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JP2003525182A - 流通物質を保存および分配するための装置 - Google Patents

流通物質を保存および分配するための装置

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Publication number
JP2003525182A
JP2003525182A JP2001563401A JP2001563401A JP2003525182A JP 2003525182 A JP2003525182 A JP 2003525182A JP 2001563401 A JP2001563401 A JP 2001563401A JP 2001563401 A JP2001563401 A JP 2001563401A JP 2003525182 A JP2003525182 A JP 2003525182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
substance
pouch
foil
receptacle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001563401A
Other languages
English (en)
Inventor
ベルトル，マーシャス
ポイカー，マルク
ハーゲル，ガブリエル
Original Assignee
スリーエム エスペ アーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スリーエム エスペ アーゲー filed Critical スリーエム エスペ アーゲー
Publication of JP2003525182A publication Critical patent/JP2003525182A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/52—Details
    • B65D75/58—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00—Filling or capping teeth
    • A61C5/60—Devices specially adapted for pressing or mixing capping or filling materials, e.g. amalgam presses
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
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    • B65D75/30—Articles or materials enclosed between two opposed sheets or blanks having their margins united, e.g. by pressure-sensitive adhesive, crimping, heat-sealing, or welding
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    • B65D75/36—Articles or materials enclosed between two opposed sheets or blanks having their margins united, e.g. by pressure-sensitive adhesive, crimping, heat-sealing, or welding one or both sheets or blanks being recessed to accommodate contents one sheet or blank being recessed and the other formed of relatively stiff flat sheet material, e.g. blister packages, the recess or recesses being preformed
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    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61C3/00—Dental tools or instruments
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  • Packages (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に歯科材料を保存および分配するための装置に関する。本発明の装置は、第１の物質を収納するための少なくとも１つのチャンバを形成する第１および第２フィルムから成る容器と、前記チャンバから分離しており、前記第１物質を取り出すのに役立つ凹部とを備える。前記凹部と前記第１チャンバとの間の分離部分には、選択的な方法で解放可能な通路領域が設けられる。前記第１チャンバは、少なくとも１つの追加の容器を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、特に歯科材料を保存および分配するための装置であって、第１の物
質を収納するための少なくとも１つの第１チャンバを形成する第１フォイルおよ
び第２フォイルを有する容器を備える装置に関する。この装置は、チャンバから
分離されて、第１物質を移すために使用されるパウチであって、パウチと第１チ
ャンバとの間の分離部分が、選択的に開放可能な通路領域を有し、第１チャンバ
が少なくとも１つのレセプタクルをさらに備えるパウチも備える。
【０００２】 特に歯科分野では、多数の手動操作を連続的かつ組織的な方法で行う必要が多
い。
【０００３】 歯髄腔にたとえばプラスチック充填物を充填するには、一般に、硬質の歯本体
上に先ず下塗剤、次に接着剤を塗布するか、または吹き付けてから、適切な場合
は光に暴露しなければ、実際の充填物を塗布することはできない。
【０００４】 下塗剤および接着剤の接着物質は、一般に液状で瓶に封入されているが、充填
材料は、高度に粘性の材料としてねじ込みキャップ付きチューブに封入されてい
るか、またはコンピュールとして周知されているものから押し出される。
【０００５】 したがって、充填物を塗布する歯科医は、先ず、液状の下塗剤および接着剤を
１つのパッケージから取り出して、次に、高度に粘性の化合物状の充填材料を別
のパッケージから取り出さなければならない。
【０００６】 これを行うために要する時間は、わずかであるとは言えない。さらに、あるメ
ーカーの下塗剤および接着剤は、別のメーカーの充填材料の化学成分に適応しな
いことが多く、その結果、歯上の接着値が低下する可能性がある。異なるパッケ
ージから順に物質を開封し、分配し、使用する際、どの動作誤差も度外視するこ
とはできない。
【０００７】 少量の液体は、たとえばブリスターパック形態のレセプタクルを使用して保存
および塗布することができる。たとえば、互いに分離された２個の凹部は、取り
外し可能なフォイルにより仕切られたパッケージの熱成形部分に設けられる。第
１の凹部は少量の液体を含み、他の凹部にはブラシを配置することができる。
【０００８】 たとえば、国際出願公開第９６／０３３２６号には、薬剤およびアプリケータ
を保存するためのキャビティを有する使い捨て式レセプタクルが開示されている
。２個のキャビティは、剥離可能なカバーフォイルにより汚れを防止される。一
実施態様では、薬剤を含むキャビティ上を圧迫することにより、前記の薬剤は、
アプリケータを含むキャビティ内に移されてアプリケータを湿らせる。これは、
２個のキャビティ間にある遷移領域内のカバーフォイルがレセプタクルに接着さ
れていない場合にのみ可能であると説明されている。こうしたパッケージは、腐
食性液体を保存するのには適さない。
【０００９】 米国特許公報第３，８３５，８３４号には、２個のキャビティを主本体内に有
し、一方のキャビティに治療物質が含まれ、他方のキャビティにスワブが含まれ
ている治療キットが開示されている。治療物質およびスワブを含む主本体は、封
止フォイルにより汚れを防止される。
【００１０】 欧州特許公報第０ ８９５ ９４３号には、流通物質を保存および分配するた
めの装置であって、互いに接続されて物質を収納するためのチャンバを形成する
２個のフォイルと、チャンバと分離しており、前記の物質を移すために使用され
るパウチとから構成され、チャンバとパウチとの間の分離部分が、選択的に開放
可能な通路領域を有する容器を備える装置が開示されている。
【００１１】 従来使用されている剥離可能な封止フォイルは、強酸などの攻撃的な媒体、お
よびアセトンなどの二極性非プロトン性溶媒に永久的に耐性があるわけではない
。こうした媒体とフォイル成分との反応により、個々のフォイル層の層間剥離を
生じる可能性がある。したがって、充填材料の保存安定性および安全な塗布は、
保証されなくなる。
【００１２】 したがって、本発明の目的は、こうした欠点を回避する装置を提供することで
ある。
【００１３】 その他の目的は、異なる種類の物質を１つのパッケージ内に保存し、これら物
質を特に混合物として分配することが可能な装置を提供することであると考えら
れる。
【００１４】 特に、粘着作用のある混合物の個々の成分を別個に、かつ安全に１つのパッケ
ージ内に保存し、それら成分を内部で混合することを可能にする装置に対する必
要性がある。
【００１５】 この目的は、特許請求の範囲に記載する装置、およびかかる装置を使用するた
めの方法により達成される。
【００１６】 「含む」または「備える」という用語は、本発明の意味の範囲内では、非網羅
的な特徴の列挙に優先する。「１」という用語は、「少なくとも１つ」の意味を
有する不定の数量であると解釈すべきである。
【００１７】 本発明は、以下の利点を有する： 物質を収納するための個々のレセプタクルが存在することにより、物質は、保
存状態で、選択的に開放可能な通路領域またはチャンバを形成するフォイルに直
接接触することはない。
【００１８】 こうして、装置、特に装置を形成するフォイルは破損しにくくなる。その結果
、物質を含む装置の保存寿命がより長くなる。
【００１９】 これに関連して、揮発性物質の拡散を著しく妨げるかまたは防止する材料を使
用してレセプタクルを製造することは、有利であることが実証されている。
【００２０】 レセプタクルの材料に応じて、攻撃的な物質もこうして保存し、問題なく扱う
ことができ、容器を形成するために通常使用されるフォイルの有利な特性を断念
する必要がない。
【００２１】 「攻撃的な物質」という用語は、腐食性の物質（たとえば酸性物質、塩基性物
質）および粘着性物質の両方、並びに攻撃的プラスチックの特性を有する溶剤も
含む。
【００２２】 本発明の装置により、特に、放射線に感応する物質を安全に保存することも可
能である。フォイルが容器を形成した後、外部の放射線は追加の障壁を通過しな
ければ、物質に衝突することはできない。この場合の放射線は、自然に発生する
かまたは人工的に生成される何らかの形態の放射線と考えるべきである。また、
こうした放射線としては、特に３８０〜５２０ｎｍの範囲の電磁放射線、そして
粒子線、特にβ線を含む。
【００２３】 本発明による装置は、所望の破断点を解放することにより、チャンバを問題な
く開放することも可能にする。チャンバ内に存在することが可能な物質は、パウ
チ内に移動させて取り出すことができる。同時に、本発明による装置は、チャン
バの容積によって予め決められた量の物質を分配および塗布するための投与ユニ
ットとして動作することができる。
【００２４】 したがって、この装置は、特に、圧力を加えることにより、レセプタクル内に
ある第１物質が、少なくとも部分的にチャンバ内に移動することができ、チャン
バから、選択的に開放可能な通路領域を介して一種の収納皿内に移動することが
できるという事実により特徴付けることができる。実施態様に応じて、第１物質
は、第２物質と混合してから分配するか、または収納皿内に移動させることがで
きる。
【００２５】 チャンバ内に位置するレセプタクルは、チャンバ内にゆるく、特にしっかり接
着せずに配置または設置することが好ましい。
【００２６】 適切な場合、この装置は、物質を収納するのに適する複数のチャンバであって
、選択的に開放可能な通路領域を介して互いに接続することができるチャンバを
有する。
【００２７】 適切な場合、この装置は、剥離可能な外側層領域も有する。これにより、フォ
イル部分を少なくとも部分的に除去することが容易になる。こうして、別個の容
器内に存在する１種類または複数種類の物質を含む少なくとも１つまたは複数の
チャンバが見えるようになる。
【００２８】 一方では外側層領域、他方ではチャンバを形成するフォイルとして別個に構成
されたフォイルを使用することにより、装置を使用する前に、物質を安全に保存
することができる。
【００２９】 さらに、混合される物質は、保存状態で入射光線などの外部の影響または望ま
しくない圧力からより良好に保護される。
【００３０】 チャンバを形成するフォイルの一方が透明である場合、剥離可能な外側層領域
を除去した後、混合手順および／またはチャンバが空であるかどうかを目視で監
視することができる。こうして、より均質な混合結果、およびチャンバをより完
全に空にしてパウチ内に移すことができる。
【００３１】 塗布する物質に応じて、塗布する物質に接触するフォイルの内側層を物質の特
性に適応させることができる。したがって、この装置を使用して、反応性が異な
る多数の物質を保存することができ、装置を製造するための方法を実質的に変更
する必要がない。
【００３２】 したがって、この実施態様により、たとえば歯科材料を安全に、かつ汚れから
保護するように保存して分配することができる。
【００３３】 適切な場合、選択的に開放可能な通路領域を介して第１チャンバ、または適切
な場合、第２チャンバに接続できなその他のチャンバを第２部分に設けることが
できる。その他のチャンバは、適切な場合は再度閉鎖できる別個に剥離可能なカ
バーフォイルを使って仕切ることが好ましい。したがって、第１物質を塗布後の
処理手順で通常使用される少なくとも１種類のその他の物質を保存することがで
きる。
【００３４】 この実施態様による第２部分は、どの方法でも第１部分に接続することができ
、その目的は、物質を第１部分の第１チャンバから分配する時に、物質が第２部
分のチャンバ内に入らないようにすることである。したがって、第１部分のチャ
ンバは、開放可能な通路領域を介して第２部分の１つまたは複数のチャンバに接
続することはできない。装置を扱いやすくするために、第２部分は、第１部分か
ら取り外すことができるように設計することが好ましい。手で引き離して取り外
すことができる接続部分の構造は、特に好都合である。これは、たとえば接続部
分を穿孔して得られる。しかし、２個の部分間にある接続部分の他の構造も考え
られ、たとえば他のフォイルと接着することにより可能である。
【００３５】 任意に存在する第２部分の他のチャンバ内に存在する物質は、他のチャンバ内
の物質の性質に一般に適応するので、これは、第１物質と相溶性ではない物質を
使用する危険を減少させる。
【００３６】 したがって、本発明による装置は、生成される混合物の保存に問題がある物質
または成分が、１つのパッケージ、特に使い捨て式パッケージ内で用意され、分
配および混合されることに特徴がある。特に、たとえば、こうした成分は、装置
内に別個に保存することができ、接着剤混合物を生成するために必要な２種類の
成分を装置の第１部分に保存し、化学組成の点で接着剤混合物に適応する充填材
料の形式の第３成分を第２部分に保存することができる。
【００３７】 したがって実施態様によっては、装置は、数種類の成分を別個に保存するだけ
ではなく、何種類かの成分を混合し、混合された成分、および混合された成分に
適応し、流動特性の点で他の２種類の成分と通常異なるその他の成分を組織的に
分配するのにも適する。
【００３８】 さらに、装置内に保存された物質は同じ日に充填されるので、有効期限が異な
るための物質の不適合をなくすことができる。
【００３９】 したがって、この実施態様による装置は、第１チャンバ内に存在する第１物質
を最初にパウチに移動させて取り出すことができ、複雑さと装置の面倒な開放が
ないため、全体として取扱いが容易である。物質をパウチから塗布した後、第２
物質を同じ装置内に保存して、容易に塗布することができる。一般に第１物質と
粘度が異なる第２物質は、第１チャンバとは異なる方法で開放されるチャンバ内
に保存される。
【００４０】 第１チャンバ内にある物質は、カバー層を取り外さなくても、装置に圧力を加
えることにより分配することができるが、通常は、カバーシートを引き離して、
第２部分内に存在するチャンバから第２物質を取り出す。
【００４１】 したがって、この実施態様の装置は、各々が何れの場合にも１種類の物質を収
納する少なくとも１つのチャンバを備える２つの部分を有し、これら物質が、そ
れぞれの物質として異なる方法で装置から取り出され、個々のチャンバが異なる
方法で開放されるという事実に特徴がある。
【００４２】 この実施態様による装置の第２部分は、一般に２個のフォイル、つまり一般に
カバーフォイルの形態の第２フォイルと、熱成形フォイルの形態の第２フォイル
とを同様に備える。第１フォイルおよび第２フォイルは、物質を収納するための
チャンバを形成する。チャンバは、特にカバーフォイルを引き離すことにより開
放することができる。このため、第１フォイルは、剥離可能な方法で第２フォイ
ル上に封止されることが好ましい。
【００４３】 したがって、装置は、各々が２個のフォイルにより形成される、チャンバを有
する２個の部分を備え、これらフォイルは、実施態様に応じて異なる方法で互い
に接続または封止される。
【００４４】 第１および第２フォイルは、多層フォイルで良い。これらフォイルは、任意に
剥離可能な外側層領域と、内側層領域とを有する。
【００４５】 使用するフォイルは、十分な拡散密度を有するフォイルであることが好ましい
。
【００４６】 保存する物質の性質に応じて、フォイルは、攻撃的な物質、たとえば腐食性物
質および／または溶媒特性を有する物質に対する耐性もなければならない。
【００４７】 フォイルの成分は、プラスチックフォイル、金属フォイルおよびセラミックフ
ォイルから選択することができる。
【００４８】 適切なプラスチックフォイルの例としては、ＰＥ、ＰＰ、ＰＴＦＥ、ＰＥＴ、
ＰＡ、ＰＢＴ、ＰＶＣ、ＥＶＡ、ＰＶＦ（ポリフッ化ビニル）が挙げられる。金
属フォイルの例としては、Aｌ、Ｓｎ、Ａｕ、Ａｇ、Ｆｅが挙げられる。
【００４９】 セラミックフォイルは、たとえばＳｉＯｘを含む層を有するフォイルであると
考えるべきである。
【００５０】 このフォイルは、基本的に任意の所望の構造を有することができ、保存される
物質の性質に適応する。
【００５１】 フォイルの構造は、外側から内側に順にＰＥＴ、Ａｌ、ＰＥＴ、ＰＥまたはＰ
Ｐ、Ａｌ、ＰＥＴ、ＰＥを含む構造が好都合であることが実証されているが、適
切な場合、中間フォイルとしてのＰＥＴフォイルはなくても良い。
【００５２】 各々のフォイル間には、接着剤添加物が存在しても良い。
【００５３】 接着剤添加物としては、積層接着剤または押出し積層媒体が挙げられる。
【００５４】 第１フォイルの剥離可能な外側層領域が存在する場合、この領域は不透明であ
ることが好ましい。
【００５５】 第１フォイルの内側層領域は透明であり、適切な場合、外側層領域より可撓性
であることが好ましい。
【００５６】 外側から内側に順にＰＥＴ、ＡｌまたはＰＰ、Ａｌの順序は、外側層領域に有
利であることが実証されている。
【００５７】 この装置は、従来のブリスターパックに使用されているように、たとえばカバ
ーフォイルの形態の第１フォイルと、たとえば熱成形フォイルの形態の第２フォ
イルとを有する容器を備える。
【００５８】 チャンバを形成する領域を除いて、フォイルは、選択的に開放可能な通路領域
以外、好ましくは互いに確実に封止されるように、互いに平坦に接続されること
が好ましい。
【００５９】 第１フォイルは、たとえば溶封、常温封止、またはソノトロードを使用する超
音波溶接により第２フォイルに接続することができる。
【００６０】 この装置は、実施態様によっては単純な方法で製造することもできる。引き離
して開放できる領域は、これら領域が装置の異なる２つの部分に位置するにも関
わらず、特に同じエネルギーを加える作用により、１回の作業で製造することが
できる。
【００６１】 第１フォイルおよび第２フォイルの多層構造は、様々な単一フォイル層を積層
、カレンダ加工、コーティングすることにより、また適切な場合、たとえば金属
と蒸着することによっても得られる。
【００６２】 装置内に導入されて塗布される物質が、たとえば入射光線から確実に保護され
るように、フォイルは、チャンバを囲む領域において、２個の離間配置された封
止継目により互いに接続されるように構成することが好ましい。
【００６３】 １つまたは複数のレセプタクルは、装置を製造するために使用できる方法と同
じ方法で製造することができる。レセプタクルは、この場合、好ましくはクッシ
ョン状の構造が得られるように、プラスチックを含むかまたは金属を含むフォイ
ルの縁部領域で溶接、接着または封止して製造することが好ましい。フォイルは
、レセプタクルが、外部圧力の作用により開放できるように接続され、その目的
は、レセプタクルが圧力の作用で全方向に押し開かれるにすることである。
【００６４】 装置は、基本的に任意の所望の形状で良いが、形状は、保存される物質の性質
に適応することが好ましい。
【００６５】 １つまたは複数のチャンバは丸い（円形または楕円形である）ことが好ましい
が、適切な場合は角があっても良い（方形、矩形または三角形）。
【００６６】 チャンバは、正しく使用した場合、また複数の成分を一緒に混合する時に均質
に混合できるように、チャンバの目的に適応する容積を有する。パウチに隣接す
るチャンバは、混合されるかまたは混合された物質全体の量を収納するのに適す
る容積を有することが好ましい。
【００６７】 チャンバは、たとえば５〜２０ｍｍの直径を有し、分配手段は、２〜４ｍｍの
シャフト直径を有する。塗布できる物質の量は、一般に１ｍｌの数十分の１、好
ましくは０．０３〜０．５ｍｌの範囲である。しかし、実施態様によっては、塗
布できる物質の量は、数ｍｌ、特に５〜１０ｍｌでも良い。
【００６８】 レセプタクルの容積は、一般に０．０１〜８ｍｌ、好ましくは０．５〜５ｍｌ
、特に好ましくは０．０１〜１．０ｍｌである。
【００６９】 パウチは、一方の側に開放し、保存状態の分配手段も収納できるように設計す
ることができる。外側に向かって開くパウチの直径が適切に小さく、たとえばカ
ニューレの形態である場合、パウチ自体が塗布装置として機能することもできる
。
【００７０】 １つまたは複数のチャンバとパウチとの間の分離は、距離および接着強度に関
して、所望の破断点を形成するように設計する。
【００７１】 通路領域は、保存状態で、パウチに対して、また適切な場合は第２チャンバに
対して堅固な閉鎖部分を形成するように構成する。
【００７２】 こうした所望の破断点は、たとえば常温封止、溶封、超音波溶接または接着に
より得られる。溶封する場合、その他の封止領域とは異なるエネルギーを加え、
好ましくはより低いエネルギーを加える。これは、温度、圧力および／または保
持時間により調節することができる。
【００７３】 もう１つの可能性は、所望の破断点の領域にある第１フォイルと第２フォイル
との間に、接着力を減少させる異物、たとえば剥離フォイル穿孔箇所またはホッ
トメルト接着箇所を配置することである。この場合、上部フォイルおよび下部フ
ォイルとして、確実に封止するフォイルを使用することが好ましい。
【００７４】 任意に存在する塗布手段は、ブラシまたはスワブ状に設計することが好ましい
。ブラシの毛または剛毛を支持する球状の先端を有する塗布手段は、好都合であ
ることが実証されている。ピペット、綿棒、スポンジまたはへらも、塗布手段と
して使用することができる。
【００７５】 塗布手段を使用する場合、塗布手段によってパウチを外部から密封することも
好都合である。この装置は、たとえば歯科分野で使用される得に少量の物質を保
存および分配するために使用することが好ましい。
【００７６】 この装置は、攻撃的あるかおよび／または感光性の物質を保存するのに特に適
する。
【００７７】 この装置を使用するには、先ず、混合される物質を含むチャンバが見えるまで
、任意に存在する外側層領域を少なくとも部分的に引き離すが、物質は、別個の
レセプタクルに存在しても良い。
【００７８】 さらに、選択的に開放される通路領域の２個のフォイルは、チャンバとパウチ
との間に接続部を確立できるように、互いから分離するように設計する。
【００７９】 同様に、物質を含む１つまたは複数の任意のレセプタクルを開放する必要があ
る。
【００８０】 これは、たとえば使用者の親指および人差し指の間で、チャンバに外部圧力を
加えて行うことが望ましい。その結果、物質を含む１つまたは複数のレセプタク
ルが押し開かれる。
【００８１】 装置が、選択的に開放される通路領域を介して互いに接続できる第１チャンバ
および第２チャンバを有する場合、あるいは物質を含むチャンバの外側層を押す
ことにより、行われる選択的な開放によって、混合される物質を交互にあちこち
に移動させてから、混合された物質をチャンバに隣接するパウチ内に移すことが
できる。
【００８２】 装置をチャンバ間の領域で捻ることにより、選択的に開放される１つまたは複
数の通路領域を再び閉鎖することができる。したがって、混合された物質が他の
チャンバ内に逆流することは事実上不可能であり、したがって、チャンバを形成
するフォイルの外側領域に圧力を加えることにより、混合された物質をパウチ内
に移すことができる。
【００８３】 第１フォイルの内側層領域が透明である場合、混合手順、およびチャンバから
チャンバまで、またはパウチ内まで空であるかどうかを目視で監視することがで
きる。
【００８４】 パウチ内に存在するか、またはこの時点または後のある時点でチャンバ内に導
入される分配手段は、湿らせてから、放出された物質を塗布するために使用する
ことができる。
【００８５】 分配手段をチャンバ方向に移動させて、選択的に開放される通路領域を解除し
て、適切な場合、チャンバ内に位置する１つまたは複数のレセプタクルを開放す
ることも考えられる。このようにして、分配手段を湿らせる。
【００８６】 放出される物質を繰り返し塗布する必要がある場合、分配手段をパウチ内に逆
に挿入することができる。
【００８７】 パウチまたは分配手段は、分配手段をパウチ内に逆に挿入した時に、分配手段
の外側領域が湿らないように設計することが好ましい。
【００８８】 これは、たとえばパウチを溝状構成にすることより、また分配手段の構成をパ
ウチに適応させることにより達成される。
【００８９】 また、内部に物質が搬送される熱成形フォイルのパウチ端部を皿状またはカッ
プ状にして、塗布手段のシャフトを湿らせずに塗布手段を繰り返し湿らせること
も考えられる。
【００９０】 したがって、本発明は、この装置を使用する方法であって、以下のステップを
含む方法にも関連する： ａ）上記の装置を提供するステップと、 ｂ）第１部分の第１チャンバに圧力を加え、このチャンバ内に位置するレセプタ
クルを開放するステップと、 ｃ）ステップｂ）でレセプタクルから出て来る第１物質と、このレセプタクルの
外部にある第１チャンバ、または選択的に開放可能な通路領域を介して第１チャ
ンバに接続できる第２チャンバのいずれかに存在する第２物質とを混合するステ
ップと、 ｄ）混合物をステップｃ）から、選択的に開放可能な通路領域を介してパウチ内
に移し、このパウチ内に存在することができる塗布手段を湿らせるステップと、
ｅ）適切な場合、塗布手段を使って、第１物質をパウチから少なくとも部分的に
取り出すステップと、 ｆ）適切な場合、第１物質をある表面、特に組織、特に好ましくは硬質の歯の組
織上に塗布するステップと、 ｇ）適切な場合、カバーフォイルを引き離すことにより、第２部分の第２チャン
バを開放するステップと、 ｈ）適切な場合、第２物質を第２チャンバから少なくとも部分的に取り出すステ
ップと、 ｉ）適切な場合、第１物質で前に湿らせた、つまり第１物質と接触した部位上に
第２物質を塗布するステップ。
【００９１】 チャンバまたはレセプタクルの一方を開放して装置を作動させる前に、第２部
分を装置の第１部分から一般に取り外して、個々のチャンバ内に存在する物質を
塗布しやすくする。
【００９２】 塗布される物質は流通し、適切な場合は混練可能か、または粉末状で存在する
こともできる。これら物質は、重合可能であることが好ましい。
【００９３】 重合可能な物質の例としては、光重合可能であるかまたは遊離基重合可能な物
質、たとえばモノマーおよびポリマー状態であるか、またはプレポリマー化状態
のアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、並びにこれらの誘導体が挙げられる
。
【００９４】 流通物質としては、一般に歯科分野で使用されているすべての液体およびゲル
、たとえば腐食剤、下塗剤および接着剤、並びに通例の溶剤が挙げられる。
【００９５】 溶媒は、二極性プロトン溶媒および二極性非プロトン溶媒の両方から選択する
ことができる。挙げられる例としては、アセトン、ＤＭＦ、ＤＭＳＯ、アルコー
ル、水がある。
【００９６】 歯科分野で一般的なすべての修復および／または補綴物質、たとえばペースト
状または粉末状などの複合材料、コンポマー、ORMOCER、ガラスアイオノマーセ
メント、シリケートセメント、リン酸セメントなどは、この装置に導入すること
ができる。
【００９７】 これら物質は、１つまたは複数のレセプタクル内、適切な場合は１つまたは複
数のレセプタクル内と、同時に１つまたは複数のレセプタクルを含むチャンバ内
に配置することが好ましい。
【００９８】 好適な実施態様の詳細な説明 図示の具体的な実施態様は、一例として示すにすぎない。個々の実施態様は、
任意に互いに組み合わせることができる。
【００９９】 意図する用途に応じて、装置が常に、混練可能な物質を収納するためのチャン
バをさらに有すると好都合である。
【０１００】 しかし、チャンバおよび／またはチャンバ内のレセプタクルの数に関係なく、
装置が常に、少なくとも部分的に剥離可能な外側領域を有することも考えられる
。
【０１０１】 図１は、本発明による装置（１）であって、第１フォイル（２）および第２フ
ォイル（３）により形成される容器と、チャンバ（４）と、選択的に開放可能な
通路領域（６）と、分配手段（８）が位置するパウチ（７）とを備える装置（１
）の平面図を示す。
【０１０２】 図２は、本発明による装置であって、チャンバ内に設けられ、物質を収納する
ことができるレセプタクル（９）を備える装置の長手方向断面を示す。レセプタ
クル（９）が第１物質を収納するほかに、チャンバも、レセプタクルを囲む物質
をさらに収納することができる。
【０１０３】 図３に長手方向断面を示す装置では、チャンバ（４）は、物質を収納できる２
個のレセプタクル（９、１０）を備える。レセプタクル（９、１０）が第１物質
および第２物質を収納するほかに、チャンバも、これらレセプタクルを囲む第３
の物質をさらに収納することができる。
【０１０４】 図４は、図１に示す装置と同じだが、２個のチャンバ（４、５）を備え、各チ
ャンバ（４、５）が、選択的に開放可能な通路領域（６）を介して互いに接続さ
れている装置の平面図を示す。
【０１０５】 図５に示す実施態様では、装置は２個のチャンバ（４、５）を備え、これらチ
ャンバは、選択的に開放可能な通路領域（６）を介して互いに接続され、チャン
バの一方はレセプタクル（９）を備える。
【０１０６】 図６は、第１部分（Ａ）に配置されて、選択的に開放可能な通路領域（６）を
介して互いに接続された２個のチャンバ（４、５）と、部分（Ｂ）に配置されて
、開放可能な領域を介して他のチャンバに接続されていない別個のチャンバ（１
１）とを備える一実施態様を示す。図示の実施態様では、別個のチャンバ（１１
）は、穿孔（１２）を介して装置の他の部分から取り外すことができるように設
計される。穿孔（１２）は、一方では、適切な場合は他のチャンバ（１１）を完
全に取り外すことを可能にするが、他方では、カバーフォイルを引き離すことに
より他のチャンバ（１１）が開放された場合、外側フォイル全体が引き離されな
いようにすることを意図されている。これらチャンバを形成するフォイルは、様
々な方法で領域（１３、１４）において互いに接続される。第１領域（１４）内
のフォイルは、一緒にしっかり封止されるが（左から右への斜線）、第２領域（
１４）では剥離可能な方法で互いに封止される（右から左への斜線）。
【０１０７】 図７には、２個のチャンバ（４、５）を備え、装置を形成するフォイルの一方
が、剥離可能な外側領域（１３）を備える装置の一実施態様が、長手方向断面で
示されている。
【図面の簡単な説明】
【図１】 装置の平面図を示す。
【図２】 レセプタクルを含むチャンバを備える装置の長手方向断面図を示
す。
【図３】 ２個のレセプタクルを含むチャンバを備える装置の長手方向断面
図を示す。
【図４】 ２個のチャンバを備える装置の平面図を示す。
【図５】 ２個のチャンバおよび１つのレセプタクルを備える装置の長手方
向断面図を示す。
【図６】 ２つの部分に配置された３個のチャンバを備える装置の平面図を
示す。
【図７】 ２個のチャンバを備え、フォイルが剥離可能な外側領域を有する
装置の長手方向断面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ， ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，Ｊ Ｐ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ Ｆターム(参考） 3E067 AA04 AB81 AC06 BA13A BB14A CA16 EA04 EE28 EE59 FA01 FC01 4C052 AA16 AA17 BB14 HH07 HH10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 第１の物質を収納するための少なくとも１つの第１チャンバ
    を形成する第１および第２フォイルと、該チャンバから分離しており、前記第１
    物質を収納するために使用されるパウチとを備える装置であって、該パウチと前
    記第１チャンバとの間の分離部分が、選択的に開放可能な通路領域を有し、前記
    第１チャンバが、前記チャンバを形成する前記フォイルに圧力を加えることによ
    り開放可能な少なくとも１つのレセプタクルを含む装置。
  2. 【請求項２】 前記装置が、第２の物質を収納するための第２チャンバを有
    する、請求項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記第２チャンバと前記第１チャンバおよび／または前記パ
    ウチとの間の分離部分が、選択的に開放可能な通路領域を有する、請求項１又は
    ２記載の装置。
  4. 【請求項４】 １個、２個またはさらに多数のレセプタクルが、第１および
    ／または第２チャンバ内に位置する、請求項１〜３のいずれか１項に記載の装置
    。
  5. 【請求項５】 前記パウチが、分配手段を収容するように設計される、請求
    項１〜４のいずれか１項に記載の装置。
  6. 【請求項６】 分配手段が前記パウチ内に収容され、該パウチから突出する
    部分を有する、請求項１〜５のいずれか１項に記載の装置。
  7. 【請求項７】 前記フォイルの１つが、剥離可能な外側層領域および内側層
    領域を有する、請求項１〜６のいずれか１項に記載の装置。
  8. 【請求項８】 前記装置が、その他の物質を収納するためのその他のチャン
    バを有する第２部分を有する、請求項１〜７のいずれか１項に記載の装置。
  9. 【請求項９】 前記その他のチャンバとそれ以外のチャンバとの間の分離部
    分が、選択的に開放可能な通路領域を備えていない、請求項８に記載の装置。
  10. 【請求項１０】 前記その他のチャンバが、別個に剥離可能なフォイルによ
    り開放可能であり、適切な場合、再び閉鎖することができる、請求項８または９
    に記載の装置。
  11. 【請求項１１】 少なくとも１つのレセプタクル、および適切な場合、前記
    第１チャンバ自体がある物質を収納する、請求項１〜１０のいずれか１項に記載
    の装置。
  12. 【請求項１２】 少なくとも１種類の流通物質、および適切な場合は混練可
    能な物質を保存して分配するための、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の装
    置の使用。
  13. 【請求項１３】 ある物質を分配するための方法であって、ａ）請求項１１
    に記載の装置を提供するステップと、ｂ）前記第１部分の前記第１チャンバに圧
    力を加えて、前記チャンバ内に位置するレセプタクルを開放するステップと、ｃ
    ）ステップｂ）により前記レセプタクルから出て来る第１の物質を、前記レセプ
    タクルの外側の前記第１チャンバ内か、または選択的に開放可能な通路領域を介
    して前記第１チャンバに接続することができる第２チャンバ内に存在する第２の
    物質とを混合するステップと、ｄ）前記混合物をステップｃ）から、選択的に開
    放可能な通路領域を介して前記パウチ内に移動させるステップと、ｄ）前記第１
    物質を前記パウチから少なくとも部分的に取り出すステップとを含む方法。
  14. 【請求項１４】 前記第１および第２物質が、歯の表面を治療するための薬
    剤の成分である、請求項１３に記載の方法。
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