JP2003329273A - 加湿器兼用のミスト冷風器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、冬季などの乾燥時には加湿器とし
て、夏季などの暑いときにはミスト冷風器として、全季
節にはマイナスイオン発生器として使用でき、風とミス
トによる爽快な濡れないミスト冷風の体感とレナード現
象によりマイナスイオンを発生させ健康に良い快適な環
境を提供する多機能型環境機器の加湿器兼用のミスト冷
風器などに関するものである。 【構成】常温のミストを噴霧する超音波式等の加湿器１
の噴霧口２の後位置にファン４を有した基本構成で、加
湿器１の噴霧口２はミスト通道３の端部に有してファン
４の前位置ほぼ中央に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、冬季など乾燥時
には加湿器として使用し、夏季などの暑いときには濡れ
ないミスト冷風器として、全季節にはマイナスイオン発
生器として使用する多機能型環境機器の加湿器兼用のミ
スト冷風器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、加湿器はミストを噴霧させる加湿
作用のみの機能であって、冬季などの乾燥時での使用を
原則とした室内等を濡らさない超微細ミストの噴霧技術
であったし、ファン（扇風機）は送風による夏季などの
冷却作用の機能であって、扇を回転させる有効な送風技
術であったし、それぞれ独自の機能と技術の製品として
季節や環境に応じた使用を余儀なくされていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】冬季などの乾燥時の加
湿作用と夏季などの酷暑時の冷風作用には、加湿器とフ
ァン（扇風機）の各々の機器を導入して使用しなければ
ならなかった。

【０００４】従来の屋内用ファン（扇風機）は設置環境
での送風のみの機能であるため次の課題があった。 （イ）扇の回転による送風機能では環境温度に左右され
て冷却効果が少なく、快適な環境を得ることができなか
った。 （ロ）送風だけの体感では爽快感を得ることができなか
った。 （ハ）当社の実験結果では、ファンを稼働し送風した場
合にはマイナスイオンが１０％から３０％減少してお
り、精神的や肉体的など健康上あまり良くないことが推
測された。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、これらの課題
を解決するためのもので、いまその構成と方法を図面に
より説明すれば、 （イ）常温の超微細ミストを噴霧する超音波式等の加湿
器１の噴霧口２の後位置にファン４を有した基本構成と
する。 （ロ）加湿器１の噴霧口２はミスト通道３の端部に位置
して、ファン４の前位置ほぼ中央に有するし、噴霧口２
はファン４の首振り機構などに合わせた左右可動構造と
する。

【０００６】長尺で自在性があるホース状のミスト通道
３にファン４の保護カバー側周を囲い内部のほぼ中央位
置に噴霧口２を有し、ファン４の保護カバーとの固定用
のカバー止め具６を付けファン４の前部に装着する通風
カバー５を有した加湿器１とファン４を分離型とした場
合の構成。

【０００７】超音波式などの加湿器１の噴霧口２から噴
霧される常温のミストは周囲を濡らさない五ミクロン程
度の超微細ミストであり、ファン４での送風による強制
的気化放熱作用での冷却によるミスト冷風化の方法と、
超微細ミストをファン４で急速送風する相乗作用でレナ
ード現象を促進することにより多くのマイナスイオンを
発生させるマイナスイオンの製造方法。

【０００８】

【作用】次に、本発明の作用を述べる。 （イ）冬季などの乾燥時には加湿器１のみを稼働させて
加湿作用を行うし、室内の循環が必要な場合にはファン
４を低速稼働させて加湿作用の効率化を図る。 （ロ）夏季などの暑い時には加湿器１とファン４を稼働
させてミストと風による気化放熱による冷却作用を行う
し、全季節においてはレナード現象によりマイナスイオ
ンを多量に発生させ快適な環境を提供する。 （ハ）ミストが不用の場合にはファン４のみ稼働させて
送風作用のみを行う。 （ニ）本発明品により冬季も夏季も全季節にも適用でき
る作用である。

【０００９】加湿器１とファン４の分離型での作用はフ
ァン４の前部保護カバーに通風カバー５を装着してカバ
ー止め具６で固定するし、自在性のある長尺のミスト通
道３により加湿器１から離れた場所でファン４の首振り
可動にも適用できるし、ファン４からの送風を通風カバ
ー５により集風化して加湿器１からのミストの吸引性を
良くして噴霧量を効率化する作用であり、快適なミスト
冷風やマイナスイオンを体感できる作用である。

【００１０】加湿器１による噴霧ミストをファン４によ
り急速送風することにより強制的な気化放熱作用により
温度を下げる作用であるし、超微細ミストを送風する相
乗作用によりレナード現象を促進し多量のマイナスイオ
ンを発生する作用である。

【００１１】

【発明の実施の形態】具体実施例を述べる、 （イ）加湿器１とファン４を一体型で装置化する。 （ロ）一体型のファン４の前部ほぼ中央位置に噴霧口２
を装備する。 （ハ）ファン４の前側保護カバー部ほぼ中央位置に噴霧
口２を装着する。 （ニ）ミスト通道３を自在性の良いジャバラ状とする。 （ホ）加湿器１とファン４の分離型において、長尺のミ
スト通道３の加湿器１との取り合いに接続部を有して通
風カバー５とミスト通道３を構成化した製品として既存
の加湿器１とファン４をミスト冷風器として使用できる
構成とする。 （ヘ）加湿器１とファン４の分離型において、通風カバ
ー５を設けず噴霧口２を固定具等で直接ファン４の保護
カバーなど取り付ける構成とする。 （ト）加湿器１に消臭剤や抗菌剤や香料等を入れる。

【００１２】

【発明の効果】本発明は、冬季などの乾燥時には加湿器
１を稼働させて加湿作用を行い、室内の循環が必要な場
合等にはファン４を低速稼働させて加湿作用の効率化を
図ることもできますし、夏季などの暑い時には加湿器１
とファン４を稼働してミスト冷風器として使用し、オー
ルシーズンとしてはマイナスイオン発生器として使える
多機能の環境機器であり、本発明品一つで冬季などの乾
燥時や夏季などの暑い時やオールシーズンにも対応する
ことができ、多機能機構による価格的な経済性ににおい
ても、お部屋の整理整頓などにおいても大変有効であり
ます。

【００１３】また加湿器１とファン４を分離型として通
風カバー５とミスト通道３を構成した製品とすれば、現
在保有している既存の加湿器１とファン４を利用してミ
スト冷風器やマイナスイオン発生器として使用すること
ができますし、ファン４を加湿器１から離れた場所で使
用できるため小型ファンなどと組み合わせれば軽量で場
所も取らず机上などでの活用も可能となり勉強や事務作
業などに大変有用であります。

【００１４】特に加湿器１からの周囲を濡らさない超微
細ミストをファン４にて急速送風させる作用による気化
放熱は温度を効率的に下げ、濡れないミスト混合の冷風
は爽快な体感と快適な環境を提供しますし、相乗作用で
のレナード現象によるマイナスイオンの発生は心身をリ
ラックスさせ疲労回復や健康増進に大きく貢献するもの
でありますし、加湿器１に消臭剤や抗菌剤や香料などを
入れると、より優位な環境を提供するものであり、本発
明により明るく快適で健康な社会環境を推進するもので
あります。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の加湿器兼用のミスト冷風器の側面図

【図２】本発明の加湿器兼用のミスト冷風器の正面図

【図３】本発明の加湿器兼用のミスト冷風器の分離型の
斜視図

【符号の説明】

１は加湿器 ２は噴霧口 ３はミスト通道 ４はファン ５は通風カバー ６はカバー止め具

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】加湿器１などの微細ミストの噴霧機構とフ
   ァン４などの送風機構を相乗させた構成を特徴とし、フ
   ァン４の前位置に加湿器１の噴霧口２を有した基本構成
   の加湿器兼用のミスト冷風器。
2. 【請求項２】加湿器１本体からミスト通道３を有した噴
   霧口２はファン４の前位置ほぼ中央に位置して、ファン
   ４の首振り稼働などに同調する可動構造とした加湿器兼
   用のミスト冷風器。
3. 【請求項３】自在性があるホース状のミスト通道３に扇
   風機などのファン４の保護カバー側周を囲い内部に噴霧
   口２を有する通風カバー５を有した加湿器１とファン４
   の分離型の加湿器兼用のミスト冷風器。
4. 【請求項４】加湿器１の噴霧口２から噴霧される周囲を
   濡らさない超微細ミストをファン４により後方から送風
   することによる強制気化放熱作用での冷却方法と、超微
   細ミストをファン４で急速送風する相乗作用でレナード
   現象を促進させて多量のマイナスイオンを発生させる方
   法の加湿器兼用のミスト冷風器。