオーバーラップさせて接着剤にて密閉構造化を図っている。これにより、接着剤を介して防爆ガラス30及び放電ランプ封止端部24の接触面積を広く取ることができ、有効な冷却効果を呈することができる。
【0029】
ここで、前記貫通穴25の内径(D)は発光部26の外径(d)以下となっており、平行光の場合の損失を最小限にしている。即ち、貫通穴25を形成した箇所は防爆ガラス30の中心部であり、この箇所はリフレクタ10からの反射光束が通過しない箇所であり、この箇所を非透光性部材にて閉塞しても影響は極めて小さい。
【0030】
図3は第3発明に係るランプユニットの断面図である。本発明に関わる放電ランプは、傾斜機能材料を用いた閉塞体60によって希ガス・ハロゲン及び発光物質として水銀やメタルハライドを機密封止した放電ランプであり、傾斜機能材料を用いた閉塞体60は、放電空間に臨む側が放電ランプ20の放電容器と同等の非電導性材料からなり、外部リード線28に臨む側が、タングステンやモリブデンなどの導電性材料からなり、非導電性部と導電性部の間が熱応力的に徐変された構成となっている。
【0031】
図3に開示する放電ランプの場合、発光部26の封止構造がモリブデン箔から傾斜機能材料を用いた閉塞体60になることで、発光部26からの熱輸送力が格段に改善される。この放電ランプ20の発光管端部を、防爆ガラス30と接着部29aを介して熱的に連接することにより、発光部26を望む冷却状態に維持調整することが可能である。
【0032】
以上説明した伝熱ルートを形成するための接着部29a・29bには、セラミッックス系接着剤を利用している。本実施例ではSiO2−Al2O3系接着材を用いているが、その他、熱伝導性を高めるためには、Al2O3の配合比を20%以上にする方法、窒化珪素やジルコニアなど他の非金属材料を配合する方法や、酸化開始温度および蒸気拡散温度が350℃以上の金属、例えばタングステン・タンタル・ニオブなどを意図的に配合してもよい。
【0033】
以上において、放電ランプ20を点灯すると放電ランプ自体高温になるが、封止端部24は系接着部29aを介して防爆ガラス30に接続されているので、ここに伝熱ルートが形成され、封止端部24に溜まる熱エネルギーは当該伝熱ルートを介して放熱され、封止管部24及びランプ全体が冷却されることとなる。
【0034】
なお、実施例にあっては密閉構造化されたランプユニットについて説明したが、本発明の効果はリフレクタ10の一部が切りかかれたり、リフレクタ10と防爆ガラス30が直接接着されずに、冷却風を意図的に通気させるような場合においても同等の効果を有することはいうまでもない。
【0035】
また、実施例にあっては放電ランプ20としてメタルハライドランプや超高圧水銀ランプの場合について説明したが、本発明はキセノンランプやナトリウムランプ等にも適用することができることはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、ランプユニットの防爆機能を損なうことなく、冷却効果を高めることができる。したがって、封止部21aの給電部材として用いているモリブデン箔21などが熱酸化で切れるといった不具合が発生しにくく、ランプ寿命が大幅に向上する。さらに傾斜機能材料を用いた放電ランプ20の場合、閉塞体部60を望む冷却状態に維持調整することが可能となり、結晶化・黒化を抑制するに好適なランプユニットを提供することができる。
このように、ランプユニットの冷却効果が高まるので、更なる小型化が可能となり、プロジェクタ装置全体のコンパクト化にも貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係るランプユニットの断面図
【図2】第2発明に係るランプユニットの断面図
【図3】第3発明に係るランプユニットの断面図
【図4】従来のランプユニットの説明図1
【図5】従来のランプユニットの説明図2
【符号の説明】
10   リフレクタ
11   多層膜反射面
12   理論焦点
20   放電ランプ
21   モリブデン箔
21a  封止部
22   隙間
23   突出部
24   封止端部
25   貫通穴
26   発光部
27   タングステン電極
28   外部リード線
29a  リフレクタ開口側接着部
29b  リフレクタ頂点側接着部
30   防爆ガラス
40   頂点開口部
50   端子部
60   傾斜機能材料を用いた閉塞体

Claims (7)

  1. リフレクタの後端中央部に高輝度放電ランプの一端封止管部が支持され、リフレクタの前端開口部に防爆ガラスが取付けられたランプユニットにおいて、前記防爆ガラス内面と前記高輝度放電ランプの他端封止管部の先端部が直接熱的に連接されたことを特徴とするランプユニット。
  2. 請求項1に記載のランプユニットにおいて、前記防爆ガラスと前記高輝度放電ランプの他端封止管部の先端部との隙間Lが7mm以下で連接されたことを特徴とするランプユニット。
  3. 請求項1乃至請求項2に記載のランプユニットにおいて、当該する高輝度放電ランプの他端封止管部の先端部におけるシール部に連接した金属モリブデンの導通部は、前記連接部内に包埋されたことを特徴とするランプユニット。
  4. リフレクタの後端中央部に高輝度放電ランプの一端封止管部が支持され、リフレクタの前端開口部に防爆ガラスが取付けられたランプユニットにおいて、前記防爆ガラスには貫通穴が形成され、この貫通穴に前記高輝度放電ランプの他端封止管部の先端部が防爆ガラスの厚み方向の中間位置まで挿入され、この挿入された封止管部の先端部と防爆ガラスとを直接熱的に連接・密閉化したことを特徴とするランプユニット。
  5. 請求項4に記載のランプユニットにおいて、前記開口部の径は高輝度放電ランプの発光管部の外径以下であることを特徴とするランプユニット。
  6. 請求項1乃至請求項5いずれかに記載のランプユニットにおいて、当該する放電ランプとして、放電空間に臨む側が放電ランプの放電容器と同等の非電導性材料からなり、他方が、タングステンやモリブデンなどの導電性材料からなり、非導電性部と導電性部の間が熱応力的に徐変された傾斜機能材料を用いたことを特徴とするランプユニット。
  7. 請求項1乃至請求項6いずれかに記載のランプユニットにおいて、当該する熱的連接部はセラミックス系接着剤によって構成されることを特徴とするランプユニット。
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