JP2003332364A - 電子部品実装装置および電子部品実装方法ならびに電子部品のマッピング装置 - Google Patents
電子部品実装装置および電子部品実装方法ならびに電子部品のマッピング装置Info
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- JP2003332364A JP2003332364A JP2002134185A JP2002134185A JP2003332364A JP 2003332364 A JP2003332364 A JP 2003332364A JP 2002134185 A JP2002134185 A JP 2002134185A JP 2002134185 A JP2002134185 A JP 2002134185A JP 2003332364 A JP2003332364 A JP 2003332364A
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Abstract
装装置および電子部品実装方法ならびに電子部品のマッ
ピング装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ウェハシート4に貼着されたチップ5を
移載ヘッドによって取り出して基板に実装する電子部品
実装方法において、ウェハシート4に貼着された状態に
おけるチップ5の外形位置と能動面位置との位置ずれΔ
x、Δyを予め検出して記憶しておき、搭載動作時に能
動面を移載ヘッドに保持されたチップ5を下方から認識
してチップ5の外形位置を検出し、この外形位置検出結
果と記憶された位置ずれΔx、Δyとに基づいて移載ヘ
ッド駆動機構を制御することにより、移載ヘッドに保持
されたチップ5の能動面を基板に位置合わせして搭載す
る。これにより、部品供給部におけるピックアップ時の
認識動作を省略することができ、認識時の待ち時間を排
除して、高速実装を実現することができる。
Description
された状態の半導体チップなど電子部品を基板に実装す
る電子部品実装装置および電子部品実装方法ならびに電
子部品のマッピング装置に関するものである。
チップは多数の個片チップより成るウェハから切り出さ
れ、切り出された個片の半導体チップはウェハシートか
ら剥ぎ取られてピックアップされる。このピックアップ
工程では、ウェハシートの上方に配置されたカメラによ
って各半導体チップを認識することにより各半導体の位
置が検出される。そして半導体チップを移載ヘッドによ
って取り出して基板に搭載する際には、この位置検出結
果に基づいて移載ヘッドの位置合わせを行うようにして
いた。
路パターンなどの能動面の中心とは、半導体ウェハを個
片に切断するダイシング時の位置誤差などの要因によっ
て必ずしも一致せず、位置ずれを生じている場合があ
る。基板上における半導体チップの実装位置精度は能動
面が基準となるため、前述の半導体チップの位置認識の
際には能動面の位置を検出して機能上の素子中心位置を
求め、この素子中心位置をねらって移載ヘッドの吸着ノ
ズルを位置合わせすることが望ましい。
素子の上面を真空吸着し取り出すピックアップ動作時に
は、吸着ノズルに対して半導体素子の位置ずれが生じ易
く、検出された素子中心位置をねらって吸着ノズルを位
置合わせしても、ピックアップ後においては半導体素子
が位置ずれ状態となる場合が多い。そしてピックアップ
後には半導体素子の能動面は吸着ノズルによって隠され
た状態になることから、素子中心位置を改めて検出する
ことができない。このため従来の電子部品実装装置にお
いては、半導体素子などの電子部品の外形と回路パター
ンなどの能動面との相対位置が位置ずれを生じている場
合には、この位置ずれがそのまま実装位置精度を低下さ
せる要因となっていた。
は、ウェハシート上で半導体チップを撮像・認識して半
導体チップの外形位置と能動面位置との相対位置を求め
ておき、移載ヘッドによってウェハシートから取り出し
た状態の半導体チップを下方から撮像・認識して半導体
チップの外形位置を再び検出し、この外形位置と予め求
めた相対関係とに基づいて移載ヘッドの駆動機構を制御
することにより解決することが可能である。
るウェハシート上での認識動作時に部品供給部に生じる
振動が静定するまでの安定時間が少なからず必要とな
り、高速実装の実現を妨げる場合がある。
供給部における認識動作時の安定のための待ち時間を排
除して、高速実装を実現することができる電子部品実装
装置および電子部品実装方法ならびに電子部品のマッピ
ング装置を提供することを目的とする。
実装装置は、部品収容部に収容された電子部品を移載ヘ
ッドによって取り出して基板に実装する電子部品実装装
置であって、前記電子部品を部品収容部とともに保持す
る部品保持部と、部品収容部に収容された状態における
電子部品の配列データ、外形位置データおよび能動面位
置データを含む部品マップデータを記憶する記憶部と、
前記移載ヘッドを移動させる移載ヘッド駆動機構と、前
記配列データに基づいて移動する移載ヘッドによって前
記部品収容部から取り出され移載ヘッドに前記能動面側
を保持された電子部品を裏面側から撮像するカメラと、
このカメラの撮像結果を認識することにより電子部品の
外形位置を検出する認識部と、前記記憶部に記憶された
前記電子部品の外形位置データ、能動面位置データおよ
び前記認識部による位置検出結果とに基づいて前記移載
ヘッド駆動機構を制御する制御部とを備えた。
収容部に収容された電子部品を移載ヘッドによって取り
出して基板に実装する電子部品実装方法であって、部品
収容部に収容された状態における電子部品の配列デー
タ、外形位置データおよび能動面位置データを予め記憶
させる工程と、前記配列データに基づいて移動する移載
ヘッドによって前記部品収容部から取り出され移載ヘッ
ドによって能動面側を保持された電子部品をカメラによ
って裏面側から撮像する撮像工程と、この撮像工程の撮
像結果を認識することにより電子部品の外形位置を検出
する認識工程と、前記記憶部に記憶された前記電子部品
の外形位置データ、能動面位置データおよび認識工程の
位置検出結果とに基づいて前記移載ヘッドを駆動する移
載ヘッド駆動機構を制御することにより、移載ヘッドに
保持された電子部品の能動面を前記基板に位置合わせし
た上で基板に搭載する搭載工程とを含む。
は、部品収容部に収容された状態における電子部品の配
列データ、外形位置データおよび能動面位置データを含
む部品マップデータを作成する電子部品のマッピング装
置であって、前記部品収容部を保持する部品保持部と、
この部品保持部に保持された部品収容部に収容された電
子部品を撮像する撮像手段と、撮像手段による撮像結果
を認識処理することにより、前記電子部品の配列デー
タ、外形位置データおよび能動面位置データを求める認
識手段と、前記認識手段による認識結果に基づいて前記
部品マップデータを作成するマップデータ作成処理手段
とを備えた。
状態における電子部品の配列データ、外形位置データお
よび能動面位置データを予め準備して記憶させておき、
電子部品の搭載時には、記憶された位置データおよび移
載ヘッドに保持された状態における電子部品を認識して
得られる位置検出結果とに基づいて、移載ヘッドを駆動
する移載ヘッド駆動機構を制御して、移載ヘッドに保持
された電子部品の能動面を前記基板に位置合わせした上
で基板に搭載することにより、部品供給部における認識
動作時の安定のための待ち時間を排除して、高速実装を
実現することができる。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子
部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の
電子部品実装装置の断面図、図3は本発明の一実施の形
態の電子部品実装装置の単位移載ヘッドの断面図、図4
は本発明の一実施の形態の電子部品のマッピング装置の
構成を示すブロック図、図5は本発明の一実施の形態の
電子部品実装装置における部品マップデータの説明図、
図6、図7は本発明の一実施の形態の電子部品実装方法
の工程説明図である。
置の全体構造について説明する。図1において基台1上
には、部品供給部2が配設されている。部品供給部2は
保持テーブル3を備えており、保持テーブル3は電子部
品である半導体チップ5(以下、単に「チップ5」と略
記。)が多数個片状態で貼着(収容)された部品収容部
としてのウェハシート4を保持している。ウェハシート
4には、個体識別用のバーコードラベル4aおよび位置
認識用の認識マーク4bが設けられている。保持テーブ
ル3は、チップ5をウェハシート4とともに保持する部
品保持部としてのウェハ保持部となっている。
である例を説明しているが、部品収容部は例えばトレ
イ、ゲルパック等でも構わない。但し、部品収容部がウ
ェハシートであると、部品収容部に多数の電子部品を収
容(貼着)できるため望ましい。
にはエジェクタ機構6が配設されている。エジェクタ機
構6は可動テーブル6aを備えており、可動テーブル6
aには半導体チップ突き上げ用のエジェクタピンを昇降
させるピン昇降機構7が装着されている。可動テーブル
6aを駆動することにより、ピン昇降機構7はウェハシ
ート4の下方でXY方向に移動する。
ア8A、基板振り分け部9、基板位置決め部10、基板
取り出し部12および基板搬出コンベア8BがX方向に
直列に配列されている。基板搬入コンベア8Aは、チッ
プ5が実装される基板11を上流側から受け取って搬入
する。基板振り分け部9は、搬送コンベア9aをスライ
ド機構9bによってY方向にスライド可能に配設した構
成となっており、基板搬入コンベア8Aから受け取った
基板11を以下に説明する基板位置決め部の2つの実装
ステージに選択的に振り分ける。
ジ10A,10Bを備えており、基板振り分け部9によ
って振り分けられた基板11を実装位置に位置決めす
る。基板取り出し部12は、基板振り分け部9と同様に
搬送コンベア12aをスライド機構12bによってY方
向にスライド可能に配設した構成となっており、2つの
実装ステージ10A,10Bから実装済みの基板11を
選択的に受け取り、基板搬出コンベア8Bに渡す。基板
搬出コンベア8Bは、渡された実装済みの基板11を下
流側に搬出する。
ーブル14A,第2のY軸テーブル14Bが基板搬送方
向(X方向)と直交する方向に配設されている。第1の
Y軸テーブル14A,第2のY軸テーブル14Bには、
第1のX軸テーブル15A,第2のX軸テーブル15B
が架設されている。第1のX軸テーブル15Aには、後
述する単位移載ヘッドを複数備えた多連型の移載ヘッド
16が装着されており、移載ヘッド16に隣接して、基
板認識カメラ17が移載ヘッド16と一体的に移動可能
に配設されている。
テーブル15Aを駆動することにより、移載ヘッド16
および基板認識カメラ17は一体的に移動する。第1の
Y軸テーブル14A及び第1のX軸テーブル15Aは、
移載ヘッド16を移動させる移載ヘッド駆動機構42を
構成する。移載ヘッド駆動機構42は制御部40によっ
て制御される。移載ヘッド16の上部には、後述する単
位移載ヘッドに供給される空圧の圧力制御を行う電空レ
ギュレータ19が配置されている。電空レギュレータ1
9は、制御部40に制御されることにより後述するよう
に空圧供給部から供給される空圧の圧力を調整する。
認識カメラ18およびバーコード読み取りヘッド44が
装着されており、部品認識カメラ18の撮像データは第
1の認識部41に、バーコード読み取りヘッド44の読
み取りデータはバーコード読み取りデータ処理部45へ
それぞれ送られる。
テーブル15Bを駆動することにより、部品認識カメラ
18およびバーコード読み取りヘッド44はXY方向に
水平移動する。部品供給部2の上方に位置した部品認識
カメラ18によってウェハシート4の認識マーク形成位
置を撮像することにより、ウェハ位置認識用の認識マー
ク4bが撮像される。そしてこの撮像により得られた画
像データを第1の認識部41によって認識処理すること
により、保持テーブル3上におけるウェハシート4の位
置が検出され、位置検出結果は制御部40に伝達され
る。なお、認識マーク4bは必ずしも必要でなく、機械
的な突き当て等の手段により、保持テーブル3上におけ
るウェハシート4の位置が一定の精度内で確保できてい
れば、なくても構わない。
ド読み取りヘッド44を位置させることにより、ウェハ
シート4に印加されたバーコードラベル4aの情報が読
み取られる。そして読み取られた情報をバーコード読取
データ処理部45によって処理することにより、ウェハ
シートの個体識別が行われる。識別結果は、制御部40
に伝達される。
47が接続されている。記憶部46は、ウェハシート4
に貼着された状態におけるチップ5の配列データ、外形
位置データおよび能動面位置データを含む部品マップデ
ータを記憶する。部品マップデータは、通信部47を介
してオンライン接続されているマッピング装置(後述)
によって作成され、記憶部46に記憶される。
着された単位移載ヘッド20の構造について説明する。
図3において、水平な共通のベース部16aには、複数
の単位移載ヘッド20が並列に配置されている。ここで
は、隣接した2つの単位移載ヘッド20のみを示してい
る。ベース部16aの下面には、軸保持部22が固着さ
れており、軸保持部22にはスライド軸受け25が装着
されている。
自在に嵌合した昇降軸26には、ナット部材24が結合
されている。ナット部材24には、ベース部16aの上
面に垂直に配設されたモータ21によって回転駆動され
る送りねじ23が螺合している。モータ21を回転駆動
することにより、昇降軸26は昇降する。
7を介してノズル保持部30が結合されている。ノズル
保持部30にはスライド軸受け31が装着されており、
スライド軸受け31にはノズル軸32がスライド自在に
嵌合している。ノズル軸32の頭部32aの上面には、
ノズル保持部30の上部に装着されたダイヤフラム弁2
9が当接している。
ブロック27に設けられた内孔27aを介して継ぎ手2
8に連通しており、継ぎ手28は電空レギュレータ19
を介して空圧供給部37に接続されている。空圧供給部
37によって気室29a内に空圧を供給することによ
り、ダイヤフラム弁29は頭部32aに対して供給され
た空圧に応じた下向きの荷重を作用させる。
ド20のように、ノズル軸32の下端部がチップ5の上
面に当接した状態において、頭部32aの下面とスライ
ド軸受け31の上面との間にわずかな隙間Cが生じるよ
うにノズル保持部30を下降させることにより、ダイヤ
フラム弁29が発生した下向きの荷重はノズル軸32に
そのまま伝達され、チップ5を基板11に対して押圧す
る。
なっており、吸着ノズル32bの内部には吸着孔32c
が形成されている。吸着孔32cは継ぎ手33および真
空バルブ34を介して真空ポンプ35に接続されてお
り、吸着ノズル32bの下端部をチップ5に当接させて
真空ポンプ35によって吸着孔32cから真空吸引する
ことにより、吸着ノズル32bはチップ5を吸着保持す
る。真空バルブ34は、真空吸引回路を断接することに
より、吸着ノズル32bによる真空吸着・吸着解除をの
切り替えを行う。
23およびナット部材24は、吸着ノズル32bが設け
られたノズル軸32を保持するノズル保持部30を昇降
させる昇降手段となっている。またノズル保持部30に
設けられたダイヤフラム弁29は、吸着ノズル32bに
対して空圧による下向きの荷重を作用させることによ
り、チップ5の搭載時に吸着ノズル32bを介してチッ
プ5を基板11に対して押圧する押圧手段となってい
る。
圧手段には、共通の空圧供給部37によって空圧が供給
される。ここで、制御部40により制御される電空レギ
ュレータ19によって空圧供給部37から各単位移載ヘ
ッド20に対して供給される空圧の圧力を制御すること
により、チップ5を基板11へ搭載する際の実装荷重を
変えることができるようになっている。
圧手段には、共通の空圧供給部37によって空圧が供給
される。ここで、電空レギュレータ19によって空圧供
給部37から各単位移載ヘッド20に対して供給される
空圧の圧力を制御することにより、チップ5を基板11
へ搭載する際の実装荷重を変えることができるようにな
っている。
ッピング装置および部品マップデータについて説明す
る。このマッピング装置は、上述の電子部品実装装置の
部品供給部2に使用されるウェハシート4を対象とし
て、電子部品搭載時に必要とされる位置データを予め別
装置で作成するものである。
ーブル52によって水平移動する保持テーブル53を備
えており、保持テーブル53はマップ作成処理対象のウ
ェハシート4を保持する。ウェハ保持部51の上方に
は、撮像手段であるカメラ54およびバーコード読み取
りヘッド56が配設されている。
たチップ5を撮像し、バーコード読み取りヘッド56は
ウェハシート4に印加された個体識別用のバーコードを
読み取る。これらの撮像動作や読み取り動作は、機構制
御部58によってXYテーブル52の動作を制御し、カ
メラ54やバーコード読み取りヘッド56に対して、ウ
ェハシート4を相対移動させることによって行われる。
像データを認識処理することにより、ウェハシート4に
貼着された状態におけるチップ5の配列、外形位置およ
び能動面位置を検出する。画像認識部55は、カメラ5
4による撮像結果を認識処理することにより、チップ5
の配列データ、外形位置データおよび能動面位置データ
を求める認識手段となっている。
データをバーコード読み取りデータ処理部57によって
処理することにより、ウェハシート4の個体識別が行わ
れる。すなわち、バーコード読み取りヘッド56および
バーコード読み取りデータ処理部57は、ウェハ保持部
51に保持されたウェハシート4を個体識別する識別手
段となっている。
動面位置データは、および個体識別結果はマッピング制
御部59に送られる。そしてマッピング制御部59は、
配列データ、外形位置データ、能動面位置データを、個
体識別結果と対応させることにより、個別のウェハシー
ト4におけるチップ5の配列状態や、各チップ5の外形
位置、さらには各チップ5における能動面位置を含む部
品マップデータを作成する。すなわち、マッピング制御
部59は、識別手段による個体識別結果と前記認識手段
による認識結果とに基づいて部品マップデータを作成す
るマップデータ作成処理手段となっている。作成された
部品マップデータは、記憶装置60に記憶される。
ための処理プログラムや、作成され部品マップデータな
どの各種プログラム、データを記憶する。表示モニター
61は、データ入力時の操作画面や、カメラ54によっ
て撮像された画像を表示する。キー入力部62はキーボ
ードや表示画面上のポインティングデバイスであり、操
作時やティーチング時の入力を行う。通信部63は、作
成された部品マップデータを電子部品実装装置の通信部
にオンライン手段を介して伝送する。なお、部品マップ
データの伝送の際は、必ずしもオンライン手段を介する
必要はなく、記憶媒体を介して、もしくは電子部品実装
装置への手入力という手段でも構わない。
ついて説明する。図5(a)は、ウェハシート4に貼着
されたチップ5の配列および位置を示している。ウェハ
シート4には多数のチップ5が格子配列で貼着されてい
るが、ウェハシート4におけるチップ5の位置は必ずし
も正確に規則配列されているとは限らない。すなわち、
チップ5はウェハシート4の位置基準(ここでは認識マ
ーク4b)に対して全体的にずれていたり、またウェハ
シート4の部分的な伸び変形によって特定部位のチップ
が局部的に不規則な位置ずれを生じている場合などがあ
る。このため、チップ5の取り出し時においては、ウェ
ハシート4においてチップ5の存在を確認するためのデ
ータ(配列データ)が必要とされる。
ェハシート4を撮像し、撮像によって得られた画像上で
チップ5を検出することにより、チップ5の存否および
存在位置情報を示す配列データを取得するようにしてい
る。そして存在が確認されたチップ5については、各チ
ップ5(i)の外形中心C1(i)のウェハシート4上
における位置を示す外形位置データ(ここでは、1つの
認識マーク4bに対する位置座標(xi,yi))が求
められる。
タが求められる。すなわち図5(b)示すように、画像
上でチップ5の能動面中心C2が検出され、この検出結
果に基づいて、外形中心C1と能動面中心C2との位置
ずれ量(Δx、Δy)が求められる。この位置ずれ量
(Δx、Δy)は、半導体ウェハのダイシングにおける
位置合わせ誤差などによって生じるものである。
ータ、能動位置データが、バーコードラベル4aに示さ
れるウェハシート4の個体識別結果とリンクされること
により、部品マップデータが作成される。したがって、
ウェハシート4を電子部品実装装置に供給する際に、こ
の部品マップデータが添付されることにより、部品供給
部2に装着した後に新たにチップ位置検出のための位置
認識を行う必要がない。なお、ウェハシート4と部品マ
ップデータの対応関係さえ判れば、必ずしもバーコード
読みとりヘッド56等の識別手段は必要ないが、識別手
段を備えていると両者の対応関係が明確になるため好ま
しい。
出し時には、記憶部46から当該ウェハシート4につい
ての部品マップデータを読み出す。そしてこの部品マッ
プデータに基づいて移載ヘッド16を取り出し対象のチ
ップ5に位置合わせし、単位移載ヘッド20によってチ
ップ5をピックアップする。このピックアップ時には、
エジェクタ機構6の可動テーブル6aを駆動してピン昇
降機構7を同様に当該チップ5に位置合わせし、ピン昇
降機構7によってエジェクタピンを上昇させてチップ5
を下方から突き上げる。これにより、チップ5はウェハ
シート4から剥離される。
ヘッドによって複数のチップ5をピックアップすること
により、移載ヘッド16が基板11と部品供給部2との
間を1往復する1実装ターンにおいて、複数のチップ5
を取り出して、基板位置決め部10の基板11へ移送搭
載することができるようになっている。
にはラインカメラ13が配設されており、部品供給部2
から取り出したチップを保持した移載ヘッド16がライ
ンカメラ13の上方でX方向に移動してスキャン動作を
行うことにより、移載ヘッド16に能動面側を保持され
たチップ5が裏側から撮像される。ラインカメラ13は
移載ヘッド16に能動面側を保持されたチップ5を裏面
側から撮像する第2のカメラとなっている。ラインカメ
ラ13の撮像データは第2の認識部43に送られ、第2
の認識部43によってこの撮像データを認識処理するこ
とにより、これらのチップ5の外形位置が検出され、こ
の位置検出結果は、制御部40に伝達される。
が、基板11に対して昇降してチップ5を搭載する実装
動作を行う際には、この第2の認識部43による外形位
置の検出結果と、記憶部46に記憶されたチップ5の外
形位置データおよび能動面位置データに基づいて搭載位
置が補正される。
Y軸テーブル、エジェクタ機構6および基板位置決め部
10を制御し、第1の認識部41および第2の認識部4
3によるチップ5の位置検出結果に基づいて、制御部4
0が移載ヘッド駆動機構42,エジェクタ機構6および
基板位置決め部10を制御することにより、後述するよ
うに、電子部品実装動作においてチップ5の位置合わせ
を行う。
されており、以下電子部品実装方法について説明する。
この電子部品実装方法においては、上述のマッピング装
置によって、部品マップデータを予め記憶させる処理を
終えたウェハシート4が対象となる。図6(a)におい
て、部品供給部2の保持テーブル3に保持されたウェハ
シート4は、上方の部品認識カメラ18によって認識マ
ーク4bが撮像され位置が検出されるとともに、バーコ
ード読み取りヘッド44によってバーコード4aが読み
取られ個体識別される。そしてこの個体識別結果に基づ
いて、当該ウェハシート4の部品マップデータが記憶部
46から読み出される。これにより、当該ウェハシート
4におけるチップ5の配列データ、外形位置データ、お
よび能動位置データが読み込まれる。
動面位置データに基づいて制御部40が移載ヘッド駆動
機構42、エジェクタ機構6を制御することにより、移
載ヘッド16の各単位移載ヘッド20が備えた吸着ノズ
ル32bによってチップ5を吸着して取り出す。このと
き、図6(b)に示すように、制御部40は移載ヘッド
16のノズルセンタをチップ5の能動面中心C2に位置
合わせするように制御する。
の上面を吸着したならば、図6(c)に示すように、吸
着ノズル32bを上昇させてチップ5をウェハシート4
から剥離させる。この取り出し動作において、チップ5
は吸着ノズル32bに対して位置ずれを発生しやすく、
吸着ノズル32bを上昇させた後の状態では、能動面中
心C2と吸着ノズル32bのノズルセンタとは必ずしも
一致しない。
を保持した移載ヘッド16は、基板位置決め部10の上
方に移動する。この移動経路において、図7(a)に示
すように、吸着ノズル32bに保持された状態のチップ
5は、ラインカメラ13によって裏面側から撮像される
(撮像工程)。この撮像結果を第2の認識部43によっ
て認識処理することにより、チップ5の外形位置が検出
される(認識工程)。
われる。すなわち図7(b)に示すように、実装位置に
予め樹脂接着材が塗布された基板11へ吸着ノズル32
bを下降させ、チップ5を基板11の樹脂接着材上に搭
載する(搭載工程)。この搭載動作においては、第2の
認識部43による外形位置検出結果と、図5(b)にお
いて検出された外形中心C1と能動面中心C2との位置
ずれ量(Δx、Δy)とに基づいて、すなわち記憶部4
6に記憶されたチップ5の外形位置データ、能動面位置
データと認識工程の位置検出結果とに基づいて、吸着ノ
ズル32bに保持されているチップ5の能動面の正確な
位置を制御部40が計算し、移載ヘッド駆動機構42を
制御する。
ンタとチップ5の能動面中心C2が位置ずれを生じてい
る場合にあっても、図7(c)に示すように、ノズルセ
ンタと能動面位置との位置ずれ誤差を補正した上で、能
動面5aの中心位置を正しく基板11の実装位置に位置
合わせしてチップ5を実装することができる。
におけるウェハシート4上での電子部品の認識動作を必
要としないことから、部品取り出し動作を反復する過程
において部品供給部2に生じる機械的な振動が静定する
までの安定時間を必要とせず、直ちに移載ヘッド16に
よるピックアップを実行することができ、動作タクトタ
イムを短縮することが可能となっている。
れた状態における電子部品の配列データ、外形位置デー
タおよび能動面位置データを予め準備して記憶させてお
き、電子部品の搭載時には、記憶された位置データおよ
び移載ヘッドに保持された状態における電子部品を認識
して得られる位置検出結果とに基づいて、移載ヘッドを
駆動する移載ヘッド駆動機構を制御して、移載ヘッドに
保持された電子部品の能動面を基板に位置合わせした上
で基板に搭載するようにしたので、部品供給部における
認識動作時の安定のための待ち時間を排除して、高速実
装を実現することができる。
面図
面図
位移載ヘッドの断面図
装置の構成を示すブロック図
ける部品マップデータの説明図
程説明図
程説明図
Claims (3)
- 【請求項1】部品収容部に収容された電子部品を移載ヘ
ッドによって取り出して基板に実装する電子部品実装装
置であって、前記電子部品を部品収容部とともに保持す
る部品保持部と、部品収容部に収容された状態における
電子部品の配列データ、外形位置データおよび能動面位
置データを含む部品マップデータを記憶する記憶部と、
前記移載ヘッドを移動させる移載ヘッド駆動機構と、前
記配列データに基づいて移動する移載ヘッドによって前
記部品収容部から取り出され移載ヘッドに前記能動面側
を保持された電子部品を裏面側から撮像するカメラと、
このカメラの撮像結果を認識することにより電子部品の
外形位置を検出する認識部と、前記記憶部に記憶された
前記電子部品の外形位置データ、能動面位置データおよ
び前記認識部による位置検出結果とに基づいて前記移載
ヘッド駆動機構を制御する制御部とを備えたことを特徴
とする電子部品実装装置。 - 【請求項2】部品収容部に収容された電子部品を移載ヘ
ッドによって取り出して基板に実装する電子部品実装方
法であって、部品収容部に収容された状態における電子
部品の配列データ、外形位置データおよび能動面位置デ
ータを予め記憶させる工程と、前記配列データに基づい
て移動する移載ヘッドによって前記部品収容部から取り
出され移載ヘッドによって能動面側を保持された電子部
品をカメラによって裏面側から撮像する撮像工程と、こ
の撮像工程の撮像結果を認識することにより電子部品の
外形位置を検出する認識工程と、前記記憶部に記憶され
た前記電子部品の外形位置データ、能動面位置データお
よび認識工程の位置検出結果とに基づいて前記移載ヘッ
ドを駆動する移載ヘッド駆動機構を制御することによ
り、移載ヘッドに保持された電子部品の能動面を前記基
板に位置合わせした上で基板に搭載する搭載工程とを含
むことを特徴とする電子部品実装方法。 - 【請求項3】部品収容部に収容された状態における電子
部品の配列データ、外形位置データおよび能動面位置デ
ータを含む部品マップデータを作成する電子部品のマッ
ピング装置であって、前記部品収容部を保持する部品保
持部と、この部品保持部に保持された部品収容部に収容
された電子部品を撮像する撮像手段と、撮像手段による
撮像結果を認識処理することにより、前記電子部品の配
列データ、外形位置データおよび能動面位置データを求
める認識手段と、前記認識手段による認識結果に基づい
て前記部品マップデータを作成するマップデータ作成処
理手段とを備えたことを特徴とする電子部品のマッピン
グ装置。
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JP2002134185A JP3757900B2 (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | 電子部品実装装置の電子部品実装方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2012015253A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Yamaha Motor Co Ltd | 部品搬送方法、部品搬送装置及び部品実装装置 |
CN117198949A (zh) * | 2023-11-07 | 2023-12-08 | 迈为技术(珠海)有限公司 | 刺针偏移量确定方法及装置与芯片转移方法、设备及装置 |
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- 2002-05-09 JP JP2002134185A patent/JP3757900B2/ja not_active Expired - Fee Related
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