JP2004064475A - サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器及びアナログ/ディジタル変換方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明では、アナログ信号の電圧と参照電圧とを複数の比較手段で複数段階に分けて比較してアナログ信号をディジタル信号の上位ビット側から順に変換すべく構成してなるサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器において、アナログ信号の電圧と参照電圧との比較を行わないリセットモードとアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較する比較モードとに切換えるためのモード切換スイッチの出力部と、変換するディジタル信号に応じた参照電圧に切換えるための参照電圧切換手段の出力部との間に両出力部間を断続するための断続手段を設けた。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器及びその駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器は、ディジタル機器の普及によって広範に使用されてきている。そして、近年のディジタル機器の小型化・低廉化に伴って、アナログ/ディジタル変換器には、処理速度の向上や消費電力の低減が要求されている。かかる処理速度の向上や消費電力の低減を図ることができるアナログ/ディジタル変換器として、近年、アナログ信号をディジタル信号の上位ビット側から順に複数段階に分けて変換するサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器が注目されている。
【0003】
かかるサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器101は、図8に示すように、アナログ信号をサンプルホールドするサンプルホールド手段102と、複数の異なる参照電圧を生成する参照電圧生成手段103と、アナログ信号の電圧と複数の異なる参照電圧とを比較する比較手段104と、同比較手段104の出力を論理処理してアナログ信号に対応するディジタル信号を出力する論理処理手段105とから構成していた。
【0004】
ここで、参照電圧生成手段103は、アナログ信号を上位ビット側のディジタル信号に変換するときに使用する上位ビット側参照電圧とアナログ信号を下位ビット側のディジタル信号に変換するときに使用する下位ビット側参照電圧とをそれぞれ生成するように構成していた。
【0005】
しかも、参照電圧生成手段103には、アナログ信号を上位ビット側のディジタル信号に変換するための比較手段104の比較結果に応じて比較手段で使用する下位ビット側参照電圧を切換えるための参照電圧切換手段106を設けており、同参照電圧切換手段106の出力部を比較手段104に接続していた。
【0006】
また、比較手段104は、アナログ信号の電圧と参照電圧生成手段103で生成した上位ビット側参照電圧とを比較する上位ビット側比較手段107と、アナログ信号の電圧と参照電圧生成手段103で生成した下位ビット側参照電圧とを比較する下位ビット側比較手段108とから構成していた。
【0007】
また、論理処理手段105は、上位ビット側比較手段107に接続されて、同上位ビット側比較手段107の出力を論理処理することによってアナログ信号に対応する上位ビット側のディジタル信号を出力する上位ビット側論理処理手段109と、下位ビット側比較手段108に接続されて、同下位ビット側比較手段108の出力を論理処理することによってアナログ信号に対応する下位ビット側のディジタル信号を出力する下位ビット側論理処理手段110とから構成していた。
【0008】
そして、下位ビット側比較手段108は、図9に示すように、参照電圧入力端子111に参照電圧切換手段106から出力される参照電圧を接続するとともに、アナログ信号入力端子112にサンプルホールド手段102から出力されるアナログ信号を接続し、同アナログ信号入力端子112にモード切換スイッチ113を接続しており、同モード切換スイッチ113は、アナログ信号の電圧だけを有効にして参照電圧との比較を行わないリセットモードと、参照電圧を有効にしてリセットモード時に印加されたアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較する比較モードとに切換えるように構成していた。図中、114はサンプリングコンデンサ、115は増幅手段、116は短絡スイッチである。
【0009】
上記構成のサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器101において、下位ビット側比較手段108は、モード切換スイッチ113の出力部と参照電圧切換手段106の出力部とを常に短絡していた。
【0010】
これは、予めリセットモード時に参照電圧切換手段106の出力部にアナログ信号の電圧を印加しておくことによって、比較モード時に下位ビット側比較手段108でアナログ信号の電圧と参照電圧とを正確かつ迅速に比較することができるようにするためである。すなわち、下位ビット側比較手段108においては、すでに上位ビット側比較手段107の比較結果に基づいて参照電圧が設定されることから、アナログ信号の電圧と参照電圧とが比較的近似した電圧となっており、リセットモード時に参照電圧切換手段106の出力部をアナログ信号の電圧としておけば、短時間でモード切換スイッチの出力部を参照電圧にまで変化させることができるからである。
【0011】
このように、上記従来のサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器101にあっては、下位ビット側比較手段108のモード切換スイッチ113の出力部と参照電圧切換手段106の出力部とを常に短絡することによって、下位ビット側比較手段108でアナログ信号と参照電圧とを正確かつ迅速に比較することができるようにしていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器にあっては、上位ビット側比較手段においてアナログ信号と参照電圧とを比較するときにおいても下位ビット側比較手段のモード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とが短絡していたため、サンプルホールド手段の負荷が増大しており、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器の高速化や低消費電力化の妨げとなっていた。
【0013】
すなわち、上記従来のサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器では、下位ビット側比較手段のモード切換スイッチにサンプルホールド手段が接続されていることから、下位ビット側比較手段のモード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とが短絡していると、サンプルホールド手段でホールドされたアナログ信号の電圧が参照電圧切換手段の出力部に印加されていることになる。一方、参照電圧切換手段の出力部には、回路構成上、寄生容量が生じている。したがって、下位ビット側比較手段のモード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とが短絡していると、サンプルホールド手段に参照電圧切換手段の出力部に生じている寄生容量が等価的に接続されていることになり、かかる寄生容量がサンプルホールド手段の負荷となっている。そのため、下位ビット側比較手段のモード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とが短絡していると、上位ビット側比較手段においてアナログ信号と参照電圧とを比較するときにサンプルホールド手段の負荷が参照電圧切換手段の寄生容量分だけ増大してしまい、それに伴って、アナログ信号から上位ビット側のディジタル信号に変換するときの処理速度が低減するとともに消費電力が増大してしまうのである。
【0014】
このように、従来のサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器にあっては、下位ビット側比較手段のモード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを常に短絡していたため、下位ビット側比較手段でアナログ信号と参照電圧とを正確かつ迅速に比較することができるようになっていたものの、サンプルホールド手段の負荷が増大しており、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器をより一層高速化したり低消費電力化したりすることが困難であった。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、アナログ信号の電圧と参照電圧とを複数の比較手段で複数段階に分けて比較してアナログ信号をディジタル信号の上位ビット側から順に変換すべく構成してなるサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器において、アナログ信号の電圧と参照電圧との比較を行わないリセットモードとアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較する比較モードとに切換えるためのモード切換スイッチの出力部と、変換するディジタル信号に応じた参照電圧に切換えるための参照電圧切換手段の出力部との間に両出力部間を断続するための断続手段を設けることにした。
【0016】
また、前記参照電圧切換手段の出力部にアナログ信号の電圧を印加するための電圧印加手段を断続可能に接続することにした。
【0017】
また、アナログ信号の電圧と参照電圧との比較を行わないリセットモードとアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較する比較モードとにモード切換スイッチによって切換えるとともに、参照電圧を参照電圧切換手段によって変換するディジタル信号に応じて切換え、アナログ信号の電圧と参照電圧とを複数の比較手段で複数段階に分けて比較してアナログ信号をディジタル信号の上位ビット側から順に変換するアナログ/ディジタル変換方法において、リセットモード時には、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを切断状態とするとともに、参照電圧切換手段の出力部にアナログ信号の電圧を印加し、一方、比較モード時には、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを接続状態とするとともに、参照電圧切換手段の出力部に参照電圧を印加してアナログ信号をディジタル信号に変換することにした。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係るサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器は、サンプルホールド手段でホールドしたアナログ信号の電圧と参照電圧生成手段で生成した参照電圧とを複数の比較手段で順に比較することによってアナログ信号をディジタル信号の上位ビット側から順に複数段階に分けて変換すべく構成したものである。
【0019】
そして、参照電圧生成手段は、アナログ信号を上位ビット側のディジタル信号に変換するための比較手段の比較結果に応じて下位ビット側の比較手段で使用する参照電圧を切換える参照電圧切換手段を具備したものである。
【0020】
また、下位ビット側の比較手段は、参照電圧入力端子に参照電圧切換手段から出力される参照電圧を接続するとともに、アナログ信号入力端子にサンプルホールド手段から出力されるアナログ信号を接続し、同アナログ信号入力端子にモード切換スイッチを接続し、同モード切換スイッチは、アナログ信号の電圧だけを有効にして参照電圧との比較を行わないリセットモードと、参照電圧を有効にして同参照電圧とリセットモード時に印加されたアナログ信号の電圧とを比較する比較モードとに切換えるように構成したものである。
【0021】
しかも、本発明に係るサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器では、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部との間に両出力部間を断続するための断続手段を設けるとともに、参照電圧切換手段の出力部にサンプルホールド手段でホールドされたアナログ信号の電圧を印加するための電圧印加手段を断続可能に接続したものである。
【0022】
そして、リセットモード時には、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを切断状態とするとともに、参照電圧切換手段の出力部にサンプルホールド手段でホールドされたアナログ信号の電圧を印加し、一方、比較モード時には、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを接続状態とするとともに、参照電圧切換手段の出力部に参照電圧を印加することによってアナログ信号をディジタル信号に変換することにしたものである。
【0023】
このように、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部との間に両出力部間を断続するための断続手段を設けているため、下位ビット側の比較手段をリセットモードとして、上位ビット側の比較手段でアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較するときには、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを切断した状態にすることができ、これにより、参照電圧切換手段の出力部に生じている寄生容量の分だけサンプルホールド手段の負荷を軽減することができ、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器の高速化や低消費電力化を図ることができるものである。
【0024】
一方、下位ビット側の比較手段を比較モードとして、下位ビット側の比較手段でアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較するときには、予め参照電圧切換手段の出力部に生じている寄生容量をアナログ信号の電圧でチャージしておくことができ、下位ビット側の比較手段でアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較するときの処理速度の低減を防止することができるものである。
【0025】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、ここでは、アナログ信号をディジタル信号の上位2ビットに変換した後に、ディジタル信号の下位2ビットを変換する計4ビットのサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器を一例にとり説明しているが、本発明の具体的な実施の形態についてはこれに限られるものではない。
【0026】
本発明に係るサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1は、図1に示すように、アナログ信号をサンプルホールドするサンプルホールド手段2と、複数の異なる参照電圧を生成する参照電圧生成手段3と、アナログ信号の電圧と複数の異なる参照電圧とを比較する比較手段4と、同比較手段4の出力を論理処理してアナログ信号に対応するディジタル信号を出力する論理処理手段5とから構成している。
【0027】
以下に、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1の各部の構成について説明する。
【0028】
[サンプルホールド手段]
サンプルホールド手段2は、入力端子Tinに印加されたアナログ信号の電圧を所定のタイミングで所定期間保持してホールド信号線6に出力するようにしている。
【0029】
[参照電圧生成手段]
参照電圧生成手段3は、高電位側の基準電位となる高電位側基準電源端子Trtと低電位側の基準電位となる低電位側基準電源端子Trbとの間に16個の同一抵抗値を有する抵抗R1〜R16を直列接続し、高電位側の基準電位と低電位側の基準電位との間の電圧を16個の抵抗R1〜R16で分圧することによって複数の参照電圧を生成し、所定の参照電圧を上位ビット側参照電圧信号線7,8,9又は下位ビット側参照電圧信号線10,11,12から出力するようにしている。
【0030】
また、参照電圧生成手段3には、アナログ信号を上位ビット側のディジタル信号に変換するための比較手段(後述する上位ビット側比較手段14)の比較結果に応じて下位ビット側のディジタル信号に変換するための比較手段(後述する下位ビット側比較手段15)で使用する下位ビット側参照電圧に切換えるための参照電圧切換手段13を設けており、かかる参照電圧切換手段13は、4個のスイッチSW1〜SW4で構成している。
【0031】
具体的には、参照電圧生成手段3は、高電位側基準電源端子Trtから4個目の抵抗R4と5個目の抵抗R5との間、高電位側基準電源端子Trtから8個目の抵抗R8と9個目の抵抗R9との間、及び高電位側基準電源端子Trtから12個目の抵抗R12と13個目の抵抗R13との間に上位ビット側の参照電圧を出力する上位ビット側参照電圧信号線7,8,9をそれぞれ接続する一方、高電位側基準電源端子Trtから1個目の抵抗R1と2個目の抵抗R2との間、高電位側基準電源端子Trtから2個目の抵抗R2と3個目の抵抗R3との間及び高電位側基準電源端子Trtから3個目の抵抗R3と4個目の抵抗R4との間に下位ビット側の参照電圧を出力する下位ビット側参照電圧信号線10,11,12を連動連結した3個のスイッチ群からなるスイッチSW1を介してそれぞれ接続しており、同下位ビット側参照電圧信号線10,11,12は、高電位側基準電源端子Trtから5個目の抵抗R5と6個目の抵抗R6との間、高電位側基準電源端子Trtから6個目の抵抗R6と7個目の抵抗R7との間及び高電位側基準電源端子Trtから7個目の抵抗R7と8個目の抵抗R8との間に連動連結した3個のスイッチ群からなるスイッチSW2を介して接続されるとともに、高電位側基準電源端子Trtから9個目の抵抗R9と10個目の抵抗R10との間、及び高電位側基準電源端子Trtから10個目の抵抗R10と11個目の抵抗R11との間、高電位側基準電源端子Trtから11個目の抵抗R11と12個目の抵抗R12との間に連動連結した3個のスイッチ群からなるスイッチSW3を介して接続され、さらには、高電位側基準電源端子Trtから13個目の抵抗R13と14個目の抵抗R14との間、高電位側基準電源端子Trtから14個目の抵抗R14と15個目の抵抗R15との間、及び高電位側基準電源端子Trtから15個目の抵抗R15と16個目の抵抗R16との間に連動連結した3個のスイッチ群からなるスイッチSW4を介して接続されている。
【0032】
そして、参照電圧生成手段3は、アナログ信号を上位ビット側のディジタル信号に変換する場合には、全てのスイッチSW1〜SW4(参照電圧切換手段13)を切断状態として、上位ビット側参照電圧信号線7,8,9から参照電圧を出力する一方、アナログ信号を下位ビット側のディジタル信号に変換する場合には、上位ビット側の変換結果に基づいていずれか一対のスイッチSW1〜SW4(参照電圧切換手段13)だけを接続状態として、参照電圧切換手段13を介して下位ビット側参照電圧信号線10,11,12から参照電圧を出力するようにしている。
【0033】
[比較手段]
比較手段4は、アナログ信号の電圧と上位ビット側の参照電圧とを比較する上位ビット側比較手段14とアナログ信号の電圧と下位ビット側の参照電圧とを比較する下位ビット側比較手段15とから構成している。
【0034】
上位ビット側比較手段14は、ホールド信号線6に並列接続した3個の比較器16,17,18からなり、各比較器16,17,18には上位ビット側参照電圧信号線7,8,9がそれぞれ接続されている。かかる各比較器16,17,18は、アナログ信号の電圧と参照電圧との差を増幅する増幅回路19と、同増幅回路19の出力を比較・保持する比較保持回路20とから構成している。
【0035】
各増幅回路19は、図2に示すように、アナログ信号入力端子Ta1と参照電圧入力端子Tr1とに連動連結した2個のスイッチSW51,SW52からなるモード切換スイッチSW5を介してサンプリングコンデンサC1を直列接続し、同サンプリングコンデンサC1に増幅手段21を直列接続し、同増幅手段21には、入出力間を短絡する短絡スイッチSW6を並列接続している。
【0036】
ここで、アナログ信号入力端子Ta1は、サンプルホールド手段2から出力されるアナログ信号を入力する端子であり、参照電圧入力端子Tr1は、参照電圧生成手段3から出力される上位ビット側の参照電圧を入力する端子である。また。サンプリングコンデンサC1は、アナログ信号入力端子Ta1又は参照電圧入力端子Tr1に入力された入力電圧を保持するためのコンデンサである。
【0037】
さらに、モード切換スイッチSW5は、図2(a)に示すように、スイッチSW51をON状態とする一方、スイッチSW52をOFF状態として、アナログ信号入力端子Ta1に入力されたアナログ信号の電圧だけを有効(アナログ信号でサンプリングコンデンサC1をチャージする状態)にして上位ビット側比較手段14(比較器16,17,18)でアナログ信号の電圧と参照電圧との比較を行わないリセットモードと、図2(b)に示すように、スイッチSW51をOFF状態とする一方、スイッチSW52をON状態として、参照電圧入力端子Tr1に入力された上位ビット側の参照電圧を有効(上位ビット側の参照電圧でサンプリングコンデンサC1をチャージする状態)にしてリセットモード時に印加されたアナログ信号の電圧と上位ビット側の参照電圧とを比較する比較モードとに切換えるようにしている。
【0038】
そして、各比較器16,17,18は、リセットモード時においては、図2(a)に示すように、スイッチSW51をON状態、スイッチSW52をOFF状態、短絡スイッチSW6をON状態とすることによって、所定の電圧Vt(増幅手段21の入出力を短絡させた時のバランス点における電圧)を出力し、一方、図2(b)に示すように、スイッチSW51をOFF状態、スイッチSW52をON状態、短絡スイッチSW6をOFF状態とすることによって、アナログ信号の電圧Vinと参照電圧Vrとの差を増幅手段21で増幅した電圧と所定の電圧Vtとを加算した電圧(Vt+A・(Vin−Vr):ここで、Aは増幅手段21のゲイン)を出力し、かかる出力によってアナログ信号の電圧Vinと参照電圧Vrとの高低を判別できるようにしている。
【0039】
下位ビット側比較手段15は、図1に示すように、ホールド信号線6に並列接続した3個の比較器22,23,24からなり、各比較器22,23,24には下位ビット側参照電圧信号線10,11,12がそれぞれ接続されている。かかる各比較器22,23,24は、アナログ信号の電圧と参照電圧との差を増幅する増幅回路25と、同増幅回路25の出力を比較・保持する比較保持回路26とから構成している。
【0040】
各増幅回路25は、図3に示すように、アナログ信号入力端子Ta2にモード切換スイッチSW7を介してサンプリングコンデンサC2を直列接続し、同サンプリングコンデンサC2に増幅手段27を直列接続し、同増幅手段27には、入出力間を短絡する短絡スイッチSW8を並列接続している。
【0041】
しかも、各増幅回路25は、参照電圧入力端子Tr2とサンプリングコンデンサC2との間に断続スイッチSW9を介設している。
【0042】
そして、参照電圧入力端子Tr2には、参照電圧切換手段13であるスイッチSW1〜SW4の出力部がそれぞれ接続されている。
【0043】
したがって、断続スイッチSW9は、モード切換スイッチSW7の出力部と参照電圧切換手段13(スイッチSW1〜SW4)の出力部との間に介在しており、両出力部間を断続する断続手段として機能している。
【0044】
また、各増幅回路25の参照電圧入力端子Tr2には、図1及び図2に示すように、アナログ信号の電圧を断続可能に印加するための電圧印加手段28を接続している。かかる電圧印加手段28は、サンプルホールド手段2に接続されたホールド信号線6の中途部から分岐した分岐信号線29と電圧印加用増幅手段30と電圧印加スイッチSW10とから構成している。
【0045】
ここで、アナログ入力端子Ta2は、サンプルホールド手段2から出力されるアナログ信号を入力する端子であり、参照電圧入力端子Tr2は、参照電圧生成手段3から参照電圧切換手段13を介して出力される下位ビット側の参照電圧を入力する端子である。また。サンプリングコンデンサC2は、アナログ信号入力端子Ta2又は参照電圧入力端子Tr2に入力された入力電圧を保持するためのコンデンサである。
【0046】
さらに、モード切換スイッチSW7は、図3(a)に示すように、ON状態においては、アナログ信号入力端子Ta2に入力されたアナログ信号の電圧だけを有効(アナログ信号でサンプリングコンデンサC2をチャージする状態)にして下位ビット側比較手段15(比較器22,23,24)でアナログ信号の電圧と参照電圧との比較を行わないリセットモードとし、図3(b)に示すように、OFF状態においては、参照電圧入力端子Tr2に入力された下位ビット側の参照電圧を有効(下位ビット側の参照電圧でサンプリングコンデンサC2をチャージする状態)にしてリセットモード時に印加されたアナログ信号の電圧と上位ビット側の参照電圧とを比較する比較モードとするようにしている。
【0047】
そして、各比較器22,23,24は、リセットモード時においては、図3(a)に示すように、モード切換スイッチSW7をON状態とし、断続スイッチSW9をOFF状態とし、短絡スイッチSW8をON状態とすることによって、所定の電圧Vt(増幅手段27の入出力を短絡させた時のバランス点における電圧)を出力し、一方、図3(b)に示すように、モード切換スイッチSW7をOFF状態とし、断続スイッチSW9をON状態とし、短絡スイッチSW8をOFF状態とすることによって、アナログ信号の電圧Vinと参照電圧Vrとの差を増幅手段27で増幅した電圧と所定の電圧Vtとを加算した電圧(Vt+A・(Vin−Vr):ここで、Aは増幅手段27のゲイン)を出力し、かかる出力によってアナログ信号の電圧Vinと参照電圧Vrとの高低を判別できるようにしている。
【0048】
しかも、各比較器22,23,24のリセットモード時には、電圧印加スイッチSW10をON状態として、電圧印加手段28によって参照電圧入力端子Tr2の出力部にアナログ信号の電圧を印加し、一方、比較モード時には、電圧印加スイッチSW10をOFF状態として、参照電圧入力端子Tr2の出力部にアナログ信号の電圧を印加しないようにしている。
【0049】
[論理処理手段]
論理処理手段5は、図1に示すように、上位ビット側比較手段14に接続されて、同上位ビット側比較手段14(比較器16,17,18)の出力を論理処理することによってアナログ信号に対応する上位ビット側のディジタル信号を出力する上位ビット側論理処理手段31と、下位ビット側比較手段15に接続されて、同下位ビット側比較手段15(比較器22,23,24)の出力を論理処理することによってアナログ信号に対応する下位ビット側のディジタル信号を出力する下位ビット側論理処理手段32とから構成している。
【0050】
サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1は、上記したように構成しており、次のようにしてアナログ信号をディジタル信号に変換する(図4参照)。
【0051】
サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1は、クロック信号CLKに同期して動作するようにしている。
【0052】
そして、サンプルホールド手段2は、クロック信号CLKの立上がりに同期して所定期間(T)だけアナログ信号をトラック(サンプル)し、その後、次にクロック信号CLKが立上がるまでの所定期間(H)だけアナログ信号をホールドする。
【0053】
上位ビット側比較手段14の増幅回路19は、クロック信号CLKの立上がりから所定時間(t1)後にリセットモードから比較モードに切換わり、サンプルホールド手段2でホールドしたアナログ信号の電圧と参照電圧との電圧差を増幅し、クロック信号CLKの立下がりに同期して比較モードからリセットモードに再び切換わる。
【0054】
また、上位ビット側比較手段14の比較保持回路20は、クロック信号CLKの立上がりに同期してリセットされ、クロック信号CLKの立下がりに同期して増幅回路19の出力を保持する。
【0055】
そして、上位ビット側の比較保持回路20で保持された出力を上位ビット側論理処理手段31で論理処理し、上位ビット側のディジタル信号を生成するとともに、それに応じて参照電圧切換手段13によって下位ビット側参照電圧に切換えて、参照電圧生成手段3から下位ビット側参照電圧を出力する。
【0056】
一方、下位ビット側比較手段15の増幅回路25は、クロック信号CLKの立上がりから所定時間(t2)後にリセットモードから比較モードに切換わり、サンプルホールド手段2でホールドしたアナログ信号の電圧と参照電圧との電圧差を増幅し、クロック信号CLKの立上がりに同期して比較モードからリセットモードに再び切換わる。
【0057】
また、下位ビット側比較手段15の比較保持回路26は、クロック信号CLKの立下がりに同期してリセットされ、クロック信号CLKの立上がりに同期して増幅回路25の出力を保持する。
【0058】
そして、下位ビット側の比較保持回路26で保持された出力を下位ビット側論理処理手段32で論理処理し、下位ビット側のディジタル信号を生成し、クロック信号CLKの1クロック後にアナログ信号に対応するディジタル信号を論理処理手段5から出力する。
【0059】
本サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1は、以上のようにしてアナログ信号をディジタル信号に変換するものであり、しかも、本サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1にあっては、モード切換スイッチSW7の出力部と参照電圧切換手段13の出力部との間に両出力部間を断続するための断続手段を設けているために、下位ビット側比較手段15をリセットモードとして、上位ビット側比較手段14でアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較するときに、モード切換スイッチSW7の出力部と参照電圧切換手段13の出力部とを切断した状態にすることができる。
【0060】
そのため、参照電圧切換手段13の出力部に生じている寄生容量C’(図1及び図3参照)をモード切換スイッチSW7の出力部から分離することができ、その分だけサンプルホールド手段2の負荷を軽減することができ、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1の高速化や低消費電力化を図ることができる。
【0061】
また、本サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1にあっては、参照電圧切換手段13の出力部にアナログ信号の電圧を印加するための電圧印加手段28を断続可能に接続しているため、下位ビット側比較手段15を比較モードとして、下位ビット側比較手段15でアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較するときに、予め参照電圧切換手段13の出力部に生じている寄生容量C’をアナログ信号の電圧でチャージしておくことができる。
【0062】
そのため、下位ビット側比較手段15でアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較する場合には、下位ビット側比較手段15のサンプリングコンデンサC2の入力部の電圧がアナログ信号の電圧から参照電圧に変化することになり、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1では下位ビット側においてはアナログ信号の電圧と参照電圧とが比較的近似した電圧値となっていることから、電圧変化に要する時間が短く、これにより、下位ビット側での処理速度の低減を防止することができる。
【0063】
上記サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1において、電圧印加手段28は、分岐信号線29と電圧印加用増幅手段30と電圧印加スイッチSW10とで構成していた。かかる電圧印加手段28は、上位ビット側比較手段14で処理している間に参照電圧切換手段13の出力部に生じている寄生容量C’をアナログ信号の電圧でチャージできればよく、したがって、電圧印加用増幅手段30は、比較的低速で動作する簡単な回路構成のものでよい。
【0064】
また、電圧印加手段28は、図5に示すように、電圧印加用増幅手段30に替えて、抵抗R17とコンデンサC3とからなる時定数を有する回路を用いてもよい。
【0065】
さらに、電圧印加手段28は、図6に示すように、サンプルホールド手段2とは別個のサンプルホールド手段33を並列に設け、同サンプルホールド手段33と電圧印加スイッチSW10とで構成してもよい。この場合、サンプルホールド手段33は、サンプルホールド手段2ほど高精度のものを用いなくてもよい。
【0066】
また、上記したサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1では、図1に示すように、比較手段4を1個の上位ビット側比較手段14と1個の下位ビット側比較手段15とから構成しているが、比較手段4としては、図7に示すように、サンプルホールド手段2のホールド信号線6に複数個の上位ビット側比較手段14と複数個の下位ビット側比較手段15をスイッチを介してそれぞれ並列に接続し、それら複数個の上位ビット側比較手段14や複数個の下位ビット側比較手段15を順に動作させていくことで、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1の高速化を図ることができる。例えば、2個の100MS/s(Sampling/second:サンプリング周波数)で動作する比較手段を交互に動作させることで200MS/sで動作するサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1となる。
【0067】
また、上記したサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器1では、2ビットずつ2回に分けて変換を行う4ビットのサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器を一例にとり説明しているが、これに限られず、複数段階に分けて変換を行う構成としたものでもよく、また、シングル入力型のものに限られず、差動入力型のものでもよい。また、具体的な回路についても、正電源のみのものに限られず、正負電源を用いたり、負電源だけを用いたものでもよく、また、回路を構成する具体的な素子についても適宜選択したものでよい。
【0068】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0069】
すなわち、請求項1に係る本発明では、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部との間に両出力部間を断続するための断続手段を設けているために、下位ビット側比較手段をリセットモードとして、上位ビット側比較手段でアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較するときに、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを切断した状態にすることができる。これにより、参照電圧切換手段の出力部に生じている寄生容量をモード切換スイッチの出力部から分離することができ、その分だけサンプルホールド手段の負荷を軽減することができ、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器の高速化や低消費電力化を図ることができる。
【0070】
また、請求項2に係る本発明では、参照電圧切換手段の出力部にアナログ信号の電圧を印加するための電圧印加手段を断続可能に接続しているため、下位ビット側比較手段を比較モードとして、下位ビット側比較手段でアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較するときに、予め参照電圧切換手段の出力部に生じている寄生容量をアナログ信号の電圧でチャージしておくことができる。これにより、下位ビット側比較手段でアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較する場合には、下位ビット側比較手段のサンプリングコンデンサの入力部の電圧がアナログ信号の電圧から参照電圧に変化することになり、サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器では下位ビット側においてはアナログ信号の電圧と参照電圧とが比較的近似した電圧値となっていることから、電圧変化に要する時間が短く、これにより、下位ビット側での処理速度の低減を防止することができる。
【0071】
また、請求項3に係る本発明では、リセットモード時には、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを切断状態とするとともに、参照電圧切換手段の出力部にアナログ信号の電圧を印加し、一方、比較モード時には、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを接続状態とするとともに、参照電圧切換手段の出力部に参照電圧を印加してアナログ信号をディジタル信号に変換しているため、下位ビット側での処理速度を低減させることなく、上位ビット側での処理時にサンプルホールド手段の負荷を軽減することができ、これによって、アナログ/ディジタル変換の高速化や低消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器を示す説明図。
【図2】増幅回路(リセットモード時)を示す説明。
【図3】増幅回路(比較モード時)を示す説明図。
【図4】アナログ/ディジタル変換器の動作を示すタイミングチャート。
【図5】他のサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器を示す説明図。
【図6】他のサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器を示す説明図。
【図7】他の比較手段を示す説明図。
【図8】従来のサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器を示す説明図。
【図9】比較手段を示す説明図。
【符号の説明】
1 サブレンジング型アナログ/ディジタル変換器
2 サンプルホールド手段
3 参照電圧生成手段
4 比較手段
5 論理処理手段
6 ホールド信号線
7,8,9 上位ビット側参照電圧信号線
10,11,12 下位ビット側参照電圧信号線
13 参照電圧切換手段
14 上位ビット側比較手段
15 下位ビット側比較手段
16,17,18,22,23,24 比較器
19,25 増幅回路
20,26 比較保持回路
21,27 増幅手段
28 電圧印加手段
SW7 モード切換スイッチ
SW9 断続スイッチ
SW10 電圧印加スイッチ
C1,C2 サンプリングコンデンサ
Claims (3)
- アナログ信号の電圧と参照電圧とを複数の比較手段で複数段階に分けて比較してアナログ信号をディジタル信号の上位ビット側から順に変換すべく構成してなるサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器において、
アナログ信号の電圧と参照電圧との比較を行わないリセットモードとアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較する比較モードとに切換えるためのモード切換スイッチの出力部と、変換するディジタル信号に応じた参照電圧に切換えるための参照電圧切換手段の出力部との間に両出力部間を断続するための断続手段を設けたことを特徴とするサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器。 - 前記参照電圧切換手段の出力部にアナログ信号の電圧を印加するための電圧印加手段を断続可能に接続したことを特徴とする請求項1記載のサブレンジング型アナログ/ディジタル変換器。
- アナログ信号の電圧と参照電圧との比較を行わないリセットモードとアナログ信号の電圧と参照電圧とを比較する比較モードとにモード切換スイッチによって切換えるとともに、参照電圧を参照電圧切換手段によって変換するディジタル信号に応じて切換え、アナログ信号の電圧と参照電圧とを複数の比較手段で複数段階に分けて比較してアナログ信号をディジタル信号の上位ビット側から順に変換するアナログ/ディジタル変換方法において、
リセットモード時には、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを切断状態とするとともに、参照電圧切換手段の出力部にアナログ信号の電圧を印加し、一方、比較モード時には、モード切換スイッチの出力部と参照電圧切換手段の出力部とを接続状態とするとともに、参照電圧切換手段の出力部に参照電圧を印加してアナログ信号をディジタル信号に変換することを特徴とするアナログ/ディジタル変換方法。
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