JP2003346836A - 直接型メタノール燃料電池システム - Google Patents
直接型メタノール燃料電池システムInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
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- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 効率的でしかも安定な状態で長時間駆動が可
能な直接型メタノール燃料電池システムを提供するこ
と。 【解決手段】 電解質膜105の一方の面側に設けられ
たアノード流路109に燃料としてメタノール水溶液を
流し、他方の面側に設けられたカソード流路115に酸
化剤として空気を流し化学反応により起電する起電部
と、この起電部単位の前記アノード側に供給する前記メ
タノール水溶液を貯めるメタノール水溶液容器110
と、前記アノード流路を通ったメタノール水溶液を再び
前記メタノール水溶液容器に導く燃料パイプ126と、
前記カソード流路を通って排出された排気ガスを前記メ
タノール水溶液容器に導く排気パイプ127とを有す
る。
能な直接型メタノール燃料電池システムを提供するこ
と。 【解決手段】 電解質膜105の一方の面側に設けられ
たアノード流路109に燃料としてメタノール水溶液を
流し、他方の面側に設けられたカソード流路115に酸
化剤として空気を流し化学反応により起電する起電部
と、この起電部単位の前記アノード側に供給する前記メ
タノール水溶液を貯めるメタノール水溶液容器110
と、前記アノード流路を通ったメタノール水溶液を再び
前記メタノール水溶液容器に導く燃料パイプ126と、
前記カソード流路を通って排出された排気ガスを前記メ
タノール水溶液容器に導く排気パイプ127とを有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型携帯機器な
ど、従来、電池を駆動用電源としてきた電子機器を駆動
することが可能な、直接型メタノール燃料電池の発電装
置に関する。
ど、従来、電池を駆動用電源としてきた電子機器を駆動
することが可能な、直接型メタノール燃料電池の発電装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会を支える携帯用電子機
器の電源として、あるいは大気汚染や地球温暖化に対処
するための電源として、燃料電池に対する期待が高まっ
ている。
器の電源として、あるいは大気汚染や地球温暖化に対処
するための電源として、燃料電池に対する期待が高まっ
ている。
【0003】燃料電池のなかでも、メタノールから直
接、プロトンを取り出すことにより発電を行う直接型メ
タノール燃料電池(DMFC)は、改質器が不要であり
燃料容積が少なくて済む、という特性により携帯用電子
機器への応用も考えられ、多方面への応用の期待が高ま
りつつある。
接、プロトンを取り出すことにより発電を行う直接型メ
タノール燃料電池(DMFC)は、改質器が不要であり
燃料容積が少なくて済む、という特性により携帯用電子
機器への応用も考えられ、多方面への応用の期待が高ま
りつつある。
【0004】この種の燃料電池においても、システムを
可能な限り小型化するためには燃料を効率よく使用する
ことが重要である。そこでDMFCでは、供給され使用
されたメタノール水溶液も全くなくなるわけではなく、
その一部が残ることに着目して、この水溶液を再び燃料
として使用することも考えられている。
可能な限り小型化するためには燃料を効率よく使用する
ことが重要である。そこでDMFCでは、供給され使用
されたメタノール水溶液も全くなくなるわけではなく、
その一部が残ることに着目して、この水溶液を再び燃料
として使用することも考えられている。
【0005】しかし、DMFCで使用されたメタノール
水溶液を単純に燃料タンクに戻す構成を採ると、起電の
反応によって多くの水が生ずるため、メタノール水溶液
の濃度が薄くなって、起電能率が低下してしまう。ま
た、この回収されるメタノール水溶液の多量の水の処置
になんらかの対策が必要であり、更にこの多量の水を捨
てることができたとしても、これはDMFCの起電過程
で使用されたものであるから、熱を有しており、熱をも
捨てることになって、発電装置としては効率的でない。
水溶液を単純に燃料タンクに戻す構成を採ると、起電の
反応によって多くの水が生ずるため、メタノール水溶液
の濃度が薄くなって、起電能率が低下してしまう。ま
た、この回収されるメタノール水溶液の多量の水の処置
になんらかの対策が必要であり、更にこの多量の水を捨
てることができたとしても、これはDMFCの起電過程
で使用されたものであるから、熱を有しており、熱をも
捨てることになって、発電装置としては効率的でない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点に鑑みてなされたもので、効率的でしかも安定な
状態で長時間駆動が可能な直接型メタノール燃料電池シ
ステムを提供することを目的とする。
問題点に鑑みてなされたもので、効率的でしかも安定な
状態で長時間駆動が可能な直接型メタノール燃料電池シ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1によれば、電解質膜の一方の面側
に設けられたアノード流路に燃料としてメタノール水溶
液を流し、他方の面側に設けられたカソード流路に酸化
剤として空気を流し化学反応により起電する起電部と、
この起電部単位の前記アノード側に供給する前記メタノ
ール水溶液を貯めるメタノール水溶液容器と、前記アノ
ード流路を通ったメタノール水溶液を再び前記メタノー
ル水溶液容器に導く燃料流路と、前記カソード流路を通
って排出された排気ガスを前記メタノール水溶液容器に
導く排気流路とを有することを特徴とする直接型メタノ
ール燃料電池システムを提供する。
に、本発明の請求項1によれば、電解質膜の一方の面側
に設けられたアノード流路に燃料としてメタノール水溶
液を流し、他方の面側に設けられたカソード流路に酸化
剤として空気を流し化学反応により起電する起電部と、
この起電部単位の前記アノード側に供給する前記メタノ
ール水溶液を貯めるメタノール水溶液容器と、前記アノ
ード流路を通ったメタノール水溶液を再び前記メタノー
ル水溶液容器に導く燃料流路と、前記カソード流路を通
って排出された排気ガスを前記メタノール水溶液容器に
導く排気流路とを有することを特徴とする直接型メタノ
ール燃料電池システムを提供する。
【0008】本発明の請求項2によれば、電解質膜の一
方の面側に設けられたアノード流路に燃料としてメタノ
ール水溶液を流し、他方の面側に設けられたカソード流
路に酸化剤として空気を流し化学反応により起電する起
電部と、この起電部単位の前記アノード側に供給する前
記メタノール水溶液を貯めるメタノール水溶液容器と、
空気を前記カソード流路に導く送気流路と、前記アノー
ド流路を通ったメタノール水溶液を前記メタノール水溶
液容器に導く燃料流路と、前記カソード流路を通って排
出された排気ガスを前記メタノール水溶液容器に導く排
気流路とを有し、前記送気流路を前記排気流路又は前記
燃料流路に近接して設けたことを特徴とする直接型メタ
ノール燃料電池システムを提供する。
方の面側に設けられたアノード流路に燃料としてメタノ
ール水溶液を流し、他方の面側に設けられたカソード流
路に酸化剤として空気を流し化学反応により起電する起
電部と、この起電部単位の前記アノード側に供給する前
記メタノール水溶液を貯めるメタノール水溶液容器と、
空気を前記カソード流路に導く送気流路と、前記アノー
ド流路を通ったメタノール水溶液を前記メタノール水溶
液容器に導く燃料流路と、前記カソード流路を通って排
出された排気ガスを前記メタノール水溶液容器に導く排
気流路とを有し、前記送気流路を前記排気流路又は前記
燃料流路に近接して設けたことを特徴とする直接型メタ
ノール燃料電池システムを提供する。
【0009】本発明の請求項3によれば、電解質膜、こ
の電解質膜の一方の面側に設けられたアノード極、前記
電解質膜の他方の面側に設けられたカソード極、前記ア
ノード極に対向して設けられ燃料としてメタノール水溶
液を流すアノード流路、前記カソード極に対向して設け
られ酸化剤として空気を流すカソード流路とを有する起
電部と、前記アノード流路に供給するメタノール水溶液
を貯めるメタノール水溶液容器と、このメタノール水溶
液容器内のメタノール水溶液を前記アノード流路に供給
する送液機構と、前記アノード流路を通ったメタノール
水溶液を前記メタノール水溶液容器に導く燃料流路と、
空気を前記カソード流路に導く送気流路と、この送気流
路により空気を前記カソード流路に供給する送気機構
と、前記カソード流路を通った排気ガスを前記メタノー
ル水溶液容器に導く排気流路とを有することを特徴とす
る直接型メタノール燃料電池システムを提供する。
の電解質膜の一方の面側に設けられたアノード極、前記
電解質膜の他方の面側に設けられたカソード極、前記ア
ノード極に対向して設けられ燃料としてメタノール水溶
液を流すアノード流路、前記カソード極に対向して設け
られ酸化剤として空気を流すカソード流路とを有する起
電部と、前記アノード流路に供給するメタノール水溶液
を貯めるメタノール水溶液容器と、このメタノール水溶
液容器内のメタノール水溶液を前記アノード流路に供給
する送液機構と、前記アノード流路を通ったメタノール
水溶液を前記メタノール水溶液容器に導く燃料流路と、
空気を前記カソード流路に導く送気流路と、この送気流
路により空気を前記カソード流路に供給する送気機構
と、前記カソード流路を通った排気ガスを前記メタノー
ル水溶液容器に導く排気流路とを有することを特徴とす
る直接型メタノール燃料電池システムを提供する。
【0010】本発明の請求項4によれば、電解質膜、こ
の電解質膜の一方の面側に設けられたアノード極、前記
電解質膜の他方の面側に設けられたカソード極、前記ア
ノード極に対向して設けられ燃料としてメタノール水溶
液を流すアノード流路、前記カソード極に対向して設け
られ酸化剤として空気を流すカソード流路とを有する起
電部と、前記アノード流路に供給するメタノール水溶液
を貯めるメタノール水溶液容器と、このメタノール水溶
液容器内のメタノール水溶液を前記アノード流路に供給
する送液機構と、前記アノード流路を通ったメタノール
水溶液を前記メタノール水溶液容器に導く燃料流路と、
空気を前記カソード流路に導く送気流路と、この送気流
路により空気を前記カソード流路に供給する送気機構
と、前記カソード流路を通った排気ガスを前記メタノー
ル水溶液容器に導く排気流路とを有し、前記送気流路は
前記排気流路に近接して設けられることを特徴とする直
接型メタノール燃料電池システムを提供する。
の電解質膜の一方の面側に設けられたアノード極、前記
電解質膜の他方の面側に設けられたカソード極、前記ア
ノード極に対向して設けられ燃料としてメタノール水溶
液を流すアノード流路、前記カソード極に対向して設け
られ酸化剤として空気を流すカソード流路とを有する起
電部と、前記アノード流路に供給するメタノール水溶液
を貯めるメタノール水溶液容器と、このメタノール水溶
液容器内のメタノール水溶液を前記アノード流路に供給
する送液機構と、前記アノード流路を通ったメタノール
水溶液を前記メタノール水溶液容器に導く燃料流路と、
空気を前記カソード流路に導く送気流路と、この送気流
路により空気を前記カソード流路に供給する送気機構
と、前記カソード流路を通った排気ガスを前記メタノー
ル水溶液容器に導く排気流路とを有し、前記送気流路は
前記排気流路に近接して設けられることを特徴とする直
接型メタノール燃料電池システムを提供する。
【0011】本発明の請求項5によれば、電解質膜、こ
の電解質膜の一方の面側に設けられたアノード極、前記
電解質膜の他方の面側に設けられたカソード極、前記ア
ノード極に対向して設けられ燃料としてメタノール水溶
液を流すアノード流路、前記カソード極に対向して設け
られ酸化剤として空気を流すカソード流路とを有する起
電部と、前記アノード流路に供給するメタノール水溶液
を貯めるメタノール水溶液容器と、このメタノール水溶
液容器内のメタノール水溶液を前記アノード流路に供給
する送液機構と、前記アノード流路を通ったメタノール
水溶液を前記メタノール水溶液容器に導く燃料流路と、
この燃料流路に近接して設けられ、空気を前記カソード
流路に導く送気流路と、この送気流路により空気を前記
カソード流路に供給する送気機構と、前記カソード流路
を通った排気ガスを前記メタノール水溶液容器に導く排
気流路とを有することを特徴とする直接型メタノール燃
料電池システムを提供する。
の電解質膜の一方の面側に設けられたアノード極、前記
電解質膜の他方の面側に設けられたカソード極、前記ア
ノード極に対向して設けられ燃料としてメタノール水溶
液を流すアノード流路、前記カソード極に対向して設け
られ酸化剤として空気を流すカソード流路とを有する起
電部と、前記アノード流路に供給するメタノール水溶液
を貯めるメタノール水溶液容器と、このメタノール水溶
液容器内のメタノール水溶液を前記アノード流路に供給
する送液機構と、前記アノード流路を通ったメタノール
水溶液を前記メタノール水溶液容器に導く燃料流路と、
この燃料流路に近接して設けられ、空気を前記カソード
流路に導く送気流路と、この送気流路により空気を前記
カソード流路に供給する送気機構と、前記カソード流路
を通った排気ガスを前記メタノール水溶液容器に導く排
気流路とを有することを特徴とする直接型メタノール燃
料電池システムを提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する前に図面を用いて本発明の原理を説明する。
説明する前に図面を用いて本発明の原理を説明する。
【0013】図1に本発明の電池システムの簡略構成を
示す。同図において、この電池システムは、直接型メタ
ノール燃料電池(DMFC)を重ね発電を行うDMFC
スタック11(詳細は後述)と、このDMFCスタック
における発電の化学反応に必要なメタノール水溶液を貯
める混合タンク12と、この混合タンク12内のメタノ
ール水溶液、即ちメタノールと水の混合液をDMFCス
タック11の燃料供給口11aに導く送液ポンプ13
と、酸化剤、即ち外部の空気を送気パイプ14を介し
て、DMFCスタック11の酸化剤供給口11bに導く
送気ポンプ15と、DMFCスタック11の燃料排出口
11cから排出されるメタノール水溶液を上記混合タン
ク12に戻す燃料パイプ16と、DMFCスタック11
の酸化剤排出口11dから排出される空気などの混合ガ
スを上記混合タンク12に戻す排気パイプ17と、メタ
ノールを上記混合タンク12に補給する燃料カートリッ
ジ18とから成る。
示す。同図において、この電池システムは、直接型メタ
ノール燃料電池(DMFC)を重ね発電を行うDMFC
スタック11(詳細は後述)と、このDMFCスタック
における発電の化学反応に必要なメタノール水溶液を貯
める混合タンク12と、この混合タンク12内のメタノ
ール水溶液、即ちメタノールと水の混合液をDMFCス
タック11の燃料供給口11aに導く送液ポンプ13
と、酸化剤、即ち外部の空気を送気パイプ14を介し
て、DMFCスタック11の酸化剤供給口11bに導く
送気ポンプ15と、DMFCスタック11の燃料排出口
11cから排出されるメタノール水溶液を上記混合タン
ク12に戻す燃料パイプ16と、DMFCスタック11
の酸化剤排出口11dから排出される空気などの混合ガ
スを上記混合タンク12に戻す排気パイプ17と、メタ
ノールを上記混合タンク12に補給する燃料カートリッ
ジ18とから成る。
【0014】DMFCスタック11は、直接型メタノー
ル燃料電池において、化学反応により発電を生ずる部分
であり、これには燃料供給口11aから燃料であるメタ
ノール水溶液が供給され、DMFCスタック11の酸化
剤供給口11bには酸化剤である空気が供給される。こ
のとき、DMFCスタック11において発電がなされる
が同時に化学反応によって反応熱が生ずる。そして、D
MFCスタック11の後述するアノード流路を通って残
ったメタノール水溶液及び反応により生じた炭酸ガス
(CO2)は熱と共に燃料パイプ16を通って混合タン
ク12に送られる。一方、DMFCスタック11の後述
するカソード流路を通って残った空気、水(H2O)及
び熱は排気パイプ17を通ってやはり混合タンク12に
送られる。この水は熱を有するから一部、水蒸気の状態
になっている。
ル燃料電池において、化学反応により発電を生ずる部分
であり、これには燃料供給口11aから燃料であるメタ
ノール水溶液が供給され、DMFCスタック11の酸化
剤供給口11bには酸化剤である空気が供給される。こ
のとき、DMFCスタック11において発電がなされる
が同時に化学反応によって反応熱が生ずる。そして、D
MFCスタック11の後述するアノード流路を通って残
ったメタノール水溶液及び反応により生じた炭酸ガス
(CO2)は熱と共に燃料パイプ16を通って混合タン
ク12に送られる。一方、DMFCスタック11の後述
するカソード流路を通って残った空気、水(H2O)及
び熱は排気パイプ17を通ってやはり混合タンク12に
送られる。この水は熱を有するから一部、水蒸気の状態
になっている。
【0015】このように、混合タンク12に戻される燃
料も水も熱を有しており、したがって、水は一部、水蒸
気の状態になるから、混合タンク上部に設けられた気液
分離部材(図示せず)により分けられ、上部に設けられ
たファン19によって、CO 2や空気と共に外部に排出
される。したがって、水はそれほど混合タンク12に残
らない。またこのとき、熱を持ったメタノール水溶液及
び混合ガスが混合タンク12に回収されるので、混合タ
ンク12から送液ポンプ13によりDMFCスタック1
1に供給されるメタノール水溶液も相当の熱を有するこ
とになり、DMFCスタック11における起電のための
化学反応を促進することになる。
料も水も熱を有しており、したがって、水は一部、水蒸
気の状態になるから、混合タンク上部に設けられた気液
分離部材(図示せず)により分けられ、上部に設けられ
たファン19によって、CO 2や空気と共に外部に排出
される。したがって、水はそれほど混合タンク12に残
らない。またこのとき、熱を持ったメタノール水溶液及
び混合ガスが混合タンク12に回収されるので、混合タ
ンク12から送液ポンプ13によりDMFCスタック1
1に供給されるメタノール水溶液も相当の熱を有するこ
とになり、DMFCスタック11における起電のための
化学反応を促進することになる。
【0016】なお、DMFCスタック11の酸化剤排出
口から混合タンク12に送られた水は、上述のように混
合タンク12において水蒸気として一部蒸発するが、そ
れでも水として残留する分があり、メタノール水溶液が
薄くなることがある。このような場合には、メタノール
の入った燃料カートリッジ18により、メタノールを混
合タンク12に補給し、メタノール水溶液の濃度が薄く
なり過ぎることを防ぐことができる。また、DMFCス
タック11からメタノール水溶液及び排出ガスを混合タ
ンク12に戻すようにすると、内圧が大気圧より高くな
り過ぎる場合もある。このような場合には、混合タンク
12の上記気液分離部材の近くに内圧調整装置(図示せ
ず)を設ければよい。
口から混合タンク12に送られた水は、上述のように混
合タンク12において水蒸気として一部蒸発するが、そ
れでも水として残留する分があり、メタノール水溶液が
薄くなることがある。このような場合には、メタノール
の入った燃料カートリッジ18により、メタノールを混
合タンク12に補給し、メタノール水溶液の濃度が薄く
なり過ぎることを防ぐことができる。また、DMFCス
タック11からメタノール水溶液及び排出ガスを混合タ
ンク12に戻すようにすると、内圧が大気圧より高くな
り過ぎる場合もある。このような場合には、混合タンク
12の上記気液分離部材の近くに内圧調整装置(図示せ
ず)を設ければよい。
【0017】このようにして、本発明ではDMFCスタ
ックで反応熱を回収し、混合タンクないで熱交換するこ
とにより、発電のために消費されるメタノール水溶液の
温度を通常よりも上げることができ、効率的な発電を行
うことができる。
ックで反応熱を回収し、混合タンクないで熱交換するこ
とにより、発電のために消費されるメタノール水溶液の
温度を通常よりも上げることができ、効率的な発電を行
うことができる。
【0018】また、送気ポンプ15によってDMFCス
タック11に外から供給される空気は、通常常温である
が、これについても温度が高ければ発電のための化学反
応を高めることができる。
タック11に外から供給される空気は、通常常温である
が、これについても温度が高ければ発電のための化学反
応を高めることができる。
【0019】そこで、本発明では、空気をDMFCスタ
ック11の酸化剤供給口11bに送る送気パイプ14を
燃料パイプ16あるいは排気パイプ17に近接させるこ
とにより、燃料パイプ16又は排気パイプ17に流れる
メタノール水溶液や空気などが有する熱により、送気パ
イプ14の温度を高め、ひいてはこのパイプ中を流れる
空気を熱して、DMFCスタック11に供給する酸化剤
(空気)の温度を高めることができることになる。
ック11の酸化剤供給口11bに送る送気パイプ14を
燃料パイプ16あるいは排気パイプ17に近接させるこ
とにより、燃料パイプ16又は排気パイプ17に流れる
メタノール水溶液や空気などが有する熱により、送気パ
イプ14の温度を高め、ひいてはこのパイプ中を流れる
空気を熱して、DMFCスタック11に供給する酸化剤
(空気)の温度を高めることができることになる。
【0020】次に、本発明の実施形態について図面を用
いて説明する。 <第1の実施形態>図2に、本発明の第1の実施形態の
直接型メタノール燃料電池システムの構成を示す。直接
型メタノール燃料電池(DMFC)起電装置100の起
電部は、アノード集電体101及びアノード触媒層10
2を含むアノード極と、カソード集電体103及びカソ
ード触媒層104を含むカソード極と、上記アノード極
およびカソード極の間に配置される電解質膜105を含
む。アノード流路板106はアノード集電体101側に
配設され、これには蛇行溝形状で両端にメタノール供給
口107とメタノール排出口108とを有するアノード
流路109が形成されている。メタノール水溶液が収容
されるメタノール水溶液容器110は、送液ポンプ11
1を介して上記アノード流路板106のメタノール供給
口107に接続される。図示していないが、上記起電装
置100はヒータにより加熱される。
いて説明する。 <第1の実施形態>図2に、本発明の第1の実施形態の
直接型メタノール燃料電池システムの構成を示す。直接
型メタノール燃料電池(DMFC)起電装置100の起
電部は、アノード集電体101及びアノード触媒層10
2を含むアノード極と、カソード集電体103及びカソ
ード触媒層104を含むカソード極と、上記アノード極
およびカソード極の間に配置される電解質膜105を含
む。アノード流路板106はアノード集電体101側に
配設され、これには蛇行溝形状で両端にメタノール供給
口107とメタノール排出口108とを有するアノード
流路109が形成されている。メタノール水溶液が収容
されるメタノール水溶液容器110は、送液ポンプ11
1を介して上記アノード流路板106のメタノール供給
口107に接続される。図示していないが、上記起電装
置100はヒータにより加熱される。
【0021】一方、カソード流路板112は、起電装置
100のカソード集電体103側に配設されており、こ
れには、蛇行溝形状で両端に酸化剤供給口113と酸化
剤排出口114を有するカソード流路115が形成され
ている。酸化剤供給口113には、送気ポンプ116が
接続され、例えば空気のような酸化剤を外部からこの酸
化剤供給口113に送り込む。
100のカソード集電体103側に配設されており、こ
れには、蛇行溝形状で両端に酸化剤供給口113と酸化
剤排出口114を有するカソード流路115が形成され
ている。酸化剤供給口113には、送気ポンプ116が
接続され、例えば空気のような酸化剤を外部からこの酸
化剤供給口113に送り込む。
【0022】上記のような構成のDMFC電池システム
において、補助の電池により送液ポンプ111及び送気
ポンプ116を作動させることにより、燃料のメタノー
ル及び酸化剤である空気がDMFC起電部(スタック)
に供給され、発電がなされる。図2では、DMFC起電
部は1層しか示していないが、実際には電圧を上げるた
めに複数層重ねて設ける場合も多い。
において、補助の電池により送液ポンプ111及び送気
ポンプ116を作動させることにより、燃料のメタノー
ル及び酸化剤である空気がDMFC起電部(スタック)
に供給され、発電がなされる。図2では、DMFC起電
部は1層しか示していないが、実際には電圧を上げるた
めに複数層重ねて設ける場合も多い。
【0023】所定濃度のメタノール水溶液は、メタノー
ル水溶液容器110から送液ポンプ111によりアノー
ド流路板106のメタノール供給口107に供給され、
この流路板の溝の部分、即ちアノード流路109を流れ
る。アノード流路板106の凸部分はアノードカーボン
ペーパーのようなアノード集電体101と接しており、
アノード流路109を流れるメタノール水溶液がアノー
ド集電体101にしみ込むことにより、アノード触媒層
102にメタノール水溶液が供給される。しかし、供給
されたメタノール水溶液のすべてがアノード集電体10
1にしみ込むわけではなく、残ったメタノール水溶液は
メタノール排出口108から排出され、燃料パイプ12
6を介してメタノール水溶液容器110に戻される。
ル水溶液容器110から送液ポンプ111によりアノー
ド流路板106のメタノール供給口107に供給され、
この流路板の溝の部分、即ちアノード流路109を流れ
る。アノード流路板106の凸部分はアノードカーボン
ペーパーのようなアノード集電体101と接しており、
アノード流路109を流れるメタノール水溶液がアノー
ド集電体101にしみ込むことにより、アノード触媒層
102にメタノール水溶液が供給される。しかし、供給
されたメタノール水溶液のすべてがアノード集電体10
1にしみ込むわけではなく、残ったメタノール水溶液は
メタノール排出口108から排出され、燃料パイプ12
6を介してメタノール水溶液容器110に戻される。
【0024】このメタノール水溶液容器110に戻され
るメタノール水溶液は、発電の反応により熱を有してお
り、また反応によって生じた炭酸ガスもメタノール水溶
液容器110に入れられることになる。
るメタノール水溶液は、発電の反応により熱を有してお
り、また反応によって生じた炭酸ガスもメタノール水溶
液容器110に入れられることになる。
【0025】一方、送気ポンプ116により送気パイプ
124を通って酸化剤供給口113から取り入れられた
空気は、カソード流路板112の溝、即ちカソード流路
115を通って流れ、カソード触媒層104にしみ込
む。そして残った空気は、酸化剤排出口114から排出
され、排気パイプ127によりメタノール水溶液容器1
10に入れられる。このとき発電の反応により生じた水
やこの水が反応熱により気体化した水蒸気もメタノール
水溶液容器110に入れられる。
124を通って酸化剤供給口113から取り入れられた
空気は、カソード流路板112の溝、即ちカソード流路
115を通って流れ、カソード触媒層104にしみ込
む。そして残った空気は、酸化剤排出口114から排出
され、排気パイプ127によりメタノール水溶液容器1
10に入れられる。このとき発電の反応により生じた水
やこの水が反応熱により気体化した水蒸気もメタノール
水溶液容器110に入れられる。
【0026】電解質膜105は、例えば、高プロトン伝
導性を有するナフィオン膜が用いられる。アノード触媒
層102に用いられる触媒には、例えば、被毒の少ない
PtRuが用いられ、カソード触媒層に用いられる触媒
としては、例えばPtが用いられる。
導性を有するナフィオン膜が用いられる。アノード触媒
層102に用いられる触媒には、例えば、被毒の少ない
PtRuが用いられ、カソード触媒層に用いられる触媒
としては、例えばPtが用いられる。
【0027】このような構造の直接型メタノール燃料電
池発電装置において、アノード触媒層102にメタノー
ル水溶液が供給され、触媒反応によってプロトン(陽
子)を発生させ、発生したプロトンが電解質膜105を
通り抜け、カソード触媒層104に供給された酸素と触
媒上で反応することにより、起電が行われる。
池発電装置において、アノード触媒層102にメタノー
ル水溶液が供給され、触媒反応によってプロトン(陽
子)を発生させ、発生したプロトンが電解質膜105を
通り抜け、カソード触媒層104に供給された酸素と触
媒上で反応することにより、起電が行われる。
【0028】なお、上記アノード触媒層102はその厚
さによりメタノール濃度が変化し、この厚さが薄くなる
程濃度が薄くなる。発電の最大出力密度から、メタノー
ル濃度は0.5M程度がよいことがわかり、したがって
アノード触媒層102の厚さは40μ以上、好ましくは
40〜150μmにすることが望ましいことがわかっ
た。また、アノード触媒層102の多孔度(ナフィオン
含有率ε)を0.4〜0.7にすることにより、メタノ
ール水溶液の高い拡散速度を得ることができる。
さによりメタノール濃度が変化し、この厚さが薄くなる
程濃度が薄くなる。発電の最大出力密度から、メタノー
ル濃度は0.5M程度がよいことがわかり、したがって
アノード触媒層102の厚さは40μ以上、好ましくは
40〜150μmにすることが望ましいことがわかっ
た。また、アノード触媒層102の多孔度(ナフィオン
含有率ε)を0.4〜0.7にすることにより、メタノ
ール水溶液の高い拡散速度を得ることができる。
【0029】メタノール水溶液容器110には、メタノ
ールの入った燃料カートリッジ128が接続できるよう
になっている。メタノール水溶液容器110のメタノー
ルの濃度が薄くなったときには燃料カートリッジ128
を接続して、メタノールを補給する。また、メタノール
水溶液容器110の上部には気液分離部材129が設け
られ、排気パイプ127によりメタノール水溶液容器1
10に送られた、空気と、水が水蒸気として外部に排出
される。燃料パイプ126によりメタノール水溶液容器
に送られた炭酸ガスが外部に排出される。また、メタノ
ール水溶液容器の内圧が高くなった場合に備えて、気液
分離部材129の近くに気圧調整弁130が外向きに設
けられる。
ールの入った燃料カートリッジ128が接続できるよう
になっている。メタノール水溶液容器110のメタノー
ルの濃度が薄くなったときには燃料カートリッジ128
を接続して、メタノールを補給する。また、メタノール
水溶液容器110の上部には気液分離部材129が設け
られ、排気パイプ127によりメタノール水溶液容器1
10に送られた、空気と、水が水蒸気として外部に排出
される。燃料パイプ126によりメタノール水溶液容器
に送られた炭酸ガスが外部に排出される。また、メタノ
ール水溶液容器の内圧が高くなった場合に備えて、気液
分離部材129の近くに気圧調整弁130が外向きに設
けられる。
【0030】本発明のこの実施形態によれば、DMFC
起電部における発電に使用され残ったメタノール水溶液
及び空気が熱を有して、起電に際して生じた炭酸ガスや
水(水蒸気)と共にメタノール水溶液容器に戻されるの
で、再びDMFC起電部に供給されるメタノール水溶液
の温度を上げることができ、効率的なDMFCシステム
を得ることが可能である。 <第2の実施形態>次に、DMFCに酸化剤として供給
する空気を、燃料パイプに流れるメタノール水溶液によ
り加熱する第2の実施形態について図面を用いて説明す
る。
起電部における発電に使用され残ったメタノール水溶液
及び空気が熱を有して、起電に際して生じた炭酸ガスや
水(水蒸気)と共にメタノール水溶液容器に戻されるの
で、再びDMFC起電部に供給されるメタノール水溶液
の温度を上げることができ、効率的なDMFCシステム
を得ることが可能である。 <第2の実施形態>次に、DMFCに酸化剤として供給
する空気を、燃料パイプに流れるメタノール水溶液によ
り加熱する第2の実施形態について図面を用いて説明す
る。
【0031】図3にこの実施形態の構成例を示し、この
図では図2と同じ部材などは同じ番号を付してある。送
気ポンプ134、燃料パイプ136及び排気パイプ13
7は、図2における送気ポンプ124、燃料パイプ12
6及び排気パイプ127に対応する。
図では図2と同じ部材などは同じ番号を付してある。送
気ポンプ134、燃料パイプ136及び排気パイプ13
7は、図2における送気ポンプ124、燃料パイプ12
6及び排気パイプ127に対応する。
【0032】図3において、外気から取り入れられた空
気は送気ポンプ116によって、送気パイプを介してカ
ソード流路115の酸化剤供給口113に供給される
が、この送気パイプ134を酸化剤排出口114から空
気などをメタノール水溶液容器110に送る排気パイプ
137に接触させて配設する。また、メタノール水溶液
容器110には内圧調整装置131が、気液分離部材1
29の近くに設けられ、容器内の圧力が高くなることを
防止する。
気は送気ポンプ116によって、送気パイプを介してカ
ソード流路115の酸化剤供給口113に供給される
が、この送気パイプ134を酸化剤排出口114から空
気などをメタノール水溶液容器110に送る排気パイプ
137に接触させて配設する。また、メタノール水溶液
容器110には内圧調整装置131が、気液分離部材1
29の近くに設けられ、容器内の圧力が高くなることを
防止する。
【0033】図示しない補助電源により、送液ポンプ1
11及び送気ポンプ116が起動され、メタノール水溶
液容器110からメタノール水溶液がアノード流路板1
06のメタノール供給口107に供給され、外気の空気
が送気パイプ124により、カソード流路板の酸化剤供
給口113に供給され、起電がなされる。アノード流路
板106を通ったメタノール水溶液は燃料パイプ136
を介して、メタノール排出口108からメタノール水溶
液容器110に戻される。一方カソード流路板112の
酸化剤排出口114から排出された空気、水、水蒸気は
排気パイプ137によりメタノール水溶液容器110に
入れられる。
11及び送気ポンプ116が起動され、メタノール水溶
液容器110からメタノール水溶液がアノード流路板1
06のメタノール供給口107に供給され、外気の空気
が送気パイプ124により、カソード流路板の酸化剤供
給口113に供給され、起電がなされる。アノード流路
板106を通ったメタノール水溶液は燃料パイプ136
を介して、メタノール排出口108からメタノール水溶
液容器110に戻される。一方カソード流路板112の
酸化剤排出口114から排出された空気、水、水蒸気は
排気パイプ137によりメタノール水溶液容器110に
入れられる。
【0034】燃料パイプ136により、メタノール水溶
液容器に戻されたメタノール水溶液、及び炭酸ガスは熱
を有し、排気パイプ137によりメタノール水溶液容器
110に入れられた空気、水及び水蒸気も熱を有するの
で、送液ポンプ111によりアノード流路板106に供
給されるメタノール水溶液の温度を高めることができ
る。この点は上記第1の実施形態の場合と同様である。
また、メタノール水溶液容器110に供給された空気、
水蒸気、炭酸ガスは気液分離部材129から外部に排出
され、容器内の圧力の高くなることは内圧調整装置13
1により防止される。
液容器に戻されたメタノール水溶液、及び炭酸ガスは熱
を有し、排気パイプ137によりメタノール水溶液容器
110に入れられた空気、水及び水蒸気も熱を有するの
で、送液ポンプ111によりアノード流路板106に供
給されるメタノール水溶液の温度を高めることができ
る。この点は上記第1の実施形態の場合と同様である。
また、メタノール水溶液容器110に供給された空気、
水蒸気、炭酸ガスは気液分離部材129から外部に排出
され、容器内の圧力の高くなることは内圧調整装置13
1により防止される。
【0035】この実施形態では、DMFCが動作を開始
した時点では排気パイプ127は暖められていないが、
起電が進行すると、排気パイプ127中を通る排気ガス
(空気、水、水蒸気)が熱を有するので、排気パイプ1
27も暖められる。
した時点では排気パイプ127は暖められていないが、
起電が進行すると、排気パイプ127中を通る排気ガス
(空気、水、水蒸気)が熱を有するので、排気パイプ1
27も暖められる。
【0036】したがって、排気パイプ127と接触して
設けられている、送気パイプ134も暖められ、このパ
イプ中を通る空気も熱を有することになり、結局、カソ
ード流路板112の酸化剤供給口113に供給される空
気が暖められることになる。
設けられている、送気パイプ134も暖められ、このパ
イプ中を通る空気も熱を有することになり、結局、カソ
ード流路板112の酸化剤供給口113に供給される空
気が暖められることになる。
【0037】このように、本発明のこの実施形態によれ
ば、供給される空気も暖められるので、DMFCの起電
部における化学反応が容易になされ、上記第1の実施形
態よりも更に効率を上げることが可能となる。 <第3の実施形態>次に、DMFCに酸化剤として供給
する空気を、燃料パイプに流れるメタノール水溶液によ
り加熱する第3の実施形態について図面を用いて説明す
る。図4にこの実施形態の構成例を示し、この図では図
3と同じ部材などは同じ番号を付してある。送気ポンプ
144、燃料パイプ146及び排気パイプ147は、図
2における送気ポンプ124、燃料パイプ126及び排
気パイプ127に対応する。
ば、供給される空気も暖められるので、DMFCの起電
部における化学反応が容易になされ、上記第1の実施形
態よりも更に効率を上げることが可能となる。 <第3の実施形態>次に、DMFCに酸化剤として供給
する空気を、燃料パイプに流れるメタノール水溶液によ
り加熱する第3の実施形態について図面を用いて説明す
る。図4にこの実施形態の構成例を示し、この図では図
3と同じ部材などは同じ番号を付してある。送気ポンプ
144、燃料パイプ146及び排気パイプ147は、図
2における送気ポンプ124、燃料パイプ126及び排
気パイプ127に対応する。
【0038】図4において、外気から取り入れられた空
気は送気ポンプ116によって、送気パイプ144を介
してカソード流路115の酸化剤供給口113に供給さ
れるが、この送気パイプ144を、メタノール排出口1
08からメタノール水溶液及び炭酸ガスをメタノール水
溶液容器110に送る燃料パイプ146に接触させて配
設する。また、メタノール水溶液容器110には内圧調
整装置131が設けられ、容器内の圧力が高くなること
を防止する。
気は送気ポンプ116によって、送気パイプ144を介
してカソード流路115の酸化剤供給口113に供給さ
れるが、この送気パイプ144を、メタノール排出口1
08からメタノール水溶液及び炭酸ガスをメタノール水
溶液容器110に送る燃料パイプ146に接触させて配
設する。また、メタノール水溶液容器110には内圧調
整装置131が設けられ、容器内の圧力が高くなること
を防止する。
【0039】図示しない補助電源により、送液ポンプ1
11及び送気ポンプ116が起動され、メタノール水溶
液容器110からメタノール水溶液がアノード流路板1
06のメタノール供給口107に供給され、外気の空気
が送気パイプ144により、カソード流路板の酸化剤供
給口113に供給され、起電がなされる。アノード流路
板106を通ったメタノール水溶液及び炭酸ガスは燃料
パイプ146を介して、メタノール排出口108からメ
タノール水溶液容器110に戻される。一方、カソード
流路板112の酸化剤排出口114から排出された空
気、水、水蒸気は排気パイプ147によりメタノール水
溶液容器110に入れられる。
11及び送気ポンプ116が起動され、メタノール水溶
液容器110からメタノール水溶液がアノード流路板1
06のメタノール供給口107に供給され、外気の空気
が送気パイプ144により、カソード流路板の酸化剤供
給口113に供給され、起電がなされる。アノード流路
板106を通ったメタノール水溶液及び炭酸ガスは燃料
パイプ146を介して、メタノール排出口108からメ
タノール水溶液容器110に戻される。一方、カソード
流路板112の酸化剤排出口114から排出された空
気、水、水蒸気は排気パイプ147によりメタノール水
溶液容器110に入れられる。
【0040】燃料パイプ146により、メタノール水溶
液容器に戻されたメタノール水溶液、及び炭酸ガスは熱
を有し、排気パイプ147によりメタノール水溶液容器
110に入れられた空気、水及び水蒸気も熱を有するの
で、送液ポンプ111によりアノード流路板106に供
給されるメタノール水溶液の温度を高めることができ
る。この点は上記第1の実施形態の場合と同様である。
また、メタノール水溶液容器110に供給された空気、
水蒸気、炭酸ガスは気液分離部材129から外部に排出
され、容器内の圧力の高くなることは内圧調整装置13
1により防止される。
液容器に戻されたメタノール水溶液、及び炭酸ガスは熱
を有し、排気パイプ147によりメタノール水溶液容器
110に入れられた空気、水及び水蒸気も熱を有するの
で、送液ポンプ111によりアノード流路板106に供
給されるメタノール水溶液の温度を高めることができ
る。この点は上記第1の実施形態の場合と同様である。
また、メタノール水溶液容器110に供給された空気、
水蒸気、炭酸ガスは気液分離部材129から外部に排出
され、容器内の圧力の高くなることは内圧調整装置13
1により防止される。
【0041】この実施形態では、DMFCが動作を開始
した時点では燃料パイプ146は暖められていないが、
発電が進行すると、燃料パイプ146中を通るメタノー
ル水溶液及び炭酸ガスが熱を有するので、燃料パイプ1
46も暖められる。
した時点では燃料パイプ146は暖められていないが、
発電が進行すると、燃料パイプ146中を通るメタノー
ル水溶液及び炭酸ガスが熱を有するので、燃料パイプ1
46も暖められる。
【0042】したがって、燃料パイプ146と接触して
設けられている、送気パイプ144も暖められ、このパ
イプ中を通る空気も熱を有することになり、結局、アノ
ード流路板106のメタノール供給口107に供給され
る空気が暖められることになる。
設けられている、送気パイプ144も暖められ、このパ
イプ中を通る空気も熱を有することになり、結局、アノ
ード流路板106のメタノール供給口107に供給され
る空気が暖められることになる。
【0043】このように、本発明のこの実施形態によれ
ば、DMFC起電部に供給される空気も暖められるの
で、DMFC起電部における化学反応が容易になされ、
上記第1の実施形態よりも更に効率を上げることが可能
となる。
ば、DMFC起電部に供給される空気も暖められるの
で、DMFC起電部における化学反応が容易になされ、
上記第1の実施形態よりも更に効率を上げることが可能
となる。
【0044】なお、上述の図2〜図4に示した記実施形
態では、図1に示したファン19を設けなかったが、こ
れを設けて湿った空気(空気+水蒸気など)を強制的に
外部に排出すれば、メタノール水溶液容器内の結露を防
ぐことができ、電子回路に与える悪影響を防ぐ効果があ
る。
態では、図1に示したファン19を設けなかったが、こ
れを設けて湿った空気(空気+水蒸気など)を強制的に
外部に排出すれば、メタノール水溶液容器内の結露を防
ぐことができ、電子回路に与える悪影響を防ぐ効果があ
る。
【0045】また、上述のファンを設けて炭酸ガスなど
を吸引し外気に出すことなく、所定の容器に入れるよう
にすれば、大気に放出することによる悪影響を防止でき
る。
を吸引し外気に出すことなく、所定の容器に入れるよう
にすれば、大気に放出することによる悪影響を防止でき
る。
【0046】また、図3及び図4に示した実施形態で
は、内圧調整装置を設けたが、図2に示した実施形態の
ように簡単な弁130を設けてメタノール水溶液容器の
内圧が高くなることを簡易に防止することができる。逆
に図2に示した第1の実施形態において図3あるいは図
4に示した内圧調整装置を設けて内圧が高くなることを
防ぐことができる。
は、内圧調整装置を設けたが、図2に示した実施形態の
ように簡単な弁130を設けてメタノール水溶液容器の
内圧が高くなることを簡易に防止することができる。逆
に図2に示した第1の実施形態において図3あるいは図
4に示した内圧調整装置を設けて内圧が高くなることを
防ぐことができる。
【0047】上述の実施形態のように、内圧調整装置を
設けることにより、メタノール水溶液容器内の圧力が大
気圧よりも高くなって送液ポンプが動かなくなることを
防止できる。
設けることにより、メタノール水溶液容器内の圧力が大
気圧よりも高くなって送液ポンプが動かなくなることを
防止できる。
【0048】ところで、上述の第1,第2の実施形態で
は、送気パイプを排気パイプあるいは燃料パイプに接触
させて設けたが、排気パイプと共に燃料パイプに接触さ
せて設けてもよい。また、排気又は燃料パイプは接触し
なくともこれらのパイプの熱が送気パイプに伝えられる
程、近接して設置されれば、本発明の効果を得ることが
できる。また、本発明で送気パイプ、排気パイプ、燃料
パイプとして用いられるパイプの材料は熱伝導性のよい
ものが望ましい。
は、送気パイプを排気パイプあるいは燃料パイプに接触
させて設けたが、排気パイプと共に燃料パイプに接触さ
せて設けてもよい。また、排気又は燃料パイプは接触し
なくともこれらのパイプの熱が送気パイプに伝えられる
程、近接して設置されれば、本発明の効果を得ることが
できる。また、本発明で送気パイプ、排気パイプ、燃料
パイプとして用いられるパイプの材料は熱伝導性のよい
ものが望ましい。
【0049】また、上述の実施形態では上記のパイプ
は、独立したパイプとして設けられている場合について
述べた。しかし、熱を伝えるべく近接して設けられるパ
イプは、独立したものでなく、たとえば2枚の板体に2
つの溝を設けて合わせることにより2つの流路を形成す
るなど、一般的には2つの流路が、熱が伝えられるほど
近接して設けられればよい。
は、独立したパイプとして設けられている場合について
述べた。しかし、熱を伝えるべく近接して設けられるパ
イプは、独立したものでなく、たとえば2枚の板体に2
つの溝を設けて合わせることにより2つの流路を形成す
るなど、一般的には2つの流路が、熱が伝えられるほど
近接して設けられればよい。
【0050】また、メタノールを補給する燃料カートリ
ッジはメタノール水溶液容器に直接着脱されず、この容
器にパイプを装着し、このパイプを介して上記燃料カー
トリッジが着脱されるようにしてもよい。
ッジはメタノール水溶液容器に直接着脱されず、この容
器にパイプを装着し、このパイプを介して上記燃料カー
トリッジが着脱されるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、効率
的でしかも安定な状態で長時間駆動が可能な直接型メタ
ノール燃料電池システムを得ることができる。
的でしかも安定な状態で長時間駆動が可能な直接型メタ
ノール燃料電池システムを得ることができる。
【図1】本発明の原理を説明するための図。
【図2】本発明一実施形態の構成例を示す図。
【図3】本発明の他の実施形態の構成例を示す図。
【図4】本発明の他の実施形態の構成例を示す図。
11・・・DMFCスタック、
11a・・・燃料供給口、
11b・・・酸化剤供給口、
12・・・混合タンク、
13,111・・・送液ポンプ、
14,124,134,144・・・送気パイプ、
15,116・・・送気ポンプ、
16,126,136,146・・・燃料パイプ、
17,127,137,147・・・排気パイプ、
18,128・・・燃料カートリッジ、
19・・・ファン、
100・・・DMFC起電装置、
101・・・アノード集電体、
102・・・アノード触媒層
103・・・カソード集電体、
104・・・カソード触媒層
105・・・電解質膜、
106・・・アノード流路板
107・・・メタノール供給口、
108・・・メタノール排出口、
109・・・アノード流路、
110・・・メタノール水溶液容器、
112・・・カソード流路板、
113・・・酸化剤供給口、
114・・・酸化剤排出口
115・・・カソード流路、
116・・・送気ポンプ、
129・・・気液分離部材、
130・・・気圧調整弁、
131・・・内圧調整装置。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 澁谷 信男
神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株
式会社東芝研究開発センター内
(72)発明者 酒井 広隆
埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式
会社東芝深谷工場内
Fターム(参考) 5H026 AA08 CC03 CX05
Claims (8)
- 【請求項1】 電解質膜の一方の面側に設けられたアノ
ード流路に燃料としてメタノール水溶液を流し、他方の
面側に設けられたカソード流路に酸化剤として空気を流
し化学反応により起電する起電部と、 この起電部単位の前記アノード側に供給する前記メタノ
ール水溶液を貯めるメタノール水溶液容器と、 前記アノード流路を通ったメタノール水溶液を再び前記
メタノール水溶液容器に導く燃料流路と、 前記カソード流路を通って排出された排気ガスを前記メ
タノール水溶液容器に導く排気流路とを有することを特
徴とする直接型メタノール燃料電池システム。 - 【請求項2】 電解質膜の一方の面側に設けられたアノ
ード流路に燃料としてメタノール水溶液を流し、他方の
面側に設けられたカソード流路に酸化剤として空気を流
し化学反応により起電する起電部と、 この起電部単位の前記アノード側に供給する前記メタノ
ール水溶液を貯めるメタノール水溶液容器と、 空気を前記カソード流路に導く送気流路と、 前記アノード流路を通ったメタノール水溶液を前記メタ
ノール水溶液容器に導く燃料流路と、 前記カソード流路を通って排出された排気ガスを前記メ
タノール水溶液容器に導く排気流路とを有し、 前記送気流路を前記排気流路又は前記燃料流路に近接し
て設けたことを特徴とする直接型メタノール燃料電池シ
ステム。 - 【請求項3】 電解質膜、この電解質膜の一方の面側に
設けられたアノード極、前記電解質膜の他方の面側に設
けられたカソード極、前記アノード極に対向して設けら
れ燃料としてメタノール水溶液を流すアノード流路、前
記カソード極に対向して設けられ酸化剤として空気を流
すカソード流路とを有する起電部と、 前記アノード流路に供給するメタノール水溶液を貯める
メタノール水溶液容器と、 このメタノール水溶液容器内のメタノール水溶液を前記
アノード流路に供給する送液機構と、 前記アノード流路を通ったメタノール水溶液を前記メタ
ノール水溶液容器に導く燃料流路と、 空気を前記カソード流路に導く送気流路と、 この送気流路により空気を前記カソード流路に供給する
送気機構と、 前記カソード流路を通った排気ガスを前記メタノール水
溶液容器に導く排気流路とを有することを特徴とする直
接型メタノール燃料電池システム。 - 【請求項4】 電解質膜、この電解質膜の一方の面側に
設けられたアノード極、前記電解質膜の他方の面側に設
けられたカソード極、前記アノード極に対向して設けら
れ燃料としてメタノール水溶液を流すアノード流路、前
記カソード極に対向して設けられ酸化剤として空気を流
すカソード流路とを有する起電部と、 前記アノード流路に供給するメタノール水溶液を貯める
メタノール水溶液容器と、 このメタノール水溶液容器内のメタノール水溶液を前記
アノード流路に供給する送液機構と、 前記アノード流路を通ったメタノール水溶液を前記メタ
ノール水溶液容器に導く燃料流路と、 空気を前記カソード流路に導く送気流路と、 この送気流路により空気を前記カソード流路に供給する
送気機構と、 前記カソード流路を通った排気ガスを前記メタノール水
溶液容器に導く排気流路とを有し、 前記送気流路は前記排気流路に近接して設けられること
を特徴とする直接型メタノール燃料電池システム。 - 【請求項5】 電解質膜、この電解質膜の一方の面側に
設けられたアノード極、前記電解質膜の他方の面側に設
けられたカソード極、前記アノード極に対向して設けら
れ燃料としてメタノール水溶液を流すアノード流路、前
記カソード極に対向して設けられ酸化剤として空気を流
すカソード流路とを有する起電部と、 前記アノード流路に供給するメタノール水溶液を貯める
メタノール水溶液容器と、 このメタノール水溶液容器内のメタノール水溶液を前記
アノード流路に供給する送液機構と、 前記アノード流路を通ったメタノール水溶液を前記メタ
ノール水溶液容器に導く燃料流路と、 この燃料流路に近接して設けられ、空気を前記カソード
流路に導く送気流路と、 この送気流路により空気を前記カソード流路に供給する
送気機構と、 前記カソード流路を通った排気ガスを前記メタノール水
溶液容器に導く排気流路とを有することを特徴とする直
接型メタノール燃料電池システム。 - 【請求項6】 前記メタノール水溶液容器は、気体を外
部に排出できる気液分離部材を有することを特徴とする
請求項1乃至5のいずれか1記載の直接型メタノール燃
料電池システム。 - 【請求項7】 前記メタノール水溶液容器は、メタノー
ルを補給可能な燃料カートリッジを前記メタノール水溶
液容器に着脱可能である構造を有することを特徴とする
請求項1乃至6のいずれか1記載の直接型メタノール燃
料電池システム。 - 【請求項8】 前記メタノール水溶液容器の内圧を調整
可能な内圧調整装置を更に有することを特徴とする請求
項1乃至7のいずれか1記載の直接型メタノール燃料電
池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002156811A JP2003346836A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 直接型メタノール燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002156811A JP2003346836A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 直接型メタノール燃料電池システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003346836A true JP2003346836A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29772897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002156811A Pending JP2003346836A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 直接型メタノール燃料電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003346836A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7666538B2 (en) | 2004-06-16 | 2010-02-23 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Fuel cell device |
WO2010053084A1 (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-14 | ソニー株式会社 | 燃料電池およびこれに用いる酸素電極ならびに電子機器 |
-
2002
- 2002-05-30 JP JP2002156811A patent/JP2003346836A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7666538B2 (en) | 2004-06-16 | 2010-02-23 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Fuel cell device |
WO2010053084A1 (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-14 | ソニー株式会社 | 燃料電池およびこれに用いる酸素電極ならびに電子機器 |
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