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JP2003304950A - 体圧分散型マットレス - Google Patents

体圧分散型マットレス

Info

Publication number
JP2003304950A
JP2003304950A JP2002111216A JP2002111216A JP2003304950A JP 2003304950 A JP2003304950 A JP 2003304950A JP 2002111216 A JP2002111216 A JP 2002111216A JP 2002111216 A JP2002111216 A JP 2002111216A JP 2003304950 A JP2003304950 A JP 2003304950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mattress
body pressure
soft material
basic
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002111216A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nishimura
章 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Paramount Bed Co Ltd
Original Assignee
Paramount Bed Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Paramount Bed Co Ltd filed Critical Paramount Bed Co Ltd
Priority to JP2002111216A priority Critical patent/JP2003304950A/ja
Publication of JP2003304950A publication Critical patent/JP2003304950A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のマットレス上に置いて使用するように
した上敷マットレスに関し、体圧分散性、感染予防、取
扱い性の向上を図る。 【解決手段】ベーシックマットレス2を構成する素材に
比較して低反発性の軟質性素材3で構成し、前記ベーシ
ックマットレス2と、伸縮性を兼ね備えた、防水性を有
する表地4で一体的に梱包する構成とする。前記軟質性
素材3には、見掛け密度が10kg/m3〜100kg
/m3、圧縮硬さが10N〜400Nのウレタンフォー
ム材を用いる。また表面にプロファイル加工を施す。そ
して前記表地4によって軟質性素材3の上面側および側
面側を、前記表地4と底面を下面シート5で包み込み、
次いで前記ベーシックマットレス2をこの下面シート5
で前記軟質性素材3と区画した状態で包むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既存のマットレス
上に置いて使用するようにした上敷マットレスに関し、
体圧分散性、感染予防、取扱い性の向上を図った、体圧
分散型マットレスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会に突入した現在、寝たきり等
の入院患者数の増加と共に、褥瘡(じょくそう:床ず
れ)発生の危険の高い患者は増加している。かかる褥瘡
対策として、安定性の良いこれまでの硬めのマットレス
では、褥瘡の発生は防止できないので、前記マットレス
上に、柔らかいマットを敷いて体圧の分散を図ったり、
専用の体圧分散性のよいマットレスを敷くようにしてき
た。前記通常のマットレス上に敷く柔らかいマットレス
にあっては、ポンプなどによりエア圧を制御し、このコ
ントロールされたエアを充填するようにしたエアマット
がある。かかるエアマットでは、エアマットのパンクと
いったトラブル、ポンプ等のエアー供給機構の故障の問
題もあり取扱い性に難点があり、且つ高価であり、その
ために、ウレタンフォーム等の上敷素材で、体圧分散を
図る手段も採用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ウ
レタンフォーム等の上敷素材は、簡単で取扱いも手軽で
はあるが、表面が剥き出しであるので清潔に保つことが
困難であり、感染等に対しては全く無防備であるといえ
る。また洗濯性が悪く、洗うと簡単にボロボロになりや
すく、耐久性に乏しく、遅からず買い換えの必要が出て
くる。さらに、剥き出しの上敷素材であることから、マ
ットレスからのずれ落ちや、背上げ時のずれなどの問題
もある。本発明はこのような背景から提案されたもので
あって、既存のマットレス上に置いて使用するようにし
た上敷マットレスに関し、体圧分散性、感染予防、取扱
い性の向上を図った、体圧分散型マットレスを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明では、請求項1において、ベッド等のボ
トムに対応した大きさで、ベーシックマットレス素材に
比較して低反発性の軟質性素材で構成し、前記ベーシッ
クマットレスと、防水性を有する表地で一体的に梱包す
る構成とした体圧分散型マットレスを開示する。また本
発明では、請求項2において、ベッド等のボトムに対応
した大きさで、ベーシックマットレス素材に比較して低
反発性の軟質性素材で構成し、前記ベーシックマットレ
スと、防水且つ伸縮性を有する表地で一体的に梱包する
構成とした体圧分散型マットレスを開示する。また本発
明では、請求項3において、前記軟質性素材は見掛け密
度が10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10
N〜400Nの発泡性素材で構成した体圧分散型マット
レスを開示する。また本発明では、請求項4において、
前記軟質性素材はニット状素材で構成した体圧分散型マ
ットレスを開示する。また本発明では、請求項5におい
て、前記軟質性素材に反発性を調整するための機械的加
工を付与した体圧分散型マットレスを開示する。さらに
本発明では、請求項6において、前記機械的加工を軟質
性素材のうちの人体の片部または腰部にあたる箇所に付
与した体圧分散型マットレスを開示する。
【0005】請求項1によれば、使用者の背中、腰部な
どに体圧が局所的にかからないように、好適に分散する
ことができ、褥瘡の予防をすることができる。また、表
層は、防水性の表地で覆ったことで、表地によって軟質
性素材、およびベーシックマットレス内に外部からの水
分、汚れ等の侵入を遮断することができ、感染予防に寄
与することができる。さらに、前記表地を拭くだけで済
むなど、清拭、清掃も容易である。
【0006】請求項2によれば、伸縮性を兼ね備えた防
水性の表地によって、軟質性素材、およびベーシックマ
ットレスを弛むことなく包むことができる。
【0007】請求項3によれば、軟質性素材に見掛け密
度が10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10
N〜400Nの発泡性素材を用いることにより、底付き
を防止できることは勿論、使用者が背中、腰部などに受
ける圧迫感などは抑制され、体圧分散性を発揮すること
ができ、褥瘡予防の効果がもたらされる。
【0008】請求項4によれば、軟質性素材にニット状
素材を採用したことにより、効果的に体圧を分散させる
ことができる。
【0009】請求項5によれば、軟質性素材に反発性を
調整する機械的加工を施したことにより、一層効果的に
体圧の分散を図ることができ、褥瘡予防に寄与すること
ができる。
【0010】請求項6によれば、使用者の身体のうち、
体圧がかかる肩甲骨周辺や、仙骨周辺に対応する軟質性
素材の箇所に、硬さを調節するための機械的加工を施し
たので、効果的に体圧を分散させることができる。
【0011】
【発明の実施の態様】次に、本発明にかかる体圧分散型
マットレスについて、一つの実施の態様を示し、添付の
図面に基づいて以下説明する。図1に体圧分散型マット
レス1を示す。この体圧分散型マットレス1は、ベッド
等のボトム(図示省略)に対応した大きさで、ベーシッ
クマットレス2を構成する素材に比較して低反発性の軟
質性素材3で構成し、前記ベーシックマットレス2と、
伸縮性を兼ね備えた、防水性を有する表地4で一体的に
梱包する構成としている。
【0012】前記ベーシックマットレス2は、周知の硬
綿系中芯材で構成したもので、この硬綿系中芯材は、例
えば弾力性を有する巻縮ステープルより構成したランダ
ムウェブ(図示省略)にニードル加工を施して、このラ
ンダムウェブを平板状に加工すると共に波板形状に形成
し、加熱処理をして成形保持すると共に、この熱処理し
たウェブを、伸縮性の布部材を介して、長手方向に縫製
加工を施したものである。前記巻縮ステープルは、例え
ば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン繊維
やこれらの複合繊維によって構成することができる。
【0013】また前記軟質性素材3には、発泡性素材と
して、ウレタンフォーム材を用いることができる。この
場合、ウレタンフォーム材として、例えば見掛け密度が
10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜
400Nのものを用いている。また発泡性素材として
は、フォームラバーも可能である。なお、上述の見掛け
密度が10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが1
0N〜400Nの軟質性素材3を用いて、使用者が使用
すると、底付きしないことは勿論、使用者が背中、腰部
などに受ける圧迫感が抑制され、褥瘡を発症する体圧以
下に抑えられることが分っている。かかる発泡素材表面
には、凹凸加工(プロファイル加工)が施されている。
このプロファイル加工において、凸状部の頂部の高さは
例えば0.5cm以上とし、これら凸状部の形成密度と
して、40〜800個/m2としている。勿論、前記軟
質性素材3は単に平坦な板体としても良い。
【0014】そして前記表地4としては、防水性の周知
の素材で、伸縮性を兼ね備えている。かかる表地4によ
って前記軟質性素材3と、前記ベーシックマットレス2
とを梱包する際、軟質性素材3は、上面側、側面側を前
記表地4と底面を下面シート5で包み込み、次いで前記
ベーシックマットレス2をこの下面シート5で前記軟質
性素材3と区画した状態で包むようにしている(図3参
照)。
【0015】以上のような体圧分散型マットレス1によ
れば、ベーシックマットレス2上の、表面が凹凸加工さ
れた軟質性素材3によって、使用者の背中、腰部などに
体圧が局所的にかからないように、好適に分散すること
ができ、しかも軟質性素材3に見掛け密度が10kg/
3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜400Nの
ものを用いたので、褥瘡の予防をすることができる。ま
た、前記軟質性素材3の上面側、側面側を伸縮性且つ防
水性の表地4と底面を下面シート5で包み込んで、さら
にベーシックマットレス2をこの下面シート5で前記軟
質性素材3と区画した状態で包むようにしたので、前記
表地4によって軟質性素材3内へ、外部からの水分、汚
れ等の侵入を遮断することができ、感染予防に寄与する
ことができる。また、使用によって表地4が汚れた場合
でも、前記表地4を拭くだけで済むなど、清拭、清掃も
容易である。
【0016】本発明にかかる体圧分散型マットレス1の
軟質性素材3には、適宜なニット状素材(図示省略)を
用いることもできる。この場合、ニット状素材は、繊維
を立体的に織り込んで中間に空間を持たせ、圧縮力に対
して適度な反発性を持たせるようにしている。
【0017】このような体圧分散型マットレス1によっ
ても、圧縮力に対する適度な反発性によって、体圧を分
散させることができ、褥瘡予防としての効果をもたらす
ことができる。
【0018】また、本発明にかかる体圧分散型マットレ
ス1における軟質性素材3には、凹凸加工の他、プレス
打ち抜き、くり抜き、熱プレス加工等を施すようにして
も良い。
【0019】このような加工によって、軟質性素材3
は、一層効果的に体圧の分散を図ることができ、褥瘡予
防に寄与することができる。
【0020】さらに、本発明にかかる体圧分散型マット
レス1における軟質性素材3は、フラットな板体とし
て、人体の片部または腰部にあたる箇所を、プロファイ
ル加工、またはプレス打ち抜き、くり抜き、熱プレス加
工等を施すようにしても良い。
【0021】このような体圧分散型マットレス1によれ
ば、使用者の身体のうち、体圧がかかる肩甲骨周辺や、
仙骨周辺に対応する軟質性素材3の箇所に、硬さを調節
するためのプロファイル加工等の機械的加工を施したの
で、効果的に体圧を分散させることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、 (1)使用者の背中、腰部などに体圧が局所的にかから
ないように、好適に分散することができ、褥瘡の予防を
することができる。また、表層は、防水性の表地で覆っ
たことで、表地によって軟質性素材、およびベーシック
マットレス内に外部からの水分、汚れ等の侵入を遮断す
ることができ、感染予防に寄与することができる。さら
に、前記表地を拭くだけで済むなど、清拭、清掃も容易
である。 (2)伸縮性を兼ね備えた防水性の表地によって、軟質
性素材、およびベーシックマットレスを弛むことなく包
むことができる。 (3)軟質性素材に見掛け密度が10kg/m3〜10
0kg/m3、圧縮硬さが10N〜400Nの発泡性素
材を用いることにより、底付きを防止できることは勿
論、使用者が背中、腰部などに受ける圧迫感などは抑制
され、体圧分散性を発揮することができ、褥瘡予防の効
果がもたらされる。 (4)軟質性素材にニット状素材を採用したことによ
り、効果的に体圧を分散させることができる。 (5)軟質性素材に反発性を調整する機械的加工を施し
たことにより、一層効果的に体圧の分散を図ることがで
き、褥瘡予防に寄与することができる。 (6)使用者の身体のうち、体圧がかかる肩甲骨周辺
や、仙骨周辺に対応する軟質性素材の箇所に、硬さを調
節するための機械的加工を施したので、効果的に体圧を
分散させることができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる体圧分散型マットレスの一例を
示す、外観斜視図である。
【図2】図1に示すマットレスの構造を、一部破断して
示した、分解斜視説明図である。
【図3】図1に示すマットレスの断面説明図である。
【符号の説明】
1 体圧分散型マットレス 2 ベーシックマットレス 3 軟質性素材 4 表地 5 下面シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド等のボトムに対応した大きさ
    で、ベーシックマットレス素材に比較して低反発性の軟
    質性素材で構成し、前記ベーシックマットレスと、防水
    性を有する表地で一体的に梱包する構成としたことを特
    徴とする体圧分散型マットレス。
  2. 【請求項2】 ベッド等のボトムに対応した大きさ
    で、ベーシックマットレス素材に比較して低反発性の軟
    質性素材で構成し、前記ベーシックマットレスと、防水
    且つ伸縮性を有する表地で一体的に梱包する構成とした
    ことを特徴とする体圧分散型マットレス。
  3. 【請求項3】 前記軟質性素材は見掛け密度が10k
    g/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜400
    Nの発泡性素材で構成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の体圧分散型マットレス。
  4. 【請求項4】 前記軟質性素材はニット状素材で構成
    したことを特徴とする請求項1または2記載の体圧分散
    型マットレス。
  5. 【請求項5】 前記軟質性素材に反発性を調整するた
    めの機械的加工を付与したことを特徴とする請求項1な
    いし3記載のうち、いずれか1記載の体圧分散型マット
    レス。
  6. 【請求項6】 前記機械的加工を軟質性素材のうちの
    人体の片部または腰部にあたる箇所に付与したことを特
    徴とする請求項5記載の体圧分散型マットレス。
JP2002111216A 2002-04-12 2002-04-12 体圧分散型マットレス Pending JP2003304950A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MD3586C2 (ro) * 2006-12-22 2008-12-31 Василий АРАБАДЖИ Saltea ortopedică pentru pat
MD3951C2 (ro) * 2009-02-11 2010-03-31 Василий АРАБАДЖИ Saltea ortopedică pentru pat

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MD3586C2 (ro) * 2006-12-22 2008-12-31 Василий АРАБАДЖИ Saltea ortopedică pentru pat
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