JP2004061013A - Electric water heater - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタンク内の水を深夜電力を利用して沸き上げる電気温水器で、特に風呂浴槽のお湯を追いだきする機能を有した追いだき機能付き電気温水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、安価な深夜電力で沸かしたお湯の熱量を有効に使って風呂の保温、追いだきを行うことができる電気温水器が提案されている(特開2002−48414号公報)。
【0003】
この電気温水器は、タンク内に熱交換器を設け、循環ポンプによって浴槽のお湯をこの熱交換器を介して循環させるように構成されている。
【0004】
さらにタンク胴部に温度センサを設け、上部ヒータと下部ヒータをそれぞれタンクの上部と下部に設けた構成になっている。
【0005】
そして循環ポンプが熱交換器に浴槽のお湯を循環させ、タンク内の高温のお湯で浴槽の追いだき、保温を行うようになっている。
【0006】
また風呂給湯時は水側のソレノイドバルブ、湯側のソレノイドバルブを開にして、2本の配管で浴槽に湯および水を同時に供給するようし、短時間で風呂給湯できるようになっていた。
【0007】
この時、浴槽に高温のお湯が直接噴出すことがないようにアダプターに混合室を設けて水と予め混合して注湯するようになっていた。
【0008】
さらに温度センサでタンク内の湯温低下を検出したら必要に応じて上部ヒータ及びまたは下部ヒータに通電して追加的な加熱を行うようになっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の電気温水器では、結果的に温水器の高温のお湯をそのまま浴槽まで供給しアダプタで水と混合するようにしている。そのため専用のアダプタが使用されなかった場合、高温のお湯が浴槽に直接噴出し危険を伴うという課題があった。
【0010】
アダプタ自身も風呂給湯時は2つの配管からの水とお湯をミキシングし、浴槽のお湯を循環させるときはショートパスしないような構成が必要となり、複雑な構成となるという課題もあった。
【0011】
また、お湯と水を別々の経路で風呂循環配管に供給しているため、ソレノイドバルブおよび縁切り装置がそれぞれに必要になる。従来例では逆止弁2個直列構成の簡単なものになっいてるが、近年水道への逆流事故が発生し、縁切り装置そのものをさらに確実な方式のものにしなければならなくなっている。このような状況において、給湯経路を2つ個別に設けることはコストアップにつながるという課題もある。
【0012】
さらには縁切り装置を圧力が所定以下になったら大気開放になる真空破壊弁等を用いて構成した場合、従来例の構成では水位センサー部が条件によっては大気開放になることで水落ちし、水位検出できなくなるという課題もある。
【0013】
また、追いだき時、風呂保温時にはショートパスを防止するため風呂給湯時のような混合するという手段はとれないので、風呂追いだき開始時に熱交換器4に滞留した高温のお湯がアダプタから噴出すという課題があった。
【0014】
特に風呂保温時には浴槽に人が入っている場合もあり、最大90℃近いオーバーシュートが発生するのは不安全である上、やけど等に至らないまでも時々高温のお湯がでてくるというのは不快なものである。
【0015】
さらに、この種の電気温水器では冬、外気温によって循環ポンプを駆動し浴槽の残湯を配管に循環させて、風呂配管の凍結を防止するようになっている。従来例の電気温水器の構成では、凍結防止運転時にも熱交換器を冷えた循環水が循環するのでタンク内の熱量がムダに使用されるという課題があった。
【0016】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、事前にお湯と水を混合し、2つの配管を同時に使って短時間で風呂給湯をおこない。汎用のアダプターを使用されても不安全にならない電気温水器を提供することを目的とする。
【0017】
また、追いだき及び保温運転開始時も同一の構成のまま熱交換器に滞留した高温のお湯によるオーバーシュートを低減して、安全で快適な電気温水器を提供することを目的とする。
【0018】
さらに、凍結防止運転等の追いだき、保温運転以外で循環ポンプを駆動する再にも熱量を無駄に消費することのない経済的な電気温水器を提供することを目的とする。
【0019】
また、同一構成でより確実な縁切り装置を使用した場合も浴槽水位検出可能な電気温水器を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、下部に給水口、上部に出湯口を有してお湯を貯湯するタンクと、タンク内の水を加熱してお湯にする沸き上げヒーターと、沸き上げヒーターより上部のタンク内に設けた追いだき熱交換器と、追いだき熱交換器を介して浴槽のお湯を循環させる風呂循環路と、風呂循環路に介在し浴槽のお湯を循環させる風呂循環ポンプと、追いだき熱交換器1次側の風呂循環路に介在し浴槽の湯温を検出する風呂温度サーミスターと、風呂循環ポンプの追いだき熱交換器側で追いだき熱交換器をバイパスするバイパス路と、風呂循環路をバイパス路側と追いだき熱交換器側とで切り換える三方弁を有する。
【0021】
そして凍結防止運転を行う際に三方弁をバイパス路側に切り換え、追いだき熱交換器を通らないようにすることができるので、冬場冷えた配管の水が追いだき熱交換器を循環させることで熱量を消費するというムダを省くことができる。
【0022】
また、風呂給湯時も三方弁をバイパス路側に切り換えることができるので、混合弁で湯と水を混合して所定の温度に調節されたお湯が追いだき熱交換器を通ることなく風呂循環路の往き戻り配管に供給でき、短時間に風呂給湯できる上、所定温度に調節されたお湯が追いだき熱交換器を通ることで再加熱され風呂湯張り温度がずれるという問題も防止することができる。
【0023】
また、浴槽水位を検出する時には三方弁を閉位置にするので大気開放型の縁切り装置を設けても水位センサー側の風呂循環路が水落ちして浴槽水位を検出できなくなるということがない。
【0024】
さらに追いだき運転、保温運転開始時には三方弁を中間位置で一定時間とめて追いだき熱交換器に滞留していた高温のお湯と風呂循環路に滞留し冷やされた低温のお湯または水と混合するので、アダプタから一時的に高温のお湯が出てくるオーバーシュートを効率よく低減することができる。
【0025】
これらの効果をすべて共通のシンプルな共通の構成で実現することができので、安価に高性能の電気温水器を提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の電気温水器は、下部に給水口、上部に出湯口を有してお湯を貯湯するタンクと、タンク内の水を加熱してお湯にする沸き上げヒーターと、沸き上げヒーターより上部のタンク内に設けた追いだき熱交換器と、追いだき熱交換器を介して浴槽のお湯を循環させる風呂循環路と、風呂循環路に介在し浴槽のお湯を循環させる風呂循環ポンプと、風呂循環ポンプの追いだき熱交換器側で追いだき熱交換器をバイパスするバイパス路と、風呂循環路をバイパス路側と追いだき熱交換器側とで切り換える三方弁を有する。
【0027】
そして、凍結防止運転を行う際に三方弁をバイパス路側に切り換え、追いだき熱交換器を通らないようにすることができるので、冬場冷えた配管の水が追いだき熱交換器を循環させることで熱量を消費するというムダを省くことができる。
【0028】
またタンク下部の給水口に配管された給水配管とタンク上部の出湯口に接続され湯と水を混合して給湯する混合弁と、混合弁の2次側の混合湯温を検出する出湯温度センサーと、混合弁の2次側と風呂循環路またはバイパス路とを接続する風呂給湯配管と、風呂給湯配管に介在する風呂給湯弁とで構成し、風呂給湯時は三方弁をバイパス路側に切り換えるようにし、風呂給湯配管は風呂給湯時に給湯湯水が追いだき熱交換器を通らない風呂循環水路またはバイパス路の所定位置に接続した。
【0029】
そして、風呂給湯時に三方弁をバイパス路側に切り換えることで、風呂循環路の往き戻りの配管を使って風呂給湯を行うので短時間に風呂給湯できる。また、混合弁で湯と水を混合して所定の温度に調節されたお湯が追いだき熱交換器を通ることが無いので、再加熱され風呂湯張り温度がずれるという問題も防止することができる。
【0030】
また所定圧力以下になると大気開放になって浴槽水が水道配管に逆流するのを防止する縁切り装置を風呂給湯配管の風呂給湯弁2次側に設け、風呂循環路の三方弁の浴槽側に圧力により浴槽水位を検出する水位センサーを設け、浴槽水位を検出する時は三方弁をバイパス路側、追いだき熱交換器側のいずれにも連通しない閉位置に切り替え、風呂給湯配管はバイパス路または追いだき熱交換器に対して三方弁とは反対の風呂循環路に接続した。
【0031】
そして、浴槽水位を検出する時は三方弁を切り換えて三方弁から浴槽までの配管を浴槽にのみ開放した状態にし、その配管上に水位センサーを設けているので縁切り装置が大気開放になっても水位センサーがその影響を受けて水位検出ができなくなることがない。
【0032】
さらに三方弁のバイパス路側と追いだき熱交換器側の中間位置で両方に連通するように構成し、追いだき開始時は風呂循環ポンプをONするとともに所定時間三方弁をバイパス路側と追いだき熱交換器側の中間位置で止め両方に連通した状態にし、その後追いだき熱交換器側に切り換えて追いだきするようにした。
【0033】
そして追いだき開始時に三方弁をバイパス路側と追いだき熱交換器側の両方に連通した状態にするので、循環水が追いだき熱交換器側に流れ、追いだき開始前に追いだき熱交換器内に滞留して高温になっていたお湯を押し出すとともに、バイパス路側にも流れ、バイパス路と風呂循環路の戻り管との合流点で高温のお湯と低温のお湯がミキシングされ、オーバーシュートを抑制することができる。
【0034】
特に追いだき開始時の循環水は風呂循環配管内に滞留し冷えているので、オーバーシュートの抑制効果は大である。
【0035】
また、追いだき以外の時は三方弁をバイパス路側または閉位置にしているので追いだき熱交換器を含む循環路で対流が発生してタンク内の熱量がムダに浪費されることも防止することができる。
【0036】
【実施例】
以下、本発明の実施例について添付の図1〜図8を参照して説明する。
【0037】
図1において、1はタンクで、上部に沸き上げヒーター2と追いだき熱交換器3が取りつけられている。4は沸き上げ温度センサーで、タンク1の上部に取り付けられている。
【0038】
5は追いだき温度センサーで、追いだき熱交換器3より下部に取り付けられている。6はタンク循環路、7は沸き上げ循環ポンプで、タンク1の下部の水をタンク1上部に循環させる。8は風呂循環路、9は風呂循環ポンプで、浴槽10のお湯を追いだき熱交換器3を介して循環させる。
【0039】
9aはバイパス路、9bは風呂循環路をバイパス路9a側と追いだき熱交換器3側とを切り換える三方弁である。三方弁9bはボールバルブで構成され一方向に駆動する。
【0040】
バイパス路側から追いだき熱交換器側へ切り換える途中で止めるとバイパス路側と追いだき熱交換器側の両方に連通し、循環水がバイパス路9aと追いだき熱交換器3に同時に流れるようになっている。また、追いだき熱交換器側を通り越してバイパス路側に切り替わる途中で止めるとバイパス路9aとも追いだき熱交換器3とも連通しない閉位置にすることができる。
【0041】
図2の(1)がバイパス路側に連通した状態、(2)が中間位置でバイパス路と追いだき熱交換器側の両方に連通した状態、(3)が追いだき熱交換器側に連通した状態、(4)がバイパス路側、追いだき熱交換器側の両方に連通していない閉位置を示している。
【0042】
11は残湯温度センサーで、3つの温度センサーをタンク1の側面に縦方向に配置し各位置の温度を測定することで残湯量を検出するようになっている。
【0043】
12は混合弁、13は出湯温度センサーで、混合弁12でタンク1からの高温のお湯と給水配管14からの水を混合し、出湯配管15に供給するようになっている。
【0044】
混合された湯温は出湯温度センサー13で検出し、混合弁13を制御して所定の温度にコントロールできるようになっている。
【0045】
16は風呂温度センサー、17は通水検出器で風呂循環ポンプ9を駆動して通水検出器17で通水を検出すると浴槽水ありと判断し、この時の風呂温度センサー16で検出した温度を浴槽湯温として検出するようになっている。
【0046】
18は水位センサー、19は風呂給湯弁、19aは縁切り装置である。一連のシーケンスで風呂給湯弁19を開閉して水位センサー18で検出した水位をもとに浴槽に所定水位まで風呂湯張りをおこなうことができる。20は給湯通水検出器でカラン等で出湯されたことを検出する。
【0047】
図3の台所リモコンは、台所に設置して温水器の各種設定を行うとともに、温水器の状態を表示する。
【0048】
すなわち、21は給湯温度設定スイッチ、22は給湯温度設定表示である。給湯通水検出器20で給湯が開始されたことを検出して、出湯温度センサー13で検出した温度が給湯温度設定スイッチ20で設定された給湯設定温度になるよう混合弁12を制御するようになっている。
【0049】
23は時計時刻設定スイッチ、24は時計時刻表示でこの時計時刻に従って電力会社と契約した電力制度に従って、安価な深夜電力を使用してタンク1内のお湯を沸き上げる。
【0050】
25はふろ自動スイッチ、26はふろ自動表示ランプである。ふろ自動スイッチ25を操作するとふろ自動運転をON/OFFすることができ、ふろ自動運転ONのときふろ自動表示ランプ26が点灯する。
【0051】
ふろ自動運転は後述の浴室リモコンで設定された風呂設定温度と風呂設定水位に従って自動的に浴槽に湯張りを行い、その後風呂設定温度と風呂設定水位を保つように保温運転、足し湯運転を自動的に行う。
【0052】
27は残湯表示で4段階の残湯レベルを表示するようになっている。残湯レベルは追いだき温度センサー5と3つの残湯温度センサー11で各温度センサー毎に60℃以上を検出したとき残湯あり、55℃以下を検出した時残湯なしとし、残湯有りを検出している温度センサーの数を残湯レベルとして対応した表示を行うようになっている。
【0053】
28はおまかせスイッチ、29は残湯設定スイッチ、30は残湯設定表示、31はおまかせ表示である。残湯設定表示30は残湯温度センサー11により検出した残湯量が設定された残湯量以下になったら沸き上げヒーター2へ通電し、沸き上げ循環ポンプ7を制御して湯切れ沸き上げを行うようになっている。
【0054】
残湯設定には、「多め」、「標準」、「少なめ」、「OFF」があり、「多め」〜「少なめ」でそれぞれ対応した残湯量を確保し、「OFF」は湯切れ沸き上げを行わない設定である。
【0055】
おまかせスイッチ28でおまかせONになっているときはおまかせ表示31が点灯し、湯切れ沸き上げ学習手段によって過去の追いだき運転履歴等によって残湯設定が自動的に更新される。
【0056】
残湯設定スイッチ29を操作して残湯設定を手動で変更することもできる。また残湯設定スイッチ29はおまかせON/OFFに関係なく受け付け、夏場シャワーのみ使っていておまかせ機能により残湯設定がOFFになっている場合でも、その日に風呂を沸かしたい場合はおまかせONの状態で残湯設定を「多め」にし、風呂沸き上げに必要な熱量を確保することができる。
【0057】
32は追いだき不可表示である。追いだき温度センサー5で65℃以下を検出したら追いだき不可表示32を点灯して追いだき運転が作動しないことを報知する。
【0058】
33は保温表示でふろ自動スイッチ25でふろ自動運転がONしているとき一連のシーケンスで浴槽への湯張りが完了した場合に点灯する。
【0059】
図4の浴室リモコンは浴室に設置して温水器のおもに風呂機能の各種設定を行うとともに、風呂機能の状態を表示する。
【0060】
34は給湯温度設定スイッチ、35は給湯温度設定表示である。台所リモコンと同様、カラン等に給湯する給湯温度を設定することができる。
【0061】
36は風呂湯量設定スイッチ、37は風呂水位表示、38は風呂温度設定スイッチ、39は風呂温度設定表示である。風呂湯量設定スイッチ36で浴槽への湯張り湯量を浴槽水位レベルとして設定できる。設定された風呂水位表示37に数字とバー表示で表示される。
【0062】
また風呂温度設定スイッチ38によって浴槽への湯張り温度を設定することができる。設定された風呂設定温度は風呂温度設定表示39に表示される。
【0063】
40はふろ自動スイッチ、41はふろ自動表示ランプ、42は保温表示である。台所リモコンと同様にふろ自動スイッチ40でふろ自動運転をON/OFFできる。ふろ自動表示ランプ41はふろ自動運転がONの時点灯する。また、保温表示はふろ自動運転ONで一連のシーケンスで浴槽への湯張りが完了した時に点灯する。
【0064】
43は追いだきスイッチ、44は追いだき表示ランプ、45はある追いだき不可表示である。追いだきスイッチ43によって追いだき運転をON/OFFすることができ、追いだき運転ON時は追いだき表示ランプ44が点灯する。
【0065】
追いだき運転はタンク1内の湯温が追いだき可能な65℃以上あるときに三方弁9bを追いだき熱交換器側に切り換え、風呂循環ポンプ9を駆動して浴槽内のお湯を追いだき熱交換器3へ循環させてタンク1内の高温のお湯で5分間沸き上げる。
【0066】
追いだき不可表示45は台所リモコン同様、タンク内の湯温が65℃以下に低下して追いだきができなくなった時に点灯する。
【0067】
上記追いだき不可表示45が点灯している時、追いだきスイッチ43を押すと混合弁12を湯側全開にし、風呂給湯弁19を開いてタンク1内のお湯をそのまま3分間浴槽に給湯する高温差し湯を行う。
【0068】
沸き上げ動作は電力契約に従い、深夜時間帯にタンク1内のお湯を全量90℃まで沸き上げる。
【0069】
沸き上げ動作を図5を用いて説明する。タンク内のお湯を沸き上げるときはS000で沸き上げヒーター2に通電し沸き上げヒーター2上部のお湯を加熱する。このとき沸き上げヒーター2上部のお湯は対流のため均等に沸きあがり沸き上げヒーター2直下部で比重差により湯と水の分離層が形成される。
【0070】
S001で沸き上げ温度センサー4が91℃を検出したらS002で沸き上げ循環ポンプ7を駆動する。タンク1の下部に低温のお湯または水がある場合はタンク1上部が冷やされる。この時、タンク循環路6の出口の形状は水が拡散するような形状になっていてタンク上部の高温のお湯は全体的に冷やされる。
【0071】
S003で沸き上げ温度センサー4が89℃未満を検出したらS000に戻って沸き上げ循環ポンプ7を停止する。タンク1上部のお湯は比重差から積層をなして下部の水と分離した状態を保ちながら沸き上げ循環ポンプ7によって供給された水の分だけ量を増していく。
【0072】
そして沸き上げ循環ポンプ7を駆動しても温度が低下せず、S004で沸き上げ温度センサー5が94℃を検出したらタンク下部まで沸きあがったとしてS005で沸き上げヒーター2、沸き上げ循環ポンプ7への通電を停止して全量沸き上げを終了する。
【0073】
追いだき動作を図6を用いて説明する。まずS100でタンク1内の湯温が追いだき可能な温度かを確認する。65℃未満の場合は追いだき運転をせずS101で風呂循環ポンプ9を停止し、三方弁をバイパス路側にして追いだきを終了する。ただし、ここでは追いだき開始前に三方弁9bはバイパス路側になっているので結果的に駆動されない。
【0074】
S100で追いだき温度センサー5が65℃以上を検出したら追いだきが可能として、S102で風呂循環ポンプ9をON、三方弁9bを中間位置にして、バイパス路9aと追いだき熱交換器3に同時に浴槽のお湯を循環させる。
【0075】
S103の通水検出器17による通水チェックで10秒間循環水の通水を検出したらS104で三方弁9bを追いだき熱交換器側に駆動する。
【0076】
S107,S108により追いだき運転かふろ自動運転の保温運転かの判定をして、追いだき運転の場合はS109で5分間追いだき時間をチェックしながら、S105〜S109の処理をループする。
【0077】
追いだき中にタンク1内の湯温が低下してS105で65未満を検出した場合、S106で通水なしが1分間継続した場合はその時点で追いだきを中断する。
【0078】
S109で5分間追いだきを継続を検出したらS110で風呂温度センサー16により浴槽湯温が風呂設定温度以上になっていることを確認しS101で風呂循環ポンプ9をOFFし、三方弁9bを閉位置に駆動して追いだきを修了する。
【0079】
本来、入浴中に少しだけ温度を上げるための追いだき運転時もS110の判定を通すことで前日の残り湯を沸き上げる時も使用することができる。
【0080】
またS107でふろ自動がONしていたら,S110の風呂温度センサー16による浴槽湯温のチェックのみおこない、浴槽湯温が風呂設定温度になったらS101で風呂循環ポンプ9をOFFし、三方弁9bを閉位置に駆動して追いだきを修了する。
【0081】
S108で追いだき運転がOFFしている場合は、ふろ自動運転、追いだき運転がOFFされたとして追いだきを中断する。
【0082】
次に風呂湯張り動作を図7で説明する。風呂自動運転時はこの風呂湯張り動作を行った後、追いだき動作を行うことで、浴槽10に風呂設定温度のお湯を風呂設定湯量だけ給湯し一連の風呂湯張りを完了する。
【0083】
まずS200で風呂循環ポンプ9をONし三方弁9bをバイパス路側に駆動する。
【0084】
1分間循環したあとS201で通水検出器17をチェックし、通水が無かったら浴槽が空ということでS202に進み、風呂循環ポンプ9をOFFするとともに風呂給湯弁19を開いて風呂給湯を開始する。
【0085】
S203で5分間風呂給湯を継続した後、S204で風呂給湯弁19を閉じるとともに風呂循環ポンプ9をONして1分間循環を行う。
【0086】
S205で通水検出器17をチェックし、通水が無かったら浴槽のお湯がアダプター10bまで溜まっていないということでS206,S207で2分間さらに風呂給湯を行い、再度S205でお湯がアダプター10bまで溜まったかチェックする。
【0087】
S205で通水検出器17をチェックし、通水が有ったらアダプター10bまでお湯がきたとして、S208で風呂循環ポンプ9をOFF、三方弁9bを閉位置にして、S209で10秒データ安定遅延をとったのち水位データの検出を行い値を保持する。
【0088】
S210で風呂給湯弁19を開くとともに三方弁9bをバイパス側にして風呂給湯を開始する。S211で風呂給湯開始前の水位データと浴室リモコンで設定された風呂湯量設定から風呂給湯時間を演算し、演算した時間だけ風呂給湯をおこないS212で風呂給湯弁19を閉じ、三方弁9bを閉位置にして風呂給湯を停止する。
【0089】
またS201で通水有りを検出した場合も浴槽に残り湯があるとしてS208に分岐し風呂湯量設定までの湯張りを行う。
【0090】
次に凍結予防動作について図8で説明する。凍結予防動作は冬季に風呂循環配管が凍結して配管破裂や配管閉塞になるのを防止するために行われ、ふろ湯張り動作、追いだき動作が行われていない時は常時実行されている。
【0091】
S300で風呂温度センサー16を使って風呂循環路8が凍結する温度を検出する。風呂温度センサーが2℃以下になったら風呂循環路8の凍結を防止するため風呂循環ポンプ9をONして浴槽10の残り湯を風呂循環路8に循環させる。またこの時三方弁9bはバイパス路側にする。
【0092】
S302で通水無しを検出したら浴槽10に残り湯がないとしてS303で風呂循環ポンプ9をOFFし、三方弁9bを閉位置にして、S304で30分間待機する。この待機により循環ポンプ9が空運転をしつづけることを防止している。
【0093】
浴槽10に残り湯がある場合はS305で6℃以上を検出するまで循環を継続し、6℃以上を検出したらS306で風呂循環ポンプ9をOFFし、三方弁9bを閉位置にしてS300に戻る。
【0094】
次に動作、作用について説明する。
【0095】
まず、風呂循環路8に追いだき熱交換器3をバイパスするバイパス路9aを設け、三方弁9bにより追いだき以外で循環ポンプ9をONする時は風呂循環路をバイパス路側に切り換えているので、凍結防止運転を行う際、冬場冷えた風呂循環路8の配管内の水が追いだき熱交換器3を循環することで熱量を消費するというムダを省くことができる。
【0096】
また風呂湯張り動作の中で浴槽の残り湯の有無を検出したり、お湯がアダプター10bまできたことを検出するために循環させる際にも三方弁9bをバイパス路側に切り換えているので凍結防止運転時と同様に熱量を消費するというムダを省くことができる。
【0097】
また、風呂給湯時も三方弁9bはバイパス路側に切り換わっているので、混合弁で湯と水を混合して所定の温度に調節されたお湯が追いだき熱交換器を通ることなく風呂循環路8の往き戻り配管に供給されるので、電気温水器から浴槽10までの配管圧損を低減でき短時間に風呂給湯できる上、所定温度に調節されたお湯が追いだき熱交換器を通ることで再加熱され風呂湯張り温度がずれるという問題も防止することができる。
【0098】
また断水時等に浴槽水が水道配管へ逆流するのを防止するために従来の逆止弁方式から大気開放タイプの縁切り装置を採用した場合でも、三方弁9bを閉位置にすることにより水位センサー部の配管を浴槽にのみ開放した状態にするので、水落ちすることなく水位を確実に検出することができる。
【0099】
また、風呂湯張り、凍結予防、追いだき等が停止しているときも三方弁9bは閉位置にし、追いだき熱交換器側は閉塞されいるため追いだき熱交に接続されている配管が冷やされ追いだき熱交換器3内のお湯との温度差で生じる対流を防止することができ、対流により逃げる熱量のムダを防止することができる。
【0100】
さらに追いだき運転やふろ自動運転時に15分毎に追いだき動作をONして浴槽湯温を一定に保つ保温運転開始時には三方弁9bを中間位置で一定時間とめて循環水がバイパス路側と追いだき熱交換器側に同時に流れるようにしたので、追いだき熱交換器3に滞留していた高温のお湯と風呂循環路8に滞留し冷やされた低温のお湯または水が混合され、アダプター10bから一時的に高温のお湯が出てくるオーバーシュートを効率よく低減することができる。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に係る電気温水器は風呂循環路に追いだき熱交換器をバイパスするバイパス路を設け、三方弁で循環水をバイパス路側と追いだき熱交換器側とで切り換えられるようにし、風呂循環路の凍結防止運転を行う際に三方弁をバイパス路側に切り換えることができるので、冬場冷えた配管の水が追いだき熱交換器を循環することで熱量を消費するというムダを省くことができるという省エネ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気温水器本体の構成を示す本体構成図
【図2】同電気温水器の三方弁の構成図
【図3】同電気温水器の台所リモコン外観図
【図4】同電気温水器の浴室リモコン外観図
【図5】同電気温水器の沸き上げ動作を示したフローチャート
【図6】同電気温水器の風呂追いだき動作を示したフローチャート
【図7】同電気温水器の風呂湯張り動作を示したフローチャート
【図8】同電気温水器の凍結予防動作を示したフローチャート
【符号の説明】
1 タンク
2 沸き上げヒーター
3 追いだき熱交換器
8 風呂循環路
9 風呂循環ポンプ
9a バイパス路
9b 三方弁
10 浴槽
12 混合弁
13 出湯温度センサー
14 給水配管
15 出湯配管
16 風呂温度センサー
19 風呂給湯弁
19a 縁切り装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
In recent years, there has been proposed an electric water heater capable of effectively using a calorie of hot water boiled with inexpensive late-night electric power to heat and drive a bath (Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-48414).
[0003]
The electric water heater is provided with a heat exchanger in a tank, and circulates hot water in a bathtub through the heat exchanger by a circulation pump.
[0004]
Further, a temperature sensor is provided on the tank body, and an upper heater and a lower heater are provided on the upper and lower portions of the tank, respectively.
[0005]
Then, a circulation pump circulates hot water in the bath tub through the heat exchanger, and drives the bath tub with high-temperature hot water in the tank to keep the temperature.
[0006]
In addition, when supplying hot water to a bath, the solenoid valve on the water side and the solenoid valve on the hot water side are opened to supply hot water and water to the bathtub at the same time with two pipes, so that bath water can be supplied in a short time.
[0007]
At this time, a mixing chamber is provided in the adapter so that high-temperature hot water does not blow out directly into the bathtub, and the mixture is previously mixed with water and poured.
[0008]
Further, when a temperature sensor detects a drop in the temperature of the hot water in the tank, the upper heater and / or the lower heater are energized as necessary to perform additional heating.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned conventional electric water heater, as a result, the high-temperature hot water of the water heater is directly supplied to the bathtub and mixed with the water by the adapter. Therefore, when a dedicated adapter is not used, there is a problem that high-temperature hot water directly blows out to the bath tub and involves a danger.
[0010]
The adapter itself mixes water and hot water from the two pipes when supplying hot water, and when circulating hot water in the bathtub, it is necessary to have a configuration that does not cause a short path, and there is also a problem that the configuration becomes complicated.
[0011]
In addition, since hot water and water are supplied to the bath circulation pipe through separate paths, a solenoid valve and a bordering device are required for each. In the conventional example, two check valves are arranged in series, which is simple. However, in recent years, a backflow accident to water supply has occurred, and it has been necessary to use a more reliable system for the edging device itself. In such a situation, there is also a problem that providing two hot water supply paths individually leads to an increase in cost.
[0012]
Furthermore, when the edge cutting device is configured using a vacuum break valve or the like that opens to the atmosphere when the pressure falls below a predetermined level, in the configuration of the conventional example, the water level sensor part drops to the atmosphere depending on conditions, and the water drops and the water level drops. There is also a problem that detection becomes impossible.
[0013]
In addition, at the time of bathing and keeping the bath warm, there is no means of mixing such as at the time of bath water supply in order to prevent a short path, so that hot water staying in the
[0014]
Especially when the bath is kept warm, there may be people in the bathtub, it is not safe to overshoot up to 90 ° C at maximum, and sometimes hot water comes out even if you do not burn yourself. It is unpleasant.
[0015]
Further, in this type of electric water heater, in the winter, the circulation pump is driven by the outside air temperature to circulate the remaining hot water in the bathtub through the piping to prevent the bath piping from freezing. In the configuration of the conventional electric water heater, there is a problem in that the circulating water that cools the heat exchanger circulates even during the antifreezing operation, so that the amount of heat in the tank is wasted.
[0016]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, in which hot water and water are mixed in advance, and hot water is supplied in a short time by using two pipes simultaneously. An object of the present invention is to provide an electric water heater that does not become unsafe even when a general-purpose adapter is used.
[0017]
It is another object of the present invention to provide a safe and comfortable electric water heater by reducing overshoot due to high-temperature hot water staying in a heat exchanger with the same configuration even at the time of start-up and warm-up operation start.
[0018]
It is still another object of the present invention to provide an economical electric water heater that does not waste heat even when the circulation pump is driven other than after the freezing prevention operation or the heat retention operation.
[0019]
It is another object of the present invention to provide an electric water heater capable of detecting a bathtub water level even when a more reliable bordering device having the same configuration is used.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a tank for storing hot water having a water supply port at a lower portion and a tap hole at an upper portion, a heating heater for heating water in the tank to make hot water, and a heating heater. A flush heat exchanger provided in the upper tank, a bath circulation path for circulating hot water in the bath tub via the flush heat exchanger, a bath circulation pump interposed in the bath circulation path for circulating hot water in the bath tub, A bath temperature thermistor that is interposed in the bath circulation path on the primary side of the entrainment heat exchanger and detects the temperature of the bath water; and a bypass path that bypasses the entrainment heat exchanger on the entrainment heat exchanger side of the bath circulation pump. And a three-way valve for switching the bath circulation path between the bypass path side and the follow-up heat exchanger side.
[0021]
When the anti-freezing operation is performed, the three-way valve can be switched to the bypass side to prevent the water from passing through the heat exchanger, so that the water in the pipes cooled in winter can be circulated through the heat exchanger. Waste of wasting can be eliminated.
[0022]
Also, since the three-way valve can be switched to the bypass path side during bath hot water supply, hot water adjusted to a predetermined temperature by mixing hot water with water by the mixing valve is driven out and the bath circulation path is bypassed without passing through the heat exchanger. It is possible to supply the hot water to the return pipe and supply the hot water in a short time, and it is also possible to prevent the problem that the hot water adjusted to a predetermined temperature is reheated by passing through the heat exchanger and the bath hot water temperature is shifted.
[0023]
Further, when the bathtub water level is detected, the three-way valve is set to the closed position. Therefore, even if an open-to-atmosphere type edging device is provided, the bath circulation path on the water level sensor side does not drop and the bathtub water level cannot be detected.
[0024]
Further, at the start of the driving operation and the warming operation, the three-way valve is stopped at the intermediate position for a certain period of time, and mixed with the high-temperature hot water retained in the purging heat exchanger and the low-temperature hot water or water retained in the bath circuit and cooled. Therefore, it is possible to efficiently reduce overshoot in which high-temperature hot water temporarily comes out of the adapter.
[0025]
Since all of these effects can be realized with a common simple common configuration, a high-performance electric water heater can be provided at low cost.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The electric water heater of the present invention has a water supply port at a lower portion, a tank having a tap hole at an upper portion for storing hot water, a heating heater for heating water in the tank to make hot water, and an upper portion of the heating heater. A flush heat exchanger provided in the tank, a bath circulation path for circulating hot water in the bathtub through the flush heat exchanger, a bath circulation pump interposed in the bath circulation path to circulate hot water in the bathtub, and a bath circulation It has a bypass which bypasses the feed heat exchanger on the feed heat exchanger side of the pump, and a three-way valve which switches the bath circulation path between the bypass path side and the feed heat exchanger side.
[0027]
When the anti-freezing operation is performed, the three-way valve can be switched to the bypass path side so that it does not pass through the heat exchanger, so that the water in the pipes cooled in winter can be circulated through the heat exchanger. The waste of heat consumption can be eliminated.
[0028]
A mixing valve connected to a water supply pipe connected to a water supply port at a lower portion of the tank and a hot water outlet at an upper portion of the tank to mix hot water and water to supply hot water; and a tapping temperature sensor for detecting a mixed hot water temperature on a secondary side of the mixing valve. And a hot water supply pipe connecting the secondary side of the mixing valve and the bath circulation path or the bypass path, and a hot water supply valve interposed in the hot water supply pipe, so that the three-way valve is switched to the bypass path side during hot water supply. The bath hot water supply pipe was connected to a predetermined position of a bath circulation water channel or a bypass which does not pass through the heat exchanger when hot water is supplied.
[0029]
Then, by switching the three-way valve to the bypass side at the time of bath water supply, the bath water supply is performed using the pipes of the bath circulation path, so that the bath water supply can be performed in a short time. In addition, since the hot water adjusted to a predetermined temperature by mixing the hot water and the water with the mixing valve does not pass through the heat exchanger, it is possible to prevent a problem that the bath is reheated and the bath hot water temperature is shifted. .
[0030]
When the pressure becomes lower than a predetermined pressure, a rimping device is provided on the secondary side of the bath water supply valve of the bath water supply pipe to open the atmosphere and prevent the bath water from flowing back into the water supply pipe. A water level sensor that detects the bathtub water level is provided.When the bathtub water level is detected, the three-way valve is switched to the closed position that does not communicate with either the bypass path side or the draining heat exchanger side, and the hot water supply pipe is bypassed or driven off. The heat exchanger was connected to the bath circuit opposite to the three-way valve.
[0031]
Then, when detecting the bathtub water level, the three-way valve is switched so that the piping from the three-way valve to the bathtub is opened only to the bathtub, and since the water level sensor is provided on the piping, even if the edging device is opened to the atmosphere. There is no possibility that the water level sensor cannot detect the water level due to the influence.
[0032]
In addition, it is configured to communicate with both at the intermediate position between the bypass path side of the three-way valve and the follow-up heat exchanger side. At the intermediate position on the side of the heat exchanger, it was stopped so as to be in communication with both, and then switched to the heat exchanger side for chasing.
[0033]
At the start of the flushing, the three-way valve is connected to both the bypass path side and the flushing heat exchanger side, so that the circulating water flows to the flushing heat exchanger side, and the inside of the flushing heat exchanger before the flushing starts. The hot water that has accumulated in the hot water is pushed out, and also flows to the bypass path side, where the hot and cold water are mixed at the junction of the return path of the bypass path and the bath circulation path to suppress overshoot. be able to.
[0034]
In particular, since the circulating water at the start of the purging stays in the bath circulation pipe and is cooled, the effect of suppressing the overshoot is great.
[0035]
In addition, since the three-way valve is set to the bypass side or the closed position during non-driving, it is also necessary to prevent the heat in the tank from being wasted due to the generation of convection in the circulation path including the purging heat exchanger. Can be.
[0036]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the attached FIGS.
[0037]
In FIG. 1,
[0038]
[0039]
Reference numeral 9a denotes a bypass passage, and 9b denotes a three-way valve for switching the bath circulation passage between the bypass passage 9a side and the
[0040]
If stopped during the switching from the bypass path to the follow-up heat exchanger, communication with both the bypass path and the follow-up heat exchanger will occur, and circulating water will flow to the bypass 9a and the follow-
[0041]
In FIG. 2, (1) is in a state of communicating with the bypass path side, (2) is in a state of communicating with both the bypass path and the follow-up heat exchanger side at an intermediate position, and (3) is in communication with the follow-up heat exchanger side. State (4) shows the closed position where neither the bypass path side nor the follow-up heat exchanger side communicates.
[0042]
[0043]
Reference numeral 12 denotes a mixing valve, and reference numeral 13 denotes a tapping temperature sensor. The mixing valve 12 mixes high-temperature hot water from the
[0044]
The temperature of the mixed hot water is detected by a tapping temperature sensor 13, and the mixing valve 13 is controlled to control the temperature to a predetermined temperature.
[0045]
Reference numeral 16 denotes a bath temperature sensor.
[0046]
Reference numeral 18 denotes a water level sensor, 19 denotes a bath water supply valve, and 19a denotes an edge cutting device. The bath
[0047]
The kitchen remote controller of FIG. 3 is installed in the kitchen to perform various settings of the water heater and displays the state of the water heater.
[0048]
That is, 21 is a hot water temperature setting switch, and 22 is a hot water temperature setting display. The hot
[0049]
Reference numeral 23 denotes a clock time setting switch, and
[0050]
25 is a bath automatic switch and 26 is a bath automatic display lamp. By operating the bath automatic switch 25, the bath automatic operation can be turned ON / OFF. When the bath automatic operation is ON, the bath
[0051]
Bath automatic operation automatically fills the bathtub according to the bath set temperature and bath set water level set by the bathroom remote control described later, and then automatically performs the warming operation and the hot water operation so as to maintain the bath set temperature and bath set water level Do it.
[0052]
Reference numeral 27 denotes a remaining hot water display, which displays four levels of remaining hot water. The remaining hot water level is determined when the temperature of the remaining hot water is detected at 60 ° C. or more by each of the
[0053]
28 is an automatic switch, 29 is a hot water setting switch, 30 is a hot water setting display, and 31 is an automatic display. The remaining hot
[0054]
The remaining hot water settings include “large”, “standard”, “small”, and “OFF”. “High” to “small” secure the corresponding amount of remaining hot water, and “OFF” indicates that the hot water runs out. This is a setting that is not performed.
[0055]
When the automatic switch 28 is set to the automatic ON state, the automatic display 31 is turned on, and the remaining hot water setting is automatically updated based on the past running-out operation history and the like by the hot water running-up learning means.
[0056]
The remaining hot water setting can also be manually changed by operating the remaining hot water setting switch 29. Also, the remaining hot water setting switch 29 is accepted regardless of whether it is ON or OFF. Even if you use only the summer shower and the hot water setting is OFF by the automatic cleaning function, if you want to boil the bath on that day, leave it ON. By setting the remaining hot water to "large", the amount of heat necessary for boiling the bath can be secured.
[0057]
Numeral 32 denotes an unfollowing display. When the driving
[0058]
Reference numeral 33 denotes a heat retention display, which is lit when the bath automatic operation is turned on by the bath automatic switch 25 and the bathtub is completely filled with water in a series of sequences.
[0059]
The bathroom remote controller shown in FIG. 4 is installed in the bathroom to perform various settings of the bath function on the main body of the water heater, and displays the state of the bath function.
[0060]
34 is a hot water temperature setting switch, and 35 is a hot water temperature setting display. As with the kitchen remote control, the hot water supply temperature for hot water supply to the curan or the like can be set.
[0061]
36 is a bath water amount setting switch, 37 is a bath water level display, 38 is a bath temperature setting switch, and 39 is a bath temperature setting display. The amount of hot water supplied to the bathtub can be set as the bathtub water level by using the bath water
[0062]
Further, the bathing temperature of the bathtub can be set by the bath
[0063]
40 is a bath automatic switch, 41 is a bath automatic display lamp, and 42 is a heat retention display. The automatic bath operation can be turned ON / OFF with the bath
[0064]
Reference numeral 43 denotes a shunt switch, 44 denotes a shunt display lamp, and 45 denotes a certain shunt disable display. The trailing operation can be turned ON / OFF by the trailing switch 43. When the trailing operation is ON, the trailing display lamp 44 is turned on.
[0065]
In the chasing operation, when the hot water temperature in the
[0066]
Like the kitchen remote controller, the overtaking impossible display 45 is lit when the temperature of the hot water in the tank has dropped to 65 ° C. or less and the overtaking cannot be performed.
[0067]
When the rejection switch 45 is pressed while the rejection indicator 45 is lit, the mixing valve 12 is fully opened and the bath
[0068]
In the boiling operation, the total amount of hot water in the
[0069]
The boiling operation will be described with reference to FIG. When the hot water in the tank is to be heated, the
[0070]
If the boiling
[0071]
When the boiling
[0072]
Then, even if the boiling
[0073]
The following operation will be described with reference to FIG. First, in S100, it is confirmed whether the temperature of the hot water in the
[0074]
In S100, when the
[0075]
If the flow of the circulating water is detected for 10 seconds by the flow check by the
[0076]
In S107 and S108, it is determined whether the driving operation is the driving operation or the warming operation of the automatic bath operation. In the case of the driving operation, the processing in S105 to S109 is looped while checking the driving time for 5 minutes in S109.
[0077]
If the temperature of the hot water in the
[0078]
If the purging is detected for 5 minutes in S109, it is confirmed in S110 that the bath temperature is higher than the bath set temperature by the bath temperature sensor 16, the
[0079]
Originally, it is possible to use the time of boiling up the remaining hot water of the previous day by passing the determination of S110 even in the driving operation for slightly raising the temperature during bathing.
[0080]
If the bath automatic is ON in S107, only the bathtub temperature is checked by the bath temperature sensor 16 in S110. If the bathtub temperature reaches the bath set temperature, the
[0081]
If the chasing operation is OFF in S108, the bath automatic operation and the chasing operation are turned off and the chasing operation is interrupted.
[0082]
Next, the bath filling operation will be described with reference to FIG. At the time of automatic bath operation, after performing this bath water filling operation, by performing a flushing operation, hot water at the bath set temperature is supplied to the
[0083]
First, in S200, the
[0084]
After circulating for one minute, the
[0085]
After the bath water supply is continued for 5 minutes in S203, the bath
[0086]
In step S205, the
[0087]
In step S205, the
[0088]
In S210, the hot
[0089]
Also, when the presence of water flow is detected in S201, it is determined that there is remaining hot water in the bathtub, and the process branches to S208 to fill the bath until the bath water volume is set.
[0090]
Next, the freeze prevention operation will be described with reference to FIG. The freeze prevention operation is performed in order to prevent the bath circulation pipe from freezing and rupture or blockage of the pipe in winter, and is always executed when the bath filling operation and the flushing operation are not performed.
[0091]
In S300, the temperature at which the
[0092]
If no water flow is detected in S302, it is determined that there is no remaining hot water in the
[0093]
If there is remaining hot water in the
[0094]
Next, the operation and operation will be described.
[0095]
First, a bypass 9a for bypassing the
[0096]
In addition, the three-way valve 9b is switched to the bypass road side when detecting whether there is remaining hot water in the bathtub during the bath water filling operation or when circulating hot water to detect that the hot water has reached the adapter 10b. As in the case of using the heat, waste of heat can be eliminated.
[0097]
In addition, since the three-way valve 9b is also switched to the bypass path side during hot water supply, hot water adjusted to a predetermined temperature by mixing hot water with water by the mixing valve is driven out without passing through the heat exchanger. 8, the pipe pressure loss from the electric water heater to the
[0098]
Further, even if a tubing device that opens to the atmosphere is used instead of the conventional non-return valve system to prevent the bathtub water from flowing back into the water pipe when the water is cut off, the water level sensor can be set by closing the three-way valve 9b. Since the piping of the section is opened only to the bathtub, the water level can be reliably detected without water dropping.
[0099]
Also, when the bath water filling, freezing prevention, escaping, etc. are stopped, the three-way valve 9b is set to the closed position, and since the squeezing heat exchanger side is closed, the piping connected to the squeezing heat exchanger is cooled. It is possible to prevent convection caused by a temperature difference with hot water in the driven-
[0100]
In addition, during the start-up operation or bath automatic operation, the start-up operation is turned on every 15 minutes to keep the bath tub hot temperature constant. At the start of the heat retention operation, the three-way valve 9b is stopped at the intermediate position for a certain period of time, and the circulating water is driven out to the bypass road side. Since it is made to flow to the heat exchanger side at the same time, the high-temperature hot water that has stayed in the
[0101]
【The invention's effect】
As described above, the electric water heater according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a main body configuration diagram showing a configuration of an electric water heater main body according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram of a three-way valve of the electric water heater.
FIG. 3 is an external view of a kitchen remote control of the electric water heater.
FIG. 4 is an external view of a bathroom remote control of the electric water heater.
FIG. 5 is a flowchart showing a boiling operation of the electric water heater.
FIG. 6 is a flowchart showing a bath flushing operation of the electric water heater.
FIG. 7 is a flowchart showing a bath filling operation of the electric water heater.
FIG. 8 is a flowchart showing an operation of preventing freezing of the electric water heater.
[Explanation of symbols]
1 tank
2 Boiling heater
3 Chasing heat exchanger
8 Bath circuit
9 Bath circulation pump
9a Bypass road
9b Three-way valve
10 Bathtub
12 Mixing valve
13 Hot water temperature sensor
14 Water supply piping
15 Hot water piping
16 Bath temperature sensor
19 bath hot water valve
19a Edge cutting device
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