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JP2004062532A - 接続検証装置 - Google Patents

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JP2004062532A
JP2004062532A JP2002220061A JP2002220061A JP2004062532A JP 2004062532 A JP2004062532 A JP 2004062532A JP 2002220061 A JP2002220061 A JP 2002220061A JP 2002220061 A JP2002220061 A JP 2002220061A JP 2004062532 A JP2004062532 A JP 2004062532A
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Abstract

【課題】BLK−Y1及びBLK−A4の論理処理を検証しなければ、BLK−Y1とBLK−A4間の接続関係を検証することができず、BLK−Y1及びBLK−A4の論理処理が複雑になると、BLK−Y1とBLK−A4間の接続関係の検証が困難になる課題があった。
【解決手段】BLK−Y11の出力端子Y1〜Ynの信号レベルとBLK−A14の入力端子A1〜Anの信号レベルとを比較して、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、機能設計や論理設計を行う段階において、半導体集積回路を構成する複数の論理ブロック間の接続関係を検証する接続検証装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15は従来の接続検証装置を示す構成図であり、図において、1は例えば半導体集積回路を構成する論理ブロック(以下、BLK−Yという)、2はBLK−Y1の入力端子、3はBLK−Y1の出力端子、4は例えば半導体集積回路を構成する論理ブロック(以下、BLK−Aという)、5はBLK−A4の入力端子、6はBLK−A4の出力端子、7はBLK−Y1の出力端子3とBLK−A4の入力端子5を接続する信号線、8はBLK−Y1とBLK−A4の機能(論理)を検証する(BLK−Y1とBLK−A4間の接続関係の検証を含む)ための検証データをBLK−Y1の入力端子2に与える検証データ発生部、9はBLK−A4の出力端子6から出力された論理データを入力する論理データ入力部、10はBLK−A4の出力端子6から出力される論理データの期待値を発生する期待値発生部、11は検証データ発生部8から発生された検証データと論理データ入力部9により入力された論理データと期待値発生部10から発生された期待値とを参照して、BLK−Y1及びBLK−A4の機能(論理)の他、BLK−Y1とBLK−A4間の接続関係を検証する接続検証部である。
【0003】
次に動作について説明する。
BLK−Y1とBLK−A4間の接続関係を検証する場合、まず、検証データ発生部8が専用の検証データをBLK−Y1の入力端子2に与える。即ち、信号値が“1”又は“0”の検証データを入力端子I1〜Ikに与える。
BLK−Y1は、入力端子2から検証データが与えられると、その検証データにしたがって所定の論理処理を実施し、その論理結果を示す論理データを出力端子3に出力する。
【0004】
これにより、BLK−Y1の出力端子Y1〜YnとBLK−A4の入力端子A1〜An間の接続関係が正常であれば、BLK−Y1から出力された論理データは信号線7を介してBLK−A4の入力端子5に与えられる。
BLK−A4は、入力端子5から論理データが与えられると、その論理データにしたがって所定の論理処理を実施し、その論理結果を示す論理データを出力端子6に出力する。
【0005】
論理データ入力部9は、上記のようにしてBLK−A4の出力端子6から論理データが出力されると、その論理データを入力する。即ち、信号値が“1”又は“0”の論理データを出力端子O1〜Omから入力する。
接続検証部11は、検証データ発生部8から発生された検証データと論理データ入力部9により入力された論理データと期待値発生部10から発生された期待値とを参照して、BLK−Y1とBLK−A4間の接続関係をブロックの機能(論理)を含めて検証する。
【0006】
即ち、接続検証部11は、検証データが与えられたときのBLK−Y1の論理処理を検証するとともに、BLK−Y1の論理結果が与えられたときのBLK−A4の論理処理を検証し、そのBLK−A4の出力端子6から出力された論理データ(BLK−A4の論理結果)と期待値発生部10から発生された期待値を比較することにより、BLK−Y1とBLK−A4間の接続関係を検証する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の接続検証装置は以上のように構成されているので、BLK−Y1及びBLK−A4の論理処理を検証しなければ、BLK−Y1とBLK−A4間の接続関係を検証することができず、BLK−Y1及びBLK−A4の論理処理が複雑になると、BLK−Y1とBLK−A4間の接続関係の検証が困難になる課題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、論理ブロックの論理処理を検証することなく、複数の論理ブロック間の接続関係を検証することができる接続検証装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る接続検証装置は、第1の入力手段により入力された信号レベルと第2の入力手段により入力された信号レベルを比較して、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証するようにしたものである。
【0010】
この発明に係る接続検証装置は、接続検証用のテスト信号を生成し、そのテスト信号を第1の論理ブロックの出力端子に与える信号生成手段を設けたものである。
【0011】
この発明に係る接続検証装置は、信号生成手段により生成されたテスト信号の信号レベルと入力手段により入力された信号レベルを比較して、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証するようにしたものである。
【0012】
この発明に係る接続検証装置は、接続検証手段により第1及び第2の論理ブロック間の接続不備が認定された場合、第1及び第2の論理ブロックのうちの少なくとも一方の論理ブロックの論理動作を禁止する論理動作禁止手段を設けたものである。
【0013】
この発明に係る接続検証装置は、接続検証手段により第1及び第2の論理ブロック間の接続不備が認定された場合、接続関係に不備がある旨を表示する表示手段を設けたものである。
【0014】
この発明に係る接続検証装置は、第1及び第2の入力手段が同期信号に同期して信号レベルを入力するようにしたものである。
【0015】
この発明に係る接続検証装置は、信号生成手段が同期信号に同期してテスト信号を第1の論理ブロックの出力端子に与え、入力手段がその同期信号に同期して信号レベルを入力するようにしたものである。
【0016】
この発明に係る接続検証装置は、第1の論理ブロックの出力端子に対応する第2の論理ブロックの入力端子を定義する定義手段を設け、接続検証手段が定義手段の定義内容を参照して、第1の入力手段により入力された信号レベルと第2の入力手段により入力された信号レベルを比較するようにしたものである。
【0017】
この発明に係る接続検証装置は、第1の論理ブロックの出力端子に対応する第2の論理ブロックの入力端子を定義する定義手段を設け、接続検証手段が定義手段の定義内容を参照して、信号生成手段により生成されたテスト信号の信号レベルと入力手段により入力された信号レベルを比較するようにしたものである。
【0018】
この発明に係る接続検証装置は、接続検証手段が第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証したのち、第1及び第2の論理ブロックの機能検証又は論理検証を実施するようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による接続検証装置を示す構成図であり、図において、11は例えば半導体集積回路を構成するBLK−Y(第1の論理ブロック)、12はBLK−Y11の入力端子、13はBLK−Y11の出力端子、14は例えば半導体集積回路を構成するBLK−A(第2の論理ブロック)、15はBLK−A14の入力端子、16はBLK−A14の出力端子、17はBLK−Y11の出力端子13とBLK−A14の入力端子15を接続する信号線である。
【0020】
18はBLK−Y11の出力端子13における信号レベルを入力する入力部(第1の入力手段)、19はBLK−A14の入力端子15における信号レベルを入力する入力部(第2の入力手段)、20は入力部18により入力された信号レベルと入力部19により入力された信号レベルを比較して、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証する接続検証部(接続検証手段)である。
【0021】
次に動作について説明する。
BLK−Y11の入力端子12である入力端子I1〜Ikに、外部から信号値が“1”又は“0”のデータが与えられると、BLK−Y11はそのデータにしたがって所定の論理処理を実施し、その論理結果を示す論理データを出力端子13に出力する。
これにより、BLK−Y11の出力端子Y1〜YnとBLK−A14の入力端子A1〜An間の接続関係が正常であれば、BLK−Y11から出力された論理データは信号線17を介してBLK−A14の入力端子15に与えられる。
【0022】
入力部18は、BLK−Y11の出力端子13における信号レベルを入力し、入力部19は、BLK−A14の入力端子15における信号レベルを入力する。接続検証部20は、入力部18により入力された信号レベルと入力部19により入力された信号レベルを比較して、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証する。
即ち、出力端子Y1〜Ynと入力端子A1〜Anの信号レベルをそれぞれ比較し、全ての端子間の信号レベルが一致している場合には、正常に接続されている旨を示す検証結果を出力し、1つでも端子間の信号レベルが一致しない箇所がある場合には、正常に接続されていない旨を示す検証結果を出力する。ここでは、個々の端子間の接続関係の検証結果ではなく、BLK−Y11とBLK−A14間の全体の接続関係の検証結果を出力しているが、個々の端子間の接続関係の検証結果を個別に出力するようにしてもよい。
【0023】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、出力端子Y1〜Ynの信号レベルと入力端子A1〜Anの信号レベルを比較して、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証するように構成したので、BLK−Y11及びBLK−A14の論理処理を検証することなく、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証することができる効果を奏する。
なお、BLK−Y11の入力端子I1〜Ikに与えられる信号値が変化すれば、出力端子Y1〜Yn及び入力端子A1〜Anの信号レベルも変化するので、信号の縮退故障も検出することができる。
【0024】
この実施の形態1では、入力部18,19及び接続検証部20をBLK−Y11及びBLK−A14の外部に設けているものについて示したが、これに限るものではなく、入力部18,19及び接続検証部20をBLK−Y11又はBLK−A14の内部に設けるようにしてもよい。
【0025】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による接続検証装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
21は接続検証用のテスト信号を生成し、そのテスト信号をBLK−Y11の出力端子13に与える信号生成部(信号生成手段)である。
【0026】
上記実施の形態1では、BLK−Y11の入力端子I1〜Ikに外部からデータが与えられたとき、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証するものについて示したが、信号生成部21が接続検証用のテスト信号を生成し、そのテスト信号をBLK−Y11の出力端子13に与えるようにしてもよい。
例えば、信号生成部21が、信号値が“1”→“0”→“1”と変化する接続検証用のテスト信号をBLK−Y11の出力端子Y1に与えたとき、BLK−A14の入力端子A1の信号レベルが“1”→“0”→“1”のように変化すれば、接続検証部20は、BLK−Y11の出力端子Y1とBLK−A14の入力端子A1が正常に接続されていると認定する。
【0027】
この実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様に、BLK−Y11及びBLK−A14の論理処理を検証することなく、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証することができるとともに、BLK−Y11の入力端子I1〜Ikに外部からデータが与えられないときでも、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証することができる効果を奏する。
【0028】
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による接続検証装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
22は信号生成部21により生成されたテスト信号の信号レベルと入力部19により入力された信号レベルを比較して、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証する接続検証部(接続検証手段)である。
【0029】
上記実施の形態2では、信号生成部21が接続検証用のテスト信号を生成して、そのテスト信号をBLK−Y11の出力端子13に与えたのち、接続検証部20が入力部18により入力された信号レベルと入力部19により入力された信号レベルを比較して、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証するものについて示したが、信号生成部21がテスト信号をBLK−Y11の出力端子13に与えると同時に、そのテスト信号を接続検証部22に与えることにより、接続検証部22が信号生成部21により生成されたテスト信号の信号レベルと入力部19により入力された信号レベルを比較して、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証するようにしてもよい。
これにより、上記実施の形態2と同様の効果を奏することができるとともに、接続検証装置の回路構成を簡略化することができる効果を奏する。
【0030】
ここで、図4は信号生成部21及び接続検証部22の処理内容を示す説明図であり、図4の例では、BLK−Y11とBLK−A14を接続する信号線17の本数が3本あるものとして、信号生成部21が出力端子Y1〜Y3に与えるテスト信号の信号レベルを8回順次変化させるようにしている(変数TPを0から8まで変化させることにより、テスト信号の信号レベルYNを変化させる)。例えば、TP=1のときは、Y1=“0”,Y2=“0”,Y3=“1”とし、TP=2のときは、Y1=“0”,Y2=“1”,Y3=“0”としている。
【0031】
一方、接続検証部22では、変数TPを0から8まで変化させることにより、そのテスト信号と一致する期待値ANを取得し、その期待値ANと入力部19により入力された信号レベルAを比較して、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証する。接続検証部22は、期待値ANと信号レベルAが一致しない場合、変数connect_errorを“1”にして、正常に接続されていない旨を示す検証結果を出力する。
なお、信号生成部21は、出力端子Y1〜Y3に与えるテスト信号の信号レベルを8回順次変化させたのち(接続検証の完了後)、“release Y”として、信号生成部21と出力端子Y1〜Y3間を強制的に切り離すので、接続関係の検証以外の論理シミュレーションに影響を与えることはない。
【0032】
実施の形態4.
図5及び図6はこの発明の実施の形態4による接続検証装置を示す構成図であり、図において、図1及び図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
23は接続検証部20,22によりBLK−Y11とBLK−A14間の接続不備が認定された場合、BLK−Y11とBLK−A14のうちの少なくとも一方の論理ブロックの論理動作を禁止する論理動作禁止部(論理動作禁止手段)である。
【0033】
上記実施の形態1〜3では、接続検証部20,22がBLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証するものについて示したが、接続検証部20,22がBLK−Y11とBLK−A14間の接続関係の不備を認定すると、論理動作禁止部23がBLK−Y11又はBLK−A14のうちの少なくとも一方の論理動作を禁止するようにしてもよい。
例えば、論理動作禁止部23は、BLK−Y11の出力端子Y1〜Y3を不定値に設定、あるいは、BLK−Y11の内部クロックを停止することにより、BLK−Y11の以後の論理動作を禁止する。
また、論理動作禁止部23がBLK−A14の入力端子A1〜Anを不定値に設定、あるいは、BLK−A14の内部クロックを停止することにより、BLK−A14の以後の論理動作を禁止する。
【0034】
この実施の形態4によれば、BLK−Y11とBLK−A14間の接続に不備がある場合、BLK−Y11やBLK−A14の論理動作を禁止するので、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係の不具合箇所を早期に検出することができる効果を奏する。
【0035】
実施の形態5.
図7及び図8はこの発明の実施の形態5による接続検証装置を示す構成図であり、図において、図5及び図6と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
24は接続検証部20,22によりBLK−Y11とBLK−A14間の接続不備が認定された場合、接続関係に不備がある旨を表示する表示部(表示手段)である。
【0036】
上記実施の形態1〜3では、接続検証部20,22がBLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証するものについて示したが、接続検証部20,22がBLK−Y11とBLK−A14間の接続関係の不備を認定すると、表示部24が接続関係に不備がある旨を表示するようにしてもよい。
これにより、ユーザが接続関係に不備がある旨を直ちに認識することができる効果を奏する。
ここでは、個々の端子間の接続関係の不備ではなく、BLK−Y11とBLK−A14間の全体の接続関係の不備を表示するものを想定しているが、個々の端子間の接続関係の不備を個別に表示するようにしてもよい。この場合、どの端子間の接続関係に不備があるかを直ちに認識することができる。
【0037】
実施の形態6.
上記実施の形態1では、入力部18,19における信号レベルの入力タイミングについては特に言及していないが、図9に示すように、BLK−Y11及びBLK−A14が外部から同期信号Tを受けたとき、入力部18,19がその同期信号Tに同期して信号レベルを入力するようにしてもよい。
これにより、接続関係の検証タイミングを外部から指定することができる効果を奏する。
【0038】
実施の形態7.
上記実施の形態3では、信号生成部21におけるテスト信号の供給タイミングと入力部19における信号レベルの入力タイミングについては特に言及していないが、図10に示すように、BLK−Y11及びBLK−A14が外部から同期信号KT(同期信号KTは、実際の論理ブロックには存在せず、論理検証用の機能ブロックにのみ存在する仮想の同期信号でもよい)を受けたとき、信号生成部21がその同期信号KTに同期してテスト信号をBLK−Y11の出力端子13に与え、入力部19がその同期信号KTに同期して信号レベルを入力するようにしてもよい。
これにより、接続関係の検証タイミングを外部から指定することができる効果を奏する。
【0039】
実施の形態8.
図11はこの発明の実施の形態8による接続検証装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
25はBLK−Y11の出力端子Y1〜Ynに対応するBLK−A14の入力端子A1〜Anを定義する接続関係定義部(定義手段)である。
【0040】
上記実施の形態1では、BLK−Y11の出力端子Y1〜Ynに対応するBLK−A14の入力端子A1〜Anが固定的であるものについて示したが(例えば、Y1←→A1,Y2←→A2,・・・,Yn←→An)、ユーザが接続関係定義部25を用いて、BLK−Y11の出力端子Y1〜Ynに対応するBLK−A14の入力端子A1〜Anを定義するようにしてもよい。
接続検証部20は、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証する際、接続関係定義部25による定義内容を参照して、BLK−Y11の出力端子Y1〜Ynに対応するBLK−A14の入力端子A1〜Anを把握し、対応関係のある端子の信号レベル同士を比較するようにする。
この実施の形態8によれば、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を変更する設計変更が行われても、接続関係定義部25の定義内容を変更するだけで対処することができる効果を奏する。
【0041】
実施の形態9.
上記実施の形態3では、BLK−Y11の出力端子Y1〜Ynに対応するBLK−A14の入力端子A1〜Anが固定的であるものについて示したが(例えば、Y1←→A1,Y2←→A2,・・・,Yn←→An)、図12に示すように、ユーザが接続関係定義部25を用いて、BLK−Y11の出力端子Y1〜Ynに対応するBLK−A14の入力端子A1〜Anを定義するようにしてもよい。
接続検証部22は、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証する際、接続関係定義部25による定義内容を参照して、BLK−Y11の出力端子Y1〜Ynに対応するBLK−A14の入力端子A1〜Anを把握し、対応関係のある端子の信号レベル同士を比較するようにする。
この実施の形態9によれば、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を変更する設計変更が行われても、接続関係定義部25の定義内容を変更するだけで対処することができる効果を奏する。
【0042】
実施の形態10.
上記実施の形態1〜9では、特に言及していないが、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係の検証の他、BLK−Y11及びBLK−A14の機能検証や論理検証(半導体集積回路全体の機能検証や論理検証を含む)を実施する場合がある。
しかし、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係が検証される前に、BLK−Y11及びBLK−A14の機能検証や論理検証を実施した場合、不具合を検出しても、その不具合が機能又は論理の不備が原因であるのか、接続関係の不備が原因であるのかを特定することが難しく、多くの検証時間を要する。
【0043】
そこで、この実施の形態10では、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係の検証の他、BLK−Y11及びBLK−A14の機能検証や論理検証を実施する場合、図13及び図14に示すように、BLK−Y11とBLK−A14間の接続関係を検証してから(ステップST1)、BLK−Y11及びBLK−A14の機能検証や論理検証を実施するようにする(ステップST2,ST3,ST4,ST5)。
この実施の形態10によれば、機能検証や論理検証の実施時に不具合を検出したとき、直ちに機能又は論理の不備が原因であることを特定することができるため、検証時間の短縮化を実現することができる効果を奏する。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、第1の入力手段により入力された信号レベルと第2の入力手段により入力された信号レベルを比較して、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証するように構成したので、第1及び第2の論理ブロックの論理処理を検証することなく、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証することができる効果がある。
【0045】
この発明によれば、接続検証用のテスト信号を生成し、そのテスト信号を第1の論理ブロックの出力端子に与える信号生成手段を設けるように構成したので、第1の論理ブロックの入力端子に外部からデータが与えられないときでも、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証することができる効果がある。
【0046】
この発明によれば、信号生成手段により生成されたテスト信号の信号レベルと入力手段により入力された信号レベルを比較して、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証するように構成したので、第1及び第2の論理ブロックの論理処理を検証することなく、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証することができる効果がある。
【0047】
この発明によれば、接続検証手段により第1及び第2の論理ブロック間の接続不備が認定された場合、第1及び第2の論理ブロックのうちの少なくとも一方の論理ブロックの論理動作を禁止する論理動作禁止手段を設けるように構成したので、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係の不具合箇所を早期に検出することができる効果がある。
【0048】
この発明によれば、接続検証手段により第1及び第2の論理ブロック間の接続不備が認定された場合、接続関係に不備がある旨を表示する表示手段を設けるように構成したので、ユーザが接続関係に不備がある旨を直ちに認識することができる効果がある。
【0049】
この発明によれば、第1及び第2の入力手段が同期信号に同期して信号レベルを入力するように構成したので、接続関係の検証タイミングを外部から指定することができる効果がある。
【0050】
この発明によれば、信号生成手段が同期信号に同期してテスト信号を第1の論理ブロックの出力端子に与え、入力手段がその同期信号に同期して信号レベルを入力するように構成したので、接続関係の検証タイミングを外部から指定することができる効果がある。
【0051】
この発明によれば、第1の論理ブロックの出力端子に対応する第2の論理ブロックの入力端子を定義する定義手段を設け、接続検証手段が定義手段の定義内容を参照して、第1の入力手段により入力された信号レベルと第2の入力手段により入力された信号レベルを比較するように構成したので、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を変更する設計変更が行われても、定義手段の定義内容を変更するだけで対処することができる効果がある。
【0052】
この発明によれば、第1の論理ブロックの出力端子に対応する第2の論理ブロックの入力端子を定義する定義手段を設け、接続検証手段が定義手段の定義内容を参照して、信号生成手段により生成されたテスト信号の信号レベルと入力手段により入力された信号レベルを比較するように構成したので、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を変更する設計変更が行われても、定義手段の定義内容を変更するだけで対処することができる効果がある。
【0053】
この発明によれば、接続検証手段が第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証したのち、第1及び第2の論理ブロックの機能検証又は論理検証を実施するように構成したので、検証時間の短縮化を実現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による接続検証装置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態2による接続検証装置を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態3による接続検証装置を示す構成図である。
【図4】信号生成部及び接続検証部の処理内容を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態4による接続検証装置を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態4による接続検証装置を示す構成図である。
【図7】この発明の実施の形態5による接続検証装置を示す構成図である。
【図8】この発明の実施の形態5による接続検証装置を示す構成図である。
【図9】この発明の実施の形態6による接続検証装置を示す構成図である。
【図10】この発明の実施の形態7による接続検証装置を示す構成図である。
【図11】この発明の実施の形態8による接続検証装置を示す構成図である。
【図12】この発明の実施の形態9による接続検証装置を示す構成図である。
【図13】この発明の実施の形態10による接続検証装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態10による接続検証装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】従来の接続検証装置を示す構成図である。
【符号の説明】
11 BLK−Y(第1の論理ブロック)、12 入力端子、13 出力端子、14 BLK−A(第2の論理ブロック)、15 入力端子、16 出力端子、17 信号線、18 入力部(第1の入力手段)、19 入力部(第2の入力手段)、20 接続検証部(接続検証手段)、21 信号生成部(信号生成手段)、22 接続検証部(接続検証手段)、23 論理動作禁止部(論理動作禁止手段)、24 表示部(表示手段)、25 接続関係定義部(定義手段)。

Claims (10)

  1. 第1の論理ブロックの出力端子における信号レベルを入力する第1の入力手段と、上記第1の論理ブロックの出力端子と接続されている第2の論理ブロックの入力端子における信号レベルを入力する第2の入力手段と、上記第1の入力手段により入力された信号レベルと上記第2の入力手段により入力された信号レベルを比較して、上記第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証する接続検証手段とを備えた接続検証装置。
  2. 接続検証用のテスト信号を生成し、そのテスト信号を第1の論理ブロックの出力端子に与える信号生成手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の接続検証装置。
  3. 接続検証用のテスト信号を生成し、そのテスト信号を第1の論理ブロックの出力端子に与える信号生成手段と、上記第1の論理ブロックの出力端子と接続されている第2の論理ブロックの入力端子における信号レベルを入力する入力手段と、上記信号生成手段により生成されたテスト信号の信号レベルと上記入力手段により入力された信号レベルを比較して、上記第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証する接続検証手段とを備えた接続検証装置。
  4. 接続検証手段により第1及び第2の論理ブロック間の接続不備が認定された場合、上記第1及び第2の論理ブロックのうちの少なくとも一方の論理ブロックの論理動作を禁止する論理動作禁止手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項3記載の接続検証装置。
  5. 接続検証手段により第1及び第2の論理ブロック間の接続不備が認定された場合、接続関係に不備がある旨を表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項3記載の接続検証装置。
  6. 第1及び第2の入力手段は同期信号に同期して信号レベルを入力することを特徴とする請求項1記載の接続検証装置。
  7. 信号生成手段は同期信号に同期してテスト信号を第1の論理ブロックの出力端子に与え、入力手段はその同期信号に同期して信号レベルを入力することを特徴とする請求項3記載の接続検証装置。
  8. 第1の論理ブロックの出力端子に対応する第2の論理ブロックの入力端子を定義する定義手段を設け、接続検証手段は上記定義手段の定義内容を参照して、第1の入力手段により入力された信号レベルと第2の入力手段により入力された信号レベルを比較することを特徴とする請求項1記載の接続検証装置。
  9. 第1の論理ブロックの出力端子に対応する第2の論理ブロックの入力端子を定義する定義手段を設け、接続検証手段は上記定義手段の定義内容を参照して、信号生成手段により生成されたテスト信号の信号レベルと入力手段により入力された信号レベルを比較することを特徴とする請求項3記載の接続検証装置。
  10. 接続検証手段は、第1及び第2の論理ブロック間の接続関係を検証したのち、上記第1及び第2の論理ブロックの機能検証又は論理検証を実施することを特徴とする請求項1または請求項3記載の接続検証装置。
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