JP2003325570A - 眼内挿入用レンズの挿入システム - Google Patents
眼内挿入用レンズの挿入システムInfo
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- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
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- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/14—Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
- A61F2/16—Intraocular lenses
- A61F2/1662—Instruments for inserting intraocular lenses into the eye
- A61F2/1678—Instruments for inserting intraocular lenses into the eye with a separate cartridge or other lens setting part for storage of a lens, e.g. preloadable for shipping
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 眼内挿入用レンズを第1の保管保持状態と
使用時における設置状態に移動可能な眼内挿入用レンズ
の挿入システムを提供する。 【解決手段】、変形可能な光学部21を有する眼内挿入
用レンズ20からなるレンズと、光学部21に応力をか
けない状態でレンズ20を内部に保持する機構を有する
保持手段(10)と、前記レンズ20を小さく変形する
変形手段(39a)と、変形されたレンズ20をその内
腔を通して眼内に挿入する挿入筒32および前記レンズ
を眼内に押出す押出軸33を含む押出機構34と、前記
レンズ20を未使用の保持状態から前記押出機構34に
より押出し可能な位置に移動させるためのレンズ移動機
構(13)を有する眼内挿入用レンズの挿入器具30と
で構成される眼内挿入用レンズの挿入システムであっ
て、前記押出軸先端33aが投影方向でレンズ光学部2
1と支持部22とでなす間隙に位置する構成とした。
使用時における設置状態に移動可能な眼内挿入用レンズ
の挿入システムを提供する。 【解決手段】、変形可能な光学部21を有する眼内挿入
用レンズ20からなるレンズと、光学部21に応力をか
けない状態でレンズ20を内部に保持する機構を有する
保持手段(10)と、前記レンズ20を小さく変形する
変形手段(39a)と、変形されたレンズ20をその内
腔を通して眼内に挿入する挿入筒32および前記レンズ
を眼内に押出す押出軸33を含む押出機構34と、前記
レンズ20を未使用の保持状態から前記押出機構34に
より押出し可能な位置に移動させるためのレンズ移動機
構(13)を有する眼内挿入用レンズの挿入器具30と
で構成される眼内挿入用レンズの挿入システムであっ
て、前記押出軸先端33aが投影方向でレンズ光学部2
1と支持部22とでなす間隙に位置する構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、白内障で水晶体
を摘出した後に水晶体の代わりに挿入される、屈折異常
を矯正する等の目的で眼内に挿入される眼内挿入用レン
ズを眼内に挿入するためのシステムに関するものであ
る。
を摘出した後に水晶体の代わりに挿入される、屈折異常
を矯正する等の目的で眼内に挿入される眼内挿入用レン
ズを眼内に挿入するためのシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】眼内挿入用レンズは、白内障手術の際に
除去した水晶体(無水晶体眼)の屈折力を補うために水
晶体の位置に挿入されるものが一般的であり、1949年に
リドレイ(Ridley)により初めて移植されて以来、その
素材、形状等についてさまざまな研究がなされてきた。
また、近年になってこのような白内障術後の屈折異常を
矯正する目的以外に水晶体を持った眼(有水晶体眼)に
対して近視、遠視の矯正のために眼内に挿入する屈折矯
正用眼内挿入用レンズに関しても研究が進んでいる。白
内障手術に関しても、超音波乳化吸引術等の普及もあり
小さい切開創で混濁した水晶体を除去する水晶体摘出手
術が可能になっている。それらの進歩に伴い眼内挿入用
レンズも例えば、特開昭58−146346号公報に開
示されている発明のように光学部が弾性体等の変形可能
な素材で構成され、折畳んだ形状で小さな切開創から眼
内に挿入し、眼内もとの形状に復元させることによって
レンズとして機能させる眼内挿入用レンズが実用化され
ている。これらの技術に伴い、光学部の素材も硬いポリ
メチルメタクリレート(PMMA)から、折畳んで眼内挿入
可能なシリコーンやソフトアクリル樹脂に次第に移行し
ている。
除去した水晶体(無水晶体眼)の屈折力を補うために水
晶体の位置に挿入されるものが一般的であり、1949年に
リドレイ(Ridley)により初めて移植されて以来、その
素材、形状等についてさまざまな研究がなされてきた。
また、近年になってこのような白内障術後の屈折異常を
矯正する目的以外に水晶体を持った眼(有水晶体眼)に
対して近視、遠視の矯正のために眼内に挿入する屈折矯
正用眼内挿入用レンズに関しても研究が進んでいる。白
内障手術に関しても、超音波乳化吸引術等の普及もあり
小さい切開創で混濁した水晶体を除去する水晶体摘出手
術が可能になっている。それらの進歩に伴い眼内挿入用
レンズも例えば、特開昭58−146346号公報に開
示されている発明のように光学部が弾性体等の変形可能
な素材で構成され、折畳んだ形状で小さな切開創から眼
内に挿入し、眼内もとの形状に復元させることによって
レンズとして機能させる眼内挿入用レンズが実用化され
ている。これらの技術に伴い、光学部の素材も硬いポリ
メチルメタクリレート(PMMA)から、折畳んで眼内挿入
可能なシリコーンやソフトアクリル樹脂に次第に移行し
ている。
【0003】また、近年ではヒドロキシエチルメタクリ
レートとメチルメタクルレート等との共重合体やメタク
リル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)等の親水性材料
も研究の対象となっている。さらに、その形状も円形の
光学部とは別素材で構成したループ状の支持部を持つも
の、ループ状の支持部が光学部と同一素材で一体化した
もの、支持部が板状のもの等さまざまなものが研究され
実用化されている。さらにまた、上記に示した変形可能
な眼内挿入用レンズを圧縮したり、折り曲げたりして眼
球内に挿入する挿入装置として、(1)特開平5−10
3803号公報に開示された発明がある。上記発明に記
載されている実施例では、折畳まれたレンズを保持する
保持部材を本体に取り付け、先端にある挿入筒から眼内
に挿入する装置が開示されている。また、(2)特開平
7−23991号公報に開示された発明には、器具本体
に折畳まれたレンズを保持する部分が本体部と一体化さ
れたものが使用され、全体が樹脂でできていて一回使い
きりのディスポーザブルな挿入器具が開示されている。
さらに(3)特表平9−506285号公報に開示され
た発明には、さらに応用を広げた眼内挿入用レンズの挿
入器具が開示されている。この発明の眼内挿入用レンズ
の挿入器具によれば、中間準備領域に応力のない状態で
レンズを保持し、中間準備領域が本体部を本体部に取り
付けた上で、さらに眼内にレンズを挿入するカニューレ
(挿入筒)をはめ込むことで、眼内レンズを眼内に挿入
する装置が開示されている。
レートとメチルメタクルレート等との共重合体やメタク
リル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)等の親水性材料
も研究の対象となっている。さらに、その形状も円形の
光学部とは別素材で構成したループ状の支持部を持つも
の、ループ状の支持部が光学部と同一素材で一体化した
もの、支持部が板状のもの等さまざまなものが研究され
実用化されている。さらにまた、上記に示した変形可能
な眼内挿入用レンズを圧縮したり、折り曲げたりして眼
球内に挿入する挿入装置として、(1)特開平5−10
3803号公報に開示された発明がある。上記発明に記
載されている実施例では、折畳まれたレンズを保持する
保持部材を本体に取り付け、先端にある挿入筒から眼内
に挿入する装置が開示されている。また、(2)特開平
7−23991号公報に開示された発明には、器具本体
に折畳まれたレンズを保持する部分が本体部と一体化さ
れたものが使用され、全体が樹脂でできていて一回使い
きりのディスポーザブルな挿入器具が開示されている。
さらに(3)特表平9−506285号公報に開示され
た発明には、さらに応用を広げた眼内挿入用レンズの挿
入器具が開示されている。この発明の眼内挿入用レンズ
の挿入器具によれば、中間準備領域に応力のない状態で
レンズを保持し、中間準備領域が本体部を本体部に取り
付けた上で、さらに眼内にレンズを挿入するカニューレ
(挿入筒)をはめ込むことで、眼内レンズを眼内に挿入
する装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述した従来の(1)、(2)の発明に開示された眼内挿
入用レンズの挿入器具に関しては、眼内挿入用レンズを
パッケージから取り出して設置部に設置した後に変形さ
せて眼内に挿入するために、実際の手術時には眼内挿入
用レンズを挿入器具に設置する設置作業が必要となり、
眼内挿入用レンズの挿入に伴う時間と手数がかかるとい
う問題点があった。また、眼内挿入用レンズおよび挿入
器具は、創口から眼内に挿入されるため滅菌作業を経て
無菌状態を保つ必要があるが、上記のような設置作業の
際にレンズや挿入器具を術者の不注意により床,載置台
等の不潔領域に落したりすることで無菌性が失われ、使
用不能になるという問題点があった。さらに、術者の不
注意等により正常な状態でレンズの設置操作が行われず
に、レンズを無理に挿入しようとして眼内挿入用レンズ
を破損したり挿入筒からレンズが勢い良く飛び出したり
して眼内組織を損傷する危険性も考えられる。
述した従来の(1)、(2)の発明に開示された眼内挿
入用レンズの挿入器具に関しては、眼内挿入用レンズを
パッケージから取り出して設置部に設置した後に変形さ
せて眼内に挿入するために、実際の手術時には眼内挿入
用レンズを挿入器具に設置する設置作業が必要となり、
眼内挿入用レンズの挿入に伴う時間と手数がかかるとい
う問題点があった。また、眼内挿入用レンズおよび挿入
器具は、創口から眼内に挿入されるため滅菌作業を経て
無菌状態を保つ必要があるが、上記のような設置作業の
際にレンズや挿入器具を術者の不注意により床,載置台
等の不潔領域に落したりすることで無菌性が失われ、使
用不能になるという問題点があった。さらに、術者の不
注意等により正常な状態でレンズの設置操作が行われず
に、レンズを無理に挿入しようとして眼内挿入用レンズ
を破損したり挿入筒からレンズが勢い良く飛び出したり
して眼内組織を損傷する危険性も考えられる。
【0005】さらにまた、上述した従来の(3)に開示
された発明には、あらかじめ中間領域にレンズを設置し
てレンズパッケージとして使用する点が示されている
が、カニューレ(挿入筒)部分が別部材であるため、使
用の際にはカニューレを取り付ける作業が発生すること
になる。また、予め眼内レンズを押出軸の中心上にある
中間領域に保管しておくことも開示されているが、この
発明では、レンズを保管するのに最適な材料で中間領域
を構成することが不可能であると共に、ループ状の支持
部をもつレンズの場合、押出軸が前進してレンズの光学
部に接触する前に支持部を押してしまい支持部を変形さ
せる危険性をもつ。
された発明には、あらかじめ中間領域にレンズを設置し
てレンズパッケージとして使用する点が示されている
が、カニューレ(挿入筒)部分が別部材であるため、使
用の際にはカニューレを取り付ける作業が発生すること
になる。また、予め眼内レンズを押出軸の中心上にある
中間領域に保管しておくことも開示されているが、この
発明では、レンズを保管するのに最適な材料で中間領域
を構成することが不可能であると共に、ループ状の支持
部をもつレンズの場合、押出軸が前進してレンズの光学
部に接触する前に支持部を押してしまい支持部を変形さ
せる危険性をもつ。
【0006】本発明は、前述した問題点を解決しようと
するもので、ループ状の支持部をもつ眼内挿入用レンズ
を挿入器具のレンズ保持部材に押出軸先端が投影方向で
レンズ光学部と支持部とでなす間隙に位置する状態で保
管し、使用時には、レンズ移動機構によりレンズを所定
位置にセット出来る構成を備えることで、挿入器具自体
にレンズ保管中にその光学部に応力をかけることなく保
持されているため、従来必要であった眼内挿入用レンズ
のため別個のレンズケースを不要とし、また挿入器具に
眼内挿入用レンズをその都度設置する設置操作をなく
し、もしくは簡略化して設置操作に関わる時間を節約す
るばかりでなく、術者の誤操作等に伴うレンズの破損、
押出軸によるレンズ支持部の破損、あるいはレンズが正
常に眼内に挿入されないという不具合を解消するのみで
なく、さらには眼内挿入用レンズ及び挿入器具を滅菌状
態のまま供給することができるようにした眼内挿入用レ
ンズの挿入システムの提供を目的としている。
するもので、ループ状の支持部をもつ眼内挿入用レンズ
を挿入器具のレンズ保持部材に押出軸先端が投影方向で
レンズ光学部と支持部とでなす間隙に位置する状態で保
管し、使用時には、レンズ移動機構によりレンズを所定
位置にセット出来る構成を備えることで、挿入器具自体
にレンズ保管中にその光学部に応力をかけることなく保
持されているため、従来必要であった眼内挿入用レンズ
のため別個のレンズケースを不要とし、また挿入器具に
眼内挿入用レンズをその都度設置する設置操作をなく
し、もしくは簡略化して設置操作に関わる時間を節約す
るばかりでなく、術者の誤操作等に伴うレンズの破損、
押出軸によるレンズ支持部の破損、あるいはレンズが正
常に眼内に挿入されないという不具合を解消するのみで
なく、さらには眼内挿入用レンズ及び挿入器具を滅菌状
態のまま供給することができるようにした眼内挿入用レ
ンズの挿入システムの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、変形
可能な光学部とループ状の支持部を有する眼内挿入用レ
ンズからなるレンズと、光学部に応力をかけない状態で
レンズを内部に保持する機構を有する保持手段と、レン
ズを小さく変形する変形手段と、変形されたレンズをそ
の内腔を通して眼内に挿入する挿入筒および前記レンズ
を眼内に押出す押出軸を含む押出機構と、レンズを保持
状態から押出し可能な位置に移動させる移動機構を有す
る眼内挿入用レンズの挿入器具とで構成される眼内挿入
用レンズの挿入システムであって、保持状態において、
前記押出軸先端が投影方向でレンズ支持部と光学部との
間に位置する眼内挿入用レンズの挿入システムである。
このシステムにより眼内挿入用レンズを挿入器具に設置
する設置操作を不要とし、もしくは非常に簡便化するこ
とができるばかりでなく、押出し軸によりループ状の支
持部が変形、破損するという不具合も防止することがで
きる。また、このような利点を損なうことなく眼内挿入
用レンズの挿入システムとしてレンズ、挿入器具の幅広
い選択肢を提供することが可能となる。
可能な光学部とループ状の支持部を有する眼内挿入用レ
ンズからなるレンズと、光学部に応力をかけない状態で
レンズを内部に保持する機構を有する保持手段と、レン
ズを小さく変形する変形手段と、変形されたレンズをそ
の内腔を通して眼内に挿入する挿入筒および前記レンズ
を眼内に押出す押出軸を含む押出機構と、レンズを保持
状態から押出し可能な位置に移動させる移動機構を有す
る眼内挿入用レンズの挿入器具とで構成される眼内挿入
用レンズの挿入システムであって、保持状態において、
前記押出軸先端が投影方向でレンズ支持部と光学部との
間に位置する眼内挿入用レンズの挿入システムである。
このシステムにより眼内挿入用レンズを挿入器具に設置
する設置操作を不要とし、もしくは非常に簡便化するこ
とができるばかりでなく、押出し軸によりループ状の支
持部が変形、破損するという不具合も防止することがで
きる。また、このような利点を損なうことなく眼内挿入
用レンズの挿入システムとしてレンズ、挿入器具の幅広
い選択肢を提供することが可能となる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の眼内
挿入用レンズの挿入システムにおいて、移動機構により
押出し位置に移動したレンズの光学部と支持部の間隙に
押出軸先端が位置する構成としたものである。
挿入用レンズの挿入システムにおいて、移動機構により
押出し位置に移動したレンズの光学部と支持部の間隙に
押出軸先端が位置する構成としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による眼内挿入用
レンズの挿入システムの一実施の形態を示すもので、本
実施の形態においては、眼内挿入用レンズ20の保持手
段としてのレンズ保持部材10に設置した眼内挿入用レ
ンズ20の水平状態の前後方向中心と挿入器具30の押
出軸33の軸方向中心とが互いに一致していない状態で
装着される第1の未使用の保持状態と、眼内挿入用レン
ズ20が押出軸33により押出し可能な位置に移動した
第2の使用設置状態およびレンズ移動機構である押圧部
13により前記第1から第2の状態に遷移させるレンズ
移動機構により構成されていること示している。図1の
(a)はレンズ保持部材10を挿入器具30に組付け装
着した前記第1の未使用の保持状態を示す正面図、
(b)は第2の使用設置状態を示した正面図である。本
発明の前記システムは大きく分けて眼内挿入用レンズ2
0を保管するレンズ保持手段であるレンズ保持部材10
と、眼内挿入用レンズ20を患者の眼内に挿入する挿入
器具30により構成されている。図中、30は眼内挿入
用レンズの挿入システムにおける挿入器具で、透明又は
半透明製のプラスチックなどで成型され、基端部31a
側を太径に且つ先端部31b側を小径に形成した内部中
空の筒本体31と、該筒本体31の軸方向中心上に位置
するように内装配設された押出軸33と、前記筒本体3
1の基端部31aに取付けられ前記押出軸33の基端部
と連結され、押出軸33を左右方向に移動させる押出機
構34と、前記筒本体31の先端部31bに形成された
装着部35には保持手段であるレンズ保持部材10とが
装着され、該装着部35の先端側に前記筒本体31の軸
心と一致する内腔を有する先細の挿入筒32が形成され
たもので、挿入筒32の先端部32aから眼内挿入用レ
ンズ20を小さく変形して押し出すようにしたものであ
る。図1の(a)ではレンズの中心が一点鎖線Lで表す押
出し軸33の軸方向の中心とが一致しない状態で配置さ
れていることがわかる。眼内挿入用レンズ20は、レン
ズ保持部材10内で図1の(a)に示す第1の未使用の保
持状態で保管されている。図1の(b)は、前記第1の未
使用の保持状態からトップ部材12の押圧部13を紙面
下方に押し込んで眼内挿入用レンズ20を押し出し、押
出軸33の軸方向中心とほぼ一致する第2の使用設置状
態に移動させた様子を表している。この第2の使用設置
状態では、筒本体31の基端部31a側に設けられた押
出機構34により押出し軸33を先端側に移動すること
で眼内挿入用レンズ20を挿入筒32の先端部32aよ
り眼内に押し出すことが可能となる。
レンズの挿入システムの一実施の形態を示すもので、本
実施の形態においては、眼内挿入用レンズ20の保持手
段としてのレンズ保持部材10に設置した眼内挿入用レ
ンズ20の水平状態の前後方向中心と挿入器具30の押
出軸33の軸方向中心とが互いに一致していない状態で
装着される第1の未使用の保持状態と、眼内挿入用レン
ズ20が押出軸33により押出し可能な位置に移動した
第2の使用設置状態およびレンズ移動機構である押圧部
13により前記第1から第2の状態に遷移させるレンズ
移動機構により構成されていること示している。図1の
(a)はレンズ保持部材10を挿入器具30に組付け装
着した前記第1の未使用の保持状態を示す正面図、
(b)は第2の使用設置状態を示した正面図である。本
発明の前記システムは大きく分けて眼内挿入用レンズ2
0を保管するレンズ保持手段であるレンズ保持部材10
と、眼内挿入用レンズ20を患者の眼内に挿入する挿入
器具30により構成されている。図中、30は眼内挿入
用レンズの挿入システムにおける挿入器具で、透明又は
半透明製のプラスチックなどで成型され、基端部31a
側を太径に且つ先端部31b側を小径に形成した内部中
空の筒本体31と、該筒本体31の軸方向中心上に位置
するように内装配設された押出軸33と、前記筒本体3
1の基端部31aに取付けられ前記押出軸33の基端部
と連結され、押出軸33を左右方向に移動させる押出機
構34と、前記筒本体31の先端部31bに形成された
装着部35には保持手段であるレンズ保持部材10とが
装着され、該装着部35の先端側に前記筒本体31の軸
心と一致する内腔を有する先細の挿入筒32が形成され
たもので、挿入筒32の先端部32aから眼内挿入用レ
ンズ20を小さく変形して押し出すようにしたものであ
る。図1の(a)ではレンズの中心が一点鎖線Lで表す押
出し軸33の軸方向の中心とが一致しない状態で配置さ
れていることがわかる。眼内挿入用レンズ20は、レン
ズ保持部材10内で図1の(a)に示す第1の未使用の保
持状態で保管されている。図1の(b)は、前記第1の未
使用の保持状態からトップ部材12の押圧部13を紙面
下方に押し込んで眼内挿入用レンズ20を押し出し、押
出軸33の軸方向中心とほぼ一致する第2の使用設置状
態に移動させた様子を表している。この第2の使用設置
状態では、筒本体31の基端部31a側に設けられた押
出機構34により押出し軸33を先端側に移動すること
で眼内挿入用レンズ20を挿入筒32の先端部32aよ
り眼内に押し出すことが可能となる。
【0010】図2は、図1(a)に示すレンズ保持部材
10が挿入器具30に装着された組付け状態を示す図
で、(a)は未使用の状態での部分拡大正面図、(b)
は使用設置状態での部分拡大正面図、(c)は図2
(a)の図中上方向からみたレンズ保持部材10部の拡
大平面投影図である。図2の(a)に示すレンズ保持部材
10は、例えば円形の光学部21とは別素材で構成した
ループ状の一対の支持部22,22を有する眼内挿入用
レンズ20の支持部22,22と光学部21との角度θ
を保持するために、前後方向に対峙して左右方向に伸
び、角度θの傾斜面11aをもったベース部材11の係
止部11b上に前記レンズ20の外周部を係止させて置
き、ベース部材11の傾斜面11aと合わさる角度を底
面14bに形成したトップ部材12の挟持部14で前記
眼内挿入用レンズ20の支持部22,22を挟み込む構
造を有している。また、押出軸33の先端部33aは図
中上からの投影方向でレンズ光学部21とループ状の支
持部22とでなす間隙に位置している。図2の(b)で
は、押圧部13を紙面下方に押し込んでトップ部材12
によりレンズが使用設置状態に移動した状態を示してい
る。この状態で押出し軸先端33aはレンズ光学部21
とレンズ支持部22との間に位置するので、押出し軸先
端33aはレンズ支持部22に触れることなくレンズ光
学部22のみを押す。
10が挿入器具30に装着された組付け状態を示す図
で、(a)は未使用の状態での部分拡大正面図、(b)
は使用設置状態での部分拡大正面図、(c)は図2
(a)の図中上方向からみたレンズ保持部材10部の拡
大平面投影図である。図2の(a)に示すレンズ保持部材
10は、例えば円形の光学部21とは別素材で構成した
ループ状の一対の支持部22,22を有する眼内挿入用
レンズ20の支持部22,22と光学部21との角度θ
を保持するために、前後方向に対峙して左右方向に伸
び、角度θの傾斜面11aをもったベース部材11の係
止部11b上に前記レンズ20の外周部を係止させて置
き、ベース部材11の傾斜面11aと合わさる角度を底
面14bに形成したトップ部材12の挟持部14で前記
眼内挿入用レンズ20の支持部22,22を挟み込む構
造を有している。また、押出軸33の先端部33aは図
中上からの投影方向でレンズ光学部21とループ状の支
持部22とでなす間隙に位置している。図2の(b)で
は、押圧部13を紙面下方に押し込んでトップ部材12
によりレンズが使用設置状態に移動した状態を示してい
る。この状態で押出し軸先端33aはレンズ光学部21
とレンズ支持部22との間に位置するので、押出し軸先
端33aはレンズ支持部22に触れることなくレンズ光
学部22のみを押す。
【0011】この状態をより見やすくしたものが図2
(a)、(b)の紙面上方向からの投影方向から見た図
2(c)である。これから容易にわかるようにレンズ光
学部21とレンズ支持部22のなす間隙に押出軸先端3
3aが配置されており、上述のように押圧部13を押し
下げて使用設置状態にした場合に押出軸33がループ状
のレンズ支持部22をかわして押出軸先端33aがレン
ズ支持部22を押すことを回避することで、レンズ支持
部22が変形したり折れて破損したりする不具合を防止
する。前記レンズ保持部材10は、図3の(a),
(b)によく示すように、上面に開口部11cを有し、
且つ、前,後側壁11d,11dの下端部にそれぞれ前
記装着部35の前,後側面下端近傍外周面に形成した係
止段部38と弾撥的に結合する突状11e,11eを形
成した左右方向開口の断面コ字状に構成されると共に、
前記前,後側壁11d,11dの内面ほぼ中央部には、
眼内挿入用レンズ20の支持部22,22及び光学部2
1の外周を載置させる左右方向に伸びる一対の係止部1
1bが形成されている。そして、前記係止部11bは、
図2(a)に示すように、眼内挿入用レンズ20の支持
部22,22と光学部21との角度θを保持するため
に、角度θを有する傾斜面11aが形成されたものであ
る。
(a)、(b)の紙面上方向からの投影方向から見た図
2(c)である。これから容易にわかるようにレンズ光
学部21とレンズ支持部22のなす間隙に押出軸先端3
3aが配置されており、上述のように押圧部13を押し
下げて使用設置状態にした場合に押出軸33がループ状
のレンズ支持部22をかわして押出軸先端33aがレン
ズ支持部22を押すことを回避することで、レンズ支持
部22が変形したり折れて破損したりする不具合を防止
する。前記レンズ保持部材10は、図3の(a),
(b)によく示すように、上面に開口部11cを有し、
且つ、前,後側壁11d,11dの下端部にそれぞれ前
記装着部35の前,後側面下端近傍外周面に形成した係
止段部38と弾撥的に結合する突状11e,11eを形
成した左右方向開口の断面コ字状に構成されると共に、
前記前,後側壁11d,11dの内面ほぼ中央部には、
眼内挿入用レンズ20の支持部22,22及び光学部2
1の外周を載置させる左右方向に伸びる一対の係止部1
1bが形成されている。そして、前記係止部11bは、
図2(a)に示すように、眼内挿入用レンズ20の支持
部22,22と光学部21との角度θを保持するため
に、角度θを有する傾斜面11aが形成されたものであ
る。
【0012】一方、前記ベース部材11の上面開口部1
1cに挿入されるトップ部材12は、中空矩形の角筒状
に形成した挟持部14とこの挟持部14に上下方向移動
可能に配設される押圧部13とから構成されている。前
記挟持部14の底面14bは前記ベース部材11の係止
部11bの傾斜面11aと同様の傾斜面14aが形成さ
れていると共に、前後方向の内壁面14cには、互いに
対峙させて所定の間隔で上,下に一対の凹部14d,1
4eが形成されている。前記押圧部13は、前記挟持部
14の開口部14fより挿入されて、前記眼内挿入用レ
ンズ20を未使用の保持状態から使用設置状態に移動さ
せるためのものである。そして、上部には大径の頭部1
3aと、この頭部13aに連続する角柱状の脚部13b
とから構成されると共に、脚部13bの下端近傍外面に
は突子13cが形成され、前記挟持部14の凹部14
d,14eのいずれか一方に係合するようになってい
る。すなはち、未使用の保持状態では、凹部14dと、
使用設置状態では押圧によって移動し凹部14eと係合
する。また脚部13bの底面には凹面13dが形成さ
れ、該凹面13dには眼内挿入用レンズ20の外周部を
保持する突起13fが形成されたものである。
1cに挿入されるトップ部材12は、中空矩形の角筒状
に形成した挟持部14とこの挟持部14に上下方向移動
可能に配設される押圧部13とから構成されている。前
記挟持部14の底面14bは前記ベース部材11の係止
部11bの傾斜面11aと同様の傾斜面14aが形成さ
れていると共に、前後方向の内壁面14cには、互いに
対峙させて所定の間隔で上,下に一対の凹部14d,1
4eが形成されている。前記押圧部13は、前記挟持部
14の開口部14fより挿入されて、前記眼内挿入用レ
ンズ20を未使用の保持状態から使用設置状態に移動さ
せるためのものである。そして、上部には大径の頭部1
3aと、この頭部13aに連続する角柱状の脚部13b
とから構成されると共に、脚部13bの下端近傍外面に
は突子13cが形成され、前記挟持部14の凹部14
d,14eのいずれか一方に係合するようになってい
る。すなはち、未使用の保持状態では、凹部14dと、
使用設置状態では押圧によって移動し凹部14eと係合
する。また脚部13bの底面には凹面13dが形成さ
れ、該凹面13dには眼内挿入用レンズ20の外周部を
保持する突起13fが形成されたものである。
【0013】以上のように構成された本発明の実施の形
態によれば、図3の(a)に示す第1の未使用の保持状
態より図3の(b)に示す第2の使用設置状態にするに
は、レンズ保持部材10のベース部材11とトップ部材
12によって、その外周の一部が挟み込まれたレンズ2
0をトップ部材12の押圧部13の大径の頭部13aを
下方に押圧移動させることにより装着部35の凹状に湾
曲した溝状のレンズ移動部39方向へ眼内挿入用レンズ
20を移動させ、眼内挿入用レンズ20の外周部を前記
湾曲凹部39aの開口突縁39bの裏面に係止させる。
このレンズ移動機構の操作によりレンズ20の中心と不
図示の押出軸33の軸方向中心とがほぼ一致する状態と
なり、押出軸33を左方向へ移動させることでレンズ移
動部39内の空間15を紙面垂直方向に移動して装着部
35に一体に設けた挿入筒32の内腔を通過した後、眼
内に押し出される。なお、前記押圧部13は、突子13
cが押圧によって移動して凹部14eと係合することで
レンズ移動部39へ移動させた眼内挿入用レンズ20の
復元を防止し位置決めが確実にできる。
態によれば、図3の(a)に示す第1の未使用の保持状
態より図3の(b)に示す第2の使用設置状態にするに
は、レンズ保持部材10のベース部材11とトップ部材
12によって、その外周の一部が挟み込まれたレンズ2
0をトップ部材12の押圧部13の大径の頭部13aを
下方に押圧移動させることにより装着部35の凹状に湾
曲した溝状のレンズ移動部39方向へ眼内挿入用レンズ
20を移動させ、眼内挿入用レンズ20の外周部を前記
湾曲凹部39aの開口突縁39bの裏面に係止させる。
このレンズ移動機構の操作によりレンズ20の中心と不
図示の押出軸33の軸方向中心とがほぼ一致する状態と
なり、押出軸33を左方向へ移動させることでレンズ移
動部39内の空間15を紙面垂直方向に移動して装着部
35に一体に設けた挿入筒32の内腔を通過した後、眼
内に押し出される。なお、前記押圧部13は、突子13
cが押圧によって移動して凹部14eと係合することで
レンズ移動部39へ移動させた眼内挿入用レンズ20の
復元を防止し位置決めが確実にできる。
【0014】また、レンズ移動部39へレンズ20が移
動した状態を確認することができるようにレンズ保持部
材10に使用する成型材料は、透明または半透明である
ことが望ましい。また、本図によりトップ部材12の下
方の面と、装着部35に形成したレンズ移動部39との
間に、眼内挿入用レンズ20が移動する空間15を形成
していることも確認できる。すなわちトップ部材12の
押圧部13はレンズ20を下方に移動させる機能と装着
部35との組合せによりレンズ移動空間15を形成する
という2通りの機能を果すこととなる。
動した状態を確認することができるようにレンズ保持部
材10に使用する成型材料は、透明または半透明である
ことが望ましい。また、本図によりトップ部材12の下
方の面と、装着部35に形成したレンズ移動部39との
間に、眼内挿入用レンズ20が移動する空間15を形成
していることも確認できる。すなわちトップ部材12の
押圧部13はレンズ20を下方に移動させる機能と装着
部35との組合せによりレンズ移動空間15を形成する
という2通りの機能を果すこととなる。
【0015】以上のように、この発明の実施の形態にお
けるベース部材11,挟持部14及び押圧部13を備え
たトップ部材12で構成されるレンズ保持部材10は、
挿入器具30に組み込んで挿入器具30の機構の一部と
して機能するものである。なお、前述の実施形態では、
挿入器具30の筒本体31とレンズ保持部材10とを分
離可能な別体構成のものを組付けて挿入器具30を構成
するようにしたが、前記ベース部材11は筒本体31の
装着部35と一体成型することも可能であると共に、ト
ップ部材12についてもベース部材11の上面端部にヒ
ンジを介して一体に成型することも勿論可能である。ま
た本図は眼内挿入用レンズ20を小さく変形させる変形
手段の一部をレンズ保持部材10と一体に構成したこと
を特徴とすることも説明することができる。
けるベース部材11,挟持部14及び押圧部13を備え
たトップ部材12で構成されるレンズ保持部材10は、
挿入器具30に組み込んで挿入器具30の機構の一部と
して機能するものである。なお、前述の実施形態では、
挿入器具30の筒本体31とレンズ保持部材10とを分
離可能な別体構成のものを組付けて挿入器具30を構成
するようにしたが、前記ベース部材11は筒本体31の
装着部35と一体成型することも可能であると共に、ト
ップ部材12についてもベース部材11の上面端部にヒ
ンジを介して一体に成型することも勿論可能である。ま
た本図は眼内挿入用レンズ20を小さく変形させる変形
手段の一部をレンズ保持部材10と一体に構成したこと
を特徴とすることも説明することができる。
【0016】レンズ移動部39が湾曲の溝状としている
ことと、トップ部材12でレンズ20をレンズ移動部3
9へ押し付けながら移動させること、及びレンズ移動部
39の寸法Jとレンズ50の寸法Kにより、J寸法より
K寸法が長いことの3点から、レンズ20が装着部35
のレンズ移動部39へ移動した際に、変形手段の一部を
レンズ保持部材10と一体に構成したことを確認でき
る。
ことと、トップ部材12でレンズ20をレンズ移動部3
9へ押し付けながら移動させること、及びレンズ移動部
39の寸法Jとレンズ50の寸法Kにより、J寸法より
K寸法が長いことの3点から、レンズ20が装着部35
のレンズ移動部39へ移動した際に、変形手段の一部を
レンズ保持部材10と一体に構成したことを確認でき
る。
【0017】特に、眼内挿入用レンズの挿入システムが
使用される環境では無菌の環境が必要とされるため、実
際の使用時に操作者は手袋等をはめた状態で作業をする
必要があり、細かいものへの操作性が低下するため、レ
ンズ保持部材10より大きく持ちやすい挿入器具30を
もって、レンズ保持部材10の押圧部13を上方から下
方に押し付ける動作により第1の未使用の保持状態より
第2の使用設置状態に眼内挿入用レンズ20を移動させ
て挿入器具30から眼内挿入用レンズ20を眼内に挿入
できることは、より好ましい操作形態といえる。
使用される環境では無菌の環境が必要とされるため、実
際の使用時に操作者は手袋等をはめた状態で作業をする
必要があり、細かいものへの操作性が低下するため、レ
ンズ保持部材10より大きく持ちやすい挿入器具30を
もって、レンズ保持部材10の押圧部13を上方から下
方に押し付ける動作により第1の未使用の保持状態より
第2の使用設置状態に眼内挿入用レンズ20を移動させ
て挿入器具30から眼内挿入用レンズ20を眼内に挿入
できることは、より好ましい操作形態といえる。
【0018】また、前述の実施の形態では、レンズ保持
部材10と挿入筒32の双方で眼内挿入用レンズ20を
変形させる変形手段を示したが、特にこれに限定するこ
となく、レンズ保持部材10のみで眼内挿入用レンズ2
0を眼内に挿入する小さな形状に変形させた上で、挿入
筒32の内腔を通過させて眼内に挿入する構成とした
り、レンズ保持部材10には前記変形手段を形成するこ
となく、変形手段を挿入筒32に持たせる構成とするな
ど、容易に変更出来ることは勿論である。
部材10と挿入筒32の双方で眼内挿入用レンズ20を
変形させる変形手段を示したが、特にこれに限定するこ
となく、レンズ保持部材10のみで眼内挿入用レンズ2
0を眼内に挿入する小さな形状に変形させた上で、挿入
筒32の内腔を通過させて眼内に挿入する構成とした
り、レンズ保持部材10には前記変形手段を形成するこ
となく、変形手段を挿入筒32に持たせる構成とするな
ど、容易に変更出来ることは勿論である。
【0019】また、前記使用した眼内挿入用レンズ20
の中心とは、眼内挿入用レンズ20を水平にした状態
で、光学部21の垂直中心を通る前後方向且つ厚さ方向
の中心を指すものである。
の中心とは、眼内挿入用レンズ20を水平にした状態
で、光学部21の垂直中心を通る前後方向且つ厚さ方向
の中心を指すものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、変形可能な光学部および光学部を眼内で支えるルー
プ状の支持部を有する眼内挿入用レンズからなるレンズ
と、光学部に応力をかけない状態でレンズを内部に保持
する機構を有する保持手段と、前記レンズを小さく変形
する変形手段と、変形されたレンズをその内腔を通して
眼内に挿入する挿入筒および前記レンズを眼内に押出す
押出軸を含む押出機構と前記レンズを未使用の保持状態
から前記押出機構により押出し可能な位置に移動させる
ためのレンズ移動機構を有する眼内挿入用レンズの挿入
システムにおいて、レンズが前記保持手段に保持されて
いる状態において、前記押出軸先端が投影方向で前記支
持部と前記光学部との間に位置する構成としたので、移
動機構によりレンズ保持位置から挿入準備の設置位置に
移動するだけで眼内挿入用レンズの設置操作が完了し、
別個のレンズケースから一々眼内挿入用レンズを取り出
してあらためて挿入器具に設置するという設置操作を不
要にすることが可能となるばかりでなく、押出軸先端が
レンズ支持部と接触して支持部を変形、破損する危険性
を防ぐとともに、設置操作に関わる誤操作を未然に防ぎ
安全性を向上させることを可能にする。また、本発明に
よれば、レンズ保管のための未使用の保持状態において
眼内挿入用レンズを望ましい状態で保持する機構を設け
たので、レンズ保管中の変形等を防ぐことが可能にな
る。さらに本発明ではレンズを挿入器具内に保持した状
態で梱包、滅菌することでより完璧な眼内挿入用レンズ
の挿入システムを提供することが可能になる。請求項2
の発明は、請求項1に記載した眼内挿入用レンズの挿入
システムにおいて、レンズ押出し可能な位置に移動した
レンズの光学部と支持部に押出軸先端が位置する構成と
した。
は、変形可能な光学部および光学部を眼内で支えるルー
プ状の支持部を有する眼内挿入用レンズからなるレンズ
と、光学部に応力をかけない状態でレンズを内部に保持
する機構を有する保持手段と、前記レンズを小さく変形
する変形手段と、変形されたレンズをその内腔を通して
眼内に挿入する挿入筒および前記レンズを眼内に押出す
押出軸を含む押出機構と前記レンズを未使用の保持状態
から前記押出機構により押出し可能な位置に移動させる
ためのレンズ移動機構を有する眼内挿入用レンズの挿入
システムにおいて、レンズが前記保持手段に保持されて
いる状態において、前記押出軸先端が投影方向で前記支
持部と前記光学部との間に位置する構成としたので、移
動機構によりレンズ保持位置から挿入準備の設置位置に
移動するだけで眼内挿入用レンズの設置操作が完了し、
別個のレンズケースから一々眼内挿入用レンズを取り出
してあらためて挿入器具に設置するという設置操作を不
要にすることが可能となるばかりでなく、押出軸先端が
レンズ支持部と接触して支持部を変形、破損する危険性
を防ぐとともに、設置操作に関わる誤操作を未然に防ぎ
安全性を向上させることを可能にする。また、本発明に
よれば、レンズ保管のための未使用の保持状態において
眼内挿入用レンズを望ましい状態で保持する機構を設け
たので、レンズ保管中の変形等を防ぐことが可能にな
る。さらに本発明ではレンズを挿入器具内に保持した状
態で梱包、滅菌することでより完璧な眼内挿入用レンズ
の挿入システムを提供することが可能になる。請求項2
の発明は、請求項1に記載した眼内挿入用レンズの挿入
システムにおいて、レンズ押出し可能な位置に移動した
レンズの光学部と支持部に押出軸先端が位置する構成と
した。
【図1】本発明に係る眼内挿入用レンズの挿入システム
の一実施の形態を示す図であり、(a)はレンズ保持部
材を挿入器具に装着して前記第1の未使用の保持状態を
示す正面図、(b)は第2の使用設置状態を示した正面
図である。
の一実施の形態を示す図であり、(a)はレンズ保持部
材を挿入器具に装着して前記第1の未使用の保持状態を
示す正面図、(b)は第2の使用設置状態を示した正面
図である。
【図2】図1の(a)の部分拡大図で、(a)はレンズ
保持状態を示す部分拡大正面図、(b)は使用設置状態
を示す拡大正面図、(c)はレンズ保持部材と押出軸と
の関係を示す平面投影図である。
保持状態を示す部分拡大正面図、(b)は使用設置状態
を示す拡大正面図、(c)はレンズ保持部材と押出軸と
の関係を示す平面投影図である。
【図3】図1の(a),(b)実施の形態の要部の断面
を示すもので、(a)は図1(a)における1―1線に沿
う拡大断面図、(b)は図1(b)における2―2線に沿
う拡大断面図である。
を示すもので、(a)は図1(a)における1―1線に沿
う拡大断面図、(b)は図1(b)における2―2線に沿
う拡大断面図である。
10 レンズ保持部材(保持手段)
11 ベース部材
12 トップ部材
13 押圧部
13a 大径の頭部
13b 脚部
13c 突子
14 挟持部
14a 傾斜面
14b 底面
14c 内壁面
14d ,14e 凹部
14f 開口部
15 空間
20 眼内挿入用レンズ
21 光学部
22 支持部
30 挿入器具
31 筒本体
31a 基端部
31b 先端部
32 挿入筒
32a 挿入筒部の先端部
33 押出軸
34 押出機構
35 装着部
39 装着部のレンズ移動部
39a 湾曲面
39b 突縁
Claims (2)
- 【請求項1】 変形可能な光学部および前記光学部を眼
内で支えるループ状の支持部を有する眼内挿入用レンズ
からなるレンズと、光学部に応力をかけない状態でレン
ズを内部に保持する機構を有する保持手段と、前記レン
ズを小さく変形する変形手段と、変形されたレンズをそ
の内腔を通して眼内に挿入する挿入筒および前記レンズ
を眼内に押出す押出し軸を含む押出機構と前記レンズを
未使用の保持状態から前記押出機構により押出し可能な
位置に移動させるためのレンズ移動機構を有する眼内挿
入用レンズの挿入システムにおいて、レンズが前記保持
手段に保持されている状態において、前記押出軸先端が
投影方向で前記支持部と前記光学部との間に位置するこ
とを特徴とした眼内挿入用レンズの挿入システム。 - 【請求項2】 前記レンズ移動機構により押出可能な位
置に移動したレンズの光学部と支持部との間隙に前記押
出軸先端が位置することを特徴とする請求項1に記載の
眼内挿入用レンズの挿入システム。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002133180A JP2003325570A (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | 眼内挿入用レンズの挿入システム |
US10/256,342 US20030212407A1 (en) | 2002-05-08 | 2002-09-27 | Insertion system for intraocular lens |
CN03110639.0A CN100477976C (zh) | 2002-05-08 | 2003-04-18 | 眼内晶状体用的插入系统 |
DE60309960T DE60309960T2 (de) | 2002-05-08 | 2003-05-02 | System zum Einsetzen einer Intraokularlinse |
AT03101217T ATE346570T1 (de) | 2002-05-08 | 2003-05-02 | System zum einsetzen einer intraokularlinse |
EP03101217A EP1360945B1 (en) | 2002-05-08 | 2003-05-02 | Insertion System for Intraocular Lens |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002133180A JP2003325570A (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | 眼内挿入用レンズの挿入システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003325570A true JP2003325570A (ja) | 2003-11-18 |
Family
ID=29244116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002133180A Pending JP2003325570A (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | 眼内挿入用レンズの挿入システム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030212407A1 (ja) |
EP (1) | EP1360945B1 (ja) |
JP (1) | JP2003325570A (ja) |
CN (1) | CN100477976C (ja) |
AT (1) | ATE346570T1 (ja) |
DE (1) | DE60309960T2 (ja) |
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2006090531A1 (ja) | 2005-02-24 | 2006-08-31 | Hoya Corporation | 眼内レンズ挿入器具 |
WO2007037223A1 (ja) | 2005-09-28 | 2007-04-05 | Hoya Corporation | 眼内レンズ挿入用器具 |
WO2007080869A1 (ja) | 2006-01-13 | 2007-07-19 | Hoya Corporation | 眼内レンズ挿入用器具 |
JP2009018009A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Hoya Corp | 眼内レンズ挿入器具及び眼内レンズの移動制御方法 |
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WO2012147810A1 (ja) | 2011-04-28 | 2012-11-01 | 株式会社ニデック | 眼内レンズ挿入器具 |
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US9326847B2 (en) | 2010-04-08 | 2016-05-03 | Hoya Corporation | Ocular implant insertion apparatus and methods |
CN105636552A (zh) * | 2013-07-24 | 2016-06-01 | 兴和株式会社 | 人工晶状体的插入仪器 |
US9554894B2 (en) | 2008-06-05 | 2017-01-31 | Hoya Corporation | Intraocular lens insertion device and cartridge |
US10799339B2 (en) | 2015-09-16 | 2020-10-13 | Hoya Corporation | Intraocular lens injector |
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