JP2004048477A - ネットワーク設計装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】WDM光伝送システムの効率のようネットワーク設計手法を実行することのできるネットワーク設計装置を提供する。
【解決手段】伝送システムネットワークを設計するネットワーク設計装置において、再生中継器を用いずに送信側端局と受信側端局間に線形中継器を配置し、受信側端局での受信信号の雑音が許容範囲となる最大数の線形中継器が配置されたときの伝送ネットワークモデルについての、セグメントの基準雑音量の全セグメントの総和に基づき、設計対象の各セグメントについての雑音量から各セグメントの規格化雑音量を算出する規格化雑音量算出部と、基準雑音量の総和、及び規格化雑音量の設計対象の全セグメントの総和に基づき、必要となる再生中継器の台数を算出する再生中継器算出部と、再生中継器の台数に基づいて、規格化雑音量の累積雑音量が均等になるように、再生中継器を配置する配置部とを具備して構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】伝送システムネットワークを設計するネットワーク設計装置において、再生中継器を用いずに送信側端局と受信側端局間に線形中継器を配置し、受信側端局での受信信号の雑音が許容範囲となる最大数の線形中継器が配置されたときの伝送ネットワークモデルについての、セグメントの基準雑音量の全セグメントの総和に基づき、設計対象の各セグメントについての雑音量から各セグメントの規格化雑音量を算出する規格化雑音量算出部と、基準雑音量の総和、及び規格化雑音量の設計対象の全セグメントの総和に基づき、必要となる再生中継器の台数を算出する再生中継器算出部と、再生中継器の台数に基づいて、規格化雑音量の累積雑音量が均等になるように、再生中継器を配置する配置部とを具備して構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、WDM光伝送システムのネットワーク設計装置に関し、特に、端局間の再生中継器の最適配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、急激なブロードバンド環境の普及に伴い、超長距離で且つ大容量の光通信装置が要求されている。この大容量化を実現する方式として、伝送路に変更を加えずに伝送容量を増大させることが可能であるWDM方式が急速に発展している。これに伴い、高い信頼性を持つWDM光伝送システムを効率良く設計することが必要とされている。WDM光伝送システムは、端局及び端局間に配置された線形中継器(1R)又は再生中継器(3R)から構成される。線形中継器は、光信号の減衰を補償するべく受信光信号を所定利得で増幅するものである。再生中継器は、受信光信号を光電気変換、信号再生、再生信号増幅、及び電気光変換するものである。信号再生をするのは、信号増幅により雑音が主信号に混入し、この雑音が増幅されることにより対信号雑音比が劣化して受信側で再生不可となることを防止するためである。
【0003】
図16は従来のネットワーク設計フローチャートである。図17は従来の端局間の装置配置例を示す図である。図17に示すように、端局2#1,2#2の区間が7個のセグメント1〜7に分割されている。セグメントは、端局2#1,2#2間に、予め決められた位置に配置される1R/3Rと端局2#1間、1R/3Rと端局2#2間、1R間、1Rと3R間をいう。ネットワーク設計とは、各セグメント損失より、セグメントi(i=1〜7)の端のノード位置4#i(i=1〜6)に1R/3Rを配置することをいう。セグメント損失が設計パラメータとなっているのは、セグメントでの光ファイバを通過する光信号の減衰量を補償するべく1R/3Rによりそのセグメント損失分だけ増幅するが、増幅により雑音の発生と雑音の増幅により光SNRが劣化するためである。即ち、セグメント損失量が信号再生の可否のファクタとなるからである。
【0004】
以下、図16及び図17を参照して、従来のネットワーク設計方法の説明をする。ステップS2において、セグメント1のノード受信位置4#1に仮再生中継器を配置する。仮再生中継器を配置した区間を仮3R区間という。ステップS4において、仮3R区間の着信光SNRを算出する。例えば、図17中の1回目に示すように、送信側端局2#1は、光SNRが30.0dBで光信号を送出したとする。光SNRは主に光アンプの信号増幅時に混入する雑音に起因するものである。着信光SNRが23.8dBとなる。ステップS6において、着信光SNRが伝送可否判定値を超えているか否かを判定する。
【0005】
着信光SNRが伝送可否判定値を超えたならば、ステップS8に進む。伝送可否判定値を超えないならば、ステップS14に進む。1回目では、送信側端局の光SNRが30.0dB、着信光SNRが23.8dBであり、伝送可否判定値17.5dBよりも大きいので、ステップS8に進む。ステップS8において、前ノードが仮線形中継器ならば、正式に確定し、前ノードが送信側端局又は再生中継器ならば何もしない。1回目では、前ノードが送信側端局2#1なので、ここでは、何もしない。ステップS10において、現在のノード位置が受信側端局であるか否可を判定する。現在のノード位置が受信側端局であれば、終了する。
【0006】
現在のノード位置が受信側端局でなければ、ステップS12に進む。ステップS12において、現在のノードを仮線形中継器とし、ノード受信位置を次ノードに移す。ここでは、現在のノード4#1を仮線形中継器とし、次ノード4#2に移して、ステップS2に戻る。2回目では、ステップS2,S4において、現在のノード4#2に仮再生中継器を配置し、仮3R区間の着信光SNRを算出する。2回目では、現在のノード4#2の着信光SNRが21.4dBとなり、伝送可否判定値を超えているので、ステップS8において、前ノード4#1を線形中継器に正式に確定する。現在ノード4#2を仮線形中継器として、受信ノードを次ノード4#3に移して、ステップS2に戻る。
【0007】
3回目では、ステップS2,S4,S6において、現在のノード4#3に仮再生中継器を配置し、仮3R区間の着信光SNRを算出し、現在のノード4#3の着信光SNRが19.8dBとなり、伝送可否判定値を超えているので、前ノード4#2を線形中継器に正式に確定して、次ノード4#4に移して、ステップS2に戻る。4,5回目では、ステップS2,S4,S6において、現在のノード4#4,4#5に仮再生中継器を配置し、仮3R区間の着信光SNRを算出し、現在のノード4#4,4#5の着信光SNRが18.6dB,17.7dBとなり、伝送可否判定値を超えているので、前ノード4#3,4#4を線形中継器に正式に確定して、次ノード4#6に移して、ステップS2に戻る。
【0008】
6回目では、ステップS2,S4,S6において、現在のノード4#6に仮再生中継器を配置し、仮3R区間の着信光SNRを算出し、現在のノード4#6の着信光SNRが17.0dBとなり、伝送可否判定値を超えていないので、ステップS14に進む。ステップS14において、前ノードが仮線形中継器であるか否かを判定する。前ノードが仮線形中継器ならば、ステップS16に進む。前ノードが仮線形中継器でなければ、ステップS18に進む。
【0009】
6回目では、前ノード4#5が仮線形中継器であるので、ステップS16に進む。ステップS16において、前ノード4#5の仮線形中継器を再生中継器として確定するが、ノード受信位置は変更しない。7回目では、ノード4#5が再生中継器として配置されて、信号再生・増幅を行うので、ノード4#5が送信側端局2#1と同様の役割を果たし、1回目と同様の処理をして、現在のノード4#6を仮線形中継器とし、ノード受信位置を受信側端局2#2に移す。8回目では、前ノード4#6を線形中継器とし、ステップS2〜S10により、ノード4#6を線形中継器として正式に確定して、終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のWDM光伝送システムのネットワーク設計を用いて再生中継器の配置位置を決定する場合、着信光SNRが伝送可否判定値より小さくなり伝送不可となるまで、再生中継器を配置しないため、極端に光SNRが高値の3R区間が生じる可能性がある。例えば、図に示すように、端局2#1〜ノード4#5の3R区間では、着信光SNRが17.7dBであるのに対して、ノード4#5〜端局2#2の3R区間では、着信光SNRが21.4dBとなり、光SNRが極端に高値となる。
【0011】
このため、装置配置の適正の見地に即して言えば、伝送可否は保証されるが、光SNRのマージンがある3R区間とない3R区間が生じる可能性がある。この光SNRマージンがない3R区間においては、光SNRマージンがある3R区間と比較し、顧客が要求する光伝送システム設計区間においてその顧客データに多少の変更が発生した場合には、そのまのネットワーク設計を使用すると伝送特性劣化を招いた、最悪伝送不可となる場合があるため、これらに起因したメンテナンスに多大な費用が生じる可能性がある。これらの点を考慮すれば、極端に高値の光SNRである3R区間が生じるという従来のWDM光伝送システムのネットワーク設計は最適であるとは言えない。
【0012】
他方、装置配置の効率性の見地に即していえば、このような従来のネットワーク設計を使用した場合、着信光SNRの算出は非常に複雑なため、多大な時間と労力がかかってしまう。更に、従来のネットワーク設計結果から着信光SNRの均等化を試みたとしても、装置配置の再調整や着信光SNRの再計算がかなりの頻度で発生してしまうため、設計にかかるステップ数が多大なものになってしまう。これらの点から、従来のWDM光伝送システムのネットワーク設計手法は効率のよい設計が実行できない。
【0013】
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、WDM光伝送システムの効率のようネットワーク設計手法を実行することのできるネットワーク設計装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
図1(a)〜(c)は本発明の原理図であり、図1(a)は伝送ネットワークモデルを示す図、図1(b)は設計対象伝送ネットワークを示す図、図1(c)は伝送ネットワーク設計装置の構成図である。図1に示すように、伝送ネットワークモデルは、ネットワーク設計をするためのネットワークモデルであり、送信側端局10#1,受信側端局10#2間が(n+1)個のセグメント12#1〜12#(n+1)から成る。セグメント12#i(i=1〜n+1)の端14#i(i=1〜n)に線形中継器が配置される。nは受信側端局10#2での信号の雑音が許容範囲となる最大数である。
【0015】
セグメント12#iには、雑音量を示す基準雑音量が定義されている。一方、設計対象のネットワークでは、第1端局20#1,第2端局20#2、第1端局20#1と第2端局20#2間に線形中継器又は再生中継器のノード位置22#j(j=1〜m)及びそのセグメント24#j(j=1〜m+1)の雑音量が既知となっている。
【0016】
規格化雑音量算出部30は、図1(a)に示す伝送ネットワークモデルにおける、セグメント12#i(i=1〜n+1)ついての基準雑音量の全セグメントについての総和に基づき、設計対象の各セグメント24#j(j=1〜m+1)における雑音量から各セグメント24#iの規格化雑音量を算出する。再生中継器数算出部32は、セグメント12#i(i=1〜n+1)についての基準雑音量の総和、及び規格化雑音量の設計対象の全セグメント24#j(j=1〜m+1)の総和に基づき、必要となる再生中継器の台数を算出する。配置部34は、再生中継器の台数に基づいて、第1端局20#1と再生中継器間、再生中継器間及び第2端局と再生中継器間の規格化雑音量の累積雑音量が均等になるように、再生中継器を配置する。
【0017】
このように、各3R区間の光SNRを均等化するので、各3R区間において均一の光SNRマージンを得ることができる。よって、光SNRマージンがない場合と比較して設計変更に対する耐力が増し、光伝送システム設計区間のデータに多少の変更が発生したとしても、ネットワーク設計自体を変更する可能性を減少させることができる。更に、上記ネットワーク設計手法を用いて設計されたネットワークがすでに均等化されているため着信光SNRを均等化するといった装置配置の再調整の必要がない。従って、ネットワーク設計に対する設計の工数を大きく削減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の実施形態によるネットワーク設計装置の構成図である。図2に示すように、ネットワーク設計装置は、パソコンやワークステーション等のコンピュータ50により実現されている。コンピュータ50は、キーボード52等の入力部、表示装置54等の出力部、プログラム60やデータベース62を記憶する記憶装置56及びプログラム60等を実行するCPUから成る処理部58から構成される。キーボード52はユーザよりネットワーク設計に係わるコマンド等を入力して、バス59を通して、処理部58に出力する。コマンドとしては、例えば、設計対象ネットワークのファイバタイプ、波長数、セグメント損失等の設計条件パラメータである。
【0019】
プログラム60は、本発明のネットワーク設計方法が記述されたものである。データベース62は、ネットワーク設計を行うための規格化雑音量データベースである。図3は図2中のプログラム60の機能ブロック図である。図3に示すように、プログラム60は、入出力制御部64、総規格化雑音量算出部65、再生中継器数算出部66、雑音量判定値算出部67及び配置部68より構成される。入出力制御部64は、ユーザとの間のマンマシンインタフェースを司る。
【0020】
図4は図2中の規格化雑音量データベース62の構成図である。図4に示すように、規格化雑音量データベース62は規格化雑音量を算出するためのデータベースであり、規格化雑音量を決定するファクタとして、セグメントタイプ、波長数、セグメント損失により決まる。セグメントタイプとは、光ファイバの種類や伝送方式であり、SMF(Single Mode Fiber)、NZ−DSF(Non−Zero Dispersion Shifted Fiber)等である。
【0021】
セグメントタイプにより光SNRのマージンが異なるからである。波長数とはWDM方式における光ファイバに多重化する光信号の波長数であり、波長数が多くなると、光SNRに対するマージンが小さくなることから、波長数に応じて規格化雑音量を変化させる必要があるからである。セグメント損失とは、セグメントでの損失量であり、損失分だけ信号増幅されることより、雑音が増大するからである。規格化雑音量とは、セグメントタイプ、波長数毎に再生中継器なしで伝送可能となる線形中継台数が最大である伝送ネットワークモデルおけるセグメント損失量の総和に対するセグメント損失量の割合である。
【0022】
図5は規格化雑音量の算出例を示す図である。ここでは、セグメントタイプSMF、波長数176、セグメント損失20dB、セグメント数5である場合を伝送ネットワークモデルとしている。2#1が送信側端局又は再生中継器,2#2が受信側端局又は再生中継器、4#2〜4#5が線形中継器が配置されるノードである。再生中継器なしで伝送可能な雑音量がセグメント損失量(基準最大損失量)20dB×5=100dBに相当量であり、このセグメント1〜7までの全体の区間を基準として、雑音量の判定値を1.00とする。ここでは、セグメントの規格化雑音量=セグメント損失/基準最大損失量で定義しており、図5に示すように、各セグメント1〜5のセグメント損失が20dBであることより、各セグメントの規格化雑音量は20/100=0.2である。
【0023】
図6はセグメント損失減少時の規格化雑音量算出例を示す図である。セグメント区間が短い等の場合には、セグメント損失が小さくなる。例えば、図6に示すように、セグメント1では、セグメント損失15dB、セグメント2では、セグメント損失16dB、セグメント損失17dBである。再生中継器なしで伝送可能な最大セグメント損失とセグメント数が20dB×5スパンとすると、セグメント1,2,3の規格化雑音量は0.15(15/100),0.16(16/100),0.17(17/100)となる。このようにして算出された規格化雑音量がセグメントタイプ、波長数、セグメント損失毎に規格化雑音量データベース62に格納されている。
【0024】
総規格化雑音量算出部65は次の機能を有する。端局間のネットワークを設計するとき、ユーザより、端局間のセグメントタイプ、波長数、セグメント数、及び端局間の各セグメント区間のセグメント損失が入力される。規格化雑音量データベース62を参照して、各セグメントの規格化雑音量を算出し、これらの総和を総規格化雑音量とする。
【0025】
再生中継器数算出部66は伝送に必要な再生中継器数を次式(1)により算出する。
【0026】
総規格化雑音量が正の整数でない場合、端局間に必要な再生中継器数=総規格化雑音量/再生中継器なしで伝送可能となる雑音量判定値(1.00)を小数点以下切り捨てた値 ・・(1)
総規格化雑音量が正の整数の場合、端局間に必要な再生中継器数=総規格化雑音量−1 ・・(2)
図7は所要再生中継器数の例を示す図である。図7に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜4により構成されており、各セグメント1〜4のセグメント損失量が20dBであるとき、規格化雑音量データベースより総規格化雑音量は0.20×4=0.80となり、所要再生中継器数=0.80/1.00(小数点切り捨て)=0となり、再生中継器がこの端局2#1,2#2間では不必要である。
【0027】
図8は所要再生中継器数の例を示す図である。図8に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜7により構成されており、各セグメント1〜7のセグメント損失量が20dBであるとき、規格化雑音量データベースより総規格化雑音量は0.20×7=1.40、所要再生中継器数=1.40/1.00(小数点切り捨て)=1となる。
【0028】
図9は所要再生中継器数の更に他の例を示す図である。図9に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜10により構成されており、各セグメント1〜10のセグメント損失量が20dBであるとき、規格化雑音量データベースより総規格化雑音量は0.20×10=2.00、所要再生中継器数=2.00−1.00=1となる。
【0029】
雑音量判定値算出部67は、各3R区間に対して割り当てる雑音量判定値を次式(2)により算出する。
【0030】
各3R区間の雑音量判定値=総規格化雑音量/(端局間に必要な再生中継器数+1) ・・・(3)
図10は各3R区間に対する均等化された雑音量判定値の算出例を示す図である。図10に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜12により構成されており、各セグメント1〜12のセグメント損失量が20dBであるとき、規格化雑音量データベースより総規格化雑音量は0.20×12=2.40、所要再生中継器数=2.40/1.00(小数点切り捨て)=2、各3R区間に対して割り当てる雑音量判定値=2.40/(2+1)=0.80となる。
【0031】
第1実施形態
図11は本発明の第1実施形態によるネットワーク設計フローチャートである。図12は端局間の装置配置例を示す図である。ステップS50において、総規格化雑音量を算出する。ステップS52において、伝送に必要な再生中継器数を算出する。ステップS54において、各3区間における雑音量判定値を算出する。図12に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜12により構成されており、各セグメント1〜12のセグメント損失量が20dBであるとき、総規格化雑音量は0.20×12=2.40、規格化雑音量データベースより所要再生中継器数=2.40/1.00(小数点切り捨て)=2、各3R区間に対して割り当てる雑音量(雑音量判定値)=2.40/(2+1)=0.80となる。
【0032】
配置部68は、ステップS56〜ステップS70の処理を行い、線形中継器/再生中継器を配置する。ステップS56において、ノード受信位置に仮再生中継器を配置して、仮3R区間の規格化雑音量を累積する。例えば、ノード受信位置4#1に仮再生中継器を配置する。ステップS58において、規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えたか否かを判定する。規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えた場合、ステップS60に進み、規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えていない場合、ステップS66に進む。1回目では、ノード受信位置4#1では、規格化雑音量の累積が0.20なので、雑音量判定値0.80を超えないので、ステップS60に進む。
【0033】
ステップS60において、前ノードが仮線形中継器ならば正式に確定し、前ノードが送信側端局又は再生中継器ならば何もしない。ここでは、ノード4#1の前ノードが送信側端局であるので何もしない。ステップS62において、現在のノード位置が受信側端局であるか否かを判定する。現在のノード位置が受信側端局であれば、終了する。現在のノード位置が受信側端局でなければ、ステップS64に進む。ステップS64において、現在のノード位置を仮線形中継器とし、ノード受信位置を次ノードに移して、ステップS56に戻る。例えば、ノード4#1を仮線形中継器とし、ノード受信位置をノード4#2に移して、ステップS56に戻る。ノード4#2については、規格化雑音量の累積値が0.4となるので、ステップS60において、前ノード4#1を正式に線形中継器として確定する。
【0034】
ステップS64において、現在のノード4#2を仮線形中継器とし、ノード受信位置を次ノード4#3に移して、ステップS56に戻る。ノード4#3,4#4についても同様であり、ノード4#2,4#3を線形中継器として確定し,ノード4#3,4#4を仮線形中継器とし、次ノード4#5に移して、ステップS56に戻る。ノード4#5については、規格化雑音量の累積値が1.00となり、規格化雑音量の累積値が雑音量判定値を超えているので、ステップS66に進む。
【0035】
ステップS66において、前ノードが仮線形中継器であるか否かを判定する。前ノードが仮線形中継器ならば、ステップS68に進む。前ノードが仮線形中継器でなければ、ステップS70に進む。ここでは、前ノード4#4が仮線形中継器なので、ステップS68に進む。ステップS68において、前ノードの仮線形中継器を再生中継器として確定するが、ノード受信位置は変更せずに、ステップS56に戻る。以下同様にして、ノード4#5〜4#7を線形中継器、ノード4#8を再生中継器、ノード4#9〜4#11を線形中継器とする。以上のステップにより端局2#1,2#2間に線形中継器/再生中継器が配置されるが、3R区間の規格化雑音量が、セグメント1〜4では0.80、セグメント5〜7では0.80、セグメント8〜12では0.80となり3R区間の規格化雑音量が均等化される。
【0036】
図13は端局間に配置される再生中継器数が増加する例を示す図である。図13では、セグメント損失が20dBよりも小さい場合、例えば、1個の15dB,8個の16dB,1個の17dBのセグメント損失を含んでいる。このような場合では、ノード4#4,4#8,4#12に再生中継器に配置する設計となり、最初に見積もった必要な再生中継数2台よりも再生中継器が増加している。これは、3R区間に対して割り当てる雑音量判定値(0.80)よりも3R区間の累積雑音量が小さくなり、例えば、送信側端局2#1とノード4#4の3R区間の累積雑音量が0.76,ノード4#4とノード4#8の3R区間の累積雑音量が0.73,ノード4#4とノード4#12の3R区間の累積雑音量が0.72となり、見積もった必要台数よりも設計した再生中継器の台数が多くなっている。
【0037】
第2実施形態
図14は第2実施形態によるネットワーク設計フローチャートである。図15は端局間の装置配置例を示す図であり、設計条件は図13と同じである。ステップS150において、総規格化雑音量を算出する。ステップS152において、伝送に必要な再生中継器数を算出する。ステップS154において、各3R区間における雑音量判定値を算出する。図15に示すように、総規格化雑音量は2.40、所要再生中継器数=2.40/1.00(小数点切り捨て)=2、各3R区間に対して割り当てる雑音量(雑音量判定値)=2.40/(2+1)=0.80となる。ノード受信位置4#1〜4#4については、第1実施形態と同様であり、ノード4#1〜4#3が線形中継器として確定し、ノード4#4が仮線形中継器として、ノード受信位置4#5についての処理を行う。
【0038】
ノード受信位置4#5については、ステップS156において、ノード受信位置に仮再生中継器を配置して、仮3R区間の規格化雑音量を累積する。ここでは、累積規格化雑音量が0.92となる。ステップS158において、規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えたか否かを判定する。規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えた場合、ステップS166に進み、規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えていない場合、ステップS160に進む。ノード受信位置4#5では、累積規格化雑音量が0.92なので、雑音量判定値0.80を超えるので、ステップS166に進む。
【0039】
ステップS166において、前ノードが仮線形中継器であるか否かを判定する。前ノードが仮線形中継器ならば、ステップS168に進む。前ノードが仮線形中継器でなければ、ステップS172に進む。ここでは、前ノード4#4が仮線形中継器なので、ステップS168に進む。ステップS168において、前ノードの仮線形中継器を再生中継器として確定するが、ノード受信位置は変更しない。ステップS170において、確定した3R区間の雑音量判定値と累積規格化雑音量の差分を次3R区間の雑音量判定値に繰り越す。ステップS156に戻る。例えば、確定した3R区間は、送信側端局2#1とノード4#4との区間であり、累積規格化雑音量は0.76であり、確定した3R区間の雑音量判定値と累積規格化雑音量の差分は0.80−0.76=0.04であることから、次雑音量判定値は、最初に計算した3R区間における雑音量判定値0.80に差分0.04を加えた0.84となる。
【0040】
以下、受信ノード4#5〜4#7は線形中継器として確定され、受信ノード4#8は仮線形中継器とする。受信ノード4#9について、ステップS156において、受信ノード4#9を仮再生線形中継器として、セグメント5〜9までの累積規格化雑音量が0.83となるが規格雑音量判定値0.84よりも小さいので、前ノード4#8を線形中継器として確定し、現在のノード4#9を仮線形中継器とし、ノード受信位置を次ノード4#10に移す。ノード4#10では、セグメント5〜10までの累積規格化雑音量が0.99となり、規格化雑音量0.83よりも大きいので、ステップS166〜S170の処理をして、ノード4#9を再生中継器とし、次3R区間の雑音量判定値を0.80+0.84−0.83=0.81にする。同様にして、セグメント10〜14の累積規格化雑音量が0.81なので、ノード4#10〜4#14に線形中継器を配置する。
【0041】
このように、規格化雑音量判定値と確定した3R区間の累積規格化雑音量の差分の次3R区間の雑音量量判定値への繰り越しにより、配置された再生中継数が適正であることが分かる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、セグメントタイプ、セグメント損失、及び波長数に応じて各ノードで発生する雑音量と伝送可能な雑音量を予め規格化して伝送可否判定を実施することにより、様々なネットワーク情報に対して容易かつ迅速にネットワーク設計を施すことが可能になるため、実用的には極めて有用である。更に、本発明により、WDM光伝送システムのメンテンナンス費用、ネットワーク設計の工数削減による大幅なコストダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施形態によるネットワーク設計装置を示す図である。
【図3】図2中のプログラムの機能ブロック図である。
【図4】図2中の規格化雑音量データベースを示す図である。
【図5】規格化雑音量の算出例を示す図である。
【図6】セグメント損失減少時規格化雑音量を示す図である。
【図7】所要再生中継器数算出例を示す図である。
【図8】所要再生中継器数算出例を示す図である。
【図9】所要再生中継器数算出例を示す図である。
【図10】3R区間の雑音量判定値を示す図である。
【図11】本発明の第1実施形態によるネットワーク設計フローチャートである。
【図12】端局間の装置配置例を示す図である。
【図13】端局間に配置される再生中継器数か増加する例を示す図である。
【図14】本発明の第2実施形態によるネットワーク設計フローチャートである。
【図15】端局間の装置配置例を示す図である。
【図16】従来のネットワーク設計フローチャートである。
【図17】従来の端局間の装置配置例を示す図である。
【符号の説明】
30 規格雑音量算出部
32 再生中継器数算出部
34 配置部
【発明の属する技術分野】
本発明は、WDM光伝送システムのネットワーク設計装置に関し、特に、端局間の再生中継器の最適配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、急激なブロードバンド環境の普及に伴い、超長距離で且つ大容量の光通信装置が要求されている。この大容量化を実現する方式として、伝送路に変更を加えずに伝送容量を増大させることが可能であるWDM方式が急速に発展している。これに伴い、高い信頼性を持つWDM光伝送システムを効率良く設計することが必要とされている。WDM光伝送システムは、端局及び端局間に配置された線形中継器(1R)又は再生中継器(3R)から構成される。線形中継器は、光信号の減衰を補償するべく受信光信号を所定利得で増幅するものである。再生中継器は、受信光信号を光電気変換、信号再生、再生信号増幅、及び電気光変換するものである。信号再生をするのは、信号増幅により雑音が主信号に混入し、この雑音が増幅されることにより対信号雑音比が劣化して受信側で再生不可となることを防止するためである。
【0003】
図16は従来のネットワーク設計フローチャートである。図17は従来の端局間の装置配置例を示す図である。図17に示すように、端局2#1,2#2の区間が7個のセグメント1〜7に分割されている。セグメントは、端局2#1,2#2間に、予め決められた位置に配置される1R/3Rと端局2#1間、1R/3Rと端局2#2間、1R間、1Rと3R間をいう。ネットワーク設計とは、各セグメント損失より、セグメントi(i=1〜7)の端のノード位置4#i(i=1〜6)に1R/3Rを配置することをいう。セグメント損失が設計パラメータとなっているのは、セグメントでの光ファイバを通過する光信号の減衰量を補償するべく1R/3Rによりそのセグメント損失分だけ増幅するが、増幅により雑音の発生と雑音の増幅により光SNRが劣化するためである。即ち、セグメント損失量が信号再生の可否のファクタとなるからである。
【0004】
以下、図16及び図17を参照して、従来のネットワーク設計方法の説明をする。ステップS2において、セグメント1のノード受信位置4#1に仮再生中継器を配置する。仮再生中継器を配置した区間を仮3R区間という。ステップS4において、仮3R区間の着信光SNRを算出する。例えば、図17中の1回目に示すように、送信側端局2#1は、光SNRが30.0dBで光信号を送出したとする。光SNRは主に光アンプの信号増幅時に混入する雑音に起因するものである。着信光SNRが23.8dBとなる。ステップS6において、着信光SNRが伝送可否判定値を超えているか否かを判定する。
【0005】
着信光SNRが伝送可否判定値を超えたならば、ステップS8に進む。伝送可否判定値を超えないならば、ステップS14に進む。1回目では、送信側端局の光SNRが30.0dB、着信光SNRが23.8dBであり、伝送可否判定値17.5dBよりも大きいので、ステップS8に進む。ステップS8において、前ノードが仮線形中継器ならば、正式に確定し、前ノードが送信側端局又は再生中継器ならば何もしない。1回目では、前ノードが送信側端局2#1なので、ここでは、何もしない。ステップS10において、現在のノード位置が受信側端局であるか否可を判定する。現在のノード位置が受信側端局であれば、終了する。
【0006】
現在のノード位置が受信側端局でなければ、ステップS12に進む。ステップS12において、現在のノードを仮線形中継器とし、ノード受信位置を次ノードに移す。ここでは、現在のノード4#1を仮線形中継器とし、次ノード4#2に移して、ステップS2に戻る。2回目では、ステップS2,S4において、現在のノード4#2に仮再生中継器を配置し、仮3R区間の着信光SNRを算出する。2回目では、現在のノード4#2の着信光SNRが21.4dBとなり、伝送可否判定値を超えているので、ステップS8において、前ノード4#1を線形中継器に正式に確定する。現在ノード4#2を仮線形中継器として、受信ノードを次ノード4#3に移して、ステップS2に戻る。
【0007】
3回目では、ステップS2,S4,S6において、現在のノード4#3に仮再生中継器を配置し、仮3R区間の着信光SNRを算出し、現在のノード4#3の着信光SNRが19.8dBとなり、伝送可否判定値を超えているので、前ノード4#2を線形中継器に正式に確定して、次ノード4#4に移して、ステップS2に戻る。4,5回目では、ステップS2,S4,S6において、現在のノード4#4,4#5に仮再生中継器を配置し、仮3R区間の着信光SNRを算出し、現在のノード4#4,4#5の着信光SNRが18.6dB,17.7dBとなり、伝送可否判定値を超えているので、前ノード4#3,4#4を線形中継器に正式に確定して、次ノード4#6に移して、ステップS2に戻る。
【0008】
6回目では、ステップS2,S4,S6において、現在のノード4#6に仮再生中継器を配置し、仮3R区間の着信光SNRを算出し、現在のノード4#6の着信光SNRが17.0dBとなり、伝送可否判定値を超えていないので、ステップS14に進む。ステップS14において、前ノードが仮線形中継器であるか否かを判定する。前ノードが仮線形中継器ならば、ステップS16に進む。前ノードが仮線形中継器でなければ、ステップS18に進む。
【0009】
6回目では、前ノード4#5が仮線形中継器であるので、ステップS16に進む。ステップS16において、前ノード4#5の仮線形中継器を再生中継器として確定するが、ノード受信位置は変更しない。7回目では、ノード4#5が再生中継器として配置されて、信号再生・増幅を行うので、ノード4#5が送信側端局2#1と同様の役割を果たし、1回目と同様の処理をして、現在のノード4#6を仮線形中継器とし、ノード受信位置を受信側端局2#2に移す。8回目では、前ノード4#6を線形中継器とし、ステップS2〜S10により、ノード4#6を線形中継器として正式に確定して、終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のWDM光伝送システムのネットワーク設計を用いて再生中継器の配置位置を決定する場合、着信光SNRが伝送可否判定値より小さくなり伝送不可となるまで、再生中継器を配置しないため、極端に光SNRが高値の3R区間が生じる可能性がある。例えば、図に示すように、端局2#1〜ノード4#5の3R区間では、着信光SNRが17.7dBであるのに対して、ノード4#5〜端局2#2の3R区間では、着信光SNRが21.4dBとなり、光SNRが極端に高値となる。
【0011】
このため、装置配置の適正の見地に即して言えば、伝送可否は保証されるが、光SNRのマージンがある3R区間とない3R区間が生じる可能性がある。この光SNRマージンがない3R区間においては、光SNRマージンがある3R区間と比較し、顧客が要求する光伝送システム設計区間においてその顧客データに多少の変更が発生した場合には、そのまのネットワーク設計を使用すると伝送特性劣化を招いた、最悪伝送不可となる場合があるため、これらに起因したメンテナンスに多大な費用が生じる可能性がある。これらの点を考慮すれば、極端に高値の光SNRである3R区間が生じるという従来のWDM光伝送システムのネットワーク設計は最適であるとは言えない。
【0012】
他方、装置配置の効率性の見地に即していえば、このような従来のネットワーク設計を使用した場合、着信光SNRの算出は非常に複雑なため、多大な時間と労力がかかってしまう。更に、従来のネットワーク設計結果から着信光SNRの均等化を試みたとしても、装置配置の再調整や着信光SNRの再計算がかなりの頻度で発生してしまうため、設計にかかるステップ数が多大なものになってしまう。これらの点から、従来のWDM光伝送システムのネットワーク設計手法は効率のよい設計が実行できない。
【0013】
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、WDM光伝送システムの効率のようネットワーク設計手法を実行することのできるネットワーク設計装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
図1(a)〜(c)は本発明の原理図であり、図1(a)は伝送ネットワークモデルを示す図、図1(b)は設計対象伝送ネットワークを示す図、図1(c)は伝送ネットワーク設計装置の構成図である。図1に示すように、伝送ネットワークモデルは、ネットワーク設計をするためのネットワークモデルであり、送信側端局10#1,受信側端局10#2間が(n+1)個のセグメント12#1〜12#(n+1)から成る。セグメント12#i(i=1〜n+1)の端14#i(i=1〜n)に線形中継器が配置される。nは受信側端局10#2での信号の雑音が許容範囲となる最大数である。
【0015】
セグメント12#iには、雑音量を示す基準雑音量が定義されている。一方、設計対象のネットワークでは、第1端局20#1,第2端局20#2、第1端局20#1と第2端局20#2間に線形中継器又は再生中継器のノード位置22#j(j=1〜m)及びそのセグメント24#j(j=1〜m+1)の雑音量が既知となっている。
【0016】
規格化雑音量算出部30は、図1(a)に示す伝送ネットワークモデルにおける、セグメント12#i(i=1〜n+1)ついての基準雑音量の全セグメントについての総和に基づき、設計対象の各セグメント24#j(j=1〜m+1)における雑音量から各セグメント24#iの規格化雑音量を算出する。再生中継器数算出部32は、セグメント12#i(i=1〜n+1)についての基準雑音量の総和、及び規格化雑音量の設計対象の全セグメント24#j(j=1〜m+1)の総和に基づき、必要となる再生中継器の台数を算出する。配置部34は、再生中継器の台数に基づいて、第1端局20#1と再生中継器間、再生中継器間及び第2端局と再生中継器間の規格化雑音量の累積雑音量が均等になるように、再生中継器を配置する。
【0017】
このように、各3R区間の光SNRを均等化するので、各3R区間において均一の光SNRマージンを得ることができる。よって、光SNRマージンがない場合と比較して設計変更に対する耐力が増し、光伝送システム設計区間のデータに多少の変更が発生したとしても、ネットワーク設計自体を変更する可能性を減少させることができる。更に、上記ネットワーク設計手法を用いて設計されたネットワークがすでに均等化されているため着信光SNRを均等化するといった装置配置の再調整の必要がない。従って、ネットワーク設計に対する設計の工数を大きく削減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の実施形態によるネットワーク設計装置の構成図である。図2に示すように、ネットワーク設計装置は、パソコンやワークステーション等のコンピュータ50により実現されている。コンピュータ50は、キーボード52等の入力部、表示装置54等の出力部、プログラム60やデータベース62を記憶する記憶装置56及びプログラム60等を実行するCPUから成る処理部58から構成される。キーボード52はユーザよりネットワーク設計に係わるコマンド等を入力して、バス59を通して、処理部58に出力する。コマンドとしては、例えば、設計対象ネットワークのファイバタイプ、波長数、セグメント損失等の設計条件パラメータである。
【0019】
プログラム60は、本発明のネットワーク設計方法が記述されたものである。データベース62は、ネットワーク設計を行うための規格化雑音量データベースである。図3は図2中のプログラム60の機能ブロック図である。図3に示すように、プログラム60は、入出力制御部64、総規格化雑音量算出部65、再生中継器数算出部66、雑音量判定値算出部67及び配置部68より構成される。入出力制御部64は、ユーザとの間のマンマシンインタフェースを司る。
【0020】
図4は図2中の規格化雑音量データベース62の構成図である。図4に示すように、規格化雑音量データベース62は規格化雑音量を算出するためのデータベースであり、規格化雑音量を決定するファクタとして、セグメントタイプ、波長数、セグメント損失により決まる。セグメントタイプとは、光ファイバの種類や伝送方式であり、SMF(Single Mode Fiber)、NZ−DSF(Non−Zero Dispersion Shifted Fiber)等である。
【0021】
セグメントタイプにより光SNRのマージンが異なるからである。波長数とはWDM方式における光ファイバに多重化する光信号の波長数であり、波長数が多くなると、光SNRに対するマージンが小さくなることから、波長数に応じて規格化雑音量を変化させる必要があるからである。セグメント損失とは、セグメントでの損失量であり、損失分だけ信号増幅されることより、雑音が増大するからである。規格化雑音量とは、セグメントタイプ、波長数毎に再生中継器なしで伝送可能となる線形中継台数が最大である伝送ネットワークモデルおけるセグメント損失量の総和に対するセグメント損失量の割合である。
【0022】
図5は規格化雑音量の算出例を示す図である。ここでは、セグメントタイプSMF、波長数176、セグメント損失20dB、セグメント数5である場合を伝送ネットワークモデルとしている。2#1が送信側端局又は再生中継器,2#2が受信側端局又は再生中継器、4#2〜4#5が線形中継器が配置されるノードである。再生中継器なしで伝送可能な雑音量がセグメント損失量(基準最大損失量)20dB×5=100dBに相当量であり、このセグメント1〜7までの全体の区間を基準として、雑音量の判定値を1.00とする。ここでは、セグメントの規格化雑音量=セグメント損失/基準最大損失量で定義しており、図5に示すように、各セグメント1〜5のセグメント損失が20dBであることより、各セグメントの規格化雑音量は20/100=0.2である。
【0023】
図6はセグメント損失減少時の規格化雑音量算出例を示す図である。セグメント区間が短い等の場合には、セグメント損失が小さくなる。例えば、図6に示すように、セグメント1では、セグメント損失15dB、セグメント2では、セグメント損失16dB、セグメント損失17dBである。再生中継器なしで伝送可能な最大セグメント損失とセグメント数が20dB×5スパンとすると、セグメント1,2,3の規格化雑音量は0.15(15/100),0.16(16/100),0.17(17/100)となる。このようにして算出された規格化雑音量がセグメントタイプ、波長数、セグメント損失毎に規格化雑音量データベース62に格納されている。
【0024】
総規格化雑音量算出部65は次の機能を有する。端局間のネットワークを設計するとき、ユーザより、端局間のセグメントタイプ、波長数、セグメント数、及び端局間の各セグメント区間のセグメント損失が入力される。規格化雑音量データベース62を参照して、各セグメントの規格化雑音量を算出し、これらの総和を総規格化雑音量とする。
【0025】
再生中継器数算出部66は伝送に必要な再生中継器数を次式(1)により算出する。
【0026】
総規格化雑音量が正の整数でない場合、端局間に必要な再生中継器数=総規格化雑音量/再生中継器なしで伝送可能となる雑音量判定値(1.00)を小数点以下切り捨てた値 ・・(1)
総規格化雑音量が正の整数の場合、端局間に必要な再生中継器数=総規格化雑音量−1 ・・(2)
図7は所要再生中継器数の例を示す図である。図7に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜4により構成されており、各セグメント1〜4のセグメント損失量が20dBであるとき、規格化雑音量データベースより総規格化雑音量は0.20×4=0.80となり、所要再生中継器数=0.80/1.00(小数点切り捨て)=0となり、再生中継器がこの端局2#1,2#2間では不必要である。
【0027】
図8は所要再生中継器数の例を示す図である。図8に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜7により構成されており、各セグメント1〜7のセグメント損失量が20dBであるとき、規格化雑音量データベースより総規格化雑音量は0.20×7=1.40、所要再生中継器数=1.40/1.00(小数点切り捨て)=1となる。
【0028】
図9は所要再生中継器数の更に他の例を示す図である。図9に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜10により構成されており、各セグメント1〜10のセグメント損失量が20dBであるとき、規格化雑音量データベースより総規格化雑音量は0.20×10=2.00、所要再生中継器数=2.00−1.00=1となる。
【0029】
雑音量判定値算出部67は、各3R区間に対して割り当てる雑音量判定値を次式(2)により算出する。
【0030】
各3R区間の雑音量判定値=総規格化雑音量/(端局間に必要な再生中継器数+1) ・・・(3)
図10は各3R区間に対する均等化された雑音量判定値の算出例を示す図である。図10に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜12により構成されており、各セグメント1〜12のセグメント損失量が20dBであるとき、規格化雑音量データベースより総規格化雑音量は0.20×12=2.40、所要再生中継器数=2.40/1.00(小数点切り捨て)=2、各3R区間に対して割り当てる雑音量判定値=2.40/(2+1)=0.80となる。
【0031】
第1実施形態
図11は本発明の第1実施形態によるネットワーク設計フローチャートである。図12は端局間の装置配置例を示す図である。ステップS50において、総規格化雑音量を算出する。ステップS52において、伝送に必要な再生中継器数を算出する。ステップS54において、各3区間における雑音量判定値を算出する。図12に示すように、端局2#1,2#2間がセグメント1〜12により構成されており、各セグメント1〜12のセグメント損失量が20dBであるとき、総規格化雑音量は0.20×12=2.40、規格化雑音量データベースより所要再生中継器数=2.40/1.00(小数点切り捨て)=2、各3R区間に対して割り当てる雑音量(雑音量判定値)=2.40/(2+1)=0.80となる。
【0032】
配置部68は、ステップS56〜ステップS70の処理を行い、線形中継器/再生中継器を配置する。ステップS56において、ノード受信位置に仮再生中継器を配置して、仮3R区間の規格化雑音量を累積する。例えば、ノード受信位置4#1に仮再生中継器を配置する。ステップS58において、規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えたか否かを判定する。規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えた場合、ステップS60に進み、規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えていない場合、ステップS66に進む。1回目では、ノード受信位置4#1では、規格化雑音量の累積が0.20なので、雑音量判定値0.80を超えないので、ステップS60に進む。
【0033】
ステップS60において、前ノードが仮線形中継器ならば正式に確定し、前ノードが送信側端局又は再生中継器ならば何もしない。ここでは、ノード4#1の前ノードが送信側端局であるので何もしない。ステップS62において、現在のノード位置が受信側端局であるか否かを判定する。現在のノード位置が受信側端局であれば、終了する。現在のノード位置が受信側端局でなければ、ステップS64に進む。ステップS64において、現在のノード位置を仮線形中継器とし、ノード受信位置を次ノードに移して、ステップS56に戻る。例えば、ノード4#1を仮線形中継器とし、ノード受信位置をノード4#2に移して、ステップS56に戻る。ノード4#2については、規格化雑音量の累積値が0.4となるので、ステップS60において、前ノード4#1を正式に線形中継器として確定する。
【0034】
ステップS64において、現在のノード4#2を仮線形中継器とし、ノード受信位置を次ノード4#3に移して、ステップS56に戻る。ノード4#3,4#4についても同様であり、ノード4#2,4#3を線形中継器として確定し,ノード4#3,4#4を仮線形中継器とし、次ノード4#5に移して、ステップS56に戻る。ノード4#5については、規格化雑音量の累積値が1.00となり、規格化雑音量の累積値が雑音量判定値を超えているので、ステップS66に進む。
【0035】
ステップS66において、前ノードが仮線形中継器であるか否かを判定する。前ノードが仮線形中継器ならば、ステップS68に進む。前ノードが仮線形中継器でなければ、ステップS70に進む。ここでは、前ノード4#4が仮線形中継器なので、ステップS68に進む。ステップS68において、前ノードの仮線形中継器を再生中継器として確定するが、ノード受信位置は変更せずに、ステップS56に戻る。以下同様にして、ノード4#5〜4#7を線形中継器、ノード4#8を再生中継器、ノード4#9〜4#11を線形中継器とする。以上のステップにより端局2#1,2#2間に線形中継器/再生中継器が配置されるが、3R区間の規格化雑音量が、セグメント1〜4では0.80、セグメント5〜7では0.80、セグメント8〜12では0.80となり3R区間の規格化雑音量が均等化される。
【0036】
図13は端局間に配置される再生中継器数が増加する例を示す図である。図13では、セグメント損失が20dBよりも小さい場合、例えば、1個の15dB,8個の16dB,1個の17dBのセグメント損失を含んでいる。このような場合では、ノード4#4,4#8,4#12に再生中継器に配置する設計となり、最初に見積もった必要な再生中継数2台よりも再生中継器が増加している。これは、3R区間に対して割り当てる雑音量判定値(0.80)よりも3R区間の累積雑音量が小さくなり、例えば、送信側端局2#1とノード4#4の3R区間の累積雑音量が0.76,ノード4#4とノード4#8の3R区間の累積雑音量が0.73,ノード4#4とノード4#12の3R区間の累積雑音量が0.72となり、見積もった必要台数よりも設計した再生中継器の台数が多くなっている。
【0037】
第2実施形態
図14は第2実施形態によるネットワーク設計フローチャートである。図15は端局間の装置配置例を示す図であり、設計条件は図13と同じである。ステップS150において、総規格化雑音量を算出する。ステップS152において、伝送に必要な再生中継器数を算出する。ステップS154において、各3R区間における雑音量判定値を算出する。図15に示すように、総規格化雑音量は2.40、所要再生中継器数=2.40/1.00(小数点切り捨て)=2、各3R区間に対して割り当てる雑音量(雑音量判定値)=2.40/(2+1)=0.80となる。ノード受信位置4#1〜4#4については、第1実施形態と同様であり、ノード4#1〜4#3が線形中継器として確定し、ノード4#4が仮線形中継器として、ノード受信位置4#5についての処理を行う。
【0038】
ノード受信位置4#5については、ステップS156において、ノード受信位置に仮再生中継器を配置して、仮3R区間の規格化雑音量を累積する。ここでは、累積規格化雑音量が0.92となる。ステップS158において、規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えたか否かを判定する。規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えた場合、ステップS166に進み、規格化雑音量の累積が雑音量判定値を超えていない場合、ステップS160に進む。ノード受信位置4#5では、累積規格化雑音量が0.92なので、雑音量判定値0.80を超えるので、ステップS166に進む。
【0039】
ステップS166において、前ノードが仮線形中継器であるか否かを判定する。前ノードが仮線形中継器ならば、ステップS168に進む。前ノードが仮線形中継器でなければ、ステップS172に進む。ここでは、前ノード4#4が仮線形中継器なので、ステップS168に進む。ステップS168において、前ノードの仮線形中継器を再生中継器として確定するが、ノード受信位置は変更しない。ステップS170において、確定した3R区間の雑音量判定値と累積規格化雑音量の差分を次3R区間の雑音量判定値に繰り越す。ステップS156に戻る。例えば、確定した3R区間は、送信側端局2#1とノード4#4との区間であり、累積規格化雑音量は0.76であり、確定した3R区間の雑音量判定値と累積規格化雑音量の差分は0.80−0.76=0.04であることから、次雑音量判定値は、最初に計算した3R区間における雑音量判定値0.80に差分0.04を加えた0.84となる。
【0040】
以下、受信ノード4#5〜4#7は線形中継器として確定され、受信ノード4#8は仮線形中継器とする。受信ノード4#9について、ステップS156において、受信ノード4#9を仮再生線形中継器として、セグメント5〜9までの累積規格化雑音量が0.83となるが規格雑音量判定値0.84よりも小さいので、前ノード4#8を線形中継器として確定し、現在のノード4#9を仮線形中継器とし、ノード受信位置を次ノード4#10に移す。ノード4#10では、セグメント5〜10までの累積規格化雑音量が0.99となり、規格化雑音量0.83よりも大きいので、ステップS166〜S170の処理をして、ノード4#9を再生中継器とし、次3R区間の雑音量判定値を0.80+0.84−0.83=0.81にする。同様にして、セグメント10〜14の累積規格化雑音量が0.81なので、ノード4#10〜4#14に線形中継器を配置する。
【0041】
このように、規格化雑音量判定値と確定した3R区間の累積規格化雑音量の差分の次3R区間の雑音量量判定値への繰り越しにより、配置された再生中継数が適正であることが分かる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、セグメントタイプ、セグメント損失、及び波長数に応じて各ノードで発生する雑音量と伝送可能な雑音量を予め規格化して伝送可否判定を実施することにより、様々なネットワーク情報に対して容易かつ迅速にネットワーク設計を施すことが可能になるため、実用的には極めて有用である。更に、本発明により、WDM光伝送システムのメンテンナンス費用、ネットワーク設計の工数削減による大幅なコストダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施形態によるネットワーク設計装置を示す図である。
【図3】図2中のプログラムの機能ブロック図である。
【図4】図2中の規格化雑音量データベースを示す図である。
【図5】規格化雑音量の算出例を示す図である。
【図6】セグメント損失減少時規格化雑音量を示す図である。
【図7】所要再生中継器数算出例を示す図である。
【図8】所要再生中継器数算出例を示す図である。
【図9】所要再生中継器数算出例を示す図である。
【図10】3R区間の雑音量判定値を示す図である。
【図11】本発明の第1実施形態によるネットワーク設計フローチャートである。
【図12】端局間の装置配置例を示す図である。
【図13】端局間に配置される再生中継器数か増加する例を示す図である。
【図14】本発明の第2実施形態によるネットワーク設計フローチャートである。
【図15】端局間の装置配置例を示す図である。
【図16】従来のネットワーク設計フローチャートである。
【図17】従来の端局間の装置配置例を示す図である。
【符号の説明】
30 規格雑音量算出部
32 再生中継器数算出部
34 配置部
Claims (4)
- 第1端局から第2端局までの間のそれぞれ決められた複数の位置に、信号増幅を行う線形中継器、並びに信号再生及び信号増幅を行う再生中継器を配置し、端局と線形中継器間のセグメント、線形中継器間のセグメント、及び線形中継器と再生中継器間のセグメントを光ファイバにより接続した伝送システムネットワークを設計するネットワーク設計装置において、
再生中継器を用いずに送信側端局と受信側端局間に線形中継器を配置し、これらの間を所定の光ファイバで接続したときの、受信側端局での受信信号の雑音が許容範囲となる最大数の線形中継器が配置されたときの伝送ネットワークモデルについての、送信側端局と線形中継器間のセグメント、線形中継器間のセグメント、及び線形中継器と受信側端局間のセグメントについての基準雑音量の全セグメントの総和に基づき、設計対象の各セグメントについての雑音量から各セグメントの規格化雑音量を算出する規格化雑音量算出部と、
前記基準雑音量の総和、及び前記規格化雑音量の設計対象の全セグメントの総和に基づき、必要となる再生中継器の台数を算出する再生中継器算出部と、
前記再生中継器の台数に基づいて、第1端局と再生中継器間、再生中継器間及び第2端局と再生中継器間の規格化雑音量の累積雑音量が均等になるように、再生中継器を配置する配置部と、
を具備したことを特徴とするネットワーク設計装置。 - 前記配置部は、前記規格化雑音量の全セグメントの総和を前記必要となる再生中継器の台数に1加えた数で除算した値を規格化判定値とし、第1端局と再生中継器間及び再生中継器間の規格化雑音量の累積値が前記規格化判定値を超えない最大値となるよう再生中継器を配置することを特徴とする請求項1記載のネットワーク設計装置。
- 前記配置部は、前記規格化雑音量の全セグメントの総和を前記必要となる再生中継器の台数に1加えた数で除算した値を規格化判定値とし、第1端局と再生中継器間の規格化雑音量の累積値が前記規格化判定値を超えない最大値となるよう再生中継器を配置し、規格化判定値と当該累積値との差分を規格化雑音値に加えた値を規格化雑音値として用いて次の再生中継器を配置することを特徴とする請求項1記載のネットワーク設計装置。
- 光ファイバのタイプ、当該光ファイバに多重化される波長数、セグメント損失毎に、該当する規格化雑音量を記憶するデータベースを更に具備したことを特徴とする請求項1記載のネットワーク設計装置。
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