JP2004071964A - Substrate processing apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハやLCD基板等の被処理基板に所定の処理を施す場合に使用される基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスの製造工程において、例えば層間絶縁膜等の誘電体膜(塗布膜)を形成する方法としては、SOD(spin on dielectric)システムを用い、半導体ウエハ(以下「ウエハ」と称す)に塗布液を塗布した後に加熱等の物理的処理を施す方法が知られている。
ここで、塗布液(塗布膜形成用の処理液)を塗布するには、一般的に停止または回転するウエハの略中心部に塗布液を滴下した後、ウエハを所定の回転数で回転させることにより塗布液をウエハの全面に拡散させることが行われる。
【0003】
従来、この種のスピン塗布方法に用いられる基板処理装置としては、例えば図15に示すように構成されたものが知られている。この基板処理装置につき、図15を用いて説明すると、同図において、符号121で示す基板処理装置は、ウエハWに対して所定の処理を施すためのカップ122と、このカップ122内においてウエハWを吸着保持して回転させるスピンチャック123とを備えている。
【0004】
前記カップ122の上面中央部にはカップ内外に開口する貫通窓122aが配設され、内部にはカップ内周部からカップ外周部に向かって下る勾配をもつ整流板124が配設されている。また、前記カップ122の底面中央部には排気ダクト125に連通する排気口122bが配設され、その底面周縁部には廃液ダクト126に連通する廃液口122cが配設されている。
【0005】
前記スピンチャック123は、回転モータ127に支軸128を介して連結されている。そして、回転モータ127の回転によって鉛直軸線の回りに回転し得るように構成されている。このスピンチャック123の上方には、ウエハWの表面に処理液を供給する処理液供給ノズル128が配設されている。
【0006】
このような基板処理装置121を用い、ウエハWに対して処理液による処理(基板処理)を施すには、スピンチャック123によってウエハWを水平に吸着保持して回転させながら、処理液供給ノズル128からウエハWの表面に処理液を供給するとともに、貫通窓122aからクリーンエアをカップ122内に供給することにより行う。
【0007】
この場合、ウエハWに処理液を供給すると、このうち大部分の処理液(処理済み液)がウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの周囲に飛散し、カップ122の周壁内面に衝突して下方に流動した後、廃液口122cから廃液ダクト126を介してカップ122外に排出される。
【0008】
一方、クリーンエアをカップ122内に供給すると、クリーンエアがウエハWの回転動作に伴って旋回しながら、図15に矢印で示すように整流板124の上面に沿って下方に流動した後、排気ポンプ(図示せず)の排気圧によって整流板124の下側に回り込み、排気口122bから排気ダクト125を介してカップ122外に排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した基板処理装置においては、廃液とクリーンエア(排気気体)とを分離させる機能を備えておらず、このため基板処理時に廃液の一部がミストとなって排気気体中に混入し、排気ダクトの内面にミストが付着し、固化していた。
この結果、ミストが固化した堆積物によって排気ダクト内の排気性が悪くなり、ダクト清掃の回数が増すばかりでなく、カップ内における排気の流動性が悪化することがあった。また、ミストが固化した堆積物によってパーティクルが増加することがあった。
そして、これらに起因して、従来の基板処理装置においては、良好な膜形成を行うことができないという課題があった。
【0010】
本発明は、このような技術的課題を解決するためになされたもので、カップ内における良好な排気流動性を維持でき、良好な膜形成を行うことができる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するためになされた本発明に係る基板処理装置は、被処理基板を水平に保持して鉛直軸線回りに回転させる保持・回転手段と、前記保持・回転手段の周囲に配設され、前記被処理基板上から周囲に飛散する処理済み液を廃液として回収するための環状の廃液路を有する外カップと、前記外カップの内側に配設され、前記廃液路内に廃液を誘導する整流部を有する内カップと、前記廃液路内を排気する排気路とを備え、前記内カップ整流部の外周縁に、周方向に所定の間隔をもって、前記廃液路内にサイクロン気流を発生させるための切り欠きが多数個配置されていることを特徴としている。
【0012】
このように構成されているため、基板処理時に被処理基板を回転させると、廃液路内にサイクロン気流が発生し、遠心分離作用によって廃液と排気とが分離する。この場合、廃液の一部が細かなミストとなっても、該ミストは廃液路の外周壁に衝突して付着し、次第にミスト径が大きくなって、廃液路に落下する。
したがって、基板処理時に、ミストの排気気体に混入する割合が抑制され、排気ダクトの内面に対するミストの付着を抑制することができる。
これにより、排気ダクトの排気性の悪化、あるいはパーティクルの増加を抑制でき、良好な膜形成を行うことができる。
【0013】
ここで、前記排気路が、内カップの壁部と外カップの内周壁部との間の間隙によって形成されていることが望ましい。
このように、内カップの壁部と外カップの内周壁部との間の間隙を排気路とすることにより、容易に排気路を形成できる。また、前記排気路が、内カップの壁部と外カップの内周壁部との間の間隙によって形成されているため、サイクロン気流の遠心分離作用によって分離された排気気体のみを排出することができる。
なお、前記排気路が、内カップあるいは外カップのいずれかに形成されていても良い。
【0014】
また、前記切り欠きが、前記保持・回転手段の回転軸線に対して30°〜60°傾斜する方向に開口する凹溝によって形成されていることが望ましい。このように構成されているため、廃液路内におけるサイクロン気流の発生が促進される。
【0015】
また、前記廃液路の外周壁に、外カップの外から気流を導入するための開口部を設けることが望ましい。このように構成されているため、廃液路内に開口部からカップ外の気流が被処理基板の回転方向に沿うような方向に導入され、廃液路内に発生するサイクロン気流の流速が高められる。
【0016】
更に、前記内外両カップの下方に、前記排気路に連通する第一流通部および前記第一流通部に連通する第二流通部を有する排気ダクトを配設し、前記排気ダクトの第一流通部内に、周方向に延設する仕切壁を配設し、前記仕切壁の外側に第一流通部の排気口を配置することが望ましい。
このように構成されているため、排気ダクトの第一流通部内においては、仕切壁の内周部と第一流通部の内周壁との間に形成された領域に流入する排気流が、第一流通部の内外両周壁間に形成された領域を経て仕切壁の外周部と第一流通部の外周壁との間に形成された領域に向かう。これにより、排気路内から第一流通部に流入する排気流が排気口を経て第二流通部に円滑に誘導される。特に、排気ダクトの第一流通部内に周方向に延設する仕切壁が配設されているため、第一流通部の排気口に近い部分のみ排気するという弊害を防止できる。
【0017】
なお、前記仕切壁が排気ダクトの第一流通部の半周以上に形成されていることが望ましい。これにより、排気路全体から排気気体を第一流通部に導入することができる。
【0018】
また、ガイド溝が前記廃液路の外周壁に配設されていることが望ましい。このように、ガイド溝が前記廃液路の外周壁に配設されているため、該ミストは廃液路の外周壁に衝突して付着し、ガイド溝において次第にミスト径が大きくなって、廃液路に落下する。
なお、前記ガイド溝が前記廃液路の外周壁に螺旋状に配設されていても良く、また前記ガイド溝が前記廃液路の外周壁に上下方向に複数並列に配設されていても良い。
【0019】
また、前記外カップの外周壁に排出口を配設し、前記排出口からミストを排出することが望ましい。
該ミストは廃液路の外周壁に衝突して付着し、ガイド溝において次第にミスト径が大きくなって、廃液路に落下する。このように排気気体に含まれるミストの大部分は除去される。
しかし、該ミストを廃液路の外周壁に衝突させても、完全にミストを除去することができないため、ミストを含んだ排気気体を、排気路とは別の前記外カップの外周壁に形成された排出口から排出することにより、排気ダクトのミストの付着を抑制しても良い。
【0020】
また、本発明に係る基板処理装置は、被処理基板を水平に保持して鉛直軸線回りに回転させる保持・回転手段と、この保持・回転手段の周囲に配設され、前記被処理基板上から周囲に飛散する処理済み液を廃液として貯留する環状の廃液貯留部を有するカップとを備え、このカップの廃液貯留部内に前記被処理基板の回転によって鉛直面内でスパイラル気流を発生させる基板処理装置であって、前記カップに、前記廃液貯留部内の上方領域の排気気体を排気する排気口を配設するとともに、前記廃液貯留部内に貯留された廃液を排出する排出口を配設したことを特徴としている。
【0021】
このように構成されているため、基板処理時に被処理基板を回転させると、廃液貯留部内に鉛直面内でスパイラル気流が発生し、廃液貯留部内において廃液と排気とが分離する。この場合、廃液の一部が細かなミストとなっても、ミストが廃液貯留部内の廃液に衝突して、廃液に吸収される。
したがって、基板処理時にミストが排気気体に混入しないため、排気ダクト内面のミストの付着が抑制され、ミストの固化物である堆積物の付着を防止できる。これにより、排気ダクト内の排気性の悪化、あるいはパーティクルの増加を防止し、良好な膜形成を行うことができる。
【0022】
ここで、前記排出口は、廃液貯留部の底面から所定の高さに形成され、前記廃液貯留部には常に廃液が貯留されていることが望ましい。
このように、廃液貯留部には常に廃液が貯留されているため、ミストが廃液貯留部内の廃液に衝突すると、該ミストは廃液に吸収され、ミストが除去された排気気体を排気口から排気することができる。
【0023】
また、前記排出口を有する廃液ダクトにフロートを形成すると共に、廃液ダクトの上方への移動を規制するストッパを形成することが望ましい。
このように構成されているため、廃液貯留部内に所定量の廃液が貯留されると、廃液ダクトの上方への移動がストッパによって規制され、廃液ダクトは所定の高さ位置で停止する。この状態において、廃液貯留部内に廃液がさらに流入すると、排出口から廃液ダクトを介してカップ外に排出され、常に、所定量の廃液が貯留された状態を維持できる。
【0024】
また、前記廃液貯留部内の底面に、廃液を廃液ダクト側に誘導する傾斜部を配設することが望ましい。
このように構成されているため、廃液貯留部内に流入する廃液が傾斜部に沿って廃液ダクト側に誘導される。
【0025】
また、本発明に係る基板処理装置は、被処理基板を水平に保持して鉛直軸線回りに回転させる保持・回転手段と、前記保持・回転手段の周囲に配設され、前記被処理基板上から周囲に飛散する処理済み液を廃液として回収するための環状の廃液路を有するカップとを備え、前記カップの廃液路内に前記被処理基板の回転によって鉛直面内でスパイラル気流を発生させる基板処理装置であって、前記廃液路内に、前記スパイラル気流を受けてミストを捕捉するミスト捕捉部材を配設したことを特徴としている。
【0026】
このように構成されているため、基板処理時に被処理基板を回転させると、廃液路内に鉛直面内でスパイラル気流が発生し、廃液路内において廃液と排気とが分離する。この場合、廃液の一部が細かなミストになっても、ミストがミスト捕捉部材に衝突して付着する。
したがって、基板処理時にミストが排気気体に混入しないため、排気ダクト内面のミストの付着を抑制でき、ミストの固化物である堆積物の付着を防止することができる。これにより、排気ダクト内の排気性の悪化、あるいはパーティクルの増加を抑制でき、良好な膜形成を行うことができる。
【0027】
ここで、前記ミスト捕捉部材に、前記スパイラル気流を前記被処理基板の回転方向に導く気流誘導片を設けることが望ましい。
このように構成されているため、廃液路内における排気の流れが気流誘導片によって促進され、排気圧損が低減される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る基板処理装置につき、図1〜図6に示す第一の実施の形態に基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置の内部構造を示す断面図である。図2は、本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置の外観を示す斜視図である。図3および図4は、本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置における外カップの一部を示す断面図と斜視図である。図5は、本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置における内カップの全体を示す斜視図である。図6は、本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置の排気ダクトを示す断面図である。
【0029】
図1において、符号1で示す基板処理装置は、ウエハWに対して所定の塗布処理を施すための塗布処理装置からなり、保持・回転手段2およびカップ3を備えている。
前記保持・回転手段2は、ウエハWを真空吸着によって水平に保持するスピンチャック4およびこのスピンチャック4を高速回転させる駆動モータ5を有している。
前記スピンチャック4は、前記駆動モータ5に支軸6を介して連結され、支軸6(鉛直軸)の回りに回転するように構成されている。このスピンチャック4の上方には、ウエハWに対して処理液を供給する処理液供給ノズル(図示せず)が配設されている。
【0030】
前記駆動モータ5は、例えばパルスモータからなり、前記スピンチャック4の下方に配設されている。
なお、前記駆動モータ5による前記スピンチャック4の回転速度は任意に制御可能となっている。
【0031】
一方、前記カップ3は、外カップ3aおよび内カップ3bからなり、前記保持・回転手段2の周囲に配設されている。
前記外カップ3aは、天井部8と底面部9および中間部10とを有している。前記天井部8は、前記外カップ3aのカップ上部を構成し、平面円形部材によって形成されている。その中央位置には、前記駆動モータ5の軸線方向に開口する貫通窓8aが設けられている。
【0032】
前記底面部9は、前記外カップ3aのカップ下部を構成し、全体が図3および図4に示すような環状部材によって形成されている。この底面部9には、上方に開口する環状の廃液路11が設けられている。これにより、スピンチャック4上のウエハWから周囲に飛散する処理済み液を廃液として廃液路11内に回収するように構成されている。
【0033】
前記廃液路11は、相互に対向する内外二つの周壁11a,11bおよびこれら内外両周壁11a,11bに接続する連結部11cからなる断面略コ字状の凹溝によって形成されている。
前記内周壁11aは前記内カップ3b(壁部)と共に排気路を形成し、その高さ寸法が前記外周壁11bの高さ寸法より大きく設定されている。
【0034】
前記外周壁11bの内面部には、前記廃液路11に連通する排出口12(図2に図示)およびこの排出口12にミストを誘導するための凹部13(溝幅1mm〜5mm程度のガイド溝)が上下方向に二個並列して設けられている。
なお、前記凹部13としては、上下方向に二個並列するガイド溝である場合について説明したが、一端が排出口12に向かった螺旋状のガイド溝であってもよい。この場合、ミストが廃液路11の外周壁11bに沿って排出口12に円滑に誘導される。
【0035】
また、前記外周壁11bには、図3に示すように、円周方向に等間隔をもって並列する例えば直径5mm程度の開口部14が複数、例えば8個設けられている。これは、カップ内を排気する作用(排気圧力)により、スピンチャック4上のウエハWの回転方向に沿うような方向に、カップ外の気体を廃液路11内に開口部から流速を高めて導入し、廃液路11内に発生するサイクロン気流の流速を高めるために設けられている。
なお、サイクロン気流の流速は、例えばウエハWの回転数を1500rpmとするとともに、カップ内の排気量を2リットル/分とすると、8〜9m/秒に設定される。
また、この開口部に図示しない配管を接続して、排気に影響を及ぼさない程度の圧力の気体を導入させてもよい。また、開口部は上下方向に夫々角度を設けてもよい。
【0036】
さらに、前記外周壁11bには、図2に示すように、前記排出口12に連通するミスト回収箱15がミストダクト16を介して取り付けられている。
このミスト回収箱15内には、吸引装置(図示せず)に至る漏斗状の流通路(図示せず)が設けられ、逆流の防止が図られている。これら排出口12、ミスト回収箱15、ミストダクト16は必ずしも設ける必要はないが、カップ以外でミストが流出する排気ダクト22のミスト固化物の付着をより抑制するためには、設けることが好ましい。
【0037】
前記連結部11cには、前記廃液路11に連通する廃液口17が設けられている。これにより、前記廃液路11内に回収された廃液を廃液口17から廃液ダクト(図示せず)を介してカップ外に排出するように構成されている。
【0038】
また前記中間部10は、前記外カップ3aのカップ中間部を構成し、全体が環状部材によって形成されている。この中間部10の内面には、カップ内に突出する整流部18が設けられている。これにより、内カップ3bの整流部19と共にスピンチャック4上のウエハWからの廃液を廃液路11内に誘導するように構成されている。
【0039】
一方、前記内カップ3bは、前記外カップ3aの内側に前記外周壁11bから例えば1〜2mm程度離間して配設され、図5に示すような環状部材によって形成されている。この内カップ3bは、前記廃液路11内にウエハWからの廃液を誘導する截頭円錐形状の整流部19および前記廃液路11に連通する排気路20を形成するための円筒形状の壁部21を有している。
【0040】
また、前記整流部19の外周縁には、円周方向に所定の間隔をもって並列する多数の切り欠き19aが設けられている。これにより、ウエハWの回転によって前記廃液路11内にサイクロン気流を発生させるように構成されている。これら各切り欠き19aは、前記駆動モータ5の回転方向の回転軸線に対してθ(30°〜60°)傾斜する方向に開口する凹溝によって形成されている。これにより、カップ内排気流を斜めに規制すると共に処理中の基板回転方向に伴って発生する気流を規制することにより廃液路11内におけるサイクロン気流の発生を促進するように構成されている。
【0041】
また、前記壁部21は、前記廃液路11の内周壁11aに所定の間隔(排気路20の路幅)をもって対向し、前記内カップ3bの基部に一体に設けられている。この壁部21の下方には、前記排気路20からの排気気体をカップ外に排出するための排気ダクト22が配設されている。
前記排気ダクト22は、前記排気路20に連通する環状の第一流通部22aと、この第一流通部22aに連通する円筒状の第二流通部22bとを有している。
【0042】
前記第一流通部22a内には、前記廃液路11における底面部に当接する円周方向に延設された仕切壁23が配設されている。この仕切壁23は、図6に示すように、中心角を所定の角度2α(例えばα=110°)とする円弧に沿う湾曲壁からなり、前記第二流通部22bの流路軸線に関して対称となるような位置に配置されている。
また、前記仕切壁23中央の外周部近傍(外側)には、前記第一流通部22aの排気口22Aが配置されている。
【0043】
そして、前記排気ダクト22の第一流通部22a内においては、仕切壁23の内周部と第一流通部22aの内周壁との間に形成された領域aに流動する排気流が、第一流通部22aの内外両周壁間に形成された領域bを経て、仕切壁23の外周部と第一流通部22aの外周壁との間に形成された領域cに向かうように構成されている。
これにより、排気路20内から排気ダクト22の第一流通部22aに流動する排気流が排気口22Aを介して第二流通部22bに円滑に誘導される。特に、排気ダクト22の第一流通部22a内に周方向に延設された仕切壁23が配設されているため、第一流通部22aの排気口22Aに近い部分のみ排気するという弊害を防止できる。
【0044】
なお、前記第二流通部22bには、前記排気路20から前記第一流通部22a内の領域a〜c、あるいは領域b、cを経て、前記排気口22Aに向かう排気流を形成するための排気ポンプ(図示せず)が接続されている。
【0045】
以上の構成により、基板処理時にウエハWを回転させると、ウエハWの表面上から処理済み液が廃液としてウエハWの周囲に飛散し、両整流部18,19間を流下する。そして、廃液が整流部19の切り欠き19a内を通過すると、廃液路11内でサイクロン気流に乗って外周壁11bに衝突する。
この際、廃液の一部が細かなミストとなっても、ミストが廃液路11の外周壁11bに衝突,付着して、次第にミスト径が大きくなり、滴となって廃液中に落下する。
一方、排気気体は、排気路20に流入し、前記排気路20から前記第一流通部22aの領域a〜c、あるいは領域b、cを経て、前記第2流通部22bから排出される。
【0046】
したがって、本実施形態においては、基板処理時にミストの排気気体への混入が抑制されるため、排気ダクト22のミスト固化物の付着を防止することができる。これにより、排気ダクト22の排気性の悪化、あるいはパーティクルの増加を抑制でき、良好な膜形成を行うことができる。
【0047】
なお、廃液路11(外周壁11b)に衝突後における廃液は、廃液路11内(連結部11c)に流下し、廃液口17から廃液ダクト(図示せず)を介してカップ外に排出される。
また、外周壁11bに付着したミストは、前記したように、凹部13によってミストが集合しミスト径が大きくなり、廃液中に落下する。このように排気気体に含まれるミストの大部分は除去される。しかし、該ミストを廃液路の外周壁に衝突させても、完全にミストを除去することができないため、ミストを含んだ気体を、排気路とは別の前記外カップの外周壁に形成された排出口12から排出する。該ミストは、排出口12からミスト回収箱15内にミストダクト16を介して回収され、排気ダクトのミストの付着が抑制される。
【0048】
次に、本発明が適用された基板処理装置につき、図7〜図9を用いて説明する。図7は、本発明の第二の実施形態に係る基板処理装置の内部構造を示す断面図である。図8は、本発明の第二の実施形態に係る基板処理装置の廃液貯留部を示す斜視図である。図9は、本発明の第二の実施形態に係る基板処理装置の要部を拡大して示す断面図である。これら図7〜図9において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0049】
図7において、符号51で示す基板処理装置は、前記基板処理装置1と同様、ウエハWに対して所定の塗布処理を施すための塗布処理装置からなり、前記保持・回転手段2およびカップ52を備えている。
【0050】
前記カップ52は、天井部53と底面部54および中間部55とを有し、前記保持・回転手段2の周囲に配設されている。このカップ52内には、カップ内周部からカップ外周部に向かって下る勾配をもつ整流板56が配設されている。
前記天井部53は、前記カップ52のカップ上部を構成している。その中央位置には、前記駆動モータ5の軸線方向に開口する貫通窓53aが設けられている。
【0051】
前記底面部54は、前記カップ52のカップ下部を構成し、環状部材によって形成されている。この底面部54には、上方に開口する環状の廃液貯留部57が設けられている。これにより、スピンチャック4上のウエハWから周囲に飛散する処理済み液を廃液として廃液貯留部57内に貯留するように構成されている。
【0052】
また、前記底面部54には、図8に示すように、円周方向に等間隔をもって並列する二つの第一排気ダクト58,59が配設されている。これら排気ダクト58,59は、前記廃液貯留部57内の上方領域から排気気体を導出するための排気口58a,59aを有し、全体が円筒体によって形成されている。
【0053】
さらに、前記底面部54には、図8、9に示すように、前記両第一排気ダクト58,59の周方向の略中間に廃液ダクト60が配設されている。この廃液ダクト60は、前記廃液貯留部57内の上方領域から廃液を排出する排出口60aを有し、その上部60bに円筒状のフロート部材が形成されている。
そして、前記廃液ダクト60は浮力により、前記廃液貯留部57内における廃液の液位によって高さ位置が可変するように構成されている。
なお、前記廃液ダクト60の上方への移動は、所定の高さ位置においてストッパ61によって規制される。
【0054】
前記廃液貯留部57は、相互に対向する内外二つの周壁57a,57bおよびこれら内外両周壁57a,57bに接続する連結部57cからなる断面略コ字状の凹溝によって形成されている。
この廃液貯留部57における内周壁57aの先端面には、前記整流板56が一体に設けられている。また、前記廃液貯留部57内の底面(連結部57c)には、図7に示すように、廃液を廃液ダクト側に誘導する傾斜部62が設けられている。
【0055】
また、前記中間部55は、前記カップ52のカップ中間部を構成し、環状部材によって形成されている。この中間部55の内面には、カップ内に突出する整流部63が設けられている。
これにより、前記整流板56と共にスピンチャック4上のウエハWからの廃液を廃液貯留部57内に誘導し、ウエハWの回転方向と同じ向きの鉛直面内でスパイラル気流を発生させるように構成されている。
【0056】
一方、前記カップ52の下方には、前記両第一排気ダクト58,59からの排気をカップ外に排出するための第二排気ダクト64が配設されている。この第二排気ダクト64は、前記第一排気ダクト58,59に連通する横断面略Y字状の第一流通部64aと、この第一流通部64aに連通する円筒状の第二流通部64bとを有している。前記第二排気ダクト64には、前記第一流通部64aから前記第二流通部64bに向かう排気流を形成するための排気ポンプ(図示せず)が接続されている。
【0057】
以上の構成により、基板処理時にウエハWを回転させると、廃液貯留部57内に鉛直面内でスパイラル気流が発生し、廃液貯留部57内において廃液と排気とが分離する。
この場合、ウエハWが回転すると、ウエハWの表面上から処理済み液が廃液としてウエハWの周囲に飛散し、整流板56と整流部63との間を流下する。そして、廃液が廃液貯留部57内に流動して貯留される。この際、廃液の一部が細かなミストとなっても、ミストが廃液貯留部57内でスパイラル気流に乗って廃液貯留部57内の廃液に複数回衝突し、吸収される。
【0058】
したがって、本実施形態においては、基板処理時にミストが排気気体に混入しないため、第一排気ダクト58,59および第二排気ダクト64内面のミスト固化物の付着を抑制できる。
これにより、第一排気ダクト58,59および第二排気ダクト64内の排気性悪化、あるいはパーティクルの増加を抑制でき、良好な膜形成を行うことができる。
【0059】
なお、廃液貯留部57内に所定量の廃液が貯留すると、廃液ダクト60の上方への移動がストッパ61によって規制され、廃液ダクト69が所定の高さ位置に配置される。この状態において、廃液貯留部57内に廃液がさらに流入すると、導入口60aから廃液ダクト60を介してカップ外に排出される。
一方、廃液貯留部57内の排気は、廃液貯留部57から第一排気ダクト58,59を介して第二排気ダクト64内に流動してカップ外に排出される。
【0060】
また、本実施形態においては、廃液ダクト60を移動ダクトによって形成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、固定ダクトによって形成しても勿論よい。この場合、廃液貯留部内に常に廃液を貯留し得るような高さ位置に固定ダクトが配設される。また、メンテナンス時に廃液貯留部内の廃液を外部に排出する必要があるため、廃液貯留部の底面部に貫通孔を設け、この貫通孔内に栓体を着脱自在に取り付けることが望ましい。
【0061】
次に、本発明が適用された基板処理装置につき、図10〜図13を用いて説明する。図10は、本発明の第三の実施形態に係る基板処理装置の内部構造を示す断面図である。図11は、本発明の第三の実施形態に係る基板処理装置の要部を拡大して示す断面図である。図12は、本発明の第三の実施形態に係る基板処理装置の廃液路を示す斜視図である。図13は、本発明の第三の実施形態に係る基板処理装置のミスト捕捉部材を示す斜視図である。これら図10〜図13において、図7〜図9と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0062】
図10において、符号71で示す基板処理装置は、前記基板処理装置1、51と同様、ウエハWに対して所定の塗布処理を施すための塗布処理装置からなり、前記保持・回転手段2およびカップ72を備えている。
前記カップ72は、天井部53と底面部73および中間部55とを有し、前記保持・回転手段2の周囲に配設されている。このカップ72内には、カップ内周部からカップ外周部に向かって下る勾配をもつ前記整流板56が配設されている。
【0063】
前記底面部73は、前記カップ72のカップ下部を構成し、環状部材によって形成されている。この底面部73には、上方に開口する環状の廃液路74が設けられている。これにより、前記スピンチャック4上のウエハWから周囲に飛散する処理済み液を廃液として回収するように構成されている。
【0064】
また、前記底面部73には、図12に示すように、周方向に等間隔をもって並列する二つの第一排気ダクト58,59が配設されている。これら第一排気ダクト58,59は、前記廃液路74内の上方領域から排気気体を導出するための排気口58a,59aを有し、円筒体によって形成されている。さらに、前記底面部73には、前記両第一排気ダクト58,59の周方向の略中間に廃液口75が設けられている。
【0065】
前記廃液路74は、相互に対向する内外二つの周壁74a,74bおよびこれら内外両周壁74a,74bに接続する連結部74cからなる断面略コ字状の凹溝によって形成されている。この廃液路74内の底面(連結部74c)には、図10および図11に示すように、廃液を廃液口75側に誘導する傾斜部76が設けられている。また、前記廃液路74内には、板金等からなるミスト捕捉リング77が配設されている。
【0066】
前記ミスト捕捉リング77は、図13,図14に示すように、前記廃液路74の円周方向に沿う環状のリング本体78と、このリング本体78の円周方向に等間隔をもって並列する多数の気流誘導片79とからなり、前記廃液路74内に発生するスパイラル気流を受けてミストを捕捉するように構成されている。
前記リング本体78は、円周方向に等間隔をもって水平方向に向かうように気流を規制させる並列する多数の取付片80を有し、前記連結部74cの外周部(底面)に対向する位置に配置されている。
【0067】
前記気流誘導片79は、前記リング本体78の内側に突出する水平部81と、この水平部81の下側に折曲する垂直部82と、この垂直部82の内側に折曲する傾斜部83とを有し、前記リング本体78に一体に設けられている。そして、図14に矢印で示すように前記スパイラル気流をウエハWの回転方向に導くように構成されている。これにより、廃液路74内における排気の流れが促進され、排気圧損が低減される。
【0068】
以上の構成により、基板処理時にウエハWを回転させると、廃液路74内に鉛直面内でスパイラル気流が発生し、廃液路74内において廃液と排気とが分離する。
この場合、ウエハWが回転すると、ウエハWの表面上から処理済み液が廃液としてウエハWの周囲に飛散し、整流板56と整流部63との間を流下して廃液路74内に流入する。この際、廃液の一部が細かなミストとなっても、ミストがミスト捕捉リング77のリング本体78および気流誘導片79に衝突して付着し、廃液滴となって、傾斜部76に落下する。そして、廃液路74内に流入した廃液は、廃液口75から廃液ダクト(図示せず)を介してカップ外に排出される。
一方、廃液路74内の排気気体は、廃液路74から第一排気ダクト58,59を介して第二排気ダクト64内に流動し、カップ外に排出される。
【0069】
したがって、本実施形態においては、基板処理時にミストの排気気体への混入が抑制されるため、第一排気ダクト58,59および第二排気ダクト64のミスト固化物の付着を抑制できる。
これにより、第一排気ダクト58,59および第二排気ダクト64内の排気性の悪化、あるいはパーティクルの増加を抑制でき、良好な膜形成を行うことができる。
【0070】
上記第一〜第三の実施形態においては、被処理基板がウエハWである場合について説明したが、これに限定されず、例えばLCD基板やCD等の他の基板であってもよい。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなとおり、本発明に係る基板処理装置によると、カップ内における良好な排気流動性を維持でき、良好な膜形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置の内部構造を示す断面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置における外カップの一部を示す断面図である。
【図4】本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置における外カップの一部を示す斜視図である。
【図5】本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置における内カップの全体を示す斜視図である。
【図6】本発明の第一の実施形態に係る基板処理装置における排気ダクトを示す断面図である。
【図7】本発明の第二の実施形態に係る基板処理装置の内部構造を示す断面図である。
【図8】本発明の第二の実施形態に係る基板処理装置の廃液貯留部を示す斜視図である。
【図9】本発明の第二の実施形態に係る基板処理装置の要部を拡大して示す断面図である。
【図10】本発明の第三の実施形態に係る基板処理装置の内部構造を示す断面図である。
【図11】本発明の第三の実施形態に係る基板処理装置の要部を拡大して示す断面図である。
【図12】本発明の第三の実施形態に係る基板処理装置の廃液路を示す斜視図である。
【図13】本発明の第三の実施形態に係る基板処理装置のミスト捕捉部材を示す斜視図である。
【図14】図13に示したミスト捕捉部材の要部拡大図である。
【図15】従来の基板処理装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置
2 保持・回転手段
3 カップ
3a 外カップ
3b 内カップ
4 スピンチャック
5 駆動モータ
6 支軸
8 天井部
8a 貫通窓
9 底面部
10 中間部
11 廃液路
11a 内周壁
11b 外周壁
11c 連結部
12 排出口
13 凹部
14 開口部
15 ミスト回収箱
16 ミストダクト
17 廃液口
18,19 整流部
19a 切り欠き
20 排気路
21 壁部
22 排気ダクト
22a 第一流通部
22A 排気口
22b 第二流通部
23 仕切壁
W ウエハ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a substrate processing apparatus used when performing predetermined processing on a substrate to be processed such as a semiconductor wafer or an LCD substrate.
[0002]
[Prior art]
In a semiconductor device manufacturing process, as a method of forming a dielectric film (coating film) such as an interlayer insulating film, for example, an SOD (spin on dielectric) system is used, and a coating liquid is applied to a semiconductor wafer (hereinafter referred to as “wafer”). There is known a method of applying a physical treatment such as heating after application of the resin.
Here, in order to apply a coating liquid (a processing liquid for forming a coating film), generally, the coating liquid is dropped on a substantially central portion of a stopped or rotated wafer, and then the wafer is rotated at a predetermined rotation speed. This causes the coating liquid to diffuse over the entire surface of the wafer.
[0003]
Conventionally, as a substrate processing apparatus used in this type of spin coating method, for example, an apparatus configured as shown in FIG. 15 is known. The substrate processing apparatus will be described with reference to FIG. 15. In FIG. 15, a substrate processing apparatus denoted by
[0004]
At the center of the upper surface of the
[0005]
The
[0006]
In order to perform the processing (substrate processing) on the wafer W using the processing liquid using such a
[0007]
In this case, when the processing liquid is supplied to the wafer W, most of the processing liquid (processed liquid) scatters around the wafer W due to the centrifugal force accompanying the rotation of the wafer W, and collides with the inner surface of the peripheral wall of the
[0008]
On the other hand, when clean air is supplied into the
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the above-described substrate processing apparatus does not have a function of separating waste liquid and clean air (exhaust gas), and therefore, part of the waste liquid becomes a mist during the substrate processing and is mixed into the exhaust gas. Mist adhered to the inner surface of the exhaust duct and solidified.
As a result, the deposits in which the mist has solidified deteriorated the exhaustability in the exhaust duct, and not only increased the number of times of cleaning the duct, but also deteriorated the fluidity of the exhaust in the cup. In addition, particles may increase due to solidified mist.
Due to these problems, the conventional substrate processing apparatus has a problem in that good film formation cannot be performed.
[0010]
The present invention has been made to solve such a technical problem, and an object of the present invention is to provide a substrate processing apparatus capable of maintaining good exhaust fluidity in a cup and performing good film formation. And
[0011]
[Means for Solving the Problems]
A substrate processing apparatus according to the present invention, which has been made to achieve the above object, has a holding / rotating means for holding a substrate to be processed horizontally and rotating it around a vertical axis, and is provided around the holding / rotating means. An outer cup having an annular waste liquid path for collecting the processed liquid scattered around from the substrate to be processed as a waste liquid, and disposed inside the outer cup to guide the waste liquid into the waste liquid path. An inner cup having a rectifying section for performing the discharge, and an exhaust path for evacuating the inside of the waste liquid path. A cyclone airflow is generated in the waste liquid path at a predetermined circumferential interval on an outer peripheral edge of the inner cup rectifying section. Is provided with a large number of notches for it.
[0012]
With this configuration, when the substrate to be processed is rotated during substrate processing, a cyclone airflow is generated in the waste liquid path, and the waste liquid and the exhaust gas are separated by the centrifugal separation action. In this case, even if a part of the waste liquid becomes fine mist, the mist collides with and adheres to the outer peripheral wall of the waste liquid path, the diameter of the mist gradually increases, and falls into the waste liquid path.
Therefore, at the time of substrate processing, the ratio of the mist mixed into the exhaust gas is suppressed, and the adhesion of the mist to the inner surface of the exhaust duct can be suppressed.
As a result, it is possible to suppress deterioration of the exhaustability of the exhaust duct or increase of particles, and it is possible to perform favorable film formation.
[0013]
Here, it is desirable that the exhaust path is formed by a gap between a wall of the inner cup and an inner peripheral wall of the outer cup.
As described above, by using the gap between the wall of the inner cup and the inner peripheral wall of the outer cup as the exhaust path, the exhaust path can be easily formed. Further, since the exhaust passage is formed by a gap between the wall of the inner cup and the inner peripheral wall of the outer cup, only the exhaust gas separated by the centrifugal separation of the cyclone airflow can be discharged. .
The exhaust path may be formed in either the inner cup or the outer cup.
[0014]
Further, it is preferable that the notch is formed by a concave groove which opens in a direction inclined by 30 ° to 60 ° with respect to the rotation axis of the holding / rotating means. With this configuration, the generation of the cyclone airflow in the waste liquid passage is promoted.
[0015]
Further, it is desirable to provide an opening for introducing an airflow from outside the outer cup on the outer peripheral wall of the waste liquid passage. With this configuration, the airflow outside the cup is introduced into the waste liquid passage from the opening in a direction along the rotation direction of the substrate to be processed, and the flow velocity of the cyclone airflow generated in the waste liquid passage is increased.
[0016]
Further, an exhaust duct having a first circulation part communicating with the exhaust passage and a second circulation part communicating with the first circulation part is disposed below the inner and outer cups, and a first circulation part of the exhaust duct is provided. Preferably, a partition wall extending in the circumferential direction is provided, and an exhaust port of the first circulation part is disposed outside the partition wall.
With this configuration, in the first circulation part of the exhaust duct, the exhaust gas flowing into the region formed between the inner peripheral part of the partition wall and the inner peripheral wall of the first circulation part is the first part. It goes to the area formed between the outer peripheral part of the partition wall and the outer peripheral wall of the first circulation part via the area formed between the inner and outer peripheral walls of the circulation part. Thereby, the exhaust gas flowing into the first circulation part from the exhaust passage is smoothly guided to the second circulation part via the exhaust port. In particular, since the partition wall extending in the circumferential direction is provided in the first circulation part of the exhaust duct, it is possible to prevent the adverse effect of exhausting only the portion near the exhaust port of the first circulation part.
[0017]
In addition, it is desirable that the partition wall be formed at least half a circumference of the first circulation part of the exhaust duct. Thus, exhaust gas can be introduced into the first circulation section from the entire exhaust path.
[0018]
Preferably, a guide groove is provided on an outer peripheral wall of the waste liquid path. As described above, since the guide groove is disposed on the outer peripheral wall of the waste liquid path, the mist collides with and adheres to the outer peripheral wall of the waste liquid path, and the mist diameter gradually increases in the guide groove, and the mist is formed on the waste liquid path. Fall.
In addition, the guide groove may be spirally provided on the outer peripheral wall of the waste liquid path, or the guide groove may be provided on the outer peripheral wall of the waste liquid path in a plurality in parallel in a vertical direction.
[0019]
It is preferable that a discharge port is provided on the outer peripheral wall of the outer cup, and mist is discharged from the discharge port.
The mist collides with and adheres to the outer peripheral wall of the waste liquid path, the mist diameter gradually increases in the guide groove, and falls into the waste liquid path. Thus, most of the mist contained in the exhaust gas is removed.
However, even if the mist collides with the outer peripheral wall of the waste liquid passage, the mist cannot be completely removed, so that the exhaust gas containing the mist is formed on the outer peripheral wall of the outer cup separate from the exhaust passage. By discharging the mist from the exhaust port, the adhesion of the mist of the exhaust duct may be suppressed.
[0020]
Further, the substrate processing apparatus according to the present invention is a holding and rotating means for holding the substrate to be processed horizontally and rotating it around a vertical axis, and disposed around the holding and rotating means, from above the substrate to be processed. A cup having an annular waste liquid storage part for storing the treated liquid scattered around as a waste liquid, and a substrate processing apparatus for generating a spiral airflow in a vertical plane by rotating the substrate to be processed in the waste liquid storage part of the cup Wherein the cup is provided with an exhaust port for exhausting exhaust gas in an upper region in the waste liquid storage section, and an exhaust port for discharging waste liquid stored in the waste liquid storage section is provided. And
[0021]
With this configuration, when the substrate to be processed is rotated during substrate processing, a spiral airflow is generated in the vertical plane in the waste liquid storage part, and the waste liquid and the exhaust gas are separated in the waste liquid storage part. In this case, even if a part of the waste liquid becomes fine mist, the mist collides with the waste liquid in the waste liquid storage part and is absorbed by the waste liquid.
Therefore, since the mist does not mix into the exhaust gas during the substrate processing, the adhesion of the mist on the inner surface of the exhaust duct is suppressed, and the adhesion of the deposit, which is a solidified mist, can be prevented. Thereby, it is possible to prevent deterioration of the exhaustability in the exhaust duct or increase of particles, and to form a favorable film.
[0022]
Here, it is preferable that the discharge port is formed at a predetermined height from the bottom surface of the waste liquid storage part, and that the waste liquid is always stored in the waste liquid storage part.
As described above, since the waste liquid is always stored in the waste liquid storage unit, when the mist collides with the waste liquid in the waste liquid storage unit, the mist is absorbed by the waste liquid, and the exhaust gas from which the mist is removed is exhausted from the exhaust port. be able to.
[0023]
In addition, it is preferable that a float is formed in the waste liquid duct having the discharge port, and a stopper that regulates upward movement of the waste liquid duct is formed.
With this configuration, when a predetermined amount of waste liquid is stored in the waste liquid storage unit, the upward movement of the waste liquid duct is restricted by the stopper, and the waste liquid duct stops at a predetermined height position. In this state, when the waste liquid further flows into the waste liquid storage unit, the waste liquid is discharged from the outlet through the waste liquid duct to the outside of the cup, and a state in which a predetermined amount of waste liquid is constantly stored can be maintained.
[0024]
It is preferable that an inclined portion for guiding the waste liquid toward the waste liquid duct is provided on a bottom surface in the waste liquid storage section.
With this configuration, the waste liquid flowing into the waste liquid storage unit is guided to the waste liquid duct side along the inclined part.
[0025]
Further, the substrate processing apparatus according to the present invention is provided with a holding / rotating means for holding the substrate to be processed horizontally and rotating it around a vertical axis, and disposed around the holding / rotating means, and from above the substrate to be processed. A cup having an annular waste liquid path for collecting the processed liquid scattered around as a waste liquid, wherein the substrate processing generates a spiral airflow in a vertical plane by rotating the substrate to be processed in the waste liquid path of the cup. The apparatus is characterized in that a mist trapping member that receives the spiral airflow and traps mist is disposed in the waste liquid passage.
[0026]
With this configuration, when the substrate to be processed is rotated during substrate processing, a spiral airflow is generated in a vertical plane in the waste liquid path, and the waste liquid and the exhaust gas are separated in the waste liquid path. In this case, even if a part of the waste liquid becomes fine mist, the mist collides with and adheres to the mist capturing member.
Therefore, the mist does not mix into the exhaust gas during the substrate processing, so that the adhesion of the mist on the inner surface of the exhaust duct can be suppressed, and the adhesion of the deposit, which is a solidified mist, can be prevented. As a result, it is possible to suppress deterioration of the exhaustability in the exhaust duct or increase in particles, and it is possible to perform favorable film formation.
[0027]
Here, it is preferable that the mist capturing member is provided with an airflow guiding piece for guiding the spiral airflow in the rotation direction of the substrate to be processed.
With such a configuration, the flow of the exhaust gas in the waste liquid passage is promoted by the airflow guide pieces, and the exhaust pressure loss is reduced.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a substrate processing apparatus according to the present invention will be described based on a first embodiment shown in FIGS. FIG. 1 is a sectional view showing the internal structure of the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view illustrating an appearance of the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention. FIGS. 3 and 4 are a cross-sectional view and a perspective view showing a part of the outer cup in the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention. FIG. 5 is a perspective view showing the entire inner cup in the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention. FIG. 6 is a sectional view showing an exhaust duct of the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
[0029]
In FIG. 1, a substrate processing apparatus denoted by reference numeral 1 includes a coating processing apparatus for performing a predetermined coating process on a wafer W, and includes a holding / rotating
The holding and
The
[0030]
The
The rotation speed of the
[0031]
On the other hand, the cup 3 includes an outer cup 3a and an
The outer cup 3a has a
[0032]
The
[0033]
The
The inner peripheral wall 11a forms an exhaust path together with the
[0034]
A discharge port 12 (shown in FIG. 2) communicating with the
In addition, although the case where the
[0035]
As shown in FIG. 3, the outer peripheral wall 11b is provided with a plurality of, for example, eight
The flow rate of the cyclone airflow is set to 8 to 9 m / sec, for example, when the rotation speed of the wafer W is 1500 rpm and the exhaust amount in the cup is 2 liter / min.
Further, a pipe (not shown) may be connected to the opening to introduce a gas having a pressure that does not affect the exhaust. In addition, the openings may be provided with respective angles in the vertical direction.
[0036]
Further, a
In the
[0037]
The connection part 11c is provided with a
[0038]
The
[0039]
On the other hand, the
[0040]
Further, on the outer peripheral edge of the rectifying
[0041]
The
The
[0042]
In the first circulation part 22a, a
In the vicinity (outside) of the outer peripheral portion at the center of the
[0043]
Then, in the first circulation portion 22a of the
Thus, the exhaust gas flowing from the
[0044]
The
[0045]
With the above configuration, when the wafer W is rotated during the substrate processing, the processed liquid scatters around the wafer W from above the surface of the wafer W as waste liquid, and flows down between the rectifying
At this time, even if a part of the waste liquid becomes fine mist, the mist collides with and adheres to the outer peripheral wall 11b of the
On the other hand, the exhaust gas flows into the
[0046]
Therefore, in the present embodiment, since the mist is suppressed from being mixed into the exhaust gas during the substrate processing, it is possible to prevent the mist solidified matter from adhering to the
[0047]
The waste liquid after colliding with the waste liquid passage 11 (outer peripheral wall 11b) flows down into the waste liquid passage 11 (the connecting portion 11c), and is discharged from the
Further, as described above, the mist that has adhered to the outer peripheral wall 11b is gathered by the
[0048]
Next, a substrate processing apparatus to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS. FIG. 7 is a sectional view showing the internal structure of the substrate processing apparatus according to the second embodiment of the present invention. FIG. 8 is a perspective view illustrating a waste liquid storage unit of the substrate processing apparatus according to the second embodiment of the present invention. FIG. 9 is an enlarged sectional view showing a main part of the substrate processing apparatus according to the second embodiment of the present invention. 7 to 9, the same members as those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0049]
7, a substrate processing apparatus denoted by
[0050]
The
The
[0051]
The
[0052]
8, two
[0053]
As shown in FIGS. 8 and 9, a
The height of the
The upward movement of the
[0054]
The waste
The
[0055]
The
Thereby, the waste liquid from the wafer W on the
[0056]
On the other hand, below the
[0057]
With the above configuration, when the wafer W is rotated during the substrate processing, a spiral airflow is generated in the vertical plane in the waste
In this case, when the wafer W rotates, the processed liquid scatters around the wafer W as waste liquid from above the surface of the wafer W, and flows down between the rectifying
[0058]
Therefore, in the present embodiment, since the mist does not mix with the exhaust gas during the substrate processing, the adhesion of the solid mist on the inner surfaces of the
Accordingly, it is possible to suppress deterioration of the exhaustability in the
[0059]
When a predetermined amount of waste liquid is stored in the waste
On the other hand, the exhaust gas in the waste
[0060]
Further, in the present embodiment, the case where the
[0061]
Next, a substrate processing apparatus to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS. FIG. 10 is a sectional view showing the internal structure of the substrate processing apparatus according to the third embodiment of the present invention. FIG. 11 is an enlarged sectional view showing a main part of the substrate processing apparatus according to the third embodiment of the present invention. FIG. 12 is a perspective view showing a waste liquid path of the substrate processing apparatus according to the third embodiment of the present invention. FIG. 13 is a perspective view showing a mist capturing member of the substrate processing apparatus according to the third embodiment of the present invention. In FIGS. 10 to 13, the same members as those in FIGS. 7 to 9 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0062]
10, a substrate processing apparatus denoted by reference numeral 71 comprises a coating processing apparatus for performing a predetermined coating processing on a wafer W, similarly to the
The
[0063]
The
[0064]
As shown in FIG. 12, two
[0065]
The
[0066]
As shown in FIGS. 13 and 14, the
The ring
[0067]
The
[0068]
With the above configuration, when the wafer W is rotated during substrate processing, a spiral airflow is generated in the vertical plane in the
In this case, when the wafer W rotates, the processed liquid scatters around the wafer W as waste liquid from the surface of the wafer W, flows down between the rectifying
On the other hand, the exhaust gas in the
[0069]
Therefore, in the present embodiment, since the mist is suppressed from being mixed into the exhaust gas during the substrate processing, it is possible to suppress the adhesion of the mist solidified in the
Thereby, it is possible to suppress deterioration of the exhaustability in the
[0070]
In the first to third embodiments, the case where the substrate to be processed is the wafer W has been described. However, the present invention is not limited to this, and another substrate such as an LCD substrate or a CD may be used.
[0071]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the substrate processing apparatus of the present invention, good exhaust fluidity in the cup can be maintained and good film formation can be performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing an internal structure of a substrate processing apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view illustrating an appearance of the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a sectional view showing a part of an outer cup in the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing a part of an outer cup in the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing the entire inner cup in the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a sectional view showing an exhaust duct in the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view illustrating an internal structure of a substrate processing apparatus according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view showing a waste liquid storage unit of the substrate processing apparatus according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is an enlarged sectional view showing a main part of a substrate processing apparatus according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a sectional view showing an internal structure of a substrate processing apparatus according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 11 is an enlarged sectional view showing a main part of a substrate processing apparatus according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a perspective view illustrating a waste liquid path of a substrate processing apparatus according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a perspective view showing a mist capturing member of the substrate processing apparatus according to the third embodiment of the present invention.
14 is an enlarged view of a main part of the mist capturing member shown in FIG.
FIG. 15 is a sectional view showing a conventional substrate processing apparatus.
[Explanation of symbols]
1 Substrate processing equipment
2 Holding and rotating means
3 cups
3a Outer cup
3b Inner cup
4 Spin chuck
5 Drive motor
6 spindle
8 Ceiling
8a Through window
9 Bottom part
10 Middle part
11 Waste liquid path
11a Inner wall
11b Outer wall
11c Connecting part
12 outlet
13 recess
14 Opening
15 Mist collection box
16 Mist duct
17 Waste liquid outlet
18, 19 Rectifier
19a Notch
20 exhaust path
21 Wall
22 exhaust duct
22a First Distribution Department
22A exhaust port
22b Second distribution department
23 Partition wall
W wafer
Claims (17)
前記保持・回転手段の周囲に配設され、前記被処理基板上から周囲に飛散する処理済み液を廃液として回収するための環状の廃液路を有する外カップと、
前記外カップの内側に配設され、前記廃液路内に廃液を誘導する整流部を有する内カップと、
前記廃液路内を排気する排気路とを備え、
前記内カップ整流部の外周縁に、周方向に所定の間隔をもって、前記廃液路内にサイクロン気流を発生させるための切り欠きが多数個配置されていることを特徴とする基板処理装置。Holding and rotating means for holding the substrate to be processed horizontally and rotating it around a vertical axis,
An outer cup disposed around the holding / rotating means and having an annular waste liquid path for collecting a processed liquid scattered around from the substrate to be processed as a waste liquid,
An inner cup that is disposed inside the outer cup and has a rectifying unit that guides waste liquid into the waste liquid passage;
An exhaust path for exhausting the waste liquid path,
A substrate processing apparatus, wherein a plurality of notches for generating a cyclone airflow in the waste liquid passage are arranged at predetermined intervals in a circumferential direction on an outer peripheral edge of the inner cup rectifying portion.
前記排気ダクトの第一流通部内に、周方向に延設する仕切壁を配設し、
前記仕切壁の外側に第一流通部の排気口を配置した
ことを特徴とする請求項1に記載された基板処理装置。Below the inner and outer cups, an exhaust duct having a first circulation part communicating with the exhaust passage and a second circulation part communicating with the first circulation part is provided,
In the first circulation part of the exhaust duct, a partition wall extending in the circumferential direction is arranged,
The substrate processing apparatus according to claim 1, wherein an exhaust port of the first circulation unit is arranged outside the partition wall.
この保持・回転手段の周囲に配設され、前記被処理基板上から周囲に飛散する処理済み液を廃液として貯留する環状の廃液貯留部を有するカップとを備え、
このカップの廃液貯留部内に前記被処理基板の回転によって鉛直面内でスパイラル気流を発生させる基板処理装置であって、
前記カップに、前記廃液貯留部内の上方領域の排気気体を排気する排気口を配設するとともに、前記廃液貯留部内に貯留された廃液を排出する排出口を配設した
ことを特徴とする基板処理装置。Holding and rotating means for holding the substrate to be processed horizontally and rotating it around a vertical axis,
A cup disposed around the holding / rotating means and having an annular waste liquid storage unit that stores the processed liquid scattered around from the substrate to be processed as a waste liquid,
A substrate processing apparatus that generates a spiral airflow in a vertical plane by rotation of the substrate to be processed in a waste liquid storage part of the cup,
The substrate processing, wherein the cup is provided with an exhaust port for exhausting exhaust gas in an upper region in the waste liquid storage section, and an exhaust port for discharging waste liquid stored in the waste liquid storage section is provided. apparatus.
前記保持・回転手段の周囲に配設され、前記被処理基板上から周囲に飛散する処理済み液を廃液として回収するための環状の廃液路を有するカップとを備え、
前記カップの廃液路内に前記被処理基板の回転によって鉛直面内でスパイラル気流を発生させる基板処理装置であって、
前記廃液路内に、前記スパイラル気流を受けてミストを捕捉するミスト捕捉部材を配設した
ことを特徴とする基板処理装置。Holding and rotating means for holding the substrate to be processed horizontally and rotating it around a vertical axis,
A cup disposed around the holding / rotating means and having an annular waste liquid path for collecting a processed liquid scattered around from the substrate to be processed as a waste liquid,
A substrate processing apparatus that generates a spiral airflow in a vertical plane by rotation of the substrate to be processed in a waste liquid path of the cup,
A substrate processing apparatus, wherein a mist capturing member that receives the spiral airflow and captures mist is disposed in the waste liquid path.
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