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JP2003236661A - ガスタービン翼及びその製造方法 - Google Patents

ガスタービン翼及びその製造方法

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JP2003236661A
JP2003236661A JP2002040574A JP2002040574A JP2003236661A JP 2003236661 A JP2003236661 A JP 2003236661A JP 2002040574 A JP2002040574 A JP 2002040574A JP 2002040574 A JP2002040574 A JP 2002040574A JP 2003236661 A JP2003236661 A JP 2003236661A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳孔の封止後の溶着金属部に、凝固割れや再
熱割れの欠陥と溶接金属中心部のひけ巣による欠陥の発
生を低減する。 【解決手段】 ガスタービン翼3の鋳孔2に該鋳孔と同
形状の溶加材1を挿入配置してTIG溶接するとき、溶
加材中のAlとTiの合計含有量を一定量以下に抑え、
溶接金属中に占めるアークで溶解したNi基母材の溶融
量が一定量以下になるようにアークの熱集中性を高め、
かつ入熱量を制御するとともに、溶接電流切断時のダウ
ンスロープを制御することによって、溶着金属部の割れ
やひけ巣の欠陥を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン翼及
びその製造方法に係り、特に翼の内部に冷却ガスを流し
これを循環させるタイプの動翼及び静翼鋳造時に形成さ
れる中子支持孔の封止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの高効率化に伴って燃焼温
度が高くなり、ガスタービン翼の構造や材料もそれに対
応して高度化している。翼の構造に関しては翼の温度上
昇を抑えるため内部に冷却媒体が流れる通路が設けられ
ている。この通路は翼の鋳造時に中子を用いて形成され
るが、冷却効率を高めるため形状が複雑になる。翼の肉
厚の偏りの少なくするには中子が鋳造時の湯の流動圧力
で動かないように外部から支持する必要がある。この支
持のため鋳造後の翼先端部や翼面にはいくつかの鋳孔が
残る。この鋳孔を残した状態でガスタービンに組み込ん
だ場合、冷却媒体が鋳孔から放出され燃焼ガスの温度が
低下しガスタービンの発電効率が低下するため、高効率
のガスタービンではこのような鋳孔は封止される必要が
ある。
【0003】一方、ガスタービン翼の材料も高度化し、
Ni基合金ではγ´(Ni3Al)の析出硬化タイプの
超合金が主として用いられているが、高温での強度、耐
酸化性を高めるための元素が多量に添加されている。こ
れらの元素の多くは溶接の観点からは割れ感受性をたか
めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】Ni基超合金の鋳孔の
封止に、例えば実稼動によって損傷した翼の補修に一般
に使用されるTIG(特開H5−192785)や粉体プラズ
マ溶接(特公平6−47168)を適用することが考えられ
る。しかし、孔周辺からの拘束力が大きいため溶接金属
部や熱影響部に凝固割れや再熱割れが生じて健全な溶接
部が得がたい。
【0005】また、アーク溶接により鋳孔を封止する場
合、アークで溶融した金属が凝固する際、溶融部は母材
側からの冷却により急速に凝固するため最終凝固部とな
る中心部は溶融金属が不足し、ひけ巣が形成され空洞状
の欠陥が残る。このような欠陥は運転中の翼の割れ起点
となる。
【0006】一方、Ni基超合金の接合方法として低融
点ろう材を用いた液相拡散接合が開示されているが(特
開H4−231182)、接合面にB,Si等のろう材成分の拡
散処理に長時間を要し、また完全な拡散ができないため
に十分な高温強度が得られない欠点がある。
【0007】本発明は、溶接により封止してなる鋳孔封
止部の溶着金属部に凝固割れや再熱割れの発生を低減し
たガスタービン翼を提供することを第1の課題とする。
【0008】また、本発明は、第1の課題を達成するガ
スタービン翼の製造方法を提供することを第2の課題と
する。
【0009】また、第1、2の課題に加えて、溶接金属
中心部のひけ巣による欠陥を低減したガスタービン翼及
びその製造方法を提供することを第3の課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の課題を解決するた
め、本発明のガスタービン翼は、内部に冷媒が流れる構
造を有するNi基超合金を鋳造して形成された単結晶合
金又は一方向凝固合金からなり、鋳造時に形成される翼
先端あるいは翼面の鋳孔に挿入して溶接された溶加材を
有し、前記溶接により溶融された溶接金属中に占めるN
i基超合金母材の溶融量が50%以下であることを特徴
とする。
【0011】すなわち、溶接金属中に占めるNi基超合
金母材の溶融量を50%以下とすることによって、Ni
基超合金母材の過度の溶融を防いで、溶接金属中に含ま
れる凝固割れや再熱割れの要因となる元素の含有量を低
減することにより、第1の課題を解決するものである。
【0012】第2の課題を解決するため、本発明のガス
タービン翼の製造方法は、鋳造時に形成される翼先端あ
るいは翼面の鋳孔をアーク熱で封止するにあたって、鋳
孔を単純形状に加工して、前記鋳孔の形状に適合した形
状を有する溶加材を前記鋳孔に挿入配備してアーク溶接
し、このアーク溶接に際し、溶接金属中に占めるアーク
で溶解したNi基超合金母材の溶融量が一定量以下にな
るようにアークの熱集中性を高め、かつ入熱量を制御す
ることを特徴とする。
【0013】これにより、Ni基合金母材の過度の溶融
を防ぎ、溶接金属中に含まれる凝固割れや再熱割れの要
因となる元素の含有量を低減することができる。特に、
鋳孔の封止材を溶接ワイヤを送給して形成するのではな
く、予め鋳孔の形状にしたがって加工した円錐台形か円
筒状の単純形状のものを鋳孔に挿入配置することを特徴
とする。これにより、TIG溶接などの溶接時にアーク
のスタートから溶加材を加熱できること等、凝固割れや
再熱割れの要因となる母材の過度の溶融を防ぐことがで
きる。
【0014】また、TIG溶接などの溶接による溶接金
属中に占める母材の体積割合は、50%以下であること
が好ましい。これは、Ni基超合金母材の溶融量が、溶
接金属中に占める母材の体積割合で50%を超えると、
凝固割れや再熱割れが生ずる確率が急に高くなるからで
ある。
【0015】更に、TIG溶接による場合は、アークの
集中性を高めるために、シールドガスにアルゴンと水素
の混合ガスまたは、アルゴンとヘリウムの混合ガスを使
用することが望ましい。これによれば、それらのガスの
熱ピンチ効果によるアークの収斂作用により、アークの
エネルギー密度を高めてアーク熱をできるだけ溶加材に
集中することができる。
【0016】更に、上記TIG溶接において、アークの
集中性を高めるために、鋳孔の周辺に電気絶縁性と耐熱
性を有するマスク材を配備することが好ましい。これに
よりとくにアークの広がりに対して鋳孔(封止孔)の寸
法が小さい場合には母材がアークに直接晒されず、母材
の過度の溶融を防ぐことができる。
【0017】更に、上記TIG溶接において、アーク熱
を主に溶加材に集中することに加え、アンダーカット等
の欠陥がなく封止部の裏波が健全に形成される最小限の
入熱量を短時間で投入することで、アーク熱の周囲への
拡散によるNi基超合金母材の溶融の進行を避けること
ができる。なお、本発明によるTIG溶接時間は、ピー
ク電流の通電時間を1秒以下、できれば0.5秒以下が
好ましい。
【0018】言い換えれば、本発明のTIG溶接による
鋳孔封止は、溶加材中のAlとTiの合計含有量を一定
量以下に抑えることを特徴とし、これにより、凝固割れ
や再熱割れを低減する溶接部を得ることができる。これ
は、Ni基超合金は析出硬化型の合金であり、Al、T
iの他多くの添加元素を含んでおり、前記Ni基超合金
が溶接後に凝固する際、柱状晶が成長し易く柱状晶の間
に合金元素や不純物が多く集まり、凝固割れを生じ易
く、また、溶接部が鋳孔のような形状の場合、周辺から
の拘束力が大きくなり割れがさらに助長され易く、さら
に、溶接後の時効熱処理過程で結晶粒内の相対強度が粒
界よりも高くなり熱応力も加わって時効割れが生じ易く
なる。このため、AlとTiは、特に高温で析出硬化し
て延性を低下させ、鋳孔をAl、Tiを多く含むNi基
単結晶合金或いは一方向凝固Ni基合金の翼材と同様の
組成の溶加材を用いて従来のTIGで封止溶接すると、
凝固割れや再熱割れが生じて健全な封止部が得られない
ので、母材のNi基超合金に比べAlやTi等の添加元
素が少なく延性に富んだ溶加材を用いる必要がある。な
お、前記溶加材としては、AlとTiの合計含有量が
2.0重量%以下、できれば1.0重量%以下の材料を選
ぶことが好ましい。
【0019】また、第3の課題を解決するため、本発明
のガスタービン翼の製造方法は、溶融部の急速な冷却で
溶融金属の供給不足によって生ずるひけ巣に対しては、
TIG溶接終了時の最終凝固点がガスタービン翼の表面
近傍となるように電流制御することによって、前記表面
近傍の余盛り部を設けること等で、多少の欠陥が残って
も後で機械的に削除することができる。また、削除しな
くとも表面部をより小さい電流で再溶融することによっ
て欠陥を排除できる。
【0020】この場合の電流制御は、溶接電流を切断す
る際、電流波形がダウンスロープ状になるように電流制
御することで、ひけ巣の発生を効果的に抑制できる。こ
の場合、翼の裏面(内面)にひけ巣による欠陥ができた
場合はその後の除去が困難であるが、鋳孔中心部では最
初に裏面から凝固が始まり最終凝固点が表面近傍になる
ように電流のダウンスロープ制御をすればよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図1から図5及び表1から表5を用いて説明する。
【0022】(実施例1)まず、表1に示す組成のNi
基超合金を用い、図3に示すように精密鋳造により単結
晶のガスタービン翼を用意した。ここで、表1は、本実
施例の封止溶接に用いたNi基単結晶合金の化学成分
(wt%)を示す化学成分表を示す。この翼の先端面3
3には中子を支持した鋳孔32があり、この鋳孔は深さ
1.5mmで機械加工により外径4mm、内径3.5mm
のテ―パ状の加工を施した。溶加材は表2に示す組成の
材料(A材)を用い、図2に示す形状の封止材に加工し
た。ここで表2は、封止溶接に用いた溶加材の化学成分
(wt%)を示す化学成分表である。本実施例の場合、
封止材は加工した鋳孔の容積より20%大きくなるよう
な形状に加工した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】 図1に示すように、封止材1を鋳孔2が塞がるように置
き、入熱量を溶接電流と溶接時間で変化させながらTI
Gでスポット溶接した。タングステン電極4は直径0.
5mmとし、シールドガス6にはアルゴンの他にアーク
の集中性を高めるため、アルゴンと5%水素、アルゴン
と50%ヘリウムの混合ガスを用いた。また、アークの
集中性を高めるためのもう一つの方法として、溶加材周
辺に母材と電気的に絶縁したタングステン製の図4に示
すマスク48を置いて溶接することも実施した。溶融金
属中央部のひけ巣防止のために行った図5に示す電流値
のダウンスロープ制御52は溶接終了後1秒で電流値が
零になるようにした。
【0025】表3に本実施例の溶接条件と封止結果をま
とめて示す。
【0026】
【表3】 No.1からNo.7は溶加材に表2に示すNi合金を用
いアルゴンをシールドガスとした場合の入熱量の影響を
みたものである。入熱量が0.5kJでは溶加材の裏面が
完全に溶融せず良好な裏波が形成されなかった。0.7
5kJ以上で溶加材が完全に溶融し裏波が形成される
が、1.5KJ以上になると母材の溶融比が50%以上
になり、封止部に割れが生じた。No.8からNo.10
はアーク集中の効果をみたものである。シールドガスに
アルゴンに5%水素及び50%ヘリウムを混合すること
によって、また、溶加材周辺にタングステン製のマスク
を置くことで、アルゴンのみでは裏波が形成されなかっ
た入熱条件(No.2)でも良好な封止ができることが
わかる。No.11とNo.12は電流のダウンスロープ
制御をおこなったものである。No.1からNo.10で
は全て溶融金属の中心部にひけ巣が発生し、その部分に
微小な欠陥がみられたが、ダウンスロープ制御すること
によってひけ巣の発生が完全に抑制された。
【0027】No.13からNo.14は溶加材に表2に
示す溶加材Bを用いた実施例である。この場合、溶加材
Aで良好な封止ができる条件においても割れが発生し
た。
【0028】(実施例2)図4に示すように、表4に示
す組成のNi基超合金を一方向凝固させて作製したガス
タービン翼を用意し、表面側の径が4.0mm、内面側
の径が3.0mm、深さ1.5mmのテ―パ状に加工した
鋳孔を実施例1と同様の条件で封止した。ここで、表4
は、本実施例の封止溶接に用いたNi基一方向凝固合金
の化学成分(wt%)を示す化学成分表である。表5に
本実施例の溶接条件と封止結果をまとめて示す。
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】 実施例1と同様に過度の入熱によって母材の溶融量が大
きくなると溶接部に割れが発生し、アルゴンと水素やヘ
リウムの混合ガスを使用及びタングステン製マスクの使
用が溶接金属中の母材の溶融比を下げるのに効果がある
こと、さらに電流のダウンスロープ制御によってひけ巣
の発生が抑制できることがわかる。
【0031】以上述べたように、本実施例によれば、ア
ーク溶接とくにTIG溶接を行いながら、Ni基超合金
母材から溶接金属中への溶け込みを抑制できるために、
封止部に凝固割れや時効割れが発生するのを抑制でき
る。更に、溶融金属の急激な冷却を抑制できるために、
溶接金属中央部のひけ巣による欠陥を抑制できる。これ
により、翼の封止工程における不良率を大幅に低減で
き、製造コストを低減できる効果がある。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、封
止溶接後の溶着金属部に凝固割れや再熱割れの発生を低
減することができる。また、溶接金属中心部のひけ巣に
よる欠陥を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】予め溶加材を鋳孔に配備してTIGで封止溶接
している状況を示す一実施例の断面図である。
【図2】本発明に係る溶加材の形状を示す一実施例の斜
視図である。
【図3】本発明に係る鋳孔を有するガスタービン翼を示
す一実施例の斜視図である。
【図4】溶加材の周辺にMo製のマスクを配備してTI
Gで封止溶接している状況を示す一実施例の断面図であ
る。
【図5】本発明に係る溶接電流のダウンスロープ制御を
示すグラフである。
【符号の説明】
1、21、41 溶加材 2、42 鋳孔 3、43 ガスタービン翼 4、44 溶接電極 5、45 溶接トーチ 6、46 シールドガス 7、47 アーク 31 タービン基部 32 鋳孔 33 ガスタービン翼の先端面 34 ガスタービン翼の翼面 35 ガスタービン翼 48 マスク 51 溶接ピーク電流 52 溶接電流ダウンスロープ 53 溶接溶接電流切断
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02C 7/00 F02C 7/00 C D (72)発明者 稲垣 正寿 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3G002 BA06 4E001 AA03 BB07 CB03 DC09 DD02 DD06 EA02 4E081 YG02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に冷媒が流れる構造を有するNi基
    超合金を鋳造して形成された単結晶合金又は一方向凝固
    合金からなるガスタービン翼であって、鋳造時に形成さ
    れる翼先端あるいは翼面の鋳孔に挿入して溶接された溶
    加材を有し、前記溶接により溶融された溶接金属中に占
    めるNi基超合金母材の溶融量が50%以下であること
    を特徴とするガスタービン翼。
  2. 【請求項2】 内部に冷媒が流れる構造を有するNi基
    超合金を鋳造して形成された単結晶合金又は一方向凝固
    合金からなるガスタービン翼の製造方法において、鋳造
    時に形成される翼先端あるいは翼面の鋳孔をアーク熱で
    封止するにあたって、鋳孔を単純形状に加工して、前記
    鋳孔の形状に適合した形状を有する溶加材を前記鋳孔に
    挿入配備してアーク溶接し、このアーク溶接に際し、溶
    接金属中に占めるアークで溶解したNi基超合金母材の
    溶融量が一定量以下になるようにアークの熱集中性を高
    め、かつ入熱量を制御することを特徴とするガスタービ
    ン翼の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記溶接金属中に占めるアークで溶解し
    たNi基超合金母材の溶融量が体積比で50%以下であ
    ることを特徴とする請求項2に記載のガスタービン翼の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アーク溶接はTIG溶接であること
    を特徴とする請求項2又は3に記載のガスタービン翼の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記TIG溶接がアルゴンと水素の混合
    ガスまたは、アルゴンとヘリウムの混合ガスをシールド
    ガスとしたことを特徴とする請求項4に記載のガスター
    ビン翼の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記アーク溶接を鋳孔の周辺に電気絶縁
    性と耐熱性を有するマスク材を配備して行うことを特徴
    とする請求項2乃至5のいずれかに記載のガスタービン
    翼の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記溶加材がNiベースの合金であり、
    前記溶加材の溶接割れを防ぐべく、前記溶加材中のAl
    とTiの合計含有量を一定量以下に抑えることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載のガスタービン翼
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記溶加材のAlとTiの合計含有量が
    1.0重量%以下であることを特徴とする請求項7に記
    載のガスタービン翼の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記アーク溶接終了時の最終凝固点が前
    記ガスタービン翼の表面近傍となるように電流制御する
    ことを特徴とした請求項1乃至8のいずれかに記載のガ
    スタービン翼の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記アーク溶接の電流制御で、溶接終
    了時の電流波形がダウンスロープになるようにしたこと
    を特徴とする請求項9に記載のガスタービン翼の製造方
    法。
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