JP2003335372A - 切り花の搬送用装置およびその保水用装置 - Google Patents
切り花の搬送用装置およびその保水用装置Info
- Publication number
- JP2003335372A JP2003335372A JP2002144125A JP2002144125A JP2003335372A JP 2003335372 A JP2003335372 A JP 2003335372A JP 2002144125 A JP2002144125 A JP 2002144125A JP 2002144125 A JP2002144125 A JP 2002144125A JP 2003335372 A JP2003335372 A JP 2003335372A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water storage
- container
- cut
- flowers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切り花の搬送を、積載効率よく、かつ新鮮
度を維持して搬送することにある。 【解決手段】 切り花1の茎3の切り口4を保水材5
に挿し込んで、切り花1を横倒しの状態で搬送容器6に
収容して切り花1を搬送するようにした切り花1の搬送
用装置2である。切り花1を横積みした際に保水材5か
ら染み出た水を水密的に貯水できるように、上記保水材
5の側部に貯水用容器8や貯水用袋を配設している。貯
水用タンク8や貯水用袋は、折り畳み自在や伸縮自在、
膨縮自在とするのが好ましく、また防水器材5の外周面
や貯水用容器8の外周面に係止部9、10を設け、搬送
容器6の上記係止部9、10の対向部に被係止部11を
設けて、これらの係止部9、10を被係止部11に係止
して花を傷めないように搬送するようにしている。
度を維持して搬送することにある。 【解決手段】 切り花1の茎3の切り口4を保水材5
に挿し込んで、切り花1を横倒しの状態で搬送容器6に
収容して切り花1を搬送するようにした切り花1の搬送
用装置2である。切り花1を横積みした際に保水材5か
ら染み出た水を水密的に貯水できるように、上記保水材
5の側部に貯水用容器8や貯水用袋を配設している。貯
水用タンク8や貯水用袋は、折り畳み自在や伸縮自在、
膨縮自在とするのが好ましく、また防水器材5の外周面
や貯水用容器8の外周面に係止部9、10を設け、搬送
容器6の上記係止部9、10の対向部に被係止部11を
設けて、これらの係止部9、10を被係止部11に係止
して花を傷めないように搬送するようにしている。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、花き分野におけ
る、特に切り花を小売店や卸会社等に鮮度を維持して搬
送できる切り花の搬送用装置および保水用装置に関する
ものである。
る、特に切り花を小売店や卸会社等に鮮度を維持して搬
送できる切り花の搬送用装置および保水用装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】切り花は、採花から数日後に小売店等に
並べられるが、この数日間が輸送される日数で最も鮮度
の維持が難しい。そのため、生花を生産者から卸会社ま
たは小売店に出荷するのに、鮮度を維持するためにウレ
タンフォーム等を装着した給水ユニットを使用し、切り
花の切り口を給水ユニットに挿し込んだ状態で段ボール
等の搬送容器に収容して搬送することが行われている。
並べられるが、この数日間が輸送される日数で最も鮮度
の維持が難しい。そのため、生花を生産者から卸会社ま
たは小売店に出荷するのに、鮮度を維持するためにウレ
タンフォーム等を装着した給水ユニットを使用し、切り
花の切り口を給水ユニットに挿し込んだ状態で段ボール
等の搬送容器に収容して搬送することが行われている。
【0003】しかし、一般的には給水ユニットに給水し
た水が漏れ出ないようにするために、搬送容器の下方側
に給水ユニットを設け、切り花を垂直状に立てた状態と
するために搬送容器を立てて運搬車に積み込まねばなら
ないので、輸送量に制約が生じて運搬スペースに無駄が
生じ、大量の切り花を運搬することができなくて、コス
ト高となり、かつ手間がかかるものであった。
た水が漏れ出ないようにするために、搬送容器の下方側
に給水ユニットを設け、切り花を垂直状に立てた状態と
するために搬送容器を立てて運搬車に積み込まねばなら
ないので、輸送量に制約が生じて運搬スペースに無駄が
生じ、大量の切り花を運搬することができなくて、コス
ト高となり、かつ手間がかかるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、切り花の切り口
部を水を含ませた紙に包み、さらに防水フィルムシート
に包んで梱包して横積みすることも行われているが、紙
や防水フィルムシートでの梱包作業が煩雑で、大量の切
り花の搬送では手間がかかってしまうものであった。
部を水を含ませた紙に包み、さらに防水フィルムシート
に包んで梱包して横積みすることも行われているが、紙
や防水フィルムシートでの梱包作業が煩雑で、大量の切
り花の搬送では手間がかかってしまうものであった。
【0005】このような事情から、粉砕した紙材に水分
の含水率を85〜90重量%として余分な水分を濾し
て、切り花を横積みに梱包しても、水が搬送容器外へ漏
れ出ないようにすることが提案されている。
の含水率を85〜90重量%として余分な水分を濾し
て、切り花を横積みに梱包しても、水が搬送容器外へ漏
れ出ないようにすることが提案されている。
【0006】しかし、上記したように紙材を粉砕して所
要の含水率とするので、その管理に費用を要し、かつ運
送中に振動等によっても水分が給水ユニットから搬送容
器に漏れ出ないということを保証できるものでない。
要の含水率とするので、その管理に費用を要し、かつ運
送中に振動等によっても水分が給水ユニットから搬送容
器に漏れ出ないということを保証できるものでない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、切り
花の切り口を保水材に挿し込んで、切り花を横倒しの状
態で搬送容器に収容して切り花を搬送するようにした切
り花の搬送用装置であって、切り花を横積みの際に保水
材から染み出た水を水密的に貯水できるように上記保水
材の側部に貯水用容器や貯水用袋を配設したことを特徴
とする切り花の搬送用装置およびその保水用装置を提供
するにある。
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、切り
花の切り口を保水材に挿し込んで、切り花を横倒しの状
態で搬送容器に収容して切り花を搬送するようにした切
り花の搬送用装置であって、切り花を横積みの際に保水
材から染み出た水を水密的に貯水できるように上記保水
材の側部に貯水用容器や貯水用袋を配設したことを特徴
とする切り花の搬送用装置およびその保水用装置を提供
するにある。
【0008】
【発明の実施の態様】本発明の切り花の搬送用装置およ
びその保水用装置は、切り花の切り口を保水材に挿し込
んで、切り花を横倒しの状態で搬送容器に収容して切り
花を搬送するようにした切り花の搬送用装置であって、
切り花を横積みの際に保水材から染み出た水を水密的に
貯水できるように上記保水材の側部に貯水用容器や袋を
配設したことを特徴としている。
びその保水用装置は、切り花の切り口を保水材に挿し込
んで、切り花を横倒しの状態で搬送容器に収容して切り
花を搬送するようにした切り花の搬送用装置であって、
切り花を横積みの際に保水材から染み出た水を水密的に
貯水できるように上記保水材の側部に貯水用容器や袋を
配設したことを特徴としている。
【0009】切り花1の搬送用装置2は、図1のように
所定の長さに切り揃えた切り花1の茎3の切り口4を保
水材5に挿し込んで搬送容器6に収容し、搬送容器6を
トラック等の運送車に横積みして積載効率よく搬送でき
るようにしている。
所定の長さに切り揃えた切り花1の茎3の切り口4を保
水材5に挿し込んで搬送容器6に収容し、搬送容器6を
トラック等の運送車に横積みして積載効率よく搬送でき
るようにしている。
【0010】特に、保水材5の外周部は、図1、図2の
ように防水器材7で被覆するように保水材5を防水器材
7に装着するようにしていて、この防水器材7の一側部
に貯水用容器8または貯水用袋を水密的に配設し、搬送
容器6を運送車に横積みしたときに保水材5に充填した
水分が染み出してもその下位に位置する貯水用容器8や
貯水用袋に貯水して搬送容器6に漏れ出ないようにして
いる。
ように防水器材7で被覆するように保水材5を防水器材
7に装着するようにしていて、この防水器材7の一側部
に貯水用容器8または貯水用袋を水密的に配設し、搬送
容器6を運送車に横積みしたときに保水材5に充填した
水分が染み出してもその下位に位置する貯水用容器8や
貯水用袋に貯水して搬送容器6に漏れ出ないようにして
いる。
【0011】保水材5としては、リサイクル可能なポリ
エチレン等の熱可塑性の吸水性フォームや吸水性スポン
ジを所定の大きさに形成していて、リサイクル可能な熱
可塑性のポリエチレンテレフタレート等のペットボトル
材の薄い樹脂材の筒状の防水器材7の中に装着して、保
水材5に充分に水を含ませて保水材5を搬送容器6に収
容しておけるようにしている。
エチレン等の熱可塑性の吸水性フォームや吸水性スポン
ジを所定の大きさに形成していて、リサイクル可能な熱
可塑性のポリエチレンテレフタレート等のペットボトル
材の薄い樹脂材の筒状の防水器材7の中に装着して、保
水材5に充分に水を含ませて保水材5を搬送容器6に収
容しておけるようにしている。
【0012】そして、上記防水器材7の一側部には、図
1、図2のように筒状や袋状の貯水用容器8や貯水用袋
の下端部を一体的または連結可能に水密状態として配設
し、上記したように搬送容器6を運送車に横積みしたと
きに保水材5に充填した水分が染み出して、その下位に
位置する貯水用容器8や貯水用袋に貯水して搬送容器6
側に漏れ出ないようにしているものである。
1、図2のように筒状や袋状の貯水用容器8や貯水用袋
の下端部を一体的または連結可能に水密状態として配設
し、上記したように搬送容器6を運送車に横積みしたと
きに保水材5に充填した水分が染み出して、その下位に
位置する貯水用容器8や貯水用袋に貯水して搬送容器6
側に漏れ出ないようにしているものである。
【0013】また、上記貯水用容器8も、防水器材7と
同じリサイクル可能な樹脂材として図2のように防水器
材7に直交状にジャバラ状等の折り畳み可能または伸縮
可能に防水器材7と一体的に形成し、防水器材7、貯水
用容器8の横幅も搬送容器6の横幅に合わせ、図1のよ
うに搬送容器6の下側部に嵩低く収容できるようにして
いる。しかし、貯水用容器8を所要の長さに伸張可能と
して、貯水用容器8を伸ばした長さが少なくとも搬送す
る切り花1に至るものとして貯水用容器8に切り花1を
載置できるようにして、搬送容器6を横積みしたときに
花1を載置しても損傷しないようにクッション材とする
ことができる。
同じリサイクル可能な樹脂材として図2のように防水器
材7に直交状にジャバラ状等の折り畳み可能または伸縮
可能に防水器材7と一体的に形成し、防水器材7、貯水
用容器8の横幅も搬送容器6の横幅に合わせ、図1のよ
うに搬送容器6の下側部に嵩低く収容できるようにして
いる。しかし、貯水用容器8を所要の長さに伸張可能と
して、貯水用容器8を伸ばした長さが少なくとも搬送す
る切り花1に至るものとして貯水用容器8に切り花1を
載置できるようにして、搬送容器6を横積みしたときに
花1を載置しても損傷しないようにクッション材とする
ことができる。
【0014】そしてまた、貯水用容器8をジャバラ状に
伸縮可能に形成することによって、保管時などに折り畳
めて嵩低くできるとともに、切り花1の大きさや搬送容
器6の大きさに対応して長さを伸縮して貯水容量を調整
し、搬送容器6に収容することができて好ましい。
伸縮可能に形成することによって、保管時などに折り畳
めて嵩低くできるとともに、切り花1の大きさや搬送容
器6の大きさに対応して長さを伸縮して貯水容量を調整
し、搬送容器6に収容することができて好ましい。
【0015】また、図1、図2のように搬送容器6の横
幅とほぼ同幅とした防水器材7の底面や側面、貯水用容
器8の側面の適宜の位置に突起やフック、ベルベットフ
ァスナー等の係止具9、10を適宜数配設し、これに対
向した搬送容器6の側面や底面に開孔やフック、ベルベ
ットファスナー等の被係止具11を適宜数配設して、こ
れらの係止具9、10を被係止具11に簡単に係止して
搬送容器6に防水器材7、貯水用容器8を固定するよう
にし、さらに切り花1をバンド材12等で束ねて貯水用
容器8に固定するようにするなど切り花1を傷つけない
ように保護することができる。
幅とほぼ同幅とした防水器材7の底面や側面、貯水用容
器8の側面の適宜の位置に突起やフック、ベルベットフ
ァスナー等の係止具9、10を適宜数配設し、これに対
向した搬送容器6の側面や底面に開孔やフック、ベルベ
ットファスナー等の被係止具11を適宜数配設して、こ
れらの係止具9、10を被係止具11に簡単に係止して
搬送容器6に防水器材7、貯水用容器8を固定するよう
にし、さらに切り花1をバンド材12等で束ねて貯水用
容器8に固定するようにするなど切り花1を傷つけない
ように保護することができる。
【0016】上記では、貯水用容器8をジャバラ状のも
のとしたが、膨縮可能や折り畳み可能な袋状の貯水用袋
でも可能であり、また飲料用パックのように防水処理し
た紙材等を利用することもできる。さらに、上記した貯
水用容器8に粉粒物等の高分子吸水剤等の高吸水剤を装
填し、貯水用容器8をできるだけ小さいものとすること
もできる。
のとしたが、膨縮可能や折り畳み可能な袋状の貯水用袋
でも可能であり、また飲料用パックのように防水処理し
た紙材等を利用することもできる。さらに、上記した貯
水用容器8に粉粒物等の高分子吸水剤等の高吸水剤を装
填し、貯水用容器8をできるだけ小さいものとすること
もできる。
【0017】なお、上記貯水用容器や貯水用袋は、防水
器材と一体的に成形するのが量産化してコストダウンが
はかれて好ましいが、分離結合自在に形成して、花の収
容本数、花の種類、大きさ、搬送容器の大きさ等に対応
して所要容量の貯水用容器や貯水用袋と防水器材とを水
密的に結合して使用するようにもできる。
器材と一体的に成形するのが量産化してコストダウンが
はかれて好ましいが、分離結合自在に形成して、花の収
容本数、花の種類、大きさ、搬送容器の大きさ等に対応
して所要容量の貯水用容器や貯水用袋と防水器材とを水
密的に結合して使用するようにもできる。
【0018】また、上記した保水材には、保水用の水に
クリザール(商品名)等の鮮度保持剤の前処理剤を添加
しておくこともでき、生産者等が直接に前処理剤に触れ
て手荒れする不快感が生じるのを防止することができ、
かつ切り花の出荷処理を迅速に行なえて出荷コストの削
減をはかるようにすることができる。
クリザール(商品名)等の鮮度保持剤の前処理剤を添加
しておくこともでき、生産者等が直接に前処理剤に触れ
て手荒れする不快感が生じるのを防止することができ、
かつ切り花の出荷処理を迅速に行なえて出荷コストの削
減をはかるようにすることができる。
【0019】またさらに、上記したポリエチレンのフォ
ームやスポンジの保水材や、防水器材、貯水用容器をペ
ットボトル等と同じの樹脂材としてリサイクル可能とし
て環境にやさしくできるものである。
ームやスポンジの保水材や、防水器材、貯水用容器をペ
ットボトル等と同じの樹脂材としてリサイクル可能とし
て環境にやさしくできるものである。
【0020】
【実施例】図1〜図3は、本発明の一実施例を示すもの
である。花1の防水器材7は、図2のようにペットボト
ルと同じポリエチレンテレフタレートの樹脂材で220
mm幅×110mm高さ×25mm厚さの寸法に形成し
ていて、その一側部に防水器材7と同材質の所要容量の
貯水用容器8をジャバラ状に220mm幅×25mm高
さで200mmの長さに伸縮可能に一体的に接合して成
形している。そして、図1、図2のように防水器材7の
底面、貯水用容器8の側面や背面にそれぞれ一対の突起
の係止具9、10をそれぞれ突設し、横幅がほぼ同じ幅
の搬送容器6のその対応個所に設置した開孔の被係止具
11に挿入したり、係止突部の被係止具11に輪ゴム等
で係止して防水器材7、貯水用容器8を固定するように
している。
である。花1の防水器材7は、図2のようにペットボト
ルと同じポリエチレンテレフタレートの樹脂材で220
mm幅×110mm高さ×25mm厚さの寸法に形成し
ていて、その一側部に防水器材7と同材質の所要容量の
貯水用容器8をジャバラ状に220mm幅×25mm高
さで200mmの長さに伸縮可能に一体的に接合して成
形している。そして、図1、図2のように防水器材7の
底面、貯水用容器8の側面や背面にそれぞれ一対の突起
の係止具9、10をそれぞれ突設し、横幅がほぼ同じ幅
の搬送容器6のその対応個所に設置した開孔の被係止具
11に挿入したり、係止突部の被係止具11に輪ゴム等
で係止して防水器材7、貯水用容器8を固定するように
している。
【0021】そして、上記防水器材7に投入して発泡さ
せたポリエチレンの吸水性フォームの保水材5を防水器
材7に一体的に装填し、保水材5に十分な量の水を注入
して所要の切り花1の茎3を切ったその切り口4を保水
材5に所要数挿入し、切り花1をバンド材12で束ねて
上記した貯水用容器8に固定し、係止具9、10を被係
止部11に固定して、図3のように段ボールの搬送容器
6に収容する。そして、トラック等の運送車の荷台に搬
送容器6を効率よく横積みに積載し、所要の場所へ配送
するものである。
せたポリエチレンの吸水性フォームの保水材5を防水器
材7に一体的に装填し、保水材5に十分な量の水を注入
して所要の切り花1の茎3を切ったその切り口4を保水
材5に所要数挿入し、切り花1をバンド材12で束ねて
上記した貯水用容器8に固定し、係止具9、10を被係
止部11に固定して、図3のように段ボールの搬送容器
6に収容する。そして、トラック等の運送車の荷台に搬
送容器6を効率よく横積みに積載し、所要の場所へ配送
するものである。
【0022】このように切り花の切り口を水分を十分に
含水した保水材に挿入しているため、花は鮮度を維持で
きるものであり、また搬送容器に収容して運送車に横積
みにして積載効率を高められるとともに、保水材に充填
した水分が染み出しても下位に位置する貯水用容器に貯
水できて搬送容器に漏れ出ないようにできる。
含水した保水材に挿入しているため、花は鮮度を維持で
きるものであり、また搬送容器に収容して運送車に横積
みにして積載効率を高められるとともに、保水材に充填
した水分が染み出しても下位に位置する貯水用容器に貯
水できて搬送容器に漏れ出ないようにできる。
【0023】また、防水器材の底面、貯水用容器の側面
や背面にそれぞれ一対の突起の係止具をそれぞれ突設
し、搬送容器のその対応個所に設置した開孔や係止突部
の被係止部に係止したりして防水器材、貯水用容器を固
定することで、上記のように鮮度を維持できて搬送する
切り花を運搬による損傷から保護できる。
や背面にそれぞれ一対の突起の係止具をそれぞれ突設
し、搬送容器のその対応個所に設置した開孔や係止突部
の被係止部に係止したりして防水器材、貯水用容器を固
定することで、上記のように鮮度を維持できて搬送する
切り花を運搬による損傷から保護できる。
【0024】図4は、本発明の他の実施例を示すもので
ある。本実施例では、上記した防水器材7の一側部に接
続口14を突設し、貯水用容器8の端部に被接続口15
を突設し、接続口14に被接続口15を水密的に嵌合
(必要によりパッキングを使用)して防水器材7に貯水
用容器8を分離可能に接合できるようにしたものであ
る。
ある。本実施例では、上記した防水器材7の一側部に接
続口14を突設し、貯水用容器8の端部に被接続口15
を突設し、接続口14に被接続口15を水密的に嵌合
(必要によりパッキングを使用)して防水器材7に貯水
用容器8を分離可能に接合できるようにしたものであ
る。
【0025】本実施例でも、前実施例と同様の効果を奏
するとともに、防水器材と貯水用容器とを別個に量産化
できて、また不使用時にこれらを別々に積層して保管す
るようにでき、嵩低くできる。
するとともに、防水器材と貯水用容器とを別個に量産化
できて、また不使用時にこれらを別々に積層して保管す
るようにでき、嵩低くできる。
【0026】また、図5は、本発明のさらに他の実施例
のもので、本実施例では貯水用袋や貯水用容器8内に粉
末や粒状の高分子材の高吸水性材16を装填したもので
ある。そのため、本実施例では、貯水用容器をできるだ
け小さいものとすることができる。なお、高吸水性材
は、吸水して膨張するため、膨張可能な袋状のものが好
ましい。
のもので、本実施例では貯水用袋や貯水用容器8内に粉
末や粒状の高分子材の高吸水性材16を装填したもので
ある。そのため、本実施例では、貯水用容器をできるだ
け小さいものとすることができる。なお、高吸水性材
は、吸水して膨張するため、膨張可能な袋状のものが好
ましい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、搬送す
る切り花の鮮度を維持できるものであり、また搬送容器
に収容して運送車に横積みにして積載効率を高められる
とともに、保水材に充填した水分が染み出しても、その
下位に位置する貯水用容器や貯水用袋に水密的に貯水で
きて搬送容器に漏れ出ないようにできる。
る切り花の鮮度を維持できるものであり、また搬送容器
に収容して運送車に横積みにして積載効率を高められる
とともに、保水材に充填した水分が染み出しても、その
下位に位置する貯水用容器や貯水用袋に水密的に貯水で
きて搬送容器に漏れ出ないようにできる。
【0028】また、貯水用タンクや貯水用袋を折り畳み
自在や伸縮自在、膨縮自在に形成することによって、保
管時などに折り畳んだり、縮めたりして嵩低くできる。
自在や伸縮自在、膨縮自在に形成することによって、保
管時などに折り畳んだり、縮めたりして嵩低くできる。
【0029】また、防水器材の外周面や貯水用容器の外
周面に係止部を設け、搬送容器の上記係止部の対向部に
被係止部を設けて、これらの係止部を被係止部に係止す
ることによって、搬送容器に防水器材、貯水用容器を固
定でき、切り花を傷まないように保護して搬送すること
ができる。
周面に係止部を設け、搬送容器の上記係止部の対向部に
被係止部を設けて、これらの係止部を被係止部に係止す
ることによって、搬送容器に防水器材、貯水用容器を固
定でき、切り花を傷まないように保護して搬送すること
ができる。
【0030】さらに、防水器材と貯水用容器を分離可能
に接続することによって、防水器材と貯水用容器とを別
個に量産化できて、また不使用時にこれらを積層して保
管でき、嵩低くできる。
に接続することによって、防水器材と貯水用容器とを別
個に量産化できて、また不使用時にこれらを積層して保
管でき、嵩低くできる。
【図1】本発明の一実施例の一部省略した側断面図、
【図2】同上の防水器材部の正面図(a)、側面図
(b)、平面図(c)、
(b)、平面図(c)、
【図3】同上の防水器材と搬送容器の組立説明用図、
【図4】同上の他の実施例の一部省略した側断面図、
【図5】同上のさらに他の実施例の一部省略した側断面
図。
図。
1…花 2…搬送用装置 3…茎
4…切り口 5…保水材 6…搬送容器 7…防水器材
8…貯水用容器
4…切り口 5…保水材 6…搬送容器 7…防水器材
8…貯水用容器
Claims (5)
- 【請求項1】 切り花の切り口を保水材に挿し込んで、
切り花を横倒しの状態で搬送容器に収容して切り花を搬
送するようにした切り花の搬送用装置であって、 切り花を横積みの際に保水材から染み出た水を水密的に
貯水できるように上記保水材の側部に貯水用容器や貯水
用袋を配設したことを特徴とする切り花の搬送用装置。 - 【請求項2】 貯水用容器や貯水用袋を折り畳み自在や
伸縮自在、膨縮自在のものとした請求項1に記載の切り
花の搬送用装置。 - 【請求項3】 保水材をその外周部を被覆する防水器材
に装着し、この防水器材に直角方向にその側端部に貯水
用容器または貯水用袋を接続し、その防水器材、貯水用
容器または貯水用袋の横幅を搬送容器の横幅に合わせて
搬送容器に収容するようにした請求項1または2に記載
の切り花の搬送用装置。 - 【請求項4】 防水器材の外周面や貯水用容器の外周面
に係止部を設け、搬送容器の上記係止部の対向部に被係
止部を設けて、これらの係止部を被係止部に係止して搬
送するようにした請求項1ないし3のいずれかに記載の
切り花の搬送用装置。 - 【請求項5】 防水器材と貯水用容器または貯水用袋を
分離可能に接続した請求項1ないし4のいずれかに記載
の切り花の搬送用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002144125A JP2003335372A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 切り花の搬送用装置およびその保水用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002144125A JP2003335372A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 切り花の搬送用装置およびその保水用装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003335372A true JP2003335372A (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=29703878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002144125A Pending JP2003335372A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 切り花の搬送用装置およびその保水用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003335372A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180000608U (ko) * | 2016-08-23 | 2018-03-06 | 권종달 | 농산물 물류 상자 |
-
2002
- 2002-05-20 JP JP2002144125A patent/JP2003335372A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180000608U (ko) * | 2016-08-23 | 2018-03-06 | 권종달 | 농산물 물류 상자 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8292119B2 (en) | Cooler box | |
US20080203090A1 (en) | Shipping container, system and packing method, along with reusable packing accessory for use therewith | |
US20050126953A1 (en) | Shock absorbing insulated shipping container | |
KR20160056368A (ko) | 보온 및 보냉 기능을 갖는 포장용 박스 | |
JPH09315433A (ja) | ロール製品輸送用コンテナ | |
US20110120899A1 (en) | Inflatable mailing package | |
KR20170005956A (ko) | 보온 및 보냉 기능을 갖는 포장용 박스 | |
US20070131575A1 (en) | Universal air-cushioning material | |
JP2004262471A (ja) | 枠型空気緩衝材 | |
JPH10114366A (ja) | エアーバック内蔵梱包用容器 | |
JP2017137112A (ja) | 青果物保護用の緩衝体 | |
JPH10129731A (ja) | 梱包容器および梱包容器用保護材 | |
JP2003335372A (ja) | 切り花の搬送用装置およびその保水用装置 | |
US20080011747A1 (en) | Method of compact packaging to transport, protect and display pillow(s) | |
GB1580996A (en) | Method of packaging | |
JP2004182342A (ja) | 切り花の輸送用装置およびその保水用装置 | |
EP3728069B1 (en) | Expandable secondary package for a container | |
JPH10264970A (ja) | 梱包箱 | |
US20140157730A1 (en) | Method of packing and transporting televisions | |
JPH111274A (ja) | 果実梱包材 | |
JPH084468Y2 (ja) | 花束保持台 | |
JPS63307075A (ja) | 生鮮物輸送容器及びそれを用いた生鮮物輸送方法 | |
JP5550997B2 (ja) | 果実用発泡樹脂製容器および該容器と容器搬送用トレーとの組み合わせ体 | |
JP3137380U (ja) | 蟹包装用トレー | |
JP2003237843A (ja) | 包装体 |