JP2004059021A - 展示トレー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】底壁部2の左右各端縁に側面部3が折り目aを介して連設される一方、底壁部2の前後各端縁に折り返し片が折り目bを介して連設されるとともに、各側面部3の前後各端縁に支持片5が折り目cを介して連設される。また、前方の折り返し片と支持片5との対向する端縁同士および後方の折り返し片と支持片5との対向する端縁同士端が、底壁部2と側面部3との折り目aに連続する折り目dを介して連設される。さらに、折り返し片に、底壁部2と側面部3との折り目aおよび底壁部3と折り返し片4との折り目bが交差する位置を始点として、折り目bに対して45度方向に向かう斜め折り目が形成される。そして、折り返し片が折り込まれて底壁部2の裏面に接着される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、菓子などの展示トレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガムやチョコレートなどの菓子(以下、商品という。)の展示トレーは、図10に示すように、上方を開口した直方体形状に形成されている。すなわち、展示トレー100は、底壁部101の左右各端縁からそれぞれ側壁部102が立設される一方、左右の側壁部102の前後各端縁にそれぞれ連設された糊代104に、底壁部101の前後端縁からそれぞれ立設された前後壁部103がそれぞれ接着されて形成されている。そして、前後壁部103には、それぞれ略U字状の切欠部103aが形成されている。
【0003】
このような展示トレー100は、メーカーにて組み立てられた後、その空間内に複数個の商品Gが収容されるとともに、透明フィルムなどによって包装されて、コンビニエンスストアなどに輸送される。一方、コンビニエンスストアなどにおいては、透明フィルムなどの包装が除去された後、商品Gが収容された展示トレー100が陳列棚に陳列される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンビニエンスストアなどにおいて、商品Gが展示トレー100に収容された状態で陳列棚に陳列され、販売される場合、当初は、前後壁部103の切欠部103aを通して展示トレー100に収容された商品Gの包装表示内容を把握することができるものの、商品Gが徐々に取り出されて残り1段となると、前後壁部103に遮蔽されて商品Gの包装表示内容を把握することができない他、取り出しにくいという問題があった。また、商品Gが品切れとならないように、商品Gが残り少数となったら補充することが好ましいが、陳列棚における商品Gの陳列スペースは限られており、新たな展示トレー100の陳列スペースを確保することは困難である。このため、商品Gが残り少数となった展示トレー100を陳列棚から除去するとともに、新たな展示トレー100を陳列棚に陳列し、新たな展示トレー100の商品Gの上に、残りの商品Gをバラ積みするようにしているため、バラ積みされた商品Gが滑落するなどの欠点があった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、商品が残り少数となっても、商品の包装表示内容を確実に把握することができるとともに、商品を容易に取り出すことのことのできる展示トレーを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、底壁部の左右各端縁にそれぞれ側面部が折り目を介して連設される一方、底壁部の前後各端縁にそれぞれ折り返し片が折り目を介して連設されるとともに、各側面部の前後各端縁にそれぞれ支持片が折り目を介して連設され、また、底壁部の前端縁に連設された折り返し片と各側面部の前端縁にそれぞれ連設された支持片との対向する端縁同士および底壁部の後端縁に連設された折り返し片と各側面部の後端縁にそれぞれ連設された支持片との対向する端縁同士が、底壁部と各側面部との折り目に連続する折り目を介して連設され、さらに、底壁部の前後各端縁にそれぞれ連設された折り返し片には、底壁部と側面部との折り目および底壁部と折り返し片との折り目が交差する位置を始点として、底壁部と折り返し片との折り目に対して45度方向に延びる斜め折り目が形成されてなり、底壁部の前後各端縁に連設された折り返し片が折り込まれて底壁部の裏面に接着されることを特徴とするものである。
【0007】
本発明によれば、左右の側面部を底壁部との折り目に沿って折り込んで立設させるとともに、底壁部に連設された各折り返し片の裏面に接着剤を塗布した後、各折り返し片を底壁部との折り目に沿って折り込んで、底壁部の裏面に接着する。この際、追従して折り返し片が斜め折り目に沿って折り込まれるとともに、側壁部に連設された各支持片も内方に折り込まれる。そして、折り返し片と支持片との対向する端縁同士の折り目が、底壁部と折り返し片との折り目に重なることから、折り返し片が底壁部の裏面に折り込まれることにより、斜め折り目に沿って折り込まれた折り返し片の重なり合った部分も、底壁部の裏面に折り返される。
【0008】
このため、展示トレーの前後端面は、左右の側面部の前後各端縁から内方に向けて折曲された支持片を除いて、中央部の高さ方向全体が開口される。
【0009】
この結果、展示トレーに収容された商品を支持片によって滑落することなく支持することができるとともに、商品の前面中央部が常に露出されているため、商品の包装表示内容および在庫量を把握することができ、また、商品を容易に取り出すことができる。
【0010】
本発明において、前記底壁部に、該底壁部と折り返し片との後端縁側折り目を始点とするコ字状切れ目からなる接着部が形成されるとともに、底壁部の後端縁側の幅が前端縁側の幅よりもわずかに大きいと、底壁部の後端縁に連設された折り返し片を折り込んで接着部に接着することにより、接着部をコ字状切れ目に沿って切り離し、折り返し片を底壁部に対して折り目に沿って元に折り返す際、折り返し片に接着された接着部を片とともに簡単に折り返すことができる。そして、折り返し片を元に折り返して、底壁部に連続する水平面を形成するように後方に向けて延設すれば、支持片も側壁部に連続する垂直面を形成するように後方に向けて延設され、展示トレーの後端面が開口される。
【0011】
したがって、開口された展示トレーの後端面側から、新たな展示トレーを、その前端面側から挿入することができ、新旧の展示トレーを、それらの底壁部が一部重合した状態で接続することができる。このため、陳列スペースを各別に必要とすることなく新たな展示トレーを陳列することができる。
【0012】
また、本発明は、底壁部の左右各端縁にそれぞれ側面部が折り目を介して連設される一方、底壁部の前端縁に折り返し片が折り目を介して連設されるとともに、各側面部の前端縁にそれぞれ支持片が折り目を介して連設され、また、底壁部の後端縁に立ち上げ片が折り目を介して連設されるとともに、各側面部の後端縁にそれぞれ糊代が折り目を介して連設され、底壁部の前端縁に連設された折り返し片と各側面部の前端縁にそれぞれ連設された支持片との対向する端縁同士が、底壁部と各側面部との折り目に連続する折り目を介して連設され、さらに、底壁部の前端縁に連設された折り返し片には、底壁部と側面部との折り目および底壁部と折り返し片との折り目が交差する位置を始点として、底壁部と折り返し片との折り目に対して45度方向に延びる斜め折り目が形成されてなり、底壁部の前端縁に連設された折り返し片が折り込まれて底壁部の裏面に接着されるとともに、その後端縁に連設された立ち上げ片が折り込まれて左右の糊代とそれぞれ接着されることを特徴とするものである。
【0013】
本発明によれば、左右の側面部を底壁部との折り目に沿って折り込んで立設させるとともに、底壁部に連設された折り返し片の裏面に接着剤を塗布した後、折り返し片を底壁部との折り目に沿って折り込んで、底壁部の裏面に接着する。この際、追従して折り返し片の斜め折り目が折り込まれるとともに、側壁部に連設された各支持片も内方に折り込まれる。ここで、折り返し片と支持片との対向する端縁同士の折り目が、底壁部と折り返し片との折り目に重なることから、折り返し片が底壁部の裏面に折り込まれることにより、斜め折り目に沿って折り込まれた折り返し片の重なり合った部分も、底壁部の裏面に折り返される。
【0014】
一方、立ち上げ片を底壁部との折り目に沿って折り込むとともに、各糊代を各側壁部との折り目に沿って折り込み、立ち上げ片の両端部を各糊代に接着する。
【0015】
このため、展示トレーの前端面は、左右の側面部の各前端縁から内方に向けて折曲された支持片を除いて、中央部の高さ方向全体が開口され、また、その後端面は、立ち上げ片によって遮蔽される。
【0016】
この結果、展示トレーに収容された商品を支持片および立ち上げ片によって滑落することなく支持することができるとともに、商品の前面中央部が常に露出されているため、商品の包装表示内容および在庫量を把握することができ、また、商品を容易に取り出すことができる。
【0017】
本発明において、前記各側面部の外端縁にそれぞれ一対の切れ目を介して側壁部が連設され、一方の側壁部の他端縁に折り目を介して第2糊代が連設されるとともに、他方の側壁部の他端縁に折り目を介して上壁部が連設されると、組み立てられた展示トレーに設定された個数の商品を収容した後、一方の側壁部に対して第2糊代を折り込んで接着剤を塗布するとともに、他方の側壁部に対して上壁部を折り込んで第2糊代に接着することにより、展示トレーに収容された複数個の商品の左右側面および上面を左右の側壁部および上壁部によって覆うことができることから、包装容器に形成することができる。
【0018】
一方、左右の一対の切れ目に沿ってそれぞれ切り裂くことにより、各側面部に対して各側壁部を第2糊代を介して接着された上壁部とともに切り離すことができる。これらの左右の側壁部および上壁部が切り離されると、前端面が左右の側面部の各前端縁から内方に向けて折曲された支持片を除いて中央部の高さ方向全体が開口され、また、その後端面が立ち上げ片によって遮蔽された展示トレーとなることから、展示トレーとして陳列棚に陳列することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
図1および図2には、本発明の展示トレー1の一実施形態が示されている。
【0021】
この展示トレー1は、商品Gを展示するものであり、コートボールを図3に示す展開図にしたがって打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むとともに、所定部分を貼着して組み立てられる。そして、組み立てた展示トレー1に設定個数の商品Gを収容するとともに、包装フィルムなどで包装した後、コンビニエンスストアなどに出荷される。
【0022】
展示トレー1は、図3の展開図において、底壁部2の左右各端縁に左右の側面部3,3がそれぞれ折り目aを介して連設される一方、底壁部2の前後各端縁に前後の折り返し片4,4がそれぞれ折り目bを介して連設され、各側面部3,3の前後各端縁に前後の支持片5,5がそれぞれ折り目cを介して連設されて構成されている。そして、底壁部2の前後各端縁に連設された折り返し片4と、側面部3の前後各端縁に連設された支持片5とは、それらの対向する端縁同士が底壁部2と側面部3との折り目aに連続する折り目dを介して連設されている。また、底壁部2の前後各端縁に連設された折り返し片4には、底壁部2と側面部3との折り目aおよび底壁部2と折り返し片4との折り目bが交差する位置を始点として、底壁部2と折り返し片4との折り目bに対して45度方向に延びる斜め折り目eが形成されている。
【0023】
このような展示トレー1を組み立てる場合は、底壁部2に対して左右の側面部3を折り目aに沿って谷折りする一方、各折り返し片4の裏面に接着剤を塗布した後、底壁部2に対して各折り返し片4を折り目bに沿って山折りし、各折り返し片4を底壁部2の裏面に接着すればよい。この際、各折り返し片4が斜め折り目eに沿って谷折りされるとともに、各支持片5が各側面部3に対して折り目cに沿って谷折りされる。また、各折り返し片4と各支持片5との対向する端縁同士の折り目dが、底壁部2と折り返し片4との折り目bに重なることから、折り返し片4が底壁部2の裏面に折り込まれることにより、斜め折り目eに沿って折り込まれた各折り返し片4の重なり合った部分も、底壁部2の裏面に折り返される。
【0024】
このように形成された展示トレー1に設定個数の商品Gを収容した後、全体を透明フィルムなどで包装してコンビニエンスストアなどに出荷される。店頭に展示する場合は、透明フィルムなどを除去した後、図示しない陳列棚に陳列すればよい。この場合、展示トレー1の前後各端面は、左右の側面部3の前後各端縁から内方に向けて支持片5が折曲されているものの、支持片5を除いた中央部の高さ方向全体が開口されている。
【0025】
したがって、展示トレー1に収容された商品Gの前面中央部が常に露出されているため、商品Gの包装表示内容および在庫量を確実に把握することができるとともに、商品Gを展示トレー1から簡単に取り出すことができる。また、展示トレー1に収容された商品Gを支持片5によって滑落することなく支持することができる。
【0026】
ところで、前述した実施形態においては、底壁部2の前後各端縁に折り返し片4を連設するとともに、各側面部3の前後各端縁に支持片5を連設した場合を例示したが、商品Gによっては前端縁のみに折り返し片4および支持片5を設けるようにしてもよい。
【0027】
すなわち、展示トレー1の変形例である展示トレー1Aは、図4および図5に示すように、底壁部2の前端縁および各側面部3の前端縁には、前述した実施形態と同様に、それぞれ折り返し片4および支持片5が連設されているが、底壁部2の後端縁には、立ち上げ片6が折り目fを介して連設される一方、各側面部3の後端縁には、糊代7が折り目gを介してそれぞれ連設されている。
【0028】
この展示トレー1Aは、底壁部2に対して左右の側面部3を折り目aに沿って谷折りする一方、折り返し片4の裏面に接着剤を塗布した後、底壁部2に対して折り返し片4を折り目bに沿って山折りし、折り返し片4を底壁部2の裏面に接着し、次いで、底壁部2に対して立ち上げ片6を折り目fに沿って谷折りするとともに、各側面部3に対して糊代7を折り目gに沿って谷折りし、各糊代7に接着剤を塗布した後、立ち上げ片6の両端部をそれぞれ糊代7に接着すればよい。
【0029】
このようにして組み立てられた展示トレー1Aにおいても、底壁部2の後端が立ち上げ片6によって閉鎖される一方、各側面部3の前端縁から内方に向けて支持片5が折曲されていることにより、展示トレー1Aに商品Gを前端縁側から後端縁側にかけて商品Gを収容すれば、それぞれ商品Gの左右下隅部を支持片5によって支持した状態で、商品Gを展示トレー1Aに収容して陳列することができる。この際、商品Gの包装表示内容を確実に把握することができるとともに、商品Gを容易に取り出すことができる。
【0030】
一方、前述した展示トレー1Aにおいては、メーカーにおいて組み立てられた後、透明フィルムなどで別途包装されて出荷される場合を説明したが、展示トレー1Aに包装機能を付加することもできる。
【0031】
以下、包装容器兼用の展示トレー1Bについて、図6および図7に基づいて説明する。
【0032】
この展示トレー1Bは、図5に示した展開図において、一方の側面部3の外側端縁に一対の切れ目h,hを介して側壁部8が連設されるとともに、該側壁部8の外側端縁に折り目iを介して上壁部9が連設される一方、他方の側面部3の外側端縁に一対の切れ目h,hを介して側壁部8が連設されるとともに、該側壁部8の外側端縁に折り目iを介して第2糊代7Aが連設されて構成されている(図7参照)。ここで、側面部3の幅(折り目aと内方の切れ目hとの間隔)と、側壁部8の幅(内方の切れ目hと折り目iとの間隔)とを加えた長さが、商品Gの高さH(図6参照)に設定されている。
【0033】
この展示トレー1Bは、底壁部2に対して左右の側面部3および側壁部8を折り目aに沿って谷折りする一方、折り返し片4の裏面に接着剤を塗布した後、底壁部2に対して折り返し片4を折り目bに沿って山折りするとともに、折り返し片4を底壁部2の裏面に接着し、次いで、底壁部2に対して立ち上げ片6を折り目fに沿って谷折りするとともに、各側面部3に対して糊代7を折り目gに沿って谷折りし、各糊代7に接着剤を塗布した後、立ち上げ片6の両端部をそれぞれ糊代7に接着する。そして、このように組み立てられた展示トレー1Bの底壁部2に、その前端縁側から後端縁側にかけて複数個の商品Gを配置収容した後、側壁部8に対して第2糊代7Aを谷折りして、その表面に接着剤を塗布するとともに、側壁部8に対して上壁部9を谷折りして、その裏面を第2糊代7Aに接着することにより、商品Gを包装することができる。
【0034】
この場合、商品Gは、その前面の左右下隅部が支持片5によって支持されるとともに、後面が立ち上げ片6によって支持されるため、脱落することが防止される。また、商品Gの前面および後面は、露出されているため、商品Gの包装表示内容から、包装を開封することなくその中身を把握することができる。
【0035】
一方、このように包装されて商品Gがコンビニエンスストアなどに輸送されたならば、各一対の切れ目h,hによって区画された端部を把握して引き裂けば、側面部3から上方の、左右の側壁部8および第2糊代7Aに接着されて一体となっている上壁部9を切り離すことができる。この状態は、先に図4に示した展示トレー1Aとなることから、そのまま陳列棚に陳列すればよい。
【0036】
ところで、前述した展示トレー1において、展示トレー1内の商品Gの在庫がなくなった場合に、商品Gが収容された展示トレー1を新たに陳列することになる。ここで、展示トレー1内の商品Gの在庫が一定個数に減少した場合に、新たな展示トレー1を陳列できるようにすれば、常に商品Gが店頭に陳列されるため好ましい。
【0037】
以下、商品Gが一定個数に減少した場合、各別な設置スペースを必要とすることなく新たに陳列できる展示トレー1Cについて説明する。
【0038】
なお、この展示トレー1Cは、先に図1乃至図3において説明した展示トレー1とほぼ同一の構成を有しており、相違する点についてのみ説明する。
【0039】
この実施形態の展示トレー1Cは、図8に示す展開図において、底壁部2の後端縁に連設された折り返し片4に対応して、底壁部2と折り返し片4との後端縁側折り目bを始点とするコ字状切れ目jからなる接着部2aが底壁部2に形成されるとともに、接着部2aが形成された側である底壁部2の後端縁の幅W1 は、その前端縁の幅W2 よりもコートボールの厚みを考慮してわずかに大きく設定されている。
【0040】
このような展示トレー1を組み立てる場合は、底壁部2に対して左右の側面部3を折り目aに沿って谷折りする一方、接着部2aの裏面に接着剤を塗布した後、底壁部2に対して後端縁側の折り返し片4を折り目bに沿って山折りし、折り返し片4を接着部2aの裏面に接着するとともに、前端縁側の折り返し片4の裏面に接着剤を塗布した後、底壁部2に対して折り返し片4を折り目bに沿って山折りし、折り返し片4を底壁部2の裏面に接着すればよい。この際、各折り返し片4が斜め折り目eに沿って谷折りされるとともに、各支持片5が各側面部3に対して折り目cに沿って谷折りされる。また、各折り返し片4と各支持片5との対向する端縁同士の折り目dが、底壁部2と折り返し片4との折り目bに重なることから、折り返し片4が底壁部2の裏面に折り込まれることにより、斜め折り目eに沿って折り込まれた各折り返し片4の重なり合った部分も、底壁部2の裏面に折り返される。
【0041】
このようにして組み立てられ、商品Gが収容された展示トレー1Cがコンビニエンスストアなどに出荷されたならば、展示トレー1の場合と同様に陳列棚に陳列される。
【0042】
展示トレー1C内の商品Gの在庫が少なくなった場合には、展示トレー1Cを陳列棚から取り出した後、底壁部2に形成された接着部2aを押し込み、接着部2aをコ字状切れ目jに沿って切り離す。ここで、底壁部2の後端縁に連設された折り返し片4は、接着部2aにのみ接着されている。したがって、折り返し片4を底壁部2との折り目bに沿って後方に向けて折り返した際、折り返し片4に接着された接着部2aについても折り目bに沿って折り返すことができる。このため、折り返し片4を底壁部2に連続する水平面を形成するように後方に延設させることができる。また、左右の側面部3の各後端縁に連設された支持片5についても、左右の側面部3に連続する垂直面を形成するように後方に向けて延設させることができる。この結果、図9に示すように、展示トレー1Cの後端面は、開口される。
【0043】
一方、新たな展示トレー1Cを取り出し、その前端面側を、先に折り返し片4および支持片5を元に戻した展示トレー1Cの後端縁側から前方に向けて差し込み、両方の展示トレー1C,1Cを接続する(図9参照)。この際、展示トレー1Cにおける底壁部2の前端縁の幅W2 は、その後端縁側の幅W1 よりもわずかに小さいため、容易に挿入することができる。
【0044】
このようにして、新旧二つの展示トレー1C,1Cを、それらの底壁部2,2が一部重なり合った状態で陳列棚に陳列すれば、商品Gの在庫が少なくなった展示トレー1Cの底壁部2を一部利用して、新たな展示トレー1Cを陳列することができる。したがって、陳列棚に割り当てられた当該商品Gの床面積が小さい場合であっても、陳列することができる。しかも、商品Gの在庫をきらすことなくを常に陳列することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、商品が残り少数となっても、商品の包装表示内容を一目で把握することができるとともに、商品を容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の展示トレーの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の展示トレーの裏面を一部省略して示す斜視図である。
【図3】図1の展示トレーの展開図である。
【図4】図1の展示トレーの変形例を示す斜視図である。
【図5】図4の展示トレーの展開図である。
【図6】図1の展示トレーの他の変形例を示す斜視図である。
【図7】図6の展示トレーの展開図である。
【図8】図1の展示トレーのもう一つの変形例を示す斜視図である。
【図9】図8の展示トレーを陳列する要領を説明する斜視図である。
【図10】従来の展示トレーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 展示トレー
2 底壁部
2a 接着部
3 側面部
4 折り返し片
5 支持片
6 立ち上げ片
7,7A 糊代
8 側壁部
9 上壁部
a,b,c,d,f,g,i 折り目
e 斜め折り目
h 切れ目
j コ字状切れ目
G 商品
Claims (4)
- 底壁部の左右各端縁にそれぞれ側面部が折り目を介して連設される一方、底壁部の前後各端縁にそれぞれ折り返し片が折り目を介して連設されるとともに、各側面部の前後各端縁にそれぞれ支持片が折り目を介して連設され、また、底壁部の前端縁に連設された折り返し片と各側面部の前端縁にそれぞれ連設された支持片との対向する端縁同士および底壁部の後端縁に連設された折り返し片と各側面部の後端縁にそれぞれ連設された支持片との対向する端縁同士が、底壁部と各側面部との折り目に連続する折り目を介して連設され、さらに、底壁部の前後各端縁にそれぞれ連設された折り返し片には、底壁部と側面部との折り目および底壁部と折り返し片との折り目が交差する位置を始点として、底壁部と折り返し片との折り目に対して45度方向に延びる斜め折り目が形成されてなり、底壁部の前後各端縁に連設された折り返し片が折り込まれて底壁部の裏面に接着されることを特徴とする展示トレー。
- 前記底壁部に、該底壁部と折り返し片との後端縁側折り目を始点とするコ字状切れ目からなる接着部が形成されるとともに、底壁部の後端縁側の幅が前端縁側の幅よりもわずかに大きいことを特徴とする請求項1記載の展示トレー。
- 底壁部の左右各端縁にそれぞれ側面部が折り目を介して連設される一方、底壁部の前端縁に折り返し片が折り目を介して連設されるとともに、各側面部の前端縁にそれぞれ支持片が折り目を介して連設され、また、底壁部の後端縁に立ち上げ片が折り目を介して連設されるとともに、各側面部の後端縁にそれぞれ糊代が折り目を介して連設され、底壁部の前端縁に連設された折り返し片と各側面部の前端縁にそれぞれ連設された支持片との対向する端縁同士が、底壁部と各側面部との折り目に連続する折り目を介して連設され、さらに、底壁部の前端縁に連設された折り返し片には、底壁部と側面部との折り目および底壁部と折り返し片との折り目が交差する位置を始点として、底壁部と折り返し片との折り目に対して45度方向に延びる斜め折り目が形成されてなり、底壁部の前端縁に連設された折り返し片が折り込まれて底壁部の裏面に接着されるとともに、その後端縁に連設された立ち上げ片が折り込まれて左右の糊代とそれぞれ接着されることを特徴とする展示トレー。
- 前記各側面部の外端縁にそれぞれ一対の切れ目を介して側壁部が連設され、一方の側壁部の他端縁に折り目を介して第2糊代が連設されるとともに、他方の側壁部の他端縁に折り目を介して上壁部が連設されることを特徴とする請求項3記載の展示トレー。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013509338A (ja) * | 2009-10-30 | 2013-03-14 | クラフト・フーズ・グローバル・ブランズ・エルエルシー | ディスプレイコンテナのためのスプリットケースシステム |
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- 2002-07-25 JP JP2002217035A patent/JP4047649B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2013509338A (ja) * | 2009-10-30 | 2013-03-14 | クラフト・フーズ・グローバル・ブランズ・エルエルシー | ディスプレイコンテナのためのスプリットケースシステム |
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JP4047649B2 (ja) | 2008-02-13 |
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