JP2004069803A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】濃度制御実行タイミングの最適化。
【解決手段】前回濃度制御実行時と今回濃度制御実行時で、所定パッチの濃度の差分に応じて、次回濃度制御実行タイミングを算出する。
【選択図】 図1
【解決手段】前回濃度制御実行時と今回濃度制御実行時で、所定パッチの濃度の差分に応じて、次回濃度制御実行タイミングを算出する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトナー画像濃度制御を行う画像形成装置において、濃度制御実行タイミングの算出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報化の流れにつれて文書、画像をカラーで出力するニーズが広がっており、各種方式のプリンターが上市されている。カラー画像形成方式としては、昇華型、熱転写型、インクジェット方式等が用いられているが、高速に画像を形成するためには電子写真方式が最も優れているといわれている。
【0003】
電子写真方式の画像形成装置においては、使用されている温度や湿度、また、感光体、現像剤の特性のばらつき、現像器等の耐久状況により、画像濃度が大きく変動してしまう問題がある。特にカラー画像形成装置は、色味も変わってしまうという不具合が発生する。
【0004】
これら問題を鑑み、予め感光体、中間転写体、転写体上に濃度検出用パターンを形成し、濃度検出センサを用いてその濃度を検出することで、帯電バイアス、現像バイアス、露光量といった画像形成プロセス条件を制御し、画像濃度を安定すること(以下「濃度制御」という)が一般的に行われている。
【0005】
濃度制御の目的は、画像形成装置が使用される雰囲気環境や、感光体、現像器等の耐久状況に依らず常に所望の濃度を得ることである。よって濃度制御の実行は、許容範囲以上の濃度変動が発生と考えられる場合に行われる。具体的には感光体、現像器等が交換された後に行われる。また、この他に著しい濃度変動が予想されるので、濃度制御が必要となる状況としては、画像形成装置を長時間休止した状態からプリントを実行した場合が考えられる。
【0006】
この場合の濃度変動としては、休止状態から連続プリントを開始した直後の濃度変動が大きく、プリントを重ねるにつれ濃度変動は小さくなっていく。
【0007】
上記、休止状態からプリントを実行した場合の濃度変動をできるだけ小さくするためには、濃度制御の実行頻度を高くすることが容易に考えられる。しかしながら、濃度制御実行の際は、感光体上や中間転写体上に濃度検出パターンを形成する必要があるため、濃度制御中はプリントすることができなくなり、結果ユーザーを待たせることによるユーザビリティーの低下させてしまう。従って濃度変動が大きくなる休止状態からのプリント開始直後は濃度制御実行頻度を上げ、濃度変動が収まっていくにつれ濃度制御の実行頻度を下げることが一般に行われている。例えば、休止状態からのプリント枚数をカウントしていき、具体的にはカウント数が100、300、600、1000、以降1000毎になった時、濃度制御を実行するような方法が従来は行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の濃度制御を行う画像形成装置においては、以下の問題があった。
【0009】
プリンタの濃度変動は、休止時間や、画像形成装置の雰囲気環境、感光体、現像器の耐久状況等、様々な原因で発生するので、予想が非常に難しい。従って、濃度制御実行タイミングをプリントのカウントで行う方法では、濃度変動が予想より大きかった場合、濃度制御が必要な状態になっても(つまり濃度が大きく変動しても)、プリントのカウント数が所定の値まで到達していないがために、濃度制御が実行されず、そのためプリント間画像の濃度変化が大きくなり、画像品質が低下してしまうことがあった。また逆に、濃度変動が予想より小さかった場合、濃度制御が不要であるにも係わらず、プリントのカウント数が所定の値に到達したがために、不必要な濃度制御を実行してしまい、その間プリントが停止するため、ユーザビリティーを低下させてしまうことがあった。
【0010】
本発明の目的は、最適な濃度制御実行タイミングを求めることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、像担持体上にトナー画像を形成する手段と、前記トナー画像の濃度を検知するための濃度検知手段と、所定の画像形成条件により前記像担持体上に形成した基準トナー画像を前記濃度検知手段により濃度を検知し、該濃度に基づいて画像濃度を制御する濃度制御手段と、前記濃度検知手段より検知した濃度結果を記憶する濃度記憶手段と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差を算出する濃度差演算手段を有す画像形成装置において、前記濃度差が所定の濃度差に応じ、次回の濃度制御実行タイミングを変えることで、最適な時期に濃度制御を行うことができる。
【0012】
また、像担持体上に複数色のトナー画像を形成する手段と、前記トナー画像の濃度を検知するための濃度検知手段と、所定の画像形成条件により前記像担持体上に形成した基準トナー画像を前記濃度検知手段により濃度を検知し、該濃度に基づいて色毎に画像濃度を制御する濃度制御手段と、前記濃度検知手段より検知した濃度結果を色毎に記憶する濃度記憶手段と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差を色毎に算出する濃度差演算手段を有す画像形成装置において、
色毎の前記濃度差のうち最も大きい濃度差に応じ、次回の濃度制御実行タイミングを変えることで、最適な時期に濃度制御を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0014】
(実施例1)
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置を示す概略断面図である。
【0015】
本画像形成装置は、像担持体としての回転ドラム型感光ドラム1を備えている。感光ドラムの周囲には、帯電ローラ2、現像装置4、転写ローラ15、感光ドラムクリーニング装置7が配設されており、帯電ローラ2と現像装置4間の上方には露光装置3が配設されている。
【0016】
感光ドラム1は、本実施の形態では、直径62mmのOPC感光ドラムであり、アルミドラムの上に下引き層、電荷注入防止層、電荷発生層、電荷輸送層を設けられており、周速100mm/secで矢印a方向に回転駆動され、その回転過程において接触する帯電ローラ2により負帯電の一様な帯電を受ける。帯電手段としての帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に回転自在に接触し、帯電バイアス電源14から印加される帯電バイアスによって感光ドラム1を所定の極性、電位に帯電する。
【0017】
露光装置3は、不図示のレーザドライバ、レーザダイオード、ポリゴンミラーなどを有しており、レーザドライバに入力される画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して変調されたレーザ光がレーザダイオードから出力され、高速回転するポリゴンミラーで前記レーザ光を走査し、反射ミラー(不図示)を介して感光ドラム1表面を画像露光Lすることにより、画像情報に対応した静電潜像を形成する。
【0018】
現像装置4によって感光ドラム1上に形成した静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。また、本実施例に用いる黒トナーは、粒径6umの粉砕トナーに球状化処理を施したものであり、ポリエステルバインダーに対してマグネタイト100部、他に荷電制御剤、滑剤等を内添したものである。
【0019】
本実施の形態では、現像装置4に、−350Vの直流に、周波数2000Hz、ピーク間電圧2000Vppの矩形波を重畳したバイアスを印加して、感光ドラム1表面の露光部分を負帯電性のネガトナーで現像して、静電潜像を顕在化する。
転写ローラ15は高抵抗のゴムローラであり、転写ローラ15には転写バイアス電源(不図示)が接続されており、転写ローラ15に+20uAの転写電流を流して感光体上に形成したトナー像を転写材P上に転写する。
【0020】
定着装置9は、定着ローラ9aと加圧ローラ9bを有しており、定着ローラ9aと加圧ローラ9b間の定着ニップ部に未定着トナー像が転写されている転写材Pを挟持搬送しながら、転写材Pを加熱、加圧してトナー像を定着する。
【0021】
濃度センサ11は、図2に示すように発光部20と受光部21とを備えており、感光ドラム1表面上に形成された濃度制御用パッチに発光部20からスポット光を照射してその反射光を受光部21で受光し、受光した光量によって濃度を検知するものである。制御装置17は、濃度検知センサ11の受光部21から入力される受光光量情報に基づいて、現像装置4の現像バイアス等の画像形成条件を変更して画像濃度が適切になるように制御する。
【0022】
次に、本実施例における濃度制御について説明する。
【0023】
図3は、濃度と反射率との関係を示した図である。なお、図3において、反射率は感光ドラム1にトナーがない状態で受光部21に入射された光量を基準(100%)とした。また、反射率は感光ドラム1上のトナー像を測定した結果で、濃度は同条件で転写材上にトナー像を転写した時の、転写材P上での濃度である。
【0024】
感光ドラム1上のトナー載り量が0の時はその反射率は100%だが、トナー載り量が増すと、発光部20から照射された光はトナーにより拡散されるため、受光部21に入射される正反射光量が減少し、反射率は低下する。反射率からトナー濃度の変換は、実験的に求めた反射率−濃度変換テーブルをCPU17に格納しておき、濃度を算出する際にこのテーブルを参照すれば良い。
【0025】
次に、本実施例での濃度制御方法ついて説明する。
【0026】
本実施形態の濃度制御がCPU17によって開始される。図4は、感光ドラム1を周方向に展開した概略図で、K1〜K4はブラックの現像バイアスを、−100V、−150V、−200V、−250Vの4段階にそれぞれ設定して濃度を変えたトナー像である。図5は、上記ブラックのトナー像K1〜K4における現像バイアスと反射率の関係を示した図である。本実施例では、濃度1.4となるように、現像バイアスを制御した。各トナー像の現像バイアスと濃度を線形補間すると、濃度1.4となる現像バイアスは−220Vであることが分かる。上記方法により濃度1.4となる現像バイアスを求めることが可能となり、環境、耐久変動に依らず安定した濃度を確保することができる。
【0027】
次に、本実施例での濃度制御実行タイミング算出方法ついて説明する。
【0028】
画像形成装置の電源投入時は必ず濃度制御を実行する。この際、K2パッチの濃度(K2−1)をCPU17に記憶しておく。また、電源投入後は、通紙枚数が計100枚となった時点で濃度制御を実行し、この時のK2パッチの濃度(K2−2)をCPU17に記憶しておく。そして今回の濃度制御を実行した際のK2パッチ濃度(K2−2)と、前回濃度制御を実行した際のK2パッチ濃度(K2−1)の差を算出する。次に、この濃度差と、前回濃度制御を行ってからの通紙枚数より、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数を決定する。表1は、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数対応表である。
【0029】
【表1】
【0030】
例えば、前回と今回の濃度制御実行時パッチ濃度の濃度差が0.035、前回から今回までの濃度制御間の通紙枚数が200枚だった場合、次回濃度制御実行までの通紙枚数は400枚と算出される。
【0031】
尚、本実施例において表1の通紙枚数対応表は、各環境下で濃度制御実行頻度を抑えつつ、濃度変動幅が0.06に収まるように設定してある。
【0032】
また、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数算出は、濃度制御実行毎に行われる。
【0033】
本実施例の効果を確認するため、前述の画像形成装置を、雰囲気環境が温度30℃相対湿度80%の高温高湿(以下「HH」という)環境と、雰囲気環境が温度15℃相対湿度10%の低温低湿(以下「LL」という)環境下で12時間電源を切った状態で放置した状態からの濃度変動と、濃度制御実行回数を、以下の比較例と本実施例を比較した。
【0034】
比較例1)濃度制御を電源投入時のみ実行する。
【0035】
比較例2)濃度制御実行タイミングを、HH環境下での濃度変動を抑えるように決定。具体的には、電源投入時から100枚、100枚、200枚、200枚、以降400枚毎に濃度制御を実行する。
【0036】
比較例3)濃度制御実行タイミングを、LL環境下での濃度変動を抑えるように決定。具体的には、電源投入時から400枚毎に濃度制御を実行
する。
【0037】
図6−aは、比較例1の電源投入時のみ濃度制御を実行した場合である。電源投入時は濃度制御が実行されるので、HH環境、LL環境とも濃度は1.4となっている。しかし以降は濃度制御が実行されないため、特にHH環境下で濃度が大きく変動しているのが分かる。
【0038】
図6−bは、比較例2の濃度変動を示している。濃度制御実行により濃度制御実行後は濃度が1.4に制御され、その後通紙を行うことで濃度が高くなり、また次の濃度制御実行により濃度が1.4に制御される繰り返しとなっている。HHの濃度変動をみると、濃度変動は1.4±0.06に収まっていることが分かる。またLL環境下での濃度変動も、1.4±0.06に収まっていることが分かる。しかしながら、LL環境下では、濃度変動が小さく濃度制御が不要な際にも、濃度制御が実行されているのが分かる。
【0039】
図6−cは、比較例3の濃度変動を示している。HH環境下では、濃度変動が大きく濃度制御が必要な際も濃度制御が実行されないため、濃度変動が大きくなっていることが分かる。
【0040】
図7は、本実施例での効果を示す図であり、HH環境下とLL環境下で、本実施例で濃度制御タイミングを最適化した時の濃度変動を示している。HH環境下とLL環境下とも濃度変化は0.06内に収まっており、また、濃度制御実行回数も抑えられていることが分かる。
【0041】
以上説明したように、本実施例では濃度制御を実行するタイミングを、濃度差と濃度制御間の通紙枚数により変えることで、濃度変動を抑えると同時に濃度制御実行回数を最適にすることができた。
【0042】
(実施例2)
次に本発明の他の実施例について説明する。本実施例では、カラー画像形成装置において、色毎に前回と今回の濃度制御実行時のパッチ濃度差を算出し、最も濃度が大きく変化した濃度差に基づいて次回の濃度制御実行タイミングを決定することを特徴とする。
【0043】
図8は、本実施例で使用する画像形成装置の模式図で、実施例1で説明した画像形成装置と同じ箇所は説明を省略する。現像装置4は、非磁性1成分現像器としてのイエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dを備えている。イエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dは回転体5に搭載されており、回転駆動装置(不図示)による回転体5の矢印b方向(時計方向)の回転によって、イエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dが現像過程で感光ドラム1と対向する位置に配置される。これらの現像器4a、4b、4c、4dによって感光ドラム1上に形成した静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。
【0044】
感光ドラム1上に形成担持された前記第1色目のイエロートナー像は、感光ドラム1と中間ドラム6間の1次転写ニップ部を通過する過程で、この1次転写ニップ部での圧力と、中間転写ドラム6に印加される1次転写バイアス(本実施例では300V)により形成される電界によって中間転写ドラム6の外周面に1次転写されていく。
【0045】
イエロートナー像が1次転写された後感光ドラム1上に残留した1次転写残トナーは、感光ドラムクリーニング装置7によって除去され次のイエロートナー像の形成に供される。
【0046】
以下同様にしてマゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dに感光ドラム1上にそれぞれ形成担持された第2色目のマゼンタトナー像、第3色目のシアントナー像、第4色目のブラックトナー像が順次中間転写ドラム6上に重畳され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー像が形成される。
【0047】
この際、感光ドラム1から中間転写ドラム6への第1〜第4色のトナー像の順次重畳転写行程において、2次転写ベルト8及び中間転写ドラムクリーニングローラ10は中間転写ドラム6から離間している。
【0048】
そして、中間転写ドラム6上の合成カラートナー画像の先端に合わせて、所定のタイミングで用紙などの転写材Pが搬送される。
【0049】
そして、2次転写ニップ部に至る給紙経路を転写材Pが通過するタイミングで、2次転写ベルト8が中間転写ベルト8が中間転写ドラム6に当接するように揺動し、所定の2次転写バイアスが転写ローラ12に印加され、転写材P上に合成カラー画像が一括で2次転写される。
【0050】
そして、合成カラートナー像が転写された転写材Pは、2次転写ベルト8の搬送方向下流側で曲率分離されて定着器内9の定着ローラ9aと加圧ローラ9b間に挟持搬送されて加熱、加圧され、表面に合成カラートナー像が熱定着されて出力される。
【0051】
また、中間転写ドラム6上に2次転写されずに残った2次転写残トナーは、バイアスが印加された中間転写クリーニングローラ10によって本来とは逆極性に転換されて感光ドラム1に静電的に吸着されて、中間転写ドラム6上は清掃される。感光ドラム1上に吸着した2次転写残トナーはその後、感光ドラムクリーニング装置7によって回収される。
【0052】
次に、本実施形態での濃度制御実行方法について説明する。
【0053】
図9は、中間転写ドラム6を周方向に展開した概略図で、各色の現像バイアスを、−100V、−150V、−200V、−250Vの4段階にそれぞれ設定して濃度を変えたトナー像である。濃度算出方法、濃度制御方法については、実施例1と同様とし、各色毎に所望の濃度となるように制御する。
【0054】
次に本実施例の特徴である、色毎に前回と今回の濃度制御実行時のパッチ濃度差を算出し、最も濃度が大きく変化した濃度差に基づいて次回の濃度制御実行タイミングの決定方法について説明する。
【0055】
前回濃度制御実行時のY2、M2、C2、K2の濃度と今回濃度制御実行時のY2、M2、C2、K2の濃度差を算出する。次に各色毎の濃度差で最大となった濃度差を求め、その濃度差と濃度制御間枚数から実施例1と同様の方法より、次回の濃度制御実行タイミングを算出する。
【0056】
本実施例ではカラーの画像形成装置においても、各色の中で大きく濃度が変動した色に合わせて濃度制御実行タイミングが決定されるので、濃度が大きく変動するのを抑えることができるのは勿論のこと、前回と今回の濃度制御実行時の濃度変化が小さい場合、次回濃度制御実行タイミングは長い間隔が選択されるので、不要な濃度制御の実行を抑えることができ、実施例1と同様の効果が得られる。
【0057】
(実施例3)
次に本発明の他の実施例について説明する。本実施例では、前回濃度制御実行から今回濃度制御実行までの通紙枚数と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差より、単位通紙枚数あたりの濃度変化率を算出し、前記濃度変化率より次回の濃度制御実行タイミングを変えることを特徴とする。
【0058】
本実施例の画像形成装置の構成は、図1の実施例1における画像形成装置と同じ構成をとる。このため構成について重複した説明は省略する。
【0059】
画像形成装置の電源投入時は必ず濃度制御を実行する。この際、K2パッチの濃度(K2−1)をCPU17に記憶しておく。また、電源投入後は、通紙枚数が計100枚となった時点で濃度制御を実行し、この時のK2パッチの濃度(K2−2)をCPU17に記憶しておく。そして今回の濃度制御を実行した際のK2パッチ濃度(K2−2)と、前回濃度制御を実行した際のK2パッチ濃度(K2−1)の差を算出する。次に、この濃度差と、前回濃度制御を行ってからの通紙枚数より、単位通紙枚数あたりの濃度変化率を算出した後、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数を決定する。表2は、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数対応表である。
【0060】
【表2】
【0061】
例えば、前回と今回の濃度制御実行時パッチ濃度の濃度差が0.035、前回から今回までの濃度制御間の通紙枚数が200枚だった場合、単位通紙枚数あたりの濃度変化率は、
0.035/200=0.000175
となるので、次回濃度制御実行までの通紙枚数は400枚と算出される。
【0062】
尚、本実施例において表2の通紙枚数対応表は、各環境下で濃度制御実行頻度を抑えつつ、濃度変動幅が0.06に収まるように設定してある。
また、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数算出は、濃度制御実行毎に行われる。
【0063】
本実施例の効果を確認するため、実施例1で行った同様の方法で、HH環境とLL環境下で12時間電源を切った状態で放置した状態からの濃度変動と、濃度制御実行回数を、以下の比較例と本実施例を比較した。
【0064】
比較例1)濃度制御を電源投入時のみ実行する。
【0065】
比較例2)濃度制御実行タイミングを、HH環境下での濃度変動を抑えるように決定。具体的には、電源投入時から100枚、100枚、200
枚、200枚、以降400枚毎に濃度制御を実行する。
【0066】
比較例3)濃度制御実行タイミングを、LL環境下での濃度変動を抑えるように決定。具体的には、電源投入時から400枚毎に濃度制御を実行
する。
【0067】
比較例の結果は実施例1と同じなので、省略する。
【0068】
図10は、本実施例での効果を示す図であり、HH環境下とLL環境下で、本実施例で濃度制御タイミングを最適化した時の濃度変動を示している。HH環境下とLL環境下とも濃度変化は0.06内に収まっており、また、濃度制御実行回数も抑えられていることが分かる。
【0069】
以上説明したように、本実施例では前回濃度制御実行から今回濃度制御実行までの通紙枚数と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差より、単位通紙枚数あたりの濃度変化率を算出し、前記濃度変化率より次回の濃度制御実行タイミングを変えることで、濃度変動を抑えると同時に濃度制御実行回数を最適にすることができた。
【0070】
尚本実施例では、モノカラーの画像形成装置において説明したが、カラーの画像形成装置においても、各色毎に濃度変化率を算出することで、本実施例と同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、濃度制御時に形成するパッチの濃度を記憶し、前回実行した際のパッチ濃度と今回実行した際のパッチ濃度との差に応じ、次回の濃度制御実行タイミングを変えることで、最適な時期に濃度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図
【図2】濃度検知センサの構成を示す図
【図3】濃度と反射率を示す図
【図4】パッチを形成した中間転写ドラムを周方向に展開した図
【図5】現像バイアスと反射率の関係を示す図
【図6】通紙枚数による濃度推移を示す図
【図7】通紙枚数による濃度推移を示す図
【図8】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置を示す概略構成図
【図9】パッチを形成した中間転写ドラムを周方向に展開した図
【図10】通紙枚数による濃度推移を示す図
【符号の説明】
1‥‥感光ドラム(像担持体)
2‥‥帯電ローラ
3‥‥露光装置
4‥‥現像装置
6‥‥中間転写ドラム(中間転写体)
9‥‥定着装置
11‥‥濃度検知センサ(濃度検知手段)
17‥‥制御装置(制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明はトナー画像濃度制御を行う画像形成装置において、濃度制御実行タイミングの算出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報化の流れにつれて文書、画像をカラーで出力するニーズが広がっており、各種方式のプリンターが上市されている。カラー画像形成方式としては、昇華型、熱転写型、インクジェット方式等が用いられているが、高速に画像を形成するためには電子写真方式が最も優れているといわれている。
【0003】
電子写真方式の画像形成装置においては、使用されている温度や湿度、また、感光体、現像剤の特性のばらつき、現像器等の耐久状況により、画像濃度が大きく変動してしまう問題がある。特にカラー画像形成装置は、色味も変わってしまうという不具合が発生する。
【0004】
これら問題を鑑み、予め感光体、中間転写体、転写体上に濃度検出用パターンを形成し、濃度検出センサを用いてその濃度を検出することで、帯電バイアス、現像バイアス、露光量といった画像形成プロセス条件を制御し、画像濃度を安定すること(以下「濃度制御」という)が一般的に行われている。
【0005】
濃度制御の目的は、画像形成装置が使用される雰囲気環境や、感光体、現像器等の耐久状況に依らず常に所望の濃度を得ることである。よって濃度制御の実行は、許容範囲以上の濃度変動が発生と考えられる場合に行われる。具体的には感光体、現像器等が交換された後に行われる。また、この他に著しい濃度変動が予想されるので、濃度制御が必要となる状況としては、画像形成装置を長時間休止した状態からプリントを実行した場合が考えられる。
【0006】
この場合の濃度変動としては、休止状態から連続プリントを開始した直後の濃度変動が大きく、プリントを重ねるにつれ濃度変動は小さくなっていく。
【0007】
上記、休止状態からプリントを実行した場合の濃度変動をできるだけ小さくするためには、濃度制御の実行頻度を高くすることが容易に考えられる。しかしながら、濃度制御実行の際は、感光体上や中間転写体上に濃度検出パターンを形成する必要があるため、濃度制御中はプリントすることができなくなり、結果ユーザーを待たせることによるユーザビリティーの低下させてしまう。従って濃度変動が大きくなる休止状態からのプリント開始直後は濃度制御実行頻度を上げ、濃度変動が収まっていくにつれ濃度制御の実行頻度を下げることが一般に行われている。例えば、休止状態からのプリント枚数をカウントしていき、具体的にはカウント数が100、300、600、1000、以降1000毎になった時、濃度制御を実行するような方法が従来は行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の濃度制御を行う画像形成装置においては、以下の問題があった。
【0009】
プリンタの濃度変動は、休止時間や、画像形成装置の雰囲気環境、感光体、現像器の耐久状況等、様々な原因で発生するので、予想が非常に難しい。従って、濃度制御実行タイミングをプリントのカウントで行う方法では、濃度変動が予想より大きかった場合、濃度制御が必要な状態になっても(つまり濃度が大きく変動しても)、プリントのカウント数が所定の値まで到達していないがために、濃度制御が実行されず、そのためプリント間画像の濃度変化が大きくなり、画像品質が低下してしまうことがあった。また逆に、濃度変動が予想より小さかった場合、濃度制御が不要であるにも係わらず、プリントのカウント数が所定の値に到達したがために、不必要な濃度制御を実行してしまい、その間プリントが停止するため、ユーザビリティーを低下させてしまうことがあった。
【0010】
本発明の目的は、最適な濃度制御実行タイミングを求めることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、像担持体上にトナー画像を形成する手段と、前記トナー画像の濃度を検知するための濃度検知手段と、所定の画像形成条件により前記像担持体上に形成した基準トナー画像を前記濃度検知手段により濃度を検知し、該濃度に基づいて画像濃度を制御する濃度制御手段と、前記濃度検知手段より検知した濃度結果を記憶する濃度記憶手段と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差を算出する濃度差演算手段を有す画像形成装置において、前記濃度差が所定の濃度差に応じ、次回の濃度制御実行タイミングを変えることで、最適な時期に濃度制御を行うことができる。
【0012】
また、像担持体上に複数色のトナー画像を形成する手段と、前記トナー画像の濃度を検知するための濃度検知手段と、所定の画像形成条件により前記像担持体上に形成した基準トナー画像を前記濃度検知手段により濃度を検知し、該濃度に基づいて色毎に画像濃度を制御する濃度制御手段と、前記濃度検知手段より検知した濃度結果を色毎に記憶する濃度記憶手段と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差を色毎に算出する濃度差演算手段を有す画像形成装置において、
色毎の前記濃度差のうち最も大きい濃度差に応じ、次回の濃度制御実行タイミングを変えることで、最適な時期に濃度制御を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0014】
(実施例1)
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置を示す概略断面図である。
【0015】
本画像形成装置は、像担持体としての回転ドラム型感光ドラム1を備えている。感光ドラムの周囲には、帯電ローラ2、現像装置4、転写ローラ15、感光ドラムクリーニング装置7が配設されており、帯電ローラ2と現像装置4間の上方には露光装置3が配設されている。
【0016】
感光ドラム1は、本実施の形態では、直径62mmのOPC感光ドラムであり、アルミドラムの上に下引き層、電荷注入防止層、電荷発生層、電荷輸送層を設けられており、周速100mm/secで矢印a方向に回転駆動され、その回転過程において接触する帯電ローラ2により負帯電の一様な帯電を受ける。帯電手段としての帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に回転自在に接触し、帯電バイアス電源14から印加される帯電バイアスによって感光ドラム1を所定の極性、電位に帯電する。
【0017】
露光装置3は、不図示のレーザドライバ、レーザダイオード、ポリゴンミラーなどを有しており、レーザドライバに入力される画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して変調されたレーザ光がレーザダイオードから出力され、高速回転するポリゴンミラーで前記レーザ光を走査し、反射ミラー(不図示)を介して感光ドラム1表面を画像露光Lすることにより、画像情報に対応した静電潜像を形成する。
【0018】
現像装置4によって感光ドラム1上に形成した静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。また、本実施例に用いる黒トナーは、粒径6umの粉砕トナーに球状化処理を施したものであり、ポリエステルバインダーに対してマグネタイト100部、他に荷電制御剤、滑剤等を内添したものである。
【0019】
本実施の形態では、現像装置4に、−350Vの直流に、周波数2000Hz、ピーク間電圧2000Vppの矩形波を重畳したバイアスを印加して、感光ドラム1表面の露光部分を負帯電性のネガトナーで現像して、静電潜像を顕在化する。
転写ローラ15は高抵抗のゴムローラであり、転写ローラ15には転写バイアス電源(不図示)が接続されており、転写ローラ15に+20uAの転写電流を流して感光体上に形成したトナー像を転写材P上に転写する。
【0020】
定着装置9は、定着ローラ9aと加圧ローラ9bを有しており、定着ローラ9aと加圧ローラ9b間の定着ニップ部に未定着トナー像が転写されている転写材Pを挟持搬送しながら、転写材Pを加熱、加圧してトナー像を定着する。
【0021】
濃度センサ11は、図2に示すように発光部20と受光部21とを備えており、感光ドラム1表面上に形成された濃度制御用パッチに発光部20からスポット光を照射してその反射光を受光部21で受光し、受光した光量によって濃度を検知するものである。制御装置17は、濃度検知センサ11の受光部21から入力される受光光量情報に基づいて、現像装置4の現像バイアス等の画像形成条件を変更して画像濃度が適切になるように制御する。
【0022】
次に、本実施例における濃度制御について説明する。
【0023】
図3は、濃度と反射率との関係を示した図である。なお、図3において、反射率は感光ドラム1にトナーがない状態で受光部21に入射された光量を基準(100%)とした。また、反射率は感光ドラム1上のトナー像を測定した結果で、濃度は同条件で転写材上にトナー像を転写した時の、転写材P上での濃度である。
【0024】
感光ドラム1上のトナー載り量が0の時はその反射率は100%だが、トナー載り量が増すと、発光部20から照射された光はトナーにより拡散されるため、受光部21に入射される正反射光量が減少し、反射率は低下する。反射率からトナー濃度の変換は、実験的に求めた反射率−濃度変換テーブルをCPU17に格納しておき、濃度を算出する際にこのテーブルを参照すれば良い。
【0025】
次に、本実施例での濃度制御方法ついて説明する。
【0026】
本実施形態の濃度制御がCPU17によって開始される。図4は、感光ドラム1を周方向に展開した概略図で、K1〜K4はブラックの現像バイアスを、−100V、−150V、−200V、−250Vの4段階にそれぞれ設定して濃度を変えたトナー像である。図5は、上記ブラックのトナー像K1〜K4における現像バイアスと反射率の関係を示した図である。本実施例では、濃度1.4となるように、現像バイアスを制御した。各トナー像の現像バイアスと濃度を線形補間すると、濃度1.4となる現像バイアスは−220Vであることが分かる。上記方法により濃度1.4となる現像バイアスを求めることが可能となり、環境、耐久変動に依らず安定した濃度を確保することができる。
【0027】
次に、本実施例での濃度制御実行タイミング算出方法ついて説明する。
【0028】
画像形成装置の電源投入時は必ず濃度制御を実行する。この際、K2パッチの濃度(K2−1)をCPU17に記憶しておく。また、電源投入後は、通紙枚数が計100枚となった時点で濃度制御を実行し、この時のK2パッチの濃度(K2−2)をCPU17に記憶しておく。そして今回の濃度制御を実行した際のK2パッチ濃度(K2−2)と、前回濃度制御を実行した際のK2パッチ濃度(K2−1)の差を算出する。次に、この濃度差と、前回濃度制御を行ってからの通紙枚数より、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数を決定する。表1は、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数対応表である。
【0029】
【表1】
【0030】
例えば、前回と今回の濃度制御実行時パッチ濃度の濃度差が0.035、前回から今回までの濃度制御間の通紙枚数が200枚だった場合、次回濃度制御実行までの通紙枚数は400枚と算出される。
【0031】
尚、本実施例において表1の通紙枚数対応表は、各環境下で濃度制御実行頻度を抑えつつ、濃度変動幅が0.06に収まるように設定してある。
【0032】
また、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数算出は、濃度制御実行毎に行われる。
【0033】
本実施例の効果を確認するため、前述の画像形成装置を、雰囲気環境が温度30℃相対湿度80%の高温高湿(以下「HH」という)環境と、雰囲気環境が温度15℃相対湿度10%の低温低湿(以下「LL」という)環境下で12時間電源を切った状態で放置した状態からの濃度変動と、濃度制御実行回数を、以下の比較例と本実施例を比較した。
【0034】
比較例1)濃度制御を電源投入時のみ実行する。
【0035】
比較例2)濃度制御実行タイミングを、HH環境下での濃度変動を抑えるように決定。具体的には、電源投入時から100枚、100枚、200枚、200枚、以降400枚毎に濃度制御を実行する。
【0036】
比較例3)濃度制御実行タイミングを、LL環境下での濃度変動を抑えるように決定。具体的には、電源投入時から400枚毎に濃度制御を実行
する。
【0037】
図6−aは、比較例1の電源投入時のみ濃度制御を実行した場合である。電源投入時は濃度制御が実行されるので、HH環境、LL環境とも濃度は1.4となっている。しかし以降は濃度制御が実行されないため、特にHH環境下で濃度が大きく変動しているのが分かる。
【0038】
図6−bは、比較例2の濃度変動を示している。濃度制御実行により濃度制御実行後は濃度が1.4に制御され、その後通紙を行うことで濃度が高くなり、また次の濃度制御実行により濃度が1.4に制御される繰り返しとなっている。HHの濃度変動をみると、濃度変動は1.4±0.06に収まっていることが分かる。またLL環境下での濃度変動も、1.4±0.06に収まっていることが分かる。しかしながら、LL環境下では、濃度変動が小さく濃度制御が不要な際にも、濃度制御が実行されているのが分かる。
【0039】
図6−cは、比較例3の濃度変動を示している。HH環境下では、濃度変動が大きく濃度制御が必要な際も濃度制御が実行されないため、濃度変動が大きくなっていることが分かる。
【0040】
図7は、本実施例での効果を示す図であり、HH環境下とLL環境下で、本実施例で濃度制御タイミングを最適化した時の濃度変動を示している。HH環境下とLL環境下とも濃度変化は0.06内に収まっており、また、濃度制御実行回数も抑えられていることが分かる。
【0041】
以上説明したように、本実施例では濃度制御を実行するタイミングを、濃度差と濃度制御間の通紙枚数により変えることで、濃度変動を抑えると同時に濃度制御実行回数を最適にすることができた。
【0042】
(実施例2)
次に本発明の他の実施例について説明する。本実施例では、カラー画像形成装置において、色毎に前回と今回の濃度制御実行時のパッチ濃度差を算出し、最も濃度が大きく変化した濃度差に基づいて次回の濃度制御実行タイミングを決定することを特徴とする。
【0043】
図8は、本実施例で使用する画像形成装置の模式図で、実施例1で説明した画像形成装置と同じ箇所は説明を省略する。現像装置4は、非磁性1成分現像器としてのイエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dを備えている。イエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dは回転体5に搭載されており、回転駆動装置(不図示)による回転体5の矢印b方向(時計方向)の回転によって、イエロー(Y)現像器4a、マゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dが現像過程で感光ドラム1と対向する位置に配置される。これらの現像器4a、4b、4c、4dによって感光ドラム1上に形成した静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。
【0044】
感光ドラム1上に形成担持された前記第1色目のイエロートナー像は、感光ドラム1と中間ドラム6間の1次転写ニップ部を通過する過程で、この1次転写ニップ部での圧力と、中間転写ドラム6に印加される1次転写バイアス(本実施例では300V)により形成される電界によって中間転写ドラム6の外周面に1次転写されていく。
【0045】
イエロートナー像が1次転写された後感光ドラム1上に残留した1次転写残トナーは、感光ドラムクリーニング装置7によって除去され次のイエロートナー像の形成に供される。
【0046】
以下同様にしてマゼンタ(M)現像器4b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現像器4dに感光ドラム1上にそれぞれ形成担持された第2色目のマゼンタトナー像、第3色目のシアントナー像、第4色目のブラックトナー像が順次中間転写ドラム6上に重畳され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー像が形成される。
【0047】
この際、感光ドラム1から中間転写ドラム6への第1〜第4色のトナー像の順次重畳転写行程において、2次転写ベルト8及び中間転写ドラムクリーニングローラ10は中間転写ドラム6から離間している。
【0048】
そして、中間転写ドラム6上の合成カラートナー画像の先端に合わせて、所定のタイミングで用紙などの転写材Pが搬送される。
【0049】
そして、2次転写ニップ部に至る給紙経路を転写材Pが通過するタイミングで、2次転写ベルト8が中間転写ベルト8が中間転写ドラム6に当接するように揺動し、所定の2次転写バイアスが転写ローラ12に印加され、転写材P上に合成カラー画像が一括で2次転写される。
【0050】
そして、合成カラートナー像が転写された転写材Pは、2次転写ベルト8の搬送方向下流側で曲率分離されて定着器内9の定着ローラ9aと加圧ローラ9b間に挟持搬送されて加熱、加圧され、表面に合成カラートナー像が熱定着されて出力される。
【0051】
また、中間転写ドラム6上に2次転写されずに残った2次転写残トナーは、バイアスが印加された中間転写クリーニングローラ10によって本来とは逆極性に転換されて感光ドラム1に静電的に吸着されて、中間転写ドラム6上は清掃される。感光ドラム1上に吸着した2次転写残トナーはその後、感光ドラムクリーニング装置7によって回収される。
【0052】
次に、本実施形態での濃度制御実行方法について説明する。
【0053】
図9は、中間転写ドラム6を周方向に展開した概略図で、各色の現像バイアスを、−100V、−150V、−200V、−250Vの4段階にそれぞれ設定して濃度を変えたトナー像である。濃度算出方法、濃度制御方法については、実施例1と同様とし、各色毎に所望の濃度となるように制御する。
【0054】
次に本実施例の特徴である、色毎に前回と今回の濃度制御実行時のパッチ濃度差を算出し、最も濃度が大きく変化した濃度差に基づいて次回の濃度制御実行タイミングの決定方法について説明する。
【0055】
前回濃度制御実行時のY2、M2、C2、K2の濃度と今回濃度制御実行時のY2、M2、C2、K2の濃度差を算出する。次に各色毎の濃度差で最大となった濃度差を求め、その濃度差と濃度制御間枚数から実施例1と同様の方法より、次回の濃度制御実行タイミングを算出する。
【0056】
本実施例ではカラーの画像形成装置においても、各色の中で大きく濃度が変動した色に合わせて濃度制御実行タイミングが決定されるので、濃度が大きく変動するのを抑えることができるのは勿論のこと、前回と今回の濃度制御実行時の濃度変化が小さい場合、次回濃度制御実行タイミングは長い間隔が選択されるので、不要な濃度制御の実行を抑えることができ、実施例1と同様の効果が得られる。
【0057】
(実施例3)
次に本発明の他の実施例について説明する。本実施例では、前回濃度制御実行から今回濃度制御実行までの通紙枚数と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差より、単位通紙枚数あたりの濃度変化率を算出し、前記濃度変化率より次回の濃度制御実行タイミングを変えることを特徴とする。
【0058】
本実施例の画像形成装置の構成は、図1の実施例1における画像形成装置と同じ構成をとる。このため構成について重複した説明は省略する。
【0059】
画像形成装置の電源投入時は必ず濃度制御を実行する。この際、K2パッチの濃度(K2−1)をCPU17に記憶しておく。また、電源投入後は、通紙枚数が計100枚となった時点で濃度制御を実行し、この時のK2パッチの濃度(K2−2)をCPU17に記憶しておく。そして今回の濃度制御を実行した際のK2パッチ濃度(K2−2)と、前回濃度制御を実行した際のK2パッチ濃度(K2−1)の差を算出する。次に、この濃度差と、前回濃度制御を行ってからの通紙枚数より、単位通紙枚数あたりの濃度変化率を算出した後、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数を決定する。表2は、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数対応表である。
【0060】
【表2】
【0061】
例えば、前回と今回の濃度制御実行時パッチ濃度の濃度差が0.035、前回から今回までの濃度制御間の通紙枚数が200枚だった場合、単位通紙枚数あたりの濃度変化率は、
0.035/200=0.000175
となるので、次回濃度制御実行までの通紙枚数は400枚と算出される。
【0062】
尚、本実施例において表2の通紙枚数対応表は、各環境下で濃度制御実行頻度を抑えつつ、濃度変動幅が0.06に収まるように設定してある。
また、次回濃度制御を実行するまでの通紙枚数算出は、濃度制御実行毎に行われる。
【0063】
本実施例の効果を確認するため、実施例1で行った同様の方法で、HH環境とLL環境下で12時間電源を切った状態で放置した状態からの濃度変動と、濃度制御実行回数を、以下の比較例と本実施例を比較した。
【0064】
比較例1)濃度制御を電源投入時のみ実行する。
【0065】
比較例2)濃度制御実行タイミングを、HH環境下での濃度変動を抑えるように決定。具体的には、電源投入時から100枚、100枚、200
枚、200枚、以降400枚毎に濃度制御を実行する。
【0066】
比較例3)濃度制御実行タイミングを、LL環境下での濃度変動を抑えるように決定。具体的には、電源投入時から400枚毎に濃度制御を実行
する。
【0067】
比較例の結果は実施例1と同じなので、省略する。
【0068】
図10は、本実施例での効果を示す図であり、HH環境下とLL環境下で、本実施例で濃度制御タイミングを最適化した時の濃度変動を示している。HH環境下とLL環境下とも濃度変化は0.06内に収まっており、また、濃度制御実行回数も抑えられていることが分かる。
【0069】
以上説明したように、本実施例では前回濃度制御実行から今回濃度制御実行までの通紙枚数と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差より、単位通紙枚数あたりの濃度変化率を算出し、前記濃度変化率より次回の濃度制御実行タイミングを変えることで、濃度変動を抑えると同時に濃度制御実行回数を最適にすることができた。
【0070】
尚本実施例では、モノカラーの画像形成装置において説明したが、カラーの画像形成装置においても、各色毎に濃度変化率を算出することで、本実施例と同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、濃度制御時に形成するパッチの濃度を記憶し、前回実行した際のパッチ濃度と今回実行した際のパッチ濃度との差に応じ、次回の濃度制御実行タイミングを変えることで、最適な時期に濃度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図
【図2】濃度検知センサの構成を示す図
【図3】濃度と反射率を示す図
【図4】パッチを形成した中間転写ドラムを周方向に展開した図
【図5】現像バイアスと反射率の関係を示す図
【図6】通紙枚数による濃度推移を示す図
【図7】通紙枚数による濃度推移を示す図
【図8】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置を示す概略構成図
【図9】パッチを形成した中間転写ドラムを周方向に展開した図
【図10】通紙枚数による濃度推移を示す図
【符号の説明】
1‥‥感光ドラム(像担持体)
2‥‥帯電ローラ
3‥‥露光装置
4‥‥現像装置
6‥‥中間転写ドラム(中間転写体)
9‥‥定着装置
11‥‥濃度検知センサ(濃度検知手段)
17‥‥制御装置(制御手段)
Claims (7)
- 像担持体上にトナー画像を形成する手段と、前記トナー画像の濃度を検知するための濃度検知手段と、所定の画像形成条件により前記像担持体上に形成した基準トナー画像を前記濃度検知手段により濃度を検知し、該濃度に基づいて画像濃度を制御する濃度制御手段と、前記濃度検知手段より検知した濃度結果を記憶する濃度記憶手段と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差を算出する濃度差演算手段を有す画像形成装置において、
前記濃度差に応じ次回の濃度制御実行タイミングを変えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記濃度制御実行タイミングは、通紙枚数によることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 請求項1又は2の画像形成装置に加え、前回濃度制御実行から今回濃度制御実行までの通紙枚数に応じ、次回の濃度制御実行タイミングを変えることを特徴とする画像形成装置。
- 像担持体上に複数色のトナー画像を形成する手段と、前記トナー画像の濃度を検知するための濃度検知手段と、所定の画像形成条件により前記像担持体上に形成した基準トナー画像を前記濃度検知手段により濃度を検知し、該濃度に基づいて色毎に画像濃度を制御する濃度制御手段と、前記濃度検知手段より検知した濃度結果を色毎に記憶する濃度記憶手段と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差を色毎に算出する濃度差演算手段を有す画像形成装置において、
前記色毎の濃度差のうち最も大きい濃度差に応じ、次回の濃度制御実行タイミングを変えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記濃度制御実行タイミングは、通紙枚数によることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 請求項4又は5の画像形成装置に加え、前回濃度制御実行から今回濃度制御実行までの通紙枚数に応じ、次回の濃度制御実行タイミングを変えることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1,2,4又は5の画像形成装置に加え、前回濃度制御実行から今回濃度制御実行までの通紙枚数と、前回検知した濃度と今回検知した濃度差より、単位通紙枚数あたりの濃度変化率を算出し、前記濃度変化率より次回の濃度制御実行タイミングを変えることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (8)
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- 2002-08-02 JP JP2002225513A patent/JP2004069803A/ja not_active Withdrawn
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