JP2004062443A - サービス管理システム、サービス管理方法、サーバ管理装置、通信端末及びサーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サービスを提供する際に、卜ラフィック増加を抑えながら高性能のサーバ装置を検索することを可能にする。
【解決手段】同種のサービスを提供する複数のサーバ装置S1a,S1b,S2a,S2bと、サービス提供の要求に際し、複数のサーバ装置S1a,S1b,S2a,S2bの中から該当するサーバ装置を検索する旨のサーバ検索要求を発行する通信端末C1と、サーバ検索要求に応じて該当するサーバ装置を検索するサーバ管理装置N1〜N4とを備え、各サーバ管理装置N1〜N4は、近傍のサーバ装置の登録を受け付けるとともに、そのサーバ装置の性能を測定し、測定結果を性能情報としてサーバ装置を特定する識別子に関連付けて保持するサーバ装置記憶手段10と、検索要求に応じて、検索要求に該当する各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択するサービス選択手段9とを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】同種のサービスを提供する複数のサーバ装置S1a,S1b,S2a,S2bと、サービス提供の要求に際し、複数のサーバ装置S1a,S1b,S2a,S2bの中から該当するサーバ装置を検索する旨のサーバ検索要求を発行する通信端末C1と、サーバ検索要求に応じて該当するサーバ装置を検索するサーバ管理装置N1〜N4とを備え、各サーバ管理装置N1〜N4は、近傍のサーバ装置の登録を受け付けるとともに、そのサーバ装置の性能を測定し、測定結果を性能情報としてサーバ装置を特定する識別子に関連付けて保持するサーバ装置記憶手段10と、検索要求に応じて、検索要求に該当する各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択するサービス選択手段9とを有する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機やデスクトップコンピュータ、PDAなどの通信端末によりコンピュータネットワーク上に配置されるサーバ装置からサービスを受ける際にサーバ装置を検索するためのサービス管理システム、サービス管理方法、サーバ管理装置、通信端末及びサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年にあっては、携帯電話機やパーソナルコンピュータ等の通信端末から、ネットワーク上のサーバ装置にアクセスし、サーバ上で実行されるプログラムと、通信端末上で実行されるプログラムとを連携させて、各種のサービスを提供するシステムが構築されている。
【0003】
このようなシステムにおいて、サーバと連携して処理を行う通信端末上のプログラムの性能は、ネットワークの通信遅延やサーバの負荷に大きく影響される。このため、アクセスの集中による通信遅延やサーバの処理負荷を軽減するために、サーバの複製を地理的に分散配備し、最適なサーバを選択して、通信端末にアクセスさせるという方式が採用されている。
【0004】
この方式にあっては、一般的に、端末とサーバ間の距離や平均的性能に基づいて静的にサーバが選択されたり、通信端末やその代理のサーバが複数の複製サーバ間と通信して性能を測定し、その結果に基づき動的にサーバ選択がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した方式において、静的にサーバが選択される場合、変動するネットワーク品質やサーバ負荷に適応することができないという問題がある。一方、通信端末やその代理のサーバが複数の複製サーバ間との性能を測定し、動的にサーバ選択を行う手法は、広域にわたってトラフィックが増加し、測定時間がかかるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、サーバ管理装置を分散配置して、各サーバ装置の管理を行わせることで、卜ラフィック増加を抑えながら高性能のサーバ装置を検索することを可能にするサービス管理システム、サービス管理方法、サーバ管理装置、通信端末及びサーバ装置を提供することをその目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、複数のサーバ管理装置により、通信端末が発行する検索要求に応じて、同種のサービスを提供する複数のサーバ装置の中から該当するサーバ装置を検索し、検索結果を通信端末に応答する際に、サーバ管理装置において、近傍のサーバ装置の登録を受け付けるとともに、そのサーバ装置の性能を測定し、測定結果を性能情報としてサーバ装置を特定する識別子に関連付けて保持し、検索要求に応じて、検索要求に該当する各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択する。
【0008】
このような本発明によれば、サーバ装置を近傍のサーバ管理装置に登録し、各サーバ管理装置がそれぞれ、自己が管理するサーバ装置を検索するため、サーバ装置を選択する際の、性能の測定が広域のパスに拡散しないようすることができ、通信負荷を低減することができる。
【0009】
上記発明においては、通信端末やサーバ装置から受け取った検索要求を他のサーバ管理装置に転送し、転送先のサーバ管理装置が管理するサーバ装置とその性能情報を含む応答を受け取り、自身が管理するサーバ装置と他のサーバ管理装置が管理する遠隔サーバ装置の中から、各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択することが好ましい。
【0010】
この場合には、管理装置が他の管理装置にサービス検索要求を転送できるようにすることで、他の管理装置が管理してる遠隔のサーバ装置を検索することが可能となる。
【0011】
上記発明においては、他のサーバ管理装置との間の遅延を測定し、その測定結果を保持し、他のサーバ管理装置が管理しているサーバ装置の性能情報を、他のサーバ管理装置から受信し、保持された測定結果と、受信した性能情報とを、遠隔サーバ装置の性能情報として保持することが好ましい。
【0012】
この場合には、分散配置した管理装置同士の遅延も加えて遠隔サーバ装置の遅延とすることで、トータルとして遅延の短いサーバ装置を選択することを可能とすることができる。
【0013】
上記発明においては、各サーバが指定する有効時間を保持するとともに、各サーバ装置の登録を受けた時間からの経過時間を計時し、この計時結果に応じて、該当するサーバ装置の登録を削除することが好ましい。
【0014】
この場合には、古いサーバ装置の性能情報を削除することで、サーバ装置の障害や性能の変化に対処することが可能となるとともに、サーバ管理装置のリソースを有効に活用することができる。この結果、サーバが障害して登録が更新されない場合、そのサーバ装置の情報は自動的に削除されることとなる。
【0015】
上記発明においては、通信端末及びその近傍に存在する第1のサーバ管理装置間の遅延と、サーバ装置及びその近傍に存在する第2のサーバ管理装置間の遅延と、これら第1及び第2のサーバ管理装置間の遅延とを合計し、この合計結果に基づいて、各性能情報を算出することが好ましい。
【0016】
この場合には、通信端末からサーバ管理装置を経由したサーバまでのパスの性能を総合的に判断することができ、通信全体の遅延を考慮したサーバの選択が可能となる。
【0017】
上記発明においては、各サーバ装置の性能情報は、応答処理時間や通信遅延、処理負荷を含むことが好ましい。
【0018】
この場合には、サーバ管理装置が実際に測定する性能情報として、応答時間や負荷を含むため、検索の際に負荷の低いサーバや応答時間の短いサーバ装置を選ぶことを可能とすることができる。
【0019】
上記発明においては、性能情報の閾値と、登録された各サーバの性能情報の閾値とを比較し、この比較結果に応じて、自機に登録されたサーバ装置に関する情報を、他のサーバ管理装置に対して登録の移管を依頼するステップを有することが好ましい。
【0020】
また、上記発明においては、自機に登録された各サーバの識別子と、他のサービス管理システムに登録された各サーバの識別子とを照合し、重複して登録されているサーバを特定するステップと、重複して登録されているサーバ装置の性能情報を比較し、この比較結果に応じて、管轄する近傍のサーバ装置を決定するステップと、この決定に応じて、自機における登録の削除又は他のサービス管理システムにおける登録の削除を依頼するステップとを有することが好ましい。
【0021】
この場合には、複数のサーバ管理装置が重複して同一のサーバ装置を管理することを回避することができ、サーバ監視のための通信が、重複して送信されるのをより的確に防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(サービス管理システムの構成)
本発明に係るサービス管理システムについて図を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係るサービス管理システムの全体構成を示す説明図である。図1に示すように、本実施形態に係るサービス管理システムは、通信端末C1と、サーバ管理装置N1〜N4と、サーバ装置S1a,S1b、S2a〜cとから構成される。なお、上記サーバ装置を示す符号S1及びS2は、サービスの種別を意味し、同一の符号S1及びS2を付されたサーバ装置は、同種のサービスを提供することを示す。
【0023】
各サーバ管理装置N1〜N4は、通信ネットワークを介して相互に接続されており、それぞれ、近傍のサーバ装置の登録を受け付け、受け付けた各サーバ装置に関する情報を蓄積する管理サーバである。図示した例では、サーバ管理装置N1は、サーバS1aの登録を受け付け、サーバ管理装置N2は、サーバ装置S2a及びS2bの登録を受け付け、サーバ管理装置N3は、サーバ装置S1b及びS2cの登録を受け付けている。
【0024】
(サーバ管理装置の構成)
図2は、上述したサーバ管理装置N1〜N4の内部構成を示すブロック図である。
【0025】
サーバ管理装置は、図2に示すように、管理部8と、タイマ11と、サーバ装置記憶部10と、サーバ装置選択部9と、サービス検索要求受信部2と、サービス検索要求転送部3と、サービス検索応答送信部4と、サーバ装置性能測定部6と、他管理装置性能測定部7と、サービス検索応答受信部5と、通信部1と、マッピング部12とを備えている。
【0026】
サーバ装置記憶部10は、サーバの識別子、サーバのアドレス、サーバ管理装置からサーバ装置までの遅延、サーバ装置の応答時間、サーバ装置の負荷、この情報の有効期間などの性能情報を蓄積したレコードを格納するデータベースである。例えば、サーバ管理装置N1のサーバ装置記憶部10には、サーバ装置S1aの遅延や負荷、サーバ管理装置N2との遅延、サーバ管理装置N4との遅延が記録され、サーバ管理装置N2のサーバ装置記憶部10には、サーバ装置S2aとS2bの遅延や負荷、サーバ管理装置N1,N4との遅延が記録されている。
【0027】
なお、上記各サーバ装置の性能情報は、サーバ装置性能測定部6により、各サーバ装置からの登録を受け付ける際に、測定が行われ、記録される。
【0028】
また、このサーバ装置記憶部10は、タイマ11に接続されており、このタイマ11の計時結果を利用して、有効期間が過ぎたレコードを削除する機能を備えている。
【0029】
他管理装置性能測定部7は、他のサーバ管理装置と通信を行い、他のサーバ管理装置における遅延やスループットを測定し、測定に係るサーバ管理装置の識別子と、遅延時間、スループット、測定時刻などの性能情報とを関連付けて、1つのレコードとして、サーバ装置記憶部10に記録する。
【0030】
サーバ装置選択部9は、サーバ装置記憶部10から、サービス検索要求に合致する種別のサーバ装置を抽出し、要求された品質に基づいてサーバ装置を選択して、サービス検索応答送信部4に渡す。
【0031】
サービス検索要求受信部2は、通信端末や他サーバ管理装置からサービス検索要求を受信し、サービス検索要求転送部3に検索要求のコピーを出力して、他サーバ管理装置に転送させるとともに、サービス検索要求を受信した際には、サーバ装置選択部9を起動し、サービス検索要求に含まれるサーバ装置種別と、要求する品質(遅延や負荷)に適合するサービスを検索させる。
【0032】
サービス検索要求転送部3は、サービス検索要求受信部2が受信した検索要求のコピーを他のサーバ管理装置に中継転送するものである。なお、転送する際、このサービス検索要求転送部3は、当該サーバ管理装置が、転送先である他サーバ管理装置から応答をもらえるように、図4に示すように、当該サーバ管理装置の識別子(転送元)と、サービス検索要求を送信した端末装置(ユーザー)の識別子をサービス検索要求に含める。
【0033】
また、サービス検索要求転送部3は、中継回数制限を行うため、現在までに中継された数(中継回数)をサービス検索要求に含める。なお、転送を受けた他サーバ管理装置は、図5に示すように、サービス検索応答にパス遅延フィールドの値を含めて返すため、検索要求元のサーバ管理装置は、遠隔サーバ装置までの遅延を見積もることができる。
【0034】
さらに、サービス検索要求転送部3は、中継数がある設定値を超えた場合、中継を行わないようにする。さらに、中継の際、パス上の遅延を計算するため、転送先のサーバ管理装置までの遅延をパス遅延フィールドに足す。
【0035】
サービス検索応答送信部4は、検索要求に応じて、それを受信した旨を応答するものであり、当該サーバ管理装置が受信したサービス検索要求が他サーバ管理装置から転送されたものである場合、要求元のサーバ管理装置へ応答を返し、サービス検索要求が通信端末からのものである場合、通信端末に応答を返す。
【0036】
サービス検索応答受信部5は、他サーバ管理装置が管理するサーバ装置の情報を受け取り、サーバ装置記憶部10に格納する。
【0037】
サーバ装置性能測定部6は、サービス検索要求に応じて、サーバ装置に信号を送信し、その応答速度により、各サーバ装置までの遅延時間を測定する。サーバ装置がその応答時間や負荷を応答の信号に含める場合は、遅延時間に加えて、応答時間、負荷の性能情報をサーバ装置性能測定部6は獲得する。
【0038】
他管理装置性能測定部7は、サービス検索要求を他のサーバ管理装置に転送した際に、この他のサーバ管理装置の応答速度を測定することにより、他サーバ管理装置までの遅延時間を得る。他のサーバ管理装置がその応答時間や負荷を応答の信号に含める場合は、遅延時間に加えて、応答時間、負荷の性能情報を他管理装置性能測定部7は獲得する。
【0039】
なお、サーバ装置性能測定部6及び他管理装置性能測定部7は、タイマにより周期的に起動されてもよいし、サーバ装置から登録要求を受け付けたときに起動されてもよい。そして、サーバ装置性能測定部6や他管理装置性能測定部7が起動されたときには、これらが保持する他のサーバ管理装置との遅延情報に基づき、サーバ装置記憶部10に蓄積されたサーバ装置の遅延情報を更新する。例えば、ある遠隔のサーバ装置の遅延情報が50msとして受信し、そのサーバ装置が登録されているサーバ管理装置N1までの遅延が100msであった場合、そのサーバ装置の遅延情報は150msとして更新される。
【0040】
通信部1は、サーバ管理装置と他の機器が通信を行うためのモジュールであり、通信手段は有線・無線、或いはパケット、回線交換など方式を問わない。
【0041】
マッピング部12は、図3に示すように、サーバ装置記憶部10に対してデータの入出力を行うインターフェース部121と、性能情報の閾値を記憶する閾値記憶手段122と、サーバ装置記憶部10に登録された各サーバの性能情報と閾値とを比較する比較部124と、比較部124による比較結果に応じて、自機に登録されたサーバ装置に関する情報を、他のサーバ管理装置に対して登録の移管を依頼する移管依頼部125とを有している。
【0042】
さらに、本実施形態に係るマッピング部12は、自機に登録された各サーバの識別子と他のサービス管理システムに登録された各サーバの識別子とを照合し、重複して登録されているサーバを特定する重複検出部123と、重複して登録されているサーバ装置の性能情報を比較し、この比較結果に応じて、管轄する近傍のサーバ装置を決定する管轄決定部126と、管轄決定部126の決定結果に応じて、自機における登録の削除又は他のサーバ管理装置における登録の削除を依頼する重複排除部127とを備えている。
【0043】
管理部8は、上記各部1〜7,9〜11の動作を管理し、制御する管理サーバであり、システム管理者の操作端末等の接続され、システム全体の集中管理が可能となっている。また、本実施形態に係る管理部8は、マッピング部12の移管依頼部125や重複排除部127からの要求に応じて、各他のサーバ管理装置に対して、登録の移管や排除の依頼を送信する。
【0044】
(サービス管理システムを用いたサービス管理方法)
以上の構成を有するサービス管理システムを用いたサービス管理方法は以下の手順で行われる。図6は、サービス管理システムの動作を示すシーケンス図である。
【0045】
先ず、図6に示すように、通信端末C1が、種別S2のサービス検索要求を、近傍のサーバ管理装置N1に発行する(S101)。このとき、当該近傍のサーバ管理装置は、手動、或いはDHCP等を使って動的に通信端末に決定される。ここでは、サーバ管理装置N1が決定されたものとする。
【0046】
この検索要求を受信したサーバ管理装置N1は、当該要求が重複してなされたものであるか否かの判断を行い(S102)、重複しているようであれば終了する。一方、ステップS102で、重複した要求でないと判断された場合には、中継回数が制限内か否かを判断し(S103)、制限を越えているようであれば検索を終了し、超えていない場合には、通信端末C1からのサービス検索要求の中継回数をカウントするとともに、今回の要求分加算し、近傍にあるサーバ管理装置N2,N4にサービス検索要求を転送する(S104)。この転送後、サーバ管理装置N1は、一定時間待機状態を維持する(S105)。
【0047】
この転送された検索要求を受信したサーバ管理装置N2,N4は、サービス検索要求の中継回数を1加算するとともに、自機に登録されたサーバ装置を検索し、要求にマッチするサーバ装置の抽出を試みる(S202)。ここでは、サーバ管理装置N4は、種別S2のサーバ装置を管理していないため、応答を返さず、終了する。一方、サーバ管理装置N2は、サーバ装置S2aとS2bを管理してしるため、その両方をN1に返す(S203)。
【0048】
さらに、サーバ管理装置N2,N4は、近傍にあるサーバ管理装置N3に転送する。ここでは、中継回数制限を2回とし、サーバ管理装置N3はそれ以上の転送を行わない。
【0049】
そして、検索要求を受信したサーバ管理装置N3は、要求にマッチするサーバ装置を抽出する(S201,S202)。ここでは、サーバ管理装置N3は、サーバ装置S2cを管理しているため、そのサーバ装置S2cの識別子と、遅延、負荷をサービス検索応答に含めて、要求元であるサーバ管理装置N1に応答を返す(S203)。
【0050】
結局、サーバ管理装置N1には、サーバ管理装置N2及びN3からサーバ装置S2a,S2b,S2cの3つの候補が返され、これらの応答結果は、サーバ管理装置N1のサーバ記憶装置10に記憶される。このとき、サーバ装置S2a,S2bからの応答遅延には、サーバ管理装置N1及びN2の遅延が加えられ、サーバ装置S2cの遅延にはサーバ管理装置N1及びN3の遅延が加えられる。ここで、サーバ管理装置N1及びN3の遅延は、サービス検索要求の転送時に、サーバ管理装置N1−N4、N4−N3までの遅延が加えられたものである。
【0051】
そして、サーバ管理装置N1は、サービス検索要求として遅延が指定されていたのを受けて、最も遅延の小さいサーバ装置S2aを選択し、通信端末C1に返す(S106及びS107)。
【0052】
次いで、各サーバ管理装置におけるサーバ装置の登録処理について説明する。図7は、サーバ管理装置におけるサーバ装置登録時の動作を示すシーケンス図である。
【0053】
先ず、サーバ装置において、サーバ管理装置において、登録有効期間を決定する(S301)。この有効期間は、自機が提供するサービスの期間や、メンテナンスのサイクル等に基づいて決定する。
【0054】
次いで、サーバ管理装置に対してサービス登録を行う(S302)。このとき、サーバ管理装置は、サーバ装置に対して性能測定を行い、性能記録を取得し(S402、S401)、この記録を性能情報として、当該サーバ装置の識別子と関連付けて登録する。さらに、サーバ管理装置は、タイマにより待機状態を維持するとともに、他管理装置とのパス性能を測定する(S401)。これらS301〜S303及びS401〜S403の処理は、ループ処理により繰り返し行われる。
【0055】
なお、上記ステップS401の性能記録に際しては、他のサーバ管理装置と重複してサーバ装置を登録しないように、マッピング処理が行われる。すなわち、サーバ管理装置は、サーバ装置の登録に際して、他のサーバ管理装置に登録されたサーバ装置の情報を取得し、重複登録がないか、或いは、自機よりもより近傍のサーバ管理装置がないかを判断し、重複している場合には、最も近傍のサーバ管理装置へ登録を依頼したり、自機における登録を抹消したり、既に自機に登録されている場合には、自機に登録された情報を他のサーバ管理装置に転送し、登録の移管を行う。
【0056】
(変更例)
なお、本実施形態では、通信端末が検索要求を発行する場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、サーバ装置が他のサーバ装置の提供するサービスを利用して処理を行う場合も、同様にして効率的に適切なサーバ装置を検索するようにしてもよい。すなわち、検索元のサーバ装置が検索要求を近傍のサーバ管理装置に送り、例えば、最短の遅延時間で到達可能なサーバ装置を応答として受け取ることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のサービス管理システム、サービス管理方法、サーバ管理装置、通信端末及びサーバ装置によれば、各サーバの性能測定は近くのサーバ管理装置との間で行われるため、トラフィック増加が押さえられる。また、サーバ管理装置、管理装置からサーバまでの遅延と他のサーバ管理装置との遅延等の情報を利用し、通信端末から遅延の短いサーバを選択したり、任意のサーバ装置間の遅延を計算してサーバ連携において遅延を最小化する組み合わせを求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るサービス管理システムの全体構成を模式的に示す説明図である。
【図2】実施形態に係るサーバ管理装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】実施形態に係るマッピング部の内部構成を示すブロック図である。
【図4】実施形態に係るサーバ装置の検索手順における検索要求メッセージ形式の一例を示す説明図である。
【図5】実施形態に係るサーバ装置の検索手順における検索応答メッセージ形式の一例を示す説明図である。
【図6】実施形態に係る通信端末がサーバ装置の検索要求を発行して受信するまでの、サーバ装置の検索手順におけるシーケンス図である。
【図7】実施形態において、サービスを管理する際のサーバ管理装置の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
C1…通信端末
N1〜N4…サーバ管理装置
S1a,S1b,S2a,S2b…サーバ装置
1…通信部
2…サービス検索要求受信部
3…サービス検索要求転送部
4…サービス検索応答送信部
5…サービス検索応答受信部
6…サーバ装置性能測定部
7…他管理装置性能測定部
8…管理部
9…サーバ装置選択部
10…サーバ装置記憶部
11…タイマ
12…マッピング部
121…インターフェース部
122…閾値記憶手段
123…重複検出部
124…比較部
125…移管依頼部
126…管轄決定部
127…重複排除部
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機やデスクトップコンピュータ、PDAなどの通信端末によりコンピュータネットワーク上に配置されるサーバ装置からサービスを受ける際にサーバ装置を検索するためのサービス管理システム、サービス管理方法、サーバ管理装置、通信端末及びサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年にあっては、携帯電話機やパーソナルコンピュータ等の通信端末から、ネットワーク上のサーバ装置にアクセスし、サーバ上で実行されるプログラムと、通信端末上で実行されるプログラムとを連携させて、各種のサービスを提供するシステムが構築されている。
【0003】
このようなシステムにおいて、サーバと連携して処理を行う通信端末上のプログラムの性能は、ネットワークの通信遅延やサーバの負荷に大きく影響される。このため、アクセスの集中による通信遅延やサーバの処理負荷を軽減するために、サーバの複製を地理的に分散配備し、最適なサーバを選択して、通信端末にアクセスさせるという方式が採用されている。
【0004】
この方式にあっては、一般的に、端末とサーバ間の距離や平均的性能に基づいて静的にサーバが選択されたり、通信端末やその代理のサーバが複数の複製サーバ間と通信して性能を測定し、その結果に基づき動的にサーバ選択がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した方式において、静的にサーバが選択される場合、変動するネットワーク品質やサーバ負荷に適応することができないという問題がある。一方、通信端末やその代理のサーバが複数の複製サーバ間との性能を測定し、動的にサーバ選択を行う手法は、広域にわたってトラフィックが増加し、測定時間がかかるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、サーバ管理装置を分散配置して、各サーバ装置の管理を行わせることで、卜ラフィック増加を抑えながら高性能のサーバ装置を検索することを可能にするサービス管理システム、サービス管理方法、サーバ管理装置、通信端末及びサーバ装置を提供することをその目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、複数のサーバ管理装置により、通信端末が発行する検索要求に応じて、同種のサービスを提供する複数のサーバ装置の中から該当するサーバ装置を検索し、検索結果を通信端末に応答する際に、サーバ管理装置において、近傍のサーバ装置の登録を受け付けるとともに、そのサーバ装置の性能を測定し、測定結果を性能情報としてサーバ装置を特定する識別子に関連付けて保持し、検索要求に応じて、検索要求に該当する各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択する。
【0008】
このような本発明によれば、サーバ装置を近傍のサーバ管理装置に登録し、各サーバ管理装置がそれぞれ、自己が管理するサーバ装置を検索するため、サーバ装置を選択する際の、性能の測定が広域のパスに拡散しないようすることができ、通信負荷を低減することができる。
【0009】
上記発明においては、通信端末やサーバ装置から受け取った検索要求を他のサーバ管理装置に転送し、転送先のサーバ管理装置が管理するサーバ装置とその性能情報を含む応答を受け取り、自身が管理するサーバ装置と他のサーバ管理装置が管理する遠隔サーバ装置の中から、各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択することが好ましい。
【0010】
この場合には、管理装置が他の管理装置にサービス検索要求を転送できるようにすることで、他の管理装置が管理してる遠隔のサーバ装置を検索することが可能となる。
【0011】
上記発明においては、他のサーバ管理装置との間の遅延を測定し、その測定結果を保持し、他のサーバ管理装置が管理しているサーバ装置の性能情報を、他のサーバ管理装置から受信し、保持された測定結果と、受信した性能情報とを、遠隔サーバ装置の性能情報として保持することが好ましい。
【0012】
この場合には、分散配置した管理装置同士の遅延も加えて遠隔サーバ装置の遅延とすることで、トータルとして遅延の短いサーバ装置を選択することを可能とすることができる。
【0013】
上記発明においては、各サーバが指定する有効時間を保持するとともに、各サーバ装置の登録を受けた時間からの経過時間を計時し、この計時結果に応じて、該当するサーバ装置の登録を削除することが好ましい。
【0014】
この場合には、古いサーバ装置の性能情報を削除することで、サーバ装置の障害や性能の変化に対処することが可能となるとともに、サーバ管理装置のリソースを有効に活用することができる。この結果、サーバが障害して登録が更新されない場合、そのサーバ装置の情報は自動的に削除されることとなる。
【0015】
上記発明においては、通信端末及びその近傍に存在する第1のサーバ管理装置間の遅延と、サーバ装置及びその近傍に存在する第2のサーバ管理装置間の遅延と、これら第1及び第2のサーバ管理装置間の遅延とを合計し、この合計結果に基づいて、各性能情報を算出することが好ましい。
【0016】
この場合には、通信端末からサーバ管理装置を経由したサーバまでのパスの性能を総合的に判断することができ、通信全体の遅延を考慮したサーバの選択が可能となる。
【0017】
上記発明においては、各サーバ装置の性能情報は、応答処理時間や通信遅延、処理負荷を含むことが好ましい。
【0018】
この場合には、サーバ管理装置が実際に測定する性能情報として、応答時間や負荷を含むため、検索の際に負荷の低いサーバや応答時間の短いサーバ装置を選ぶことを可能とすることができる。
【0019】
上記発明においては、性能情報の閾値と、登録された各サーバの性能情報の閾値とを比較し、この比較結果に応じて、自機に登録されたサーバ装置に関する情報を、他のサーバ管理装置に対して登録の移管を依頼するステップを有することが好ましい。
【0020】
また、上記発明においては、自機に登録された各サーバの識別子と、他のサービス管理システムに登録された各サーバの識別子とを照合し、重複して登録されているサーバを特定するステップと、重複して登録されているサーバ装置の性能情報を比較し、この比較結果に応じて、管轄する近傍のサーバ装置を決定するステップと、この決定に応じて、自機における登録の削除又は他のサービス管理システムにおける登録の削除を依頼するステップとを有することが好ましい。
【0021】
この場合には、複数のサーバ管理装置が重複して同一のサーバ装置を管理することを回避することができ、サーバ監視のための通信が、重複して送信されるのをより的確に防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(サービス管理システムの構成)
本発明に係るサービス管理システムについて図を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係るサービス管理システムの全体構成を示す説明図である。図1に示すように、本実施形態に係るサービス管理システムは、通信端末C1と、サーバ管理装置N1〜N4と、サーバ装置S1a,S1b、S2a〜cとから構成される。なお、上記サーバ装置を示す符号S1及びS2は、サービスの種別を意味し、同一の符号S1及びS2を付されたサーバ装置は、同種のサービスを提供することを示す。
【0023】
各サーバ管理装置N1〜N4は、通信ネットワークを介して相互に接続されており、それぞれ、近傍のサーバ装置の登録を受け付け、受け付けた各サーバ装置に関する情報を蓄積する管理サーバである。図示した例では、サーバ管理装置N1は、サーバS1aの登録を受け付け、サーバ管理装置N2は、サーバ装置S2a及びS2bの登録を受け付け、サーバ管理装置N3は、サーバ装置S1b及びS2cの登録を受け付けている。
【0024】
(サーバ管理装置の構成)
図2は、上述したサーバ管理装置N1〜N4の内部構成を示すブロック図である。
【0025】
サーバ管理装置は、図2に示すように、管理部8と、タイマ11と、サーバ装置記憶部10と、サーバ装置選択部9と、サービス検索要求受信部2と、サービス検索要求転送部3と、サービス検索応答送信部4と、サーバ装置性能測定部6と、他管理装置性能測定部7と、サービス検索応答受信部5と、通信部1と、マッピング部12とを備えている。
【0026】
サーバ装置記憶部10は、サーバの識別子、サーバのアドレス、サーバ管理装置からサーバ装置までの遅延、サーバ装置の応答時間、サーバ装置の負荷、この情報の有効期間などの性能情報を蓄積したレコードを格納するデータベースである。例えば、サーバ管理装置N1のサーバ装置記憶部10には、サーバ装置S1aの遅延や負荷、サーバ管理装置N2との遅延、サーバ管理装置N4との遅延が記録され、サーバ管理装置N2のサーバ装置記憶部10には、サーバ装置S2aとS2bの遅延や負荷、サーバ管理装置N1,N4との遅延が記録されている。
【0027】
なお、上記各サーバ装置の性能情報は、サーバ装置性能測定部6により、各サーバ装置からの登録を受け付ける際に、測定が行われ、記録される。
【0028】
また、このサーバ装置記憶部10は、タイマ11に接続されており、このタイマ11の計時結果を利用して、有効期間が過ぎたレコードを削除する機能を備えている。
【0029】
他管理装置性能測定部7は、他のサーバ管理装置と通信を行い、他のサーバ管理装置における遅延やスループットを測定し、測定に係るサーバ管理装置の識別子と、遅延時間、スループット、測定時刻などの性能情報とを関連付けて、1つのレコードとして、サーバ装置記憶部10に記録する。
【0030】
サーバ装置選択部9は、サーバ装置記憶部10から、サービス検索要求に合致する種別のサーバ装置を抽出し、要求された品質に基づいてサーバ装置を選択して、サービス検索応答送信部4に渡す。
【0031】
サービス検索要求受信部2は、通信端末や他サーバ管理装置からサービス検索要求を受信し、サービス検索要求転送部3に検索要求のコピーを出力して、他サーバ管理装置に転送させるとともに、サービス検索要求を受信した際には、サーバ装置選択部9を起動し、サービス検索要求に含まれるサーバ装置種別と、要求する品質(遅延や負荷)に適合するサービスを検索させる。
【0032】
サービス検索要求転送部3は、サービス検索要求受信部2が受信した検索要求のコピーを他のサーバ管理装置に中継転送するものである。なお、転送する際、このサービス検索要求転送部3は、当該サーバ管理装置が、転送先である他サーバ管理装置から応答をもらえるように、図4に示すように、当該サーバ管理装置の識別子(転送元)と、サービス検索要求を送信した端末装置(ユーザー)の識別子をサービス検索要求に含める。
【0033】
また、サービス検索要求転送部3は、中継回数制限を行うため、現在までに中継された数(中継回数)をサービス検索要求に含める。なお、転送を受けた他サーバ管理装置は、図5に示すように、サービス検索応答にパス遅延フィールドの値を含めて返すため、検索要求元のサーバ管理装置は、遠隔サーバ装置までの遅延を見積もることができる。
【0034】
さらに、サービス検索要求転送部3は、中継数がある設定値を超えた場合、中継を行わないようにする。さらに、中継の際、パス上の遅延を計算するため、転送先のサーバ管理装置までの遅延をパス遅延フィールドに足す。
【0035】
サービス検索応答送信部4は、検索要求に応じて、それを受信した旨を応答するものであり、当該サーバ管理装置が受信したサービス検索要求が他サーバ管理装置から転送されたものである場合、要求元のサーバ管理装置へ応答を返し、サービス検索要求が通信端末からのものである場合、通信端末に応答を返す。
【0036】
サービス検索応答受信部5は、他サーバ管理装置が管理するサーバ装置の情報を受け取り、サーバ装置記憶部10に格納する。
【0037】
サーバ装置性能測定部6は、サービス検索要求に応じて、サーバ装置に信号を送信し、その応答速度により、各サーバ装置までの遅延時間を測定する。サーバ装置がその応答時間や負荷を応答の信号に含める場合は、遅延時間に加えて、応答時間、負荷の性能情報をサーバ装置性能測定部6は獲得する。
【0038】
他管理装置性能測定部7は、サービス検索要求を他のサーバ管理装置に転送した際に、この他のサーバ管理装置の応答速度を測定することにより、他サーバ管理装置までの遅延時間を得る。他のサーバ管理装置がその応答時間や負荷を応答の信号に含める場合は、遅延時間に加えて、応答時間、負荷の性能情報を他管理装置性能測定部7は獲得する。
【0039】
なお、サーバ装置性能測定部6及び他管理装置性能測定部7は、タイマにより周期的に起動されてもよいし、サーバ装置から登録要求を受け付けたときに起動されてもよい。そして、サーバ装置性能測定部6や他管理装置性能測定部7が起動されたときには、これらが保持する他のサーバ管理装置との遅延情報に基づき、サーバ装置記憶部10に蓄積されたサーバ装置の遅延情報を更新する。例えば、ある遠隔のサーバ装置の遅延情報が50msとして受信し、そのサーバ装置が登録されているサーバ管理装置N1までの遅延が100msであった場合、そのサーバ装置の遅延情報は150msとして更新される。
【0040】
通信部1は、サーバ管理装置と他の機器が通信を行うためのモジュールであり、通信手段は有線・無線、或いはパケット、回線交換など方式を問わない。
【0041】
マッピング部12は、図3に示すように、サーバ装置記憶部10に対してデータの入出力を行うインターフェース部121と、性能情報の閾値を記憶する閾値記憶手段122と、サーバ装置記憶部10に登録された各サーバの性能情報と閾値とを比較する比較部124と、比較部124による比較結果に応じて、自機に登録されたサーバ装置に関する情報を、他のサーバ管理装置に対して登録の移管を依頼する移管依頼部125とを有している。
【0042】
さらに、本実施形態に係るマッピング部12は、自機に登録された各サーバの識別子と他のサービス管理システムに登録された各サーバの識別子とを照合し、重複して登録されているサーバを特定する重複検出部123と、重複して登録されているサーバ装置の性能情報を比較し、この比較結果に応じて、管轄する近傍のサーバ装置を決定する管轄決定部126と、管轄決定部126の決定結果に応じて、自機における登録の削除又は他のサーバ管理装置における登録の削除を依頼する重複排除部127とを備えている。
【0043】
管理部8は、上記各部1〜7,9〜11の動作を管理し、制御する管理サーバであり、システム管理者の操作端末等の接続され、システム全体の集中管理が可能となっている。また、本実施形態に係る管理部8は、マッピング部12の移管依頼部125や重複排除部127からの要求に応じて、各他のサーバ管理装置に対して、登録の移管や排除の依頼を送信する。
【0044】
(サービス管理システムを用いたサービス管理方法)
以上の構成を有するサービス管理システムを用いたサービス管理方法は以下の手順で行われる。図6は、サービス管理システムの動作を示すシーケンス図である。
【0045】
先ず、図6に示すように、通信端末C1が、種別S2のサービス検索要求を、近傍のサーバ管理装置N1に発行する(S101)。このとき、当該近傍のサーバ管理装置は、手動、或いはDHCP等を使って動的に通信端末に決定される。ここでは、サーバ管理装置N1が決定されたものとする。
【0046】
この検索要求を受信したサーバ管理装置N1は、当該要求が重複してなされたものであるか否かの判断を行い(S102)、重複しているようであれば終了する。一方、ステップS102で、重複した要求でないと判断された場合には、中継回数が制限内か否かを判断し(S103)、制限を越えているようであれば検索を終了し、超えていない場合には、通信端末C1からのサービス検索要求の中継回数をカウントするとともに、今回の要求分加算し、近傍にあるサーバ管理装置N2,N4にサービス検索要求を転送する(S104)。この転送後、サーバ管理装置N1は、一定時間待機状態を維持する(S105)。
【0047】
この転送された検索要求を受信したサーバ管理装置N2,N4は、サービス検索要求の中継回数を1加算するとともに、自機に登録されたサーバ装置を検索し、要求にマッチするサーバ装置の抽出を試みる(S202)。ここでは、サーバ管理装置N4は、種別S2のサーバ装置を管理していないため、応答を返さず、終了する。一方、サーバ管理装置N2は、サーバ装置S2aとS2bを管理してしるため、その両方をN1に返す(S203)。
【0048】
さらに、サーバ管理装置N2,N4は、近傍にあるサーバ管理装置N3に転送する。ここでは、中継回数制限を2回とし、サーバ管理装置N3はそれ以上の転送を行わない。
【0049】
そして、検索要求を受信したサーバ管理装置N3は、要求にマッチするサーバ装置を抽出する(S201,S202)。ここでは、サーバ管理装置N3は、サーバ装置S2cを管理しているため、そのサーバ装置S2cの識別子と、遅延、負荷をサービス検索応答に含めて、要求元であるサーバ管理装置N1に応答を返す(S203)。
【0050】
結局、サーバ管理装置N1には、サーバ管理装置N2及びN3からサーバ装置S2a,S2b,S2cの3つの候補が返され、これらの応答結果は、サーバ管理装置N1のサーバ記憶装置10に記憶される。このとき、サーバ装置S2a,S2bからの応答遅延には、サーバ管理装置N1及びN2の遅延が加えられ、サーバ装置S2cの遅延にはサーバ管理装置N1及びN3の遅延が加えられる。ここで、サーバ管理装置N1及びN3の遅延は、サービス検索要求の転送時に、サーバ管理装置N1−N4、N4−N3までの遅延が加えられたものである。
【0051】
そして、サーバ管理装置N1は、サービス検索要求として遅延が指定されていたのを受けて、最も遅延の小さいサーバ装置S2aを選択し、通信端末C1に返す(S106及びS107)。
【0052】
次いで、各サーバ管理装置におけるサーバ装置の登録処理について説明する。図7は、サーバ管理装置におけるサーバ装置登録時の動作を示すシーケンス図である。
【0053】
先ず、サーバ装置において、サーバ管理装置において、登録有効期間を決定する(S301)。この有効期間は、自機が提供するサービスの期間や、メンテナンスのサイクル等に基づいて決定する。
【0054】
次いで、サーバ管理装置に対してサービス登録を行う(S302)。このとき、サーバ管理装置は、サーバ装置に対して性能測定を行い、性能記録を取得し(S402、S401)、この記録を性能情報として、当該サーバ装置の識別子と関連付けて登録する。さらに、サーバ管理装置は、タイマにより待機状態を維持するとともに、他管理装置とのパス性能を測定する(S401)。これらS301〜S303及びS401〜S403の処理は、ループ処理により繰り返し行われる。
【0055】
なお、上記ステップS401の性能記録に際しては、他のサーバ管理装置と重複してサーバ装置を登録しないように、マッピング処理が行われる。すなわち、サーバ管理装置は、サーバ装置の登録に際して、他のサーバ管理装置に登録されたサーバ装置の情報を取得し、重複登録がないか、或いは、自機よりもより近傍のサーバ管理装置がないかを判断し、重複している場合には、最も近傍のサーバ管理装置へ登録を依頼したり、自機における登録を抹消したり、既に自機に登録されている場合には、自機に登録された情報を他のサーバ管理装置に転送し、登録の移管を行う。
【0056】
(変更例)
なお、本実施形態では、通信端末が検索要求を発行する場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、サーバ装置が他のサーバ装置の提供するサービスを利用して処理を行う場合も、同様にして効率的に適切なサーバ装置を検索するようにしてもよい。すなわち、検索元のサーバ装置が検索要求を近傍のサーバ管理装置に送り、例えば、最短の遅延時間で到達可能なサーバ装置を応答として受け取ることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のサービス管理システム、サービス管理方法、サーバ管理装置、通信端末及びサーバ装置によれば、各サーバの性能測定は近くのサーバ管理装置との間で行われるため、トラフィック増加が押さえられる。また、サーバ管理装置、管理装置からサーバまでの遅延と他のサーバ管理装置との遅延等の情報を利用し、通信端末から遅延の短いサーバを選択したり、任意のサーバ装置間の遅延を計算してサーバ連携において遅延を最小化する組み合わせを求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るサービス管理システムの全体構成を模式的に示す説明図である。
【図2】実施形態に係るサーバ管理装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】実施形態に係るマッピング部の内部構成を示すブロック図である。
【図4】実施形態に係るサーバ装置の検索手順における検索要求メッセージ形式の一例を示す説明図である。
【図5】実施形態に係るサーバ装置の検索手順における検索応答メッセージ形式の一例を示す説明図である。
【図6】実施形態に係る通信端末がサーバ装置の検索要求を発行して受信するまでの、サーバ装置の検索手順におけるシーケンス図である。
【図7】実施形態において、サービスを管理する際のサーバ管理装置の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
C1…通信端末
N1〜N4…サーバ管理装置
S1a,S1b,S2a,S2b…サーバ装置
1…通信部
2…サービス検索要求受信部
3…サービス検索要求転送部
4…サービス検索応答送信部
5…サービス検索応答受信部
6…サーバ装置性能測定部
7…他管理装置性能測定部
8…管理部
9…サーバ装置選択部
10…サーバ装置記憶部
11…タイマ
12…マッピング部
121…インターフェース部
122…閾値記憶手段
123…重複検出部
124…比較部
125…移管依頼部
126…管轄決定部
127…重複排除部
Claims (28)
- 同種のサービスを提供する複数のサーバ装置と、
サービス提供の要求に際し、前記複数のサーバ装置の中から該当するサーバ装置を検索する旨のサーバ検索要求を発行する通信端末と、
前記サーバ検索要求に応じて該当するサーバ装置を検索し、前記通信端末に応答するサーバ管理装置と
を備え、前記サーバ管理装置は、
近傍のサーバ装置の登録を受け付けるとともに、そのサーバ装置の性能を測定し、測定結果を性能情報として該サーバ装置を特定する識別子に関連付けて保持するサーバ装置記憶手段と、
前記検索要求に応じて、検索要求に該当する各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択するサービス選択手段と
を有することを特徴とするサービス管理システム。 - 前記通信端末やサーバ装置から受け取った検索要求を他のサーバ管理装置に転送する検索要求転送手段と、
転送先のサーバ管理装置が管理するサーバ装置とその性能情報を含む応答を受け取る応答受信手段と
を備え、
前記サービス選択手段は、自身が管理するサーバ装置と他のサーバ管理装置が管理する遠隔サーバ装置の中から、各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択することを特徴とする請求項1に記載のサービス管理システム。 - 他のサーバ管理装置との間の遅延を測定し、その測定結果を保持する他管理装置性能測定手段と、
前記他のサーバ管理装置が管理しているサーバ装置の性能情報を、該他のサーバ管理装置から受信する応答受信手段と
を備え、
前記サーバ装置記憶手段は、前記他管理装置性能測定手段が保持する測定結果と、前記応答受信手段が受信した性能情報とを、遠隔サーバ装置の性能情報として保持することを特徴とする請求項1又は2に記載のサービス管理システム。 - 前記サーバ装置記憶手段は、
各サーバが指定する有効時間を保持するとともに、各サーバ装置の登録を受けた時間からの経過時間を計時し、この計時結果に応じて、該当するサーバ装置の登録を削除することを特徴とする請求項1乃至3に記載のサービス管理システム。 - 前記サービス選択手段は、
通信端末及びその近傍に存在する第1のサーバ管理装置間の遅延と、サーバ装置及びその近傍に存在する第2のサーバ管理装置間の遅延と、これら第1及び第2のサーバ管理装置間の遅延とを合計し、この合計結果に基づいて、前記各性能情報を算出することを特徴とする請求項1乃至4に記載のサービス管理システム。 - 前記各サーバ装置の性能情報は、応答処理時間や通信遅延、処理負荷を含むことを特徴とする請求項1乃至5に記載のサービス管理システム。
- 前記性能情報の閾値を記憶する閾値記憶手段と、
前記サーバ装置記憶手段に登録された各サーバの性能情報と前記閾値とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に応じて、自機に登録されたサーバ装置に関する情報を、他のサーバ管理装置に対して登録の移管を依頼する移管依頼部と
を有するマッピング手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6に記載のサービス管理システム。 - 前記マッピング手段は、
自機に登録された各サーバの識別子と、他のサービス管理システムに登録された各サーバの識別子とを照合し、重複して登録されているサーバを特定する重複検出手段と、
重複して登録されているサーバ装置の性能情報を比較し、この比較結果に応じて、管轄する近傍のサーバ装置を決定する管轄決定手段と、
管轄決定手段の決定結果に応じて、自機における登録の削除又は他のサーバ管理装置における登録の削除を依頼する重複排除手段と
を備えることを特徴とする請求項7に記載のサービス管理システム。 - 複数のサーバ管理装置により、通信端末が発行する検索要求に応じて、同種のサービスを提供する複数のサーバ装置の中から該当するサーバ装置を検索し、検索結果を該通信端末に応答するサービス検索方法であって、
前記サーバ管理装置において、近傍のサーバ装置の登録を受け付けるとともに、そのサーバ装置の性能を測定し、測定結果を性能情報として該サーバ装置を特定する識別子に関連付けて保持するステップ(1)と、
前記検索要求に応じて、検索要求に該当する各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択するステップ(2)と
を有するサービス管理方法。 - 前記通信端末やサーバ装置から受け取った検索要求を他のサーバ管理装置に転送するステップ(3)と、
転送先のサーバ管理装置が管理するサーバ装置とその性能情報を含む応答を受け取るステップ(4)と、
前記ステップ(2)において、自身が管理するサーバ装置と他のサーバ管理装置が管理する遠隔サーバ装置の中から、各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択することを特徴とする請求項9に記載のサービス管理方法。 - 他のサーバ管理装置との間の遅延を測定し、その測定結果を保持するステップ(5)と、
前記他のサーバ管理装置が管理しているサーバ装置の性能情報を、該他のサーバ管理装置から受信するステップ(6)と
を備え、
前記ステップ(1)において、前記ステップ(5)で保持された測定結果と、前記ステップ(4)で受信した性能情報とを、遠隔サーバ装置の性能情報として保持することを特徴とする請求項10に記載のサービス管理方法。 - 前記ステップ(1)において、
各サーバが指定する有効時間を保持するとともに、各サーバ装置の登録を受けた時間からの経過時間を計時し、この計時結果に応じて、該当するサーバ装置の登録を削除することを特徴とする請求項9乃至11に記載のサービス管理方法。 - 前記ステップ(2)では、
通信端末及びその近傍に存在する第1のサーバ管理装置間の遅延と、サーバ装置及びその近傍に存在する第2のサーバ管理装置間の遅延と、これら第1及び第2のサーバ管理装置間の遅延とを合計し、この合計結果に基づいて、前記各性能情報を算出することを特徴とする請求項9乃至12に記載のサービス管理方法。 - 前記各サーバ装置の性能情報は、応答処理時間や通信遅延、処理負荷を含むことを特徴とする請求項9乃至13に記載のサービス管理方法。
- 前記性能情報の閾値と、登録された各サーバの性能情報と前記閾値とを比較し、この比較結果に応じて、自機に登録されたサーバ装置に関する情報を、他のサーバ管理装置に対して登録の移管を依頼するステップを有することを特徴とする請求項9乃至14に記載のサービス管理方法。
- 自機に登録された各サーバの識別子と、他のサービス管理システムに登録された各サーバの識別子とを照合し、重複して登録されているサーバを特定するステップと、
重複して登録されているサーバ装置の性能情報を比較し、この比較結果に応じて、管轄する近傍のサーバ装置を決定するステップと、
この決定に応じて、自機における登録の削除又は他のサービス管理システムにおける登録の削除を依頼するステップと
を有することを特徴とする請求項15に記載のサービス管理方法。 - 通信端末が発行する検索要求に応じて、同種のサービスを提供する複数のサーバ装置の中から該当するサーバ装置を検索し、検索結果を該通信端末に応答するサーバ管理装置であって、
近傍のサーバ装置の登録を受け付けるとともに、そのサーバ装置の性能を測定し、測定結果を性能情報として該サーバ装置を特定する識別子に関連付けて保持するサーバ装置記憶手段と、
前記検索要求に応じて、検索要求に該当する各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択するサービス選択手段と
を有することを特徴とするサーバ管理装置。 - 前記通信端末やサーバ装置から受け取った検索要求を他のサーバ管理装置に転送する検索要求転送手段と、
転送先のサーバ管理装置が管理するサーバ装置とその性能情報を含む応答を受け取る応答受信手段と
を備え、
前記サービス選択手段は、自身が管理するサーバ装置と他のサーバ管理装置が管理する遠隔サーバ装置の中から、各サーバ装置の性能情報に基づいてサーバ装置を選択することを特徴とする請求項17に記載のサーバ管理装置。 - 他のサーバ管理装置との間の遅延を測定し、その測定結果を保持する他管理装置性能測定手段と、
前記他のサーバ管理装置が管理しているサーバ装置の性能情報を、該他のサーバ管理装置から受信する応答受信手段と
を備え、
前記サーバ装置記憶手段は、前記他管理装置性能測定手段が保持する測定結果と、前記応答受信手段が受信した性能情報とを、遠隔サーバ装置の性能情報として保持することを特徴とする請求項17又は18に記載のサーバ管理装置。 - 前記サーバ装置記憶手段は、
各サーバが指定する有効時間を保持するとともに、各サーバ装置の登録を受けた時間からの経過時間を計時し、この計時結果に応じて、該当するサーバ装置の登録を削除することを特徴とする請求項17乃至19に記載のサーバ管理装置。 - 前記サービス選択手段は、
通信端末及びその近傍に存在する第1のサーバ管理装置間の遅延と、サーバ装置及びその近傍に存在する第2のサーバ管理装置間の遅延と、これら第1及び第2のサーバ管理装置間の遅延とを合計し、この合計結果に基づいて、前記各性能情報を算出することを特徴とする請求項17乃至20に記載のサーバ管理装置。 - 前記各サーバ装置の性能情報は、応答処理時間や通信遅延、処理負荷を含むことを特徴とする請求項17乃至21に記載のサーバ管理装置。
- 前記性能情報の閾値を記憶する閾値記憶手段と、
前記サーバ装置記憶手段に登録された各サーバの性能情報と前記閾値とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に応じて、自機に登録されたサーバ装置に関する情報を、他のサーバ管理装置に対して登録の移管を依頼する移管依頼部と
を有するマッピング手段を備えることを特徴とする請求項17乃至22に記載のサーバ管理装置。 - 前記マッピング手段は、
自機に登録された各サーバの識別子と、他のサービス管理システムに登録された各サーバの識別子とを照合し、重複して登録されているサーバを特定する重複検出手段と、
重複して登録されているサーバ装置の性能情報を比較し、この比較結果に応じて、管轄する近傍のサーバ装置を決定する管轄決定手段と、
管轄決定手段の決定結果に応じて、自機における登録の削除又は他のサービス管理システムにおける登録の削除を依頼する重複排除手段と
を備えることを特徴とする請求項23に記載のサーバ管理装置。 - サーバ装置からサービスの提供を受ける通信端末であって、
同種のサービスを提供する複数のサーバ装置の中から該当するサーバ装置を検索するサーバ管理装置に対して、検索要求を発行する手段と、
サーバ管理装置に登録されたサーバ装置の中から、それらのサーバ装置の性能の測定結果である性能情報に基づいて検索された結果を受信する手段と
を備えたことを特徴とする通信端末。 - 前記検索要求には、サーバ装置の種別、応答時間又は負荷のいずれかを指定した性能指標が含まれ、
前記サーバ管理装置からの応答は、前記性能指標に適合する前記性能情報に基づいてなされることを特徴とする請求項25に記載の通信端末。 - 通信端末からの要求に応じてサービスを提供するサーバ装置であって、
前記サーバ検索要求に応じて該当するサーバ装置を検索するサーバ管理装置に対して、登録を要求する手段と、
前記サーバ管理装置からの性能測定の要求に応じてサービス性能を応答する手段と、
前記サーバ管理装置において、前記性能測定の結果に基づいて検索された際にサービスを提供する手段と
を有することを特徴とするサーバ装置。 - 前記登録を要求するに際し、有効に登録されている期間を指定する手段と、
該期間が満了する前に再登録処理を行う手段と
を有することを特徴とする請求項27に記載のサーバ装置。
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