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JP2004054391A - 競技管理装置およびプログラム - Google Patents

競技管理装置およびプログラム Download PDF

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JP2004054391A
JP2004054391A JP2002208082A JP2002208082A JP2004054391A JP 2004054391 A JP2004054391 A JP 2004054391A JP 2002208082 A JP2002208082 A JP 2002208082A JP 2002208082 A JP2002208082 A JP 2002208082A JP 2004054391 A JP2004054391 A JP 2004054391A
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JP2002208082A
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Masao Ishizuka
石塚 真男
Takeshi Endo
遠藤 剛
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

【課題】ネットワークを介した競技を誰でも主催することができると共に、その主催者が自由な競技を企画設定したとしても、自由企画の各種の競技を統一的に運営できるようにする。
【解決手段】管理サーバ1は、テーマ主催者端末3から希望する競技内容を受け付けて登録する。管理サーバ1は、競技参加者端末6から競技テーマ別進捗状況を報告する為の送信フォーマットとして、各テーマ間において統一化した標準形式の競技データを受信し、この標準形式の競技データに基づいて各参加者の成果を比較評価して、その評価結果に応じた競技進捗状況報告画面を作成して競技参加者端末6へ送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークを介して開催される競技を運営管理する競技管理装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、特定技能に対する個人能力を競い合う為の競技を開催する場合、その参加者を募集し、各参加者の技能を評価し、他の参加者との比較によって順位を決定し、その順位に応じた賞品を授与するようにしている。例えば、ウォーキングキャンペーン競技にあっては、一定期間内の歩数を万歩計(登録商標)で個人毎にカウントし、各自の累積歩数を比較して順位を決定し、その順位に応じた賞品を授与するようにしている。この場合、インターネットを利用して、競技案内や参加者の募集/受付、競技状況(結果)等の情報をインターネット上のWebサーバで閲覧提供することも行われており、例えば、ネットワーク対戦ゲーム等では参加者からの競技データをネットワーク経由で受信することにより、遠隔地に居る参加者同士でもリアルタイムに競技を行うことが可能となる。また、英語能力等の特定技能に対する個人能力をコンピュータ装置によって自動評価することも行われている。
ところで、各人には様々な趣味、嗜好、目的、目標があり、健康管理や運動能力アップの為にウォーキングやダイエットを行ったり、資格取得や技能アップの為に勉強やタイピング練習等を行っているが、自分だけで行っていると、運動意欲や学習意欲が湧かず、途中で挫折してしまう場合が多かった。このような場合、競技形式で参加者同士が競い合い、自分の実力や成果が他の参加者と比べてどのくらいかを客観的に分かれば、各人の意欲を向上させ、目標を達成しやすいという効果を生む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの各種競技は、そのサービスを提供する業者側が固定的に設定したものであり、競技種目や競技内容が限られ、流行に合わなくなったり、直ぐに飽きられてしまうことも多かった。また、競技は、その参加者だけが楽しんだり、利益を得るものであり、盛り上がりに欠けたり、いま一つやる気が出せないことも多かった。
【0004】
第1の発明の課題は、ネットワークを介した競技を誰でも主催することができると共に、その主催者が自由な競技を企画設定したとしても、自由企画の各種の競技を統一的に運営できるようにすることである。
第2の発明の課題は、ネットワークを介して開催される競技において、その競技状況の他に、広告主側から提供される広告を競技参加者に限らず、第三者にも広く提示できるようにすることである。
第3の発明の課題は、ネットワークを介して開催される競技をその参加者に限らず、第三者にも広く公開して、競技結果を予想する楽しみ方も提供できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明(第1の発明)は、ネットワークを介して開催される競技を運営管理する競技管理装置であって、競技の主催を希望する主催者側の端末から希望する競技内容を受け付けて設定登録する競技登録手段と、この競技登録手段によって設定された複数種の競技種目のうち、任意の競技への参加希望の申込をその参加者側の端末から受け付けて登録する参加登録手段と、前記各参加者側の端末から種目別進捗状況を報告する為の送信フォーマットとして、各競技種目間において統一化した標準形式の競技データを受信する受信手段と、この受信手段によって受信した標準形式の競技データに基づいて各参加者の成果を比較評価して、その評価結果に応じた案内情報を作成出力する評価出力手段とを具備するものである。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項12記載の発明)。
【0006】
したがって、請求項1、12記載の発明は、競技の主催を希望する主催者側の端末から希望する競技内容を受け付けて登録することができるので、自由企画の競技を誰でも主催することが可能となり、また、競技参加者側の端末から種目別進捗状況を報告する為の送信フォーマットとして、各競技種目間において統一化した標準形式の競技データを受信し、この標準形式の競技データに基づいて各参加者の成果を比較評価して、その評価結果に応じた案内情報を作成出力することにより、主催者が自由な競技を企画設定したとしても、自由企画の各種の競技を統一的に運営することができ、誰でも自由に競技に参加することが可能となる。
【0007】
なお、請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記受信手段は、参加者からの自己申告によって入力された標準形式の競技データを電子メールによって受信する(請求項2記載の発明)。
したがって、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、競技専用機器やソフトの要否に拘らず、メールによる自己申告によって誰でも自由かつ容易に競技に参加することができる。
【0008】
複数種の競技種目の中から参加者側で任意に選択指定された競技の種類に応じて前記受信手段は、参加者所持の専用機器によって計測/算出された標準形式の競技データを受信する(請求項3記載の発明)。
したがって、請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、競技を自由企画した主催者が運動量/学習量/練習量/作業量を競い合う競技に専用機器が必要な場合でも、標準形式の競技データを送信する機能を備えた専用機器またはソフトを開発して販売したり、貸し出しを行うだけで、自由企画を行うことができると共に、その販売や貸し出しによって利益を得ることもでき、また、専用機器またはソフトを利用して誰でも自由かつ容易に競技に参加することができる。
【0009】
参加者所持の専用機器によって計測/算出された標準形式の競技データが送信されて来た場合に、前記受信手段は、その専用機器によって暗号化された標準形式の競技データであることを条件に、当該競技データを正規な専用機器からの競技データとして受信する(請求項4記載の発明)。
したがって、請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果を有する他に、正しい暗号化された標準形式の競技データであれば、正規な競技用として認定した専用機器、専用ソフトからの競技データであるかを認識することができ、競技用として認定していない機器やソフトからのデータをキャンセルすることができる。
【0010】
前記競技登録手段は、新規競技の主催を希望する希望者側の端末に対して、既に登録されている競技を含めた競技スケジュールを案内送信した後に、この主催希望者側の端末から受け付けた新規競技を設定登録する(請求項5記載の発明)。
したがって、請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、既登録の競技とそのスケジュールを新規登録希望者に案内することで、同一内容の競技が重複して設定されることはなく、新鮮な競技を何時でも自由に設定することが可能となる。
【0011】
請求項6記載の発明(第2の発明)は、ネットワークを介して開催される競技を運営管理する競技管理装置であって、広告主が提供する広告に関する広告情報をその広告主側の端末から受信して登録する広告登録手段と、競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを受信して各参加者の進捗状況を評価する評価手段と、競技状況の閲覧要求に応答して、前記評価手段によって得られた評価結果を送信する評価結果送信手段と、競技に関する各種のアクセスに応答して、前記広告情報対応の広告を取得して当該アクセス者側の端末へ送信する広告送信手段とを具備するものである。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項6記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項13記載の発明)。
【0012】
したがって、請求項6、13記載の発明は、広告主が提供する広告に関する広告情報をその広告主側の端末から受信して登録しておき、競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを受信して各参加者の進捗状況を評価し、この評価結果を競技状況の閲覧要求に応答してその要求元へ送信したり、登録されている広告を競技に関する各種のアクセスに応答してそのアクセス者側の端末へ送信するようにしたから、競技参加者の他、その競技に関心を持った競技見学者等に広告を提示することができ、多くの人達に効果的な宣伝が可能となる。
【0013】
なお、請求項6記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記広告登録手段は、複数種の競技種目に対応して広告情報を登録し、複数種の競技種目のうち、任意に選択指定された競技に関する各種のアクセスに応答して、前記広告情報送信手段は、選択指定された競技に対応付けられている広告を取得してそのアクセス者側の端末へ送信する(請求項7記載の発明)。
したがって、請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、競技種目毎に異なる広告を提示することができるので、競技に関心を持つ同じ消費者層をターゲットとして、多くの人達に効果的な宣伝が可能となる。
【0014】
前記広告登録手段は、広告主側の端末から広告情報の他に、資金提供情報を受信して登録し、前記広告送信手段は、競技に対して複数の広告が登録されている場合に、各広告主の資金提供情報を参照し、資金が多い広告主が提供した広告を優先送信する(請求項8記載の発明)。
したがって、請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、資金が多い広告主が提供した広告を優先して提示することができるので、効果的な資金集めが可能となる。
【0015】
請求項9記載の発明(第3の発明)は、ネットワークを介して開催される競技を運営管理する競技管理装置であって、競技結果を予想投票する投票者側の端末から送信されて来た投票内容を登録する投票登録手段と、競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを逐次受信して各参加者の進捗状況を評価する評価手段と、競技が終了した場合に、前記評価手段によって得られた評価結果と各投票者の投票内容とに基づいて各投票者に付与する報酬を決定する決定手段とを具備するものである。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項9記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項14記載の発明)。
【0016】
したがって、請求項9、14記載の発明は、競技結果を予想投票する投票者側の端末から送信されて来た投票内容を登録し、競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを逐次受信して各参加者の進捗状況を評価し、競技が終了した場合に、この評価結果と各投票者の投票内容とに基づいて各投票者に付与する報酬を決定するようにしたから、競技結果をその参加者に限らず、第三者にも広く公開して、競技結果を予想する楽しみ方を提供することができ、競技参加者にあっても、やる気を増大させることが可能となる。
【0017】
なお、請求項9記載の発明は次のようなものであってもよい。
競技への参加希望の申込をその参加者側の端末から受け付けて登録する参加登録手段と、投票者端末からの閲覧要求に応答して、競技内容およびその参加者に関する情報をその要求元の端末へ送信する閲覧要求送信手段と(請求項10記載の発明)。
したがって、請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の発明と同様の効果を有する他に、投票者端末からの閲覧要求に応答して、競技内容およびその参加者に関する情報をその要求元の端末へ送信するようにしたから、競技の具体的な内容の他、参加者の個々の特徴とを加味して予想投票することができ、より正確な予想が可能となる。
【0018】
類似する複数種の競技種目間にまたがる競技管理および投票管理を行う(請求項11記載の発明)。
したがって、請求項11記載の発明によれば、請求項9記載の発明と同様の効果を有する他に、1つの競技種目に限らず、複数種の競技種目にまたがって投票することができ、より幅広い予想が可能となり、投票者も多くなり、盛大な競技および投票を期待することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図27を参照してこの発明の一実施形態を説明する。
図1は、競技運営管理システムの全体構成を示したブロック図である。
競技運営管理システムは、広域通信のネットワークを利用して誰でも自由に参加できる競技を提供する一般公開型の競技運営管理システムであり、ネットワークを介して開催される競技を運営管理するサービス提供者(企業)側の管理サーバ1を中核とし、1つの競技の枠内に制限されない自由な競技を主催し、どのような目標を持った人でも、自由に参加することができる競技の場を提供するものである。この場合、競技参加者は、個人に限らず、例えば、性別、年代、技能、目標等が似ている同士がグループを構成して参加することができ、更に、最初からグループ参加を申し込まなくてもよく、既存のグループに個人が任意に加入することもできる。
【0020】
ここで、ネットワークを介して開催される競技とは、例えば、ウォーキング等の健康促進、ダイエット、タイピング能力向上、語学等の資格取得等のように、身体能力、技能、知識能力の向上を図る競技およびボランティア競技等であり、ネットワークを介した競技を誰でも自由に主催することができると共に、その主催者が自由な競技を企画設定したとしても自由企画の各種の競技を統一的に運営管理できるようにしている。
更に、この競技運営管理システムにおいては、広告主(スポンサー)側から提供される広告を競技参加者に限らず、第三者(競技見学者等)にも広く閲覧できるようにしたり、第三者が競技結果(順位)を予想して投票する楽しみ方も提供できるようにしている。
【0021】
管理サーバ1には、有線/無線のネットワーク網(インターネット、移動体通信網)2を介して各種の端末として、テーマ主催者端末3、一般スポンサー端末4、一般投票者端末5、競技参加者端末6、競技専用機器7が接続されている。なお、管理サーバ1は、Webサーバ機能、電子メールサーバ機能、データベースサーバ機能等の各種のサーバ機能を備えており、また、テーマ主催者端末3、一般スポンサー端末4、一般投票者端末5、競技参加者端末6は、Webブラウザ機能および電子メール機能を備え、また、競技専用機器7は、電子メール機能を備えている。なお、上述した各関係者が使用する端末5〜6は、PC(パーソナルコンピュータ)またはPDA(パーソナルデジタルアシスタント)等であり、汎用のWebアクセスプログラムおよびメール送受信プログラムが搭載され、管理サーバ1を何時でも自由にアクセスして情報閲覧や情報送信等を行うことができる汎用のコンピュータ端末である。
【0022】
テーマ主催者端末3は、ネットワークを介した競技を誰でも主催することができる主催者側の端末であり、Webアクセスによって管理サーバ1との間でデータの送受信を行うようにしている。
ここで、「テーマ」とは、競技カテゴリーが例えば、運動競技であれば、このカテゴリーの中に含まれている「ウォーキング」、「ダイエット」等の競技種目を示し、また、競技カテゴリーが学習競技であれば、このカテゴリーの中に含まれている「タイピング能力向上」、「語学資格取得」等の競技種目を示しており、テーマ主催者は、管理サーバ1側に自由なテーマを企画して設定することができる。
【0023】
一般スポンサー端末4は、競技参加者、競技見学者等に閲覧させる広告イメージ(画像、写真、案内文等)を提供する広告提供者側の端末であり、Webアクセスによって管理サーバ1との間でデータの送受信を行うようにしている。ここで、一般企業や組織が自己の商品やサービスを宣伝する他に、個人でもスポンサーとなることができ、例えば、落し物をした個人が競技主催者となり、「落し物探し競技」を企画した場合には、その個人がスポンサーとなって広告を提供し、拾い主に対して謝礼を授与するようなケースがある。また、公共ボランティア競技を主催する場合には、そのボランティアに賛同した人がスポンサーとなり、資金の提供を行うこともできる。
【0024】
一般投票者端末5は、競技順位を誰でも自由に予想投票することができる投票者側の端末であり、Webアクセスによって管理サーバ1との間でデータの送受信を行うようにしている。ここで、管理サーバ1は、競技の開催前には競技の具体的な内容の他に、競技参加者に関する情報を要求に応じて公開して予想投票を受け付て、その投票内容を登録管理し、競技が終了した際に、最終競技結果と各投票者の投票内容とに基づいて予想が的中した投票者に対して付与する報酬ポイントを決定するようにしている。
【0025】
競技参加者端末6は、ネットワークを介して競技への参加申込を受け付けた競技参加者側の端末であり、Webアクセスによって管理サーバ1との間でデータの送受信を行うようにしていると共に、電子メールを管理サーバ1へ送信するようにしている。
競技専用機器7は、競技参加者が使用する電子機器であり、例えば、ウォーキング競技用の万歩計(登録商標)、ダイエット競技用の体重計の他、学習競技用のソフトをインストールしたPC、PDA等である。この場合、競技参加者端末6、競技専用機器7は、競技の進捗状況を電子メールによって管理サーバ1へ送信するが、競技参加者からの指示あるいは一定タイミング毎に競技の進捗状況を管理サーバ1へ送信するようにしている。
【0026】
図2は、管理サーバ1の基本的構成要素を示したブロック図である。
CPU101は、記憶装置102内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトにしたがってこの管理サーバ1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶装置102は、オペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトの他、データベース等が格納され、磁気的、光学的、半導体メモリ等やその駆動系によって構成されている。この記録装置102はハードディスク等の固定的なメモリの他、CD−ROM、DVD等の着脱自在な記憶媒体を装着可能な構成であってもよい。この記憶装置102内のプログラムやデータは、必要に応じてRAM(例えば、スタティックRAM)103にロードされたり、RAM103内のデータが記憶装置102にセーブされる。更に、CPU101は通信装置104を介して他の電子機器のプログラム/データを直接アクセスして使用したり、他の電子機器から通信装置104を介してダウンロード受信することもできる。
【0027】
記憶装置102は、プログラム記憶領域102Aとデータ記憶領域102Bとを有し、このプログラム記憶領域102A内には、後述する各種の処理プログラムとして、「Webアクセス処理」、「新規〇〇設定/登録処理」、「競技進捗状況閲覧処理」、「投票処理」、「競技終了処理」、「競技データ受信処理」等が格納されている。また、データ記憶領域102Bには、後述する各種のテーブルとして、競技管理テーブル、グループ管理テーブル、評価方法管理テーブル、競技データ送信方法管理テーブル、成績管理テーブル、投票管理テーブル、競技参加者管理テーブル、競技データ管理テーブル、スポンサー管理テーブル等が格納されている。また、RAM103内には、プログラム実行領域103Aと作業領域103Bとを有している。
一方、CPU101にはその入出力周辺デバイスである通信装置104、入力装置105、表示装置106、印字装置107がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU101はそれらの動作を制御する。なお、通信装置104は、構内通信網や広域通信網に接続され、他の情報処理装置との間でのデータの送受信を制御するもので、例えば、通信モデムや赤外線モジュールあるいはアンテナ等を含む有線/無線の通信インターフェイスである。
【0028】
図3は、学習用機器としての競技専用機器7の基本的構成要素を示したブロック図である。
この競技専用機器7の基本的構成要素においても、上述した管理サーバ1と同様に、CPU71、プログラム記憶領域72Aとデータ記憶領域72Bとを備えた記憶装置72、プログラム実行領域73Aと作業領域73Bとを備えたRAM73、通信装置74、入力装置75、表示装置76を有している。
この競技専用機器7は、汎用のPCまたはPDA等に対して、英語学習ソフト、タイピング練習ソフト等をインストールすることにより学習専用機器として使用可能としたものである。なお、プログラム記憶領域71Aには、後述する「競技データ送信処理」プログラム等が格納されている。
【0029】
図4は、運動用機器としての競技専用機器7の基本的構成要素を示したブロック図である。
この競技専用機器7は、図2で示した競技専用機器7と同様に、CPU71、プログラム記憶領域71Aとデータ記憶領域72Bとを備えた記憶装置72、プログラム実行領域73Aと作業領域73Bとを備えたRAM73、通信装置74、入力装置75、表示装置76を有している他、センサー77を有している。
このセンサー77は、運動競技の種類に応じて「万歩計(登録商標)」、「自転車走行距離計」、「血圧計」、「脈拍計」、「圧力計」、「体重計」、「身長計」、「位置検出器(GPS)」等である。
【0030】
図5は、テーマ主催希望者、スポンサー希望者、競技参加希望者、投票希望者等の要求に応じてその要求元の端末に対して提供する競技スケジュール&テーマ一覧画面STを示した図である。
なお、この競技スケジュール&テーマ一覧画面STは、上述した各希望者側の端末に限らず、管理サーバ1側であっても、勿論、それを任意に呼び出して表示させることができる。
この競技スケジュール&テーマ一覧画面STの上部に描画された横線は、競技スケジュールの進行を指標するもので、「年月」を示した時間軸となっており、1ヶ月単位毎に区分表示されている。
【0031】
この競技スケジュール指標Aを基準として、テーマ一覧ブロックB、C、D、E等が配置表示されている。テーマ一覧ブロックは、競技カテゴリー別に区分されたもので、例えば、テーマ一覧ブロックBは、「運動競技」、テーマ一覧ブロックCは、「人助け競技」、テーマ一覧ブロックDは、「公共ボランティア競技」、テーマ一覧ブロックEは、「学習競技」の競技カテゴリーに対応し、競技スケジュールに合わせた位置に各テーマ一覧ブロックが配置表示されている。
なお、テーマ一覧ブロック内の各テーマは、上述したように同一のカテゴリーに属する各種の競技種目を意味しているが、テーマ一覧ブロックは、競技カテゴリーを示している。つまり、テーマ一覧ブロック内の各競技種目がテーマを示し、テーマ一覧ブロックが競技カテゴリーを示している。以下、“競技カテゴリー”を単に“競技”と称する場合がある。
【0032】
競技スケジュール&テーマ一覧画面ST内に配置された各テーマ一覧ブロックの位置によって、その開催期間を知ることができるようになっており、例えば、テーマ一覧ブロックB内の「運動競技」は、“2001年の11月上旬”まで開催されていることが明示され、また、テーマ一覧ブロックCの「人助け競技」は、“9月上旬から11月上旬”まで開催されていることが明示される。
なお、図示の例では、競技スケジュール指標Aに「年月」を示したが、勿論、「年月日」、「年月日時分」を示すようにしてもよい。また、この各テーマ一覧ブロック内には、現在の競技状態も合わせて表示されており、例えば、テーマ一覧ブロックBの「運動競技」には、現在のステータスとして“競技終了”が表示され、また、テーマ一覧ブロックCには、“競技中”、テーマ一覧ブロックDには、“テーマ登録受付中”、テーマ一覧ブロックEは、“競技参加受付中”が表示されている。
【0033】
各テーマ一覧ブロック内には、1または複数種のテーマが企画設定されている。例えば、図5の例では、「運動競技」のテーマ一覧ブロックB内には、「チャレンジウォーキング」、「健康ウォーキング」、「ダイエット」が企画設定され、「人助け競技」のテーマ一覧ブロックC内には、上述した「落し物探し」が企画設定され、「公共ボランティア競技」のテーマ一覧ブロックD内には、「空き缶回収」が企画設定され、「学習競技」のテーマ一覧ブロックE内には、「英語学習」、「タイピング能力向上」、「タイピング練習量」、「タイピング絶対能力」が企画設定されている。
ここで、図中、破線で示した枠内には、他の競技テーマを追加設定できる余裕があることを示し、各競技カテゴリー(テーマ一覧ブロック)毎に予め設定されている最大テーマ数の範囲内において、他の競技テーマを自由に設定追加できるようにしている。なお、テーマ一覧ブロック内に設定された各種のテーマは、同一期間に開催される。
【0034】
各テーマ一覧ブロック内には、4種類のボタンBT1〜BT4が配置されており、この4種類のボタンBT1〜BT4は、「設定」、「提供」、「投票」、「閲覧」に対応付けられている。なお、図中、実線で示したボタンが現在アクティブ状態にあることを示している。また、競技スケジュール&テーマ一覧画面STの右下部には、競技設定ボタンBT5、終了ボタンBT6が配置されている。更に、競技スケジュール&テーマ一覧画面STには、上述した各種のボタンをどのような時にクリックするかを説明する為の各種のメッセージ文が案内表示されている。
【0035】
設定ボタンBT1は、“テーマ登録受付中”であるテーマ一覧ブロック内に新規なテーマを設定登録する場合にクリックされるボタンであり、提供ボタンBT2は、スポンサーが資金や広告提供を申し込む場合、また、投票ボタンBT3は、競技結果を予想投票する場合、閲覧ボタンBT4は、競技状況の詳細を閲覧する場合にクリックされるボタンである。
競技設定ボタンBT5は、競技カテゴリー(テーマ一覧ブロック)を新規設定する場合にクリックされるボタンであり、終了ボタンBT6は、競技スケジュール&テーマ一覧画面STを閉じる場合にクリックされるボタンである。
なお、各テーマの詳細、競技参加を希望する場合には、所望するテーマ一覧ブロック内のテーマをクリックして選択指定するようにしている。
競技スケジュール&テーマ一覧画面ST内には、左/右スクロールボタンBT7、BT8が配置されており、画面全体を横方向にスクロール表示させる場合に操作される。
【0036】
図6(A)は、競技スケジュール&テーマ一覧画面ST内の競技設定ボタンBT5が操作された場合において、その設定要求元の端末に対して提供される新規競技設定画面GAを示した図である。
この新規競技設定画面GAは、競技カテゴリーを新規設定する場合に使用されるもので、サービス提供者の他、テーマ主催希望者であっても新規競技を設定可能としている。この新規競技設定画面GA内には、「競技名」、「開始日時」、「終了日時」、「最大テーマ数」の各項目が表示されており、各項目に対応するデータを設定情報として入力する。「最大テーマ数」は、上述したように、1つの競技カテゴリー内に設定可能なテーマ数を示し、無制限な設定を避ける為にサービス提供者あるいはテーマ主催希望者が任意に設定するようにしている。この設定画面GA内に必要事項を入力した後、送信ボタンがクリックされると、管理サーバ1は、新規競技設定処理を行うが、キャンセルボタンがクリックされると、その設定処理はキャンセルされる。
【0037】
図6(B)は、テーマ主催希望者側の端末3に対して提供する新規テーマ設定画面TPを示した図である。
この新規テーマ設定画面TPは、競技カテゴリー内に新規なテーマを設定する場合に使用されるもので、このテーマ設定画面TP内には、「テーマ名」、「最大グループ数」、「グループ当たりの定員数」、「評価項目」、「個人評価方法」、「個人ハンデ」、「グループ評価方法」、「テーマ間正規化補正式」、「競技データ送信方法」、「専用機器/ソフトの購入/貸し出し/ダウンロード先」、「その他の詳細情報」等の各項目が表示されており、各項目に対応するデータを設定情報として入力する。なお、この設定画面TP内に必要事項を入力した後、送信ボタンがクリックされると、管理サーバ1は、新規テーマ設定処理を行うが、キャンセルボタンがクリックされると、その設定処理はキャンセルされる。
【0038】
「最大グループ数」は、テーマ競技に対してグループ参加できるグループ数を制限する情報であり、「グループ当たりの定員数」は、1グループ当たりの参加者数を制限する情報である。なお、「評価項目」、「個人評価方法」、「個人ハンデ」、「グループ評価方法」、「テーマ間正規化補正式」、「競技データ送信方法」については後述するが、各参加者の評価およびグループ全体の評価を決定したり、グループ毎の評価を比較する場合等に使用される情報である。
「専用機器/ソフトの購入/貸し出し/ダウンロード先」は、競技参加者に対して、テーマ主催者がその競技に必要な競技専用機器7の購入先、貸し出し先を案内したり、学習ソフト等の購入先、貸し出し先、ダウンロード先を案内する為の情報である。
【0039】
次に、図6(A)で示した新規競技設定画面GA、図6(B)で示した新規テーマ設定画面TPに関係するテーブルとして、競技管理テーブル11、グループ管理テーブル12、評価方法管理テーブル13、競技データ送信方法管理テーブル14の構成について説明する。
図7は、競技管理テーブル11の内容を示した図である。
競技管理テーブル11は、開催期間別の各競技スケジュール毎に開催される1または複数種の競技種目を管理するもので、競技カテゴリー毎に、「競技コード」、「競技名」、「開始日時」、「終了日時」、「最大テーマ数」の他、1または複数種の「テーマコード」および「テーマ名」の各項目を有しており、これらは新規競技設定画面GA、新規テーマ設定画面TPに入力されたデータに応じて設定された情報である。
【0040】
図8は、グループ管理テーブル12の内容を示した図である。
グループ管理テーブル12は、グループに対応付けて競技参加者を管理するもので、テーマ毎に、「テーマコード」、「テーマ名」、「最大グループ数」、「グループ当たりの定員数」の他、グループ毎に「グループコード」、「グループ名」、「競技参加者コード」、「競技参加者名」の各項目を有している。この場合、グループに関する登録をその代表者が単独で行うようにしてもよい。
「テーマコード」、「テーマ名」、「最大グループ数」、「グループ当たりの定員数」は、新規テーマ設定画面TPに入力されたデータに応じて設定された情報である。なお、「グループ当たりの定員数」は、“1”であってもよく、図示の例では、テーマ名「タイピング能力」に関しては個人をグループとしている。その他の項目は、後述する新規グループ登録画面(図11(A)参照)、新規競技参加者登録画面(図11(A)参照)内に入力されたデータに応じて設定された情報である。
【0041】
図9は、評価方法管理テーブル13の内容を示した図である。
評価方法管理テーブル13は、テーマ毎にその評価方法を管理するもので、テーマ毎に、「テーマコード」、「テーマ名」の他、上述した「評価項目」、「個人評価方法」、「個人ハンデ」、「グループ評価方法」、「テーマ間正規化補正式」の各項目を有している。
「評価項目」、「個人評価方法」、「個人ハンデ」は、競技参加者の個人成果を評価する為の情報であり、「評価項目」、「個人評価方法」として、例えば、テーマ名「チャレンジウォーキング」には “歩数”、“累積値” が設定され、「健康ウォーキング」には、“健康指数”、“向上度” が設定され、「ダイエット」には、“体重”、“減少値”が設定され、‥‥、「タイピング能力向上」には、“打鍵速度”、“向上度”、「タイピング練習量」には、“打鍵数”、“累積値”、「タイピング絶対能力」には、“打鍵速度”、“絶対値”‥‥が設定されている。
【0042】
「個人ハンデ」は、参加者の性別、年齢、身体的特徴、技能、経験等によって参加者の成果にハンディキャップを付けて評価する為の情報であり、例えば、「チャレンジウォーキング」には、“性別” が設定され,「健康ウォーキング」には、“年齢、性別” が設定され、「ダイエット」には、“体重比重”、‥‥が設定されている。この場合、「個人ハンデ」の初期値は、テーマ主催者端末3から任意に設定されたもので、この初期値は、当該テーマの実施に応じて得られたハンディキャップ別の競技結果に基づいて更新される。つまり、初期値設定後は、テーマの実施に応じて年齢、性別、技能、経験等のレベル別に平均化された平均値が「個人ハンデ」として更新される。
【0043】
「グループ評価方法」は、グループ毎にその各参加者の成果に基づいてグループ全体を評価する為の情報であり、例えば、「チャレンジウォーキング」には、“平均値”,「「健康ウォーキング」には、“最小値”、「ダイエット」には、“上位3人を除く平均値”、‥‥が設定されている。
「テーマ間正規化補正式」は、同一の競技カテゴリーに属する複数種のテーマ間において、各テーマ毎に異なる単位特性の成果を比較可能とする為にテーマ別成果を正規化する為の補正式であり、図示のように「チャレンジウォーキング」には、“=0.005*A+100”、「落し物探し」には、 “=10*A+200”、‥‥が設定されている。例えば、歩数と体重との成果は、単位の相違によって単純に比較することはできず、その単位特性に応じて調整する必要がある為、歩数に対しては、その変数としての成果「A」を5/1000とした後、100を加算するようにしている。
【0044】
図10は、競技データ送信方法管理テーブル14の内容を示した図である。
競技データ送信方法管理テーブル14は、テーマ毎に、各参加者側からの競技データ(進捗状況)の送信方法等を記憶管理するもので、テーマ毎に、「テーマコード」、「テーマ名」、「競技データ送信方法」、「購入/レンタル先等のその他の情報」を記憶するようにしている。「競技データ送信方法」としては、例えば、「チャレンジウォーキング」には、“GPS機能付き専用万歩計(登録商標)” によって送信すべきことが定義され、「ダイエット」には、“メールによる自己申告” によって送信すべきことが定義され、「英語学習」には、“英語学習専用ソフト” によって送信すべきことが定義されている。また、「購入/レンタル先等のその他の情報」として、例えば、「チャレンジウォーキング」には、“スポーツ洋品店、コンビニエンスストア” によってGPS機能付き専用万歩計(登録商標)を購入/レンタルすべきことが定義されている。
【0045】
図11(A)は、新規グループ登録画面GRを示した図である。
新規グループ登録画面GRは、グループ参加の申込に応答して管理サーバ1から送信されて来たもので、この登録画面GRには予め選択指定された所望の「テーマ名」が表示されており、また、入力項目として「グループ名」が設けられている。
「グループ名」は、例えば、女性限定、50歳代、仲良しグループ等のように任意であり、最初からグループを構成していなくても、個人が「女性限定」のように任意のグループを登録することも可能であり、ネットワークを介してそのグループに加入して来た参加希望者もメンバーに含めることもできる。勿論、「仲良しグループ」等のように第三者の途中加入を制限したグループ登録であってもよい。そして、この新規グループ登録画面GR内に入力された情報は、登録ボタンの操作に応答して管理サーバ1へ送信されてグループ登録処理が行われるが、キャンセルボタンがクリックされると、その登録処理はキャンセルされる。
【0046】
図11(B)は、新規競技参加者登録画面TRを示した図である。
この新規競技参加者登録画面TRは、競技参加の申込に応答して管理サーバ1から送信されて来たもので、この登録画面TRには、「テーマ名」、「グループ名」が表示されており、また、入力項目として、そのグループの参加希望者毎に、「参加者名」、「パスワード」、「メールアドレス」、「性別」、「年齢」、「身長」、「体重」、「語学歴」等が設けられている。
このようにグループの各メンバーに関する個人情報を入力した後、登録ボタンを操作すると、新規競技参加者登録画面TR内に入力された情報は、管理サーバ1へ送信されて参加者登録処理が行われるが、キャンセルボタンがクリックされると、その登録処理はキャンセルされる。
【0047】
図12は、新規競技参加者登録画面TRに入力された情報に基づいて作成される競技参加者管理テーブル15を示した図である。
競技参加者管理テーブル15は、競技参加者毎に、「競技参加者コード」、「競技参加者名」、「パスワード」、「メールアドレス」、「性別」、「年齢」、「身長」、「体重」、「語学歴」等を記憶管理するテーブルである。
なお、管理サーバ1は、新規グループ登録画面GR、新規競技参加者登録画面TRに入力された情報に基づいてグループ管理テーブル12内に「グループコード」、「グループ名」、「競技参加者コード」、「競技参加者名」を設定する(図8参照)。
【0048】
図13は、新規スポンサー登録画面SRを示した図である。
新規スポンサー登録画面SRは、競技カテゴリー内の各テーマに広告を掲載するスポンサーからの要求に応じて一般スポンサー端末4へ送信された登録画面であり、この登録画面SRには、予めスポンサーが任意に選択指定した「競技名」が表示され、また、入力項目として、「提供者氏名/会社名」、「パスワード」、「メールアドレス」、「電話番号」、「住所」、「提供金額」、「提供広告URL(Uniform Resource Locator)」等が設けられている。
この新規スポンサー登録画面SR内に入力された情報は、登録ボタンの操作に応答して管理サーバ1へ送信されてスポンサー登録処理が行われるが、キャンセルボタンがクリックされると、その登録処理はキャンセルされる。
【0049】
図14は、スポンサー管理テーブル16の内容を示した図である。
スポンサー管理テーブル16は、新規スポンサー登録画面SR内に入力された情報を競技カテゴリー毎に記憶管理するもので、「競技コード」、「競技名」、「提供者氏名/会社名」、「提供金額」、「提供広告URL」、「広告優先度」、その他の「パスワード」、「メールアドレス」、「電話番号」、「住所」を記憶する。
「広告優先度」は、管理サーバ1側で自動設定した情報であり、「提供金額」が多いスポンサー広告を優先的に閲覧させる為の制御情報であり、百分率によって示されている。
【0050】
図15(A)は、投票率&オッズ案内画面VOを示した図である。
投票率&オッズ案内画面VOは、後述する投票管理テーブル17(図16参照)の内容に基づいて生成されて要求元の一般投票希望者側の端末5へ送信された画面であり、棒グラフ表示によって現時点における投票率およびオッズを案内表示する。すなわち、その縦軸には「投票率」が配置され、また、その横軸方向には「グループ名」が配置されており、棒グラフによってグループ毎の投票率が案内表示されていると共に、各グループ対応の棒グラフ内にはオッズが数値表示されている。
ここで、投票対象のグループ位置をクリックすると、一般投票者端末5の画面は、図15(B)に示した新規投票登録画面VRに切り換えられるが、戻るボタンがクリックされると、投票率&オッズ案内画面VOに復帰する。
【0051】
新規投票登録画面VRは、予め投票者が任意に選択指定した「テーマ名」、「グループ名」が表示され、また、入力項目として、「投票者名」、「パスワード」、「投票口数」等が設けられている。この新規投票登録画面VR内に入力された情報は、送信ボタンの操作に応答して管理サーバ1へ送信されて投票登録処理が行われるが、キャンセルボタンがクリックされると、この登録処理はキャンセルされる。
【0052】
投票管理テーブル17は、複数のテーマにまたがった投票内容を記憶管理するテーブルである。つまり、同一の競技カテゴリー内において同時開催される複数のテーマに参加したグループの順位予想を受け付けて登録管理するもので、投票管理テーブル17は、図16に示すように、同一の競技カテゴリー内において、その各参加グループに対応して、「グループコード」、「グループ名」、「投票率」、「オッズ」、「投票者コード」、「投票者名」、「口数」の各項目を有している。
なお、「オッズ」は、同一競技内の各テーマ全体に対する「口数」の総計と、各グループ毎の「口数」とによってグループ毎に算出されたものである。
【0053】
図17(A)は、参加テーマに対する現在の進捗状況を含む電子メール本文が競技参加者端末6または競技専用機器7から送信されて来た場合に、その電子メール本文の内容を示した図である。
この電子メール本文には、「テーマコード」、「競技参加者コード」、「パスワード」、「競技データ(進捗状況)」が統一的に記述されており、競技参加者端末6または競技専用機器7からテーマ別進捗状況を報告する為の送信フォーマットとして、管理サーバ1は、各テーマ間において統一化されている標準形式の競技データを受信する。言換えれば、競技参加者端末6または競技専用機器7は、各テーマ間において統一化されている標準形式の電子メール本文を送信するようにしている。
なお、「テーマコード」、「競技参加者コード」は、管理サーバ1側で生成して、その競技参加者に対して発行した、テーマ識別情報、ユーザ識別情報である。
【0054】
また、専用機器または専用ソフトを使用する場合、競技参加者端末6または競技専用機器7は、テーマ別進捗状況を報告する為の送信メール本文を予め決められている暗号化方式にしたがって暗号化するようにしている。この場合、管理サーバ1は、競技参加者端末6または競技専用機器7からの送信メール本文が正しい暗号化された標準形式の競技データでるか否かに基づいて正規な競技用として認定した専用機器、専用ソフトからの競技データであるかを認識するようにしている。
【0055】
図17(B)は、競技データ管理テーブル18の内容を示した図である。
競技データ管理テーブル18は、競技参加者別に競技データを記憶管理するもので、「競技参加者コード」、「競技参加者名」、「初期値」、「現在値」、「累積値/向上度」、「単位」の各項目を有している。
「初期値」は、身長、体重等のように初期値を必要とするテーマの場合に競技参加者管理テーブル15から読み出したデータである。「現在値」には、競技参加者端末6または競技専用機器7から送信されて来たメール本文中の「競技データ(進捗状況)」がセットされ、また、「累積値/向上度」には、例えば、テーマがウォーキングの場合には「現在値」がそのまま累積値としてセットされ、ダイエットの場合には「初期値」と「現在値」とに基づいて算出された向上度がセットされる。「単位」は、例えば、歩数、−体重kg等のようにデータの単位を示している。なお、「現在値」および「累積値/向上度」は、競技参加者端末6または競技専用機器7から競技データが送信されて来る度に更新される。
【0056】
図18は、成績管理テーブル19の内容を示した図である。
成績管理テーブル19は、グループ毎および参加者毎の評価結果を記憶管理するもので、グループ毎に、「グループコード」、「グループ名」、「正規化値」、「グループ評価値」の各項目を有し、更に、競技参加者毎に、「競技参加者コード」、「競技参加者名」、「ハンデ付き評価値」、「グループ内貢献度」の各項目を有している。
競技参加者別の「ハンデ付き評価値」は、競技データ管理テーブル18内の「累積値/向上度」と評価方法管理テーブル13内にテーマ別に設定されている「個人ハンデ」とに基づいて算出された参加者別の評価値である。
【0057】
「グループ評価値」は、同一グループ内の各参加者別の「ハンデ付き評価値」を合計することによって得られたグループ全体の評価値である。
「グループ内貢献度」は、「グループ評価値」に対する各参加者別の「ハンデ付き評価値」に応じて算出された各参加者の貢献度であり、百分率によって示され、この「グループ内貢献度」によって同一グループ内における各参加者の貢献度が比較可能となる。
「正規化値」は、評価方法管理テーブル13内にテーマ別に設定されている「テーマ間正規化補正式」に「グループ評価値」を代入することによって算出されたテーマ間の正規化補正値であり、この「正規化値」によつて同一カテゴリーに属する各テーマ同士の評価結果が比較可能となる。
【0058】
図19(A)は、競技参加者端末6、一般投票者端末5等からの競技閲覧要求に応答してその要求元の端末へ案内送信される競技進捗状況報告画面ABを示した図である。
この競技進捗状況報告画面ABは、カテゴリー内の各テーマに参加した各グループ毎の評価を棒グラフ形式で案内報告する為の画面であり、その縦軸には「正規化値」が配置され、また、その横軸方向には「グループ名」が配置されており、棒グラフの高さ(正規化値)によってグループ毎の全体順位がグラフ表示されている。また、各グループ対応の棒グラフ内には、そのグループの各参加者の「グループ内貢献度」に応じた順序にしたがってその「参加者名」が配置表示されており、この「参加者名」の配置位置によって同一グループ内の順位がグラフ表示されている。また、各「参加者名」が配置表示されている棒グラフ内の領域は、各参加者の「グループ内貢献度」の比率に応じた幅に設定されており、この棒グラフ内での各領域の幅によって各参加者の貢献度合いを判断することができる。
【0059】
競技進捗状況報告画面ABの上部には、競技開始からの経過日数および残り日数が案内表示されていると共に、「競技全体順位」、「テーマ別順位」を指定する為のボタンが配置されており、この競技全体順位ボタンまたはテーマ別順位ボタンをクリックすると、それに対応する順位案内画面(図示せず)に切り換えられる。また、各グループ対応の棒グラフ内において、その「参加者名」の位置あるいはグループ位置がクリックされると、個人進捗状況報告画面あるいはグループ進捗状況報告画面に切り換えるが、戻るボタンがクリックされると、競技進捗状況報告画面ABに復帰するようにしている。
【0060】
図19(B)は、個人進捗状況報告画面PRを示した図で、この個人進捗状況報告画面PRには、参加者個人に関する詳細情報として、「参加名」、「初期値」、「現在値」、「ハンデ付き評価値」、「グループ内貢献度」等を詳細表示する画面である。
なお、この実施形態においては、競技中にその参加者同士(グループ内外)において、それらのコミュニケーションが要求された場合に、それらの競技参加者同士の端末6を接続することによって音声会話によるコミュニケーションを仲介するようにしており、管理サーバ1は、このコミュニケーションによって課金される通信料金を要求された競技参加者の進捗状況に基づいて割引するようにしている。
【0061】
次に、この実施形態における競技運営管理システムの動作アルゴリズムを図20〜図27に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作を逐次実行する。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードにしたがった動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
【0062】
図20は、各種端末からのWebアクセスに応答して実行開始される管理サーバ1側でのWebアクセス処理を示したフローチャートである。
先ず、管理サーバ1は、現在のシステム日時を取得して競技管理テーブル11をアクセスし、開催期間別の各競技スケジュール毎に設定されている「開催日時」、「終了日時」に応じて“競技終了”、“競技中”、“競技参加受付中”、 “テーマ登録受付中”等を決定すると共に、この決定結果に基づいて“設定”、“提供”、“閲覧”の選択可否を決定した後、Web画面としての競技スケジュール&テーマ一覧画面ST(図5参照)を作成して、要求元の端末へ送信する(ステップA1)。
【0063】
その後、管理サーバ1は、端末からの要求内容あるいは受信情報の種類を解析して、それに応じた処理を行う。すなわち、要求元の端末から終了要求を受信するまで(ステップA2)、設定/登録/閲覧/投票要求(ステップA3〜A7、A16、A19)に対応した処理を行う(ステップA8〜A12、A20、A21)。
いま、新規〇〇設定/登録要求であれば(ステップA3〜A5、A16、A19)、それに対応する新規〇〇設定/登録処理を実行する(ステップA8〜A10、A20、A21)。
【0064】
図21(A)は、この新規〇〇設定/登録処理を詳述したフローチャートである。
先ず、管理サーバ1は、後述する広告表示処理を実行した後(ステップB1)、Web画面としての新規〇〇設定/登録画面を作成して、要求元端末へ送信する(ステップB2)。この場合、端末側ではこの新規〇〇設定/登録画面内に必要事項を記入して返信する。
管理サーバ1は、端末からキャンセル要求ではなく(ステップB3)、新規〇〇設定/登録画面内に入力された設定/登録データを受信した場合には(ステップB4)、受信した設定/登録データに基づいて対応する管理テーブルに追加設定/登録する処理を行う(ステップB5)。
【0065】
すなわち、サービス提供者あるいはテーマ主催希望者が「競技設定」を行う場合には、図5で示した競技スケジュール&テーマ一覧画面ST内の競技設定ボタンBT5をクリックする。すると、管理サーバ1に対して競技設定要求が送信される。
管理サーバ1は、サービス提供者あるいはテーマ主催希望者からの競技設定要求を受信すると(図20のステップA3)、新規競技設定処理を実行する(図20のステップA8)。
この場合、図6(A)で示した新規競技設定画面GAを要求元へ提供した後(図21のステップB2)、サービス提供者あるいはテーマ主催希望者側で任意に企画された競技に関する情報を受信して(ステップB4)、それを競技管理テーブル11に設定する(ステップB5)。
【0066】
また、テーマ主催希望者が「テーマ設定」を行う場合には、競技スケジュール&テーマ一覧画面STにおいて、所望するテーマ一覧ブロック内の設定ボタンBT1をクリックする。すると、管理サーバ1に対してテーマ設定要求が送信される。
管理サーバ1は、テーマ主催希望者からのテーマ設定要求を受信すると(図20のステップA4)、新規テーマ設定設定処理を実行する(図20のステップA9)。すなわち、図6(B)で示した新規テーマ設定画面TPを要求元のテーマ主催者端末3へ送信した後(ステップB2)、テーマ主催希望者側で任意に企画されたテーマに関する情報を受信した場合には(ステップB4)、その受信情報に基づいて競技管理テーブル11、グループ管理テーブル12、評価方法管理テーブル13、競技データ送信方法管理テーブル14内に必要事項を設定する(ステップB5)。この場合、テーマ主催希望者は、必要に応じて競技参加に使用される競技専用機器や専用ソフトを開発し、競技参加者に対してその販売または貸出を行う。
【0067】
スポンサーが「スポンサー登録」を行う場合には、競技スケジュール&テーマ一覧画面STにおいて、所望するテーマ一覧ブロック内の提供ボタンBT2をクリックする。すると、管理サーバ1に対してスポンサー登録要求が送信される。管理サーバ1は、このスポンサー登録要求を受信すると(図20のステップA5)、新規スポンサー登録処理を実行する(図20のステップA10)。
すなわち、図13で示した新規スポンサー登録画面SRを要求元の一般スポンサー端末4へ送信し(ステップB2)、スポンサー側で任意に入力したスポンサーに関する情報を受信した場合には(ステップB4)、それをスポンサー管理テーブル16内に登録する(ステップB5)。この場合、スポンサーは、資金を提供してもよいと思われるテーマを決め、このテーマに関連する広告を自己のホームページ上に作成し、広告および資金の提供をサービス提供者に申し込む。
【0068】
一方、競技参加を希望する場合、その希望者は、テーマの詳細を確認する為に競技スケジュール&テーマ一覧画面STにおいて、所望するテーマ一覧ブロック内のテーマ位置をクリックする。すると、管理サーバ1に対してテーマ選択情報が送信される。
管理サーバ1は、テーマ選択情報を受信すると(図20のステップA13)、選択されたテーマに関するテーマ詳細情報画面(Web画面)を作成して要求元の端末へ送信する(ステップA14)。なお、テーマ詳細情報画面は、図示していないが、競技管理テーブル11の内容と共に、テーマ競技のやり方等を案内するもので、参加希望者者は、競技参加に先だってその詳細を確認した後に、参加するかの意思決定を行い、不参加の場合に、その画面内の戻るボタンをクリックすると、管理サーバ1は、この戻る要求の受信に応じて(ステップA15)、最初の競技スケジュール&テーマ一覧画面STに切り換える(ステップA1)。
【0069】
ここで、参加希望者が「グループ登録」を要求した場合には(図20のステップA16)、新規グループ登録処理が実行される(図20のステップA20)。すなわち、図11(A)で示した新規グループ登録画面GRを要求元の競技参加者端末6へ送信した後(ステップB1)、競技参加者側で任意に入力したグループ名を受信した場合には(ステップB4)、このグループ名をグループ管理テーブル12内に新規登録する(ステップB5)。
【0070】
また、参加希望者が既に登録されているグループに加入する為に、この参加希望者によって任意に選択指定されたグループ選択情報を受信した場合には(図20のステップA17)、選択されたグループに関するグループメンバー詳細情報画面(Web画面)を作成して要求元の端末へ送信する(ステップA18)。なお、グループメンバー詳細情報画面は、図示していないが、グループ管理テーブル12および競技参加者管理テーブル15の内容を案内するもので、参加希望者は、グループやそのメンバー詳細を確認した上でそのグループに参加するかを意思決定することができる。
【0071】
また、管理サーバ1は、競技参加者登録要求を受信した場合には(図20のステップA19)、新規競技参加者登録処理を行う(図20のステップA21)。すなわち、図11(B)で示した新規競技参加者登録画面TRを要求元の競技参加者端末6へ送信した後(ステップB2)、競技参加者側で任意に入力した参加者に関する情報を受信した場合には(ステップB4)、それをグループ管理テーブル12、競技参加者管理テーブル15内に登録する(ステップB5)。この場合、必要に応じて競技参加に使用される競技専用機器や専用ソフトを購入したり、レンタルする。
【0072】
他方、一般投票希望者側の端末5から投票要求を受信した場合には(図20のステップA7)、投票処理が実行される(図20のステップA12)。
図22は、この投票処理を詳述したフローチャートである。
先ず、管理サーバ1は、上述の広告表示処理を実行した後に(ステップC1)、投票管理テーブル17(図16参照)の内容に基づいて投票率&オッズ案内画面VO(図15(A)参照)を作成し、要求元の一般投票者端末5へ送信する(ステップC2)。
この場合、一般投票者端末5側において、投票率&オッズ案内画面VOの中から所望するグループが投票対象として選択指定されると、管理サーバ1は、この選択グループを受信する(ステップC3)。
【0073】
すると、管理サーバ1は、このグループ対応の新規投票登録画面VR(図15(B)参照)を作成して、要求元の一般投票者端末5へ送信した後、この新規投票登録画面VR内に記入された投票情報を受信した場合には、この受信情報にしたがって新規投票登録処理を行う(ステップC4)。すなわち、管理サーバ1は、投票管理テーブル17をアクセスし、投票対象グループを検索し、このグループに対応付けて「投票者コード」、「投票者名」、「口数」をセットすると共に、同一競技内の各テーマ全体に対する「口数」の総計と、各グループ毎の「口数」とによってグループ毎に「オッズ」および「投票率」を算出して「オッズ」および「投票率」を更新する。ここで、戻る要求を受信した場合には(ステップC5)、投票率&オッズ案内画面VOの表示に戻る(ステップC2)。
【0074】
なお、投票希望者が投票対象であるテーマの詳細を確認する場合には、競技スケジュール&テーマ一覧画面STにおいて、所望するテーマ一覧ブロック内のテーマ位置をクリックする。すると、管理サーバ1は、このテーマ選択情報の受信に応じて(図20のステップA13)、選択されたテーマに関するテーマ詳細情報画面(Web画面)を作成して要求元の一般投票者端末5へ送信する(ステップA14)。
また、投票希望者が投票対象であるグループのメンバーを確認する為に、この投票希望者によって任意に選択指定されたグループ選択情報を受信した場合には(図20のステップA17)、選択されたグループに関するグループメンバー詳細情報画面(Web画面)を作成して要求元の端末へ送信する(ステップA18)。これによって投票希望者は、グループやそのメンバー詳細を確認した上でそのグループに投票するかを意思決定することができる。
【0075】
なお、競技参加者または投票者等が現在競技中の進捗状況を閲覧する場合には、競技スケジュール&テーマ一覧画面STにおいて、所望するテーマ一覧ブロック内の閲覧ボタンBT4をクリックする。すると、管理サーバ1に対してその競技カテゴリーの閲覧要求が送信される。管理サーバ1は、一般投票者端末5、競技参加者端末6等からの競技閲覧要求を受信した場合に(図20のステップA6)、競技進捗状況閲覧処理を実行する(ステップA11)。この競技進捗状況閲覧処理は、図25のフローチャートにしたがって実行されるが、その説明については後述する。
【0076】
図21(B)は、上述した広告表示処理を示したフローチャートである。
管理サーバ1は、スポンサー管理テーブル16をアクセスし、現在選択されている競技またはテーマに関する各広告対応付けられている「広告優先度」を参照し、この広告群の中からその1つを「広告優先度」に応じた確率で選択し(ステップD1)、この広告対応の「URL」を読み出して、その一般スポンサー端末4側から取得した広告情報を一定時間表示させる(ステップD2)。
【0077】
図23は、競技参加者端末6あるいは競技専用機器7から電子メールにて送信されて来る競技データを受信して処理する競技データ受信処理を示したフローチャートである。
先ず、管理サーバ1は、競技参加者端末6あるいは競技専用機器7から参加者の送信指示あるいは自動送信によって競技データが送信されて来た場合には、この受信メールの本文中から「テーマ名:テーマコード」を取得して(ステップE1)、そのテーマコードに基づいて競技管理テーブル11を検索し、そのテーマは現在競技中かをチェックする(ステップE2)。
いま、このテーマが競技中でなければ、エラー情報を返信するが(ステップE15)、競技中であれば、このテーマ名に基づいて競技データ送信方法管理テーブル14を検索し、メールによる自己申告が許可されているテーマかをチェックする(ステップE3)。
【0078】
ここで、専用機器または専用ソフトを使用するテーマであれば、その受信メールは自己申告ではないので、この受信メールは正しく暗号化されているかをチェックし(ステップE4)、正規に暗号化されてない不正メールであれば、エラー情報を返信するが(ステップE15)、正しい暗号化メールであれば、正規な専用機器、専用ソフトからの競技データであると認識する。つまり、受信メールが自己申告の場合には、正しく暗号化されているかを問わないが、専用機器、専用ソフトからの場合には、正規な競技用として認定した専用機器、専用ソフトかをチェックするようにしている。
【0079】
次に、受信メールの本文中から「競技参加者コード」、「パスワード」を取得して(ステップE5)、この「競技参加者コード」、「パスワード」に基づいて競技参加者管理テーブル15を検索し、該当する「競技参加者コード」および「パスワード」が設定されているかをチェックし(ステップE6、E7)、正規な競技参加者でなければ、エラー情報を返信するが(ステップE15)、該当する競技参加者であれば、正規な受信メールとして受け付け、この正規な受信メールから「競技データ」を取得する(ステップE8)。
【0080】
そして、評価方法管理テーブル13からそのテーマ対応の「個人評価方法」を取得し、「競技データ」と「個人評価方法」とに基づいて該当する競技データ管理テーブル18の内容を更新する(ステップE9)。すなわち、図17(B)に示す競技データ管理テーブル18において、「競技参加者コード」対応の「現在値」には、競技参加者端末6または競技専用機器7から送信されて来たメール本文中の「競技データ(進捗状況)」がセットされ、また、「累積値/向上度」には、例えば、テーマがウォーキングの場合には、「現在値」がそのまま累積値としてセットされ、更に、ダイエット競技等の場合には、その「初期値」と「現在値」とに基づいて算出された向上度がセットされる。
【0081】
次に、評価方法管理テーブル13からテーマ対応の「個人ハンデ」の平均値、つまり、テーマ主催者端末3から任意に設定された初期値後において、そのテーマの実施に応じて年齢、性別、技能、経験等のレベル毎に平均化された平均値を取得すると共に、この「個人ハンデ」の平均値と、競技データ管理テーブル18内の参加者対応の累積値/向上度」とに基づいて「ハンデ付き評価値」を算出し、図18に示す成績管理テーブル19の内容を更新する(ステップE10)。
更に、成績管理テーブル19において、その参加者が属する同一グループ内の各参加者別「ハンデ付き評価値」の合計に対するその参加者の「ハンデ付き評価値」の割合を参加者の「グループ内貢献度」として算出して、その値を更新すると共に(ステップE11)、この参加者が属する同一グループ内において、全ての参加者の「ハンデ付き評価値」をグループ評価方法に応じて評価することによって「グループ評価値」を算出して、その値を更新する(ステップE12)。そして、評価方法管理テーブル13からそのテーマ対応の「テーマ間正規化補正式」を取得し、この「テーマ間正規化補正式」に基づいて「グループ評価値」を補正して「正規化値」を算出し、成績管理テーブル19の内容を更新する(ステップE13)。
【0082】
このように受信メールにしたがって管理サーバ1は、競技データ管理テーブル18内の「現在値」、「累積値/向上度」と、成績管理テーブル19内の「ハンデ付き評価値」、「グループ評価値」、「グループ内貢献度」、「正規化値」を順次更新する。
その後、管理サーバ1は、受信メール本文中から取得した「テーマコード」に基づいてスポンサー管理テーブル16を検索し、そのテーマに関連する提供広告の中からその1つを「広告優先度」に応じた確率で選択し、この広告の提供元の「URL情報」を取得してそのホームページをアクセスし、該当する広告イメージ情報を取得した後に、この広告イメージ情報を電子メールにて競技参加者側の端末へ送信する(ステップE14)。
【0083】
図24は、競技専用機器7側の動作を示したフローチャートである。
先ず、競技専用機器7は、それが起動されると、練習問題を出題する(ステップF1)。例えば、タイピングテキストの表示、英語問題の表示、自転車こぎマシーンの負荷設定値等の表示を行った後、その回答入力を受け付ける(ステップF2)。例えば、キーボードからの打鍵入力、キーボード/マイクロホーンからの英語回答入力、万歩計(登録商標)からの歩数データ入力、GPSからの距離データ入力、自転車こぎマシーンからの走行距離データ入力等を受け付ける。そして、入力データに基づいて学習/練習/運動等の累積値のカウントを行い(ステップF3)、正答数、誤答数、歩数、距離、学習/練習/運動時間等を計測する。以下、終了が指示されるまで上述の計測動作を繰り返す(ステップF1〜F4)。
【0084】
練習終了後において、競技専用機器7は、回答のスピード、正答数等に基づいて能力(実力)を判定する(ステップF5)。例えば、正答数を加味したタイピング速度、英語検定の獲得点数、運動直後に測定した心拍数、脈数、血圧等と運動量とに基づいて健康指数等を算出する。そして、学習/練習/運動量および判定結果としての能力(実力)情報を案内表示する(ステップF6)。
競技専用機器7は、今回の進捗状況を管理サーバ1へ報告する為の電子メールを作成し、その本文中に「テーマ名」を設定すると共に(ステップF7)、「競技参加者コード」、「パスワード情報」を設定し(ステップF8)、更に、このテーマの評価項目に応じた競技データを設定する(ステップF9)。そして、このメール本文を予め決められている暗号化方式にしたがって暗号化した後(ステップF10)、管理サーバ1宛に作成メールを送信する(ステップF11)。その後、管理サーバ1から広告イメージを含むメールが送信されて来た場合には(ステップF11)、その広告イメージを受信して案内表示する(ステップF12)。
【0085】
図25は、管理サーバ1側において閲覧要求に応じて実行開始される上述の競技進捗状況閲覧処理を示したフローチャートである。
この競技進捗状況閲覧処理は、競技参加者端末6または一般投票者端末5等が競技状況の詳細を閲覧する場合に、図5で示した競技スケジュール&テーマ一覧画面STにおいて、所望するテーマ一覧ブロック内の閲覧ボタンBT4がクリックされることによって実行開始される。
先ず、管理サーバ1は、上述の広告表示処理を実行した後に(ステップG1)、成績管理テーブル19をアクセスし、閲覧要求された競技カテゴリー内において、各グループ毎の「正規化値」を比較することによってその競技カテゴリー全体の順位を決定する(ステップG2)。つまり、各グループ対応の「正規化値」は、その競技カテゴリー内の各テーマ間を正規化補正した値であり、同一カテゴリー内においては、どのテーマに参加したグループであっても統一化した評価値によって比較することができる為、各グループ毎の「正規化値」に基づいてその競技カテゴリー全体の順位を決定する。
【0086】
そして、決定された全体順位に基づいて各グループ毎の進捗状況をグラフ化した競技進捗状況報告画面AB(図19(A)参照)を作成し、要求元端末へ送信する(ステップG3)。この場合、競技進捗状況報告画面ABには、その棒グラフの高さ(正規化値)によってグループ毎の全体順位が案内表示され、各グループ対応の棒グラフ内には、そのグループの各参加者の「グループ内貢献度」に応じた順序および領域幅にしたがってその「参加者名」および貢献度合いが案内表示される。ここで、競技進捗状況報告画面AB内の競技全体順位ボタンまたはテーマ別順位ボタンがクリックされると、管理サーバ1に対して競技全体順位要求またはテーマ別順位要求が送信される。
【0087】
管理サーバ1は、テーマ別順位要求を受信すると(ステップG4)、成績管理テーブル19をアクセスし、そのテーマに参加した各グループ毎の「グループ評価値」に基づいて選択テーマ対応のグループ順位を決定すると共に、このグループ順位に基づいてその順位案内画面(図示せず)を作成して要求元端末へ送信する(ステップG5)。この状態において、更に、競技全体順位要求を受信すると(ステップG6)、上述と同様に、各グループ毎の「正規化値」に基づいてその競技カテゴリー全体の順位を決定して、競技進捗状況報告画面ABを作成し、要求元端末へ送信する(ステップG7)。
【0088】
また、各グループ対応のグラフ内において、その「参加者名」の位置あるいはグループ位置がクリックされると、競技参加者端末6または一般投票者端末5等は、競技参加者/グループの進捗状況詳細要求を管理サーバ1に対して送信する。
管理サーバ1は、進捗状況詳細要求を受信すると(ステップG8)、個人進捗状況報告画面(図19(B)参照)あるいはグループ進捗状況報告画面を作成して要求元の端末へ送信する(ステップG9)。
なお、上述した各進捗状況報告画面内には戻るボタンが配置されており、この戻るボタンがクリックされるまで上述の動作が繰り返される(ステップG3〜G10)。
【0089】
図26は、競技中に各競技参加者同士のコミュニケーションを仲介するコミュニケーション仲介処理(会話情報転送処理)を示したフローチャートである。
なお、競技参加者同士とは、同一グループ内に限らず、他のグループの参加者であってもよく、また、同一テーマに参加しているグループ間に限らず、他のテーマに参加しているグループの参加者であってもよい。
管理サーバ1は、競技中に競技参加者同士によるコミュニケーションが要求された場合には、それらの競技参加者同士の端末6を接続する(ステップH1)。そして、何れからの端末6から音声会話データが送信されて来た場合には(ステップH2)、コミュニケーション相手である他の1または複数の競技参加者端末6へ受信した音声会話データを転送することによって音声会話を仲介する(ステップH3)。
【0090】
この状態において、管理サーバ1は、会話中の各参加者の進捗状況を取得し、それらを比較検討することによって、特に進捗状況が芳しくない参加者(怠けている参加者)を抽出し(ステップH4)、該当する参加者が居れば、励ましの言葉を音声合成して転送する(ステップH5)。この場合、励ましの言葉と共に、好成績である他の参加者の進捗状況と比較した結果、どの程度、進捗状況が芳しくないかを知らせるようにしてもよい。このようなコミュニケーション仲介動作は、競技終了あるいは回線が遮断されるまで繰り返される(ステップH2〜H7)。
ここで、管理サーバ1は、競技が終了すると(ステップH7)、通信事業者をアクセスし、コミュニケーションによって課金される通信料金情報を取得し(ステップH8)、コミュニケーションを利用した各グループの競技進捗状況に応じて通信料金の割引率を決定して記憶管理しておく(ステップH9)。なお、この場合、サービス提供者は、予め通信事業者との間で料金割引提携を結んでいるものとする。
【0091】
図27は、競技終了処理を示したフローチャートである。
管理サーバ1は、競技管理テーブル11を参照して、終了日時を過ぎている競技が有るかを常時監視しており(ステップJ1)、競技終了を検出した場合には、各グループの競技順位に応じてグループ報酬ポイントを算出して、各参加者に均等配分すると共に(ステップJ2)、各参加の「グループ内貢献度」を成績管理テーブル19から取得し、この「グループ内貢献度」に応じて報酬ポイントを算出し、各参加者に均等配分する(ステップJ3)。更に、投票管理テーブル17を参照し、各投票者の「投票口数」に応じて報酬ポイントを算出して、各投票者に配分する(ステップJ4)。
これによって得られた各参加者の報酬ポイント、各投票者の報酬ポイントを該当する各参加者、各投票者宛にメール送信する(ステップJ5)。
【0092】
以上のように、この実施形態において管理サーバ1は、テーマ主催者端末3から希望する競技内容を受け付けて登録することができるので、自由企画の競技を誰でも主催することが可能となり、また、競技参加者端末6からテーマ別進捗状況を報告する為の送信フォーマットとして、各テーマ間において統一化した標準形式の競技データを受信し、この標準形式の競技データに基づいて各参加者の成果を比較評価して、その評価結果に応じた競技進捗状況報告画面ABを作成して競技参加者端末6へ案内送信するようにしたから、主催者が自由な競技を企画設定したとしても、自由企画の各種の競技を統一的に運営することができ、誰でも自由に競技に参加することが可能となる。
【0093】
管理サーバ1は、参加者からの自己申告によって入力された標準形式の競技データを電子メールによって受信するようにしたから、競技専用機器やソフトの要否に拘らず、メールによる自己申告によって誰でも自由かつ容易に競技に参加することができる。また、競技を自由企画した主催者が運動量/学習量/練習量/作業量を競い合う競技に専用機器が必要な場合でも、標準形式の競技データを送信する機能を備えた専用機器またはソフトを開発して販売したり、貸し出しを行うだけで、自由企画を行うことができると共に、その販売や貸し出しによって利益を得ることもでき、また、専用機器またはソフトを利用して誰でも自由かつ容易に競技に参加することができる。
【0094】
競技参加者端末6あるいは競技専用機器7によって計測/算出された標準形式の競技データが送信されて来た場合に、管理サーバ1は、その専用機器によって暗号化された標準形式の競技データであることを条件に、競技データを正規な専用機器からの競技データとして受信するようにしたから、正しい暗号化された標準形式の競技データであれば、正規な競技用として認定した専用機器、専用ソフトからの競技データであるかを認識することができ、競技用として認定していない機器やソフトからのデータをキャンセルすることができる。
管理サーバ1は、テーマ主催者端末3に対して、既に登録されている競技を含めた競技スケジュールを案内送信した後に、このテーマ主催者端末3から受け付けた新規競技を設定登録するようにしたから、同一内容の競技が重複して設定されることはなく、新鮮な競技を何時でも自由に設定することが可能となる。
【0095】
一方、管理サーバ1は、広告に関する広告情報をその一般スポンサー端末4から受信して登録しておき、競技参加者端末6から送信されて来た競技データを受信して各参加者の進捗状況を評価し、この評価結果を競技状況の閲覧要求に応答してその要求元へ送信したり、登録されている広告を競技に関する各種のアクセスに応答してそのアクセス者側の端末へ送信するようにしたから、競技参加者の他、その競技に関心を持った競技見学者等に広告を提示することができ、多くの人達に効果的な宣伝が可能となる。
この場合、競技カテゴリー毎に異なる広告を提示することができるので、競技に関心を持つ同じ消費者層をターゲットとして、多くの人達に効果的な宣伝が可能となる。また、資金が多い広告主が提供した広告を優先して提示することができるので、効果的な資金集めが可能となる。
【0096】
管理サーバ1は、競技結果を予想投票する一般投票者端末5から送信されて来た投票内容を登録し、競技参加者端末6あるいは競技専用機器7から送信されて来た競技データを逐次受信して各参加者の進捗状況を評価し、競技が終了した場合に、この評価結果と各投票者の投票内容とに基づいて各投票者に付与する報酬を決定するようにしたから、競技結果をその参加者に限らず、第三者にも広く公開して、競技結果を予想する楽しみ方を提供することができ、競技参加者にあっても、やる気を増大させることが可能となる。
この場合、一般投票者端末5からの閲覧要求に応答して、競技内容およびその参加者に関する情報をその要求元の端末へ送信するようにしたから、競技の具体的な内容の他、参加者の個々の特徴とを加味して予想投票することができ、より正確な予想が可能となる。また、1つのテーマに限らず、複数種のテーマにまたがって投票することができ、より幅広い予想が可能となり、投票者も多くなり、盛大な競技および投票を期待することができる。
【0097】
その他、競技への参加申込を受け付けてグループメンバーとして登録することができるので、競技にグループ単位毎に参加することが可能となり、また、同一グループに属する各参加者の進捗状況に元に当該グループ全体の進捗状況を評価して比較することができ、グループ間での競争が可能となり、各人の責任意識も生じ、個人目標もより達成し易くなる。
【0098】
なお、上述した実施形態においては、競技スケジュール&テーマ一覧画面STを閲覧したテーマ主催者あるいはサービス提供者が競技スケジュールを新規設定するようにしたが、競技スケジュールを自動設定するようにしてもよい。例えば、競技開催前に予めその参加者を募り、希望者の多い時期を特定し、その時期に競技スケジュールを自動設定したり、過去数年の参加状況を収集管理して自動設定してもよい。
また、参加者の運動量/学習量/能力向上度等をポイント化し、このポイント量に応じて商品またはサービスと引き換えたり、ポイントの譲渡を許可したり、予め所定の参加費の支払をポイントによって許可する等、ポイントを通貨のように利用可能としてもよい。
【0099】
上述した実施形態において、競技参加希望者は、各テーマの中から所望するテーマを選択指定することによって複数種の評価方法の中から任意の評価方法を選択指定するようにしたが、評価方法選択メニューを提示してその中から任意の評価方法を選択させるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、テーマ間正規化補正式に基づいてテーマ間の評価値を補正するようにしたが、更に、競技カテゴリーが異なる異種の競技間の評価値を正規化補正するようにしてもよい。しかも、正規化補正式を固定化せずに、過去の競技結果等を解析して正規化補正式を再設定したり、自動編集するようにしてもよい。
【0100】
また、競技途中や競技終了時において、各競技参加者の進捗状況に応じて広告内容を切り換えたり、競技関連の情報(例えば、学習参考書案内、健康器具案内、ウォーキングスポット案内等の情報)を各競技参加者端末6へ送信する場合に、各競技参加者の進捗状況に応じて送信案内する情報の種類を変えて差別化を図るようにしてもよい。
その他、パーソナル用の電子ゲームに適用し、異なる内容のゲーム間での成績を統合的に評価するようにしてもよい。また、順位付けや報酬付与は、競技終了後に決定するようにしたが、途中経過において、所定のハードルをクリアする毎に順位付けや報酬を付与するようにすれば、更に効果的なものとなる。
【0101】
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、競技の主催を希望する主催者側の端末から希望する競技内容を受け付けて設定登録する機能と、設定登録された複数種の競技種目のうち、任意の競技への参加希望の申込をその参加者側の端末から受け付けて登録する機能と、前記各参加者側の端末から種目別進捗状況を報告する為の送信フォーマットとして、各競技種目間において統一化した標準形式の競技データを受信する機能と、受信した標準形式の競技データに基づいて各参加者の成果を比較評価して、その評価結果に応じた案内情報を作成出力する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0102】
コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、広告主が提供する広告に関する広告情報をその広告主側の端末から受信して登録する機能と、競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを受信して各参加者の進捗状況を評価する機能と、競技状況の閲覧要求に応答して、前記評価手段によって得られた評価結果を送信する機能と、競技に関する各種のアクセスに応答して、前記広告情報対応の広告を取得して当該アクセス者側の端末へ送信する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0103】
コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、競技結果を予想投票する投票者側の端末から送信されて来た投票内容を登録する機能と、競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを逐次受信して各参加者の進捗状況を評価する機能と、競技が終了した場合に、前記評価結果と各投票者の投票内容とに基づいて各投票者に付与する報酬を決定する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0104】
【発明の効果】
第1の発明(請求項1記載の発明)によれば、競技の主催を希望する主催者側の端末から希望する競技内容を受け付けて登録することができるので、自由企画の競技を誰でも主催することが可能となり、また、競技参加者側の端末から種目別進捗状況を報告する為の送信フォーマットとして、各競技種目間において統一化した標準形式の競技データを受信し、この標準形式の競技データに基づいて各参加者の成果を比較評価して、その評価結果に応じた案内情報を作成出力することにより、主催者が自由な競技を企画設定したとしても、自由企画の各種の競技を統一的に運営することができ、誰でも自由に競技に参加することが可能となる。
第2の発明(請求項6記載の発明)によれば、広告主が提供する広告に関する広告情報をその広告主側の端末から受信して登録しておき、競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを受信して各参加者の進捗状況を評価し、この評価結果を競技状況の閲覧要求に応答してその要求元へ送信したり、登録されている広告を競技に関する各種のアクセスに応答してそのアクセス者側の端末へ送信するようにしたから、競技参加者の他、その競技に関心を持った競技見学者等に広告を提示することができ、多くの人達に効果的な宣伝が可能となる。
第3の発明(請求項9記載の発明)によれば、競技結果を予想投票する投票者側の端末から送信されて来た投票内容を登録し、競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを逐次受信して各参加者の進捗状況を評価し、競技が終了した場合に、この評価結果と各投票者の投票内容とに基づいて各投票者に付与する報酬を決定するようにしたから、競技結果をその参加者に限らず、第三者にも広く公開して、競技結果を予想する楽しみ方を提供することができ、競技参加者にあっても、やる気を増大させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】競技運営管理システムの全体構成を示したブロック図。
【図2】管理サーバ1の基本的構成要素を示したブロック図。
【図3】学習用機器としての競技専用機器7の基本的構成要素を示したブロック図。
【図4】運動用機器としての競技専用機器7の基本的構成要素を示したブロック図。
【図5】テーマ主催希望者、スポンサー希望者、競技参加希望者、投票希望者等の要求に応じてその要求元の端末に対して提供する競技スケジュール&テーマ一覧画面STを示した図。
【図6】(A)は、競技スケジュール&テーマ一覧画面ST内の競技設定ボタンBT5が操作された場合に提供される新規競技設定画面GAを示した図、(B)は、テーマ主催希望者側の端末3に提供する新規テーマ設定画面TPを示した図。
【図7】競技管理テーブル11の内容を示した図。
【図8】グループ管理テーブル12の内容を示した図。
【図9】評価方法管理テーブル13の内容を示した図。
【図10】競技データ送信方法管理テーブル14の内容を示した図。
【図11】(A)は、新規グループ登録画面GRを示した図、(B)は、新規競技参加者登録画面TRを示した図。
【図12】新規競技参加者登録画面TRに入力された情報に基づいて作成される競技参加者管理テーブル15を示した図。
【図13】新規スポンサー登録画面SRを示した図。
【図14】スポンサー管理テーブル16の内容を示した図。
【図15】(A)は、投票率&オッズ案内画面VOを示した図、(B)は、新規投票登録画面VRを示した図。
【図16】投票管理テーブル17の内容を示した図。
【図17】(A)は、参加テーマに対する現在の進捗状況を含む電子メール本文が競技参加者端末6または競技専用機器7から送信されて来た場合に、その電子メール本文の内容を示した図、(B)は、競技データ管理テーブル18の内容を示した図。
【図18】成績管理テーブル19の内容を示した図。
【図19】(A)は、競技参加者端末6、一般投票者端末5等からの競技閲覧要求に応答してその要求元の端末へ案内送信される競技進捗状況報告画面GSを示した図、(B)は、個人進捗状況報告画面PRを示した図。
【図20】各種端末からのWebアクセスに応答して実行開始される管理サーバ1側でのWebアクセス処理を示したフローチャート。
【図21】(A)は、この新規〇〇設定/登録処理を詳述したフローチャート、(B)は、広告表示処理を示したフローチャート。
【図22】投票処理を詳述したフローチャート。
【図23】競技参加者端末6あるいは競技専用機器7から電子メールにて送信されて来る競技データを受信して処理する競技データ受信処理を示したフローチャート。
【図24】競技専用機器7側の動作を示したフローチャート。
【図25】管理サーバ1側において閲覧要求に応じて実行開始される上述の競技進捗状況閲覧処理を示したフローチャート。
【図26】競技中に各競技参加者同士のコミュニケーションを仲介するコミュニケーション仲介処理(会話情報転送処理)を示したフローチャート。
【図27】競技終了処理を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 管理サーバ
2 ネットワーク網
3 テーマ主催者端末
4 一般スポンサー端末
5 一般投票者端末
6 競技参加者端末
7 競技専用機器
11 競技管理テーブル
12 グループ管理テーブル
13 評価方法管理テーブル
14 競技データ送信方法管理テーブル
15 競技参加者管理テーブル
16 スポンサー管理テーブル
17 投票管理テーブル
18 競技データ管理テーブル
19 成績管理テーブル、
ST 競技スケジュール&テーマ一覧画面
AB 競技進捗状況報告画面
71、101 CPU
72、102 記憶装置
74、104 通信装置
75、105 入力装置
77 センサー

Claims (14)

  1. ネットワークを介して開催される競技を運営管理する競技管理装置であって、競技の主催を希望する主催者側の端末から希望する競技内容を受け付けて設定登録する競技登録手段と、
    この競技登録手段によって設定された複数種の競技種目のうち、任意の競技への参加希望の申込をその参加者側の端末から受け付けて登録する参加登録手段と、
    前記各参加者側の端末から種目別進捗状況を報告する為の送信フォーマットとして、各競技種目間において統一化した標準形式の競技データを受信する受信手段と、
    この受信手段によって受信した標準形式の競技データに基づいて各参加者の成果を比較評価して、その評価結果に応じた案内情報を作成出力する評価出力手段と、
    を具備したことを特徴とする競技管理装置。
  2. 前記受信手段は、参加者からの自己申告によって入力された標準形式の競技データを電子メールによって受信する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の競技管理装置。
  3. 複数種の競技種目の中から参加者側で任意に選択指定された競技の種類に応じて前記受信手段は、参加者所持の専用機器によって計測/算出された標準形式の競技データを受信する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の競技管理装置。
  4. 参加者所持の専用機器によって計測/算出された標準形式の競技データが送信されて来た場合に、前記受信手段は、その専用機器によって暗号化された標準形式の競技データであることを条件に、当該競技データを正規な専用機器からの競技データとして受信する、
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載の競技管理装置。
  5. 前記競技登録手段は、新規競技の主催を希望する希望者側の端末に対して、既に登録されている競技を含めた競技スケジュールを案内送信した後に、この主催希望者側の端末から受け付けた新規競技を設定登録する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の競技管理装置。
  6. ネットワークを介して開催される競技を運営管理する競技管理装置であって、広告主が提供する広告に関する広告情報をその広告主側の端末から受信して登録する広告登録手段と、
    競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを受信して各参加者の進捗状況を評価する評価手段と、
    競技状況の閲覧要求に応答して、前記評価手段によって得られた評価結果を送信する評価結果送信手段と、
    競技に関する各種のアクセスに応答して、前記広告情報対応の広告を取得して当該アクセス者側の端末へ送信する広告送信手段と、
    を具備したことを特徴とする競技管理装置。
  7. 前記広告登録手段は、複数種の競技種目に対応して広告情報を登録し、
    複数種の競技種目のうち、任意に選択指定された競技に関する各種のアクセスに応答して、前記広告情報送信手段は、選択指定された競技に対応付けられている広告を取得してそのアクセス者側の端末へ送信する、
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の競技管理装置。
  8. 前記広告登録手段は、広告主側の端末から広告情報の他に、資金提供情報を受信して登録し、
    前記広告送信手段は、競技に対して複数の広告が登録されている場合に、各広告主の資金提供情報を参照し、資金が多い広告主が提供した広告を優先送信する、
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の競技管理装置。
  9. ネットワークを介して開催される競技を運営管理する競技管理装置であって、競技結果を予想投票する投票者側の端末から送信されて来た投票内容を登録する投票登録手段と、
    競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを逐次受信して各参加者の進捗状況を評価する評価手段と、
    競技が終了した場合に、前記評価手段によって得られた評価結果と各投票者の投票内容とに基づいて各投票者に付与する報酬を決定する決定手段と、
    を具備したことを特徴とする競技管理装置。
  10. 競技への参加希望の申込をその参加者側の端末から受け付けて登録する参加登録手段と、
    投票者端末からの閲覧要求に応答して、競技内容およびその参加者に関する情報をその要求元の端末へ送信する閲覧要求送信手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項9記載の競技管理装置。
  11. 類似する複数種の競技種目間にまたがる競技管理および投票管理を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項9記載の競技管理装置。
  12. コンピュータに対して、
    競技の主催を希望する主催者側の端末から希望する競技内容を受け付けて設定登録する機能と、
    設定登録された複数種の競技種目のうち、任意の競技への参加希望の申込をその参加者側の端末から受け付けて登録する機能と、
    前記各参加者側の端末から種目別進捗状況を報告する為の送信フォーマットとして、各競技種目間において統一化した標準形式の競技データを受信する機能と、
    受信した標準形式の競技データに基づいて各参加者の成果を比較評価して、その評価結果に応じた案内情報を作成出力する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  13. コンピュータに対して、
    広告主が提供する広告に関する広告情報をその広告主側の端末から受信して登録する機能と、
    競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを受信して各参加者の進捗状況を評価する機能と、
    競技状況の閲覧要求に応答して、前記評価手段によって得られた評価結果を送信する機能と、
    競技に関する各種のアクセスに応答して、前記広告情報対応の広告を取得して当該アクセス者側の端末へ送信する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  14. コンピュータに対して、
    競技結果を予想投票する投票者側の端末から送信されて来た投票内容を登録する機能と、
    競技参加者側の端末から送信されて来た競技データを逐次受信して各参加者の進捗状況を評価する機能と、
    競技が終了した場合に、前記評価結果と各投票者の投票内容とに基づいて各投票者に付与する報酬を決定する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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