JP2004052886A - ゲート弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】気密性がよく、弁板を小さな駆動力で移動させることができ、コンパクトで設置スペースを狭く抑えることができ、製造コストの低いゲート弁を提供する。
【解決手段】開口部2fを有する弁箱2と、弁箱2を貫通し、軸線回りに回動可能な軸5と、軸5の回動に伴って回動し、開口部2fを開閉する弁板3と、軸5の弁箱2の貫通部をシールするシール部材8、9とを備えるゲート弁1。これによって、弁箱2を貫通する軸の部分をシールし、このシール部分において軸5が回動するため、流路を流れる粉粒体によって生ずるシール部分の摩損が少なく、気密性を良好に保つことができる。軸5の回動に伴い、弁板3が軸の軸線方向に移動すること、弁板3を弁箱2の開口部2f側に付勢する付勢手段13を備えること、弁箱2に対する軸5の軸方向の位置を調整する位置決め手段10、12を備えることが好適である。
【選択図】 図1
【解決手段】開口部2fを有する弁箱2と、弁箱2を貫通し、軸線回りに回動可能な軸5と、軸5の回動に伴って回動し、開口部2fを開閉する弁板3と、軸5の弁箱2の貫通部をシールするシール部材8、9とを備えるゲート弁1。これによって、弁箱2を貫通する軸の部分をシールし、このシール部分において軸5が回動するため、流路を流れる粉粒体によって生ずるシール部分の摩損が少なく、気密性を良好に保つことができる。軸5の回動に伴い、弁板3が軸の軸線方向に移動すること、弁板3を弁箱2の開口部2f側に付勢する付勢手段13を備えること、弁箱2に対する軸5の軸方向の位置を調整する位置決め手段10、12を備えることが好適である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲート弁に関し、特に、気体、液体、粉粒体等あらゆる流体の供給、輸送の分野において、流路を開閉するために使用されるゲート弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉粒体等の流体の供給、輸送に際し、例えば、図2に示すようなゲート弁によって流路を開閉している。
【0003】
このゲート弁21は、いわゆる弁板シール型のゲート弁であって、弁箱22の内部を往復移動する弁板23によって開口部22aを開閉することによって流路を開閉するものである。弁板23は、この弁板23とナックルジョイント29によって連結された軸26をエアシリンダ28によって、弁箱22の内部を往復移動する。また、弁板23の周囲をシールするため、グランドパッキン24及びパッキン抑え25が設けられる。弁板23の下方には、弁板23を保持するための弁板保持棒30が設けられる。
【0004】
しかし、このゲート弁21では、気密性の低いグランドパッキン24のみによってシールしているとともに、弁板23の両端のコーナー部においては、グランドパッキン24を小半径で曲げざるを得ないため、弁板23と弁箱22との間の隙間を完全に塞ぐことができず、気密性を保持することが困難である。
【0005】
そのため、例えば、図3に示す従来のゲート弁41では、弁箱42の内部をハンドル47の操作によって往復移動する弁板43を軸46に連結し、この軸46をグランドパッキン44及びパッキン抑え45によってシールしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、図2に示した従来のゲート弁21は、気密性に問題があるとともに、流路内の粉粒体がグランドパッキン24に入り込んで摺動抵抗を増加させるため、弁板23の往復移動に大きな駆動力を必要とするという問題があった。さらに、弁板23自体がグランドパッキン24を貫通しているため、弁板23がグランドパッキン24によって支持されてその位置が固定され、弁板23と弁箱22とを密着させて開口部22aを閉じることが困難になる。また、弁板23が往復移動するため、装置全体の長さが長くなり、ゲート弁の設置スペースを大きくする必要がある。これらに加え、弁全体の製造コストも高いという問題があった。
【0007】
また、図3に示した従来のゲート弁41は、気密性を改善することができるものの、図2に示したゲート弁21よりさらに装置全体の長さが長くなり、ゲート弁の設置スペースをさらに大きくする必要があるという問題があった。また、軸46が貫通する弁箱部42aに溜まる粉粒体の量が多くなるため、定期的な清掃を必要とし、保守に多大の労力を要する。また、弁全体の製造コストも高いという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記従来のゲート弁における問題点に鑑みてなされたものであって、気密性がよく、弁板を小さな駆動力で移動させることができ、コンパクトで設置スペースを狭く抑えることができ、製造コストの低いゲート弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ゲート弁であって、開口部を有する弁箱と、該弁箱を貫通し、軸線回りに回動可能な軸と、該軸の回動に伴って回動し、前記開口部を開閉する弁板と、前記軸の前記弁箱の貫通部をシールするシール部材とを備えることを特徴とする。
【0010】
そして、請求項1記載の発明によれば、弁箱を貫通する軸の部分をシールし、このシール部分において軸が軸線方向に摺動するのではなく、回動するため、流路を流れる粉粒体によって生ずるシール部分の摩損が少なく、気密性を良好に保つことができる。これに加え、軸のシール部分における摩擦抵抗の増加が著しく減少し、弁板の回動のための駆動力を小さくすることができ、装置全体がコンパクトとなり、設置スペースを小さくすることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1または2記載のゲート弁において、前記軸の回動に伴い、前記弁板が該軸の軸線方向に移動することを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、前記軸の回動に伴い、前記弁板が該軸の軸線方向に移動するため、弁板を回動させながら弁箱の開口部を閉じる方向に移動させて弁板と弁箱とを隙間なく閉じることができ、より気密性を向上させることができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1、2または3記載のゲート弁において、前記弁板を前記弁箱の開口部側に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、付勢手段によって、弁板を開口部側に付勢することにより、弁板が弁箱に押し付けられるため、弁の前後に圧力差がある場合でもリークを確実に防止することができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のゲート弁において、前記弁箱に対する前記軸の軸方向の位置を調整する位置決め手段を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、位置決め手段によって弁箱に対する軸の軸方向の位置を調整することにより、付勢手段による弁板の弁箱の開口部への押付力を調整することができ、より確実にリーク等を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかるゲート弁の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1は、本発明にかかるゲート弁の一実施例を示し、このゲート弁1は、大別して、弁箱2と、弁箱2を貫通し、軸線回りに回動可能な軸5と、軸5の回動に伴って回動するアーム4と、アーム4とともに回動する弁板3とを備える。
【0019】
弁箱2は、開口部2fを囲繞する上部フランジ2aと、下部フランジ2bと、天板2cと、底板2dと、側板2eとで構成され、内部に弁板3、アーム4等が収容される。尚、本実施例においては、弁箱2を溶接構造によって一体に形成しているが、複数の部分に分割してボルト等によって締結するような構成としてもよい。
【0020】
弁板3は、円板状に形成され、軸部3aを介してアーム4に連結されている。また、軸部3aには、圧縮ばね13が介装され、弁板3を弁箱2の上部フランジ2a(開口部2f)側に付勢している。
【0021】
アーム4は、上述のように弁板3に連結されるとともに、軸5に固定される。アーム4の先端部の凹部4aには、弁板3の軸部3aが挿入され、圧縮ばね13を介して軸部3aを枢支している。
【0022】
軸5は、弁箱2によって回動可能に支持され、弁箱2の貫通部をシールするため、上部ハウジング6及び下部ハウジング7において各々ロッドシール8、9を設けている。尚、ロッドシール8、9の代わりに、従来例の場合と同様にグランドパッキンを用いることもできる。
【0023】
軸5の下端部には雄ねじ部5aが螺設され、調整ブッシュ10の内側に螺設された雌ねじ部10aと螺合する。調整ブッシュ10の外側には雄ねじ部10bが螺設され、ナット12と螺合する。尚、雄ねじ部5aと、雄ねじ部10bのピッチは互いに異なるように形成される。ナット12は、下部ハウジング7に固定される。
【0024】
軸5の上部には、ハンドル11が固定され、ハンドル11を回動することによって、軸5及びアーム4を介して弁板3を図1(a)の矢印A方向に回動することができる。尚、ハンドル11の代わりに、エアアクチュエータ等を利用することもできる。
【0025】
次に、上記構成を有するゲート弁1の動作について説明する。
【0026】
ゲート弁1の開状態において、ハンドル11を弁が閉まる方向(矢印B方向)に回動すると、軸5が回動する。軸5の回動により、軸5の雄ねじ部5aと調整ブッシュ10の雌ねじ部10aが螺合し、軸5は上昇しながら回動する。これによって、アーム4が回動しながら上昇し、弁板3が回動しながら上部フランジ2aに近づいていく。
【0027】
そして、弁板3は、上部フランジ2aと接触し、圧縮ばね13が撓むことにより弁板3が上部フランジ2aに押し付けられる。その結果、弁板3によって上部フランジ2aの開口部が完全に閉じられる。尚、圧縮ばね13による押付力は、調整ブッシュ10を回動させることで調整することができる。調整ブッシュ10の位置を調整した後、ナット12及び図示しないセットねじ等によって調整ブッシュ10を下部ハウジング7に固定することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、気密性がよく、弁板を小さな駆動力で移動させることができ、コンパクトで設置スペースを狭く抑えることができ、製造コストの低いゲート弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるゲート弁の一実施例を示す図であって、(a)は一部破断平面図、(b)は断面図である。
【図2】従来のゲート弁の一例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図3】従来のゲート弁の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ゲート弁
2 弁箱
2a 上部フランジ
2b 下部フランジ
2c 天板
2d 底板
2e 側板
2f 開口部
3 弁板
3a 軸部
4 アーム
4a 凹部
5 軸
5a 雄ねじ部
6 上部ハウジング
7 下部ハウジング
8 ロッドシール
9 ロッドシール
10 調整ブッシュ
10a 雌ねじ部
10b 雄ねじ部
11 ハンドル
12 ナット
13 圧縮ばね
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲート弁に関し、特に、気体、液体、粉粒体等あらゆる流体の供給、輸送の分野において、流路を開閉するために使用されるゲート弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉粒体等の流体の供給、輸送に際し、例えば、図2に示すようなゲート弁によって流路を開閉している。
【0003】
このゲート弁21は、いわゆる弁板シール型のゲート弁であって、弁箱22の内部を往復移動する弁板23によって開口部22aを開閉することによって流路を開閉するものである。弁板23は、この弁板23とナックルジョイント29によって連結された軸26をエアシリンダ28によって、弁箱22の内部を往復移動する。また、弁板23の周囲をシールするため、グランドパッキン24及びパッキン抑え25が設けられる。弁板23の下方には、弁板23を保持するための弁板保持棒30が設けられる。
【0004】
しかし、このゲート弁21では、気密性の低いグランドパッキン24のみによってシールしているとともに、弁板23の両端のコーナー部においては、グランドパッキン24を小半径で曲げざるを得ないため、弁板23と弁箱22との間の隙間を完全に塞ぐことができず、気密性を保持することが困難である。
【0005】
そのため、例えば、図3に示す従来のゲート弁41では、弁箱42の内部をハンドル47の操作によって往復移動する弁板43を軸46に連結し、この軸46をグランドパッキン44及びパッキン抑え45によってシールしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、図2に示した従来のゲート弁21は、気密性に問題があるとともに、流路内の粉粒体がグランドパッキン24に入り込んで摺動抵抗を増加させるため、弁板23の往復移動に大きな駆動力を必要とするという問題があった。さらに、弁板23自体がグランドパッキン24を貫通しているため、弁板23がグランドパッキン24によって支持されてその位置が固定され、弁板23と弁箱22とを密着させて開口部22aを閉じることが困難になる。また、弁板23が往復移動するため、装置全体の長さが長くなり、ゲート弁の設置スペースを大きくする必要がある。これらに加え、弁全体の製造コストも高いという問題があった。
【0007】
また、図3に示した従来のゲート弁41は、気密性を改善することができるものの、図2に示したゲート弁21よりさらに装置全体の長さが長くなり、ゲート弁の設置スペースをさらに大きくする必要があるという問題があった。また、軸46が貫通する弁箱部42aに溜まる粉粒体の量が多くなるため、定期的な清掃を必要とし、保守に多大の労力を要する。また、弁全体の製造コストも高いという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記従来のゲート弁における問題点に鑑みてなされたものであって、気密性がよく、弁板を小さな駆動力で移動させることができ、コンパクトで設置スペースを狭く抑えることができ、製造コストの低いゲート弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ゲート弁であって、開口部を有する弁箱と、該弁箱を貫通し、軸線回りに回動可能な軸と、該軸の回動に伴って回動し、前記開口部を開閉する弁板と、前記軸の前記弁箱の貫通部をシールするシール部材とを備えることを特徴とする。
【0010】
そして、請求項1記載の発明によれば、弁箱を貫通する軸の部分をシールし、このシール部分において軸が軸線方向に摺動するのではなく、回動するため、流路を流れる粉粒体によって生ずるシール部分の摩損が少なく、気密性を良好に保つことができる。これに加え、軸のシール部分における摩擦抵抗の増加が著しく減少し、弁板の回動のための駆動力を小さくすることができ、装置全体がコンパクトとなり、設置スペースを小さくすることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1または2記載のゲート弁において、前記軸の回動に伴い、前記弁板が該軸の軸線方向に移動することを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、前記軸の回動に伴い、前記弁板が該軸の軸線方向に移動するため、弁板を回動させながら弁箱の開口部を閉じる方向に移動させて弁板と弁箱とを隙間なく閉じることができ、より気密性を向上させることができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1、2または3記載のゲート弁において、前記弁板を前記弁箱の開口部側に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、付勢手段によって、弁板を開口部側に付勢することにより、弁板が弁箱に押し付けられるため、弁の前後に圧力差がある場合でもリークを確実に防止することができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のゲート弁において、前記弁箱に対する前記軸の軸方向の位置を調整する位置決め手段を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、位置決め手段によって弁箱に対する軸の軸方向の位置を調整することにより、付勢手段による弁板の弁箱の開口部への押付力を調整することができ、より確実にリーク等を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかるゲート弁の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1は、本発明にかかるゲート弁の一実施例を示し、このゲート弁1は、大別して、弁箱2と、弁箱2を貫通し、軸線回りに回動可能な軸5と、軸5の回動に伴って回動するアーム4と、アーム4とともに回動する弁板3とを備える。
【0019】
弁箱2は、開口部2fを囲繞する上部フランジ2aと、下部フランジ2bと、天板2cと、底板2dと、側板2eとで構成され、内部に弁板3、アーム4等が収容される。尚、本実施例においては、弁箱2を溶接構造によって一体に形成しているが、複数の部分に分割してボルト等によって締結するような構成としてもよい。
【0020】
弁板3は、円板状に形成され、軸部3aを介してアーム4に連結されている。また、軸部3aには、圧縮ばね13が介装され、弁板3を弁箱2の上部フランジ2a(開口部2f)側に付勢している。
【0021】
アーム4は、上述のように弁板3に連結されるとともに、軸5に固定される。アーム4の先端部の凹部4aには、弁板3の軸部3aが挿入され、圧縮ばね13を介して軸部3aを枢支している。
【0022】
軸5は、弁箱2によって回動可能に支持され、弁箱2の貫通部をシールするため、上部ハウジング6及び下部ハウジング7において各々ロッドシール8、9を設けている。尚、ロッドシール8、9の代わりに、従来例の場合と同様にグランドパッキンを用いることもできる。
【0023】
軸5の下端部には雄ねじ部5aが螺設され、調整ブッシュ10の内側に螺設された雌ねじ部10aと螺合する。調整ブッシュ10の外側には雄ねじ部10bが螺設され、ナット12と螺合する。尚、雄ねじ部5aと、雄ねじ部10bのピッチは互いに異なるように形成される。ナット12は、下部ハウジング7に固定される。
【0024】
軸5の上部には、ハンドル11が固定され、ハンドル11を回動することによって、軸5及びアーム4を介して弁板3を図1(a)の矢印A方向に回動することができる。尚、ハンドル11の代わりに、エアアクチュエータ等を利用することもできる。
【0025】
次に、上記構成を有するゲート弁1の動作について説明する。
【0026】
ゲート弁1の開状態において、ハンドル11を弁が閉まる方向(矢印B方向)に回動すると、軸5が回動する。軸5の回動により、軸5の雄ねじ部5aと調整ブッシュ10の雌ねじ部10aが螺合し、軸5は上昇しながら回動する。これによって、アーム4が回動しながら上昇し、弁板3が回動しながら上部フランジ2aに近づいていく。
【0027】
そして、弁板3は、上部フランジ2aと接触し、圧縮ばね13が撓むことにより弁板3が上部フランジ2aに押し付けられる。その結果、弁板3によって上部フランジ2aの開口部が完全に閉じられる。尚、圧縮ばね13による押付力は、調整ブッシュ10を回動させることで調整することができる。調整ブッシュ10の位置を調整した後、ナット12及び図示しないセットねじ等によって調整ブッシュ10を下部ハウジング7に固定することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、気密性がよく、弁板を小さな駆動力で移動させることができ、コンパクトで設置スペースを狭く抑えることができ、製造コストの低いゲート弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるゲート弁の一実施例を示す図であって、(a)は一部破断平面図、(b)は断面図である。
【図2】従来のゲート弁の一例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図3】従来のゲート弁の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ゲート弁
2 弁箱
2a 上部フランジ
2b 下部フランジ
2c 天板
2d 底板
2e 側板
2f 開口部
3 弁板
3a 軸部
4 アーム
4a 凹部
5 軸
5a 雄ねじ部
6 上部ハウジング
7 下部ハウジング
8 ロッドシール
9 ロッドシール
10 調整ブッシュ
10a 雌ねじ部
10b 雄ねじ部
11 ハンドル
12 ナット
13 圧縮ばね
Claims (4)
- 開口部を有する弁箱と、
該弁箱を貫通し、軸線回りに回動可能な軸と、
該軸の回動に伴って回動し、前記開口部を開閉する弁板と、
前記軸の前記弁箱の貫通部をシールするシール部材とを備えることを特徴とするゲート弁。 - 前記軸の回動に伴い、前記弁板が該軸の軸線方向に移動することを特徴とする請求項1記載のゲート弁。
- 前記弁板を前記弁箱の開口部側に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載のゲート弁。
- 前記弁箱に対する前記軸の軸方向の位置を調整する位置決め手段を備えることを特徴とする請求項3記載のゲート弁。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002210399A JP2004052886A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | ゲート弁 |
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JP2002210399A JP2004052886A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | ゲート弁 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=31933911
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JP (1) | JP2004052886A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101761657A (zh) * | 2008-12-23 | 2010-06-30 | 马克·阿兰·戴维斯 | 水池吸入阀 |
-
2002
- 2002-07-19 JP JP2002210399A patent/JP2004052886A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101761657A (zh) * | 2008-12-23 | 2010-06-30 | 马克·阿兰·戴维斯 | 水池吸入阀 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |