JP2003344120A - 指針式表示装置 - Google Patents
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- JP2003344120A JP2003344120A JP2002159140A JP2002159140A JP2003344120A JP 2003344120 A JP2003344120 A JP 2003344120A JP 2002159140 A JP2002159140 A JP 2002159140A JP 2002159140 A JP2002159140 A JP 2002159140A JP 2003344120 A JP2003344120 A JP 2003344120A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 虚像表示を採用するに際して構成をコンパク
トにできる指針式表示装置を提供する。 【解決手段】 駆動装置2によって回転動作される指針
3と、この指針3の背後に配置される表示板(第1のパ
ネル体)6と、指針3の周囲に配置される枠体(第2の
パネル体)7と、これら表示板6及び枠体7の背後に配
置され駆動装置2を作動させる回路基板1とを備えてお
り、表示板6と枠体7との間に指針3の回転中心部31
を取り巻く帯状の窓部9を設け、回路基板1の前方側
に、表示板6の折曲部63でなる表示像形成手段と、透
光体8の第3の外壁面83でなる反射手段とで構成され
る虚像表示手段を設けた。
トにできる指針式表示装置を提供する。 【解決手段】 駆動装置2によって回転動作される指針
3と、この指針3の背後に配置される表示板(第1のパ
ネル体)6と、指針3の周囲に配置される枠体(第2の
パネル体)7と、これら表示板6及び枠体7の背後に配
置され駆動装置2を作動させる回路基板1とを備えてお
り、表示板6と枠体7との間に指針3の回転中心部31
を取り巻く帯状の窓部9を設け、回路基板1の前方側
に、表示板6の折曲部63でなる表示像形成手段と、透
光体8の第3の外壁面83でなる反射手段とで構成され
る虚像表示手段を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車、オ
ートバイ、船舶、農建機、航空機に代表される各種乗物
に搭載される指針式表示装置に係わるものである。
ートバイ、船舶、農建機、航空機に代表される各種乗物
に搭載される指針式表示装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】この種の指針式表示装置として、例え
ば、特開2002−114058号公報、特開2002
−104019号公報、特開平11−183202号公
報、特開平8−219814号公報に記載されているよ
うに、回転動作する指針を実像とし、この指針に対応す
る数字、目盛等の指標部とを虚像としてハーフミラーで
合成表示するようにしたものが知られている。
ば、特開2002−114058号公報、特開2002
−104019号公報、特開平11−183202号公
報、特開平8−219814号公報に記載されているよ
うに、回転動作する指針を実像とし、この指針に対応す
る数字、目盛等の指標部とを虚像としてハーフミラーで
合成表示するようにしたものが知られている。
【0003】このような構成によれば、ハーフミラーで
指標部を虚像表示することで、指標部が浮遊感を有して
視認されるため、指針式表示の見栄えに斬新性や高級感
を与えることができる。
指標部を虚像表示することで、指標部が浮遊感を有して
視認されるため、指針式表示の見栄えに斬新性や高級感
を与えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例記載の構成では、指針像(実像)を形成する指針表
示ユニットと、指標部像(虚像)を形成する指標表示ユ
ニットとを別々に用意し、さらに各表示ユニット間にハ
ーフミラーを配置する構成であるため、装置全体の大型
化と大幅なコスト増を招いてしまう。本発明はこれらの
点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、虚像
表示を採用するに際して構成をコンパクトにできる指針
式表示装置を提供することにある。
来例記載の構成では、指針像(実像)を形成する指針表
示ユニットと、指標部像(虚像)を形成する指標表示ユ
ニットとを別々に用意し、さらに各表示ユニット間にハ
ーフミラーを配置する構成であるため、装置全体の大型
化と大幅なコスト増を招いてしまう。本発明はこれらの
点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、虚像
表示を採用するに際して構成をコンパクトにできる指針
式表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、駆動装置によって回転動作される指針と、こ
の指針の背後またはその周囲に配置されるパネル体と、
このパネル体の背後に配置され回路基板とを備え、前記
パネル体に前記指針の回転中心を取り巻く窓部を設け、
前記回路基板の前方側に、表示像形成手段と、この表示
像形成手段によって形成された表示像を前記窓部上に投
影する反射手段とでなる虚像表示手段を設けたことを特
徴とする。
するため、駆動装置によって回転動作される指針と、こ
の指針の背後またはその周囲に配置されるパネル体と、
このパネル体の背後に配置され回路基板とを備え、前記
パネル体に前記指針の回転中心を取り巻く窓部を設け、
前記回路基板の前方側に、表示像形成手段と、この表示
像形成手段によって形成された表示像を前記窓部上に投
影する反射手段とでなる虚像表示手段を設けたことを特
徴とする。
【0006】また本発明は、前記窓部に帯状の透光体が
配置され、前記反射手段が前記透光体の前記窓部及び前
記表示像形成手段に対向する壁面に形成された鏡面部か
らなることを特徴とする。
配置され、前記反射手段が前記透光体の前記窓部及び前
記表示像形成手段に対向する壁面に形成された鏡面部か
らなることを特徴とする。
【0007】また本発明は、前記表示像形成手段が前記
透光体の前記鏡面部に対向する箇所に形成されるか、ま
たは前記透光体とは別部材として前記鏡面部に対向する
ように配置されることを特徴とする。
透光体の前記鏡面部に対向する箇所に形成されるか、ま
たは前記透光体とは別部材として前記鏡面部に対向する
ように配置されることを特徴とする。
【0008】また本発明は、前記表示像形成手段が光源
を含み、この光源からの光を受けて前記表示像を形成す
ることを特徴とする。
を含み、この光源からの光を受けて前記表示像を形成す
ることを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記表示像が前記指針に対
応する指標部からなることを特徴とする。
応する指標部からなることを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記表示像が前記指針の回
転中心を取り巻くリング状装飾部からなることを特徴と
する。
転中心を取り巻くリング状装飾部からなることを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
による指針式表示装置を自動車用の計器に適用した場合
を例に説明する。
による指針式表示装置を自動車用の計器に適用した場合
を例に説明する。
【0012】図1から図3は、本発明の第1の実施形態
を示し、図1は指針式表示装置の平面図、図2は図1の
A−A線に沿った断面図、図3は当該実施形態の要部分
解斜視図である。
を示し、図1は指針式表示装置の平面図、図2は図1の
A−A線に沿った断面図、図3は当該実施形態の要部分
解斜視図である。
【0013】図1、図2において、本実施例による指針
式表示装置は、回路基板1、駆動装置2、指針3、第
1,第2の光源L1,L2、ケース4、導光体5、表示
板(第1のパネル体)6、枠体(第2のパネル体)7、
透光体8を備えている。
式表示装置は、回路基板1、駆動装置2、指針3、第
1,第2の光源L1,L2、ケース4、導光体5、表示
板(第1のパネル体)6、枠体(第2のパネル体)7、
透光体8を備えている。
【0014】回路基板1は、紙フェノール系またはガラ
スエポキシ系材料によって形成された硬質回路基板から
なり、その表面には所定の銅箔材料からなる複数の配線
パターン(図示しない)が形成され、この配線パターン
に、例えばステッピングモータからなる駆動装置2と発
光ダイオードからなる光源L2,L3が搭載され、導通
固定されている。
スエポキシ系材料によって形成された硬質回路基板から
なり、その表面には所定の銅箔材料からなる複数の配線
パターン(図示しない)が形成され、この配線パターン
に、例えばステッピングモータからなる駆動装置2と発
光ダイオードからなる光源L2,L3が搭載され、導通
固定されている。
【0015】駆動装置2は、回路基板1の背面側に装着
されており、その回転軸21が回路基板1を貫通して前
方側に突出し、先端に指針3が連結されている。
されており、その回転軸21が回路基板1を貫通して前
方側に突出し、先端に指針3が連結されている。
【0016】指針3は、回転軸21に連結される回転中
心部31と、この回転中心部31から表示板6に沿って
長手状に延びる指示部32とでなり、回転中心部31は
遮光性を有し、指示部32は光源L1からの光を導入し
て発光するようになっている。
心部31と、この回転中心部31から表示板6に沿って
長手状に延びる指示部32とでなり、回転中心部31は
遮光性を有し、指示部32は光源L1からの光を導入し
て発光するようになっている。
【0017】ケース4は、光反射率の高い例えば白色の
合成樹脂からなり、駆動軸21を取り巻く筒状部41
と、表示板6の後述する指標部に対応する反射部42と
を有している。
合成樹脂からなり、駆動軸21を取り巻く筒状部41
と、表示板6の後述する指標部に対応する反射部42と
を有している。
【0018】筒状部41は、第1の光源L1と指針3の
回転中心部31との間に位置し、第1の光源L1からの
光を回転中心部31に導きもので、回転中心部31に導
入された光は、回転中心部31内に形成された反射部を
通じて反射され、指示部32を発光させるようになって
いる。
回転中心部31との間に位置し、第1の光源L1からの
光を回転中心部31に導きもので、回転中心部31に導
入された光は、回転中心部31内に形成された反射部を
通じて反射され、指示部32を発光させるようになって
いる。
【0019】反射部42は、表示板6とは空間を隔てて
対向し、導光体5を通じて空間S内に導かれた光を表示
板6側に反射するようになっている。また反射部42
は、その端部が透光体8の底部に沿って延び、透光体8
を背後から支持している。
対向し、導光体5を通じて空間S内に導かれた光を表示
板6側に反射するようになっている。また反射部42
は、その端部が透光体8の底部に沿って延び、透光体8
を背後から支持している。
【0020】導光体5は、透明な合成樹脂材料によっ
て、筒状部41と取り巻く円弧状に形成され、第2の光
源L2の光を空間S内に導くようになっており、この空
間S内に導かれる光によって表示板6の後述する指標部
が透過照明される。
て、筒状部41と取り巻く円弧状に形成され、第2の光
源L2の光を空間S内に導くようになっており、この空
間S内に導かれる光によって表示板6の後述する指標部
が透過照明される。
【0021】表示板6は、透明な合成樹脂基板61に印
刷を施してなり、指針3の作動範囲に対応する平板部6
2と、この平板部62から背面方向(回路基板1側)に
折り曲げ形成された折曲部(表示像形成手段)63とを
有している。
刷を施してなり、指針3の作動範囲に対応する平板部6
2と、この平板部62から背面方向(回路基板1側)に
折り曲げ形成された折曲部(表示像形成手段)63とを
有している。
【0022】これら平板部62と折曲部63には、図3
にも示すように、例えば黒色系インクを印刷してなる遮
光性地部64が形成されている。そして、平板部62に
は、遮光性地部64を形成しない部分抜き領域に例えば
適宜着色インク(例えば白色)を印刷することにより、
指針3の指示対象となる数字、文字を形成する光透過性
の指標部(第1の指標部)65が形成され、また折曲部
63には、遮光性地部64を形成しない部分抜き領域に
例えば適宜着色インクを印刷することにより、指針3の
指示対象となる目盛を形成する光透過性の指標部(第2
の指標部)66が形成されている。
にも示すように、例えば黒色系インクを印刷してなる遮
光性地部64が形成されている。そして、平板部62に
は、遮光性地部64を形成しない部分抜き領域に例えば
適宜着色インク(例えば白色)を印刷することにより、
指針3の指示対象となる数字、文字を形成する光透過性
の指標部(第1の指標部)65が形成され、また折曲部
63には、遮光性地部64を形成しない部分抜き領域に
例えば適宜着色インクを印刷することにより、指針3の
指示対象となる目盛を形成する光透過性の指標部(第2
の指標部)66が形成されている。
【0023】枠体7は、例えば黒色の遮光性合成樹脂か
らなり、指針3、表示板6、透光体8でなる指針式指標
部の所要部を露出し、不要部は隠蔽する化粧パネルとし
て機能する。そして、枠体7と表示板6との間には、指
針3の回転中心部31を取り巻く帯状の窓部9が形成さ
れ、この窓部9に透光体8が収納配置されている。
らなり、指針3、表示板6、透光体8でなる指針式指標
部の所要部を露出し、不要部は隠蔽する化粧パネルとし
て機能する。そして、枠体7と表示板6との間には、指
針3の回転中心部31を取り巻く帯状の窓部9が形成さ
れ、この窓部9に透光体8が収納配置されている。
【0024】透光体8は、例えば透明な合成樹脂材料に
より、窓部9の形状に対応した帯状に形成され、その断
面形状は、その全周にわたって略三角形状である。
より、窓部9の形状に対応した帯状に形成され、その断
面形状は、その全周にわたって略三角形状である。
【0025】この透光体8は、図3にも示すように、観
察者側に露出する第1の外壁面81と、表示板6の折曲
部63に対向する第2の外壁面82と、これら第1,第
2の外壁面の双方に対向する第3の外壁面(壁面または
反射手段)83とを有し、この場合、少なくとも第3の
外壁面83は、鏡面処理が施され、鏡面部として形成さ
れている。
察者側に露出する第1の外壁面81と、表示板6の折曲
部63に対向する第2の外壁面82と、これら第1,第
2の外壁面の双方に対向する第3の外壁面(壁面または
反射手段)83とを有し、この場合、少なくとも第3の
外壁面83は、鏡面処理が施され、鏡面部として形成さ
れている。
【0026】また、図1に示すように、透光体8は、例
えば発光ダイオードからなる第3の光源L3の光を導入
することにより、それ自体がリング状に発光するように
なっている。
えば発光ダイオードからなる第3の光源L3の光を導入
することにより、それ自体がリング状に発光するように
なっている。
【0027】次に第1の光源L1の発光色を赤色、第2
光源L2の発光色を白色、第3の光源の発光色を青色に
設定した場合を例として、本実施形態による指針式表示
装置の照明表示状態について説明する。
光源L2の発光色を白色、第3の光源の発光色を青色に
設定した場合を例として、本実施形態による指針式表示
装置の照明表示状態について説明する。
【0028】まず、第1の光源L1が発光したとき、そ
の赤色光は、指針3に導入され、指示部32が赤色に発
光する。
の赤色光は、指針3に導入され、指示部32が赤色に発
光する。
【0029】次に、第2の光源L2が発光したとき、そ
の白色光は、導光体5を通じて空間S内に導かれ、表示
板6の指標部65,66の双方を通過することで、指標
部65の表示像(発光表示像)と指標部66の表示像
(発光表示像)が形成される。そして指標部65の表示
像は、白色に光輝する実像として観察者に視認され、指
標部66の表示像は、透光体8の第3の外壁部83を通
じて第1の外壁部81側(観察者側)に反射(投影)さ
れ、観察者には白色に光輝する虚像Xとして視認され
る。これにより、指標部66を有する表示板6の折曲部
63は、第2の光源L2と組み合わされて、この部分を
光が通過することで発光する表示像を形成する表示像形
成手段として機能し、また透光体8の第3の外壁面83
は、指標部66の表示像を観察者側に投影する反射手段
として機能し、これら表示像形成手段と反射手段とで虚
像形成手段を構成する。なお、このように形成される虚
像Xは、窓部9内において、指標部65の表示像よりも
奥まった位置に浮遊するように視認されるので、斬新性
や高級感を演出することができる。
の白色光は、導光体5を通じて空間S内に導かれ、表示
板6の指標部65,66の双方を通過することで、指標
部65の表示像(発光表示像)と指標部66の表示像
(発光表示像)が形成される。そして指標部65の表示
像は、白色に光輝する実像として観察者に視認され、指
標部66の表示像は、透光体8の第3の外壁部83を通
じて第1の外壁部81側(観察者側)に反射(投影)さ
れ、観察者には白色に光輝する虚像Xとして視認され
る。これにより、指標部66を有する表示板6の折曲部
63は、第2の光源L2と組み合わされて、この部分を
光が通過することで発光する表示像を形成する表示像形
成手段として機能し、また透光体8の第3の外壁面83
は、指標部66の表示像を観察者側に投影する反射手段
として機能し、これら表示像形成手段と反射手段とで虚
像形成手段を構成する。なお、このように形成される虚
像Xは、窓部9内において、指標部65の表示像よりも
奥まった位置に浮遊するように視認されるので、斬新性
や高級感を演出することができる。
【0030】次に、第3の光源L3が発光したとき、そ
の青色光は、透光体8に取り込まれ、透光体8の全体が
青色に発光する。これにより、透光体3は、指針3の回
転中心を取り巻く装飾リングとして機能し、見栄えを向
上させることができる。
の青色光は、透光体8に取り込まれ、透光体8の全体が
青色に発光する。これにより、透光体3は、指針3の回
転中心を取り巻く装飾リングとして機能し、見栄えを向
上させることができる。
【0031】なお、各光源L1〜L3は、同時に点灯さ
せてもよいし、所定の順序で点灯させてもよい。
せてもよいし、所定の順序で点灯させてもよい。
【0032】以上のように、本実施形態による指針式表
示装置は、駆動装置2によって回転動作される指針3
と、この指針3の背後に配置される表示板(第1のパネ
ル体)6と、指針3の周囲に配置される枠体(第2のパ
ネル体)7と、これら表示板6及び枠体7の背後に配置
される回路基板1とを備えており、表示板6と枠体7と
の間に指針3の回転中心部31を取り巻く帯状の窓部9
を設け、回路基板1の前方側に、表示板6の折曲部63
でなる表示像形成手段と、この表示像形成手段によって
形成された表示像を窓部9上に投影する透光体8の第3
の外壁面83でなる反射手段とで構成される虚像表示手
段を設けたことにより、従来のように、装置の大型化や
大幅なコスト増を招くことなく、虚像表示を行うことが
でき、構成のコンパクト化やコスト低減を実現できる。
なお本例では、窓部9を表示板6と枠体7との間で形成
したが、表示板6と枠体7の何れか一方に設けることも
できる。
示装置は、駆動装置2によって回転動作される指針3
と、この指針3の背後に配置される表示板(第1のパネ
ル体)6と、指針3の周囲に配置される枠体(第2のパ
ネル体)7と、これら表示板6及び枠体7の背後に配置
される回路基板1とを備えており、表示板6と枠体7と
の間に指針3の回転中心部31を取り巻く帯状の窓部9
を設け、回路基板1の前方側に、表示板6の折曲部63
でなる表示像形成手段と、この表示像形成手段によって
形成された表示像を窓部9上に投影する透光体8の第3
の外壁面83でなる反射手段とで構成される虚像表示手
段を設けたことにより、従来のように、装置の大型化や
大幅なコスト増を招くことなく、虚像表示を行うことが
でき、構成のコンパクト化やコスト低減を実現できる。
なお本例では、窓部9を表示板6と枠体7との間で形成
したが、表示板6と枠体7の何れか一方に設けることも
できる。
【0033】また本実施形態では、窓部9に帯状の透光
体8、特に合成樹脂の射出成形体でなる透光体8を配置
し、この透光体8の窓部9及び表示像形成手段(折曲部
63)に対向する第3の外壁面(鏡面部)83で反射手
段を設けたことにより、特別な材料を使用したり、特殊
な加工・処理を施した部材を使用することなく、反射手
段を構成でき、材料費を低減することができる。
体8、特に合成樹脂の射出成形体でなる透光体8を配置
し、この透光体8の窓部9及び表示像形成手段(折曲部
63)に対向する第3の外壁面(鏡面部)83で反射手
段を設けたことにより、特別な材料を使用したり、特殊
な加工・処理を施した部材を使用することなく、反射手
段を構成でき、材料費を低減することができる。
【0034】また本実施形態では、第3の光源L3によ
り、透光体8自体を所定色で発光させるように構成した
ことにより、装飾性を高め、見栄えを向上させることが
できる。
り、透光体8自体を所定色で発光させるように構成した
ことにより、装飾性を高め、見栄えを向上させることが
できる。
【0035】また本実施形態では、表示像形成手段を表
示板6と一体に設け、透光体8の第2,第3の外壁面8
2,83に対向配置したが、表示板6とは別部材で形成
することもできる。さらに表示像形成手段は、塗装や印
刷、転写等で透光体8の例えば第2の外壁面82に形成
してもよい。このようにすることで、表示像形成手段を
形成するための専用部材が不要となるというメリットが
ある。
示板6と一体に設け、透光体8の第2,第3の外壁面8
2,83に対向配置したが、表示板6とは別部材で形成
することもできる。さらに表示像形成手段は、塗装や印
刷、転写等で透光体8の例えば第2の外壁面82に形成
してもよい。このようにすることで、表示像形成手段を
形成するための専用部材が不要となるというメリットが
ある。
【0036】また本実施形態では、表示像形成手段が光
源(第2の光源L2)を含み、この光源からの光を受け
て表示像を形成するようにしたことにより、虚像源とな
る表示像を良好に形成することができる。
源(第2の光源L2)を含み、この光源からの光を受け
て表示像を形成するようにしたことにより、虚像源とな
る表示像を良好に形成することができる。
【0037】また本実施形態では、虚像源となる表示像
を指針3に対応する目盛からなる第2の指標部66とし
たが、表示像の種類は任意であり、例えば、回転中心を
取り巻くリング等の装飾表示やエンブレム、警報マーク
であってもよい。なお表示像としては、指針3に対応す
る帯状形状に設定するか、または帯状に配置するのが好
ましく、このようにすることで、回転動作する指針3に
対してバランスのとれた見栄えを提供できる。
を指針3に対応する目盛からなる第2の指標部66とし
たが、表示像の種類は任意であり、例えば、回転中心を
取り巻くリング等の装飾表示やエンブレム、警報マーク
であってもよい。なお表示像としては、指針3に対応す
る帯状形状に設定するか、または帯状に配置するのが好
ましく、このようにすることで、回転動作する指針3に
対してバランスのとれた見栄えを提供できる。
【0038】図4は、本発明の第2の実施形態を示す透
光体の要部斜視図であり、本実施形態では、前記第1の
実施形態において表示像形成手段となる表示板6の折曲
部63を廃止し、透光体8の第2の外壁面に、例えば楔
状となる凹部84を形成したものであり、この凹部84
を光が透過することにより、きらめき感を有する目盛形
状の表示像が形成されるように構成したものである。こ
れにより前記第1の実施形態と同様な効果を得られると
同時に、表示像がきらめき感を有することにより、装飾
性を向上させることができる。なお凹部84の形状は、
この部分を光が通過することで、虚像源を形成できれば
任意の形状を採用できる。
光体の要部斜視図であり、本実施形態では、前記第1の
実施形態において表示像形成手段となる表示板6の折曲
部63を廃止し、透光体8の第2の外壁面に、例えば楔
状となる凹部84を形成したものであり、この凹部84
を光が透過することにより、きらめき感を有する目盛形
状の表示像が形成されるように構成したものである。こ
れにより前記第1の実施形態と同様な効果を得られると
同時に、表示像がきらめき感を有することにより、装飾
性を向上させることができる。なお凹部84の形状は、
この部分を光が通過することで、虚像源を形成できれば
任意の形状を採用できる。
【0039】なお前記第1〜第3の実施形態では、透光
体8を採用し、この透光体8に反射手段を設けたが、例
えば本発明の第3の実施形態として図5に示すように、
透光体8に替えて、反射鏡800を配置してもよい。
体8を採用し、この透光体8に反射手段を設けたが、例
えば本発明の第3の実施形態として図5に示すように、
透光体8に替えて、反射鏡800を配置してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、初期の目的を達
成でき、虚像表示を採用するに際して構成をコンパクト
にできる指針式表示装置を提供することができる。
成でき、虚像表示を採用するに際して構成をコンパクト
にできる指針式表示装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態による指針式表示装置
の平面図。
の平面図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】同上該実施形態の要部分解斜視図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す要部斜視図。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す要部断面図。
1 回路基板
2 駆動装置
3 指針
4 ケース
5 導光体
6 表示板(第1のパネル体)
7 枠体(第2のパネル体)
8 透光体
9 窓部
21 回転軸
31 回転中心部
32 指示部
41 筒状部
42 反射部
61 合成樹脂基板
62 平板部
63 折曲部(表示像形成手段)
63 遮光性地部
65 指標部(第1の指標部)
66 指標部(第2の指標部)
81 第1の外壁部
82 第2の外壁部
83 第3の外壁部(壁部、鏡面部、反射手段)
800 反射鏡
L1 第1の光源
L2 第2の光源(表示像形成手段)
L3 第3の光源
Claims (6)
- 【請求項1】 駆動装置によって回転動作される指針
と、この指針の背後またはその周囲に配置されるパネル
体と、このパネル体の背後に配置される回路基板とを備
え、前記パネル体に前記指針の回転中心を取り巻く窓部
を設け、前記回路基板の前方側に、表示像形成手段と、
この表示像形成手段によって形成された表示像を前記窓
部上に投影する反射手段とでなる虚像表示手段を設けた
ことを特徴とする指針式表示装置。 - 【請求項2】 前記窓部に帯状の透光体が配置され、前
記反射手段が前記透光体の前記窓部及び前記表示像形成
手段に対向する壁面に形成された鏡面部からなることを
特徴とする請求項1記載の指針式表示装置。 - 【請求項3】 前記表示像形成手段が前記透光体の前記
鏡面部に対向する箇所に形成されるか、または前記透光
体とは別部材として前記鏡面部に対向するように配置さ
れることを特徴とする請求項1または請求項2記載の指
針式表示装置。 - 【請求項4】 前記表示像形成手段が光源を含み、この
光源からの光を受けて前記表示像を形成することを特徴
とする請求項1から請求項3のうち何れか一つに記載の
指針式表示装置。 - 【請求項5】 前記表示像が前記指針に対応する指標部
からなることを特徴とする請求項1から請求項4のうち
何れか一つに記載の指針式表示装置。 - 【請求項6】 前記表示像が前記指針の回転中心を取り
巻くリング状装飾部からなることを特徴とする請求項1
から請求項4のうち何れか一つに記載の指針式表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159140A JP2003344120A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 指針式表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159140A JP2003344120A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 指針式表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003344120A true JP2003344120A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29773882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002159140A Pending JP2003344120A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 指針式表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003344120A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002159140A patent/JP2003344120A/ja active Pending
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